JP2019168398A - 計量システム及び組合せ計量装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる計量システム及び組合せ計量装置を提供する。【解決手段】計量システム1は、組合せ計量装置4と、供給装置2と、製袋包装機6と、物品Aのサイズに関する情報を取得するX線装置32と、X線装置32によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、第一モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御し、所定サイズ以下と判定された物品に対しては、第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御するシステムコントローラ71と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、計量システム及び組合せ計量装置に関する。
外部から複数のホッパにそれぞれ投入される物品の重量値を測定し、測定した重量値を用いて組合せ計量する組合せ計量装置と、組合せ計量装置から計量された物品を、包装袋を生成しながら充填する製袋包装機と、を備えた計量システムが知られている。このようなシステムでは、サイズの大きな物品が計量された場合、袋に供給するフォーマにおいて一時的に詰まりが発生することによって物品の供給遅延が発生し、遅延して供給される物品が噛み込まれた状態で封止される等の不具合が発生する。
このような課題を解決するために、例えば特許文献1及び2に記載の製袋包装機(物品包装装置)では、組合せ計量装置から投入されたフォーマ(チューブ)内の物品を下方へ押し込む物品押し込み部材を設けることによってフォーマに詰まりが発生することを防止している。しかしながら、上記従来の製袋包装機を含む計量システムでは、押し込み部材によってフォーマに詰まった物品を押し込むので、物品の形状が分解されることがある。したがって、外観品位が劣る物品が包装袋に収容される。
そこで、本発明は、物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる計量システム及び組合せ計量装置を提供することを目的とする。
本発明の計量システムは、複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して物品の質量に応じた計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応するホッパから物品を排出させる組合せ計量装置と、組合せ計量装置に物品を供給する供給装置と、帯状のフィルムを筒状の包装袋に形成すると共に組合せ計量装置から排出される物品が供給される筒状のフォーマと、物品が供給された包装袋を封止する封止部と、を有する製袋包装機と、物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、第一情報取得部によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、第一モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御し、所定サイズ以下と判定された物品に対しては、第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御する制御部と、を備える。
製袋包装機が含まれる計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きいほどフォーマに物品が詰まる可能性が高く、物品のサイズが小さいほどフォーマに物品が詰まる可能性が低いと予測される。このような予測に基づいて、本発明の計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きい場合には第一モードで、所定サイズ以下の場合には第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御する。これにより、物品のサイズがフォーマに詰まる可能性が高い場合には、封止時における物品の噛み込みの発生が抑制できるような第一モードで組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つが制御される。この結果、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマに物品を押し込む必要もなくなる。すなわち、物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
本発明の計量システムでは、制御部は、第一モードにおける、物品がフォーマに投入され始めてから包装袋の封止が完了するまでの包装時間が、第二モードにおける包装時間と比べて長くなるように、組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つを制御してもよい。この構成の計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きければフォーマに物品が詰まる可能性が高いと予測し、フォーマに投入され始めてから包装袋の封止が完了するまでの包装時間が長く確保されるように、組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つが制御される。これにより、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。
本発明の計量システムは、供給装置の上流工程において作業する作業者に報知する報知部を更に備え、制御部は、第一モードとして、供給装置によって搬送される物品が所定サイズよりも大きい旨の情報を報知部に報知させ、第二モードとして、情報とは異なる情報を報知部に報知させるか又は報知部による報知をさせないようにしてもよい。これにより、供給装置の上流工程において作業する作業員に対し、物品のサイズが基準値よりも大きくなっていることを報知することができる。これにより報知された作業員は、供給装置に供給する物品のサイズを基準値に戻すような対応を図ることができる。この結果、サイズの大きな物品によって発生する供給遅延を未然に回避することができる。
本発明の計量システムでは、制御部は、第一モードにおいて、物品が製袋包装機の包装袋に供給されないように、組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つを制御して、物品を系外排出させてもよい。この構成の計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きければフォーマに物品が詰まる可能性が高いと予測し、これらの物品が製袋包装機の包装袋に供給されないように、組合せ計量装置、供給装置、及び製袋包装機の少なくとも一つが制御される。これにより、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生することがなくなるので、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。
本発明の計量システムでは、供給装置は、複数の組合せ計量装置のそれぞれに物品を供給する複数の供給路と、複数の供給路に物品を振り分ける振分部と、を有し、複数の組合せ計量装置は、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定されたグループと、所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、制御部は、物品のサイズが大きいほど、組合せ計量の回数が少なく設定されている組合せ計量装置のグループに物品が供給されるように振分部を制御してもよい。この構成の計量システムでは、第一情報取得部によって物品のサイズが取得される都度、組合せ計量装置又は製袋包装機を制御しなくても、組合せ計量の回数が少なく設定されている組合せ計量装置に、サイズが大きな物品を供給することができる。この結果、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置を制御するのと同じ効果を得ることができる。
本発明の計量システムは、製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、供給装置は、複数の組合せ計量装置のそれぞれに供給する複数の供給路と、複数の供給路に物品を振り分ける振分部と、を有し、複数の組合せ計量装置は、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数に設定されたグループと、所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、制御部は、第二情報取得部によって取得されたフォーマの内径に対する物品のサイズの割合が大きいほど、組合せ計量の回数が少なく設定されている組合せ計量装置のグループに物品が供給されるように振分部を制御してもよい。この構成の計量システムでは、第一情報取得部によって物品のサイズが取得される都度、組合せ計量装置における単位時間当たりの計量回数を制御しなくても、組合せ計量の回数が少なく設定されている組合せ計量装置に、サイズが大きな物品を供給することができる。この結果、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置を制御するのと同じ効果を得ることができる。更に、この構成の計量システムでは、フォーマに詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
本発明の計量システムでは、供給装置は、複数の組合せ計量装置のそれぞれに物品を供給する複数の供給路と、複数の供給路に物品を振り分ける振分部と、を有し、複数の製袋包装機は、単位時間当たりの包装袋の製造数が所定回数よりも大きく設定されたグループと、所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、制御部は、物品のサイズが大きいほど、包装袋の製造数が少なく設定されている製袋包装機のグループに物品が供給されるように振分部を制御してもよい。この構成の計量システムでは、上記のサイズの割合が取得される都度、組合せ計量装置又は製袋包装機を制御しなくても、包装袋の製造数が予め少なく設定されている製袋包装機に、サイズが大きな物品を供給することができる。この結果、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように製袋包装機を制御するのと同じ効果を得ることができる。
本発明の計量システムは、製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、供給装置は、複数の組合せ計量装置のそれぞれに供給する複数の供給路と、複数の供給路に物品を振り分ける振分部と、を有し、複数の製袋包装機は、単位時間当たりの包装袋の製造数が所定回数に設定されたグループと、所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、制御部は、第二情報取得部によって取得されたフォーマの内径に対する物品のサイズの割合が大きいほど、包装袋の製造数が少なく設定されている製袋包装機のグループに物品が供給されるように振分部を制御してもよい。この構成の計量システムでは、上記のサイズの割合が取得される都度、組合せ計量装置又は製袋包装機を制御しなくても、包装袋の製造数が予め少なく設定されている製袋包装機に、サイズが大きな物品を供給することができる。この結果、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように製袋包装機を制御するのと同じ効果を得ることができる。更に、この構成の計量システムでは、フォーマに詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
本発明の計量システムでは、第一情報取得部は、供給装置によって搬送されている物品のサイズを取得してもよい。この構成の計量システムでは、計量システムの上流部にて物品のサイズを取得することができるので、サイズの大きな物品が原因で発生する供給遅延による不具合を回避するための対応幅を広げることができる。
本発明の計量システムは、複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して物品の質量に応じた計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応するホッパから物品を排出させる組合せ計量装置と、帯状のフィルムを筒状の包装袋に形成すると共に組合せ計量装置から排出される物品が供給される筒状のフォーマと、物品が供給された包装袋を封止する封止部と、を有する製袋包装機と、物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、第一情報取得部によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、第一モードで組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つを制御し、所定サイズ以下と判定された物品に対しては、第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つを制御する制御部と、を備える。
製袋包装機が含まれる計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きいほどフォーマに物品が詰まる可能性が高く、物品のサイズが小さいほどフォーマに物品が詰まる可能性が低いと予測される。このような予測に基づいて、本発明の計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きい場合には第一モードで、所定サイズ以下の場合には第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つを制御する。これにより、物品のサイズがフォーマに詰まる可能性が高い場合には、封止時における物品の噛み込みの発生が抑制できるような第一モードで組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つが制御される。この結果、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマに物品を押し込む必要もなくなる。すなわち、物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
本発明の計量システムでは、制御部は、第一モードにおける、物品がフォーマに投入され始めてから包装袋の封止が完了するまでの包装時間が、第二モードにおける包装時間と比べて長くなるように、組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つを制御してもよい。この構成の計量システムでは、物品のサイズが所定サイズよりも大きければフォーマに物品が詰まる可能性が高いと予測し、フォーマに投入され始めてから包装袋の封止が完了するまでの包装時間が長く確保されるように、組合せ計量装置及び製袋包装機の少なくとも一つが制御される。これにより、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。
本発明の計量システムでは、制御部は、物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置を制御してもよい。これにより、製袋包装機に物品を供給するスパンを長くできる。この結果、包装袋に物品が収容され始めてから包装袋が封止されるまでの時間を容易に長くできる。
本発明の計量システムでは、製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、制御部は、第二情報取得部によって取得されたフォーマの内径に対する物品のサイズの割合が大きくなるほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置を制御してもよい。製袋包装機が含まれる計量システムでは、フォーマの内径に対する物品のサイズの割合が大きくなるほどフォーマに物品が詰まる可能性が高く、フォーマの内径に対する物品のサイズの割合が小さいほどフォーマに物品が詰まる可能性が低いと予測される。これにより、製袋包装機に物品を供給するスパンを長くできる。この結果、包装袋に物品が収容され始めてから包装袋が封止されるまでの時間を容易に長くできる。更に、この構成の計量システムでは、フォーマに詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
本発明の計量システムでは、制御部は、物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように製袋包装機を制御してもよい。これにより、包装袋に物品が収容され始めてから包装袋が封止されるまでの時間を長くできる。
本発明の計量システムでは、製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、制御部は、第二情報取得部によって取得されたフォーマの内径に対する物品のサイズの割合が大きくなるほど、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように製袋包装機を制御してもよい。これにより、包装袋に物品が収容され始めてから包装袋が封止されるまでの時間を長くできる。更に、この構成の計量システムでは、フォーマに詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
本発明の計量システムでは、第一情報取得部は、X線装置、赤外線装置、又はカメラによって取得される物品の画像に基づいて物品のサイズを取得してもよい。この構成の計量システムでは、物品のサイズを容易かつ正確に取得することができる。
本発明の組合せ計量装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部によって搬送された物品を一時的に貯留する複数のホッパと、複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して物品の質量に応じた計量値を取得する計量部と、計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応するホッパから物品を排出させる制御部と、物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、を備え、制御部は、第一情報取得部によって取得される物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように、搬送部、計量部、及びホッパの少なくとも一つを制御する。
本発明の組合せ計量装置では、制御部は、物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように搬送部、計量部、及びホッパの少なくとも一つを制御する。これにより、製袋包装機に物品を供給するスパンを長くできるので、包装袋に物品が収容され始めてから包装袋が封止されるまでの時間を容易に長くできる。この結果、サイズの大きな物品がフォーマに詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品の噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマに物品を押し込む必要もなくなる。すなわち、物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
本発明によれば、物品の外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品により発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、計量システム1は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える。
図1に示されるように、計量システム1は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える。
図2に示されるように、組合せ計量装置4は、投入シュート42と、分散テーブル(搬送部)43と、複数の放射フィーダ(搬送部)44と、複数のプールホッパ45と、複数の計量ホッパ46と、複数のブースタホッパ47と、集合シュート48と、タイミングホッパ49と、計量部51と、第一コントローラ59と、を備える。組合せ計量装置4は、複数の計量ホッパ46のそれぞれに貯留された物品Aの質量を計量して物品Aの質量に応じた計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応する計量ホッパ46から物品Aを排出させる。ここで、物品Aは、農産物、水産物、加工食品等のように、単体質量にばらつきのある物品である。
投入シュート42は、供給装置2の搬送端の下方に配置される。投入シュート42は、上方及び下方に開口が形成された内空部を有する筒状の部材である。投入シュート42の内空部には、供給装置2の搬送端から落下した物品Aが投入される。内空部に落下した物品Aは、下方の開口を介して分散テーブル43に排出される。
分散テーブル43は、投入シュート42の下方に配置される。分散テーブル43は、下方に向かって末広がりの円錐状の搬送面43aを有する。分散テーブル43は、搬送面43aを回転させることで、投入シュート42から搬送面43aの頂部に排出された物品Aを搬送面43aの外縁に向かって均一に搬送する。
複数の放射フィーダ44は、分散テーブル43の表面である搬送面43aの外縁に沿って放射状に配置される。各放射フィーダ44は、搬送面43aの外縁の下方から外縁に向かって延在するトラフ44aを有する。各放射フィーダ44は、トラフ44aを振動させることで、搬送面43aの外縁から排出された物品Aをトラフ44aの先端部に向かって搬送する。
各プールホッパ45は、各放射フィーダ44のトラフ44aの先端部の下方に配置される。各プールホッパ45の底部には、開閉可能なゲート45aが設けられる。各プールホッパ45は、ゲート45aを閉じた状態で、対応するトラフ44aの先端部から排出された物品Aを一時的に貯留し、ゲート45aを開くことで、一時的に貯留した物品Aを下方に配置された計量ホッパ46に排出する。
各計量ホッパ46は、各プールホッパ45のゲート45aの下方に配置される。各計量ホッパ46の底部には、開閉可能なゲート46aが設けられる。各計量ホッパ46は、ゲート46aを閉じた状態で、対応するプールホッパ45から排出された物品Aを一時的に貯留し、ゲート46aを開くことで、一時的に貯留した物品Aを下方に配置されたブースタホッパ47に排出する。
各ブースタホッパ47は、各計量ホッパ46のゲート46aの下方に配置される。各ブースタホッパ47の底部には、開閉可能なゲート47aが設けられる。各ブースタホッパ47は、ゲート47aを閉じた状態で、対応する計量ホッパ46のゲート46a側から排出された物品Aを一時的に貯留し、ゲート47aを開くことで、一時的に貯留した物品Aを下方に排出する。
集合シュート48は、下方に向かって先細りの円錐台の内面48aを有する筒状に形成されている。集合シュート48は、内面48aが全ての計量ホッパ46及び全てのブースタホッパ47の下方に位置するように配置される。集合シュート48は、各計量ホッパ46のゲート46a側から排出された物品A、及び各ブースタホッパ47から排出された物品Aを内面48aで受けて下方に排出する。
タイミングホッパ49は、集合シュート48の下方に配置される。タイミングホッパ49の底部には、開閉可能なゲート49aが設けられる。タイミングホッパ49は、ゲート49aを閉じた状態で、集合シュート48から排出された物品Aを一時的に貯留し、ゲート49aを開くことで、一時的に貯留した物品Aを製袋包装機6に排出する。
投入シュート42、分散テーブル43、複数の放射フィーダ44、複数のプールホッパ45及び複数の計量ホッパ46は、ケース53に直接的に又は間接的に支持される。複数のブースタホッパ47、集合シュート48及びタイミングホッパ49は、フレーム(図示せず)に直接的に又は間接的に支持される。
計量部51は、フレームに支持されたケース53内に配置される。計量部51は、複数のロードセル51aを有する。各ロードセル51aは、対応する計量ホッパ46を支持する。計量部51は、各計量ホッパ46に物品Aが一時的に貯留されている際に、当該物品Aの質量に応じた計量値を計量する。
第一コントローラ59は、ケース53内に配置される。第一コントローラ59は、組合せ計量装置4における各種動作を制御する装置であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備える信号処理装置である。第一コントローラ59は、例えば、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んでCPUが実行することにより、分散テーブル43及び各放射フィーダ44の搬送動作、各プールホッパ45のゲート45aの開閉動作、各計量ホッパ46のゲート46aの開閉動作、各ブースタホッパ47のゲート47aの開閉動作、並びに各タイミングホッパ49のゲート49a等、組合せ計量装置4の各部の動作を制御する。
第一コントローラ59は、計量部51によって計量された計量値と、当該計量値に対応する物品Aが貯留されている計量ホッパ46及び/又はブースタホッパ47とを対応付けて記憶する。具体的には、第一コントローラ59は、計量部51によって計量された物品Aが計量ホッパ46に貯留されている場合、計量部51によって計量された計量値と、当該計量値に対応する物品Aを貯留する計量ホッパ46とを対応付けて記憶する。計量部51によって計量された物品Aが当該計量ホッパ46に対応するブースタホッパ47に排出された場合、第一コントローラ59は、計量部51によって計量された物品Aの計量値と、当該計量ホッパ46に対応するブースタホッパ47とを対応付けて記憶する。
第一コントローラ59は、計量部51によって計量され且つ複数の計量ホッパ46及び/又はブースタホッパ47にそれぞれ対応付けられた複数の計量値から、合計値が目標計量値となるように計量値の組合せを選択する。具体的には、第一コントローラ59は、計量部51によって出力された複数の計量値から、目標計量値を下限値とする所定範囲内に合計値が収まるように計量値の組合せを選択する。そして、第一コントローラ59は、当該組合せに対応する計量ホッパ46及び/又はブースタホッパ47に物品Aを排出させる。
図2に示されるように、製袋包装機6は、フィルム供給機構61と、フォーマ62と、プルダウンベルト機構63と、縦シール装置64と、横シール装置66と、を備えている。フィルム供給機構61は、フィルムFの原反ロールを支持すると共に、帯状のフィルムFを繰り出す。フォーマ62は、セーラ62aと、チューブ62bと、を有している。セーラ62a及びチューブ62bは、繰り出されたフィルムFを折りたたむように案内し、幅方向におけるフィルムFの両縁部を重ね合わせる。つまり、フォーマ62は、フィルムFを筒状に成形する。プルダウンベルト機構63は、筒状に成形されたフィルムFをチューブ62bに押し付けながら筒の中心線方向(以下、「送り方向D」という)に沿って送る。
縦シール装置64は、プルダウンベルト機構63によって送られるフィルムFに縦シール領域を形成する。より具体的には、縦シール装置64は、プルダウンベルト機構63によってフィルムFが送られる際に、重ね合わせられたフィルムFの両縁部を例えば融着によりシールすることで、当該両縁部に縦シール領域を形成する。
横シール装置66は、プルダウンベルト機構63によって送られるフィルムFに横シール領域Sを形成するシール領域形成動作を行う。
横シール装置66は、一対のシールジョー(封止部)67と、サーボモータ(不図示)と、クランク機構(不図示)と、カッタ装置68と、を有している。シールジョー67は、フィルムFを挟み込むための部材である。一対のシールジョー67には、ヒータ(不図示)が設けられている。横シール装置66では、サーボモータの回転によって、一対のシールジョー67が互いに接近及び離間が可能に設けられている。一対のシールジョー67は、互いに接近した状態において、縦シール領域が形成されたフィルムFを、送り方向Dに交差する方向に挟み込むと共に、ヒータの熱によってフィルムFを互いに融着する。
カッタ装置68は、例えば鋸状の刃が形成されたカッタ刃(不図示)及び複合シリンダ(不図示)を有している。カッタ刃は、クランク機構とは反対側のシールジョー67の内部に収容されている。カッタ刃は、例えば、一対のシールジョー67がフィルムFを挟み込んでいる状態において、複合シリンダによってフィルムFに押し当てられることで、フィルムFに切り込みを形成する。また、カッタ刃は、複合シリンダによってフィルムFに更に強く押し当てられることで、フィルムFを切断する。カッタ刃は、例えば、連続する複数の包装袋Bを形成した後にフィルムFを切断することにより、商品をフィルムFから切り離す。
製袋包装機6は、第二コントローラ69を更に備えている。第二コントローラ69は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備える信号処理装置である。第二コントローラ69は、例えば、ROMに記憶されたプログラムをRAMに読み込んでCPUが実行することにより、少なくともプルダウンベルト機構63の動作及び横シール装置66の動作を制御する。ここでの第二コントローラ69は、フィルムFの送りとフィルムFの停止とが繰り返されるようにプルダウンベルト機構63の動作を制御すると共に、フィルムFが停止している際に、横シールをするように横シール装置66の動作を制御する。
供給装置2は、四台(複数)の組合せ計量装置4のそれぞれに物品Aを供給する。図1に示されるように、供給装置2は、物品Aの供給源である供給部27から物品Aを搬出する本供給路21と、本供給路21から分岐して、複数の組合せ計量装置4のそれぞれに物品Aを供給する枝供給路22aと、複数の本供給路21に物品Aを振り分ける振分部25と、本供給路21から、例えば、不良物品を系外に排出する排出路22bと、を有している。排出路22bの下流側端部には、不良物品を回収する回収箱29等が設置されていてもよい。物品Aを搬送する、本供給路21、枝供給路22a、及び排出路22bの例は、例えば、ベルトコンベヤである。振分部25は、システムコントローラ71(図3参照)からの指示によって、アームを作動させ、本供給路21を流れる物品Aを、そのまま下流側に流したり、枝供給路22a又は排出路22bに誘導したりする。
本供給路21の上流側端部には、物品Aの供給源となる供給部27として作業スペースが設けられている。作業スペースの例は、例えば、食品を加工したり調理したりする等のスペースであって、作業者が常駐する。また、作業スペースには、作業者に計量システム1の状態を示したり、作業指示を表示したりする表示装置81が設置されていてもよい。また、作業者が常駐する代わりに、食品を加工する加工装置が設けられ、加工装置によって加工された物品Aが供給装置2に供給されてもよい。
供給部27と最上流に配置された振分部25との間には、X線装置(第一情報取得部)23が設けられている。X線装置23は、本供給路21によって搬送中の物品AのX線画像に基づいて物品Aのサイズを取得する。図4に示されるように、第1実施形態のX線装置23は、X線画像に基づいて、物品Aを包含可能な最小サイズの矩形Rを特定し、物品Aの横方向Xのサイズ及び縦方向Yのサイズを取得する。X線装置23は、取得した物品Aのサイズを、システムコントローラ71(図3参照)に送信する。
四台の製袋包装機6は、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数よりも多く設定されたグループG1と、所定回数以下に設定されたグループG2との二つのグループに分かれている。なお、四台のフォーマ62の内径idは、全て同じサイズである。上記所定回数は、物品の種類に応じて適宜設定される。
図3に示されるように、システムコントローラ71は、X線装置(第一情報取得部)32、表示装置81、及び供給装置2に有線又は無線によって互いに接続されている。システムコントローラ71は、X線装置32から取得される物品Aのサイズに基づいて、供給装置2の振分部25を制御する。第一実施形態では、システムコントローラ71は、物品Aの横方向Xのサイズ及び縦方向Yのサイズのうち大きい方のサイズを物品Aのサイズとして、以後に示す制御を実行する。システムコントローラ71は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等を備える信号処理装置である。
システムコントローラ71は、X線装置32によって所定のサイズよりも大きいと判定された物品Aに対しては、第一モードで組合せ計量装置4、供給装置2、及び製袋包装機6の少なくとも一つを制御し、所定のサイズ以下と判定された物品Aに対しては、第一モードとは異なる第二モードで組合せ計量装置4、供給装置2、及び製袋包装機6の少なくとも一つを制御する。本実施形態の第一モードは、X線装置32によって所定のサイズよりも大きいと判定された物品Aが、上述したグループG2に属する製袋包装機6に供給されるように振分部25を制御する。一方、本実施形態の第二モードは、X線装置32によって所定のサイズ以下と判定された物品Aが、上述したグループG1に属する製袋包装機6に供給されるように振分部25を制御する。
上記第1実施形態の計量システム1の動作について説明する。図1に示されるように、供給装置2によって物品Aが搬送されると、X線装置32によって物品Aのサイズが取得される。X線装置32は、取得した物品Aのサイズをシステムコントローラ71に送出する。システムコントローラ71は、送出されてきた物品Aの大きさが所定サイズ(例えば、フォーマ62の径サイズ)よりも大きい場合、当該物品Aが、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数以下に設定されたグループG2に属する二台の製袋包装機6に供給されるように振分部25を制御する。これにより、所定サイズよりも大きな物品Aが、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数以下に設定された製袋包装機6に供給されるようになる。
一方、システムコントローラ71は、X線装置32によって所定サイズ以下であると判定された物品Aが、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数よりも多く設定されたグループG1に属する二台の製袋包装機6に供給されるように振分部25を制御する。これにより、所定サイズ以下の物品Aが、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数より多く設定された製袋包装機6に供給されるようになる。
上記第1実施形態のように、製袋包装機6を含む計量システム1では、物品Aのサイズが所定サイズよりも大きければフォーマ62に物品Aが詰まる可能性が高く、物品Aのサイズが所定サイズ以下であればフォーマ62に物品Aが詰まる可能性が低いと予測される。このような予測に基づいて、第1実施形態の計量システム1のシステムコントローラ71は、物品Aのサイズが所定サイズよりも大きい場合には、所定サイズよりも大きな物品Aが、フォーマ62に投入され始めてから包装袋Bの封止が完了するまでの包装時間が所定サイズ以下の物品Aにおける包装時間と比べて長くなるように設定された製袋包装機6に供給されるように、供給装置2の振分部25を制御している。
上記第1実施形態の計量システム1のシステムコントローラ71は、所定サイズよりも大きな物品Aが、フォーマ62に投入され始めてから包装袋Bの封止が完了するまでの包装時間が所定サイズ以下の物品Aにおける包装時間と比べて長くなるように設定された製袋包装機6に供給されるように、供給装置2の振分部25を制御している。これにより、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマ62に物品Aを押し込む必要もなくなる。すなわち、物品Aの外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品Aにより発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
上記第1実施形態の計量システム1では、X線装置32によって取得される物品AのX線画像に基づいて物品Aのサイズを取得している。この構成の計量システム1では、物品Aのサイズを容易かつ正確に取得することができる。
上記第1実施形態の計量システム1では、X線装置32は、供給装置2によって搬送されている物品Aのサイズを取得している。これにより、計量システム1の上流部にて物品Aのサイズを取得することができるので、サイズの大きな物品Aが原因で発生する供給遅延による不具合を回避するための対応幅を広げることができる。
以上、第1実施形態について説明したが、種々の変更が可能である。
(変形例1)
上記第1実施形態では、単位時間当たりの包装袋Bの製造数に基づいて四台の製袋包装機6がグループ分けされた状態で配置されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。変形例1に係る計量システム1では、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定された二台の組合せ計量装置4からなるグループG1と、所定回数以下に設定された二台の組合せ計量装置4からなるグループG2とにグループ分けされた状態で四台の組合せ計量装置4が配置される。そして、システムコントローラ71は、送出されてきた物品Aの大きさが所定サイズよりも大きい場合、所定サイズよりも大きいと判定された物品Aが、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定されたグループG2に属する二台の組合せ計量装置4に供給されるように振分部25を制御する。
上記第1実施形態では、単位時間当たりの包装袋Bの製造数に基づいて四台の製袋包装機6がグループ分けされた状態で配置されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。変形例1に係る計量システム1では、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定された二台の組合せ計量装置4からなるグループG1と、所定回数以下に設定された二台の組合せ計量装置4からなるグループG2とにグループ分けされた状態で四台の組合せ計量装置4が配置される。そして、システムコントローラ71は、送出されてきた物品Aの大きさが所定サイズよりも大きい場合、所定サイズよりも大きいと判定された物品Aが、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定されたグループG2に属する二台の組合せ計量装置4に供給されるように振分部25を制御する。
上記変形例に係る計量システム1のシステムコントローラ71は、所定サイズよりも大きな物品Aが、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定された組合せ計量装置4に供給されるように、供給装置2の振分部25を制御する。これにより、製袋包装機6に物品Aを供給するスパンを長くできるので、製袋包装機6において包装袋Bに物品Aが収容され始めてから包装袋Bが封止されるまでの時間を容易に長くできる。この結果、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマ62に物品Aを押し込む必要もなくなる。すなわち、物品Aの外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品Aにより発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
(変形例2)
上記第1実施形態及び変形例1の計量システム1の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径idに関する情報を取得する径情報取得部(第二情報取得部)73を備えてもよい。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例2に係る計量システム1のシステムコントローラ71は、径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径idに対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数以下に設定されたグループG2に属する製袋包装機6、又は、組合せ計量の回数が所定回数以下に設定されたグループG2に属する組合せ計量装置に、物品Aが供給されるように振分部25を制御してもよい。
上記第1実施形態及び変形例1の計量システム1の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径idに関する情報を取得する径情報取得部(第二情報取得部)73を備えてもよい。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例2に係る計量システム1のシステムコントローラ71は、径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径idに対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数以下に設定されたグループG2に属する製袋包装機6、又は、組合せ計量の回数が所定回数以下に設定されたグループG2に属する組合せ計量装置に、物品Aが供給されるように振分部25を制御してもよい。
変形例2に係る計量システムでは、フォーマ62の内径idに対する物品Aのサイズの割合が大きくなるほどフォーマ62に物品Aが詰まる可能性が高く、フォーマ62の内径idに対する物品Aのサイズの割合が小さいほどフォーマ62に物品Aが詰まる可能性が低いと予測される。このような予測に基づいて、変形例2に係る計量システム1のシステムコントローラ71は、フォーマ62の内径idに対する物品Aのサイズの割合が所定割合(例えば80%)よりも大きい場合には、当該所定割合よりも大きな物品Aが、フォーマ62に投入され始めてから包装袋Bの封止が完了するまでの包装時間が所定サイズ以下の物品Aにおける包装時間と比べて長くなるように設定された製袋包装機6又は、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定された組合せ計量装置4に供給されるように、供給装置2の振分部25を制御している。
変形例2に係る計量システム1では、上記第1実施形態及び変形例1に係る計量システム1と同様の効果を得ることができる。更に、変形例2に係る計量システム1では、フォーマ62に詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
(変形例3)
上記第1実施形態では、単位時間当たりの包装袋Bの製造数に基づいて四台の製袋包装機6がグループ分けされた状態で配置されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。変形例3に係る計量システム1では、フォーマ62の径が相対的に小さなグループG1と、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2とにグループ分けされている。そして、システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定値より大きい場合、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2に属する製袋包装機6に物品Aが供給されるように振分部25を制御する。また、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合より大きい場合、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2に属する製袋包装機6に物品Aが供給されるように振分部25を制御する。
上記第1実施形態では、単位時間当たりの包装袋Bの製造数に基づいて四台の製袋包装機6がグループ分けされた状態で配置されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。変形例3に係る計量システム1では、フォーマ62の径が相対的に小さなグループG1と、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2とにグループ分けされている。そして、システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定値より大きい場合、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2に属する製袋包装機6に物品Aが供給されるように振分部25を制御する。また、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合より大きい場合、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2に属する製袋包装機6に物品Aが供給されるように振分部25を制御する。
変形例3に係る計量システム1では、フォーマ62に詰まりやすいとされる物品Aは、フォーマ62の径が相対的に大きなグループG2に属する製袋包装機6に物品Aが供給されるので、物品Aがフォーマ62に詰まることを抑制できる。このため、押し込み部材等によってフォーマ62に物品Aを押し込む必要もなくなる。すなわち、物品Aの外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品Aにより発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る計量システム101について説明する。第2実施形態に係る計量システム101は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第2実施形態に係る計量システム101が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71が制御する対象である。すなわち、計量システム1のシステムコントローラ71が供給装置2の振分部25を制御するのに対して、計量システム101のシステムコントローラ71は、図5に示されるように、組合せ計量装置4の第一コントローラ59を介して組合せ計量装置4を制御する点である。
次に、第2実施形態に係る計量システム101について説明する。第2実施形態に係る計量システム101は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第2実施形態に係る計量システム101が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71が制御する対象である。すなわち、計量システム1のシステムコントローラ71が供給装置2の振分部25を制御するのに対して、計量システム101のシステムコントローラ71は、図5に示されるように、組合せ計量装置4の第一コントローラ59を介して組合せ計量装置4を制御する点である。
具体的には、第2実施形態に係る計量システム101のシステムコントローラ71は、物品Aのサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置4を制御する。第2実施形態では、システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きいと判定されると、当該物品Aが組合せ計量装置4において組合せ計量されるタイミングで、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも少なくなるように組合せ計量装置4の第一コントローラ59を介して第一コントローラ59を制御する。
これにより、製袋包装機6に物品Aを供給するスパンを長くできるので、製袋包装機6において包装袋Bに物品Aが収容され始めてから包装袋Bが封止されるまでの時間を容易に長くできる。この結果、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生したとしても、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。このため、押し込み部材等によってフォーマ62に物品Aを押し込む必要もなくなる。すなわち、物品Aの外観品位を劣化させることなく、サイズの大きな物品Aにより発生する供給遅延による不具合を回避することができる。
以上、第2実施形態について説明したが、種々の変更が可能である。
(変形例4)
変形例4に係る計量システムは、上記第2実施形態の計量システム101の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径に関する情報を取得する径情報取得部73を備える。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例4に係る計量システムでは、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置4を制御する。変形例4に係る計量システムのシステムコントローラ71は、フォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合よりも大きいと判定されると、当該物品Aが組合せ計量装置4において組合せ計量されるタイミングで、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも少なくなるように組合せ計量装置4の第一コントローラ59を制御する。
変形例4に係る計量システムは、上記第2実施形態の計量システム101の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径に関する情報を取得する径情報取得部73を備える。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例4に係る計量システムでは、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように組合せ計量装置4を制御する。変形例4に係る計量システムのシステムコントローラ71は、フォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合よりも大きいと判定されると、当該物品Aが組合せ計量装置4において組合せ計量されるタイミングで、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも少なくなるように組合せ計量装置4の第一コントローラ59を制御する。
変形例4に係る計量システムでは、上記第2実施形態に係る計量システム101と同様の効果を得ることができる。更に、変形例4に係る計量システムでは、フォーマ62に詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る計量システム201について説明する。第3実施形態に係る計量システム201は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第3実施形態に係る計量システム201が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71が制御する対象である。すなわち、計量システム1のシステムコントローラ71が供給装置2の振分部25を制御するのに対して、計量システム201のシステムコントローラ71は、図6に示されるように、製袋包装機6の第二コントローラ69を制御する点である。
次に、第3実施形態に係る計量システム201について説明する。第3実施形態に係る計量システム201は、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第3実施形態に係る計量システム201が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71が制御する対象である。すなわち、計量システム1のシステムコントローラ71が供給装置2の振分部25を制御するのに対して、計量システム201のシステムコントローラ71は、図6に示されるように、製袋包装機6の第二コントローラ69を制御する点である。
具体的には、第3実施形態に係る計量システム201のシステムコントローラ71は、物品Aのサイズが大きいほど、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が少なくなるように製袋包装機6を制御してもよい。第3実施形態では、システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きいと判定されると、当該物品Aが製袋包装機6において包装されるタイミングで、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数よりも少なくなるように製袋包装機6の第二コントローラ69を介して製袋包装機6を制御する。
これにより、包装袋Bに物品Aが収容され始めてから包装袋Bが封止されるまでの時間を容易に長くできる。この結果、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、第3実施形態について説明したが、種々の変更が可能である。
(変形例5)
変形例5に係る計量システムは、上記第3実施形態の計量システム201の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径に関する情報を取得する径情報取得部73を備える。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例5に係る計量システムでは、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が少なくなるように第二コントローラ69を介して製袋包装機6を制御してもよい。変形例5に係る計量システムでは、径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定値よりも大きいと判定されると、当該物品Aが製袋包装機6において包装されるタイミングで、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数よりも少なくなるように製袋包装機6の第二コントローラ69を制御する。
変形例5に係る計量システムは、上記第3実施形態の計量システム201の構成に加え、製袋包装機6のフォーマ62の内径に関する情報を取得する径情報取得部73を備える。径情報取得部73は、例えば、上記径情報が記憶された記憶部から取得してもよいし、図示しない操作部等から入力される情報を取得してもよい。この変形例5に係る計量システムでは、システムコントローラ71は、X線装置32及び径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が大きいほど、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が少なくなるように第二コントローラ69を介して製袋包装機6を制御してもよい。変形例5に係る計量システムでは、径情報取得部73によって取得されたフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定値よりも大きいと判定されると、当該物品Aが製袋包装機6において包装されるタイミングで、単位時間当たりの包装袋Bの製造数が所定回数よりも少なくなるように製袋包装機6の第二コントローラ69を制御する。
変形例5に係る計量システムでは、上記第3実施形態に係る計量システム201と同様の効果を得ることができる。更に、変形例5に係る計量システムでは、フォーマ62に詰まりが発生する可能性を、より精度高く予測することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る計量システム301について説明する。第4実施形態に係る計量システム301は、図1〜図3に示されるように、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点、及び供給装置2の振分部25を制御する点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第4実施形態に係る計量システム301が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、物品が製袋包装機6の包装袋Bに供給されないように、振分部25を制御する点である。
次に、第4実施形態に係る計量システム301について説明する。第4実施形態に係る計量システム301は、図1〜図3に示されるように、供給装置2、組合せ計量装置4、製袋包装機6と、システムコントローラ71と、を備える点、及び供給装置2の振分部25を制御する点は、第1実施形態に係る計量システム1と同じである。第4実施形態に係る計量システム301が、第1実施形態に係る計量システム1と異なるのは、システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、物品が製袋包装機6の包装袋Bに供給されないように、振分部25を制御する点である。
第4実施形態に係る計量システム301のシステムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、振分部25を制御して、所定のサイズよりも大きいと判定された物品Aが排出路22bを介して回収箱29に排出させる。これにより、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生することがなくなるので、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。
以上、第4実施形態について説明したが、種々の変更が可能である。
(変形例6)
変形例6に係る計量システムは、第4実施形態の構成に加えて又は代えて、物品Aを系外に排出する排出経路を有する組合せ計量装置4を更に備えている。系外経路は、例えば、タイミングホッパ49に設けられる。システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、第一コントローラ59を制御して、物品Aを当該排出経路から排出させる。変形例6に係る計量システムにおいても、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生することがなくなるので、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。
変形例6に係る計量システムは、第4実施形態の構成に加えて又は代えて、物品Aを系外に排出する排出経路を有する組合せ計量装置4を更に備えている。系外経路は、例えば、タイミングホッパ49に設けられる。システムコントローラ71は、X線装置32によって取得される物品Aのサイズが所定のサイズよりも大きい場合、第一コントローラ59を制御して、物品Aを当該排出経路から排出させる。変形例6に係る計量システムにおいても、サイズの大きな物品Aがフォーマ62に詰まることによって供給遅延が発生することがなくなるので、封止時における物品Aの噛み込みの発生を抑制することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る計量システム401について説明する。第5実施形態に係る計量システム401は、図1、図2及び図7に示されるように、供給装置2の上流工程において作業する作業者に報知する表示装置(報知部)81を備えている。システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aが所定サイズよりも大きいと判定された場合、供給装置2によって搬送される物品Aが所定サイズよりも大きい旨の情報を表示装置81に報知させ、X線装置32によって物品Aが所定サイズ以下と判定された場合、供給装置2によって搬送される物品Aが所定サイズ以下である旨の情報を表示装置81に報知させるか、又は、表示装置81には何も表示させない。
次に、第5実施形態に係る計量システム401について説明する。第5実施形態に係る計量システム401は、図1、図2及び図7に示されるように、供給装置2の上流工程において作業する作業者に報知する表示装置(報知部)81を備えている。システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aが所定サイズよりも大きいと判定された場合、供給装置2によって搬送される物品Aが所定サイズよりも大きい旨の情報を表示装置81に報知させ、X線装置32によって物品Aが所定サイズ以下と判定された場合、供給装置2によって搬送される物品Aが所定サイズ以下である旨の情報を表示装置81に報知させるか、又は、表示装置81には何も表示させない。
これにより、供給装置2の上流工程において作業する作業員に対し、物品Aのサイズが大きくなっていることを報知することができる。この表示装置81によって報知された作業員は、供給装置2に供給する物品Aのサイズが小さくなるような対応を図ることができる。この結果、サイズの大きな物品Aにより発生する供給遅延を未然に回避することができる。
なお、第5実施形態では、報知部の一例として表示装置81を例に挙げて説明したが、例えば、音声等を出力するスピーカ又は点滅又は点灯可能なサインポール等であってもよい。この場合であっても、供給装置2の上流工程において作業する作業員に対し、物品Aのサイズが大きくなっていることを報知することができる。
以上、第1〜第5実施形態及びこれらの変形例について説明したが、本発明は、上記実施形態及び変形例に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(その他の変形例)
上記第1〜第4実施形態及びこれらの変形例1〜6の計量システム1の構成に加え、図1〜図6に示されるように、供給装置2の上流工程において作業する作業者に報知する表示装置81を備える構成としてもよい。このような構成において、システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aが所定サイズよりも大きいと判定された場合、又はX線装置32及び径情報取得部73によってフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合よりも大きいと判定された場合、その旨の情報を表示装置81に表示させてもよい。
上記第1〜第4実施形態及びこれらの変形例1〜6の計量システム1の構成に加え、図1〜図6に示されるように、供給装置2の上流工程において作業する作業者に報知する表示装置81を備える構成としてもよい。このような構成において、システムコントローラ71は、X線装置32によって物品Aが所定サイズよりも大きいと判定された場合、又はX線装置32及び径情報取得部73によってフォーマ62の内径に対する物品Aのサイズの割合が所定割合よりも大きいと判定された場合、その旨の情報を表示装置81に表示させてもよい。
上記第1〜第5実施形態及びこれらの変形例1〜6では、X線装置32は、供給装置2によって搬送されている物品Aのサイズを取得する例を挙げて説明したが、供給装置2の最上流部からフォーマ62までの間であれば、例えば、組合せ計量装置4における分散テーブル43又は放射フィーダ44を移動中の物品Aのサイズを取得してもよい。また、プールホッパ45、計量ホッパ46と、ブースタホッパ47、集合シュート48、又はタイミングホッパ49から排出される瞬間の物品Aのサイズを取得してもよい。この場合、本発明の構成を組合せ計量装置4として構成することができる。
上記実施形態及びこれらの変形例では、物品Aの大きさを取得する手段としてX線装置32を備える例を挙げて説明したが、X線装置32に代えて赤外線装置、又はカメラ等から取得される画像に基づいて物品Aの大きさを取得してもよい。
上記実施形態及びこれらの変形例では、不良物品を系外に排出する排出路22bを備える例を挙げて説明したが、上記第4実施形態を除き、必ずしも排出路22bは備えなくてもよい。
上記実施形態及びこれらの変形例では、組合せ計量装置4に物品を供給する供給装置2を備える例を挙げて説明したが、供給装置2及び製袋包装機6の少なくとも一方は必ずしも備えなくてもよい。すなわち、変形例に係る計量システムは、少なくとも、組合せ計量装置4と、物品Aのサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、第一情報取得部によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、物品がフォーマ62に投入され始めてから包装袋の封止が完了するまでの包装時間が、所定サイズ以下と判定された物品の上記包装時間と比べて長くなるように、組合せ計量装置を制御する制御部と、を含んで構成されればよい。第一情報取得部の例は、X線装置、赤外線装置、及びカメラが含まれる。第一情報取得部は、組合せ計量装置4に設置され得る。制御部の例は、組合せ計量装置4の第一コントローラ59であってもよい。このような構成においても、上記実施形態及びこれらの変形例と同様の効果を得ることができる。
1,101,201,301,401…計量システム、2…供給装置、4…組合せ計量装置、6…製袋包装機、22b…排出路、23…X線装置、25…振分部、32…X線装置(第一情報取得部)、43…分散テーブル(搬送部)、44…放射フィーダ(搬送部)、59…第一コントローラ、62…フォーマ、67…シールジョー(封止部)、69…第二コントローラ、71…システムコントローラ(制御部)、73…径情報取得部(第二情報取得部)、81…表示装置(報知部)、A…物品、B…包装袋、id…内径。
Claims (17)
- 複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して前記物品の質量に応じた計量値から、合計値が目標計量値となるように前記計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応する前記ホッパから前記物品を排出させる組合せ計量装置と、
前記組合せ計量装置に前記物品を供給する供給装置と、
帯状のフィルムを筒状の包装袋に形成すると共に前記組合せ計量装置から排出される前記物品が供給される筒状のフォーマと、前記物品が供給された前記包装袋を封止する封止部と、を有する製袋包装機と、
前記物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、
前記第一情報取得部によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、第一モードで前記組合せ計量装置、前記供給装置、及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御し、前記所定サイズ以下と判定された物品に対しては、前記第一モードとは異なる第二モードで前記組合せ計量装置、前記供給装置、及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御する制御部と、
を備える、計量システム。 - 前記制御部は、前記第一モードにおける、前記物品が前記フォーマに投入され始めてから前記包装袋の封止が完了するまでの包装時間が、前記第二モードにおける前記包装時間と比べて長くなるように、前記組合せ計量装置、前記供給装置、及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御する、請求項1記載の計量システム。
- 前記供給装置の上流工程において作業する作業者に報知する報知部を更に備え、
前記制御部は、前記第一モードとして、前記供給装置によって搬送される前記物品が前記所定サイズよりも大きい旨の情報を前記報知部に報知させ、前記第二モードとして、前記情報とは異なる情報を前記報知部に報知させるか又は前記報知部による報知をさせない、請求項1又は2記載の計量システム。 - 前記制御部は、前記第一モードにおいて、前記物品が前記製袋包装機の前記包装袋に供給されないように、前記組合せ計量装置及び前記供給装置の少なくとも一つを制御して、前記物品を系外排出させる、請求項1〜3の何れか一項記載の計量システム。
- 前記供給装置は、複数の前記組合せ計量装置のそれぞれに前記物品を供給する複数の供給路と、前記複数の供給路に前記物品を振り分ける振分部と、を有し、
複数の前記組合せ計量装置は、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数よりも大きく設定されたグループと、前記所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、
前記制御部は、前記物品のサイズが大きいほど、前記組合せ計量の回数が少なく設定されている前記組合せ計量装置のグループに前記物品が供給されるように前記振分部を制御する、請求項1〜4の何れか一項記載の計量システム。 - 前記製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、
前記供給装置は、複数の前記組合せ計量装置のそれぞれに供給する複数の供給路と、前記複数の供給路に前記物品を振り分ける振分部と、を有し、
複数の前記組合せ計量装置は、単位時間当たりの組合せ計量の回数が所定回数に設定されたグループと、前記所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、
前記制御部は、前記第二情報取得部によって取得された前記フォーマの内径に対する前記物品のサイズの割合が大きいほど、前記組合せ計量の回数が少なく設定されている前記組合せ計量装置のグループに前記物品が供給されるように前記振分部を制御する、請求項1〜4の何れか一項記載の計量システム。 - 前記供給装置は、複数の前記組合せ計量装置のそれぞれに前記物品を供給する複数の供給路と、前記複数の供給路に前記物品を振り分ける振分部と、を有し、
複数の前記製袋包装機は、単位時間当たりの前記包装袋の製造数が所定回数よりも大きく設定されたグループと、前記所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、
前記制御部は、前記物品のサイズが大きいほど、前記包装袋の製造数が少なく設定されている前記製袋包装機のグループに前記物品が供給されるように前記振分部を制御する、請求項1〜4の何れか一項記載の計量システム。 - 前記製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、
前記供給装置は、複数の前記組合せ計量装置のそれぞれに供給する複数の供給路と、前記複数の供給路に前記物品を振り分ける振分部と、を有し、
複数の前記製袋包装機は、単位時間当たりの前記包装袋の製造数が所定回数に設定されたグループと、前記所定回数以下に設定されたグループとの少なくとも二つのグループに分かれており、
前記制御部は、前記第二情報取得部によって取得された前記フォーマの内径に対する前記物品のサイズの割合が大きいほど、前記包装袋の製造数が少なく設定されている前記製袋包装機のグループに前記物品が供給されるように前記振分部を制御する、請求項1〜4の何れか一項記載の計量システム。 - 前記第一情報取得部は、前記供給装置によって搬送されている前記物品のサイズを取得する、請求項1〜8の何れか一項記載の計量システム。
- 複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して前記物品の質量に応じた計量値から、合計値が目標計量値となるように前記計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応する前記ホッパから前記物品を排出させる組合せ計量装置と、
帯状のフィルムを筒状の包装袋に形成すると共に前記組合せ計量装置から排出される前記物品が供給される筒状のフォーマと、前記物品が供給された前記包装袋を封止する封止部と、を有する製袋包装機と、
前記物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、
前記第一情報取得部によって所定サイズよりも大きいと判定された物品に対しては、第一モードで前記組合せ計量装置及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御し、前記所定サイズ以下と判定された物品に対しては、前記第一モードとは異なる第二モードで前記組合せ計量装置及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御する制御部と、
を備える、計量システム。 - 前記制御部は、前記第一モードにおける、前記物品が前記フォーマに投入され始めてから前記包装袋の封止が完了するまでの包装時間が、前記第二モードにおける前記包装時間と比べて長くなるように、前記組合せ計量装置及び前記製袋包装機の少なくとも一つを制御する、請求項10記載の計量システム。
- 前記制御部は、前記物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように前記組合せ計量装置を制御する、請求項1〜11の何れか一項記載の計量システム。
- 前記製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、
前記制御部は、前記第二情報取得部によって取得された前記フォーマの内径に対する前記物品のサイズの割合が大きくなるほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように前記組合せ計量装置を制御する、請求項1〜11の何れか一項記載の計量システム。 - 前記制御部は、前記物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように前記製袋包装機を制御する、請求項1〜11の何れか一項記載の計量システム。
- 前記製袋包装機におけるフォーマの内径に関する情報を取得する第二情報取得部を更に備え、
前記制御部は、前記第二情報取得部によって取得された前記フォーマの内径に対する前記物品のサイズの割合が大きくなるほど、単位時間当たりの包装袋の製造数が少なくなるように前記製袋包装機を制御する、請求項1〜11の何れか一項記載の計量システム。 - 前記第一情報取得部は、X線装置、赤外線装置、又はカメラによって取得される前記物品の画像に基づいて前記物品のサイズを取得する、請求項1〜15の何れか一項記載の計量システム。
- 物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送された前記物品を一時的に貯留する複数のホッパと、
複数のホッパのそれぞれに貯留された物品の質量を計量して前記物品の質量に応じた計量値を取得する計量部と、
前記計量値から、合計値が目標計量値となるように前記計量値の組合せを選択し、当該組合せに対応する前記ホッパから前記物品を排出させる制御部と、
前記物品のサイズに関する情報を取得する第一情報取得部と、を備え、
前記制御部は、前記第一情報取得部によって取得される前記物品のサイズが大きいほど、単位時間当たりの組合せ計量の回数が少なくなるように、前記搬送部、前記計量部、及び前記ホッパの少なくとも一つを制御する、組合せ計量装置。
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JP2022049941A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | Ckd株式会社 | ブリスタ包装機及びブリスタシートの製造方法 |
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JP2022049941A (ja) * | 2020-09-17 | 2022-03-30 | Ckd株式会社 | ブリスタ包装機及びブリスタシートの製造方法 |
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