JP2018131458A - イソキサゾリン置換ベンズアミド化合物の結晶性多形体を含有する懸濁状組成物 - Google Patents
イソキサゾリン置換ベンズアミド化合物の結晶性多形体を含有する懸濁状組成物 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明の目的は、化合物Aの新規な結晶性多形体を含有する保存安定性の向上した懸濁状組成物を提供することである。
詳細には、(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドは、結晶化操作により、固有の結晶形を有する結晶を生成する。そして、その結晶形の違いにより、下記に述べるI形結晶とII形結晶とが存在することが、今、確認された。なお(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドには、このZ体に対するE体の幾何異性体を含む場合があり、本発明では純粋の上記化合物(Z体)並びにこの共存状態(Z体+E体)の物質を合わせて化合物Aと総称する。そして、化合物Aの結晶のうち、I形結晶の存在割合(含有率)が50乃至100重量%であるとき、化合物Aの結晶及び分散媒を含有する懸
濁状組成物の保存安定性が顕著に向上することが本発明者により見出された。
[1]
(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドの結晶及び分散媒を含有する懸濁状組成物であって、該結晶のうち、Cu−Kα線による粉末X線回折において、回折角2θ=(7.45±0.2、11.05±0.2、12.79±0.2、15.30±0.2、20.90±0.2、21.89±0.2及び24.32±0.2)にピークを有する結晶形であるI形結晶の含有率が、50乃至100重量%である、懸濁状組成物。
[2]
前記分散媒が、水、又はアルコール、エーテル、ケトン、エステル、酸アミド、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素との混合物、もしくは油脂から選択される有機液体である、[1]記載の懸濁状組成物。
[3]
更に界面活性剤を含有し、且つ、分散媒が水である、[1]又は[2]記載の懸濁状組成物。
なお本願明細書には、下記〔1〕から〔17〕に関する発明も開示する。
〔1〕
Cu−Kα線による粉末X線回折において、回折角2θ=(7.45±0.2、11.05±0.2、12.79±0.2、15.30±0.2、20.90±0.2、21.89±0.2及び24.32±0.2)にピークを有する、(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドのI形結晶と命名された結晶性多形体。
〔2〕
Cu−Kα線による粉末X線回折において、本願図面の図1と実質的に同一の回折曲線を示す〔1〕記載のI形結晶と命名された結晶性多形体。
〔3〕
Cu−Kα線による粉末X線回折において、回折角2θ=(5.00±0.2、9.24±0.2、13.39±0.2、16.45±0.2、19.35±0.2、23.17±0.2及び26.21±0.2)にピークを有する(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドのII形結晶と命名された結晶性多形体。
〔4〕
Cu−Kα線による粉末X線回折において、本願図面の図2と実質的に同一の回折曲線を示す〔3〕記載のII形結晶と命名された結晶性多形体。
〔5〕
上記〔1〕記載のI形結晶の含有率が50乃至100重量%である(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドの結晶性多形体。
〔6〕
上記〔3〕記載のII形結晶の含有率が99.5乃至100重量%である(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドの結晶性多形体。
〔7〕
(a)(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドを溶媒に溶解させた溶液を調製し、
(b)前記溶液を冷却して晶析させる、上記〔1〕記載のI形結晶と命名された結晶性多形体の製造方法。
〔8〕
(a)(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドを溶媒に溶解させた溶液を調製し、
(b)前記溶液を、冷却した溶媒中に滴下することにより晶析させる、上記〔3〕記載のII形結晶と命名された結晶性多形体の製造方法。
〔9〕
上記〔3〕記載のII形結晶を分散媒に懸濁させ、得られた懸濁溶液を静置又は攪拌することを特徴とする、上記〔1〕記載のI形結晶と命名された結晶性多形体の製造方法。
〔10〕
上記〔1〕記載のI形結晶及び分散媒を含有する懸濁状組成物。
〔11〕
上記〔1〕記載のI形結晶、界面活性剤及び分散媒として水を含有する水性懸濁状組成物。
〔12〕
上記〔3〕記載のII形結晶及び分散媒を含有する懸濁状組成物。
〔13〕
上記〔3〕記載のII形結晶、界面活性剤及び分散媒として水を含有する水性懸濁状組成物。
〔14〕
上記〔1〕記載のI形結晶の含有率が50乃至100重量%である(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミド及び分散媒を含有する懸濁状組成物。
〔15〕
更に界面活性剤を含有し、分散媒が水である上記〔14〕記載の懸濁状組成物。
〔16〕
上記〔3〕記載のII形結晶の含有率が99.5乃至100重量%である(Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミド及び分散媒を含有する懸濁状組成物。
〔17〕
更に界面活性剤を含有し、分散媒が水である上記〔16〕記載の懸濁状組成物。
化合物Aの分子構造は、2種の異なる立体異性体(すなわち、エナンチオマー)として存在することが可能である。しかしながら、本発明は、これらの2種の可能なエナンチオマーを等しい量で含む化合物Aのラセミ混合物に関する。
また、第1表に記載したII形結晶のピーク値は、I形結晶と同様に、6つのロットのII形結晶のピーク値の平均値である。
機種名:X‘PERT−PRO MPD(スペクトリス株式会社)
測定法:透過法
X線:Cu−Kα 電圧:45kV
電流:40mA
サンプリング間隔:0.026deg
データ範囲:2θ=2乃至40deg
系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、m−ジクロロベンゼン、p−ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、テトラヒドロナフタリン等の芳香族炭化水素系溶媒、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、N,N,N’,N’−テトラメチル尿素等の尿素系溶媒、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含イオウ系極性溶媒、ピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリン、5−エチル−2−ピコリン等のピリジン系溶媒などを用いることができ、これらの溶媒は単独又は2種類以上を混合して用いることができる。これらの溶媒の中では、脂肪族炭化水素系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒又はニトリル系溶媒が好ましく、さらにヘプタン、キシレン、トルエン又はアセトニトリルがより好ましい。また該低温の溶媒は、化合物を溶解する溶媒と同一であっても、相異なっていても良い。
II形結晶を含有する固体状態の化合物Aを分散媒に仕込み、得られた懸濁液を一定時間静置又は撹拌することにより、化合物AのI形結晶が得られる。分散媒としては、上記したI形結晶の製造で用いる溶媒を用いることができる。これらの分散媒の中では、芳香族炭化水素類又はニトリル類が好ましく、キシレン、トルエン又はアセトニトリルが特に好ましい。静置又は攪拌時の懸濁液の温度は通常−20乃至100℃である。純度の高いI形結晶を得るためには静置又は攪拌時間は長い程よく、通常1時間以上静置又は攪拌する。
(2)晶析法+懸濁液法:
上記晶析法において、化合物AのI形結晶とII形結晶の混合物が得られた場合には、得られた懸濁液を一定時間静置又は撹拌することにより、I形結晶に転化させることができる。
(3)加熱法:
II形結晶を含有する固体状態の化合物Aを加温することにより、I形結晶に転化させることができる。加温方法としては、高温不活性気体と接触による方法、加熱装置が装着された混合機で混合する方法が挙げられる。また、化合物AのII形結晶又はII形結晶とI形結晶の混合物の懸濁液を加熱することによっても、I形結晶に転化させることができる。
(4)湿式粉砕法:
化合物AのII形結晶を含有する固体の懸濁液を湿式粉砕することにより、I形結晶に転化させることができる。湿式粉砕機としては、インラインミル又はビーズミル等を用いることができる。
(5)乾式粉砕法:
化合物AのII形結晶を含有する固体を乾式粉砕することにより、I形結晶に転化させることができる。乾式粉砕機としては、ハンマーミル、ピンミル、ジェットミル、ボールミル又はロールミル等を用いることができる。
化合物AのI形結晶又はII形結晶は、それぞれ、製剤安定性の向上だけでなく、活性の向上や取り扱いのしやすさの向上等の技術的な特徴を有する。
ール(bromoconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、カルシウムポリスルフィド(calciumpolysulfide)、キャプタフォール(captafol)、キャプタン(captan)、カルプロパミド(carpropamid)、カルバモルフ(carbamorph)、カルベンダジン(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvone)、チェシュントミクスチャ(cheshunt mixture)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロラニフォルメタン(chloraniformethane)、クロラニル(chloranil)、クロルフェナゾール(chlorfenazol)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロキノックス(chlorquinox)、クロゾリネート(chlozolinate)、クリムバゾール(climbazole)、クロトリマゾール(clotrimazole)、カッパーアセテイト(copper acetate)、塩基性炭酸銅(copper carbonate, basic)、水酸化第二銅(copperhydroxide)、カッパーナフタレン(copper naphthenate)、カッパーオルアイト(copperoleate)、カッパーオキシクロリド(copperoxychloride)、硫酸銅(copper sulfate)、塩基性硫酸銅(copper sulfate, basic)、カッパージンククロメイト(copperzincchromate)、クフラネブ(cufraneb)、クプロバム(cuprobam)、シアゾファミド(cyazofamid)、シクラフルアミド(cyclafuramid)、シクロヘキシミド(cycloheximide)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、サイペンダゾール(cypendazole)、シプロコナゾール(cyproconazol)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、ダゾメット(dazomet)、デバカルブ(debacarb)、デカフェンチン(decafentin)、デハイドロアセテイト(dehydroacetic acid)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロン(dichlone)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロゾリン(dichlozoline)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロメジン(diclomedine)、ジクロラン(dicloran)など。
カルバニル(furcarbanil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール−シス(furconazole-cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、フルファネート(furphanate)、グリオジン(glyodin)、グリセオフルビン(griseofulvin)、グアザチン(guazatine)、ハラクリネイト(halacrinate)、ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヘキシルチオフォス(hexylthiofos)、ハイドロキシキノリン サルフェイト(8-hydroxyquinoline sulfate)、ヒメキサゾール(hymexazol)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソバレジオン(isovaledione)など。
、チアベンダゾール(thiabendazole)、チアジフルオール(thiadifluor)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(thifluzamide)、チオクロルフェンフィム(thiochlorfenphim)、チオファネート(thiophanate)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チオキノックス(thioquinox)、チラム(thiram)、チアジニル(tiadinil)、チオキシミド(tioxymid)、トルクロホス−メチル(tolclofos-methyl)、トリルフラニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(toriadimenol)、トリアミフォス(triamiphos)、トリアリモル(triarimol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリアズブチル(triazbutil)、トリブチルチンオキサイド(tributyltin oxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ザリルアミド(zarilamide)、硫酸亜鉛(zinc sulfate)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram)、ゾキサミド(zoxamide)及びシイタケ菌糸体抽出物など。
fezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルアントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロチアニジン(clothianidin)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ−シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、ベータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、ゼタ−シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアクロデン(diacloden)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、エンペントリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、アルファ−エンドスルファン(alpha-endosulfan)、イーピーエヌ(EPN)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカーブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロニカミド(flonicamid)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、フォルメタネート(formetanate)、フォルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、フルフィプロール(flufiprole)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フロメトキン(flometoquin)など。
リフェンブト(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレトリン(pyrethrins)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、レスメトリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、SI−0405(試験名)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロテトラマート(spirotetramat)、スルホキサフロール(sulfoxaflor)、スルホテップ(sulfotep)、SYJ−159(試験名)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラメトリン(tetramethrin)、d−T−80−フタルスリン(d-tetramethrin)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)、バミドチオン(vamidothion)及びME−5343(試験名)など。
(A−1)ポリエチレングリコール型界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレンアルキル(例えばC8〜18)エーテル、アルキルナフトールのエチレンオキサイド付加物、ポリオキシエチレン(モノ又はジ)アルキル(例えばC8〜12)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ又はジ)アルキル(例えばC8〜12)フェニルエーテルのホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)フェニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジ又はトリ)ベンジルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテルのポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン(モノ、ジ又はトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキル(例えばC8〜18)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、アルキル(例えばC8〜12)フェニルポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンビスフェニルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(例えばC8〜18)モノエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸(例えばC8〜18)ジエステル、ポリオキシエチレンソルビタン(モノ、ジ又はトリ)脂肪酸(例えばC8〜18)エステル、グリセロール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、硬化ヒマシ油エチレンオキサイド付加物、アルキル(例えばC8〜18)アミンエチレンオキサイド付加物及び脂肪酸(例えばC8〜18)アミドエチレンオキサイド付加物等。
エチレンオキサイド付加物等。
(B−1)カルボン酸型界面活性剤:例えば、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリマレイン酸、ポリ無水マレイン酸、マレイン酸又は無水マレイン酸とオレフィン(例えばイソブチレン及びジイソブチレン等)との共重合物、アクリル酸とイタコン酸の共重合物、メタアクリル酸とイタコン酸の共重合物、マレイン酸又は無水マレイン酸とスチレンの共重合物、アクリル酸とメタアクリル酸の共重合物、アクリル酸とアクリル酸メチルエステルとの共重合物、アクリル酸と酢酸ビニルとの共重合物、アクリル酸とマレイン酸又は無水マレイン酸の共重合物、ポリオキシエチレンアルキル(例えばC8〜18)エーテル酢酸、N−メチル−脂肪酸(例えばC8〜18)サルコシネート、樹脂酸及び脂肪酸(例えばC8〜18)等のカルボン酸、並びにそれらカルボン酸の塩。
例えば、アルキルアミン、アルキル4級アンモニウム塩、アルキルアミンのエチレンオキサイド付加物及びアルキル4級アンモニウム塩のエチレンオキサイド付加物等。
(D−1)ベタイン型界面活性剤:例えば、アルキル(例えばC8〜18)ジメチルアミノ酢酸ベタイン、アシル(例えばC8〜18)アミノプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキル(例えばC8〜18)ヒドロキシスルホベタイン及び2−アルキル(例えばC8〜18)−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインが挙げられる
(E−1)シリコン系界面活性剤:例えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体及びポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体等が挙げられる。
サポナイト、ヘクトライト、ベントナイト、ラポナイト及び合成スメクタイト等のスメクタイト系粘土鉱物等を例示することができる。これらの増粘剤は一種又は二種以上混合してもよく、混合する場合の比も自由に選択できる。これらの増粘剤はそのまま添加してもよく、またあらかじめ水に分散させたものを添加しても良い。また、本発明組成物中の含有量も自由に選択することができる。
〔HPLC〕
カラム:Inertsil ODS−SP、φ4.6mm、長さ150mm、
粒子径3μm(ジーエルサイエンス社製)
流速:1.0ml/min
溶離液:アセトニトリル/水/酢酸=600/400/1(体積比)
検出:UV254nm
〔粉末X線回折〕
機種名:X‘PERT−PRO MPD(スペクトリス株式会社)
測定法:透過法
X線:Cu−Kα
電圧:45kV 電流:40mA
サンプリング間隔:0.026deg
データ範囲:2θ=2乃至40deg
〔DSC測定〕(空気中で測定)
機種名:島津製作所製 示唆走査熱量計 DSC−60
比較物質:アルミナ
サンプルパン:アルミニウム
サンプリング速度:1秒
昇温速度:5℃/分
4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−2−メチル安息香酸アミド2.00g、オルトギ酸トリエチル4.26g及びメトキシアミン塩酸塩0.60gのトルエン10ml溶液を、35℃にて24時間攪拌した。攪拌終了後、該反応溶液にトルエン10mlを添加した。添加終了後、該反応溶液を60乃至65℃に加熱し、水洗(4ml×3回)した。水洗後に得られた該トルエン溶液を、HPLCにより分析した結果、トルエンに相当する面積を削除した後の、主生成物に由来するピークの相対面積百分率は90.4%であり、副生成物に由来するピークの相対面積百分率は3.4%であった。
LC−MS 装置:Waters Alliance HPLC system
2695 Separation Module
2998 Photodiode Array Detector
分析条件
カラム:SunFire C18, 2.5μm,2.1×50mm (Waters)
カラム温度:40℃
検出:UV254nm
溶離液:A=アセトニトリル、B=0.1体積%ギ酸水溶液
0乃至5分;A:B=50:50→95:5(体積比)
5乃至8分;A:B=95:5(体積比)
流速:0.3ml/min
質量分析計:3100 Mass Detector
イオン化法:electrospray (positive)
装置:AVANCE III 600(ブルカー・バイオスピン株式会社)
共鳴周波数:600MHz測定溶媒:重クロロホルム(CDCl3)
基準物質:テトラメチルシラン[Si(CH3)4]
プロトン核磁気共鳴(1H−NMR)測定の結果、以下に記載したケミカルシフト値が得られた。
1H-NMRδ(ppm)8.49(d,J=9.6Hz, 1H), 7.77 (d, J=9.6Hz, 1H), 7.58 (d, J=8.6Hz,1H),
7.57(s,1H),7.54 (d,J=8.6Hz, 1H), 7.51 (d, J=1.9Hz, 2H), 7.44 (dd,J=1.9Hz, 1H),4.09(d,J=17.2Hz,1H), 3.90 (s, 3H), 3.71 (d, J=17.2Hz, 1H), 2.53(s, 3H)。
なお、1H−NMRケミカルシフト値における記号は、下記の意味を表す。
s:シングレット、d:ダブレット、J:結合定数、aH:積分値より算出したa個の水素原子。
よって、主生成物が化合物A(幾何異性がZ)であり、副生成物が化合物Aの幾何異性がEである(以下、化合物AのE体と称する。)と同定した。
また、得られた結晶のDSC測定を実施した結果、ピークトップが171.2℃の吸熱ピークを示し、それ以外の温度では吸熱ピークを示さなかった。
実施例1の方法に準じて得られた化合物AのI形結晶0.5g(HPLC相対面積百分率 化合物A:化合物AのE体=97.0:2.6)に、トルエン15mlを添加し、化合物Aのトルエン懸濁液を調製した。該懸濁溶液を、85℃にて加熱攪拌することにより、化合物Aの結晶を完全に溶解させ、化合物Aのトルエン溶液を調製した。
氷冷したn−ヘキサン15mlに、上記の化合物Aのトルエン溶液を、n−ヘキサンの温度が5℃を超えないように10分かけて滴下した。滴下終了後、該溶液を氷冷下にて5分間攪拌した。攪拌終了後、該溶液中に析出した結晶を、減圧濾過にて取り出し、得られた結晶を減圧下にて乾燥することにより、0.45gの白色結晶を得た。
た。
また、得られた結晶のDSC測定を実施したところ、ピークトップが164.3℃の吸熱ピークを示し、それ以外の温度では吸熱ピークを示さなかった。
実施例2の方法に準じて得られた化合物AのII形結晶0.19g(HPLC相対面積百分率 化合物A:化合物AのE体=96.8:2.8)及びトルエン0.77gの懸濁液を、60℃にて4時間撹拌した。攪拌終了後、該懸濁液を減圧濾過し、得られた結晶を減圧下にて乾燥することにより、白色結晶0.12gを得た。
また、得られた結晶の粉末X線回折を測定した結果、図1と実質的に同一のパターンを示すI形結晶であることが判明した。
以下で「部」とあるのは、全て重量部を意味する。
1.粉砕スラリーの調製
水56.86部に、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テルとポリオキシアルキレングリコ−ルの混合物(商品名:ソルポール3353、東邦化学工業(株)製)3部、シリコーン系消泡剤(商品名:KM−73、信越化学工業(株)製)0.1部、プロピレングリコール10部及び、化合物AのI形結晶とII形結晶を合計で10.04部を分散させ0.8−1.2mmφガラスビーズ200gを用いてサンドグラインダー(アイメックス(株)製)で湿式粉砕し、粉砕スラリー80部を得た。
第2表に示したとおり、化合物Aに含有されるI形結晶とII形結晶の重量比率を任意に変化させた。
水19.55部に1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン(商品名:PROXEL GXL、アビシア(株)製)0.05部、キサンタンガム(商品名:KELZAN ASX、CP Kelco社製)0.1部、スメクタイトクレー(商品名:VEEGUM R、R.T.Vanderbilt社製)0.3部の順に分散させ分散媒20部を得た。
上記粉砕スラリー80部と分散媒20部を混合して、均一な水性懸濁状農薬組成物100部を得た。
、54℃の恒温槽で14日間保存した後の粒子径を測定した。また、平均粒径測定は以下に示す測定条件で行った。
〔平均粒径測定〕
機種名:ベックマンコールター社製 粒度分布測定機LS−13320
測定法:レーザ回折散乱法
結果を第2表に示す。但し、「%」は重量%を意味する。
Claims (3)
- (Z)−4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル]−N−(メトキシイミノメチル)−2−メチル安息香酸アミドの結晶及び分散媒を含有する懸濁状組成物であって、該結晶のうち、Cu−Kα線による粉末X線回折において、回折角2θ=(7.45±0.2、11.05±0.2、12.79±0.2、15.30±0.2、20.90±0.2、21.89±0.2及び24.32±0.2)にピークを有する結晶形であるI形結晶の含有率が、50乃至100重量%である、懸濁状組成物。
- 前記分散媒が、水、又はアルコール、エーテル、ケトン、エステル、酸アミド、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素と脂肪族炭化水素との混合物、もしくは油脂から選択される有機液体である、請求項1記載の懸濁状組成物。
- 更に界面活性剤を含有し、且つ、分散媒が水である、請求項1又は請求項2記載の懸濁状組成物。
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