JP2019060864A - Rotation angle detection device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、回転角検出装置に関する。 The present disclosure relates to a rotation angle detection device.
被検出体の回転に応じて回転する磁石を設け、磁石の回転によって変化する磁束の大きさを検出する磁電変換素子(磁気センサ)によって、被検出体の回転に応じた検出信号を出力する回転角検出装置が知られている。 A rotation is provided by providing a magnet that rotates according to the rotation of the detection target, and outputting a detection signal according to the rotation of the detection target by a magnetoelectric conversion element (magnetic sensor) that detects the magnitude of the magnetic flux that changes with the rotation of the magnet. Angle detectors are known.
しかしながら、上述したような従来技術は、ウインドサーフィンボードやヨット等におけるマストの回転角を検出するために適用することが難しい。ウインドサーフィンボードやヨット等では、外観に実質的に影響しない態様で、マストの回転角を検出できる回転角検出装置が有用となる。 However, the prior art as described above is difficult to apply for detecting the rotation angle of a mast in a windsurf board, a yacht or the like. In a windsurf board, a yacht or the like, a rotation angle detection device that can detect the rotation angle of the mast in a manner that does not substantially affect the appearance is useful.
そこで、1つの側面では、本発明は、ウインドサーフィンボードやヨット等におけるマストの回転角検出に好適な回転角検出装置を提供することを目的とする。 Therefore, in one aspect, the present invention aims to provide a rotation angle detection device suitable for detecting a rotation angle of a mast in a windsurf board, a yacht or the like.
1つの側面では、水上を滑走可能なボード又はデッキ側に取り付けられる連結部材、及び、前記連結部材に回転可能に取り付けられるマストにおける下端、のうちのいずれか一方に、取り付け可能であり又は設けられ、マスト回転軸まわりの周方向に沿って配置される複数の被検出部と、
前記連結部材及び前記下端のうちの他方に取り付け可能であり又は設けられ、前記マスト回転軸の方向で前記複数の被検出部のそれぞれと対向するときに第1信号を発生する1つ以上の検出部とを含む、回転角検出装置が提供される。
In one aspect, it is attachable to or provided on any one of a connecting member attached to a board or deck capable of sliding on water and a lower end of a mast rotatably attached to the connecting member. A plurality of detected portions disposed along a circumferential direction around the mast rotation axis;
One or more detections that are attachable to or provided on the other of the connecting member and the lower end, and generate a first signal when facing each of the plurality of detected portions in the direction of the mast rotation axis There is provided a rotation angle detection device including:
1つの側面では、本発明によれば、ウインドサーフィンボードやヨット等におけるマストの回転角検出に好適な回転角検出装置を提供することが可能となる。 In one aspect, according to the present invention, it is possible to provide a rotation angle detection device suitable for detecting a rotation angle of a mast in a windsurf board, a yacht or the like.
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。 Hereinafter, each example will be described in detail with reference to the attached drawings.
以下で説明する各実施例による回転角検出装置は、ウインドサーフィンボードやヨット等におけるマストの回転角検出に好適である。 The rotation angle detection device according to each embodiment described below is suitable for detecting a rotation angle of a mast in a windsurf board, a yacht or the like.
回転角検出装置が適用可能なウインドサーフィンボードやヨット等は、任意のタイプであるが、例えば、図1Aに示すようなウインドサーフィンボード1や、図1Bに示すようなヨット2に適用可能である。 A windsurf board, a yacht or the like to which the rotation angle detection device can be applied is any type, but is applicable to, for example, a windsurf board 1 as shown in FIG. 1A or a yacht 2 as shown in FIG. .
ウインドサーフィンボード1は、図1Aに示すように、ボード1aと、マスト1bとを含む。ボード1aは、水上を滑走可能な部位である。マスト1bは、上下方向に延在し、帆1cを張るための棒状部材である。マスト1bは、矢印R1で示すように、回転可能である。
The windsurf board 1 includes a
ヨット2は、図1Bに示すように、デッキ2aと、マスト2bとを含む。デッキ2aは、水上を滑走可能な部位である。マスト2bは、上下方向に延在し、帆2cを張るための棒状部材である。マスト2bは、矢印R2で示すように、回転可能である。
The yacht 2 includes a
以下では、特に言及しない限り、ウインドサーフィンボード1に関する適用例を説明するが、ヨット2に関する適用例も実質的に同様である。 In the following, unless stated otherwise, the application for the windsurf board 1 will be described, but the application for the yacht 2 is substantially similar.
図2及び図3は、図1AのQ部の説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部(連結部)を示す概略断面図である。図2は、マスト1bの取り付け直前の状態を模式的に示し、矢印R3は、取り付け方向を示す。図3は、マスト1bの取り付け状態を模式的に示す。図2には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸、及びZ軸が定義されている。Z軸は、後述の連結シャフト32の軸に対応する。以下、Z軸の方向を、「上下方向」と称する場合がある。
FIG.2 and FIG.3 is explanatory drawing of Q part of FIG. 1A, and is a schematic sectional drawing which shows the connection part (connection part) between the
マスト1bは、連結部材3を介して、ボード1aに取り付けられる。連結部材3は、ボード1aに取り付けられる。例えば連結部材3は、取り外し可能な態様でボード1aに取り付けられる。連結部材3は、取り付け状態では、ボード1aに対して変位不能である。即ち、連結部材3は、ボード1aに固定された状態となる。
The
連結部材3は、例えばゴムにより形成される部位(後述のゴム部30)を備え、ユニバーサルジョイントとして機能する。即ち、連結部材3は、ボード1aに対するマスト1bのX軸まわりの回転とY軸まわりの回転の双方を許容する。これにより、ボード1aに対してマスト1bを傾けることが可能である。
The
マスト1bは、連結部材3に対してZ軸まわりに回転可能に連結される。尚、連結部材3に対する連結シャフト32まわりのマスト1bの回転により図1Aに示した矢印R1による帆1cの回転が実現される。
The
例えば、連結部材3は、ゴム部30と、連結シャフト32を備える。ゴム部30は、上述のように、連結部材3をユニバーサルジョイントとして機能させる。尚、ゴム部30に代えて、機械的な回転機構が使用されてもよい。連結シャフト32は、ゴム部30の上部から上下方向に延在し、マスト回転軸の一例を形成する。マスト1bを連結部材3に取り付ける際に、連結シャフト32にマスト1bの下端が連結される。連結シャフト32は、上端部に、上下方向にオフセットした2つの係合周溝33が形成される。係合周溝33には、後述のストッパ12が係合される。
For example, the
例えば、マスト1bの下端は、本体部10と接続端部11とを含む。本体部10及び接続端部11は、ともに中空の筒状の形態であり、マスト1bの下端の中空の円筒状部を形成する。本体部10は、例えば金属により形成され、接続端部11は、例えば樹脂により形成される。本体部10の周面には、帆1cの調整用等の貫通穴14が形成される。貫通穴14は、上下方向にオフセットしかつ周方向にオフセットして複数個所形成されている。接続端部11は、連結シャフト32を受け入れる中空部を有する。接続端部11には、ストッパ12が設けられる。ストッパ12は、接続端部11の中空部に突出し、図3に示すように、連結シャフト32の係合周溝33に係合する。ストッパ12は、係合周溝33に対して回転可能に係合される。マスト1bは、ストッパ12が係合周溝33に係合することで、連結シャフト32に対して上下方向に実質的に変位不能且つ回転可能となる。尚、「実質的に変位不能」とは、ガタ分の変位を許容する趣旨である。
For example, the lower end of the
次に、上述したウインドサーフィンボード1やヨット2に適用可能な回転角検出装置の幾つかの実施例を順に説明する。 Next, several embodiments of the rotation angle detection device applicable to the windsurf board 1 and the yacht 2 described above will be sequentially described.
[実施例1]
図4A及び図4Bは、実施例1による回転角検出装置40が取り付けられた状態での図1AのQ部の説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図である。図4Aは、マスト1bの取り付け直前の状態を模式的に示し、図4Bは、マスト1bの取り付け状態を模式的に示す。図5は、取り付け状態の被検出部基板410を示す平面図(下面視)である。図6は、取り付け状態のセンサ基板430を示す平面図(上面視)である。図5及び図6には、連結シャフト32の回転中心Oが示され、X軸とY軸とが示される。以下では、説明上、連結シャフト32まわりの回転角度又は角度とは、連結シャフト32の回転中心Oまわりの回転角度又は角度であり、X軸を0度(0点)とする。また、以下では、0点は、ボード1aに対する帆1cの角度が0度となりかつ帆1cが前進用の向きである状態(以下、「中立状態」とも称する)に対応するものとする。図7は、取り付け状態の被検出部基板410とセンサ基板430との関係を示す平面図(上面視)である。図7では、被検出部基板410が透視で示される。図8は、検出部43の検出原理の説明図である。
Example 1
FIG. 4A and FIG. 4B are explanatory drawings of Q part of FIG. 1A in the state to which the rotation
実施例1では、回転角検出装置40は、好ましい一例として、多様な仕様のボード1aやマスト1bに適用できるように、ボード1aやマスト1bに後付けされる使用形態である。但し、変形例では、回転角検出装置40の一部又は全部が、ボード1aやマスト1bに一体化された状態で販売等されてもよい。
In the first embodiment, as a preferred example, the rotation
回転角検出装置40は、複数の被検出部41と、検出部43とを含む。
The rotation
実施例1では、一例として、複数の被検出部41は、マスト1b側に設けられ、検出部43は、連結部材3側に設けられる。但し、変形例では、逆であってもよい。即ち、複数の被検出部41は、連結部材3側に設けられ、検出部43は、マスト1b側に設けられてもよい。
In the first embodiment, as an example, the plurality of
具体的には、複数の被検出部41は、被検出部基板410(第1基板の一例)に設けられ、検出部43は、センサ基板430(第2基板の一例)に設けられる。
Specifically, the plurality of
被検出部基板410は、図5に示すように、連結シャフト32が通る穴411を中央に有する円環状の形態である。被検出部基板410は、接続端部11の端面11a(下側の表面)に接着剤や、両面テープ、マジックテープ(Magic Tape)(登録商標)、ベルクロ(Velcro)(登録商標)等により固定されてよい。
The to-
被検出部基板410には、複数の被検出部41が連結シャフト32まわりの周方向に沿って配列される。実施例1では、一例として、複数の被検出部41は、測定光に対して高い反射率を有する光反射部(反射体)であり、連結シャフト32まわりの周方向で10度(以下、「第1ピッチ」とも称する)の角度間隔で設けられる。尚、10度は、あくまで一例であり、必要な分解能に応じて、他の角度ピッチが採用されてもよい。マスト回転軸まわりの周方向で複数の被検出部41の間には、測定光に対して低い反射率を有する低反射部412が設けられる。低反射部412は、例えば測定光の波長に対して吸光性の高い材料の部位により実現されてもよい。尚、被検出部基板410における複数の被検出部41が設けられる側の表面は、複数の被検出部41及び後述の0点補正用の被検出部42を除く全領域が低反射部とされてよい。
On the
複数の被検出部41は、図5に示すように、連結シャフト32からの径方向で同一の距離に設けられる。図5に示す例では、複数の被検出部41は、被検出部基板410の外周縁付近に設けられる。
The plurality of detected
図5に示す例では、被検出部基板410は、例えば以下のようにして製作されてよい。先ず、光学的透明フィルム(厚さ0.2mm程度)にマスキングテープでマスキングし、スリット部のテープを切り取る。次いで、スリット部にアクリル鏡作製用の銀スプレーをコーティングし、乾いた後にテープを剥がし、銀スプレーコート面に黒色スプレーで重ねてコーティングする。これにより、スリット部が高反射部となり、複数の被検出部41が形成され、かつ、黒色スプレーコーティングされた低反射部412とが形成される。この場合、複数の被検出部41はフィルムなどを使った印刷法により安価に作製でき、形状や寸法変更に対しても変更が容易である。
In the example shown in FIG. 5, the
回転角検出装置40は、好ましくは、図5に示すように、連結シャフト32まわりの0点に対応する角度に0点補正用の被検出部42(第3被検出部の一例)を更に含む。0点補正用の被検出部42は、後述するように連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値に対する0点補正のために設けられる。実施例1では、回転角検出装置40は、0点補正用の被検出部42を更に含むものとする。
Preferably, as shown in FIG. 5, the rotation
0点補正用の被検出部42は、連結シャフト32からの径方向で複数の被検出部41とは異なる距離に設けられる。0点補正用の被検出部42は、連結シャフト32まわりの0点に対応する角度にだけ(1か所)設けられる。図5に示す例では、0点補正用の被検出部42は、連結シャフト32からの径方向で複数の被検出部41よりも径方向内側に配置される。但し、変形例では、0点補正用の被検出部42は、連結シャフト32からの径方向で複数の被検出部41よりも径方向外側に配置されてもよい。尚、図5に示す例では、0点補正用の被検出部42は、連結シャフト32まわりの0点に対応する角度に位置する被検出部41と連続する形態(一体的な形態)であるが、連結シャフト32に関する径方向で分離していてもよい。
The to-
センサ基板430は、図6に示すように、連結シャフト32が通る穴431を中央に有する円環状の形態である。センサ基板430は、連結部材3における接続端部11の端面11aに対向する表面に取り付けられる。センサ基板430は、例えば連結シャフト32の露出部の根本側に延在する金属ワッシャ328の上側表面328aに接着剤や、両面テープ、マジックテープ(Magic Tape)(登録商標)、ベルクロ(Velcro)(登録商標)等により固定されてよい。
As shown in FIG. 6, the
センサ基板430には、複数の被検出部41のいずれかとZ軸の方向で対向可能な検出部43が設けられる。即ち、連結シャフト32からの径方向で複数の被検出部41と同じ距離に、検出部43が設けられる。複数の被検出部41のうちの、検出部43がZ軸の方向で対向する一の被検出部41は、被検出部基板410の回転角度に応じて異なる。
The
実施例1では、検出部43は、測定光を出射し被検出部41からの反射光を受光する光学式のセンサである。例えば、検出部43は、図8に模式的に示すように、LED(Light-Emitting Diode)4311から測定光(矢印700参照)を出射しフォトダイオード又はフォトトランジスタ4312で被検出部41からの反射光を受光するフォトリフレクタである。この場合、検出部43は、任意の一の被検出部41とZ軸の方向で対向するときに、受光量が増加することで第1信号(例えば“High”)を発生する。例えば、受光量や受光反射率に閾値を設け、閾値を超えると“High”を発生し、閾値を下回ると“Low”を発生する。
In the first embodiment, the
図6に示す例では、被検出部基板410は、例えば以下のようにして製作されてよい。先ず、フレキシブル基板(厚さ0.1mm程度)もしくは薄いプリント基板(厚さ0.6mm程度)でセンサ結合用配線を形成し、高さ1〜1.5mm程度のフォトリフレクタを実装する。次いで、センサ面が埋まる程度、透明樹脂等でコーキングし、摩擦面を平滑化する。この際、適宜、フッ素コートによる平滑性向上、薄いガラスを全面完全に接着して耐摩擦性を向上させてもよい。
In the example shown in FIG. 6, the
検出部43は、好ましくは、2つ以上、連結シャフト32まわりの異なる角度に設けられる。実施例1では、一例として、検出部43は、図6に示すように、2つの検出部、即ち第1検出部43a及び第2検出部43bを含む。尚、第1検出部43a及び第2検出部43bは、連結シャフト32からの径方向で同一の距離(複数の被検出部41と同じ距離)に設けられる。2つ以上の検出部43を設けることで、後述のようにマスト1bの回転方向が検知可能となる。
The
実施例1では、一例として、第1検出部43a及び第2検出部43bは、図6に示すように、連結シャフト32まわりの周方向で、85度だけオフセットされる。85度は、第1ピッチ(本実施例では、10度)の整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度の一例である。第1ピッチとは、上述のように、連結シャフト32まわりの周方向での複数の被検出部41間の角度間隔である。85度に代えて、75度といった他の、「第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度」が利用されてもよい。
In the first embodiment, as an example, the
尚、実施例1では、一例として、第1検出部43a及び第2検出部43bは、連結シャフト32まわりの角度がそれぞれ90度及び5度の位置に配置されるが、これに限られない。第1検出部43a及び第2検出部43bは、「第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度」だけオフセットされる態様で、連結シャフト32まわりの任意の角度に配置されてよい。
In the first embodiment, as an example, the
回転角検出装置40は、0点補正用の検出部44(第3検出部の一例)を更に含む。0点補正用の検出部44は、上述した0点補正用の被検出部42とともに、後述するように連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値に対する0点補正のために利用される。0点補正用の検出部44は、連結シャフト32からの径方向で0点補正用の被検出部42と同じ距離に設けられる。0点補正用の検出部44は、上述した検出部43と同様、測定光を出射し被検出部42からの反射光を受光する光学式のセンサであり、例えばフォトリフレクタである。この場合、0点補正用の検出部44は、0点補正用の被検出部42とZ軸の方向で対向するときに、受光量が増加することで第2信号(例えば“High”)を発生する。
The rotation
センサ基板430及び被検出部基板410は、中立状態で、0点補正用の検出部44と0点補正用の被検出部42とがZ軸の方向で対向するように、互いに対して位置決めされて連結シャフト32及び接続端部11にそれぞれ固定される。即ち、中立状態では、0点補正用の検出部44と0点補正用の被検出部42とは、連結シャフト32まわりの同一の角度に位置する。
The
実施例1では、マスト1bが連結シャフト32まわりに回転すると、被検出部基板410は、センサ基板430に対して同様に回転する。即ち、複数の被検出部42が第1検出部43a及び第2検出部43bに対して相対的に回転する。回転中、複数の被検出部42のうちの一の被検出部42が、第1検出部43aに対向する位置関係に来ると、第1検出部43aが第1信号を発生する。同様に、回転中、複数の被検出部42のうちの一の被検出部42が、第2検出部43bに対向する位置関係に来ると、第2検出部43bが第1信号を発生する。従って、第1信号の発生状況を監視することで(図9で後述)、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角を把握することが可能となる。
In the first embodiment, when the
図9は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角と、第1信号及び第2信号の発生との関係を示す説明図である。図9では、第1信号及び第2信号は、それぞれ“High”である。図9では、説明用に、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角は、−20度から40度付近までの範囲で示されるが、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角は、360度の範囲であることができる。図9では、上側に、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角と、第1検出部43aからの第1信号“High”の発生との関係が示される。また、真ん中に、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角と、第2検出部43bからの第1信号“High”の発生との関係が示される。また、下側に、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角と、0点補正用の検出部44からの第2信号“High”の発生との関係が示される。尚、図9では、“High”は“H”、“Low”は“L”で表記されている。
FIG. 9 is an explanatory view showing the relationship between the rotation angle of the
実施例1では、上述のように、被検出部41の第1ピッチは10度であり、一の被検出部41の角度範囲は10度である。従って、図9に示すように、第1検出部43a及び第2検出部43bからはそれぞれ、10度ごとに第1信号“High”が発生する。
In the first embodiment, as described above, the first pitch of the
また、実施例1では、上述のように、第1検出部43a及び第2検出部43bは、連結シャフト32まわりの周方向で、第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度だけオフセットされる。従って、第1検出部43aから第1信号“High”が発生する角度範囲と、第2検出部43bから第1信号“High”が発生する角度範囲とは、図9に示すように、5度だけずれる。このため、図9に示すように、第1検出部43a及び第2検出部43bから第1信号の発生状態は、以下の4状態が存在する。
(状態I)第1検出部43a及び第2検出部43bの双方から第1信号が発生する状態
(状態II)第1検出部43aだけから第1信号が発生する状態(第2検出部43bからの信号は“Low”)
(状態III)第1検出部43a及び第2検出部43bのいずれも第1信号が発生しない状態(第1検出部43a及び第2検出部43bからの信号はともに“Low”)
(状態IV)第2検出部43bだけから第1信号が発生する状態(第1検出部43aからの信号は“Low”)
そして、実施例1では、これらの4状態は、上面視でマスト1bが反時計回りに回転するときは、状態I、状態II、状態III、状態IVという順序で変化する。また、上面視でマスト1bが時計回りに回転するときは、逆に、状態IV、状態III、状態II、状態Iという順序で変化する。また、各状態間の遷移は、5度毎に生じる。
In the first embodiment, as described above, the
(State I) A state in which the first signal is generated from both the
(State III) A state in which the first signal is not generated in any of the
(State IV) A state in which the first signal is generated only from the
And in Example 1, these four states change in order of a state I, a state II, a state III, and a state IV, when the
従って、実施例1では、第1検出部43a及び第2検出部43bからの各第1信号の発生状況に基づいて、これらの4状態の変化態様を検出することで、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角であって、0点からの回転角を把握することが可能となることが分かる。即ち、実施例1では、上述のように、4状態(状態I〜IV)の各状態間の遷移があるごとに、その遷移方向に応じて5度だけ増加又は減少させることで、0点からの回転角を把握することが可能となる。例えば、状態I、状態II、状態III、状態IVという方向で、ある状態から他の状態への一の遷移が生じると、回転角の現在値に、“5度”が加算(インクリメント)される。また、状態IV、状態III、状態II、状態Iという方向で、ある状態から他の状態への一の遷移が生じると、回転角の現在値に、“5度”が減算(デクリメント)される。これにより、0点からの回転角を監視(算出)することが可能となる。
Therefore, in the first embodiment, the mast around the connecting
ところで、このような回転角の監視方法はインクリメンタル式であるため、ロギング中にデータ欠損があると、積算誤差が乗った状態となる。積算誤差が乗った状態が比較的長い期間にわたり継続すると、更なるデータ欠損に起因して積算誤差が蓄積していくので、大きな誤差を生む可能性がある。 By the way, since such a monitoring method of the rotation angle is an incremental type, if there is a data loss during logging, an integration error will occur. If the integration error continues for a relatively long period, the integration error accumulates due to the further data loss, which may cause a large error.
この点、実施例1では、0点補正用の被検出部42及び検出部44が設けられるので、0点補正が可能であり、積算誤差が乗った状態が比較的長い期間にわたり継続することを防止できる。即ち、実施例1では、中立状態(連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角=0度)において、0点補正用の検出部44から第1信号“High”が発生する。従って、実施例1では、0点補正用の検出部44から第1信号“High”に基づいて、0点補正(リセット)を実行できる。この結果、積算誤差が乗った状態が比較的長い期間にわたり継続することを防止できる。
In this respect, in the first embodiment, since the
本実施例によれば、ウインドサーフィンボード1のマスト1bの回転角検出に好適な回転角検出装置40が得られる。具体的には、回転角検出装置40は、上述のように、マスト1bの下端と連結部材3とに配置される。より具体的には、被検出部基板410及びセンサ基板430が接続端部11の端面11aと連結部材3との間の空間(わずかな隙間)を利用して配置される。これにより、ウインドサーフィンボード1の外観に実質的に影響しない態様で、かつ、連結シャフト32とマスト1bとの間の連結機能を損なうことがない態様で、被検出部基板410及びセンサ基板430の配置を成立させることができる。また、被検出部基板410及びセンサ基板430は、例えば総厚1.5〜2.5mmで作製することも可能であり、接続端部11の端面11aと連結部材3との間に容易に取り付けることができる。また、接続端部11の端面11aと連結部材3との間の空間は、一般的なウインドサーフィンボードにおいて存在するので、回転角検出装置40の汎用性を高めることができる。従って、回転角検出装置40は、多様なウインドサーフィンボードやヨット等に適用できる。
According to this embodiment, a rotation
次に、図10A乃至図10C等を参照して、回転角検出装置40の信号処理系について説明する。図10A乃至図10Cは、信号処理系のバリエーションを示す図である。
Next, the signal processing system of the rotation
回転角検出装置40の信号処理系は、図10A乃至図10Cに示すように、第1検出部43a、第2検出部43b及び0点補正用の検出部44(以下、纏めて「検出部43、44」とも称する)に電気的に接続される処理装置400を含む。処理装置400と検出部43、44との間の電気的な接続は、例えば有線により実現される。但し、変形例では、処理装置400と検出部43、44との間で無線通信が実現されてもよい。処理装置400は、例えばウインドサーフィンボード1に取り外し可能に配置されてもよい。処理装置400は、例えばマスト1bの適当な個所に固定されてもよい。尚、以下で説明する処理装置400の機能の一部又は全部は、検出部43、44に内蔵されうるコンピュータにより実現されてもよい。
As shown in FIGS. 10A to 10C, the signal processing system of the rotation
処理装置400は、マイクロコンピュータ401(図10A乃至図10Cでは「マイコン」と表記)を含む。 The processing device 400 includes a microcomputer 401 (denoted as "microcomputer" in FIGS. 10A to 10C).
マイクロコンピュータ401は、検出部43、44からの電気信号を処理し、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角を算出する。即ち、マイクロコンピュータ401は、検出部43、44による検出結果に基づいて、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角を算出する。回転角の算出方法は、上述した通りであるが、具体的な一例は、図12を参照して後述する。
The
連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果は、多様な態様で利用可能である。
The calculation result of the rotation angle of the
例えば、図10Aに示す例では、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果は、処理装置400のメモリ402に保持される。メモリ402は、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリやカード型のメモリ(例えばSDメモリカード)等であってよい。この場合、ユーザは、メモリ402からデータを読み出すことで、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果を確認や解析等できる。
For example, in the example shown in FIG. 10A, the calculation result of the rotation angle of the
また、図10Bに示す例では、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果は、処理装置400Bの通信モジュール403により、外部装置800に送信される。通信モジュール403から外部装置800への送信は、オンラインであってもオフラインであってもよい。外部装置800は、例えばユーザのPC(Personal Computer)や、スマートフォンなどの携帯端末、タブレット端末、ウエアラブル端末等であり得る。また、外部装置800は、外部のサーバであってもよい。通信モジュール403から外部装置800への送信は、例えば有線による通信路、無線による通信路、又はこれらの組み合わせで実現されてよい。無線による通信路に係るネットワークは、例えば、携帯電話の無線通信網、インターネット、World Wide Web、VPN(Virtual Private Network)、WAN(Wide Area Network)、又はこれらの任意の組み合わせ等を含んでもよい。
Moreover, in the example shown to FIG. 10B, the calculation result of the rotation angle of the
また、図10Cに示す例では、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果は、処理装置400Bに電気的に接続される表示機器405に出力される。表示機器405への出力は、オンラインであってもオフラインであってもよい。表示機器405は、ユーザのスマートフォンなどの携帯端末やタブレット端末の表示部により実現されてもよいし、ウインドサーフィンボード1に取り付け可能な専用の表示機器であってもよい。
Moreover, in the example shown to FIG. 10C, the calculation result of the rotation angle of the
尚、図10Cに示す例において、表示機器405には、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出結果に代えて又は加えて、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の最適値を表す支援情報が出力されてもよい。最適値は、例えばマイクロコンピュータ401により進行方向や風向きなどの外部情報に基づいて導出されてもよい。
In the example shown in FIG. 10C, in the
図11は、図10Cに示す例に係る表示機器405での出力例を示す図である。図11には、表示機器405の表示領域900は、表示領域901と、表示領域902とを含む。表示領域901には、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の現状を示す概略上面図が示される。表示領域902には、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の時系列データ(現時点までの所定期間にわたる時系列データ)が示される。
FIG. 11 is a diagram showing an output example of the
ユーザは、図11に示すように、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角を数値(図11では“α”が数値となる)として得ることができるので、感覚などに頼ることなく、セーリング技術の向上を効率的に図ることが可能となりうる。例えば、ボード1aとマスト1bとの相対角度の把握が可能となり、効率よく推進力を得ることが可能となる。また、回転角の情報を提示することで、ユーザが効率の良い推進力を確保する条件(姿勢、重心位置、腕や足への負荷など)を把握することができ、上達スピードの向上を図ることができる。尚、図11には、実績のデータが示されるが、最適値のデータが併せて表示されてもよい。
Since the user can obtain the rotation angle of the
図12は、マイクロコンピュータ401により実行される回転角算出処理の一例を示す概略フローチャートである。図12に示す処理は、例えば回転角検出装置40の電源がオンでありかつ測定開始の指示がユーザから入力された場合に起動し、所定周期毎に実行されてよい。
FIG. 12 is a schematic flowchart showing an example of the rotation angle calculation process executed by the
ステップS1200では、マイクロコンピュータ401は、検出部43、44(第1検出部43a、第2検出部43b及び0点補正用の検出部44)から信号(“High”又は“Low”)を取得する。尚、検出部43、44から信号は、所定のメモリ領域に随時書き込まれてもよい。この場合、ステップS1200では、マイクロコンピュータ401は、メモリ領域から各信号(“High”又は“Low”に係る状態)を取得する。
In step S1200, the
ステップS1202では、マイクロコンピュータ401は、0点補正用の検出部44からの信号が第2信号“High”であるか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS1204に進み、それ以外の場合は、ステップS1206に進む。
In step S1202, the
ステップS1204では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“0”にリセットする。
In step S1204, the
ステップS1206では、マイクロコンピュータ401は、上述した4状態(状態I〜IV)の各状態間の遷移が生じたか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS1208に進み、それ以外の場合は、今回の処理周期はそのまま終了する。
In step S1206, the
ステップS1208では、マイクロコンピュータ401は、ステップS1206で生じた遷移が増加方向(即ち、状態I、状態II、状態III、状態IV、状態I、以下同様の方向)であるか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS1210に進み、それ以外の場合は、ステップS1212に進む。
In step S1208, the
ステップS1210では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“5”だけインクリメントする。
In step S1210, the
ステップS1212では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“5”だけデクリメントする。
In step S 1212, the
図12に示す処理によれば、検出部43、44(第1検出部43a、第2検出部43b及び0点補正用の検出部44)から信号に基づいて、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αをリアルタイムに算出することが可能となる。また、0点補正用の検出部44からの第2信号“High”の発生イベントに基づいて、0点補正(リセット)が実行されるので、積算誤差が乗った状態が比較的長い期間にわたり継続することを防止できる。尚、図12に示す処理により得られる回転角の算出値αは、時系列で保存され、例えば11に示したような出力に利用されてよい。
According to the process shown in FIG. 12, based on the signals from the
次に、図13以降を参照して、上述した実施例1に対する変形例について説明する。以下では、上述した実施例1に対する異なる構成を説明し、特に言及しない構成については、上述した実施例1と同様であってよい。また、上述した実施例1と同様であってよい構成要素については、同一の参照符号を付与して説明を省略する場合がある。 Next, with reference to FIG. 13 and subsequent figures, a modification of the above-described first embodiment will be described. Hereinafter, different configurations with respect to the above-described first embodiment will be described, and configurations that are not particularly mentioned may be similar to the above-described first embodiment. Moreover, about the component which may be the same as that of Example 1 mentioned above, the same referential mark may be provided and description may be abbreviate | omitted.
図13乃至図15は、第1変形例による回転角検出装置40Aの説明図である。図13は、取り付け状態の被検出部基板410Aとセンサ基板430Aとの関係を示す平面図(上面視)である。図13では、被検出部基板410Aが透視で示される。図14は、取り付け状態の被検出部基板410Aを示す平面図(下面視)である。図15は、取り付け状態のセンサ基板430Aを示す平面図(上面視)である。図14及び図15には、連結シャフト32の回転中心Oが示され、X軸とY軸とが示される。
13 to 15 are explanatory diagrams of a rotation
第1変形例では、回転角検出装置40は、複数の被検出部41に加えて、複数の被検出部41Aを更に含む。即ち、被検出部基板410Aには、複数の被検出部41及び0点補正用の被検出部42に加えて、複数の被検出部41Aが設けられる。
In the first modification, the rotation
複数の被検出部41Aは、連結シャフト32まわりの周方向に沿って配列される。第1変形例では、一例として、複数の被検出部41Aは、測定光に対して高い反射率を有する光反射部(反射体)であり、連結シャフト32まわりの周方向で10度(第1ピッチ)の角度間隔で設けられる。マスト回転軸まわりの周方向で複数の被検出部41Aの間には、測定光に対して低い反射率を有する低反射部412Aが設けられる。低反射部412Aは、例えば測定光の波長に対して吸光性の高い材料の部位により実現されてもよい。尚、被検出部基板410Aにおける複数の被検出部41、41Aが設けられる側の表面は、複数の被検出部41、41A及び0点補正用の被検出部42を除く全領域が低反射部とされてよい。
The plurality of detected
複数の被検出部41Aは、複数の被検出部41に対して、連結シャフト32まわりの周方向で第1ピッチの半分(即ち5度)だけずれて配置される。この場合、第1検出部43a及び第2検出部43bは、図15に示すように、連結シャフト32まわりの周方向で、90度だけオフセットされる。90度は、第1ピッチの整数倍の一例である。90度に代えて、80度といった他の、「第1ピッチの整数倍」が利用されてもよい。また、第1変形例における更なる変形例では、複数の被検出部41Aは、複数の被検出部41に対して、連結シャフト32まわりの周方向でずれずに配置されてもよい。この場合、第1検出部43a及び第2検出部43bは、上述した実施例1のように、連結シャフト32まわりの周方向で、「第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度」だけオフセットされる。
The plurality of
第1変形例によっても、図9に示したような上述した実施例1と同様の態様で第1信号及び第2信号が得られるので、上述した実施例1と同様の効果を得ることができる。 Also according to the first modification, since the first signal and the second signal can be obtained in the same manner as in the above-described first embodiment as shown in FIG. 9, the same effects as the above-described first embodiment can be obtained. .
尚、図13乃至図15では、被検出部41及び被検出部41Aは、連結シャフト32に関する径方向で隣接しているが、離間してもよい。また、隣接する同士の被検出部41及び被検出部41Aの各組は、連結シャフト32に関する径方向に対して傾斜する斜めのパターンで形成されてもよい。
In FIGS. 13 to 15, the
図16は、第2変形例による回転角検出装置40Bの説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図である。
FIG. 16 is an explanatory view of a rotation
第2変形例では、被検出部基板410B及びセンサ基板430Bは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側まで延在する。また、被検出部基板410Bに設けられる複数の被検出部41(図16では図示されず)は、好ましくは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置される。同様に、センサ基板430Bに設けられる第1検出部43a及び第2検出部43bは、好ましくは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置される。これにより、被検出部基板410B及びセンサ基板430B間で上下方向に作用しうる力に起因した応力発生部から、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bを離すことができる。これにより、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bの耐久性を高めることができる。尚、同様の観点から、0点補正用の被検出部42及び0点補正用の検出部44についても、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置されてもよい。
In the second modified example, the
図17は、第3変形例による回転角検出装置40Cの説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図である。
FIG. 17 is an explanatory view of a rotation
第3変形例では、被検出部基板410C及びセンサ基板430Cは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側まで延在する。具体的には、被検出部基板410C及びセンサ基板430Cは、金属ワッシャ328まわりに延在する円環状の形態である。被検出部基板410Cは、接続端部11の端面11aに例えば両面テープ1700により接着される。この場合も、被検出部基板410C及びセンサ基板430C間で上下方向に作用しうる力に起因した応力発生部から、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bを離すことができる。これにより、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bの耐久性を高めることができる。また、0点補正用の被検出部42及び0点補正用の検出部44についても、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置されることで、0点補正用の被検出部42及び0点補正用の検出部44の耐久性を高めることができる。
In the third modification, the detection target substrate 410C and the sensor substrate 430C extend radially outward of the
図18は、第4変形例による回転角検出装置40Dの説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図である。
FIG. 18 is an explanatory view of a rotation
第4変形例では、被検出部基板410D及びセンサ基板430Dは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側まで延在する。具体的には、被検出部基板410Dは、領域全体、又は、接続端部11の端面11aや金属ワッシャ328と当接する領域が、耐摩耗性樹脂のような耐摩耗性のある素材(金属・セラミックス・ガラスなど)もしくは、すべり抵抗が小さい素材(テフロン(登録商標)などフッ素素材)により形成又はコーティングされる。被検出部基板410Dに設けられる複数の被検出部41(図18では図示されず)は、好ましくは、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置される。センサ基板430Dは、金属ワッシャ328まわりに延在する円環状の形態である。この場合も、被検出部基板410D及びセンサ基板430D間で上下方向に作用しうる力に起因した応力発生部から、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bを離すことができる。これにより、複数の被検出部41、第1検出部43a及び第2検出部43bの耐久性を高めることができる。また、0点補正用の被検出部42及び0点補正用の検出部44についても、連結シャフト32からの径方向で接続端部11の端面11aよりも径方向外側に配置することで、0点補正用の被検出部42及び0点補正用の検出部44の耐久性を高めることができる。
In the fourth modification, the
[実施例2]
実施例2は、上述した実施例1に対して、光学式の検出に代えて、磁気式の検出を用いる点が異なる。以下では、上述した実施例1に対する異なる構成を説明し、特に言及しない構成については、上述した実施例1と同様であってよい。また、上述した実施例1と同様であってよい構成要素については、同一の参照符号を付与して説明を省略する場合がある。
Example 2
The second embodiment is different from the above-described first embodiment in that magnetic detection is used instead of optical detection. Hereinafter, different configurations with respect to the above-described first embodiment will be described, and configurations that are not particularly mentioned may be similar to the above-described first embodiment. Moreover, about the component which may be the same as that of Example 1 mentioned above, the same referential mark may be provided and description may be abbreviate | omitted.
図19は、実施例2による回転角検出装置40Eが取り付けられた状態での図1AのQ部の説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図である。図20は、取り付け状態の被検出部基板410Eを示す平面図(下面視)である。図21は、取り付け状態のセンサ基板430Eを示す平面図(上面視)である。図22は、取り付け状態の被検出部基板410Eとセンサ基板430Eとの関係を示す平面図(上面視)である。図22では、被検出部基板410Eが透視で示される。図23は、検出部43Eの検出原理の説明図である。
FIG. 19 is an explanatory view of a portion Q in FIG. 1A in a state where a rotation
実施例2では、回転角検出装置40Eは、好ましい一例として、多様な仕様のボード1aやマスト1bに適用できるように、ボード1aやマスト1bに後付けされる使用形態である。但し、変形例では、回転角検出装置40Eの一部又は全部が、ボード1aやマスト1bに一体化された状態で販売等されてもよい。
In the second embodiment, as a preferred example, the rotation
回転角検出装置40Eは、複数の被検出部41Eと、検出部43Eとを含む。
The rotation
実施例2では、一例として、複数の被検出部41Eは、マスト1b側に設けられ、検出部43Eは、連結部材3側に設けられる。但し、変形例では、逆であってもよい。即ち、複数の被検出部41Eは、連結部材3側に設けられ、検出部43Eは、マスト1b側に設けられてもよい。
In the second embodiment, as an example, the plurality of
具体的には、複数の被検出部41Eは、被検出部基板410E(第1基板の一例)に設けられ、検出部43Eは、センサ基板430E(第2基板の一例)に設けられる。
Specifically, the plurality of
被検出部基板410Eは、図20に示すように、連結シャフト32が通る穴411を中央に有する円環状の形態である。被検出部基板410Eは、接続端部11の端面11aに接着剤等により固定される。
As shown in FIG. 20, the to-
被検出部基板410Eには、複数の被検出部41Eが連結シャフト32まわりの周方向に沿って配列される。実施例2では、一例として、複数の被検出部41Eは、S極が下側(センサ基板430E側)に向く磁石であり、連結シャフト32まわりの周方向で10度(以下、同様に「第1ピッチ」とも称する)の角度間隔で設けられる。尚、10度は、あくまで一例であり、他の角度ピッチが採用されてもよい。
In the
本実施例では、一例として、マスト回転軸まわりの周方向で複数の被検出部41Eの間には、N極が下側に向く磁石412Eが設けられる。以下、区別のため、複数の被検出部41Eを、第1磁石41Eと称し、磁石412Eを第2磁石412Eとも称する。
In the present embodiment, as an example, a
複数の第1磁石41Eは、図20に示すように、連結シャフト32からの径方向で同一の距離に設けられる。図20に示す例では、複数の第1磁石41Eは、被検出部基板410Eの外周縁付近に設けられる。
The plurality of
図20に示す例では、被検出部基板410Eは、例えば以下のようにして製作されてよい。薄型磁石(0.5mm程度)をその厚さ程度のFRP(Fiberglass Reinforced Plastics:強化プラスチック)に穴をあけてN極とS極と交互に円周状に並べ接着コーキングを行う。
In the example shown in FIG. 20, the
回転角検出装置40Eは、好ましくは、図20に示すように、連結シャフト32まわりの0点に対応する角度に0点補正用の被検出部42Eを更に含む。0点補正用の被検出部42Eは、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値に対する0点補正のために設けられる。実施例2では、回転角検出装置40Eは、0点補正用の被検出部42Eを更に含むものとする。被検出部42Eは、例えばS極が下側に向く磁石であり、以下、「0点補正用の磁石42E」と称する。
The rotation
0点補正用の磁石42Eは、連結シャフト32からの径方向で複数の第1磁石41Eとは異なる距離に設けられる。図20に示す例では、0点補正用の磁石42Eは、連結シャフト32からの径方向で複数の第1磁石41Eよりも径方向内側に配置される。但し、変形例では、0点補正用の磁石42Eは、連結シャフト32からの径方向で複数の第1磁石41Eよりも径方向外側に配置されてもよい。尚、図20に示す例では、0点補正用の磁石42Eは、連結シャフト32に関する径方向で分離しているが、連結シャフト32まわりの0点に対応する角度に位置する第1磁石41Eと連続する形態(一体的な形態)であってもよい。
The zero
センサ基板430Eは、図21に示すように、連結シャフト32が通る穴431を中央に有する円環状の形態である。センサ基板430Eは、連結部材3における接続端部11の端面11aに対向する表面に取り付けられる。センサ基板430Eは、例えば連結シャフト32の露出部の根本側に延在する金属ワッシャ328の上側表面328aに接着剤等により固定される。
The
センサ基板430Eには、複数の第1磁石41EのいずれかとZ軸の方向で対向可能な検出部43Eが設けられる。即ち、連結シャフト32からの径方向で複数の第1磁石41Eと同じ距離に、検出部43Eが設けられる。複数の第1磁石41Eのうちの、検出部43EがZ軸の方向で対向する一の第1磁石41Eは、被検出部基板410Eの回転角度に応じて異なる。
The
実施例2では、検出部43Eは、第1磁石41Eが生成する磁界に応答する磁気式のセンサである。例えば、検出部43Eは、図23に模式的に示すように、ホールラッチである。図23では、第1磁石41E(S極)に対向する位置関係であるときのホールラッチが示されている。検出部43Eは、任意の一の第1磁石41EとZ軸の方向で対向するときに、第1信号“High”を発生する。検出部43Eは、任意の一の第2磁石412EとZ軸の方向で対向するときに、第1信号とは異なる信号“Low”を発生する。ホールラッチセンサは磁極を認識した時に状態を決めるトリガ信号を出して状態(メモリ状態)を決めるつかい方が一般的である。例えば、ホールラッチセンサは、S極を認識してメモリをHigh状態にし、状態を変えるような磁極(この場合はN極)がセンサに認識されるまでは、その状態(High状態)を維持する。このようにして、検出部43Eにより“High”又は“Low”が生成される。
In the second embodiment, the
被検出部基板410Eは、例えば以下のようにして製作されてよい。先ず、フレキシブル基板(厚さ0.1mm程度)もしくは薄いプリント基板(厚さ0.6mm程度)でセンサ結合用配線を形成し、高さ1mm程度のホールラッチセンサを実装する。次いで、センサ面が埋まる程度、樹脂等でコーキングし、摩擦面を平滑化する。この際、適宜、フッ素コートにより平滑性向上を向上させてもよいし、薄いガラスを全面完全に接着して耐摩擦性を向上させてもよい。
The
検出部43Eは、好ましくは、2つ以上、連結シャフト32まわりの異なる角度に設けられる。実施例2では、一例として、検出部43Eは、図21に示すように、2つの検出部、即ち第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebを含む。尚、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebは、連結シャフト32からの径方向で同一の距離(複数の第1磁石41Eと同じ距離)に設けられる。2つ以上の検出部43Eを設けることで、マスト1bの回転方向が検知可能となる。
The
実施例2では、一例として、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebは、図21に示すように、連結シャフト32まわりの周方向で、85度だけオフセットされる。85度は、第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度の一例である。第1ピッチとは、上述のように、連結シャフト32まわりの周方向での複数の第1磁石41E間の角度間隔である。85度に代えて、75度といった他の、「第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度」が利用されてもよい。
In the second embodiment, as an example, the first detection unit 43Ea and the second detection unit 43Eb are offset by 85 degrees in the circumferential direction around the connecting
尚、実施例2では、一例として、第2検出部43Ebは、連結シャフト32まわりの角度が5度の位置に配置されるが、これに限られない。第2検出部43Ebは、連結シャフト32まわりの任意の角度に配置されてよい。
In the second embodiment, as an example, the second detection unit 43Eb is disposed at a position where the angle around the
回転角検出装置40Eは、0点補正用の検出部44E(第3検出部の一例)を更に含む。0点補正用の検出部44Eは、上述した0点補正用の磁石42Eとともに、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値に対する0点補正のために利用される。0点補正用の検出部44Eは、連結シャフト32からの径方向で0点補正用の磁石42Eと同じ距離に設けられる。0点補正用の検出部44Eは、上述した検出部43Eと同様、ホールラッチである。この場合、0点補正用の検出部44Eは、0点補正用の磁石42EとZ軸の方向で対向するときに、第2信号“High”を発生する。
The rotation
センサ基板430E及び被検出部基板410Eは、中立状態で、0点補正用の検出部44Eと0点補正用の磁石42EとがZ軸の方向で対向するように、互いに対して位置決めされて連結シャフト32及び接続端部11にそれぞれ固定される。即ち、中立状態では、0点補正用の検出部44Eと0点補正用の磁石42Eとは、連結シャフト32まわりの同一の角度に位置する。
The
実施例2では、マスト1bが連結シャフト32まわりに回転すると、被検出部基板410Eは、センサ基板430Eに対して同様に回転する。即ち、複数の磁石42Eが第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebに対して相対的に回転する。回転中、複数の磁石42Eのうちの一の磁石42Eが、第1検出部43Eaに対向する位置関係に来ると、第1検出部43Eaが第1信号を発生する。同様に、回転中、複数の磁石42Eのうちの一の磁石42Eが、第2検出部43Ebに対向する位置関係に来ると、第2検出部43Ebが第1信号を発生する。
In the second embodiment, when the
実施例2では、上述のように、第1磁石41Eの第1ピッチは10度であり、一の第1磁石41Eの角度範囲は10度である。従って、図9に示すように、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebからはそれぞれ、10度ごとに第1信号“High”が発生する。また、実施例2では、上述のように、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebは、連結シャフト32まわりの周方向で、第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度だけオフセットされる。従って、第1検出部43Eaから第1信号“High”が発生する角度範囲と、第2検出部43Ebから第1信号“High”が発生する角度範囲とは、図9に示すように、5度だけずれる。即ち、実施例2によっても、図9を参照して上述した実施例1と同様に、以下の4状態が存在する。
(状態I)第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebの双方から第1信号が発生する状態
(状態II)第1検出部43Eaだけから第1信号が発生する状態(第2検出部43Ebからの信号は“Low”)
(状態III)第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebのいずれも第1信号が発生しない状態(第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebからの信号はともに“Low”)
(状態IV)第2検出部43Ebだけから第1信号が発生する状態(第1検出部43Eaからの信号は“Low”)
そして、実施例2では、これらの4状態は、上面視でマスト1bが反時計回りに回転するときは、状態I、状態II、状態III、状態IVという順序で変化する。また、上面視でマスト1bが時計回りに回転するときは、逆に、状態IV、状態III、状態II、状態Iという順序で変化する。また、各状態間の遷移は、5度毎に生じる。
In the second embodiment, as described above, the first pitch of the
(State I) A state in which the first signal is generated from both the first detection portion 43Ea and the second detection portion 43Eb (state II) a state in which the first signal is generated only from the first detection portion 43Ea (from the second detection portion 43Eb Signal is “Low”)
(State III) A state in which the first signal is not generated in any of the first detection unit 43Ea and the second detection unit 43Eb (both the signals from the first detection unit 43Ea and the second detection unit 43Eb are "Low")
(State IV) A state in which the first signal is generated only from the second detection unit 43Eb (the signal from the first detection unit 43Ea is "Low")
And in Example 2, these four states change in order of a state I, a state II, a state III, and a state IV, when the
従って、実施例2では、上述した実施例1と同様、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebからの各第1信号の発生状況に基づいて、これらの4状態の変化態様を検出することで、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角であって、0点からの回転角を把握することが可能となることが分かる。
Therefore, in the second embodiment, as in the above-described first embodiment, the change modes of these four states are detected based on the generation status of the first signals from the first detection unit 43Ea and the second detection unit 43Eb. Then, it can be seen that the rotation angle of the
回転角検出装置40Eの信号処理系は、以下の点を除き、図10A乃至図10C等を参照して上述した実施例1と同様であってよい。即ち、検出部43、44については、第1検出部43Ea、第2検出部43Eb及び0点補正用の検出部44E(以下、「検出部43E等」とも称する)で置換される点が異なる。また、マイクロコンピュータ401については、以下のように実行する処理は異なる。
The signal processing system of the rotation
図24は、マイクロコンピュータ401により実行される回転角算出処理の一例を示す概略フローチャートである。図24に示す処理は、例えば回転角検出装置40Eの電源がオンでありかつ測定開始の指示がユーザから入力された場合に起動し、所定周期毎に実行されてよい。
FIG. 24 is a schematic flowchart showing an example of the rotation angle calculation process executed by the
ステップS2400では、マイクロコンピュータ401は、検出部43E等(第1検出部43Ea、第2検出部43Eb及び0点補正用の検出部44E)から信号(“High”又は“Low”)を取得する。ここでは、前提として、0点補正用の検出部44Eは、第2信号“High”を発生する際に、0点補正フラグ(メモリ状態)を“1”にセットする。
In step S2400, the
ステップS2402では、マイクロコンピュータ401は、0点補正フラグが“1”であるか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS2404に進み、それ以外の場合は、ステップS2406に進む。
In step S2402, the
ステップS2404では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“0”にリセットする。
In step S2404, the
ステップS2405では、マイクロコンピュータ401は、0点補正フラグを“0”にリセットする。尚、0点補正フラグが“0”にリセットされた場合でも、0点補正用の検出部44Eが依然として第2信号“High”を発生しているときは、0点補正フラグは再び“1”にセットされことになる。従って、0点補正フラグが実質的に“0”にリセットされる状況は、0点補正フラグが“1”にセットされた後、初めて第1検出部43Eaから第1信号“High”が発生したときとなる。
In step S2405, the
ステップS2406では、マイクロコンピュータ401は、上述した4状態(状態I〜IV)の各状態間の遷移が生じたか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS2408に進み、それ以外の場合は、今回の処理周期はそのまま終了する。
In step S2406, the
ステップS2408では、マイクロコンピュータ401は、ステップS2406で生じた遷移が増加方向(即ち、状態I、状態II、状態III、状態IV、状態I、以下同様の方向)であるか否かを判定する。判定結果が“YES”の場合は、ステップS2410に進み、それ以外の場合は、ステップS2412に進む。
In step S2408, the
ステップS2410では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“5”だけインクリメントする。
In
ステップS2412では、マイクロコンピュータ401は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αを、“5”だけデクリメントする。
In step S 2412, the
図24に示す処理によれば、検出部43E等(第1検出部43Ea、第2検出部43Eb及び0点補正用の検出部44E)から信号に基づいて、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αをリアルタイムに算出することが可能となる。また、0点補正用の検出部44Eからの第2信号“High”の発生イベントに基づいて、0点補正(リセット)が実行されるので、積算誤差が乗った状態が比較的長い期間にわたり継続することを防止できる。
According to the process shown in FIG. 24, the rotation of the
尚、図24に示す処理では、マイクロコンピュータ401が0点補正フラグを強制的にリセットさせているが、これに限られない。例えば、図25に示す変形例による被検出部基板410Eのように、連結シャフト32まわりの周方向で0点補正用の磁石42Eの両側にリセット用磁石414が設けられてもよい。リセット用磁石414は、N極が下側に向くように設けられる。リセット用磁石414は、連結シャフト32まわりの周方向で0点補正用の磁石42Eに対して10度だけオフセットされる。10度に代えて他の角度(例えば5度等)が使用されてもよい。この場合、0点補正用の検出部44Eは、任意の一のリセット用磁石414とZ軸の方向で対向するときに、第1信号とは異なる信号“Low”(リセット用の信号)を発生する。このようにして、図25に示す変形例では、0点補正用の検出部44Eにより“High”又は“Low”となるデジタル2値データが生成されるので、マイクロコンピュータ401が0点補正フラグを強制的にリセットさせる必要が無くなる。
Although the
次に、図26以降を参照して、上述した実施例2に対する変形例について説明する。以下では、上述した実施例2に対する異なる構成を説明し、特に言及しない構成については、上述した実施例2と同様であってよい。また、上述した実施例2と同様であってよい構成要素については、同一の参照符号を付与して説明を省略する場合がある。 Next, with reference to FIG. 26 and subsequent figures, a modification of the above-described second embodiment will be described. Hereinafter, different configurations with respect to the above-described second embodiment will be described, and configurations that are not particularly mentioned may be similar to the above-described second embodiment. Moreover, about the component which may be the same as that of Example 2 mentioned above, the same referential mark may be provided and description may be abbreviate | omitted.
図26乃至図28は、第5変形例による回転角検出装置40Fの説明図である。図26は、取り付け状態の被検出部基板410Fとセンサ基板430Fとの関係を示す平面図(上面視)である。図26では、被検出部基板410Fが透視で示される。図27は、取り付け状態の被検出部基板410Fを示す平面図(下面視)である。図28は、取り付け状態のセンサ基板430Fを示す平面図(上面視)である。図27及び図28には、連結シャフト32の回転中心Oが示され、X軸とY軸とが示される。
FIGS. 26 to 28 are explanatory diagrams of a rotation angle detection device 40F according to the fifth modification. FIG. 26 is a plan view (top view) showing the relationship between the
第5変形例では、回転角検出装置40Eは、複数の第1磁石41Eに加えて、複数の被検出部41Fを更に含む。即ち、被検出部基板410Fには、複数の第1磁石41E及び0点補正用の磁石42Eに加えて、複数の被検出部41Fが設けられる。
In the fifth modification, the rotation
複数の被検出部41Fは、連結シャフト32まわりの周方向に沿って配列される。第5変形例では、一例として、複数の被検出部41Fは、S極が下側に向く磁石であり、連結シャフト32まわりの周方向で10度(第1ピッチ)の角度間隔で設けられる。マスト回転軸まわりの周方向で複数の被検出部41Fの間には、N極が下側に向く磁石412Fが設けられる。以下、区別のため、複数の被検出部41Fを、第1磁石41Fと称し、磁石412Fを第2磁石412Fとも称する。
The plurality of detected
複数の第1磁石41Fは、複数の第1磁石41Eに対して、連結シャフト32まわりの周方向で第1ピッチの半分(即ち5度)だけずれて配置される。この場合、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebは、図28に示すように、連結シャフト32まわりの周方向で、90度だけオフセットされる。90度は、第1ピッチの整数倍の一例である。90度に代えて、80度といった他の、「第1ピッチの整数倍」が利用されてもよい。また、第5変形例における更なる変形例では、複数の第1磁石41Fは、複数の第1磁石41Eに対して、連結シャフト32まわりの周方向でずれずに配置されてもよい。この場合、第1検出部43Ea及び第2検出部43Ebは、上述した実施例2のように、連結シャフト32まわりの周方向で、「第1ピッチの整数倍と第1ピッチの半分とを足した角度」だけオフセットされる。
The plurality of
第5変形例によっても、図9に示したような上述した実施例2と同様の態様で第1信号及び第2信号が得られるので、上述した実施例2と同様の効果を得ることができる。 Also according to the fifth modification, since the first signal and the second signal can be obtained in the same manner as the above-described second embodiment as shown in FIG. 9, the same effects as the above-described second embodiment can be obtained. .
尚、図26乃至図28では、第1磁石41E及び第1磁石41Fは、連結シャフト32に関する径方向で離間しているが、隣接してもよい。また、隣接する同士の第1磁石41E及び第1磁石41Fの各組は、連結シャフト32に関する径方向に対して傾斜する斜めの一体的な磁石で形成されてもよい。
Although the
また、実施例2においても、上述した実施例1に対する第2変形例乃至第4変形例の考え方が適用可能である。 Also in the second embodiment, the concepts of the second to fourth modifications to the first embodiment described above are applicable.
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。 As mentioned above, although each Example was explained in full detail, it is not limited to a specific example, A various deformation | transformation and change are possible within the range described in the claim. In addition, it is also possible to combine all or a plurality of the components of the above-described embodiment.
例えば、上述した実施例2では、磁気式のセンサとしてホールラッチが用いられるが、これに限られない。例えば、検出部43Eは、磁界の強さが閾値を超えた場合に“High”を生成しかつ磁界の強さが閾値を下回る場合に“Low”を生成するセンサであってもよい。この場合、第2磁石412E(第2磁石412Fも同様)を省略することが可能である。
For example, in the second embodiment described above, a Hall latch is used as a magnetic sensor, but the present invention is not limited to this. For example, the
また、上述した実施例1と実施例2とは組み合わせることも可能である。例えば、上述した実施例1において、光学式の0点補正用の被検出部42及び検出部44に代えて、磁気式の0点補正用の被検出部42E(磁石42E)及び検出部44Eが利用されてもよい。また、上述した実施例1において、配線の観点で不利となるが、光学式の0点補正用の被検出部42はセンサ基板430に設けられ、検出部44が被検出部基板410に設けられてもよい。これは、実施例2についても同様である。
Moreover, it is also possible to combine Example 1 and Example 2 mentioned above. For example, in the first embodiment described above, instead of the optical
また、上述した実施例1では、もっとも頻度が高くなる傾向がある角度を0点として補正しているが、例えば10度のような他の角度を0点として補正を行ってもよい。 Further, in the above-described first embodiment, the angle which tends to be the highest frequency is corrected as the zero point, but the correction may be performed with another angle such as 10 degrees as the zero point.
また、上述した実施例1では、回転方向を検知するために第1検出部43aと第2検出部43bが設けられるが、回転方向を検知する必要がない用途などでは、第1検出部43aと第2検出部43bのいずれかが省略されてもよい。この場合でも、0点からの回転角については依然として算出可能である。これは、実施例2についても同様である。
In the first embodiment described above, the
[実施例3]
実施例3は、上述した実施例1等に対して、更に回転角の算出値の精度を向上させたものである。具体的には、上述した実施例1等においては、回転角の算出値は、5度刻みで得ることができるが、本実施例では、5度よりも細かい回転角の算出値を得ることができる。以下では、上述した実施例1に対する異なる構成を説明し、特に言及しない構成については、上述した実施例1と同様であってよい。また、上述した実施例1と同様であってよい構成要素については、同一の参照符号を付与して説明を省略する場合がある。
[Example 3]
The third embodiment further improves the accuracy of the calculated value of the rotation angle with respect to the first embodiment etc. described above. Specifically, in the above-described first embodiment and the like, the calculated value of the rotation angle can be obtained in steps of 5 degrees, but in this embodiment, it is possible to obtain the calculated value of the rotation angle smaller than 5 degrees. it can. Hereinafter, different configurations with respect to the above-described first embodiment will be described, and configurations that are not particularly mentioned may be similar to the above-described first embodiment. Moreover, about the component which may be the same as that of Example 1 mentioned above, the same referential mark may be provided and description may be abbreviate | omitted.
図29は、実施例3による回転角検出装置40が取り付けられた状態での図1AのQ部の説明図であり、ボード1aとマスト1bとの間の接続部を示す概略断面図であり、マスト1bの取り付け状態を模式的に示す。図30は、被検出部基板410及びジャイロセンサ50を示す平面図(下面視)である。
FIG. 29 is an explanatory view of a portion Q in FIG. 1A in a state where the rotation
本実施例では、本体部10には、ジャイロセンサ50が取り付けられており、更に、第1検出部43a、第2検出部43b及びジャイロセンサ50等において得られた情報に基づき回転角を算出したり各種制御を行うための制御部51が設けられている。尚、回転角の算出に用いるセンサとしては、地磁気センサ等が考えられるが、地磁気センサは地磁気状態によっては誤差が大きくなってしまうか、最悪機能しないため、精度の高い回転角の算出値を得ることはできない。このため、精度の高い回転角の算出値を得ることのできるものが求められている。また、本願においては、ジャイロセンサを角速度検出部と記載する場合があり、制御部51を処理装置と記載する場合がある。
In the present embodiment, a
ジャイロセンサ50は、角速度を検出することのできるセンサである。本実施例では、ウインドサーフィンボードやヨットは水面に浮かんでおり、略水平に保たれているため、ボードの回転方向をみるだけであればZ軸方向を中心に回転する1軸の角速度を検出することができるものであればよい。よって、通常の3軸の角速度を検出することができるジャイロセンサを流用することができる(当然のことながらアルゴリズムとして3軸すべての角速度をつかってもよい)。
The
図31に示されるように、実施例1等における回転角検出装置においては、実際の回転角ψAが+6度の場合や、回転角ψBが+9度の場合であっても、状態Iにある場合には回転角の算出値は+5度として得られる。本実施例は、回転角の算出値をより細かく高い精度で得ることができる。(図31の0点補正用の検出パルスは−5<Plus<5であり、±5を含まず、本例の場合、例えば−4≦Plus≦4(±3は必ず含む)となり、図9とは異なる。本実施例3の説明のアルゴリズムではジャイロセンサを使用する場合には図31を使用例とし、ジャイロを含まない場合を図9で説明しているが、これは説明に用いたアルゴリズムの違いだけの話であるため、別のアルゴリズムを使用すれば、検出パルスは原理上、図9、図31のどちらでもジャイロを利用するしないに関わらず利用できるものである)。 As shown in FIG. 31, in the rotation angle detection device in the first embodiment etc., even if the actual rotation angle ψ A is +6 degrees or the rotation angle ψ B is +9 degrees, the state I In some cases, the calculated value of the rotation angle is obtained as +5 degrees. In the present embodiment, the calculated value of the rotation angle can be obtained more finely and with high accuracy. (The detection pulse for 0 point correction in FIG. 31 is −5 <Plus <5, does not include ± 5, and in the case of this example, for example, −4 ≦ Plus ≦ 4 (± 3 is always included). In the algorithm of the third embodiment, the case of using a gyro sensor is described using FIG. 31 as an example, and the case of not including a gyro is described in FIG. If another algorithm is used, the detection pulse can be used in principle in either of FIG. 9 and FIG. 31 regardless of not using the gyro).
次に、本実施例における回転角の算出方法について、図32に示すフローチャートに基づき説明する。図32に示される回転角の検出方法は、制御部51における制御に基づきなされるが、実施例1等のようなマイクロコンピュータ401により実行してもよい。
Next, a method of calculating the rotation angle in the present embodiment will be described based on the flowchart shown in FIG. The method of detecting the rotation angle shown in FIG. 32 is performed based on the control in the
本実施例における回転角の算出方法では、最初に角度の0点調整を行う。 In the method of calculating the rotation angle in the present embodiment, first, zero point adjustment of the angle is performed.
具体的には、ステップS3202では、本体部10を−3度の位置まで回転させる。この状態を図31の回転角ψCとして示す。
Specifically, in step S3202, the
次に、ステップ3204では、ジャイロセンサ50のスイッチをオンにする。これによりジャイロセンサ50が起動する。
Next, at step 3204, the switch of the
次に、ステップ3206では、本体部10を+方向に回転させる。尚、この回転は、例えば、本体部10を+3度の位置まで回転させる。
Next, in step 3206, the
次に、ステップ3208では、制御部51が、第2検出部43bからの信号がHigh(H)であるか否かが判断される。第2検出部43bからの信号がHである場合には、ステップ3210に移行し、第2検出部43bからの信号が「Low」Lである場合には、ステップ3206に移行し、更に本体部10を+方向に回転させる。
Next, in step 3208, the
次に、ステップ3210では、制御部51が、制御部51等に内蔵されているタイマーをスタートさせ、初期化、即ち、α=0、β=0、θ=0にする。尚、αは、第1検出部43a、第2検出部43b及び0点補正用の検出部44より得られる信号に基づく連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値であり、θはジャイロセンサ50により得られる回転角の算出値である。βは、β=α+θより得られる値である。
Next, in
次に、ステップ3212では、時刻tn1における角速度ω1をジャイロセンサ50により測定する。
Next, in step 3212, the angular velocity ω1 at time tn1 is measured by the
次に、ステップ3214では、時刻tn1より、例えば、10ms経過した時刻tn2における角速度ω2をジャイロセンサ50により測定する。
Next, in step 3214, the angular velocity ω2 at time tn2 when, for example, 10 ms has elapsed from time tn1 is measured by the
次に、ステップ3216では、ジャイロセンサ50により得られる回転角の算出値θをθ={(ω1+ω2)/2}×(tn2−tn1)に基づき算出する。
Next, at
次に、ステップ3218では、回転角の算出値βをβ=α+θに基づき算出する。
Next, at
次に、ステップ3220では、回転角の算出値βが、マイナス、即ち、0度未満であるか否かが判断される。回転角の算出値βが0度未満である場合にはステップ3222に移行し、回転角の算出値βが0度未満ではない場合にはステップ3224に移行する。 Next, at step 3220, it is determined whether or not the calculated value β of the rotation angle is negative, that is, less than 0 degrees. If the calculated value β of the rotation angle is less than 0 degrees, the process proceeds to step 3222. If the calculated value β of the rotation angle is not less than 0 degree, the process proceeds to step 3224.
ステップ3222では、回転角の算出値βに360度を加えることにより、新たな回転角の算出値βとした後、ステップ3228に移行する。 In step 3222, 360 degrees are added to the calculated value β of the rotation angle to obtain a new calculated value β of the rotation angle, and then the process proceeds to step 3228.
次に、ステップ3224では、回転角の算出値βが、360度を超えるか否かが判断される。回転角の算出値βが360度を超える場合にはステップ3226に移行し、回転角の算出値βが360度を超えない場合にはステップ3228に移行する。 Next, at step 3224, it is determined whether the calculated value β of the rotation angle exceeds 360 degrees. If the calculated value β of the rotation angle exceeds 360 degrees, the process proceeds to step 3226. If the calculated value β of the rotation angle does not exceed 360 degrees, the process proceeds to step 3228.
ステップ3226では、回転角の算出値βより360度を引くことにより、新たな回転角の算出値βとした後、ステップ3228に移行する。 In step 3226, a new calculated value β of rotation angle is obtained by subtracting 360 degrees from the calculated value β of rotation angle, and then the process moves to step 3228.
次に、ステップ3228では、このように得られた時刻tn1から時刻tn2における角速度の値より算出された回転角の算出値βを、時刻tnにおける回転角の算出値βとして制御部51等の内部に搭載されている記憶部に記憶させる。また、このように得られた回転角の算出値βを不図示の表示部等に表示させてもよい。 Next, in step 3228, the calculated value β of the rotation angle calculated from the value of the angular velocity at times tn1 to tn2 thus obtained is used as the calculated value β of the rotation angle at time tn Are stored in the storage unit installed in the Further, the calculated value β of the rotation angle obtained in this manner may be displayed on a display unit (not shown) or the like.
次に、ステップS3230では、制御部51は、上述した4状態(状態I〜IV)の各状態間の遷移が生じたか否かを判定する。遷移が生じた場合にはステップS3232に移行し、遷移が生じていない場合にはステップ3212に移行し再びジャイロセンサ50により角速度の測定を行う。
Next, in step S3230, the
次に、ステップS3232では、制御部51は、ステップS3230で生じた遷移が増加方向(即ち、状態I、状態II、状態III、状態IV、状態I、以下同様の方向)であるか否かを判定する。遷移が増加方向である場合にはステップS3234に移行し、遷移が増加方向ではない場合にはステップS3236に移行する。
Next, in step S3232, the
ステップS3230及びステップS3232について、図33A及び図33Bに基づき詳細に説明する。今までの状態が図33Aにおける太線Aで囲まれた状態Iであった場合、図33Bにおける太線B1で囲まれた状態IIや、太線B2で囲まれた状態IVとなった場合には、各状態間の遷移が生じたものとする。また、遷移が増加方向である場合とは、例えば、今までの状態が図33Aにおける太線Aで囲まれた状態Iであった場合に、図33Bの太線Bで囲まれた状態IIに遷移した場合である。また、遷移が増加方向ではない場合とは、例えば、今までの状態が図33Aにおける太線Aで囲まれた状態Iであった場合に、図33Bの太線B2で囲まれた状態IVに遷移した場合である。 Steps S3230 and S3232 will be described in detail with reference to FIGS. 33A and 33B. In the case where the state up to now is the state I surrounded by the thick line A in FIG. 33A, each state is a state II surrounded by the thick line B1 in FIG. 33B or a state IV surrounded by the thick line B2. It is assumed that a transition between states has occurred. In the case where the transition is in the increasing direction, for example, when the previous state is the state I surrounded by the thick line A in FIG. 33A, the state transitions to the state II surrounded by the thick line B in FIG. That's the case. When the transition is not in the increasing direction, for example, when the state up to now is the state I surrounded by the thick line A in FIG. 33A, the state transitions to the state IV surrounded by the thick line B2 in FIG. That's the case.
ステップS3234では、制御部51は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αに5度を加え、新たな回転角の算出値αとする。
In step S3234, the
ステップS3236では、制御部51は、連結シャフト32まわりのマスト1bの回転角の算出値αより5度を引き、新たな回転角の算出値αとする。
In step S3236, the
ステップS3238では、制御部51は、ジャイロセンサ50により得られる回転角の算出値θを0度にリセットした後、ステップ3212に移行する。
In step S3238, the
本実施例においては、ジャイロセンサ50により得られる回転角の算出値θは、5度よりも小さな角度であるため、α+θにより得られる回転角の算出値βは5度よりも細かな角度となる。また、ジャイロセンサ50のみの場合では、回転角の誤差が蓄積されるため、時間の経過とともに誤差が大きくなるが、本実施例では、状態の遷移が生じる度に、ジャイロセンサ50により得られる回転角の算出値θが0度にリセットされる。このため、回転角の誤差が蓄積されることを抑制することができ、正確な回転角を得ることができる。即ち、本実施例では、図31において回転角ψAが+6度の場合には、回転角の算出値βは+6度であり、回転角ψBが+9度の場合には、回転角の算出値βは+9度となるため、正確で細かい回転角を得ることができる。
In the present embodiment, since the calculated value θ of the rotation angle obtained by the
本実施例は、ウインドサーフィンボードやヨットのマストの回転角の検出方法について説明したが、回転角を検出し記録等を行うことが必要な装置等であれば、適用可能である。 Although the present embodiment has described the method of detecting the rotation angle of the windsurf board and the mast of the yacht, the present invention can be applied to any device that needs to detect the rotation angle and perform recording or the like.
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
水上を滑走可能なボード又はデッキ側に取り付けられる連結部材、及び、前記連結部材に回転可能に取り付けられるマストにおける下端、のうちのいずれか一方に、取り付け可能であり又は設けられ、マスト回転軸まわりの周方向に沿って配置される複数の被検出部と、
前記連結部材及び前記下端のうちの他方に取り付け可能であり又は設けられ、前記マスト回転軸の方向で前記複数の被検出部のそれぞれと対向するときに第1信号を発生する1つ以上の検出部とを含む、回転角検出装置。
[付記2]
前記複数の被検出部は、円環状の第1基板に設けられ、
前記1つ以上の検出部は、円環状の第2基板に設けられ、
前記第1基板は、前記マストにおける前記マスト回転軸の方向で前記下端側の端面、及び、前記連結部材における前記マスト回転軸の方向で前記端面に対向する表面、のうちのいずれか一方に取り付け可能であり、
前記第2基板は、前記端面及び前記表面のうちの他方に取り付け可能である、付記1に記載の回転角検出装置。
[付記3]
前記複数の被検出部及び前記1つ以上の検出部は、前記マスト回転軸の方向に視て、前記マスト回転軸からの径方向で前記端面よりも径方向外側に配置される、付記2に記載の回転角検出装置。
[付記4]
前記1つ以上の検出部は、前記マスト回転軸まわりの周方向で異なる角度に設けられる第1検出部及び第2検出部を含む、付記2又は3に記載の回転角検出装置。
[付記5]
前記複数の被検出部、前記第1検出部、及び前記第2検出部は、前記マストが前記マスト回転軸まわりに回転した場合に前記第1検出部及び前記第2検出部が前記第1信号を発生する角度範囲が、前記マスト回転軸まわりの周方向でそれぞれ離散的にかつ互いに一部だけ重なり合う態様で交互に生じるように、互いに対して配置される、付記4に記載の回転角検出装置。
[付記6]
前記複数の被検出部は、前記マスト回転軸まわりの周方向で第1ピッチの角度間隔で設けられ、
前記第1検出部及び前記第2検出部は、前記マスト回転軸まわりの周方向で、前記第1ピッチの整数倍と前記第1ピッチの半分とを足した角度だけオフセットされる、付記5に記載の回転角検出装置。
[付記7]
前記第1検出部及び前記第2検出部は、前記マスト回転軸からの径方向で同一の距離に設けられる、付記6に記載の回転角検出装置。
[付記8]
前記複数の被検出部は、前記マスト回転軸からの径方向で第1距離にかつ前記マスト回転軸まわりの周方向で第1ピッチの角度間隔で、複数の第1被検出部と、前記マスト回転軸からの径方向で前記第1距離とは異なる第2距離にかつ前記マスト回転軸まわりの周方向で前記第1ピッチの半分だけ前記複数の第1被検出部に対してオフセットしつつ前記第1ピッチの角度間隔で、複数の第2被検出部とを含み、
前記第1検出部は、前記マスト回転軸からの径方向で前記第1距離に設けられ、前記第2検出部は、前記マスト回転軸からの径方向で前記第2距離に設けられ、
前記第1検出部及び前記第2検出部は、前記マスト回転軸まわりの周方向で、前記第1ピッチの整数倍の角度だけオフセットされる、付記5に記載の回転角検出装置。
[付記9]
前記マスト回転軸からの径方向で前記複数の被検出部とは異なる距離に設けられる第3被検出部と、
前記マスト回転軸の方向で前記第3被検出部と対向するときに第2信号を発生する第3検出部とを更に含む、付記4〜8のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。
[付記10]
前記第3被検出部は、前記第1基板に設けられ、前記第3検出部は、前記第2基板に設けられる、付記9に記載の回転角検出装置。
[付記11]
処理装置を更に含み、
前記処理装置は、前記第1検出部からの前記第1信号と、前記第2検出部からの前記第1信号とに基づいて、前記マスト回転軸まわりの前記マストの回転角の算出値を導出し、かつ、前記第3検出部からの前記第2信号に基づいて、前記回転角の算出値をリセットする、付記9又は10に記載の回転角検出装置。
[付記12]
前記第1検出部及び前記第2検出部は、測定光を出射し、反射光を受光する光学式のセンサであり、
前記複数の被検出部は、前記測定光を反射する反射体である、付記4〜11のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。
[付記13]
前記第1検出部及び前記第2検出部は、磁気を検出するセンサであり、
前記複数の被検出部は、前記マスト回転軸の方向で前記第2基板側の磁極が同一である第1磁石である、付記4〜11のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。
[付記14]
前記マスト回転軸まわりの周方向で前記複数の被検出部の間に、第2磁石を更に含み、
前記第2磁石は、前記マスト回転軸の方向で前記第2基板側の磁極が、前記第1磁石とは異なる、付記13に記載の回転角検出装置。
[付記15]
前記マスト回転軸まわりの角速度を測定する角速度検出部を有することを特徴とする、付記1〜14のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。
[付記16]
前記マスト回転軸まわりの角速度を測定する角速度検出部と、
処理装置と、を更に含み、
前記処理装置は、前記第1検出部からの前記第1信号と、前記第2検出部からの前記第1信号と、前記角速度検出部により検出された角速度に基づいて、前記マスト回転軸まわりの前記マストの回転角の算出値を算出するものであって、
前記第1信号に基づいて、角速度検出部により測定された角速度に基づき算出される回転角の算出値をリセットする、付記4〜14のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。
In addition, the following additional remarks are disclosed regarding the above-mentioned example.
[Supplementary Note 1]
It is attachable to or provided at any one of a connecting member mounted on the side of a board or deck capable of sliding on water and a lower end of a mast rotatably mounted on the connecting member, around the mast rotation axis A plurality of detected portions disposed along the circumferential direction of
One or more detections that are attachable to or provided on the other of the connecting member and the lower end, and generate a first signal when facing each of the plurality of detected portions in the direction of the mast rotation axis Rotation angle detection device including
[Supplementary Note 2]
The plurality of detected portions are provided on an annular first substrate,
The one or more detection units are provided on an annular second substrate,
The first substrate is attached to one of an end surface on the lower end side in the direction of the mast rotation axis in the mast and a surface of the connection member facing the end surface in the direction of the mast rotation axis Is possible,
The rotation angle detection device according to claim 1, wherein the second substrate is attachable to the other of the end face and the surface.
[Supplementary Note 3]
The plurality of detection target portions and the one or more detection portions are disposed radially outward of the end surface in the radial direction from the mast rotation axis, as viewed in the direction of the mast rotation axis. The rotation angle detection device described.
[Supplementary Note 4]
The rotation angle detection device according to
[Supplementary Note 5]
The plurality of detection target portions, the first detection portion, and the second detection portion are configured such that the first detection portion and the second detection portion receive the first signal when the mast rotates around the mast rotation axis. [Claim 4] The rotation angle detection device according to appendix 4, wherein the angular ranges for generating are alternately arranged with respect to each other so as to alternately and discretely overlap each other in the circumferential direction around the mast rotation axis. .
[Supplementary Note 6]
The plurality of detected portions are provided at an angular interval of a first pitch in a circumferential direction around the mast rotation axis,
The
[Supplementary Note 7]
The rotation angle detection device according to
[Supplementary Note 8]
The plurality of detection target portions are a plurality of first detection target portions at a first distance in a radial direction from the mast rotation axis and at an angular interval of a first pitch in a circumferential direction around the mast rotation axis; The second distance different from the first distance in the radial direction from the rotation axis and the half of the first pitch in the circumferential direction around the mast rotation axis while being offset with respect to the plurality of first detection target parts A plurality of second detected portions at an angular interval of the first pitch,
The first detection unit is provided at the first distance in the radial direction from the mast rotation axis, and the second detection unit is provided at the second distance in the radial direction from the mast rotation axis.
5. The rotation angle detection device according to
[Supplementary Note 9]
A third detected portion provided at a distance different from the plurality of detected portions in a radial direction from the mast rotation axis;
The rotation angle detection according to any one of Appendices 4 to 8, further comprising: a third detection unit that generates a second signal when facing the third detection unit in the direction of the mast rotation axis. apparatus.
[Supplementary Note 10]
The rotation angle detection device according to appendix 9, wherein the third detection target portion is provided on the first substrate, and the third detection portion is provided on the second substrate.
[Supplementary Note 11]
Further including a processing unit;
The processing device derives a calculated value of the rotation angle of the mast around the mast rotation axis based on the first signal from the first detection unit and the first signal from the second detection unit. The rotation angle detection device according to
[Supplementary Note 12]
The first detection unit and the second detection unit are optical sensors that emit measurement light and receive reflected light,
The rotation angle detection device according to any one of appendices 4 to 11, wherein the plurality of detected parts are reflectors that reflect the measurement light.
[Supplementary Note 13]
The first detection unit and the second detection unit are sensors that detect magnetism,
The rotation angle detection device according to any one of appendices 4 to 11, wherein the plurality of detected portions are first magnets having the same magnetic pole on the second substrate side in the direction of the mast rotation axis. .
[Supplementary Note 14]
A second magnet is further included between the plurality of detected portions in a circumferential direction around the mast rotation axis,
15. The rotation angle detection device according to appendix 13, wherein the second magnet has a magnetic pole on the second substrate side different from the first magnet in the direction of the mast rotation axis.
[Supplementary Note 15]
The rotation angle detection device according to any one of the above 1 to 14, further comprising an angular velocity detection unit that measures an angular velocity around the mast rotation axis.
[Supplementary Note 16]
An angular velocity detection unit that measures an angular velocity around the mast rotation axis;
Further comprising a processor;
The processing device is configured to rotate around the mast rotation axis based on the first signal from the first detection unit, the first signal from the second detection unit, and the angular velocity detected by the angular velocity detection unit. Calculating the calculated value of the rotation angle of the mast,
The rotation angle detection device according to any one of Appendixes 4 to 14, wherein a calculated value of the rotation angle calculated based on the angular velocity measured by the angular velocity detection unit is reset based on the first signal.
1 ウインドサーフィンボード
1a ボード
1b マスト
1c 帆
2 ヨット
2a デッキ
2b マスト
2c 帆
3 連結部材
10 本体部
11 接続端部
12 ストッパ
14 貫通穴
30 ゴム部
32 連結シャフト
33 係合周溝
40、40A〜F 回転角検出装置
41 被検出部
41A 被検出部
41E 第1磁石
41F 被検出部(第1磁石)
42 0点補正用の被検出部
42E 0点補正用の被検出部(磁石)
43 検出部
43a 第1検出部
43b 第2検出部
43E 検出部
43Ea 第1検出部
43Eb 第2検出部
44、44E 0点補正用の検出部
328 金属ワッシャ
400 処理装置
400B 処理装置
401 マイクロコンピュータ
402 メモリ
403 通信モジュール
405 表示機器
410、410A〜F 被検出部基板
411 穴
412、412A 低反射部
412E、412F 第2磁石
414 リセット用磁石
430、430A〜F センサ基板
431 穴
800 外部装置
900 表示領域
901 表示領域
902 表示領域
1700 両面テープ
4312 フォトトランジスタ
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
42 Detected part for 0
43
Claims (12)
前記連結部材及び前記下端のうちの他方に取り付け可能であり又は設けられ、前記マスト回転軸の方向で前記複数の被検出部のそれぞれと対向するときに第1信号を発生する1つ以上の検出部とを含む、回転角検出装置。 It is attachable to or provided at any one of a connecting member mounted on the side of a board or deck capable of sliding on water and a lower end of a mast rotatably mounted on the connecting member, around the mast rotation axis A plurality of detected portions disposed along the circumferential direction of
One or more detections that are attachable to or provided on the other of the connecting member and the lower end, and generate a first signal when facing each of the plurality of detected portions in the direction of the mast rotation axis Rotation angle detection device including
前記1つ以上の検出部は、円環状の第2基板に設けられ、
前記第1基板は、前記マストにおける前記マスト回転軸の方向で前記下端側の端面、及び、前記連結部材における前記マスト回転軸の方向で前記端面に対向する表面、のうちのいずれか一方に取り付け可能であり、
前記第2基板は、前記端面及び前記表面のうちの他方に取り付け可能である、請求項1に記載の回転角検出装置。 The plurality of detected portions are provided on an annular first substrate,
The one or more detection units are provided on an annular second substrate,
The first substrate is attached to one of an end surface on the lower end side in the direction of the mast rotation axis in the mast and a surface of the connection member facing the end surface in the direction of the mast rotation axis Is possible,
The rotation angle detection device according to claim 1, wherein the second substrate is attachable to the other of the end surface and the surface.
前記マスト回転軸の方向で前記第3被検出部と対向するときに第2信号を発生する第3検出部とを更に含む、請求項4又は5に記載の回転角検出装置。 A third detected portion provided at a distance different from the plurality of detected portions in a radial direction from the mast rotation axis;
The rotation angle detection device according to claim 4, further comprising: a third detection unit that generates a second signal when facing the third detection target in the direction of the mast rotation axis.
前記処理装置は、前記第1検出部からの前記第1信号と、前記第2検出部からの前記第1信号とに基づいて、前記マスト回転軸まわりの前記マストの回転角の算出値を導出し、かつ、前記第3検出部からの前記第2信号に基づいて、前記回転角の算出値をリセットする、請求項6に記載の回転角検出装置。 Further including a processing unit;
The processing device derives a calculated value of the rotation angle of the mast around the mast rotation axis based on the first signal from the first detection unit and the first signal from the second detection unit. The rotation angle detection device according to claim 6, wherein the calculated value of the rotation angle is reset based on the second signal from the third detection unit.
前記複数の被検出部は、前記測定光を反射する反射体である、請求項4〜7のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。 The first detection unit and the second detection unit are optical sensors that emit measurement light and receive reflected light,
The rotation angle detection device according to any one of claims 4 to 7, wherein the plurality of detected portions are reflectors that reflect the measurement light.
前記複数の被検出部は、前記マスト回転軸の方向で前記第2基板側の磁極が同一である第1磁石である、請求項4〜7のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。 The first detection unit and the second detection unit are sensors that detect magnetism,
The rotation angle detection according to any one of claims 4 to 7, wherein the plurality of detected portions are first magnets having the same magnetic pole on the second substrate side in the direction of the mast rotation axis. apparatus.
前記第2磁石は、前記マスト回転軸の方向で前記第2基板側の磁極が、前記第1磁石とは異なる、請求項9に記載の回転角検出装置。 A second magnet is further included between the plurality of detected portions in a circumferential direction around the mast rotation axis,
The rotation angle detection device according to claim 9, wherein the second magnet has a magnetic pole on the second substrate side different from the first magnet in the direction of the mast rotation axis.
処理装置と、を更に含み、
前記処理装置は、前記第1検出部からの前記第1信号と、前記第2検出部からの前記第1信号と、前記角速度検出部により検出された角速度に基づいて、前記マスト回転軸まわりの前記マストの回転角の算出値を算出するものであって、
前記第1信号に基づいて、角速度検出部により測定された角速度に基づき算出される回転角の算出値をリセットする、請求項4〜10のうちのいずれか1項に記載の回転角検出装置。 An angular velocity detection unit that measures an angular velocity around the mast rotation axis;
Further comprising a processor;
The processing device is configured to rotate around the mast rotation axis based on the first signal from the first detection unit, the first signal from the second detection unit, and the angular velocity detected by the angular velocity detection unit. Calculating the calculated value of the rotation angle of the mast,
The rotation angle detection device according to any one of claims 4 to 10, wherein the calculated value of the rotation angle calculated based on the angular velocity measured by the angular velocity detection unit is reset based on the first signal.
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-
2018
- 2018-09-12 JP JP2018170883A patent/JP2019060864A/en active Pending
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CN115059314A (en) * | 2022-02-11 | 2022-09-16 | 成都农业科技职业学院 | Adjustable house beam supporting device for house reinforcement |
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