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JP2020098816A - 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法 Download PDF

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康平 山内
Kohei Yamauchi
康平 山内
康弘 西坂
Yasuhiro Nishizaka
康弘 西坂
玄樹 小林
Haruki Kobayashi
玄樹 小林
達也 和泉
Tatsuya Izumi
達也 和泉
泰明 海沼
Yasuaki Kainuma
泰明 海沼
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Abstract

【課題】積層セラミックコンデンサのESRを低減する。【解決手段】積層セラミックコンデンサ10は、誘電体層12と内部電極13とが交互に複数積層され、積層方向Tに相対する第1および第2の主面16a、16bと、幅方向に相対する第1および第2の側面と、長さ方向Lに相対する第1および第2の端面15a、15bとを有するセラミック素体11と、少なくともセラミック素体11の第1の端面15aの一部および第2の端面15bの一部に設けられている外部電極14a、14bとを備える。外部電極14a、14bは、少なくとも第1の端面15aの一部および第2の端面15bの一部に設けられている下地電極層141a、141bと、Pを含有し、少なくとも下地電極層の一部を覆うように設けられている第1のめっき層142a、142bと、少なくとも第1のめっき層の一部を覆うように設けられている第2のめっき層143a、143bとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法に関する。
従来、誘電体層と内部電極とが交互に積層されたセラミック素体と、セラミック素体の対向する一対の端面に設けられた一対の外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサが知られている。また、はんだ実装を容易にするために、外部電極にめっきが施された積層セラミックコンデンサも知られている。
そのような積層セラミックコンデンサの1つとして、特許文献1には、Cuなどからなる下地電極層の上にNiめっき層が形成され、さらにその上にSnめっき層が形成された積層セラミックコンデンサが記載されている。
特開2003−243249号公報
ここで、積層セラミックコンデンサは、通常1kHz〜10GHzの周波数帯で使用されることが多く、1GHzを超える高周波数帯で使用されることも多くなってきている。
しかしながら、特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサのように、下地電極層にNiめっき層が形成されている積層セラミックコンデンサを高周波数帯で使用すると、Niが有する表皮効果により、電流がNiめっき層の表面を優先的に流れる。このため、電流経路が長くなり、ESRが高くなる。
本発明は、上記課題を解決するものであり、ESRを低減することができる積層セラミックコンデンサ、およびそのような積層セラミックコンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の積層セラミックコンデンサは、
誘電体層と内部電極とが交互に複数積層され、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有するセラミック素体と、
少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている外部電極と、
を備え、
前記外部電極は、
少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている下地電極層と、
Pを含有し、少なくとも前記下地電極層の一部を覆うように設けられている第1のめっき層と、
少なくとも前記第1のめっき層の一部を覆うように設けられている第2のめっき層と、
を備えることを特徴とする。
前記第1のめっき層は、NiおよびPを含む合金を有していてもよい。
前記下地電極層は、Cuおよびガラスを含んでいてもよい。
前記内部電極は、Cuを含んでいてもよい。
前記第1のめっき層に含まれるPは、10.14重量%以上とすることができる。
本発明の積層セラミックコンデンサの製造方法は、
誘電体層と内部電極とが交互に複数積層され、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有するセラミック素体と、少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサの製造方法であって、
少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に下地電極層を形成する工程と、
前記下地電極層が形成された前記セラミック素体を、Pを含有する無電解めっき液に浸漬して、少なくとも前記下地電極層の一部を覆うように第1のめっき層を形成する工程と、
少なくとも前記第1のめっき層の一部を覆うように第2のめっき層を形成する工程と、
を備えることを特徴とする。
上述した積層セラミックコンデンサの製造方法において、
前記下地電極層を形成する工程の後であって、かつ、前記第1のめっき層を形成する工程の前に、前記下地電極層にPdを付与する工程を備えるようにしてもよい。
本発明の積層セラミックコンデンサによれば、外部電極を構成する第1のめっき層にPが含まれていることにより、積層セラミックコンデンサのESRを低減することができる。
また、本発明の積層セラミックコンデンサの製造方法によれば、外部電極を構成する第1のめっき層にPが含まれ、ESRを低減することができる積層セラミックコンデンサを製造することができる。
一実施形態における積層セラミックコンデンサの斜視図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサのII−II線に沿った断面図である。 図1に示す積層セラミックコンデンサのIII−III線に沿った断面図である。 第1のめっき層がPを含有する本実施形態における積層セラミックコンデンサのESRと、第1のめっき層がPを含有しないNiめっきからなる従来の積層セラミックコンデンサのESRとを示す図である。
以下に本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところを具体的に説明する。
図1は、一実施形態における積層セラミックコンデンサ10の斜視図である。図2は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10のII−II線に沿った断面図である。図3は、図1に示す積層セラミックコンデンサ10のIII−III線に沿った断面図である。
図1〜図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、全体として直方体形状を有する電子部品であり、セラミック素体11と、一対の外部電極14a、14bとを有している。一対の外部電極14a、14bは、図1に示すように、対向するように配置されている。
ここでは、一対の外部電極14a、14bが対向する方向を積層セラミックコンデンサ10の長さ方向Lと定義し、後述する誘電体層12と内部電極13(13a,13b)とが積層されている方向を積層方向Tと定義し、長さ方向Lおよび積層方向Tのいずれの方向にも直交する方向を幅方向Wと定義する。
セラミック素体11は、長さ方向Lに相対する第1の端面15aおよび第2の端面15bと、積層方向Tに相対する第1の主面16aおよび第2の主面16bと、幅方向Wに相対する第1の側面17aおよび第2の側面17bとを有する。
第1の端面15aには、第1の外部電極14aが設けられており、第2の端面15bには、第2の外部電極14bが設けられている。
セラミック素体11の長さ方向L、幅方向W、および積層方向Tの寸法は、例えば0.4mm、0.2mm、0.2mmである。ただし、セラミック素体11の寸法が上述した数値に限定されることはない。セラミック素体11の寸法は、マイクロメータまたは光学顕微鏡で測定することができる。
セラミック素体11は、角部および稜線部に丸みを帯びていることが好ましい。ここで、角部は、セラミック素体11の3面が交わる部分であり、稜線部は、セラミック素体11の2面が交わる部分である。
図2および図3に示すように、セラミック素体11は、誘電体層12と内部電極13とが交互に複数積層された構造を有する。より詳細には、内部電極13には、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとが含まれ、第1の内部電極13aと第2の内部電極13bとが積層方向Tにおいて、誘電体層12を介して交互に複数積層されている。
なお、図2および図3では、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bがそれぞれ5枚ずつ設けられた例を示しているが、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの枚数が5枚に限定されることはない。
誘電体層12は、例えばチタン酸バリウム(BaTiO3)やジルコン酸カルシウム(CaZrO3)などを主成分とする誘電体セラミックを含む。
第1の内部電極13aは、セラミック素体11の第1の端面15aに引き出されている。また、第2の内部電極13bは、セラミック素体11の第2の端面15bに引き出されている。
なお、セラミック素体11は、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bの他に、表面に露出しない内部電極を備えていてもよい。
第1の内部電極13aは、第2の内部電極13bと対向する部分である対向電極部と、対向電極部からセラミック素体11の第1の端面15aまで引き出された部分である引出電極部とを備えている。また、第2の内部電極13bは、第1の内部電極13aと対向する部分である対向電極部と、対向電極部からセラミック素体11の第2の端面15bまで引き出された部分である引出電極部とを備えている。
第1の内部電極13aの対向電極部と、第2の内部電極13bの対向電極部とが誘電体層12を介して対向することにより容量が形成され、これにより、コンデンサとして機能する。
第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、例えば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ti、CrおよびAuなどの金属、またはそれらの金属を主成分とする合金などを含有している。第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bは、共材として、誘電体層12に含まれるセラミックと同一組成系の誘電体粒子を含んでいてもよい。
第1の外部電極14aは、少なくともセラミック素体11の第1の端面15aの一部に設けられている。本実施形態では、第1の外部電極14aは、セラミック素体11の第1の端面15aの全体に形成されているとともに、第1の端面15aから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bに回り込むように形成されている。第1の外部電極14aは、第1の内部電極13aと電気的に接続されている。
第2の外部電極14bは、少なくともセラミック素体11の第2の端面15bの一部に設けられている。本実施形態では、第2の外部電極14bは、セラミック素体11の第2の端面15bの全体に形成されているとともに、第2の端面15bから、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bに回り込むように形成されている。第2の外部電極14bは、第2の内部電極13bと電気的に接続されている。
第1の外部電極14aおよび第2の外部電極14bはそれぞれ、下地電極層141と、第1のめっき層142と、第2のめっき層143とを備える。ここでは、第1の外部電極14a側の下地電極層141、第1のめっき層142、および第2のめっき層143にはそれぞれ符号aを付し、第2の外部電極14b側の下地電極層141、第1のめっき層142、および第2のめっき層143にはそれぞれ符号bを付して説明する。
第1の外部電極14aは、下地電極層141aと、第1のめっき層142aと、第2のめっき層143aとを備える。また、第2の外部電極14bは、下地電極層141bと、第1のめっき層142bと、第2のめっき層143bとを備える。
下地電極層141aは、少なくともセラミック素体11の第1の端面15aの一部に設けられている。本実施形態では、下地電極層141aは、セラミック素体11の第1の端面15aの全体と、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bのそれぞれの一部とに設けられている。
下地電極層141bは、少なくともセラミック素体11の第2の端面15bの一部に設けられている。本実施形態では、下地電極層141bは、セラミック素体11の第2の端面15bの全体と、第1の主面16a、第2の主面16b、第1の側面17a、および第2の側面17bのそれぞれの一部とに設けられている。
下地電極層141a、141bは、Cuとガラスとを含む。下地電極層141a、141bは、1層であってもよいし、複数層であってもよい。ただし、下地電極層141a、141bに含まれる金属がCuに限定されることはなく、Ni、Ag、Pd、またはAuなどの金属や、AgとPdの合金などであってもよい。下地電極層141a、141bの厚さは、例えば30μmである。
第1のめっき層142aは、少なくとも下地電極層141aを覆うように設けられている。本実施形態では、第1のめっき層142aは、下地電極層141aの全体を覆うように設けられている。
第1のめっき層142bは、少なくとも下地電極層141bを覆うように設けられている。本実施形態では、第1のめっき層142bは、下地電極層141bの全体を覆うように設けられている。
第1のめっき層142a、142bは、P(リン)を含有する。より詳細には、第1のめっき層142a、142bは、NiおよびPを含む合金からなる。第1のめっき層142a、142bがPを含有することにより、Pを含有せずにNiだけで構成されている場合と比べて表皮効果が小さくなり、電流が第1のめっき層142a、142bの表面以外の部分にも流れやすくなる。これにより、積層セラミックコンデンサ10のESRを低減することができる。
第1のめっき層142a、142bに含まれるPは、10.14重量%以上であることが好ましい。少なくとも第1のめっき層142a、142bに含まれるPの割合を10.14重量%以上とすることにより、第1のめっき層142a、142bが非磁性となり、積層セラミックコンデンサ10のESRをより効果的に低減することができる。
また、Cuの抵抗率は低いので、下地電極層141a、141bがCuを含み、かつ、第1の内部電極13aおよび第2の内部電極13bがCuを含む構成とすることにより、積層セラミックコンデンサ10のESRをさらに効果的に低減することができる。
ここで、第1のめっき層142a、142bに含まれるPの含有率は、例えば蛍光X線分析、エネルギー分散型X線分析、および、波長分散型X線分析などの方法により測定することができる。
第1のめっき層142a、142bの厚さは、例えば1μm以上である。第1のめっき層142a、142bの厚さを1μm以上とすることにより、下地電極層141a、141bのはんだ喰われを効果的に抑制することができる。ただし、第1のめっき層142a、142bの厚さが厚くなると、積層セラミックコンデンサ10のサイズが大きくなるため、耐はんだ喰われ性とサイズとのバランスを考慮して、適切な厚さとする必要がある。
第2のめっき層143aは、少なくとも第1のめっき層142aの一部を覆うように設けられている。本実施形態では、第2のめっき層143aは、第1のめっき層142aの全体を覆うように設けられている。
第2のめっき層143bは、少なくとも第1のめっき層142bの一部を覆うように設けられている。本実施形態では、第2のめっき層143bは、第1のめっき層142bの全体を覆うように設けられている。
第2のめっき層143a、143bは、Snからなる。第1の外部電極14aおよび第2の外部電極14bの表面にSnめっきが施されていることにより、はんだ濡れ性が向上して実装性が向上する。第2のめっき層143a、143bの厚さは、例えば3μmである。
ただし、第2のめっき層143a、143bがSnめっきに限定されることはなく、Auめっき、Pdめっき、AuとPdの合金めっきなどであってもよい。
図4は、第1のめっき層142a、142bがPを含有する本実施形態における積層セラミックコンデンサ10のESRと、第1のめっき層がPを含有しないNiめっきからなる従来の積層セラミックコンデンサのESRとを示す図である。第1のめっき層に含まれるPの割合は、10.14重量%である。ESRを測定するための積層セラミックコンデンサは複数用意した。なお、第1のめっき層に含まれるPの量は、蛍光X線分析法により測定した。
従来の積層セラミックコンデンサのESRの平均値は、約0.048Ωとなった。これに対して、本実施形態における積層セラミックコンデンサ10のESRの平均値は、0.047Ω以下となった。
すなわち、第1のめっき層142a、142bがPを含有する積層セラミックコンデンサ10によれば、第1のめっき層がPを含有しないNiめっきからなる従来の積層セラミックコンデンサと比べて、ESRを低減することができる。特に、第1のめっき層142a、142bに含まれるPの割合を10.14重量%以上とすることにより、第1のめっき層142a、142bが非磁性となり、積層セラミックコンデンサ10のESRをより効果的に低減することができる。
(積層セラミックコンデンサの製造方法)
上述した構成を有する積層セラミックコンデンサ10の製造方法について説明する。
既知の方法により作製されたセラミック素体に対して、少なくとも第1の端面の一部および第2の端面の一部に下地電極層を形成する。ここでは、セラミック素体の第1の端面の全体および第2の端面の全体と、第1の主面、第2の主面、第1の側面、および第2の側面のそれぞれの一部とに、下地電極用導電ペーストを塗工して焼き付けることによって、下地電極層を形成する。下地電極用導電ペーストには、例えばCuおよびガラスが含まれる。
続いて、下地電極層が形成されたセラミック素体に対して、油脂を取り除く脱脂処理、および、表面に形成された酸化膜を取り除くエッチング処理を行う。
続いて、下地電極層に、触媒としてPd(パラジウム)を付与する。ただし、触媒がPdに限定されることはない。
なお、触媒の付与は、後の工程で第1のめっき層を形成するために行うが、触媒の付与以外の処理を行うことによってめっき析出を行うことができるのであれば、触媒の付与を行わなくてもよい。
続いて、下地電極層にPdが付与されたセラミック素体を、NiおよびPを含有する無電解めっき液に浸漬して、少なくとも下地電極層の一部を覆うように第1のめっき層を形成する。ここでは、下地電極層の全体を覆うように第1のめっき層を形成する。無電解めっき液への浸漬は、例えば30分行う。
続いて、少なくとも第1のめっき層の一部を覆うように第2のめっき層を形成する。ここでは、第1のめっき層の全体を覆うように第2のめっき層を形成する。第2のめっき層は、例えばSnめっきであり、電解めっきにより形成することができる。
以上の工程により、積層セラミックコンデンサ10が製造される。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
10 積層セラミックコンデンサ
11 セラミック素体
12 誘電体層
13a 第1の内部電極
13b 第2の内部電極
14a 第1の外部電極
14b 第2の外部電極
15a 第1の端面
15b 第2の端面
16a 第1の主面
16b 第2の主面
17a 第1の側面
17b 第2の側面
141a、141b 下地電極層
142a、142b 第1のめっき層
143a、143b 第2のめっき層

Claims (7)

  1. 誘電体層と内部電極とが交互に複数積層され、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有するセラミック素体と、
    少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている外部電極と、
    を備え、
    前記外部電極は、
    少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている下地電極層と、
    Pを含有し、少なくとも前記下地電極層の一部を覆うように設けられている第1のめっき層と、
    少なくとも前記第1のめっき層の一部を覆うように設けられている第2のめっき層と、
    を備えることを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記第1のめっき層は、NiおよびPを含む合金を有することを特徴とする請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記下地電極層は、Cuおよびガラスを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記内部電極は、Cuを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記第1のめっき層に含まれるPは、10.14重量%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  6. 誘電体層と内部電極とが交互に複数積層され、積層方向において相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向と直交する幅方向において相対する第1の側面および第2の側面と、前記積層方向および前記幅方向と直交する長さ方向において相対する第1の端面および第2の端面とを有するセラミック素体と、少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に設けられている外部電極とを備えた積層セラミックコンデンサの製造方法であって、
    少なくとも前記セラミック素体の前記第1の端面の一部および前記第2の端面の一部に下地電極層を形成する工程と、
    前記下地電極層が形成された前記セラミック素体を、Pを含有する無電解めっき液に浸漬して、少なくとも前記下地電極層の一部を覆うように第1のめっき層を形成する工程と、
    少なくとも前記第1のめっき層の一部を覆うように第2のめっき層を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする積層セラミックコンデンサの製造方法。
  7. 前記下地電極層を形成する工程の後であって、かつ、前記第1のめっき層を形成する工程の前に、前記下地電極層にPdを付与する工程を備えることを特徴とする請求項6に記載の積層セラミックコンデンサの製造方法。
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