JP2020068185A - コネクタ嵌合構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メスコネクタ20は、オスコネクタとの嵌合方向に沿ってスライド可能に設けられ、オスコネクタに設けられた係止部に係止されることで嵌合方向の前方側から後方側へ移動される第一スライダ33A及び第二スライダ33Bと、第一スライダ33A及び第二スライダ33Bを嵌合方向の前方側へそれぞれ弾性付勢するスプリング32と、嵌合方向の後方側への第一スライダ33A及び第二スライダ33Bの移動に伴って係止部による係止を解除させるロックビーク43と、を有する。ロックビーク43による第一スライダ33Aの係止解除位置と第二スライダ33Bの係止解除位置とが、嵌合方向にずらされている。
【選択図】図4
Description
(1) 接続端子をそれぞれ有する第一コネクタ及び第二コネクタを備え、前記第一コネクタと前記第二コネクタとが互いに嵌合されることで前記接続端子同士が電気的に接続されるコネクタ嵌合構造であって、
前記第一コネクタは、
前記第二コネクタとの嵌合方向に沿ってスライド可能に設けられ、前記第二コネクタに設けられた係止部に係止されることで前記嵌合方向の前方側の初期位置から後方側へ移動される第一スライダ及び第二スライダと、
前記第一スライダ及び前記第二スライダを前記嵌合方向の前方側へそれぞれ弾性付勢するスプリングと、
前記第一コネクタに対する前記嵌合方向の後方側への前記第一スライダ及び前記第二スライダの移動に伴って前記係止部による係止を解除させる係止解除部と、を有し、
前記係止解除部による前記第一スライダの係止解除位置と前記第二スライダの係止解除位置とが前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
前記係止解除部は、前記第一コネクタに対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ及び前記第二スライダがそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ及び前記第二スライダの前記係止爪部を係止解除方向へ変位させて前記係止部による前記係止爪部の係止を解除させる第一傾斜面及び第二傾斜面を有し、
前記第一傾斜面及び前記第二傾斜面が前記嵌合方向にずれた位置に配置されている
ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ嵌合構造。
前記係止解除部は、前記第一コネクタに対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ及び前記第二スライダがそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ及び前記第二スライダの前記係止爪部を係止解除方向へ変位させて前記係止部による前記係止爪部の係止を解除させる傾斜面を有し、
前記第一スライダ及び前記第二スライダは、前記傾斜面への接触箇所が前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ嵌合構造。
ことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のコネクタ嵌合構造。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコネクタ嵌合構造を有するメスコネクタ20及びオスコネクタ70の斜視図である。図2は、本第1実施形態に係るコネクタ嵌合構造を有するメスコネクタ20及びオスコネクタ70の上面図である。図3は、本第1実施形態に係るコネクタ嵌合構造を示す図であって、図3の(a)は図2におけるA−A断面図、図3の(b)は図2におけるB−B断面図、図3の(c)は図2におけるC−C断面図である。
図3の(a)〜(c)及び図4に示すように、メスコネクタ20は、合成樹脂から成形されたものであり、筒状のメスハウジング20aの内側に、嵌合突部21が突設されている。この嵌合突部21には、二つの端子収容室22が形成されている。これらの端子収容室22には、電線23の端部に接続されたメス端子(接続端子)25がそれぞれ収容されており、電線23は、メスコネクタ20の後端から引き出されている。端子収容室22には、電線23に装着された防水栓(シール部材)24がメスコネクタ20の後端側から嵌め込まれている。これにより、メス端子25が収容されたメスコネクタ20の端子収容室22が止水されている。
図6の(a)〜(c)に示すように、スライダ装着部30に装着される第一スライダ33A及び第二スライダ33Bは、互いに隣接するように連結されている。これらの第一スライダ33A及び第二スライダ33Bは、それぞれ合成樹脂から成形されている。
更に、スライダ本体50Aには、その後端に操作部61Aが設けられている。また、スライダ本体50Aの後端には、バネ受け凸部62Aが形成されている。
更に、スライダ本体50Bには、その後端に操作部61Bが設けられている。また、スライダ本体50Bの後端には、バネ受け凸部62Bが形成されている。
図3の(a)〜(c)及び図7に示すように、オスコネクタ70は、合成樹脂から成形されたものであり、筒状のオスハウジング70aを有している。このオスコネクタ70には、二つの端子収容室72が形成されている。これらの端子収容室72には、電線73の端部に接続されたオス端子(接続端子)75がそれぞれ収容されており、電線73は、オスコネクタ70の後端から引き出されている。端子収容室72には、電線73に装着された防水栓(シール部材)74がオスコネクタ70の後端側から嵌め込まれている。これにより、オス端子75が収容されたオスコネクタ70の端子収容室72が止水されている。
図8は、コネクタ嵌合状態を示す図であって、図8の(a)〜(d)は、それぞれメスコネクタ20及びオスコネクタ70の上面図である。図9は、コネクタ嵌合状態を示す図であって、図9の(a)〜(d)は、それぞれ図2におけるA−A断面図である。図10は、コネクタ嵌合状態を示す図であって、図10の(a)〜(d)は、それぞれ図2におけるB−B断面図である。図11は、コネクタの嵌合状態を示す図であって、図11(a)〜図11(d)は、それぞれ図2におけるC−C断面図である。
これにより、第一スライダ33A及び第二スライダ33Bは、スプリング32の弾性付勢力に抗してメスコネクタ20の後端側へ押し込まれる。この中途嵌合状態では、メス端子25の電気接続部26にオス端子75のタブ76が挿入されず、オスコネクタ70は第一スライダ33A及び第二スライダ33Bから受けるスプリング32の弾性付勢力からなる反発力を受ける。したがって、この中途嵌合状態で嵌め込み作業を止めると、第一スライダ33A及び第二スライダ33Bから受ける反発力によってオスコネクタ70がメスコネクタ20から押し戻されて離脱される。
更に、この時点で、オスコネクタ70のロック部86のガイド面88には、メスコネクタ20のロックアーム40のロック爪41が接触する。
更に、この時点で、オスコネクタ70のロック部86のガイド面88をメスコネクタ20のロックアーム40のロック爪41が乗り越えるように、ロック爪41がロック部86上に乗り上げる。
図13は、本発明の第2実施形態に係るコネクタ嵌合構造を有するメスコネクタ20Aの斜視図である。図14は、本第2実施形態に係るメスコネクタ20Aのロックビーク43Aの斜視図である。図15は、本第2実施形態に係るコネクタ嵌合構造を有するメスコネクタ20Aに設けられた第一スライダ33A及び第二スライダ33Bを示す図であって、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は裏面図である。
図16は、コネクタの嵌合状態を示す図であって、図16の(a)〜(d)は、それぞれメスコネクタ20A及びオスコネクタ70の上面図である。
[1] 接続端子(メス端子25,オス端子75)をそれぞれ有する第一コネクタ(メスコネクタ20,20A)及び第二コネクタ(オスコネクタ70)を備え、前記第一コネクタ(メスコネクタ20,20A)と第二コネクタ(オスコネクタ70)とが互いに嵌合されることで前記接続端子(メス端子25,オス端子75)同士が電気的に接続されるコネクタ嵌合構造であって、
前記第一コネクタ(メスコネクタ20,20A)は、
前記第二コネクタ(オスコネクタ70)との嵌合方向に沿ってスライド可能に設けられ、前記第二コネクタ(オスコネクタ70)に設けられた係止部(85)に係止されることで前記嵌合方向の前方側の初期位置から後方側へ移動される第一スライダ(33A)及び第二スライダ(33B)と、
前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)を前記嵌合方向の前方側へそれぞれ弾性付勢するスプリング(32)と、
前記第一コネクタ(メスコネクタ20,20A)に対する前記嵌合方向の後方側への前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)の移動に伴って前記係止部(85)による係止を解除させる係止解除部(ロックビーク43,43A)と、を有し、
前記係止解除部(ロックビーク43,43A)による前記第一スライダ(33A)の係止解除位置と前記第二スライダ(33B)の係止解除位置とが前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。
[2] 前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)は、前記係止部(85)に係止される係止爪部(57A,57B)をそれぞれ有し、
前記係止解除部(ロックビーク43)は、前記第一コネクタ(メスコネクタ20)に対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)がそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)の前記係止爪部(57A,57B)を係止解除方向へ変位させて前記係止部(85)による前記係止爪部(57A,57B)の係止を解除させる第一傾斜面(44A)及び第二傾斜面(44B)を有し、
前記第一傾斜面(44A)及び前記第二傾斜面(44B)が前記嵌合方向にずれた位置に配置されている
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ嵌合構造。
[3] 前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)は、前記係止部(85)に係止される係止爪部(57A,57B)をそれぞれ有し、
前記係止解除部(ロックビーク43A)は、前記第一コネクタ(メスコネクタ20A)に対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)がそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)の前記係止爪部(57A,57B)を係止解除方向へ変位させて前記係止部(85)による前記係止爪部(57A,57B)の係止を解除させる傾斜面(44)を有し、
前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)は、前記傾斜面(44)への接触箇所が前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタ嵌合構造。
[4] 前記第一スライダ(33A)及び前記第二スライダ(33B)は、前記嵌合方向に沿って互いにスライド可能に連結されている
ことを特徴とする上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載のコネクタ嵌合構造。
25…メス端子(接続端子)
33A…第一スライダ
33B…第二スライダ
32…スプリング
43…ロックビーク(係止解除部)
44…傾斜面
44A…第一傾斜面
44B…第二傾斜面
57A,57B…係止爪部
70…オスコネクタ(第二コネクタ)
75…オス端子(接続端子)
85…係止部
Claims (4)
- 接続端子をそれぞれ有する第一コネクタ及び第二コネクタを備え、前記第一コネクタと前記第二コネクタとが互いに嵌合されることで前記接続端子同士が電気的に接続されるコネクタ嵌合構造であって、
前記第一コネクタは、
前記第二コネクタとの嵌合方向に沿ってスライド可能に設けられ、前記第二コネクタに設けられた係止部に係止されることで前記嵌合方向の前方側の初期位置から後方側へ移動される第一スライダ及び第二スライダと、
前記第一スライダ及び前記第二スライダを前記嵌合方向の前方側へそれぞれ弾性付勢するスプリングと、
前記第一コネクタに対する前記嵌合方向の後方側への前記第一スライダ及び前記第二スライダの移動に伴って前記係止部による係止を解除させる係止解除部と、を有し、
前記係止解除部による前記第一スライダの係止解除位置と前記第二スライダの係止解除位置とが前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とするコネクタ嵌合構造。 - 前記第一スライダ及び前記第二スライダは、前記係止部に係止される係止爪部をそれぞれ有し、
前記係止解除部は、前記第一コネクタに対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ及び前記第二スライダがそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ及び前記第二スライダの前記係止爪部を係止解除方向へ変位させて前記係止部による前記係止爪部の係止を解除させる第一傾斜面及び第二傾斜面を有し、
前記第一傾斜面及び前記第二傾斜面が前記嵌合方向にずれた位置に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合構造。 - 前記第一スライダ及び前記第二スライダは、前記係止部に係止される係止爪部をそれぞれ有し、
前記係止解除部は、前記第一コネクタに対して前記嵌合方向の後方側へ移動される前記第一スライダ及び前記第二スライダがそれぞれ接触されることで、前記第一スライダ及び前記第二スライダの前記係止爪部を係止解除方向へ変位させて前記係止部による前記係止爪部の係止を解除させる傾斜面を有し、
前記第一スライダ及び前記第二スライダは、前記傾斜面への接触箇所が前記嵌合方向にずらされている
ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ嵌合構造。 - 前記第一スライダ及び前記第二スライダは、前記嵌合方向に沿って互いにスライド可能に連結されている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ嵌合構造。
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JPH1050408A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-20 | Yazaki Corp | コネクタ嵌合構造 |
JP2001244025A (ja) * | 2000-02-25 | 2001-09-07 | Yazaki Corp | コネクタ嵌合構造 |
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