JP2020075611A - パワーステアリング装置の支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動発生体を支持する車体骨格部材に支持されるパワーステアリング装置の支持構造において、新たな部材を追加することなく、ステアリング振動を抑制する。【解決手段】油圧パワーステアリング装置のギヤボックス11が、フロントディファレンシャルを支持する第1クロスメンバ3に、複数のラバーブッシュを介して支持される支持構造である。複数のラバーブッシュには、ステアリングホイールと連結されるピニオンシャフトに近い、ギヤボックス11における車幅方向左側の端部に設けられた第1ラバーブッシュ20と、ギヤボックス11における車幅方向右側の端部に設けられた第2および第3ラバーブッシュと、が含まれている。第1ラバーブッシュ20における車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数が、第2および第3ラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数よりもそれぞれ小さく設定されている。【選択図】図4
Description
本発明は、パワーステアリング装置の支持構造に関し、特に、振動発生体を支持する車体骨格部材にギヤボックスが支持されるパワーステアリング装置の支持構造に関するものである。
ステアリングホイールの回転をピニオンおよびラックを介して前輪に伝達するギヤボックスを備え、運転者によるステアリングホイールの操舵力を、油圧や電動モータを用いて補助軽減するようにしたパワーステアリング装置が従来から知られている。
かかるパワーステアリング装置の支持構造としては、油圧パワーステアリング装置であれ、電動パワーステアリング装置であれ、複数のブッシュを介して、ギヤボックスを車体骨格部材に支持させる構造が一般的である。
このような支持構造では、複数のブッシュとして、バネ定数が同一のものを用いることが多いが、これでは、要求される特性を実現することが困難なケースがある。
そこで、例えば特許文献1には、電動パワーステアリング装置のマウント構造において、操舵側マウント部のバネ定数をモータ側マウント部のバネ定数より高く(硬く)することが提案されている。この特許文献1のものによれば、操舵力が入力されるピニオン軸の近くに存在する、バネ定数の高いマウント部により、操舵性を安定化することができるとともに、電動モータの近くにある、バネ定数の低いマウント部により、電動モータの振動音を低減することができるとされている。
ところで、パワーステアリング装置は前輪の近くに配置されることから、同じく前輪の近くに配置されるエンジンやフロントディファレンシャル等といった振動を発生する装置(以下、振動発生体ともいう。)と、同じ車体骨格部材で支持されることが多いが、このような支持構造には以下のような問題がある。
すなわち、振動発生体を支持する車体骨格部材に、バネ定数が同一の複数のブッシュを介してギヤボックスが支持される支持構造では、振動発生体が振動することで所定以上の速さで車体骨格部材に力が加わると、ギヤボックスが振動することが知られている。特に、エンジン等が所定の運転状態にある場合には、振動発生体の振動に起因してギヤボックスが上下に大きく振動し、かかる振動がピニオンシャフト、インターミディエイトシャフト、コラムシャフト等に伝達して、最終的に運転者が把持しているステアリングホイールを前後に揺らす(ステアリング振動が発生する)という問題がある。
この点、上記特許文献1のものは、異なるバネ定数のマウント(ブッシュ)を用いてはいるものの、振動発生体に起因するギヤボックスの振動が考慮されていないことから、ステアリング振動を抑えられるか否かは疑問である。なぜなら、バネ定数の低いマウント部により、電動モータというパワーステアリング装置自体が発する振動は抑えられるとしても、バネ定数の高いマウント部がピニオンシャフトの近くに存在するため、振動発生体に起因する振動がピニオンシャフトの近傍でギヤボックスに伝達し易くなるからである。
そこで、インターミディエイトシャフト、コラムシャフト等といった振動伝達経路上の部材にマスダンパを設けることも考えられるが、これでは、車体重量が増大するとともに、製造コストが嵩むという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、振動発生体を支持する車体骨格部材に支持されるパワーステアリング装置の支持構造において、新たな部材を追加することなく、振動発生体に起因するステアリング振動を抑制する技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るパワーステアリング装置の支持構造では、振動発生体に起因する振動が少なくともピニオン近傍でギヤボックスに伝達し難くなるように、複数のラバーブッシュに所定方向における特性差を付けるようにしている。
具体的には、本発明は、パワーステアリング装置のギヤボックスが、振動発生体を支持する車体骨格部材に、複数のラバーブッシュを介して支持されるパワーステアリング装置の支持構造を対象としている。
そして、この支持構造は、上記複数のラバーブッシュには、ステアリングホイールと連結されるピニオンに近い、上記ギヤボックスにおける車幅方向一方側の端部に設けられた第1のラバーブッシュと、当該ピニオンから遠い、上記ギヤボックスにおける車幅方向他方側の端部に設けられた第2のラバーブッシュと、が含まれており、上記第1のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数が、上記第2のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数よりもそれぞれ小さく設定されていることを特徴とするものである。
ギヤボックスにおける、車幅方向一方側の端部に設けられたラバーブッシュのバネ特性と、車幅方向他方側の端部に設けられたラバーブッシュのバネ特性とを略同じにすると、振動が入力した際、一方側の端部と他方側の端部とが同じ方向に変位することが、換言すると、ギヤボックスの両端部が同相で変位する振動モードとなることが知られている。また、車体骨格部材に振動発生体と共にギヤボックスが支持される支持構造では、振動発生体から速い振動が入力すると、ギヤボックスが振動することが多く、特に、振動発生体の振動周波数とギヤボックスの共振周波数とが一致するとギヤボックスが上下に大きく振動するケースがある。それ故、振動発生体を支持する車体骨格部材に、略同じバネ特性のラバーブッシュを介してギヤボックスの両端部が支持される支持構造では、ギヤボックスの両端部が同相で変位する振動モードと、ギヤボックスの上下の共振とが相俟って、相対的に大きなステアリング振動が生じていたと考えられる。
ここで、全てのラバーブッシュのバネ特性を一律に変更すれば、ラバーブッシュを含めたギヤボックスの共振点をずらすことはできるが、ギヤボックスの両端部が同じバネ特性のラバーブッシュを介して支持されている以上、ギヤボックスの両端部が同相で変位する振動モードは変わらない。また、ラバーブッシュの動的バネ定数が高くなると、振動発生体からの振動がラバーブッシュを介してギヤボックスに伝達し易くなるため、ステアリング振動が悪化する可能性もある。
そこで、本発明では、より振動を抑えたいピニオンに近い第1のラバーブッシュのバネ特性を相対的に小さく、具体的には、第1のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数を、第2のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数よりもそれぞれ小さく設定するようにしている。
これにより、振動発生体により生じる速い振動に対し、ラバーブッシュを含めたギヤボックス全体の共振点をずらして、ギヤボックスが共振するのを抑えることができる。のみならず、車両前後方向軸周りのロール振動に影響する、車両前後方向および車両上下方向における動的バネ定数につき、第1のラバーブッシュと第2のラバーブッシュとに特性差を持たせることで、ギヤボックスの両端部を逆相で変位(一方側の端部と他方側の端部とを反対方向に変位)させて振動を打ち消し合わせることができる。しかも、ステアリングホイールに連結されるピニオンに近い、ギヤボックスにおける車幅方向一方側の端部に設けられた第1のラバーブッシュの動的バネ定数を相対的に小さくすることから、少なくともステアリングホイールに近い側では、振動発生体からの振動がギヤボックスに伝達し難くなるため、ステアリング振動をより一層抑えることができる。
このように、本発明によれば、ギヤボックス全体の揺れを、特に、ステアリングホイールに近い側でギヤボックスの揺れを抑えることができ、これにより、マスダンパ等の新たな部材を追加することなく、ステアリング振動を抑制することができる。
なお、本発明において「振動発生体」とは、例えばエンジンやディファレンシャル等といった駆動系振動を発生させるものを意味する。
以上説明したように、本発明に係るパワーステアリング装置の支持構造によれば、新たな部材を追加することなく、振動発生体に起因するステアリング振動を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
なお、各図における矢印Xは車両前後方向を、矢印Yは車幅方向を、矢印Zは車両上下方向をそれぞれ示している。また、符号Frは車両前後方向前側を、符号Rrは車両前後方向後側を、符号Rhは車幅方向右側を、符号Lfは車幅方向左側を、符号Upは車両上下方向上側を、符号Dwは車両上下方向下側をそれぞれ示している。また、図8、図10(a)および図10(b)では、振動が加わる前の状態を白抜きで示し、振動が加わった際の状態を黒塗りで示している。
−全体構成−
図1は本実施形態に係る油圧パワーステアリング装置10の支持構造を模式的に示す平面図である。この支持構造は、図1に示すように、油圧パワーステアリング装置10のギヤボックス11が、フロントディファレンシャル(振動発生体)8を支持する第1クロスメンバ(車体骨格部材)3に、複数のラバーブッシュ20,30,40(図5、図6等参照)を介して支持されるものである。
図1は本実施形態に係る油圧パワーステアリング装置10の支持構造を模式的に示す平面図である。この支持構造は、図1に示すように、油圧パワーステアリング装置10のギヤボックス11が、フロントディファレンシャル(振動発生体)8を支持する第1クロスメンバ(車体骨格部材)3に、複数のラバーブッシュ20,30,40(図5、図6等参照)を介して支持されるものである。
より詳しくは、油圧パワーステアリング装置10が搭載される車両1は、キャビンがボディマウントを介して、骨格となるフレームに支持されるフレーム車であり、図1に示すように、車両前後方向に延びる左右一対のサイドレール2,2と、左右一対のサイドレール2,2に対して車幅方向に架け渡される第1クロスメンバ3および第2クロスメンバ7と、を備えている。プロペラシャフト9の前端部に連結されたフロントディファレンシャル8は、第1クロスメンバ3から後方に延びるブラケット8aおよびブラケット8c、並びに、第2クロスメンバ7から前方に延びるブラケット8bを介して、第1クロスメンバ3および第2クロスメンバ7に支持されている。油圧パワーステアリング装置10は、第1クロスメンバ3に対してギヤボックス11が3つのラバーブッシュ20,30,40を介して取り付けられることで、フロントディファレンシャル8を支持する第1クロスメンバ3に支持されている。
−油圧パワーステアリング装置−
図2は油圧パワーステアリング装置10および第1クロスメンバ3を模式的に示す平面図であり、図3は正面図であり、図4は図3のA−A線の矢視断面図であり、図5は図3のB−B線の矢視断面図である。油圧パワーステアリング装置10は、ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置であり、ギヤボックス11と、ピニオンシャフト14と、ラックバー(図示せず)と、タイロッド15と、ダストブーツ16と、油圧チューブ17,18と、を備えている。
図2は油圧パワーステアリング装置10および第1クロスメンバ3を模式的に示す平面図であり、図3は正面図であり、図4は図3のA−A線の矢視断面図であり、図5は図3のB−B線の矢視断面図である。油圧パワーステアリング装置10は、ラックピニオン式油圧パワーステアリング装置であり、ギヤボックス11と、ピニオンシャフト14と、ラックバー(図示せず)と、タイロッド15と、ダストブーツ16と、油圧チューブ17,18と、を備えている。
ギヤボックス11は、車幅方向に延びるラックハウジング12と、ラックハウジング12の車幅方向左側の端部に形成されたバルブハウジング13と、を有している。ラックハウジング12の内部には、車幅方向に延びるラックバーが、車幅方向に摺動可能に収容されている。ラックハウジング12は、油圧シリンダのシリンダチューブを兼ねていて、ラックバーの外周に固定されているピストン(図示せず)により仕切られる第1および第2油室(図示せず)を有している。ラックハウジング12には、第1および第2油室とそれぞれ連通する第1および第2ポート12a,12bが形成されている。また、ラックハウジング12の両端部にはダストブーツ16が取り付けられている。
さらに、ラックハウジング12の車幅方向左側の端部におけるバルブハウジング13の下部には、車両前後方向に延びる貫通孔61aが形成された、ギヤボックス11を第1クロスメンバ3に取り付けるための第1取付け部61が一体に設けられている。一方、ラックハウジング12の車幅方向右側の端部における下部には、車両前後方向に延びる貫通孔71aが形成された、ギヤボックス11を第1クロスメンバ3に取り付けるための第2取付け部71が一体に設けられている。さらに、ラックハウジング12の車幅方向右側の端部における上部には、車両前後方向に延びる貫通孔81aが形成された、ギヤボックス11を第1クロスメンバ3に取り付けるための第3取付け部81が一体に設けられている。
バルブハウジング13には、ピニオンシャフト14が挿入されている。また、バルブハウジング13には、ポンプ(図示せず)に接続される入口ポート13aと、タンク(図示せず)に接続される出口ポート13bと、油圧チューブ17,18を介して第1および第2ポート12a,12bにそれぞれ接続される第1および第2シリンダポート13c,13dと、これらを連通する油路(図示せず)とが形成されている。さらに、バルブハウジング13には、ピニオンシャフト14に同行回転するよう連結される弁(図示せず)が設けられていて、ピニオンシャフト14と弁とが相対回転することで、各ポート13a,13b、13c、13dを連通する油路の開度が変化することにより、第1および第2油室に供給される油圧が制御されるようになっている。
ラックバーの両端は、ダストブーツ16内で、ボールジョイント(図示せず)を介してタイロッド15の一端部に接続されている。また、タイロッド15は、その他端部が、前輪(図示せず)を支持するナックルアーム(図示せず)に連結されている。一方、ピニオンシャフト(ピニオン)14は、角度調節を行うインターミディエイトシャフト52やコラムシャフト51等を介してステアリングホイール50と連結されている(図8参照)。ピニオンシャフト14は、その下端に形成されたピニオン歯が、ギヤボックス11内においてラックバーに形成されたラック歯と噛み合っている。
以上のような構成により、運転者がステアリングホイール50を操作すると、ステアリングホイール50の回転がピニオン歯とラック歯との噛み合いによってラックバーの車幅方向への直線運動に変換され、タイロッド15およびナックルアームを介して、左右の前輪が操舵される。その際、ピニオンシャフト14と弁とが相対回転することで、入口ポート13aと一方の油室とを連通する油路、および、出口ポート13bと他方の油室とを連通する油路の開度が大きくなるとともに、入口ポート13aと他方の油室とを連通する油路、および、出口ポート13bと一方の油室とを連通する油路の開度が小さくなることによって、操舵抵抗に応じた左右一方への操舵補助力が発生するようになっている。
−取付け構造−
このように構成された油圧パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール50と連結されるピニオンシャフト14に近い、ギヤボックス11における車幅方向左側(一方側)の端部に設けられた第1ラバーブッシュ20と、ピニオンシャフト14から遠い、ギヤボックス11における車幅方向右側(他方側)の端部に設けられた第2ラバーブッシュ30および第3ラバーブッシュ40と、を介して、閉断面中空状の第1クロスメンバ3に支持されている。
このように構成された油圧パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール50と連結されるピニオンシャフト14に近い、ギヤボックス11における車幅方向左側(一方側)の端部に設けられた第1ラバーブッシュ20と、ピニオンシャフト14から遠い、ギヤボックス11における車幅方向右側(他方側)の端部に設けられた第2ラバーブッシュ30および第3ラバーブッシュ40と、を介して、閉断面中空状の第1クロスメンバ3に支持されている。
より詳しくは、第1クロスメンバ3には、図2および図3に示すように、車幅方向左側に行くほど上方に傾斜して延びる左側傾斜部4と、車幅方向右側に行くほど上方に傾斜して延びる右側傾斜部5と、が形成されていて、これら左側傾斜部4および右側傾斜部5の上端部で左右一対のサイドレール2,2と連結されている。
閉断面中空状の左側傾斜部4には、図4に示すように、前側部分にボルト62を挿通可能な断面円形の貫通孔4aが形成されているとともに、後側部分にカラー63を挿通可能な断面円形の貫通孔4bが貫通孔4aと同心に形成されている。一方、閉断面中空状の右側傾斜部5には、図5に示すように、前側部分にボルト72を挿通可能な断面円形の貫通孔5aが形成されているとともに、後側部分にカラー73を挿通可能な断面円形の貫通孔5bが貫通孔5aと同心に形成されている。
さらに、右側傾斜部5には、図3および図5に示すように、当該右側傾斜部5の上面とともに閉断面中空状をなすブラケット6が取り付けられている。このブラケット6には、図5に示すように、前側部分にボルト82を挿通可能な断面円形の貫通孔6aが形成されているとともに、後側部分にカラー83を挿通可能な断面円形の貫通孔6bが貫通孔6aと同心に形成されている。
第1ラバーブッシュ(第1のラバーブッシュ)20は、図4に示すように、前側第1ラバーブッシュ21と後側第1ラバーブッシュ25とで構成されている。前側第1ラバーブッシュ21は、内筒22と、内筒22の外周を囲む、フランジ部23aを有する外筒23と、両者22,23を連結する略筒形状のゴム弾性体24とを備えている。後側第1ラバーブッシュ25も同様に、内筒26と、フランジ部27aを有する外筒27と、ゴム弾性体28とを備えている。
この第1ラバーブッシュ20は、ギヤボックス11における第1取付け部61の貫通孔61aに対し、前側第1ラバーブッシュ21を前側から、また、後側第1ラバーブッシュ25を後側からそれぞれ挿入することで、フランジ部23a,27aで第1取付け部61を車両前後方向に挟むように、ギヤボックス11に取り付けられている。ギヤボックス11における車幅方向左側の端部は、第1ラバーブッシュ20の内筒22,26に挿入したボルト62を、左側傾斜部4の貫通孔4bに挿通されたカラー63および貫通孔4aに挿入し、貫通孔4aから前側に出たボルト62の先端に螺合させたナット64を締め付けることで、片持ち状態で第1クロスメンバ3に支持されている。
下側の第2ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)30は、図5に示すように、前側第2ラバーブッシュ31と後側第2ラバーブッシュ35とで構成されている。前側および後側第2ラバーブッシュ31,35は、前側第1ラバーブッシュ21と同様に、内筒32,36と、フランジ部33a,37aを有する外筒33,37と、ゴム弾性体34,38とをそれぞれ備えている。この第2ラバーブッシュ30は、ギヤボックス11における第2取付け部71の貫通孔71aに対し、前側および後側第2ラバーブッシュ31,35を前後からそれぞれ挿入することで、フランジ部33a,37aで第2取付け部71を前後に挟むように、ギヤボックス11に取り付けられている。ギヤボックス11における車幅方向右側の端部の下部は、第2ラバーブッシュ30の内筒32,36に挿入したボルト72を、右側傾斜部5の貫通孔5bに挿通されたカラー73および貫通孔5aに挿入し、貫通孔5aから前側に出たボルト72の先端に螺合させたナット74を締め付けることで、片持ち状態で第1クロスメンバ3に支持されている。
第3ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)40は、図5に示すように、前側第3ラバーブッシュ41と後側第3ラバーブッシュ45とで構成されている。前側および後側第3ラバーブッシュ41,45は、前側第1ラバーブッシュ21と同様に、内筒42,46と、フランジ部43a,47aを有する外筒43,47と、ゴム弾性体44,48とをそれぞれ備えている。この第3ラバーブッシュ40は、ギヤボックス11における第3取付け部81の貫通孔81aに対し、前側および後側第3ラバーブッシュ41,45を前後からそれぞれ挿入することで、フランジ部43a,47aで第3取付け部81を前後に挟むように、ギヤボックス11に取り付けられている。ギヤボックス11における車幅方向右側の端部の上部は、第3ラバーブッシュ40の内筒42,46に挿入したボルト82を、ブラケット6の貫通孔6bに挿通されたカラー83および貫通孔6aに挿入し、貫通孔6aから前側に出たボルト82の先端に螺合させたナット84を締め付けることで、片持ち状態で第1クロスメンバ3に支持されている。
−バネ特性−
次に、第1〜第3ラバーブッシュ20,30,40のバネ特性について説明するが、本発明を理化し易くするために、これに先立ち、従来のパワーステアリング装置の支持構造について説明する。なお、従来の支持構造においても、ラバーブッシュのバネ特性以外は本実施形態と同様なので、重複する説明を省略する。
次に、第1〜第3ラバーブッシュ20,30,40のバネ特性について説明するが、本発明を理化し易くするために、これに先立ち、従来のパワーステアリング装置の支持構造について説明する。なお、従来の支持構造においても、ラバーブッシュのバネ特性以外は本実施形態と同様なので、重複する説明を省略する。
図10は従来の支持構造におけるギヤボックス111の振動モードを模式的に説明する図であり、同図(a)は正面図であり、図(b)は側面図である。なお、図10では、図を見易くするために、各部の変位を誇張して示している。
エンジン(図示せず)の駆動に伴い、プロペラシャフトの後端が上下に振動すると、プロペラシャフトの前端部に連結されたフロントディファレンシャルも上下に振動する。この場合、フロントディファレンシャルを支持するクロスメンバに、バネ定数が同一の複数のラバーブッシュを介してギヤボックス111が支持される従来の支持構造では、フロントディファレンシャルが振動することで所定以上の速さでクロスメンバに力が加わると、ギヤボックス111が振動することが知られている。特に、エンジン等が所定の運転状態(例えばエンジン回転数が1000(rpm)〜2000(rpm)で加速しようとしている状態)にある場合には、図10(a)に示すように、フロントディファレンシャルの振動に起因してギヤボックス111が上下に大きく振動し、図10(b)に示すように、かかる振動がインターミディエイトシャフト152、コラムシャフト151等を上下に揺らしながら伝達して、最終的に運転者が把持しているステアリングホイール150を前後に揺らす(ステアリング振動が発生する)という問題がある。このようなステアリング振動が発生するのは、以下の理由によると考えられる。
先ず、ギヤボックス111における、車幅方向左側の端部のラバーブッシュのバネ特性と、車幅方向右側の端部のラバーブッシュのバネ特性とを略同じにすると、理論上、振動が入力した際に左右の端部が同じ方向に変位し易くなる。それ故、クロスメンバに対するフロントディファレンシャルの配置の偏り等により、クロスメンバの揺れ方が左右で多少異なっても、図10(a)に示すように、ギヤボックス111の両端部が同相で変位する振動モードとなる。また、クロスメンバにフロントディファレンシャルと共にギヤボックス111が支持される支持構造では、エンジン等が所定の運転状態にあると、フロントディファレンシャルの振動周波数とギヤボックス111の共振周波数とが一致し、共振によってギヤボックス111が上下に大きく振動していると考えられる。
つまり、フロントディファレンシャルを支持するクロスメンバに、同じバネ特性のラバーブッシュを介してギヤボックス111の両端部が支持される従来の支持構造では、ギヤボックス111の両端部が同相で変位する振動モードと、ギヤボックス111の上下の共振とが相俟って、相対的に大きなステアリング振動が生じていたと考えられる。
ここで、全てのラバーブッシュのバネ特性を一律に変更すれば、ラバーブッシュを含めたギヤボックス111の共振点をずらすことはできるが、ギヤボックス111の両端部が同じバネ特性のラバーブッシュを介して支持されている以上、ギヤボックス111の両端部が同相で変位する振動モードは変わらない。また、仮にラバーブッシュの動的バネ定数を高くすると、フロントディファレンシャルからの振動がラバーブッシュを介してギヤボックス111に伝達し易くなるため、ステアリング振動が悪化する可能性もある。
そこで、本実施形態では、フロントディファレンシャル8に起因する振動が少なくともピニオンシャフト14近傍でギヤボックス11に伝達し難くなるように、第1ラバーブッシュ20と第2および第3ラバーブッシュ30,40とに所定方向における特性差を付けるようにしている。具体的には、本実施形態に係る油圧パワーステアリング装置10の支持構造では、第1ラバーブッシュ20における車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数を、第2および第3ラバーブッシュ30,40における車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数よりもそれぞれ小さく設定するようにしている。以下、この構成について詳細に説明する。
図6は第1ラバーブッシュ20を模式的に示す図であり、同図(a)は縦断面図であり、同図(b)は横断面図である。また、図7は第2ラバーブッシュ30を模式的に示す図であり、同図(a)は縦断面図であり、同図(b)は横断面図である。なお、第3ラバーブッシュ40は第2ラバーブッシュ30と同様の構成ゆえ、その説明を省略する。また、図6(a)および図7(a)は、それぞれ図6(b)および図7(b)a−a鎖線に沿って展開した縦断面図である。
図6(a)と図7(a)とを見比べれば分かるように、第1ラバーブッシュ20の内筒22,26と第2ラバーブッシュ30の内筒32,36とは同じ形状・寸法に形成されているのに対し、第1ラバーブッシュ20の外筒23,27およびゴム弾性体24,28は、第2ラバーブッシュ30の外筒33,37およびゴム弾性体34,38よりも、車両前後方向の長さ寸法が短く設定されている。
このように、ゴム弾性体24,28の車両前後方向の長さ寸法を相対的に短くすることで、第1ラバーブッシュ20における車両前後方向の動的バネ定数(例えば5100(N/mm))は、第2および第3ラバーブッシュ30,40における車両前後方向の動的バネ定数(例えば8800(N/mm))よりも半分近く小さくなっている。このように、第1ラバーブッシュ20における車両前後方向の動的バネ定数を相対的に小さく、すなわち、柔らかい特性とすることで、第1ラバーブッシュ20は、所定以上の速さで加わる車両前後方向の力(振動)を伝達し難くなっている。
同様に、ゴム弾性体24,28の車両前後方向の長さ寸法を相対的に短くすることで、第1ラバーブッシュ20における車両上下方向の動的バネ定数(例えば6000(N/mm))も、第2および第3ラバーブッシュ30,40における車両上下方向の動的バネ定数(例えば10400(N/mm))よりも半分近く小さくなっている。このように、第1ラバーブッシュ20における車両上下方向の動的バネ定数を相対的に小さく、すなわち、柔らかい特性とすることで、第1ラバーブッシュ20は、所定以上の速さで加わる車両上下方向の力(振動)も伝達し難くなっている。
なお、ゴム弾性体24,28の車両前後方向の長さ寸法を相対的に短くすると、第1ラバーブッシュ20における車幅方向のバネ定数も相対的に小さくなるが、本実施形態ではゴム弾性体24,28等の厚さ調整を行うことで、第1ラバーブッシュ20における車幅方向の静的バネ定数(例えば1000(N/mm))を、第2および第3ラバーブッシュ30,40における車幅方向の静的バネ定数(例えば1050(N/mm))と同等に維持している。このように、第1ラバーブッシュ20における車幅方向の静的バネ定数を相対的に高く、すなわち、硬い特性に維持することで、第1ラバーブッシュ20は、ゆっくり加わる車幅方向の力に対し変形し難くなっていて、操舵性の安定を確保している。
以上のように異なるバネ特性に設定された第1〜第3ラバーブッシュ20,30,40を用いる本実施形態の支持構造によれば、エンジンの駆動に伴いフロントディファレンシャル8により生じる速い振動に対し、第1〜第3ラバーブッシュ20,30,40を含めたギヤボックス11全体の共振点をずらして、ギヤボックス11が共振するのを抑えることができる。
のみならず、車両前後方向軸周りのロール振動に影響する、車両前後方向および車両上下方向における動的バネ定数につき、第1ラバーブッシュ20と第2および第3ラバーブッシュ30,40とに特性差を付けることにより、図8に示すように、ギヤボックス11の両端部を逆相で変位(車幅方向左側の端部と右側の端部とを反対方向に変位)させて振動を打ち消し合わせることができる。
しかも、ステアリングホイール50に連結されるピニオンシャフト14に近い、ギヤボックス11における車幅方向左側の端部に設けられた第1ラバーブッシュ20の動的バネ定数を相対的に小さくすることから、少なくともステアリングホイール50に近い側においては、フロントディファレンシャル8からの振動をギヤボックス11に伝達し難くすることができる。
これらが相俟って、図8と図10(a)とを見比べれば分かるように、従来の支持構造に比してギヤボックス11の上下振動を小さくし、インターミディエイトシャフト52やコラムシャフト51等の変形・振動を抑えて、ステアリングホイール50の前後の揺れ、すなわち、ステアリング振動を確実に抑えることができる。
加えて、第1ラバーブッシュ20における車幅方向の静的バネ定数を相対的に高く維持することで、第1ラバーブッシュ20は、ゆっくり加わる車幅方向の力(振動)に対し変形し難くなっていることから、操舵応答性を安定させることができる。もっとも、第1ラバーブッシュ20が車幅方向に硬いと、例えば前輪で小石等を踏んだ時の振動がステアリングホイール50に伝わり易くなるが、この点は、図6(a)および図7(a)に示すように、各ゴム弾性体24,28,34,38の車幅方向にスグリ24a,28a,34a,38aを設けることで、前輪から伝わる振動をいなすことが可能となっている。
以上により、本実施形態に係る油圧パワーステアリング装置10の支持構造によれば、従来の必要特性(例えば操舵応答性)を維持しつつ、ギヤボックス11全体の揺れを、特に、ステアリングホイール50に近い側でギヤボックス11の揺れを抑えることができ、これにより、マスダンパ等の新たな部材を追加することなく、ステアリング振動を抑制することができる。
図9はシミュレーション試験結果を模式的に示す図であり、同図(a)はギヤボックスの車幅方向左側の端部における周波数と振動レベルとの関係を示すグラフ図であり、同図(b)は実施例の振動モードを示す図であり、図(c)は比較例の振動モードを示す図である。なお、これらはCAE(Computer Aided Engineering)によるシミュレーション試験を行って求めたものである。また、実施例とは本実施形態の支持構造であり、比較例とは3つのラバーブッシュのバネ特性を第2ラバーブッシュ30のバネ特性と同じに設定した支持構造である。さらに、図9(a)では、実線は実施例を、破線は比較例をそれぞれ表し、また、図9(b)および(c)では、実線は振動が加わる前のギヤボックスを表し、破線は振動が加わった際のギヤボックスを表している。
図9(b)と図9(c)とを比較すれば明らかなように、従来の支持構造ではギヤボックス111の両端部が同相で変位する振動モードとなっていたのに対し、本実施形態の支持構造ではギヤボックス11の両端部を逆相で変位する振動モードに変更することができることが確認された。
また、本実施形態の支持構造によれば、図9(a)に示すように、エンジン回転数が1000(rpm)〜2000(rpm)で加速しようとしている状態に対応する150(Hz)付近の周波数域において、従来の支持構造よりも大幅に振動レベル(dB)を低減すること(図9(a)のハッチング部参照)が可能であることが確認された。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、油圧パワーステアリング装置10に本発明の支持構造を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、電動パワーステアリング装置や電動油圧パワーステアリング装置に本発明の支持構造を適用してもよい。
また、上記実施形態では、フレーム車1に本発明の支持構造を適用した場合について説明したが、これに限らず、例えばモノコック車に本発明の支持構造を適用してもよい。
さらに、上記実施形態では、ゴム弾性体24,28の車両前後方向の長さ寸法を相対的に短くすることで、第1ラバーブッシュ20の動的バネ定数を相対的に小さくしたが、これに限らず、例えばゴム弾性体24,28の硬度を相対的に下げることで、第1ラバーブッシュ20の動的バネ定数を相対的に小さくしてもよい。
また、上記実施形態では、ギヤボックス11の車幅方向右側の端部を2つのラバーブッシュ30,40を介して支持したが、これに限らず、例えばギヤボックス11の車幅方向両端部をそれぞれ1つのラバーブッシュを介して支持するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、第1ラバーブッシュ20における車幅方向の静的バネ定数を、第2および第3ラバーブッシュ30,40における車幅方向の静的バネ定数と同等にしたが、これに限らず、第1ラバーブッシュ20における車幅方向の静的バネ定数と第2および第3ラバーブッシュ30,40における車幅方向の静的バネ定数とを大きく異なる値としてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、新たな部材を追加することなく、振動発生体に起因するステアリング振動を抑制することができるので、振動発生体を支持する車体骨格部材に支持されるパワーステアリング装置の支持構造に適用して極めて有益である。
3 第1クロスメンバ(車体骨格部材)
8 フロントディファレンシャル(振動発生体)
10 油圧パワーステアリング装置
11 ギヤボックス
14 ピニオンシャフト(ピニオン)
20 第1ラバーブッシュ(第1のラバーブッシュ)
30 第2ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)
40 第3ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)
50 ステアリングホイール
8 フロントディファレンシャル(振動発生体)
10 油圧パワーステアリング装置
11 ギヤボックス
14 ピニオンシャフト(ピニオン)
20 第1ラバーブッシュ(第1のラバーブッシュ)
30 第2ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)
40 第3ラバーブッシュ(第2のラバーブッシュ)
50 ステアリングホイール
Claims (1)
- パワーステアリング装置のギヤボックスが、振動発生体を支持する車体骨格部材に、複数のラバーブッシュを介して支持されるパワーステアリング装置の支持構造であって、
上記複数のラバーブッシュには、ステアリングホイールと連結されるピニオンに近い、上記ギヤボックスにおける車幅方向一方側の端部に設けられた第1のラバーブッシュと、当該ピニオンから遠い、上記ギヤボックスにおける車幅方向他方側の端部に設けられた第2のラバーブッシュと、が含まれており、
上記第1のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数が、上記第2のラバーブッシュにおける車両前後方向および車両上下方向の動的バネ定数よりもそれぞれ小さく設定されていることを特徴とするパワーステアリング装置の支持構造。
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-
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- 2018-11-07 JP JP2018209955A patent/JP7091997B2/ja active Active
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