JP2019020043A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents
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Abstract
Description
この空気調和装置は、室内機と室外機とに跨って配設され且つ内部を冷媒が流れる冷媒管を備えている。
筐体の下部の各角部には、上下方向に延びる下部支柱がそれぞれ設けられている。各下部支柱は上下両端が開口した筒状部材である。
さらに筐体の内部には、筐体の内部空間を下部空間と上部空間とに仕切る仕切板(ドレンパン)が設けられている。仕切板の平面形状は略矩形である。さらに仕切板の4つの角部の下面は、各下部支柱の上端開口を塞がない態様で、対応する下部支柱の上端面に固定されている。
さらに室外機の天井部には、天井部に形成された開口部と対向するようにファンが設けられている。
ファンが回転すると、筐体の外部の空気が熱交換器を通過しながら筐体の上部空間に流入し、さらにファン(天井部の開口部)を通じて筐体の外側に排気される。
さらに、室外機の天井部の開口部を通して上部空間に進入した雨水が仕切板の上面に溜まることがある。
そのため、仕切板に溜まった水が仕切板の外側へ流れ出たときに、この水が下部空間に流れてエンジン及び圧縮機に付着するおそれがない。
仕切板の上面から下部支柱に流れた水が下部支柱から筐体の下部空間へ流れないようにするためには、下部支柱を完全な筒状部材として製造する必要がある。換言すると、上端及び下端を除いた部分に孔が形成されないように下部支柱を製造する必要がある。
しかし、鋳造により下部支柱を製造する場合は、下部支柱の製造コストが高くなってしまう。
本発明は、空気調和装置の一部を構成する室外機の筐体の下部の複数の角部の構成部材である上下方向に延びる複数の下部支柱と、
複数の前記下部支柱の上端部によって支持され且つ前記筐体の内部空間を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板と、
を備え、
共に前記仕切板の外周縁部の一部をなす第1縁部と第2縁部とが交差する部位に、前記仕切板上の液体を前記仕切板の外周側に排出可能な液体排出部が設けられ、
少なくとも一つの前記下部支柱が、
平面視において前記第1縁部と平行をなす第1板状部と、
平面視において前記第2縁部と平行をなし且つ自身の一つの側縁部が前記第1板状部の一つの側縁部と接続する第2板状部と、
を備え、
前記第1板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第1排水路形成部材を接触させ、
前記第2板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第2排水路形成部材を接触させるのがよい。
すると、液体排出部から排出された水が、下部支柱の第1板状部、第2板状部、第1排水路形成部材、及び第2排水路形成部材により囲まれた上下方向に延びる空間である排水路へ流れる。そして、この水はこの排水路の下端から室外機の外部に排出される。
そのため、仕切板の液体排出部から仕切板の外周側に排出された水が、筐体の下部空間に流れるおそれは小さい。
そのため、例えば、下部支柱を金属製のプレス成形品とすることが可能である。従って、下部支柱及び筐体の製造コストを低くすることが可能である。
前記第1パネルの内面に前記第1排水路形成部材が固定され且つ前記第2パネルの内面に前記第2排水路形成部材が固定されるのがよい。
さらに、第1パネル及び第2パネルを下部支柱に装着したときに、第1板状部の外面に第1排水路形成部材が接触し且つ第2板状部の外面に第2排水路形成部材が接触する。即ち、第1パネル及び第2パネルを下部支柱に装着することにより室外機に上記排水路が形成される。そのため、室外機に排水路を簡単に形成することが可能である。
従って、液体排出部から排水路に流れた水を排水路の下端から室外機の外部に確実に排出できるようになる。
従って、液体排出部から排水路に流れた水を排水路の下端から室外機の外部に確実に排出できるようになる。
なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は図面中の矢印方向を基準にしている。
本実施形態の空気調和装置10はガスヒートポンプエアコン(GHP)である。空気調和装置10は、建物の室内に設置される室内機(図示略)と、建物の外に設置される室外機15と、を備えている。
一方、上部空間RUには、膨張弁(図示略)などが設けられている。
下部空間RDにはガスによって作動するエンジン45が設けられている。下部空間RDに設けられた圧縮機46は、エンジン45が発生する動力によって動作する。圧縮機46が動作すると、冷媒管47の内部を流れる冷媒が圧縮される。
さらに室外機15の内部には、エンジン45の内部を通り抜ける冷却水管48が設けられている。さらに冷却水管48の一部には冷却水用ポンプ(図示略)が設けられている。この冷却水用ポンプは下部空間RDに配設された制御手段51に接続されている。
排気ガス送出管50の一方の端部(上流側端部)はエンジン45に接続されている。
さらに排気ガス送出管50の他方の端部(下流側端部)には、下部空間RDに配設された排気用熱交換器53が接続されている。
ケース54の上部には排気ガス送出管50の上記他方の端部が接続されている。
ケース54の内周面には、複数のフィン(図示略)の一端がそれぞれ固定されている。
さらに冷却水管48の第一分岐路の一部がケース54の内部に配設されている。そして冷却水管48の第一分岐路の複数箇所がケース54内に設けられた各フィンをそれぞれ貫通し、且つ、冷却水管48の第一分岐路の当該複数箇所が対応するフィンにそれぞれ固定されている。
上部筐体40の中の室外熱交換器60とラジエータ61とによって構成された部位は4層構造となっている。即ち、外周側の2つの層が室外熱交換器60によって構成され、内周側の2つの層がラジエータ61によって構成されている。
図3及び図4に示すように、下部筐体20の下端部は、互いに平行をなし且つ共に水平方向に延びる2本の筐体支持部材21によって構成されている。筐体支持部材21は金属製である。この筐体支持部材21は、室外機15が設置される設置面に載せられる。
筐体支持部材21の上面には金属製の矩形枠体22の下面が固定されている。さらに、矩形枠体22の内周側空間には、平面視において筐体支持部材21に対して直交する3本の金属製の補強部材23が配設されている。各補強部材23の両端部は矩形枠体22の内周面にそれぞれ固定され、且つ、各補強部材23の下面は筐体支持部材21の上面に固定されている。
図3、4、及び図6乃至図11に示すように、下部支柱24A、24B、24C、24Dは第1板状部25と第2板状部26とを備えている。第1板状部25及び第2板状部26は共に上下方向に延びる平板である。第1板状部25及び第2板状部26の上下寸法は同一である。第1板状部25の一方の側縁部全体は第2板状部26の一方の側縁部全体に液密状態で接続している。互いに一体化している第1板状部25と第2板状部26は、平面視において略直交している。即ち、下部支柱24A、24B、24C、24Dの断面形状はL字形である。
上部連結部材28は、水平且つ平面視長方形の天井部28aと、天井部28aの一対の長辺からそれぞれ下方に延びる一対の長辺側壁部28bと、天井部28aの一対の短辺からそれぞれ下方に延びる一対の短辺側壁部28cと、を一体的に備えている。
図6及び図7に示すように、天井部28aの下面の左右両端部は下部支柱24Aの上端面と下部支柱24Dの上端面とにそれぞれ接触している。さらに、前方の長辺側壁部28bは下部支柱24Aの第1板状部25及び下部支柱24Dの第1板状部25の上端部に対して外側(前方)から対向している。さらに、右側の短辺側壁部28cは下部支柱24Aの第2板状部26の上端部に対して右側から対向しており、且つ、左側の短辺側壁部28cは下部支柱24Dの第2板状部26の上端部に対して左側から対向している。
さらに上部連結部材28は下部支柱24A及び下部支柱24Dの上端部に対して固定されている。
また、図9及び図11に示すように、平面視で下部支柱24Aの第1板状部25が仕切板36の前方の第1縁部37aと平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24Aの第2板状部26が仕切板36の右方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。さらに図10に示すように、平面視で下部支柱24Bの第1板状部25が仕切板36の後方の第1縁部37aと平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24Bの第2板状部26が仕切板36の右方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。
さらに、図示は省略してあるが、平面視で下部支柱24C、24Dの第1板状部25が仕切板36の対応する第1縁部37aとそれぞれ平行(又は略平行)をなし且つ下部支柱24C、24Dの第2板状部26が仕切板36の左方の第2縁部37bと平行(又は略平行)をなす。
各上部支柱41の断面形状はL字形である。即ち、各上部支柱41は、下部支柱24A、24B、24C、24Dの第1板状部25に対応する第1板状部41aと、第2板状部26に対応する第2板状部41bと、を備えている。さらに第1板状部41aと第2板状部41bの接続部(角部)の下端部には液体排出部36aと略同じ大きさの切欠部41cが形成されている。
4本の上部支柱41は、それぞれの下端面が仕切板36の基板部37に接触し、第1板状部41aの外面の下端部が対応する長辺側壁部38の内面に接触し、且つ第2板状部41bの外面の下端部が対応する短辺側壁部39の内面に接触する態様で、仕切板36に固定されている。
金属板である第1パネル30は、平板状の基板部30aと、基板部30aの一方の側縁部に設けられ且つ平面視において基板部30aに対して直交する折返部30bと、を一体的に備えている。
さらに図2、図3、図7、及び図9に示すように、各基板部30aの内面の折返部30b側の側縁部近傍の上端部を除く部位全体には第1縦方向パッキン33Aが固定されている。第1縦方向パッキン33Aは弾性材料によって構成されている。第1縦方向パッキン33Aは上下方向に延びており、且つ、その横断面形状は図9に示す長方形である。
また、図2、図3、及び図7乃至図9に示すように、各基板部30aの内面の上縁部の折返部30b側の端部を除く部位全体には横方向パッキン34Aが固定されている。横方向パッキン34Aは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Aは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は図7に示す長方形である。図7及び図11に示すように、第1縦方向パッキン33Aの上端面は横方向パッキン34Aの下端面に接触している。さらに第1縦方向パッキン33Aの折返部30b側の側面及び横方向パッキン34Aの折返部30b側の側面は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第1縦方向パッキン33Aの内面(下部支柱24A、24Cとの対向面)及び横方向パッキン34Aの内面(仕切板36の長辺側壁部38との対向面)は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。
第1縦方向パッキン33A及び横方向パッキン34Aと一体化した2枚の第1パネル30のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24A、及び前方の上部連結部材28に、例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24C、及び後方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定されている。各第1縦方向パッキン33Aの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24A、24Cの第1板状部25及び対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bに液密状態で接触し且つ横方向パッキン34Aの内面が弾性変形しながら対応する長辺側壁部38の外面に液密状態で接触する。このとき、第1縦方向パッキン33Aの内面の下端は対応する下部支柱24A、24Cの第1板状部25の下端と同じ高さに位置し、且つ、第1縦方向パッキン33Aの内面の上端は対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bの上端と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Aの内面の下端は長辺側壁部38の外面の下端と同じ高さに位置し、且つ、横方向パッキン34Aの内面の上端は長辺側壁部38の上端より上方に位置する。さらに図9及び図11に示すように折返部30bは短辺側壁部39と平行になる。さらに、図7に示すように、横方向パッキン34Aの一方の端部は下部支柱24A(及び下部支柱24C)の液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
金属板である第1パネル31は、平板状の基板部31aと、基板部31aの一方の側縁部(隣接する第1パネル30と反対側の側縁部)に設けられ且つ平面視において基板部31aに対して直交する折返部31b(図10参照)と、を一体的に備えている。各基板部31aの左右寸法は各基板部30aより短い。
さらに図2及び図10に示すように、各基板部31aの内面の折返部31b側の側縁部近傍の上端部を除く部位全体には第1縦方向パッキン33Bが固定されている。第1縦方向パッキン33Bは弾性材料によって構成されている。第1縦方向パッキン33Bは第1縦方向パッキン33Aと同一形状である。
また、図2に示すように、各基板部31aの内面の上縁部の折返部31b側の端部を除く部位全体には横方向パッキン34Bが固定されている。横方向パッキン34Bは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Bは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は横方向パッキン34Aと同一である。但し、横方向パッキン34Bの全長は横方向パッキン34Aより短い。図示は省略してあるが、第1縦方向パッキン33Bの上端面は横方向パッキン34Bの下面に接触している。さらに第1縦方向パッキン33Bの折返部31b側の側面及び横方向パッキン34Bの折返部31b側の側面は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第1縦方向パッキン33Bの内面(下部支柱24B、24Dとの対向面)及び横方向パッキン34Bの内面(仕切板36の長辺側壁部38との対向面)は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。
第1縦方向パッキン33B及び横方向パッキン34Bと一体化した2枚の第1パネル31のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24D、及び前方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24B、及び後方の上部連結部材28に例えばビスを用いて固定されている。各第1縦方向パッキン33Bの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24B、24Dの第1板状部25及び対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bに液密状態で接触し、且つ、横方向パッキン34Bの内面は弾性変形しながら対応する長辺側壁部38の外面に液密状態で接触する。このとき、第1縦方向パッキン33Bの内面の下端は対応する下部支柱24B、24Dの第1板状部25の下端と同じ高さに位置し、且つ、第1縦方向パッキン33Bの内面の上端は対応する上部連結部材28の長辺側壁部28bの上端と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Bの内面の下端は長辺側壁部38の外面の下端と同じ高さに位置し、且つ、横方向パッキン34Bの内面の上端は長辺側壁部38の上端より上方に位置する。さらに図10に示すように第1パネル31の折返部31bは短辺側壁部39と平行になる。さらに、図示は省略してあるが、横方向パッキン34Bの一方の端部は下部支柱24B、24Dの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
さらに各第1パネル31の隣接する第1パネル30側の側端面は、隣接する第1パネル30の第1パネル31側の側端面との間に微小隙間を形成しながら、隣接する第1パネル30と対向する。
金属板である第2パネル32は、平板状の基板部32aと、基板部32aの両方の側縁部に設けられ且つ平面視において基板部32aに対して直交する一対の折返部32bと、を一体的に備えている。
さらに図2及び図9乃至図11に示すように、各基板部32aの内面の両方の側縁部の上端部を除く部位全体及び各折返部32bの上端部を除く部分全体には第2縦方向パッキン33C、33Dがそれぞれ固定されている。第2縦方向パッキン33C、33Dは弾性材料によって構成されている。第2縦方向パッキン33Cの横断面形状は図9乃至図11に示す長方形である。第2縦方向パッキン33Dは第2縦方向パッキン33Cと同一形状である。第2縦方向パッキン33C、33Dが自由状態にあるとき、第2縦方向パッキン33C、33Dの基板部32aと反対側の面よりも折返部32bの先端面が基板部32a側に位置する。
また、図2、図3、図7、及び図11に示すように、各基板部32aの内面の上縁部全体及び各折返部32bの上端部には横方向パッキン34Cが固定されている。横方向パッキン34Cは弾性材料によって構成されている。横方向パッキン34Cは水平方向に延びており、且つ、その横断面形状は図7に示す長方形である。図7及び図11に示すように、第2縦方向パッキン33C、33Dの上端面は横方向パッキン34Cの下面にそれぞれ接触している。さらに第1縦方向パッキン33Cの前面及び横方向パッキン34Cの前面は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。同様に、第1縦方向パッキン33Dの後面及び横方向パッキン34Cの後面は共に、前後方向に対して直交する一つの平面上に位置する。さらに第2縦方向パッキン33C、33Dの内面(下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26との対向面)及び横方向パッキン34Cの内面(仕切板36の短辺側壁部39との対向面)は共に、左右方向に対して直交する一つの平面上に位置する。即ち、自由状態にあるとき、横方向パッキン34Cの基板部32aと反対側の面よりも折返部32bの先端面が基板部32a側に位置する。
第2縦方向パッキン33C、33D、及び横方向パッキン34Cと一体化した2枚の第2パネル32のうちの一方は、矩形枠体22、下部支柱24A、24B、及び前後の上部連結部材28の右端面に例えばビスを用いて固定され、他方は矩形枠体22、下部支柱24C、24D、及び前後の上部連結部材28の左端面に例えばビスを用いて固定されている。各第2縦方向パッキン33C、33Dの内面は弾性変形しながら対応する下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26、前後の上部連結部材28、及び対応する短辺側壁部39に液密状態で接触し、且つ、横方向パッキン34Cの内面は弾性変形しながら対応する短辺側壁部39の外面に液密状態で接触する。このとき、第2縦方向パッキン33C、33Dの内面の下端は対応する下部支柱24A、24B、24C、24Dの第2板状部26の下端と同じ高さに位置し、且つ、第2縦方向パッキン33C、33Dの内面の上端は対応する短辺側壁部39の外面の上下方向の中央部と同じ高さに位置する。また、横方向パッキン34Cの内面の下端は短辺側壁部39の外面の上下方向の中央部と同じ高さに位置し且つ横方向パッキン34Cの内面の上端は短辺側壁部39の上端より上方に位置する。さらに図9乃至図11に示すように、各折返部32bの先端面は短辺側壁部39の外面に接触する。さらに、図7に示すように、各横方向パッキン34Cの一方の端部は下部支柱24A、224Cの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。同様に、図示は省略してあるが、各横方向パッキン34Cの他方の端部は下部支柱24B、24Dの液体排出部36a(上部支柱41の切欠部41c)を塞がない。
空気調和装置10が作動すると、制御手段51からの指令によりファンモータが回転し、さらにファン65が回転する。すると、図5に示すように、室外熱交換器60及びラジエータ61の各フィンの間を通って上部筐体40の外側の空気が上部空間RU内へ流れ込む。さらに上部空間RUに流れた空気が天板40aの排気孔40bから天板40aの上方へ排気される。即ち、ファン65が回転すると図5に矢印で示した空気流が形成される。
そのため冷却水は排気用熱交換器53の内部を流れる。従って、排気ガスが排気用熱交換器53の内部を通り抜ける間に、排気ガスの熱が冷却水管48(第一分岐路)から冷却水管48内の冷却水に吸収される。さらに、排気ガスの熱が、フィン及び冷却水管48を介して、冷却水管48内の冷却水に吸収される。
さらに、冷却水管48内の冷却水は、エンジン45の内部を通過することにより加熱される。
このように空気調和装置10が暖房モードで作動するとき、排気ガスの熱は上記建物の室内を暖房するために利用される。
すると冷媒が冷媒用チューブを流れている間に、ファン65によって形成され且つ室外熱交換器60及びラジエータ61の各フィンの間の隙間を流れる空気流の熱の一部が、冷媒用チューブによって直接又はフィンを介して冷媒用チューブによって吸熱され、この熱が冷媒用チューブ内の冷媒へ伝わる。このように室外熱交換器60は暖房時に蒸発器として機能する。
このような冷媒の循環サイクルが繰り返されることにより室内暖房が継続される。
さらに上部筐体40の天板40aには排気孔40bが形成されているため、例えば雨が降っている場合は、雨水が排気孔40bを介して上部空間RUに流入し且つ重力によって仕切板36の基板部37の上面に落下することがある。
さらに、各第2パネル32の一方の折返部32bと第1パネル30の折返部30bとの間の隙間は微小であり、且つ、各第2パネル32の他方の折返部32bと第1パネル31の折返部31bとの間の隙間は微小である。従って、各排水路DCへ流れた水が、これらの隙間から室外機15の外側へ排出されるおそれは小さい。
そのため、仕切板36の基板部37に溜まった水が長辺側壁部38を乗り越えることが、横方向パッキン34A及び横方向パッキン34Bによって阻止される。従って、仕切板36の基板部37に溜まった水が長辺側壁部38を乗り越えて、長辺側壁部38と第1パネル30及び/または第1パネル31との間から基板部37の下方へ流れ且つ下部空間RDに向かうおそれはない。
同様に、仕切板36の基板部37に溜まった水が短辺側壁部39を乗り越えることが、横方向パッキン34Cによって阻止される。従って、仕切板36の基板部37に溜まった水が短辺側壁部39を乗り越えて、短辺側壁部39と第2パネル32との間から基板部37の下方へ流れ且つ下部空間RDに向かうおそれはない。
そのため、下部支柱24A、24B、24C、24Dを金属製のプレス成形品とすることが可能である。従って、下部支柱24A、24B、24C、24D(及び筐体16)の製造コストを低くすることが可能である。
この場合は、横方向パッキン34Aと横方向パッキン34Bとに対応するパッキンを単一のパッキンにより構成してもよい。
同様に、第1縦方向パッキン33B及び横方向パッキン34Bの少なくとも一方を第1パネル31(又は上記単一パネル)とは別体にしてもよい。この場合、第1パネル31(又は上記単一パネル)と別体の第1縦方向パッキン33Bは、例えば接着により下部支柱24B、24Dの第1板状部25に固定される。また、第1パネル31(又は上記単一パネル)とは別体の横方向パッキン34Bは、例えば接着により仕切板36の長辺側壁部38に固定される。
同様に、第2縦方向パッキン33C、33D、及び横方向パッキン34Cの少なくとも1つを第2パネル32とは別体にしてもよい。この場合、第2パネル32と別体の第2縦方向パッキン33Cは、例えば接着により下部支柱24A、24Cの第2板状部26に固定される。また、第2パネル32とは別体の第2縦方向パッキン33Dは、例えば接着により下部支柱24B、24Dの第2板状部26に固定される。また、第2パネル32とは別体の横方向パッキン34Cは、例えば接着により仕切板36の短辺側壁部39に固定される。
しかし、上部連結部材28を省略して、下部支柱24A、24B、24C、24Dにより仕切板36を直接的に支持してもよい。
Claims (4)
- 空気調和装置の一部を構成する室外機の筐体の下部の複数の角部の構成部材である上下方向に延びる複数の下部支柱と、
複数の前記下部支柱の上端部によって支持され且つ前記筐体の内部空間を上部空間と下部空間とに仕切る仕切板と、
を備え、
共に前記仕切板の外周縁部の一部をなす第1縁部と第2縁部とが交差する部位に、前記仕切板上の液体を前記仕切板の外周側に排出可能な液体排出部が設けられ、
少なくとも一つの前記下部支柱が、
平面視において前記第1縁部と平行をなす第1板状部と、
平面視において前記第2縁部と平行をなし且つ自身の一つの側縁部が前記第1板状部の一つの側縁部と接続する第2板状部と、
を備え、
前記第1板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第1排水路形成部材を接触させ、
前記第2板状部の外面に、上下方向に延び且つ平面視において少なくとも一部が前記仕切板の外周側に位置する第2排水路形成部材を接触させた、空気調和装置の室外機。 - 請求項1に記載の空気調和装置の室外機において、
前記筐体が、前記筐体の外面を構成し且つ前記下部支柱に対して着脱可能である第1パネル及び第2パネルを備え、
前記第1パネルの内面に前記第1排水路形成部材が固定され且つ前記第2パネルの内面に前記第2排水路形成部材が固定された、空気調和装置の室外機。 - 請求項1又は2に記載の空気調和装置の室外機において、
前記第1パネルの一つの側縁部と前記第2パネルの一つの側縁部とが、前記仕切板の前記液体排出部の外周側において対向する、空気調和装置の室外機。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の空気調和装置の室外機において、
前記第1排水路形成部材及び前記第2排水路形成部材の少なくとも一方が弾性体である、空気調和装置の室外機。
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