JP2020000345A - Microneedle device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マイクロニードルデバイスに関する。 The present invention relates to a microneedle device.
人の身体を美化し、魅力的に見せるために使用される化粧品の中には、アイシャドウ、口紅、頬紅などの着色を目的としたものが存在する。 Among cosmetics used to beautify and show attractiveness of a human body, there are cosmetics for coloring such as eyeshadow, lipstick, and blusher.
これらの化粧品は、一般的には、一日の始めに使用され、一日の終わりに、洗浄して皮膚から除去される。また、これらの化粧品は、一日の途中で、汗や食事により除去されることもある。一日の途中でこれらの化粧品が除去された場合は、使用者は、再び皮膚に化粧品を使用する必要があり、使用者によっては、これを負担に感じることも多い。 These cosmetics are generally used at the beginning of the day and are washed off the skin at the end of the day. Also, these cosmetics may be removed by sweat or meals in the middle of the day. If these cosmetics are removed in the middle of the day, the user will need to use the cosmetics again on the skin, and some users find this burdensome.
近年、眉や唇を持続的に着色することが可能なティントタイプの化粧料が提案されている(特許文献1参照)。 In recent years, tint type cosmetics capable of continuously coloring eyebrows and lips have been proposed (see Patent Document 1).
皮膚上から薬剤などの送達物を浸透させ体内に送達物を投与する方法である経皮吸収法は、人体に痛みを与えることなく簡便に送達物を投与することが出来る方法として用いられている。 The percutaneous absorption method, which is a method of permeating a substance such as a drug through the skin and administering the substance to the body, is used as a method that can easily administer the substance without causing pain to the human body. .
経皮投与の分野において、μmオーダーの針が形成されたマイクロニードルを用いて皮膚を穿孔し、皮膚内に薬剤などを投与する方法が提案されている(特許文献2参照)。 In the field of transdermal administration, there has been proposed a method of perforating the skin using a microneedle having a needle on the order of μm and administering a drug or the like into the skin (see Patent Document 2).
しかしながら、上記ティントタイプの化粧料は、皮膚を均一に着色すること目的としており、色の濃淡を発現させることは困難であった。眉や目蓋といった箇所においては、色材を皮膚の狙った箇所に配置し、皮膚を希望の濃度で着色することが可能で、かつ皮膚内に色材が安定して保持され、一定期間後に皮膚から排出されることが必要である。 However, the tint type cosmetics are intended to uniformly color the skin, and it has been difficult to develop shades of color. In places such as eyebrows and eyelids, a color material is placed at the target location on the skin, and the skin can be colored at a desired concentration, and the color material is stably retained in the skin, and after a certain period of time. It needs to be excreted from the skin.
本発明の目的は、色材を皮膚の狙った箇所に簡便に配置可能なマイクロニードルデバイスを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a microneedle device in which a coloring material can be easily arranged at a target location on the skin.
上記課題を解決するために、本発明としては、基材シートと、基材シートに積層された粘着層とを有する粘着シートと、一方面が粘着シートの粘着層と接する基板と、基板の他方面に形成された色材を含む複数の突起部とを有するマイクロニードルと、を備えるマイクロニードルデバイスであって、平面視において基板の外周の一部がマイクロニードルデバイスの外周の一部を構成し、かつ、突起部の配置密度が基板の外周の一部に向かって大きくなる。 In order to solve the above problems, the present invention provides a pressure-sensitive adhesive sheet having a base sheet, a pressure-sensitive adhesive layer laminated on the base sheet, a substrate having one surface in contact with the pressure-sensitive adhesive layer of the pressure-sensitive adhesive sheet, A microneedle device having a plurality of protrusions including a color material formed on the side surface, and a part of the outer periphery of the substrate constitutes a part of the outer periphery of the microneedle device in plan view. In addition, the arrangement density of the protrusions increases toward a part of the outer periphery of the substrate.
また、突起部の高さが200μm以下であってもよい。 Further, the height of the projection may be 200 μm or less.
また、基板の平面形状が、短辺方向が2cm以内、長辺方向が4cm以内である紡錘形状であり、突起部が、基板の長辺方向の外周の一部を構成する箇所において密集していてもよい。 In addition, the planar shape of the substrate is a spindle shape in which the short side direction is within 2 cm and the long side direction is within 4 cm, and the protrusions are densely formed at a part of the outer periphery in the long side direction of the substrate. You may.
また、色材が、突起部の表面に存在していてもよい。 Further, the coloring material may be present on the surface of the protrusion.
また、マイクロニードルの材料が熱可塑性樹脂であってもよい。 Further, the material of the microneedles may be a thermoplastic resin.
また、マイクロニードルの材料が生分解性多糖類であってもよい。 Further, the material of the microneedle may be a biodegradable polysaccharide.
また、色材が、蛍光物質であってもよい。 Further, the coloring material may be a fluorescent substance.
また、マイクロニードルと接していない粘着層の一部の表面に離型シートを有してもよい。 Further, a release sheet may be provided on a part of the surface of the adhesive layer that is not in contact with the microneedles.
本発明のマイクロニードルデバイスを使用することにより、色材を皮膚の狙った箇所に簡便に配置可能となる。 By using the microneedle device of the present invention, it is possible to easily arrange a coloring material at a target location on the skin.
本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。まず、実施の形態のマイクロニードルデバイスの構成及び材料について説明し、次にマイクロニードルデバイスの製造方法について説明する。 Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. First, a configuration and a material of the microneedle device of the embodiment will be described, and then a method of manufacturing the microneedle device will be described.
図1に実施の形態のマイクロニードルデバイスの断面図を示した。図2に実施の形態のマイクロニードルデバイスの平面図を示した。尚、図1は、図2のA−A´線に沿う断面図である。実施の形態のマイクロニードルデバイス1は、粘着シート20、およびマイクロニードル10を含み、粘着シート20は基材シート24、および粘着層22を含む。マクロニードル10は、第1の面と第2の面を有する基板14と、基板14の第1の面に形成された複数の突起部12とを備え、基板14の第2の面が粘着シート20の粘着層22に接している構造体である。マイクロニードルデバイス1は、例えば、目蓋などに粘着層22を貼付して色材を含んだ突起部12を皮膚に刺すことで、皮膚内に色材を配置することができるものである。粘着シート20の形状とマイクロニードル10の形状は、図1及び図2に示す形状と一致していなくてもよい。マイクロニードルデバイス1は、粘着シート20の粘着層22の外周の一部がマイクロニードル10の外周よりも外側にある領域を有する。これにより、マイクロニードルデバイス1を目蓋に貼付した際に、粘着層22の一部が目蓋に貼付されるため、マイクロニードルデバイス1を安定的かつ持続的に皮膚に貼付することができる。図3は実施の形態のマイクロニードルデバイスの他の例を示す側面図及び平面図である。図3に示すように、粘着シート20の中央部にC字形状の穴23を設けてもよい。粘着シート20の中央部に穴23を設けることで、マイクロニードルデバイス1を皮膚に貼付した後、穴23から化粧水を浸透させたり、色材を含む溶液を浸透させたりすることができ、化粧効果を高めることができる。穴23の形状は特に限定されないが、例えば、円形、楕円形、四角形、多角形、紡錘形などが挙げられる。
FIG. 1 shows a cross-sectional view of the microneedle device according to the embodiment. FIG. 2 shows a plan view of the microneedle device according to the embodiment. FIG. 1 is a sectional view taken along line AA ′ in FIG. The
突起部12は、色材を含む。平面視において、基板14の外周の一部は、マイクロニードルデバイス1の外周の一部と一致しており、かつ、突起部14の配置密度が、基板14の当該外周の一部に向かって大きくなる。色材を含んだ突起部12を皮膚に刺すと、皮膚内に色材を配置することができる。突起部12の配置密度が大きいほど、色材を多く皮膚に配置することができる。突起部12の配置密度を基板14の上記外周の一部に向かって大きくすることで、マイクロニードルデバイスを貼付した後、皮膚に色の濃淡を設けることができる。特に目蓋にマイクロニードルデバイス1を貼付する際、目蓋の睫の生え際側に、基板14における突起部12の配置密度が大きくなっている外周の一部が貼付されるようにすることで、化粧効果を高めることができる。また、基板14の外周の一部とマイクロニードルデバイス1の外周の一部とが一致していることで、色材を含んだ突起部12の配置密度が大きい基板14の外周の一部を、目蓋の睫の生え際などの皮膚の狙った箇所により容易に穿刺することができる。
The
色材は、突起部12の内部に存在していても、突起部12の表面に存在していても、その両方に存在していてもよい。
The color material may be present inside the
突起部12の形状は、皮膚を穿刺するのに適した形状であれば良く、適宜設計してよい。突起部の形状として、具体的には、円錐、角錐、円柱、角柱、鉛筆形状(胴体部が柱状であり、先端部が錐形状のもの)などであっても良い。
The shape of the
色材としては、化粧品用として一般的に用いられる物質を用いればよく、例えば、染料;有機顔料;天然色素;無機顔料;高分子粉体が挙げられる。エバンスブルーやローダミンなどの蛍光色素を色材として使用したマイクロニードルデバイス1を皮膚に貼付することで、皮膚内への色材の配置具合を分析により確認することができる。
As the coloring material, a substance generally used for cosmetics may be used, and examples thereof include dyes; organic pigments; natural pigments; inorganic pigments; By attaching the
図4は実施の形態のマイクロニードルの模式上面図及び模式断面図であり、図4(a)は、マイクロニードルの突起部側からの模式上面図であり、図4(b)は、図4(a)におけるマイクロニードルのI−I´線に沿う模式断面図である。実施の形態のマイクロニードル10において、針状の突起部12の寸法は皮膚に穿刺孔を形成するのに適した細さと長さを有することが好ましい。具体的には、図4(b)に示す突起部12の高さHは、基板14の表面から突起部12の先端までの垂直距離である。突起部12の高さHは、30μm以上200μm以下の範囲内にすることが望ましい。このような針高さとすることで、色材を皮膚内、特に角質層内に配置することが可能となる。角質層はたえず新陳代謝により新規に生成されるため、角質層内の送達物は時間と共に体外へ排出される。このため、皮膚の洗浄や皮膚をピーリングすることなどにより、色材を排除することができる。色材を角質層内に配置することで、長期間の化粧状態を維持することが出来る一方、色味の除去も簡便におこなうことができる。突起部12の高さHを200μmよりも大きくすると、色材を皮膚内に配置することは可能であるが、色材を排除することが困難になる。
4A and 4B are a schematic top view and a schematic cross-sectional view of the microneedle according to the embodiment. FIG. 4A is a schematic top view from the protrusion side of the microneedle, and FIG. It is a schematic cross section along the II 'line of a microneedle in (a). In the
突起部12の幅Dは、1μm以上300μm以下の範囲内であることが好ましい。突起部12の幅Dは、上記範囲内でマイクロニードル10の突起部12を穿刺した際に形成される穿刺孔を皮膚内のどのくらいの深さまで形成するか等を考慮して決定することが好ましい。突起部12の幅Dは、突起部12の基板14表面への射影において最大となる、基板14表面と平行な方向の長さである。例えば、突起部12が円錐状である場合、突起部12の底面の直径が幅Dとなる。突起部12が正四角錐である場合、突起部12の底面の正方形の対角線が幅Dとなる。また、突起部12が円柱である場合、突起部12の底面の直径が幅Dとなる。突起部12が正四角柱である場合、突起部12の底面の正方形の対角線が幅Dとなる。
The width D of the
突起部12のアスペクト比Aは、1以上10以下の範囲内であることが好ましい。アスペクト比Aとは、突起部12の高さHと幅Dを用い、A=H/Dにより定義される。実施の形態に係るマイクロニードル10において、突起部12が錐形状のように先端角を有し、角質層を貫通させる場合、突起部12の先端角θは5°以上30°以下、より好ましくは10°以上20°以下、の範囲内であることが望ましい。なお、先端角θは突起部12の基板14と垂直な断面における突起部12の先端角度(頂角)を指す。
The aspect ratio A of the
再度図1、図3を参照して、基板14の平面形状が、短辺方向が2cm以内、長辺方向が4cm以内である紡錘形状であり、かつ、突起部12が、基板14の長辺方向の外周の一部を構成する箇所において密集していることが望ましい。このような形状とすることで、目蓋の形状に沿って貼付することが可能となるため、目蓋の睫の生え際に色材の色を濃く配色することが可能となり、その結果、化粧効果を高めることができる。
Referring to FIGS. 1 and 3 again, the planar shape of the
実施の形態におけるマイクロニードル10を形成する材料は、熱可塑性樹脂、あるいは、生分解性多糖類が望ましい。熱可塑性樹脂の場合は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、テフロン(登録商標)、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。さらには、生分解性の材料であれば好ましい。例えばポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリε−カプロラクトン、ポリβ−ヒドロキシ酪酸などが挙げられる。また、これら熱可塑性樹脂の混合であってもよい。生分解性の樹脂を用いることで、マイクロニードル10の突起部12を皮膚に穿刺した後に皮膚内で突起部12が破損しても、人体への影響を最小限に留めることが可能になる。
The material forming the
マイクロニードル10を形成する材料が生分解性多糖類の場合は、例えばデキストラン、デキストリン、ペクチン、プルラン、コンドロイチン硫酸塩、アルギン酸塩、キトサン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどが挙げられる。また、これら生分解性多糖類の混合であってもよい。生分解性多糖類を用いることで、マイクロニードル10の突起部12を皮膚に穿刺した後に皮膚内で突起部12を溶解させることができる。したがって、突起部12に含有された色材を効率的に皮膚内に導入することができる。
When the material forming the microneedle 10 is a biodegradable polysaccharide, for example, dextran, dextrin, pectin, pullulan, chondroitin sulfate, alginate, chitosan, carboxymethylcellulose, hydroxymethylcellulose, hydroxyethylcellulose, hydroxypropylcellulose, methylcellulose, Ethyl cellulose and the like can be mentioned. Further, a mixture of these biodegradable polysaccharides may be used. By using the biodegradable polysaccharide, the
マイクロニードル10の材料として熱可塑性樹脂を用いる場合は、色材が突起部12の表面に存在することが望ましい。色材が突起部12の表面に存在することで、色材を皮膚内にすばやく導入することができる。
When a thermoplastic resin is used as the material of the
穿刺した針状の突起部12が皮膚内部に溶出する溶解型のマイクロニードル10では、突起部12の内部に色材を含有させることも、突起部12の表面に色材を備えることもできる。
In the
一方、色材をマイクロニードル10を用いて皮膚に配色するにあたり、突起部12が皮膚に穿刺される前あるいは皮膚に穿刺された後に、色材を対象となる皮膚上に塗布してもよい。このようにすることで、皮膚への配色の微調整が可能になり、化粧効果を高めることができる。
On the other hand, when coloring the coloring material to the skin using the
また、実施の形態のマイクロニードルデバイス1にあっては、基板14は可撓性を有しても良い。可撓性を有する基板とすることにより、曲面や生体皮膚などの可撓性を有する対象に対して好適に穿刺することが出来る。
In the
また、実施の形態のマイクロニードルデバイス1を用いた処方にあっては、挿入の位置および方向を固定するためのアプリケータを用いても良い。
In the prescription using the
次に、図5A〜図5Fを用いて実施の形態に係るマイクロニードルデバイスの製造方法について説明する。 Next, a method for manufacturing the microneedle device according to the embodiment will be described with reference to FIGS. 5A to 5F.
<原版を作製する工程>
まず、図5Aに示すように、針状パターン32を有する原版30を用意する。突起部12の形状及び配置を決定する原版30の製造方法としては、突起部12の形状及び配置に応じて適宜公知の製造方法を用いてよい。このとき、微細加工技術を用いて原版30を形成してよく、微細加工技術として、例えば、リソグラフィ法、ウェットエッチング法、ドライエッチング法、サンドブラスト法、レーザー加工法、精密機械加工法などを用いても良い。
<Process of making original plate>
First, as shown in FIG. 5A, an original 30 having a needle-
<凹版を作製する工程>
次に、図5Bに示すように、凹版40を原版30をもとに作製する。凹版40は、図5Bの左図に示すように、原版30上に凹版材料42を載せた後に、凹版材料42を剥離する転写方法により作製する。凹版材料42としては、シリコーン樹脂が望ましい。シリコーンの種類は、凹版形成に適していれば任意に選択してよい。図5Bの右図に示すように、作製した凹版40には、マイクロニードル10の突起部12に対応する、突起部12の反転形状をしたパターン44が存在している。
<Step of making intaglio>
Next, as shown in FIG. 5B, an
<マイクロニードルを作製する工程>
次に、図5Cの左図に示すように、凹版40にマイクロニードル10の材料16を入れ、パターンを転写し、材料16を剥離することにより、図5Cの右図に示すマイクロニードル10を得る。マイクロニードル10の材料16が熱可塑性樹脂の場合は、凹版40に熱可塑性樹脂を入れ、上記熱可塑性樹脂の融点以上の温度で加熱溶融させ、プレスし、冷却硬化させる。プレスの圧力は、凹版40が破損しない力未満でおこなう必要があり、1MPa以下が望ましい。冷却は、プレスしたままおこなってもよいし、プレス開放してから冷却してもよい。冷却は、接触方式、非接触方式など任意の方法でおこなってよい。マイクロニードル10の材料16が生分解性多糖類の場合は、材料あるいは材料及び色材を溶解あるいは分散した溶液を作製する。この溶液を凹版40に流し込み、乾燥させて溶媒を除去して硬化させた後、凹版40からこの硬化物を剥離することによりマイクロニードル10を得ることができる。減圧下で材料16を溶解した溶液を凹版40に流し込むと、パターン44に効率的に材料16を供給することができる。
<Process for manufacturing microneedles>
Next, as shown in the left diagram of FIG. 5C, the
<マイクロニードルの外形を調整する工程>
図5Dに示すように、必要に応じて、得られたマイクロニードル10の外形を加工することができる。加工方法は適宜選定してよく、例えば打ち抜きなどが挙げられる。
<Step of adjusting the external shape of the microneedle>
As shown in FIG. 5D, the outer shape of the obtained
<マイクロニードルと粘着シートを貼り合わせる工程>
次に、図5Eに示すように、マイクロニードル10と粘着シート20を貼り合わせることで、マイクロニードルデバイス1を得る。尚、図5Fに示すように、マイクロニードル10と接していない粘着層22の一部の表面を保護するために、当該部分に離型シート50を貼り合わせてもよい。離型シート50を貼り合わせることで、マイクロニードルデバイス1の取扱いを容易にすることができる。
<Process of bonding microneedle and adhesive sheet>
Next, as shown in FIG. 5E, the
<色材を含有させる工程>
突起部12の表面に色材を載せる方法は適宜選択してよく、例えば、色材を溶解あるいは分散させた溶液に、突起部12を浸漬させ、溶媒を乾燥させる方法;色材を溶解あるいは分散させた溶液をスプレーで突起部12に塗布する方法、などが挙げられる。この突起部12の表面に色材を載せる工程は、マイクロニードル10の外形を調整する工程の前に実施してもよいし後に実施してもよい。
<Process for containing coloring material>
The method of placing the coloring material on the surface of the
以下、本発明を実施例及び比較例を用いて詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。 Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited to the following Examples.
(実施例1)
次に示す手順で、マイクロニードルデバイスを作製した。
(1)50mm×50mm×5mmの真鍮の表面中央部の30mm×30mmの領域に、切削加工により、底面が直径50μmの円形で、高さが150μmの円錐を次に示す配列で作製した。
・1列目は50μmピッチ
・n列目は50+5(n−1)μmピッチ
・列と列の間隔は50μm
(2)(1)の原版を離型処理し、円錐が形成されている面に、シリコーン樹脂(シルポット184、東レ・ダウコーニング)を垂らし、100℃のホットプレート上で30分加熱して、シリコーン樹脂を硬化させた。
(3)硬化したシリコーン樹脂を、原版から剥離した。
(4)剥離したシリコーン樹脂を200℃のオーブン内に1時間入れ、未反応のシリコーン樹脂を完全に反応させ、凹版を得た。
(5)(4)で得られた凹版に、エバンスブルーを1重量%含有する5%濃度のヒドロキシプロピルセルロース水溶液を垂らし、25℃65%RHの環境下に4日間静置して、水を蒸発させた。
(6)凹版から、乾燥させて硬化させた硬化物を剥離し、マイクロニードルを得た。
(7)(6)で得られたマイクロニードルにおいて、原版の1列目に対応する突起部の配列の1mm外側部分を切り落とした。
(8)(7)で得られたマイクロニードルと、粘着シート(皮膚貼付用テープ9835、スリーエム)を、マイクロニードルにおける切り落とした端部の外周の一部と粘着シートの外周の一部とが一致するように貼り合わせ、マイクロニードルデバイスを得た。
(Example 1)
A microneedle device was manufactured according to the following procedure.
(1) In a 30 mm × 30 mm region at the center of the surface of 50 mm × 50 mm × 5 mm brass, a circular cone having a bottom surface of 50 μm and a height of 150 μm was formed in the following arrangement by cutting.
・ The first row has a 50 μm pitch. ・ The nth row has a 50 + 5 (n−1) μm pitch.
(2) Release the original plate of (1), drop silicone resin (Sylpot 184, Dow Corning Toray) on the surface where the cone is formed, and heat on a hot plate at 100 ° C for 30 minutes. The silicone resin was cured.
(3) The cured silicone resin was peeled from the master.
(4) The peeled silicone resin was placed in an oven at 200 ° C. for 1 hour, and the unreacted silicone resin was completely reacted to obtain an intaglio.
(5) A 5% aqueous solution of hydroxypropylcellulose containing 1% by weight of Evans blue is dropped on the intaglio obtained in (4), and left standing for 4 days in an environment of 25 ° C. and 65% RH to remove water. Evaporated.
(6) The cured product dried and cured was peeled from the intaglio plate to obtain a microneedle.
(7) In the microneedle obtained in (6), a 1 mm outer portion of the array of protrusions corresponding to the first row of the original plate was cut off.
(8) A part of the outer periphery of the cut end of the microneedle obtained in (7) and the adhesive sheet (tape 9835, 3M) in the microneedle and a part of the outer periphery of the adhesive sheet coincide with each other. To obtain a microneedle device.
(比較例1)
実施例1の(5)において、エバンスブルーを含有しないヒドロキシプロピルセルロース水溶液を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、マイクロニードルデバイスを作製した。
(Comparative Example 1)
A microneedle device was produced in the same manner as in Example 1 except that an aqueous solution of hydroxypropylcellulose containing no Evans blue was used in (5) of Example 1.
(比較例2)
実施例1の(8)において、マイクロニードルと粘着シートとを、マイクロニードルにおける切り落とした端部の外周の3mm外側に粘着シートの外周がはみ出すように貼り合わせた以外は、実施例1と同様の方法により、マイクロニードルデバイスを作製した。
(Comparative Example 2)
In (8) of Example 1, the same as Example 1 except that the microneedles and the pressure-sensitive adhesive sheet were bonded so that the outer circumference of the pressure-sensitive adhesive sheet protruded 3 mm outside the outer circumference of the cut end of the microneedle. A microneedle device was produced by the method.
(結果)
実施例1、比較例1、2のマイクロニードルデバイスを、剃毛したマウスの皮膚に2時間貼り付けた後、マイクロニードルデバイスを剥離し、マウスの皮膚の表面の着色の様子を、顕微鏡を用いて観察した。その結果、実施例1では、貼付されたマイクロニードルデバイスにおいて突起部の密度が高かった領域ほど、濃い青色に染色されていた。粘着シートが皮膚に直接当たった領域は染色されていなかった。染色された皮膚の様子を経時的に観察したところ、1週間後には、染色した青色は観察されなかった。
(result)
After attaching the microneedle devices of Example 1 and Comparative Examples 1 and 2 to the shaved mouse skin for 2 hours, the microneedle device was peeled off, and the coloration of the mouse skin surface was measured using a microscope. Observed. As a result, in Example 1, the region where the density of the protrusions was higher in the attached microneedle device was stained darker blue. The area where the adhesive sheet directly hit the skin was not stained. When the state of the stained skin was observed over time, no stained blue color was observed after one week.
比較例1では、皮膚は全く染色されなかった。また、比較例2では、マイクロニードルの上記端部の外周の3mm外側にはみ出した粘着シートが皮膚に直接当たった領域は染色されていなかった。そのため、比較例2に係るマイクロニードルデバイスでは、色材を含んだ突起部の配置密度が大きい外周の一部を目蓋の睫の生え際などの皮膚の狙った箇所に容易に穿刺することができるとは言えないことが分かった。 In Comparative Example 1, the skin was not stained at all. In Comparative Example 2, the area where the pressure-sensitive adhesive sheet protruding 3 mm outside the outer periphery of the end of the microneedle directly hit the skin was not stained. Therefore, in the microneedle device according to Comparative Example 2, it is possible to easily puncture a part of the outer periphery where the arrangement density of the protrusions including the coloring material is large into a target portion of the skin such as the eyelash line of the eyelid. It turned out that it could not be said.
本発明のマイクロニードルデバイスは、化粧品や美容などの分野はもちろん、微細なマイクロニードルを必要とする様々な分野に利用可能である。例えば、MEMSデバイス、光学部材、試料治具、創薬、医療用途などに用いるマイクロニードルデバイスとして応用が期待できる。 The microneedle device of the present invention can be used not only in the fields of cosmetics and beauty, but also in various fields that require fine microneedles. For example, it can be expected to be applied as a microneedle device used for MEMS devices, optical members, sample jigs, drug discovery, medical applications, and the like.
1…マイクロニードルデバイス
10…マイクロニードル
12…突起部
14…基板
16…マイクロニードルの材料
20…粘着シート
22…粘着層
23…穴
24…基材シート
30…原版
32…針状パターン
40…凹版
42…凹版材料
44…突起部の反転形状をしたパターン
50…離型シート
DESCRIPTION OF
Claims (8)
一方面が前記粘着シートの前記粘着層と接する基板と、前記基板の他方面に形成された色材を含む複数の突起部とを有するマイクロニードルと、
を備えるマイクロニードルデバイスであって、
平面視において前記基板の外周の一部が前記マイクロニードルデバイスの外周の一部を構成し、かつ、前記突起部の配置密度が前記基板の前記外周の一部に向かって大きくなる、マイクロニードルデバイス。 Base sheet, and an adhesive sheet having an adhesive layer laminated on the base sheet,
A substrate having one surface in contact with the adhesive layer of the adhesive sheet, a microneedle having a plurality of protrusions including a coloring material formed on the other surface of the substrate,
A microneedle device comprising:
A microneedle device in which a part of the outer periphery of the substrate constitutes a part of the outer periphery of the microneedle device in a plan view, and the arrangement density of the protrusions increases toward a part of the outer periphery of the substrate; .
前記突起部が、前記基板の前記長辺方向の外周の一部を構成する箇所において密集している、請求項1あるいは2記載のマイクロニードルデバイス。 The planar shape of the substrate is a spindle shape in which the short side direction is within 2 cm and the long side direction is within 4 cm,
3. The microneedle device according to claim 1, wherein the protrusions are densely formed at a portion forming a part of an outer periphery of the substrate in the long side direction. 4.
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