JP2020014138A - Sound signal processing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、音響信号に音響効果を付与する音響信号処理装置に関するものである。 The present invention relates to an audio signal processing device for giving an audio effect to an audio signal.
テレビやカーナビゲーション装置(カーナビ)などのオーディオ機器の多くは、出力音声の音質のユーザ(受聴者)による調整を可能にする音響信号処理装置を備えている。例えば、ニュースやドラマなどのテレビ番組では、セリフやアナウンスなどの人間の声(以下「セリフ」と総称する)の聞き取り易さを重視した音響効果、すなわち、セリフを強調する音響効果のニーズがある。一方、音楽や映画の効果音では、音像の拡がりを重視した音響効果、すなわち、音像の拡がりを強調する音響効果のニーズもある。一般に、人間の声を主体とした出力音声は、左右に設置されたスピーカ間の中央に音像が定位するように生成される傾向があり、音楽や映画の効果音の出力音声は、中央だけでなく、左右にも広がって音像が定位するように生成される傾向が強い。 Many audio devices, such as televisions and car navigation systems (car navigation systems), include an audio signal processing device that allows a user (listener) to adjust the sound quality of output sound. For example, in television programs such as news and dramas, there is a need for a sound effect that emphasizes the easiness of hearing a human voice (hereinafter, collectively referred to as “line”) such as a line or an announcement, that is, a sound effect that emphasizes the line. . On the other hand, for sound effects of music and movies, there is a need for an acoustic effect that emphasizes the spread of a sound image, that is, an acoustic effect that emphasizes the spread of a sound image. In general, output sound mainly composed of human voice tends to be generated such that a sound image is localized at the center between speakers placed on the left and right, and output sound of music and movie sound effects is generated only at the center. However, there is a strong tendency that the sound image is generated so that the sound image is localized in the right and left directions.
また、各種の音響効果を得るための音響信号処理のアルゴリズムが開発され、オーディオ機器に実装されている。例えば下記の特許文献1には、ステレオ信号の左右チャネルの和信号に、ヴォーカル音声帯域を抽出するフィルタと、ヴォーカル音声帯域から特定の周波数成分を減衰させるノッチフィルタとをかけることで、セリフを強調する音響効果を得る技術が開示されている。また、特許文献2には、ユーザの前方に配置した一対のスピーカを用いて、フロントステレオ信号およびリアサラウンド信号を再生し、リアサラウンド音の音像をユーザの後方に定位させることで、音像の拡がりを強調する音響効果を得る技術が開示されている。 Also, algorithms for acoustic signal processing for obtaining various acoustic effects have been developed and implemented in audio equipment. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2003-216, the speech is emphasized by applying a filter that extracts a vocal audio band and a notch filter that attenuates a specific frequency component from the vocal audio band to the sum signal of the left and right channels of the stereo signal. A technique for obtaining the following acoustic effect is disclosed. Further, Patent Document 2 discloses that a front stereo signal and a rear surround signal are reproduced by using a pair of speakers arranged in front of the user, and the sound image of the rear surround sound is localized behind the user, thereby expanding the sound image. There is disclosed a technique for obtaining a sound effect that emphasizes the sound.
一般的なオーディオ機器は、セリフを強調する音響効果を得る機能と、音像の拡がりを強調する音響効果を得る機能との両方を備えることが多く、両者を同時に働かせることもできる。しかし、セリフを強調する音響効果を得る機能と、音像の拡がりを強調する音響効果を得る機能とを同時に働かせると、互いに効果を弱め合う結果となり、ユーザがその2つの音響効果を使い分けるのは難しい。 A general audio device often has both a function of obtaining a sound effect that emphasizes dialogue and a function of obtaining a sound effect that emphasizes spread of a sound image, and both can be operated simultaneously. However, when the function of obtaining the sound effect that emphasizes the dialogue and the function of obtaining the sound effect that emphasizes the spread of the sound image are simultaneously operated, the effects are mutually weakened, and it is difficult for the user to use the two sound effects properly. .
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、セリフを強調する音響効果と音像の拡がりを強調する音響効果との使い分けをユーザが容易に行うことを可能にする音響信号処理装置を提供することを目的とする。 SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is to provide a sound signal processing method that enables a user to easily use a sound effect that emphasizes dialogue and a sound effect that emphasizes the spread of a sound image. It is intended to provide a device.
本発明に係る音響信号処理装置は、入力音響信号に対してセリフを強調する第1の音響効果を付与した第1の音響信号を生成するセリフ強調処理部と、前記入力音響信号に対して音像の拡がりを強調する第2の音響効果を付与した第2の音響信号を生成するサラウンド処理部と、前記第1の音響効果および前記第2の音響効果の強さを一括して設定するための音響効果設定値のユーザによる設定値を取得するユーザ設定取得部と、前記音響効果設定値に基づいて、前記入力音響信号と前記第1の音響信号との重みづけ和、もしくは、入力音響信号と前記第2の音響信号との重みづけ和を出力する音響効果制御部と、を備えるものである。 An audio signal processing device according to the present invention includes a speech enhancement processing unit that generates a first audio signal to which a first acoustic effect that enhances speech is applied to an input audio signal, and a sound image for the input audio signal. A surround processing unit that generates a second sound signal to which a second sound effect that emphasizes the spread of the sound is added, and a unit that collectively sets the strength of the first sound effect and the second sound effect. A user setting acquisition unit that acquires a setting value of a sound effect setting value by a user, and, based on the sound effect setting value, a weighted sum of the input sound signal and the first sound signal, or an input sound signal. And a sound effect control unit that outputs a weighted sum with the second sound signal.
本発明に係る音響信号処理装置によれば、セリフを強調する音響効果(第1の音響効果)および音像の拡がりを強調する音響効果(第2の音響効果)の強さを、1つの音響効果設定値を用いて一括して設定できるため、ユーザはそれら2つの音響効果の使い分けを容易に行うことができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the acoustic signal processing apparatus which concerns on this invention, the intensity | strength of the acoustic effect (first acoustic effect) which emphasizes a dialogue, and the acoustic effect (second acoustic effect) which emphasizes the spread of a sound image is set to one acoustic effect. Since the settings can be collectively set using the set values, the user can easily use the two sound effects properly.
図1は、本発明の実施の形態に係る音響信号処理装置100の構成を示す図である。図1のように、音響信号処理装置100は、セリフ強調処理部101、サラウンド処理部102、ユーザ設定取得部103および音響効果制御部104を備える。また、音響信号処理装置100には表示装置105および操作入力装置106が接続されている。ここで、音響信号処理装置100に入力される音響信号(入力音響信号)は、5.1ch信号または2chのステレオ信号であるものと仮定し、以下では、その2種類の入力音響信号に対する処理を主に説明する。ただし、入力音響信号は、その2種類に限られず、例えば7.1ch信号などでもよい。また、ここでは一般的な液晶テレビなど、ステレオ音声を出力するオーディオ機器への適用を想定し、音響信号処理装置100から出力される音響信号(出力音響信号)はステレオ信号であるものとする。ただし、出力音響信号もステレオ信号に限られず、例えば、音響信号処理装置100が入力音響信号と同じch数の出力音響信号を出力するようにしてもよい。
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an audio
セリフ強調処理部101は、入力音響信号に対してセリフを強調する音響効果(第1の音響効果)を付与するセリフ強調処理を行い、セリフを強調する音響効果が付与された音響信号(第1の音響信号)を出力する。
The serif
入力音響信号がステレオ信号の場合、セリフ強調処理部101は、左チャネル(Lch)信号と右チャネル(Rch)信号との相関成分を抽出して強調する処理を行うことで、入力音響信号にセリフを強調する音響効果を付与する。ステレオ信号の相関成分を抽出する方法は、一般的なものでよく、例えば特許文献1で開示された方法を用いることができる。
When the input audio signal is a stereo signal, the dialog
入力音響信号が5.1ch信号の場合、セリフ強調処理部101は、例えば、5.1ch信号に含まれるフロント左チャネル信号、センターチャネル(Cch)信号およびフロント右チャネル信号を用いた次の式(1)に基づいて、セリフを強調する音響効果が付与されたステレオ信号の左チャネル信号および右チャネル信号を生成する。
When the input audio signal is a 5.1ch signal, the dialog
式(1)において、xfl(n)はフロント左チャネル信号、xfr(n)はフロント右チャネル信号、xc(n)はセンターチャネル信号である。また、y’l(n)は、セリフを強調する音響効果が付与されたステレオ信号の左チャネル信号、y’r(n)は、セリフを強調する音響効果が付与されたステレオ信号の右チャネル信号である。なお、nはサンプルのインデックスである。 In equation (1), x fl (n) is a front left channel signal, x fr (n) is a front right channel signal, and x c (n) is a center channel signal. Further, y ′ l (n) is a left channel signal of a stereo signal to which a sound effect that emphasizes dialogue is added, and y ′ r (n) is a right channel of a stereo signal to which a sound effect that emphasizes dialogue is added. Signal. Here, n is the index of the sample.
セリフ強調処理部101が入力音響信号にセリフを強調する音響効果を付与する方法は、上記の方法に限られず、任意の方法でよい。
The method by which the line
サラウンド処理部102では、入力音響信号に対して音像の拡がりを強調する音響効果(第2の音響効果)を付与するサラウンド処理を行い、音像の拡がりを強調する音響効果が付与された音響信号(第2の音響信号)を出力する。
The
入力音響信号がステレオ信号の場合、ステレオ音声を出力する1対のスピーカの間隔が広いほど音像が拡がるという特性を利用し、サラウンド処理部102は、例えば公知のアルゴリズムであるトランスオーラルシステムを用いて、音響信号処理装置100に接続される一対のスピーカ(図1では不図示)の間隔よりも広い間隔で配置された仮想的な一対のスピーカの伝達特性を、入力音響信号に付与する。
When the input audio signal is a stereo signal, the
入力音響信号が5.1ch信号の場合、サラウンド処理部102は、5.1ch信号のフロント左チャネル信号、フロント右チャネル信号、センターチャネル信号、リア左チャネル信号、リア右チャネル信号を用いて、入力音響信号に音像の拡がりを強調する音響効果を付与する処理を行うことで、音像の拡がりを強調する音響効果が付与されたステレオ信号の左チャネル信号および右チャネル信号を生成すればよい。音像の拡がりを強調する方法は、一般的なものでよく、例えば特許文献2で開示された方法を用いることができる。
When the input sound signal is a 5.1ch signal, the
サラウンド処理部102が入力音響信号に音像の拡がりを強調する音響効果を付与する方法は、上記の方法に限られず、任意の方法でよい。
The method by which the
ここで、本実施の形態の音響信号処理装置100では、入力音響信号に付与されるセリフを強調する音響効果の強さと、音像の拡がりを強調する音響効果の強さは、それぞれ個別に設定されるのではなく、1つの(1次元の)音響効果設定値によって一括して設定される。音響効果設定値は、ユーザの好みに応じて設定される。
Here, in the acoustic
本実施の形態では、ユーザ設定取得部103が、表示装置105に図2のようなGUI(Graphical User Interface)画面200を表示させ、ユーザは、操作入力装置106を用いてGUI画面200を操作し、音響効果設定値を設定することができる。
In the present embodiment, the user
ここで、表示装置105は、例えば液晶表示装置などである。操作入力装置106は、表示装置105に表示されたGUI画面200を操作するためのものであり、例えばキーボードや操作レバー、マウス、タッチパッドなどである。操作入力装置106としてのタッチパッドを表示装置105の画面上に配設し、表示装置105および操作入力装置106が1つのタッチパネルとして構成されていてもよい。
Here, the
図2のGUI画面200は、スライドバー201を含んでおり、ユーザがスライダー201aをスライドバー201の左端に近づけるとセリフを強調する音響効果が強くなり、スライドバー201の右端に近づけると音像の拡がりを強調する音響効果が強くなるように、音響効果設定値が設定される。また、スライダー201aをスライドバー201の中央に位置させると、入力音響信号にはセリフを強調する音響効果も音像の拡がりを強調する音響効果も付与されない。
The
ユーザ設定取得部103は、スライドバー201におけるスライダー201aの位置を音響効果設定値に変換することで、ユーザが設定した音響効果設定値を取得する。本実施の形態では、スライダー201aがスライドバー201の左端に位置するときに音響効果設定値が0に設定され、スライダー201aがスライドバー201の中央に位置するときに音響効果設定値が50に設定され、スライダー201aがスライドバー201の右端に位置しているときに音響効果設定値が100に設定されるものとする。
The user
なお、GUI画面の構成は、図2に示した例に限られない。例えば、GUI画面に、ユーザがスライダーを用いて座標を入力できる座標入力平面を設け、スライダーの座標に応じて音響効果設定値が設定されるようにしてもよい。すなわち、スライダーのX座標(横方向の座標)に応じてセリフを強調する音響効果および音像の拡がりを強調する音響効果の片方の強さが変化し、スライダーのY座標(縦方向の座標)に応じてもう片方の強さが変化するようにしてもよい。例えば、スライダーの位置のX座標とY座標との差あるいは比率に基づいて、音響効果設定値が設定されるようにすることが考えられる。 Note that the configuration of the GUI screen is not limited to the example shown in FIG. For example, a coordinate input plane on which a user can input coordinates using a slider may be provided on the GUI screen, and the sound effect setting value may be set according to the coordinates of the slider. That is, the strength of one of the sound effect that emphasizes the dialogue and the sound effect that emphasizes the spread of the sound image changes in accordance with the X coordinate (horizontal coordinate) of the slider, and changes to the Y coordinate (vertical coordinate) of the slider. The strength of the other may be changed accordingly. For example, it is conceivable to set the sound effect set value based on the difference or ratio between the X coordinate and the Y coordinate of the position of the slider.
また、GUI画面に、ユーザにより設定された音響効果設定値の表示を含ませてもよい。 In addition, the GUI screen may include a display of the sound effect set value set by the user.
音響効果制御部104は、ユーザ設定取得部103が取得した音響効果設定値に基づいて、入力音響信号とセリフ強調処理部101が生成した音響信号(セリフを強調する音響効果が付与された音響信号)との重みづけ和、もしくは、入力音響信号とサラウンド処理部102が生成した音響信号(音像の拡がりを強調する音響効果が付与された音響信号)との重みづけ和を、最終的な出力となる音響信号(出力音響信号)として生成する。
Based on the sound effect setting value obtained by the user
入力音響信号がステレオ信号の場合、音響効果制御部104は、次の式(2)および(3)を用いて、出力音響信号の左チャネル信号および右チャネル信号を得る。
When the input audio signal is a stereo signal, the sound
式(2)において、xl(n)は入力音響信号の左チャネル信号、y’l(n)はセリフ強調処理部101によりセリフを強調する音響効果が付与された左チャネル信号、y’’l(n)はサラウンド処理部102により音像の拡がりを強調する音響効果が付与された左チャネル信号、yl(n)は出力音響信号の左チャネル信号である。式(3)において、xr(n)は入力音響信号の右チャネル信号、y’r(n)はセリフ強調処理部101によりセリフを強調する音響効果が付与された右チャネル信号、y’’r(n)はサラウンド処理部102により音像の拡がりを強調する音響効果が付与された右チャネル信号、yr(n)は出力音響信号の右チャネル信号である。また、αは、ユーザにより設定された音響効果設定値β(0≦β≦100)に基づいて定められる重み付け係数であり、次の式(4)により求められる。
In the equation (2), x l (n) is a left channel signal of the input audio signal, y ′ l (n) is a left channel signal to which a sound effect for emphasizing the speech is given by the speech
入力音響信号が5.1ch信号の場合、音響効果制御部104は、次の式(5)および(6)を用いて、出力音響信号の左チャネル信号および右チャネル信号を得る。
When the input audio signal is a 5.1ch signal, the sound
式(5)において、xfl(n)は入力音響信号のフロント左チャネル信号、y’l(n)はセリフ強調処理部101が生成したセリフを強調する音響効果が付与された左チャネル信号、y’’l(n)はサラウンド処理部102が生成した音像の拡がりを強調する音響効果が付与された左チャネル信号、yl(n)は出力音響信号の左チャネル信号である。式(6)において、xfr(n)は入力音響信号のフロント右チャネル信号、y’r(n)はセリフ強調処理部101が生成したセリフを強調する音響効果が付与された右チャネル信号、y’’r(n)はサラウンド処理部102が生成した音像の拡がりを強調する音響効果が付与された右チャネル信号、yr(n)は出力音響信号の右チャネル信号である。また、αは、ユーザにより設定された音響効果設定値β(0≦β≦100)に基づいて定められる重み付け係数であり、上記の式(4)により求められる。
In Expression (5), x fl (n) is a front left channel signal of the input audio signal, y ′ l (n) is a left channel signal to which a sound effect for enhancing the speech generated by the speech
式(2)〜(6)から分かるように、本実施の形態の音響効果制御部104は、音響効果設定値が50未満のときは、入力音響信号とセリフを強調する音響効果が付与された音響信号との重みづけ和を出力音響信号として出力し、音響効果設定値が50のときは、入力音響信号をそのまま出力音響信号として出力し、音響効果設定値が50より大きいときは、入力音響信号と音像の拡がりを強調する音響効果が付与された音響信号との重みづけ和を出力音響信号として出力する。また、音響効果設定値が小さいほどセリフを強調する音響効果が強くなり、音響効果設定値が大きいほど音像の拡がりを強調する音響効果が強くなる。
As can be seen from Expressions (2) to (6), when the sound effect set value is less than 50, the sound
よって、ユーザは、音響効果設定値を設定することで、セリフを強調する音響効果および音像の拡がりを強調する音響効果の強さを一括して設定できる。従って、ユーザは、セリフを強調する音響効果と音像の拡がりを強調する音響効果との切り替えを意識することなく、それら2つの音響効果の使い分けを直観的かつ容易に行うことができる。 Therefore, by setting the sound effect setting value, the user can collectively set the strength of the sound effect that emphasizes the words and the sound effect that emphasizes the spread of the sound image. Therefore, the user can intuitively and easily use these two sound effects properly without being conscious of switching between the sound effect that emphasizes the dialogue and the sound effect that emphasizes the spread of the sound image.
図3は、音響信号処理装置100の動作を示すフローチャートである。以下、図3に基づいて音響信号処理装置100の動作を説明する。
FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the acoustic
音響信号処理装置100に入力音響信号が入力されると、セリフ強調処理部101は、入力音響信号にセリフを強調する音響効果を付与した音響信号を生成する(ステップS10)。また、サラウンド処理部102は、入力音響信号に音像の拡がりを強調する音響効果を付与した音響信号を生成する(ステップS11)。
When an input audio signal is input to the audio
次に、ユーザ設定取得部103が、GUI画面200におけるスライドバー201のスライダー201aの位置に基づいて、ユーザが設定した音響効果設定値を取得する(ステップS12)。本実施の形態では、音響効果設定値βは、0≦β≦100を満たす実数である。
Next, the user
続いて、音響効果制御部104は、ユーザ設定取得部103が取得した音響効果設定値を確認する。音響効果設定値が50未満であれば(ステップS13でNO)、音響効果制御部104は、入力音響信号とセリフを強調する音響効果が付与された音響信号との重みづけ和を出力音響信号として生成して出力する(ステップS14)。音響効果設定値が50より大きければ(ステップS15でNO)、音響効果制御部104は、入力音響信号と音像の拡がりを強調する音響効果が付与された音響信号との重みづけ和を出力音響信号として生成して出力する(ステップS16)。また、音響効果設定値が50であれば(ステップS15でYES)、音響効果制御部104は、入力音響信号をそのまま出力音響信号として出力する(ステップS17)。
Subsequently, the sound
図3のフローは、音響信号処理装置100によりを繰り返し実行される。
3 is repeatedly executed by the acoustic
音響信号処理装置100は、ハードウェアもしくはソフトウェアにより実現可能である。
The acoustic
図4は、ハードウェアで構成した音響信号処理装置100を用いたオーディオシステムの構成例を示すブロック図である。図4のオーディオシステムは、処理回路301、メディア再生装置302、放送波受信装置303、DAC(Digital to Analog Converter )回路304、アンプ305、スピーカ306、表示装置307および操作入力装置308により構成されている。
FIG. 4 is a block diagram illustrating a configuration example of an audio system using the audio
処理回路301は、音響信号処理装置100の機能を備えた回路である。すなわち、処理回路301は、入力音響信号に対してセリフを強調する第1の音響効果を付与した第1の音響信号を生成し、入力音響信号に対して音像の拡がりを強調する第2の音響効果を付与した第2の音響信号を生成し、第1の音響効果および第2の音響効果の強さを一括して設定するための音響効果設定値のユーザによる設定値を取得し、音響効果設定値に基づいて、入力音響信号と第1の音響信号との重みづけ和、もしくは、入力音響信号と第2の音響信号との重みづけ和を出力する回路である。処理回路301は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。
The
メディア再生装置302は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)又はBD(Blu-ray Disc(登録商標))等の媒体から入力音響信号となるデジタル信号を読み取って、処理回路301へ入力する。放送波受信装置303は、放送波を受信するテレビやラジオなどであり、入力音響信号となるデジタル信号を処理回路301へ入力する。
The
DAC回路304は、音響信号処理装置100である処理回路301から出力される出力音響信号をアナログ信号に変換する。アナログ信号に変換された出力音響信号は、アンプ305により増幅され、スピーカ306から音声として出力される。
The
なお、表示装置307および操作入力装置308は、図1に示した表示装置105および操作入力装置106に相当するものである。
The
図5は、ソフトウェアで構成した音響信号処理装置100を用いたオーディオシステムの構成例を示すブロック図である。図5のオーディオシステムは、外部記憶装置401、メモリ402、プロセッサ403、メディア再生装置404、放送波受信装置405、スピーカ406、表示装置407および操作入力装置408を備えている。
FIG. 5 is a block diagram illustrating a configuration example of an audio system using the acoustic
音響信号処理装置100は、プロセッサ403が、外部記憶装置401に記憶されたプログラムをメモリ402へ読み出し、メモリ402に格納した当該プログラムを実行することによって実現される。すなわち、当該プログラムは、プロセッサ403により実行されるときに、入力音響信号に対してセリフを強調する第1の音響効果を付与した第1の音響信号を生成する処理と、入力音響信号に対して音像の拡がりを強調する第2の音響効果を付与した第2の音響信号を生成する処理と、第1の音響効果および第2の音響効果の強さを一括して設定するための音響効果設定値のユーザによる設定値を取得する処理と、音響効果設定値に基づいて、入力音響信号と第1の音響信号との重みづけ和、もしくは、入力音響信号と第2の音響信号との重みづけ和を出力する処理と、が結果的に実行されることになるプログラムである。
The acoustic
なお、外部記憶装置401は、プロセッサ403に直接またはネットワークを経由して接続された、例えばハードディスクドライブ(HDD)又はソリッドステートドライブ(SSD)等である。
Note that the
メディア再生装置404および放送波受信装置405は、図4に示したメディア再生装置302および放送波受信装置303に相当するものであり、入力音響信号となるデジタル信号をプロセッサ403へ送信する。
The
スピーカ406は、デジタル入力のスピーカであり、音響信号処理装置100であるプロセッサ403が生成するデジタル信号の出力音響信号に基づき音声を出力する。もちろん、スピーカ406に代えて、DAC回路とアナログ入力のスピーカを用いてもよい。
The
なお、表示装置407および操作入力装置408は、図1に示した表示装置105および操作入力装置106に相当するものである。
The
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。 In the present invention, the embodiments can be appropriately modified and omitted within the scope of the invention.
100 音響信号処理装置、101 セリフ強調処理部、102 サラウンド処理部、103 ユーザ設定取得部、104 音響効果制御部、105 表示装置、106 操作入力装置、200 GUI画面、201 スライドバー、201a スライダー、301 処理回路、302 メディア再生装置、303 放送波受信装置、304 DAC回路、305 アンプ、306 スピーカ、307 表示装置、308 操作入力装置、401 外部記憶装置、402 メモリ、403 プロセッサ、404 メディア再生装置、405 放送波受信装置、406 スピーカ、407 表示装置、408 操作入力装置。
Claims (4)
前記入力音響信号に対して音像の拡がりを強調する第2の音響効果を付与した第2の音響信号を生成するサラウンド処理部と、
前記第1の音響効果および前記第2の音響効果の強さを一括して設定するための音響効果設定値のユーザによる設定値を取得するユーザ設定取得部と、
前記音響効果設定値に基づいて、前記入力音響信号と前記第1の音響信号との重みづけ和、もしくは、入力音響信号と前記第2の音響信号との重みづけ和を出力する音響効果制御部と、
を備える音響信号処理装置。 A speech enhancement processing unit that generates a first audio signal to which a first acoustic effect that enhances speech is added to an input audio signal;
A surround processing unit that generates a second sound signal to which a second sound effect that emphasizes the spread of a sound image is added to the input sound signal;
A user setting acquisition unit that acquires a user-set value of a sound effect set value for setting the strengths of the first sound effect and the second sound effect collectively;
A sound effect control unit that outputs a weighted sum of the input sound signal and the first sound signal or a weighted sum of the input sound signal and the second sound signal based on the sound effect set value. When,
An audio signal processing device comprising:
前記GUI画面は、スライダーを一方の端に近づけると前記第1の音響効果が強くなり、前記スライダーを他方の端に近づけると前記第2の音響効果が強くなるように前記音響効果設定値が設定されるスライドバーを備える、
請求項1に記載の音響信号処理装置。 The sound effect set value is input by the user using a GUI screen displayed on a display device,
In the GUI screen, the sound effect setting value is set such that the first sound effect is enhanced when the slider is moved closer to one end, and the second sound effect is increased when the slider is moved closer to the other end. Equipped with a slide bar,
The acoustic signal processing device according to claim 1.
前記GUI画面は、スライダーの横方向の座標に応じて前記第1の音響効果および前記第2の音響効果の片方の強さが変化し、前記スライダーの縦方向の座標に応じて前記第1の音響効果および前記第2の音響効果のもう片方の強さが変化するように前記音響効果設定値が設定される座標入力平面を備える、
請求項1に記載の音響信号処理装置。 The sound effect set value is input by the user using a GUI screen displayed on a display device,
In the GUI screen, the intensity of one of the first sound effect and the second sound effect changes according to a horizontal coordinate of a slider, and the first sound effect changes according to a vertical coordinate of the slider. A coordinate input plane on which the sound effect setting value is set such that the strength of the other of the sound effect and the second sound effect changes.
The acoustic signal processing device according to claim 1.
請求項2または請求項3に記載の音響信号処理装置。 The acoustic signal processing device according to claim 2, wherein the GUI screen includes a display of the acoustic effect set value set by a user.
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JP2020014138A true JP2020014138A (en) | 2020-01-23 |
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ID=69170104
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