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JP2018168925A - リードバルブ - Google Patents

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JP2018168925A JP2017066021A JP2017066021A JP2018168925A JP 2018168925 A JP2018168925 A JP 2018168925A JP 2017066021 A JP2017066021 A JP 2017066021A JP 2017066021 A JP2017066021 A JP 2017066021A JP 2018168925 A JP2018168925 A JP 2018168925A
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reed
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和茂 岩間
Kazushige IWAMA
和茂 岩間
佐藤 剛
Takeshi Sato
剛 佐藤
芳嘉 富沢
Yoshihiro Tomizawa
芳嘉 富沢
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Abstract

【課題】リード状の弁体の性状を変えることなく、耐久性に優れたリードバルブを提供する。【解決手段】流体が流通する弁孔(30)が設けられた本体(24)と、弁孔を開閉するリード状の弁体(23)とを備えたリードバルブにおいて、弁孔(30)内を延びて弁受座部(28)の一部をなす梁部(24c)を本体に設けるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、リード状の弁体を用いて空気の流入を制御するリードバルブに関し、特にリードバルブの耐久性の向上を図る技術に関する。
リードバルブは、弁孔を有したバルブ本体とリード状の弁体とからなり、弁孔を通して弁体に作用する流体圧に応じて弁体がバルブ本体の弁孔周りの弁受座部に当接して閉弁し或いは弁受座部から離間して開弁する逆止弁の一種である。
このようなリードバルブでは、閉弁時のシール性が要求され、アルミ等の金属素材からなる弁受座部に例えばゴム状の弾性部材を焼き付けるようにしてバルブ本体を構成している。
特に、内燃エンジンの吸気系や排気系などで使用されるリードバルブでは、高温下での耐熱性や耐久性が要求されることから、例えば、バルブ本体の弁受座部に耐熱性樹脂層を形成し、弁体として可撓性を有するステンレス板を用いた構成のリードバルブが提案されている(特許文献1)。
特開2007−333106号公報
ところで、内燃エンジンの吸気系や排気系に使用されるリードバルブでは、弁孔に作用する吸気圧や排気圧の圧力変化が激しいことから、弁体には高い強度が要求される。特に、内燃エンジンの排気系に使用されるリードバルブの場合、一時的に高圧の排気が弁体に作用してリードバルブを急激に閉弁側に作動させることがあり、この際、弁体が強くバルブ本体の弁受座部に押圧されることになり、弁体の耐久性に悪影響を与えるという問題がある。
弁体の強度を高める方法として、材料を変えたり板圧を厚くしたりして弁体の性状を変えることが考えられる。しかしながら、一般に可撓性と高い強度とを両立する材料は高価であり実用的ではなく、板圧を厚くすると可撓性が低下するという関係にあり好ましいことではない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リード状の弁体の性状を変えることなく、耐久性に優れたリードバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のリードバルブは、流体が流通する弁孔が設けられた本体と、一端が前記本体に取り付けられて他端が自由端をなし、前記弁孔を開閉するリード状の弁体とを備え、前記本体は、前記弁孔内を延びて、前記弁体が当接する弁受座部の一部をなす梁部を有してなることを特徴とする。
これにより、例えばリードバルブが急激に閉弁側に作動させられ、弁体が弁受座部に強く押し当てられるような場合であっても、弁体が梁部で受け止められ、弁体に作用する応力が低減される。
好ましくは、前記梁部は、前記弁体のうち前記弁孔を覆う領域範囲の中央部分を受けるのがよい。
このように弁体のうち弁孔を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体の最も大きな応力が作用する部分を受けるように梁部を構成することで、弁体に作用する応力が良好に低減される。
また、前記梁部は、前記弁孔のうち前記弁体の前記自由端側の部分を流れる流体の流通量が前記一端側の部分を流れる流体の流通量よりも多くなるよう配設されるのが好ましい。
これにより、リードバルブの開弁時には弁体を応答性よく撓ませることが可能とされ、閉弁時には弁体に作用する応力を低減して弁体の変形を防止することが可能とされる。
本発明のリードバルブによれば、弁孔に弁受座部の一部をなす梁部を設けるようにしたので、弁体が弁受座部に強く押し当てられるような場合であっても、弁体に作用する応力を低減して弁体の変形を防止でき、リード状の弁体の性状を変えることなく、耐久性に優れたリードバルブを実現することができる。
特に、弁体のうち弁孔を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体の最も大きな応力が作用する部分を受けるように梁部を構成するようにしたことにより、弁体に作用する応力を良好に低減でき、弁体の変形を効果的に防止することができる。
本発明のリードバルブが用いられる内燃エンジンの2次エアシステムの概要を示す模式図である。 第1実施形態に係るリードバルブの側断面図である。 第1実施形態に係るリードバルブの平面図である。 第1実施形態に係るリードバルブの分解斜視図である。 第1実施形態に係るバルブ本体の平面図である。 弁体に作用する応力分布の測定結果を、本発明に係るリードバルブ(実線)と従来のリードバルブ(一点鎖線)とで比較して示す図である。 第1実施形態の変形例に係るバルブ本体の平面図である。 第2実施形態に係るバルブ本体の平面図である。 第2実施形態の変形例に係るバルブ本体の平面図である。 第3実施形態に係るバルブ本体の平面図である。 第3実施形態の変形例に係るバルブ本体の平面図である。 第3実施形態の他の変形例に係るバルブ本体の平面図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明のリードバルブが用いられる内燃エンジンの2次エアシステムの概要を示す模式図である。なお、本実施形態では2次エアシステムを例に用いて説明を行うが、本発明係るリードバルブが使用される場所は2次エアシステムに限定されるものではない。
内燃エンジンのシリンダヘッド10の吸気ポート11には、吸気管12が取り付けられ、エアクリーナ13を介して外気がシリンダ内へと導かれる。排気ポート14には排気管15が取り付けられ、排気管15は図示しない排気マフラに連結されている。
排気ポート14には、排気ポート14及び排気管15からなる排気系に2次空気を供給する2次空気供給路16が連通して設けられている。2次空気供給路16には、エアクリーナ17、エアカットバルブ18、リードバルブユニット19を介して2次空気が供給される。エアカットバルブ18は、バキューム管12aを介して吸気管12に連通されるダイアフラム室を備え、排気ポート14に負圧が発生するとダイアフラム18aが作動されエアカットバルブ18の制御弁18bが開くよう構成されている。
エアカットバルブ18と2次空気供給路16との間に設けられたリードバルブユニット19は筐体内にリードバルブ20を有しており、リードバルブ20は、エアカットバルブ18から2次空気供給路16に向かって空気(流体)を流す逆止弁として機能する。即ち、リードバルブ20は、排気ポート14に負圧が発生したときのみ開弁し、エアカットバルブ18に負圧を作用させ、制御弁18bを開いて2次空気を排気ポート14へと供給する。
図2は、本発明の第1実施形態に係るリードバルブ20の側断面図、図3はその平面図、図4はその分解斜視図をそれぞれ示す。なお、図1では、エアカットバルブ18が上側に、2次空気供給路16が下側に位置していたので、リードバルブ20も上側から下側へと2次空気を供給するように示されているが、図2及び図4では、リードバルブ20は下側から上側へ空気が流れるよう反転して示されている。
リードバルブ20は、主にリード状の弁体23と、弁体23が装着されるバルブ本体24とから構成される。弁体23は、可撓性を有する例えば平坦なステンレス板からなる薄板で構成されている。バルブ本体24は、例えばダイカストにより成形されたアルミやアルミ合金、あるいは他の金属などの剛体からなる厚板状の部材25にフッ素樹脂等の耐熱性樹脂部材26が層状に焼き付けられ、中央に弁孔30を有して構成されている。詳しくは、ここでは弁孔30として2つの弁孔30a、30bを有している。
弁体23は、弁孔30a、30bを覆うのに十分な大きさを有し、弁孔30a、30bを覆い塞ぐようにバルブ本体24に載置されている。そして、弁孔30を開閉可能なように、弁体23の端部(一端)23aが固定手段によりバルブ本体24の一方の面である弁取付面24aに固定されている。本実施形態では、バルブ本体24の弁取付面24aにビス29と螺合するネジ孔24bが形成され、弁体23にはビス29の貫通孔が設けられており、弁体23はビス29によってバルブ本体24に固定されている。
バルブ本体24には、弁孔30aと弁孔30bとを弁体23が延びる方向に並べて隔てるように位置して梁部24cが設けられている。即ち、弁孔30内を横切って延びるように梁部24cが設けられている。図5を参照するとバルブ本体24の平面図が示されており、ここでは、梁部24cは、例えば弁孔30aと弁孔30bとが同一開口面積を有するように位置して設けられている。梁部24cは、バルブ本体24の一部として、バルブ本体24の他の部分と同様に厚板状の部材25にフッ素樹脂等の耐熱性樹脂部材26が層状に焼き付けられてバルブ本体24に一体に設けられている。
これより、梁部24cの弁体23によって覆われる側の面は、弁取付面24aのうち弁体23によって覆われる弁孔30a、30bの周縁部分の面と滑らかに連続して一様な平面をなし、弁孔30a、30bの周縁部分の面とともに弁体23が当接する弁受座部28を構成している。
このように弁受座部28が構成され、弁体23がビス29でバルブ本体24に固定されることで、常態時には弁体23のバルブ本体24側の面は弁受座部28と当接し、リードバルブ20は閉弁状態とされる。
弁体23よりも図2における上方(図1の排気ポート14側)の気圧が下方(図1のエアカットバルブ18側)よりも高いときには、弁体23は弁受座部28に押し当てられて密接し、リードバルブ20は閉弁状態に保持され、弁孔30a、30bを介した空気の流通は遮断される。
一方、弁体23よりも図2における上方(図1の排気ポート14側)の気圧が下方(図1のエアカットバルブ18側)よりも低くなると、即ち図1において排気ポート14及び排気管15からなる排気系に負圧が発生した場合には、弁体23には当該負圧が作用する。このとき、弁体23は端部23aにおいて片持ち保持されているため、弁体23の自由端(他端)23b側は弁受座部28から離間する方向に引っ張られ、図2に示すように上方に撓む。これによりリードバルブ20は開弁し、エアカットバルブ18が開弁すると、空気が図2における下方(図1のエアカットバルブ18側)から上方(図1の排気ポート14側)に流通する。
なお、バルブ本体24には、弁体23の撓みを一定の範囲に規制するストッパー32が装着されている。ストッパー32は例えば湾曲された板部材からなり、弁体23と共にビス29によりその一端32aがバルブ本体24に固定され、他端32bが弁取付面24aから所定距離離れた位置に位置するように湾曲されている。ストッパー32は、弁体23の撓みを規制するのに十分な剛性を備えている。
これにより、弁体23の撓みが大きくなると弁体23の自由端23bがストッパー32の他端32bに当接し、弁体23の撓みが規制される。
上述のように、本発明に係るリードバルブでは、バルブ本体24に弁孔30aと弁孔30bとを隔てるように位置して梁部24cが設けられており、当該梁部24cが弁孔30a、30bの周縁部分の面とともに一様な平面を有して弁受座部28を構成している。
従って、本発明に係るリードバルブは、閉弁時において、弁孔30a、30bの周縁部分のみならず梁部24cでも弁体23を受けることができる。
仮に梁部24cが無い場合には、一つの弁孔における弁体23の受圧面積が広くなる。そのため、弁体23よりも図2における上方(図1の排気ポート14側)の気圧が下方(図1のエアカットバルブ18側)よりも急激に高くなって弁体23が弁受座部28に強く押し当てられると、その強い押圧力で弁体23の中央部分が弁孔側に膨らむように変形し易い。しかし、上記のように弁体23を梁部24cでも受けることができると、弁体23が弁受座部28に強く押し当てられたとしても弁体23が梁部24cで確実に受け止められ、弁体23の変形が防止される。
特に、梁部24cは、例えば弁孔30aと弁孔30bとが同一開口面積を有するように位置して設けられているので、弁体23のうち弁孔30を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を受け止めることが可能であり、弁体23の変形が良好に防止される。
図6を参照すると、同一の空気圧で弁体を弁孔側に押した場合の弁体に作用する応力分布の測定結果が、梁部24cを有する本発明に係るリードバルブ20(実線)と梁部を有しない従来のリードバルブ(一点鎖線)とで比較して示されている。同図において、横軸は弁体が固定された一端側の弁孔端(0%)から弁孔の中央部分(50%)を経て自由端側の弁孔端(100%)までの間の位置、即ち弁体が弁孔を覆う領域範囲の各位置を百分率で示しており、縦軸は弁体に作用する応力を示している。なお、図6には、本発明に係るリードバルブ20の弁孔30a及び弁孔30bと梁部24cとを横軸に対応させて示してある。
同図に示すように、梁部24cを有する本発明に係るリードバルブ20(実線)では、従来のリードバルブ(一点鎖線)に比べて弁体に作用する応力を全体的に約1/3にまで抑えられていることがわかる。
このように、梁部24cを有する本発明に係るリードバルブ20では、弁体23が弁受座部28に強く押し当てられたとしても、弁体23のうち弁孔30を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を含んで梁部24cで受け止めるので、全体として弁体23に作用する応力を低減でき、弁体23の変形を防止することができる。
また、第1実施形態の変形例として、図7に平面図を示すようなバルブ本体124を用いてもよい。バルブ本体124は、弁孔130として弁孔130a〜弁孔130cを有し、これら弁孔130a〜弁孔130cを弁体23が延びる方向に並べて隔てるように2つの梁部124cを有している。
バルブ本体124によれば、弁体23のうち弁孔130を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分の近傍部分を2つの梁部124cで受けることができ、全体として弁体23に作用する応力を低減でき、上記同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
図8を参照すると、本発明の第2実施形態に係るリードバルブのバルブ本体224の平面図が示されている。
第2実施形態では、梁部を弁体23が延びる方向に設けた点が第1実施形態とは異なっており、第1実施形態と共通する部分については説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図8に示すように、バルブ本体224では、弁孔230として弁孔230aと弁孔230bを有し、これら弁孔230aと弁孔230bとを弁体23が延びる方向と同一方向に弁孔230内を延びる梁部224cによって隔てるようにしている。
このように梁部224cを設けるようにしても、第1実施形態の場合と同様に、弁体23のうち弁孔230を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を含んで梁部224cで受けることができ、弁体23に作用する応力を良好に低減でき、弁体23の変形を防止することができる。
また、第2実施形態の変形例として、図9に平面図を示すようなバルブ本体324を用いてもよい。バルブ本体324は、弁孔330として弁孔330a〜弁孔330dを有し、これら弁孔330a〜弁孔330dを隔てるように十字状の梁部324cを有している。
これにより、弁体23のうち弁孔330を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を含んで十字状の梁部324cで受けることができ、全体として弁体23に作用する応力をより良好に低減でき、上記同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図10を参照すると、本発明の第3実施形態に係るリードバルブのバルブ本体424の平面図が示されている。
第3実施形態では、弁体23の自由端23b側における空気の流通に対する影響を抑制するような梁部424cを設けた点が第1実施形態及び第2実施形態と異なっており、以下第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分について説明する。
図10に示すように、第3実施形態では、弁孔430として弁孔430aと弁孔430bを有し、これら弁孔430aと弁孔430bとを弁体23が延びる方向に並ぶよう梁部424cによって隔てるようにしている。即ち、弁孔230内を横切って延びるように梁部424cが設けられている。そして、ここでは、梁部424cはT字状にして突出部424dを有し、弁体23の自由端23b側の弁孔430bの開口面積を端部23a側の弁孔430aよりも広くしつつ、弁体23のうち弁孔430を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を突出部424dで受けるように梁部424cを構成している。
このような突出部424dを有した梁部424cを設けることで、弁体23の自由端23b側の弁孔430bを流れる空気の流通量を多くしつつ、弁体23のうち弁孔430を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を受けることができる。即ち、開弁時には弁体23を応答性よく撓ませることができるとともに、閉弁時には弁体23に作用する応力を低減して弁体23の変形を防止することができる。
また、第3実施形態の変形例として、図11に平面図を示すようなバルブ本体524を用いてもよい。バルブ本体524は、弁孔530として弁孔530aと弁孔530bを有し、これら弁孔530aと弁孔530bを隔てるように、弁体23の端部23a側から延びるV字状の梁部524cを有している。
このようなV字状の梁部524cを設けることで、やはり弁体23の自由端23b側の弁孔530bを流れる空気の流通量を多くしつつ、弁体23のうち弁孔530を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を受けることができ、上記同様の効果を得ることができる。
また、第3実施形態の他の変形例として、図12に平面図を示すようなバルブ本体624を用いてもよい。バルブ本体624は、弁孔630を有し、弁孔630内を弁体23の端部23a側から弁体23が延びる方向と同一方向に延びるI字状の梁部624cを有している。
このようなI字状の梁部624cを設けることで、弁孔630を梁部で隔てることなく、弁孔630のうち弁体23の自由端23b側の部分を流れる空気の流通量を多くしつつ、弁体23のうち弁孔630を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体23の最も大きな応力が作用する部分を受けることができ、上記同様の効果を得ることができる。
以上、第1実施形態から第3実施形態として説明したように、本発明に係るリードバルブによれば、弁受座部の一部をなす梁部を弁孔内を延びるように設けたので、弁体が弁受座部に強く押し当てられるような場合であっても、弁体に作用する応力を低減して弁体の変形を防止でき、リード状の弁体の性状を変えることなく、耐久性に優れたリードバルブを実現することができる。
特に、弁体のうち弁孔を覆う領域範囲の中央部分、即ち弁体の最も大きな応力が作用する部分を受けるように梁部を構成するようにしたことにより、弁体に作用する応力を良好に低減でき、弁体の変形を効果的に防止することができる。この際、弁孔のうちリード状の弁体の自由端側の部分を流れる空気の流通量への影響が抑制されるように梁部を構成することで、リードバルブの開弁時には弁体を応答性よく撓ませることができるとともに、閉弁時には弁体に作用する応力を低減して弁体の変形を防止することができる。このように、機能性と耐久性に優れたリードバルブを実現することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、リード状の弁体を一つだけ有したリードバルブ20を例に説明したが、リード状の弁体を並列に複数有した多連式のリードバルブにおいて本発明を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、金属などの剛体からなる厚板状の部材25に耐熱性樹脂部材26を層状に焼き付けた構成のバルブ本体24を例に説明したが、バルブ本体の材質はこれに限られるものではない。
14 排気ポート
15 排気管
16 2次空気供給路
19 リードバルブユニット
20 リードバルブ
23 弁体
24 バルブ本体
24c 梁部
28 弁受座部
30 弁孔
124 224、324、424、524、624 バルブ本体
124c、224c、324c、424c、524c、624c 梁部
130、230、330、430、530、630 弁孔
424d 突出部(梁部)

Claims (3)

  1. 流体が流通する弁孔が設けられた本体と、
    一端が前記本体に取り付けられて他端が自由端をなし、前記弁孔を開閉するリード状の弁体とを備え、
    前記本体は、前記弁孔内を延びて、前記弁体が当接する弁受座部の一部をなす梁部を有してなる、リードバルブ。
  2. 前記梁部は、前記弁体のうち前記弁孔を覆う領域範囲の中央部分を受ける、請求項1に記載のリードバルブ。
  3. 前記梁部は、前記弁孔のうち前記弁体の前記自由端側の部分を流れる流体の流通量が前記一端側の部分を流れる流体の流通量よりも多くなるよう配設される、請求項2に記載のリードバルブ。
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