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JP2019016128A - 画像類否判断プログラム、画像類否判断装置および画像類否判断方法 - Google Patents

画像類否判断プログラム、画像類否判断装置および画像類否判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像の類否判断精度を向上させる。【解決手段】演算部1bは、画像2と画像3のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類する(ステップS1)。また、演算部1bは、画像2と画像3とにそれぞれ含まれる第1の特徴点について算出された第1の特徴量と、画像2と画像3とにそれぞれ含まれる第2の特徴点について算出された第2の特徴量とを用いて、画像2と画像3との類否を判断する(ステップS2)。【選択図】図1

Description

本発明は、画像類否判断プログラム、画像類否判断装置および画像類否判断方法に関する。
近年、様々な分野で画像のマッチング技術が広く利用されている。画像同士のマッチング方法の例として、第1画像の特徴点における局所特徴量と、第2画像の特徴点における局所特徴量とを比較して、第1画像の特徴点に対応する第2画像の特徴点(以下、「対応点」と呼ぶ)を探索する手法が利用される。探索により発見された対応点の集合を統計処理することで、第2画像における第1画像の存在や第1画像の位置を認識できる。
また、上記のような対応点の探索に利用される局所特徴量をバイナリコードで表す方法がある。その代表例として、BRIEF(Binary Robust Independent Elementary Features)がある。BRIEFは、特徴点の周囲に配置された複数の画素ペアのそれぞれについて、画素間の輝度差を基に算出された局所特徴量として表現される。より具体的には、画素間の輝度差の符号(正負)に応じたビット値の集合(バイナリコード)が、局所特徴量として算出される。このように局所特徴量をバイナリコードで表す方法では、ハミング距離による高速な計算によって特徴点同士の類似度を算出できるというメリットがある。
なお、特徴量を用いた画像処理技術として、次のような提案がある。例えば、画像から所定の被写体を含む領域の指定を受け、指定された領域内の色相成分と明度成分のいずれかを用いて被写体が持つ特徴量を抽出し、その特徴量を用いて、指定された領域における被写体の位置の偏りを補正する被写体領域抽出装置が提案されている。また、例えば、認証対象の画像中の各特徴点と、各特徴点の色情報の差分と、各特徴点の輝度ベクトルとを関連付けて記憶するようにした認証システムが提案されている。
特開2011−134117号公報 特開2015−149008号公報
M. Calonder, V. Lepetit, C. Strecha, and P. Fua., "BRIEF: Binary Robust Independent Elementary Features", In Proceedings of the European Conference on Computer Vision (ECCV), 2010
上記のように、局所特徴量を示すバイナリコードの各ビット値を画素ペアに含まれる画素間の輝度差の符号に基づいて算出する方法では、各画素の輝度差が小さい領域において特徴量が不安定になり、それによって画像の類否判断精度が低下するという問題がある。すなわち、各画素の輝度差が小さい領域では、画素ペアに含まれる画素間の輝度差が0に近くなるため、撮影時の光源の状態やノイズなどの影響によってビット値の符号が反転しやすい。そのため、このような領域から算出された局所特徴量を用いて第1画像の特徴点に対応する第2画像の対応点を探索すると、正しい対応点の探索に失敗する可能性が高くなる。このような探索の失敗は、画像の類否判断精度を低下させる原因となる。
1つの側面では、本発明は、画像の類否判断精度を向上させることが可能な画像類否判断プログラム、画像類否判断装置および画像類否判断方法を提供することを目的とする。
1つの案では、コンピュータに次のような処理を実行させる画像類否判断プログラムが提供される。コンピュータは、第1の画像と第2の画像のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類し、第1の画像と第2の画像とにそれぞれ含まれる第1の特徴点について算出された第1の特徴量と、第1の画像と第2の画像とにそれぞれ含まれる第2の特徴点について算出された第2の特徴量とを用いて、第1の画像と第2の画像との類否を判断する。
また、1つの案では、記憶部と演算部とを有する次のような画像類否判断装置が提供される。記憶部は、第1の画像と第2の画像とを記憶する。演算部は、第1の画像と第2の画像のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類し、第1の画像と第2の画像とにそれぞれ含まれる第1の特徴点について算出された第1の特徴量と、第1の画像と第2の画像とにそれぞれ含まれる第2の特徴点について算出された第2の特徴量とを用いて、第1の画像と第2の画像との類否を判断する。
さらに、1つの案では、上記の画像類否判断装置と同様の処理をコンピュータが実行する画像類否判断方法が提供される。
1つの側面では、画像の類否判断精度を向上させることができる。
第1の実施の形態に係る画像類否判断装置の構成例および処理例を示す図である。 第2の実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 画像処理装置が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。 画素ペア管理テーブルの構成例を示す図である。 局所特徴量算出処理の比較例について説明するための図である。 標識の例を示す図である。 絶対値ベクトルの算出処理について説明するための図である。 中間データ管理テーブルの構成例を示す図である。 局所特徴量の選択処理について説明するための図である。 輝度特徴量管理テーブルおよび色相特徴量管理テーブルの構成例を示す図である。 局所特徴量の算出処理について説明するための図である。 対応点の抽出処理について説明するための図である。 投票処理を説明するための図である。 投票結果に基づく類似画像の判定処理について説明するための図である。 特徴量算出処理の例を示すフローチャートである。 有用度算出処理の例を示すフローチャートである。 特徴量選択処理の例を示すフローチャートである。 特徴量登録処理の例を示すフローチャートである。 画像認識処理の例を示すフローチャート(その1)である。 画像認識処理の例を示すフローチャート(その2)である。 特徴量選択処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る画像類否判断装置の構成例および処理例を示す図である。図1に示す画像類否判断装置1は、記憶部1aと演算部1bを有する。記憶部1aは、例えば、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置として実現される。演算部1bは、例えば、プロセッサとして実現される。
記憶部1aは、類否判断の対象となる画像2,3を記憶する。画像2,3は、それぞれ複数の特徴点を有している。
演算部1bは、画像2に含まれる各特徴点を、第1の特徴点と第2の特徴点のいずれかに分類する。また、演算部1bは同様に、画像3に含まれる各特徴点を、第1の特徴点と第2の特徴点のいずれかに分類する(ステップS1)。第1の特徴点とは、輝度に基づく第1の特徴量が算出される特徴点である。第2の特徴点とは、色相に基づく第2の特徴量が算出される特徴点である。
例えば、演算部1bは、画像2,3に含まれる特徴点のうち、第1の特徴量の安定性が高い特徴点を第1の特徴点に分類し、第2の特徴量の安定性が高い特徴点を第2の特徴点に分類する。「特徴量の安定性が高い」とは、照明などの撮影環境の変化やノイズの発生などに対して、算出される特徴量の値が一定になりやすい(すなわち、変化しにくい)ことを意味する。
図1では例として、特徴点の分類結果が、管理テーブル4a,4b,5a,5bを用いて管理されるものとする。具体的には、画像2に含まれる特徴点のうち、第1の特徴点に分類された特徴点(例えば、特徴点2b)の識別番号が、管理テーブル4aに登録される。また、画像2に含まれる特徴点のうち、第2の特徴点に分類された特徴点(例えば、特徴点2a)の識別番号が、管理テーブル4bに登録される。一方、画像3に含まれる特徴点のうち、第1の特徴点に分類された特徴点(例えば、特徴点3a)の識別番号は、管理テーブル5aに登録される。また、画像3に含まれる特徴点のうち、第2の特徴点に分類された特徴点(例えば、特徴点3b)の識別番号は、管理テーブル5bに登録される。
さらに、図1の例では、管理テーブル4a,5aには、第1の特徴点について算出された第1の特徴量も登録され、管理テーブル4b,5bには、第2の特徴点について算出された第2の特徴量も登録されるものとする。
次に、演算部1bは、画像2,3にそれぞれ含まれる第1の特徴点について算出された第1の特徴量と、画像2,3にそれぞれ含まれる第2の特徴点について算出された第2の特徴量とを用いて、画像2と画像3との類否を判断する(ステップS2)。図1の例では、管理テーブル4a,5aに登録された第1の特徴量と、管理テーブル4b,5bに登録された第2の特徴量とが、類否判断に用いられる。
以上の演算部1bの処理によれば、画像2,3の類否判断処理において、輝度に基づく第1の特徴量と色相に基づく第2の特徴量とを、画像2,3の特徴点ごとに選択的に用いることができる。これにより、第1の特徴量と第2の特徴量の一方だけを用いた場合と比較して、画像の類否判断精度を向上させることができる。
例えば、画像の領域の中には、輝度に基づく第1の特徴量を用いると類似判断精度が低下してしまう場合でも、色相に基づく第2の特徴量を用いれば、類否判断精度を改善できる領域が存在し得る。演算部1bの処理によれば、このような領域に含まれる特徴点を第2の特徴点に分類することで、類否判断精度を向上させることができる。
具体的な例としては、特徴点に対応する特徴量として、特徴点の周囲に画素ペアを複数設定し、各画素ペアに含まれる画素間の輝度差に基づいて第1の特徴量を算出し、各画素ペアに含まれる画素間の色相差に基づいて第2の特徴量を算出する方法がある。この場合、画素間の輝度差が小さい領域では、照明などの撮影条件の変化やノイズの発生によって、輝度差に基づいて算出される第1の特徴量の値が容易に変化し得る。しかし、このように画素間の輝度差が小さくても、画素間の色相差が大きい場合には、色相差に基づいて算出される第2の特徴量は、撮影条件の変化やノイズの発生に対して容易に変化しない。このため、このような領域に含まれる特徴点を第2の特徴点に分類して、類否判断の際に第2の特徴量が用いられるようにすることで、類否判断精度を向上させることができる。
また、例えば、各特徴点に対応する特徴量として第1の特徴量と第2の特徴量の両方を算出しておき、これら2つの特徴量を用いて画像の類否判断を行う方法も考えられる。しかし、この方法では、特徴量の計算量が多くなることで、類否判断のための処理負荷が高まり、その処理時間が長くなってしまう。これに対して、上記の演算部1bの処理によれば、画像2,3の各特徴点が第1の特徴点と第2の特徴点の一方にあらかじめ分類されるので、特徴点ごとに第1の特徴点と第2の特徴点の両方を計算する必要がない。このため、上記方法と比較して特徴量の計算量を低減でき、その計算にかかる時間を短縮できる。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態として、記憶された複数の画像の中からキー画像が選択され、キー画像以外の画像からキー画像と類似する画像を検索する画像処理装置について説明する。なお、第2の実施の形態では、画像の特徴量としてBRIEFをベースとした特徴量を用いるが、例えば、ORB(Oriented fast and Rotated BRIEF)、BRISK(Binary Robust Invariant Scalable Keypoints)など、特徴点付近に設定した画素ペア間の画素値の差を2値化することで得られる他の種類のバイナリ特徴量をベースとすることもできる。
図2は、第2の実施の形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例を示す図である。第2の実施の形態に係る画像処理装置100は、例えば、図2に示すようなコンピュータとして実現される。
画像処理装置100は、プロセッサ101によって装置全体が制御されている。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
プロセッサ101には、バス108を介して、RAM102と複数の周辺機器が接続されている。
RAM102は、画像処理装置100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
バス108に接続されている周辺機器としては、HDD103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、読み取り装置106および通信インタフェース107がある。
HDD103は、画像処理装置100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、表示装置104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令にしたがって、画像を表示装置104aに表示させる。表示装置としては、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどがある。
入力インタフェース105には、入力装置105aが接続されている。入力インタフェース105は、入力装置105aから出力される信号をプロセッサ101に送信する。入力装置105aとしては、キーボードやポインティングデバイスなどがある。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
読み取り装置106には、可搬型記録媒体106aが脱着される。読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに記録されたデータを読み取ってプロセッサ101に送信する。可搬型記録媒体106aとしては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどがある。
通信インタフェース107は、ネットワーク107aを介して他の装置との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、画像処理装置100の処理機能を実現することができる。
ところで、上記の画像処理装置100の記憶装置(例えば、HDD103)には、複数の画像のデータが記憶される。これらの画像は、例えば、可搬型記録媒体106aを用いて画像処理装置100の記憶装置に格納されてもよいし、あるいは、ネットワーク107aを介して画像処理装置100の記憶装置に格納されてもよい。
記憶装置に記憶されるこれらの画像は、例えば、撮像装置によって撮像された撮像画像である。その場合、画像処理装置100では、例えば、写真管理ソフトウェアが実行されることで次のような処理が行われる。
ユーザの入力操作により、記憶装置内の複数の撮像画像からキー画像が選択される。すると、画像処理装置100は、記憶装置内の複数の撮像画像のうちキー画像を除く撮像画像(以下、「参照画像」と呼ぶ)から、キー画像と類似するシーンの撮像画像を抽出する。例えば、キー画像に含まれる対象物と同じ対象物が写っていると推定される参照画像が、キー画像と類似するシーンの撮像画像として抽出される。これにより、ユーザは、例えば、素材として必要な画像を画像処理装置100内から検索したり、同じイベントの開催時の写真を集めて自動的に整理することができる。したがって、ユーザに利便性や娯楽性を提供することができる。
また、画像処理装置100の画像検索機能は、上記のような撮像画像の管理の他、例えば、プレゼンテーション資料などの文書コンテンツの管理に利用することもできる。例えば、画像処理装置100の記憶装置に複数の文書のデータが記憶され、これらの中からキー文書が選択される。画像処理装置100は、例えば、文書表示時の見た目がキー文書と似ている文を含む文書をその他の文書の中から抽出することもできるし、あるいは、キー文書と同じ画像や表、グラフなどを含む文書をその他の文書の中から抽出することもできる。これにより、文書を探すための作業時間を低減できる。また、過去の文書資産の再利用が推進され、業務の効率化を図ることもできる。
また、画像処理装置100の画像検索機能は、医療画像管理システムの付加機能として利用することもできる。例えば、複数の時期に撮影されたCT(Computed Tomography)画像やMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像上の患部を自動的に位置合わせして、患部の画像の経時変化を判断するために利用できる。
なお、このような画像処理装置100は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどのユーザによって操作される端末装置として実現される。また、画像処理装置100は、ネットワーク上のサーバ装置として実現されてもよい。この場合、画像処理装置100の記憶装置に記憶される画像のデータは、例えば、ユーザの端末装置からネットワークを介して画像処理装置100にアップロードされる。
図3は、画像処理装置が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。画像処理装置100は、記憶部110、画像取得部121、有用度算出部122、特徴量選択部123、特徴量算出部124および画像認識部125を有する。
記憶部110は、画像処理装置100が備える記憶装置(例えば、RAM102またはHDD103)の記憶領域として実装される。記憶部110には、画像データ111、画素ペア管理テーブル112、中間データ管理テーブル113、輝度特徴量管理テーブル114および色相特徴量管理テーブル115が記憶される。
画像データ111は、記憶部110に複数記憶される。画像データ111はそれぞれ、類似検索に用いられる画像(以下、「記憶画像」と記載する)のデータを示す。類似検索の際には、記憶画像の中からキー画像が1つ選択され、残りの記憶画像(参照画像)の中からキー画像と類似する画像が検索される。
画素ペア管理テーブル112には、各記憶画像の特徴量を算出するために使用される画素ペアの座標が登録される。
中間データ管理テーブル113は、記憶画像ごとに用意される。中間データ管理テーブル113は、対応する記憶画像の特徴量を算出する過程で使用される中間データが一時的に登録される。なお、中間データとしては、後述する輝度絶対値ベクトル、色相絶対値ベクトル、輝度ノルム、色相ノルムが登録される。
輝度特徴量管理テーブル114および色相特徴量管理テーブル115は、いずれも記憶画像ごとに用意される。1つの記憶画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114および色相特徴量管理テーブル115によって、その記憶画像内の特徴点ごとの特徴量(局所特徴量)が保持される。後述するように、本実施の形態では、記憶画像内の特徴点は、輝度に基づく輝度特徴量が算出される輝度特徴点と、色相に基づく色相特徴量が算出される色相特徴点とに分類される。輝度特徴量管理テーブル114には、輝度特徴点における輝度特徴量が登録され、色相特徴量管理テーブル115には、色相特徴点における色相特徴量が登録される。
画像取得部121、有用度算出部122、特徴量選択部123、特徴量算出部124および画像認識部125の処理は、例えば、所定のアプリケーションプログラムがプロセッサ101に実行されることによって実現される。
画像取得部121は、画像データ111を取得して記憶部110に格納する。例えば、画像取得部121は、撮像画像によって撮像された画像の画像データ111を、可搬型記録媒体106aを介して、あるいはネットワーク107aを介して取得する。
有用度算出部122は、記憶画像の各特徴点の局所特徴量として輝度特徴量と色相特徴量のどちらが有用かを示す有用度を算出する。特徴量選択部123は、算出された有用度に基づいて、各特徴点の局所特徴量として輝度特徴量と色相特徴量のいずれかを選択する。換言すると、特徴量選択部123は、算出された有用度に基づいて、各特徴点を輝度特徴点と色相特徴点のいずれかに分類する。
特徴量算出部124は、各特徴点に対応する輝度特徴量または色相特徴量を算出する。特徴量算出部124は、算出した輝度特徴量を輝度特徴量管理テーブル114に登録し、算出した色相特徴量を色相特徴量管理テーブル115に登録する。これにより、特徴量算出部124は、記憶画像ごとの特徴量を算出し、記憶部110に登録する。
画像認識部125は、キー画像の選択操作を受け付け、輝度特徴量管理テーブル114と色相特徴量管理テーブル115を参照しながら、選択されたキー画像以外の記憶画像の中からキー画像と類似する類似画像を検索する。
<特徴量算出処理>
次に、画像処理装置100による特徴量算出処理について説明する。
まず、特徴領域における画素ペアの設定方法について説明する。本実施の形態では、特徴量としてBRIEFを用いた場合と同様の方法で、次のようにして画素ペアが設定される。
記憶画像には、複数の特徴点が設定され、特徴点ごとに局所特徴量が算出される。特徴点は、複数の記憶画像に対して共通に設定される。本実施の形態では例として、記憶画像上に等間隔(例えば、24画素間隔)で特徴点を設定するDense Samplingが用いられるものとする。
また、各特徴点を中心とする一定領域が特徴領域に設定される。特徴領域は、例えば、特徴点を中心とする48画素四方の矩形領域とされる。さらに、特徴領域の内部には、複数の画素ペアがあらかじめ設定される。ある特徴点の局所特徴量は、対応する特徴領域内の各画素ペアの画素値の差に基づく符号を組み合わせて構成されたビット列として算出される。なお、BRIEFでは、ビット列の各ビット値は輝度差に基づいて決定されるが、本実施の形態では、特徴点によって、各ビット値が輝度差に基づいて決定される場合と、各ビット値が色相差に基づいて決定される場合とがある。
図4は、画素ペア管理テーブルの構成例を示す図である。画素ペアに含まれる各画素の座標は、画素ペア管理テーブル112にあらかじめ登録される。図4に示すように、画素ペア管理テーブル112には、画素ペアを識別するためのIDと、画素ペアに含まれる第1画素および第2画素の各座標とが登録される。画素ペアは、例えば、ランダムに設定される。画素ペア管理テーブル112に登録された画素ペアの情報は、すべての特徴領域に対して共通に適用される。
次に、画素ペア管理テーブル112を用いた局所特徴量算出処理について説明する。以下の説明では、まず、図5、図6を用いて局所特徴量算出処理の比較例について説明した後、図7〜図11を用いて本実施の形態における局所特徴量算出処理について説明する。
図5は、局所特徴量算出処理の比較例について説明するための図である。この図5では、局所特徴量としてBRIEFを用い、画像200における各特徴点の局所特徴量を、この画像200に対応する特徴量管理テーブル210に登録する処理の例を示す。
例えば、画像200に設定された特徴点201の局所特徴量は、次のようにして算出される。まず、特徴点201に対応する特徴領域202について、各画素ペアの輝度差が計算される(ステップS11)。画素ペアの輝度差は、例えば、画素ペア管理テーブル112における第1画素の輝度値から第2画素の輝度値を減算することで得られる。
次に、算出された輝度差の符号に応じたビット値を組み合わせることで、ビット列203が生成される(ステップS12)。具体的には、輝度差が正値の場合、ビット値は1に設定され、輝度差が0以下の場合、ビット値は0に設定される。ビット値は、画素ペア順に決定されてビット列203に付加される。例えば、M組の画素ペアが設定されている場合、Mビットのビット列203が生成される。次に、生成されたビット列203は、特徴点201の局所特徴量として特徴量管理テーブル210に登録される(ステップS13)。
このようにして、画像200に設定されたすべての特徴点に対応する局所特徴量(ビット列)が算出され、画像200に対応する特徴量として特徴量管理テーブル210に記録される。
しかしながら、上記のように、局所特徴量の各ビット値を輝度差の符号から決定する場合には、各画素の輝度差が小さい領域では、画素間の輝度差が0に近くなる。そのため、光源などの撮影条件の微妙な違いやノイズ発生などによって、ビット値が容易に変化しやすくなり、局所特徴量の値が不安定になる。その結果、画像認識精度の劣化につながるという問題がある。
その一方、画像の領域の中には、各画素の輝度差は小さいものの色相差は大きいという領域が存在し得る。例えば、標識や看板など、人手によってデザインされたものは、同一のトーンに含まれる色が使用されることが多い。同一のトーンには、色相差が大きい色同士が含まれているため、人手によってデザインされたものが写っている領域においては、各画素の輝度差は小さいものの色相差は大きいという領域が発生しやすい。
図6は、標識の例を示す図である。図6(A)に示す標識300は、輝度差が大きい2つの色をそれぞれ用いた領域301,302を含んでいる。例えば、領域301,302の境界を含むような特徴領域303が設定された場合、この特徴領域303では画素ペアに含まれる画素間の輝度差が大きくなりやすい。このため、輝度差を用いた場合でも安定的な局所特徴量を算出できる可能性が高い。すなわち、照明が変動したりノイズが発生した場合でも、同一値の局所特徴量が算出される可能性が高い。
一方、図6(B)に示す標識310は、色相差は大きいものの輝度差は小さい2つの色をそれぞれ用いた領域311,312を含んでいる。例えば、領域311,312の境界を含むような特徴領域313が設定された場合、この特徴領域313では画素ペアに含まれる画素間の輝度差が小さくなるので、輝度差を用いて算出された局所特徴量は不安定になりやすい。すなわち、照明が変動したりノイズが発生した場合、算出される局所特徴量の値が変わってしまう可能性が高い。
この特徴領域313のように、各画素の輝度差は小さいものの色相差は大きいという領域では、色相差に基づいて局所特徴量を算出することで、照明変動やノイズに対して安定性の高い特徴量を得ることが可能である。そこで、本実施の形態では、輝度差に基づく局所特徴量だけでなく、色相差に基づく局所特徴量も用いて画像類否判断を実行することで、その判断精度を向上させる。
以下、輝度差に基づく局所特徴量を「輝度特徴量」と記載し、色相差に基づく局所特徴量を「色相特徴量」と記載する。輝度特徴量は、画素ペアに含まれる各画素の輝度差の符号に基づいてビット値が決定される局所特徴量、すなわちBRIEFである。一方、色相特徴量は、画素ペアに含まれる各画素の色相差の符号に基づいてビット値が決定される局所特徴量である。
ここで、輝度特徴量と色相特徴量を両方用いる方法の一例としては、各特徴点について輝度特徴量と色相特徴量の両方を算出しておき、画像類否判断の際に両方の局所特徴量を使用する方法も考えられる。しかし、この方法では、局所特徴量の計算量が多くなることで、類否判断のための処理負荷が高まり、その処理時間が長くなってしまう。
そこで、本実施の形態の画像処理装置100は、特徴点ごとに、輝度特徴量と色相特徴量のどちらを用いた方が適切かを示す「有用度」を算出する。そして、画像処理装置100は、有用度に基づいて、特徴点ごとに輝度特徴量と色相特徴量とを選択的に算出し、算出された局所特徴量を画像認識処理に用いるようにする。以下、図7、図8を用いて、有用度算出部122による有用度の算出処理について説明する。
図7は、絶対値ベクトルの算出処理について説明するための図である。有用度算出部122は、有用度を算出するための中間データとして、記憶画像内の特徴点ごとに輝度絶対値ベクトルと色相絶対値ベクトルを算出する。輝度絶対値ベクトルと色相絶対値ベクトルは、ともに、特徴領域内の各画素ペアに対応するビット値が組み合わされたビット列である。したがって、輝度絶対値ベクトルと色相絶対値ベクトルは、局所特徴量と同じケタ数を有する。
例えば、有用度算出部122は、画像200に設定された特徴点201に対応する特徴領域202を特定する。有用度算出部122は、特徴領域202の輝度データを用いて、画素ペアごとに、画素ペアに含まれる各画素の輝度差の絶対値を算出する。そして、有用度算出部122は、算出された輝度差の絶対値を0より大きい所定の閾値と比較し、輝度差の絶対値が閾値以上の場合、対応するビット値を1に設定し、輝度差の絶対値が閾値未満の場合、対応するビット値を0に設定する(ステップS21)。このような手順で画素ペアごとのビット値が決定されることで、輝度絶対値ベクトルが算出される。
また、有用度算出部122は、特徴領域202の色相データを用いて、画素ペアごとに、画素ペアに含まれる各画素の色相差の絶対値を算出する。そして、有用度算出部122は、算出された色相差の絶対値を上記の閾値と比較し、色相差の絶対値が閾値以上の場合、対応するビット値を1に設定し、色相差の絶対値が閾値未満の場合、対応するビット値を0に設定する(ステップS22)。このような手順で画素ペアごとのビット値が決定されることで、色相絶対値ベクトルが算出される。
輝度絶対値ベクトルのビット値が1であることは、そのビット値に対応する画素ペアについての輝度差が大きいことを示す。したがって、輝度絶対値ベクトルに含まれるビット値「1」の数が多いほど、対応する特徴点における輝度特徴量の安定性が高い(すなわち、輝度特徴量の有用度が高い)ことを示す。また、色相絶対値ベクトルのビット値が1であることは、そのビット値に対応する画素ペアについての色相差が大きいことを示す。したがって、色相絶対値ベクトルに含まれるビット値「1」の数が多いほど、対応する特徴点における色相特徴量の安定性が高い(すなわち、色相特徴量の有用度が高い)ことを示す。
図8は、中間データ管理テーブルの構成例を示す図である。有用度算出部122は、ある記憶画像についての有用度を算出する際に、その記憶画像に対応する中間データ管理テーブル113を作成し、記憶部110に格納する。中間データ管理テーブル113には、特徴点を識別するためのID、特徴点の座標、輝度絶対値ベクトル、輝度ノルム、色相絶対値ベクトルおよび色相ノルムが登録される。
中間データ管理テーブル113には、記憶画像に設定される各特徴点に対応するレコードがあらかじめ作成され、有用度算出部122は、特徴点ごとに算出された輝度絶対値ベクトルと色相絶対値ベクトルを、対応するレコードに登録する。また、輝度ノルムは、輝度絶対値ベクトルのノルムを示し、色相ノルムは、色相絶対値ベクトルのノルムを示す。「ノルム」とは、ビット列に含まれる「1」の数を示す。したがって、輝度ノルムは輝度特徴量の有用度を示し、色相ノルムは色相特徴量の有用度を示す。すなわち、輝度ノルムが大きいほど輝度特徴量の安定性が高いことを示し、色相ノルムが大きいほど色相特徴量の安定性が高いことを示す。
有用度算出部122は、特徴点ごとに、輝度絶対値ベクトルに基づいて輝度ノルムを算出し、色相絶対値ベクトルに基づいて色相ノルムを算出して、特徴点に対応するレコードに登録する。次の図9に示すように、輝度ノルムと色相ノルムは、特徴点に対応する局所特徴量として輝度特徴量と色相特徴量のどちらを選択するかを決定するために利用される。
図9は、局所特徴量の選択処理について説明するための図である。特徴量選択部123は、特徴量ごとに算出された輝度ノルムと色相ノルムとを比較し、輝度ノルムの方が大きい場合には局所特徴量として輝度特徴量を選択し、輝度ノルムが色相ノルム以下の場合には局所特徴量として色相特徴量を選択する。
以下、輝度特徴量が選択された特徴点を「輝度特徴点」と記載し、色相特徴量が選択された特徴点を「色相特徴点」と記載する。特徴量選択部123の処理により、記憶画像内の各特徴点は輝度特徴点と色相特徴点のいずれかに分類される。図9の例では、画像200の特徴点#1は、輝度ノルムより色相ノルムの方が大きいため、色相特徴点に分類される。特徴点#2は、色相ノルムより輝度ノルムの方が大きいため、輝度特徴点に分類される。特徴点#3は、輝度ノルムより色相ノルムの方が大きいため、色相特徴点に分類される。特徴点#4は、色相ノルムより輝度ノルムの方が大きいため、輝度特徴点に分類される。
図10は、輝度特徴量管理テーブルおよび色相特徴量管理テーブルの構成例を示す図である。特徴量選択部123は、ある記憶画像上の各特徴点について、上記のような局所特徴量の選択処理を実行する際に、その記憶画像にそれぞれ対応する輝度特徴量管理テーブル114および色相特徴量管理テーブル115を作成し、記憶部110に格納する。輝度特徴量管理テーブル114には、輝度特徴点を識別するためのIDと、輝度特徴点の座標と、輝度特徴量とが登録される。色相特徴量管理テーブル115には、色相特徴点を識別するためのIDと、色相特徴点の座標と、色相特徴量とが登録される。
特徴量選択部123は、特徴点を輝度特徴点に分類すると、輝度特徴量管理テーブル114にレコードを追加し、そのレコードに輝度特徴点のIDおよび座標を登録する。その後、特徴量算出部124によって輝度特徴点に対応する輝度特徴量が算出されると、その輝度特徴量が該当レコードに登録される。
また、特徴量選択部123は、特徴点を色相特徴点に分類すると、色相特徴量管理テーブル115にレコードを追加し、そのレコードに色相特徴点のIDおよび座標を登録する。その後、特徴量算出部124によって色相特徴点に対応する色相特徴量が算出されると、その色相特徴量が該当レコードに登録される。
図11は、局所特徴量の算出処理について説明するための図である。例えば、特徴量算出部124は、画像200に設定された特徴点204が輝度特徴点に分類されている場合、特徴点204に対応する特徴領域の輝度データに基づいて、輝度特徴量(BRIEF)204aを算出する。特徴量算出部124は、算出された輝度特徴量204aを、輝度特徴量管理テーブル114の特徴点204に対応するレコードに登録する(ステップS31)。
また、例えば、特徴量算出部124は、画像200に設定された特徴点205が色相特徴点に分類されている場合、特徴点205に対応する特徴領域の色相データに基づいて、色相特徴量205aを算出する。特徴量算出部124は、算出された色相特徴量205aを、色相特徴量管理テーブル115の特徴点205に対応するレコードに登録する(ステップS32)。
以上の手順により、記憶画像ごとの特徴量が算出されて記憶部110に登録される。
<画像認識処理>
次に、図12〜図14を用いて、画像認識部125による画像認識処理について説明する。
図12は、対応点の抽出処理について説明するための図である。画像認識部125は、ユーザの操作入力に応じて記憶画像からキー画像を選択する。そして、画像認識部125は、選択したキー画像と他の撮像画像(参照画像)とを比較し、参照画像の中からキー画像と類似する画像を探索する。
キー画像と参照画像との比較では、画像間で類似する特徴点が探索される。この処理では、画像認識部125は、キー画像から選択した特徴点の局所特徴量と、参照画像の各特徴点の局所特徴量とのハミング距離を計算し、参照画像の特徴点のうちハミング距離が最小の特徴点を、類似度が最も高い対応点として抽出する。
図12では、参照画像230からキー画像220上の特徴点に対応する対応点を抽出する処理を例示している。本実施の形態では、前述のように、キー画像220上の特徴点と参照画像230上の特徴点は、輝度特徴点と色相特徴点のいずれかに分類されている。
そこで、画像認識部125は、参照画像230上の特徴点のうち輝度特徴点の中から、キー画像220上の特徴点のうち輝度特徴点にそれぞれ対応する対応点を抽出する(S41a)。この対応点の抽出では、キー画像220上の輝度特徴点について算出された輝度特徴量と、参照画像230上の輝度特徴点について算出された輝度特徴量とが比較される。また、画像認識部125は、参照画像230上の特徴点のうち色相特徴点の中から、キー画像220上の特徴点のうち色相特徴点にそれぞれ対応する対応点を抽出する(S42a)。この対応点の抽出では、キー画像220上の色相特徴点について算出された色相特徴量と、参照画像230上の色相特徴点について算出された色相特徴量とが比較される。
次に、画像認識部125は、キー画像220上の輝度特徴点ごとに次のような処理を実行する。画像認識部125は、キー画像220上の輝度特徴点と参照画像230上の対応点とが一致するように参照画像230にキー画像220を重ねた場合の、参照画像230におけるキー画像220の中心位置を推定する。画像認識部125は、参照画像230の各画素のうち、推定された中心位置の画素に対して投票する(ステップS41b)。投票数は、例えば、投票マップ240を用いて管理される。
また、キー画像220上の色相特徴点についても同様の処理が実行される。すなわち、画像認識部125は、キー画像220上の色相特徴点ごとに次のような処理を実行する。画像認識部125は、キー画像220上の色相特徴点と参照画像230上の対応点とが一致するように参照画像230にキー画像220を重ねた場合の、参照画像230におけるキー画像220の中心位置を推定する。画像認識部125は、参照画像230の各画素のうち、推定された中心位置の画素に対して投票する(ステップS42b)。投票数は、共通の投票マップ240を用いて管理される。
画像認識部125は、以上のような投票の結果に基づき、参照画像230の画素の中から投票数が最大の画素を判別し、判別した画素の投票数が所定の閾値を超えている場合に、参照画像230をキー画像220に類似する画像と判定する。
図13は、投票処理を説明するための図である。図13では、キー画像220の特徴点221と類似する参照画像230の対応点を探索する処理の例を示す。なお、特徴点221は、輝度特徴点と色相特徴点のいずれかである。画像認識部125は、例えば、キー画像220の特徴点221の局所特徴量と、参照画像230の各特徴点の局所特徴量とのハミング距離を計算することで、対応点を探索する(ステップS51)。
キー画像220の特徴点221に対する対応点として、参照画像230の特徴点231が抽出されたものとする。このとき、画像認識部125は、特徴点221と特徴点231(対応点)とが一致するように参照画像230にキー画像220を重ねた場合の、参照画像230におけるキー画像220の中心位置222を推定する(ステップS52)。
ここで、参照画像の横幅および高さの画素数をそれぞれwi,hiとし、キー画像の横幅および高さの画素数をそれぞれwr,hrとする。キー画像の特徴点(xr,yr)に対応する参照画像の対応点として参照画像の特徴点(xi,yi)が探索されたとすると、参照画像におけるキー画像の中心点の位置(xv,yv)は、次の式(1),(2)を用いて算出される。
xv=xi・xr+(wr/2) ・・・(1)
yv=yi・yr+(hr/2) ・・・(2)
図13の特徴点221と特徴点231との対応関係に基づいて、参照画像230におけるキー画像220の中心位置として画素232が推定されたとすると、画像認識部125は、参照画像230の画素のうち、画素232に対して投票する。この投票処理には、例えば、前述の投票マップ240が用いられる。投票マップ240は、参照画像230の各画素に対応するエントリを有する。投票マップ240の各エントリの初期値は0とされる。図13の処理では、投票マップ240における画素232に対応するエントリに1が加算される(ステップS53)。
なお、実際には、画像認識部125は、例えば、画素232を中心とした所定領域(例えば、10画素四方の矩形領域)に含まれる各画素に投票してもよい。これにより、キー画像220と参照画像230との違いに対してある程度ロバストな認識処理を行うことが可能になる。
図14は、投票結果に基づく類似画像の判定処理について説明するための図である。図14に示す投票マップ240aは、図13に示すような処理がキー画像220の各特徴点について実行された後の投票マップ240の状態を示す。画像認識部125は、投票マップ240aにおける各画素についての投票数のうちの最大値を抽出し、この最大値が所定の閾値を超えているかを判定する。
キー画像220と参照画像230とに同じ対象物が写っている場合、キー画像220の特徴点と参照画像230の対応点との位置関係が、キー画像の特徴点間で同じ場合が多い。この場合、投票マップ240aにおける同じ画素に対応するエントリに投票数が集中する。一方、キー画像220と参照画像230との関連性が低い場合、キー画像220の特徴点と参照画像230の対応点との位置関係が、キー画像220の特徴点間で異なる場合が多い。この場合、投票マップ240aにおいて投票数が分散する。
したがって、投票マップ240aにおける投票数の最大値が閾値を超えた場合には、投票数が同じ画素に集中していると推定されるため、キー画像220と参照画像230とに同じ対象物が写っている可能性が高いと判断できる。このことから、画像認識部125は、投票数の最大値が閾値を超えた場合、参照画像230をキー画像220に類似する画像であると判定する。
なお、実際には、参照画像230における特徴点の数によって投票数の最大値が影響を受けることから、例えば、参照画像230における特徴点の数で投票数を除算するなどの正規化処理が行われた上で、閾値との比較が行われることが望ましい。
<フローチャート>
次に、画像処理装置100の処理についてフローチャートを用いて説明する。
図15は、特徴量算出処理の例を示すフローチャートである。
[ステップS101]特徴量算出部124は、記憶画像を1つ選択する。
[ステップS102]有用度算出部122は、記憶画像上の各特徴点について、輝度特徴量の有用度と色相特徴量の有用度とを算出する。
[ステップS103]特徴量選択部123は、ステップS102で算出された有用度に基づいて、記憶画像上の各特徴点に対応する局所特徴量として、輝度特徴量と色相特徴量のいずれかを選択する。すなわち、特徴量選択部123は、記憶画像上の各特徴点を輝度特徴点と色相特徴点のいずれかに分類する。
[ステップS104]特徴量算出部124は、輝度特徴点における輝度特徴量を算出し、選択された記憶画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114に登録する。また、特徴量算出部124は、色相特徴点における色相特徴量を算出し、選択された記憶画像に対応する色相特徴量管理テーブル115に登録する。
[ステップS105]特徴量算出部124は、記憶部110に記憶されている記憶画像のすべてについてステップS101〜S104の処理を実行したかを判定する。未実行の記憶画像がある場合、特徴量算出部124は、ステップS101の処理を実行して、未実行の記憶画像を1つ選択する。一方、すべての記憶画像について処理を実行済みである場合、特徴量算出部124は処理を終了する。
図16は、有用度算出処理の例を示すフローチャートである。この図16の処理は、図15のステップS102の処理に対応する。
[ステップS111]有用度算出部122は、ステップS101で選択した記憶画像から特徴点を1つ選択する。
[ステップS112]有用度算出部122は、画素ペア管理テーブル112から画素ペアを1つ選択する。
[ステップS113]有用度算出部122は、ステップS111で選択した特徴点を中心とした一定範囲の特徴領域から、ステップS112で選択した画素ペアに対応する2つの画素を選択し、選択した各画素間の輝度差の絶対値を計算する。輝度差は、画素ペアに含まれる画素のうち、第1画素の輝度値から第2画素の輝度値を減算することで算出される。
有用度算出部122は、算出された輝度差の絶対値を0より大きい所定の閾値と比較する。有用度算出部122は、輝度差の絶対値が閾値以上の場合、ビット値を「1」に決定し、輝度差の絶対値が閾値未満の場合、ビット値を「0」に決定する。有用度算出部122は、決定されたビット値を、輝度特徴点に対応する輝度絶対値ベクトルを示すビット列の下位に付加する。
[ステップS114]有用度算出部122は、ステップS111で選択した特徴点を中心とした一定範囲の特徴領域から、ステップS112で選択した画素ペアに対応する2つの画素を選択し、選択した各画素間の色相差の絶対値を計算する。色相差は、画素ペアに含まれる画素のうち、第1画素の色相値から第2画素の色相値を減算することで算出される。
有用度算出部122は、算出された色相差の絶対値を0より大きい所定の閾値と比較する。有用度算出部122は、色相差の絶対値が閾値以上の場合、ビット値を1に決定し、色相差の絶対値が閾値未満の場合、ビット値を0に決定する。有用度算出部122は、決定されたビット値を、色相特徴点に対応する色相絶対値ベクトルを示すビット列の下位に付加する。
[ステップS115]有用度算出部122は、画素ペア管理テーブル112に登録されたすべての画素ペアについてステップS112〜S114の処理を実行したかを判定する。未実行の画素ペアがある場合、有用度算出部122は、ステップS112の処理を実行して、未実行の画素ペアを選択する。
一方、すべての画素ペアについて処理を実行済みの場合、有用度算出部122は、中間データ管理テーブル113からステップS111で選択した特徴点に対応するレコードを特定する。有用度算出部122は、特定したレコードに対して、ステップS113の処理により生成された輝度絶対値ベクトルと、ステップS114の処理により生成された色相絶対値ベクトルとを登録する。そして、有用度算出部122は、ステップS116の処理を実行する。
[ステップS116]有用度算出部122は、輝度絶対値ベクトルのノルムを輝度ノルムとして算出し、ステップS115で特定したレコードに登録する。
[ステップS117]有用度算出部122は、色相絶対値ベクトルのノルムを色相ノルムとして算出し、ステップS115で特定したレコードに登録する。
[ステップS118]有用度算出部122は、ステップS111〜S117の処理をすべての特徴点について実行したかを判定する。未実行の特徴点がある場合、有用度算出部122は、ステップS111の処理を実行して、未実行の特徴点を選択する。一方、すべての特徴点について処理を実行済みの場合、有用度算出部122は処理を終了する。
以上の図16の処理により、記憶画像に対応する中間データ管理テーブル113において、すべての特徴点について、輝度特徴量の有用度を示す輝度ノルムと、色相特徴量の有用度を示す色相ノルムとが登録される。
図17は、特徴量選択処理の例を示すフローチャートである。この図17の処理は、図15のステップS103の処理に対応する。
[ステップS121]特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像から特徴点を1つ選択する。実際の処理としては、特徴量選択部123は、図16の処理によって作成された中間データ管理テーブル113から、レコードを1つ選択する。
[ステップS122]特徴量選択部123は、ステップS121で選択したレコードから輝度ノルムと色相ノルムを読み出し、輝度ノルムが色相ノルムより大きいかを判定する。特徴量選択部123は、輝度ノルムが色相ノルムより大きい場合、ステップS123の処理を実行し、輝度ノルムが色相ノルム以下の場合、ステップS124の処理を実行する。
[ステップS123]特徴量選択部123は、ステップS121で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、輝度特徴量を選択する。このとき、特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114に、レコードを1つ追加する。特徴量選択部123は、追加したレコードに、ステップS121で選択した特徴点を示すIDと、この特徴点の座標とを登録する。
[ステップS124]特徴量選択部123は、ステップS121で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、色相特徴量を選択する。このとき、特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する色相特徴量管理テーブル115に、レコードを1つ追加する。特徴量選択部123は、追加したレコードに、ステップS121で選択した特徴点を示すIDと、この特徴点の座標とを登録する。
[ステップS125]特徴量選択部123は、ステップS121〜S124の処理をすべての特徴点について実行したかを判定する。未実行の特徴点がある場合、特徴量選択部123は、ステップS121の処理を実行して、未実行の特徴点を選択する。一方、すべての特徴点について処理を実行済みの場合、特徴量選択部123は処理を終了する。
以上の図17の処理により、記憶画像内のすべての特徴点が、有用度の比較に基づいて輝度特徴点と色相特徴点のいずれかに分類される。ステップS123では、輝度特徴点に分類された特徴点の座標が輝度特徴量管理テーブル114に登録され、ステップS124では、色相特徴点に分類された特徴点の座標が色相特徴量管理テーブル115に登録される。そして、次の図18の処理により、輝度特徴点および色相特徴点のそれぞれに対応する局所特徴量が算出され、輝度特徴量管理テーブル114と色相特徴量管理テーブル115のいずれかに登録される。
図18は、特徴量登録処理の例を示すフローチャートである。この図18の処理は、図15のステップS104の処理に対応する。
[ステップS131]特徴量算出部124は、ステップS101で選択した記憶画像から輝度特徴点を1つ選択する。実際の処理としては、特徴量算出部124は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114から、レコードを1つ選択する。
[ステップS132]特徴量算出部124は、画素ペア管理テーブル112から画素ペアを1つ選択する。
[ステップS133]特徴量算出部124は、ステップS131で選択した輝度特徴点を中心とした一定範囲の特徴領域から、ステップS132で選択した画素ペアに対応する2つの画素を選択し、選択した各画素間の輝度差を計算する。輝度差は、画素ペアに含まれる画素のうち、第1画素の輝度値から第2画素の輝度値を減算することで算出される。
特徴量算出部124は、算出された輝度差が0より大きい場合、ビット値を1に決定し、算出された輝度差が0以下の場合、ビット値を0に決定する。特徴量算出部124は、決定されたビット値を、輝度特徴点に対応する輝度特徴量を示すビット列の下位に付加する。
[ステップS134]特徴量算出部124は、画素ペア管理テーブル112に登録されたすべての画素ペアについてステップS132,S133の処理を実行したかを判定する。未実行の画素ペアがある場合、特徴量算出部124は、ステップS132の処理を実行して、未実行の画素ペアを選択する。
一方、すべての画素ペアについて処理を実行済みの場合には、ステップS133でのビット列の生成が完了している。この場合、特徴量算出部124は、ステップS131で輝度特徴量管理テーブル114から選択したレコードに、生成されたビット列を輝度特徴量として登録する。
[ステップS135]特徴量算出部124は、ステップS131〜S134の処理をすべての輝度特徴点について実行したかを判定する。未実行の輝度特徴点がある場合、特徴量算出部124は、ステップS131の処理を実行して、未実行の輝度特徴点を選択する。一方、すべての輝度特徴点について処理を実行済みの場合、特徴量算出部124は、ステップS136の処理を実行する。
[ステップS136]特徴量算出部124は、ステップS101で選択した記憶画像から色相特徴点を1つ選択する。実際の処理としては、特徴量算出部124は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する色相特徴量管理テーブル115から、レコードを1つ選択する。
[ステップS137]特徴量算出部124は、画素ペア管理テーブル112から画素ペアを1つ選択する。
[ステップS138]特徴量算出部124は、ステップS136で選択した色相特徴点を中心とした一定範囲の特徴領域から、ステップS137で選択した画素ペアに対応する2つの画素を選択し、選択した各画素間の色相差を計算する。色相差は、画素ペアに含まれる画素のうち、第1画素の色相値から第2画素の色相値を減算することで算出される。
特徴量算出部124は、算出された色相差が0より大きい場合、ビット値を1に決定し、算出された色相差が0以下の場合、ビット値を0に決定する。特徴量算出部124は、決定されたビット値を、色相特徴点に対応する色相特徴量を示すビット列の下位に付加する。
[ステップS139]特徴量算出部124は、画素ペア管理テーブル112に登録されたすべての画素ペアについてステップS137,S138の処理を実行したかを判定する。未実行の画素ペアがある場合、特徴量算出部124は、ステップS137の処理を実行して、未実行の画素ペアを選択する。
一方、すべての画素ペアについて処理を実行済みの場合には、ステップS138でのビット列の生成が完了している。この場合、特徴量算出部124は、ステップS136で色相特徴量管理テーブル115から選択したレコードに、生成されたビット列を色相特徴量として登録する。
[ステップS140]特徴量算出部124は、ステップS136〜S139の処理をすべての色相特徴点について実行したかを判定する。未実行の色相特徴点がある場合、特徴量算出部124は、ステップS136の処理を実行して、未実行の色相特徴点を選択する。一方、すべての色相特徴点について処理を実行済みの場合、特徴量算出部124は処理を終了する。
以上の図18の処理により、記憶画像内のすべての特徴点について、輝度特徴量または色相特徴量のいずれかが算出され、記憶部110に登録される。
図19、図20は、画像認識処理の例を示すフローチャートである。
[ステップS151]画像認識部125は、ユーザの操作入力に応じて記憶画像からキー画像を選択する。
[ステップS152]画像認識部125は、キー画像以外の記憶画像(参照画像)の中から1つを選択する。
[ステップS153]画像認識部125は、キー画像の輝度特徴量管理テーブル114に基づいて、キー画像の輝度特徴点を1つ選択する。
[ステップS154]画像認識部125は、ステップS152で選択した参照画像内の輝度特徴点の中から、ステップS153でキー画像から選択した輝度特徴点に類似する特徴点(対応点)を探索する。この処理では、画像認識部125は、キー画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114と参照画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114とを参照する。画像認識部125は、キー画像から選択した輝度特徴点に対応する輝度特徴量と、参照画像の各輝度特徴点に対応する輝度特徴量とのハミング距離を計算し、参照画像の輝度特徴点のうちハミング距離が最小の特徴点を、類似度が最も高い対応点として抽出する。
[ステップS155]画像認識部125は、ステップS153で選択した輝度特徴点とステップS154で探索された対応点とが一致するように参照画像にキー画像を重ねた場合の、参照画像におけるキー画像の中心位置を推定する。画像認識部125は、参照画像の各画素のうち、推定された中心位置の画素に対して投票する。なお、実際には、画像認識部125は、例えば、推定された中心位置を中心とした所定領域(例えば、10画素四方の矩形領域)に含まれる各画素に投票してもよい。
[ステップS156]画像認識部125は、キー画像内のすべての輝度特徴点についてステップS153〜S155の処理を実行したかを判定する。未実行の輝度特徴点がある場合、画像認識部125は、ステップS153の処理を実行して、未実行の輝度特徴点を選択する。一方、すべての輝度特徴点について処理を実行済みの場合、画像認識部125は、図20のステップS161の処理を実行する。
以下、図20を参照して説明を続ける。
[ステップS161]画像認識部125は、キー画像の色相特徴量管理テーブル115に基づいて、キー画像の色相特徴点を1つ選択する。
[ステップS162]画像認識部125は、ステップS152で選択した参照画像内の色相特徴点の中から、ステップS161でキー画像から選択した色相特徴点に類似する特徴点(対応点)を探索する。この処理では、画像認識部125は、キー画像に対応する色相特徴量管理テーブル115と参照画像に対応する色相特徴量管理テーブル115とを参照する。画像認識部125は、キー画像から選択した色相特徴点に対応する色相特徴量と、参照画像の各色相特徴点に対応する色相特徴量とのハミング距離を計算し、参照画像の色相特徴点のうちハミング距離が最小の特徴点を、類似度が最も高い対応点として抽出する。
[ステップS163]画像認識部125は、ステップS161で選択した色相特徴点とステップS162で探索された対応点とが一致するように参照画像にキー画像を重ねた場合の、参照画像におけるキー画像の中心位置を推定する。画像認識部125は、参照画像の各画素のうち、推定された中心位置の画素に対して投票する。なお、実際には、画像認識部125は、例えば、推定された中心位置を中心とした所定領域(例えば、10画素四方の矩形領域)に含まれる各画素に投票してもよい。
[ステップS164]画像認識部125は、キー画像内のすべての色相特徴点についてステップS161〜S163の処理を実行したかを判定する。未実行の色相特徴点がある場合、画像認識部125は、ステップS161の処理を実行して、未実行の色相特徴点を選択する。一方、すべての色相特徴点について処理を実行済みの場合、画像認識部125は、ステップS165の処理を実行する。
[ステップS165]画像認識部125は、ステップS152で選択した参照画像の各画素についての投票数の最大値が所定の閾値を超えている場合、この参照画像をキー画像に類似する画像と判定する。この場合、画像認識部125は、例えば、キー画像に類似すると判定された参照画像の識別情報を出力する。一方、画像認識部125は、投票数の最大値が閾値以下の場合、この参照画像をキー画像に類似しない画像と判定する。
なお、ステップS165では、画像認識部125は、例えば、投票数の最大値が所定の閾値を超えているすべての参照画像の識別情報を、投票数の大きさ順に出力してもよい。この場合、投票数は、キー画像と参照画像との類似度を示す。
[ステップS166]画像認識部125は、すべての参照画像についてステップS152〜S156,S161〜S165の処理を実行したかを判定する。未実行の参照画像がある場合、画像認識部125は、ステップS152の処理を実行して、参照画像を1つ選択する。一方、すべての参照画像について処理を実行済みの場合、画像認識部125は処理を終了する。
以上説明した画像処理装置100によれば、記憶画像内の各特徴点が、輝度特徴量を用いた方が局所特徴量の安定性が高くなる輝度特徴点と、色相特徴量を用いた方が局所特徴量の安定性が高くなる色相特徴点のいずれかに分類される。これにより、特徴点に対応する特徴領域における各画素の輝度差が小さい場合でも、各画素の色相差が大きければ、照明状況やノイズに強い安定した局所特徴量を算出できる。
そして、記憶画像から選択されたキー画像と参照画像との類似判定が行われる際には、参照画像内の輝度特徴点の中から、キー画像内の各輝度特徴点に対応する対応点が抽出される。これとともに、参照画像内の色相特徴点の中から、キー画像内の各色相特徴点に対応する対応点が抽出される。輝度特徴点の対応点が抽出される際には輝度特徴量が用いられ、色相特徴点の対応点が抽出される際には色相特徴量が用いられる。
キー画像と参照画像における局所特徴量としては、上記のように安定した局所特徴量が算出されているので、対応点の抽出精度が向上する。その結果、画像間の類似判定精度を向上させることができる。
また、特徴点ごとの局所特徴量として、輝度特徴量と色相特徴量のうち有用度が高い特徴量が選択的に算出される。このため、局所特徴量として輝度特徴量と色相特徴量の両方を用いる場合と比較して、局所特徴量の計算処理負荷を軽減でき、また、その処理時間を短縮できる。
<特徴量選択処理の変形例>
図17に示した特徴量選択処理は、次の図21に示すように変形することも可能である。図17に示した処理では、輝度ノルムと色相ノルムとの大小関係に基づいて、局所特徴量として輝度特徴量と色相特徴量のどちらを選択するかが決定された。これに対して、図21に示す変形例では、さらに、輝度ノルムと色相ノルムの両方が所定の閾値以下である特徴点については、対応する局所特徴量を記憶部110に登録しないようにして、その局所特徴量を画像認識処理で使用しないようにする。これにより、安定性がある程度高いと推定される輝度特徴量または色相特徴量だけが画像認識処理で使用されるようにし、画像認識精度を向上させることができる。
図21は、特徴量選択処理の変形例を示すフローチャートである。図21の処理は、図17の処理に代えて実行される。
[ステップS171]特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像から特徴点を1つ選択する。実際の処理としては、特徴量選択部123は、図16の処理によって作成された中間データ管理テーブル113から、レコードを1つ選択する。そして、特徴量選択部123は、選択したレコードから輝度ノルムと色相ノルムを読み出す。
[ステップS172]特徴量選択部123は、輝度ノルムが所定の閾値より大きく、かつ、色相ノルムがその閾値以下である、という判定条件を満たすかを判定する。なお、閾値は、0より大きい値に設定される。特徴量選択部123は、判定条件を満たす場合、ステップS173の処理を実行し、判定条件を満たさない場合、ステップS174の処理を実行する。
[ステップS173]特徴量選択部123は、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、輝度特徴量を選択する。このとき、特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する輝度特徴量管理テーブル114に、レコードを1つ追加する。特徴量選択部123は、追加したレコードに、ステップS171で選択した特徴点を示すIDと、この特徴点の座標とを登録する。この後、特徴量選択部123は、ステップS179の処理を実行する。
[ステップS174]特徴量選択部123は、輝度ノルムが上記の閾値以下であり、かつ、色相ノルムがその閾値より大きい、という判定条件を満たすかを判定する。特徴量選択部123は、判定条件を満たす場合、ステップS175の処理を実行し、判定条件を満たさない場合、ステップS176の処理を実行する。
[ステップS175]特徴量選択部123は、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、色相特徴量を選択する。このとき、特徴量選択部123は、ステップS101で選択した記憶画像に対応する色相特徴量管理テーブル115に、レコードを1つ追加する。特徴量選択部123は、追加したレコードに、ステップS171で選択した特徴点を示すIDと、この特徴点の座標とを登録する。この後、特徴量選択部123は、ステップS179の処理を実行する。
[ステップS176]特徴量選択部123は、輝度ノルムが上記の閾値より大きく、かつ、色相ノルムもその閾値より大きい、という判定条件を満たすかを判定する。特徴量選択部123は、判定条件を満たす場合、ステップS177の処理を実行し、判定条件を満たさない場合、ステップS178の処理を実行する。
[ステップS177]特徴量選択部123は、輝度ノルムと色相ノルムとを比較する。特徴量選択部123は、輝度ノルムの方が大きい場合、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として輝度特徴量を選択する。この場合、ステップS173と同様の手順で、輝度特徴量管理テーブル114へのレコード追加とID、座標の登録とが行われる。一方、特徴量選択部123は、輝度ノルムが色相ノルム以下の場合、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として色相特徴量を選択する。この場合、ステップS175と同様の手順で、色相特徴量管理テーブル115へのレコード追加とID、座標の登録とが行われる。
この後、特徴量選択部123は、ステップS179の処理を実行する。
なお、他の例として、ステップS177では、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、輝度特徴量と色相特徴量のうちあらかじめ決められた特徴量が選択されてもよい。
[ステップS178]特徴量選択部123は、ステップS171で選択した特徴点に対応する局所特徴量として、輝度特徴量と色相特徴量のどちらも選択しない。この場合、ステップS171で選択した特徴点に対応するレコードは、輝度特徴量管理テーブル114と色相特徴量管理テーブル115のどちらにも登録されない。これにより、ステップS171で選択された特徴点は、画像認識処理時における対応点の抽出対象から除外され、この特徴点に対応する局所特徴量が画像認識処理で使用されないようになる。
[ステップS179]特徴量選択部123は、ステップS171〜S178の処理をすべての特徴点について実行したかを判定する。未実行の特徴点がある場合、特徴量選択部123は、ステップS171の処理を実行して、未実行の特徴点を選択する。一方、すべての特徴点について処理を実行済みの場合、特徴量選択部123は処理を終了する。
以上の図21の処理によれば、安定性がある程度高いと輝度特徴量または色相特徴量だけが画像認識処理で使用されるようになるので、画像認識精度を向上させることができる。
なお、上記の各実施の形態に示した装置(画像類否判断装置1および画像処理装置100)の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
1 画像類否判断装置
1a 記憶部
1b 演算部
2,3 画像
2a,2b,3a,3b 特徴点
4a,4b,5a,5b 管理テーブル
S1,S2 ステップ

Claims (8)

  1. コンピュータに、
    第1の画像と第2の画像のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類し、
    前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第1の特徴点について算出された前記第1の特徴量と、前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第2の特徴点について算出された前記第2の特徴量とを用いて、前記第1の画像と前記第2の画像との類否を判断する、
    処理を実行させる画像類否判断プログラム。
  2. 前記分類では、前記第1の特徴量の安定性が高い前記特徴点を前記第1の特徴点に分類し、前記第2の特徴量の安定性が高い前記特徴点を前記第2の特徴点に分類する、
    請求項1記載の画像類否判断プログラム。
  3. 前記分類では、
    前記特徴点のそれぞれについて、前記特徴点の周囲に複数の画素ペアを設定し、
    前記複数の画素ペアのそれぞれにおける画素間の輝度差の絶対値に基づく第1の指標と、前記複数の画素ペアのそれぞれにおける画素間の色相差の絶対値に基づく第2の指標とに基づいて、前記第1の特徴量と前記第2の特徴量のどちらの安定性が高いかを判定する、
    請求項2記載の画像類否判断プログラム。
  4. 前記分類では、
    前記複数の画素ペアのそれぞれに対応する前記輝度差の絶対値に基づくビット値を配列した第1のビット列を算出して、前記第1のビット列のノルムを前記第1の指標として算出し、
    前記複数の画素ペアのそれぞれに対応する前記色相差の絶対値に基づくビット値を配列した第2のビット列を算出して、前記第2のビット列のノルムを前記第2の指標として算出する、
    請求項3記載の画像類否判断プログラム。
  5. 前記分類では、前記第1の特徴点のうち、前記第1の指標が所定の閾値未満である第3の特徴点を、前記類否の判断に用いる前記第1の特徴点から除外するとともに、前記第2の特徴点のうち、前記第2の指標が前記閾値未満である第4の特徴点を、前記類否の判断に用いる前記第2の特徴点から除外する、
    請求項3または4記載の画像類否判断プログラム。
  6. 前記判断では、前記第1の画像に含まれる前記第1の特徴点について算出された前記第1の特徴量と、前記第2の画像に含まれる前記第1の特徴点について算出された前記第1の特徴量とを比較した比較結果と、前記第1の画像に含まれる前記第2の特徴点について算出された前記第2の特徴量と、前記第2の画像に含まれる前記第2の特徴点について算出された前記第2の特徴量とを比較した比較結果とに基づいて、前記類否を判断する、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像類否判断プログラム。
  7. 第1の画像と第2の画像とを記憶する記憶部と、
    前記第1の画像と前記第2の画像のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類し、前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第1の特徴点について算出された前記第1の特徴量と、前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第2の特徴点について算出された前記第2の特徴量とを用いて、前記第1の画像と前記第2の画像との類否を判断する演算部と、
    を有する画像類否判断装置。
  8. コンピュータが、
    第1の画像と第2の画像のそれぞれに含まれる特徴点ごとに、輝度に基づく第1の特徴量が算出される第1の特徴点と、色相に基づく第2の特徴量が算出される第2の特徴点のいずれかに分類し、
    前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第1の特徴点について算出された前記第1の特徴量と、前記第1の画像と前記第2の画像とにそれぞれ含まれる前記第2の特徴点について算出された前記第2の特徴量とを用いて、前記第1の画像と前記第2の画像との類否を判断する、
    画像類否判断方法。
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