JP2018100737A - Lubrication control device for friction fastening element - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、摩擦締結要素の潤滑制御装置に関する。 The present invention relates to a lubrication control device for a frictional engagement element.
従来より、エンジンとギヤ列との間に設けられたクラッチ(摩擦締結要素)を備え、クラッチを断とした状態でギヤ段の変更(具体的には、変速ギヤに対するスリーブの係合状態の変更)を行うマニュアル・トランスミッション(MT)が広く知られている。また、MTにおけるクラッチの断接、ギヤ段の変更の少なくともいずれか一方を自動化したオートメーテッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)も広く知られている。 Conventionally, a clutch (friction engagement element) provided between the engine and the gear train is provided, and the gear stage is changed with the clutch disengaged (specifically, the engagement state of the sleeve with respect to the transmission gear is changed). ) Is widely known. Further, an automated manual transmission (AMT) in which at least one of clutch engagement / disengagement and gear change in MT is automated is also widely known.
さらに、エンジンと奇数段ギヤ列との間に設けられた第1クラッチと、エンジンと偶数段ギヤ列との間に設けられた第2クラッチとを備え、エンジンからの駆動力を第1クラッチまたは第2クラッチを介して出力側に伝達するデュアルクラッチトランスミッション(DCT)も知られている(例えば特許文献1を参照)。 And a first clutch provided between the engine and the odd-numbered gear train, and a second clutch provided between the engine and the even-numbered gear train, and the driving force from the engine is supplied to the first clutch or A dual clutch transmission (DCT) that transmits to the output side via a second clutch is also known (see, for example, Patent Document 1).
DCTにおいても、奇数段ギヤ列におけるギヤ段の変更は、第1クラッチを断とした状態で行われ、同様に、偶数段ギヤ列におけるギヤ段の変更は、第2クラッチを断とした状態で行われる。特許文献1には、DCTにおける第1および第2クラッチを湿式多板クラッチとするとともに、第1および第2クラッチに対して潤滑油を供給する潤滑制御装置を設けたものが開示されている。
In DCT, the change of the gear position in the odd-numbered gear train is performed with the first clutch disengaged, and similarly, the change of the gear position in the even-numbered gear train is performed with the second clutch disengaged. Done.
しかしながら、従来の潤滑制御装置では、第1および第2クラッチを潤滑する潤滑油量が多く、例えば、第1クラッチを断とした状態で奇数段ギヤ列におけるギヤ段の変更を行う場合に、以下の問題が発生する可能性がある。すなわち、第1クラッチを断とした状態でも、第1クラッチを潤滑する潤滑油により、第1クラッチの出力側部材が第1クラッチの入力側部材に引き摺られて回転する、いわゆる連れ回りが発生する可能性がある。 However, in the conventional lubrication control device, the amount of lubricating oil for lubricating the first and second clutches is large. For example, when changing the gear stage in the odd-numbered gear train with the first clutch disengaged, May cause problems. That is, even when the first clutch is disengaged, the so-called accompanying rotation occurs in which the output side member of the first clutch is dragged and rotated by the input side member of the first clutch by the lubricating oil that lubricates the first clutch. there is a possibility.
これにより、変速ギヤとスリーブとの係合を解除する際に、変速ギヤとスリーブとの間で生じる摩擦力が増大し、変速ギヤとスリーブとの係合解除に時間がかかる可能性、または係合解除に大きな力を要する可能性がある。同様に、変速ギヤとスリーブとの係合する場合にも、変速ギヤとスリーブとの間で大きな摩擦力が生じることで、変速ギヤとスリーブとの係合に時間がかかる可能性、または係合に大きな力を要する可能性がある。換言すれば、特許文献1に記載の潤滑制御装置では、変速装置の変速性能が悪化する可能性がある。
As a result, when the engagement between the transmission gear and the sleeve is released, the frictional force generated between the transmission gear and the sleeve increases, and it may take a long time to release the engagement between the transmission gear and the sleeve. There is a possibility that a great deal of force may be required for the release. Similarly, when the transmission gear and the sleeve are engaged, a large frictional force is generated between the transmission gear and the sleeve. May require a lot of power. In other words, in the lubrication control device described in
本発明の目的は、変速装置の変速性能を向上させることができる摩擦締結要素の潤滑制御装置を提供することである。 An object of the present invention is to provide a lubrication control device for a frictional engagement element capable of improving the speed change performance of a speed change device.
本発明に係る摩擦締結要素の潤滑制御装置は、摩擦締結要素が開放されている状態で変速ギヤに対するスリーブの移動が行われる変速装置における摩擦締結要素の潤滑制御装置であって、油圧源からの潤滑油が供給される第1の油路と、前記第1の油路と接続され、前記スリーブの移動中に前記摩擦締結要素に供給する潤滑油の流量を減少させる流量変更部と、を備える。 A friction engagement element lubrication control apparatus according to the present invention is a friction engagement element lubrication control apparatus in a transmission in which a sleeve is moved with respect to a transmission gear in a state in which the friction engagement element is opened. A first oil passage to which lubricating oil is supplied, and a flow rate changing unit that is connected to the first oil passage and reduces the flow rate of the lubricating oil supplied to the frictional engagement element during the movement of the sleeve. .
本発明によれば、変速装置の変速性能を向上させることができる。 According to the present invention, the transmission performance of the transmission can be improved.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In addition, embodiment described below is an example and this invention is not limited by this embodiment.
まず、図1を参照して、車両の全体構成について説明する。図1に示すように、車両1は、エンジン10と、第1クラッチ20、第2クラッチ30および変速部40からなるDCT2とを備えている。そして、DCT2の出力側に、不図示のプロペラシャフトおよびデファレンシャルギヤを介して、駆動輪が動力伝達可能に連結されている。
First, the overall configuration of the vehicle will be described with reference to FIG. As shown in FIG. 1, the
エンジン10は、例えばディーゼルエンジンである。エンジン10の出力回転数(以下、「エンジン回転数NE」という。)および出力トルクは、アクセル開度センサ101によって検出されるアクセルペダルのアクセル開度Accに基づいて制御される。また、エンジン10の出力軸11には、エンジン回転数NEを検出するエンジン回転数センサ102が設けられている。
The
第1クラッチ20は、複数の入力側クラッチ板21および複数の出力側クラッチ板22を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板21は、エンジン10のエンジン出力軸11と一体回転する。出力側クラッチ板22は、変速部40の第1入力軸41と一体回転する。
The
第1クラッチ20は、不図示のリターンスプリングによって断方向に付勢されており、クラッチ作動油圧によってピストン23が移動して、入力側クラッチ板21および出力側クラッチ板22を圧接することで接とされる。第1クラッチ20が接とされることで、エンジン10の動力が第1入力軸41に伝達される。第1クラッチ20の断接は、制御装置50によって制御される。
The
第2クラッチ30は、複数の入力側クラッチ板31および複数の出力側クラッチ板32を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。入力側クラッチ板31は、エンジン10のエンジン出力軸11と一体回転する。出力側クラッチ板32は、変速部40の第2入力軸42と一体回転する。
The
第2クラッチ30は、不図示のリターンスプリングによって断方向に付勢されており、クラッチ作動油圧によってピストン33が移動して、入力側クラッチ板31および出力側クラッチ板32を圧接することで接とされる。第2クラッチ30が接とされることで、エンジン10の動力が第2入力軸42に伝達される。第2クラッチ30の断接は、制御装置50によって制御される。なお、以下の説明では、入力側クラッチ板21および31、出力側クラッチ板22および32を単に「クラッチ板」と呼ぶことがある。
The
第2クラッチ30は、第1クラッチ20の外周側に設けられている。また、第1入力軸41には、軸方向油路および1つまたは複数の径方向油路からなる不図示の潤滑油路が設けられており、第1入力軸41から潤滑油が放射状に噴射されることで、第1クラッチ20の各クラッチ板が冷却され、さらに、第2クラッチ30の各クラッチ板が冷却される。第2クラッチ30の各クラッチ板を冷却した潤滑油は、第2クラッチ30の外径側等から流出し、不図示のオイルパンに戻る。なお、本実施形態では、第2クラッチ30が第1クラッチ20の外周側に設けられているものを例に挙げて説明を行うが、第1クラッチ20および第2クラッチ30の配置関係はこれに限定されない。具体的には、例えば、第2クラッチ30を、第1クラッチ20の後側に配置するようにしてもよい。
The
変速部40は、第1クラッチ20の出力側に接続された第1入力軸41と、第2クラッチ30の出力側に接続された第2入力軸42とを備えている。また、変速部40は、第1入力軸41および第2入力軸42と平行に配置された副軸43と、第1入力軸41および第2入力軸42と同軸上に配置された出力軸44と、を備えている。また、出力軸44の後端側には、車両1の速度を検出する車速センサ103が設けられている。
The
変速部40は、第1変速部60と、第2変速部70と、前後進切替部80と、を備えている。第1変速部60は、第1高速ギヤ列61と、第1低速ギヤ列62と、第1連結機構63とを備えている。
The
第1高速ギヤ列61は、第1入力軸41に対して相対回転可能に設けられた第1入力ギヤ61aと、第1入力ギヤ61aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第1副ギヤ61bとからなる。
The first high-
第1低速ギヤ列62は、第1入力軸41に対して相対回転可能に設けられた第2入力ギヤ62aと、第2入力ギヤ62aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第2副ギヤ62bとからなる。
The first low-speed gear train 62 is provided so as to mesh with the
第1連結機構63は、不図示のギヤシフトアクチュエータによってスリーブ63aを軸方向(図1の左右方向)に移動させることによって、第1入力ギヤ61aおよび第2入力ギヤ62aを選択的に第1入力軸41と一体回転させる。
The
第2変速部70は、第2高速ギヤ列71と、第2低速ギヤ列72と、第2連結機構73とを備えている。第2高速ギヤ列71は、第2入力軸42に対して相対回転可能に設けられた第3入力ギヤ71aと、第3入力ギヤ71aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第3副ギヤ71bとからなる。
The
第2低速ギヤ列72は、第2入力軸42に対して相対回転可能に設けられた第4入力ギヤ72aと、第4入力ギヤ72aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第4副ギヤ72bとからなる。
The second low-
第2連結機構73は、不図示のギヤシフトアクチュエータによってスリーブ73aを軸方向に移動させることによって、第3入力ギヤ71aおよび第4入力ギヤ72aを選択的に第2入力軸42と一体回転させる。
The
前後進切替部80は、前進ギヤ列81と、後進ギヤ列82と、第3連結機構83とを備えている。前進ギヤ列81は、出力軸44に対して相対回転可能に設けられた第1出力ギヤ81aと、第1出力ギヤ81aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第5副ギヤ81bとからなる。
The forward /
後進ギヤ列82は、出力軸44に対して相対回転可能に設けられた第2出力ギヤ82aと、第2出力ギヤ82aとアイドラギヤ82cを介して噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第6副ギヤ82bとからなる。
The
第3連結機構83は、不図示のギヤシフトアクチュエータによってスリーブ83aを軸方向に移動させることによって、第1出力ギヤ81aおよび第2出力ギヤ82aを選択的に出力軸44と一体回転させる。
The
ここで、DCT2における動力伝達経路について簡単に説明する。1速は、第1連結機構63によって第2入力ギヤ62aと第1入力軸41とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第1クラッチ20を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第1クラッチ20から、第1入力軸41、第1低速ギヤ列62、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
Here, a power transmission path in the
2速は、第2連結機構73によって第4入力ギヤ72aと第2入力軸42とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第2クラッチ30を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第2クラッチ30から、第2入力軸42、第2低速ギヤ列72、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
For the second speed, the
3速は、第1連結機構63によって第1入力ギヤ61aと第1入力軸41とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第1クラッチ20を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第1クラッチ20から、第1入力軸41、第1高速ギヤ列61、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
In the third speed, the
4速は、第2連結機構73によって第4入力ギヤ72aと第2入力軸42とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第2クラッチ30を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第2クラッチ30から、第2入力軸42、第2低速ギヤ列72、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
For the fourth speed, the
また、変速部40では、例えば1速から2速への変速が行われた後、2速での走行中に、次の2速から3速への変速に備えてプレシフトが行われる。この場合、具体的には、第1クラッチ20を断とした状態で、ギヤシフトアクチュエータを制御してスリーブ63aを移動させ、第2入力ギヤ62aと第1入力軸41との連結を解除し、さらに第1入力ギヤ61aと第1入力軸41とを連結する。
Further, in the
すなわち、本実施形態では、プレシフト時に、クラッチを断とした状態で、前変速段における変速ギヤとスリーブとの係合を解除するとともに、次変速段における変速ギヤとスリーブとを係合させる。なお、以下の説明では、変速ギヤとスリーブとの係合を解除することを「ギヤ抜き」と呼び、変速ギヤとスリーブとを係合させることを「ギヤ入れ」と呼ぶ。 That is, in this embodiment, at the time of pre-shifting, with the clutch disengaged, the engagement between the transmission gear and the sleeve at the previous gear stage is released, and the transmission gear and the sleeve at the next gear stage are engaged. In the following description, releasing the engagement between the transmission gear and the sleeve is referred to as “gear removal”, and engaging the transmission gear and the sleeve is referred to as “gearing”.
なお、DCTにおけるプレシフトは公知の技術であるため、詳細な説明は省略する。プレシフトは、例えば、アクセル開度Accおよび車速Vをパラメータとする変速マップにおいて、変速線の前後に設けられたプレシフト線を跨いだ場合に実行される。 In addition, since the preshift in DCT is a well-known technique, detailed description is abbreviate | omitted. The pre-shift is executed, for example, when the shift map having the accelerator opening Acc and the vehicle speed V as parameters crosses the pre-shift line provided before and after the shift line.
制御装置50は、アクセル開度Accおよび車速Vに基づいて、DCT2の変速段を決定するとともに、油圧回路90を介して第1クラッチ20の断接制御、第2クラッチ30の断接制御、変速部40の変速制御等の各種制御を行う。
The
次に、図2Aおよび図2Bの油圧回路図を参照して、本発明の油圧回路90の詳細について説明する。なお、図2Aおよび図2Bでは、第1クラッチ20の断接制御部、第2クラッチ30の断接制御部、変速部40の変速制御部等、本発明に関係のない構成については省略している。
Next, details of the
図2Aに示すように、エンジン10で駆動されるオイルポンプ92によってオイルパン91からフィルタ91aを介して吸い上げられた作動油は、ライン圧油路L1に供給され、ライン圧制御バルブ93により、ライン圧に調圧される。ライン圧油路L1の作動油は、不図示のクラッチ制御用油路及び変速制御用油路に供給され、第1クラッチ20、第2クラッチ30の断接制御および変速部40の変速制御に用いられる。
As shown in FIG. 2A, the hydraulic oil sucked up from the
また、ライン圧油路L1の作動油は、油路L2に供給される。油路L2は、潤滑流量切替バルブ95と接続されている。なお、ライン圧油路L1および油路L2は、本発明の「第1の油路」に相当する。また、潤滑流量切替バルブ95は、本発明の「流量変更部」および「切替バルブ」に相当する。
The hydraulic oil in the line pressure oil passage L1 is supplied to the oil passage L2. The oil passage L2 is connected to the lubrication flow
潤滑流量切替バルブ95は、パイロット油圧作動式のスプールバルブである。潤滑流量切替バルブ95は、入力ポート95a、第1出力ポート95b、第2出力ポート95cおよびパイロットポート95dを有する。
The lubrication flow
また、ライン圧油路L1の作動油は、油路L3に供給される。油路L3には、潤滑流量切替バルブ95のパイロットポート95dへの作動油の供給を制御するソレノイドバルブ96が設けられている。ソレノイドバルブ96は、ノーマルクローズタイプのオン−オフソレノイドバルブである。
Further, the hydraulic oil in the line pressure oil passage L1 is supplied to the oil passage L3. The oil passage L3 is provided with a
ソレノイドバルブ96の開閉は、制御装置50により制御される。ソレノイドバルブ96がオフの場合(図2Aの状態)、潤滑流量切替バルブ95のパイロットポート95dに作動油は供給されない。この場合、潤滑流量切替バルブ95のスプールは、スプリング95eによって右方向に付勢されている。これにより、入力ポート95aおよび第1出力ポート95bが連通するとともに、第2出力ポート95cは遮断される。
The opening and closing of the
また、ソレノイドバルブ96がオンとされ、潤滑流量切替バルブ95のパイロットポート95dに作動油が供給されると(図2Bの状態)、入力ポート95aおよび第2出力ポート95cが連通するとともに、第1出力ポート95bは遮断される。
When the
潤滑流量切替バルブ95の第1出力ポート95bには、油路L4が接続されている。油路L4には、第1オリフィス97およびATFクーラ98が順に設けられている。なお、油路L4は、本発明の「第2の油路」に相当する。
An oil passage L4 is connected to the
潤滑流量切替バルブ95の第2出力ポート95cには、油路L5が接続されている。油路L5には、第2オリフィス99が設けられている。第2オリフィス99の長さは第1オリフィス97と同じである。また、第2オリフィス99の径は、第1オリフィス97の径よりも小さい。なお、油路L5は、本発明の「第3の油路」に相当する。
An oil path L5 is connected to the
油路L4と油路L5は、ATFクーラ98の下流側および第2オリフィス99の下流側において合流して油路L6となる。油路L6は、上述の第1入力軸41に設けられた潤滑油路に接続されている。この潤滑油路に供給された潤滑油は、第1クラッチ20および第2クラッチ30の各クラッチ板(以下、「クラッチ被潤滑部100」という。)に供給された後、オイルパン91に戻る。
The oil passage L4 and the oil passage L5 merge at the downstream side of the
本発明において、第2オリフィス99が設けられた油路L5の圧力損失は、第1オリフィス97およびATFクーラ98が設けられた油路L4の圧力損失よりも大きい。そのため、油路L2に供給される潤滑油の流量が一定であると仮定すると、油路L2から油路L4を経由して油路L6に供給される流量のほうが、油路L2から油路L5を経由して油路L6に供給される流量よりも多くなる。
In the present invention, the pressure loss of the oil passage L5 provided with the
本発明では、ソレノイドバルブ96のオン、オフによって、クラッチ被潤滑部100に供給される潤滑油の流量が変更される。具体的には、ソレノイドバルブ96がオフの状態では、潤滑流量切替バルブ95は図2Aに示す左位置となり、油路L2に供給された潤滑油は油路L4、油路L6を経由してクラッチ被潤滑部100に供給される。
In the present invention, the flow rate of the lubricating oil supplied to the clutch lubricated
一方、ソレノイドバルブ96がオンの状態では、潤滑流量切替バルブ95は図2Bに示す右位置となり、油路L2に供給された潤滑油は油路L5、油路L6を経由してクラッチ被潤滑部100に供給される。
On the other hand, when the
上述のとおり、油路L5の圧力損失は、油路L4の圧力損失よりも大きいため、油路L2に供給される潤滑油の流量が一定であると仮定すると、油路L5を経由した場合にクラッチ被潤滑部100に供給される潤滑油の流量は、油路L4を経由した場合にクラッチ被潤滑部100に供給される潤滑油の流量に比べて、相対的に減少する。
As described above, since the pressure loss of the oil passage L5 is larger than the pressure loss of the oil passage L4, assuming that the flow rate of the lubricating oil supplied to the oil passage L2 is constant, when the oil passage L5 passes through the oil passage L5, The flow rate of the lubricating oil supplied to the clutch-lubricated
続いて、図3のフローチャートを参照して、本発明において実行される、潤滑油量切替制御について詳細に説明する。なお、図3の処理は、エンジン運転中、所定の周期(例えば、10ms)で繰り返し実行される。 Next, the lubricating oil amount switching control executed in the present invention will be described in detail with reference to the flowchart of FIG. Note that the process of FIG. 3 is repeatedly executed at a predetermined cycle (for example, 10 ms) during engine operation.
まず、ステップS1で、制御装置50は、スリーブが移動中か否かを判断する。換言すれば、制御装置50は、ギヤ入れまたはギヤ抜きが行われているか否かを判断する。この判断には、例えば、各ギヤシフトアクチュエータの作動状態が用いられる。具体的には、制御装置50から各ギヤシフトアクチュエータを作動させる命令が出力されている場合、ギヤ入れまたはギヤ抜きが行われていると判断することができる。
First, in step S1, the
なお、ギヤ入れまたはギヤ抜きが行われているか否かの判断は、これに限定されない。具体的には、例えば、本実施形態では、上述のとおり、プレシフトが実行される場合に、ギヤ抜きおよびギヤ入れが行われる。そのため、アクセル開度Accおよび車速Vが変化し、プレシフト線を跨いだ場合にギヤ入れまたはギヤ抜きが開始され、その後、所定時間の間、ギヤ入れまたはギヤ抜きが行われていると判断するようにしてもよい。 Note that the determination of whether or not gears are engaged or not is not limited to this. Specifically, for example, in the present embodiment, as described above, when preshift is performed, gear removal and gear engagement are performed. Therefore, when the accelerator opening degree Acc and the vehicle speed V change and cross the preshift line, it is determined that gear engagement or gear disengagement is started and then gear engagement or gear disengagement is performed for a predetermined time. It may be.
ステップS1でスリーブが移動中であると判断された場合(ステップS1:YES)、処理はステップS2に進む。そして、ステップS2で、制御装置50は、ソレノイドバルブ96をオンにする。これにより、潤滑流量切替バルブ95は、図2Bに示す右位置となる。そのため、油路L2に供給された潤滑油は、油路L5および油路L6を経由してクラッチ被潤滑部100に供給される。
If it is determined in step S1 that the sleeve is moving (step S1: YES), the process proceeds to step S2. In step S2, the
ステップS1でスリーブが移動中であると判断されなかった場合(ステップS1:NO)、処理はステップS3に進む。そして、ステップS3で、制御装置50は、ソレノイドバルブ96をオフにする。これにより、潤滑流量切替バルブ95は、図2Aに示す左位置となる。そのため、油路L2に供給された潤滑油は、油路L4および油路L6を経由してクラッチ被潤滑部100に供給される。
If it is not determined in step S1 that the sleeve is moving (step S1: NO), the process proceeds to step S3. In step S3, the
以上説明したように、本実施形態によれば、スリーブの移動中に、クラッチ板の冷却に用いられる潤滑油の流量を減少させるようにした。そのため、クラッチでの連れ回りを低減させることができ、変速性能を向上させることができる。 As described above, according to the present embodiment, the flow rate of the lubricating oil used for cooling the clutch plate is reduced during the movement of the sleeve. Therefore, it is possible to reduce the follow-up by the clutch and improve the speed change performance.
また、本実施形態によれば、オイルポンプ92からクラッチ被潤滑部100までの油路を、相対的に圧力損失の大きい油路と小さい油路のいずれかに選択的に接続する潤滑流量切替バルブ95を設け、クラッチ板の温度に応じて潤滑流量切替バルブ95を切り替えるようにした。そのため、潤滑流量切替バルブ95を切り替えるのみで潤滑油の流量を変更することができ、構造を単純化できる。
Further, according to the present embodiment, the lubricating flow rate switching valve that selectively connects the oil passage from the
また、本実施形態によれば、潤滑流量切替バルブ95を、ソレノイドバルブ96からのパイロット圧で切替可能な油圧制御バルブとした。そのため、高価なリニアソレノイドバルブを用いることなく、潤滑油の流量を変更することができる。
Further, according to the present embodiment, the lubricating flow
また、上述の実施形態では、クラッチ被潤滑部100に供給する潤滑油の流量を2段階に切り替えるようにしたが、これに限定されない。具体的には、例えば、クラッチ被潤滑部100に供給する潤滑油の流量を、3段階以上に切り替えるようにしてもよいし、リニアに制御してもよい。
Further, in the above-described embodiment, the flow rate of the lubricating oil supplied to the clutch lubricated
この場合、クラッチでの連れ回りが作動油の粘度に依存することを考慮し、作動油の温度が低く、粘度が高い場合に、クラッチ被潤滑部100に供給する潤滑油の流量の減少度合いを大きくするのが好ましい。
In this case, considering that the rotation of the clutch depends on the viscosity of the hydraulic oil, when the temperature of the hydraulic oil is low and the viscosity is high, the degree of decrease in the flow rate of the lubricating oil supplied to the clutch lubricated
また、上述の実施形態では、第1オリフィス97を経由する場合に、ATFクーラを経由するようにしたが、これに限定されない。具体的には、例えば、油路L4に、ATFクーラを通過させるか否かを選択可能な切替バルブを追加し、ATFクーラを通過するか否かを選択できるようにしてもよい。
In the above-described embodiment, when the
本発明の摩擦締結要素の潤滑制御装置は、作動油の温度が低く、クラッチでの連れ回りが大きくなるような場合に有用である。 The lubrication control device for a frictional engagement element according to the present invention is useful when the temperature of the hydraulic oil is low and the follow-up by the clutch is large.
21 入力側クラッチ板
61a 第1入力ギヤ
62a 第2入力ギヤ
63a スリーブ
90 油圧回路
92 オイルポンプ
95 潤滑流量切替バルブ
L1 ライン圧油路
L2、L3、L4、L5、L6 油路
21 Input side
Claims (2)
油圧源からの潤滑油が供給される第1の油路と、
前記第1の油路と接続され、前記スリーブの移動中に前記摩擦締結要素に供給する潤滑油の流量を減少させる流量変更部と、を備える
摩擦締結要素の潤滑制御装置。 A friction control device for a frictional engagement element in a transmission in which a sleeve is moved relative to a transmission gear in a state where the frictional engagement element is opened,
A first oil passage supplied with lubricating oil from a hydraulic source;
A friction control device for a frictional engagement element, comprising: a flow rate changing unit that is connected to the first oil passage and reduces a flow rate of lubricating oil supplied to the frictional engagement element during movement of the sleeve.
前記切替バルブは、前記スリーブの移動中に前記第1の油路と前記第3の油路とを接続するように切り替えられる、
請求項1に記載の摩擦締結要素の潤滑制御装置。 The flow rate changing unit is a switching valve that selectively connects the first oil passage to a second oil passage or a third oil passage having a larger pressure loss than the second oil passage,
The switching valve is switched to connect the first oil passage and the third oil passage during movement of the sleeve.
The friction control device for a frictional engagement element according to claim 1.
Priority Applications (1)
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JP2016247851A JP2018100737A (en) | 2016-12-21 | 2016-12-21 | Lubrication control device for friction fastening element |
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2016
- 2016-12-21 JP JP2016247851A patent/JP2018100737A/en active Pending
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