以下の詳細な説明は、添付図面を参照する。同一または類似の要素を識別するために、異なる図面中で同一の参照符号が使用されることがある。以下の説明においては、特許請求された発明の様々な態様に関する完全な理解をもたらすべく、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技術等といった具体的な詳細が限定ではなく説明目的で記載されている。しかしながら、本開示の恩恵を有する当業者にとっては、特許請求された発明に係る様々な態様が、これらの具体的な詳細から逸れた他の例において実施され得ることが自明であろう。特定の例においては、不要な詳細をもって本発明の説明を曖昧にしないように、周知のデバイス、回路、および方法に関する説明は省略されている。
例示的な実施形態の様々な態様が、当業者が他の当業者に対し、彼らの研究の内容を伝達するために一般的に使用される用語を使用して説明される。しかしながら、記載された態様の一部のみで、代替的な実施形態が実施され得ることは当業者にとって自明であろう。例示的実施形態の完全な理解をもたらすべく、説明目的で、特定の数、材料、および構成が記載されている。しかしながら、当該具体的な詳細を省いた代替的な実施形態が実施可能であることは当業者にとって自明であろう。他の例において、例示的な実施形態を曖昧にしないように、周知の機能は省略され、または単純化されている。
さらに、例示的な実施形態の理解に最も寄与する態様で、様々な処理が、複数の別個の処理として順番に記載される。しかしながら、記載の順序は、これらの処理が必然的に順序に依存するものであることを示唆するものとして解釈されるべきではない。特に、これらの処理は、提示の順序で実行される必要はない。
「様々な実施形態において(in various embodiments)」、「いくつかの実施形態において(in some embodiments)」等という文言が繰り返し使用される。当該文言は、同一の実施形態を指すこともあるが、一般的には、同一の実施形態を指すことはない。文脈が反対の意味を示さない限り、「備える(comprising)」、「有する(having)」および「含む(including)」といった用語は、同義語である。「Aおよび/またはB」という文言は、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。「A/B」および「AまたはB」という文言は、「Aおよび/またはB」という文言と同様、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。本開示の目的において、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」という文言は、(A)、(B)または(AおよびB)を意味する。本詳細な説明は、「一実施形態において(in an embodiment)」、「実施形態において(in embodiments)」、「いくつかの実施形態において(in some embodiments)」および/または「様々な実施形態において(in various embodiments)」という文言を使用することがあるが、これらはそれぞれ、同一または異なる実施形態のうちの1または複数を指してよい。さらに、本開示の実施形態に関し使用される「備える(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」等といった用語は、同義語である。
例示的な実施形態は、フローチャート、フロー図、データフロー図、構造図、またはブロック図として示されるプロセスとして説明されてよいことに留意されたい。フローチャートは、処理をシーケンシャルなプロセスとして説明することがあるが、当該処理の多くは、パラレル、並行、または同時に実行されてよい。また、処理の順序は、再編成されてよい。プロセスは、その処理が完了した際、終了してよいが、プロセスはまた、図面中に含まれていない追加のステップを有していてもよい。プロセスは、方法、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラム等に対応してよい。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、呼び出し関数および/またはmain関数に対する当該関数の戻り値に対応してよい。
本明細書で使用される「回路」という用語は、上記機能を提供するように構成された特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、またはグループ)および/またはメモリ(共有、専用、またはグループ)等のハードウェアコンポーネントを指す、それらの一部である、またはそれらを含む。いくつかの実施形態において、回路は、上記機能の少なくとも一部を提供するための1または複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行してよい。例示的な実施形態は、上記回路のうちの1または複数によって実行されるプログラムコード、ソフトウェアモジュール、および/または関数プロセス等のコンピュータで実行可能な命令の一般的な文脈において説明されてよい。プログラムコード、ソフトウェアモジュールおよび/または関数プロセスとしては、特定のタスクを実行する、または特定のデータタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等が含まれてよい。本明細書に記載のプログラムコード、ソフトウェアモジュール、および/または関数プロセスは、既存の通信ネットワーク内で既存のハードウェアを使用して実装されてよい。例えば、本明細書に記載のプログラムコード、ソフトウェアモジュール、および/または関数プロセスは、既存のネットワーク要素または制御ノード等にある既存のハードウェアを使用して実装されてよい。
本明細書で使用される「ユーザ機器」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、UE、サブスクライバ、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機等と同義語であると考えられてよく、以降折に触れてそのように言及されてよく、且つ「ユーザ機器」という用語は、通信ネットワークにおけるネットワークリソースのリモートユーザを示してよい。さらに、「ユーザ機器」という用語は、例えば、コンシューマエレクトロニクスデバイス、携帯電話、スマートフォン、タブレットパーソナルコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス、携帯情報端末(PDA)、デスクトップコンピュータ、およびラップトップコンピュータ等の任意のタイプの無線/有線デバイスを含んでよい。
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化コンピュータ、ネットワーキングハードウェア、ネットワーク機器、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、無線アクセスネットワークデバイス、ゲートウェイ、サーバおよび/または任意の他の同様のデバイスの同義語であると考えられてよく、および/またはそのように言及されてよい。「ネットワーク要素」という用語は、仮想マシンをホストするように構成された有線または無線通信ネットワークの物理的なコンピューティングデバイスを示してよい。さらに、「ネットワーク要素」という用語は、ネットワークと1または複数のユーザとの間におけるデータおよび/または音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器を示してよい。「ネットワーク要素」という用語は、「ベースステーション」と同義語であると考えられてよく、および/またはそのように言及されてよい。本明細書で使用される「ベースステーション」という用語は、ノードB、拡張または進化型ノードB(eNB)、基地局(BTS)、アクセスポイント(AP)等と同義語であると考えられてよく、並びに/またはそのように言及されてよく、ネットワークと1または複数のユーザとの間におけるデータおよび/または音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器を示してよい。
本明細書で使用される「チャネル」という用語は、データまたはデータストリームを通信するために使用される有形または無形の任意の送信媒体を指してよいことにも留意されたい。また、「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「送信チャネル」、「データ送信チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、および/またはデータが通信される経路若しくは媒体を示す任意の他の同様の用語と同義語であってよい、および/または、それらの同等のものであってよい。
本明細書の実施形態は、マシンタイプ通信(MTC)デバイスおよび/またはMTCユーザ機器(UE)のための拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信の割り当ておよび/またはスケジューリングに関し、それはまた、MTC物理ダウンリンク制御チャネル(M‐PDCCH)と称されてもよい。例示的な実施形態により以下の利点、すなわち、MTC UEに対する低減された帯域幅サポート、EPDCCH送信を受信するMTC UEに対する複雑性の低減、EPDCCHおよび物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のためのカバレッジ拡張サポート、並びに標準カバレッジモードおよび拡張カバレッジモードで動作するMTC UEに対するEPDCCH送信のためのUE固有のサーチスペース(SS)の制御チャネル構成のサポートがもたらされる。
上記利点のうちの少なくとも一部を実現すべく、様々な例示的実施形態により、MTC UEが、サブフレーム内で2つ以上のEPDCCH物理リソースブロック(PRB)セットをモニタリングする必要がないことがもたらされる。対照的に、現在の仕様によると、EPDCCH構成は、UEに対し、モニタリングすべき2つのEPDCCH‐PRBセットを提供する。様々な例示的実施形態により、UE固有のSSに対し、複数のEPDCCH‐PRBセットが構成される場合、UEは、各サブフレームで当該2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの1つをモニタリングすることが予期されてよく、その場合、EPDCCH‐PRBセットの非重複サブフレームの各セットへの関連付けは、少なくとも、当該UEに関連付けられたセルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)の関数であるハッシュ関数に基づくことがもたらされる。
様々な例示的実施形態により、UEに対し、非UE固有のSS(「共通サーチスペース」とも称される)が定義される場合、当該2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの第1のEPDCCH‐PRBセットが当該UEのためのEPDCCH UE固有のSSに対応し、当該2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの第2のEPDCCH‐PRBセットがEPDCCH非UE固有のSSに対応するものとして、当該2つのEPDCCH‐PRBセットは構成されてよいことがもたらされる。いくつかの実施形態において、UEは、単一のサブフレーム内の単一のEPDCCH‐PRBセットのみをモニタリングすることが予期されてよく、それは、EPDCCHのためのUE固有のSSまたは非UE固有のSSのいずれかに対応する。
様々な例示的実施形態により、EPDCCH‐PRBセットのサブフレームへの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義されてよく、ここで、X≧1であり且つXは、MTC UEが1つのナローバンド(1.4MHzにわたる)から、より大きなシステム帯域幅内の別のナローバンドに切り替えるために必要な再調整時間を含むことがもたらされる。
様々な例示的実施形態により、EPDCCH構成を示すための非UE固有のSSの使用を含む、非UE固有のSS構成に関する詳細および/または情報が、UE固有のSSに使用されてよいことがもたらされる。
様々な例示的実施形態により、EPDCCHおよび復調参照信号(DM‐RS)ベースのPDSCH(例えば、送信モード(TM)9および/またはTM10)上でのチャネル推定に対する拡張が、最大6個(6)のPRBのPRBバンドルを指定することによって、および/または、同一の周波数位置に対応する反復送信のセット内の1または複数のサブフレームにわたる同一のプリコーディングの使用を制限することによって、達成されてよいことがもたらされる。
様々な例示的実施形態により、6個(6)のPRBペアを占めるEPDCCH送信のサポートに対する強化がもたらされる。
図1は、例示的な実施形態による、ブロードバンド無線アクセス(BWA)ネットワーク100の例を示す。BWAネットワーク100は、2つのUE105、2つのeNB110、無線アクセスネットワーク(RAN)115、1または複数のサーバ125を含むコアネットワーク(CN)120、およびインターネット130を含む。以下の説明は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様により規定されるロングタームエボリューション(LTE)規格で動作する例示のBWAネットワーク100についてのものである。しかしながら、本開示の主題はこの点において限定されず、記載された実施形態は、本明細書に記載の原理から恩恵を受ける他のネットワークに適用されてよい。
図1を参照すると、UE105の各々(まとめて「UE105」と称される)は、1または複数のアプリケーションを実行可能な、およびRAN115内のeNB110との無線リンク(「リンク」)を介してコアインターネット130にアクセス可能な物理的なハードウェアデバイスであってよい。UE105は、送信機/受信機(または代替的に送受信機)、メモリ、1または複数のプロセッサ、および/または他の同様のコンポーネントを含んでよい。UE105は、リンクを介してeNB110への/eNB110からのデータを送信/受信するように構成されてよい。UE105は、一連の算術演算または論理演算をシーケンシャルおよび自動的に実行するように設計されてよく、機械可読媒体上にデジタルデータを記録/格納するように、並びにベースステーション110を介してデジタルデータを送信および受信するように装備されてよい。UE105内に含まれる無線送信機/受信機(または代替的に送受信機)は、3GPP LTE、3GPP LTE‐Advanced(LTE‐A)等の1または複数の無線通信プロトコルおよび/または1または複数の携帯電話通信プロトコル、並びに/またはRFベースの光(可視/不可視)等を含む任意の他の無線通信プロトコルに従い動作するように構成されてよい。
様々な実施形態において、UE105には、無線電話またはスマートフォン、ラップトップパーソナルコンピュータ(PC)、タブレットPC、ウェアラブルコンピューティングデバイス、並びに/またはeNB110および/または任意の他の同様のネットワーク要素への/eNB110および/または任意の他の同様のネットワーク要素からのデジタルデータを記録、格納および/または転送可能な任意の他の物理的または論理的なデバイスが含まれてよい。
様々な実施形態において、UE105は、MTCデバイスであってよい。UE105がMTCデバイスである実施形態においては、UE105は、「MTC UE105」、「低複雑性(LC)UE105」、「LC MTC UE105」、「低減された帯域幅サポートを備えたUE105」等と称されてよい。しかしながら、本明細書で使用される「UE」という用語は、「MTC UE」、「MTCデバイス」等と交換可能であってよい。MTC UE105は、eNB110等の別のデバイスと通信するために、人間による介入をほとんど(または一切)要求しない任意のデバイスであってよい。MTC UE105は、自律的または半自律的なセンサ、メータ、またはイベント(例えば、温度、電気出力、水道使用量、在庫水準、血糖値、心拍数および/または脈拍等)をキャプチャおよび/または記録可能な他の同様のデバイスであってよい。
MTC UE105は、イベント関連データをキャプチャおよび記録するように構成されたMTCアプリケーションを含んでよく、BWAネットワーク100を通して、MTCサーバまたは他の同様のデバイス内のMTCアプリケーションに報告されるべき当該データをリレーしてよい。MTC UE105によって送信されるデータは、「小データペイロード」、「小データペイロード送信」、「小データ送信」等と称されてよい。MTCデバイスはまた、MTCサーバからのデータ要求を受信するように構成されてよく、ここにおいて、データ要求は、BWAネットワーク100を通してリレーされる。データ要求は、「トリガ」、「トリガメッセージ」、「トリガ要求」等と称されてよい。MTC UE105はまた、MTC UE105が、eNB110から、および/またはMTCサーバから制御データを受信することによって自身を再構成できるように、自律的に再構成されてよい。MTC UE105は、無線周波数(RF)および/またはベースバンドにおいて、1.4メガヘルツ(MHz)の送信帯域幅内でデータを通信するように構成されてよい。
図1の参照に戻ると、eNB110は、eNB110に関連付けられた地理的領域またはセルカバレッジ領域内で、モバイルデバイス(例えば、UE105)に対し無線通信サービスを提供するように構成されたハードウェアコンピューティングデバイスである。セルカバレッジ領域はまた、「サービングセル」と称されてもよい。eNB110は、各UE105のためのリンクを介して、無線通信サービスをUE105に提供してよい。eNB110とUE105との間のリンクは、eNB110からUE105へ情報を送信するための1または複数のダウンリンク(またはフォワード)チャネルおよびUE105からeNB110へ情報を送信するための1または複数のアップリンク(またはリバース)チャネルを含んでよい。当該チャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ハイブリッド自動再送要求(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)、および/またはデータを送信/受信するために使用される任意の他の同様の通信チャネル若しくはリンクを含んでよい。
様々な実施形態において、eNB110は、1または複数のアンテナに接続された送信機/受信機(または代替的に送受信機)、1または複数のメモリデバイス、1または複数のプロセッサ、および/または他の同様のコンポーネントを含む。1または複数の送信機/受信機は、送信機および受信機と関連付けられてよい1または複数のリンクを介して、そのセルカバレッジ領域内の1または複数のUE105へ/UE105から、データ信号を送信/受信するように構成されてよい。様々な実施形態において、BWAネットワーク100が、LTEまたはLTE‐A規格を使用する場合、eNB110は、例えば、ダウンリンク通信に直交周波数分割多元接続(OFDMA)を、アップリンク通信にシングルキャリア周波数分割多元接続(SC‐FDMA)を使用する、進化型ユニバーサル地上波無線アクセス(E−UTRA)プロトコルを使用してよい。
図1の参照に戻ると、eNB110は、RAN115の一部であってよい。通信ネットワーク100がLTE規格を使用する実施形態においては、RAN115は、進化型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E‐UTRAN)と称されてよい。RANおよびそれらの典型的な機能は一般に周知であるので、RAN115の典型的な機能に関するさらなる詳細な説明は省略する。
図1の参照に戻ると、CN120は、様々なテレコミュニケーションサービスをUE105に提供する1または複数のサーバ125等の1または複数のハードウェアデバイスを含んでよい。通信ネットワーク100がLTE規格を使用する実施形態においては、CN120の1または複数のサーバ125は、3GPP技術仕様に記載される進化型パケットコア(EPC)を持つシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)のコンポーネントを備えてよい。このような実施形態において、CN120の1または複数のサーバ125は、モビリティ管理エンティティ(MME)および/またはサービングジェネラルパケット無線サービスサポートノード(SGSN)(「SGSN/MME」と称されてよい)を含むノード等のコンポーネントを含んでよく、サービングゲートウェイ(SGW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)、ホームサブスクライバサーバ(HSS)、アクセスネットワーク発見および選択機能(ANDSF)、進化型パケットデータゲートウェイ(ePDG)、MTCインタワーキング機能(IWF)および/または他の同様のコンポーネントが既知である。SAEコアネットワークのコンポーネントおよびそれらの機能は一般に周知であるので、SAEコアネットワークのさらなる詳細な説明は省略する。上記の機能は、同一の物理的なハードウェアデバイスによって、または別個のコンポーネントおよび/またはデバイスによって提供されてよいことにも留意されたい。
インターネット130は、コンピュータがデータを交換できるようにする任意のネットワークであってよい。インターネット130は、物理的または論理的にコンピュータを接続可能な1または複数のネットワーク要素(不図示)を含んでよい。このようなネットワークを介して通信するプロトコルおよびコンポーネントは周知であり、本明細書において詳細には説明しない。インターネット130上の通信は、有線接続または無線接続、およびそれらの組み合わせによって有効にされてよい。アプリケーションサーバ(不図示)は、インターネット130を介して、例えば、トリガメッセージをCN120の1または複数のネットワーク要素に送信および/またはCN120の1または複数のネットワーク要素を介して小データペイロードを受信することによって、MTC UE105と通信してよいことに留意されたい。
図1は、2つのベースステーション(例えば、eNB110)および2つのモバイルデバイス(例えば、UE105)を示すが、様々な例示的実施形態において、BWAネットワーク100は、図1に図示されるものよりさらに多くのUEを処理するさらに多くのeNBを含んでよいことに留意されたい。また、追加のeNBが、1つのRAN内に含まれてよいことに留意されたい。また、BWAネットワーク100は、LTE規格および/または任意の他の同様の無線通信規格によって規定されるような、さらに多くのネットワークデバイスを含んでよいことにも留意されたい。しかしながら、本明細書に記載の例示的な実施形態を理解するために、これらの一般的な従来型コンポーネントのすべてが図示される必要はない。
図2は、様々な実施形態による、eNB回路、UE回路、または何らかの他のタイプの回路であってよい電子デバイス回路200のコンポーネントを示す。実施形態において、電子デバイス回路は、UE105、eNB110、または何らかの他のタイプの電子デバイスであってよい、またはそれらに組み込まれてよい、あるいはそれらの一部であってよい。図示の通り、電子デバイス回路200は、制御回路205、送信回路210および受信回路215を含む。
様々な実施形態により、送信回路210および受信回路215は、例えばeNB110との無線送信を容易化すべく、1または複数のアンテナに連結されてよい。例えば、送信回路210は、eNB110の1または複数のコンポーネントからデジタルデータを受信し、且つ受信されたデジタルデータを、1または複数のアンテナを用いた無線インタフェース経由での送信のためのアナログ信号に変換するように構成されてよい。受信回路215は、信号を受信し、および信号を変調された電波から、デジタルデータ等の利用可能な情報へと変換可能な任意のタイプのハードウェアデバイスであってよい。受信回路215は、電波をキャプチャすべく、1または複数のアンテナに連結されてよい。受信回路215は、キャプチャされた電波から変換されたデジタルデータをUE105の1または複数の他のコンポーネントに送信するように構成されてよい。送信回路210および受信回路215は、まとめて、「信号回路」、「シグナリング回路」等と称されてよいことに留意されたい。実施形態において、送信回路210および受信回路215は、制御回路205に連結されてよい。制御回路205は、UE105および/またはeNB110に関し本明細書に記載された制御動作を実行するように構成されてよい。UE105回路のコンポーネントは、本開示の他の箇所においてUE105に関し記載されたものと類似の動作を実行するように構成されてよい。本明細書で使用される「回路」という用語は、1または複数のソフトウェアまたはファームウェアプログラムを実行する特定用途向け集積回路(ASIC)、電子回路、プロセッサ(共有、専用、またはグループ)、および/またはメモリ(共有、専用、またはグループ)、組み合わせロジック回路、並びに/または記載された機能を提供する他の好適なハードウェアコンポーネントを指してよく、それらの一部であってよく、またはそれらを含んでよい。いくつかの実施形態において、電子デバイス回路は、1または複数のハードウェアデバイスと組み合わせた1または複数のソフトウェアまたはファームウェアモジュール内に実装されてよく、または当該回路に関連する諸機能は、1または複数のハードウェアデバイスと組み合わせた1または複数のソフトウェアまたはファームウェアモジュールによって実装されてよい。
図3は、一実施形態のユーザ機器(UE)デバイス300の例示的なコンポーネントを示す。様々な実施形態において、UEデバイス300は、図1〜2に関し上記したUE105と同一または類似であってよい。いくつかの実施形態において、UEデバイス300は、少なくとも図示の通り共に連結された、アプリケーション回路302、ベースバンド回路304、無線周波数(RF)回路106、フロントエンドモジュール(FEM)回路108および1または複数のアンテナ310を含んでよい。
アプリケーション回路302は、1または複数のアプリケーションプロセッサを含んでよい。例えば、アプリケーション回路302は、限定はされないが、1または複数のシングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサ等の回路を含んでよい。プロセッサは、汎用プロセッサおよび専用プロセッサ(例えば、グラフィックプロセッサ、アプリケーションプロセッサ等)の任意の組み合わせを含んでよい。プロセッサは、メモリ/ストレージに連結されてよく、および/またはメモリ/ストレージを含んでよく、およびプロセッサは、様々なアプリケーションおよび/またはオペレーティングシステムがシステム上で実行できるようにするためのメモリ/ストレージ内に格納された命令を実行するように構成されてよい。
ベースバンド回路304は、限定はされないが、1または複数のシングルコアまたはマルチコアプロセッサ等の回路を含んでよい。ベースバンド回路304は、RF回路306の受信信号パスから受信されるベースバンド信号を処理し、RF回路306の送信信号パスのためのベースバンド信号を生成するための1または複数のベースバンドプロセッサおよび/または制御ロジックを含んでよい。ベースバンド処理回路304は、ベースバンド信号の生成および処理のために、並びにRF回路306の動作を制御するために、アプリケーション回路302とやり取りしてよい。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、第2世代(2G)ベースバンドプロセッサ304a、第3世代(3G)ベースバンドプロセッサ304b、第4世代(4G)ベースバンドプロセッサ304c、および/または他の既存世代または開発中の若しくは将来開発されるべき世代(例えば、第5世代(5G)、6G等)の他のベースバンドプロセッサ304dを含んでよい。ベースバンド回路304(例えば、ベースバンドプロセッサ304a〜dのうちの1または複数)は、RF回路306を介して1または複数の無線ネットワークとの通信を可能にする様々な無線制御機能を処理してよい。無線制御機能としては、限定はされないが、信号変調/復調、エンコーディング/デコーディング、無線周波数偏移等が含まれてよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304の変調/復調回路は、高速フーリエ変換(FFT)、プリコーディング、および/またはコンステレーションマッピング/マッピング解除機能を含んでよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304のエンコーディング/デコーディング回路は、コンボリューション、テールバイティングコンボリューション、ターボ、ビタビ、および/または低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダ機能を含んでよい。変調/復調およびエンコーダ/デコーダ機能の実施形態はこれらの例に限定されず、他の実施形態においては、他の好適な機能を含んでよい。
いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、例えば、進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(EUTRAN)プロトコルの要素といったプロトコルスタックの要素を含んでよく、それらには例えば、物理(PHY)、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)、パケットデータ収束プロトコル(PDCP)および/または無線リソース制御(RRC)要素が含まれる。ベースバンド回路304の中央処理装置(CPU)304eは、PHY、MAC、RLC、PDCPおよび/またはRRCレイヤのシグナリングのためのプロトコルスタックの要素を実行するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路は、1または複数のオーディオデジタル信号プロセッサ(DSP)304fを含んでよい。オーディオDSP 304fは、圧縮/圧縮解除およびエコーキャンセルのための要素を含んでよく、他の実施形態においては、他の好適な処理要素を含んでよい。ベースバンド回路の複数のコンポーネントは単一のチップまたは単一のチップセット内で好適に組み合わされてよく、またはいくつかの実施形態においては、同一回路基板上に配置されてよい。いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304およびアプリケーション回路302の構成コンポーネントのうちの一部または全部が、例えばシステムオンチップ(SOC)等の上に一緒に実装されてよい。
いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、1または複数の無線技術と互換性のある通信を提供してよい。例えば、いくつかの実施形態において、ベースバンド回路304は、EUTRANおよび/または他の無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)との通信をサポートしてよい。ベースバンド回路304が、2つ以上の無線プロトコルの無線通信をサポートするように構成されている実施形態は、マルチモードベースバンド回路と称されてよい。
RF回路306は、非固体媒体を介して変調された電磁放射を使用する無線ネットワークとの通信を有効にしてよい。様々な実施形態において、RF回路306は、無線ネットワークとの通信を容易にするためのスイッチ、フィルタ、増幅器等を含んでよい。RF回路306は、受信信号パスを含んでよく、受信信号パスは、FEM回路308から受信されたRF信号をダウンコンバートし、ベースバンド回路304にベースバンド信号を提供するための回路を含んでよい。また、RF回路306は、送信信号パスも含んでよく、送信信号パスは、ベースバンド回路304によって提供されたベースバンド信号をアップコンバートし、RF出力信号を送信のためにFEM回路308に提供するための回路を含んでよい。
いくつかの実施形態において、RF回路306は受信信号パスおよび送信信号パスを含んでよい。RF回路306の受信信号パスは、ミキサ回路306a、増幅回路306b、およびフィルタ回路306cを含んでよい。RF回路306の送信信号パスは、フィルタ回路306cおよびミキサ回路306aを含んでよい。また、RF回路306は、受信信号パスおよび送信信号パスのミキサ回路306aによる使用のために周波数を合成するシンセサイザ回路306dも含んでよい。いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aは、シンセサイザ回路306dによって提供される合成された周波数に基づいて、FEM回路308から受信されたRF信号をダウンコンバートするように構成されてよい。増幅回路306bは、ダウンコンバートされた信号を増幅するように構成されてよく、フィルタ回路306cは、ダウンコンバートされた信号から不要な信号を除去して、出力ベースバンド信号を生成するように構成されたローパスフィルタ(LPF)またはバンドパスフィルタ(BPF)であってよい。出力ベースバンド信号は、さらなる処理のためにベースバンド回路304に提供されてよい。いくつかの実施形態において、出力ベースバンド信号は、ゼロ周波数のベースバンド信号であってよいが、これは要件ではない。いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aは、パッシブミキサを含んでよいが、本実施形態の範囲はこの点において限定はされない。
いくつかの実施形態において、送信信号パスのミキサ回路306aは、シンセサイザ回路306dによって提供される合成された周波数に基づいて、入力ベースバンド信号をアップコンバートして、FEM回路308のためのRF出力信号を生成するように構成されてよい。ベースバンド信号は、ベースバンド回路304によって提供されてよく、フィルタ回路306cによってフィルタリングされてよい。フィルタ回路306cは、ローパスフィルタ(LPF)を含んでよいが、本実施形態の範囲はこの点において限定はされない。
いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aおよび送信信号パスのミキサ回路306aは、2または2より多いミキサを含んでよく、それぞれ直交ダウンコンバージョンおよび/または直交アップコンバージョン用に構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aおよび送信信号パスのミキサ回路306aは、2または2より多いミキサを含んでよく、イメージ除去(例えば、ハートレーイメージ除去)用に構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aおよび送信信号パスのミキサ回路306aは、それぞれダイレクトダウンコンバージョンおよび/またはダイレクトアップコンバージョン用に構成されてよい。いくつかの実施形態において、受信信号パスのミキサ回路306aおよび送信信号パスのミキサ回路306aは、スーパーヘテロダイン操作用に構成されてよい。
いくつかの実施形態において、出力ベースバンド信号および入力ベースバンド信号は、アナログベースバンド信号であってよいが、本実施形態の範囲はこの点において限定はされない。いくつかの代替的な実施形態においては、出力ベースバンド信号および入力ベースバンド信号は、デジタルベースバンド信号であってよい。これらの代替的な実施形態においては、RF回路306は、アナログ‐デジタルコンバータ(ADC)およびデジタル‐アナログコンバータ(DAC)回路を含んでよく、ベースバンド回路304は、RF回路306と通信するためのデジタルベースバンドインタフェースを含んでよい。
いくつかのデュアルモードの実施形態においては、各スペクトルの信号を処理するために、別個の無線IC回路が設けられてよいが、本実施形態の範囲はこの点において限定はされない。
いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、フラクショナル‐NシンセサイザまたはフラクショナルN/N+1シンセサイザであってよいが、他のタイプの周波数シンセサイザが好適であってよいように、本実施形態の範囲はこの点において限定はされない。例えば、シンセサイザ回路306dは、デルタ‐シグマシンセサイザ、周波数逓倍器、または周波数分周器を用いる位相ロックループを持つシンセサイザであってよい。 シンセサイザ回路306dは、周波数入力および分周器制御入力に基づき、RF回路306のミキサ回路306aによる使用のために出力周波数を合成するように構成されてよい。いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、フラクショナルN/N+1シンセサイザであってよい。
いくつかの実施形態において、周波数入力は電圧制御発振器(VCO)によって提供されてよいが、それは要件ではない。分周器制御入力は、所望の出力周波数に依り、ベースバンド回路304またはアプリケーションプロセッサ302のいずれかによって提供されてよい。いくつかの実施形態において、分周器制御入力(例えば、N)は、アプリケーションプロセッサ302によって示されるチャネルに基づき、ルックアップテーブルから決定されてよい。
RF回路306のシンセサイザ回路306dは、分周器、遅延ロックループ(DLL)、マルチプレクサ、および位相アキュムレータを含んでよい。いくつかの実施形態において、分周器は、デュアルモジュラス分周器(DMD)であってよく、位相アキュムレータは、デジタル位相アキュムレータ(DPA)であってよい。いくつかの実施形態において、DMDは、入力信号をNまたはN+1(例えば、キャリーアウトに基づく)のいずれかで分周して、分数分周比をもたらすように構成されてよい。いくつかの例示的な実施形態においては、DLLは、カスケードされた調整可能な遅延素子のセット、位相検出器、チャージポンプ、およびDタイプフリップ‐フロップを含んでよい。これらの実施形態において、遅延素子は、VCO期間をNdの等しい位相パケットに分割するように構成されてよく、ここでNdは遅延ラインの遅延素子の数である。このように、DLLは、遅延ラインによる合計遅延が1VCOサイクルであることを保証することに寄与すべく、負のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態において、シンセサイザ回路306dは、出力周波数としてキャリア周波数を生成するように構成されてよい一方、他の実施形態においては、出力周波数はキャリア周波数の倍数であってよく(例えば、キャリア周波数の2倍、キャリア周波数の4倍)、出力周波数を直交発生器および分周回路と併用して、キャリア周波数において互いに対して複数の異なる位相を持つ多重信号を生成してよい。いくつかの実施形態において、出力周波数は、LO周波数(fLO)であってよい。いくつかの実施形態において、RF回路306は、IQ/極座標変換器を含んでよい。
FEM回路308は、受信信号パスを含んでよく、受信信号パスは、1または複数のアンテナ310から受信されたRF信号を処理し、受信された信号を増幅し、受信された信号を増幅したものをRF回路306に対しさらなる処理のために提供するように構成された回路を含んでよい。また、FEM回路308は、送信信号パスも含んでよく、送信信号パスは、RF回路306によって提供される送信のための信号を、1または複数のアンテナ310のうちの1または複数による送信のために、増幅するように構成された回路を含んでよい。いくつかの実施形態において、FEM回路308は、送信モード処理および受信モード処理間を切り替えるためのTX/RXスイッチを含んでよい。FEM回路は、受信信号パスおよび送信信号パスを含んでよい。FEM回路の受信信号パスは、受信されたRF信号を増幅し、増幅された受信RF信号を出力(例えば、RF回路306への)として提供するための低雑音増幅器(LNA)を含んでよい。FEM回路308の送信信号パスは、入力RF信号(例えば、RF回路306によって提供された)を増幅するためのパワーアンプ(PA)、および後続の送信(例えば、1または複数のアンテナ310のうちの1または複数による)のためにRF信号を生成するための1または複数のフィルタを含んでよい。
いくつかの実施形態において、UEデバイス300は、例えば、メモリ/ストレージ、ディスプレイ、カメラ、センサおよび/または入/出力(I/O)インタフェース(不図示)等の追加の要素を含んでよい。
図4は、様々な例示的実施形態による、サブフレーム400内のEPDCCH‐PRBセットの例示的な割り当てを示す。サブフレーム400は、各々が1ミリ秒(ms)のサブフレームを10個有する10ms長の1つの無線フレーム内に存在してよく、ここでサブフレーム400は、10個のサブフレームのうちの1つである。周波数ドメインにおける無線フレームのOFDMAサブキャリア間隔は、15キロヘルツ(kHz)であってよい。0.5msのタイムスロット(例えば、図4中に示されるスロットnおよびスロットn+1)中に共に割り当てられるこれらの12個のサブキャリアは、リソースブロック(例えば、図4中に示されるリソースブロック(RB)_0からRB_kまで)と呼ばれる。UE105は、ダウンリンクまたはアップリンクにおいて、1サブフレーム中、最小2個のリソースブロックが割り当てられてよい。既存の規格によると、PDSCHは、ユーザデータの送信のために使用されてよく、PDCCHは、ダウンリンク(DL)スケジューリング情報および/またはアップリンク(UL)スケジューリング情報等の制御情報のために使用されてよい。制御情報は、データのフォーマット並びにUE105に割り当てられる無線リソースの位置およびタイミングを指定してよい。DL制御情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージの形態であってよい。DCIメッセージは、DCIメッセージ内にエンコーディングされた無線ネットワーク一時識別子(RNTI)によって識別されてよい。
多くの例において、UE105は、その宛先のDCIフォーマットも、サブフレーム400の制御領域内におけるその位置についても通知されていない。従って、UE105は、宛先の制御フォーマットを取得すべく、複数のデコーディング試行を実行してよい。このプロセスは、「ブラインドデコーディング」と称される。LTE規格はまた、UE固有のSSおよび非UE固有のSS(「共通サーチスペース」、「共通SS」等とも称される)という2つのサーチスペースを定義する。UE固有のSSは、UE105を構成し、UE105によってモニタリングされるPDCCH候補位置を含む制御情報の送信に使用されてよい。
UE固有のSSによって搬送される制御情報は、特定のUE105に割り当てられるC‐RNTI、半永続的スケジューリング(SPS C−RNTI)、または初期割り当て(例えば、一時的C‐RNTI)を使用する、UE105のためのDCIメッセージを含んでよい。UE105は、アグリゲーションレベル(AL)1、2、4および8において、UE固有のSSをモニタリングしてよく、ここで、ALは、PDCCH内の制御チャネル要素(CCE)の数である。
非UE固有のSSは、eNB110によってサービス提供されているすべてのUE105に対する共通制御情報の送信に使用されてよく、ここで、候補位置は、サービングセル内のすべてのUEまたは一群のUEによってモニタリングされる。非UE固有のSSによって搬送される制御情報は、サービングセル内のすべてのUE105または一群のUE105に対し共通であるDCIメッセージを含んでよく、それらとしては、システム情報RNTI(SI‐RNTI)、ページングRNTI(P‐RNTI)、PRACH応答(RA‐RNTI)、並びに/または、TPC物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)‐RNTIおよび/またはTPC物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)‐RNTI等の送信電力制御(TPC)コマンドが挙げられる。UE105は、アグリゲーションレベル4および8を使用して、非UE固有のSSをモニタリングしてよい。現在のLTE規格によると、UE105は、UE固有のSSおよび非UE固有のSSの両方をモニタリングするように要求されてよい。
図4に示される通り、サブフレーム400はまた、データ領域410内にEPDCCHも含む。3GPP LTE仕様のリリース11において、EPDCCHは、EPDCCH送信(「EPDCCHメッセージ」とも称される)を含むために予約されているPRBペアを含むように定義された。EPDCCHメッセージは、DCIメッセージ等、UE105に固有の制御情報を含んでよい。
EPDCCHメッセージは、1または複数の拡張制御チャネル要素(ECCE)から成るセットを含んでよく、ここで、EPDCCH内のECCEの数は、ALとも称される。各ECCEは、拡張リソースエレメントグループ(EREG)のセットにマッピングされてよい。1つのECCEは通常、4個のEREGを有するが、いくつかの実施形態においては、ECCEは8個のEREGを含んでよい。各EREGは、物理リソースブロック(PRB)ペア内のリソースエレメント(RE)のグループであってよい。1つのEREGは、9個のREを含んでよく、PRBペア毎に16個のEREGが存在してよい。PRBペアは、サブフレーム400内の同一のサブキャリアを使用する2個の連続的なPRBであってよい。EPDCCHは、PRB全体または1個のPRBペア内で、REを使用してよい。
サブフレーム400の制御領域405にマッピングされるPDCCHと異なり、EPDCCHは、サブフレーム400のデータ領域410にマッピングされてよい。各EPDCCHは、各UE105がそれ自身のEPDCCH構成を有し得るように、UE固有であってよい。各サービングセルについて、より上位のレイヤのシグナリングが、UE105がモニタリングすべき1つまたは2つのEPDCCH‐PRBセット(「EPDCCHモニタリング」とも称される)でUE105を構成してよい。EPDCCHはUE固有であるので、既存のシステムにおいて、UE固有のSSがEPDCCHに使用される。
EPDCCH構成(本明細書において「制御チャネル構成」とも称される)は、UE105が、それ自身の制御情報送信のためのモニタリングすべき1または複数のPRBペアを示してよい。UE105がモニタリングすべきPRBペアは、「EPDCCH‐PRBセット」と称されてよい。通常、各EPDCCH‐PRBセットは、2、4、または8個のPRBペアを有してよい。様々な例示的実施形態により、EPDCCH‐PRBセットは、6個のPRBペアを含んでよい。例えば、図4に示される通り、EPDCCH‐PRBセット1内に6個のPRBペアおよびEPDCCH‐PRBセット2内に2個のPRBペアが存在する。他の実施形態によると、UE105は、6個のPRBペアを有する単一のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよく、または周波数において連続であってよい合計6個のPRBペアを有する2つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。
既存の仕様によると、各UE105は、例えば、EPDCCH‐PRBセット1およびEPDCCH‐PRBセット2のような、2つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングするように構成されてよい。EPDCCHのためのUE固有のSSは、候補ECCEのセットを含んでよく、UE105は、候補ECCEのセットに対しブラインドデコーディングを実行して、候補ECCEのうちのいずれかが、DCIメッセージを含むかどうかを確認してよい。
UE105によってなされるブラインドデコーディング試行数に少なくとも基づく電力消費量を低減すべく、UE105は、以下の例示的な実施形態に係る1または複数に従い、EPDCCHをモニタリングしてよい。すなわち、低減された帯域幅サポートを備えるMTC UEのための少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、複数のEPDCCH‐PRBセットを異なるサブフレームに関連付ける、初期のUE固有のSS制御チャネル構成のスケジューリングのために非UE固有のSSを構成する、非UE固有のSSのためのサーチスペース式を使用する、EPDCCHおよびPDSCHのためのチャネル推定に対する強化を提供する、および/または6個(6)のPRBペアを占めるEPDCCHの送信のサポートに対する強化を提供する、というものである。上記の例示的な実施形態のうちの各々について、詳しく後述する。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、低減された帯域幅サポートを備えるMTC UEのためのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングすることを含んでよい。様々な例示的実施形態により、MTC UE105は、EPDCCH構成によって指定される1または複数のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。MTC UE105は、1.4MHzの最大帯域幅サポートを有してよいので、MTC UE105は、6個のPRBから成る単一の連続的なブロックをモニタリング可能であるのみでよい。また、両方のEPDCCHセットが6個のPRBを含むように拡張されている場合、MTC UE105を、サブフレーム内の複数のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングするように構成することは実行可能でない可能性があり、これについては例示的な実施形態によって示される。従って、様々な実施形態において、ブラインドデコーディング試行数を低減するために、MTC UE105は、サブフレーム内の単一のEPDCCH‐PRBセットのみをモニタリングするように構成されてよく、これは、標準カバレッジモードおよび拡張カバレッジモードの両方において、複数のEPDCCH候補を検出する目的のためであってよい。例えば、図4を参照すると、MTC UE105は、標準カバレッジモードおよび拡張カバレッジモードの両方において、サブフレーム400内のEPDCCH‐PRBセット1のみをモニタリングするように構成されてよい。
様々な他の実施形態において、MTC UE105は、MTC UE105が拡張カバレッジモードで動作中にのみ、サブフレーム内の単一のEPDCCH‐PRBセットのみをモニタリングするように構成されてよい。例えば、図4を参照すると、MTC UE105の低減された帯域幅の能力を考慮して、RB_0からRB_kまでのPRBが、6個のPRBの連続的な帯域幅に限定されていることを前提に、MTC UE105が拡張カバレッジモードにある場合に、MTC UE105は、サブフレーム400内のEPDCCH‐PRBセット1のみをモニタリングするように構成されてよく、MTC UE105が標準モードにある場合、サブフレーム400内のEPDCCH‐PRBセット1およびEPDCCH‐PRBセット2の両方をモニタリングするように構成されてよい。
他の実施形態によると、MTC UE105に対し構成可能なEPDCCH‐PRBセットの数は、少なくともMTC UE105が拡張カバレッジモードにある場合、限定されてよい。MTC UE105が、屋内、地下、田舎等のセルラサービスの不十分なカバレッジ領域に配備されている場合、MTC UE105は拡張カバレッジモードで動作してよいことに留意されたい。
いくつかの他の実施形態により、UE105は、4個のPRB長であるEPDCCH‐PRBセットと、2個のPRB長である別のEPDCCH‐PRBセットの両方をモニタリングしてよく、これらの両方は、同一ナローバンド内に存在してよい。このような実施形態において、UE105は、24のALで送信されたEPDCCH候補を判断してよい。24のALで送信されたEPDCCH候補を取得すべく、2つのEPDCCH‐PRBセットがモニタリングされる実施形態においては、判断されるべき1つのみのEPDCCH候補が存在してよい。このような実施形態においては、たとえ2つのEPDCCH‐PRBセットがモニタリングされる場合であっても、UE105は、当該2つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングして、単一の候補を検出してよい。対照的に、UE105は、複数のEPDCCH候補を検出するために、単一のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングすることが予期されてよい。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、複数のEPDCCH‐PRBセットを異なるサブフレームに関連付けることを含んでよい。既存のLTE仕様によると、UE105は、最大2つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングするように構成されてよい。しかしながら、低減された帯域幅サポートを備えるMTC UE105は、EPDCCH送信のために、1または複数のサブフレーム内の2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの1つをモニタリングする必要があるのみであってよい。様々な実施形態により、複数のEPDCCH‐PRBセットが、UE固有のSSのために構成されている場合、MTC UE105は、各サブフレーム内の2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの1つをモニタリングするように構成されてよい。このような実施形態において、EPDCCH‐PRBセットの非重複サブフレームの各セットへの関連付けは、少なくともMTC UE105のC‐RNTIの関数であるハッシュ関数に基づいてよい。これは、異なるセットのMTC UE105が、より広いシステム帯域幅内の異なるナローバンドをモニタリングすることを可能にすることによって、多数のMTC UE105に対するEPDCCH送信のブロッキング可能性を低減するための幾分の柔軟性をネットワーク側にもたらしてよい。
異なるセットのMTC UE105が、より広いシステム帯域幅内の異なるナローバンドをモニタリングすることを可能にすべく、EPDCCH‐PRBセットは、異なるナローバンドにマッピングされてよい。多くの実施形態において、これらのナローバンドは非重複的であってよい一方、いくつかの実施形態において、当該ナローバンドは、利用可能なネットワークリソースによっては、重複してよい。いくつかの実施形態において、各EPDCCH‐PRBセットと非重複サブフレームとの間の予め定義されたおよび/または予め構成された1対1マッピングが、MTC UE105に提供されてよい。
様々な他の実施形態により、MTC UE105に対し、非UE固有のSSが定義される場合、2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの第1のEPDCCH‐PRBセットがMTC UE105のためのUE固有のSSに対応し、2つのEPDCCH‐PRBセットのうちの第2のEPDCCH‐PRBセットがEPDCCH非UE固有のSSに対応するものとして、2つのEPDCCH‐PRBセットは構成されてよい。様々な実施形態において、MTC UE105は、単一のサブフレーム内の第1のEPDCCH‐PRBセットまたは第2のEPDCCH‐PRBセットのみをモニタリングするように構成されてよい。いくつかの実施形態において、MTC UE105は、MTC UE105が拡張カバレッジモードで動作中にのみ、第1のEPDCCH‐PRBセットまたは第2のEPDCCH‐PRBセットのみをモニタリングするように構成されてよい。
さらに、EPDCCH‐PRBセットのサブフレームへの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義されてよく、ここで、X≧1であり且つXは、MTC UE105が1つのナローバンド(例えば、1.4MHzにわたるナローバンド)から、より大きなシステム帯域幅内の別のナローバンドに切り替えるために必要な再調整時間を含む。
非UE固有のSSおよびUE固有のSSの異なるEPDCCH‐PRBセットへの割り当ては、UE固有のSSのための無線リソース制御(RRC)構成をスケジューリングするために使用される非UE固有のSSの制御チャネル構成に対し追加的なもの、またはそれとは独立的なものであってよいことに留意されたい。概して、初期EPDCCH RRC構成のための非UE固有のSSおよび他の目的のための非UE固有のSSに対する制御チャネル構成は、異なってよい。非UE固有のSSに対するこれらの他の目的としては、TPC‐PUSCH‐RNTIおよび/またはTPC‐PUCCH‐RNTIを使用するグループ電力制御のDCI送信、少なくともRRC_CONNECTEDモードにおけるMTC UE105に対するマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)‐RNTI、ページングRNTI(P‐RNTI)、ランダムアクセスRNTI(RA‐RNTI)等を使用するマルチキャスト制御チャネル(MCCH)変更の通知が含まれてよい。非UE固有のSSのための制御チャネル構成は、異なるEPDCCH‐PRBセットへの関連付けにより、UE固有のSSと共に示されてよい。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、初期のUE固有のサーチスペース構成のスケジューリングのために、非UE固有のサーチスペースを構成することが含まれてよい。現在のLTE仕様において、EPDCCH UE固有のSS構成が、非UE固有のSSにおけるPDCCH送信を使用してスケジューリングされてよいRRCシグナリングを介して、UE105に対し提供されてよい。しかしながら、1.4MHzの低減された帯域幅サポートに起因して、MTC UE105は、レガシPDCCH送信を受信しない可能性があり、その理由は、このようなPDCCH送信は、1.4MHzの低減された送信帯域幅の範囲外である可能性があるからである。様々な実施形態により、EPDCCH送信のための非UE固有のSSが、MTC UE105のために定義されてよい。このような実施形態において、EPDCCH送信のための非UE固有のSSを示す制御チャネル構成が、MTC UE105に指定されるマスタ情報ブロック(MIB)または1若しくは複数のシステム情報ブロック(SIB)(本明細書において「MTC SIB」と称される)を介して、MTC UE105に対し提供されてよい。
初期のUE固有のSS構成をスケジューリングするために、EPDCCH送信のための非UE固有のSSが使用されてよく、また、別の共通SSを示すために、EPDCCH送信のための非UE固有のSSが使用されてよいことに留意されたい。例えば、このような共通SSは、異なるEPDCCH‐PRBセットを非重複サブフレームのセットにマッピングすることによって、定義されてよい。EPDCCHのための非UE固有のSSの設計に関する考慮事項としては、UE105が、EPDCCH非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のためのモニタリングを予期されるサブフレームに関するものである。
様々な実施形態において、ランダムアクセスプロシージャの一部として、UE105は、競合解決タイマ(CRTimer)が満了する前に、サブフレーム内のEPDCCH送信のための非UE固有のSSをモニタリングすることが予期されてよい。非UE固有のSSのためにUE105がモニタリングすべきナローバンド周波数は、MTC SIBを介して提供される構成に基づいてよい。
様々な実施形態において、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信は、競合解決(CR)メッセージ(ランダムアクセスプロシージャの一部である「メッセージ4」としても知られる)を含んでよく、CRメッセージの16ビット巡回冗長検査(CRC)が、ランダムアクセス応答メッセージ内でUE105に対し提供された一時的C‐RNTIでスクランブルされてよい。また、様々な実施形態において、後続のEPDCCH送信のためのUE固有のSSのための構成は、CRメッセージの一部としてシグナリングされてよい。
現在の仕様によると、SIB2メッセージは、共通チャネル情報および/または共有チャネル情報を搬送してよい。また、現在の仕様は、CRTimerは、ランダムアクセスチャネル(RACH)構成の一部としてSIB2メッセージ内で示される次の値、すなわち{8,16,24,32,40,48,56,64}のうちの1つを取ってよいことを規定する。CRTimerの値は、モニタリングすべきサブフレーム数および/またはEPDCCH送信反復数を示してよい。様々な実施形態により、MTC UE105は、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のために送信反復の使用を要求してよいので、CRTimer値の範囲は、64個のサブフレームより大きい値を含むべく拡張されてよい。また、CRTimerの値は、MTC SIBを使用してMTC UE105に提供されてよく、またはMTC UE105は、CRTimer値で予め構成されてよい。様々な実施形態において、MTC SIB内で示される、またはMTC UE105に対し予め定義されるCRTimer値は、異なるカバレッジ拡張ターゲットを持つMTC UE105に対しては異なってよい。このような実施形態においては、CRTimer値は、必要なカバレッジ拡張の量および/または所望のカバレッジ拡張を満たす所望の反復量の関数であってよい。
また、いくつかの実施形態において、ブラインドデコーディング試行を低減すべく、および/またはシグナリングを低減すべく、EPDCCH UE固有のSSの初期構成は、少数のプロシージャに限定されてよい。例えば、様々な実施形態において、DCIフォーマット1Aメッセージのみ、またはMTC UE105のためのDCIフォーマット1Aメッセージの簡易バージョンが、非UE固有のSSにおけるEPDCCHによって搬送されてよい。
さらに、ランダムアクセスプロシージャのこの段階(例えば、初期アクセス中)においては、チャネル状態情報参照信号(CSI‐RS)構成は、MTC UE105によって認識されていなくてよいので、一部の実施形態は、CRメッセージをスケジューリングすべく、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のために、eNB110からのCSI‐RSの送信に使用されるREをパンクチャすることを含む。他の実施形態は、1または複数の可能なCSI‐RS構成に基づいて、EPDCCH送信をレートマッチングすることを含む。ビットパンクチャおよびレートマッチングのための方法は周知であり、本明細書においては詳細に説明しない。
さらに、現在の規格によって規定される典型的な分散EPDCCH設計が、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信を送信するための物理送信スキームに再利用されてよい。例えば、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングまたはダイバーシチベースのSFBCを使用する現在定義された分散EPDCCH設計は、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のために使用されてよい。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、非UE固有のサーチスペースのためのサーチスペース式を使用することを含んでよい。様々な実施形態により、サーチスペース式は、UE固有のSSの制御チャネル構成を搬送するRRCメッセージをスケジューリングするために使用される非UE固有のSS、および上記の実施形態のEPDCCH‐PRBセットの一部として構成されてよい任意の他の非UE固有のSSの両方を定義するために使用されてよい。例えば、サーチスペース式は、TPC‐PUSCH‐RNTI、TPC‐PUCCH‐RNTI、MBMS‐RNTI等でスクランブルされたDCI送信に使用されてよく、または、1または複数のMTC SIBを介して構成されてよく且つSI‐RNTI、RA‐RNTI、P‐RNTIでスクランブルされたDCI送信に使用されてよい。
現在の規格は、EPDCCH UE固有のSSのための以下のサーチスペース式を指定する。アグリゲーションレベル
におけるEPDCCH UE固有のSS
が、EPDCCH候補のセットによって定義される。
EPDCCH‐PRBセットpについて、サーチスペース
のEPDCCH候補mに対応するECCEが、式1によって与えられる。
式1中、
は、3GPP技術仕様(TS)36.213バージョン12.5.0(2015‐03(以下、「TS 36.213」という))によって定義され、
であり、UE105が、EPDCCHがモニタリングされるサービングセルのためのキャリアインジケータフィールドで構成されている場合、
である。さもなければ、
であり、nCIはキャリアインジケータフィールド値であり、
である。UE105が、EPDCCHがモニタリングされるサービングセルのためのキャリアインジケータフィールドで構成されていない場合、
は、EPDCCHがモニタリングされるサービングセルのためのEPDCCH‐PRBセットpにおけるアグリゲーションレベルLでモニタリングすべきEPDCCH候補数であり、TS36.213の表9.1.4‐1a、9.1.4‐1b、9.1.4‐2a、9.1.4‐2b、9.1.4‐3a、9.1.4‐3b、9.1.4‐4a、9.4.4‐4b、9.1.4‐5a、9.1.4‐5bにある通りである。さもなければ、
は、
によって示されるサービングセルのためのEPDCCH‐PRBセットpにおけるアグリゲーションレベルLでモニタリングすべきEPDCCH候補数である。
EPDCCH候補に対応するECCEが、同一のサブフレーム内のPBCHまたはプライマリ若しくはセカンダリ同期信号のいずれかの送信と周波数において重複するPRBペアにマッピングされている場合、UEはそのEPDCCH候補をモニタリングすることが予期されていない。
UEが、同一の
値を持つ2つのEPDCCH‐PRBセットで構成されている場合(ここにおいて、
はTS36.213によって定義される)、UEが特定のDCIペイロードサイズを持ち、当該EPDCCH‐PRBセットのうちの一方に対応し、REの特定のセットにのみマッピングされているEPDCCH候補を受信する場合、およびUEがまた、同一のDCIペイロードサイズを持ち、他方のEPDCCH‐PRBセットに対応し、同一のREのセットにのみマッピングされているEPDCCH候補をモニタリングするように構成されている場合、および受信されたEPDCCH候補の第1のECCEの数が、HARQ‐確認応答(ACK)のためのPUCCHリソースを判断するために使用される場合、第1のECCEの数は、EPDCCH‐PRBセットp=0に基づいて判断されるべきである。 変数
は、式2によって定義される。
式2において、
および
であり、ここで、nsは、無線フレーム内のスロット数である。nRNTIに使用されるRNTI値は、ダウンリンクおよびアップリンクの両方のために、TS36.213によって定義される。UEがモニタリングする必要のあるDCIフォーマットは、TS36.213内で定義される通り、各サービングセル毎に、構成される送信モードに依存する。
様々な実施形態により、EPDCCHのための非UE固有のSSの設計は、上記の通り、EPDCCH UE固有のSSのためのサーチスペース式に基づいてよい。また、EPDCCH UE固有のSSの場合、EPDCCH候補に対応するECCEが、同一のサブフレーム内のPBCH若しくはPBCH反復ブロック(拡張カバレッジのためのPBCH反復の場合)またはプライマリ若しくはセカンダリ同期信号のいずれかの送信と周波数において重複するPRBペアにマッピングされている場合、UE105は、非UE固有のSSにおけるそのEPDCCH候補のためにモニタリングすることは予期されなくてよい。
様々な実施形態により、EPDCCH UE固有のSSサーチスペース式は、非UE固有のサーチスペース
のEPDCCH候補mに対応するECCEを判断するために再利用されてよく、ここで、
であり、p=0は、EPDCCH非UE固有のSSのために、単一のEPDCCH‐PRBセットのみが構成されていることを示唆する。
さらに、様々な実施形態により、MTC UE105のための非UE固有のEPDCCHサーチスペースに対し、16および24のALのみ、または8および16のALのみがサポートされてよい。AL16および24、またはAL8および16を使用することの選択は、1または複数のMTC SIBを介して示されてよく、あるいは、セルが拡張カバレッジ処理をサポートするかどうかに依り指定されてよい。このような指標は、既存のMIBの予備ビットを使用して伝達されてよい。様々な実施形態において、セルが拡張カバレッジ処理をサポートする場合、AL16および24が非UE固有のサーチスペースのためにサポートされてよく、セルが拡張カバレッジをサポートしない場合、AL8および16がサポートされてよい。いくつかの実施形態において、セルが拡張カバレッジをサポートする場合、AL24のみが、非UE固有のSSのためにサポートされてよい。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、EPDCCHおよびPDSCHのためのチャネル推定に対する強化を提供することを含んでよい。拡張カバレッジ処理の場合、チャネル推定性能がしばしば、比較的低い(または大変低い)信号対雑音(SNR)レジームにおいて全体の性能に対するボトルネックであることが知られている。現在、EPDCCHに使用されるプリコーディングの選択は、送信側eNB110によって、UEに対し透過的な態様で変更可能である。UE105において、より良いチャネル推定をもたらすべく、様々な実施形態において、UE105が、サブフレーム内のEPDCCHに使用されるプリコーディングは、N個(2≦N≦8)の連続的なPRBにわたり変更されないと仮定してよいものとして、UE固有のSSまたは非UE固有のSSにおけるEPDCCHのためにPRBバンドルが使用されてよい。PRBバンドルは、「プリコーディング粒度」と称されてよいことに留意されたい。従って、様々な実施形態において、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)および/またはランクインジケータ(RI)(「PMI/RI」とも称される)が構成されているか否かに関わらず、UEは、周波数次元におけるプリコーディング粒度が、N個のPRBであると仮定してよい。このような実施形態は、拡張カバレッジモードで動作するUE105に対し適用されてよい。
低減されたBWサポートを備えるMTC UE105の場合、PMI/RIが構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度は、N個のPRBであってよく、ここで、2≦N≦6である。分散EPDCCH送信の場合、同一の2つのプリコーダにわたるプリコーダサイクリングは、UE105によって、PRBバンドルの異なるPRB内にあると仮定されてよいことに留意されたい。様々な実施形態において、UE105は、すべてのPRBのためのアンテナポート(AP)107およびAP109に対し、同一のプリコーダが、分散EPDCCH送信のためのPRBバンドル内で使用されると仮定してよい。
現在の仕様により、PRBバンドルは、TM9および/またはTM10等のようなDM‐RSベースの送信モードのためにサポートされ、PRBバンドルのサイズは、表1に示されるシステム帯域幅に依存する。
UE105が拡張カバレッジの場合、PDSCH受信のためのチャネル推定性能を改善すべく、様々な実施形態により、PRBグループ(PRG)サイズが、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられたPRB数と等しくなり得るように、DM‐RSベースの送信モードのために、PRBバンドル処理が拡張されてよい。PRGサイズは、UE105がプリコーディング粒度が変更されないと仮定してよいPRB数であってよい。このような実施形態は、拡張カバレッジモードにおいて、MTC UE105および他のUE105の両方に適用されてよい。多くの実施形態により、低減された帯域幅サポートを備えるMTC UE105の場合、PRGの最大サイズは、最大6個のPRBであってよい。
時間ドメインにおいて、EPDCCH送信およびDM‐RSに基づくPDSCH送信の反復送信の場合、様々な実施形態において、UE105は、クロスサブフレームチャネル推定を提供すべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないと仮定してよく、ここで、Mの値は、eNB110によって予め定義または予め構成されてよい。さらに、いくつかの実施形態において、Mの値は、EPDCCH送信またはPDSCH送信のために使用される反復レベルの関数であってよい。
既に特記した通り、例示的な一実施形態は、6個(6)のPRBペアを占めるEPDCCHの送信のサポートに対する強化を提供することを含んでよい。様々な実施形態により、拡張カバレッジの場合、1つのDCIを含むMTC UE105のための1つのPDCCHが、6個のPRBペア内の利用可能なREを完全に占めるようにマッピングされることが許容される。従って、拡張カバレッジ処理の場合、EPDCCH‐PRBセットは、周波数において6個のPRBにマッピングされてよい。しかしながら、現在の仕様によると、EPDCCH‐PRBセットは、周波数において、2、4、または8個のPRBにのみわたってよい。
上記の結果は、EPDCCH‐PRB‐セットが6個のPRBペアである場合にサポート可能な最大ALは、局所EPDCCH送信および分散EPDCCH送信の両方に対し、24のALである。EPDCCH設計の現在の規格によると、局所EPDCCH送信は、最大8のALを有してよい。しかしながら、拡張カバレッジに要求される反復数を低減すべく、分散EPDCCH送信に類似して、様々な実施形態は、TS36.213によって定義されるケース2に属する局所EPDCCH送信等の局所EPDCCH送信に使用されるべきAL16および24をもたらす。
AL数の増加と共に必要とされるブラインドデコーディング試行数を低減すべく、UE105が、EPDCCHのためにモニタリングするにあたり予期されてよいALのセットは、カバレッジ拡張レベルに対応するように構成または予め定義されてよい。予め定義されたALは、1から24のすべての可能なALのサブセットであってよく、ここで、ALのサブセットは、1または複数の設計選択に基づいてよい。例えば、いくつかの実施形態において、UE105が最も高いカバレッジ拡張レベルで動作しているとき、UE105は、AL16および24のみが、局所EPDCCH送信または分散EPDCCH送信を送信するために使用されると仮定してよい。様々な実施形態において、UE固有のSS EPDCCH構成を搬送するRRCメッセージをスケジューリングするために使用される非UE固有のSSの場合、使用されるALのサブセットは、MTC SIBによって示されてよい。
また、既に特記した通り、各ECCEが、EREGのセットにマッピングされてよい。様々な実施形態において、ECCEを分散EPDCCH送信のEREGにマッピングするために使用されるマッピング式は、現在有効な制御チャネル構成と後方互換性を有しつつ、6個のPRBから成るEPDCCH‐PRBセットをサポートするように修正されてよい。現在指定されているECCE対EREGマッピング式は、以下の通りである。
サブフレームiにおけるEPDCCHセットXm内で、EPDCCHの送信のために利用可能なECCEは、0から
までの番号が振られており、ECCE番号nは、以下に対応する。
‐局所マッピングの場合、PRBインデックス
において、
の番号が振られたEREG。および
‐分散マッピングの場合、PRBインデックス
において、
の番号が振られたEREG。ここで、
であり、
は、ECCE毎のEREG数であり、
は、リソースブロックペア毎のECCE数である。EPDCCHセットXmを構成する物理リソースブロックペアは、0から
まで昇順で番号が振られると仮定される。
様々な実施形態により、モニタリングすべき6個のPRB長のEPDCCH PRBセットを判断すべく、上記式は床関数を含むように修正されてよい。このような実施形態において、床関数は、PRBインデックスを導き出すために使用されるマッピング式の一部に導入されてよい。床関数("floor( )"で表される)を持つ修正されたECCE対EREGマッピング式が、以下に示される。
サブフレームiにおけるEPDCCHセットXm内で、EPDCCHの送信に利用可能なECCEは、0から、
までの番号が振られ、ECCE番号nは、以下に対応する。
‐局所マッピングの場合、PRBインデックス
において、
の番号が振られたEREG。および
‐分散マッピングの場合、PRBインデックス
において、
の番号が振られたEREG。ここで、
であり、
は、ECCE毎のEREG数であり、
は、リソースブロックペア毎のECCE数である。EPDCCHセットXmを構成する物理リソースブロックペアは、0から
まで昇順で番号が振られると仮定される。 様々な実施形態において、
は、
より大きくない最大数値であってよい。
図5は、様々な実施形態により、EPDCCH‐PRBセットをモニタリングするために、UE105によって実行されてよいプロセス500を示す。いくつかの実施形態において、UE105は、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよく、当該媒体は、自身に格納された命令を有し、当該命令は、UE105による実行時に、UE105に対し、プロセス500を実行させる。例示目的として、プロセス500の処理は、図1から3を参照して説明したUE105によって実行されるものとして説明される。しかしながら、他の類似のデバイスが、プロセス500を処理してよいことに留意されたい。図5中には、処理の特定の例および順序が示されている一方、様々な実施形態において、これらの処理は、順番を変更され、さらなる処理に分割され、組み合わされ、および/または完全に省略されてよい。いくつかの実施形態において、図5中に示される処理は、図6から9のいずれかによって示される処理等、他の実施形態に関し記載される処理と組み合わされてよい。
図5を参照すると、処理505において、UE105は、eNB110からの通信に基づいて、1または複数の所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットを示す制御チャネル構成を判断してよい。制御チャネル構成は、RRCシグナリングプロシージャ中に、eNB110によって、UE105に対し提供されてよい。例えば、UE105は、UE105を構成するために使用されるRRCシグナリングの一部として、非UE固有のサーチスペースのための制御チャネル構成を受信してよい。いくつかの実施形態において、制御チャネル構成は、MTC UE105に専用のMIBまたは1または複数のSIB内で、eNB110によって、UE105に対し提供されてよい。
処理510において、UE105は、モニタリングすべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットを判断してよい。いくつかの実施形態において、制御チャネル構成は、複数のサブフレームにわたるEPDCCH送信のためのモニタリングすべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットを示してよい。実施形態においては、EPDCCH‐PRBセットのサブフレームとの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義されてよく、ここで、Xの値は、1より大きいかまたは1に等しい。Xの値はまた、1.4MHzにわたるナローバンドから、それより大きなシステム帯域幅内の別のナローバンドへ切り替えるために必要な再調整時間等、UE105が第1のナローバンドから第2のナローバンドへ切り替えるために要求される再調整時間を含んでよい。
いくつかの実施形態において、制御チャネル構成は、EPDCCH UE固有のSSにおけるモニタリングされるべき複数のEPDCCH‐PRBセットを示してよい。このような実施形態において、EPDCCH‐PRBセットと非重複サブフレームの各セットとの間の関連付けは、少なくともUE105に関連付けられたC‐RNTIの関数であるハッシュ関数に基づいてよい。
いくつかの実施形態において、制御チャネル構成は、UE105によってモニタリングされるべき少なくとも2つのEPDCCH‐PRBセットを示してよく、ここで、少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットは、EPDCCH UE固有のSSに対応し、少なくとも1つの他方のEPDCCH‐PRBセットは、非UE固有のSSに対応する。MTC UE105の場合、同一のサブフレーム内の両方のEPDCCH‐PRBセットがモニタリングされる場合、両方のEPDCCH‐PRBセットは、連続的な1.4MHz帯域幅に限定されるPRBにマッピングされる必要があることに留意されたい。
処理515において、UE105は、所望のサブフレーム内のEPDCCH送信をUEに送信するために使用される1または複数のEPDCCH候補を検出すべく、所望のサブフレーム内の判断された少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。制御チャネル構成が、複数のサブフレームにわたるEPDCCH送信のためのモニタリングすべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットを示す実施形態においては、UE105は、複数のサブフレーム内の選択されたEPDCCH‐PRBセットをモニタリングすることが予期されてよい。制御チャネル構成が、UE固有のSSにおいてモニタリングされるべき複数のEPDCCH‐PRBセットを示す実施形態においては、UE105は、EPDCCH‐PRBセットと非重複サブフレームの各セットとの間の関連付けに従い、UE固有のSSをモニタリングしてよい。制御チャネル構成が、UE固有のSSに対応する少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットおよび非UE固有のSSに対応する少なくとも1つの他のEPDCCH‐PRBセットを示す実施形態においては、UE105は、UE固有のSSに対応する少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットに従い、UE固有のSSにおける1または複数のサブフレームをモニタリングしてよく、UE105は、非UE固有のSSに対応する少なくとも1つの他のEPDCCH‐PRBセットに従い、非UE固有のSSにおける1または複数のサブフレームをモニタリングしてよい。
さらに、いくつかの実施形態において、UE105が標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードのいずれにあるかに関わらず、UE105は、所望のサブフレーム内の複数のEPDCCH候補を検出する目的のために、少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい一方、他の実施形態においては、UEが拡張カバレッジモードにある場合にのみ、UE105は、所望のサブフレーム内の少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。制御チャネル構成が、複数のサブフレームにわたるモニタリングされるべき少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットを示す実施形態においては、UE105は、制御チャネル構成によって定義される複数のサブフレームの各々における少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。UE105がeNB110からの別の通信に基づいて、別の制御チャネル構成(「再構成」、「制御チャネル再構成」、「新しい物理ダウンリンク制御チャネル構成」等とも称される)を判断するまで、UE105は、1または複数のEPDCCH送信のために、示されたサブフレーム内の判断されたEPDCCH‐PRBセットのモニタリングを続行する。別の制御チャネル構成は、処理505に関し説明したものと同一または類似の方法でUE105によって判断されてよい。
図6は、様々な実施形態による、RRC接続確立プロシージャの一部として、EPDCCHのためのUE固有のSSのための初期構成を取得すべく、UE105によって実行されてよいプロセス600を示す。いくつかの実施形態において、UE105は、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよく、当該媒体は、自身に格納された命令を有し、当該命令は、UE105による実行時に、UE105に対し、プロセス600を実行させる。例示目的として、プロセス600の処理は、図1から3を参照して説明したUE105によって実行されるものとして説明される。しかしながら、他の類似のデバイスが、プロセス600を処理してよいことに留意されたい。図6中には、処理の特定の例および順序が示されている一方、様々な実施形態において、これらの処理は、順番を変更され、さらなる処理に分割され、組み合わされ、および/または完全に省略されてよい。いくつかの実施形態において、図6中に示される処理は、図5および7から9のいずれかによって示される処理等、他の実施形態に関し記載される処理と組み合わされてよい。
図6を参照すると、処理605において、UE105は、RRC接続要求メッセージ(「メッセージ3」とも称される)を送信してよい。メッセージ3は、3GPP TS25.331バージョン12.6.0(2015‐06)によって定義される規格等、現在の規格に従い、送信されてよい。例えば、メッセージ3は、UE105における上位レイヤがRRC接続の確立を要求するアイドルモードにUE105がある場合に、UE105によって物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上で送信されてよい。
処理610において、UE105は、CRTimerを開始または起動してよい。CRTimerは、メッセージ3の送信時に有効化されてよい。様々な実施形態において、CRTimerは、UE105がモニタリングすべきサブフレーム数を示してよい。いくつかの実施形態において、CRTimer値は、UE105固有であってよく、および/または、UE105が拡張カバレッジモードにある場合、UE105によって要求されるカバレッジ拡張の量の関数であってよい。様々な実施形態において、CRTimerの値は、64サブフレームより大きくてよい。いくつかの実施形態において、UE105が、HARQ否定的確認応答(NACK)等、メッセージ3が受信されなかったという指標を受信する場合、メッセージ3は、再送信され、CRTimerが再開されてよい。
処理615において、UE105は、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のSSにおける1または複数のEPDCCH送信のためにモニタリングすべき、EPDCCHを示す制御チャネル構成を判断してよい。いくつかの実施形態において、制御チャネル構成は、UE105がモニタリングすべき非UE固有のサーチスペースを示してよい。EPDCCH送信のための非UE固有のサーチスペースは、MTC SIBおよび/またはMIBの1または複数の予備ビットを介して少なくとも部分的に示されてよい。
処理620において、UE105は、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のSSにおける1または複数のEPDCCH送信のためにEPDCCHをモニタリングしてよい。様々な実施形態において、UE105宛ての1または複数のEPDCCH送信は、DCIメッセージを搬送してよい。いくつかの実施形態において、DCIメッセージは、DCIフォーマット1Aメッセージであってよい。UE105がMTC UE105である実施形態においては、DCIメッセージは、DCIフォーマット1Aの簡易バージョンであってよい。また、様々な実施形態において、DCIメッセージは、ランダムアクセス応答メッセージ内でUE105に対し提供された一時的C‐RNTIでスクランブルされた16ビットのCRCを含んでよい。様々な実施形態において、UE105は、CRメッセージ(「メッセージ4」とも称される)のために、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のためにモニタリングしてよい。このような実施形態においては、UE105は、EPDCCCH送信を搬送する1または複数のサブフレーム内のUE105のためのCSI‐RS送信の認識なしでメッセージ4のためのEPDCCHをモニタリングしてよい。さらに、様々な実施形態において、EPDCCH送信は、eNB110により、CSI‐RS送信の送信に使用される1または複数のREに対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、送信のためのスケジューリングがされてよい。他の実施形態においては、EPDCCH送信は、eNB110により、CSI‐RS送信の送信に使用される1または複数のREをレートマッチングすることによって、送信のためのスケジューリングがされてよい。いくつかの実施形態において、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信は、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングまたはダイバーシチベースの空間周波数ブロックコーディング(SFBC)を使用する分散EPDCCHを使用して、送信されてよい。
処理625において、UE105は、eNB110からのメッセージ4が受信されたかどうかを判断してよい。処理610で開始されたCRTimerは、CRメッセージの受信時に終了してよい。様々な実施形態において、ランダムアクセスプロシージャ中に、CSI‐RS構成は、UE105によって認識されなくてよい。このような実施形態においては、EPDCCH送信を搬送する1つのサブフレームまたは複数のサブフレーム内の任意の特定のCSI‐RS送信の認識なしで、CRメッセージは、送信のためのスケジューリングがされてよい。いくつかの実施形態において、CRメッセージは、特定のサブフレーム内のCSI‐RS送信のために使用されるREに対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、スケジューリングされてよい。他の実施形態は、すべての可能なCSI‐RS構成に基づいてEPDCCH送信をレートマッチングすることを含んでよい。処理625において、UE105が、メッセージ4が受信されなかったと判断する場合、UE105は、処理620に戻り、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のSSにおける1または複数のEPDCCH送信のためのEPDCCHのモニタリングを続行してよい。
処理625において、UE105が、CRTimerの満了前にメッセージ4が受信されたと判断する場合、UE105は、処理635に進み、プロセス600を終了してよい。UE105が、CRTimerの満了前にメッセージ4を受信しない場合、UE105は処理630に進み、ランダムアクセスプロシージャ中にランダムアクセス(RACH)プリアンブルを送信してよい。メッセージ4が受信されず、CRTimerが満了した場合、UE105は、別のUE105との競合が発生し、UE105が競合解決プロセスに失敗したと仮定してよい。多くの実施形態において、RACHプリアンブル送信は、PRACHリソースの次の出現において開始されてよい。他の実施形態においては、RACHプリアンブルを送信する代わりに、UE105は、処理605に戻り、別のメッセージ3を再送信してよい。RACHプリアンブルが開始されると、UE105は、処理610に進み、別のCRTimerを開始してよい。
図7は、様々な実施形態による、EPDCCH‐PRBセットをモニタリングすべく、UE105によって実行されてよいプロセス700を示す。いくつかの実施形態において、UE105は、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよく、当該媒体は、自身に格納された命令を有し、当該命令は、UE105による実行時に、UE105に対し、プロセス700を実行させる。例示目的として、プロセス700の処理は、図1から3を参照して説明したUE105によって実行されるものとして説明される。しかしながら、他の類似のデバイスが、プロセス700を処理してよいことに留意されたい。図7中には、処理の特定の例および順序が示されている一方、様々な実施形態において、これらの処理は、順番を変更され、さらなる処理に分割され、組み合わされ、および/または完全に省略されてよい。いくつかの実施形態において、図7中に示される処理は、図5から6および8から9のいずれかによって示される処理等、他の実施形態に関し記載される処理と組み合わされてよい。
図7を参照すると、処理705において、UE105は、eNB110からの通信に基づいて、EPDCCH送信のためにモニタリングすべき非UE固有のSSを示す制御チャネル構成を判断してよい。制御チャネル構成は、RRCシグナリングプロシージャ中に、eNB110によって、UE105に対し提供されてよい。例えば、UE105は、UE105を構成するために使用される専用のRRCシグナリングの一部として、非UE固有のサーチスペースのための制御チャネル構成を受信してよい。いくつかの実施形態において、非UE固有のサーチスペースのための制御チャネル構成は、例えば、UE105の初期接続確立プロシージャの一部としてのUE105に対するEPDCCH送信のために、eNB110によって、MTC UE105に専用のMIBまたは1若しくは複数のSIB内でUE105に対し提供されてよく、それは例えば、ランダムアクセス応答(RAR)メッセージのスケジューリングまたは競合解決メッセージ(メッセージ4)のスケジューリングを含んでよい。
処理710において、UE105は、EPDCCH送信のための非UE固有のSSのモニタリングのために、第1のAL16および/または24、または第2のAL8および/または16が使用されるべきかどうかを判断してよい。様々な実施形態において、制御チャネル構成は、非UE固有のSSのモニタリングのために使用されるべき、第1のALまたは第2のALを示してよい。いくつかの実施形態において、第1のALまたは第2のALの選択は、MTC SIBを介して示されてよい。いくつかの実施形態において、第1のALまたは第2のALの選択は、サービングeNB110が、拡張カバレッジ処理をサポートするかどうかの関数であってよい。このような実施形態において、当該関数の指標は、MTC MIBの予備ビットを使用してなされてよい。
処理715において、UE105は、判断された第1のALまたは第2のALを使用して、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のためにモニタリングを行ってよい。様々な実施形態において、UE105がPMI/RIで構成されているか否かに関わらず、UE105は、N個のPRB長の周波数次元におけるプリコーディング粒度および/またはPRBバンドリングサイズを持つEPDCCH送信をモニタリングおよび受信してよく、ここで、2≦N≦8であり、および/またはMTC UE105の場合、2≦N≦6である。いくつかの実施形態において、UE105は、PDSCH送信が拡張PRBバンドルで送信されることを前提とするように、1または複数のDM‐RSに基づいて、PDSCH送信を受信してよい。各PRBバンドルは、PRGサイズを有してよく、ここで、PRGサイズは、UE105がプリコーディング粒度が変更されないと仮定してよいPRB数である。このような実施形態においては、各PRBバンドルのPRGサイズは、システム帯域幅に関わらず、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられたPRB数の関数であってよい。他の実施形態においては、PRGサイズは、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられたPRB数に等しくてよい。時間ドメインにおいて、反復されたEPDCCH送信および/またはDM‐RSに基づくPDSCH送信の場合、UE105は、クロスサブフレームチャネル推定を可能にすべく、プリコーディング粒度はM個のサブフレーム内で変更されないと仮定してよい。このような実施形態においては、Mの値は、UE105のために予め定義または構成されてよい。さらに、Mの値は、EPDCCH送信および/またはPDSCH送信のために使用される反復レベルの関数であってよい。UE105が低減された帯域幅サポートを備えるMTC UE105である実施形態においては、PRGの最大サイズは、6個のPRBであってよい。さらに、UE105がTM9またはTM10の場合に、DM‐RSはUE105に送信されてよい。UE105が、eNB110からの別の通信に基づいて、処理705と同一または類似の処理を介して、モニタリングされるべき、異なるおよび/または追加の非UE固有のSSを持つ別の制御チャネル構成(「再構成」、「制御チャネル再構成」、「新しい物理ダウンリンク制御チャネル構成」等とも称される)を判断するまで、UE105は、第1のALまたは第2のALに従い、EPDCCH送信のための非UE固有のSSをモニタリングする。
図8は、様々な実施形態による、EPDCCH‐PRBセットをモニタリングすべく、UE105によって実行されてよいプロセス800を示す。いくつかの実施形態において、UE105は、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよく、当該媒体は、自身に格納された命令を有し、当該命令は、UE105による実行時に、UE105に対し、プロセス800を実行させる。例示目的として、プロセス800の処理は、図1から3を参照して説明したUE105によって実行されるものとして説明される。しかしながら、他の類似のデバイスが、プロセス800を処理してよいことに留意されたい。図8には、処理の特定の例および順序が示さている一方、様々な実施形態において、これらの処理は、順番を変更され、さらなる処理に分割され、組み合わされ、および/または完全に省略されてよい。いくつかの実施形態において、図8中に示される処理は、図5から7および9のいずれかによって示される処理等、他の実施形態に関し記載される処理と組み合わされてよい。
図8を参照すると、処理805において、UE105は、eNB110からの通信に基づいて、所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットを示す制御チャネル構成を判断してよい。処理805は、図5に関し説明した処理505と同一または類似であってよい。
処理810において、UE105は、UE固有のSSのためのサーチスペース式を使用して、非UE固有のSSのEPDCCH候補に対応する1または複数のECCEを判断してよい。様々な実施形態において、UE固有のSSに指定されるサーチスペース式は、上記の式1であってよく、ここで、Yp,k=0、b=0およびp=0である。ここで、p=0は、非UE固有のSSに対し、単一のEPDCCH‐PRBセットのみが構成されていることを示唆してよい。いくつかの実施形態において、EPDCCH候補に対応するECCEが、同一のサブフレーム内のPBCH若しくはPBCH反復ブロック(拡張カバレッジのためのPBCH反復ブロックが、eNB110によって送信される場合)および/またはプライマリ若しくはセカンダリ同期信号のいずれかの送信と周波数において重複するPRBペアにマッピングされている場合、UE105は、非UE固有のSSにおけるEPDCCH送信のためにモニタリングすることを予期されなくてよい。
処理815において、UE105は、判断されたECCEを使用して、EPDCCH送信のための非UE固有のSSをモニタリングしてよい。UE105が、eNB110からの別の通信に基づいて、処理805と同一または類似の処理を介して、異なるおよび/または追加の非UE固有のSSを持つ別の制御チャネル構成(「再構成」、「制御チャネル再構成」、「新しい物理ダウンリンク制御チャネル構成」等とも称される)を判断するまで、UE105は、判断されたECCEを使用して、EPDCCH送信のための非UE固有のSSをモニタリングする。
図9は、様々な実施形態による、EPDCCH‐PRBセットをモニタリングすべく、UE105によって実行されてよいプロセス900を示す。いくつかの実施形態において、UE105は、1または複数の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでよく、当該媒体は、自身に格納された命令を有し、当該命令は、UE105による実行時に、UE105に対し、プロセス900を実行させる。例示目的として、プロセス900の処理は、図1から3を参照して説明したUE105によって実行されるものとして説明される。しかしながら、他の類似のデバイスが、プロセス900を処理してよいことに留意されたい。図9中には、処理の特定の例および順序が示さている一方、様々な実施形態において、これらの処理は、順番を変更され、さらなる処理に分割され、組み合わされ、および/または完全に省略されてよい。いくつかの実施形態において、図9中に示される処理は、図5から8のいずれかによって示される処理等、他の実施形態に関し記載される処理と組み合わされてよい。
図9を参照すると、処理905において、UE105は、eNB110からの通信に基づいて、所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数のEPDCCH‐PRBセットを示す制御チャネル構成を判断してよい。処理905は、図5に関し説明した処理505および/または図8に関し説明した処理805と同一または類似であってよい。
処理910において、UE105は、モニタリングすべき6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットを判断してよい。いくつかの実施形態において、UE105は、局所EPDCCH送信のために、モニタリングすべき6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットを判断するのみであってよい。このような実施形態においては、モニタリングすべき局所EPDCCH送信は、TS36.213に定義されるケース1またはケース2のいずれかに属してよい。いくつかの実施形態において、UE105が、セット{1,2,4,8,16,24,32}からのALでブラインドデコーディングを実行することを決定してよいように、モニタリングされるべきEPDCCH送信は、セット{1,2,4,8,16,24,32}からのALで送信されてよい。UE105が、標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにおける低減された帯域幅サポートを備えるMTC UE105である実施形態においては、ALは、セット{1,2,4,8,16,24}に属してよい。UE105が、拡張カバレッジモードにあるが、システム帯域幅全体をサポートする実施形態においては、ALは、セット{1,2,4,8,16,24,32}に属してよい。他の実施形態において、モニタリングされるALのセットは、UE105において、要求されるカバレッジ拡張の量の関数として予め定義または構成されてよい。このような実施形態においては、予め定義されたALは、セット{1,2,4,8,16,24}に属するすべてALのサブセットであってよい。UE105に要求されるカバレッジ拡張の最大レベルの場合、分散または局所EPDCCH送信を送信するために、AL16または24が使用されてよく、UE105が最も高い拡張カバレッジモードにある場合、UE105は、AL16または24のためのブラインドデコーディングを実行するように予め構成されてよい。使用されるALのサブセットは、1または複数のMTC SIBおよび/またはMIBによって示されてよい。また、EPDCCH候補は、UE固有のSSのためのRRC構成をスケジューリングするために使用される非UE固有のSSに属してよい。
処理915において、UE105は、所望のサブフレーム内のEPDCCH送信のための6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングしてよい。UE105が、eNB110からの別の通信に基づいて、処理905と同一または類似の処理を介して、モニタリングされるべき異なるおよび/または追加の6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットを持つ別の制御チャネル構成(「再構成」、「制御チャネル再構成」、「新しい物理ダウンリンク制御チャネル構成」等とも称される)を判断するまで、UE105は、判断された6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットを使用して、EPDCCH送信のための6個のPRB長のEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする。
さらに、様々な実施形態において、ECCEを分散EPDCCH送信のEREGにマッピングするための修正されたマッピング式が、6個のPRB長のEPDCCH PRBセットを判断するために使用されてよい。このような実施形態において、分散EPDCCHのためのマッピング式は、本明細書で示される通り、使用されるPRBインデックスを導き出すために、使用されるマッピング式の一部に床関数を用いて修正されてよい。
上記実装に係る上記の説明は、例示的な実施形態についての例示および説明を提供しているが、それは網羅的なものであることを意図しておらず、または本発明の範囲を開示の正確な形態に限定することを意図していない。上記の教示に照らし、修正例および変形例が考えられ得、および/または本発明の様々な実装の実施から、修正例および変形例が得られてよい。例えば、説明した例示的な実施形態は、ライセンスされていない共有媒体におけるダウンリンクデータ送信の受信に応答して、アップリンクチャネルにおけるフィードバックを送信することに関する。しかしながら、例示的な実施形態は、アップリンクデータ送信およびライセンスされていない共有媒体におけるダウンリンクチャネルを介して送信される対応するフィードバック送信に適用可能となるように拡張されてよい。
例1は、ユーザ機器(UE)によって使用される装置であって、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断し、上記所望のサブフレーム内の上記UEにEPDCCH送信を送信するために使用される1または複数のEPDCCH候補を検出すべく、上記所望のサブフレーム内のEPDCCH送信のための上記1または複数のEPDDCH‐PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、装置を含んでよい。
例2は、例1および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるかに関わらず、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする。
例3は、例1および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEが拡張カバレッジモードにあるときのみ、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする。
例4は、例1および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記制御チャネル構成は、複数のサブフレームにわたるEPDCCH送信のためのモニタリングされるべき上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットを示し、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記制御チャネル構成によって定義される、上記複数のサブフレームの各々における上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする。
例5は、例4および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、EPDCCH‐PRBセットのサブフレームへの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義され、Xは1より大きいまたは1に等しく且つXは再調整時間を含んでおり、上記再調整時間は、上記UEが第1のナローバンドから第2のナローバンドへ切り替えるために要求される時間である。
例6は、例4および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記制御チャネル構成はさらに、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、UE固有のサーチスペース(SS)においてモニタリングされるべきであることを示し、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの個々のものと、1または複数の非重複サブフレームのうちの個々のサブフレームとの間の関連付けは、ハッシュ関数に基づいており、上記ハッシュ関数は、上記UEのセルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)に部分的に基づく。
例7は、例4および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべきUE固有のSSに対応する少なくとも1つの第1のEPDCCH‐PRBセットおよびEPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき非UE固有のSSに対応する少なくとも1つの第2のEPDCCH‐PRBセットを含む。
例8は、例7および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UE固有のSSを判断するための式を使用して、上記第2のEPDCCH‐PRBセットのためのモニタリングすべき上記非UE固有のSSを判断する。上記UE固有のSSを判断するための上記式は、非UE固有のSS拡張制御チャネル要素(ECCE)開始インデックスと共に使用されてよい。
例9は、例7および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、無線リソース制御(RRC)シグナリング中に取得される別の制御チャネル構成に基づいて、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき上記非UE固有のSSを判断する。
例10は、例1および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信し、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である。
例11は、例10および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、すべてのPRBのために使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内で使用する。
例12は、例1および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信し、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例13は、命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに対し、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のサーチスペース(SS)における1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためにモニタリングされるべきEPDCCHを示す制御チャネル構成を判断させ、上記非UE固有のSSのための上記制御チャネル構成は、マシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して、またはマスタ情報ブロック(MIB)の1または複数の予備ビットを介して少なくとも部分的に示され、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものであり、上記UEに対し、競合解決タイマ(CRTimer)の持続期間の間、上記1または複数のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH送信のための上記非UE固有のSSをモニタリングさせ、上記CRTimerは、上記UEによる物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での無線リソース制御(RRC)接続要求メッセージの送信時に満了し、上記CRTimerは、上記eNBからの競合解決メッセージの受信時に終了する。上記少なくとも1つのコンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体であってよい。
例14は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記UE宛ての上記1または複数のEPDCCH送信は、一時的セルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)でスクランブルされた16ビット巡回冗長検査(CRC)と共にダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを含み、上記一時的C‐RNTIは、ランダムアクセス応答メッセージ内で上記UEに提供される。
例15は、例14および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記DCIメッセージは、上記UE宛ての上記1または複数のEPDCCH送信のためのフォーマット1A DCIメッセージであるか、または上記DCIメッセージは、上記UE宛ての1または複数のMTC EPDCCH送信のための上記フォーマット1A DCIメッセージの簡易バージョンであり、制御回路が、上記フォーマット1A DCIメッセージのみのための、または上記フォーマット1A DCIメッセージの上記簡易バージョンのための上記非UE固有のSSをモニタリングする。
例16は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記CRTimerの値は、64より大きく、上記CRTimerの上記値は、モニタリングされるべきサブフレーム数を示す。
例17は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記CRTimerの値は、上記UEに固有であり、上記CRTimerの上記値は、上記UEが拡張カバレッジモードで動作するときに、上記UEによって要求されるカバレッジ拡張の量の関数である。
例18は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、さらに、上記命令は、上記UEによる命令の実行に応答して、上記UEに、上記EPDCCH送信を搬送する1または複数のサブフレーム内の、チャネル状態情報参照信号(CSI‐RS)送信を備えていない上記競合解決メッセージのための上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信をモニタリングさせ、ここで、上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のリソースエレメント(RE)に対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、送信のためのスケジューリングがされ、または上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記eNBからの上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のREのレートマッチングによって、送信のためのスケジューリングがされる。
例19は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、さらに、上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信を分散EPDCCH送信として受信させ、上記分散EPDCCH送信は、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングを使用して、またはダイバーシチベースの空間周波数ブロックコーディング(SFBC)を使用して、送信される。
例20は、例13および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、上記非UE固有のSS内のEPDCCH候補に対応する1または複数の拡張制御チャネル要素(ECCE)が、UE固有のSSのために指定されるサーチスペース式を使用して導き出されるものとして、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせる。
例21は、例20および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、上記EPDCCH候補に対応する1または複数のECCEが、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信またはPBCH反復ブロックと周波数において重複する物理リソースブロック(PRB)ペアにマッピングされている場合、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせない。
例22は、ユーザ機器(UE)によって使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、モニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断し、局所EPDCCH送信のための上記1または複数のEPDCCH PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH PRBセットをモニタリングし、上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットは、6個のPRB長であり、上記局所EPDCCH送信は、セット{1,2,4,8,16,24,32}からのアグリゲーションレベル(AL)で送信される。
例23は、例22および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものであり、上記ALは、セット{1,2,4,8,16,24}からのものである、または上記UEが上記拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、全システム帯域幅の送信帯域幅におけるものであり、上記ALは、上記セット{1,2,4,8,16,24,32}からのものである。
例24は、例22の装置を含んでよく、分散EPDCCH送信のための、拡張制御チャネル要素(ECCE)を拡張リソースエレメントグループ(EREG)にマッピングするための修正されたマッピング式は、PRBインデックスを導き出すために、使用される式に床関数を含めるように修正される。
例25は、ユーザ機器(UE)によって使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためのモニタリングすべき非UE固有のサーチスペース(SS)を示す制御チャネル構成を判断し、上記制御チャネル構成に基づいて、16若しくは24の第1のアグリゲーションレベル(AL)または8若しくは16の第2のALのみを使用して、非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングする。
例26は、例25の装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記第1のALまたは上記第2のALの選択をマシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して示し、またはサービングセルが拡張カバレッジ処理をサポートするかどうかの関数を示し、上記関数の指標は、MTCマスタ情報ブロック(MIB)の予備ビットを使用して作成される。
例27は、ユーザ機器(UE)により使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは上記命令を実行して、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信し、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である。
例28は、例27および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内のすべてのPRBに使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを使用する。
例29は、例27および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記PDSCH送信は、拡張PRBバンドルで送信されると仮定されるものとして、1または複数の復調参照信号(DM‐RS)に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信し、ここで、PRBバンドルのPRBグループ(PRG)サイズは、システム帯域幅に関わらず、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられるPRB数の関数であり、上記DM‐RSは、送信モード(TM)9またはTM10に従い送信される。
例30は、例29および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記PRGサイズは、上記サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられるPRB数と等しい、または上記UEがMTC UEの場合、上記PRGサイズの最大サイズは6である。
例31は、例27および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信し、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例32は、命令を備えた少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに対し、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信させ、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である。
例33は、例32および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内のすべてのPRBに使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを使用させる。
例34は、例32および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信させ、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例35は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記コンピュータ実装方法は、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、ユーザ機器(UE)によって、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信させる段階を備え、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である。
例36は、例35および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、さらに、分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内のすべてのPRBに使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを使用する段階を備える。
例37は、例35および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信する段階をさらに備え、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例38は、ユーザ機器(UE)により使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記PDSCH送信は、拡張PRBバンドルで送信されると仮定されるものとして、1または複数の復調参照信号(DM‐RS)に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信し、ここで、PRBバンドルのPRBグループ(PRG)サイズは、システム帯域幅に関わらず、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられるPRB数の関数であり、上記DM‐RSは、送信モード(TM)9またはTM10に従い送信される。
例39は、例38および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記PRGサイズは、上記サブフレーム内のPDSCH送信のために割り当てられるPRB数に等しい、または上記UEがMTC UEの場合、PRGサイズの最大サイズは6である。
例40は、命令を有する少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記PDSCH送信は、拡張PRBバンドルで送信されると仮定されるものとして、1または複数の復調参照信号(DM‐RS)に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を受信させ、ここで、PRBバンドルのPRBグループ(PRG)サイズは、システム帯域幅に関わらず、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられるPRB数の関数であり、上記DM‐RSは、送信モード(TM)9またはTM10に従い送信される。
例41は、例40の少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記PRGサイズは、上記サブフレーム内のPDSCH送信のために割り当てられるPRB数に等しい、または上記UEがMTC UEの場合、PRGサイズの最大サイズは6である。
例42は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、上記PDSCH送信は、拡張PRBバンドルで送信されると仮定されるものとして、1または複数の復調参照信号(DM‐RS)に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をユーザ機器(UE)によって受信する段階を備え、ここで、PRBバンドルのPRBグループ(PRG)サイズは、システム帯域幅に関わらず、サブフレーム内のPDSCH送信に割り当てられるPRB数の関数であり、上記DM‐RSは、送信モード(TM)9またはTM10に従い送信される。
例43は、例42の方法を含んでよく、上記PRGサイズは、上記サブフレーム内のPDSCH送信のために割り当てられるPRB数に等しい、または上記UEがMTC UEの場合、PRGサイズの最大サイズは6である。
例44は、ユーザ機器(UE)により使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信し、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例45は、命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信させ、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例46は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信をユーザ機器(UE)によって受信する段階を備え、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例47は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、ユーザ機器(UE)によって、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断する段階と、上記UEによって、上記所望のサブフレーム内の上記UEにEPDCCH送信を送信するために使用される1または複数のEPDCCH候補を検出すべく、上記所望のサブフレーム内のEPDCCH送信のための上記1または複数のEPDDCH‐PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする段階と、を備える。
例48は、例57の方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるかに関わらず、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングさせる。
例49は、例47および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記UEが拡張カバレッジモードにあるときのみ、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングさせる。
例50は、例47および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記制御チャネル構成は、複数のサブフレームにわたるEPDCCH送信のためのモニタリングされるべき上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットを示し、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記制御チャネル構成によって定義される、上記複数のサブフレームの各々における上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする。
例51は、例50および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、EPDCCH‐PRBセットのサブフレームへの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義され、Xは1より大きいまたは1に等しく且つXは再調整時間を含んでおり、上記再調整時間は、上記UEが第1のナローバンドから第2のナローバンドへ切り替えるために要求される時間である。
例52は、例50および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記制御チャネル構成はさらに、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、UE固有のサーチスペース(SS)においてモニタリングされるべきであることを示し、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの個々のものと、1または複数の非重複サブフレームのうちの個々のサブフレームとの間の関連付けは、ハッシュ関数に基づいており、上記ハッシュ関数は、上記UEのセルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)に部分的に基づく。
例53は、例50および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべきUE固有のSSに対応する少なくとも1つの第1のEPDCCH‐PRBセットおよびEPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき非UE固有のSSに対応する少なくとも1つの第2のEPDCCH‐PRBセットを含む。
例54は、例53および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記UE固有のSSを判断するための式を非UE固有のSS拡張制御チャネル要素(ECCE)開始インデックスと共に使用して、上記第2のEPDCCH‐PRBセットのためのモニタリングすべき上記非UE固有のSSを判断させる。
例55は、例53および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、無線リソース制御(RRC)シグナリング中に取得される別の制御チャネル構成に基づいて、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき上記非UE固有のSSを判断させる。
例56は、例47および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信させ、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である。
例57は、例56および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内のすべてのPRBに使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを使用させる。
例58は、例47および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信させ、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である。
例59は、命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による命令の実行に応答して、上記UEに、例47から58のいずれかの1または複数に係る方法を実行させる。
例60は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、ユーザ機器(UE)により、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のサーチスペース(SS)における1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためにモニタリングされるべきEPDCCHを示す制御チャネル構成を判断する段階であって、上記非UE固有のSSのための上記制御チャネル構成は、マシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して、またはマスタ情報ブロック(MIB)の1または複数の予備ビットを介して少なくとも部分的に示され、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものである、判断する段階と、上記UEにより、競合解決タイマ(CRTimer)の持続期間の間、上記1または複数のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH送信のための上記非UE固有のSSをモニタリングする段階であって、上記CRTimerは、上記UEによる物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での無線リソース制御(RRC)接続要求メッセージの送信時に満了し、上記CRTimerは、上記eNBからの競合解決メッセージの受信時に終了する、モニタリングする段階と、を備える。
例61は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記UE宛ての1または複数のEPDCCH送信は、一時的セルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)でスクランブルされた16ビット巡回冗長検査(CRC)と共にダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを含み、上記一時的C‐RNTIは、ランダムアクセス応答メッセージ内で上記UEに提供される。
例62は、例61および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記DCIメッセージは、上記UE宛ての上記1または複数のEPDCCH送信のためのフォーマット1A DCIメッセージであるか、または上記DCIメッセージは、上記UE宛ての1または複数のMTC EPDCCH送信のための上記フォーマット1A DCIメッセージの簡易バージョンであり、制御回路が、上記フォーマット1A DCIメッセージのみのための、または上記フォーマット1A DCIメッセージの上記簡易バージョンのための上記非UE固有のSSをモニタリングする。
例63は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記CRTimerの値は、64より大きく、上記CRTimerの上記値は、モニタリングされるべきサブフレーム数を示す。
例64は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記CRTimerの値は、上記UEに固有であり、上記CRTimerの上記値は、上記UEが拡張カバレッジモードで動作するときに、上記UEによって要求されるカバレッジ拡張の量の関数である。
例65は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記EPDCCH送信を搬送する1または複数のサブフレーム内の、チャネル状態情報参照信号(CSI‐RS)送信を備えていない上記競合解決メッセージのための上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信をモニタリングさせ、ここで、上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のリソースエレメント(RE)に対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、送信のためのスケジューリングがされ、または上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記eNBからの上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のREのレートマッチングによって、送信のためのスケジューリングがされる。
例66は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令はさらに、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信を分散EPDCCH送信として受信させ、上記分散EPDCCH送信は、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングを使用して、またはダイバーシチベースの空間周波数ブロックコーディング(SFBC)を使用して、送信される。
例67は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令は、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記非UE固有のSS内のEPDCCH候補に対応する1または複数の拡張制御チャネル要素(ECCE)が、UE固有のSSのために指定されるサーチスペース式を使用して導き出されるものとして、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせる。
例68は、例60および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記命令は、上記UEによる上記命令の実行に応答して、上記UEに、上記EPDCCH候補に対応する1または複数のECCEが、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信またはPBCH反復ブロックと周波数において重複する物理リソースブロック(PRB)ペアにマッピングされている場合、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせない。
例69は、命令を有する少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、例60から68のいずれか1または複数に係る方法を実行させる。
例70は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、ユーザ機器(UE)により、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、モニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断する段階と、局所EPDCCH送信のための上記1または複数のEPDCCH PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH PRBセットをモニタリングする段階と、を備え、上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットは、6個のPRB長であり、上記局所EPDCCH送信は、セット{1,2,4,8,16,24,32}からのアグリゲーションレベル(AL)で送信される。
例71は、例70および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものであり、上記ALは、セット{1,2,4,8,16,24}からのものである、または上記UEが上記拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、全システム帯域幅の送信帯域幅におけるものであり、上記ALは、上記セット{1,2,4,8,16,24,32}からのものである。
例72は、例70および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、分散EPDCCH送信のための、拡張制御チャネル要素(ECCE)を拡張リソースエレメントグループ(EREG)にマッピングするための修正されたマッピング式は、PRBインデックスを導き出すために、使用される式に床関数を含めるように修正される。
例73は、命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、例70から72のいずれかに係る方法を実行させる。
例74は、コンピュータ実装方法を含んでよく、上記方法は、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためにモニタリングされるべき非UE固有のサーチスペース(SS)を示す制御チャネル構成を判断する段階と、上記制御チャネル構成に基づいて、16若しくは24の第1のアグリゲーションレベル(AL)のみ、または8若しくは16の第2のALを使用して、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングする段階と、を備える。
例75は、例74および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る方法を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記第1のALまたは上記第2のALの選択をマシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して示し、またはサービングセルが拡張カバレッジ処理をサポートするかどうかの関数を示し、上記関数の指標は、MTCマスタ情報ブロック(MIB)の予備ビットを使用して作成される。
例76は、命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含んでよく、上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、例74または75の任意の1または複数に係る方法を実行させる。
例77は、ユーザ機器(UE)により使用される装置を含んでよく、上記装置は、命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のサーチスペース(SS)における1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためにモニタリングされるべきEPDCCHを示す制御チャネル構成を判断し、上記非UE固有のSSのための上記制御チャネル構成は、マシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して、またはマスタ情報ブロック(MIB)の1または複数の予備ビットを介して少なくとも部分的に示され、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものであり、競合解決タイマ(CRTimer)の持続期間の間、上記1または複数のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH送信のための上記非UE固有のSSをモニタリングし、上記CRTimerは、上記UEによる物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での無線リソース制御(RRC)接続要求メッセージの送信時に満了し、上記CRTimerは、上記eNBからの競合解決メッセージの受信時に終了する。
例78は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記UE宛ての1または複数のEPDCCH送信は、一時的セルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)でスクランブルされた16ビット巡回冗長検査(CRC)と共にダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを含み、上記一時的C‐RNTIは、ランダムアクセス応答メッセージ内で上記UEに提供される。
例79は、例78および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記DCIメッセージは、上記UE宛ての上記1または複数のEPDCCH送信のためのフォーマット1A DCIメッセージであるか、または上記DCIメッセージは、上記UE宛ての1または複数のMTC EPDCCH送信のための上記フォーマット1A DCIメッセージの簡易バージョンであり、制御回路が、上記フォーマット1A DCIメッセージのみのための、または上記フォーマット1A DCIメッセージの上記簡易バージョンのための上記非UE固有のSSをモニタリングする。
例80は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記CRTimerの値は、64より大きく、上記CRTimerの上記値は、モニタリングされるべきサブフレーム数を示す。
例81は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記CRTimerの値は、上記UEに固有であり、上記CRTimerの上記値は、上記UEが拡張カバレッジモードで動作するときに、上記UEによって要求されるカバレッジ拡張の量の関数である。
例82は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記EPDCCH送信を搬送する1または複数のサブフレーム内の、チャネル状態情報参照信号(CSI‐RS)送信を備えていない上記競合解決メッセージのための上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信をモニタリングし、ここで、上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のリソースエレメント(RE)に対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、送信のためのスケジューリングがされ、または上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記eNBからの上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のREのレートマッチングによって、送信のためのスケジューリングがされる。
例83は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信を分散EPDCCH送信として受信し、上記分散EPDCCH送信は、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングを使用して、またはダイバーシチベースの空間周波数ブロックコーディング(SFBC)を使用して、送信される。
例84は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記非UE固有のSS内のEPDCCH候補に対応する1または複数の拡張制御チャネル要素(ECCE)が、UE固有のSSのために指定されるサーチスペース式を使用して導き出されるものとして、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングする。
例85は、例77および/または本明細書に開示の任意の他の例に係る装置を含んでよく、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記EPDCCH候補に対応する1または複数のECCEが、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信またはPBCH反復ブロックと周波数において重複する物理リソースブロック(PRB)ペアにマッピングされている場合、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせない。
上記例に係る上記説明は、本明細書に開示の例示的な実施形態について、例示と説明を提供しているが、上記の例は、網羅的なものであることを意図しておらず、または本発明の範囲を開示された正確な形態に限定することも意図していない。上記の教示に照らし、修正例および変形例が考えられ得、および/または本発明の様々な実装の実施から、修正例および変形例が得られてよい。
上記例に係る上記説明は、本明細書に開示の例示的な実施形態について、例示と説明を提供しているが、上記の例は、網羅的なものであることを意図しておらず、または本発明の範囲を開示された正確な形態に限定することも意図していない。上記の教示に照らし、修正例および変形例が考えられ得、および/または本発明の様々な実装の実施から、修正例および変形例が得られてよい。
(項目1)
ユーザ機器(UE)によって使用される装置であって、
命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、
上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、
進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、所望のサブフレーム内のモニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断し、
上記所望のサブフレーム内の上記UEにEPDCCH送信を送信するために使用される1または複数のEPDCCH候補を検出すべく、上記所望のサブフレーム内のEPDCCH送信のための上記1または複数のEPDDCH‐PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、装置。
(項目2)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるかに関わらず、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、項目1に記載の装置。
(項目3)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEが拡張カバレッジモードにあるときのみ、上記所望のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、項目1に記載の装置。
(項目4)
上記制御チャネル構成は、複数のサブフレームにわたるEPDCCH送信のためのモニタリングされるべき上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットを示し、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記制御チャネル構成によって定義される、上記複数のサブフレームの各々における上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットをモニタリングする、項目1に記載の装置。
(項目5)
EPDCCH‐PRBセットのサブフレームへの関連付けは、X個のサブフレームの粒度に基づいて定義され、Xは1より大きいまたは1に等しく且つXは再調整時間を含んでおり、上記再調整時間は、上記UEが第1のナローバンドから第2のナローバンドへ切り替えるために要求される時間である、項目4に記載の装置。
(項目6)
上記制御チャネル構成はさらに、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、UE固有のサーチスペース(SS)においてモニタリングされるべきであることを示し、上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットのうちの個々のものと、1または複数の非重複サブフレームのうちの個々のサブフレームとの間の関連付けは、ハッシュ関数に基づいており、上記ハッシュ関数は、上記UEのセルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)に部分的に基づく、項目4または5に記載の装置。
(項目7)
上記1または複数のEPDCCH‐PRBセットは、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべきUE固有のSSに対応する少なくとも1つの第1のEPDCCH‐PRBセットおよびEPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき非UE固有のSSに対応する少なくとも1つの第2のEPDCCH‐PRBセットを含む、項目4または5に記載の装置。
(項目8)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UE固有のSSを判断するための式を非UE固有のSS拡張制御チャネル要素(ECCE)開始インデックスと共に使用して、上記第2のEPDCCH‐PRBセットのためのモニタリングすべき上記非UE固有のSSを判断する、項目7に記載の装置。
(項目9)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、無線リソース制御(RRC)シグナリング中に取得される別の制御チャネル構成に基づいて、EPDCCH送信のためのモニタリングに使用されるべき上記非UE固有のSSを判断する、項目7に記載の装置。
(項目10)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、上記UEがプリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)またはランクインジケータ(RI)で構成されているか否かに関わらず、周波数次元におけるプリコーディング粒度または物理リソースブロック(PRB)バンドリングサイズがN個のPRB長であるものとして、上記EPDCCH送信をモニタリングおよび受信し、ここで2≦N≦8であり、および上記UEがMTC UEの場合、2≦N≦6である、項目1に記載の装置。
(項目11)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、分散EPDCCH送信のための各PRBバンドル内のすべてのPRBに使用されるアンテナポート(AP)107およびAP109に対し同一のプリコーダを使用する、項目10に記載の装置。
(項目12)
上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、クロスサブフレームチャネル推定をもたらすべく、プリコーディングはM個のサブフレーム内で変更されないものとして、反復されたまたはバンドルされた送信での上記EPDCCH送信を受信し、ここで、Mの値は予め定義された値であるか、またはMの値は、上記EPDCCH送信若しくはPDSCH送信に使用される反復レベルの関数である、項目1に記載の装置。
(項目13)
ユーザ機器(UE)により、進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、1または複数のサブフレーム内の非UE固有のサーチスペース(SS)における1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)送信のためにモニタリングされるべきEPDCCHを示す制御チャネル構成を判断する段階であって、上記非UE固有のSSのための上記制御チャネル構成は、マシンタイプ通信(MTC)システム情報ブロック(SIB)を介して、またはマスタ情報ブロック(MIB)の1または複数の予備ビットを介して、少なくとも部分的に示され、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものである、判断する段階と、
上記UEにより、競合解決タイマ(CRTimer)の持続期間の間、上記1または複数のサブフレーム内の上記1または複数のEPDCCH送信のための上記非UE固有のSSをモニタリングする段階であって、上記CRTimerは、上記UEによる物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での無線リソース制御(RRC)接続要求メッセージの送信時に満了し、上記CRTimerは、上記eNBからの競合解決メッセージの受信時に終了する、モニタリングする段階と、を備える、コンピュータ実装方法。
(項目14)
上記UE宛ての1または複数のEPDCCH送信は、一時的セルラ無線ネットワーク一時識別子(C‐RNTI)でスクランブルされた16ビット巡回冗長検査(CRC)と共にダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを含み、上記一時的C‐RNTIは、ランダムアクセス応答メッセージ内で上記UEに提供される、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目15)
上記DCIメッセージは、上記UE宛ての上記1または複数のEPDCCH送信のためのフォーマット1A DCIメッセージであるか、または上記DCIメッセージは、上記UE宛ての上記1または複数のMTC EPDCCH送信のための上記フォーマット1A DCIメッセージの簡易バージョンであり、制御回路が、上記フォーマット1A DCIメッセージのみのための、または上記フォーマット1A DCIメッセージの上記簡易バージョンのための上記非UE固有のSSをモニタリングする、項目14に記載のコンピュータ実装方法。
(項目16)
上記CRTimerの値は、64より大きく、上記CRTimerの上記値は、モニタリングされるべきサブフレーム数を示す、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目17)
上記CRTimerの値は、上記UEに固有であり、上記CRTimerの上記値は、上記UEが拡張カバレッジモードで動作するときに、上記UEによって要求されるカバレッジ拡張の量の関数である、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目18)
さらに、上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、
上記EPDCCH送信を搬送する1または複数のサブフレーム内の、チャネル状態情報参照信号(CSI‐RS)送信を備えていない上記競合解決メッセージのための上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信をモニタリングさせ、
ここで、上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のリソースエレメント(RE)に対応するEPDCCH送信をパンクチャすることによって、送信のためのスケジューリングがされ、または上記EPDCCH送信は、上記eNBにより、上記eNBからの上記CSI‐RS送信の送信のために使用される1または複数のREのレートマッチングによって、送信のためのスケジューリングがされる、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目19)
さらに、上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、
上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信を分散EPDCCH送信として受信させ、上記分散EPDCCH送信は、REベースのプリコーダサイクリングでの実装ベースの擬似ランダムビームフォーミングを使用して、またはダイバーシチベースの空間周波数ブロックコーディング(SFBC)を使用して、送信される、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目20)
上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、
上記非UE固有のSS内のEPDCCH候補に対応する1または複数の拡張制御チャネル要素(ECCE)が、UE固有のSSのために指定されるサーチスペース式を使用して導き出されるものとして、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせる、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目21)
上記UEによる命令の実行に応答して、上記命令は、上記UEに、
EPDCCH候補に対応する1または複数のECCEが、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)送信またはPBCH反復ブロックと周波数において重複する物理リソースブロック(PRB)ペアにマッピングされている場合、上記非UE固有のSSにおける上記EPDCCH送信のためにモニタリングさせない、項目13に記載のコンピュータ実装方法。
(項目22)
命令を備える少なくとも1つのコンピュータ可読媒体であって、
上記命令は、ユーザ機器(UE)による上記命令の実行に応答して、上記UEに、項目13から21のいずれか一項に記載のコンピュータ実装方法を実行させる、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体。
(項目23)
ユーザ機器(UE)によって使用される装置であって、
命令を有する1または複数のコンピュータ可読記録媒体と、
上記1または複数のコンピュータ可読記録媒体に連結された1または複数のプロセッサと、を備え、上記1または複数のプロセッサは、上記命令を実行して、
進化型ノードB(eNB)からの通信に基づいて、モニタリングされるべき1または複数の拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH)物理リソースブロック(PRB)セットを示す制御チャネル構成を判断し、
局所EPDCCH送信のための上記1または複数のEPDCCH PRBセットのうちの少なくとも1つのEPDCCH PRBセットをモニタリングし、上記少なくとも1つのEPDCCH‐PRBセットは、6個のPRB長であり、上記局所EPDCCH送信は、セット{1,2,4,8,16,24,32}からのアグリゲーションレベル(AL)で送信される、装置。
(項目24)
上記UEが標準カバレッジモードまたは拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、1.4MHzの送信帯域幅におけるものであり、上記ALは、セット{1,2,4,8,16,24}からのものである、または
上記UEが上記拡張カバレッジモードにあるとき、上記eNBとの上記通信は、全システム帯域幅における送信におけるものであり、上記ALは、上記セット{1,2,4,8,16,24,32}からのものである、項目23に記載の装置。
(項目25)
分散EPDCCH送信のための、拡張制御チャネル要素(ECCE)を拡張リソースエレメントグループ(EREG)にマッピングするための修正されたマッピング式は、PRBインデックスを導き出すために、使用される式に床関数を含めるように修正される、項目23に記載の装置。