JP2020193698A - 主軸装置、及びモータ装置 - Google Patents
主軸装置、及びモータ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020193698A JP2020193698A JP2019101428A JP2019101428A JP2020193698A JP 2020193698 A JP2020193698 A JP 2020193698A JP 2019101428 A JP2019101428 A JP 2019101428A JP 2019101428 A JP2019101428 A JP 2019101428A JP 2020193698 A JP2020193698 A JP 2020193698A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- point side
- load
- bearings
- counterload
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Turning (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
Description
(1)荷重点を中心に主軸が弓なりにたわみ変形するため、荷重点側の軸受に大きな負荷が掛かる。軸受に大荷重が負荷された場合、内外輪軌道溝と転動体の間に過大な接触面圧が発生し、特に内輪軌道面内部に過大なせん断応力が生じる。また、材料内部の微小欠陥に応力が集中するため、微小欠陥周辺にき裂が生じやすくなる。さらに、荷重が負荷され続けることで、発生したき裂が進展し、やがてき裂先端が表面に至ることで、はく離が発生する。
(2)主軸を高速回転で使用する場合、その主軸を支持する組合せ軸受において、転動体と内外輪の軌道溝との間の摩擦により、転がり接触部の温度が上昇する。この温度上昇が大きい場合、油膜切れによる焼付きが発生する可能性がある。
(3)軸受内輪に大きなラジアル荷重が負荷されるため、軸受内輪はラジアル方向に圧縮されると共に、内径が広がる傾向になる。そのため、最初に与えたしめしろが減少する度合いが大きく、しめしろ不足に陥りやすい。加えて、内輪が回転側となるので、ラジアル荷重は、所謂、回転荷重となり、その結果、回転軸に対して内輪が円周方向にずれることで、クリープが生じる懸念がある。
(1) ハウジングに軸受部を介して回転自在に支持される回転軸を有し、前記回転軸の一方の軸端部にラジアル荷重が負荷される主軸装置であって、
前記軸受部は、
前記回転軸の前記ラジアル荷重が負荷される荷重点側に配置され、2列以上の軸受で構成されるメイン軸受部と、
前記メイン軸受部から前記回転軸の他方の軸端部に向けて軸方向に離間して配置され、1列以上の軸受で構成されるサポート軸受部と、
を有し、
前記メイン軸受部の前記ラジアル荷重の荷重点に最も近い軸受を荷重点側軸受、他の軸受を反荷重点側軸受とし、前記荷重点側軸受の内部すきまをΔr1、前記反荷重点側軸受の各内部すきまを、前記反荷重点側軸受の前記荷重点側軸受からの配列順にΔr1+i(i=1〜n:nは前記荷重点側軸受を除く前記メイン軸受部の全軸受個数)としたとき、
前記荷重点側軸受の内部すきまΔr1は、前記反荷重点側軸受の内部すきまΔr1+iのいずれよりも大きく、且つ、前記反荷重点側軸受の各軸受は、反荷重点側に隣接する軸受が存在する場合に、当該隣接する軸受の内部すきまΔr(1+i)+1以上の内部すきまΔr1+iを有する主軸装置。
(2) (1)に記載の主軸装置を備えるモータ装置。
Δr1>Δr2≧Δr3≧・・・≧Δr1+n・・・(1)
図2は、実施例1、及び比較例1の主軸装置の構成を示す断面図であり、メイン軸受部11が、荷重点側軸受11A及び反荷重点側軸受11Bの2列の軸受により構成されている。
図3は、実施例2、実施例3、比較例2の主軸装置の構成を示す断面図であり、メイン軸受部11が、荷重点側軸受11A及び反荷重点側軸受11B,11Cの3列の軸受により構成されている。
(1) ハウジングに軸受部を介して回転自在に支持される回転軸を有し、前記回転軸の一方の軸端部にラジアル荷重が負荷される主軸装置であって、
前記軸受部は、
前記回転軸の前記ラジアル荷重が負荷される荷重点側に配置され、2列以上の軸受で構成されるメイン軸受部と、
前記メイン軸受部から前記回転軸の他方の軸端部に向けて軸方向に離間して配置され、1列以上の軸受で構成されるサポート軸受部と、
を有し、
前記メイン軸受部の前記ラジアル荷重の荷重点に最も近い軸受を荷重点側軸受、他の軸受を反荷重点側軸受とし、前記荷重点側軸受の内部すきまをΔr1、前記反荷重点側軸受の各内部すきまを、前記反荷重点側軸受の前記荷重点側軸受からの配列順にΔr1+i(i=1〜n:nは前記荷重点側軸受を除く前記メイン軸受部の全軸受個数)としたとき、
前記荷重点側軸受の内部すきまΔr1は、前記反荷重点側軸受の内部すきまΔr1+iのいずれよりも大きく、且つ、前記反荷重点側軸受の各軸受は、反荷重点側に隣接する軸受が存在する場合に、当該隣接する軸受の内部すきまΔr(1+i)+1以上の内部すきまΔr1+iを有する主軸装置。
この構成によれば、組合せ軸受の軸受間において発生する荷重分配の不均一を是正し、各軸受で発生する面圧及び発熱を略同じにして、局所的な温度上昇による焼付き現象への耐性の向上を図ることができる。
この構成によれば、各軸受の荷重バランスを改善して局所的な温度上昇を抑制できる。
この構成によれば、各軸受の荷重バランスを改善して局所的な温度上昇を抑制できる。
この構成によれば、各軸受の局所的な温度上昇を抑制できる。
この構成によれば、深溝玉軸受で構成される主軸装置において、各軸受の荷重バランスを改善して局所的な温度上昇を抑制できる。
この構成によれば、局所的な温度上昇による焼付き現象への耐性が強化されたモータ装置を構成できる。
11A 荷重点側軸受(軸受)
11B,11C 反荷重点側軸受(軸受)
13 サポート軸受部
15 主軸(回転軸)
17 荷重点
100,100A,100B 主軸装置
P ラジアル荷重
Claims (6)
- ハウジングに軸受部を介して回転自在に支持される回転軸を有し、前記回転軸の一方の軸端部にラジアル荷重が負荷される主軸装置であって、
前記軸受部は、
前記回転軸の前記ラジアル荷重が負荷される荷重点側に配置され、2列以上の軸受で構成されるメイン軸受部と、
前記メイン軸受部から前記回転軸の他方の軸端部に向けて軸方向に離間して配置され、1列以上の軸受で構成されるサポート軸受部と、
を有し、
前記メイン軸受部の前記ラジアル荷重の荷重点に最も近い軸受を荷重点側軸受、他の軸受を反荷重点側軸受とし、前記荷重点側軸受の内部すきまをΔr1、前記反荷重点側軸受の各内部すきまを、前記反荷重点側軸受の前記荷重点側軸受からの配列順にΔr1+i(i=1〜n:nは前記荷重点側軸受を除く前記メイン軸受部の全軸受個数)としたとき、
前記荷重点側軸受の内部すきまΔr1は、前記反荷重点側軸受の内部すきまΔr1+iのいずれよりも大きく、且つ、前記反荷重点側軸受の各軸受は、反荷重点側に隣接する軸受が存在する場合に、当該隣接する軸受の内部すきまΔr(1+i)+1以上の内部すきまΔr1+iを有する主軸装置。 - 前記荷重点側軸受の内部すきまΔr1と、前記反荷重点側軸受の内部すきまΔr1+iとの比f(f=Δr1/Δr1+i)は、1<f<20である請求項1に記載の主軸装置。
- 複数の前記反荷重点側軸受を有する場合に、前記反荷重点側軸受の内部すきまΔr1+iは、反荷重点側ほど小さい請求項1又は2に記載の主軸装置。
- 前記反荷重点側軸受の接触面圧と前記荷重点側軸受の接触面圧とが同じである請求項1〜3のいずれか一項に記載の主軸装置。
- 前記荷重点側軸受及び前記反荷重点側軸受は深溝玉軸受である請求項1〜4のいずれか一項に記載の主軸装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の主軸装置を備えるモータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101428A JP2020193698A (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 主軸装置、及びモータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101428A JP2020193698A (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 主軸装置、及びモータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020193698A true JP2020193698A (ja) | 2020-12-03 |
Family
ID=73547903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019101428A Pending JP2020193698A (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 主軸装置、及びモータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020193698A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06304616A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-01 | Koyo Seiko Co Ltd | 圧延機用ロールネック軸受装置 |
JP2004190765A (ja) * | 2002-12-10 | 2004-07-08 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP2007100128A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Ntn Corp | 圧延機ロールネック用転がり軸受用の転動部材および圧延機ロールネック用転がり軸受 |
-
2019
- 2019-05-30 JP JP2019101428A patent/JP2020193698A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06304616A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-01 | Koyo Seiko Co Ltd | 圧延機用ロールネック軸受装置 |
JP2004190765A (ja) * | 2002-12-10 | 2004-07-08 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP2007100128A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Ntn Corp | 圧延機ロールネック用転がり軸受用の転動部材および圧延機ロールネック用転がり軸受 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9500231B2 (en) | Fractured-outer-race full-complement ball-bearing system incorporated in a turbocharger assembly | |
JP4554583B2 (ja) | スラスト軸受装置 | |
JP6908481B2 (ja) | ランディング軸受アセンブリおよびそのようなアセンブリが備わった回転機械 | |
JP6527721B2 (ja) | 主軸装置 | |
US7048445B2 (en) | Cylindrical roller bearing | |
JP2015025555A (ja) | 磁気的に懸架されたロータシステムのためのボールベアリング型補助ベアリング | |
WO2016063691A1 (ja) | 組合せ玉軸受及び工作機械用主軸装置 | |
JP6289845B2 (ja) | 円すいころ軸受 | |
JP6690462B2 (ja) | 玉軸受、主軸装置及び工作機械 | |
JP2008019943A (ja) | 組合せ軸受 | |
JP2020193698A (ja) | 主軸装置、及びモータ装置 | |
JP2014059060A (ja) | 多列組合せアンギュラ玉軸受 | |
US20210348645A1 (en) | Bearing assembly | |
JP2014105809A (ja) | 転がり軸受用保持器 | |
JP7367298B2 (ja) | 主軸装置 | |
JP2006326695A (ja) | 工作機械主軸用軸受装置 | |
JP2006214456A (ja) | 転がり軸受 | |
JP2004324733A (ja) | クロスローラ軸受 | |
JP2006214456A5 (ja) | ||
JP2006177504A (ja) | ダイレクトドライブモータ | |
CN105781908B (zh) | 双排球面滚子轴承 | |
CN113090663B (zh) | 一种轴承保持器 | |
JP2005240881A (ja) | 工作機械用アンギュラ玉軸受 | |
JP2013022675A (ja) | 主軸装置 | |
JP2011052714A (ja) | 多列組合せアンギュラ玉軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221108 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20221226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230509 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20231031 |