JP2019014910A - 樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマー硬化性組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2011年12月14日出願の米国特許仮出願第61/570,477号の利益を主張するものであり、この開示内容全体が、本明細書中ですべて説明されているように、本明細書に参考として援用される。
i)
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2])40〜90モルパーセントと、
トリシロキシ単位(式[R2SiO3/2])10〜60モルパーセントと、
シラノール基[≡SiOH]0.5〜35モルパーセントと、を含み、
(式中、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり、
式中、
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2]は、線状ブロック当たり平均で10〜400個のジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]を有する線状ブロックの中に配置され、
トリシロキシ単位[R2SiO3/2]は、少なくとも500g/モルの分子量を有する非線状ブロックの中に配置され、非線状ブロックの少なくとも30%は互いに架橋されており、各線状ブロックは少なくとも1つの非線状ブロックに連結されており、
オルガノシロキサンブロックコポリマーは、少なくとも20,000g/モルの重量平均分子量(Mw)を有する)、オルガノシロキサンブロックコポリマーと、
ii)超強塩基触媒と、を含む硬化性組成物に関する。
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)(CAS番号6674−22−2)、
1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(TBD)(CAS番号5807−14−7)、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)(CAS番号280−57−9)、
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)(CAS番号80−70−6)、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)(CAS番号3001−72−7)、
7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(MTBD)(CAS番号84030−20−6)又はこれらの組み合わせを含む。
I)
a)
R1 q(E)(3−q)SiO(R1 2SiO2/2)nSi(E)(3−q)R1 qを有する線状オルガノシロキサン
(式中、R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
nは10〜400であり、qは0、1又は2であり、
Eは、少なくとも1個の炭素原子を含有する加水分解性基である)と、
b)その式中にシロキシ単位[R2SiO3/2]の少なくとも60モルパーセントを含むオルガノシロキサン樹脂
(式中、R2は、それぞれ独立してC1〜C20ヒドロカルビルである)と、
を、c)有機溶媒中で反応させて
樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを生成する工程であって、 (ここで、ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]40〜90モルパーセント及びトリシロキシ単位[R2SiO3/2]10〜60モルパーセントを有する樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーをもたらすために工程Iで使用されるa)及びb)の量を選択し、
ここで、工程Iで添加される線状オルガノシロキサンの少なくとも95重量%が樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーに組み込まれる)、
II)工程I)からの樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを反応させて、樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーの平均分子量(Mw)を少なくとも50%増加させるために、樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーのトリシロキシ単位を十分に架橋させる工程と、
III)工程II)からの樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーに超強塩基触媒を接触させる工程と、
IV)場合により、有機溶媒を除去する工程と、を含む、硬化性組成物を調製するための方法に関する。
i)
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2])40〜90モルパーセントと、
トリシロキシ単位(式[R2SiO3/2])10〜60モルパーセントと、
シラノール基[≡SiOH]0.5〜35モルパーセントと、を含み、
(式中、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり、
式中、
ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]は、線状ブロック当たり平均で10〜400個のジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]を有する線状ブロックの中に配置され、
トリシロキシ単位[R2SiO3/2]は、少なくとも500g/モルの分子量を有する非線状ブロックの中に配置され、この非線状ブロックの少なくとも30%は互いに架橋されており、各線状ブロックは少なくとも1つの非線状ブロックに連結されており、
オルガノシロキサンブロックコポリマーは、平均分子量(Mw)が少なくとも20,000g/モルである)、オルガノシロキサンブロックコポリマー、及び
ii)超強塩基触媒、を含む。
このオルガノシロキサンブロックコポリマーは、
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2])40〜90モルパーセントと、
トリシロキシ単位(式[R2SiO3/2])10〜60モルパーセントと、
シラノール基[≡SiOH]0.5〜35モルパーセントと、を含み、
(式中、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり、
式中、
ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]は、線状ブロック当たり平均で10〜400個のジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]を有する線状ブロックの中に配置され、
トリシロキシ単位[R2SiO3/2]は、少なくとも500g/モルの分子量を有する非線状ブロックの中に配置され、この非線状ブロックの少なくとも30%は互いに架橋されており、各線状ブロックは少なくとも1つの非線状ブロックに連結されており)、そして
このオルガノシロキサンブロックコポリマーは少なくとも20,000g/モルの分子量を有する。
aは0.4〜0.9、
あるいは0.5〜0.9、
あるいは0.6〜0.9で変化するものとし、
bは0.1〜0.6、
あるいは0.1〜0.5で可変であってよく、
あるいは0.1〜0.4で変化するものとし、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C10ヒドロカルビルである。
8、又は約0.8〜約0.9である。
あるいは2〜32モルパーセントのシラノール基[≡SiOH]、
あるいは8〜22モルパーセントのシラノール基[≡SiOH]で変化するものとする。
あるいは、非線状ブロックの少なくとも40%は、互いに架橋されており、
あるいは、非線状ブロックの少なくとも50%は、互いに架橋されている。
本発明の樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマー組成物は、超強塩基触媒も含む。用語「超強塩基」及び「超強塩基触媒」は、本明細書で同義的に使用される。
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(CAS番号6674−22−2)、
1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(TBD)(CAS番号5807−14−7)、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)(CAS番号280−57−9)、
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)(CAS番号80−70−6)、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)(CAS番号3001−72−7)、
7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(MTBD)(CAS番号84030−20−6)、
又はこれらの組み合わせが挙げられる。
a)上述のように、超強塩基と組み合わせた上記のオルガノシロキサンブロックコポリマー、と
b)有機溶媒と、を含む、硬化性組成物を提供する。
上述のオルガノシロキサンブロックコポリマーの40重量%〜80重量%(例えば、40重量%〜70重量%、40重量%〜60重量%、40重量%〜50重量%);
有機溶媒の10〜80重量%(例えば、10〜70重量%、10〜60重量%、10〜50重量%、10〜40重量%、10〜30重量%、10〜20重量%、20〜80重量%、30〜80重量%、40〜80重量%、50〜80重量%、60〜80重量%、又は70〜80重量%、及び
オルガノシロキサン樹脂の5〜40重量%(例えば、5〜30重量%、5〜20重量%、5〜10重量%、10〜40重量%、10〜30重量%、10〜20重量%、20〜40重量%又は30〜40重量%)を含み得る。
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2])40〜90モルパーセントと、
トリシロキシ単位(式[R2SiO3/2])10〜60モルパーセントと、
0.5〜25モルパーセントのシラノール基[≡SiOH]と、を含むオルガノシロキサンブロックコーポリマーを提供し、
式中、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり、
ここで、
ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]は、線状ブロック当たり平均で10〜400個のジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]を有する線状ブロックの中に配置され、
トリシロキシ単位[R2SiO3/2]は、少なくとも500g/モルの分子量を有する非線状ブロックの中に配置され、この非線状ブロックの少なくとも30%は互いに架橋されており、ナノドメイン内に主にまとまって凝集しており、各線状ブロックは少なくとも1つの非線状ブロックに連結されており、
オルガノシロキサンブロックコポリマーは、少なくとも20,000g/モルの重量平均分子量を有し、25℃で固体である。
I)
a)式
R1 q(E)(3−q)SiO(R1 2SiO2/2)nSi(E)(3−q)R1 qを有する線状オルガノシロキサン
(式中、各R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
nは10〜400であり、qは0、1又は2であり、
Eは、少なくとも1個の炭素原子を含有する加水分解性基である)と、
b)少なくとも60モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位をその式中に含むオルガノシロキサン樹脂と、
(式中、R2は、それぞれ独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり)を、
c)有機溶媒中で反応させて、
樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを生成する工程であって、
ここで、工程Iで使用されるa)及びb)の量を選択し、ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]40〜90モルパーセント及びトリシロキシ単位[R2SiO3/2]10〜60モルパーセントを有する樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーをもたらし、
ここで、工程Iで添加される線状オルガノシロキサンの少なくとも95重量%が樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーの中に組み込まれる、工程と、
II)工程I)の樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを反応させて、
樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーの平均分子量(Mw)を少なくとも50%増加させるために、樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーのトリシロキシ単位を十分に架橋させる工程と、
III)工程II)からの樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーに超強塩基触媒を添加する工程と、
IV)場合により、有機溶媒を除去する工程と、を含む方法により、調製され得る。
本発明の方法の工程Iにおける成分a)は、式R1 q(E)(3−q)SiO(R1 2SiO2/2)nSi(E)(3−q)R1 qを有する線状オルガノシロキサンであり、式中、各R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、添字「n」は線状オルガノシロキサンの重合度(dp)と考えることができ、10〜400で変化するものとし、添字「q」は0、1又は2であるものとし、Eは、少なくとも1個の炭素原子を含有する加水分解性基である。成分a)は式R1 q(E)(3−q)SiO(R1 2SiO2/2)nSi(E)(3−q)R1 qを有する線状オルガノシロキサンと記載されるが、当業者は、T(R1SiO3/2)シロキシ単位などの少量の代替的シロキシ単位が線状オルガノシロキサンの中に組み込まれ得、それでも成分a)として使用され得ることを認識する。このように、オルガノシロキサンは、D(R1 2SiO2/2)シロキシ単位の大部分を有することによって、「主に」線状であると考えられ得る。更に、成分a)として使用される線状オルガノシロキサンは、複数の線状オルガノシロキサンの組み合わせであり得る。更に一層、成分a)として使用される線状オルガノシロキサンは、シラノール基を含み得る。いくつかの実施形態では、成分a)として使用される線状オルガノシロキサンは、シラノール基を約0.5〜約5モルパーセント、例えば、約1モルパーセント〜約3モルパーセント、約1モルパーセント〜約2モルパーセント又は約1モルパーセント〜約1.5モルパーセント含む。
(CH3)q(E)(3−q)SiO[(CH3)2SiO2/2)]nSi(E)(3−q)(CH3)qを有し、式中、E、n及びqは上記で定義した通りである。
(CH3)q(E)(3−q)SiO[(CH3)(C6H5)SiO2/2)]nSi(E)(3−q)(CH3)qを有し、式中、E、n及びqは上記で定義した通りである。
本方法中の成分b)は、少なくとも60モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位をその式中に含むオルガノシロキサン樹脂であり、式中、R2は、それぞれ独立してC1〜C20ヒドロカルビルである。オルガノシロキサン樹脂は、任意の量及び他のM、D及びQシロキシ単位の組み合わせを含んでもよく、オルガノシロキサン樹脂は、少なくとも70モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位を含み、あるいはオルガノシロキサン樹脂は、少なくとも80モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位を含み、あるいはオルガノシロキサン樹脂は、少なくとも90モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位を含み、あるいはオルガノシロキサン樹脂は、少なくとも95モルパーセントの[R2SiO3/2]シロキシ単位を含むものとする。いくつかの実施形態では、オルガノシロキサン樹脂は、[R2SiO3/2]シロキシ単位約70〜約100モルパーセント、例えば、[R2SiO3/2]シロキシ単位約70〜約95モルパーセント、[R2SiO3/2]シロキシ単位約80〜約95モルパーセント又は[R2SiO3/2]シロキシ単位約90〜約95モルパーセントを含む。成分b)として有用なオルガノシロキサン樹脂としては、「シルセスキオキサン」として知られるものが挙げられる。
29Si及び13C NMRスペクトル分析法
溶媒非含有樹脂−直鎖状3グラム(サンプルを室温で一晩乾燥させて作製)、CDCl3中のCDCl3を1グラム、0.04M Cr(acac)3溶液4グラムを秤量して樹脂−直鎖状物のNMRサンプルを作製し、バイアルに入れ、完全に混和させる。次に、サンプルを、ケイ素を含まないNMR管の中に移した。Varian Mercury 400MHz NMRを使用して、スペクトルを得た。サンプル4グラムをCDCl3で希釈して4グラムの0.04MのCr(acac)3として、217フレーク及びシラノール末端PDMSなど、他の材料のNMR試料を調製した。
サンプルは、濃度0.5%(重量/体積)で認定されたTHF中で調製し、0.45μm PTFEシリンジフィルターでろ過し、ポリスチレン標準物質と比較して分析した。分子量決定に使用される比較検量線(三次フィット)は、580〜2,320,000ダルトンの分子量範囲の16のポリスチレン標準によるものであった。クロマトグラフィー装置は、真空脱気装置を装備したWaters 2695セパレーションモジュールと、Waters 2410示差屈折計と、ガードカラムが前に設置された2つ(300mm×7.5mm)のPolymer Laboratories Mixed Cカラム(分子量分離範囲:200〜3,000,000)と、からなる。流量が1.0mL/minとなるようにプログラムされた認定等級のTHFを用いて分離させ、注入量を100μLに設定し、カラム及び検出器は35℃に加熱した。データ収集は25分行い、Atlas/Cirrusソフトウェアを使用して処理を行った。
市販の強制空気乾燥器付きレオメーター(TA Instruments製)(2KSTD標準屈曲式ピボットスプリング変換器を備えたARES−RDA、TA Instruments製、デラウェア州、ニューキャッスル、19720)を用いて、温度の関数として、貯蔵弾性率(G’)、損失弾性率(G”)、及び損失係数を測定した。試験片(典型的に、幅8mm、厚さ1mm)を平行板間に配置し、温度差を25℃〜300℃の範囲で2℃/minにて、小さな歪みの振動レオロジーを用いて測定した(周波数1Hz)。
本発明の組成物のキャストシートの厚さ1mmのサンプルを通して測定された、約350〜1000ナノメートルの波長での光透過率(%)として、光学的透明度を評価した。サンプルの透過率が少なくとも95%である場合、光学的に透明であるとみなした。
47dpジアセトキシ末端PhMeシロキサンを用いるPhMe樹脂直鎖状
組成:(PhMeSiO2/2)0.52(PhSiO3/2)0.41(45重量%のフェニル−T)
500mLの4つ口丸底フラスコに、ダウコーニング製217フレーク(45.0g、0.329モルSi)及びトルエン(Fisher Scientific製、70.38g)を充填した。このフラスコに、温度計と、Teflon撹拌パドルと、水冷凝縮器に取り付けたDean Stark装置と、を装備させた。窒素封入を行い、Dean Stark装置には予めトルエンを充填し、加熱には油浴を使用した。反応混合物を還流させながら30分にわたって加熱した。反応混合物を108℃に冷却した後、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンの溶液を迅速に添加した。50/50重量%メチルトリアセトキシシラン(MTA)/エチルトリアセトキシシラン(ETA)(3.34g、0.0144モルSi)混合物をトルエン(29.62g)に溶解させた47dpシラノール末端PhMeシロキサン溶液(55.0g、0.403モルSi)に添加して、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを調製した。溶液は、窒素雰囲気下において室温で2時間混合した。ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを添加後、反応混合物は、2時間、還流下で加熱した。この時点で、50/50重量MTA/ETA(6.94g、0.0300モルSi)を108℃で添加した。反応混合物は、さらに1時間、還流下で加熱した。反応混合物を90℃に冷却した後、DI水(15mL)を添加した。温度を上昇させて還流させ、水を共沸蒸留により除去した。反応混合物を再び90℃に冷却し、さらにDI水(15mL)を添加した。これを加熱して還流させ、水を再び除去した。その後、一部のトルエン(56.4グラム)を蒸留によって除去し、固形含有量を増やした。物質を室温に冷却し、その後、5.0μmのフィルターで加圧濾過した。キャストシート(溶液を型枠に注ぎ、溶媒を蒸発させることにより作製)は光学的に透明であった。
140dpジアセトキシ末端PhMeシロキサンを用いるPhMe樹脂直鎖状
組成:(PhMeSiO2/2)0.52(PhSiO3/2)0.42(45重量%のフェニル−T)
500mLの4つ口丸底フラスコに、ダウコーニング製217フレーク(45.0g、0.329モルSi)及びトルエン(Fisher Scientific製、70.38g)を充填した。このフラスコに、温度計と、Teflon撹拌パドルと、水冷凝縮器に取り付けたDean Stark装置と、を装備させた。窒素封入を行い、Dean Stark装置には予めトルエンを充填し、加熱には油浴を使用した。反応混合物を還流させながら30分にわたって加熱した。反応混合物を108℃に冷却した後、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンの溶液を迅速に添加した。50/50重量% MTA/ETA(1.21g、0.00523モルSi)混合物をトルエン(29.62g)に溶解させた140dpシラノール末端PhMeシロキサン溶液(55.0g、0.404モルSi)に添加して、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを調製した。溶液は、窒素雰囲気下において室温で2時間混合した。ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを添加後、反応混合物は、2時間、還流下で加熱した。この時点で、50/50重量% MTA/ETA(7.99g、0.0346モルSi)を108℃で添加した。反応混合物は、さらに1時間、還流下で加熱した。反応混合物を90℃に冷却した後、DI水(12mL)を添加した。温度を上昇させて還流させ、水を共沸蒸留により除去した。反応混合物を再び90℃に冷却し、さらにDI水(12mL)を添加した。これを加熱して還流させ、水を再び除去した。その後、一部のトルエン(56.9グラム)を蒸留によって除去し。固形含有量を増やした。材料を室温まで冷却した後、5.0μmフィルターを通して加圧濾過させた。キャストシート(溶液を型枠に注ぎ、溶媒を蒸発させることにより作製)は、光学的に透明であった。
230dpジアセトキシ末端PhMeシロキサンを用いるPhMe樹脂直鎖状
組成:(PhMeSiO2/2)0.53(PhSiO3/2)0.41(45重量%のフェニル−T)
500mLの4つ口丸底フラスコに、ダウコーニング製217フレーク(45.0g、0.329モルSi)及びトルエン(Fisher Scientific製、70.38g)を充填した。このフラスコに、温度計と、Teflon撹拌パドルと、水冷凝縮器に取り付けたDean Stark装置と、を装備させた。窒素封入を行い、Dean Stark装置には予めトルエンを充填し、加熱には油浴を使用した。反応混合物を還流させながら30分にわたって加熱した。反応混合物を108℃に冷却した後、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンの溶液を迅速に添加した。50/50重量% MTA/ETA(0.82g、0.00355モルSi)混合物をトルエン(29.62g)に溶解させた230dpシラノール末端PhMeシロキサン溶液(55.0g、0.404モルSi)に添加して、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを調製した。この溶液を窒素雰囲気下で室温にて2時間にわたって混合した。ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを添加後、反応混合物は、2時間、還流下で加熱した。この時点で、50/50重量% MTA/ETA(9.89g、0.0428モルSi)を108℃で添加した。反応混合物は、さらに1時間、還流下で加熱した。反応混合物を90℃に冷却した後、DI水(15mL)を添加した。温度を上昇させて還流させ、水を共沸蒸留により除去した。反応混合物を再び90℃に冷却し、さらにDI水(15mL)を添加した。これを加熱して還流させ、水を再び除去した。その後、一部のトルエン(57.0グラム)を蒸留によって除去し、固形含有量を増やした。物質を室温に冷却し、その後、5.0μmのフィルターで加圧濾過した。キャストシート(溶液を型枠に注ぎ、溶媒を蒸発させることにより作製)は光学的に透明であった。
140dpジアセトキシ末端PhMeシロキサンを用いるPhMe樹脂直鎖状
組成:(PhMeSiO2/2)0.64(PhSiO3/2)0.32(35重量%のフェニル−T)
500mLの4つ口丸底フラスコに、ダウコーニング製217フレーク(35.0g、0.256モルSi)及びトルエン(Fisher Scientific製、65.0g)を充填した。このフラスコに、温度計と、Teflon撹拌パドルと、水冷凝縮器に取り付けたDean Stark装置と、を装備させた。窒素封入を行い、Dean Stark装置には予めトルエンを充填し、加熱には油浴を使用した。反応混合物を還流させながら30分にわたって加熱した。反応混合物を108℃に冷却した後、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンの溶液を迅速に添加した。50/50重量% MTA/ETA(1.44g、0.00623モルSi)混合物をトルエン(35.0g)に溶解させた140dpシラノール末端PhMeシロキサン溶液(65.0g、0.477モルSi)に添加して、ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを調製した。溶液は、窒素雰囲気下において室温で2時間混合した。ジアセトキシ末端PhMeシロキサンを添加後、反応混合物は、2時間、還流下で加熱した。この時点で、50/50重量% MTA/ETA(6.21g、0.0269モルSi)を108℃で添加した。反応混合物は、さらに1時間、還流下で加熱した。反応混合物を90℃に冷却した後、DI水(12mL)を添加した。温度を上昇させて還流させ、水を共沸蒸留により除去した。反応混合物を再び90℃に冷却し、さらにDI水(12mL)を添加した。これを加熱して還流させ、水を再び除去した。その後、一部のトルエン(54.0グラム)を蒸留によって除去し、固形含有量を増やした。物質を室温に冷却し、その後、5.0μmのフィルターで加圧濾過した。キャストシート(溶液を型枠に注ぎ、溶媒を蒸発させることにより作製)は光学的に透明であった。
DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、Aldrichより提供)をトルエンで希釈し、希釈濃度を0.1%とした。このトルエン溶液を、トルエン中約70%の樹脂−直鎖状固体溶液に添加し、目的の触媒レベルに到達させた。
1.約0.2mm(8mil)に設定した4”ドローダウンバー(draw down bar)を用いて、フッ素化放出フィルム(2mil)上でフィルムを鋳造する。
2.ホットプレート上でトルエンを20分間、60℃で蒸発させる。
3.フィルムをその上で折り畳み、冷圧し、平行板レオロジー実験に必要な厚さ(約1mm)とする。
4.レオメーターを所望の温度(80℃〜160℃)に設定し、直径8mmのサンプルをプレート間に設置する。
5.10秒以内に実験を開始する。
**G’最小値では、クロスオーバーは発生せず(必ずG’>G”)
5Lの4つ口丸底フラスコにトルエン(1196.53g)及び217フレークフェニル−T樹脂(765.0g、5.60モルSi)を充填した。このフラスコに、温度計と、Teflon撹拌パドルと、水冷凝縮器に取り付けたDean Stark装置と、を装備させた。窒素封入を行った。Dean Stark器具には、トルエンをあらかじめ充填し、加熱マントルを使用して加熱した。反応混合物を30分間、加熱させて還流させ、水3.7mLを除去した。次いで、反応混合物を108℃(ポット温度)まで冷却した。
反応混合物を90℃に冷却し、DI水(204mL)を添加した。反応混合物を加熱還流して、共沸蒸留によって水を除去した。それぞれのサイクルを1時間、40分持続させた。反応混合物は、洗浄と洗浄との間に、室温で一晩放置した。除去した水相総量:484.0g。
Claims (26)
- 硬化性組成物であって、
i)
ジシロキシ単位(式[R1 2SiO2/2])40〜90モルパーセントと、
トリシロキシ単位(式[R2SiO3/2])10〜60モルパーセントと、
シラノール基[≡SiOH]0.5〜35モルパーセントと、を含むオルガノシロキサンブロックコポリマー
(式中、
R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
R2は独立してC1〜C20ヒドロカルビルであり、
式中、
前記ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]は、線状ブロック当たり平均で10〜400個のジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]を有する線状ブロックの中に配置され、
前記トリシロキシ単位[R2SiO3/2]は、少なくとも500g/モルの分子量を有する非線状ブロックの中に配置され、前記非線状ブロックの少なくとも30%は互いに架橋されており、各線状ブロックは少なくとも1つの非線状ブロックに連結されており、
前記オルガノシロキサンブロックコポリマーの重量平均分子量(Mw)が、少なくとも20,000g/モルである)と、
ii)超強塩基触媒と、を含む硬化性組成物。 - 前記超強塩基触媒が有機化合物を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記超強塩基触媒がアミジン化合物を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記超強塩基触媒が、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)(CAS番号6674−22−2)、
1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(TBD)(CAS番号5807−14−7)、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)(CAS番号280−57−9)、
1,1,3,3−テトラメチルグアニジン(TMG)(CAS番号80−70−6)、
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)(CAS番号3001−72−7)、
7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン(MTBD)(CAS番号84030−20−6)又はこれらの組み合わせを含む、請求項1に記載の硬化性組成物。 - 前記超強塩基触媒が1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンを含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 更に、溶媒を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。
- R2がフェニルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- R1がメチル又はフェニルである、請求項1から7のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記ジシロキシ単位が式[(CH3)(C6H5)SiO2/2]である、請求項1から8のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記ジシロキシ単位が式[(CH3)2SiO2/2]である、請求項1から9のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 前記超強塩基がシラノール縮合促進剤である、請求項1から10のいずれか一項に記載の硬化性組成物。
- 請求項1から11のいずれか一項の前記硬化性組成物を含む固体フィルム組成物。
- 前記組成物の120℃での貯蔵弾性率(G’)が、10Pa〜1,000,000Paの範囲であり、120℃での損失弾性率(G”)が、10Pa〜1,000,000Paの範囲である、請求項12に記載の固体組成物。
- 前記フィルムの粘度が、120℃で少なくとも1700Pa・sである、請求項12に記載の固体フィルム組成物。
- 前記フィルムの引張強度が、少なくとも1.0MPaである、請求項12に記載の固体フィルム組成物。
- 前記固体組成物が、少なくとも95%の光透過率を有する、請求項12〜15のいずれか一項に記載の固体フィルム組成物。
- 硬化性組成物を調製するための方法であって、
I)
a)式
R1 q(E)(3−q)SiO(R1 2SiO2/2)nSi(E)(3−q)R1 qを有する線状オルガノシロキサン
(式中、R1は独立してC1〜C30ヒドロカルビルであり、
nは10〜400であり、qは0、1又は2であり、
Eは、少なくとも1個の炭素原子を含有する加水分解性基である)と、
b)その式中にシロキシ単位[R2SiO3/2]を少なくとも60モルパーセント含むオルガノシロキサン樹脂
(式中、R2は、それぞれ独立してC1〜C20ヒドロカルビルである)と、
を、c)有機溶媒中で反応させて、
樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを生成する工程であって、
(ここで、ジシロキシ単位[R1 2SiO2/2]40〜90モルパーセント及びトリシロキシ単位[R2SiO3/2]10〜60モルパーセントを有する前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーもたらすために工程Iで使用されるa)及びb)の量を選択し、
ここで、工程Iで添加される前記線状オルガノシロキサンの少なくとも95重量%が前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーに組み込まれる)、
II)工程I)からの前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを反応させて、前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーの前記平均分子量(Mw)を少なくとも50%増加させるために、前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーの前記トリシロキシ単位を十分に架橋させる工程と、
III)工程II)からの前記樹脂−直鎖状オルガノシロキサンブロックコポリマーを超強塩基触媒に接触させる工程と、
IV)場合により、有機溶媒を除去する工程と、を含む方法。 - 前記超強塩基触媒が1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンを含む、請求項17に記載の方法。
- 樹脂−直鎖状オルガノポリシロキサンの固体硬化性フィルム組成物の最終硬化の開始に必要な硬化温度を低下させる方法であって、前記組成物に超強塩基触媒を添加することを含む、方法。
- 前記硬化温度を少なくとも10%低下させる、請求項19に記載の方法。
- 樹脂−直鎖状オルガノポリシロキサンの固体硬化性フィルム組成物の粘度を上昇させる方法であって、前記組成物に超強塩基触媒を添加することを含む、方法。
- 前記組成物の前記粘度が、120℃で測定される、請求項21に記載の方法。
- 前記組成物の前記粘度が120℃で少なくとも1700Pa・sである、請求項21に記載の方法。
- 樹脂−直鎖状オルガノポリシロキサンの固体フィルム組成物の引張強度を増大させる方法であって、前記組成物に超強塩基触媒を添加することを含む、方法。
- 前記超強塩基触媒を使用しない組成物に対して、前記引張強度を少なくとも50%増大させる、請求項24の方法。
- 樹脂−直鎖状オルガノポリシロキサンの固体フィルム組成物の熱安定性を増大させる方法であって、前記組成物に超強塩基触媒を添加することを含む、方法。
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