JP2020051314A - Blow-by gas recirculation device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示はブローバイガス還流装置に関する。 The present disclosure relates to a blow-by gas recirculation device.
内燃機関においては、ピストンとシリンダの隙間からクランクケース内に漏出したブローバイガスを、ブローバイガス通路を通じて吸気通路に還流させるブローバイガス還流装置(PCV)が公知である。 2. Description of the Related Art In an internal combustion engine, a blow-by gas recirculation device (PCV) for recirculating blow-by gas leaked into a crankcase from a gap between a piston and a cylinder to a suction passage through a blow-by gas passage is known.
ところで、ブローバイガス還流装置においては、エゼクタ効果を利用してエンジン本体内からブローバイガスを吸引することが考えられる。 By the way, in the blow-by gas recirculation device, it is conceivable that the blow-by gas is sucked from inside the engine body using the ejector effect.
しかし、低温環境下においては、ブローバイガスに低温の加圧ガスが合流されてブローバイガス中の水蒸気が冷却される可能性がある。この場合、ブローバイガス通路内等で結露が発生し、その結露によって発生した凝縮水が凍結する可能性が考えられる。 However, in a low-temperature environment, there is a possibility that the low-temperature pressurized gas is combined with the blow-by gas and the steam in the blow-by gas is cooled. In this case, dew condensation may occur in the blow-by gas passage or the like, and condensed water generated by the dew condensation may be frozen.
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、結露及び凍結の発生を防止又は抑制できるブローバイガス還流装置を提供することにある。 Therefore, the present disclosure has been made in view of such circumstances, and an object of the present disclosure is to provide a blow-by gas recirculation device that can prevent or suppress the occurrence of condensation and freezing.
本開示の一の態様によれば、
エンジン本体内で発生するブローバイガスを吸気通路に戻すブローバイガス通路と、
前記ブローバイガス通路に設けられたエゼクタと、
前記エゼクタに加圧ガスを供給すべく接続された加圧ガス通路と、
前記ブローバイガス通路及び前記加圧ガス通路が接続される加圧ガス合流部より下流側のブローバイガス通路に設けられ、加圧ガスと合流されたブローバイガスから水蒸気を分離させる衝突器とを備え、
前記衝突器は、ブローバイガスを衝突させる衝突部を有し、
前記エゼクタの下流端から前記衝突部までのブローバイガス通路が直線状に形成された ことを特徴とするブローバイガス還流装置が提供される。
According to one aspect of the present disclosure,
A blow-by gas passage for returning blow-by gas generated in the engine body to the intake passage;
An ejector provided in the blow-by gas passage;
A pressurized gas passage connected to supply pressurized gas to the ejector;
A blower provided in the blow-by gas passage downstream of the pressurized gas junction where the blow-by gas passage and the pressurized gas passage are connected, and a collision device for separating steam from the blow-by gas merged with the pressurized gas,
The collider has a collision section for colliding blow-by gas,
A blow-by gas recirculation device is provided, wherein a blow-by gas passage from a downstream end of the ejector to the collision portion is formed in a straight line.
好ましくは、前記エゼクタの下流端から前記衝突部までのブローバイガス通路は、流路断面の形状及び断面積を一定に形成される。 Preferably, the blow-by gas passage from the downstream end of the ejector to the collision portion has a constant cross-sectional shape and cross-sectional area.
好ましくは、前記衝突器は、前記エゼクタに一端が接続され他端が開放されるパイプ部を備え、前記パイプ部は、直線状に延びて形成され、前記衝突部は、前記パイプ部の他端に近接して配置される。 Preferably, the impactor includes a pipe portion having one end connected to the ejector and the other end opened, the pipe portion being formed to extend linearly, and the collision portion being formed at the other end of the pipe portion. Is arranged in close proximity.
好ましくは、前記パイプ部の内周面と前記エゼクタの内周面は滑らかに接続される。 Preferably, the inner peripheral surface of the pipe portion and the inner peripheral surface of the ejector are smoothly connected.
好ましくは、前記衝突器は、前記パイプ部の壁面に形成されたガス噴出孔と、前記ガス噴出孔から噴出されるガスを衝突させる衝突板とをさらに備える。 Preferably, the collider further includes a gas ejection hole formed on a wall surface of the pipe portion, and an impact plate for colliding gas ejected from the gas ejection hole.
好ましくは、前記エゼクタより上流側の前記ブローバイガス通路には、ブローバイガスからオイルを分離させるオイル分離部が設けられる。 Preferably, an oil separating portion for separating oil from blow-by gas is provided in the blow-by gas passage upstream of the ejector.
好ましくは、前記吸気通路には、ターボチャージャのコンプレッサが設けられ、前記加圧ガス通路は、前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路から加圧ガスを取り出す。 Preferably, a turbocharger compressor is provided in the intake passage, and the pressurized gas passage takes out pressurized gas from the intake passage downstream of the compressor.
好ましくは、前記コンプレッサより下流側の吸気通路には、インタークーラが接続され、前記加圧ガス通路は、前記インタークーラよりも上流側の前記吸気通路に上流端が接続された高温側通路と、前記インタークーラよりも下流側の前記吸気通路に上流端が接続された低温側通路と、前記高温側通路の下流端と前記低温側通路の下流端とに上流端が接続された合流部と、前記合流部を流れる加圧ガスの温度を調整するための調整部と、を備える。 Preferably, an intercooler is connected to an intake passage downstream of the compressor, and the pressurized gas passage is a high-temperature side passage whose upstream end is connected to the intake passage upstream of the intercooler, A low-temperature side passage whose upstream end is connected to the intake passage on the downstream side of the intercooler, a junction where an upstream end is connected to the downstream end of the high-temperature side passage and the downstream end of the low-temperature side passage, An adjusting unit for adjusting the temperature of the pressurized gas flowing through the merging unit.
上記の態様によれば、結露及び凍結の発生を防止又は抑制できる。 According to the above aspect, the occurrence of dew condensation and freezing can be prevented or suppressed.
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the accompanying drawings. Note that the present disclosure is not limited to the embodiments below.
図1は、ブローバイガス還流装置100を含む内燃機関1の全体構成図である。図中において、白抜き矢印Aは、吸気ないし加圧ガスの流れを示し、網掛け矢印Bは、ブローバイガスの流れを示し、黒塗り矢印Gは、排気の流れを示す。なお、図中に示す上下前後左右の各方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎないものとする。
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an
図1に示すように、内燃機関1は、車両(不図示)に搭載された多気筒の圧縮着火式内燃機関すなわちディーゼルエンジンである。車両は、トラック等の大型車両である。しかしながら、車両及び内燃機関1の種類、形式、用途等に特に限定はなく、例えば車両は乗用車等の小型車両であっても良いし、内燃機関1は火花点火式内燃機関すなわちガソリンエンジンであっても良い。
As shown in FIG. 1, the
内燃機関1は、吸気通路10と、吸気通路10に設けられたターボチャージャ20のコンプレッサ20Cと、コンプレッサ20Cよりも下流側の吸気通路10に設けられたインタークーラ21と、を備える。
The
具体的には、内燃機関1は、エンジン本体2と、エンジン本体2に接続された吸気通路10及び排気通路11と、を備える。図示しないが、エンジン本体2は、シリンダヘッド、シリンダブロック、クランクケース等の構造部品と、その内部に収容されたピストン、クランクシャフト、バルブ等の可動部品と、を含む。なお、符号3は、シリンダヘッドの上部に接続されるヘッドカバーである。
Specifically, the
吸気通路10は、エンジン本体2(特にシリンダヘッド)に接続された吸気マニホールド12と、吸気マニホールド12の上流端に接続された吸気管13と、により主に画成される。吸気マニホールド12は、吸気管13から送られてきた吸気を各気筒の吸気ポートに分配供給する。吸気管13には、上流側から順に、エアクリーナ14、ターボチャージャ20のコンプレッサ20C、及びインタークーラ21が設けられる。
The
排気通路11は、エンジン本体2(特にシリンダヘッド)に接続された排気マニホールド15と、排気マニホールド15の下流側に配置された排気管16と、により主に画成される。排気マニホールド15は、各気筒の排気ポートから送られてきた排気を集合させる。排気マニホールド15と排気管16の間には、ターボチャージャ20のタービン20Tが設けられる。
The
ブローバイガス還流装置100は、コンプレッサ20Cよりも上流側の吸気通路10にブローバイガスを還流させるためのブローバイガス通路30を備える。周知のように、ブローバイガスは、エンジン本体2においてシリンダとピストンとの隙間からクランクケース内に漏れ出たガスである。
The blow-by
また、ブローバイガス還流装置100は、ブローバイガス通路30に設けられ、コンプレッサ20Cで生成された加圧ガスを利用してブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ40を備える。また、ブローバイガス還流装置100は、コンプレッサ20Cよりも下流側の吸気管13から加圧ガスを取り出してオイルセパレータ40に導入するための加圧ガス通路50を備える。
Further, the blow-by
ブローバイガス通路30は、クランクケース内からシリンダブロック及びシリンダヘッドを通過してヘッドカバー3内に延びるエンジン本体側のガス通路31と、そのガス通路31の下流側に配置され、外部に露出されたブローバイガス管32と、により主に画成される。ブローバイガス管32の下流端は、エアクリーナ14とコンプレッサ20Cとの間に位置する吸気管13に接続される。
The blow-by
オイルセパレータ40は、エンジン本体2側のガス通路31とブローバイガス管32の間に設けられる。
The
図2は、オイルセパレータ40及び衝突器60の概略構成を示す縦断面図である。符号Oは、ブローバイガスから分離されたオイルを示す。符号Wは、ブローバイガス中の水分が結露して発生した凝縮水を示す。
FIG. 2 is a longitudinal sectional view illustrating a schematic configuration of the
図2に示すように、オイルセパレータ40は、ヘッドカバー3の上部に設置される。ヘッドカバー3の上部には、エンジン本体側のガス通路31のガス出口31aが形成される。
As shown in FIG. 2, the
オイルセパレータ40は、ガス通路31のガス出口31aからブローバイガスを導入して、そのブローバイガスからオイルOを分離するオイル分離部41を備える。また、オイルセパレータ40は、コンプレッサ20Cで生成された加圧ガスを導入して負圧を生成するエゼクタ42を備える。エゼクタ42は、負圧により、オイル分離部41でオイルOが分離された後のブローバイガスを吸引する。
The
オイル分離部41は、ヘッドカバー3の上面部に接続された下部ケーシング44と、下部ケーシング44の上面部に接続された上部ケーシング45と、ガス噴射部材46と、出口部ケーシング47と、を備える。
The
下部ケーシング44は、エンジン本体側のガス通路31とガス噴射部材46とに連通される。また、下部ケーシング44には、出口部ケーシング47内の底部に溜まったオイルOを排出するためのオイル出口48が形成される。オイル出口48には、後述する排出弁49が取り付けられる。
The lower casing 44 is connected to the
上部ケーシング45は、ガス噴射部材46を上方から覆って収容する。上部ケーシング45の後面部の下端位置には、オイル分離後のブローバイガス及びオイルOを出口部ケーシング47内に排出するための排出口45aが形成される。
The
ガス噴射部材46は、上下方向に延びる円筒状に形成され、上端部に蓋46aが接続される。また、ガス噴射部材46は、径方向に延びる複数の貫通孔46bを有する。
The
出口部ケーシング47は、上下方向に延びる樋状に形成され、排出口45aを後方から覆って上部ケーシング45の後面部に気密に接続される。出口部ケーシング47の上端部には、オイル分離部41のガス出口41aが形成される。
The
排出弁49は、スプリング(不図示)の付勢力によって閉弁すると共に、溜まったオイルOの荷重によってスプリングの付勢力に反して開弁するように構成される。 The discharge valve 49 is configured to be closed by the urging force of a spring (not shown) and to be opened against the urging force of the spring by the load of accumulated oil O.
エゼクタ42は、前後方向に延びる管状に形成され、上部ケーシング45上に支持される。エゼクタ42は、ノズル42aと、ディフューザー42bと、接続管部42cとを備える。ノズル42aは、エゼクタ42の前端部(上流端部)に形成される。ノズル42aには、後述する加圧ガス通路50の合流管53の下流端が接続される。ディフューザー42b及び接続管部42cは、エゼクタ42の後部(下流部)に形成される。ディフューザー42bは、下流に向かうにつれてテーパ状に拡径された管にて構成される。接続管部42cは、ディフューザー42bの下流端に接続され後方に直線状に延びる。接続管部42cの流路断面は、前端から後端まで同じ形状且つ同じ断面積に形成される。接続管部42cには、後述する衝突器60が接続される。
The
また、ディフューザー42bの下面部には、オイル分離部41のガス出口41aが管軸に対して垂直に開口される。すなわち、ブローバイガス通路30と加圧ガス通路50とが接続される加圧ガス合流部55がディフューザー42b内に形成される。
In addition, a gas outlet 41a of the
なお、エゼクタ42は、上述のものに限られない。エゼクタ42は、エンジン本体2側からブローバイガスを吸引できるものであれば、他のタイプであってもよい。すなわち、本実施の形態におけるエゼクタ42とは、加圧ガスの噴射によって形成される負圧を利用してエンジン本体2からブローバイガスを吸引し、加圧ガスにブローバイガスを合流させる装置全般をいう。
The
図1に示すように、加圧ガス通路50は、インタークーラ21よりも上流側の吸気管13に上流端が接続された高温側通路としての高温側管51を備える。また、加圧ガス通路50は、インタークーラ21よりも下流側の吸気管13に上流端が接続された低温側通路としての低温側管52を備える。また、加圧ガス通路50は、高温側管51の下流端と低温側管52の下流端に上流端が接続された合流部としての合流管53を備える。また、加圧ガス通路50は、合流管53を流れる加圧ガスの温度を調整するための調整部としてのサーモスタット54を備える。
As shown in FIG. 1, the
サーモスタット54は、低温側管52を開閉する弁体54aと、高温側管51に向かって配置された感熱部54bと、を備える。感熱部54bは、高温側管51、低温側管52、合流管53の合流点付近の加圧ガスの温度を検出して、その検出した温度に応じて弁体54aを開閉させる。なお、感熱部54bには、加圧ガスの温度に応じて膨張・収縮するワックスペレット等が用いられる。
The
本実施形態のサーモスタット54は、低温側管52に設けられ、感熱部54bによって検出された高温側管51、低温側管52、合流管53の合流点付近の温度が閾値Ts以上のときに開弁し、閾値Ts未満のときに閉弁するように構成される。
The
加圧ガスの温度の閾値Tsは、加圧ガスがオイルセパレータ40に導入されてブローバイガスを昇温することで、ブローバイガスに含まれるオイルがコンプレッサ20Cのコーキング異常を発生させるときの最低温度に設定される。
The threshold value Ts of the temperature of the pressurized gas is set to the lowest temperature at which the oil contained in the blow-by gas causes the caulking abnormality of the compressor 20C by introducing the pressurized gas into the
すなわち、通常、感熱部54bによって検出される温度は閾値Ts未満であり、このときサーモスタット54は閉弁して低温側管52を閉じる。従って加圧ガスは、高温側管51と合流管53を通じてオイルセパレータ40に供給される。他方、高温側管51に導入される加圧ガスの温度が高温となり、閾値Ts以上となると、サーモスタット54が開弁して低温側管52を開く。これにより、低温側管52に導入された比較的低温の加圧ガスが、高温側管51に導入された比較的高温の加圧ガスに混入され、合流管53を通じてオイルセパレータ40に供給される加圧ガスの温度が低下される。これにより、オイルセパレータ40で分離しきれずにブローバイガスに混入されたオイルに起因して、コンプレッサ20Cにコーキング異常が発生するのを抑制できる。ここでコーキング異常とは、コンプレッサで圧縮され昇温された吸気中のオイルが比較的高粘度の液体に変性し、コンプレッサ内の摺動部等に付着する異常をいう。
That is, the temperature detected by the heat-
なお、加圧ガス通路50は、エゼクタ42に加圧ガスを供給できるものであればよく、上述のものに限られない。例えば、サーモスタット54は、低温側管52には設けられず、高温側管51に設けられてもよい。また、加圧ガス通路50は、低温側管52及びサーモスタット54を備えないものであってもよい。また、加圧ガス通路50は、高温側管51及びサーモスタット54を備えないものであってもよい。またさらに、加圧ガス通路50は、別途設けられたポンプ、アキュムレータ等からエゼクタ42に加圧ガスを供給するものであってもよい。
The
図2に示すように、衝突器60は、エゼクタ42に一端が接続され他端が開放されるパイプ部61と、パイプ部61から吐出されるブローバイガスを衝突させる衝突部62とを備える。
As shown in FIG. 2, the
パイプ部61は、直線状に形成される。また、パイプ部61の他端は、斜めに切断された形状に形成される。パイプ部61の他端に形成される先端開口61aは、斜め下方に向けられる。パイプ部61の流路断面は、円形に形成され、一端から他端まで同じ形状且つ同じ断面積に形成される。また、パイプ部61の流路断面は、接続管部42cと同じ形状且つ同じ断面積に形成される。パイプ部61の内周面は、接続管部42cの内周面と段差無く滑らかに接続される。
The
衝突部62は、パイプ部61を覆うケーシング63に形成される。具体的には、ケーシング63は、パイプ部61の一端部外周に設けられる外筒部64と、外筒部64と一体に形成されパイプ部61の一端部外周以外の部分を間隔を隔てて覆う囲繞部65とを備える。
The
衝突部62は、囲繞部65のうち、パイプ部61の先端開口61aと対向する位置に形成される。すなわち、衝突部62は、パイプ部61の管軸上に配置される。また、衝突部62は、パイプ部61に近接して配置される。
The
また、囲繞部65の底部65aには、排水通路68の上流端が排水弁69を介して接続される。排水弁69は、スプリング(不図示)の付勢力によって閉弁すると共に、ケーシング63内に溜まった凝縮水Wの荷重によってスプリングの付勢力に反して開弁するように構成される。排水通路68の下流端は、下部ケーシング44に接続される。なお、排水通路の下流端は、大気開放されてもよく、図示しないタンクに接続されてもよい。
The upstream end of a
また、ケーシング63の底部65aは、凝縮水Wを排水通路68に案内するように傾斜される。具体的には、排水通路68はケーシング63の前後方向の中央に接続され、底部65aは前後方向の中央が最も低くなるように傾斜される。
The bottom 65 a of the casing 63 is inclined so as to guide the condensed water W to the
また、ケーシング63の上部には、ガス排出部70が形成される。ガス排出部70は、管状に形成される。ガス排出部70の下流端は、ブローバイガス管32(図1を参照)の上流端に接続される。
Further, a
また、衝突器60は、パイプ部61の壁面に形成されたガス噴出孔66と、ガス噴出孔66から噴出されるガスを衝突させる衝突板67とをさらに備える。
Further, the
ガス噴出孔66は、パイプ部61の下部に前後方向に間隔を隔てて複数形成される。また、ガス噴出孔66は、パイプ部61の壁面を上下方向に貫通して形成される。
A plurality of gas ejection holes 66 are formed at a lower portion of the
衝突板67は、パイプ部61に設けられる。衝突板67は、下端部がガス噴出孔66の延長線上に配置されるようにパイプ部61に対して斜めに交差して設けられる。衝突板67は、ガス噴出孔66より後方のパイプ部61に設けられ、下端部を斜め前方に突出させる。具体的には、衝突板67には、パイプ部61を挿通させるための楕円形の孔67aが形成される。衝突板67は、パイプ部61の外周面に孔67aの内周面を全周に亘って当接させることで前後方向(パイプ部61の管軸方向)に対する角度を決められる。例えば衝突板67は、パイプ部61に溶接される。
The
なお、衝突板67は、上述のものに限られない。衝突板67は、ガス噴出孔66の延長線上に位置されればよく、パイプ部61に設けられなくてもよい。例えば、衝突板67は、ケーシング63に設けられてもよい。
The
次に、本実施形態に係るブローバイガス還流装置100の作用効果を説明する。
Next, the operation and effect of the blow-by
図1に矢印Bで示したように、内燃機関1の稼働中、クランクケース内のブローバイガスは、エンジン本体側のガス通路31、オイルセパレータ40、衝突器60、ブローバイガス管32を順に流れて、吸気管13に還流される。
As indicated by the arrow B in FIG. 1, during operation of the
吸気管13に還流されたブローバイガスは、エアクリーナ14からの吸気と共にコンプレッサ20Cに導入される。コンプレッサ20Cでは、ブローバイガスを含む吸気が圧縮されて、加圧ガスが生成される。加圧ガスは、インタークーラ21で冷却されて、エンジン本体2の燃焼室内に導入される。
The blow-by gas recirculated to the
また、加圧ガスは、加圧ガス通路50(高温側管51、低温側管52、合流管53)を通じて吸気管13からエゼクタ42に導入される。なお、合流管53を流れる加圧ガスの温度は、サーモスタット54によって過度の高温とならぬよう調整される。
The pressurized gas is introduced from the
エゼクタ42に導入された加圧ガスは、ノズル42aから噴射されることでノズル42aの下流に負圧域を形成し、エンジン本体2側のブローバイガスを吸引する。このとき、ブローバイガスは、オイル分離部41を通過したのち、エゼクタ42内の加圧ガスに合流される。オイル分離部41でブローバイガスから分離されたオイルOは、排出弁49の開弁時にオイル出口48から下部ケーシング44内に排出され、戻り管(不図示)を通じてクランクケース内に戻される。
The pressurized gas introduced into the
ところで、外気温が例えば氷点下数十度の低温環境である場合、サーモスタット54は閉じられ、インタークーラ21より上流側の吸気通路10からの加圧ガスのみが高温側管51と合流管53を通じてエゼクタ42に供給される。しかし、外気温が氷点下数十度である場合、加圧ガスも氷点下となることがある。また、エゼクタ42に吸引されるブローバイガスは、加圧ガスより高い温度であり、水蒸気を含む。このため、エゼクタ42で加圧ガスと合流されたブローバイガスは、冷やされることとなり、結露し易い状態となる。
When the outside air temperature is, for example, a low temperature environment of several tens of degrees below the freezing point, the
しかし、ディフューザー42bの下流端から衝突部62までのブローバイガス通路30、すなわち、接続管部42c及びパイプ部61の流路は直線状に形成される。そして、接続管部42c及びパイプ部61の流路断面は、形状及び断面積を一定に形成される。このため、接続管部42c及びパイプ部61内には、通路抵抗となるものがなく、ブローバイガスは接続管部42c及びパイプ部61内を速やかに通過する。このため、接続管部42c内及びパイプ部61内での結露及び凍結の発生は抑制される。
However, the blow-by
パイプ部61を通過したブローバイガスは、衝突部62に衝突し、結露を発生させる。衝突部62での結露で発生した凝縮水Wは、囲繞部65の内壁に沿って下方に流れ、排水弁69及び排水通路68を経て下部ケーシング44に流れる。このとき、衝突部62は、パイプ部61から離間された囲繞部65に形成される。このため、たとえ結露によって発生した凝縮水Wが凍結したとしてもブローバイガス通路30が塞がれることは防止又は抑制される。
The blow-by gas that has passed through the
また、パイプ部61の他端は、斜めに切断された形状に形成される。このため、パイプ部61の先端開口61aは、パイプ部61を管軸に対して垂直に切断した断面の流路面積よりも広い。このため、たとえ先端開口61aに結露及び凍結が発生したとしても、先端開口61aの閉塞を抑制できる。
Further, the other end of the
また、パイプ部61を流れるブローバイガスの一部は、ガス噴出孔66から噴出し、衝突板67に衝突する。これにより、衝突板67には、結露が発生する。衝突板67での結露で発生した凝縮水Wは、衝突板67の表面上を流下した後、囲繞部65の底部65aに落下し、排水弁69及び排水通路68を経て下部ケーシング44に流れる。このとき、結露は、パイプ部61の下方に位置する衝突板67で発生する。このため、たとえ結露によって発生した凝縮水Wが凍結したとしてもブローバイガス通路30が塞がれることは防止又は抑制される。
Further, a part of the blow-by gas flowing through the
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態は上述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って、本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。 As described above, the embodiments of the present disclosure have been described in detail. However, the embodiments of the present disclosure are not limited to the above-described embodiments, and all the modifications and applications included in the concept of the present disclosure defined by the appended claims. Examples and equivalents are included in the present disclosure. Therefore, the present disclosure should not be construed as limiting, and can be applied to any other technology belonging to the scope of the idea of the present disclosure.
1 内燃機関
2 エンジン本体
3 ヘッドカバー
10 吸気通路
11 排気通路
12 吸気マニホールド
13 吸気管
14 エアクリーナ
15 排気マニホールド
16 排気管
20 ターボチャージャ
20C コンプレッサ
20T タービン
21 インタークーラ
30 ブローバイガス通路
31 ガス通路
31a ガス出口
32 ブローバイガス管
40 オイルセパレータ
41 オイル分離部
41a ガス出口
42 エゼクタ
42a ノズル
42b ディフューザー
43 接続管部
44 下部ケーシング
45 上部ケーシング
45a 排出口
46 ガス噴射部材
46a 蓋
46b 貫通孔
47 出口部ケーシング
48 オイル出口
49 排出弁
50 加圧ガス通路
51 高温側管
52 低温側管
53 合流管
54 サーモスタット
54a 弁体
54b 感熱部
55 加圧ガス合流部
60 衝突器
61 パイプ部
61a 先端開口
62 衝突部
63 ケーシング
64 外筒部
65 囲繞部
65a 底部
66 ガス噴出孔
67 衝突板
67a 孔
68 排水通路
69 排水弁
70 ガス排出部
100 ブローバイガス還流装置
A 白抜き矢印
B 網掛け矢印
G 矢印
O オイル
W 凝縮水
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記ブローバイガス通路に設けられたエゼクタと、
前記エゼクタに加圧ガスを供給すべく接続された加圧ガス通路と、
前記ブローバイガス通路及び前記加圧ガス通路が接続される加圧ガス合流部より下流側のブローバイガス通路に設けられ、加圧ガスと合流されたブローバイガスから水蒸気を分離させる衝突器とを備え、
前記衝突器は、ブローバイガスを衝突させる衝突部を有し、
前記エゼクタの下流端から前記衝突部までのブローバイガス通路が直線状に形成された
ことを特徴とするブローバイガス還流装置。 A blow-by gas passage for returning blow-by gas generated in the engine body to the intake passage;
An ejector provided in the blow-by gas passage;
A pressurized gas passage connected to supply pressurized gas to the ejector;
A blower provided in the blow-by gas passage downstream of the pressurized gas junction where the blow-by gas passage and the pressurized gas passage are connected, and a collision device for separating steam from the blow-by gas merged with the pressurized gas,
The collider has a collision section for colliding blow-by gas,
A blow-by gas recirculation device, wherein a blow-by gas passage from a downstream end of the ejector to the collision portion is formed in a straight line.
請求項1に記載のブローバイガス還流装置。 2. The blow-by gas recirculation device according to claim 1, wherein the blow-by gas passage from the downstream end of the ejector to the collision section has a constant flow passage cross-sectional shape and cross-sectional area. 3.
前記パイプ部は、直線状に延びて形成され、
前記衝突部は、前記パイプ部の他端に近接して配置された
請求項1又は2に記載のブローバイガス還流装置。 The collider includes a pipe portion having one end connected to the ejector and the other end opened.
The pipe portion is formed to extend linearly,
The blow-by gas recirculation device according to claim 1, wherein the collision portion is arranged near the other end of the pipe portion.
請求項3に記載のブローバイガス還流装置。 The blow-by gas recirculation device according to claim 3, wherein an inner peripheral surface of the pipe portion and an inner peripheral surface of the ejector are smoothly connected.
前記パイプ部の壁面に形成されたガス噴出孔と、
前記ガス噴出孔から噴出されるガスを衝突させる衝突板とをさらに備えた
請求項3又は4に記載のブローバイガス還流装置。 The collider is
Gas ejection holes formed on the wall surface of the pipe portion,
5. The blow-by gas recirculation device according to claim 3, further comprising: a collision plate configured to collide gas ejected from the gas ejection holes. 6.
請求項1から5のいずれか一項に記載のブローバイガス還流装置。 The blow-by gas recirculation device according to any one of claims 1 to 5, wherein an oil separation unit that separates oil from the blow-by gas is provided in the blow-by gas passage upstream of the ejector.
前記加圧ガス通路は、前記コンプレッサよりも下流側の前記吸気通路から加圧ガスを取り出す
請求項1から6のいずれか一項に記載のブローバイガス還流装置。 In the intake passage, a turbocharger compressor is provided,
The blow-by gas recirculation device according to any one of claims 1 to 6, wherein the pressurized gas passage takes out a pressurized gas from the intake passage downstream of the compressor.
前記加圧ガス通路は、
前記インタークーラよりも上流側の前記吸気通路に上流端が接続された高温側通路と、
前記インタークーラよりも下流側の前記吸気通路に上流端が接続された低温側通路と、
前記高温側通路の下流端と前記低温側通路の下流端とに上流端が接続された合流部と、
前記合流部を流れる加圧ガスの温度を調整するための調整部と、を備えた
請求項7に記載のブローバイガス還流装置。 An intercooler is connected to an intake passage downstream of the compressor,
The pressurized gas passage,
A high-temperature side passage whose upstream end is connected to the intake passage on the upstream side of the intercooler,
A low-temperature side passage whose upstream end is connected to the intake passage downstream of the intercooler,
A junction where an upstream end is connected to a downstream end of the high temperature side passage and a downstream end of the low temperature side passage,
The blow-by gas recirculation device according to claim 7, further comprising: an adjustment unit configured to adjust a temperature of the pressurized gas flowing through the junction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018180423A JP2020051314A (en) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | Blow-by gas recirculation device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018180423A JP2020051314A (en) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | Blow-by gas recirculation device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020051314A true JP2020051314A (en) | 2020-04-02 |
Family
ID=69996485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018180423A Pending JP2020051314A (en) | 2018-09-26 | 2018-09-26 | Blow-by gas recirculation device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020051314A (en) |
-
2018
- 2018-09-26 JP JP2018180423A patent/JP2020051314A/en active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180926 |