JP2018197615A - 浴室空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入浴のために浴室に入室する入浴者が寒さ、もしくは暑さを感じるのを防止することを、季節、あるいは、気温状態の高低によらずに実現し得るように、浴室の空調を行うことを可能とする浴室空調装置を提供する。【解決手段】浴室空調装置10の制御装置13は、湯はりの開始当初の浴室BRの温度の観測値を、季節情報又は気温情報に応じて可変的に設定した温度閾値と比較し、その比較結果に基づいて浴室BRの換気運転及び温風送風運転(暖房運転)のそれぞれの要否を決定する。当該要否の決定に従って、浴室空調装置10の運転制御を行う。【選択図】図3
Description
本発明は、浴室の換気運転、暖房運転等の空調運転を行う浴室空調装置に関する。
従来、例えば特許文献1に見られるように、夏季において、浴槽への湯はりを開始することに連動させて、浴室の換気運転を行う技術が知られている。
また、例えば特許文献2もしくは特許文献3に見られるように、浴槽への湯はりを開始する際に、浴室の温度が、所定温度以下である場合に、浴室の暖房運転を行う技術が知られている。
浴槽への湯はりが終了した後に、入浴者が浴室に入室したときに、該入浴者が体感的に暑いと感じる浴室内の温度、あるいは、寒いと感じる浴室内の温度は、一般に、当日が属する季節、あるいは、当日もしくはその近辺の期間における気温によって変化する。
例えば、浴室に入室する入浴者が体感的に暑いと感じる浴室内の温度、あるいは、体感的に寒いと感じる浴室内の温度は、一般に、気温が低い冬季よりも、気温が高い夏季の方が高くなる傾向(換言すれば、気温が高い夏季よりも、気温が低い冬季の方が低くなる傾向)がある。
しかるに、前記特許文献1に見られる技術では、夏季においては、一律に換気運転を行うので、例えば、冷夏の影響、あるいは、浴室に近い他の部屋の冷房の影響等に起因して、浴室の温度が比較的低い状態でも、換気運転が実行され、ひいては、浴室に入室した入浴者が寒さを感じる状況が生じやすいという不都合がある。
また、前記特許文献2,3に見られる技術では、浴室の温度が、一定の所定温度以下であるか否かによって、浴室の暖房運転を実行するか否かが決定されてしまう。このため、例えば、上記所定温度を低めの温度に設定しておくと、冬季以外の時期に、入浴者が寒いと感じる状況でも、湯はり運転に連動した暖房運転が実行されないという不都合を生じやすい。また、逆に、上記所定温度を高めの温度に設定しておくと、入浴者が寒いと感じない状況でも、湯はり運転に連動した暖房運転が実行されてしまうという不都合を生じやすい。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、入浴のために浴室に入室する入浴者が寒さ、もしくは暑さを感じるのを防止することを、季節、あるいは、気温状態の高低によらずに実現し得るように、浴室の空調を行うことを可能とする浴室空調装置を提供することを目的とする。
本発明の浴室空調装置は、上記の目的を達成するために、浴室の換気を行う換気運転と浴室に温風を送風する温風送風運転とを実行可能な浴室空調装置であって、
前記浴室内の浴槽の湯はりが開始されるとき、該湯はりの開始当初における前記浴室の温度の観測値を取得する浴室温度観測部と、
前記浴室の温度の観測値を、当日が属する季節を示す季節情報と、当日の気温を示す気温情報もしくは当日以前の一定期間内における気温を示す気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に応じて可変的に設定した温度閾値と比較し、該比較結果に基づいて前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定する運転要否決定部と、
前記要否の決定に従って、当該浴室空調装置の運転制御を行う制御部とを備えることを特徴とする。
前記浴室内の浴槽の湯はりが開始されるとき、該湯はりの開始当初における前記浴室の温度の観測値を取得する浴室温度観測部と、
前記浴室の温度の観測値を、当日が属する季節を示す季節情報と、当日の気温を示す気温情報もしくは当日以前の一定期間内における気温を示す気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に応じて可変的に設定した温度閾値と比較し、該比較結果に基づいて前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定する運転要否決定部と、
前記要否の決定に従って、当該浴室空調装置の運転制御を行う制御部とを備えることを特徴とする。
なお、本発明において、「湯はりの開始当初における前記浴室の温度の観測値」というのは、より詳しくは、湯はりの開始時、もしくはその近辺の期間内(湯はりの開始時の直前もしくは直後の期間内)における浴室の温度の検出値又は推定値を意味する。当該「浴室の温度の観測値」は、浴室内の実際の温度の検出値又は推定値でよいことはもちろんであるが、浴室内の実際の温度とほぼ一致するとみなし得る箇所(例えば、浴室に隣接する脱衣室等)の温度の検出値又は推定値であってもよい。
また、「当日」は、浴槽の湯はりがなされる日を意味する。
上記本発明によれば、前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定するために、前記浴室の温度の観測値と比較する前記温度閾値として、前記季節情報と前記気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に基づいて可変的に設定された温度閾値が使用される。このため、前記季節情報により示される季節、あるいは、前記気温情報により示される気温に適合させて、前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定することができる。
そして、当該要否の決定に従って、浴室空調装置の運転制御が行われる。この場合、浴槽の湯はりと並行して、換気運転及び温風送風運転のいずれかの運転が実行され、あるいは、両方の運転が実行されない。
これにより、浴槽の湯はりの実行中に、該湯はりの終了後に浴室に入室する入浴者が暑さや寒さを感じるのを防止し得る適温状態になるか、もしくは適温状態に維持されるように浴室の空調を行うことが可能となる。
ひいては、本発明によれば、浴槽の湯はりの終了後に、入浴のために浴室に入室する入浴者が寒さ、もしくは暑さを感じるのを防止することを、季節、あるいは、気温状態の高低によらずに実現し得るように、浴室の空調を行うことを可能となる。
上記本発明では、前記要否決定部は、前記季節情報と前記気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に応じて複数の前記温度閾値のそれぞれを可変的に設定し、該複数の温度閾値のそれぞれと前記浴室の温度の観測値との比較結果に基づいて、前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定するように構成され得る。
これによれば、前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を、前記季節情報及び前記気温情報の少なくとも一方の情報に応じて設定した複数の温度閾値のそれぞれと、前記浴室の温度の観測値との大小関係とに応じて、きめ細かく分類して決定できる。そのため、入浴者が寒さ、もしくは暑さを感じるのを防止するように、浴室の空調を行うことの効果を好適に高めることが可能となる。
本発明の一実施形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。図1に示すシステムは、浴室BRの浴槽BTの湯はり、追焚き、足し湯等を行う風呂運転と浴室BR及び台所等の給湯箇所への給湯を行う給湯運転とを実行可能な風呂給湯装置1と、浴室BRの暖房運転及び換気運転等の浴室BRの空調運転を実行可能な浴室空調装置10とを備える。
なお、浴室BRの空調運転には、暖房運転及び換気運転の他、浴室BRの乾燥を行う乾燥運転、あるいは、浴室BRへの涼風の送風を行う送風運転等が含まれ得る。また、浴室BRの暖房運転あるいは乾燥運転は、換言すれば、浴室BRに温風を送風する温風送風運転である。
風呂給湯装置1は、熱源機2と、風呂給湯装置1の運転操作をユーザが行うための複数(図示例では2つ)の給湯・風呂運転用リモコン3,4とを含む。
給湯・風呂運転用リモコン3,4のうち、リモコン3は、浴室BRに設置されるリモコン、リモコン4は、浴室BR以外の箇所、例えば台所に設置されるリモコンである。以降、リモコン3を浴室リモコン3、リモコン4を台所リモコン4ということがある。
これらの浴室リモコン3又は台所リモコン4を操作することによって、風呂給湯装置1の各運転の実行指示、ユーザが希望する給湯温度あるいは浴槽BT内の湯温(風呂温度)の設定等を行うことが可能である。
なお、風呂給湯装置1は、浴室リモコン3及び台所リモコン4以外の他の給湯・風呂運転用リモコンをさらに備えていてもよい。
熱源機2は、例えば、公知の構成の燃焼式の熱源機であり、図示を省略するバーナ(燃焼式加熱源)及び熱交換器等が搭載されている。なお、燃料は、燃料ガス、あるいは、灯油等の液体燃料のいずれであってもよい。
さらに、熱源機2には、該熱源機2内に水道水等の給湯用水を導入する給水管5と、熱源機2内で加熱した給湯用水(湯)を台所、浴室等の給湯箇所に供給する給湯管6とが接続されていると共に、浴槽BTとの間で温水を流通させる浴槽配管7,7とが接続されている。
そして、熱源機2は、給湯運転時に、給水管5から供給される給湯用水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱しつつ、加熱した給湯用水(湯)を、台所や浴室BR等の給湯箇所に給湯管6を介して供給するという運転動作、浴槽BTの湯はり運転もしくは足し湯運転時に、給水管5から供給される給湯用水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱しつつ、加熱した給湯用水(湯)を、浴槽BTに浴槽配管7,7の一方もしくは両方を介して供給するという運転動作、浴槽BTの追焚き運転時に、浴槽BTとの間で浴槽配管7,7を介して温水を循環させつつ、該温水をバーナの燃焼熱により熱交換器を介して加熱するという運転動作等を実行可能である。
浴室空調装置10は、その本体部である浴室空調本体部11と、浴室空調装置10の運転操作をユーザが行うための浴室空調運転用リモコン12とを含む。浴室空調運転用リモコン12は、例えば浴室BRに隣接する脱衣室UDRに設置されるリモコンである。該浴室空調運転用リモコン12を操作することで、浴室空調装置10の各運転の実行指示、暖房運転もしくは乾燥運転時にユーザが希望する温風の温度もしくは風量の設定、換気運転もしくは送風運転時にユーザが希望する風量の設定等を行うことが可能である。
なお、浴室空調装置10は、浴室空調運転用リモコン12以外に、さらに浴室BRに設置されるリモコンを含んでいてもよい。また、例えば浴室リモコン3が、浴室空調運転用リモコンとしての機能を含むように構成されていてもよい。
浴室空調本体部11は、本実施形態では浴室BRの天井に装着されている。該浴室空調本体部11には、図示を省略する発熱部、熱交換器、送風ファン、空気流路の切換用ダンパー等が搭載されている。本実施形態では、浴室空調本体部11の発熱部は、例えば、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する電気式の発熱部である。
そして、浴室空調本体部11は、浴室BRの換気運転時(24時間換気運転を含む)に、送風ファンの作動により浴室BR内の空気を吸引しつつ、該空気を屋外に排気するという運転動作、浴室BRの暖房運転もしくは乾燥運転時に、発熱部の熱により熱交換器を介して加熱した空気(温風)を送風ファンの作動により浴室BR内に送風するという運転動作、送風運転時に、発熱部を作動させずに送風ファンを作動させることで、浴室BRに涼風を送風するという運転動作等を実行可能である。
なお、浴室空調本体部11は、発熱部を備える代わりに、風呂給湯装置1の熱源機2で加熱された温水が供給されるように構成されていてもよい。あるいは、浴室空調本体部11の発熱部は、燃焼式の発熱部であってもよい。また、浴室空調本体部11は、浴室BRの壁に装着されるものであってもよい。
また、熱源機2には、該熱源機2の作動制御を行う制御装置8が搭載され、浴室空調本体部11には、該浴室空調本体部11の作動制御を行う制御装置13が搭載されると共に、浴室BRの室温(以降、浴室温度という)を検出する温度センサ14が搭載されている。上記制御装置8,13は、それぞれ、CPU、RAM、ROM、インターフェース回路等を含む電子回路ユニットにより構成される。
熱源機2の制御装置8は、前記浴室リモコン3及び台所リモコン4と有線通信し得るように該浴室リモコン3及び台所リモコン4のそれぞれに接続されている。そして、制御装置8は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能によって、浴室リモコン3又は台所リモコン4から与えられる運転指示情報等に応じて、熱源機2の作動制御を行い得るように構成されている。
また、本実施形態では、浴室リモコン3は、風呂給湯装置1の運転情報等を、適宜、赤外線通信等の無線通信により浴室空調本体部11の制御装置13に送信し得るように構成されている。例えば、浴室リモコン3は、浴槽BTの湯はり運転を開始するとき、その旨を示す情報を、浴室空調本体部11の制御装置13に送信する。
浴室空調本体部11の制御装置13は、浴室空調運転用リモコン12と有線通信し得るように該リモコン12に接続されている。また、制御装置13には、温度センサ14の検出信号(浴室温度を示す検出信号)、及び浴室リモコン3から送信される情報等が入力される。
そして、制御装置13は、実装されたハードウェア構成及びプログラム(ソフトウェア構成)により実現される機能によって、浴室空調運転用リモコン12から与えられる運転指示情報、温度センサ14の検出信号により示される浴室温度の検出値、あるいは、浴室リモコン3から送信される情報等に応じて、浴室空調本体部11の作動制御を行い得るように構成されている。
制御装置13は、本実施形態では、図2に示す如く、浴槽BTの湯はり運転を実行される際に、温度センサ14の検出信号により浴室温度を観測する(浴室温度の検出値を取得する)浴室温度観測部21として機能、浴室BRの換気運転及び暖房運転の実行の要否を決定する運転要否決定部22としての機能、当該要否の決定に従って浴室空調本体部11の作動制御を行う浴室空調運転制御部23としての機能等を有する。この場合、運転要否決定部22は、浴室温度の検出値と比較する温度閾値を設定する温度閾値設定部22aとしての機能を含む。
上記浴室温度観測部21、運転要否決定部22及び浴室空調運転制御部23は、それぞれ本発明における浴室温度観測部、運転要否決定部、制御部に相当する機能部である。
補足すると、熱源機2の制御装置8と各給湯・風呂運転用リモコン3,4との間の通信、あるいは、浴室空調本体部11の制御装置13と各浴室空調運転用リモコン12との間の通信を無線により行い得るように構成されていてもよい。また、例えば、熱源機2の制御装置8と、浴室空調本体部11の制御装置13との間で、各種情報を有線又は無線により通信し得るように構成されていてもよい。
また、温度センサ14は、浴室温度、あるいは、該浴室温度とほぼ同等とみなし得る温度を検出し得るものであれば、浴室空調本体部11以外の箇所に配置されたものであってもよい。例えば、温度センサ14は、浴室リモコン3に搭載されていてもよい。この場合、浴室リモコン3から浴室空調本体部11の制御装置13への情報送信によって、該制御装置13は、浴室温度の検出値を取得することが可能である。
また、例えば、浴槽BTの湯はり前は、脱衣室UDRの室温は、浴室温度にほぼ一致するとみなし得る。従って、例えば、浴室空調運転用リモコン12に脱衣室UDRの室温を検出する温度センサが搭載されている場合には、浴槽BTの湯はり運転の開始当初(開始時、又はその近辺の時刻)に該温度センサにより検出される温度を、湯はり運転の開始当初の浴室温度として使用することも可能である。
次に、図3のフローチャートを参照して、浴槽BTの湯はりが行われる場合における浴室空調装置10の作動を説明する。
ユーザによる前記浴室リモコン3又は台所リモコン4を操作によって、風呂給湯装置1の湯はり運転の実行が指示されると、あるいは、ユーザが浴室リモコン3又は台所リモコン4であらかじめ設定したスケジュールに従って、湯はり運転の実行を開始すべき要求が発生すると、熱源機2の制御装置8は、浴槽BTの湯はりを行うように熱源機2の作動制御を行うことを開始する。
この場合、湯はり運転の開始時に、浴室リモコン3から浴室空調本体部11の制御装置13に、湯はりの運転の開始を示す情報が送信される。これにより、制御装置13は、湯はり運転の開始を認識し、この認識に応じて図3のフローチャートに示す処理を実行する。
なお、熱源機2の制御装置8と、浴室空調本体部11の制御装置13との間で通信を行い得る場合には、湯はり運転の開始を示す情報を、熱源機2の制御装置8から、浴室空調本体部11の制御装置13に送信してもよい。
湯はり運転が開始されると、浴室空調本体部11の制御装置13は、まず、STEP1において、前記温度センサ14の検出信号により示される前記浴室温度の観測値(湯はり運転の開始当初の観測値)を取得する。このSTEP1の処理が、前記浴室温度観測部21の処理である。
次いで、STEP2において、制御装置13は、前記温度閾値設定部22aにより2つの温度閾値TA,TB(TA>TB)を設定する。この処理では、制御装置13は、温度閾値TA,TBは、湯はり運転を実行する当日が属する季節(春夏秋冬)を示す季節情報に応じて、例えば次の表1で示すように、温度閾値TA,TBを設定する。
この場合、制御装置13には、日付と季節との関係を規定するカレンダー情報があらかじめ記憶保持されており、当日の日付から上記カレンダー情報に基づいて、当日の季節が特定される。
上記表1に示されるように、気温が高い季節ほど、温度閾値TA,TBが高くなるように(換言すれば、気温が低い季節ほど、温度閾値TA,TBが低くなるように)、温度閾値TA,TBが設定される。
ここで、温度閾値TAは、浴室温度が該温度閾値TAよりも高くなっている状態で、入浴者が浴室BR内に入室したときに、該入浴者が体感的に暑いと感じやすく、ひいては、入浴者が浴室BRに入室する前に、浴室BRの換気を行っておくことが好ましいと考えられる温度である。
また、温度閾値TBは、浴室温度が該温度閾値TBよりも低くなっている状態で、入浴者が浴室BR内に入室したときに、該入浴者が体感的に寒いと感じやすく、ひいては、入浴者が浴室BRに入室する前に、浴室BRを暖めておくことが好ましいと考えられる温度である。
ここで、入浴者が浴室BR内に入室したときに、該入浴者が体感的に暑いと感じる浴室温度は、一般に、気温が低い時期よりも、気温が高い時期の方がより高くなる(換言すれば、気温が高い時期よりも、気温が低い時期の方がより低くなる)傾向がある。
また、入浴者が浴室BR内に入室したときに、該入浴者が体感的に寒いと感じる浴室温度は、一般に、気温が高い時期よりも、気温が低い時期の方がより低くなる(換言すれば、気温が低い時期よりも、気温が高い時期の方がより高くなる)傾向がある。
そこで、本実施形態では、制御装置13は、当日の季節情報に応じて、上記の如く温度閾値TA,TBを設定する。
なお、本実施形態では、春における温度閾値TA,TBのそれぞれと、秋における温度閾値TA,TBのそれぞれとは同一であるが、互いに異なっていてもよい。例えば、過去数年間において、春の平均気温が秋の平均気温よりも高い場合には、春における温度閾値TA,TBのそれぞれが、秋における温度閾値TA,TBのそれぞれよりも高くなるように温度閾値TA,TBが設定されてもよい。
また、各季節の期間、あるいは、各季節に対応する温度閾値TA,TBは、風呂給湯装置1及び浴室空調装置10が設置される場所がどの地域であるかによって(例えば、当該地域が北海道であるか、九州であるか等によって)、異なっていてもよい。
補足すると、制御装置13が、湯はり運転が実行される当日の気温を示す気温情報(例えば、湯はり運転の開始当初の気温の検出値、あるいは、湯はり運転の開始時までの当日の気温の検出値の平均値、あるいは、気象予報による当日の最高気温、最低気温もしくは平均気温の予測値)、又は、当日以前の一定期間における気温を示す気温情報(例えば、当該一定期間における平均気温、もしくは最高気温の平均値、もしくは最低気温の平均値)を取得し得る場合には、該気温情報により示される気温に応じて、温度閾値TA,TBを設定するようにしてもよい。この場合には、制御装置13は、気温が高いほど、温度閾値TA,TBが高くなるように(換言すれば、気温が低いほど、温度閾値TA,TBが低くなるように)、温度閾値TA,TBを設定する。
なお、気温に対する温度閾値TA,TBの変化の態様は、連続的な変化、及び段階的な変化(ステップ状の変化)のいずれの態様であってもよい。
また、上記季節情報と気温情報との両方を参照して、温度閾値TA,TBを設定することも可能である。
次いで、制御装置13は、STEP1で取得した湯はり運転の開始当初の浴室温度の観測値を、STEP2で設定した温度閾値TA,TBと比較する処理をSTEP3,4で実行し、その比較結果に応じて、浴室BRの換気運転又は暖房運転(温風送風運転)を実行することの要否をSTEP5,7,11で決定する。これらのSTEP3,4,5,7,11の処理が前記運転要否決定部22の処理である。
STEP3では、制御装置13は、浴室温度の観測値が、温度閾値TAよりも低いか否かを判断する。そして、このSTEP3の判断結果が否定的である場合(浴室温度≧TAである場合)には、湯はり運転の終了後に浴室BRに入室する入浴者が暑いと感じやすい状況であるので、制御装置13は、STEP7において、浴室BRの換気運転が必要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が不要であると決定する。
なお、本実施形態では、前記表1に示した如く温度閾値TAが設定されるので、例えば、冬季においても、暖冬の影響、あるいは、浴室BR及び脱衣室UDRに近い部屋の暖房等の影響で、浴室温度の観測値が25℃以上になると、浴室BRの換気運転が必要であると決定されることとなる。
また、STEP3の判断結果が肯定的である場合(浴室温度<TAである場合)には、制御装置13はさらに、STEP4において、浴室温度の観測値(STEP1で取得した観測値)が、温度閾値TBよりも低いか否かを判断する。
そして、このSTEP4の判断結果が肯定的である場合(浴室温度<TBである場合)には、湯はり運転の終了後に浴室BRに入室する入浴者が寒いと感じやすい状況であるので、制御装置13は、STEP5において、浴室BRの換気運転が不要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が必要であると決定する。
なお、本実施形態では、前記表1に示した如く温度閾値TBが設定されるので、例えば、夏季においても、冷夏の影響、あるいは、浴室BR及び脱衣室UDRに近い部屋の冷房等の影響で、浴室温度の観測値が20℃よりも低くなると、浴室BRの暖房運転(温風送風運転)が必要であると決定されることとなる。
また、STEP3の判断結果が肯定的であり、且つ、STEP4の判断結果が否定的である場合(TB≦浴室温度<TAである場合)には、制御装置13は、STEP11において、浴室BRの換気運転が不要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が不要であると決定する。
次いで、制御装置13は、上記の如く決定した要否に従って、浴室空調本体部11の作動制御を行う処理を、STEP8〜10、あるいは、STEP6、あるいは、STEP12〜14で実行する。これらのSTEP8〜10の処理、あるいはSTEP6の処理、あるいは、STEP12〜14の処理が、前記浴室空調運転制御部23で実行される処理である。
具体的には、前記STEP7において浴室BRの換気運転が必要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が不要であると決定したときには、制御装置13は、STEP8で、浴室空調装置10の24時間換気運転の実行中であるか否かを判断する。そして、24時間換気運転の実行中である場合(STEP8の判断結果が肯定的である場合)には、制御装置13は、STEP9において、当該換気運転を続行するように浴室空調本体部11の作動制御を行う。
また、24時間換気運転の実行中でない場合(STEP8の判断結果が否定的である場合)には、制御装置13は、STEP10において、換気運転を開始するように浴室空調本体部11の作動制御を行う。
これにより、浴室BRの換気がなされる。このため、湯はり運転の終了後に浴室BRに入室する入浴者が、暑いと感じるのを防止することができる。なお、換気運転における風量は、例えば、浴室空調運転用リモコン12であらかじめ設定された風量に制御され得る。あるいは、当該風量を、例えば、湯はり運転の開始当初の浴室温度の観測値と、前記温度閾値TAとの偏差に応じて設定した風量に制御したり、あるいは、換気運転の実行中の浴室温度の観測値の変化に応じて、当該風量を変化させるように制御することも可能である。
前記STEP5において、浴室BRの換気運転が不要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が必要であると決定したときには、制御装置13は、STEP6において、暖房運転を開始するように浴室空調本体部11の作動制御を行う。この場合、24時間換気運転が実行されていた場合には、該換気運転を停止した上で、暖房運転が開始される。
これにより、浴室BRに温風が送風され、該浴室BRの暖房がなされる。このため、湯はり運転の終了後に浴室BRに入室する入浴者が、寒いと感じるのを防止することができる。なお、暖房運転における温風の送風量は、例えば、浴室空調運転用リモコン12であらかじめ設定された風量に制御され得る。あるいは、該温風の送風量を、例えば、湯はり運転の開始当初の浴室温度の観測値と、前記温度閾値TBとの偏差に応じて設定した風量に制御してもよい。あるいは、例えば、湯はり運転の開始当初の浴室温度の観測値と、前記温度閾値TBとの偏差等に応じて、浴室温度の目標値を設定し、その目標値に浴室温度の観測値を近づけるように、温風の送風量をフィードバック制御してもよい。
また、浴室空調装置10の暖房運転を実行する代わりに、乾燥運転を実行することで、浴室BRに温風を送風するようにしてもよい。
前記STEP11において、浴室BRの換気運転が不要で、且つ、暖房運転(温風送風運転)が不要であると決定したときには、制御装置13は、STEP12で、浴室空調装置10の24時間換気運転の実行中であるか否かを判断する。そして、24時間換気運転の実行中である場合(STEP12の判断結果が肯定的である場合)には、制御装置13は、STEP13において、当該換気運転を停止させるように浴室空調本体部11の作動制御を行う。
また、24時間換気運転の実行中でない場合(STEP12の判断結果が否定的である場合)には、制御装置13は、STEP14において、換気運転の停止状態を継続するように浴室空調本体部11の作動制御を行う。なお、湯はり運転の開始前から、換気運転以外の浴室空調装置10の運転(暖房運転、乾燥運転、又は送風運転)が行われていた場合には、STEP14では、当該運転が停止される。
これにより、浴槽BTの湯はり運転中に、浴室BRの換気や暖房等の空調運転が行われない状態となるので、湯はり運転の終了後に浴室BRに入浴者が入室するときの浴室温度が、入浴者にとって適度な温度状態に保たれる。
なお、浴槽BTの湯はり運転中に、上記の如く実行される換気運転、あるいは、暖房運転(もしくは乾燥運転)は、例えば、入浴者が浴室BRに入室する際に、浴室空調運転用リモコン12を操作することで、停止される。あるいは、例えば、制御装置13が、湯はり運転の終了に連動させて、換気運転、あるいは、暖房運転(もしくは乾燥運転)を自動的に停止させることも可能である。
以上の如く、制御装置13は、湯はり運転の開始当初の浴室温度と、温度閾値TA,TBとの比較結果に応じて、湯はり運転中における浴室BRの換気運転及び暖房運転(温風送風運転)の要否を決定し、当該要否の決定に従って、浴室空調本体部11の作動制御を行う。この場合、湯はり運転が実行される当日の季節情報に応じて(あるいは、当日又は、当日以前の一定期間における気温情報に応じて)、温度閾値TA,TBが可変的に決定されるので、当日が属する季節に適合させて(あるいは当日もしくはその近辺の期間の気温の高低状態に適合させて)、換気運転又は暖房運転(もしくは乾燥運転)の実行または停止を行うことができる。
ひいては、当日が属する季節(あるいは当日もしくはその近辺の期間の気温の高低状態)によらずに、湯はり運転の終了後に浴室BRに入室する入浴者が、暑いと感じたり、寒いと感じるのを的確に防止して、該入浴者が快適な浴室温度の状態で浴室BRに入室することができる。
なお、以上説明した実施形態では、図3のフローチャートに示した制御処理を浴室空調本体部11の制御装置13が実行するようにした。ただし、該制御処理の一部の処理(例えば、STEP1〜5、7、11の処理又はその一部の処理)を、例えば、熱源機2の制御装置8、もしくは浴室リモコン3の制御部で実行するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、温度閾値として2つの温度閾値TA,TBを使用した。ただし、例えば、湯はり運転の開始当初の浴室温度の観測値を、3つ以上の温度閾値と比較することで、換気運転及び温風送風運転(暖房運転もしくは乾燥運転)の要否を決定すると共に、該換気運転又は温風送風運転における風量を決定するようにしてもよい。
また、本発明の浴室空調装置は、例えば、浴室の空調運転機能に加えて、浴槽の湯はり機能を併せ持つものであってもよい。
10…浴室空調装置、21…浴室温度観測部、22…運転要否決定部、23…浴室空調運転制御部(制御部)。
Claims (2)
- 浴室の換気を行う換気運転と浴室に温風を送風する温風送風運転とを実行可能な浴室空調装置であって、
前記浴室内の浴槽の湯はりが開始されるとき、該湯はりの開始当初における前記浴室の温度の観測値を取得する浴室温度観測部と、
前記浴室の温度の観測値を、当日が属する季節を示す季節情報と、当日の気温を示す気温情報もしくは当日以前の一定期間内における気温を示す気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に応じて可変的に設定した温度閾値と比較し、該比較結果に基づいて前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定する運転要否決定部と、
前記要否の決定に従って、当該浴室空調装置の運転制御を行う制御部とを備えることを特徴とする浴室空調装置。 - 請求項1記載の浴室空調装置において、
前記運転要否決定部は、前記季節情報と前記気温情報とのうちの少なくとも一方の情報に応じて複数の前記温度閾値のそれぞれを可変的に設定し、該複数の温度閾値のそれぞれと前記浴室の温度の観測値との比較結果に基づいて、前記換気運転及び前記温風送風運転のそれぞれの要否を決定するように構成されていることを特徴とする浴室空調装置。
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