JP2019003900A - 透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル - Google Patents
透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019003900A JP2019003900A JP2017119702A JP2017119702A JP2019003900A JP 2019003900 A JP2019003900 A JP 2019003900A JP 2017119702 A JP2017119702 A JP 2017119702A JP 2017119702 A JP2017119702 A JP 2017119702A JP 2019003900 A JP2019003900 A JP 2019003900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive film
- transparent conductive
- transparent
- substrate
- oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
Description
特許文献2には、インジウムとシリコンとを含む酸化物焼結体において、シリコン元素が酸化インジウム内に固溶している酸化物焼結体が開示されている。
特許文献4には、表面に凹凸が形成された酸化亜鉛系透明導電膜が開示されている。そして、この凹凸は、稜線部が突出部の突出方向に弧を描くか、または、突出部の先端が頂点を有する場合は該頂点を中心に2つの稜線部のなす角が90゜以上の鈍角である突出部を含むことか開示されている。さらに、この酸化亜鉛系導電膜は、アルミニウム、ガリウム、ホウ素またはシリコンからなる群より選択される少なくとも1つをドーパントとして有することが開示されている。
<1> ホウ素、マグネシウム、およびアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む酸化インジウムからなる酸化物材料である透明導電膜。
<2> 前記元素の含有量が、前記酸化物材料の全体に対し、0.1原子%以上25原子%以下である<1>に記載の透明導電膜。
<3> 前記酸化物材料が、アモルファス質である<1>又は<2>に記載の透明導電膜。
<4> 前記元素がホウ素である<1>〜<3>のいずれか1つに記載の透明導電膜。
<5> 透明基板と、前記透明基板上に、<1>〜<4>のいずれか1つに記載の透明導電膜と、を有する透明導電膜付き透明基板。
<6> 前記透明導電膜がパターン状に形成された透明導電膜である<5>に記載の透明導電膜付き透明基板。
<7> 透明基板上に、ホウ素を含む酸化インジウムをターゲットとし、<1>〜<4>のいずれか1つに記載の透明導電膜を形成する透明導電膜形成工程を有する透明導電膜付き透明基板の製造方法。
<8> さらに、前記透明導電膜にパターンを形成するパターン形成工程を有する<7>に記載の透明導電膜付き透明基板の製造方法。
<9> <5>又は<6>に記載の透明導電膜付き透明基板を備えるタッチパネル。
本開示の透明導電膜は、ホウ素、マグネシウム、およびアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む酸化インジウムからなる酸化物材料で形成される。
この酸化物材料は、母材である酸化インジウムに、ホウ素、マグネシウム、およびアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物をドープした酸化インジウム系材料からなる複合酸化物材料として形成されたものである。つまり、本開示の透明導電膜は、母材である酸化インジウムに、ホウ素酸化物、マグネシウム酸化物、アルミニウム酸化物のうちの1種の酸化物をドープして形成されたものでもよく、これら2種以上の酸化物を併用してドープして形成されたものでもよい。
これに対し、本開示の透明導電膜によれば、低い抵抗率と可視光での高い光線透過率を示す透明導電膜が得られる。
そこで、酸化インジウムへのドーパントを検討した。
1)大気中で安定に存在できる酸化物固体であること。
2)ドーパント元素と酸素との結合距離がインジウムと酸素の結合距離(1.902Å)よりも短いこと。
3)酸化スズのバンドギャップ(3.57eV)よりも大きい材料であること。
4)ドーパント材料は6配位を有し、インジウムと酸素の酸素結合解離エネルギー(346 kJ/mol)よりも高い材料であること。
なお、ホウ素ドープ酸化インジウムとしては、格子歪みに着目するため、In(BO3)のユニットセルについて調査した。
調査の結果、酸化インジウムのユニットセルにおいて、セルパラメーターがa辺およびb辺ともに0.5487nmであった。一方、ホウ素ドープ酸化インジウムでは、セルパラメーターがa辺およびb辺ともに0.48217nmであった。この結果から、ホウ素ドープ酸化インジウムでは、インジウム5s軌道の重なりを大きくすることができることが明らかとなった。
よって、本開示の透明導電膜によれば、低抵抗率および可視光での高光線透過率を示す透明導電膜が得られると考えられる。
また、元素の含有量は、スパッタターゲット中の各材料の質量比から換算したものである。元素の含有量は、以下のようにして換算する。
焼結体形成時の各粉末の質量%比として、In2O3が95質量%、B2O3が5質量%の場合におけるInBOx焼結体のIn、B、Oの各原子%は以下のように見積もられる。
In2O3におけるOのmol数=In2O3の質量%÷In2O3の分子量×In2O3におけるOの原子数=95÷277.6×3=1.027
B2O3におけるBのmol数=B2O3の質量%÷B2O3の分子量×B2O3におけるBの原子数=5÷69.6×2=0.144
B2O3におけるOのmol数=B2O3の質量%÷B2O3の分子量×B2O3におけるOの原子数=5÷69.6×3=0.215
InBOx焼結体のInの原子%=Inのmol数÷(Inのmol数+Bのmol数+Oのmol数)×100=0.684÷(0.684+0.144+1.242)×100=33.1
InBOx焼結体のBの原子%=Bのmol数÷(Inのmol数+Bのmol数+Oのmol数)×100=0.144÷(0.684+0.144+1.242)×100=6.9
InBOx焼結体のOの原子%=Oのmol数÷(Inのmol数+Bのmol数+Oのmol数)×100=1.242÷(0.684+0.144+1.242)×100=60.0
なお、本開示の透明導電膜は、熱処理により結晶化することも可能である。結晶化するための熱処理条件は、例えば、目的とする結晶化の度合いに応じて決定すればよい。
本開示の透明導電膜の原料となるホウ素ドープ酸化インジウムの製造方法の一例としては、酸化インジウムとホウ素酸化物とを混合して混合物を得る混合工程と、得られた混合物を成形して成形体を得る成形工程と、得られた成形体を、焼結してホウ素ドープ酸化インジウムの酸化物焼結体を得る焼成工程とを有する方法が挙げられる。
本開示の透明導電膜付き透明基板は、透明基板と、透明基板上に、前述の本開示の透明導電膜とを有する。また、透明導電膜は、パターン状に形成された透明導電膜(以下、「パターン化透明導電膜」と称する場合がある)であってもよい。
以下、透明導電膜付き透明基板について、製造方法と共に説明する。
これらのガラス基板およびプラスチック基板の他、サファイヤ基板、セラミック基板も挙げることができる。
次に、ホウ素を含む酸化インジウムからなる酸化物焼結体をターゲットとして準備し、洗浄した透明基板と、ホウ素を含む酸化インジウムのターゲットとをスパッタリング装置のチャンバー内に導入する。
その後、スパッタリング装置のチャンバー内から真空が排気される。目的とする真空度(例えば、10−5Pa以上10−3Pa以下)に達したら、ガスを導入する。導入するガスとしては、アルゴンなどの希ガスが用いられる。また、希ガスと共に酸素も導入する。チャンバー内に導入する希ガス(例えばアルゴン)と酸素とは、それぞれのガスを導入して混合ガスとしてもよく、希ガスと酸素とを予め混合した混合ガスを導入してもよい。
例えば、希ガスとしてアルゴン(Ar)を導入し、さらに酸素(O2)を導入して、本開示の透明導電膜を成膜する場合には、チャンバー内の酸素の割合(体積%)は、アルゴンおよび酸素の合計に対して、例えば、0.1体積%以上20体積%以下とすることが望ましい。
なお、酸素(O2)の割合(体積%)は、下記式で求められる。
(式) 酸素(O2)の割合(体積%)={O2/(Ar+O2)}×100
チャンバー内の酸素の割合は、酸素の流量およびアルゴンの流量の流量比によって調整できる。また、予め混合する酸素とアルゴンとの濃度比によって調整することもできる。
アルゴンと酸素の混合ガス(必要に応じて、水素ガスまたは窒素ガス)が導入され、チャンバー内の圧力が安定したら、プラズマを発生させるために、電力(例えば、50W以上400W以下)を印加する。ターゲット表面が清浄になるまでプリスパッタを行ってもよい。プリスパッタリング終了後、シャッターがオープンされ、スパッタリングが開始される。目的とする膜厚となったらシャッターを閉じ、成膜が完了する。成膜するときの温度は、室温(例えば、25℃)でもよく、必要に応じて、基板を加熱(例えば、室温から300℃以下までの範囲)してもよい。
なお、熱処理を行うときの熱処理の条件は、目的とする特性(例えば、結晶化の程度など)に応じて行えばよい。例えば、透明導電膜を結晶化させる場合は、熱処理の温度条件は高温であるほうが好ましい。また、熱処理は、例えば、大気中で、公知の熱処理炉を用いて施せばよい。
パターン状の透明導電膜を形成するエッチング方法としては、ウェットエッチングおよびドライエッチングが挙げられる。いずれのエッチング方法を採用しても、透明導電膜にパターンを形成することが可能である。
これらの中でも、エッチング方法としては、従来、大面積パネル用途として工業製品の製造工程で用いられている、弱酸によるウェットエッチングが好適である。ウェットエッチングを適用する場合、レジストとしては、ポジ型レジストおよびネガ型レジストのいずれでもよい。
なお、シュウ酸を含む弱酸のエッチング液(シュウ酸系エッチャント)を用いた場合、エッチング後も下地(例えば、透明基板など)にダメージを与えることが抑制されるため好適である。
まず、透明基板上に形成されたホウ素を含む酸化インジウムの透明導電膜が形成された透明導電膜付き透明基板を準備する。そして、この透明導電膜上に、スピンコートまたはスプレーコートなど公知の塗布法によりフォトレジスト膜を形成する。フォトレジスト膜用塗布液を塗布後に焼成し、溶媒を揮発させる。その後、予め定められたパターンが反転されたマスク越しに、紫外線を露光し、レジストを感光させた後、レジストに適した現像液にてパターン現像する。次に、オーブンなどでベイクして水分を飛ばした後、シュウ酸を含む弱酸のエッチング液に浸して不要な部分を溶解させる。その後、専用のレジスト剥離液にてレジストを除去し、不要な水分を飛ばすことで、パターン状に形成された透明導電膜が得られる。
また、パターンの形状は特に限定されない。ダイヤモンド(菱)型、三角型、四角型等、目的とするパターン形状に応じて決定すればよい。
本開示のタッチパネルは、本開示の透明導電膜付き透明基板を備える。本開示の透明導電膜付き基板は、種々の方式のタッチパネルのタッチセンサーに適用可能である。例えば、タッチパネルとしては、投影型静電容量式のタッチパネル、表面型静電容量方式タッチパネル、抵抗膜式タッチパネルなどが挙げられる。
なお、図1に示すタッチパネルにおいて、100はタッチパネル、11は透明基板、13はスペーサー膜、15はパッシベーション膜(保護膜)、21は第1電極、23は第2電極を表す。以下の説明において、符号は省略する。
透明基板は、透明基板上に堆積される透明導電膜、絶縁体などを支持するためのものであり、前述の透明基板と同様の材料が用いられる。
また、例えば、第1電極はY方向電極および第2電極はX方向電極としてもよい。もちろん第1電極がX方向電極および第2電極がY方向電極でもタッチパネルとしての機能を有する。
スペーサー絶縁膜としては、絶縁性の無機系透明材料が挙げられる。例えば、具体的には、SiO2、Al2O3、HfO2、Y2O3、ZrO2などの酸化物;Si3N4、AlNなどの窒化物;SiONなどの酸窒化物が挙げられる。
第1電極と第2電極とが電気的に絶縁できれば、スペーサー絶縁膜は、絶縁性の無機系透明材料に限定されず、絶縁性の有機系高分子材料でもよい。例えば、具体的には、アクリル系樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂が挙げられる。これらの他、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリイミド、ポリビニルフェノール、ポリプロピレン、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
また、これらの絶縁性の無機系透明材料および絶縁性の有機系高分子材料は、第2電極を大気から隔離するためのパッシベーション膜としても用いることができる。
または、図1に示すタッチパネルは、一例として、本開示のパターン状に形成された透明導電膜を有する透明導電膜付き透明基板上に、絶縁性のスペーサーを設ける第1の工程と、パッシベーション膜(保護膜)上に第2電極を設ける2の工程と、スペーサー面と第2電極面とを対向するように積層する第3の工程とを有していてもよい。
なお、絶縁性のスペーサーは、特に限定されず、例えば、無機系透明材料又は有機系高分子材料からなる材料で形成されてもよい。
また、タッチパネルの大きさは特に限定されず、公知の大きさのタッチパネルに適用可能である。
また、太陽電池の電極として用いれば、透明電極部分による光吸収を抑制できるため、発電効率の向上に寄与できる。そのため、太陽電池等の各種受発光素子の電極などにも有用である。
加えて、本開示の透明導電膜は、高光線透過率および低抵抗率であるため、ガラスのような透明な場所でのICカードを用いた情報伝達および情報交換に応用展開できる可能性もある。
また、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
まず、酸化インジウム(In2O3)を95質量%およびホウ素酸化物(B2O3)5質量%となるように混合して得られた、ホウ素ドープ酸化インジウムの酸化物材料をターゲットとして準備した。
次に、石英ガラスを基板とし、この石英ガラス基板と準備したホウ素ドープ酸化インジウムのターゲットを、スパッタリング装置のチャンバー内に配置した。その後、アルゴンガス95体積%と酸素ガス5体積%の混合ガス(気圧0.5Pa)の真空雰囲気下(5×10−4Pa)、室温(25℃)で、50Wの電力を印加し、スパッタリング法により、厚み50nmのホウ素ドープ酸化インジウムからなる酸化物材料の透明導電膜を石英ガラス基板上に形成した。
ターゲットとして、酸化インジウム(In2O3)を95質量%およびホウ素酸化物(B2O3)5質量%となるように混合して得られたホウ素ドープ酸化インジウムの酸化物材料に変えて、表2に示す元素の酸化物に変更した以外は、実施例1と同様にして、透明導電膜付き基板を得た。
(光線透過率)
各例で得られた透明導電膜付き基板の可視光での光線透過率を測定した。測定方法は、以下のとおりである。分光光度計(島津製作所社製、UVmini−1240)を用いて、測定波長300〜800nmで測定した。測定結果を図2に示す。透過率は石英ガラス基板上に成膜された透明導電膜の透過率であり、石英ガラス基板での光吸収も含むデータとして図示してある。また、550nmにおける光線透過率の結果を表2に示す。
各例で得られた透明導電膜付き基板を、水素ガス3体積%を含むアルゴンガス中で、550℃、30分間の条件で熱処理(アニール処理)を施した。そして、熱処理前の透明導電膜付き基板の透明導電膜と、熱処理後の透明導電膜について、抵抗率測定器(エヌピイエス株式会社製、Model sigma−5+)を用いて四探針法により抵抗率を測定した。得られた抵抗率から、熱処理前の抵抗率に対する熱処理後の抵抗率の抵抗比(熱処理後抵抗率/熱処理前抵抗率)について求めた。結果を表2に示す。なお、表2中、アニール後抵抗/アニール前抵抗と表記している。
各例で得られた透明導電膜付き基板を、大気中で、250℃、10分間の条件で熱処理(アニール処理)を施した。熱処理を施した透明導電膜付き基板上の透明導電膜を、X線回折分析装置(リガク社製、RINT2200VK/PC)を用いて、X線回折のθ−2θ法で透明導電膜を測定した。回折角の範囲10°以上80°以下の範囲におけるX線回折スペクトルを観察し、アモルファス質であることを確認した。結果を図3に示す。
図3に示す結果から、本開示の透明導電膜がアモルファス質であることがわかる。このことから、シュウ酸系エッチャントによるエッチング適性が良好であると考えられる。
そこで、石英ガラス基板をシリコン基板に変更して、実施例1と同様の手順にしたがって、シリコン基板上に、ホウ素ドープ酸化インジウムの透明導電膜を形成して、ホウ素ドープ酸化インジウムの透明導電膜付き基板を作製した。また、石英ガラス基板をシリコン基板に変更して、比較例1と同様の手順にしたがって、シリコン基板上に、シリコンドープ酸化インジウムの透明導電膜を形成して、シリコンドープ酸化インジウムの透明導電膜付き基板を作製した。そして、下記の操作手順にしたがって、それぞれの透明導電膜付き基板の透明導電膜にパターンを形成し、シュウ酸系エッチャントによるエッチング適性を確認した。
一方、マグネシウムドープ酸化インジウムは、400nm付近の光線透過率が低めであるが、550nm以上の領域ではホウ素ドープ酸化インジウムと同等の光線透過率を示している。したがって、マグネシウムドープ酸化インジウムは、紫外領域から青色領域の光線の吸収率が求められる用途(例えばブルーライトのカットが要求される用途など)に有用である。また、マグネシウムドープ酸化インジウムは、従来のチタンドープ酸化インジウムよりも抵抗比が小さいことから、チタンドープ酸化インジウムの代替用途として有用であることが分かる。
他方、アルミニウムドープ酸化インジウムは、従来のチタンドープ酸化インジウムよりも可視光領域の光線透過率が優れている。また、従来のチタンドープ酸化インジウムよりも抵抗比が小さい。このことから、アルミニウムドープ酸化インジウムは、チタンドープ酸化インジウムの代替用途として有用であることが分かる。
Claims (9)
- ホウ素、マグネシウム、およびアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含む酸化インジウムからなる酸化物材料である透明導電膜。
- 前記元素の含有量が、前記酸化物材料の全体に対し、0.1原子%以上25原子%以下である請求項1に記載の透明導電膜。
- 前記酸化物材料が、アモルファス質である請求項1又は請求項2に記載の透明導電膜。
- 前記元素がホウ素である請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明導電膜。
- 透明基板と、
前記透明基板上に、請求項1〜4のいずれか1項に記載の透明導電膜と、
を有する透明導電膜付き透明基板。 - 前記透明導電膜がパターン状に形成された透明導電膜である請求項5に記載の透明導電膜付き透明基板。
- 透明基板上に、ホウ素を含む酸化インジウムをターゲットとし、請求項1〜4のいずれか1項に記載の透明導電膜を形成する透明導電膜形成工程を有する透明導電膜付き透明基板の製造方法。
- さらに、前記透明導電膜にパターンを形成するパターン形成工程を有する請求項7に記載の透明導電膜付き透明基板の製造方法。
- 請求項5又は請求項6に記載の透明導電膜付き透明基板を備えるタッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017119702A JP2019003900A (ja) | 2017-06-19 | 2017-06-19 | 透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017119702A JP2019003900A (ja) | 2017-06-19 | 2017-06-19 | 透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019003900A true JP2019003900A (ja) | 2019-01-10 |
Family
ID=65008033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017119702A Pending JP2019003900A (ja) | 2017-06-19 | 2017-06-19 | 透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019003900A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7451505B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-03-18 | 日東電工株式会社 | 透明導電性フィルムの製造方法 |
US12156330B2 (en) | 2020-03-19 | 2024-11-26 | Nitto Denko Corporation | Light-transmitting electroconductive film and transparent electroconductive film |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07223814A (ja) * | 1993-12-17 | 1995-08-22 | Nippon Soda Co Ltd | 高抵抗化酸化インジウム膜 |
JP2006003657A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 導電性パターン形成方法 |
JP2008094064A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 透明導電膜形成用耐熱アクリル系樹脂積層体 |
WO2008114588A1 (ja) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | スパッタリングターゲット、酸化物半導体膜及び半導体デバイス |
JP2010040397A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 導電性微粒子及びその製造方法 |
-
2017
- 2017-06-19 JP JP2017119702A patent/JP2019003900A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07223814A (ja) * | 1993-12-17 | 1995-08-22 | Nippon Soda Co Ltd | 高抵抗化酸化インジウム膜 |
JP2006003657A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 導電性パターン形成方法 |
JP2008094064A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 透明導電膜形成用耐熱アクリル系樹脂積層体 |
WO2008114588A1 (ja) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | スパッタリングターゲット、酸化物半導体膜及び半導体デバイス |
JP2010040397A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 導電性微粒子及びその製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
K. HANAMOTO ETAL.: "Electrical and optical properties of boron and nitrogen implanted In2O3 thin films", NUCLEAR INSTRUMENTS AND METHODS IN PHYSICS RESEARCH SECTION B: BEAM INTERACTIONS WITH MATERIALS AND, vol. Volume 173, Issue 3, JPN6020046346, January 2001 (2001-01-01), pages 287 - 291, ISSN: 0004400015 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7451505B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-03-18 | 日東電工株式会社 | 透明導電性フィルムの製造方法 |
US12156330B2 (en) | 2020-03-19 | 2024-11-26 | Nitto Denko Corporation | Light-transmitting electroconductive film and transparent electroconductive film |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102691397B1 (ko) | 표시 장치 | |
TWI535044B (zh) | 太陽能電池元件及其製造方法 | |
JP5528734B2 (ja) | 電子素子及びその製造方法、表示装置、並びにセンサー | |
TW200902740A (en) | Sputtering target, oxide semiconductor film and semiconductor device | |
US8062777B2 (en) | Semiconductor thin film and process for producing the same | |
JP2009238416A (ja) | 透明導電膜付き基板及びその製造方法 | |
JP5255039B2 (ja) | 酸化インジウム錫スパッタリングターゲット及びこれを利用して作製される透明伝導膜 | |
JP6270738B2 (ja) | 透明電極付き基板およびその製造方法 | |
JP6267641B2 (ja) | 透明電極付き基板の製造方法、および透明電極付き基板 | |
Sun et al. | Synthesis and characterization of n-type NiO: Al thin films for fabrication of pn NiO homojunctions | |
WO2013183234A1 (ja) | 透明電極およびその製造方法 | |
JP4165536B2 (ja) | リチウム二次電池負極部材およびその製造方法 | |
JP2019003900A (ja) | 透明導電膜、透明導電膜つき透明基板、透明導電膜つき透明基板の製造方法、タッチパネル | |
KR20120074276A (ko) | 투명 도전막 및 이것을 구비한 장치 | |
KR101249262B1 (ko) | 투명도전 조성물 및 타겟, 이를 이용한 투명도전 박막 및 그 제조방법 | |
JP2009224152A (ja) | 透明電極、透明導電性基板および透明タッチパネル | |
Tabassum et al. | Sol–gel and rf sputtered AZO thin films: analysis of oxidation kinetics in harsh environment | |
WO2022249872A1 (ja) | 半導体装置、電子デバイス、pHセンサ、バイオセンサ、半導体装置の製造方法、及び電子デバイスの製造方法 | |
JP2014056945A (ja) | アモルファス酸化物薄膜及びその製造方法、並びにそれを用いた薄膜トランジスタ | |
KR20150075173A (ko) | 투명 전도성 산화물과 은 나노 와이어를 포함하는 투명 전극 및 그 제조방법 | |
Xu et al. | High‐Performance Full‐Solution‐Processed Oxide Thin‐Film Transistor Arrays Fabricated by Ultrafast Scanning Diode Laser | |
JP2021134384A (ja) | 透明導電膜の形成方法、透明導電膜、導電膜付基板、及びタッチパネル | |
JPWO2020174540A1 (ja) | 半導体装置、pHセンサ及びバイオセンサ並びに半導体装置の製造方法 | |
CN103572238A (zh) | 一种双层绒面ZnO基薄膜的制备方法 | |
JP2007113026A (ja) | 透明導電膜及びそれを含む透明導電性基材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210903 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220125 |