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JP2019517930A - 旋削インサート - Google Patents

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Abstract

旋削インサート(1)が、上面(2)と、反対側の下面(3)と、上面と下面(2、3)を連結する側面(4)と、上面(2)と側面(4)との間の交差部に形成される切れ刃(15)とを備える。切れ刃(15)は、角部切れ刃(5)と、第1の切れ刃(6)と、第2の切れ刃(7)とを備える。上面(2)は第1の面(13)を窪みの形態で備え、その窪みは、角部切れ刃(5)の少なくとも主要部分と境界を接している。第1および第2の切れ刃(6、7)は、75〜85°である角度θに対する。角部切れ刃(5)の少なくとも一部は、前から見て凹状である。【選択図】図1

Description

本発明は、金属切削の技術分野に属する。より詳細には、本発明は、コンピュータ数値制御、つまり、CNC機械などの機械での金属切削のために使用される旋削インサートの分野に属する。
本発明は、請求項1の前提部による旋削インサートに関する。別の言い方をすれば、本発明は、上面と、反対側の下面と、上面と下面を連結する側面と、上面と側面との間の交差部に形成される切れ刃とを備える旋削インサートであって、切れ刃は、角部切れ刃と、第1の切れ刃と、第2の切れ刃とを備え、角部切れ刃は、上から見て凸状であり、角部切れ刃の第1の端と第1の切れ刃とは第1の移行点において連結され、角部切れ刃の反対側の第2の端と第2の切れ刃とは第2の移行点において連結され、第1および第2の切れ刃の間で等距離で延びる二等分線が、上から見て角部切れ刃の中間点と交差し、上面は第1の面を備え、第1の面は、角部切れ刃の少なくとも主要部分と境界を接する、旋削インサートに関する。このような旋削インサートは米国特許第4681487号から知られている。
旋削インサートは、金属工作物を機械加工するために金属切削において一般的に使用されており、その工作物は、機械加工の後、例えば円筒などの回転対称である。旋削では、一般的に工作物は、回転の軸、つまり、回転軸の周りで回転する。旋削インサートは旋削工具において締め付けられ、旋削工具は金属工作物に対して移動する。旋削工具の移動は、一般的に線形運動においてであり、送りと指定されている。円筒表面を旋削するとき、旋削工具の移動は、工作物の回転の軸と並行となる方向においてである。このような長手方向の旋削において、機械加工された表面は、ノーズ切れ刃としても知られている作用する角部切れ刃によって一般的に形成される。
旋削作業の間に金属工作物から切削された切屑は、好ましくは短く、または、金属工作物、旋削工具、もしくは旋削インサートに否定的な形で影響を与えないような形を有する。さらに、切屑は、都合の良い形で取り扱いできるかまたは機械から除去できるような形とされるべきである。
金属の旋削における一般的な問題は、特に、浅い切削の深さで、つまり、旋削インサートの作用するノーズ半径より小さい切削の深さで、低炭素鋼を旋削するとき、切屑が長い、または、切屑が望ましい形を有していないことである。
一般的に、このような問題を解決するための試みは、a)旋削インサートの寿命を縮めてしまう、より小さいノーズ半径を選択すること、b)機械加工された表面仕上げを悪化させてしまう、より大きい送りを選択すること、c)高価な投資を必要とする可能性のある、切屑を破砕するために高い圧力のクーラントを使用すること、および、d)作用するノーズ切れ刃から離間されたチップブレーカが、切屑が生成された後に切屑の形を改善するように、上面を変質させることを含む。
米国特許第4681487号から知られている旋削インサートのようなチップブレーカの設計による改善が行われているが、さらなる改善に対する要求がある。
本発明の目的は、低炭素鋼または硬化鋼などの金属を旋削するとき、浅い切削深さにおいて、より明確には、ノーズ半径以下の切削深さにおいて、切屑の破砕を向上させる旋削インサートを提供することである。さらなる目的は、同じ条件において旋削インサートの工具寿命を長くすることである。
少なくとも主要な目的は、上から見た第1および第2の切れ刃は、75〜85°である角度θに対することと、角部切れ刃の少なくとも一部は、前から見て凹状であることと、第1の面は窪みであることと、第1の面は、第1の交点と、反対側の第2の交点とによって画定される長さに沿って、切れ刃によって境界付けられることと、第1および第2の交点は二等分線の両側に位置することと、上から見た第1および第2の交点の間の最短距離が、上から見た第1および第2の移行点の間の距離の75〜125%であることとを特徴とする、最初に定義した旋削インサートで達成される。
このような旋削インサートによって、切屑の制御が向上され、特に、機械加工される回転する金属工作物の回転軸に対して送り方向が平行である長手方向の旋削において、浅い切削の深さにおいて、つまり、ノーズ半径より小さい切削の深さにおいて向上される。
驚くべきことに、発明者は、作用する角部切れ刃のノーズ半径以下である切削の深さにおいて鋼を旋削する場合、基準インサートと比較して、長手方向の旋削においてこのような旋削インサートを使用するとき、工具寿命が向上させられることを見出した。別の言い方をすると、インサート摩耗が低減された。低減されたインサート摩耗は逃げ面摩耗である。主には角部分の塑性変形の低減であるインサート摩耗のさらなる低減は、75〜85°である比較的大きい角度θのおかげである。
このような旋削インサートによって、長い工具寿命を有しつつ、十分な逃げを伴って、90°の角部を機械加工すること、つまり、工作物の回転軸と同心の円筒面と、工作物の回転軸に対して垂直な平坦面とを備える形を機械加工することが、可能である。
旋削インサートは、ネジまたは上部締め付け具などの締め付け部材を用いてインサート座部に取り外し可能に搭載できる切削インサートの種類である。旋削インサートは金属切削に適している。旋削インサートは工作物において表面を形成するのに適しており、工作物の表面は工作物の回転軸の周りで回転対称である。このような表面の例は、工作物の回転軸から0.02mm以内の一定の距離を有する表面であり、その表面は、回転軸の周りでの工作物の回転と、回転軸と平行な方向における旋削インサートの同時に起こる移動、つまり、送りを含む工程によって形成される。旋削インサートは、超硬合金、サーメット、セラミック(例えば、シリコン、窒化物、サイアロン、および炭化ケイ素)、立方晶窒化ホウ素(CBN)、または多結晶ダイヤモンド(PCD)などの硬いおよび/または耐摩耗性の材料から作られる。
旋削インサートは、すくい面を備える上面と、支持面を備える反対側の下面とを備える。逃げ面を備える側面は上面と下面とを連結する。
旋削インサートの上面は、好ましくは、上から見て、平行四辺形または三角形に成形される。
切れ刃が、上面と側面との交差部において、または、上面と側面との間において、上面の周囲に形成される。切れ刃は、好ましくは周辺であるが、必然ではない。切れ刃は第1の切れ刃と第2の切れ刃とを備え、それら第1および第2の切れ刃は角部切れ刃に向かって収束する。第1の切れ刃は主切れ刃である。
第1の切れ刃は、送り方向において第2の切れ刃の前にある。第1および第2の切れ刃は、上から見て、好ましくは真っ直ぐである。ノーズ切れ刃としても知られる角部切れ刃は、切れ刃を生成する表面である。別の言い方をすれば、機械加工された表面は角部切れ刃によって形成される。小さい切削の深さにおいて、つまり、ノーズ半径より小さい深さにおいて、角部切れ刃の一部分だけが作用する。角部切れ刃は、好ましくは上から見て円弧形を有することで、つまり、上から見て一定の曲率半径を有することで、上から見て凸状である。代替で、角部切れ刃は、上から見て、例えば3つまたは5つの数の円または楕円の弧を備えてもよい。
角部切れ刃は、第1の端から反対側の第2の端まで途切れなく延びる。角部切れ刃の第1の端と第1の切れ刃とは第1の移行点において連結される。角部切れ刃の第2の端と第2の切れ刃とは第2の移行点において連結される。
好ましくは、第1の移行点における角部切れ刃は、上から見て第1の切れ刃に正接または実質的に正接し、第2の移行点における角部切れ刃は、上から見て第2の切れ刃に正接または実質的に正接する。このような旋削インサートによって、インサート摩耗は、角部切れ刃と第1および第2の切れ刃のそれぞれとの間の移行が滑らかであるため、ノーズ半径より大きい切削深さにおいてさらに低減される。
二等分線または二等分線平面が、第1および第2の切れ刃の間で等距離で延び、上から見て角部切れ刃の中間点と交差する。
第1および第2の移行点は二等分線の両側に位置する。
上面は第1の面を備え、その第1の面は、例えば陥凹、へこみ、引っ込み、くり抜き、溝、または滑走面などの窪みである。別の言い方をすれば、第1の面の各々の点は、そのため上面の隣接する点に対して窪んでいる、凹んでいる、または沈んでおり、上面の隣接する点は、第1の面から離間される。第1の面は平坦な面ではなく、別の言い方をすれば、第1の面は単一の平面に位置していない。
第1の面は、切屑形成面および/またはすくい面である。
第1の面は、角部切れ刃の少なくとも主要部分、つまり、上から見て角部切れ刃の長さの少なくとも50%に、境界を接する、または、隣接する。第1の面は、角部切れ刃の中間点に境界を接する。
上から見た第1および第2の切れ刃は、75〜85°であり、好ましくは78〜82°である鋭角θに対する。
第1および第2の切れ刃は角部切れ刃に向かって収束する。好ましくは、上面は、上から見て78〜82°の角度θに各々対する2つの相対する鋭角の角部を備え、上から見て98〜102°の角度に各々対する2つの相対する鈍角の角部をさらに備える、上から見て平行四辺形として成形される。
好ましくは少なくとも75%で、さらにより好ましくは少なくとも90%の、角部切れ刃の少なくとも一部分は、前から見て凹状である。好ましくは少なくとも75%で、さらにより好ましくは少なくとも90%の、角部切れ刃の少なくとも一部分は、前から見て第1および第2の移行点に対して、窪んでいる、凹んでいる、または沈んでいる。
第1の面は、第1の交点と、反対側の第2の交点とによって画定される長さで、切れ刃に沿って延びる。別の言い方をすれば、第1の面は、第1の交点から第2の交点まで途切れることなく切れ刃に境界を接する。言い替えれば、切れ刃は、第1の交点から第2の交点まで前から見て凹状である。
前から見て、第1の交点と第2の交点との間の切れ刃のすべての部分は、第1の交点および第2の交点に対して、窪んでいる、凹んでいる、または沈んでいる。
別の言い方をすれば、第1の交点と第2の交点との間での切れ刃のすべての部分から、上面と下面との間で等距離で延びる基準平面までの間の距離が、第1の交点および第2の交点のそれぞれから前記基準平面までの間の距離より短い。
第1および第2の交点は二等分線の両側に位置する。第1の交点および第1の移行点は、上から見て二等分線の同じ側に位置する。第2の交点および第2の移行点は、上から見て二等分線の同じ側に位置する。
上から見た前記第1および第2の交点の間の最短距離が、上から見た第1および第2の移行点の間の距離の75〜125%である。第1の交点と第1の移行点とは、一致してもよい、または、好ましくは1mm未満、さらにより好ましくは0.2mm未満で、上から見て小さい距離で離間されてもよい。第2の交点と第2の移行点とは、一致してもよい、または、好ましくは1mm未満、さらにより好ましくは0.2mm未満で、上から見て小さい距離で離間されてもよい。
第1の面は、角部切れ刃が切れ刃に沿って延びる長さの好ましくは75〜125%である切れ刃に沿う長さで延びる。
実施形態によれば、角部切れ刃の中間点は角部切れ刃の最も窪んだ点である。
このような旋削インサートによって、旋削インサートは、相対する方向における長手方向の旋削ために使用されるのにより適している。
角部切れ刃の中間点は、前から見て、角部切れ刃の最も窪んでいる、最も凹んでいる、または最も沈んでいる一部、点、または部分である。別の言い方をすれば、角部切れ刃の中間点から、上面と下面との間で等距離で延びる基準平面までの間の距離が、前記中間点から離間された角部切れ刃の点から前記基準平面までの間の距離より短い。
好ましくは、角部切れ刃の中間点は、前から見たとき、切れ刃の最も高い点に対して0.05mm超で窪んでいる。好ましくは、角部切れ刃の中間点は、前または側方から見たとき、切れ刃の最も高い点に対して0.10〜0.25mmの範囲内で窪んでいる。別の言い方をすれば、角部切れ刃の中間点から、上面と下面との間で等距離で延びる基準平面までの間の距離が、前または側方から見たときの角部切れ刃の最も高い点から前記基準平面までの間の距離より0.10〜0.25mmだけ短い。
実施形態によれば、角部切れ刃の中間点において第1の面と側面との間に形成される刃角度αが110°未満であり、刃角度αは、二等分線を含む平面P1において測定される。
このような旋削インサートによって、切屑破砕および/または切屑制御がさらに向上される。
角部切れ刃の中間点において、第1の面と側面との間に、あるいは第1の面と側面とによって形成される刃角度αまたは角度αは、110°未満であり、好ましくは75°超であり、刃角度αは、二等分線を含む平面P1において測定され、前記平面P1は基準平面P2に対して垂直であり、前記基準平面は上面と下面との間で等距離で延びる。好ましくは、角部切れ刃は、超硬合金、被覆超硬合金、サーメット、または被覆サーメットから作られ、刃角度αは、好ましくは90°未満であり、好ましくは70°超である。
実施形態によれば、第1の面は、二等分線に対して垂直よりも、二等分線に沿ってより窪んでいる。
このような旋削インサートは、相対する送り方向における使用により適している。
より正確には、二等分線に対して垂直な断面において、第1の面は、二等分線に対して垂直な点においてよりも、または、二等分線から離間する点においてよりも、二等分線に沿う点において、より窪んでいる。
実施形態によれば、角部切れ刃と第1の面とは、二等分線に対して、対称的に配置される、または、実質的に対称に配置される。
このような旋削インサートは、相対する送り方向における使用により適している。
したがって、角部切れ刃と第1の面とは、上から見て、および、前から見て、二等分線に対して、対称的に配置される、または、実質的に対称に配置される。好ましくは、切れ刃と上面とは、上から見て、および、前から見て、二等分線に対して、対称的に配置される、または、実質的に対称に配置される。
実施形態によれば、上から見た第1の交点から第1の移行点までの距離が、上から見た第1および第2の移行点の間の距離の20%未満であり、上から見た第2の交点から第2の移行点までの距離が、上から見た第1および第2の移行点の間の距離の20%未満である。
このような旋削インサートによって、切屑破砕および/または切屑制御がさらに向上される。
上から見て、第1の交点から第1の移行点までの直線距離は、ゼロである、または、第1の移行点と第2の移行点との間の直線距離の20%未満であり、好ましくは10%未満である。
上から見て、第2の交点から第2の移行点までの直線距離は、ゼロである、または、第1の移行点と第2の移行点との間の直線距離の20%未満であり、好ましくは10%未満である。
実施形態によれば、第1の面の少なくとも大部分が、角部切れ刃の中間点から第1の面後端に向かって、二等分線に対して垂直な平面における断面で見たときに凹状ある。
このような旋削インサートによって、切屑破砕および/または切屑制御がさらに向上される。
第1の面の少なくとも大部分、つまり、50%超、好ましくは80%超、さらにより好ましくは100%が、角部切れ刃の中間点から第1の面後端に向かって、二等分線に対して垂直な平面における断面で見たときに凹状ある。上から見て、第1の面後端は第1の面の前端の反対であり、前記前端は、第1の交点から第2の交点までの切れ刃に沿う延在によって画定される。第1の面後端は、上から見て好ましくは凹状である。
実施形態によれば、第1の切れ刃は、第1の交点に隣接する第1の凸状切れ刃部分を備え、第2の切れ刃は、第2の交点に隣接する第2の凸状切れ刃部分を備える。
このような旋削インサートによって、インサート摩耗はさらに低減される。発明者は、切れ刃の滑らかな移行が、鋭い移行を有する切れ刃と比較して、インサート摩耗の危険性を低減することを見出している。
したがって、第1の切れ刃は、第1の交点に隣接する、側方から見て凸状の第1の切れ刃部を備える。
第2の切れ刃は、第2の交点に隣接する、側方から見て凸状の第2の切れ刃部を備える。上から見て、角部切れ刃の中間点から第1の凸状切れ刃部分までの距離が、角部切れ刃の中間点から第1の交点までの距離より大きい。
上から見て、角部切れ刃の中間点から第2の凸状切れ刃部分までの距離が、角部切れ刃の中間点から第2の交点までの距離より大きい。
好ましくは、前から見た第1の凸状切れ刃部分および第2の凸状切れ刃部分は、第1の交点と第2の交点との間の角部切れ刃の曲率半径より小さい曲率半径を有する。
好ましくは、第1の凸状切れ刃部分は第1の移行点を備える。
好ましくは、第2の凸状切れ刃部分は第2の移行点を備える。
第1の凸状切れ刃部分と第2の凸状切れ刃部分とは、前から見て凹状の切れ刃部分によって連結される。
実施形態によれば、第1の面は、第1の交点と反対側の第2の交点との間で切れ刃によって画定される第1の面前端と、反対側の第1の面後端とによって境界付けられ、上から見た角部切れ刃の中間点から第1の面後端の中心までの距離が、上から見た第1の交点から第2の交点までの距離の25〜150%であり、角部切れ刃は、0.2〜2.0mmである上から見た曲率半径を有し、上から見た角部切れ刃の中間点から第1の面後端の中心までの間の距離が、上から見た角部切れ刃の曲率半径の少なくとも25%で150%以下である。
このような旋削インサートによって、切屑破砕および/または切屑制御がさらに向上される。
第1の面は、第1の交点と反対側の第2の交点との間で切れ刃によって画定される第1の面前端と、反対側の第1の面後端とによって境界付けられ、つまり、第1の面前端と、反対側の第1の面後端との間で延びる。
上から見て、角部切れ刃の中間点から、第1の面後端の中心、つまり、上から見て二等分線に交差する第1の面後端の点までの距離が、上から見た第1の交点から第2の交点までの距離の25〜150%である。
角部切れ刃は、0.2〜2.0mmで、好ましくは0.4〜1.2mmである上から見た曲率半径を有する。
上から見た、角部切れ刃の中間点から、第1の面後端の中心、つまり、上から見て二等分線に交差する第1の面後端の点までの間の距離が、上から見た角部切れ刃の曲率半径の少なくとも25%で150%以下である。
実施形態によれば、角部切れ刃は、上から見て一定または実質的に一定の曲率半径を有し、前記曲率半径は0.2〜2.0mmであり、前から見て、角部切れ刃の少なくとも一部分は、長手方向軸A2の周りに一定または実質的に一定の第2の曲率半径を有し、第2の曲率半径は、上から見た角部切れ刃の曲率半径の150〜250%であり、二等分線および長手方向軸A2は共通の平面P1に位置し、二等分線と長手方向軸A2とは上から見て一致し、基準平面P2が上面と下面の間で等距離で延び、上面は、基準平面P2と平行に延びる第1の平坦面を備え、角部切れ刃の中間点と長手方向軸A2とは、第1の平坦面を含む平面の両側に位置する。
このような旋削インサートによって、切屑制御がさらに向上される。
角部切れ刃は、二等分線と交差し、二等分線に対して垂直である軸の周りで、上から見て0.2〜2.0mmの一定または実質的に一定の曲率半径を有する。
前から見て、角部切れ刃、または、好ましくは少なくとも80%である角部切れ刃の少なくとも一部分は、長手方向軸A2の周りに一定または実質的に一定の第2の曲率半径を有する。
二等分線と長手方向軸A2とは平行である。
上面は、基準平面P2と平行な第1の平坦面を備え、その第1の平坦面は、好ましくは切れ刃から離間される。
実施形態によれば、基準平面P2が上面と下面の間で等距離で延び、角部切れ刃の中間点から基準平面P2までの最短距離が、第1の移行点から基準平面P2までの最短距離より小さく、角部切れ刃の中間点から基準平面P2までの最短距離が、第2の移行点から基準平面P2までの最短距離より小さい。
このような旋削インサートによって、切屑制御がさらに向上される。
基準平面P2は、上面と下面との間で等距離で、つまり、上面および下面から等しい距離において、延びる。
角部切れ刃の中間点から基準平面P2までの最短距離が、基準平面P2に対して垂直に測定される第1の移行点から基準平面P2までの最短距離より小さいまたは短く、好ましくは0.02〜0.20mm短い。
角部切れ刃の中間点から基準平面P2までの最短距離が、基準平面P2に対して垂直に測定される第2の移行点から基準平面P2までの最短距離より小さいまたは短く、好ましくは0.02〜0.20mm短い。
実施形態によれば、角部切れ刃の中間点における第1の面と側面との間に形成される刃角度αが65〜95°であり、刃角度αは、二等分線を含むと共に側面と交差する平面において測定され、上面は2つの同一の第1の面を備え、第1の面は、二等分線を含む平面において見たときに凹状であり、旋削インサートは、少なくとも99%の超硬合金または少なくとも99%のサーメットを含み、第1の面は、プレスおよび焼結によって形成される。例えば、上面は、2つの同一であるが鏡像とされた第1の面を好ましくは備え、上面は上から見て180°の対称である。代替で、上面は、3つの同一である第1の面を備えてもよく、上面は上から見て120°の対称である。
このようなインサートによって、インサートの形、または、少なくともインサートの上面の形は、プレス、つまり、好ましくはタングステンカーバイトおよびコバルトを含む粉末の圧縮と、続いての焼結とによって、研削を必要とせずに作ることができる。
角部切れ刃の中間点において第1の面と側面との間に形成される刃角度αまたは角度αが、65〜95°であり、好ましくは70〜90°であり、刃角度αは、二等分線を含むと共に側面と交差する平面において測定される。第1の面は、二等分線を含む平面において見たときに凹状である。好ましくは、二等分線に沿う第1の面の最も窪んだ部分は、角部切れ刃の中間点と第1の面の反対側の後端との間で、角部切れ刃の中間点および第1の面の反対側の後端から離間されている。
旋削インサートは、少なくとも99%で、好ましくは100%の超硬合金で、好ましくは耐摩耗性の膜で覆われた、好ましくはタングステンカーバイトとコバルトとの混合物、または、耐摩耗性の膜で覆われ得る、少なくとも99%で、好ましくは100%のサーメットを含む。前記耐摩耗性の膜は、好ましくは、炭化チタン、窒化チタン、窒化チタンカーバイド、窒化チタンアルミニウム、または酸化アルミニウムを含む。
第1の面の形は、プレスすることのみによって、つまり、超硬合金粉末を塊へとプレスし、塊の空隙率が低下させられるように続いて焼結することのみによって、後の研削を必要とせずに形成される。したがって、第1の面は研削による線がない。
実施形態によれば、上から見た旋削インサートは、平行四辺形、菱形、または多角形として成形され、上から見た上面は、2つまたは3つの鋭角とされた角部を備え、上面と下面とは、同一である、または、実質的に同一であり、中心貫通孔が上面および下面と交差し、中心貫通孔は、旋削インサートの中心軸A1に沿って延び、第1および第2の切れ刃は、上から見て、真っ直ぐまたは実質的に真っ直ぐであり、基準平面P2が上面と下面の間で等距離で延び、旋削インサートの中心軸A1は基準平面P2に対して垂直であり、第1および第2の切れ刃は、隣接する角部において形成される移行点へと延び、上面は、基準平面P2と平行な第1の平坦面を備え、下面は、基準平面P2と平行な第2の平坦面を備え、基準平面P2から第1の平坦面までの最短距離が、基準平面P2から切れ刃までの最短距離より大きく、上から見た角部切れ刃は、0.2〜2.0mmの半径を伴う円の弧として成形される、または、0.2〜2.0mmの半径を伴う円の弧として実質的に成形され、旋削インサートの中心軸A1から角部切れ刃の中間点までの最短距離が、旋削インサートの中心軸A1から第1の切れ刃までの最短距離より大きく、旋削インサートの中心軸A1から角部切れ刃の中間点までの最短距離が、旋削インサートの中心軸A1から第2の切れ刃までの最短距離より大きく、上面は傾斜面を備え、第1の面と傾斜面とは離間され、傾斜面の少なくとも一部分は、切れ刃に対して高くされ、角部切れ刃から傾斜面の下部分までの距離が、角部切れ刃から傾斜面の上部分までの距離より短く、第1の面を含む旋削インサートは超硬合金またはサーメットから作られる。
このような旋削インサートによって、インサートは座部におけるいくつかの場所で位置出しでき、それによってインサートはより長い時間の期間にわたって使用できる。このような旋削インサートによって、旋削インサートは、2つ以上の角部切れ刃と、窪みの形態での2つ以上の隣接する第1の面とを備え得る。
上から見た旋削インサートは、平行四辺形、菱形、三角形、または多角形の形を有する。
上から見た上面は2つまたは3つの鋭角の角部を備え、同一の第1の面が各々の鋭角の角部と交差する。
上面と下面とはそれぞれ、上から見て、および、下から見て、同一である、または、実質的に同一である。
ネジのための中心貫通孔が、上面と下面とに交差する、または、上面と下面との間で延びる。
中心貫通孔は、旋削インサートの中心軸A1に沿って延び、中心軸A1と同心である。
上から見て、角部切れ刃の中間点は、旋削インサートの中心軸A1に対して切れ刃の最も遠位の点である。
第1および第2の切れ刃は、上から見て、真っ直ぐまたは実質的に真っ直ぐである。
基準平面P2が上面と下面の間で等距離で延びる。
旋削インサートの中心軸A1は基準平面P2に対して垂直である。
第1および第2の切れ刃は、隣接する角部に形成される移行点まで、好ましくは上から見て線形または真っ直ぐに延びる。
上面は、基準平面P2と平行な第1の平坦面を備える。
下面は、基準平面と平行な第2の平坦面を備え、その第2の平坦面は支持面である。
基準平面P2から第1の平坦面までの最短距離または垂直距離は、基準平面P2から切れ刃のすべての部分までの最短距離または垂直距離より大きい。
上から見た角部切れ刃は、0.2〜2.0mmの曲率半径を伴う円の弧または円弧として成形される、または、0.2〜2.0mmの半径を伴う円の弧または円弧として実質的に成形される。上から見た前記弧は、90°未満の角度で、好ましくは75〜85°に好ましくは対する。
上から見て、旋削インサートの中心軸A1から角部切れ刃の中間点までの最短距離が、旋削インサートの中心軸A1から第1の切れ刃および第2の刃のそれぞれまでの最短距離より大きい。
上面は傾斜面を備え、その傾斜面は、切屑形成面または切屑方向付け面である、または、補助切屑形成面もしくは補助切屑方向付け面である。
傾斜面は、基準平面に対して角度5〜30°で好ましくは傾斜させられる。
傾斜面は、好ましくは角部切れ刃を向いている。第1の面と傾斜面とは、好ましくは0.5〜4mmの距離で、離間される。
傾斜面の少なくとも一部分は、切れ刃のすべての部分に対して高くされる。別の言い方をすれば、基準平面P2から傾斜面の少なくとも一部分までの距離は、基準平面P2から切れ刃の任意の部分までの距離より大きい。
傾斜面は、好ましくは第1の平坦面に境界を接する。
角部切れ刃から傾斜面の下部分または下方部分までの距離が、角部切れ刃から傾斜面の上部分または上方部分までの距離より短い。別の言い方をすれば、傾斜面は角部切れ刃を向いている。
第1の面を含む旋削インサートは、好ましくは超硬合金またはサーメットから作られる。
実施形態によれば、第1の面は滑走面であり、滑走面は、二等分線に沿って、第1の面の後端の中心から角部切れ刃の中間点まで延び、滑走面は、二等分線に対して垂直な平面における断面においてU字形であり、角部切れ刃の中間点において第1の面と側面との間に形成される刃角度αが90〜125°であり、刃角度αは、二等分線を含む平面において測定され、第1の面は、立方晶窒化ホウ素を含む材料で形成される。
このような旋削インサートによって、硬化鋼は成功裏に機械加工できる。
第1の面は、二等分線に沿って、第1の面の後端の中心、つまり、滑走面または溝の後端から、角部切れ刃の中間点まで延びる滑走面または溝である。別の言い方をすれば、滑走面または溝の下部は、上から見て二等分線と一致する延在または方向を有する。
滑走面は、二等分線に対して垂直な平面において、一定にされ、つまり、均一にU字形とされる、または、一定にされ、つまり、均一に凹状とされる。
滑走面の下部は、二等分線を含む平面で見たとき、好ましくは真っ直ぐまたは線形である。
角部切れ刃の中間点において第1の面と側面との間に形成される刃角度αは、90〜125°であり、好ましくは95〜119°であり、さらにより好ましくは100〜115°であり、ここで刃角度は、二等分線を含む平面において測定される。
第1の面は、立方晶窒化ホウ素を含む材料で形成される。好ましくは、旋削インサートは、例えばロウ付けまたは結合部を用いて、超硬合の金本体に永久的に結合または連結される立方晶窒化ホウ素の本体を備える。好ましくは、立方晶窒化ホウ素の本体は、角部切れ刃と、第1の移行点と、第2の移行点と、第1の交点と、第2の交点とを備える。
滑走面は、好ましくはレーザー光線による除去によって形成される。代替で、滑走面は、研削工程によって形成され、好ましくは、滑走面の断面の形に対応する外断面形状を有する砥石車によって形成される。このような場合、滑走面は、二等分線と平行な方向において少なくとも主に延びる研削線を好ましくは含む。
実施形態によれば、旋削工具が、工具本体と、ここで開示している任意の態様または実施形態による旋削インサートとを備え、工具本体は、旋削インサートが搭載可能である座部を備え、工具本体は、前端と、後端と、前端および後端と交差する長手方向軸A3とを備え、上から見て作用する角部切れ刃の中間点と交差する二等分線は、工具本体の長手方向軸A3に対して、40〜50°の角度を形成する。
このような旋削工具によって、向上された切屑制御の長手方向の旋削が実施できる。
工具本体は、好ましくは鋼である、旋削インサートより柔らかい材料から少なくとも部分的に好ましくは作られる。工具本体は、旋削インサートがネジまたは締め付け具などの締め付け手段によって搭載可能である座部、インサート座部、またはインサートポケットを備える。工具本体は、前端と、後端と、前端および後端と交差する長手方向軸A3とを備える。前端は座部を備える。工具本体の後端は、コンピュータ数値制御(CNC)旋盤などの工作機械に締め付けまたは結合されるのに適する。工具本体は、長手方向軸A3に対して垂直な断面において、方形または矩形、例えば方形の辺が25mmの長さを有する方形を有する。代替で、工具本体の後端は、例えばコロマントキャプトといったISO/DIS 26623規格による結合端など、長手方向軸A3の周りで実質的に回転対称である結合端を備えてもよい。長手方向軸A3は、機械加工の間、金属工作物の回転軸A4に対して好ましくは垂直に配置される。作用する角部切れ刃、つまり、上から見て、つまり、旋削インサートの上面が視認者を向いている場所において、工具本体の後端から最大の距離にある角部切れ刃の中間点と交差する二等分線は、工具本体の長手方向軸A3に対して40〜50°の角度を形成する。
旋削インサートが工具本体の座部に搭載されるとき、第1の切れ刃は、92〜98°の切込み角、つまり、送り方向と第1の切れ刃との間の角度を形成するように配置される。第2の切れ刃は、2〜8°の逃げ角を形成するように配置される。
旋削インサートの上面に隣接する角部切れ刃が作用しているとき、下面は着座面である。別の言い方をすれば、下面、好ましくは、第2の平坦面は、工具本体の座部と接触している。
ここで、本発明は、本発明の異なる実施形態の記載によって、および、添付の図面を参照して、より詳細に記載される。
第1の実施形態による旋削インサートの斜視図である。 図1における旋削インサートの側面図である。 図2における区域Aの詳細図である。 図1における旋削インサートの上面図である。 図1における旋削インサートの前面図である。 図4における下部分の詳細図である。 図5における中央上方部分の詳細図である。 図4における断面A−Aの図である。 図8における区域Bの詳細図である。 図1における旋削インサートの斜視図である。 図10における区域Cの詳細図である。 第2の実施形態による旋削インサートの上面図である。 図12における旋削インサートの第1の側面図である。 図12における旋削インサートの第2の側面図である。 図12における右手部分の詳細図である。 図13における中央左手部分の詳細図である。 第3の実施形態による旋削インサートの上面図である。 図17における下部分の詳細図である。 図17における断面B−Bの図である。 図19における区域Dの詳細図である。 実施形態による旋削インサートからの切屑の図表である。 知られている旋削インサートからの切屑の図表である。 第1の実施形態による旋削インサートからの切屑の図表である。 知られている旋削インサートからの切屑の図表である。 上から見た実施形態による旋削インサートを備える旋削工具による旋削作業の概略図である。
すべての旋削インサートの図面または図は、一定の縮尺で描写されている。
第1の実施形態による旋削インサート1を示す図1〜図11を参照する。旋削インサート1は、CNMG 120408として一般的に知られている種類の寸法または大まかな形を有する。旋削インサート1は、上面2と、反対側の下面3と、上面と下面2、3を連結する周辺の側面4と、上面2と側面4との交差部、または、上面2と側面4との間に形成される周辺の切れ刃15とを備える。側面4は逃げ面である。図8において分かるように、基準平面P2が上面と下面2、3の間で等距離で延びている。上面2は、基準平面P2と平行な第1の平坦面17を備え、下面3は、基準平面P2と平行な第2の平坦面18を備える。上面2に隣接する切れ刃15が作用する場合、図示されていない工具本体に形成された座部に旋削インサートが搭載されるときに第2の平坦面18は着座面である。
上面2と下面3とは同一である。ネジまたは締め付け具などの図示されていない締め付け手段に適する中心貫通孔16が、旋削インサート1の中心軸A1に沿って延びており、上面2および下面3と交差する。旋削インサート1の中心軸A1は基準平面P2に対して垂直である。基準平面P2から第1の平坦面17までの最短距離は、基準平面P2から切れ刃15のすべての部分までの最短距離より大きい。第1の平坦面は切れ刃15から離間される。
切れ刃15は、角部切れ刃5と、第1の切れ刃6と、第2の切れ刃7とを備える。角部切れ刃5の第1の端と前記第1の切れ刃6とは第1の移行点8において連結されており、角部切れ刃5の反対側の第2の端と第2の切れ刃7とは第2の移行点9において連結されている。例えば図4において分かるように、第1および第2の切れ刃6、7は、上から見て、真っ直ぐまたは実質的に真っ直ぐである。第1および第2の切れ刃6、7は、隣接する鈍角の角部において形成された移行点へと延び、そのそれぞれの鈍角の角部において、凸状の角部切れ刃が形成されている。角部切れ刃5は、上から見て凸状である。例えば図4において分かるように、第1および第2の切れ刃6、7の間で等距離で延びる二等分線10が、上から見て角部切れ刃5の中間点11と交差している。
角部切れ刃5は、上から見て一定または実質的に一定の曲率半径を有し、前記曲率半径は0.2〜2.0mmである。図6において分かるように、上から見た角部切れ刃5は、0.8mmの半径12を伴う円の弧として成形されている。
第1の移行点8における角部切れ刃5は、上から見て第1の切れ刃6に正接に正接しており、第2の移行点9における角部切れ刃5は、上から見て第2の切れ刃7に正接している。図5において最もよく分かるように、角部切れ刃5の少なくとも90%は、前から見て凹状である。図7において最もよく分かるように、角部切れ刃5の中間点11は角部切れ刃5の最も窪んだ部分である。図7において見られる前面図において、角部切れ刃5の少なくとも90%は、長手方向軸A2の周りに1.6mmの一定または実質的に一定の第2の曲率半径を有する。二等分線10と長手方向軸A2とは、図7において見られる共通の平面P1に位置する。旋削インサート1の中心軸A1に対して両方とも垂直である二等分線10および長手方向軸A2は、上から見て一致している。例えば図4において分かるように、上から見た旋削インサート1の鋭角の角部の角部切れ刃5の中間点11は、旋削インサート1の中心軸A1から最大の距離に位置決めされる切れ刃15の部分である。図7において分かるように、角部切れ刃5の中間点11と長手方向軸A2とは、第1の平坦面17を含む平面の両側に位置する。角部切れ刃5の中間点11から基準平面P2までの距離が、第1の移行点8から基準平面P2までの距離より短い。角部切れ刃5の中間点11から基準平面P2までの距離が、第2の移行点9から基準平面P2までの距離より短い。
上面2は第1の面13を窪みの形態で備え、その窪みは、角部切れ刃5の少なくとも主要部分と、または、角部切れ刃5の少なくとも75%と境界を接している。
例えば図6において分かるように、第1の面13は、第1の交点19および反対側の第2の交点20によって画定される距離で切れ刃15に沿って延び、第1および第2の交点19、20は二等分線10の両側に位置する。
第1の面13は、二等分線10に対して垂直においてより、二等分線10に沿ってより窪んでいる。
第1の面13の少なくとも大部分が、角部切れ刃5の中間点11から第1の面13後端14に向かって、二等分線10に対して垂直な平面における断面で見たときに凹状ある。したがって、第1の面13は平坦面ではない。別の言い方をすれば、第1の面13は、単一の平面に位置する面ではない。第1の面13は、第1の交点19と反対側の第2の交点20との間で切れ刃15によって画定される第1の面前端と、反対側の第1の面後端14との間で延びている。例えば図6において見られるように、上から見て、角部切れ刃5の中間点11から第1の面後端14の中心までの距離が、上から見た第1の交点19から第2の交点20までの距離の25〜150%であり、第1の実施形態では80〜120%である。
例えば図6において分かるように、上から見た角部切れ刃5の中間点11から第1の面後端14の中心までの間の距離が、上から見た角部切れ刃5の曲率半径の少なくとも25%で150%以下である。
例えば図6において分かるように、角部切れ刃5および第1の面13を含む旋削インサート1の上面2は、二等分線10に対して対称的に配置されている。
上から見た第1の交点19から第1の移行点8までの距離が、上から見た第1および第2の移行点8、9の間の距離の20%未満である。上から見た第2の交点20から第2の移行点9までの距離が、上から見た第1および第2の移行点8、9の間の距離の20%未満である。第1の実施形態では、図11において分かるように、第1の移行点8と第1の交点19とは、0.1mm未満の比較的小さい距離で離間されている。第1の実施形態では、第2の移行点9と第1の交点20とは、0.1mm未満の比較的小さい距離で離間されている。
上から見て、図4で分かるように、第1および第2の切れ刃6、7は、80°である角度θに対する。
上から見た第1および第2の交点19、20の間の最短距離が、上から見た第1および第2の移行点8、9の間の距離の75〜125%である。
第1の実施形態では、図1および図4において最もよく分かるように、上面2は、上から見て2つの直径方向で反対側の80°の角部を備え、各々の80°の角部は、角部切れ刃5と、窪みの形態で隣接する第1の面13とを備える。第1の実施形態において、相対する第1の面13は同一ではないが、同一であってもよい。第1の実施形態による旋削インサート1は、図1および図4において分かるように、上から見て2つの相対する100°の角部を備えており、各々の100°の角部は、角部切れ刃と、隣接する窪みとを備えるが、これは必然ではない。
図9に示しているように、角部切れ刃5の中間点11において第1の面13と側面4との間に形成された刃角度αは110°未満であり、図9では、刃角度αは65°〜75°である。刃角度αは、二等分線10と旋削インサート1の中心軸A1を含むと共に側面4と交差する平面P1において測定される。角部切れ刃5に対して垂直な平面において、第1および第2の交点19、20の間での角部切れ刃5での刃角度αは、65°〜90°である。図9で分かるように、第1の面13は、二等分線10に沿っての第1の面13の最も深い点、最も低い点、または最も窪んだ点が、角部切れ刃5の中間点11と第1の面13の後端14との間にあって、中間点11および後端14から離間されるように、平面P1において見たときに凹状である。
図7において最もよく分かるように、第1の切れ刃6は、第1の交点19に隣接する第1の凸状切れ刃部分21を備え、第2の切れ刃7は、第2の交点20に隣接する第2の凸状切れ刃部分22を備える。例えば図5において分かるように、第1および第2の切れ刃6、7は、基準平面P2と平行である共通の平面内に位置する第1および第2の凸状切れ刃部分21、22の少なくとも一部から実質的に離間している。
例えば図1において見られるように、上面2は傾斜面23を備える。傾斜面23は、第1の平坦面17に隣接しており、第1の平坦面17に対して、好ましくは5〜30°の範囲で傾斜させられる。傾斜面23は、切屑破砕手段または切屑形成手段を、好ましくはチップブレーカ壁の形態で備える。第1の面13と傾斜面23とは離間されている。傾斜面23の少なくとも一部分は、切れ刃15に対して高くされている。角部切れ刃5から傾斜面23の下部分までの距離が、角部切れ刃5から傾斜面23の上部分までの距離より短い。
第1の面13を含む旋削インサート1は超硬合金またはサーメットから作られている。別の言い方をすれば、旋削インサート1は、少なくとも99%の超硬合金または少なくとも99%のサーメットを含む。第1の面13を含む旋削インサート1はプレスおよび焼結によって形成されている。代替で、第2の平坦面18および/または側面4などの一部の面は、続いての研削作業によって形成されてもよい。
ここで、第2の実施形態による旋削インサート1を示す図12〜図16を参照する。第2の実施形態による旋削インサート1は、基準平面P2と平行な共通の平面に位置している4つの第1の平坦面17を上面2が備える点において、第1の実施形態による旋削インサート1と異なる。対応する様態で、下面は、基準平面P2と平行な共通の平面に位置している4つの第2の平坦面18を備える。さらに、図15において最もよく分かるように、第1の面13の形は、第1の実施形態による旋削インサート1の第1の面13と比較して異なる。より明確には、第2の実施形態による旋削インサート1では、上から見て角部切れ刃の中間点11から第1の面の後端14までの距離は、比較的短い。例えば図15において見られるように、上から見て、角部切れ刃5の中間点11から第1の面後端14の中心までの距離が、上から見た第1の交点19から第2の交点20までの距離の40〜60%である。
第2の実施形態による旋削インサート1は、例えば図14において分かるように、第1および第2の切れ刃6、7が側方から見て基準平面P2に対して角部切れ刃5に向けて傾斜させられている点において、第1の実施形態による旋削インサート1とさらに異なる。より明確には、側方から見たときの基準平面P2から第1および第2の切れ刃6、7のそれぞれの部分までの距離は、角部切れ刃5に向けて大きくなっていく。
すべての他の実質的な態様において、第2の実施形態による旋削インサート1は、第1の実施形態による旋削インサート1と同様または同一である。
ここで、第3の実施形態による旋削インサート1を示す図17〜図20を参照すると、この旋削インサート1は、CNMG 120408として一般的に知られているものに対応する大まかな形および寸法を有している。旋削インサート1は、上面2と、反対側の下面3と、上面と下面2、3を連結する側面4とを備える。側面4は逃げ面である。切れ刃15が、上面2と側面4との交差部に形成されている。切れ刃15は、角部切れ刃5と、第1の切れ刃6と、第2の切れ刃7とを備える。角部切れ刃5は上から見て凸状であり、角部切れ刃5の曲率半径は0.8mmである。角部切れ刃5の第1の端と第1の切れ刃6とは第1の移行点8において連結されている。角部切れ刃5の反対側の第2の端と第2の切れ刃7とは第2の移行点9において連結されている。図17において分かるように、第1および第2の切れ刃6、7の間で等距離で延びる二等分線10が、上から見て角部切れ刃5の中間点11と交差している。上面2は第1の面13を窪みの形態で備える。より明確には、第1の面13は、滑走面の形態での窪みである。滑走面は、二等分線10に沿って、第1の面13の後端14の中心から角部切れ刃5の中間点11まで延びている。より明確には、滑走面の下部は、二等分線10に沿って、第1の面13の後端14の中心から角部切れ刃5の中間点11まで延びている。滑走面は、二等分線11に対して垂直な平面における断面においてU字形または凹状である。
したがって、第1の面13は平坦面ではない。別の言い方をすれば、第1の面13は、単一の平面に位置する面ではない。第3の実施形態では、第1の面13は角部切れ刃5の約70〜90%に境界を接するが、第1の面が角部切れ刃5の90〜100%に境界を接することも可能である。図17において分かるように、上から見た第1および第2の切れ刃6、7は、80°である角度θに対する、または、その角度θを形成する。
角部切れ刃5の少なくとも一部は、示されていないが前から見て凹状である。第1の面13は、第1の交点19と、反対側の第2の交点20とによって画定される長さで、切れ刃15に沿って延びる。第1および第2の交点19、20は二等分線10の両側に位置する。
上から見た第1および第2の交点19、20の間の最短距離が、上から見た第1および第2の移行点8、9の間の距離の75〜125%であり、第3の実施形態では75〜85%である。
図20において分かるように、角部切れ刃5の中間点11において第1の面13と側面4との間に形成される刃角度αが90〜125°であり、第3の実施形態では100〜105°であり、刃角度αは、二等分線10を含む平面において測定される。
第1の移行点8における角部切れ刃5は、上から見て第1の切れ刃6に正接または実質的に正接しており、第2の移行点9における角部切れ刃5は、上から見て第2の切れ刃7に正接または実質的に正接している。第1の面13は、立方晶窒化ホウ素を含む材料で形成されている。
例えば図18において分かるように、第1の面13は第1の平坦面17に境界を接している。
第1の面13は、第3の実施形態では、研削作業によって、または、任意の他の適切な材料を減ずる方法によって形成され得る。
図21は、実施形態による旋削インサートからの切屑の図表の写真である。インサートは、80°の作用ノーズ角度を伴う菱形の基本形を有する。インサートは、CNMG 120408として一般的に知られている種類のものである。インサートは0.80mmのノーズ半径を有する。グレードはGC4225で指定されており、Sandvik Coromant社によるCVD被覆超硬合金のグレードである。試験は、長手方向の旋削、つまり、機械加工される金属工作物の回転軸と平行な送り方向での旋削によって実施された。機械加工する間の切込み角は95°である。インサートの作用するノーズは、上から見て80°のノーズ角を有する。おおよそ10barにおいてエマルションの形態にあるクーラントが使用された。切削速度は300m/revである。金属工作物は、スウェーデン規格のSS 1672による材料である。試験は、異なる切削の深さおよび異なる送り速度において実施され、図21において切屑の図表で示されている。列は異なる送り速度を示しており、左手の列から右手の列へと、送り速度fは0.08、0.12、0.15、0.20、および0.40mm/revとなっている。行は異なる切削深さまたは切削の深さを示しており、上の行から下の行へと、切削の深さaは、1.0、0.6、0.4、0.3、および0.2mmとなっている。使用されたインサートの第1の面および切れ刃は、第1の実施形態と第2の実施形態とで同様または同一である。
図22は、特には低炭素鋼である、長い切屑の材料を機械加工するのに適する公知の基準旋削インサートからの切屑の図表の写真である。インサートは、CNMG 120408 LC GC4225と指定されており、Sandvik Coromant社によるものである。インサートの切れ刃のすべての部品は共通の平面に位置する。図21との比較で、図22における切屑の図表との唯一の違いは、旋削インサートの形状である。少なくとも当業者にははっきりと分かるように、図21に示した実施形態による旋削インサートによって切削された切屑の形および長さは、図22に示した公知の基準旋削インサートによって切削された切屑より、明確に短い、および/または、より有利な形態または形を有する。向上した性能の結果は、旋削インサートの幾何学的形に起因し得る。
図23は、第1の実施形態による旋削インサートを使用した旋削からの切屑の図表の写真である。したがって、インサートはCNMG 120408の種類のものである。インサートのグレードは、Sandvik Coromant社からのGC4325である。工作物の材料は、英国規格協会BSIによるBS EN 10025 S355J2として規定される鋼である。すべての他の態様において、切屑図表によって描写されるような試験は、図21に関して記載されたものと同一である。
図24は、Sandvik Coromant社からのCNMG 120408 PMC GC4325と指定された公知の基準旋削インサートを使用した旋削からの切屑図表の写真である。すべての他の態様において、切屑図表が描写する試験は、図23に関して記載されたものと同一である。
図23〜図24における列および行における送り速度および切削の深さは、図21の送り速度および切削の深さに対応している。
図23における切屑図表を生成するために使用された第1の実施形態によるインサートと、図24における切屑図表を生成するために使用されたインサートCNMG 120408 PMC GC4325との間の唯一の違いは、窪みの形態での第1の面が、作用する角部切れ刃に隣接して形成されていることである。したがって、図24との比較で図23において見られる切屑の向上された形は、実施形態によるインサートの形だけの結果である。
図25において示しているように、旋削工具24は、工具本体25と、実施形態による旋削インサート1とを備える。
工具本体25は、図示していないネジまたは締め付け具を用いて旋削インサート1が搭載される座部を備えている。工具本体25は、前端26と、後端27と、前端26および後端27と交差する長手方向軸A3とを備える。角部切れ刃5の第1および第2の切れ刃6、7の間で等距離で延びる二等分線10は、上から見て角部切れ刃5の中間点と交差している。角部切れ刃に隣接するのは、窪みの形態での第1の面である(図示せず)。上から見た第1および第2の切れ刃6、7は、75〜85°である角度θに対し、図25では角度θは80°である。上から見た二等分線10は、工具本体25の長手方向軸A3に対して40〜50°の角度を形成している。
工具本体26は、好ましくは鋼である、旋削インサート1より柔らかい材料から少なくとも部分的に作られている。
工具本体の後端27は、コンピュータ数値制御CNC旋盤などの工作機械に締め付けまたは結合されるのに適している。長手方向軸A3に対して垂直な断面において、図25の工具本体26は、方形または矩形、例えば方形の辺が25mmの長さを有する方形を有する。代替で、後端27を含む工具本体25は、例えばコロマントキャプトといったISO/DIS 26623規格による結合部など、長手方向軸A3の周りで実質的に回転対称である、工作機械に結合されるのに適する結合部を備えてもよい。長手方向軸A3は、機械加工の間、金属工作物28の回転軸A4に対して好ましくは垂直に配置される。作用する角部切れ刃5、つまり、上から見て、つまり、旋削インサート1の上面2が視認者を向いている場所において、工具本体25の後端27から最大の距離にある角部切れ刃5の中間点と交差する二等分線10は、工具本体25の長手方向軸A3に対して40〜50°の角度を形成している。
旋削インサート1が工具本体25の座部に搭載されるとき、第1の切れ刃6は、92〜98°の切込み角、つまり、送り方向29と第1の切れ刃6との間の角度を形成するように配置される。第2の切れ刃7は、2〜8°の逃げ角を形成するように配置される。機械加工された面30は、角部切れ刃5によって形成されている。機械加工された面30は、円筒の面の形態で回転円筒の面である、または、回転軸A4から一定の距離に位置する面である。図25では、切削の深さは比較的大きく、第1の切れ刃6が作用している。切削の深さがより小さく、そのため第1の切れ刃6が作用していないことは、好ましい。別の言い方をすれば、好ましくは、角部切れ刃5だけが作用している。
前述した旋削工具24を用いて金属工作物28を機械加工する工程は、
金属工作物28を回転軸A4で回転させること、
工具本体25の長手方向軸A3を、金属工作物28の回転軸A4に対して垂直に配置すること、
旋削工具24を、金属工作物28の回転軸A4と平行な金属工作物28の機械加工された面30が角部切れ刃5によって形成されるように、回転軸A4と平行な送り方向29において移動すること
として記載できる。
工程は、1回だけのパスを含み得る。代替で、工程は、図25における水平方向の矢印によって示されているように、複数回のパスを含み得る。金属工作物は好ましくは鋼である。好ましくは、工程は、角部切れ刃のノーズ半径以下の切削の深さを設定するステップを含む。
工具寿命の試験が、Sandvik Coromant社からのグレードGC4325におけるCNMG 120408の種類の旋削インサートを使用して実施された。このインサートは、0.80mmのノーズ半径または角部半径を有している。工作物材料は、スウェーデン規格のSS 1672による棒鋼であった。長手方向の旋削における切削データは、500m/分の切削速度、0.20mm/回転の送り、0.45mmの切削の深さであった。エマルションを使用するフラッドクーラントが70barの圧力で使用された。基準平面と平行な平面に位置する角部切れ刃を有する基準旋削インサートが使用され、基準インサートはSandvik Coromant社からのCNMG 120408 PMC GC4325であった。第1および第2の実施形態によるインサートを含む、さらなる9個の旋削インサートが使用された。さらなる9個の旋削インサートのすべては、角部切れ刃の少なくとも一部が前から見て凹状であり、第1の面は窪みであり、第1の面は、第1の交点と、反対側の第2の交点とによって画定される長さで、切れ刃に沿って延び、第1および第2の交点は二等分線の反対側に位置し、上から見た第1および第2の交点の間の最短距離が、上から見た第1および第2の移行点の間の距離の75〜125%であるような形を有する。工具寿命が約0.2〜0.3mmの所定の量の逃げ面摩耗に設定された工具の寿命の試験では、すべてのさらなる9個のインサートが基準インサート以上で機能した。基準の旋削インサートと比較して、第1の実施形態による旋削インサートについての工具寿命は、約75%であった。
切削の深さが2.0mmまで増加させられたことが唯一の違いであるさらなる工具寿命の試験が実施された。これらのさらなる工具寿命の試験の結果が合わされ、平均して、さらなる9個の旋削インサートは、基準旋削インサートとおおよそ同じ工具寿命を達成した。
結論としては、全体としての工具寿命から、実施形態による旋削インサートで鋼を旋削することにおける工具寿命の増加は、旋削インサートの作用する角部切れ刃のノーズ半径と等しいか、または好ましくはそのノーズ半径未満である切削深さにおいて期待できる。
前述した実施形態が、CNMG 120408として一般的に知られている大まかな形または寸法のものについて説明されたが、他の形のインサートが可能である。例えば、WNMGの種類のインサートが可能であり、その場合、上面は上から見て3つの80°の角部を備える。同じく、他の種類の旋削インサートが可能である。例えば、CCMTの種類の旋削インサートなど、単一の側または正の旋削インサートが可能である。
本出願では、「含む」などの用語の使用はオープンエンドであり、「備える」などの用語と同じ意味を有し、他の構造、材料、または行為の存在を除外しないように意図されている。同様に、「〜できる」または「〜し得る」などの用語の使用はオープンエンドとなり、構造、材料、または行為が必然ではないことを反映するように意図されているが、このような用語を使用していないことが、構造、材料、または行為が必然であることを反映するようには意図されていない。構造、材料、または行為が必然とであると現在考えられている限りにおいて、それらはそのように特定されている。「上方」、「下方」、「上」、「下」、「前」、および「後」などの用語は、ここでの図面において示され、当業者によって認識されるように、特徴に言及している。

Claims (15)

  1. 上面(2)と、反対側の下面(3)と、前記上面(2)と前記下面(3)を連結する側面(4)と、前記上面(2)と前記側面(4)との間の交差部に形成される切れ刃(15)とを備える旋削インサート(1)であって、
    前記切れ刃(15)は、角部切れ刃(5)と、第1の切れ刃(6)と、第2の切れ刃(7)とを備え、
    前記角部切れ刃(5)は、上から見て凸状であり、
    前記角部切れ刃(5)の第1の端と前記第1の切れ刃(6)とは第1の移行点(8)において連結され、前記角部切れ刃(5)の反対側の第2の端と前記第2の切れ刃(7)とは第2の移行点(9)において連結され、
    前記第1の切れ刃(6)および前記第2の切れ刃(7)の間で等距離で延びる二等分線(10)が、上から見て前記角部切れ刃(5)の中間点(11)と交差し、
    前記上面(2)は第1の面(13)を備え、
    前記第1の面(13)は、前記角部切れ刃(5)の少なくとも主要部分と境界を接し、
    上から見た前記第1の切れ刃(6)および前記第2の切れ刃(7)は、75〜85°である角度(θ)に対することと、
    前記角部切れ刃(5)の少なくとも一部は、前から見て凹状であることと、
    前記第1の面(13)は窪みであることと、
    前記第1の面(13)は、第1の交点(19)と、反対側の第2の交点(20)とによって画定される長さに沿って、前記切れ刃(15)によって境界付けられることと、
    前記第1の交点(19)および前記第2の交点(20)は前記二等分線(10)の両側に位置することと、
    上から見た前記第1の交点(19)および前記第2の交点(20)の間の最短距離が、上から見た前記第1の移行点(8)および前記第2の移行点(9)の間の距離の75〜125%であることと
    を特徴とする旋削インサート(1)。
  2. 前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)は前記角部切れ刃(5)の最も窪んだ点である、請求項1に記載の旋削インサート(1)。
  3. 前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)において前記第1の面(13)と前記側面(4)との間に形成される刃角度αが110°未満であり、前記刃角度(α)は、前記二等分線(10)を含む平面P1において測定される、請求項1または2に記載の旋削インサート(1)。
  4. 前記第1の面(13)は、前記二等分線(10)に対して垂直においてよりも、前記二等分線(10)に沿ってより窪んでいる、請求項1から3のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  5. 前記角部切れ刃(5)と前記第1の面(13)とは、前記二等分線(10)に対して、対称的に配置される、または、実質的に対称に配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  6. 上から見た前記第1の交点(19)から前記第1の移行点(8)までの距離が、上から見た前記第1の移行点(8)および前記第2の移行点(9)の間の距離の20%未満であり、
    上から見た前記第2の交点(20)から前記第2の移行点(9)までの距離が、上から見た前記第1の移行点(8)および前記第2の移行点(9)の間の距離の20%未満である、請求項1から5のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  7. 前記第1の面(13)の少なくとも大部分が、前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)から第1の面(13)後端(14)に向かって、前記二等分線(10)に対して垂直な平面における断面で見たときに凹状である、請求項1から6のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  8. 前記第1の切れ刃(6)は、前記第1の交点(19)に隣接する第1の凸状切れ刃部分(21)を備え、
    前記第2の切れ刃(7)は、前記第2の交点(20)に隣接する第2の凸状切れ刃部分(22)を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  9. 前記第1の面(13)は、前記第1の交点(19)と前記反対側の第2の交点(20)との間で前記切れ刃(15)によって画定される第1の面前端と、反対側の第1の面後端(14)とによって境界付けられ、
    上から見て、前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)から前記第1の面後端(14)の中心までの距離が、上から見た前記第1の交点(19)から前記第2の交点(20)までの距離の25〜150%であり、
    前記角部切れ刃(5)は、0.2〜2.0mmである上から見た曲率半径を有し、
    上から見た前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)から前記第1の面後端(14)の中心までの間の距離が、上から見た前記角部切れ刃(5)の前記曲率半径の少なくとも25%で150%以下である、請求項1から8のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  10. 前記角部切れ刃(5)は、上から見て一定または実質的に一定の曲率半径を有し、
    前記曲率半径は0.2〜2.0mmであり、
    前から見て、前記角部切れ刃(5)の少なくとも一部分は、長手方向軸A2の周りに一定または実質的に一定の第2の曲率半径を有し、
    前記第2の曲率半径は、上から見た前記角部切れ刃(5)の前記曲率半径の150〜250%であり、前記二等分線(10)および前記長手方向軸A2は共通の平面P1に位置し、
    前記二等分線(10)と前記長手方向軸A2とは上から見て一致し、
    基準平面P2が前記上面(2)と前記下面(3)の間で等距離で延び、
    前記上面(2)は、前記基準平面P2と平行に延びる第1の平坦面(17)を備え、
    前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)と前記長手方向軸A2とは、前記第1の平坦面(17)を含む平面の両側に位置する、請求項1から9のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  11. 基準平面P2が前記上面(2)と前記下面(3)の間で等距離で延び、
    前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)から前記基準平面P2までの最短距離が、前記第1の移行点(8)から前記基準平面P2までの最短距離より小さく、前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)から前記基準平面P2までの最短距離が、前記第2の移行点(9)から前記基準平面P2までの最短距離より小さい、請求項1から10のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  12. 前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)における前記第1の面(13)と前記側面(4)との間に形成される刃角度αが65〜95°であり、前記刃角度αは、前記二等分線(10)を含むと共に前記側面(4)と交差する平面において測定され、前記上面(2)は2つの同一の第1の面(13)を備え、
    前記第1の面(13)は、前記二等分線(10)を含む平面において見たときに凹状であり、
    前記旋削インサート(1)は、少なくとも99%の超硬合金または少なくとも99%のサーメットを含み、
    前記第1の面(13)は、プレスおよび焼結によって形成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  13. 上から見た前記旋削インサート(1)は、平行四辺形、菱形、または多角形として成形され、
    上から見た上面(2)は、2つまたは3つの鋭角とされた角部を備え、
    前記上面(2)と前記下面(3)とは、同一である、または、実質的に同一であり、
    中心貫通孔(16)が前記上面(2)および前記下面(3)と交差し、
    前記中心貫通孔(16)は、前記旋削インサート(1)の中心軸A1に沿って延び、
    前記第1の切れ刃(6)および第2の切れ刃(7)は、上から見て、真っ直ぐまたは実質的に真っ直ぐであり、
    基準平面P2が前記上面(2)と前記下面(3)の間で等距離で延び、
    前記旋削インサート(1)の前記中心軸A1は前記基準平面P2に対して垂直であり、
    前記第1の切れ刃(6)および前記第2の切れ刃(7)は、隣接する角部において形成される移行点へと延び、
    前記上面(2)は、前記基準平面P2と平行な第1の平坦面(17)を備え、
    前記下面(3)は、前記基準平面P2と平行な第2の平坦面(18)を備え、
    前記基準平面P2から前記第1の平坦面(17)までの最短距離が、前記基準平面P2から前記切れ刃(15)までの最短距離より大きく、
    上から見た前記角部切れ刃(5)は、0.2〜2.0mmの半径(12)を伴う円の弧として成形される、または、0.2〜2.0mmの半径(12)を伴う円の弧として実質的に成形され、
    前記旋削インサート(1)の前記中心軸A1から前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)までの最短距離が、前記旋削インサート(1)の前記中心軸A1から前記第1の切れ刃(6)までの最短距離より大きく、
    前記旋削インサート(1)の前記中心軸A1から前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)までの最短距離が、前記旋削インサート(1)の前記中心軸A1から前記第2の切れ刃(7)までの最短距離より大きく、
    前記上面(2)は傾斜面(23)を備え、
    前記第1の面(13)と前記傾斜面(23)とは離間され、
    前記傾斜面(23)の少なくとも一部分は、前記切れ刃(15)に対して高くされ、
    前記角部切れ刃(5)から前記傾斜面(23)の下部分までの距離が、前記角部切れ刃(5)から前記傾斜面(23)の上部分までの距離より短く、
    前記第1の面(13)を含む前記旋削インサート(1)は超硬合金またはサーメットから作られる、請求項1から12のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  14. 前記第1の面(13)は滑走面であり、
    前記滑走面は、前記二等分線(10)に沿って、前記第1の面(13)の後端(14)の中心から前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)まで延び、
    前記滑走面は、前記二等分線(11)に対して垂直な平面における断面においてU字形であり、
    前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)において前記第1の面(13)と前記側面(4)との間に形成される刃角度(α)が90〜125°であり、前記刃角度(α)は、前記二等分線(10)を含む平面P1において測定され、
    前記第1の面(13)は、立方晶窒化ホウ素を含む材料で形成される、請求項1から13のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)。
  15. 工具本体(25)と、請求項1から14のいずれか一項に記載の旋削インサート(1)とを備える旋削工具(24)であって、
    前記工具本体(25)は、前記旋削インサート(1)が搭載可能である座部を備え、
    前記工具本体(25)は、前端(26)と、後端(27)と、前記前端(26)および前記後端(27)と交差する長手方向軸A3とを備え、
    上から見て作用する前記角部切れ刃(5)の前記中間点(11)と交差する前記二等分線(10)は、前記工具本体(25)の前記長手方向軸A3に対して、40〜50°の角度を形成する、旋削工具(24)。
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