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JP2020115645A - デュアルコネクティビティにおけるpcmaxの導出 - Google Patents

デュアルコネクティビティにおけるpcmaxの導出 Download PDF

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JP2020115645A
JP2020115645A JP2020042805A JP2020042805A JP2020115645A JP 2020115645 A JP2020115645 A JP 2020115645A JP 2020042805 A JP2020042805 A JP 2020042805A JP 2020042805 A JP2020042805 A JP 2020042805A JP 2020115645 A JP2020115645 A JP 2020115645A
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Abstract

【課題】デュアルコネクティビティにおける端末の総設定最大出力パワーPCMAXを決定する手法を提供する。
【解決手段】ワイヤレス通信ネットワークにおいて端末を動作させる方法であって、端末が、デュアルコネクティビティに適合されており、同期レベルに基づいて端末の総設定最大出力パワーPCMAXを決定する。具体的には、端末が、MCGのサブフレームpがSCGのサブフレームqと重複して、サブフレームpの第1のスロットがサブフレームqの第1のスロットと重複し、サブフレームpがサブフレームqと比較して時間的に先行するようになっているときに、MCGのサブフレームpを参照サブフレームとして規定し、参照サブフレームのPCMAXを、SCGのサブフレームq−1およびqを考慮して決定する。
【選択図】図4(a)

Description

本開示は、ワイヤレス通信技術に関し、特に、デュアルコネクティビティの状況に関する。
デュアルコネクティビティ(DC)では、UE(端末と呼ぶこともある)は、それぞれがデュアルコネクティビティの「レグ」を提供しているように見えることがある、メイン/マスタeNB(MeNB)および2次eNB(SeNB)、または1次および2次、またはアンカおよびブースタと呼ばれることもある2つ以上のネットワークノードによるサーブされることができる。UEは、MeNBおよびSeNBのPCC(1次コンポーネントキャリア)または1次セル(PCell)を有するように設定することができる。MeNBのPCellおよびSeNBのPCellは、それぞれPCellおよびPSCell(1次2次セル)と呼ばれる。PCellおよびPSCellは、通常は、互いに独立して端末またはUEを動作させる。端末またはUEは、MeNBおよびSeNBのそれぞれの1つまたは複数のSCC(2次コンポーネントキャリア。PCellまたはPSCellなどの1次セルと関連付けられたキャリアアグリゲートの2次セル)を有するように設定することもできる。MeNBおよびSeNBによってサーブされる対応する2次サービングセルは、SCellと呼ばれることもある。DCの端末またはUEは、通常は、関連するマスタセルグループのMeNBおよび関連する2次セルグループのSeNBとの各接続ごとに別個のTX/RX(送信機/受信機)を有する。これにより、MeNBおよびSeNBは、それぞれPCellおよびPSCellに対する例えば無線リンクモニタリング(RLM)、DRXサイクルなどの1つまたは複数の手続きで、端末またはUEのためのリソースを独立して設定/制御/スケジューリングすることができる。
シングルコネクティビティ状態と同様に、端末は、デュアルコネクティビティの各レグに関連するセル(セルグループ)またはキャリア(キャリアグループ)についてのその送信パワーに関する制限(例えば、法的な制限および/または標準によって規定される制限)を受けることがある。
本開示の目的は、デュアルコネクティビティにおける端末の送信パワーの決定を可能にする手法を提供することである。
図面は、例示を目的として与えたものであり、示す実施形態に手法を限定するためのものではない。
デュアルコネクティビティの配備シナリオを示す図である。 同期モードのデュアルコネクティビティおよび非同期モードのデュアルコネクティビティにおける最大受信タイミング差の例を示す図である。 MCGのサブフレームとSCGのサブフレームの間の様々なレベルのサブフレームタイミングの不一致を示す図である。 MCGのサブフレームとSCGのサブフレームの間の様々なレベルのサブフレームタイミングの不一致を示す図である。 MCGのサブフレームとSCGのサブフレームの間の様々なレベルのサブフレームタイミングの不一致を示す図である。 サブフレームのペアリングの例を示す図である。 サブフレームのペアリングの例を示す図である。 例示的な端末を示す図である。 例示的なネットワークノードを示す図である。 端末を動作させる方法の例を示す図である。 端末の例を示す図である。 ネットワークノードを動作させる方法の例を示す図である。 ネットワークノードの例を示す図である。
以下では、「UE」または「ユーザ機器」は、端末の意味で交換可能に使用されることがあり、「eノードB」は、ネットワークノードの意味で交換可能に使用されることがあり、またその逆のこともある。言及するサブクローズは、関係する3GPP/LTEの仕様に関する。
図1は、デュアルコネクティビティの配備シナリオを示す図である。
さらに詳細には、デュアルコネクティビティ(DC)は、端末またはUEがマスタセルグループ(MCG)および2次セルグループ(SCG)を有する設定になっている、特にRRC_CONNECTED状態の端末またはUEの動作モードである。セルグループ(CG)とは、MeNBまたはSeNBのいずれかと関連付けられたサービングセルのグループである。MCGおよびSCGは、以下のように規定される。
メインセルグループ(MCG)は、PCellおよび任意選択で1つまたは複数のSCellを含む、MeNBと関連付けられたサービングセルのグループである。
2次セルグループ(SCG)は、pSCell(1次SCell)および任意選択で1つまたは複数のSCellを含む、SeNBと関連付けられたサービングセルのグループである。
2種類の動作モードを考慮することができる。以下のように、第1の種類の動作モードは、3GPP EUTRA Rel.12で実装され、もう一方は、同標準のその後のリリースで実施される。
同期動作。MeNBおよびSeNBのダウンリンクタイミングを、OFDMシンボルの約半分(約±33μs)までに同期させる。これは、同期DC動作をサポートする端末またはUEは、MCGおよびSCGからの信号を±33μs以内に受信することができなければならないことを意味する。さらに詳細には、同期DC動作では、UEがMeNBから(すなわちMCGのサービングセルから)受信する信号とSeNBから(すなわちSCGのサービングセルから)受信する信号との間の時間差(Δτ)は、第1の限界(Γ1)または第1のしきい値(例えば±33μs以内)以内でなければならない。
非同期動作。MeNBおよびSeNBのダウンリンクタイミングを、サブフレームの半分(±500μs)までに同期させる。これは、非同期DC動作をサポートするUEは、MCGおよびSCGからの信号を±500μs以内に受信することができなければならないことを意味する。さらに詳細には、非同期DC動作では、「Δτ」は、第2の限界(Γ2)または第2のしきい値(例えば±500μs以内)以内でなければならず、ここで、|Γ2|>|Γ1|である。いくつかの例示的な実施形態では、「Δτ」がΓ1の外部にある場合に、DC動作を非同期と見なすこともある。また、いくつかの例示的な実施形態では、「Δτ」が任意の値を有することができる場合に、DC動作を非同期と見なすこともある。
図2は、同期モードおよび非同期モードのデュアルコネクティビティにおける最大受信タイミング差を示す図である。
以下、アップリンクパワー制御について論じる。アップリンクパワー制御は、ほとんどの現在の通信システムで採用されている無線リソース管理において重要な役割を果たす。アップリンクパワー制御は、リンク品質を維持する必要と、システムの他のユーザとの干渉を最小限に抑え、かつ端末のバッテリ寿命を最大限に伸ばす必要との兼ね合いを図るものである。
LTEでは、パワー制御の目的は、SC−FDMAシンボルにわたる平均パワーを決定することであり、パワー制御は、共通チャネルおよび個別チャネル(PUCCH/PUSCH/SRS)の両方に適用される。複合型開ループ/閉ループパワー制御は、以下のように規定することができる。
開ループパワー制御。端末またはUEは、パスロス推定と、セル内の全てのUEまたは端末に共通の公称パワーレベルおよび端末またはUEに特有のオフセットを含むeノードB制御準静的ベースレベル(P)とに基づいて基本開ループ設定点を計算する。
閉ループパワー制御。ネットワークノードまたはeノードBは、設定点を基準とする動的調整を更新する。端末またはUEは、ネットワークノード/eノードBから送信される、例えばTPC(送信パワー制御)コマンドなどのコマンドに基づいて、送信パワーを調整する。パワー制御を、アップリンク送信に使用される変調および符号化方式に関連付けることも可能である。
Figure 2020115645
本明細書では、Pは、開ループ部分の制御値を表し、αは、0から1の間のパラメータであり、PLは、パスロス補正を表す。以下、PUSCHおよびPUCCHのアップリンクパワー制御について論じる。アップリンクパワー制御は、PUSCHおよびPUCCHの両方に対して使用される。その目的は、UEまたは端末または移動端末が、送信パワーが高過ぎるとネットワーク中の他のユーザとの干渉が増大し、端末のバッテリが消耗することから、十分に高いパワーではあるが高過ぎないパワーで、送信することを保証することである。どちらの場合も、閉ループ機構と組み合わせたパラメータ化した開ループを、一般に使用することができる。簡単に述べると、開ループ部分は、閉ループ構成要素がその周辺で動作する動作点を設定するために使用される。ユーザおよび制御面についての様々なパラメータ(目標および「部分的補償因子」)を使用することができる。
さらに詳細には、PUSCHについては、端末は、
PUSCHc(i)=min{PMAXc、10log10(MPUSCHc(i))+PO_PUSCHc(j)+α・PL+ΔTFc(i)+f(i)} [dBm]
に従って、出力パワーを設定する。ここで、PMAXcは、移動端末の最大送信パワーであり、MPUSCHc(i)は、割り当てられるリソースブロックの数であり、PO_PUSCHc(j)およびαは、目標受信パワーを制御し、PLは、推定パスロスであり、ΔTFc(i)は、トランスポートフォーマット補償であり、f(i)は、UE特有オフセットまたは「閉ループ補正」である(関数fは、絶対オフセットまたは累積オフセットを表す可能性がある)。指標cは、コンポーネントキャリアの番号であり、キャリアアグリゲーションの場合に関係してくる。
閉ループパワー制御は、累積的または絶対的という2つの異なるモードで運用することができる。両モードともに、ダウンリンク制御シグナリングの一部であるコマンドによって表すことができるTPC(送信パワー制御)に基づく。絶対パワー制御を使用するときには、閉ループ補正関数は、新たなパワー制御コマンドが受信される度にリセットされる。累積パワー制御を使用するときには、パワー制御コマンドは、それまでに累積された閉ループ補正に関するデルタ補正である。
累積パワー制御コマンドは、以下のように規定される。
(i)=f(i−1)+δPUSCHc(i−KPUSCH
ここで、δPUSCHcは、現在のサブフレームiの前のKPUSCHサブフレームで受信されるTPCコマンドを表し、f(i−1)は、累積パワー制御値である。
絶対パワー制御では記憶がなく、
(i)=δPUSCHc(i−KPUSCH)が成り立つものと仮定することができる。
PUCCHパワー制御は、PUCCHがフルパスロス補償のみを有する、すなわち、α=1の場合のみをカバーすることを除いて、原則的に同じ設定可能パラメータを有する。
以下、設定送信パワーPCMAXについて述べる。設定送信パワーPCMAXは、次のように規定することができる。すなわち、UEは、サービングセルcについて、その設定最大出力パワーPCMAX、cを設定することができる。設定最大出力パワーPCMAX、cは、以下の境界内で設定される。
CMAX_L、c≦PCMAX、c≦PCMAX_H、c
ここで、PCMAX_L、c=MIN{PEMAX、c−ΔTC、c、PPowerClass−MAX(MPR+A−MPR+ΔTIB、c+ΔTC、c、P−MPR)}
CMAX_H、c=MIN{PEMAX、c、PPowerClass
ここで、
EMAX、cは、サービングセルcについてIE P−Maxによって与えられる値であり、
PowerClassは、この標準で指定される許容差を考慮しない、この標準で指定される最大UEパワーであり、
サービングセルcについてのMPRおよびA−MPRは、それぞれサブクローズ6.2.3および6.2.4に指定されており、
ΔTIB、cは、表6.2.5−2に指定されるサービングセルcについての追加の許容差であり、それ以外の場合は、ΔTIB、c=0dBであり、
表6.2.2−1の注記2が当てはまるときには、ΔTC、c=1.5dBであり、
表6.2.2−1の注記2が当てはまらないときには、ΔTC、c=0dBである。
P−MPRは、
a)適用可能な電磁エネルギー吸収要件に準拠することを保証し、3GPP RAN仕様の範囲外のシナリオで複数のRAT上で同時送信を行う場合の不要放射/自己感度低下の要件に対処し、
b)より低い最大出力パワーを求める要件に対処するために近接検出を使用する場合に適用可能な電磁エネルギー吸収要件に準拠することを保証する
ための、許容最大出力パワー低下である。
UEは、サービングセルcのP−MPRを、上記の場合のみに適用するものとする。UEによって行われる適合性検査では、P−MPRは、0dBであるものとする。
P−MPRは、PCMAX、cの数式に導入されているので、UEは、eNBに利用可能な最大出力送信パワーを報告することができる。この情報を、eNBは、スケジューリングの判断に使用することができる。
P−MPRは、選択されたUL送信パスの最大アップリンク性能に影響を及ぼす可能性がある。
各サブフレームについて、サービングセルcのPCMAX_L、cは、スロットごとに評価され、そのスロット内の1回または複数回の送信にわたって取られる最小値によって与えられる。2つのスロットにわたる最小PCMAX_L、cを、次いで、サブフレーム全体に適用する。いかなる期間中にも、UEはPPowerClassを超えないものとする。
測定した設定最大出力パワーPUMAX、cは、以下の境界内であるものとする。
CMAX_L、c−MAX{T、T(PCMAX_L、c)}≦PUMAX、c≦PCMAX_H、c+T(PCMAX_H、c
ここで、T(PCMAX、c)は、以下の許容差表によって規定され、PCMAX_L、cおよびPCMAX_H、cに別々に当てはまるが、Tは、適用可能な動作帯域についての表6.2.2−1の低い方の許容差の絶対値である。
Figure 2020115645
アップリンクが1つのE−UTRA帯域に割り当てられた帯域間キャリアアグリゲーション構成をサポートする端末またはUEでは、ΔTIB、cは、表6.2.5−2中の適用可能な帯域について規定される。
既存のPCMAXの規定は、同期マルチキャリアの場合、すなわち2つ以上のULキャリアが時間同期している、またはそれらの送信時間差が通常は例えばCP長以内であるなど非常に小さい場合しかカバーしていない。しかし、独立したタイミングアドバンスコマンド(例えばpTAGおよびsTAG)によるCAのCC間のUL送信時間差(Δμ)は、大きくなる可能性がある。最大許容UL時間差は、TS36.133 V12.5.0のセクション7.9に規定されるように、約32.5μsに制限される可能性がある。
CA中の、または同期DC動作中のUEは、最大UL時間差が最大で32.5μs程度である場合でも、依然として既存のPCMAXパラメータに基づいてULパワー制御を実行することができる。
しかし、受信時間差(Δτ)が約±500μsである非同期DC動作中には、UEは、既存の32.5μsという送信タイミングウィンドウのかなり外側で、SCGおよびMCGに属するCC上で信号を送信する必要がある。例えば、Δμの大きさは、500μsである可能性があり、UEがUL CCに適用しなければならない独立したTAコマンド(すなわちMCGのCCにはTA1、SCGのCCにはTA2)によりさらに大きくなる可能性もある。UEがCC上のPCMAXを導出する方法も含めた現在のパワー制御要件は、CCのUL送信タイミングが32.5μsを超えてずれるときには適当でない。
以下のように、非同期デュアルコネクティビティのためのワイヤレス通信ネットワークならびにノードおよび端末を運用する様々な方法について述べる。
(1)デュアルコネクティビティ計算のためにサブフレーム対を規定する方法が規定されている。
(2)サブフレームごと、およびスロットごとにPCMAX計算を規定する方法が規定されている。
(3)ネットワーク誘導に基づいてPCMAX規定を強化する方法。
(4)UEが非同期DC動作に設定されるか同期DC動作に設定されるかに応じて、PCMAXを導出するための第1の方法または方式と第2の方法または方式との間で適合を行う方法。
(5)1実施形態では、DCに設定された、または設定されているUEにおける方法は、
UEがDCで動作するように設定される同期レベルについての情報を取得するステップと、
同期レベルの大きさがしきい値(例えば200μs)を超える場合に、異なるCG、すなわちMCGおよびSCGに属する少なくとも部分的に重複するサブフレームまたはスロットの対のうちのどの1つのサブフレームまたはタイムスロットが時間的に先行しているかを決定するステップと、
少なくとも決定した先行するサブフレームまたはタイムスロットに基づいて、各CGのPCMAXを計算または導出するステップと、
各CGのPCMAXの計算または導出した値に基づいて、各CGでアップリンク信号を送信するステップとを含む。
別の実施形態では、DCに設定された、または設定されているUEにおける方法は、
UEがDCで動作するように設定される同期レベルについての情報を取得するステップと、
取得した同期レベルの情報に基づいて、PCMAXを計算または導出する第1の方法または第2の方法を選択するステップと、
選択した方法に基づいてPCMAXを計算または導出するステップと、
各CGのPCMAXの計算または導出した値に基づいて、各CGでアップリンク信号を送信するステップとを含む。
本明細書では、非同期デュアルコネクティビティ方式の設定送信パワーを規定する。さらに、PCMAX規定の何らかの強化も提案する。
各CGでUL信号を送信するために使用されるPCMAXを基準とする端末またはUEの挙動は、全てのUEについて十分に指定され、整合性がある。
利用可能なUE出力パワーは、より効率的に使用することができる。
本セクションでは、主として、デュアルリンク(1つのMCGおよび1つのSCGとのデュアルコネクティビティ)を有するシステムについて述べる。一般に、本開示に記載する解決策は、例えば複数の2次セルグループを有する場合など、マルチプルコネクティビティを有する場合に容易に適用することができる。
「ネットワークノード」という一般用語を使用することがあるが、これは、UEおよび/または別のネットワークノードと通信する任意のタイプの無線ネットワークノードまたは任意のネットワークノードに対応することができる。ネットワークノードの例は、ノードB、MeNB、SeNB、MCGまたはSCGに属するネットワークノード、基地局(BS)、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR)無線ノード、eノードB、ネットワーク制御装置、無線ネットワーク制御装置(RNC)、基地局制御装置(BSC)、中継器、ドナーノード制御中継器、ベーストランシーバ局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)のノード、コアネットワークノード(例えばMSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、位置決定ノード(例えばE−SMLC)、MDTなどである。
端末またはユーザ機器(UE)という用語を使用することがあるが、これらは、ネットワークノードおよび/あるいはセルラまたは移動体通信システムの別の端末またはUEと通信する任意のタイプのワイヤレスデバイスを指すことができる。端末またはUEの例は、目標デバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、マシンタイプUEまたはマシンツーマシン(M2M)通信を行うことができるUE、PDA、PAD、タブレット、移動端末、スマートフォン、ラップトップ組込型機器(LEE)、ラップトップ搭載型機器(LME)、USBドングルなどである。
端末またはUEをサブフレーム対および参照サブフレームを決定するように動作させる方法について述べる。
デュアルコネクティビティでは、以下が成り立つ可能性がある。
1.SFNアラインメント(共通のタイミング/周波数基準への同期)が、MCGとSCGの間で可能でないことがあり、かつ/または
2.MeNB(例えばマスタネットワークノードのもの)とSeNB(例えば2次ネットワークノードのもの)からのサブフレームレベルの信号の間に、例えば最大値500μsなど、有意な、または最大の受信タイミング差があることがある。これは、デュアルコネクティビティにおいて、マスタネットワークノードと関連付けられたMCGを介して端末が受信または送信する信号と、2次ネットワークノードと関連付けられたSCGを介して端末が受信または送信する信号とが非同期になることにつながる可能性がある。
図3に示すように、タイミングの違いによるUEにおけるMCGからの受信または送信信号とSCGからの受信または送信信号との間のサブフレーム境界の不一致には、主に3つの可能性がある。すなわち、
(1)不一致が例えば500μsの最大値未満であるとき(さらに拡大して、同期している場合もこれに含まれる)、
(2)不一致が例えば500μsの最大値超であるとき(時間領域におけるサブフレームの始点を指す)
(3)不一致が正確に例えば500μsの最大値である(これは、実際は理論上の場合であり、可能性は0.2%程度と極めて低い)、である。
サブフレーム境界の不一致のこれらの異なる可能性により、非同期DC動作では、PCMAXは、UEが、ネットワークノードのうちの少なくとも1つから受信する規則および/または情報に基づいて導出する必要がある。非同期DC動作中の端末またはUEは、この導出したPCMAX値を使用して、ULでの送信を行い、かつ/またはULパワー制御を実行することになる。これ以前のセクションで詳述したこれらの原理は、非同期DC動作では「Δτ」の任意の値に当てはまることができる。これらの原理は、任意の種類のDC動作に広く利用することもできる。
デュアルコネクティビティのPCMAXを規定するために、互いに比較するためのそれぞれMCGおよびSCGの2つのサブフレームを特定することができる。
図3は、MCGのサブフレームとSCGのサブフレームのそれぞれの間の様々なレベルのサブフレームタイミングの不一致を示す図である。
図3の例示に基づくと、PCMAXを規定するために考慮すべきサブフレーム対を見つけることは、困難である可能性がある。
一般に、サブフレーム対は、PCMAXを規定するために一緒に考慮すべき、2つの参照サブフレーム(MCGおよびSCGにそれぞれ1つずつ)を含むことができる。図4(a)の場合には、MCGのサブフレームiとSCGのサブフレームjとが、サブフレーム対を構成している。同様に、図4(b)では、MCGのサブフレームiとSCGのサブフレームj−1とが、サブフレーム対を構成している。サブフレーム対を構成するために、UEは、それぞれのスロット1(すなわちサブフレーム中の第1のタイムスロット)が互いに重複するMCGおよびSCG中のサブフレームを考慮する。このようにして、常に、サブフレーム対を構成するのにサブフレームの始点を考慮する。一般に、MCGの、かつ/またはMCGによるサブフレームと、SCGの、かつ/またはSCGによるサブフレームとを含む、比較するサブフレームの対を規定することができる。MCGまたはSCGの一方のサブフレームのうちの1つのスロット1を選択することができる。この対の関連するサブフレームとして、他方のグループ(それぞれSCGまたはMCG)のサブフレームを選択することができ、そのスロット1は選択したスロット1と重複する。選択されるスロット1は、時間的に先行するセルグループ(MCGまたはSCG)から選択してもよい。比較では、選択したスロット1と重複するサブフレームの部分を考慮すればよい。
以上の議論に基づき、以下の主要な原理に基づいて、PCMAXを導出することができる。
1.それぞれのスロット1で別のCGのサブフレームと重複する1つのCGのサブフレームを、CG同士の間で互いに対にするものとする。
2.先行するCG、すなわちサブフレーム対の他方のサブフレームと比較して時間的に先行しているサブフレームを有するCGを、常に参照サブフレームとする。参照サブフレームは、端末/UEごとに計算したPCMAXが端末/UEによって適用されるサブフレームであることもある。これについて、以下に例を取って説明する。
a.サブフレームpとサブフレームqが、それぞれMCGとSCGのサブフレーム対である場合、
I.MCGが先行する場合には、MCGのサブフレームpと、SCGのサブフレームq−1およびqとが、PCMAXの規定のために、すなわちPCMAXの値を導出するために考慮され、
II.SCGが先行する場合には、MCGのサブフレームpおよびp−1と、SCGのサブフレームqとが、PCMAXの規定のために、すなわちPCMAXの値を導出するために考慮される。
以下、UEにおいてサブフレームごとに計算することによってPCMAXを規定する方法について論じる。非同期デュアルコネクティビティでは、以下のサブフレームを考慮することができる。
Figure 2020115645
表1は、サブフレーム対中のサブフレーム番号およびPCMAXを規定または決定するための参照サブフレームを示している。この表は、図4(a)および図4(b)に示す例のサブフレーム対を簡潔に要約したものである。第1の場合(すなわちMCGが先行する場合)には、MCGのp番目のサブフレームが参照サブフレームであり、第2の場合(すなわちSCGが先行する場合)には、SCGのq番目のサブフレームが参照サブフレームである。参照サブフレームは、UEごとに計算したPCMAXが適用されるサブフレームである。
総設定最大出力パワーPCMAXは、以下の境界内で設定することができる。
CMAX_L≦PCMAX≦PCMAX_H
ここで、
Figure 2020115645

である。
ここで、上述のPCMAXは、参照サブフレーム、すなわちMCGが先行する場合にはp番目のサブフレームに、SCGが先行する場合にはq番目のサブフレームに適用される。PCMAX_L、a(b)およびPCMAX_H、a(b)は、サブフレームb上のCGaの、PCMAX、cのそれぞれ下限および上限である。
CMAX_L、a(b)は、以下のように規定される。
Figure 2020115645

ここで、上記の式中のPEMAX、c∈a、ΔtC、c∈a、ΔtIB、c∈a、およびその他のパラメータは、サブフレームbのCGa中のサービングセルcについて規定される。
同様に、PCMAX_H、a(b)は、以下のように規定される。
Figure 2020115645

CMAXが規定されると、測定した設定最大出力PUMAXを、参照サブフレームについてUEごとに規定することができる。
以下、UEにおいてスロットごとに計算することによってPCMAXを規定する方法について述べる。変形形態では、PCMAX計算は、サブフレームレベルではなく、スロットごとに行うことができる。この場合には、サブフレームレベルに基づくPCMAX計算についての上述の原理は、スロットごとのPCMAX計算にも当てはまる。UL送信では、計算または導出したPCMAXを、UEは先行するCGの第1のスロットを含む参照サブフレームにも適用する。
図3は、PCMAXのスロットごとの計算の例を示している。
図3に示すように、PCMAX_Lは、以下のように規定することができる。
Figure 2020115645

同様に、PCMAX_Hは、以下のように規定することができる。
Figure 2020115645
上記のいずれの式でも、PCMAX_L、a(b、c)およびPCMAX_H、a(b、c)は、サブフレームbおよびスロットcのCGaの低い方および高い方のPCMAXを示す。
以下、UEにおいてPCMAXの規定を強化する方法について述べる。Rel−12 LTEシステムでは、MeNBが、UEに、MeNBに信号を送信するために割り当てるべきPCMAXとSeNBに信号を送信するための残りのパワーとの比に関する誘導を提供する。
例えば、MeNBは、1つまたは複数のパラメータを用いて、上位レイヤシグナリングを介して、MCGおよびSCGについてそれぞれUEの送信パワーの総量のU%およびV%など各CG内で特定の限界までの送信パワーに、端末またはUEを設定することができる。ここでは、U+V=100である。
UEは、UEが同期DCシナリオで動作するか、非同期DCシナリオで動作するかに関わらず、MCGおよびSCGで送信するために、異なるCGのPCMAXの比またはそれに類するパラメータ(例えば、上述のU、Vなど)に設定される。
この場合には、PCMAXの比またはそれに類するパラメータを考慮に入れて、各CGのPCMAXをさらに計算する、導出する、または適合させる。UEは、次いで、各CGのPCMAXの導出した値を使用して送信を行う。
異なるCGのPCMAXの得られた比またはそれに類するパラメータに応答したPCMAXのさらなる適合は、UEが非同期DC動作で動作するように設定されるか、同期DC動作で動作するように設定されるかに関わらず、UEによって実行される。以下、このPCMAXのさらなる適合について述べる。αは、PMeNBとPSeNB(特に端末/UEによるUL送信のための、それぞれMeNBおよびSeNBの設定最大送信パワー)の比を表すことができ、ここで、
MeNB=αPPowerClass
SeNB=(1−α)PPowerClass
であり、αは、0から1の間の任意の値(上述したようなUおよびVに対応する)とすることができる。PPowerClassは、一般に、関連する標準で規定される所与のクラスの端末またはUEの利用可能な/許容されたパワーを指すことができる。x=MeNB、y=SeNBと表すと、MCGが先行するときには、PCMAX_L、xおよびPCMAX_L、yは、以下のように規定することができる。
Figure 2020115645
同様に、SCGが先行するときには、PCMAX_L、xおよびPCMAX_L、yは、以下のように規定することができる。
Figure 2020115645
同期DC動作の場合には、MCGおよびSCGのいずれのULサブフレームも、他方より先行することはなく、時間的に整列される、または例えば33μsなど、特定の限界内にある。同期DC動作では、PCMAXの適合は、上記の2つの規則(5.4−1および5.4−2)のうちのいずれか一方に基づくことができる。
以下、UEにおいて同期レベルに基づいてPCMAX計算を適合させる方法、または同期レベルに基づいてPCMAX計算を適合させるようにUEを動作させる方法について論じる。DC可能なUE、および/またはDCに適合した端末は、ネットワークノード(例えばマスタネットワークノード)によって、様々な同期レベルに設定することができる。例えば、非同期DCシナリオまたは同期DCシナリオの両方で動作することができるUEを、ネットワークノードが、非同期DCまたは同期DCのいずれかの動作に、あるいは非同期DCまたは同期DCのいずれかの動作用に、設定することができる。ネットワークノードは、DCに適合することができる、かつ/またはMCGおよびSCGとのデュアルコネクティビティ状態である可能性がある端末を、様々な同期レベルに設定するように適合することができる。
さらに別の実施形態では、端末またはUEは、UEがDCで動作するように設定される際の同期レベルに基づいてPCMAXを計算または導出するための第1の方法と第2の方法との間で適合を行う。例えば、端末またはUEは、
同期DCで動作するように設定されているときには、PCMAXを計算または導出する第1の方法を適用することができ、ここで、第1の方法は、上述の同期動作のための既存の方法(すなわち3GPP TS36.101のセクション6.2.5)であり、
非同期DCで動作するように設定されているときには、PCMAXを計算または導出する第2の方法を適用することができ、ここで、第2の方法は、それ以前のセクションに記載されるサブフレームまたはスロットに基づく非同期動作のための既存の方法である。
同期レベルに関わらず、端末またはUEは、上述のように、異なるCGのPCMAXの得られた比またはそれに類するパラメータに応答して、PCMAXをさらに適合させることができる。UEは、次いで、各CGのPCMAXの導出した値を使用して、各CGで送信を行う。
本実施形態に開示する方法を適用するために、DCに設定された、またはDCに設定されている端末またはUEは、少なくとも、
(例えば端末またはUEの取得モジュールが)UEがDCで動作するように設定される際の同期レベルについての情報を取得するステップであり、その同期レベルが、例えばMCGおよびSCGなど異なるCGからの信号の受信時間差を含むステップと、
(例えば端末またはUEの選択モジュールが)取得した情報に基づいてPCMAXを計算または導出する第1の方法と第2の方法の間で選択するステップと、
(例えば端末またはUEの計算モジュールが)選択した方法に基づいてPCMAXを計算または導出するステップとを実行することができる。選択モジュールおよび計算モジュールは、PCMAXを決定する決定モジュールに一体化することもできる。これは、端末を動作させる方法の実装態様と考えることができる。この方法を実行するように適合された端末を考えることができる。
別法として、またはこれに加えて、デュアルコネクティビティ用に適合された端末をワイヤレス通信ネットワークで動作させる方法を考えることができる。この端末は、マスタセルグループ(MCG)を介してマスタネットワークノードに接続することができ、2次セルグループ(SCG)を介して2次ネットワークノードに接続することができる。この方法は、端末が、同期情報、特にMCGからの信号とSCGからの信号との間の時間差に関する情報を取得することを含むことができる。この方法は、同期情報に基づいてPCMAXを決定することをさらに含むことができる。同期情報に基づくPCMAXの決定は、同期レベルに応じてPCMAXを決定する方法を選択すること、特に本明細書に記載するように第1の方法と第2の方法との間で選択することを含むことができる。第2の方法は、本明細書に記載するように、スロットに基づくまたはサブフレームに基づくことができる。任意選択で、またはこれに加えて、PCMAXの決定は、選択した方法に基づいてPCMAXを計算することを含むこともできる。この方法は、決定したPCMAXに基づいてUL送信を行うことを含むことができる。
一般に、本明細書に開示するような端末を動作させる方法のうちの任意の1つまたは複数を実行するように適合された端末を考えることができる。
別法として、またはこれに加えて、デュアルコネクティビティに適合された、ワイヤレス通信ネットワーク用の端末を考えることもできる。この端末は、マスタセルグループ(MCG)を介してマスタネットワークノードに接続される、または接続可能になり、2次セルグループ(SCG)を介して2次ネットワークノードに接続される、または接続可能になるように適合することができ、かつ/あるいはそのようなコネクティビティモジュールを含むことができる。この端末は、同期情報、特にMCGからの信号とSCGからの信号との間の時間差に関する情報を取得するように適合することができ、かつ/あるいはそのような取得モジュールを含むことができる。
この端末は、同期情報に基づいてPCMAXを決定するように適合される、かつ/またはそのような決定モジュールを含むことができると考えることができる。同期情報に基づくPCMAXの決定は、例えば端末の選択モジュールが、同期レベルに応じてPCMAXを決定する方法を選択すること、特に本明細書に記載するように第1の方法と第2の方法との間で選択することを含むことができる。任意選択で、またはこれに加えて、PCMAXの決定は、例えば計算モジュールが、選択した方法に基づいてPCMAXを計算することを含むことができる。
端末は、任意選択で、決定したPCMAXに基づいてUL送信を行うように適合することができる、かつ/またはそのような送信モジュールを含むことができる。
ネットワークノード、特にマスタネットワークノードおよび/または2次ネットワークノードを動作させる方法を考えることができる。ネットワークノードは、端末とデュアルコネクティビティ状態になることができる。この方法は、ネットワークノードが、端末が設定されるMCGおよびSCGからの信号の間の時間差に関する同期情報を取得することを含むことができる。この方法は、さらに、取得した同期情報を端末に送信することを含むことができる。
ワイヤレス通信ネットワーク用のネットワークノード、特にマスタネットワークノードおよび/または2次ネットワークノードを考えることができる。このネットワークノードは、任意選択で、端末とデュアルコネクティビティ状態になるように適合することができ、かつ/またはそのようなコネクティビティモジュールを含むことができる。
ネットワークノードは、端末が設定されるMCGおよびSCGからの信号の間の時間差に関する同期情報を取得するように適合することができ、かつ/またはそのような取得モジュールを含むことができる。このネットワークノードは、取得した同期情報を端末に送信するようにさらに適合され、かつ/またはそのような送信モジュールをさらに含むと考えることができる。
一般に、本明細書に記載する任意の端末および/またはネットワークノードは、記載する各方法を実行し、かつ/または記載する機能性を提供するように設定された回路、特に制御回路および/または無線回路を含むことができる。
端末あるいはUEおよび/またはネットワークノードによる取得は、同期情報、ならびに/あるいはUEがDCで動作するように設定される同期レベル、および/またはMCG信号とSCG信号の間の時間差についての情報を自律的に(例えばCGから受信する信号の時間差および/またはCGを介して送信する信号の時間差に基づいて)決定または取得すること、ならびに/あるいはネットワークから、例えばマスタネットワークノードまたは2次ネットワークノードなどネットワークノードのうちの1つなどから受信する指示を受信することを含むことができる。
以下、デュアルコネクティビティの設定送信パワーについて論じる。
上記とは無関係に、または上記に加えて、以下のことを考えることができる。セルグループごとに1つのアップリンクキャリアがあるデュアルコネクティビティでは、UEまたは端末は、グループxおよびyの各サービングセル上でのその設定最大出力パワーPCMAX、c、xおよびPCMAX、c、y、ならびにその総設定最大出力パワーPCMAXをセットすることができ、かつ/またはそれらをセットするように適合することができ、かつ/またはそれらをセットするように適合されたパワーセッティングモジュールを含むことができ、かつ/あるいはそれらをセットすることができる。UEまたは端末は、以下の条件および/もしくは規定のうちのいずれか1つもしくはいずれかの組合せに従うことができ、かつ/またはそれに従うように適合することができ、かつ/またはそれに従うように適合されたパワーセッティングモジュールを含むことができ、かつ/あるいはそれに従って動作することができる。
総設定最大出力パワーPCMAXは、以下の境界内にセットすることができる、またはセットされるものとする。
CMAX_L≦PCMAX≦PCMAX_H
セルグループのアップリンクサービングセル同士の間で同期送信が起こったときには、PCMAX_LおよびPCMAX_Hはそれぞれ、例えばキャリアアグリゲーションの帯域間のケースのTS36.101のサブクローズ6.2.5Aなどに標準で規定されていることがある。
UEまたは端末が同期シナリオでデュアルコネクティビティに設定されており、1つのセルグループの任意のサービングセルのサブフレームp上のUEまたは端末の送信が別のセルグループの異なるサービングセルのサブフレームq+1上の送信の第1のシンボルの一部分と重複する場合には(ここで、サブフレームpとサブフレームqとが、MCGとSCGの間のサブフレーム対である)、サブフレーム対(p、q)および(p+1、q+1)のUEまたは端末のPCMAX_Lの最小値が、サブフレーム(p、q)および(p+1、q+1)の任意の重複する部分にそれぞれ適用される。いかなる期間中も、UEまたは端末はpPowerClassを超えないものと考えることができる。
非同期重複送信が起こったときには、それぞれのスロット1において別のCGのサブフレームと重複する1つのCGのサブフレームを、CG間で共に対にしなければならない。端末は、このようなペアリングのために適合させることができ、かつ/または対応するペアリングモジュールを含むことができる。先行するCG、すなわちサブフレーム対の中で他方のサブフレームと比較して時間的に先行するサブフレームを有するCGを、参照サブフレームとすることができる。端末またはUEは、このように参照サブフレームを決定するように適合することができ、かつ/または対応する照合モジュールを含むことができる。参照サブフレームは、端末またはUEごとに計算したPCMAXをUEまたは端末が適用するサブフレームであり、このUEまたは端末は、それに応じて適合することができ、かつ/あるいは対応するPCMAX適用モジュールおよび/または計算モジュールを含むことができる。
サブフレームpとサブフレームqがMCGとSCGそれぞれの間のサブフレーム対である場合、
1.MCGが先行する場合には、MCG中のサブフレームpとSCG中のサブフレームq−1およびqを、PCMAXを規定するために、すなわちPCMAXの値を導出するために考慮する。
2.SCGが先行する場合には、MCG中のサブフレームpおよびp−1とSCG中のサブフレームqを、PCMAXを規定するために、すなわちPCMAXの値を導出するために考慮する。
2つのセルグループのアップリンクサービングセル間で非同期重複送信が起こり、セルグループxの参照サブフレームpがセルグループyの2つの連続したサブフレームq−1およびqと重複している(またはセルグループyの参照サブフレームqがセルグループxの2つの連続したサブフレームp−1およびpと重複している)ときには、参照サブフレームp(または参照サブフレームq)の持続時間にわたる上記のPCMAX_LおよびPCMAX_Hは、以下のように規定される。
Figure 2020115645
CMAX_L、x(P)およびPCMAX_H、x(P)、PCMAX_L、y(P)およびPCMAX_H、y(P)は、以下のように規定される、それぞれCGxおよびCGyに対する、PCMAX_L、cおよびPCMAX_H、cである。
Figure 2020115645
および
Figure 2020115645

ここで、上記の式中のPEMAX、c∈a、ΔtC、c∈a、ΔtIB、c∈a、およびその他のパラメータは、サブフレームbのCGa中のサービングセルcについて規定される。
セルグループiの全てのアップリンクサービングセルにわたるUE測定最大出力パワーPUMAX、iは、1つのアップリンクセルがアクティブであれば、規定することができる(例えば、TS36.101のサブクローズ6.2.5参照)。
規定した両セルグループの全てのサービングセルにわたる参照サブフレームp(または参照サブフレームq)の持続時間にわたるUE総測定最大出力パワーPUMAXは、以下のように規定することができる。
UMAX=ΣPUMAX、i
CMAX_L−TLOW(PCMAX_L)≦PUMAX≦PCMAX_H+THIGH(PCMAX_H
Figure 2020115645
本明細書の状況では、ワイヤレス通信は、例えばワイヤレス通信ネットワークにおける、かつ/または無線アクセス技術(RAT)を利用した、電磁波および/またはエアインターフェース、特に電波を介した通信、特にデータの送信および/または受信とすることができる。通信は、ワイヤレス通信ネットワークに接続された1つまたは複数の端末、および/あるいはワイヤレス通信ネットワークの、かつ/またはワイヤレス通信ネットワーク内の複数のノードを含み得る。通信中のノードまたは通信用のノード、ならびに/あるいはワイヤレス通信ネットワーク内のノード、ワイヤレス通信ネットワークのノード、またはワイヤレス通信ネットワーク用のノードは、1つまたは複数のRAT、特にLTE/E−UTRAを利用した通信用に適合されることが考えられる。
通信は、一般に、メッセージ、特にパケットデータの形態のメッセージを送信および/または受信することを含む可能性がある。メッセージまたはパケットは、制御データ、および/または設定データ、および/またはペイロードデータを含むことができ、かつ/あるいは物理レイヤ送信のバッチを表す、かつ/または含むことができる。制御データおよび/または設定データは、通信のプロセス、ならびに/あるいはその通信のノードおよび/または端末に関するデータを指すことができる。制御データおよび/または設定データは、例えば、通信のノードまたは端末を指すアドレスデータ、ならびに/あるいは送信モード、および/またはスペクトル設定、および/または周波数、および/または符号化、および/またはタイミング、および/または帯域幅に関するデータを、通信または送信のプロセスに関するデータとして、例えばヘッダに含むことができる。通信に関連する各ノードまたは端末は、1つまたは複数の無線アクセス技術を利用および/または実装するように構成することができる、無線回路、および/または制御回路、および/またはアンテナ回路を含むことができる。ノードまたは端末の無線回路は、一般に、電波の送信および/または受信のために適合することができ、特に、アンテナ回路および/または制御回路に接続することができる、または接続可能であることがある、対応する送信機および/または受信機ならびに/あるいはトランシーバを含むことができる。ノードまたは端末の制御回路は、制御装置、ならびに/あるいは読取りおよび/または書込みのアクセスのためにその制御装置がアクセスできるように構成されたメモリを含むことができる。制御装置は、通信および/または無線回路を制御し、かつ/あるいは追加のサービスを提供するように構成することができる。ノードまたは端末の回路、特に例えば制御装置などの制御回路は、本明細書に記載の機能性を提供するようにプログラムすることができる。
対応するプログラムコードは、関連するメモリおよび/または記憶媒体に記憶することができ、かつ/あるいはハードワイヤードにすることができ、かつ/あるいはファームウェアおよび/もしくはソフトウェアとして、かつ/またはハードウェア内に提供することができる。制御装置は、一般に、プロセッサ、および/またはマイクロプロセッサ、および/またはマイクロ制御装置、および/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)デバイス、および/またはASIC(特定用途向け集積回路)デバイスを含み得る。さらに詳細には、制御回路は、制御装置および/または制御回路が読取りおよび/または書込みのためにアクセスできるように適合することができるメモリを含む、かつ/あるいはメモリに接続することができる、または接続可能にすることができると考えることができる。無線アクセス技術は、一般に、例えばBluetooth、および/またはWifi、および/またはWIMAX、および/またはcdma2000、および/またはGERAN、および/またはUTRAN、および/または特にE−Utran、および/またはLTEを含み得る。通信は、特に、論理チャネルならびに/あるいは論理送信および/または受信をその上にインプリントまたは階層化することができる物理レイヤ(PHY)送信および/または受信を含み得る。
ワイヤレス通信ネットワークのノードは、端末、および/またはユーザ機器、および/またはネットワークノード、および/または基地局(例えばeノードB)、および/または中継ノード、および/またはワイヤレス通信ネットワークでの通信、特にセルラ通信用に一般に適合された任意のデバイスとして実装することができる。
ワイヤレス通信ネットワークまたはセルラネットワークは、例えばLTEによる例えばエボルブドネットワークコアを備えたコアネットワークなどのコアネットワークに接続することができる、または接続可能にすることができるネットワークノード、特に無線ネットワークノードを含むことができる。ネットワークノードは、例えば基地局とすることができる。ネットワークノードとコアネットワーク/ネットワークコアとの接続は、少なくとも部分的には、ケーブル/陸線接続に基づくことができる。基地局またはeNBより上位の特定のレイヤにおける、かつ/あるいは基地局またはeNBによって提供される既定のセル構造を介する、コアネットワークの一部を伴う信号の操作、および/または通信、および/または交換は、セルラ性のものと考えることができる、またはセルラ動作と呼ぶことができる。
端末は、ユーザ機器として実装することができる。一般に、端末は、ワイヤレス通信の、かつ/もしくはワイヤレス通信ネットワーク用のエンドポイントを提供および/または規定するように適合されると考えることができる。端末またはユーザ機器(UE)は、一般に、ワイヤレスなデバイスツーデバイス通信用に設定されたデバイス、ならびに/あるいはワイヤレスネットワークおよび/またはセルラネットワーク用の端末、特に例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDAなどの移動体端末とすることができる。ユーザ機器または端末は、例えばそれが別の端末またはノードの何らかの制御および/または中継機能性を引き継ぐ場合には、本明細書に記載するようにワイヤレス通信ネットワークのノード、またはワイヤレス通信ネットワーク用のノードとすることができる。端末またはユーザ機器は、1つまたは複数のRAT、特にLTE/E−UTRA用に適合されると考えることができる。
端末またはユーザ機器は、ワイヤレス通信用の無線回路および/または制御回路を含むと考えることができる。無線回路は、例えば、受信機デバイス、および/または送信機デバイス、および/またはトランシーバデバイスを含むことができる。制御回路は、制御装置を含むことができ、制御装置は、マイクロプロセッサ、および/またはマイクロ制御装置、および/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)デバイス、および/またはASIC(特定用途向け集積回路)デバイスを含み得る。制御回路は、制御装置および/または制御回路が読取りおよび/または書込みのためにアクセスできるように適合することができるメモリを含む、あるいはそのメモリに接続することができる、または接続可能にすることができると考えることができる。端末またはユーザ機器は、LTE/E−UTRAN用に適合された端末またはユーザ機器となるように設定されると考えることができる。一般に、端末は、デュアルコネクティビティをサポートするように適合することができる。端末は、独立して動作可能な2つの送信機(またはトランシーバ)回路、および/または独立して動作可能な2つの受信機回路を含むことができ、デュアルコネクティビティでは、端末は、1つの送信機(および/あるいは設けられる場合には受信機またはトランシーバ)を、マスタネットワークノードとの通信に利用し、1つの送信機(および/あるいは設けられる場合には受信機またはトランシーバ)を、2次ネットワークノードとの通信に利用するように適合することができる。端末は、3つ以上のこのような独立して動作可能な回路を含むと考えることもできる。
例えばeノードBなどのネットワークノードまたは基地局は、1つまたは複数の端末またはユーザ機器にサーブするように適合された、ワイヤレスネットワークおよび/またはセルラネットワークの任意の種類の基地局とすることができる。基地局は、ワイヤレス通信ネットワークのノードまたはネットワークノードであると考えることができる。ネットワークノードまたは基地局は、ネットワークの1つまたは複数のセルを提供し、かつ/または規定し、かつ/またはそれらにサーブし、かつ/あるいは通信のための周波数および/または時間のリソースをネットワークの1つまたは複数のノードまたは端末に割り当てるように適合することができる。一般に、このような機能性を提供するように適合された任意のノードは、基地局と見なすことができる。基地局、またはより一般的にはネットワークノード、特に無線ネットワークノードは、無縁ワイヤレス通信のための無線回路および/または制御回路を含むと考えることができる。基地局またはネットワークノードは、1つまたは複数のRAT、特にLTE/E−UTRA用に適合されると考えることができる。無線回路は、例えば、受信機デバイス、および/または送信機デバイス、および/またはトランシーバデバイスを含むことができる。制御回路は、制御装置を含むことができ、制御装置は、マイクロプロセッサ、および/またはマイクロ制御装置、および/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)デバイス、および/またはASIC(特定用途向け集積回路)デバイスを含み得る。制御回路は、制御装置および/または制御回路が読取りおよび/または書込みのためにアクセスできるように適合することができるメモリを含む、あるいはそのメモリに接続することができる、または接続可能にすることができると考えることができる。基地局は、ワイヤレス通信ネットワークのノードとなるように構成する、特に、例えば直接関連するデバイスとして、または補助的な、かつ/もしくは調整用のノードとして設定するなど、セルラ通信用に設定する、かつ/またはセルラ通信を可能にするように設定する、かつ/またはセルラ通信を容易にするように設定する、かつ/またはセルラ通信に参加するように設定することができる。一般に、基地局は、コアネットワークと通信するように、かつ/あるいは1つまたは複数のユーザ機器にサービスおよび/または制御を提供するように、かつ/あるいは1つまたは複数のユーザ機器とコアネットワークおよび/または別の基地局との間で通信および/またはデータを中継および/またはトランスポートするように、構成することができる。ネットワークノードまたは基地局は、一般に、ネットワークおよび/あるいは基地局によってサービスされる1つまたは複数のセルの時間/周波数リソースの割り当ておよび/またはスケジューリングを行うように適合することができる。eノードB(eNB)は、例えばLTE標準によれば、基地局の1例と考えることができる。基地局は、エボルブドパケットコア(EPC)として設定される、またはエボルブドパケットコア(EPC)に接続される、もしくは接続可能であるように設定され、かつ/あるいは対応する機能性を提供する、かつ/または対応する機能性に接続するように設定されると考えることができる。基地局の機能性および/または複数の異なる機能は、1つまたは複数の異なるデバイス、および/または物理的位置、および/またはノードに分散させることができる。基地局は、ワイヤレス通信ネットワークのノードであると考えることができる。一般に、基地局は、制御ノードおよび/または調整ノードとなるように、かつ/あるいは特に1つまたは複数のセルを介したセルラ通信のためにリソースの割り当てを行うように設定されると考えることができる。
セルラ通信では、例えばネットワークノード、特に基地局またはeノードBによって提供することができるセルを介する、かつ/またはそのようなセルを規定する、少なくとも1つのアップリンク(UL)接続、および/またはチャネル、および/またはキャリアと、少なくとも1つのダウンリンク(DL)接続、および/またはチャネル、および/またはキャリアとが設けられると考えられる。アップリンク方向は、端末から例えば基地局および/または中継局などのネットワークノードへのデータ転送方向を指すことができる。ダウンリンク方向は、例えば基地局および/または中継局などのネットワークノードから端末へのデータ転送方向を指すことができる。ULおよびDLは、異なる周波数リソース、例えばキャリアおよび/またはスペクトル帯域と関連付けることができる。セルは、異なる周波数帯域を有することができる少なくとも1つのアップリンクキャリアと少なくとも1つのダウンリンクキャリアとを含むことができる。
例えば基地局またはeノードBなどのネットワークノードは、キャリアアグリゲートされた(CA)セルとすることができる例えばセルのグループなどの1つまたは複数のセルを提供する、かつ/または規定する、かつ/または制御するように適合することができる。セルのグループは、そのグループのメンバである、かつ/またはそのグループと関連付けられると考えることができる、少なくとも1つの1次セルを含むことができる。セルグループは、1つまたは複数の2次セルを含むことができる(なお、2次グループだけでなく全てのグループが、2次セルを含むことができることに留意されたい。この文脈における「2次」とは、1つのグループの1次セルに対する「2次」を指す)。1次セルは、1次セルおよび/またはセルグループに関する制御情報(特に割り当てデータ)ならびに/あるいはスケジューリングおよび/または割り当て情報を、通信(送信および受信)のために接続され、かつ/またはそのセルを有するように設定された端末に提供する、かつ/またはその端末から受け取るように、適合および/または利用することができる。制御情報は、1次セルおよび/またはセルグループに関係する可能性がある。各1次セルおよび/または関連するグループは、特定のネットワークノードに関連付けることができる。マスタネットワークノードは、マスタセルグループ内の1次セルを提供し、かつ/またはその1次セルにサービスし、かつ/またはその1次セルを規定するように適合することができる。2次ネットワークノードは、2次セルグループを提供し、かつ/または2次セルグループにサービスし、かつ/または2次セルグループを規定するように適合することができる。
端末は、マスタネットワークノードと通信するために、マスタセルグループ(少なくとも1つの1次セル)を有する設定になるように、かつ/またはマスタセルグループを介して通信するように適合することができる。加えて、端末は、2次ネットワークノードと通信するために、2次セルグループ(少なくとも1つの(2次)1次セル)を有する設定になるように、かつ/または2次セルグループを介して通信するように適合することができ、この端末は、一般に、デュアルコネクティビティように適合することができる。端末は、例えば(例えばマスタネットワークノードと通信するための)第1の送信機、および/または受信機、および/またはトランシーバ回路、ならびに(例えば2次ネットワークノードと通信するための)第2の送信機、および/または受信機、および/またはトランシーバ回路など、適当な回路を含むことができる。
ネットワークノード、特に基地局、および/または端末、特にUEは、LTEにライセンスされた、かつ/またはLTE用に規定されたスペクトル帯域(周波数帯域)で通信するように適合することができる。
リソースまたは通信リソースは、一般に、例えばフレーム、サブフレーム、スロット、リソースブロック、キャリア、サブキャリア、チャネル、周波数/スペクトル帯域などを含むことができる周波数および/または時間リソースとすることができる。割り当てまたはスケジューリングされるリソースは、周波数関連情報、特に1つまたは複数のキャリア、および/または帯域幅、および/またはサブキャリアに関連する情報、ならびに/あるいは時間関連情報、特にフレーム、および/もしくはスロット、および/もしくはサブフレームに関連する、かつ/またはリソースブロック、および/もしくは時間/周波数ホッピング情報に関連する情報を含むことができ、かつ/あるいはそれらの情報を指すことができる。割り当てられたリソース上での、かつ/または割り当てられたリソースを利用した送信は、例えば指示される周波数、および/またはサブキャリア、および/またはキャリア、および/またはタイムスロットもしくはサブフレーム上など、割り当てられたリソース上で、データを送信することを含むことができる。一般に、割り当てられたリソースは、解放および/または割り当て解除することができると考えることができる。ネットワークまたはネットワークのノード、例えば基地局などのネットワークノードまたは割り当てノードなどは、例えばリソースの解放または割り当て解除、および/あるいはULリソースおよび/またはDLリソースのスケジューリングを示すデータなど、対応する割り当てまたはスケジューリングデータを決定および/または送信するように適合することができる。したがって、リソース割り当ては、ネットワークおよび/またはネットワークノードが実行することができ、1つまたは複数の端末のためのリソース割り当て/スケジューリングを提供するように適合されたネットワークノードは、制御ノードであると考えることができる。リソースは、セルレベルで、かつ/あるいはそのセルにサービスする、かつ/またはそのセルを提供するネットワークノードによって、割り当ておよび/またはスケジューリングすることができる。
割り当てデータは、例えば制御および/または割り当てノードなどのネットワークノードによって割り当てられるリソースを示し、かつ/または付与するデータ、特に、例えば一般にデータおよび/または信号の送信および/または受信を含む可能性があるセルラ通信のためにどのリソースを確保する、または割り当てるかを特定する、または示すデータと考えることができ、割り当てデータは、リソースの付与または解放、および/あるいはリソースのスケジューリングを示すことができる。付与またはリソース付与は、割り当てデータの1例と考えることができる。割り当てノードは、割り当てデータをノードに直接、かつ/または例えば中継ノードおよび/または別のノードあるいは基地局を介するなどして間接的に送信するように適合されると考えることができる。割り当てデータは、特に例えばLTEなどの標準で規定されていることがある例えばDCIフォーマットなど既定のフォーマットに従って、制御データを含む、かつ/あるいはメッセージの一部である、またはメッセージを形成することができる。特に、割り当てデータは、リソースを確保する、または既に割り当てられている可能性があるリソースを解放するための情報および/または命令を含むことができる。端末は、一般に、割り当てデータに従って、1つおよび/または複数のネットワークノードへの例えばULデータなどのデータの送信、ならびに/あるいは1つおよび/または複数のネットワークノードからのデータの受信を実行するように適合することができる。
例えばユーザ機器などのワイヤレスデバイスを動作させる方法について述べる。
図5は、この例でユーザ機器として実装することができる端末10を概略的に示す図である。端末10は、メモリに接続された制御装置を含むことができる制御回路20を含む。受信モジュール、および/または送信モジュール、および/または制御もしくは処理モジュール、および/またはCIS受信モジュール、および/またはスケジューリングモジュールは、特に制御装置のモジュールとして、制御回路20内に実装し、かつ/または制御回路20によって実行可能にすることができる。端末10は、受信および送信またはトランシーバ機能性を提供する無線回路22も含み、無線回路22は、制御回路に接続される、または接続可能である。端末10のアンテナ回路24は、信号の収集または送信および/あるいは増幅を行うために無線回路22に接続される、または接続可能である。無線回路22と、無線回路22を制御する制御回路20とは、本明細書に記載するように、第1のセル/キャリアおよび第2のセル/キャリア上での、特にE−UTRAN/LTEリソースを利用したネットワークとのセルラ通信用に設定される。端末10は、本明細書に開示する端末を動作させる方法のうちのいずれかを実行するように適合することができ、特に、端末10は、例えば制御回路など、対応する回路を含むことができる。
図6は、特に例えばMeNBまたはSeNBなどのeノードBとすることができるネットワークノードまたは基地局100を概略的に示す図である。ネットワークノード100は、メモリに接続された制御装置を含むことができる制御回路120を含む。受信モジュール、および/または送信モジュール、および/または制御もしくは処理モジュール、および/またはスケジューリングモジュール、および/またはCIS受信モジュールは、制御回路120内に実装し、かつ/または制御回路120によって実行可能にすることができる。制御回路は、受信機および送信機ならびに/またはトランシーバ機能性を提供するネットワークノード100の制御無線回路122に接続される。アンテナ回路124は、信号の受信または送信および/あるいは増幅のために無線回路122に接続することができる、または接続可能にすることができる。ネットワークノード100は、本明細書に開示するネットワークノードを動作させる方法のうちのいずれかを実行するように適合することができ、特に、ネットワークノード100は、例えば制御回路など、対応する回路を含むことができる。
図7は、本明細書に記載するような端末、特にデュアルコネクティビティ用に、かつ/またはデュアルコネクティビティ状態に設定された端末とすることができる端末を動作させる方法を示す例示的な流れ図である。この方法は、同期レベルを指す同期情報を取得する任意選択のアクションTS8を含むことができる。この方法は、同期レベルに基づいて端末の設定送信(または出力)パワーPCMAXを決定するアクションTS10をさらに含むことができる。
図8は、本明細書に記載するような端末、特にデュアルコネクティビティ用に、かつ/またはデュアルコネクティビティ状態に設定された端末とすることができる端末の一例を示す図である。この端末は、TS8を実行する任意選択の取得モジュールTM8を含むことができる。この端末は、アクションTS10を実行する決定モジュールTM10をさらに含む。
図9は、本明細書に記載するようなネットワークノード、特に端末とのデュアルコネクティビティ用に、かつ/または端末とのデュアルコネクティビティ状態に設定されたネットワークノードとすることができるネットワークノードを動作させる方法を示す例示的な流れ図である。この方法は、端末が設定されるマスタセルグループ(MCG)および2次セルグループ(SCG)からの信号の間の時間差に関する同期情報を取得するアクションNS10を含むことができる。任意選択で、この方法は、取得した同期情報を端末に送信するアクションNS12を含むこともできる。
図10は、本明細書に記載するネットワークノード、特に端末とのデュアルコネクティビティ用に、かつ/または端末とのデュアルコネクティビティ状態に設定された、または設定可能なネットワークノードとすることができるネットワークノードの一例を示す図である。このネットワークノードは、端末が設定されるマスタセルグループ(MCG)および2次セルグループ(SCG)からの信号の間の時間差に関する同期情報を取得するアクションを実行する取得モジュールNM10を含むことができる。任意選択で、このネットワークノードは、取得した同期情報を端末に送信するアクションを実行する送信モジュールNM12を含むこともできる。
本明細書に記載するネットワークノードを動作させる方法のいずれか1つを実行するように適合されたネットワークノードを考えることができる。
本明細書に記載する端末を動作させる方法のいずれか1つを実行するように適合された端末を考えることができる。
また、制御回路によって実行可能なコードを含むプログラム製品であって、コードが、特に本明細書に記載のような端末またはネットワークノードの制御回路とすることができる制御回路上で実行された場合に、その制御回路に、本明細書に記載のような端末またはネットワークノードを動作させる方法のいずれか1つを実行および/または制御させる、プログラム製品も開示する。
さらに、本明細書に記載のプログラム製品および/または制御回路によって実行可能なコードのうちの少なくともいずれか1つを搬送および/または記憶するキャリア媒体であって、コードが、本明細書に記載する方法のうちの少なくともいずれか1つを制御回路に実行および/または制御させるキャリア媒体も開示する。一般に、キャリア媒体は、制御回路がアクセス可能、かつ/または読取り可能、かつ/または受信可能である可能性がある。データ、および/またはプログラム製品、および/またはコードの記憶は、データ、および/またはプログラム製品、および/またはコードの搬送の一部であるように見えることもある。キャリア媒体は、一般に、誘導/トランスポート媒体および/または記憶媒体を含むことができる。誘導/トランスポート媒体は、信号、特に電磁信号、および/または電気信号、および/または磁気信号、および/または光信号を搬送、および/または搬送、および/または記憶するように適合することができる。キャリア媒体、特に誘導/トランスポート媒体は、それらの信号を誘導して搬送するように適合することができる。キャリア媒体、特に誘導/トランスポート媒体は、例えば電波またはマイクロ波などの電磁場、および/あるいはグラスファイバなどの光透過性材料、および/あるいはケーブルを含むことができる。記憶媒体は、揮発性または不揮発性とすることができるメモリ、バッファ、キャッシュ、光ディスク、磁気メモリ、フラッシュメモリなどのうちの少なくとも1つを含むことができる。
セルグループは、あるいは、特に各セルが1つまたは複数のキャ利を含むことから、キャリアグループと呼ばれることもある(この文脈での「キャリア」は、特にLTEなどの電気通信標準によるワイヤレス送信用のキャリア周波数および/または帯域を指すことがある)。
端末および/またはネットワークノードは、デュアルコネクティビティをサポートするように適合する、かつ/またはデュアルコネクティビティをサポートするコネクティビティモジュールを含むことができる。例えば、端末および/またはそのコネクティビティモジュールは、そのうちの1つをマスタネットワークノードとし、そのうちの少なくとも1つの他のノードを2次ノードとすることができる複数のネットワークノードと通信する、特に制御データ、および/またはスケジューリングデータ、および/または割り当てデータを送信および/または受信するように適合することができる。
マスタネットワークノード、および/またはそのコネクティビティモジュールは、デュアルコネクティビティで2次ネットワークノードの機能性、特に2次ネットワークノード間のハンドオーバを制御するように適合することができる。マスタネットワークノード、および/またはそのコネクティビティモジュールは、例えばX2インターフェースなどのバックホールおよび/または通信インターフェースを介するなどして、対応する制御シグナリングを2次ネットワークノードに送信し、かつ/または2次ネットワークノードから受信するように適合することができる。
ネットワークノードは、一般に、対応するバックホールおよび/または通信インターフェースを含むことができる。バックホールは、非理想的であることがある、すなわち高いレイテンシを有することがあると考えることができる(高いレイテンシは、マスタネットワークノードが2次ネットワークノードと端末の間の通信のために実時間制御を実行し、かつ/あるいは同期スケジューリングおよび/またはリソースの割り当てを提供するには高過ぎるレイテンシであることがある。別法として、またはこれに加えて、高いレイテンシは、実装されるシステム、および/または例えばLTEなどの標準によって決まることがある所定の高レイテンシしきい値より高いレイテンシであることもある)。あるいは、バックホールは、理想的であり、(原理的には)このような種類の実時間制御を可能にすると考えることができる。2次ネットワークノード、および/またはそのコネクティビティモジュールは、マスタネットワークノードから制御情報を受信するように適合することができる。マスタネットワークノードは、一般に、例えば別の端末などの2次ネットワークノードの機能性に適合させることができ、またその逆も可能である。
セルおよび/またはキャリアを有するように設定されている、かつ/あるいはセルを介してネットワークノードに接続されている端末は、そのセルまたはキャリアを使用して例えばネットワークノードと通信する(データを送信および/または受信する)ことができ、例えば通信のためにネットワークに登録されている、かつ/またはセルおよび/またはキャリアと同期している状態であることがある。特に、セルは、その端末のために活動化することができる。
端末は、活動化手続きを実行するように適合することができ、この活動化手続きにおいて、端末は、セルを提供し、かつ/またはセルにサービスし、かつ/またはセルを規定し、かつ/またはセルをスケジューリングするネットワークノードから受信したタイミングメッセージおよび/またはタイミングパラメータに基づいて、そのセルを活動化する。活性化手続きはアクセス手続きの一部、特にランダムアクセスの一部であることがある。
アクセス手続き/要求は、一般に、例えば競合解消または無競合の、本明細書に記載するようなランダムアクセス手続きとすることができる。アクセス手続き/要求を、端末および/またはネットワークノードとの間で実行して、セルにアクセスし、かつ/またはセルを時間的に整列させ、かつ/またはセルを端末のために活動化することができ、このセルは、ネットワークノードによって提供され、かつ/またはネットワークノードによってサービスされ、かつ/またはネットワークノードによって規定され、かつ/またはネットワークノードによって制御され、かつ/またはネットワークノードと関連付けられる。
活動化手続きは、アクセス手続きを含むことができる。例えば望ましくない受信条件により端末がセルを活動化することができなかった場合には、実行されたアクセスまたは活動化手続きの結果が失敗であることもあることに留意されたい。
同期情報は、一般に、例えばMCGを介したマスタネットワークノードからの信号と例えばSCGを介した2次ネットワークノードからの信号との間の時間差、ならびに/あるいは端末がMCGおよびSCGを介して、特にそれぞれの1次セル(PCellおよびPSCell)を介して受信した信号の間の時間差に関する情報を指すことができる。同期情報は、同期レベルを指す、かつ/または含むことができる。同期レベルは、時間差(またはその絶対値)が所与のしきい値を超えるかどうか、かつ/または所与のしきい値の間であるかどうか、例えば時間差が信号が同期していると規定するしきい値より大きいかどうかを示すことができる。一般に、同期レベルは、本明細書で述べるようにデュアルコネクティビティにおける既定の同期のタイプまたはモードを示すことができる。同期のタイプの点で、上記のように1つまたは複数のしきい値を規定することができる。これに加えて、または別法として、同期情報は、時間差の値および/または絶対値を含むことができる。同期レベルの例は、同期および非同期(同時および非同時とも呼ぶ)を含む。
ネットワークまたはネットワークノードによる端末またはUEの設定は、ネットワークまたはネットワークノードが、1つまたは複数のパラメータおよび/またはコマンドを端末またはUEに送信すること、ならびに/あるいは端末またはUEがネットワークおよび/またはネットワークノードから受信したパラメータおよび/またはコマンドに基づいてその設定および/またはセットアップを変更することを含むことができる。
いくつかの有用な略記は、以下の通りである。
略記 説明
CCA クリアチャネル評価
DCI ダウンリンク制御情報
DL ダウンリンク
DMRS 復調用参照信号
eNB エボルブドノードB、基地局
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
LA ライセンス補助
LA ライセンス補助アクセス
DRS 発見参照信号
SCell 2次セル
SRS サウンディング参照信号
LBT リッスンビフォアトーク
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
RRM 無線リソース管理
CIS 送信確認信号
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
Ack/NACK 肯定応答/否定応答、A/N
AP アクセスポイント
B1、B2、…、Bn 信号の帯域幅、特に対応するキャリアまたは周波数f1、f2、…fnに割り付けられたキャリア帯域幅Bn
BER/BLER ビット誤り率、ブロック誤り率
BS 基地局
CA キャリアアグリゲーション
CC コンポーネントキャリア(キャリアアグリゲート中のキャリア)
CoMP 協調マルチポイント送受信
CQI チャネル品質情報
CRS セル特有参照信号
CSI チャネル状態情報
CSI−RS CSI参照信号
D2D デバイスツーデバイス
DL ダウンリンク
EPDCCH エンハンスト物理DL制御チャネル
DL ダウンリンク:一般に、ノードへの/(物理的および/または論理的に)ネットワークコアから遠ざかる方向への、特に基地局またはeノードBからD2D対応ノードまたはUEへのデータの送信を指す。ULとは異なる指定されたスペクトル/帯域幅を使用することが多い(例えばLTE)。
eNB エボルブドノードB。基地局の一形態、eノードBとも呼ばれる。
E−UTRA/N エボルブドUMTS地上無線アクセス/ネットワーク、RATの例
f1、f2、f3、…、fn キャリア/キャリア周波数。異なる数字は、参照するキャリア/周波数が異なることを示すことができる。
f1_UL、…、fn_UL アップリンク用の/アップリンク周波数または帯域のキャリア
f1_DL、…、fn_DL ダウンリンク用の/ダウンリンク周波数または帯域のキャリア
FDD 周波数分割複信
ID 識別
L1 レイヤ1
L2 レイヤ2
LTE ロングタームエボリューション、電気通信標準
MAC 媒体アクセス制御
MBSFN マルチプルブロードキャスト単一周波数ネットワーク
MDT ドライブテストの最小化
MME モビリティ管理エンティティ。例えばeNBなどの無線ネットワークノードに制御機能性を提供するワイヤレス通信ネットワーク(LTE)の制御エンティティ。
NW ネットワーク
OFDM 直交周波数分割多重
O&M 運用および保守
OSS 運用サポートシステム
PC パワー制御
PCell 1次セル(例えばCA内のもの、特にマスタセルグループの1次セル)
PDCCH 物理DL制御チャネル
pH パワーヘッドルーム
PHR パワーヘッドルーム報告
Pscell 2次セルグループの1次セル
PSS 1次同期信号
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
R1、R2、…、Rn リソース。特に時間周波数リソース。特に対応する周波数f1、f2、…、fnに割り付けられたもの。
RA ランダムアクセス
RACH ランダムアクセスチャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RE リソースエレメント
RB リソースブロック
RRH リモート無線ヘッド
RRM 無線リソース管理
RRU リモートラジオユニット
RSRQ 参照信号受信品質
RSRP 参照信号受信パワー
RSSI 受信信号強度インジケータ
RX 受信/受信機、受信関連
SA スケジューリング割付け
SCell 2次セル(例えばCA内のもの)
SINR/SNR 信号対雑音および干渉比、信号対雑音比
SFN 単一周波数ネットワーク
SON 自己組織化ネットワーク
SSS 2次同期信号
TPC 送信パワー制御
TX 送信/送信機、送信関連
TDD 時間分割複信
UE ユーザ機器
UL アップリンク。一般に、ノードへの/(物理的および/または論理的に)ネットワークコアに近づく方向への、特にD2D対応ノードまたはUEから基地局またはeノードBへのデータの送信を指す。D2Dの状況では、アップリンクは、セルラ通信でeNBへのUL通信に使用されるスペクトル/帯域幅とすることができる、D2Dで送信するために利用されるスペクトル/周波数を指すことができる。いくつかのD2Dの変形形態では、D2D通信に関連する全てのデバイスによる送信は、いくつかの変形形態では、一般にULスペクトル/帯域幅/キャリア/周波数にすることができる。
DC デュアルコネクティビティ
MCG メインセルグループ
SCG 2次セルグループ
PCell 1次セル
PSCell 1次SCell
SCell 2次セル
RACH ランダムアクセスチャネル
以上その他の略記を、LTE標準の規定に従って使用することができる。

Claims (15)

  1. ワイヤレス通信ネットワークにおいて端末(10)を動作させる方法であって、前記端末(10)が、デュアルコネクティビティに適合されており、前記方法が、同期レベルに基づいて前記端末(10)の総設定最大出力パワーPCMAXを決定することを含む、方法。
  2. 同期情報を取得することを含み、前記同期情報が、同期レベルを指す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記端末(10)が、マスタセルグループ(MCG)を介してマスタネットワークノード(100)に接続され、2次セルグループ(SCG)を介して2次ネットワークノードに接続される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記SCGのサブフレームとそれぞれのスロット1で重複する前記MCGのサブフレームを互いに対にして、総設定最大出力パワーPCMAXを決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記MCGおよび前記SCGの重複するサブフレームのうち、サブフレーム対の他方のサブフレームと比較して時間的に先行しているサブフレームを、参照サブフレームとして規定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. ワイヤレス通信ネットワークの端末(10)であって、デュアルコネクティビティに適合され、さらに同期レベルに基づいて前記端末(10)の総設定最大出力パワーPCMAXを決定するように適合される、端末(10)。
  7. 同期情報を取得するようにさらに適合され、前記同期情報が、前記同期レベルを指す、請求項6に記載の端末。
  8. マスタセルグループ(MCG)を介してマスタネットワークノード(100)に接続され、または接続可能であり、2次セルグループ(SCG)を介して2次ネットワークノードに接続される、または接続可能である、請求項6または7に記載の端末。
  9. 前記SCGのサブフレームとそれぞれのスロット1で重複する前記MCGのサブフレームを互いに対にして、総設定最大出力パワーPCMAXを決定する、請求項6から8のいずれか一項に記載の端末。
  10. 前記MCGおよび前記SCGの重複するサブフレームのうち、サブフレーム対の他方のサブフレームと比較して時間的に先行しているサブフレームを、参照サブフレームとして規定する、請求項6から9のいずれか一項に記載の端末。
  11. ネットワークノード(100)を動作させる方法であって、前記ネットワークノード(100)が、端末(10)とデュアルコネクティビティ状態であり、前記方法が、前記ネットワークノード(100)が、前記端末(10)が設定されるマスタセルグループ(MCG)および2次セルグループ(SCG)からの信号の間の時間差に関する同期情報を取得することを含む、方法。
  12. 前記取得した同期情報を前記端末(10)に送信することをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. ネットワークノード(100)であって、端末(10)とのデュアルコネクティビティに適合され、前記端末(10)が設定されるマスタセルグループ(MCG)および2次セルグループ(SCG)からの信号の間の時間差に関する同期情報を取得するように適合される、ネットワークノード(100)。
  14. 制御回路によって実行可能なコードを含むプログラム製品であって、前記コードが、前記制御回路上で実行された場合に、前記制御回路に、請求項1から5または11または12に記載の方法のうちの1つを実行および/または制御させる、プログラム製品。
  15. 請求項14に記載のプログラム製品および/または制御回路によって実行可能なコードを搬送および/または記憶するキャリア媒体であって、前記コードが、前記制御回路に、請求項1から5または11または12に記載の方法のうちの1つを実行および/または制御させる、キャリア媒体。
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