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JP2019187630A - 洗濯機排水ホースジョイント構造 - Google Patents

洗濯機排水ホースジョイント構造 Download PDF

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JP2019187630A JP2018081480A JP2018081480A JP2019187630A JP 2019187630 A JP2019187630 A JP 2019187630A JP 2018081480 A JP2018081480 A JP 2018081480A JP 2018081480 A JP2018081480 A JP 2018081480A JP 2019187630 A JP2019187630 A JP 2019187630A
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慶太 奥澤
Keita Okuzawa
慶太 奥澤
健次 関
Kenji Seki
健次 関
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Abstract

【課題】排水ホースと排水口とを簡単に接続及び接続解除することができて、洗濯機の排水ホースのホースエンドの寸法が異なる場合でも取り付け可能な洗濯機ホースジョイント構造を提供すること。【解決手段】洗濯機の排水ホースHの先端のホースエンドHEに外嵌される軟質素材で形成された接続管2と、接続管2に外嵌されて接続管2の半径方向内側に締め付け可能な締結部材3と、接続管2に取り付けられるホース側ジョイント部材4と、排水口Dに取り付けられる排水口側ジョイント部材5と、を備え、ホース側ジョイント部材4と、排水口側ジョイント部材5とが着脱自在に接続されることを特徴とする洗濯機排水ホースジョイント構造1。【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機の排水ホースを排水口に接続する洗濯機排水ホースジョイント構造に関する。
洗濯機で生じた排水は、洗濯機に取り付けられた排水ホースから排出される。排水ホースは、建物の床や床に設置された防水パン等に設けられた排水口に接続され、排水は排水口から床下に設けられた排水トラップ等の排水装置を介して下水等へと排出される。一般的に、排水口には排水エルボと呼ばれる排水ホースを接続するための略L字形の管状部材が取り付けられ、排水ホースは、その排水エルボに取り付けられることによって、排水エルボを介して排水口に接続される。排水ホースと排水エルボとは、排水ホースの先端のホースエンドを排水エルボに差し込み、その係合部をホースバンド金具等の締結部材で締め付け固定することによって接続される(例えば、特許文献1参照)。また、排水ホースの先端にホースエンドに代えて専用の接続プラグを取り付け、その接続プラグが着脱可能な排水トラップに一体に形成されたプラグ装着筒を用いて、接続プラグとプラグ装着筒との係脱によって排水ホースと排水トラップとを接続するものもある(特許文献2参照)。
特開2007−146414号公報 特開平11−324052号公報
洗濯機で生じる排水には、洗濯による汚れや細かいゴミ等が含まれ、その汚れやゴミ等が排水口付近で詰まってしまうことがある。詰まりは排水性能の悪化を引き起こし、溢水や洗濯機の動作不良の原因となるため、排水口周りの掃除を行う必要が生じる。そのような掃除等の際には、排水ホースと排水エルボとの接続は解除され、掃除等が終わると再接続される。しかし、特許文献1のようなホースバンド金具で排水ホースのホースエンドと排水エルボとを締結する接続方法の場合、ホースバンド金具の締結方法が分かりにくく、排水ホースと排水エルボとがしっかりと接続されずに排水の漏れが発生したり、また、強く締め付けすぎて排水ホースが破損してしまったり、締め付けが緩くて排水ホースが外れてしまうといった問題があった。特許文献2では、排水ホースの先端にホースエンドに代えて専用の接続プラグを取り付け、その接続プラグが着脱可能な排水トラップと一体に形成されたプラグ装着筒を用いることにより、ホースバンド金具による締結を無くしているが、接続プラグは接着等によって排水ホースに一体的に固定され、また、プラグ装着筒も排水トラップと一体に形成されているため、接続プラグやプラグ装着筒の取り付けや交換が大変である。また、このような接続プラグを排水ホースのホースエンドに対して取り付けることも考えられるが、ホースエンドの寸法は、洗濯機の機種やメーカー等によって同じ寸法規格でも微妙に異なる場合があり、洗濯機を買い替えた場合等に接続不良となる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、排水ホースと排水口とを簡単に接続及び接続解除することができて、洗濯機の排水ホースのホースエンドの寸法が異なる場合でも取り付け可能な洗濯機排水ホースジョイント構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る洗濯機排水ホースジョイント構造は、洗濯機の排水ホースの先端のホースエンドに外嵌される軟質素材で形成された接続管と、接続管に外嵌されて接続管の半径方向内側に締め付け可能な締結部材と、接続管に取り付けられるホース側ジョイント部材と、排水口に取り付けられる排水口側ジョイント部材と、を備え、ホース側ジョイント部材と、排水口側ジョイント部材とが着脱自在に接続されることを特徴とする。
さらに、ホースエンドに内嵌される硬質素材で形成されたホースインナーを備えることを特徴とする。
さらに、ホース側ジョイント部材が係止爪を備え、排水口側ジョイント部材が係止爪と係合する係合部を備えることを特徴とする。
または、ホース側ジョイント部材が接続管に対して回転自在に取り付けられ、ホース側ジョイント部材が第1ねじ部を備え、排水口側ジョイント部材が第1ねじ部に螺合する第2ねじ部を備えることを特徴とする。
さらに、接続管が外周部に取付溝を備え、ホース側ジョイント部材が内周部に取付溝に係合する突起部を備えることを特徴とする。
本発明に係る洗濯機排水ホースジョイント構造によると、洗濯機の排水ホースの先端のホースエンドに外嵌される接続管が軟質素材で形成されているので、洗濯機の機種やメーカー等によってホースエンドの寸法が微妙に異なる場合でも、接続管をホースエンドに外嵌することができる。接続管に外嵌されて接続管の半径方向内側に締め付け可能な締結部材を備えているので、接続管をホースエンドにしっかりと締結することができる。また、接続管が軟質素材のため、締結部からの排水の漏れを防ぐことができる。そして、ホース側ジョイント部材は接続管に取り付けられるので、ホース側ジョイント部材は接続管を介してホースエンドに取り付けられることになり、ホースエンドの寸法が微妙に異なる場合でも、ホース側ジョイント部材をホースエンドに取り付けることができる。ホース側ジョイント部材は、排水口に取り付けられる排水口側ジョイント部材と着脱自在に接続されるため、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材との着脱によって、簡単に洗濯機の排水ホースと排水口との接続及び接続解除を行うことができる。
さらに、ホースエンドに内嵌される硬質素材で形成されたホースインナーを備えるため、ホースエンドが軟質素材で形成されている場合でも、ホースエンドにホースインナーを内嵌させることによって、接続管をホースエンドに締結することができる。
さらに、ホース側ジョイント部材が係止爪を備え、排水口側ジョイント部材が係止爪と係合する係合部を備えるため、ホース側ジョイント部材の係止爪を排水口側ジョイント部材の係合部に係合させることによって、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とを接続し、係止爪と係合部との係合を解除させることでホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材との接続を解除することができる。
または、ホース側ジョイント部材が接続管に対して回転自在に取り付けられ、ホース側ジョイント部材が第1ねじ部を備え、排水口側ジョイント部材が第1ねじ部に螺合する第2ねじ部を備えるため、ホース側ジョイント部材を接続管に対して回転させて、ホース側ジョイント部材の第1ねじ部を排水口側ジョイント部材の第2ねじ部に螺合させることで、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とを接続し、また、それとは逆方向にホース側ジョイント部材を回転させることで、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材との接続を解除することができる。
さらに、接続管が外周部に取付溝を備え、ホース側ジョイント部材が内周部に取付溝に係合する突起部を備えるため、接続管の取付溝にホース側ジョイント部材の突起部を係合させることによって、接続管にホース側ジョイント部材を取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とが接続前の組立断面側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材との接続時の組立断面側面図である。(a)は、接続途中の図である。(b)は、接続後の図である。 本発明の第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とが接続前の組立断面側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材との接続時の組立断面側面図である。(a)は、接続途中の図である。(b)は、接続後の図である。 本発明の第3の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造の組立断面側面図である。(a)は、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とが接続前の図である。(b)は、ホース側ジョイント部材と排水口側ジョイント部材とが接続後の図である。
本発明に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のいくつかの実施形態について、以下、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1について、図1から図3を参照しながら説明する。洗濯機排水ホースジョイント構造1は、図1に示すように、接続管2と、締結部材3と、ホース側ジョイント部材4と、排水口側ジョイント部材5と、を有する。
図2に示すように、接続管2は、洗濯機の排水ホースHの先端のホースエンドHEに取り付けられて、締結部材3によって締め付け固定され、ホース側ジョイント部材4は接続管2に取り付けられることによって、接続管2を介してホースエンドHEに取り付けられる。また、排水口側ジョイント部材5は、排水口Dに取り付けられるが、本実施形態では、排水口側ジョイント部材5は排水エルボ6に取り付けられて締結部材7によって締め付け固定され、排水エルボ6が排水口Dに取り付けられることによって、排水口側ジョイント部材5は排水エルボ6を介して排水口Dに取り付けられる。
洗濯機の排水ホースHは、通常、曲げたり取り回しがしやすいように蛇腹構造となっている。ホースエンドHEは、その排水ホースHの先端に取り付けられている管状部材であり、蛇腹構造ではなく略円筒状となっている。排水口Dは、建物の床や床に設置された防水パン等に設けられた開口部であり、床下に設置されている排水を行うための排水装置、例えば排水トラップ等に接続している。
接続管2は、軟質素材で形成された管状部材である。ここでいう軟質素材とは、力を加えることにより変形可能であるが、力を取り除くと元の形状に戻るような素材である。例えば、エラストマーやシリコンを含むゴム等である。本実施形態では、図1及び図2に示すように、接続管2の軸方向一端側は小径部21で、軸方向中間部で外径及び内径が拡大し、そこから軸方向他端側が大径部22となっている。小径部21の内径はホースエンドHEの外径と略等しい大きさとなっており、接続管2がホースエンドHEに外嵌される際は小径部21側から外嵌される。
締結部材3は、接続管2の小径部21に外嵌されて、接続管2の半径方向内側に締め付け可能な部材である。本実施形態では、図1及び図2に示すように、締結部材3として、ホースバンド金具を用いている。このホースバンド金具は、帯状のバンドが環状に形成されており、ボルトを締め付けるとバンドの環の径が縮小し、ボルトを緩めるとバンドの環の径が拡大するように構成されているものである。ホースバンド金具のボルトを緩めてバンドの環の径を拡大して接続管2の小径部21にバンドの環を外嵌し、それからボルトを締め付けるとバンドの環の径が縮小して、接続管2の小径部21を半径方向内側に締め付けることができるようになっている。図1及び図2では、ボルトの頭部にドライバー用の溝が設けられ、ドライバーによってボルトの締緩を行うホースバンド金具の例を示しているが、ボルトの頭部に取っ手が設けられた蝶ボルトを用いて、ドライバー等の工具を必要とせず手でボルトの締緩を行うホースバンド金具を用いてもよい。また、帯状のバンドではなく、針金等のワイヤーバンドでもよい。また、ボルトによって締め付けるのではなく、弾性を有するばね部材を環状に形成し、ばね部材自身の弾性力によって半径方向内側に締め付けるようなクリップタイプのものでもよい。また、結束バンドを用いてもよい。締結部材3は、接続管2に外嵌可能で接続管2の半径方向内側に締め付け可能であればなんでもよい。
接続管2の小径部21側からホースエンドHEを接続管2に差し込んで、接続管2をホースエンドHEに外嵌し、さらに、接続管2の小径部21に外嵌された締結部材3で接続管2の半径方向内側に締め付けて、接続管2の小径部21とホースエンドHEとを固定することによって、接続管2はホースエンドHEに取り付けられる。
ホースエンドHEが硬質素材で形成されている場合は、締結部材3の締め付けによってホースエンドHEは変形しないため、締結部材3の締め付けによって接続管2はホースエンドHEに対して締め付け固定される。しかし、ホースエンドHEが軟質素材で形成されている場合は、締結部材3の締め付けによってホースエンドHEが変形してしまうため、接続管2とホースエンドHEとを締結部材3で締め付け固定することは困難である。そこで、ホースインナー8を用いる。
ホースインナー8は、硬質素材で形成された管状部材であり、ホースエンドHEに内嵌される。軟質素材で形成されたホースエンドHEにホースインナー8を内嵌した後に、接続管2をホースエンドHEに外嵌して締結部材3で締め付けると、接続管2及びホースエンドHEは共に軟質素材であるため、締結部材3の締め付け方向に変形しようとするが、ホースインナー8は硬質素材で形成されており、締結部材3の締め付けによって変形しないため、接続管2及びホースエンドHEはホースインナー8に対して締め付け固定される。このように、ホースエンドHEが硬質素材及び軟質素材のどちらで形成されていても接続管2をホースエンドHEに取り付けることができる。
また、接続管2は軟質素材で形成されており、締結部材3の締め付けでホースエンドHEに固定するため、ホースエンドHEの寸法が多少異なる場合でも、接続管2をホースエンドHEに取り付けることができる。例えば、ホースエンドHEの外径が接続管2の小径部21の内径よりも大きい場合、接続管2の小径部21の径を大きくする方向に伸ばすように変形させてホースエンドHEを差し込めばよい。
ホース側ジョイント部材4は、硬質素材で形成された管状部材であり、筒部41と、係止爪43とを有する。本実施形態では、筒部41は略円筒状で、図2に示すように、筒部41の軸方向一端側が、接続管2の大径部22に内嵌される。そして、接続管2の大径部22に外嵌された締結部材9で接続管2の半径方向内側に締め付けて、接続管2の大径部22と内嵌した筒部41とを固定することによって、ホース側ジョイント部材4は接続管2に取り付けられる。締結部材9は、締結部材3と同様に、接続管2の半径方向内側に締め付け可能であればなんでもよいが、図1及び図2では結束バンドを用いた例を示している。
また、筒部41の軸方向一端側を接続管2の大径部22に内嵌して固定するときの筒部41の外周部と接続管2の内周部との接触面に、互いに嵌合するような凹凸を設けてもよい。本実施形態では、図1及び図2に示すように、筒部41の外周部に円周方向に沿った環状の凸部42を設け、接続管2の大径部22の内周部に凸部42と嵌合する円周方向に沿った環状の凹部23を設けた例を示している。凸部42と凹部23との嵌合により、固定した接続管2とホース側ジョイント部材4とを外れにくくすることができる。また、凸部42及び凹部23の位置を、図2に示すように、接続管2を締結部材9で筒部41に締め付け固定する際の、締結部材9によって締め付けられる位置に設けることによって、固定した接続管2とホース側ジョイント部材4とをより強固に外れにくくすることができる。
また、筒部41の軸方向一端側の内径はホースエンドHEの外径よりもやや大きく、図2に示すように、接続管2をホースエンドHEに取り付けた際に、ホースエンドHEの先端部が筒部41の軸方向一端側に内嵌されるようになっている。
筒部41の軸方向の長さは、接続管2の大径部22の軸方向の長さよりも長くなっているため、接続管2の大径部22に内嵌した時に、筒部41の軸方向他端側は接続管2から露出するようになっている。この筒部41の接続管2から露出した軸方向他端側の端部の外周部に係止爪43が設けられている。
係止爪43は、筒部41の外周部に2つ設けられている。2つの係止爪43は、筒部41の中心の軸を対称軸として略対称となっている。係止爪43は、それぞればね部44と、レバー部45と、爪部46と、滑り止め部47とを有する。爪部46及び滑り止め部47はレバー部45に設けられ、レバー部45はばね部44を介して筒部41に弾設されている。
ばね部44は、略円弧板状の部位であり、その湾曲した内側面が筒部41の軸方向他端側(接続管2に内嵌される端部と反対側)に向くように設けられており、レバー部45の長手方向中間部と、筒部41の軸方向他端側の外周部とを接続する。
レバー部45は、長手方向一端側に爪部46が、長手方向他端側に滑り止め部47が設けられた板状部位であり、レバー部45の長手方向と筒部41の軸方向とが略同一平面となるようにして、爪部46を有する長手方向一端側が、筒部41の接続管2から露出した端部の先端側となるように設けられている。また、レバー部45の長手方向一端側が長手方向他端側よりもやや筒部41側に寄るように傾斜させて設けられている。
爪部46は、レバー部45の内側面(筒部41に面する側の面)から突出した部位であり、レバー部45の長手方向一端側の先端から長手方向他端側に向かって傾斜をつけて徐々に突出するような傾斜面461と、傾斜面461の頂辺からレバー部45の内側面に向かって筒部41の軸方向に略垂直に延出する垂直面462とを有する。
滑り止め部47は、レバー部45の長手方向他端側の外側面に設けられており、レバー部45を指でつまむ際に滑りにくくするための部位である。本実施形態では、図1及び図2に示すように、滑り止め部47として、レバー部45の短手方向に沿って半円柱状に突出した突起をレバー部45の長手方向他端側の外側面の2か所に設けた例を示している。滑り止め部47は、滑り止めの機能を果たせばなんでもよい。例えば、レバー部45の外側面に半球状の突起を複数設ける、メッシュ状の凹凸を形成する等でもよい。
レバー部45の長手方向他端側を内側(筒部41側)に押し込むと、レバー部45の長手方向中間部に固定されたばね部44を支点として、レバー部45の長手方向一端側が外側に引き上げられる。この状態において、ばね部44は、ばね部44の円弧が反ったような形に変形するが、ばね部44は弾性を有し、元の形状に戻ろうとする復元力が働く。従って、レバー部45の長手方向他端側の内側への押し込みを解放すると、ばね部44の復元力によってレバー部45は元の位置に戻る。このように、レバー部45の長手方向他端側を内側へ押し込むことで、レバー部45の長手方向一端側に設けられた爪部46が外側に引き上げられて、係止爪43は開状態となり、レバー部45の押し込みを解放することで、レバー部45の爪部46が元の位置に戻って、係止爪43は閉状態となる、というように、レバー部45の長手方向他端側の押し込みと押し込みの解放によって係止爪43が開閉するように構成されている。
本実施形態では、ばね部44は略円弧板状の部位でその湾曲した内側面が筒部41の軸方向他端側に向くように設けられているが、レバー部45の長手方向他端側を内側へ押し込むことによって、レバー部45の長手方向一端側の爪部46が外側へ引き上げられ、レバー部45の押し込みを解放した時にレバー部45の位置が元に戻るように構成されていればなんでもよい。例えば、本実施形態とは逆向きに略円弧板状の湾曲した内側面を筒部41の軸方向一端側に向くように設けてもよいし、また、ねじりコイルばね等を用いるようにしてもよい。また、レバー部45の長手方向一端側がやや筒部41側に寄るように傾斜をつけて設けたが、これによって、レバー部45の長手方向他端側を押し込むときの押し込み代を大きくして爪部46の開閉状態の差を大きくできる。爪部46の開閉差を必要なだけ確保できればレバー部45は傾斜させなくてもよい。
排水口側ジョイント部材5は、硬質素材で形成された管状部材であり、筒部51と、鍔部(係合部)52と、環状溝53とを有する。
筒部51は、略円筒状で、筒部51の軸方向中間部には、筒部51の外周部から筒部51の半径方向外側に向かって張り出すように延出した鍔部52が設けられている。鍔部52の外縁は筒部51の断面中心と同心の略円形となっている。そして、筒部51の軸方向一端側の外周部には、円周方向に沿った環状溝53が設けられている。
環状溝53には、止水用部材54が取り付けられる。本実施形態では、止水用部材54として、ゴム等の軟質素材で形成された断面略円形の環状部材である、いわゆるOリングを用いている。図3(b)に示すように、ホース側ジョイント部材4と、排水口側ジョイント部材5との接続時に、排水口側ジョイント部材5の筒部51の軸方向一端側は、ホース側ジョイント部材4の筒部41の軸方向他端側に内嵌されるようになっている。その際、環状溝53に取り付けられた止水用部材54は、環状溝53と筒部41の軸方向他端側の内周部とによって押圧されるようにして、環状溝53と筒部41の内周部とにそれぞれ当接して、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5との接続部の排水口側ジョイント部材5側からの排水の外部への漏れを防ぐ。
排水エルボ6は、エラストマーや、シリコンを含むゴム全般、また、ポリエチレン、ポリプロピレン等の軟質素材で形成された管状部材であり、軸方向中間部で屈曲した略L字形状となっている。排水エルボ6の軸方向一端側には排水口側ジョイント部材5が取り付けられ、軸方向他端側は排水口Dに取り付けられる。
排水エルボ6の軸方向一端側に、排水口側ジョイント部材5の筒部51の軸方向他端側が内嵌されて、排水エルボ6の軸方向一端側に外嵌された締結部材7で排水エルボ6の半径方向内側に締め付けて、排水エルボ6と内嵌した筒部51とを固定することによって、排水口側ジョイント部材5は排水エルボ6に取り付けられる。締結部材7は、締結部材3と同様に、管状部材を半径方向内側に締め付け可能であればなんでもよい。ここでは締結部材3と同様に、ホースバンド金具を用いている。
本実施形態では、排水エルボ6を介して排水口側ジョイント部材5を排水口Dに接続しており、例えば、排水口Dに既に排水エルボが取り付けられている場合でも、その排水エルボが軟質素材で形成されている場合には、その排水エルボを排水エルボ6として用いて、排水口側ジョイント部材5を取り付けて締結部材7によって締結することで排水口側ジョイント部材5を排水口Dに接続できる。また、略L字形の排水エルボ6を用いているが、略L字形でなくても直管状のもの等、排水口側ジョイント部材5を取り付けることができればよい。また、排水エルボ6を用いずに、排水口側ジョイント部材5を排水口Dに直接取り付けるように構成してもよい。その場合、排水口側ジョイント部材5の筒部51の軸方向中間部を排水エルボ6と同様に略L字形状に屈曲させるように形成してもよい。
以上のように、ホースエンドHEには接続管2を介してホース側ジョイント部材4が取り付けられ、排水口Dには排水エルボ6を介して排水口側ジョイント部材5が取り付けられる。そして、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5とが接続されることによって排水ホースHが排水口Dに接続される。
ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5とを接続する際は、排水口側ジョイント部材5の筒部51の軸方向一端側に、ホース側ジョイント部材4の筒部41の軸方向他端側を外嵌するように位置合わせして、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へ押し込む。すると、排水口側ジョイント部材5の筒部51にホース側ジョイント部材4の筒部41が外嵌されていくが、その途中で、図3(a)に示すように、ホース側ジョイント部材4の係止爪43の爪部46が、排水口側ジョイント部材5の鍔部52の外縁部に当接する。この時、本実施形態では、爪部46に傾斜面461を設けており、この傾斜面461が鍔部52の外縁部に当接するようになっているため、この状態でホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へ押し込む方向に力を加えると、鍔部52によって爪部46の傾斜面461に力が加えられて、レバー部45の爪部46を有する長手方向一端側が外側に開き、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へさらに押し込むことができる。そして、係止爪43の爪部46が鍔部52を乗り越えるまでホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へ押し込むと、鍔部52によって長手方向一端側が外側に開いていたレバー部45は、ばね部44の復元力によって元の位置に戻ろうとして、図3(b)に示すように、爪部46が鍔部52に係止される。このとき、爪部46の垂直面462が鍔部52に係止されるが、垂直面462は筒部41の軸方向に略垂直であり、また、鍔部52は筒部51の半径方向に延出しており、垂直面462と鍔部52とは略平行となるため、垂直面462は鍔部52に係止されて、ホース側ジョイント部材4を排水口側ジョイント部材5から引き離す方向に力を加えるだけでは引き離すことができないようになっている。このようにして、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5とが接続される。
また、接続を解除する際は、ホース側ジョイント部材4の筒部41の中心の軸を対称軸とした略対称に設けられている2つの係止爪43のレバー部45の長手方向他端側を2つとも内側へ押し込んで、レバー部45の長手方向一端側の爪部46を外側に開くことで鍔部52と爪部46との係合を解除し、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側から引き離すようにすることで、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5との接続が解除される。
このように、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5とを接続するときは、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へ押し込むだけで接続することができ、接続を解除するときは、レバー部45の長手方向他端側を内側へ手でつまんで押し込み、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側から引き離すことで接続を解除することができるため、ワンタッチで簡単に接続及び接続解除することができる。
本実施形態では、係止爪43の爪部46に傾斜面461を設けて、ホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側に押し込むだけでホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5とを接続できるようにしているが、接続する際も、接続を解除する際と同様にレバー部45の長手方向他端側を内側に押し込んで爪部46を開いた状態にして、それからホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5側へ押し込んだ後、レバー部45の長手方向他端側の内側への押し込みを解放して、爪部46を鍔部52に係止させることによって接続するようにしてもよい。その場合は、爪部46に傾斜面461を設ける必要はなく、例えば、爪部46は断面略矩形等でもよい。
また、ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5との接続時において、図3(b)に示すように、ホースエンドHEと軟質素材である接続管2とが締結部材3によって締結されており、この締結部で接続管2が止水用部材の働きをする。また、接続管2とホース側ジョイント部材4とが締結部材9によって締結されており、この締結部においても接続管2が止水用部材の働きをする。ホース側ジョイント部材4と排水口側ジョイント部材5との接続部には止水用部材54が設けられている。また、排水口側ジョイント部材5と軟質素材である排水エルボ6とが締結部材7で締結されており、この締結部において排水エルボ6が止水用部材の働きをする。従って、ホースエンドHEから排水口Dまで内部を流れる排水が外部へ漏れることが無いようになっている。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1bについて、図4及び図5を参照しながら説明する。洗濯機排水ホースジョイント構造1bは、図4に示すように、接続管2bと、締結部材3と、ホース側ジョイント部材4bと、排水口側ジョイント部材5bとを有する。
洗濯機の排水ホースHの先端のホースエンドHEに軟質素材で形成された接続管2bが外嵌されて締結部材3によって締め付け固定され、硬質素材で形成されたホース側ジョイント部材4bが、接続管2bに取り付けられることで接続管2bを介してホースエンドHEに取り付けられること、また、ホースエンドHEが軟質素材で形成されている場合には硬質素材で形成されたホースインナー8をホースエンドHEに内嵌させること、そして、硬質素材で形成された排水口側ジョイント部材5bが、排水口Dに取り付けられた軟質素材で形成された排水エルボ6に内嵌されて締結部材7によって締め付け固定されることで排水エルボ6に取り付けられることは、第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1と同様である。
第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1bでは、第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1とは異なり、接続管2bとホース側ジョイント部材4bとが、締結部材を用いずに、接続管2bの外周部に設けられた取付溝25bと、ホース側ジョイント部材4bの内周部に設けられた突起部48bとが嵌合することによって取り付けられる。また、ホース側ジョイント部材4bの係止爪43bと係合する排水口側ジョイント部材5bの係合部が、鍔部ではなく、係合孔55bとなっている。以下では主にこれらの第1の実施形態と異なる部分について説明する。
図4に示すように、接続管2bは略円筒状で、軸方向一端側から軸方向他端側まで内径は略等しくなっている。そして、接続管2bの外周部の軸方向中間部に円周方向に沿った環状の取付溝25bが設けられている。また、接続管2bの軸方向他端側の端部の外周部に円周方向に沿った環状の凸部26bが設けられている。接続管2bは、接続管2bの軸方向一端側からホースエンドHEに外嵌させて取り付け、接続管2bの軸方向他端側の端部はホースエンドHEよりもやや突出するようになっている。
ホース側ジョイント部材4bは、略円筒状の筒部41bの外周部に、筒部41bの中心の軸を対称軸として略対称になるように2つの係止爪43bが設けられているが、筒部41bの軸方向一端側の内周部には、筒部41bの内周部から半径方向内側に向かって突出した接続管2bの取付溝25bと係合する突起部48bが設けられている。ホース側ジョイント部材4bは、筒部41bの軸方向一端側から接続管2bに外嵌させて、接続管2bの取付溝25bに、ホース側ジョイント部材4bの突起部48bを嵌合させることによって、接続管2bに取り付けられる。本実施形態では、取付溝25b及び突起部48bは環状としているが、環状でなくても嵌合によってホース側ジョイント部材4bと接続管2bとを取り付けることができればよい。
また、係止爪43bは、それぞればね部44bと、レバー部45bと、爪部46bと、滑り止め部47bとを有し、爪部46b及び滑り止め部47bはレバー部45bに設けられ、レバー部45bはばね部44bを介して筒部41bに弾設されているが、図4に示すように、略円弧板状の部位であるばね部44bは、湾曲した内側面が筒部41bの軸方向一端側を向くようにして、筒部41bの軸方向他端側の端部に設けられている。そして板状の部位であるレバー部45bは、ばね部44bの端辺から筒部41bの軸方向一端側に向かって延出するように設けられており、ばね部44bに接続する長手方向一端側より長手方向他端側の方が筒部41bの半径方向外側になるように傾斜して設けられている。爪部46bは、レバー部45bの長手方向中間部の筒部41bに対しての外側の面に設けられ、筒部41bの軸方向他端側に傾斜面461bと、筒部41bの軸方向一端側に垂直面462bとを有する。滑り止め部47bはレバー部45bの長手方向他端側の外側の面に設けられている。レバー部45bは、長手方向他端側を内側(筒部41b側)に押し込むと、ばね部44bを支点として、レバー部45b全体が筒部41b側へ近づき、押し込みを解放するとばね部44bによって元の位置に戻るようになっている。
排水口側ジョイント部材5bは、略円筒状の筒部51bの軸方向中間部の外周部に、筒部51bの軸方向一端側に向かって開口する椀部56bが設けられている。椀部56bは、底部561bと、外壁部562bと、内壁部563bとを有する。底部561bは、筒部51bの軸方向中間部の外周部から、筒部51bの半径方向外側に向かって張り出すように延出した部位で、底部561bの外縁は筒部51bの断面中心と同心の略円形となっている。外壁部562bは、底部561bの外縁から筒部51bの軸方向一端側に向かって底部561bを囲むように延出した環状の壁部である。内壁部563bは、外壁部562bよりも内側で、底部561bから筒部51bの軸方向一端側に向かって延出した環状の壁部である。筒部51bと外壁部562bと内壁部563bとは略同軸上にある。外壁部562bの端部は、筒部51bの軸方向一端側の端部よりも突出しており、内壁部563bの端部は筒部51bの軸方向一端側の端部と略同じ位置となっている。また、内壁部563bには、ホース側ジョイント部材4bの筒部41bの軸方向他端側が外嵌できるようになっている。そして、外壁部562bには、筒部51bの軸方向と略垂直な方向に外壁部562bを貫通する係合孔55bが設けられている。係合孔55bは、係止爪43bの爪部46bの位置と対応するように、筒部51bの中心の軸を対称軸とした略対称な位置に設けられている。
ホース側ジョイント部材4bと、排水口側ジョイント部材5bとを接続する際は、ホース側ジョイント部材4bの軸方向他端側の端部を、排水口側ジョイント部材5bの軸方向一端側の端部へと接近させる。その際、ホース側ジョイント部材4bには、筒部41bの外周部にばね部44bを介して軸方向他端側の端部から軸方向一端側に向かって半径方向外側に傾斜したレバー部45bを有する係止爪43bが設けられており、排水口側ジョイント部材5bには、軸方向一端側に筒部51bよりも突出した外壁部562bを有する椀部56bが設けられているので、まず、ホース側ジョイント部材4bの軸方向他端側の端部が、排水口側ジョイント部材5bの椀部56bに嵌入される。そして、ホース側ジョイント部材4b側を排水口側ジョイント部材5b側へ押し込んでいくと、レバー部45bが傾斜して設けられているため、レバー部45bが椀部56bの外壁部562bの縁辺に当接する。レバー部45bはばね部44bによって弾性的に設けられているため、外壁部562bによってレバー部45bがばね部44bを支点として筒部41b側へ押し込まれるので、そのままホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5b側へ押し込むことができる。また、図5(a)に示すように、レバー部45bの長手方向中間部に設けた爪部46bが外壁部562bの縁辺に当接する時が来るが、爪部46bの傾斜面461bが当接するので、同様に、そのままホース側ジョイント部材4側を排水口側ジョイント部材5b側へ押し込むことができる。そして、爪部46bが外壁部562bに設けられた係合孔55bの位置に来ると、外壁部562bによって内側に押し込まれているレバー部45bが、ばね部44bの復元力により元の位置に戻ろうとするので、爪部46bが係合孔55bに係合する。このようにして、ホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとは接続される。この状態でホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとを引き離す方向に力を加えても、図5(b)に示すように、爪部46bの軸方向一端側の垂直面462bが、筒部51bの軸方向に略垂直に貫通する係合孔55bに係止される。
また、ホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとの接続時には、図5(b)に示すように、ホース側ジョイント部材4bの筒部41bの軸方向他端側が、排水口側ジョイント部材5bの椀部56bの内壁部563bに外嵌され、また、接続管2bの軸方向他端側が、筒部51bの軸方向一端側に外嵌されるようになっているが、接続する際は、係止爪43bが椀部56bの外壁部562bに当接しながら接続されるので、位置合わせ等をする必要はない。接続管2bの軸方向他端側は、筒部51bと内壁部563bとによって形成された環状の溝に嵌入された形になっており、接続管2bの軸方向他端側の端部に設けられた凸部26bが内壁部563bの内周面に当接し、接続管2bの軸方向他端側の端部の内周面が筒部51bの軸方向一端側の外周面に当接し、また、接続管2bは軟質素材で形成されているため、この接続部から内部の排水が外部へ漏れることを防ぐ。
ホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとの接続を解除する際は、レバー部45bの長手方向他端側を内側に押し込むことによって、爪部46bと係合孔55bとの係合を解除して、ホース側ジョイント部材4bを排水口側ジョイント部材5bから引き離すようにすると接続を解除できる。
従って、第2の実施形態においても、ホース側ジョイント部材4b側を排水口側ジョイント部材5b側へ押し込むだけでホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとを接続することができ、係止爪43bのレバー部45bの長手方向他端側を内側に押し込んで、ホース側ジョイント部材4b側を排水口側ジョイント部材5b側から引き離すようにするだけで、ホース側ジョイント部材4bと排水口側ジョイント部材5bとを接続解除することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1cについて、図6を参照しながら説明する。洗濯機排水ホースジョイント構造1cは、図6(a)に示すように、接続管2cと、締結部材3と、ホース側ジョイント部材4cと、排水口側ジョイント部材5cとを有する。
洗濯機の排水ホースHの先端のホースエンドHEに軟質素材で形成された接続管2
cが外嵌されて締結部材3によって締め付け固定され、硬質素材で形成されたホース側ジョイント部材4cが、接続管2cに取り付けられることで接続管2cを介してホースエンドHEに取り付けられること、また、ホースエンドHEが軟質素材で形成されている場合には硬質素材で形成されたホースインナー8をホースエンドHEに内嵌させること、そして、硬質素材で形成された排水口側ジョイント部材5cが、排水口Dに取り付けられた軟質素材で形成された排水エルボ6に内嵌されて締結部材7によって締め付け固定されることで排水エルボ6に取り付けられることは、第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1及び第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1bと同様である。
第3の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1cでは、第1の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1及び第2の実施形態に係る洗濯機排水ホースジョイント構造1bとは異なり、ホース側ジョイント部材4cに雌ねじ部(第1ねじ部)49cが設けられ、排水口側ジョイント部材5cに雄ねじ部(第2ねじ部)57cが設けられ、ホース側ジョイント部材4cと排水口側ジョイント部材5cとは、係止爪と係合部によってではなく、雌ねじ部49cと雄ねじ部57cとの螺合によって接続される。以下では主にこの第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる部分について説明する。
図6(a)に示すように、接続管2cは、略円筒状で、軸方向一端側から軸方向他端側まで内径は略等しくなっている。そして、接続管2cの外周部の軸方向中間部に円周方向に沿った環状の取付溝25cが設けられている。また、接続管2cの外周部から接続管2cの半径方向外側に向かって張り出すように延出した突部27cが設けられており、突部27cの外縁は接続管2cの断面中心と同心の略円形となっている。取付溝25cの接続管2cの軸方向他端側の側壁は、突部27cによって構成されている。また、接続管2cの突部27cより軸方向他端側は、接続管2cの軸方向他端側に向かって徐々に外径が縮小するテーパー状のテーパー凸部28cとなっている。接続管2cは軸方向一端側からホースエンドHEに外嵌されて取り付けられる。
ホース側ジョイント部材4cは、略円筒状の筒部41cの軸方向一端側に、筒部41cの内周部から半径方向内側に向かって突出した接続管2cの取付溝25cと係合する突起部48cが設けられている。突起部48cの突出端は略円形で、取付溝25cの底壁部分の接続管2cの直径よりも、突起部48cの突出端が形成する円の直径の方がやや大きくなっている。ホース側ジョイント部材4cは、筒部41cの軸方向一端側から接続管2cに外嵌させて、接続管2cの取付溝25cに、ホース側ジョイント部材4cの突起部48cを嵌合させることによって、接続管2cに取り付けられる。この時、ホース側ジョイント部材4cの突起部48cの突出端が形成する円の直径は、取付溝25cの底壁部分の接続管2cの直径よりもやや大きくなっているため、ホース側ジョイント部材4cは接続管2cに対して円周方向に回転自在となっている。また、筒部41cの内周部には筒部41cの軸方向他端側の端部まで第1ねじ部として雌ねじ部49cが設けられている。
排水口側ジョイント部材5cは、略円筒状の筒部51cの軸方向中間部から軸方向一端側の端部までが、軸方向一端側に向かって徐々に内径が拡大するテーパー状のテーパー凹部511cとなっている。そして、筒部51cの軸方向一端側の端部のテーパー凹部511cの縁辺から、外筒部58cが、筒部51cの軸方向他端側に向かって軸方向と略平行に延出するように設けられ、外筒部58cの外周部に第2ねじ部として雄ねじ部57cが設けられている。
ホース側ジョイント部材4cと、排水口側ジョイント部材5cとを接続する際は、ホース側ジョイント部材4cの筒部41cの軸方向他端側を、排水口側ジョイント部材5cの軸方向一端側の外筒部58cに外嵌させるようにして、ホース側ジョイント部材4cと排水口側ジョイント部材5cとを接近させる。そして、ホース側ジョイント部材4cは接続管2cに対して円周方向に回転自在となっているので、ホース側ジョイント部材4cを回転させると、排水口側ジョイント部材5cは排水エルボ6に固定されているので、ホース側ジョイント部材4cの雌ねじ部49cが排水口側ジョイント部材5cの雄ねじ部57cに螺合されて、図6(b)に示すように、ホース側ジョイント部材4cと排水口側ジョイント部材5cとが接続される。また、この時、ホースエンドHEの先端部が、排水口側ジョイント部材5cの筒部51cの軸方向一端側に嵌入されて、ホースエンドHEに外嵌された接続管2cのテーパー凸部28cと、排水口側ジョイント部材5cのテーパー凹部511cとが当接して係合するようになっている。接続管2cは軟質素材であるため、テーパー凸部28cとテーパー凹部511cとの係合部から排水が外部へ漏れることを防ぐ。
ホース側ジョイント部材4cと、排水口側ジョイント部材5cとの接続を解除する際は、接続する際と逆方向にホース側ジョイント部材4cを回転させることによって、ホース側ジョイント部材4cの雌ねじ部49cと排水口側ジョイント部材5cの雄ねじ部57cとの螺合が解除されて、ホース側ジョイント部材4cと排水口側ジョイント部材5cとの接続を解除することができる。
このように、第3の実施形態では、ホース側ジョイント部材4cを回転させるだけで、ホース側ジョイント部材4cと排水口側ジョイント部材5cとを接続及び接続解除することができる。
上記はあくまで本発明に係る洗濯機排水ホースジョイント構造のいくつかの実施形態を例として示したものであるため、本発明の思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1、1b、1c 洗濯機排水ホースジョイント構造
2、2b、2c 接続管
25b、25c 取付溝
3 締結部材
4、4b、4c ホース側ジョイント部材
43、43b 係止爪
48b、48c 突起部
49c 雌ねじ部(第1ねじ部)
5、5b、5c 排水口側ジョイント部材
52 鍔部(係合部)
55b 係合孔(係合部)
57c 雄ねじ部(第2ねじ部)
8 ホースインナー
H 排水ホース
HE ホースエンド
D 排水口

Claims (5)

  1. 洗濯機の排水ホースの先端のホースエンドに外嵌される軟質素材で形成された接続管と、
    前記接続管に外嵌されて前記接続管の半径方向内側に締め付け可能な締結部材と、
    前記接続管に取り付けられるホース側ジョイント部材と、
    排水口に取り付けられる排水口側ジョイント部材と、
    を備え、
    前記ホース側ジョイント部材と、前記排水口側ジョイント部材とが着脱自在に接続されることを特徴とする洗濯機排水ホースジョイント構造。
  2. 前記ホースエンドに内嵌される硬質素材で形成されたホースインナーを備えることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機排水ホースジョイント構造。
  3. 前記ホース側ジョイント部材が係止爪を備え、
    前記排水口側ジョイント部材が前記係止爪と係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機排水ホースジョイント構造。
  4. 前記ホース側ジョイント部材が前記接続管に対して回転自在に取り付けられ、
    前記ホース側ジョイント部材が第1ねじ部を備え、
    前記排水口側ジョイント部材が前記第1ねじ部に螺合する第2ねじ部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機排水ホースジョイント構造。
  5. 前記接続管が外周部に取付溝を備え、
    前記ホース側ジョイント部材が内周部に前記取付溝に係合する突起部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機排水ホースジョイント構造。
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