JP2019129441A - 楽曲提供システム及び楽曲提供方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動運転の場合であっても、手動運転の場合であっても、楽曲を適切に乗員へ提供することを可能とする。【解決手段】車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得し、前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出し、前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定し、決定した前記楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、車両用の楽曲提供システム及び車両用楽曲提供方法に関する。
特許文献1には、ユーザの状況と環境が示す雰囲気に適した楽曲を面倒な操作を伴うことなく自動再生することが記載されている。例えば、特許文献1の音楽再生装置は、ユーザが置かれている環境を示す雰囲気要因情報に基づいて予め設定された複数のカテゴリの何れかに分類する。そして、当該音楽再生装置は、音楽データを前記各カテゴリと対応付けた状態で区分したカテゴリリストから前記カテゴリに属する音楽データを検索すると共に、その音楽データを音楽データベースから取得して出力する。
特許文献2には、乗車人員、乗車位置並びに睡眠中の乗員を検知して状況に応じた最適のバランス調整を行うことや、運転者の居眠り防止を行う音量調整装置が記載されている。例えば、特許文献2の音量調整装置は、運転者の居眠りを検知した場合、運転席付近のスピーカから出力される音楽の音量を増大させたり低下させたりすることを繰り返して運転者の居眠りに対して警告を与える。
上述のように、特許文献2では、運転者が居眠りをしている場合には当該運転者に警告を与える。しかしながら、近年自動運転が可能な車両が提案されており、自動運転中であれば、運転者が寝てしまっても支障がないため、音楽の音量を変えるといった運転者の居眠りを防止する制御は不要である。また、自動運転が可能な車両であっても、手動で運転することもあり、この場合には運転者の居眠りを防止する制御を行うことが望ましい。このように、自動運転が可能な車両の場合、自動運転中か否かによって、音楽を提供する際の望ましい制御が異なるが、従来の装置では、運転者が常に運転中であるものとして音楽を提供していたため、自動運転中の運転者に対して適切に楽曲を提供できないことがあった。
そこで本発明は、自動運転の場合であっても手動運転の場合であっても、楽曲を適切に乗員へ提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明の楽曲提供システムは、
自動運転が可能な車両内で楽曲を提供するシステムであって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する運転状態取得部と、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する乗員状態検出部と、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する決定部と、
前記決定部で決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記決定部で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を
実行する出力制御部とを備える。
自動運転が可能な車両内で楽曲を提供するシステムであって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する運転状態取得部と、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する乗員状態検出部と、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する決定部と、
前記決定部で決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記決定部で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を
実行する出力制御部とを備える。
上述した課題を解決するため、本発明の楽曲提供方法は、
自動運転が可能な車両内で楽曲を提供する方法であって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する第一ステップと、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する第二ステップと、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する第三ステップと、
前記第三ステップで決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記第三ステップで決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する第四ステップと、
をコンピュータが実行する。
自動運転が可能な車両内で楽曲を提供する方法であって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する第一ステップと、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する第二ステップと、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する第三ステップと、
前記第三ステップで決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記第三ステップで決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する第四ステップと、
をコンピュータが実行する。
本発明によれば、自動運転の場合でも手動運転の場合でも、楽曲を適切に乗員へ提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〈システム構成〉
図1は、楽曲提供システムの機能ブロック図、図2は、対応テーブルの一例を示す図である。図1に例示の楽曲提供システム1は、楽曲提供装置10や、検出装置20,30、制御機構40、自動運転制御コンピュータ50、楽曲サーバ60、スピーカ70を備えている。
〈システム構成〉
図1は、楽曲提供システムの機能ブロック図、図2は、対応テーブルの一例を示す図である。図1に例示の楽曲提供システム1は、楽曲提供装置10や、検出装置20,30、制御機構40、自動運転制御コンピュータ50、楽曲サーバ60、スピーカ70を備えている。
楽曲提供装置10は、楽曲を再生し、車両内の乗員へ提供する装置である。楽曲提供装置10は、自動運転中か否かを示す運転状態情報や乗員の状態に応じ、適切な楽曲や出力特性を選択して乗員へ提供する。本実施形態の楽曲提供装置10は、楽曲を提供するオーディオ機能の他、動画の再生やテレビ放送の表示といったビジュアル機能や、乗員の操作に応じて目的地や経由地を設定し、目的地までの経路案内(ナビゲーション)を行うナビゲーション機能を備えたオーディオ・ビジュアル・ナビゲーション一体型の電子機器(以下、AVN機とも称す)であっても良い。
AVN機10は、運転状態取得部11や、乗員状態検出部12、決定部13、出力制御部14、経路設定部15、経路案内部16、位置情報取得部17、楽曲取得部18、GPS(Global Positioning System)アンテナ101、加速度センサ102、表示装置10
3を備えている。
3を備えている。
運転状態取得部11は、車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を例えば自動運転
制御コンピュータ50から取得する。運転状態取得部11は、自動運転中か否かを示す情報に加え、車両の位置や、経路情報、車速等、車両の状態を示す他の情報を運転状態情報として検出装置20等から取得してもよい。
制御コンピュータ50から取得する。運転状態取得部11は、自動運転中か否かを示す情報に加え、車両の位置や、経路情報、車速等、車両の状態を示す他の情報を運転状態情報として検出装置20等から取得してもよい。
乗員状態検出部12は、車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する。本実施形態において、乗員は、例えば、運転者や同乗者といった車両に乗車している人である。なお、タクシーやバス等の乗客を乗せる車両の場合、乗務員や乗客を共に乗員と称する。乗員の状態とは、例えば、乗員の位置(乗車位置)や、会話しているか否か、寝ているか否か等が挙げられる。
決定部13は、運転状態情報及び乗員状態情報に基づいて、乗員へ提供する楽曲と、乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する。決定部13は、例えば図2に示すように、運転状態情報及び乗員状態情報と対応付けて楽曲や出力情報を記憶した対応テーブルを参照し、運転状態取得部11で取得した運転状態情報及び乗員状態検出部12で取得した乗員状態情報に応じた楽曲や出力特性を決定する。
出力制御部14は、決定部13で決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と、乗員へ提供する楽曲を決定部13で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する。
経路設定部15は、乗員による目的地の入力を受け、地図情報を参照して出発地から目的地までの経路を示す経路情報を設定する。また、経路設定部15は、設定した経路において、自動運転が可能な自動運転区間と、運転者が手動運転を行う手動運転区間とを判定する。例えば、高速道路や自動車専用道を自動運転区間と判定し、その他の一般道路を手動運転区間と判定する。また、高速道路に加え、自動運転に用いるマーカーやビーコン等の設備が整った所定の一般道路を自動運転区間と判定し、その他の一般道路を手動運転区間と判定してもよい。また、幅員が所定値以上ある道路を自動運転区間と判定し、幅員が所定値未満の道路を手動運転区間と判定してもよい。なお、自動運転区間のうち、運転者が運転したい区間を指定し、これを手動運転区間と判定してもよい。また、全ての道路について自動運転が可能な場合、自動運転区間と手動運転区間とを判別しなくてもよい。更に、経路設定部15は、設定した経路情報を自動運転制御コンピュータ50へ提供する。
経路案内部16は、経路設定部15によって設定された経路及び位置情報取得部によって取得した自車両の位置を表示装置103に表示させると共に、当該経路を案内する音声メッセージを出力させる。
位置情報取得部17は、GPSアンテナ101を介して、GPSの複数の衛星からGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて自車両の位置情報を算出する。また、位置情報取得部17は、加速度センサ102やジャイロによって検出した車両の動きに基づいて車両の位置を自律的に求める機能を有していてもよい。
楽曲取得部18は、通信回線を介して楽曲サーバ60から楽曲を取得する。例えば、楽曲取得部18は、決定部13で決定された楽曲や乗員が指定した楽曲を楽曲サーバ60に要求し、該当する楽曲を楽曲サーバ60から取得する。また、楽曲取得部18は、AVN機内の記憶装置に記憶された楽曲や、AVN機10に接続された外部記憶メディアから楽曲を取得してもよい。
表示装置103は、液晶表示素子や有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示素子(不図示)を備え、画像を表示する装置である。また、表示装置103は、表示素子の表示領域と重畳して配置されたタッチパネル(不図示)を備えている。
検出装置20は、車両の周囲の状況及び当該車両の走行状態を検出する装置であり、本例では、カメラ21、ミリ波レーダ22、車速センサ23を備えている。
カメラ21は車両の周囲の画像を撮影する。カメラ21は、車両の前方、後方、側方等、撮影方向に合わせて複数設けられてもよい。ECU24は、例えば、カメラ21で撮影した現在の画像と過去の画像とを路面(平面)を基準として比較し、この差分に基づいて障害物(立体物)を検出する。また、ECU24は、カメラ21で撮影した現在の画像から、車線や道路標識等の道路情報を抽出する。そして、ECU24は、障害物の情報や道路情報を自動運転制御コンピュータ50へ入力する。
ミリ波レーダ22は、周囲にミリ波(波長が1〜10mm程度で、周波数が30G〜300GHzの電波)を送信し、物標からの反射波を受信して、送信波と反射波との偏差に基づいて物標との相対距離や物標の相対速度等を求める。ECU25は、ミリ波レーダ22によって求めた物標との相対距離や物標の相対速度の情報を自動運転制御コンピュータ50へ入力する。
車速センサ23は、車軸等の回転に伴うパルス信号(車速パルス)を検出する。ECU26は、車速センサ23で検出した車速パルスに基づいて、車両の速度を求め、AVN機10及び自動運転制御コンピュータ50へ入力する。
検出装置30は、乗員の状態を検出する装置であり、本例では、車室内カメラ31、車室内マイク32、シートセンサ(着座センサ)33を備えている。
車室内カメラ31は、例えば、車室内の前方から後方に向けて設けられ、乗員の画像を撮影する。車室内カメラ31は、一台で全ての乗員を撮影するように配置されてもよいし、複数台で乗員を撮影するように配置されてもよい。
車室内カメラ31で撮影した乗員の画像に基づいて、AVN機10の乗員状態検出部12は、例えば、乗員が寝ているか否かを検出する。
車室内マイク32は、車室内の音、主に乗員の音声を取得する。なお、車室内マイク32は、複数設けられ、何れの乗員が発した音声かを区別できるように、例えば座席毎に設けられている。また、車室内マイク32として指向性の高いマイクを用い、複数の車室内マイク32が、それぞれ各座席に座る乗員の顔がくる位置に向けて配置された構成であってもよい。
シートセンサ33は、各座席において、座面の内側に設けられ、乗員が着座したことを検知する。即ち、シートセンサ33は、乗員が存在する位置を検出する検出装置である。例えば、シートセンサ33は、乗員が着座した際の圧力を電気信号に変換する。
制御機構40は、自動運転制御コンピュータ50の制御に応じて、車両の加速、操舵及び制動の少なくとも一つを調整する機構である。本例の制御機構40は、ステアリング制御機構41、ブレーキ制御機構42、及びスロットル制御機構43を備えている。ステアリング制御機構41は、自動運転制御コンピュータ50の制御に基づいて操舵を行い、車両の進行方向を調整する。ブレーキ制御機構42は、自動運転制御コンピュータ50の制御に基づいてブレーキを動作させ、車両を減速又は停止させる。スロットル制御機構43は、自動運転制御コンピュータ50の制御に基づいてエンジンへの燃料供給やモータへの電力供給を行い、車両の加速を調整する。
自動運転制御コンピュータ50は、検出装置20で検出した車両の周囲の状況に応じて制御機構40を制御し、AVN機10から取得した経路情報に従って目的地へ車両を走行させる自動運転を行う。なお、本実施形態において、自動運転とは、自動運転制御コンピュータ50が、経路情報に従って車両の加速、操舵及び制動を制御し、運転者による操作を必要とせずに、車両を運転することであり、例えば、日本政府や米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA)が定義している自動化のレベルにおいて、レベル4以上と定義されているものである。これに対し、手動運転とは、主に運転者が車両の運転を行うことである。なお、手動運転は、自動運転制御コンピュータ50が、全く制御を行わないことに限定されるものではなく、通常時は、加速・操舵・制動を自動運転制御コンピュータ50が行い、緊急時など自動運転制御コンピュータ50が要請したときに運転者が対応する状態であってもよい。本実施形態では、前記自動化のレベルにおいて、レベル3以下の運転状態を手動運転としている。また、これに限らず、レベル3以上を自動運転とし、レベル2以下を手動運転としてもよい。
自動運転制御コンピュータ50は、スイッチ51と接続され、乗員がスイッチ51を例えばON又はOFFの状態に操作した場合に、このスイッチ51の状態に応じて自動運転を行うか否かを決定する。また、自動運転制御コンピュータ50は、スイッチ51が、自動運転を行う状態(ONの状態)に操作された場合でも、天候の悪化等により検出装置20によって周囲の状況が検出できない場合や、工事・事故等によって道路状況が通常の状態ではなく、動作条件を満たさない場合には、自動運転を行わないと決定してもよい。なお、本例の自動運転制御コンピュータ50は、AVN機10の要求に応じ、自動運転を行っているか否かを示す情報を運転状態情報として提供する。
楽曲サーバ60は、インターネット等の通信回線を介してAVN機10へ楽曲を提供する。楽曲サーバ60は、要求受信部61や、楽曲送信部62、記憶装置を備えている。要求受信部61は、AVN機10から、送信を要求する楽曲を示す情報を受信する。楽曲送信部62は、要求受信部で受信した要求に応じて記憶装置から該当する楽曲を読み出してAVN機10へ送信する。なお、楽曲サーバ60は、インターネット上の装置に限らず、乗員が携帯しているスマートフォンやタブレットPC等の装置であって、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi等の近距離無線通信回線を介してAVN機10へ楽曲を提供するものであってもよい。
スピーカ70は、AVN機10から提供される楽曲の電気信号を音として乗員へ出力する。スピーカ70は、楽曲を出力するエリアを乗員が存在するエリア毎に制御できるように、車内に複数設けられている。また、スピーカ70は、エリア毎に複数設けられてもよい。
図3は、AVN機10、自動運転制御コンピュータ50、又は楽曲サーバ60のハードウェア構成の一例を示す図である。AVN機10、自動運転制御コンピュータ50、又は楽曲サーバ60の情報処理装置(コンピュータ)は、図3に例示のように、接続バス210によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)201、メモリ202
、入出力IF203を有する。CPU201は、情報処理装置全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU201はプロセッサとも呼ばれる。ただし、CPU201は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU201がマルチコア構成であってもよい。
、入出力IF203を有する。CPU201は、情報処理装置全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU201はプロセッサとも呼ばれる。ただし、CPU201は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPU201がマルチコア構成であってもよい。
メモリ202は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、CPU201の作業領域,プログラムやデータの記憶領域,通信データのバッファ領域として使用される。主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。主記憶装置は、CPU201がプログラ
ムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶装置は、例えば、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部は、CPU201により実行されるプログラムや、動作の設定情報などを記憶する記憶媒体である。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フ
ラッシュメモリ、USBメモリ、メモリカード等である。
ムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶装置は、例えば、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。補助記憶部は、CPU201により実行されるプログラムや、動作の設定情報などを記憶する記憶媒体である。補助記憶装置は、例えば、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フ
ラッシュメモリ、USBメモリ、メモリカード等である。
入出力IF203は、AVN機10や自動運転制御コンピュータ50に接続するセンサや操作部、ECU等の機器との間でデータの入出力を行うインターフェースである。
通信IF204は、通信回線を介して他の装置との通信を行うインターフェース(通信モジュール)である。なお、上記の構成要素はそれぞれ複数に設けられてもよいし、一部の構成要素を設けないようにしてもよい。
通信IF204は、通信回線を介して他の装置との通信を行うインターフェース(通信モジュール)である。なお、上記の構成要素はそれぞれ複数に設けられてもよいし、一部の構成要素を設けないようにしてもよい。
AVN機10では、CPU201が、楽曲提供プログラムを実行することにより、図1に示す運転状態取得部11や、乗員状態検出部12、決定部13、出力制御部14、経路設定部15、経路案内部16、位置情報取得部17、楽曲取得部18といった各処理部として機能する。また、楽曲サーバ60では、CPU201が、アプリケーションプログラムを実行することにより、要求受信部61や、楽曲送信部62といった各処理部として機能する。但し、上記各処理部の少なくとも一部の処理がDSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって提供されても
よい。また、上記各処理部の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部にアナログ回路を含む構成としてもよい。
よい。また、上記各処理部の少なくとも一部が、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(large scale integration)、その他のデジタル回路であってもよい。また、上記各処理部の少なくとも一部にアナログ回路を含む構成としてもよい。
〈楽曲提供方法〉
図4は、AVN機10が実行する楽曲提供方法の処理手順を示す図である。AVN機10は、車両のアクセサリー電源が投入された場合や、乗員によりオーディオ機能の開始を指示する操作がなされた場合に、図4の処理を開始する。
図4は、AVN機10が実行する楽曲提供方法の処理手順を示す図である。AVN機10は、車両のアクセサリー電源が投入された場合や、乗員によりオーディオ機能の開始を指示する操作がなされた場合に、図4の処理を開始する。
ステップS10にて、AVN機10は、運転状態情報を自動運転制御コンピュータ50等から取得する。
ステップS20にて、AVN機10は、検出装置30等を用いて乗員状態情報を検出する。
ステップS30にて、AVN機10は、運転状態情報及び乗員状態情報に基づいて、乗員へ提供する楽曲と出力特性とのうち少なくとも一方を決定する。なお、楽曲や出力特性を決定する手法の詳細については後述する。
ステップS40にて、AVN機10は、ステップS30で決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と楽曲をステップS30で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方の制御(出力制御)を実行する。
〈楽曲及び出力制御の決定〉
図5は、運転状態情報及び乗員状態情報の例を示す図、図6は、運転状態情報及び乗員状態情報に応じて乗員に要求される覚醒の程度(以下、覚醒要求とも称する)を示す図である。
図5は、運転状態情報及び乗員状態情報の例を示す図、図6は、運転状態情報及び乗員状態情報に応じて乗員に要求される覚醒の程度(以下、覚醒要求とも称する)を示す図である。
図5の例では、5人乗りの車両に乗員が4人乗っている状態を示している。また、図5では、前から一列目の座席(前席)をF、二列目の座席(後席、後部座席)をRとし、右
側(乗員の右手側)の座席をR、中央の座席をC、左側の座席をLとし、これらを組み合わせて、一列目右側の座席をFR、一列目左側の座席をFL、二列目右側の座席をRR、二列目中央の座席をRC、二列目左側の座席をRLと示す。図5の車両は、右側にハンドルを備えており、座席FRが運転席、座席FLが助手席である。なお、これに限らず、左側にハンドルを備えた車両の場合、座席FLが運転席、座席FRが助手席である。また、座席数は任意に設定でき、一列目の二座席のみの構成であっても、三列以上の座席を備える構成であってもよい。
側(乗員の右手側)の座席をR、中央の座席をC、左側の座席をLとし、これらを組み合わせて、一列目右側の座席をFR、一列目左側の座席をFL、二列目右側の座席をRR、二列目中央の座席をRC、二列目左側の座席をRLと示す。図5の車両は、右側にハンドルを備えており、座席FRが運転席、座席FLが助手席である。なお、これに限らず、左側にハンドルを備えた車両の場合、座席FLが運転席、座席FRが助手席である。また、座席数は任意に設定でき、一列目の二座席のみの構成であっても、三列以上の座席を備える構成であってもよい。
図5の例では、座席FR,FL,RR,RLに乗員が座っており、座席RCに乗員が座っていない状態を示している。図5の[例1]は、車両が自動運転中であり、座席FR,FL,RR、RLに座っている全ての乗員が眠っている状態を示している。このように自動運転中であれば、運転者が寝ていても問題がないため、図6に示すように、全ての乗員について覚醒要求は低いものとなる。この場合、提供する楽曲としては、眠り易い楽曲が適しており、出力特性としては、音量を低くすることが適している。
また、図5の[例2]は、車両が自動運転中であり、座席FR,FLに座っている乗員が眠っており、座席RR、RLに座っている乗員が会話をしている状態を示している。会話中の乗員については、眠くなると会話が続かなくなるため、覚醒要求は中程度となる。この場合、提供する楽曲としては、眠り易い楽曲よりも会話し易い楽曲が適しており、出力特性としては、会話と干渉し易い中音域を低減することが適している。
なお、[例2]において、座席FR,FLに座っている乗員が眠っており、[例1]と同様に覚醒要求は低く、眠り易い楽曲が適している。このように、乗員の状態が乗員毎に異なる場合には、各乗員が存在するエリア毎に提供する楽曲や出力特性を異ならせてもよい。
また、図5の[例3]は、手動運転中であり、座席FR,FLの乗員が起きており、その他の座席RR,RLに座っている乗員が眠っている状態を示している。座席FRの乗員は、運転者であるため、覚醒要求が高くなっている。また、座席FLに座っている乗員についても道案内することや、運転者の話相手となることが期待されるため、覚醒要求が中程度となる。また、[例3]において座席FR,FLの乗員は会話をしていないので、この場合、提供する楽曲としては、覚醒し易い楽曲が望ましい。
このように運転状態や乗員状態が異なると、乗員へ提供するのに適した楽曲が異なるため、AVN機10は、例えば図2の対応テーブルを参照して、運転状態情報や乗員状態情報に応じた楽曲や出力特性を決定している。
図2の対応テーブルでは、運転状態情報として、自動運転中か否かを示す運転モードや、車両が移行区間に達したか否かを示す情報(移行区間情報)が記憶されている。また、対応テーブルは、乗員状態情報として、乗員が存在する位置、乗員の覚醒度、会話の有無等を記憶している。なお、運転状態情報や乗員状態情報は、これらに限定されない。例えば、運転状態情報として、車室内の楽曲視聴環境に影響を与え得る状態等(窓の開閉状態等)に係る情報を対応テーブルに含めてもよい。また、乗員状態情報として、乗員の詳細な動作状態等(読書をしている等)に係る情報を対応テーブルに含めてもよい。
そして、対応テーブルは、これらの運転状態情報や乗員状態情報と対応つけて、楽曲の情報を記憶している。楽曲の情報は、例えば、覚醒し易い楽曲や、会話し易い楽曲、眠り易い楽曲といった楽曲の種別を示す情報(以下、楽曲種別とも称す)である。図2において、種別Aは覚醒し易い楽曲、種別Bは会話し易い楽曲、種別Cは眠り易い楽曲、種別Dは乗員が好きな楽曲を示している。
なお、覚醒し易い楽曲は、例えばロックやテンポの速いポップス等であり、会話し易い楽曲は、例えばインストゥルメンタルである。また、眠り易い楽曲は、例えばリラックスミュージックやバラード等であり、乗員が好きな楽曲は、予め乗員が好みの楽曲やジャンルを登録したものである。楽曲サーバ60は、予め各楽曲を楽曲種別と対応付けて記憶装置に記憶しておき、AVN機10で決定した楽曲種別の楽曲がAVN機10から要求された場合に、該当する楽曲を読み出してAVN機10へ送信する。
図2において、乗員の覚醒度は、乗員が眠っている場合を低、乗員が眠りそうな場合を中、乗員が完全に起きている場合に高と示している。なお、AVN機10の乗員状態検出部12は、車室内カメラ31で撮影した乗員の画像に基づいて、乗員の覚醒度を検出している。例えば、車室内カメラ31で乗員の顔を撮影し、顔が下を向いた状態や、顔が上を向いた状態、顔が傾いた状態で、所定時間以上動きが無い場合に寝ている(覚醒度が低)と検出し、それ以外の場合に起きている(覚醒度が高)と検出する。また、車室内カメラ31で運転者の眼を撮影し、目蓋を所定時間以上閉じている場合に寝ている(覚醒度が低)と検出し、所定時間当たりのまばたきの回数が閾値以下の場合や、視線の移動量が所定値以下の場合に眠たい状態(覚醒度が中)と検出し、それ以外の場合に起きている(覚醒度が高)と検出する。
図2において、会話の有無は、乗員が会話をしている場合に○、会話をしていない場合に×で示している。AVN機10の乗員状態検出部12は、車室内マイク32で乗員の音声が検出された場合に会話をしていると検出し、車室内マイク32で乗員の音声が検出されていない場合に会話をしていないと検出する。なお、音声の検出は、例えば人の音声の周波数帯域(例えば0.2〜4kHz)のレベルが所定値以上となった場合や、車室内マイク3
2で取得した音について音声認識を行い、辞書に登録されている単語を検出した場合に音声を検出したと判別してもよい。
2で取得した音について音声認識を行い、辞書に登録されている単語を検出した場合に音声を検出したと判別してもよい。
また、対応テーブルは、これらの運転状態情報や乗員状態情報と対応つけて、出力特性の情報を記憶している。出力特性の情報は、例えば、スピーカのON/OFFや、音響特性、音量等を示す情報である。音響特性は、例えば会話と干渉し易い中音域を低減することや、覚醒し易いように高音域を増加させる等、特定の周波数帯域のレベルを調整するものである。スピーカのON/OFFは、乗員が存在するエリア毎に楽曲を提供するか否かを選択し、例えば寝ている乗員のエリアのスピーカをOFFにして、当該エリアへの楽曲の提供を行わないようにするものである。なお、スピーカのON/OFFに限らず、音像を定位させる位置を調整することや、指向性を調整することで、楽曲を提供するエリアを変更するようにしてもよい。音量は、提供する楽曲の音量を調整するものである。例えば、乗員がAVN機10のボリューム(不図示)を操作して所望の音量に調整した場合、この音量を基準値とし、音量を低減する出力制御は、この基準値よりも音量を所定量低下させる。また、音量を増加する出力制御は、この基準値よりも音量を所定量増加させる。
図5の[例1]のように、運転モードが自動であって、各乗員が眠っており、覚醒度が低の場合、AVN機10は、図2の対応テーブルを参照し、この運転モードと覚醒度に該当するレコード91から、対応する楽曲種別をCと決定し、出力特性としてスピーカをON、音量を低と決定する。そしてAVN機10は、楽曲サーバ60から楽曲種別がCに該当する楽曲を取得し、当該楽曲を座席FR,FL,RR,RLに対してスピーカ70から出力させると共に、音量を低減する出力制御を行う。
図5の[例2]のように、運転モードが自動であって、座席RR,RLの乗員が会話をしており、覚醒度が高の場合、AVN機10は、図2の対応テーブルを参照し、該当するレコード92から、座席RR,RLに提供する楽曲の楽曲種別をBと決定し、出力特性と
してスピーカをON、音響特性が中音域の低減と決定する。また、[例2]の場合、座席FR,FLの乗員が眠っており、AVN機10は、対応テーブルの該当するレコード91から、座席FR,FLに提供する楽曲の楽曲種別をCと決定し、出力特性としてスピーカをON、音量を低と決定する。
してスピーカをON、音響特性が中音域の低減と決定する。また、[例2]の場合、座席FR,FLの乗員が眠っており、AVN機10は、対応テーブルの該当するレコード91から、座席FR,FLに提供する楽曲の楽曲種別をCと決定し、出力特性としてスピーカをON、音量を低と決定する。
図5の[例3]のように、運転モードが手動であって、座席FRの乗員の覚醒度が高で、会話をしていない場合、AVN機10は、対応テーブルの該当するレコード93から、座席FRに提供する楽曲の楽曲種別をDと決定し、出力特性としてスピーカをONと決定する。また、[例3]の場合、座席FLの乗員の覚醒度が低であり、AVN機10は、対応テーブルの該当するレコード94から、座席FLに提供する楽曲の楽曲種別をAと決定し、出力特性としてスピーカのON、高音域の増加、音量の増加を決定する。更に、[例3]の場合、座席RR,RLの乗員の覚醒度が低であり、AVN機10は、対応テーブルの該当するレコード95から、楽曲の楽曲種別を決定せず、出力特性としてスピーカをOFFと決定する。
また、AVN機10は、運転状態情報として、移行区間に達したか否かを検出し、この移行区間に達したか否かに応じて楽曲種別や出力特性を決定してもよい。
車両が、自動運転区間から手動運転を行う手動運転区間へ走行する経路において、当該経路を示す経路情報に基づいて自動運転を行っている場合に、AVN機10は、自動運転区間と手動運転区間の境界から手前に定めた移行区間に前記車両が達したか否かを示す情報を運転状態情報として取得する。なお、移行区間は、例えば自動運転区間と手動運転区間の境界から所定距離手前の区間であってもよいし、当該経路を走行する速度で所定時間走行した場合に前記境界に到達する地点から当該境界までの区間であってもよい。
このように車両が移行区間に到達した際に、運転者が寝ていた場合、自動運転中であっても手動運転区間に達する前に運転者が覚醒する必要があるため、AVN機10は、運転者が覚醒し易いように、楽曲を決定し、出力制御を行ってもよい。例えば、移行区間情報がYesであって、座席FRの乗員の覚醒度が低であった場合、図2の対応テーブルの該当するレコード96から、楽曲種別をAと決定し、出力特性としてスピーカのON、高音域の増加、音量の増加を決定する。
〈実施形態の作用・効果〉
上述のように、本実施形態の楽曲提供システムは、運転状態情報や乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定し、決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記決定部で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する。
上述のように、本実施形態の楽曲提供システムは、運転状態情報や乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定し、決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記決定部で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する。
これにより、本実施形態の楽曲提供システムは、例えば手動運転中に運転者の覚醒度が低又は中となった場合には、覚醒し易い楽曲を提供し、音量を高めるといった出力制御を行うことにより、運転者の覚醒を促す。一方、自動運転中の場合、運転者が運転を行う必要がないため、覚醒度が低又は中となった場合、眠り易い楽曲を提供することができる。このように本実施形態の楽曲提供システムは、自動運転の場合でも手動運転の場合でも、楽曲を適切に乗員へ提供することができる。
また、楽曲提供システムは、前記車両に前記乗員が複数存在する場合に、乗員状態検出部12が、前記乗員状態情報を乗員毎に検出し、決定部13が、前記乗員毎の前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を前記乗員毎に決定し、出力制御部14が、前記乗員毎の決定に基
づいて、前記乗員が存在するエリア毎に前記制御を行う。
づいて、前記乗員が存在するエリア毎に前記制御を行う。
これにより、楽曲提供システムは、各乗員の状態に応じてそれぞれ適切に楽曲を提供することができる。
また、楽曲提供システムは、前記楽曲を前記決定部13で決定した出力特性で前記スピーカから出力させる出力制御が、前記楽曲を出力するスピーカの選択、音量の調整、音響特性の調整、又は指向性の変更である。
これにより、楽曲提供システムは、運転状態情報や乗員状態情報に応じて適切な出力特性で、楽曲を乗員に提供することができる。
また、楽曲提供システムは、前記車両が、前記自動運転が可能な自動運転区間から手動運転を行う手動運転区間へ走行する経路において、当該経路を示す経路情報に基づいて自動運転を行っている場合に、運転状態取得部11が、前記自動運転区間と前記手動運転区間の境界から手前に定めた移行区間に前記車両が達したか否かを示す情報を運転状態情報として取得し、決定部13が、前記移行区間に応じた楽曲と前記移行区間に応じた出力特性とのうち少なくとも一方を決定し、前記運転状態情報が前記移行区間に達したことを示す場合に、前記出力制御部が、前記決定に基づいて、前記制御を行う。
これにより、楽曲提供システムは、車両が移行区間に到達した際に、運転者が寝ていた場合、自動運転中であっても手動運転区間に達する前に運転者へ覚醒し易い楽曲を提供し、覚醒を促すことができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 :楽曲提供システム
10 :楽曲提供装置(AVN機)
11 :運転状態取得部
12 :乗員状態検出部
13 :決定部
14 :出力制御部
15 :経路設定部
16 :経路案内部
17 :位置情報取得部
18 :楽曲取得部
20、30 :検出装置
50 :自動運転制御コンピュータ
60 :楽曲サーバ
70 :スピーカ
10 :楽曲提供装置(AVN機)
11 :運転状態取得部
12 :乗員状態検出部
13 :決定部
14 :出力制御部
15 :経路設定部
16 :経路案内部
17 :位置情報取得部
18 :楽曲取得部
20、30 :検出装置
50 :自動運転制御コンピュータ
60 :楽曲サーバ
70 :スピーカ
Claims (5)
- 自動運転が可能な車両内で楽曲を提供する楽曲提供システムであって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する運転状態取得部と、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する乗員状態検出部と、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する決定部と、
前記決定部で決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記決定部で決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する出力制御部と、
を備える楽曲提供システム。 - 前記車両に前記乗員が複数存在する場合に、前記乗員状態検出部が、前記乗員状態情報を乗員毎に検出し、
前記決定部が、前記乗員毎の前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を前記乗員毎に決定し、
前記出力制御部が、前記乗員毎の決定に基づいて、前記乗員が存在するエリア毎に前記制御を行う請求項1に記載の楽曲提供システム。 - 前記楽曲を前記決定部で決定した前記出力特性で前記スピーカから出力させる前記制御が、前記楽曲を出力するスピーカの選択、音量の調整、音響特性の調整、又は指向性の変更である請求項1又は2に記載の楽曲提供システム。
- 前記車両が、前記自動運転が可能な自動運転区間から手動運転を行う手動運転区間へ走行する経路において、当該経路を示す経路情報に基づいて自動運転を行っている場合に、前記運転状態取得部が、前記自動運転区間と前記手動運転区間の境界から手前に定めた移行区間に前記車両が達したか否かを示す情報を運転状態情報として取得し、
前記決定部が、前記移行区間に応じた楽曲と前記移行区間に応じた出力特性とのうち少なくとも一方を決定し、
前記運転状態情報が前記移行区間に達したことを示す場合に、前記出力制御部が、前記決定に基づいて、前記制御を行う請求項1〜3の何れか1項に記載の楽曲提供システム。 - 自動運転が可能な車両内で楽曲を提供する楽曲提供方法であって、
前記車両が自動運転中か否かを示す運転状態情報を取得する第一ステップと、
前記車両に乗車している乗員の状態を示す乗員状態情報を検出する第二ステップと、
前記運転状態情報及び前記乗員状態情報に基づいて、前記乗員へ提供する楽曲と前記乗員へ楽曲を提供する際の出力特性とのうち少なくとも一方を決定する第三ステップと、
前記第三ステップで決定した楽曲をスピーカから出力させる制御と前記乗員へ提供する楽曲を前記第三ステップで決定した出力特性でスピーカから出力させる制御とのうち少なくとも一方を実行する第四ステップと、
をコンピュータが実行する楽曲提供方法。
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JP2018010617A JP2019129441A (ja) | 2018-01-25 | 2018-01-25 | 楽曲提供システム及び楽曲提供方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022035024A (ja) * | 2020-08-20 | 2022-03-04 | トヨタ自動車株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
CN115352385A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-11-18 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 汽车的声场调节方法、装置、电子设备及存储介质 |
JP7443870B2 (ja) | 2020-03-24 | 2024-03-06 | ヤマハ株式会社 | 音信号出力方法および音信号出力装置 |
-
2018
- 2018-01-25 JP JP2018010617A patent/JP2019129441A/ja active Pending
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