Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2019063206A - 報知システム、医用装置、およびプログラム - Google Patents

報知システム、医用装置、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019063206A
JP2019063206A JP2017190992A JP2017190992A JP2019063206A JP 2019063206 A JP2019063206 A JP 2019063206A JP 2017190992 A JP2017190992 A JP 2017190992A JP 2017190992 A JP2017190992 A JP 2017190992A JP 2019063206 A JP2019063206 A JP 2019063206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
imaging region
recognition
recognized
gantry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017190992A
Other languages
English (en)
Inventor
山田 武
Takeshi Yamada
武 山田
茂 近松
Shigeru Chikamatsu
茂 近松
勇 五十嵐
Isamu Igarashi
勇 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Priority to JP2017190992A priority Critical patent/JP2019063206A/ja
Publication of JP2019063206A publication Critical patent/JP2019063206A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】撮影部位の位置を認識できたことを報知することができる技術を提供する。【解決手段】X線CT装置は、テーブル4に載置された被検体5の撮影部位の位置を認識する認識手段と、認識手段が撮影部位の位置を認識したことを、テーブル4を有するX線CT装置のユーザである撮影技師50に報知する報知手段とを有している。報知手段の第1の例は、第1の表示制御部とガントリ表示部とにより構成され、報知手段の第2の例は、第2の表示制御部と操作コンソール6の表示部62とにより構成される。【選択図】図6

Description

本発明は、医用装置に適用可能な報知システム、当該報知システムを有する医用装置、および当該医用装置に適用されるプログラムに関する。
被検体の体内の画像を取得する装置として、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などの医用装置が知られている。CT装置およびMRI装置は被検体を非侵襲的に撮影することができるので、被検体の健康状態を診断する上で欠かすことのできない装置として使用されている。
一方で、CT装置およびMRI装置で被検体を撮影する場合、撮影技師はスキャンの準備のために様々な作業をする必要があり、撮影技師に掛かる作業負担が大きいという問題がある。そこで、撮影技師の作業負担が軽減されるように、CT装置のテーブルを自動的に動作させる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2014−161392号公報
特許文献1ではテーブルを自動的に動作させることができるので、撮影技師の作業負担を軽減することが可能となる。
一方で、特許文献1では、カメラおよびセンサから得られたデータに基づいて撮影部位の大まかな位置を特定し、その撮影部位の大まかな位置の情報を用いてテーブルを移動させている。したがって、テーブルを移動させるためには、カメラおよびセンサから得られたデータに基づいて撮影部位の大まかな位置を自動的に認識することが重要となる。しかし、特許文献1の認識方法では、撮影部位の認識処理が完了したか否かを撮影技師が知ることはできないので、撮影技師は、認識処理が完了しているのかどうかわからない状態でスキャンの準備を続けることがある。したがって、何らかの理由で認識処理にエラーが発生しても、撮影技師は、認識処理のエラーに気付かずにスキャンの準備作業を続けることがある。この場合、撮影技師は、不要な作業を行う恐れがあり、結果的に作業時間が長くなることがある。したがって、撮影技師にとって、認識処理が完了しているのかどうかわからない状態でスキャンの準備を続けることは、スキャンの準備作業を効率的に進める上では望ましくない。
したがって、撮影部位の位置を認識できた場合には、認識ができたことを医用装置のユーザ(例えば、撮影技師)に報知することが重要となるが、このような報知が可能なシステムは実現されていない。
本発明の第1の観点は、テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識手段と、
前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記テーブルを有する医用装置のユーザに報知する報知手段と、
を有する報知システムである。
本発明の第2の観点は、テーブルを有する医用装置であって、
前記テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識手段と、
前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記医用装置のユーザに報知する報知手段と、
を有する医用装置である。
本発明の第3の観点は、テーブルを有する医用装置に適用されるプログラムであって、
前記テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識処理と、
前記撮影部位の位置を認識したことを前記医用装置のユーザに知覚させるための手段を制御する制御処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
撮影部位の位置が認識されたことを医用装置のユーザに報知することができる。
本形態におけるX線CT装置の外観図である。 X線CT装置1のブロック図である。 X線CT装置の主な機能ブロック図である。 本形態における動作フローの一例を示す図である。 カメラ19cから取得された画像Pcと、深度センサ19dから取得された画像Pdとを概略的に示す図である。 ガントリ表示部18の表示情報の一例を示す図である。 撮影部位の位置を認識したことを報知する別の方法の説明図である。 CT装置が被検体5のどの部位を撮影部位として認識したかを報知する一例を示す図である。 操作コンソール6の表示部62の表示画面の説明図である。 ガントリ表示部18および操作コンソール6の表示部62を用いる方法とは別の方法で報知する例の説明図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本形態におけるX線CT装置の外観図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、ガントリ(gantry)2、テーブル(table)4、及び操作コンソール(console)6を備えている。
ガントリ2及びテーブル4は、スキャン室R1に設置されている。操作コンソール6は、スキャン室R1とは異なる操作室R2に設置されている。
図2は、X線CT装置1のブロック図である。
ガントリ2は、X線管21、アパーチャ(aperture)22、コリメータ装置(collimator device)23、X線検出器24、データ収集部(data acquisition system)25、回転部(図示せず)、高電圧電源27、アパーチャ駆動装置28、回転駆動装置29、ガントリ・テーブル制御部30を有している。
X線管21、アパーチャ22、コリメータ装置23、X線検出器24、およびデータ収集部25は、不図示の回転部に搭載されている。
X線管21及びX線検出器24は、被検体5が載置される撮影空間、すなわちガントリ2の空洞部Bを挟んで互いに対向して配置されている。
アパーチャ22は、X線管21と空洞部Bとの間に配置されている。アパーチャ22は、X線管21のX線焦点からX線検出器24に向けて放射されるX線をファンビーム(fan beam)やコーンビーム(cone beam)に成形する。
コリメータ装置23は、空洞部BとX線検出器24との間に配置されている。コリメータ装置23は、X線検出器24に入射する散乱線を除去する。
X線検出器24は、X線管21から放射される扇状のX線ビームの広がり方向および厚み方向に、2次元的に配列された複数のX線検出素子を有している。各X線検出素子は、空洞部Bに配された被検体5の透過X線をそれぞれ検出し、その強度に応じた電気信号を出力する。
データ収集部25は、X線検出器24の各X線検出素子から出力される電気信号を受信し、X線データに変換して収集する。
テーブル4は、クレードル(cradle)41および駆動装置42を有している。被検体5は、クレードル41の上に載置される。駆動装置42は、クレードル41がy方向に昇降するようにクレードル41を駆動し、更に、クレードル41がz方向に移動するように、クレードル41を駆動する。
高電圧電源27は、X線管21に高電圧及び電流を供給する。
アパーチャ駆動装置28はアパーチャ22を駆動しその開口を変形させる。
回転駆動装置29は回転部を回転駆動する。
ガントリ・テーブル制御部30は、ガントリ2内の各装置・各部、および駆動装置42等を制御する。
また、ガントリ2は、テーブル4が設置されている側の面の上部に、ガントリ表示部18と、カメラ・センサ部19とを有している。
ガントリ・テーブル制御部30は、操作コンソール6に接続されている。ガントリ・テーブル制御部30は、高電圧電源27、アパーチャ駆動装置28、回転駆動装置29、およびクレードル駆動装置42を制御し、スキャンを実施する。また、ガントリ・テーブル制御部30は、ガントリ表示部18およびカメラ・センサ部19に接続されている。ガントリ・テーブル制御部30は、必要に応じて、ガントリ表示部18やカメラ・センサ部19からの入力信号に基づいて、回転駆動装置29やクレードル駆動装置42を制御する。また、ガントリ・テーブル制御部30は、必要に応じて、各種の画像や情報を、ガントリ表示部18に表示する。
ガントリ表示部18は、タッチパネル(touch-panel)式のGUI(Graphical User Interface)を備えたディスプレイを有している。ガントリ表示部18は、ガントリ・テーブル制御部30を介して、操作コンソール6に接続されている。これにより、ガントリ表示部18は、撮影技師50(医用装置のユーザの一例)からタッチパネル操作を受けて、X線CT装置1に係る各種の操作や設定を行うことができる。また、ガントリ表示部18は、各種の設定画面、グラフ表示、画像などをディプレイ上に表示することができる。
カメラ・センサ部19は、カメラ19cと、深度センサ19dとを有している。カメラ19cは、例えば、RGB(Red Green Blue)またはモノクロ(monochromatic)のCCD(Charge Coupled Device)カメラである。カメラ19cは、テーブル4のクレードル21に載置された被検体5の画像を撮像し、その画像信号を出力する。深度センサ19dは、例えば、赤外線方式の3次元深度センサである。カメラ19cは、画像取得手段の一例である。深度センサ19dは、赤外線源から被検体5に向けて赤外線を照射し、その反射線を検出して、赤外線源から被検体5の表面における各位置までの深度を表す信号を出力する。カメラ・センサ部19としては、カメラ19cと深度センサ19dとが一体的に構成されているものを考えることができ、例えば、マイクロソフト(Microsoft)社製のキネクト(Kinect)(登録商標)センサなどを用いることができる。尚、深度センサ19dは、赤外線の代わりに、超音波やレーザ光を用いるタイプであってもよい。
操作コンソール6は、撮影技師50からの各種操作を受け付ける。操作コンソール6は、入力部61、表示部62、記憶部63、及び演算処理部64を有している。
なお、ここでは、図2に示すように、被検体5の体軸方向、すなわちテーブル4による被検体5の搬送方向をz方向とする。また、鉛直方向をy方向、y方向およびz方向に直交する水平方向をx方向とする。
図3は、X線CT装置の主な機能ブロック図(block diagram)である。尚、実際には、X線CT装置は、多数の機能ブロックを有しているが、ここでは、第1の形態の説明に必要な機能ブロックのみが示されている。
第1の形態において、X線CT装置は、主な機能ブロックとして、第1の画像生成部101、第2の画像生成部102、認識部103、第1の表示制御部104、および第2の表示制御部105を有している。
第1の画像生成部101は、カメラ19cから得られた画像信号に基づいて画像Pcを生成する。
第2の画像生成部102は、深度センサ19dから得られたセンサ信号に基づいて画像Pdを生成する。
認識部103は、被検体の撮影部位の位置を認識する。
第1の表示制御部104は、ガントリ表示部18を制御する。
第2の表示制御部105は、操作コンソールの表示部62を制御する。
尚、認識部103は認識手段の一例に相当し、第1の表示制御部104は制御手段の第1の例に相当し、第2の表示制御部105は制御手段の第2の例に相当する。また、第1の表示制御部104とガントリ表示部18とを合わせたものが報知手段の第1の例に相当し、第2の表示制御部105と操作コンソール6の表示部62とを合わせたものが報知手段の第2の例に相当する。
各機能ブロックを実行させるためのプログラムは、操作コンソール6の記憶部63、ガントリ2内の記憶部、およびテーブル4内の記憶部のうちの少なくともいずれか一つの記憶部に記憶させておくことができる。ガントリ2、テーブル4、および操作コンソール6は、記憶部に記憶されたプログラムを実行するためのコンピュータ(computer)としての役割を有しており、当該コンピュータは、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより、各機能ブロックとして機能する。尚、プログラムの少なくとも一部を、操作コンソール6に外部接続された記憶部又は記憶媒体90(図2参照)に記憶させることも可能である。図3に示す機能の詳細は、X線CT装置における処理の流れを説明する際に併せて説明する。
図4は、本形態における動作フローの一例を示す図である。
ステップS1では、被検体5をスキャンするための準備が行われる。スキャンの準備には、被検体5をテーブル4に載置すること、必要に応じてCT装置の周辺機器(例えば、造影剤注入装置)を調整すること、スキャン条件を設定すること、テーブル4をスキャン開始位置にまで移動させることなどが含まれる。テーブル4の移動は、カメラ・センサ部19により得られた画像に基づいて自動的に行われる。尚、カメラ・センサ部19により得られた画像に基づいてテーブル4を自動的に移動させる方法としては、特開2014−161392号公報に開示された方法を用いることができる。スキャンの準備ができたら、ステップS2に進む。
ステップS2では、撮影技師50は、スキャンを開始するための指示を入力する。この指示が入力されると、スキャンが開始される。画像再構成に必要なCTデータが収集できたら、スキャンが終了する。
本形態では、図4に示すように、スキャンの準備を行うためのステップS1と、スキャンを実行するステップS2とが実行されるが、ステップS1およびS2の他に、ステップS11およびS12が実行される。このステップS11およびS12は、ステップS1の間に実行されるステップであり、撮影技師50がスキャンの準備作業を効率的に進める上で重要なステップである。ステップS11およびS12は、撮影部位の位置を自動的に認識し、撮影部位の位置が認識できたら、撮影部位の位置が認識できたことを撮影技師50に報知するためのステップである。以下、ステップS11およびS12について説明する。
ステップS11では、被検体5の撮影部位の位置を認識するための認識処理が実行される。具体的には、以下のようにして認識処理が実行される。
先ず、第1の画像生成部101(図3参照)が、カメラ19cから取得された画像信号に基づいて、被検体の画像Pcを生成し、第2の画像生成部102(図3参照)が、深度センサ19dから取得されたセンサ信号に基づいて、被検体5の体表面の画像Pdを生成する。図5に、カメラ19dから取得された画像Pcと、深度センサ19dから取得された画像Pdとを概略的に示す。カメラ19cはスキャンの準備が行われている間は連続的に画像信号を取得し、深度センサ19dはスキャンの準備が行われている間は連続的にセンサ信号を取得する。したがって、スキャンの準備が行われている間、第1および第2の画像生成部101および102は、それぞれ、ほぼリアルタイムで最新の画像PcおよびPdを生成することができる。
そして、認識部103(図3参照)は、画像Pc又はPdに基づいて、被検体5の撮影部位の位置を認識する。以下に、画像Pc又はPdに基づいて撮影部位の位置を認識する方法について説明する。
先ず、認識部103は、被検体5のどの部位が撮影部位であるかを特定する。認識部103は、例えば、撮影技師50が操作コンソール6から入力した情報や、撮影技師50がガントリ2の表示部18から入力した情報に基づいて被検体5の撮影部位を特定することができる。例えば、撮影技師50が操作コンソール6から頭部を撮影するためのプロトコルを選択している場合は、認識部103は、被検体5の撮影部位は頭部であると判断する。したがって、認識部103は、被検体5の撮影部位を特定することができる。
撮影部位を特定した後、認識部103は、画像Pc又はPdに基づいて撮影部位の位置を検出する。検出方法の一例としては、画像Pc又はPdの中から、撮影部位の形状に対応する画像部分を特定することにより、撮影部位の位置を検出する方法がある。他の検出方法としては、画像Pc又はPdの中から、形状に特徴があり特定しやすい部位(例えば、頭部、肩部)を基準部位として特定し、当該基準部位の位置に基づいて撮影部位の位置を検出する方法がある。尚、基準部位の位置に基づいて撮影部位の位置を特定する方法を用いる場合には、撮影部位ごとに、基準部位と撮影部位との間の距離を予め定めておき、各撮影部位と当該距離との対応関係を表すテーブルを記憶部に記憶させておけばよい。このテーブルを参照することにより、基準部位と撮影部位との間の距離が分かるので、基準部位から当該距離だけ離れた部位の位置を、撮影部位の位置として検出することができる。
このようにして、撮影部位の位置を検出することができるので、認識部103は、撮影部位の位置を認識することができる。撮影部位の位置を認識した後、ステップS12に進む。
ステップS12では、第1の表示制御部104が、撮影部位の位置が認識できたことを撮影技師50に報知するための制御を行う。
第1の表示制御部104は、撮影部位の位置が認識された場合、ガントリ表示部18に、撮影部位の位置が認識できたことを表す情報が表示されるように、ガントリ表示部18を制御する(図6参照)。
図6は、ガントリ表示部18の表示情報の一例を示す図である。
ガントリ表示部18には、カメラ・センサ部19により取得された画像PcおよびPdが表示されている。また、ガントリ表示部18の右上には、「認識完了」の文字が表示されている。
撮影部位の位置が認識できた場合、第1の表示制御部104は、ガントリ表示部18に、撮影部位の位置が認識できたことを表す文字「認識完了」が表示されるように、ガントリ表示部18を制御する。したがって、撮影技師50は、ガントリ表示部18を見ることにより、認識部103が撮影部位の位置を認識できたことを視覚的に理解することができる。
上記のように、認識部103が撮影部位の位置を認識すると、ガントリ表示部18に、撮影部位の位置が認識できたことを表す文字「認識完了」が表示される。したがって、撮影技師50は、スキャンの準備中にガントリ表示部18を目視し、「認識完了」の文字を視認することができれば、認識部103が撮影部位の位置を認識できていると判断することができる。この場合、撮影技師50は、スキャンの準備作業に集中することができる。
一方、テーブルに被検体5を載置させてから或る程度の時間が経過しているにもかかわらず、撮影部位の位置を認識したことがガントリ表示部18に表示されない場合、撮影技師50は、撮影部位の位置の認識を妨害することが発生しているのではないかと予想することができる。撮影部位の位置の認識を妨害する例としては、例えば、カメラ・センサ部19の検出可能領域にCT装置の周辺機器が入り込み、検出可能領域内において、この周辺機器と被検体5とが重なってしまい、被検体5の各部位を認識できないことが考えられる。したがって、撮影技師50は、テーブルに被検体5を載置させてから或る程度の時間が経過しているにもかかわらず、撮影部位の位置を認識したことが表示されない場合、周辺機器の配置位置を確認することにより、撮影部位の位置が認識されない原因を突き止めることが可能となる。例えば、被検体5の近くに周辺機器がある場合は、この周辺機器が撮影部位の位置の認識を妨害している原因であると予想することができるので、周辺機器を被検体5の撮影部位から十分に離すなどの対応を取ることができる。
尚、図6では、撮影部位の位置を認識したことをガントリ表示部18を用いて報知する例について説明したが、別の方法で報知してもよい(図7参照)。
図7は、撮影部位の位置を認識したことを報知する別の方法の説明図である。
図7では、第2の表示制御部105(図3参照)が、操作コンソール6の表示部62に、撮影部位の位置を認識したことを表す「認識完了」の文字が表示されるように、表示部62を制御する。操作コンソール6の表示部に「認識完了」の文字を表示することにより、操作コンソール6で作業している撮影技師50に、撮影部位の位置が認識されたことを報知することができる。
また、撮影部位の位置が認識したことを表す「認識完了」の文字を、ガントリ表示部18と操作コンソール6の表示部62との両方に表示するようにしてもよい。撮影技師50が、スキャン室R1と操作コンソール6との間を頻繁に行き来している場合は、「認識完了」の文字を、ガントリ表示部18と操作コンソール6の表示部62との両方に表示することにより、撮影技師50がスキャン室R1および操作室R2のどちらで作業していても、撮影技師50は、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを視覚的に知覚することができる。また、或る撮影技師50はスキャン室R1で作業しており、他の撮影技師50は操作室R2で作業している場合には、スキャン室R1で作業している撮影技師50と操作室R2で作業している撮影技師50に同時に報知することもできる。尚、「認識完了」などの文字とは別の視覚情報を表示部に表示して撮影技師50に報知してもよい。
また、上記の例では、撮影部位の位置を認識したことを報知しているが、認識部103が被検体5のどの部位を撮影部位として認識したかを報知するようにしてもよい(図8参照)。
図8は、認識部103が被検体5のどの部位を撮影部位として認識したかを報知する一例を示す図である。
図8では、ガントリ表示部18に、撮影部位の範囲を表す枠F1が表示されている。したがって、撮影技師50は、ガントリ表示部18を目視することにより、認識部103が撮影部位の位置を認識していることだけでなく、被検体5のどの部位を撮影部位として認識しているのかも視覚的に知覚することができる。ガントリ表示部18に表示された撮影部位が、撮影技師50自身が理解していた撮影部位と一致している場合、撮影技師50は安心して作業を続けることができる。一方、ガントリ表示部18に表示された撮影部位が、撮影技師50自身が理解していた撮影部位とは異なる場合、撮影技師50は、ステップS2においてスキャンが開始される前に、撮影部位の位置が異なっていることがわかるので、撮影部位を再入力するなど、適切な対応を取ることができる。また、図9に示すように、操作コンソール6の表示部62にも、撮影部位の範囲を表す枠F2が表示されるようにしてもよい。更に、スキャン室R1のガントリ表示部18と、操作室R2の表示部62との両方に、撮影部位の範囲を表す枠を表示させてもよい。尚、撮影部位として認識した部位を撮影技師50に報知することができるのであれば、枠を用いる方法とは別の方法(例えば、撮影部位として認識した部位をハイライト表示する方法)を用いてもよい。
また、上記の例では、ガントリ表示部18又は操作コンソール6の表示部62を用いて撮影部位の位置を認識したことを撮影技師50に報知しているが、別の方法で報知してもよい(図10参照)。
図10は、ガントリ表示部18および操作コンソール6の表示部62を用いる方法とは別の方法で報知する例の説明図である。
図10では、ガントリ2の前面に照明部(例えば、LED)71を設けた例と、テーブル4の側面に照明部(例えば、LED)72を設けた例が示されている。ガントリ表示部18の代わりに照明部71又は72を使用する場合、CT装置には、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを表す照明が出力されるように照明部71又は72を制御する照明制御部が備えられる。このように、表示部18および62の代わりに、照明部71又は72を用いて、撮影部位の位置を認識したことを撮影技師50に視覚的に知覚させるようにしてもよい。例えば、撮影部位の位置が認識されたら照明部71又は72の明かりが点滅されるように照明部71又は72を制御することにより、撮影部位の位置が認識されたことを撮影技師50に視覚的に知覚させることができる。
尚、上記の説明では、表示部18、表示部62、照明部71、又は照明部72を使用し、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを撮影技師50に視覚的に報知している。しかし、視覚的な方法とは別の方法で撮影技師50に報知してもよい。例えば、ガントリ2又は操作コンソール6に音出力部(例えば、スピーカ)を備え、音出力部を用いて撮影技師50に報知してもよい。この場合、CT装置に、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを表す音が出力されるように音出力部を制御する音出力制御部を備えることにより、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを撮影技師50に聴覚的に知覚させることができる。
更に、撮影技師に振動器を身につけ(携帯)させ、振動器を用いて認識部103が撮影部位の位置を認識したことを撮影技師に報知してもよい。この場合、振動器に、認識部103が撮影部位の位置を認識したときに振動器が振動するように振動器を制御する振動制御部を備えることにより、認識部103が撮影部位の位置を認識したことを撮影技師50に知覚させることができる。
尚、本形態では、CT装置はカメラ19cおよび深度センサ19dを備えている。しかし、カメラ19cおよび深度センサ19dのうちの一方のみを備えるようにCT装置を構成してもよい。また、深度センサ19dの代わりに、被検体の画像を取得するための他のセンサを用いてもよい。
また、本形態では、CT装置がガントリ表示部18を備えている例について説明されている。しかし、撮影技師に報知できるのであれば、ガントリ表示部18を備えたCT装置の代わりに、ガントリ表示部18を備えていないCT装置を用いてもよい。
また、本形態では、CT装置を取り上げて本発明について説明したが、CT装置とは異なる医用装置(例えば、MRI装置)に対しても本発明を適用することができる。
1 X線CT装置
2 ガントリ
4 テーブル
5 被検体
6 操作コンソール
18 ガントリ表示部
19 カメラ・センサ部
19c カメラ
19d 深度センサ
21 X線管
22 アパーチャ
23 コリメータ装置
24 X線検出器
25 データ収集部
27 高電圧電源
28 アパーチャ駆動装置
29 回転駆動装置
30 ガントリ・テーブル制御部30を有している。
41 クレードル
42 駆動装置
50 撮影技師
61 入力部
62 表示部
63 記憶部
64 演算処理部
101 第1の画像生成部
102 第2の画像生成部
103 認識部
104 第1の表示制御部
105 第2の表示制御部

Claims (12)

  1. テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識手段と、
    前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記テーブルを有する医用装置のユーザに報知する報知手段と、
    を有する報知システム。
  2. 前記テーブルに載置された被検体の画像を取得するための画像取得手段を有し、
    前記認識手段は、
    前記画像取得手段により取得された画像に基づいて前記撮影部位の位置を認識する、請求項1に記載の報知システム。
  3. 前記テーブルに載置された被検体の体表面の3次元画像を取得するためのセンサを有し、
    前記認識手段は、前記センサから得られた3次元画像に基づいて前記撮影部位の位置を認識する、請求項1に記載の報知システム。
  4. 前記報知手段は、
    前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記ユーザに知覚させるための手段を有する、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の報知システム。
  5. 前記報知手段は、前記知覚させるための手段を制御する制御手段を有する、請求項4に記載の報知システム。
  6. 前記知覚させるための手段は、前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記ユーザに、視覚的若しくは聴覚的に知覚させる、又は振動を用いて知覚させるものである、請求項4又は5に記載の報知システム。
  7. 前記知覚させるための手段は、表示部、音出力部、照明部、又は振動器を含む、請求項6に記載の報知システム。
  8. 前記医用装置は、スキャン室に配置されるガントリ、前記スキャン室に配置される前記テーブル、および前記スキャンルームの外側に配置される操作コンソールを有し、
    前記表示部、前記音出力部、又は前記照明部は、前記ガントリ、前記テーブル、および前記操作コンソールのうちの少なくともいずれか一つに設けられている、請求項7に記載の報知システム。
  9. 前記振動器は前記ユーザが身につけている、請求項7に記載の報知システム。
  10. 前記報知手段は、前記認識手段が前記被検体のどの部位を撮影部位として認識したかを前記ユーザに報知する、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の報知システム。
  11. テーブルを有する医用装置であって、
    前記テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識手段と、
    前記認識手段が前記撮影部位の位置を認識したことを、前記医用装置のユーザに報知する報知手段と、
    を有する医用装置。
  12. テーブルを有する医用装置に適用されるプログラムであって、
    前記テーブルに載置された被検体の撮影部位の位置を認識する認識処理と、
    前記撮影部位の位置を認識したことを前記医用装置のユーザに知覚させるための手段を制御する制御処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2017190992A 2017-09-29 2017-09-29 報知システム、医用装置、およびプログラム Pending JP2019063206A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190992A JP2019063206A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 報知システム、医用装置、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190992A JP2019063206A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 報知システム、医用装置、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019063206A true JP2019063206A (ja) 2019-04-25

Family

ID=66337004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017190992A Pending JP2019063206A (ja) 2017-09-29 2017-09-29 報知システム、医用装置、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019063206A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245275A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 General Electric Co <Ge> ハンドヘルド式x線画像観察システム及び方法
JP2012147978A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Shimadzu Corp X線撮影装置
JP2014121364A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 放射線断層撮影装置およびプログラム
JP2017064010A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 放射線断層撮影装置及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011245275A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 General Electric Co <Ge> ハンドヘルド式x線画像観察システム及び方法
JP2012147978A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Shimadzu Corp X線撮影装置
JP2014121364A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 放射線断層撮影装置およびプログラム
JP2017064010A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 放射線断層撮影装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6514756B1 (ja) 接触回避装置、医用装置、およびプログラム
KR101539234B1 (ko) 의료 진단 장치의 오류 이벤트 처리 방법, 장치 및 의료 정보 제공 방법, 장치
JP6347579B2 (ja) 制御ユニットと患者および/または操作者との間の通信方法および医用画像化装置
US10722200B2 (en) Apparatus and methods for a projection display device on X-ray imaging devices
JP2005040613A (ja) 医療技術の制御システムおよび医療技術の検査および/または治療装置の操作方法
JP2014121364A (ja) 放射線断層撮影装置およびプログラム
WO2015064030A1 (ja) 制御装置、制御装置の動作方法およびプログラム
JP2015198824A (ja) 医用画像診断装置
US20190130598A1 (en) Medical apparatus
KR101545076B1 (ko) 자동 체적 영상 검사
JP2020156823A5 (ja)
JP2004208954A (ja) 医療画像診断システム
JP2014108111A (ja) 放射線断層撮影装置およびプログラム
JP2004049615A (ja) 医用画像診断装置の撮影条件設定装置
JP2014161392A (ja) 撮影、計測または治療を行う装置およびプログラム
JP2019063206A (ja) 報知システム、医用装置、およびプログラム
KR20200117639A (ko) 초음파 검사위치 안내 기능이 탑재된 초음파 촬영 장치
JP5901897B2 (ja) X線ct装置及び画像処理装置
JP2023166211A (ja) 医用情報処理システム及び医用情報処理装置
JP5642927B2 (ja) 乳房用x線撮影装置
EP3908188A1 (en) Positioning guidance system for x-ray exams
JP5224057B2 (ja) X線断層撮影装置
JP2006296954A (ja) 画像取得装置
US11998378B2 (en) Image transmission apparatus, image transmission method, and image transmission program
KR101295223B1 (ko) 엑스레이 시스템을 위한 디지털 의료영상 시스템 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190530

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210615