JP2020051142A - Metallic roofing material - Google Patents
Metallic roofing material Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020051142A JP2020051142A JP2018182336A JP2018182336A JP2020051142A JP 2020051142 A JP2020051142 A JP 2020051142A JP 2018182336 A JP2018182336 A JP 2018182336A JP 2018182336 A JP2018182336 A JP 2018182336A JP 2020051142 A JP2020051142 A JP 2020051142A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- roofing material
- metal roofing
- resin
- thickness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
Description
本発明は、金属屋根材に関する。 The present invention relates to a metal roofing material.
近年、粘土瓦に代わって、スレート系、セメント系、金属系などの様々な屋根材が用いられることが多くなっている。その中でも金属系の屋根材(以下、「金属屋根材」)は、軽く、防水性に優れ、加工し易いなどの利点があるため、特に注目が集まっている。
従来の金属屋根材としては、特許文献1及び2において、金属製の表基材と、裏基材と、表基材と前記裏基材との間に配置された発泡樹脂を含む芯材とを備える金属屋根材が提案されている。
In recent years, various roofing materials such as slate-based, cement-based, and metal-based materials have been increasingly used in place of clay tiles. Among them, a metal-based roofing material (hereinafter, “metal roofing material”) has attracted particular attention because of its advantages such as lightness, excellent waterproofness, and easy processing.
As conventional metal roofing materials, in
一般に、屋根材は、雨風に曝されるため、雨風に耐え得るような特性を有する必要がある。特に、日本は、世界でも台風の多い国であるため、耐風圧性に優れることが屋根材に要求される。なお、「耐風圧性」とは、強風に対して座屈せずに耐える性能のことを意味する。そこで、特許文献1及び2は、表基材の厚みを大きくすることで、金属屋根材の耐風圧性を向上させることを提案している。
しかしながら、表基材の厚みを大きくすると、金属屋根材が重くなってしまう。そのため、軽量化と耐風圧性の向上との両立を図るためには、表基材の厚みを適切な範囲に制御する必要があり、製品設計の自由度が制限されていた。
Generally, a roofing material is exposed to rain wind, and therefore needs to have characteristics that can withstand rain wind. In particular, since Japan is a country with many typhoons in the world, it is required that roof materials have excellent wind pressure resistance. The “wind pressure resistance” means a performance that can withstand strong wind without buckling. Therefore,
However, when the thickness of the front base material is increased, the metal roofing material becomes heavy. Therefore, in order to achieve both a reduction in weight and an improvement in wind pressure resistance, it is necessary to control the thickness of the surface base material within an appropriate range, which limits the degree of freedom in product design.
他方、金属屋根材は、屋根葺き工などの職人の手作業によって屋根葺きされる。なお、「屋根葺き」とは、屋根材を加工し、屋根下地の上に並べて敷き詰め、固定することを意味する。
ここで、特許文献1及び2の金属屋根材は、裏基材が、アルミ箔、アルミ蒸着紙、水酸化アルミ紙、炭酸カルシウム紙、樹脂フィルム、ガラス繊維紙などで形成されている。そのため、屋根葺きの際に裏基材が破損し易く、慎重な作業が要求されることから、施工性が低下する要因となっていた。
On the other hand, metal roofing materials are roofed manually by a craftsman such as a roofer. Note that “roofing” means processing roof materials, laying them down on a roof foundation, and fixing them.
Here, in the metal roofing materials of
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、耐風圧性及び施工性に優れ、且つ軽量化が可能な金属屋根材を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a metal roofing material which is excellent in wind resistance and workability and can be reduced in weight.
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究を行った結果、金属屋根材の裏基材として、2つの樹脂層の間に、ヤング率が12,000MPa以上の金属箔が配置された積層体を用いることにより、耐風圧性を向上させることができ、しかも施工性が向上すると共に軽量化も可能になることを見出し、本発明を完成するに至った。 The present inventors have conducted intensive studies to solve the above-described problems, and as a result, a metal foil having a Young's modulus of 12,000 MPa or more was disposed between two resin layers as a backing material of a metal roofing material. It has been found that by using the laminated body, wind resistance can be improved, workability can be improved, and weight can be reduced, and the present invention has been completed.
すなわち、本発明は、金属製の表基材と、裏基材と、前記表基材と前記裏基材との間に配置された芯材とを備える金属屋根材であって、前記裏基材が、2つの樹脂層の間に、ヤング率が12,000MPa以上の金属箔が配置された積層体である、金属屋根材である。 That is, the present invention is a metal roofing material comprising a metal front base material, a back base material, and a core material disposed between the front base material and the back base material, The material is a metal roofing material that is a laminate in which a metal foil having a Young's modulus of 12,000 MPa or more is disposed between two resin layers.
本発明によれば、耐風圧性及び施工性に優れ、且つ軽量化が可能な金属屋根材を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the metal roofing material which is excellent in wind pressure resistance and workability, and can be reduced in weight can be provided.
以下、本発明の金属屋根材の好適な実施の形態について説明するが、本発明はこれらに限定されて解釈されるべきものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、改良などを行うことができる。各実施の形態に開示されている複数の構成要素は、適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施の形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。 Hereinafter, preferred embodiments of the metal roofing material of the present invention will be described. However, the present invention should not be construed as being limited thereto, and should be understood by those skilled in the art without departing from the gist of the present invention. Various changes, improvements, and the like can be made based on this. A plurality of constituent elements disclosed in each embodiment can form various inventions by an appropriate combination. For example, some components may be deleted from all the components described in the embodiments, or components of different embodiments may be appropriately combined.
図1は、本実施の形態の金属屋根材の断面図である。
図1に示すように、本実施の形態の金属屋根材1は、金属製の表基材2と、裏基材3と、表基材2と裏基材3との間に配置された芯材4とを備えている。
FIG. 1 is a cross-sectional view of the metal roofing material of the present embodiment.
As shown in FIG. 1, a
表基材2は、金属屋根材1を屋根下地の上に配置した際に屋根の外面に表れる部分であり、金属板が素材として用いられる。表基材2の素材である金属板としては、特に限定されず、当該技術分野において公知のものを用いることができる。金属板の例としては、溶融Zn系めっき鋼板、溶融Alめっき鋼板、溶融Zn系めっきステンレス鋼板、溶融Alめっきステンレス鋼板、ステンレス鋼板、Al板、Ti板、塗装溶融Zn系めっき鋼板、塗装溶融Alめっき鋼板、塗装溶融アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板、塗装溶融Zn系めっきステンレス鋼板、塗装溶融Alめっきステンレス鋼板、塗装ステンレス鋼板、塗装Al板、塗装Ti板などが挙げられる。
The
表基材2の厚みとしては、特に限定されないが、その上限が、好ましくは0.5mm、より好ましくは0.45mmである。表基材2の厚みを0.5mm以下とすることにより、金属屋根材1の重量が大きくなりすぎることを回避できる。特に、太陽電池モジュール、太陽光温水器、エアコン室外機、融雪関連機器などの機器を屋根上に設ける場合には、屋根の総重量を抑えることができるため有利である。一方、表基材2の厚みの下限は、好ましくは0.20mm、より好ましくは0.25mm、さらに好ましくは0.27mmである。表基材2の厚みを0.20mm以上とすることにより、屋根材として必要とされる強度を確保しつつ、踏み潰れ難くすることができる。また、下記で説明するように、裏基材3によって金属屋根材1の耐風圧性を向上させることができる。さらに、表基材2の厚みを従来よりも小さくすることができるため、製品設計の自由度を高めることができる。
The thickness of the
裏基材3は、金属屋根材1を屋根下地の上に配置した際に屋根下地と接する部分である。
ここで、裏基材3の断面図を図2に示す。図2に示すように、裏基材3は、2つの樹脂層5a,5bの間に、ヤング率が12,000MPa以上の金属箔6が配置された積層体である。
The
Here, a cross-sectional view of the
裏基材3として用いられる積層体は、ヤング率が高い金属箔6を備えているため、金属屋根材1の耐風圧性を向上させることができる。また、この積層体は、金属箔6の両面に樹脂層5a,5bを設けているため、金属箔6が腐食し難く、耐食性が良好である。また、この積層体は、突き刺し強度が高いため、屋根葺きの際に破損し難く、施工性も向上させることができる。さらに、この積層体は、樹脂層5a,5bと金属箔6との複合化により、その厚みを小さくすることも可能であるため、軽量化も可能である。
Since the laminate used as the
金属箔6としては、ヤング率が12,000MPa以上であれば特に限定されないが、例えば、硬質アルミニウム箔、ステンレス箔、鋼箔、Ti箔、ニッケル箔、鉄箔、貴金属箔などが挙げられる。その中でも軽量化の観点から、硬質アルミニウム箔を金属箔6として用いることが好ましい。
なお、「硬質アルミニウム箔」とは、アルミニウム箔地を薄く圧延して箔にした後、焼鈍しない状態のものを意味する。
The
In addition, "hard aluminum foil" means a state in which aluminum foil is rolled thinly into a foil and then is not annealed.
金属箔6の厚みとしては、特に限定されないが、その上限が、好ましくは200μm、より好ましくは150μm、さらに好ましくは100μmである。金属箔6の厚みを200μm以下とすることにより、裏基材3を軽量化することができるため、金属屋根材1の重量が大きくなりすぎることを回避できる。一方、金属箔6の厚みの下限は、好ましくは10μm、より好ましくは20μm、さらに好ましくは30μmである。金属箔6の厚みを10μm以上とすることにより、必要とされるヤング率及び突き刺し強度を確保することができるため、金属屋根材1の耐風圧性及び施工性を向上させることができる。
The thickness of the
芯材4側の樹脂層5aとしては、特に限定されず、当該技術分野において公知の樹脂から形成されたフィルムを用いることができる。その中でも樹脂層5aは、芯材4と密着性が良好な樹脂から形成されたフィルムであることが好ましい。
樹脂層5aの例としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル樹脂などから形成されたフィルムが挙げられる。
The
Examples of the
樹脂層5aの厚みとしては、特に限定されないが、その上限が、好ましくは40μm、より好ましくは30μm、さらに好ましくは25μmである。樹脂層5aの厚みを40μm以下とすることにより、裏基材3を軽量化することができるため、金属屋根材1の重量が大きくなりすぎることを回避できる。また、樹脂層5aの厚みの上限を上記のように規定することにより、不燃材料認定が得られ易くなる。一方、樹脂層5aの厚みの下限は、好ましくは2μm、より好ましくは5μm、さらに好ましくは12μmである。樹脂層5aの厚みを2μm以上とすることにより、芯材4との密着性を確保しつつ、金属箔6を腐食させる物質を十分に遮断することができる。
The thickness of the
屋根下地側の樹脂層5bとしては、特に限定されず、当該技術分野において公知の樹脂から形成されたフィルムを用いることができる。また、樹脂層5bに用いられる樹脂は、樹脂層5aと同一の樹脂であっても異なる樹脂であってもよい。その中でも樹脂層5bは、裏基材3の突き刺し強度を向上させる観点から、靭性が良好な樹脂から形成された層であることが好ましい。
樹脂層5bの例としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、PETなどのポリエステル樹脂などから形成されたフィルムが挙げられる。その中でも、樹脂層5bは、靭性の観点から、PETフィルムが好ましく、二軸延伸PETフィルムがより好ましい。
The resin layer 5b on the underside of the roof is not particularly limited, and a film formed from a resin known in the art can be used. The resin used for the resin layer 5b may be the same resin as the
Examples of the resin layer 5b include a film formed of a urethane resin, an epoxy resin, a polyester resin such as PET, or the like. Among them, the resin layer 5b is preferably a PET film from the viewpoint of toughness, and more preferably a biaxially stretched PET film.
樹脂層5bの厚みとしては、特に限定されないが、その上限が、好ましくは40μm、より好ましくは30μm、さらに好ましくは25μmである。樹脂層5bの厚みを40μm以下とすることにより、裏基材3を軽量化することができるため、金属屋根材1の重量が大きくなりすぎることを回避できる。また、樹脂層5bの厚みの上限を上記のように規定することにより、不燃材料認定が得られ易くなる。一方、樹脂層5bの厚みの下限は、好ましくは5μm、より好ましくは10μm、さらに好ましくは12μmである。樹脂層5bの厚みを5μm以上とすることにより、樹脂層5bの靭性を確保して突き刺し強度を向上させつつ、金属箔6を腐食させる物質を十分に遮断することができる。
The thickness of the resin layer 5b is not particularly limited, but the upper limit is preferably 40 μm, more preferably 30 μm, and further preferably 25 μm. By setting the thickness of the resin layer 5b to 40 μm or less, the weight of the
2つの樹脂層5a,5bと金属箔6との間は、直接接着されていてよいが、接着剤を用いて接着されていてもよい。接着剤は、耐水性を有するものであれば特に限定されない。
The two
上記のような構造を有する裏基材3は、突き刺し強度が18N以上であることが好ましく、20N以上であることがより好ましい。突き刺し強度が上記の範囲であれば、屋根葺きの際に破損し難く、施工性を向上させることができる。なお、突き刺し強度の上限は、特に限定されないが、好ましくは60N、より好ましくは50N、さらに好ましくは40Nである。
ここで、本明細書において「突き刺し強度」とは、JIS Z1707:1997に準拠して測定されたものを意味する。具体的には、直径1.0mm、先端形状が半径0.5mmの半円形である針を50mm/分の速度で、樹脂層5b側から裏基材3に突刺し、針が貫通するまでの最大応力を突き刺し強度とする。本実施の形態では、東洋精機製作所製の万能材料試験機(ストログラフV10−D)を用い、温度23℃、湿度50%RHの環境下で測定を行った。また、突き刺し強度は、試験数を3〜5個とし、それらの平均値を結果とした。
The
Here, the term “piercing strength” as used herein means a value measured in accordance with JIS Z1707: 1997. Specifically, a needle having a diameter of 1.0 mm and a tip having a semicircular shape with a radius of 0.5 mm is pierced at a rate of 50 mm / min from the resin layer 5b side into the
裏基材3は、引張強度が140N以上であることが好ましく、150N以上であることがさらに好ましい。引張強度が上記の範囲であれば、金属屋根材1の耐風圧性を向上させることができる。なお、引張強度の上限は、特に限定されないが、好ましくは600N以下、より好ましくは500Nである。
ここで、本明細書において「引張強度」とは、JIS K7127:1999に準拠して測定されたものを意味する。具体的には、幅が30mmの試験片に対し、島津製作所製引張試験機(AG−X−5)を用い、温度23℃、湿度50%RHの環境下、引張速度100mm/分で引張り、試験片が破断した時の強度である。また、引張強度は、試験数を3〜5個とし、それらの平均値を結果とした。
The
Here, in the present specification, “tensile strength” means a value measured in accordance with JIS K7127: 1999. Specifically, a tensile tester (AG-X-5) manufactured by Shimadzu Corporation was used to pull a test piece having a width of 30 mm at a tensile speed of 100 mm / min under an environment of a temperature of 23 ° C. and a humidity of 50% RH. This is the strength when the test piece breaks. Moreover, the tensile strength made the number of tests into 3 to 5, and made the average value the result.
上記のような特徴を有する積層体は、金属箔6に2つの樹脂層5a,5bを熱圧着させるか、又は金属箔6に接着剤を用いて2つの樹脂層5a,5bを接着させることによって製造することができる。その際の製造条件は、特に限定されず、使用する材料に応じて適宜調整すればよい。
The laminate having the above-described features is obtained by thermocompression bonding the two
芯材4は、表基材2と裏基材3との間に配置され、雨音低減効果、断熱性及び耐踏み潰れ性などの屋根材に求められる性能を向上させることができる。
芯材4の素材としては、特に限定されないが、ウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリイソシアヌレートフォームのようなヌレートフォームなどの発泡樹脂が挙げられる。これらは単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。ただし、屋根材においては不燃認定材料を使用することが必須となる。不燃材料認定試験は、ISO5660−1コーンカロリーメーター試験法に準拠した発熱性試験が実施される。芯材4となる発泡樹脂が発熱量の多いウレタンフォームなどの場合は、芯材4の厚みを小さくしたり、発泡樹脂に無機粒子を含有させたりすることができる。
The
The material of the
芯材4の厚みは、特に限定されないが、その下限が、好ましくは3mm以上である。芯材4の厚みを3mm以上とすることにより、雨音低減効果、断熱性及び耐踏み潰れ性を確保することができる。一方、芯材4の厚みの上限は、好ましくは8mmである。芯材4の厚みを8mm以下とすることにより、不燃材料認定が得られ易くなる。
The thickness of the
上記のような特徴を有する本実施の形態の金属屋根材1は、浮き上がり係数が8.3N/mm以上であることが好ましい。浮き上がり係数が上記の範囲であれば、金属屋根材1の耐風圧性を向上させることができる。なお、浮き上がり係数の上限は、特に限定されないが、好ましくは50N/mmである。
ここで、本明細書において「浮き上がり係数」とは、特開2017−166896号公報に記載された金属屋根材1の強度試験方法に基づいて得られるものを意味する。具体的には、金属屋根材1を基台に緊結した後、基台に緊結された金属屋根材1の端部に浮き上げようとする荷重を付与し、荷重に対応する金属屋根材1の端部の浮き上がり量を測定する。そして、この測定結果を基に、荷重(Y軸)と浮き上がり量(X軸)との関係を表すグラフを作成した後、荷重の変化量を浮き上がり量の変化量で除することによって、浮き上がり係数を算出することができる。
It is preferable that the
Here, in the present specification, the “lift coefficient” means a value obtained based on the strength test method of the
また、本実施の形態の金属屋根材1は、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、当該技術分野において公知の特徴を備えていてもよい。例えば、表基材2に緊結部材を打ち込む位置を表すための部分などを設けてもよい。
Further, the
上記のような構造を有する本実施の形態の金属屋根材1は、表基材2と裏基材3との間に芯材4となる材料(液状の発泡樹脂材料)を注入した後、当該材料を発泡させて硬化することによって形成することができる。発泡温度及び時間などの条件は、使用する材料に応じて適宜調整すればよく、特に限定されない。
The
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。 Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
(実施例1)
図1及び2に示す金属屋根材1を作製した。
まず、表基材2として、厚み0.3mmの塗装溶融アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板を準備した。また、裏基材3として、樹脂層5a,5bが厚み12μmのPETフィルム、金属箔6が厚み50μmの硬質アルミニウム(ヤング率:12,000MPa)である積層体を準備した。ここで、PETフィルムと硬質アルミニウム箔との間は、不燃性の接着剤を用いて接着させた。
次に、表基材2と裏基材3との間に発泡樹脂材料を注入し、発泡させて硬化することによって芯材4を形成した。芯材4の素材としてはヌレートフォームを用い、芯材4の厚みは5mmとした。
(Example 1)
A
First, a painted molten aluminum-zinc alloy-plated steel sheet having a thickness of 0.3 mm was prepared as the
Next, a
(実施例2)
裏基材3として、樹脂層5aが厚み5μmのウレタン樹脂フィルム、樹脂層5bが厚み12μmのPETフィルム、金属箔6が厚み70μmの硬質アルミニウム箔である積層体を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Example 2)
Example 1 except that a
(実施例3)
裏基材3として、樹脂層5aが厚み2μmのウレタン樹脂フィルム、樹脂層5bが厚み25μmのPETフィルム、金属箔6が厚み70μmの硬質アルミニウム箔である積層体を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Example 3)
Example 1 except that a
(実施例4)
裏基材3として、樹脂層5aが厚み12μmのPETフィルム、樹脂層5bが厚み20μmのPETフィルム、金属箔6が厚み50μmの硬質アルミニウム箔である積層体を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Example 4)
Example 1 was repeated except that the
(実施例5)
裏基材3として、樹脂層5aが厚み12μmのPETフィルム、樹脂層5bが厚み38μmのPETフィルム、金属箔6が厚み40μmの硬質アルミニウム箔である積層体を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Example 5)
Example 1 was repeated except that the
(比較例1)
裏基材3として、厚みが50μmの硬質アルミニウム箔を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Comparative Example 1)
A
(比較例2)
裏基材3として、厚みが12μmのPETフィルムを用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Comparative Example 2)
A
(比較例3)
裏基材3として、樹脂層5aが厚み12μmのPETフィルム、金属箔6が厚み50μmの硬質アルミニウム箔である積層体(樹脂層5bなし)を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Comparative Example 3)
A metal film was formed in the same manner as in Example 1 except that a
(比較例4)
裏基材3として、樹脂層5bが厚み12μmのPETフィルム、金属箔6が厚み50μmの硬質アルミニウム箔である積層体(樹脂層5aなし)を用いたこと以外は実施例1と同様にして金属屋根材1を得た。
(Comparative Example 4)
A metal was formed in the same manner as in Example 1 except that a resin layer 5b was a PET film having a thickness of 12 μm, and a
上記の実施例及び比較例で用いた裏基材3について、突き刺し強度及び引張強度の評価を予め行った。具体的な評価方法は上記の通りとした。
また、上記の実施例及び比較例で得られた金属屋根材1について、浮き上がり係数の評価及び重量の測定を行った。具体的な評価方法は上記の通りとした。
上記の各結果を表1に示す。
The piercing strength and tensile strength of the
Further, with respect to the
Table 1 shows the results.
表1に示されるように、実施例1〜5は、裏基材3の突き刺し強度及び引張強度が高く、金属屋根材1としての浮き上がり係数も高かった。また、実施例1〜5の金属屋根材1は、比較例1〜4の金属屋根材1と同程度の重量を有していた。
これに対して比較例1〜4は、裏基材3の突き刺し強度及び引張強度が低く、金属屋根材1としての浮き上がり係数も低くかった。
As shown in Table 1, in Examples 1 to 5, the piercing strength and tensile strength of the
On the other hand, in Comparative Examples 1 to 4, the piercing strength and the tensile strength of the
以上の結果からわかるように、本発明によれば、耐風圧性及び施工性に優れ、且つ軽量化が可能な金属屋根材を提供することができる。 As can be seen from the above results, according to the present invention, it is possible to provide a metal roofing material having excellent wind pressure resistance and workability and capable of reducing the weight.
1 金属屋根材
2 表基材
3 裏基材
4 芯材
5a,5b 樹脂層
6 金属箔
DESCRIPTION OF
Claims (11)
前記裏基材が、2つの樹脂層の間に、ヤング率が12,000MPa以上の金属箔が配置された積層体である、金属屋根材。 A metal front base material, a back base material, a metal roofing material including a core material disposed between the front base material and the back base material,
A metal roofing material, wherein the backing substrate is a laminate in which a metal foil having a Young's modulus of 12,000 MPa or more is disposed between two resin layers.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018182336A JP2020051142A (en) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | Metallic roofing material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018182336A JP2020051142A (en) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | Metallic roofing material |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020051142A true JP2020051142A (en) | 2020-04-02 |
Family
ID=69996150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018182336A Pending JP2020051142A (en) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | Metallic roofing material |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020051142A (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156818U (en) * | 1982-04-12 | 1983-10-19 | 山本 博章 | roof covering material |
JP2010037930A (en) * | 2008-10-21 | 2010-02-18 | Baba Shoten:Kk | Multilayer waterproof sheet, waterproof sheet for roof, waterproof sheet for ridge, method for installing waterproof sheet for ridge, and ridge construction unit using waterproof sheet for ridge |
JP2017179862A (en) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日新製鋼株式会社 | Metallic roof material and roof-roofing method of using the same |
-
2018
- 2018-09-27 JP JP2018182336A patent/JP2020051142A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156818U (en) * | 1982-04-12 | 1983-10-19 | 山本 博章 | roof covering material |
JP2010037930A (en) * | 2008-10-21 | 2010-02-18 | Baba Shoten:Kk | Multilayer waterproof sheet, waterproof sheet for roof, waterproof sheet for ridge, method for installing waterproof sheet for ridge, and ridge construction unit using waterproof sheet for ridge |
JP2017179862A (en) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日新製鋼株式会社 | Metallic roof material and roof-roofing method of using the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102674004B1 (en) | Metal roofing materials and roof joint methods | |
CN103733251B (en) | The manufacture method of cellular board duplexer and cellular board duplexer | |
JPS63183837A (en) | Laminate molding method | |
JP2001234129A (en) | Adhesive sheet for intermediate film and layered laminated glass | |
JP5999824B1 (en) | Metal roofing material, roofing structure and roofing method using the same | |
CN103171003B (en) | Bamboo surface composite sheet and manufacturing method thereof | |
JP5803801B2 (en) | Laminated steel sheet | |
JP2020051142A (en) | Metallic roofing material | |
WO2008069024A1 (en) | Sheet for sealing backside of solar cell and solar cell module | |
CN110662876A (en) | Metal roofing material and roofing method using the same | |
JP2011031482A (en) | Laminated steel plate | |
JP6845211B2 (en) | Composite structure | |
JP6362563B2 (en) | Metal roofing material, manufacturing method thereof, roofing structure and roofing method | |
CN107215026A (en) | A kind of lightweight grafting high-strength composite material floor | |
JP4046442B2 (en) | Building materials | |
CN111148884A (en) | Metal wall material and wall construction method using same | |
US10828867B2 (en) | Lightweight composite metal sheet having excellent vibration damping characteristics, and manufacturing method therefor | |
JPH07229213A (en) | Rigid synthetic resin foaming plate heat insulating material and rigid insulation construction method using heat insulating material mentioned above | |
CN213472435U (en) | Aluminum corrugated core composite board | |
JP6545328B2 (en) | Metal roofing material, method of manufacturing the same, roofing structure and roofing method | |
CN107672249A (en) | A kind of acoustical absorption heat preserving aluminium sheet | |
CN205242925U (en) | Integrated board of resistant high low temperature form of preapring for an unfavorable turn of events | |
JP6190731B2 (en) | Composite structure | |
CN215283774U (en) | Impact-resistant cellular board | |
CN214873226U (en) | Double stainless steel plastic-free composite board |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20200901 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210514 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220412 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221011 |