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JP2019087956A - 画像撮影装置、画像撮影装置の制御方法、プログラム - Google Patents

画像撮影装置、画像撮影装置の制御方法、プログラム Download PDF

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さやか 原田
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Abstract

【課題】リモコン機能終了時に接続先からの電源オフ要求を受けられない場合に、接続先の画面をリモコン機能から抜けないようにする。【解決手段】情報処理装置と無線で接続する手段と、接続先の情報処理装置からカメラモードを変更する手段と、接続先の情報処理装置からの撮影指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの再生指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの電源オフ指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの電源オフ指示に対してエラーを返す手段と、を有する。接続先の情報処理装置からの電源オフを実行した場合に電源オフできる場合は接続先の情報処理装置の表示をトップ画面へ遷移し(S709)、電源オフできない場合は接続先の情報処理装置の表示を遷移させない(S706〜S708)。【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信を介して他の機器と通信可能な画像撮影装置に関する。
近年、携帯電話を含むスマートデバイスと無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)を介して接続し、携帯電話から遠隔操作が可能なデジタルカメラが知られてきている。スマートデバイスからデジタルカメラに画像を送信したり、スマートデバイス側からデジタルカメラの撮影を指示したり、スマートデバイスから遠隔操作をすることで可能な機能は複数考えられる。スマートデバイス側からのデジタルカメラの起動、電源OFFの指示も行うことができる。しかし、デジタルカメラの起動、電源OFFはデジタルカメラの状態によって不可能な場合も考えられる。
特に電源OFFは、デジタルカメラの撮影処理が続いていたり、カードの書き込み処理が終わっていなかったなどの理由により不可能な場合もある。例えば、リモート操作での撮影操作を制御するスマートデバイスなどの装置で、撮影装置の撮影状態、エラー情報、カードの残容量、バッテリ残量などの表示を行い、撮影装置の撮影動作に影響を与える情報を確認する技術が知られている(たとえば特許文献1)。
特開2003−330089号公報
上述の技術の場合、撮影装置の撮影関連の情報はスマートデバイス側に表示されるため撮影の可否の判断は行うことができるが、撮影装置の電源制御に関しては着目されていない。そのため、スマートデバイスから撮影装置の電源OFFを行おうとした場合、電源OFFができるタイミングなのかどうかの判断ができない。
また、上述の技術の場合スマートデバイスが撮影装置のリモート操作専用の装置となっているが、スマートデバイス側からできる機能として画像閲覧など撮影機能以外の機能が搭載されている場合はリモート操作の機能を終了する必要がある。また撮影装置側の電源をOFFする場合、電源が正常にOFFできた場合はスマートデバイス側のリモート操作機能を終了してもよい。しかし撮影装置の電源OFFができなかった場合はスマートデバイス側のリモート操作の機能を終了してしまうと、撮影装置の電源OFFができなくなってしまう。
そのため、撮影装置側の電源OFFが正常に行われるかどうかの制御を行う必要がある。また、撮影装置の電源OFFができなかった場合に再度撮影装置の電源OFFを行う場合は、スマートデバイス側のリモート操作機能に入りなおす必要がでてくる。そこで撮影装置の電源OFFができなかった場合に再度撮影装置の電源をOFFするためにユーザ制御のステップ数が増えてしまうという問題が発生する。
本発明の画像撮影装置は、情報処理装置と無線で接続する手段と、接続先の情報処理装置からカメラモードを変更する手段と、接続先の情報処理装置からの撮影指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの再生指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの電源オフ指示を行う手段と、接続先の情報処理装置からの電源オフ指示に対してエラーを返す手段と、を有し、接続先の情報処理装置からの電源オフを実行した場合に電源オフできる場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面からトップ画面へ遷移し、
電源オフできない場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面から遷移させないことを特徴としている。
本発明によれば、スマートデバイスからの遠隔操作によりカメラ電源をオフできない場合のカメラ電源オフできるまでの操作ステップを減らすことができる。
第1の実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるスマートデバイスの構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるスマートデバイスの表示例。 第1の実施形態におけるデジタルカメラとスマートデバイスのシーケンス図。 第1の実施形態におけるデジタルカメラとスマートデバイスのシーケンス図。 第1の実施形態におけるデジタルカメラとスマートデバイスのシーケンス図。 第1の実施形態におけるスマートデバイスのフローチャート。
以下に、本発明を実施するための形態について、添付の図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されてもよい。また、各実施の形態を適宜組み合せることも可能である。

[第1の実施形態]
<デジタルカメラ100の構成> 図1(a)は、本実施形態であるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは通信装置の一例としてデジタルカメラについて述べる。制御部101は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、例えば、光学レンズユニットと絞り・ズーム・フォーカスなど制御する光学系と、光学レンズユニットを経て導入された光(映像)を電気的な映像信号に変換するための撮像素子などで構成される。撮像素子としては、一般的には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)が利用される。
撮像部102は、制御部101に制御されることにより、撮像部102に含まれるレンズで結像された被写体光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行いデジタルデータを画像データとして出力する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データは、DCF(Design Rule for Camera File system)の規格に従って、記録媒体107に記録される。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリであり、制御部101で実行される後述のプログラム等が格納される。作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリ、制御部101の作業領域等として使用される。
操作部105は、ユーザがデジタルカメラ100に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部105は例えば、ユーザがデジタルカメラ100の制御部101への電力供給を含む主電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、撮影を指示するためのレリーズスイッチ、画像データの再生を指示するための再生ボタンを含む。さらに、後述の通信部111を介して外部機器との通信を開始するための専用の接続ボタンなどの操作部材を含む。また、後述する表示部106に形成されるタッチパネルも操作部105に含まれる。
なお、レリーズスイッチは、SW1およびSW2を有する。レリーズスイッチが、いわゆる半押し状態となることにより、SW1がONとなる。これにより、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備を行うための指示を受け付ける。また、レリーズスイッチが、いわゆる全押し状態となることにより、SW2がONとなる。これにより、撮影を行うための指示を受け付ける。
表示部106は、撮影の際のビューファインダー画像の表示、撮影した画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部106は必ずしもデジタルカメラ100が内蔵する必要はない。デジタルカメラ100は内部又は外部の表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体107は、撮像部102から出力された画像データを記録することができる。記録媒体107は、デジタルカメラ100に着脱可能なよう構成してもよいし、デジタルカメラ100に内蔵されていてもよい。すなわち、デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体107にアクセスする手段を有していればよい。
電源管理部108はデジタルカメラ100が動作するための電力を供給するためのユニットである。電源管理部108はデジタルカメラ100全体に電力を供給するほかに、後述する副制御部116・近距離無線通信部112に限定して電力を供給することができる。以後、デジタルカメラ100全体に電力が供給されている状態を電源ON状態、副制御部116・近距離無線通信部112に限定して電力を供給している状態をスタンバイ状態、デジタルカメラ100全体へ電力供給が断たれている状態を電源OFF状態と呼称する。スタンバイ状態では、デジタルカメラ100は消費電力が極めて低い状態に保つことができる。
通信部111は、外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、通信部111を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。例えば、撮像部102で生成した画像データを、通信部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、通信部111は外部装置とIEEE802.11の規格に従った、いわゆる無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、通信部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。
近距離無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近距離無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりIEEE802.15の規格(いわゆるBluetooth(登録商標))に従った近距離無線通信を実現する。本実施形態においてBluetooth(登録商標)通信は、低消費電力であるBluetooth(登録商標) Low Energyのバージョン4.0を採用する。
このBluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて通信可能な範囲が狭い(つまり、通信可能な距離が短い)。また、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて通信速度が遅い。その一方で、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて消費電力が少ない。本実施形態のデジタルカメラ100は、近距離無線通信部112を介して、外部装置とデータのやりとりを行うことができる。
例えば外部装置から撮影の命令を受信した場合は撮像部102を制御し、撮影動作を行い、無線LAN通信によるデータの授受を行うための命令を受信した場合は通信111を制御し、無線LAN通信を開始する。また近距離無線通信部112は前述のスタンバイ状態での動作が可能なため、スタンバイ状態で外部装置からデジタルカメラ電源ONの命令を受信した場合は後述する副制御部116を介してデジタルカメラ100全体の電源供給を開始することが可能である。
副制御部116は近距離無線通信部112を制御し、外部装置との近距離無線通信を制御する装置である。また前述の通り、副制御部116はスタンバイ状態でも動作が可能な構成となっている。外部装置から近距離無線通信部112を介してデジタルカメラ100の電源をONする命令を受信した際には電源管理部108を制御し、デジタルカメラ100全体への電源供給を開始することが可能である。
次に、デジタルカメラ100の外観について説明する。図1(b)、図1(c)はデジタルカメラ100の外観の一例を示す図である。レリーズスイッチ105aや再生ボタン105b、方向キー105c、タッチパネル105dは、前述の操作部105に含まれる操作部材である。また、表示部106には、撮像部102による撮像の結果得られた画像が表示される。以上がデジタルカメラ100の説明である。
<スマートデバイス200の内部構成について> 図2は、本実施形態の情報処理装置の一例であるスマートデバイス200の構成例を示すブロック図である。なお、スマートデバイスとはスマートフォン等の携帯電話やいわゆるタブレットデバイスを含む。なお、ここでは情報処理装置の一例としてスマートデバイスについて述べるが、情報処理装置はこれに限られない。例えば情報処理装置は、無線機能付きのデジタルカメラやプリンタ、テレビ、あるいはパーソナルコンピュータなどであってもよい。
制御部201は、入力された信号や、後述のプログラムに従ってスマートデバイス200の各部を制御する。なお、制御部201が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。撮像部202は、撮像部202に含まれるレンズで結像された被写体光を電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行い、デジタルデータを画像データとして出力する。撮像した画像データはバッファメモリに蓄えられた後、制御部201にて所定の演算を行い、記録媒体207に記録される。
不揮発性メモリ203は、電気的に消去・記録可能な不揮発性のメモリである。不揮発性メモリ203には、制御部201が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ203には、デジタルカメラ100と通信するためのアプリケーション(以下アプリ)が格納されている。
作業用メモリ204は、表示部206の画像表示用メモリや、制御部201の作業領域等として使用される。
操作部205は、スマートデバイス200に対する指示をユーザから受け付けるために用いられる。操作部205は例えば、ユーザがスマートデバイス200の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、表示部206に形成されるタッチパネルなどの操作部材を含む。表示部206は、画像データの表示、対話的な操作のための文字表示などを行う。なお、表示部206は必ずしもスマートデバイス200が備える必要はない。スマートデバイス200は表示部206と接続することができ、表示部206の表示を制御する表示制御機能を少なくとも有していればよい。
記録媒体207は、撮像部202から出力された画像データを記録することができる。記録媒体207は、スマートデバイス200に着脱可能なよう構成してもよいし、スマートデバイス200に内蔵されていてもよい。すなわち、スマートデバイス200は少なくとも記録媒体207にアクセスする手段を有していればよい。通信部211は、外部装置と接続するためのインターフェースである。
本実施形態のスマートデバイス200は、通信部211を介して、デジタルカメラ100とデータのやりとりを行うことができる。本実施形態では、通信部211はアンテナであり、制御部201は、アンテナを介して、デジタルカメラ100と接続することができる。なお、デジタルカメラ100との接続では、直接接続してもよいしアクセスポイントを介して接続してもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではない。
近距離無線通信部212は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近距離無線通信部212は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりIEEE802.15の規格(いわゆるBluetooth(登録商標))に従った近距離無線通信を実現する。本実施形態においてBluetooth(登録商標)通信は、低消費電力であるBluetooth(登録商標) Low Energyのバージョン4.0(BLE)を採用する。
このBluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて通信可能な範囲が狭い(つまり、通信可能な距離が短い)。また、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて通信速度が遅い。その一方で、Bluetooth(登録商標)通信は、無線LAN通信と比べて消費電力が少ない。
本実施系におけるデジタルカメラ100との近距離無線通信においては、最初にペアリングと呼ばれる近距離無線通信における1:1接続のための操作によってデジタルカメラ100の近距離無線通信部112と接続する必要がある。ペアリング操作においては例えばデジタルカメラ100がPeripheralとなり、近距離無線通信部112を用いてAdvertiseと呼ばれる自分の存在を周辺に知らせる動作を行う。そしてスマートデバイス200がCentralとして動作し、近距離無線通信部212を用いてScan動作を行うことによって、デジタルカメラ100を発見し、Initiate動作によって参加要請を行うことによって近距離無線通信接続を行う。
なお、ペアリングという用語は暗号化をともなうBluetooth(登録商標)接続の際に限定して使用されることもあるが、本発明においては暗号化の有無に関わらず、近距離無線通信を用いた1:1接続のための操作をペアリングと呼ぶ。
公衆網接続部213は、公衆無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。スマートデバイス200は、公衆網接続部213を介して、他の機器と通話することができる。この際、制御部201はマイク214およびスピーカ215を介して音声信号の入力と出力を行うことで、通話を実現する。本実施形態では、公衆網接続部213はアンテナであり、制御部201は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、接続部211および公衆網接続部213は、一つのアンテナで兼用することも可能である。
次に、スマートデバイス200の外観について説明する。図2(b)はスマートデバイス200の外観の一例を示す図である。電源ボタン205aやホームボタン205b、タッチパネル205cは、前述の操作部205に含まれる操作部材である。ホームボタン205bはユーザが押下することで実行中のアプリケーションを中断し、表示部206へ他のアプリケーションを選択できるホーム画面を表示することができる。
以上がスマートデバイス200の説明である。以降、図3から図7を用いてスマートデバイス200からデジタルカメラ100をLow Energyのバージョン4.0(BLE)で遠隔操作し、各機能を動作させるまでの流れを説明する。Low Energyのバージョン4.0をBLEと記載する。スマートデバイス200によってデジタルカメラ100を遠隔操作して行うことのできる機能として、BLEからの無線LAN接続によるカメラ内の画像取得(以降ハンドオーバーと呼ぶ)、リモコン(撮影/再生)などがある。ハンドオーバーはデジタルカメラ100をスマートデバイス200の操作のみで無線LAN接続し、デジタルカメラ100内の画像をスマートデバイス200に取り込む機能である。
リモコン(撮影/再生)は、スマートデバイス200側からカメラの操作をコントロールし、それぞれ撮影機能、再生機能を操作することができる。リモコン機能実行中にスマートデバイス200側からカメラのモードを切り替えることができる。デジタルカメラ100には撮影モードと再生モードがある。画像を撮影する際はカメラのモードは撮影モードになり、再生する際は再生モードとして動作する。撮影モード時のリモコンを撮影リモコン、再生モード時のリモコンを再生リモコンと呼ぶ。
リモコンはリモコン機能開始時にデジタルカメラ100の電源をONする機能、リモコン機能を終了時にデジタルカメラ100の電源をOFFする機能を有している。デジタルカメラ100がスタンバイ状態のときにスマートデバイス200からリモコン機能を開始すると、デジタルカメラ100の電源をONしたのちにリモコン機能を開始することができる。また、リモコン機能終了時はデジタルカメラ100の電源をOFFするかどうかの選択が可能となる。
デジタルカメラ100の電源をOFFする際、デジタルカメラ100のボタン操作が行われていたり、メモリカードの書き込み処理が行われているときなど、デジタルカメラ100の電源をOFFできない場合がある。
図3(a)はスマートデバイス200の画面例である。スマートデバイス200の画面からハンドオーバー、リモコンを選択し、デジタルカメラ100の機能を切り替えることができる。図3(a)の「ハンドオーバー」を選択した場合はBLE接続から無線LANの通信に切り替えることにより、デジタルカメラ100からスマートデバイス200へ画像の転送を行うことができる。
図3(a)の「リモコン」を選択した場合は、デジタルカメラ100のモードに合わせたリモコン機能を実行することができ、スマートデバイス200からデジタルカメラ100を遠隔操作することができる。図3(a)の「ハンドオーバー」「リモコン」を選択したときに、デジタルカメラ100がスタンバイ状態の場合はデジタルカメラ100の電源がONされる。
図3(b)はスマートデバイス200の撮影リモコン時の画面例である。ここで例に挙げている撮影リモコン機能はスマートデバイス200側からの撮影の設定変更は行わせない。撮影のための諸々の設定はデジタルカメラ100の本体操作で行い、スマートデバイス200からは主に静止画、動画の撮影指示をあたえるだけである。もちろん、スマートデバイス200からデジタルカメラ100の設定を変更できるようにすることも可能である。
図3(c)はスマートデバイス200の再生リモコン時の画面例である。ここで例に挙げている再生リモコンでは、デジタルカメラ100側で行うことができる画像再生の機能をスマートデバイス200側で実行することができる。再生リモコンの機能は、画像送り、画像の拡大縮小表示、マルチ再生、動画再生などである。
デジタルカメラ100は、メニューから画像の保護、削除、トリミングなどの編集機能を備えている。ここではデジタルカメラ100のメニューから行う編集機能はスマートデバイス200側から行うことを考慮していない。しかしスマートデバイス200にデジタルカメラ100で操作可能なボタンを表示することで、スマートデバイス200側からすべての再生機能を実行することも可能である。
図3(b)の撮影リモコン、図3(c)の再生リモコンともに、カメラモードを切り替えるボタンを持ち、デジタルカメラ100のカメラモードをスマートデバイス200側から切り替えることができる。また、切り替え後のカメラモードに合わせたリモコン画面の表示をスマートデバイス200側で表示することができる。
図3(b)(c)の左上のボタンを押すとリモコン機能を終了できる。リモコン機能の終了を選択したときには図3(d)のようなカメラ電源をOFFするかどうかの確認画面を表示する。ここで「はい」を選択したときはカメラ電源をOFFする処理が行われる。カメラ電源を正常にOFFできた場合は、スマートデバイスの表示は図(a)のようなトップ画面に戻り、カメラ電源のOFFができない状況だった場合は図3(e)のような警告画面を表示する。
図4はリモコン機能終了時にカメラ電源OFFが可能な場合のシーケンス図である。スマートデバイス200とカメラ100はあらかじめBLEによって通信が確立されてリモコン機能を開始した状態であるとする。
S401でユーザがリモコン機能の終了を選択し、S402でカメラ電源のOFFを選択する。S403でスマートデバイス200からカメラ100へ電源OFFをともなうリモコン機能の終了要求を通知する。カメラ100は電源OFF可能かどうかの判定を行い(S404)、S405でカメラ電源OFF可能かどうかの判定をスマートデバイス200へ通知する。カメラ電源OFFが可能な場合、スマートデバイス200はリモコン機能を終了し、トップ画面へ遷移する(S406)。
図5はリモコン機能終了時にカメラ電源OFFが不可能な場合のシーケンス図である。スマートデバイス200とカメラ100はあらかじめBLEによって通信が確立されてリモコン機能を開始した状態であるとする。
S501でユーザがリモコン機能の終了を選択し、S502でカメラ電源のOFFを選択する。S503でスマートデバイス200からカメラ100へ電源OFFをともなうリモコン機能の終了要求を通知する。カメラ100は電源OFF可能かどうかの判定を行い(S504)、S505でカメラ電源OFF可能かどうかの判定をスマートデバイスへ通知する。カメラ電源OFFが不可能な場合、スマートデバイス200はカメラ電源OFFができない旨の警告画面を表示(S506)し、警告画面が非表示になったのち再度リモコン機能画面を表示する(S507)。
図6はリモコン機能終了時にカメラ電源をOFFしない場合のシーケンス図である。スマートデバイス200とカメラ100はあらかじめBLEによって通信が確立されてリモコン機能を開始した状態であるとする。
S601でユーザはリモコン機能の終了を選択し、S602でカメラ電源のOFFをしないを選択する。S603でスマートデバイス200からカメラ100へ電源OFFをともなわないリモコン機能の終了要求を通知する。カメラ100はリモコン終了処理を行い、S605でスマートデバイス200へリモコン終了の通知を行う。スマートデバイス200はS605の通知を受けるとリモコン機能を抜けてトップ画面に遷移する(S606)。
次に図7を用いて本実施形態におけるスマートデバイス200の処理の流れを説明する。
本フローチャートはデジタルカメラ100の近距離無線通信部112とスマートデバイス200の近距離無線通信部212がBLEによって通信可能状態にあることを前提としている。ユーザとスマートデバイス200のタッチパネル205cの操作によってデジタルカメラ100をBLEで制御するためのアプリケーションを起動し、リモコン機能を実行している状態から開始される。
S701でスマートデバイス200はユーザからリモコン機能の終了の要求を受ける。ユーザはリモコン機能終了時にカメラ電源をOFFするかどうかを指定する。S701でカメラ電源OFFの要求がなかった場合(S702)は、リモコン機能の終了要求をデジタルカメラ100へ通知するとともにカメラ電源のONの継続を要求する(S704)。デジタルカメラ100からリモコン機能終了の通知がきたらスマートデバイス200はトップ画面に遷移する(S709)。S702でカメラ電源のOFFの要求があった場合、スマートデバイス200はリモコン機能の終了要求をデジタルカメラ100へ通知するとともにカメラ電源OFFの要求通知を行う(S703)。
カメラ電源OFFの要求を受けてデジタルカメラ100が電源OFF可能かどうかを判定する(S705)。電源OFF可能な場合、スマートデバイス100はリモコン機能を抜けてトップ画面へ遷移する(S709)。
S705でカメラ電源OFFが不可能な場合は電源OFFができない旨の警告画面をスマートフォン200に表示する(S706)。警告画面はユーザの確認が必要なため、ユーザ操作で画面が消えるようにOKボタンつきの画面が望ましい。警告画面はOKボタンつきのボタンでなくても、タイマーで消える画面でもよい。OKボタンつきの警告画面の場合はOKボタン押下で警告画面を消去する(S707)。電源OFFできない場合はリモコン機能にとどまるため、警告画面を消去したらリモコン画面を表示する(S708)。
カメラ電源OFFができないパターンとしては、撮影中、カメラボタン操作中、撮影後のファイル書き込み中などの要因があり、ユーザの撮影操作やユーザ操作きっかけの撮影に紐づくものである。そのため、長い時間カメラの電源がOFFできない状態が継続するといったことはなく、再度S701からのシーケンスのとおりにやりなおせばよい。
カメラ電源のOFFができなかった場合はS708でリモコン機能の画面に戻るため、再度カメラ電源をOFFしたい場合はそのままリモコン終了ボタンを押すことでリモコン終了要求を出せばよい。
以上説明した本実施形態によると、デジタルカメラ100がスマートデバイス200から電源OFFを伴うリモコン終了通知を受けてカメラ電源をOFFできなかった場合でも、ワンステップで再度リモコン終了要求を出すことができる。そのときデジタルカメラ100の電源OFFをともなうリモコン機能を終了するためのユーザ操作のステップ数を減らすことができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。
つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
100 デジタルカメラ
102 撮像部
101 制御部
103 不揮発性メモリ
104 作業用メモリ

Claims (4)

  1. 情報処理装置と無線で接続する手段と、
    接続先の情報処理装置からカメラモードを変更する手段と、
    接続先の情報処理装置からの撮影指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの再生指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの電源オフ指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの電源オフ指示に対してエラーを返す手段と、
    を有し、
    接続先の情報処理装置からの電源オフを実行した場合に
    電源オフできる場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面からトップ画面へ遷移し、
    電源オフできない場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面から遷移させないこと
    を特徴とする画像撮影装置。
  2. 電源オフできない場合は接続先の情報処理装置にエラー表示を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の画像撮影装置。
  3. 情報処理装置と無線で接続する手段と、
    接続先の情報処理装置からカメラモードを変更する手段と、
    接続先の情報処理装置からの撮影指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの再生指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの電源オフ指示を行う手段と、
    接続先の情報処理装置からの電源オフ指示に対してエラーを返す手段と、
    を有し、
    接続先の情報処理装置からの電源オフを実行した場合に
    電源オフできる場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面からトップ画面へ遷移し、
    電源オフできない場合は接続先の情報処理装置の表示をリモコン機能画面から遷移させないこと
    を特徴とする画像撮影システム。
  4. 電源オフできない場合は接続先の情報処理装置にエラー表示を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の画像撮影システム。
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