JP2020190933A - 食品の注文受渡しシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】調理ステーションと受渡しステーションとを分離した食品の注文受渡しシステムを提供する。【解決手段】調理ステーション3と受渡しステーション4とは同じ店舗内に配置されず分離している。受渡しステーション4は複数の収納ボックス5…からなり、各収納ボックス毎にキー装置、送受信装置及びカメラが具備され、送受信装置を介して前記管理システムプラットホーム1からQRコード(登録商標)などの解錠コードを受信し、カメラで認識した開錠コードが管理システムプラットホーム1から送られた解錠コードと一致する場合に解錠する。【選択図】 図3
Description
本発明は、食品の注文から受取りまでをスマートホン等の通信端末を介して行うシステムに関する。
スマートホン等の通信端末を用いた食品の注文システムとして、特許文献1が提案されている。
この特許文献1は注文者の好みに合わせて野菜などのトッピングを調理するシステムとして、パンなどを搬送するコンベアの上方に特定の野菜を収納した筒状体を複数配置し、注文者のスマートホンからの注文で特定の野菜を収納した筒体の下端開口に設けたカッターが動作し、コンベア上を移動するパンの上にトッピング野菜が盛りつけられる内容である。
この特許文献1は注文者の好みに合わせて野菜などのトッピングを調理するシステムとして、パンなどを搬送するコンベアの上方に特定の野菜を収納した筒状体を複数配置し、注文者のスマートホンからの注文で特定の野菜を収納した筒体の下端開口に設けたカッターが動作し、コンベア上を移動するパンの上にトッピング野菜が盛りつけられる内容である。
特許文献2には、消費者がスマートホンにダウンロードしたアプリケーションやホームページから注文して料金を支払い、後での受け取りや食品の受け取り時間を指定する注文ステップと、後での受け取りや食品の受け取り時間を指定した場合、その指定した受け取り時間が近くなると、食品販売機の調理装置が自動的に稼動して食品を作り始める調理ステップと、後での受け取りや食品の受け取り時間を指定した後、食品が出来上がると食品販売機の取出し口に送り出し、食品を該取出し口に設定した待ち時間放置し、その時間中に、消費者が受け取りを認証した場合には、該取出し口を開け、一方、食品を該取出し口に放置して設定の待ち時間を超えても受け取らなかった場合には、食品を貯蔵装置に送って保存し、その後、消費者が受け取りを認証した時には、食品を貯蔵装置の取出し口に送って該出し口を開ける食品送り出し方法が提案されている。
特許文献3は本発明者が提案した食品などの受渡しボックスであり、この受渡しボックスは、受け渡す物品を準備する準備エリアと準備された物品を受け取る受け取りエリアとの間に配置され、前記準備エリアと受け取りエリアとを画成する壁体に支持され、また受け渡しボックスは前記受け取りエリアに臨む前面扉と前記準備エリアに臨む背面扉を備え、前記前面扉の少なくとも一部は液晶パネルまたは有機ELパネルの表面側に透明タッチパネルを設けた機能性パネルにて構成され、この機能性パネルの一部にはキーボード部、表示部が形成され、前記前面扉及び背面扉のうち一方が開状態のときは、他方は閉状態にロックされ、前記背面扉が開となったことをセンサが感知することで前記機能性パネルを構成する液晶パネルまたは有機ELパネルを透光状態から不透光状態に切り換え、また前記背面扉が閉状態の場合には前記液晶パネルまたは有機ELパネルを透光状態に維持することを内容としている。
特許文献4には、注文・支払いステーションと食品調理ステーションとを分離し、注文・支払いステーションでの情報を食品調理ステーションが受け、注文に応じた食品を食品調理ステーションで調理し、注文者は食品調理ステーションにおいて出来上がった食品を受け取る提案がなされている。
特許文献1に開示される注文システムによれば、スマートホンなどを用いて注文が行え、また人手を掛けることなく料理が出来上がってくるが、食品としてはトッピングとしての野菜サラダなど、極めて単純な食品に限定されてしまう。
特許文献2に開示される方法では、食品販売機内に組み込まれた調理装置が人手をかけることなく自動的に食品を調理するため、極めて限られた食品しか造ることができず食品として最も必要なおいしさを提供することができない。
特許文献3に開示される受渡しボックスでは、受渡しボックスの一方の側の空間が調理場などの準備エリアとされ、比較的広いスペースが要求され、店舗を展開する場所に制限がかかってしまう。また、注文の際にユーザの好みに合わせた細かな要求ができない。
特許文献4に提案される注文・支払いステーションと食品調理ステーションとの分離は、衛生上は好ましいが、スマートホン等を使ったモバイルオーダとの関連性は薄い。
特許文献2に開示される方法では、食品販売機内に組み込まれた調理装置が人手をかけることなく自動的に食品を調理するため、極めて限られた食品しか造ることができず食品として最も必要なおいしさを提供することができない。
特許文献3に開示される受渡しボックスでは、受渡しボックスの一方の側の空間が調理場などの準備エリアとされ、比較的広いスペースが要求され、店舗を展開する場所に制限がかかってしまう。また、注文の際にユーザの好みに合わせた細かな要求ができない。
特許文献4に提案される注文・支払いステーションと食品調理ステーションとの分離は、衛生上は好ましいが、スマートホン等を使ったモバイルオーダとの関連性は薄い。
更に特許文献1〜4に開示されるいずれのシステムも、調理する場所とユーザが受け取る場所とが同じ場所である。調理する場所には特に交通の便の良さは要求されないが、受け取る場所はユーザにとって駅の近くで且つ階段で上がり下りしない場所が好ましい。このため、受け取る場所を優先すると賃貸料などが高額になってしまい、逆に調理する場所を優先すると顧客が減少する。
調理する場所とユーザが受け取る場所とが異なるシステムとして、わが国では従来から出前システムがある。しかしながら出前システムは注文者の居場所が特定されていることが条件となり、供給側のコスト削減に結びつくものではない。
上記課題を解決するため本発明に係る食品の注文受渡しシステムは、クラウドコンピュータなどに構築される管理システムプラットホームと、この管理システムプラットホームと双方向通信が可能なユーザが保有するスマートホンなどの移動端末と、前記管理システムプラットホームからの指令を受信して注文された食品を調理する調理ステーションと、出来上がった食品を受渡しのために収納する受渡しステーションとから構成され、前記受渡しステーションは前記調理ステーションとは分離した別の離れた場所、例えば異なる建物、屋外或は同じ建物内でも別の階などに設けられ、前記管理システムプラットホームは前記受渡しステーションを構成する各収納ボックスに個別の開錠コードを送信し、前記管理システムプラットホームは調理ステーションの通信端末にユーザからの注文内容と当該ユーザからの注文品を収納する収納ボックスの番号及び個別の開錠コードを送信し、また、前記管理システムプラットホームはユーザの移動端末に当該ユーザからの注文品を収納する収納ボックスの番号及び個別の開錠コードを送信する。
前記調理ステーションでは出来上がった注文品はデリバリーボックス内に収納され、また前記調理ステーションでは管理システムプラットホームから送信された収納ボックスの番号とQRコード(登録商標)などの開錠コードをプリントアウトし、このプリントアウトしたシートを前記デリバリーボックスに貼り付けることで、間違いなく商品の受け渡しが行える。
本発明に係る食品の注文受渡しシステムによれば、注文品を調理する調理ステーションと注文品を受け取る受渡しステーションが離れていても、他人の注文品を誤って受け取ることがない。
また、調理ステーションと受渡しステーションをそれぞれに適合した場所に設定することができる。例えば調理ステーションとしてはガス、水道などを使いやすく衛生的な場所を選定し、受渡しステーションとしては、駅の改札口の近く、地下街の壁際、ビルの郵便ボックスの脇など僅かなスペースでも受渡しボックスを設置することができ、狭い空間を最大限利用することができる。
図1に示すように、本発明に係る食品の注文受渡しシステムは、クラウドコンピュータなどに構築される管理システムプラットホーム1と、この管理システムプラットホーム1と双方向通信が可能なユーザが保有するスマートホンなどの移動端末2と、前記管理システムプラットホーム1と双方向通信が可能で管理システムプラットホーム1からの指令を受信して注文された食品を調理する調理ステーション3と、前記管理システムプラットホーム1と双方向通信が可能で出来上がった食品を受渡しのための受渡しステーション4とから構成される。
前記管理システムプラットホーム1は、CPU、ROM、RAM、HDD、BIOS、通信インターフェースなどから通信手段、演算手段及び記憶手段が構築される。前記記憶手段には少なくとも全ての調理ステーションに関する情報、提供可能な全ての食品に関する情報及びユーザに関する情報が記憶されている。
前記調理ステーション3に関する情報としては、例えばシステム管理者の操作によって変更できる非自動更新情報として、全ての調理ステーションの地図上の位置(番地)、従業員数、従業員の氏名、平均売上高など、変更が出た場合に直ちに更新される自動更新情報として、調理ステーション毎の残りのキャパシティ、売切り品の有無が挙げられる。
前記提供可能な全ての食品に関する情報のうち非自動更新情報としては食品名、サイドメニュー、値段など、自動更新情報としては食品が出来上がってからの経過時間が挙げられる。
前記ユーザに関する情報のうち非自動更新情報としては、ユーザ名、ID番号、決済情報など、自動更新情報としては前回及び前々回の注文内容が挙げられる。ユーザの好みは短期間で大きく変化することはなく、リピータの注文内容は前回または前々回の注文内容と同じ場合が多い。このような場合毎回同じ入力を行うのは時間の無駄になる。この実施例のように、ワンクリックで前回か前々回と同じ内容の注文ができれば、急いでいるときには便利である。
調理ステーション3と受渡しステーション4とは同じ店舗内に配置されず分離している。図1の右側の例では店舗の屋外に受渡しステーション4を配置し、調理ステーション3から受渡しステーション4まではデリバリーロボットを用いて搬送している。また、左側の例にあっては同じ建物内であるが、通路を隔てて迂回側の壁に沿って受渡しステーション4を配置している。
受渡しステーション4は複数の収納ボックス5…からなり、各収納ボックス毎にキー装置、送受信装置及びカメラが具備され、送受信装置を介して前記管理システムプラットホーム1からQRコード(登録商標)などの解錠コードを受信し、カメラで認識した開錠コードが管理システムプラットホーム1から送られた解錠コードと一致する場合に解錠する。
また、各収納ボックス5…の正面の周囲にはライン状のLED照明装置6が設けられ、遠くからでも受渡しステーション4の位置を用意に確認できるとともに、商品が収納されている収納ボックス5の周囲のLED照明装置6の色を他の部分と異ならせることで、ユーザに自分の注文品が入っている収納ボックス5を見つけやすくしている。
図2は受渡しステーション4の設置場所の別実施例を示しており、(a)は自動販売機に隣接して受渡しステーション4を配置し、(b)はビル内の円柱の廻りに受渡しステーション4を配置している。
調理ステーション3には、管理システムプラットホーム1からユーザの注文内容とともに、注文した商品を入れる受渡しステーション4の収納ボックス5の番号(ID)及び解錠コードが送信される。この開錠コードは前記収納ボックス5及びユーザの移動端末2に送られる解錠コードと同じとする。
調理ステーション3において、注文品の調理が終わったら、図3に示すようにデリバリーボックス7内に調理済み品を入れる。一方、調理ステーション3では管理システムプラットホーム1から送信された注文内容、収納ボックス番号及び解錠コードをシート8にプリントアウトし、このシート8をデリバリーボックス7に貼り付ける。
調理ステーション3から受渡しステーション4までの搬送は任意であり、デリバリーロボットを用いることも可能である。そして、受渡しステーション4では前記シート8に記載されている番号の収納ボックス5のカメラにシート8に印刷されている解錠コードをかざし読み込ませる。読み込んだ解錠コードが予め収納ボックス5に送信されている解錠コードと一致すれば収納ボックス5が開くので、収納ボックス5内にデリバリーボックス7を入れ、再び収納ボックス5を閉じる。閉じることで自動的に施錠される。
次に注文から決算までの流れを図4のフローチャート及び図5のユーザの端末の遷移画面を参照して説明する。先ず、モバイルオーダのホームページにアクセスするか予めダウンロードしたアプリケーションソフトを立ち上げると、図5(a)に示すログイン画面となる。
必要な条件、例えばユーザIDなどを入力してログインボタンをタッチすると、管理システムプラットホーム1にユーザ情報が送信され、図5(b)に示すように管理システムプラットホーム1からユーザの端末2に前回の注文内容が送信され表示される。今まで注文したことがないユーザについては、図5(d)の商品のメニューに飛ぶ。
前回と同じでよければ「はい」をタッチする。すると、図5(g)の決済のページに飛ぶ。「前々回」をタッチすると前々回の注文内容が表示され、「いいえ」をタッチすると、図5(c)に示すように変更しようとしているものが商品自体なのか調味料かを問う画面に遷移する。
商品自体を変更する場合は、図5(d)に示す画面に遷移し、調味料の量などを変更する場合は図5(e)に示す画面に遷移する。(d)と(e)の画面をまとめてもよい。
この後、一般的な「カゴに入れる」、「レジへ」などの操作を行うと図5(f)に示す確認画面に遷移する。この確認画面において「はい」をタッチすると決済画面に移行する。この決済画面では複数の決済方法が選択可能とされ、また新たに登録を行うことも可能なように新規登録画面へ移行するボタンも設けられている。
決済が終了したら、図5(h)に示す受取り時間の指定画面に移行する。ユーザは商品の提供可能時間内において自分の都合のよい受渡しステーション4(調理ステーション3)と時間を指定する。時間を指定した後、確認ボタンをクリックすると、図5(i)に示す受付表示画面に移行する。
受付表示画面には受付番号、収納ボックス番号及び解錠コードが表示される。収納ボックス番号及び解錠コードは調理ステーション3でプリントアウトしたシート8に表示されたものと同じである。ユーザは例えば自分のスマートホンの画面に示されている解錠コードを特定の収納ボックス5のカメラにかざすことで収納ボックス5が解錠され、注文した商品を取り出すことができる。
1…管理システムプラットホーム
2…移動端末
3…調理ステーション
4…受渡しステーション
5…収納ボックス
6…LED照明装置
7…デリバリーボックス
8…シート
2…移動端末
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4…受渡しステーション
5…収納ボックス
6…LED照明装置
7…デリバリーボックス
8…シート
Claims (2)
- クラウドコンピュータなどに構築される管理システムプラットホームと、この管理システムプラットホームと双方向通信が可能なユーザが保有するスマートホンなどの移動端末と、前記管理システムプラットホームからの指令を受信して注文された食品を調理する調理ステーションと、出来上がった食品を受渡しのために収納する受渡しステーションとから構成される食品の注文受渡しシステムであって、
前記受渡しステーションは前記調理ステーションとは分離した別の離れた場所に設けられ、前記管理システムプラットホームは前記受渡しステーションを構成する各収納ボックスに個別の開錠コードを送信し、前記管理システムプラットホームは調理ステーションの通信端末にユーザからの注文内容と当該ユーザからの注文品を収納する収納ボックスの番号及び個別の開錠コードを送信し、また、前記管理システムプラットホームはユーザの移動端末に当該ユーザからの注文品を収納する収納ボックスの番号及び個別の開錠コードを送信することを特徴とする食品の注文受渡しシステム。 - 請求項1に記載の食品の注文受渡しシステムにおいて、前記受渡しステーションが調理ステーションと離れて設置される場所は、駅構内、自販機の隣、柱の周囲または通路の壁際であることを特徴とする食品の注文受渡しシステム。
Priority Applications (1)
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JP2019095985A JP2020190933A (ja) | 2019-05-22 | 2019-05-22 | 食品の注文受渡しシステム |
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2019
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