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JP2018165742A - 表示装置および導光装置 - Google Patents

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JP2018165742A JP2017062398A JP2017062398A JP2018165742A JP 2018165742 A JP2018165742 A JP 2018165742A JP 2017062398 A JP2017062398 A JP 2017062398A JP 2017062398 A JP2017062398 A JP 2017062398A JP 2018165742 A JP2018165742 A JP 2018165742A
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Hayato Matsuki
隼人 松木
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高司 武田
吉田 昇平
Shohei Yoshida
昇平 吉田
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Abstract

【課題】導光部に平行に配置した複数の部分反射面の隣り合う部分反射面での重なり部や隙間に起因する画像の品位の低下を抑制することのできる表示装置、および導光装置を提供すること。【解決手段】導光系30は、一方端51側から入射した光を出射部58に導く透光性の導光部50を備えている。導光部50は、互いに平行な第1面56と第2面57との間に、第1端部551が第2端部552より一方端51側に位置するように同一角度で傾いた複数の部分反射面55とを有している。部分反射面55の第1方向Xの間隔は、一方端51側から他方端52側に向かって広くなっている。観察者の眼Eの前に導光部50を配置した状態で、導光部50は、他方端52側が一方端51側より観察者の顔面Fから離間するように傾いている。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置および導光装置に関するものである。
表示装置等に用いる導光装置の導光部として、画像光が入射する一方端側から他方端側に向けて延在する2つの平面(第1面および第2面)の間に、斜めに傾いた複数のハーフミラーを平行かつ等間隔に設けた構成が提案されている(特許文献1参照)。かかる導光装置では、画像光を第1面と第2面との間で反射させて導光部内を一方端側から他方端側に向けて進行させ、ハーフミラーで観察者の眼に向けて画像光を出射する。従って、観察者に虚像を認識させることができるとともに、外界からの光を導光部を介して観察者の眼に到達させることができる。
また、導光装置の出射部に対して、2つの平面(第1面および第2面)の間に、斜めに傾いた複数のハーフミラーを平行に設けた構成が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2の段落[0046]には、出射部において、ハーフミラーを可変ピッチで配置する構成や、複数段階で増減するピッチを含む所定のピッチパターンを繰り返す構成が提案されている。
特開2016−177231号公報 特開2017−3845号公報
図16に示すように、特許文献1に記載の導光装置において、画像光Lが入射する導光部50の一方端51側では、表示装置を装着した観察者の眼Eからみたとき、第1方向Xで隣り合う2つの部分反射面55(ハーフミラー)の間に隙間559があるため、画像光Lの欠落した部分が筋状に認識されてしまう。これに対して、導光部50の他方端52側では、観察者の眼Eからみたとき、第1方向Xで隣り合う2つの部分反射面55に部分反射面55同士の重なり部558が存在するため、輝度が高い筋が認識されてしまう。なお、特許文献2には、ハーフミラーを可変ピッチで配置すること等が提案されているが、かかる構成では、画像に筋が認識されることを防止することができない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、導光部に平行に配置した複数の部分反射面の隣り合う部分反射面での重なり部や隙間に起因する画像の品位の低下を抑制することのできる表示装置、および導光装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置の一態様は、画像生成系と、前記画像生成系から出射された画像光を出射部に導く透光性の導光部を備えた導光装置と、を有し、前記導光部は、前記画像光が入射する一方端側から第1方向の他方端側に向けて延在する第1面と、前記第1面に対して前記第1方向に交差する第2方向の一方側で平行に前記第1方向に延在する第2面と、前記第1面と前記第2面との間で前記第1方向に沿って配置され、前記第2面に対する法線方向から前記一方端側に向けて同一角度で傾いた複数の部分反射面と、を有し、前記複数の部分反射面の前記第1方向の間隔が前記一方端側から前記他方端側に向かって広くなっており、前記導光部を観察者の眼前に配置した状態で、前記導光部は、前記他方端側が前記一方端側より前記観察者の顔面から離間するように傾いていることを特徴とする。
本発明では、導光部に平行に配置した複数の部分反射面では、第1方向の間隔が一方端側から他方端側に向かって広くなっているため、表示装置を装着した観察者の眼からみたとき、画像光が入射する導光部の一方端側で隣り合う2つの部分反射面の間では、隙間が狭く、他方端側で隣り合う2つの部分反射面の間には、部分反射面同士の重なり部が狭い。また、導光部は、他方端側が一方端側より観察者の顔面から離間するように傾いているため、導光部の一方端側で隣り合う2つの部分反射面の間では、隙間が極めて狭いか、隙間が存在せず、他方端側で隣り合う2つの部分反射面の間には、部分反射面同士の重なり部が極めて狭いか、隙間が存在しない。それ故、一方端側から出射される画像光では、画像光が筋状に欠落した部分が発生することを抑制することができ、他方端側から出射される画像光では、輝度が高い筋が発生することを抑制することができる。それ故、隣り合う部分反射面での重なり部や隙間に起因する画像の品位の低下を抑制することができるので、品位の高い画像を観察者に認識させることができる。
本発明に係る表示装置において、前記複数の部分反射面は、前記第1方向で隣り合う2つの部分反射面のうち、前記第1方向の前記一方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記一方側の端部と前記他方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記他方側の端部とを結ぶ仮想直線が、前記第2面の前記一方端側に延在している部分となす角度が90°以上である態様を採用することができる。
かかる態様に用いられる導光装置は、一方端側から入射した光を出射部に導く透光性の導光部を備え、前記導光部は、前記光が入射する一方端側から第1方向の他方端側に向けて延在する第1面と、前記第1面に対して前記第1方向に交差する第2方向の一方側で平行に前記第1方向に延在する第2面と、前記第1面と前記第2面との間で前記第1方向に沿って配置され、前記第2面に対する法線方向から前記一方端側に向けて同一角度で傾いた複数の部分反射面と、を有し、前記複数の部分反射面の前記第1方向の間隔が前記一方端側から前記他方端側に向かって広くなっており、前記複数の部分反射面は、前記第1方向で隣り合う2つの部分反射面のうち、前記第1方向の前記一方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記一方側の端部と前記他方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記他方側の端部とを結ぶ仮想直線が前記第2面となす角度が90°以上であることを特徴とする。かかる態様によれば、型部材に形成した凹凸パターンを転写することにより、部分反射面が形成される斜面を形成する場合でも、型部材を抜くことができる。
本発明において、前記仮想直線が前記第2面の前記一方端側に延在している部分となす角度が90°を超える態様を採用することができる。かかる態様によれば、型部材を容易に抜くことができる。
本発明において、前記導光部は、前記第2面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する透光性の第1樹脂部分と、前記第1面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する第2樹脂部分とを備えている態様を採用することができる。
本発明において、前記複数の部分反射面は、前記間隔が前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に向かって1つの間隔毎に広くなっている部分反射面を含む態様を採用することができる。
本発明において、前記複数の部分反射面は、前記間隔が前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に向かって複数の間隔毎に広くなっている部分反射面を含む態様を採用することができる。
本発明において、前記導光装置は、前記導光部の前記一方端側が接続された透光性の入射部を備え、前記入射部は、前記画像光が非平行光として入射する入射曲面と、前記入射曲面から入射した前記画像光を反射する反射曲面と、を備え、前記入射曲面および前記反射曲面によって前記画像光を平行光にして前記導光部に出射する態様を採用することができる。
本発明において、前記入射部は、第1透光性部材に形成され、前記導光部の少なくとも前記複数の部分反射面が形成されている部分は、前記第1透光性部材に接合面を介して前記第1方向で面接合された第2透光性部材に形成されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、入射部および導光部の複数の部分反射面が形成されている部分を各々、適正な方法で製造することができる。
本発明において、前記複数の部分反射面のうちの少なくとも1つは、反射性の金属層を含む多層膜を備えている態様を採用することができる。かかる態様によれば、反射性の金属層を含む多層膜によって部分反射面の反射率を高めることができる。
本発明において、前記複数の部分反射面は、入射角に応じて反射率が変化する特性を有している態様を採用することができる。かかる態様によれば、出射部から出射される光の輝度ばらつきを軽減することができる。本発明において、前記複数の反射面は、入射角が大のときには、入射角が小のときより反射率が大である態様を採用するこができる。本発明において、前記複数の反射面は、入射角が小のときには、入射角が大のときより反射率が大である態様を採用してもよい。
本発明の実施形態1に係る表示装置の外観の一例を模式的に示す説明図である。 図1に示す表示装置の光学系の平面図である。 図2に示す投射レンズ系および入射部の設計例を示す説明図である。 図2に示す導光部内での平行光束の様子を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した表示装置および導光装置の導光部の説明図である。 図5に示す導光部を傾斜させる前の状態の説明図である。 図6に示す導光部よりも部分反射面の間隔が狭い参考例の説明図である。 図5を参照して説明した部分反射面の間隔と、第1方向の各角度方向における輝度との関係(輝度分布)を示すグラフである。 図2に示す導光部の製造方法1を示す説明図である。 図2に示す導光部の製造方法2を示す説明図である。 図2に示す導光部の製造方法3を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置の導光部の説明図である。 本発明の実施形態4に係る表示装置の外観の一例を模式的に示す説明図である。 図13に示す表示装置を観察者に対する正面方向からみた正面図である。 図13に示す表示装置を左側からみた側面図である。 本発明の比較例に係る導光装置に形成した部分反射面の説明図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図において、は、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材の数や縮尺を異ならしめてある。
[実施形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態1に係る表示装置100の外観の一例を示す説明図である。図1に示す表示装置100は、シースルー型のアイグラスディスプレイ等として構成されており、テンプル111(R)、111(L)を左右に備えたフレーム110を有している。表示装置100は、後述する表示部10がフレーム110に支持されており、表示部10から出射された画像を使用者に虚像として認識させる。本実施形態において、表示装置100は、表示部10として、右眼用の表示部10(R)と左眼用の表示部10(L)とを備えている。右眼用の表示部10(R)と左眼用の表示部10(L)とは、同一の構成をもって左右対称に配置されている。従って、以下の説明では、右眼用の表示部10(R)を中心に説明し、左眼用の表示部10(L)については説明を省略する。また、以下の説明では、左右方向を第1方向Xとし、前後方向を第2方向Zとし、上下方向を第3方向Yとして説明する。また、第1方向Xの一方側(右側)にX1を付し、第1方向Xの他方側(左側)にX2を付し、第2方向Zの一方側(後側)にZ1を付し、第2方向Zの他方側(前側)にZ2を付し、第3方向Yの一方側(上側)にY1を付し、第3方向Yの他方側(下側)Y2に付して説明する。ここで、右眼用の表示部10(R)と左眼用の表示部10(L)とは対称に配置されているため、表示部10(R)と左眼用の表示部10(L)とでは、第1方向Xの一方側X1と他方側X2とが左右で反転する。
(表示部10の全体構成)
図2は、図1に示す表示部10の光学系の平面図である。なお、図2では、画像生成系20の中央から出射される画像光Lを点線で示し、画像生成系20の端部から出射される画像光Lを一点鎖線および二点鎖線で示してある。図2に示すように、表示部10(表示部10(R))は、非平行光からなる画像光Lを出射する画像生成系20と、入射した画像光Lを出射部58に導く導光系30とを有しており、導光系30が本発明を適用した導光装置である。本形態において、画像生成系20と導光系30との間には、投射レンズ系70が配置されており、画像生成系20から出射された画像光Lは、投射レンズ系70を介して導光系30に入射する。投射レンズ系70は、第1レンズ71と、第1レンズ71と導光系30との間に配置された第2レンズ72とからなる2つのレンズを備えている。
導光系30は、画像光Lが入射する入射曲面41、および入射曲面41から入射した画像光Lを入射曲面41との間で反射させて平行光に変換する反射曲面42とを備えた透光性の入射部40と、第1方向Xの一方端51側が入射部40に接続された透光性の導光部50とを備えており、導光部50は、入射部40から入射した平行光を出射部58に導く。導光部50は、一方端51(一方側X1の端部)から第1方向Xの他方端52側(他方側X2の端部)に向けて延在する第1面56(第1反射面)と、第1方向Xと交差する第2方向Zの一方側Z1で第1面56と平行に第1方向Xに延在する第2面57(第2反射面)と、第2面57の入射部40から離間する部分に設けられた出射部58とを備えている。このように構成した導光系30では、入射部40から導光部50に出射された平行光が第1面56と第2面57との間で反射して第1方向Xの一方側X1から他方側X2に出射部58に導かれ、出射部58から出射される。
(画像生成系20の詳細構成)
画像生成系20は、液晶装置や有機エレクトロルミネンセンス装置等からなる光変調パネルであり、入射部40に対して第1方向Xの一方側X1、かつ、第2方向Zの一方側Z1で入射曲面41に対向している。本実施形態において、画像生成系20は、第1方向Xの一方側X1の端部21が第1方向Xの他方側X2の端部22より第2方向Zの他方側Z2に位置するように斜めに配置されている。
(入射部40の詳細構成)
入射部40において、入射曲面41は、第2方向Zの一方側Z1に向いた面であり、画像生成系20に投射レンズ系70を介して対向している。従って、入射曲面41は、第2方向Zの他方側Z2の端部411が第2方向Zの一方側Z1の端部412より第1方向Xの一方側X1に位置するように斜めに配置されている。但し、入射曲面41の端部412と画像生成系20の端部22との間隔は、入射曲面41の端部411と画像生成系20の端部21との間隔より広い。入射曲面41は、非球面や自由曲面等の曲面からなり、本実施形態において、入射曲面41は、凸状の自由曲面からなる。入射曲面41には反射膜等が形成されていないが、臨界角以上の入射角で入射した光を全反射する。従って、入射曲面41は透過性および反射性を備えている。
反射曲面42は、第2方向Zの他方側Z2を向く面からなり、第1方向Xの一方側X1の端部421が第1方向Xの他方側X2の端部422より第2方向Zの一方側Z1に位置するように斜めに配置されている。反射曲面42は、非球面や自由曲面等の曲面からなり、本実施形態において、反射曲面42は、凸状の自由曲面からなる。反射曲面42については、反射膜等が形成されておらず、臨界角以上の入射角で入射した光を全反射する構成を採用することができる。但し、本実施形態において、反射曲面42は、アルミニウム、銀、マグネシウム、クロム等を主成分とする反射性の金属層420を備えている。従って、反射曲面42に対する入射角が小さい場合でも、確実に反射することができる。
このように構成した入射部40では、非平行光なる画像光Lが入射曲面41に入射すると、入射曲面41から入射した画像光Lは、入射曲面41で屈折し、反射曲面42に向かう。次に、画像光Lは、反射曲面42で反射されて再び、入射曲面41に向かう。その際、入射曲面41には、画像光Lが臨界角以上の入射角で入射するため、画像光Lは、入射曲面41で導光部50に向けて反射され、その間に、画像光Lは平行光に変換される。従って、反射曲面42と入射曲面41とを利用して画像光Lを平行光化するので、投射レンズ系70に対する設計上の要求を緩和することができる。それ故、投射レンズ系70を2つのレンズ(第1レンズ71および第2レンズ72)によって構成することができる等、投射レンズ系70の簡素化を図ることができる。また、投射レンズ系70の簡素化を図ることができれば、表示装置100(表示部10)の小型化および軽量化を図ることができる。
(投射レンズ系70および入射部40の設計例)
図3は、図2に示す投射レンズ系70および入射部40の設計例を示す説明図である。第1レンズ71、第2レンズ72、入射曲面41、および反射曲面42は、図3に示すように構成されており、図3の上段には、図4に示す数1に示す自由曲面関数における係数を示してある。図3の下段には、第1レンズ71、第2レンズ72、および入射部40を構成する材料の屈折率(nd)およびアッベ数(ν)を示してある。図3に示す面番号(3)〜(8)のうち、面番号(3)は、入射曲面41であり、面番号(4)、反射曲面42である。面番号(5)は第2レンズ72の出射側のレンズ面であり、面番号(6)は第2レンズ72の入射側のレンズ面である。面番号(7)は第1レンズ71の出射側のレンズ面であり、面番号(8)は第1レンズ71の入射側のレンズ面である。
(導光部50の詳細構成)
再び図2において、導光部50では、第1面56と第2面57とが平行に配置されており、他方端52側には、第1面56と第2面57との間に第3面520を有している。第1面56と第2面57との第2方向Zの厚さ(導光部50の第2方向Zの寸法)は、入射部40の第2方向Zの寸法より薄い。第1面56および第2面57は、導光部50と外界(空気)との屈折率差に基づいて、臨界角以上の入射角で入射した光を全反射する。このため、第1面56および第2面57には反射膜等が形成されていない。
導光部50には、入射部40から離間する部分に、第3方向Yからみたときに第2面57に対する法線方向から第1方向Xの一方側X1に傾いた複数の部分反射面55が互いに平行に第1方向Xに沿って配置されている。出射部58は、第2面57のうち、複数の部分反射面55に第1方向Xで重なる部分であり、第1方向Xにおいて、所定の幅を有する領域である。
複数の部分反射面55は各々、誘電体多層膜からなる。また、複数の部分反射面55のうちの少なくとも1つが、誘電体多層膜と、アルミニウム、銀、マグネシウム、クロム等主成分とする反射性の金属層(薄膜)との複合層であってもよい。部分反射面55が金属層を含んでいる構成の場合、部分反射面55の反射率を高める効果や、部分反射面55の透過率および反射率の入射角依存性や偏光依存性を適正化できるという効果がある。
このように構成した導光部50では、入射部40から入射してきた平行光からなる画像光Lは、第1面56と第2面57との間で反射して第1方向Xの一方側X1から他方側X2に進行する。そして、部分反射面55に入射した画像光Lの一部は、部分反射面55で反射して出射部58から観察者の眼Eに向けて出射される。また、部分反射面55に入射した画像光Lの残りは、部分反射面55を透過し、第1方向Xの他方側X2で隣り合う次の部分反射面55に入射する。このため、複数の部分反射面55の各々において、第2方向Zの一方側Z1に反射した画像光Lは、出射部58から観察者の眼Eに向けて出射される。従って、観察者は、虚像を認識することができる。その際、外界の光は、外界から導光部50に入射した光は、導光部50に入射した後、部分反射面55を透過して観察者の眼Eに到達する。このため、観察者は、画像生成系20で生成された画像をみることができるとともに、外界の景色等をシースルーでみることができる。
(導光部50内の様子)
図4は、図2に示す導光部50内での平行光束の様子を模式的に示す説明図であり、画像生成系20の同一個所から投射レンズ系70を介して入射部40の入射曲面41に入射した非平行な光束が入射部40で平行光化された後の平行光束L0(画像光L)を第3方向Yからみた様子を模式的に示してある。なお、図4では、平行光束L0の中心光線L0cを実線で示し、平行光束L0の一方の側端部に位置する第1光線L0aを長い破線で示し、平行光束L0の他方の側端部に位置する第2光線L0bを一点鎖線で示してある。また、図4の上段には、中心光線L0cと第1光線L0aとに挟まれた第1平行光束部分L01をグレーで示し、図4の下上段には、中心光線L0cと第2光線L0bとに挟まれた第2平行光束部分L02をグレーで示してある。
図4に示すように、表示部10では、画像生成系20の同一個所から入射部40の入射曲面41に入射した非平行な光束が入射部40で平行光化された後の平行光束L0を第3方向Yからみたとき、導光部50の入射部40が位置する一方端部分(第1方向Xの一方側X1の部分)の内部が平行光束L0によって満たされるように構成されている。より具体的には、平行光束L0では、中心光線L0cと第1光線L0aとの間に挟まれた第1平行光束部分L01(グレー部分)と、中心光線L0cと平行光束L0の第2光線L0bとの間に挟まれた第2平行光束部分L02(グレー部分)とを合成すると、導光部50の内部が平行光束L0によって満たされている。このため、導光部50の第2方向Zの厚さを薄くしても、輝度の高い虚像を観察者に認識させることができる。
かかる構成は、例えば、第1面56と第2面57とが平行であって、平行光束L0の光束径をDとし、第1面56と第2面57との第2方向Zにおける間隔をtとし、平行光束L0の第1面56および第2面57に対する入射角をθとしたとき、光束D、間隔tおよび入射角θを、下記条件式
D=2t×Sinθ
を満たするように設定することにより実現することができる。
言い換えれば、第1光線L0aおよび第2光線L0bが第2面57に入射する位置が、中心光線L0cが第1面56に入射する位置における仮想の法線Ls上に位置するように設定することにより実現することができる。なお、図2に示すように、画像光Lは、画像生成系20の各個所から出射されるが、本実施形態では、画像生成系20のいずれの個所から出射される画像光Lについても、上記の条件を満たしている。
(接合構造)
再び図2において、本実施形態において、入射部40は、第1透光性部材61に形成され、導光部50の少なくとも複数の部分反射面55が形成されている部分54は、第1透光性部材61に接合面63を介して第1方向Xで面接合された第2透光性部材62に形成されている。接合面63は、最も一方端51側に位置する部分反射面55と入射部40との間に位置する。従って、入射部40および導光部50の複数の部分反射面55が形成されている部分54を各々、適正な方法で製作することができる。本実施形態において、接合面63は、導光部50のうち、部分反射面55が形成されている部分54と入射部40との中間位置に配置されている。
ここで、接合面63は、第2方向Zの他方側Z2に位置する端部である第1接合端631が第2方向Zの一方側Z1に位置する端部である第2接合端632より一方端51側に位置する。従って、接合面63は、部分反射面55と同一方向に傾いた平面からなり、本実施形態において、接合面63は、部分反射面55と平行な平面である。
(第3面520の構成)
第3面520は、第2方向Zの他方側Z2に位置する第1縁部521が第2方向Zの一方側Z1に位置する第2縁部522より一方端51側に位置している。第3面520は、部分反射面55と同一方向に傾いた平面からなり、本実施形態において、第3面520は、部分反射面55と平行な平面である。
(部分反射面55の詳細構成)
図5は、本発明を適用した表示装置100および導光系30の導光部50の説明図である。図6は、図5に示す導光部50を傾斜させる前の状態の説明図である。図7は、図6に示す導光部50よりも部分反射面55の間隔が狭い参考例の説明図である。なお、図5、図6および図7には、第1端部551と第2端部552とを通る仮想直線、および眼Eから導光部50(出射部58)に向かう視線を点線で示してある。
本実施形態では、図5に示すように、複数の部分反射面55の第1方向Xの間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって広くなっている。また、図1を参照して説明した表示装置100を頭部に装着した観察者の眼Eの前に導光部50を配置した状態で、導光部50は、他方端52側が一方端51側より観察者の顔面Fから離間するように傾いている。本実施形態において、一方端51は右耳G側であり、他方端52が鼻H側である。従って、導光部50は、鼻H側(他方端52側)が右耳G側(一方端51側)より観察者の顔面Fから離間するように傾いている。導光部50の傾き角は、30°以下に設定されていることが好ましい。導光部50の傾き角が30°を超えると、画像の視認性が低下しやすい。
また、本実施形態においては、部分反射面55の第2方向Zの他方側Z2の端部を第1端部551とし、部分反射面55の第2方向Zの一方側Z1の端部を第2端部552としたとき、第1方向Xで隣り合う2つの部分反射面55のうち、第1方向Xの一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と、他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを結ぶ仮想直線が、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°以上である。本実施形態において、角度θrは90°を超える角度になっている。
以下、図6および図7を参照して、複数の部分反射面55の間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって広くなっている理由、顔面Fに対して導光部50を傾けた理由、および角度θrが90°以上になっている理由を説明する。まず、図16を参照して説明した重なり部558および隙間559を狭めるには、図7に示すように、複数の部分反射面55の第1方向Xの間隔Pを一方端51側から他方端52側に向かって広くすればよい。その際、図7に示す参考例では、複数の部分反射面55が配置されている部分54の第1方向Xの中央部分550より一方端51側で隣り合う2つの部分反射面55では、一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552が他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551より他方端52側に位置している。従って、観察者の眼Eからみたとき、導光部50の一方端51側において隣り合う2つの部分反射面55の間には、図16を参照して説明した隙間559が極めて狭いか、隙間559が存在しない。また、図7に示すように、中央部分550より他方端52側で隣り合う2つの部分反射面55では、一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552が他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551より一方端51側に位置する。従って、観察者の眼Eからみたとき、導光部50の他方端52側において隣り合う2つの部分反射面55の間では、図16を参照して説明した部分反射面55同士の重なり部558が極めて狭いか、重なり部558が存在しない。
但し、この場合には、図7に一方端51側を拡大して示すように、第1方向Xで隣り合う2つの部分反射面55のうち、第1方向Xの一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と、他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを結ぶ仮想直線Lpが、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°未満になってしまう。例えば、水平画角が半角で15°の場合、導光部50内では屈折により画角が10°に相当する。その結果、仮想直線Lpが、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°未満になってしまう。このような形状となると、図9および図10を参照して後述するように、型部材に形成した凹凸パターンを転写することにより、部分反射面55が形成される斜面を形成する場合、型部材を抜くことができなくなる。また、図11を参照して後述するように、透光性基板を部分反射面を挟んで複数、積層した積層体を切断して、複数の部分反射面が形成されている部分を製作する際、極めて薄い透光性基板を使用する必要がある。
そこで、本形態では、図6に示す参考例のように、部分反射面55の間隔Pを図7に示す参考例より広げてある。従って、中央部分550より他方端52側で隣り合う2つの部分反射面55では、一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552が他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551より他方端52側に位置する。それ故、第1方向Xで隣り合う2つの部分反射面55のうち、第1方向Xの一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と、他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを結ぶ仮想直線が、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°を超える角度になっている。なお、中央部分550より他方端52側で隣り合う2つの部分反射面55において、一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552が他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551と第1方向Xで同一の位置にある場合、仮想直線Lpと第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°以上となる。
但し、この場合には、一方端51で隣り合う部分反射面55の間に隙間559が発生し、他方端52で隣り合う部分反射面55の間に重なり部558が発生する。しかるに本実施形態では、図5を参照して説明したように、導光部50は、鼻H側(他方端52側)が右耳G側(一方端51側)より観察者の顔面Fから離間するように傾いている。このため、一方端51あるいは他方端52で隣り合う部分反射面55の間には、図16を参照して説明した広い隙間559や広い重なり部558が発生しない。
それ故、重なり部558に起因する輝度が低い筋が画像に発生することを抑制することができる。また、隙間559に起因する画像の筋状の欠落が発生することを抑制することができる。それ故、隣り合う部分反射面55での重なり部558や隙間559に起因する画像の品位の低下を抑制することができるので、品位の高い画像を観察者に認識させることができる。また、本実施形態では、複数の部分反射面55の間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって広くなっている場合でも、顔面Fに対して導光部50を傾ける角度が小さくてよい。さらに、顔面Fに対して導光部50を傾けた結果、部分反射面55が眼Eに向く面積が広がるので、輝度差に起因する筋が画像に発生しにくい。また、水平画角が半角で15°の場合に、導光部50を15°の角度で傾けると、水平画角が15°に相当する光線が第2面57に対して垂直になるので、仮想直線Lpと第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°である等、仮想直線Lpが、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°以上となる。それ故、後述する製造方法1、2、3のいずれをも採用することができる。
(間隔Pの設定例)
図8は、図5を参照して説明した部分反射面55の間隔Pと、第1方向Xの各角度方向における輝度との関係(輝度分布)を示すグラフであり、以下の結果を示してある。図11を参照して説明した比較例のように、各間隔Pを一定にした場合の結果を点線Laで示してある。間隔Pを、理想的な間隔P0に対して0.05mmずつ狭くした値に設定したときの輝度分布を一点鎖線Lbで示してある。間隔Pを、理想的な間隔P0に対して0.05mmずつ広くしたときの輝度分布を実線Lcで示してある。間隔Pを、理想的な間隔P0に対して0.15mmずつ広くしたときの輝度分布を二点鎖線Ldで示してある。
図5に示す導光部50において、隣り合う2つの部分反射面55の一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを通る仮想直線Lpを描いたとき、複数の部分反射面55は、仮想直線が以下の条件を満たすように構成されている。まず、中央部分550に位置する2つの部分反射面55の仮想直線L55c(仮想直線Lp)と中央部分550より一方端51側に位置する2つの部分反射面の仮想直線L55a(仮想直線Lp)との第1交点C1は、第2面57から第2方向Zの一方側Z1に向かって5mmから50mmまで範囲Wに位置する。また、中央部分550に位置する2つの部分反射面55の仮想直線L55c(仮想直線Lp)と中央部分550より他方端52側に位置する2つの部分反射面55の仮想直線L55b(仮想直線Lp)との第2交点C2が、第2面57から第2方向Zの一方側Z1に向かって5mmから50mmまで範囲Wに位置する。
ここで、範囲Wは、表示装置100を頭に装着した際に瞳孔E0が位置する可能性のある範囲である。従って、図5に示すように、第1交点C1および第2交点C2が瞳孔E0と重なる位置にあれば、仮想直線L55a、L55b、L55cが瞳孔E0を通ることになる。この場合には、観察者の眼Eからみたとき、導光部50の一方端51側では、隣り合う2つの部分反射面55の間には、図16を参照して説明した隙間559が存在せず、導光部50の他方端52側では、隣り合う2つの部分反射面55には、図16を参照して説明した重なり部558が存在しない。かかる状態における間隔Pは、理想的な間隔P0に相当し、理想的な間隔P0は、眼Eと導光部50との距離や、画角などによって一義的に決定される。
但し、瞳孔E0は2mmから7mmの幅を有している。また、同一の部分反射面55に対して異なる画角の光が入射する。また、製造上の制約から間隔Pを離散的な数値に設定することもある。従って、間隔Pについては、理想的な間隔P0を補正した方が、適正な輝度分布が得られることもある。そこで、間隔Pを理想的な間隔P0に対して0.05mmずつ狭くした値に設定した第1実施例の輝度分布(一点鎖線Lb)、間隔Pを理想的な間隔P0に対して0.05mmずつ広くした第2実施例の輝度分布(実線Lc)、および間隔Pを理想的な間隔P0に対して0.15mmずつ広くした第3実施例の輝度分布(二点鎖線Ld)を算出し、その結果を図8に比較して示してある。また、図8には、各間隔Pを一定にした比較例の輝度分布(点線La)を示してある。
図8に示すように、本発明を適用した第1実施例、第2実施例2および第3実施例では、比較例と比較して、図16を参照して説明した重なり部558および隙間559に起因する輝度のばらつきが発生しにくい。また、第1実施例、第2実施例、および第3実施例を比較すると、輝度分布が良好な度合は、第2実施例、第1実施例、および第3実施例の順である。同様な検討を繰り返し行った結果、本発明を適用する際には、実際の部分反射面55の各間隔P(実在する部分反射面55の各間隔P)を以下の条件を満たすように設定することが好ましい。
P0−P0/2 ≦P ≦ P0+P0/2
また、複数の部分反射面55については、間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって1つの間隔毎に広くなっている部分反射面を含む態様や、間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって複数の間隔毎に広くなっている部分反射面を含む態様を採用してもよい。より具体的には、複数の部分反射面55については、全ての間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって順に広くなっている態様を採用することができる。また、複数の部分反射面55については、間隔Pが等しい複数の部分反射面55からなる群が、一方端51側から他方端52側に向かって間隔Pが狭い群の順に配置されている態様を採用することができる。さらに、間隔Pが一方端51側から他方端52側に向かって1つの間隔毎に広くなっている複数の部分反射面55の中に間隔Pが等しい複数の部分反射面55からなる群が含まれている態様を採用することができる。
(導光部50の製造方法1)
図9は、図2に示す導光部50の製造方法1を示す説明図である。図2に示す導光部50(第2透光性部材62)を製造するには、まず、成形工程ST11、ST12において、第1金型210と第2金型220(型部材)との間で透光性部材610を樹脂成形する。かかる透光性部材610には、部分反射面55を形成するための第1斜面611と、隣り合う第1斜面611を接続する第2斜面612とが形成される。
次に、部分反射面形成工程ST13において、成膜工程およびエッチング工程を行い、第1斜面611に誘電体多層膜を形成し、第1斜面611を部分反射面55とする。次に、樹脂層形成工程ST14において、第2斜面612および部分反射面55(第1斜面611)を覆うように、透光性部材610と屈折率が等しい透光性の樹脂613を塗布して第2斜面612と部分反射面55との間を埋めた後、樹脂613を固化する。次に、平坦化工程ST15、ST16において、透光性部材610の樹脂613とは反対側の面、および樹脂613の表面に対して研磨等を行い、図5を参照して説明した導光部50を構成する。また、研磨等を行わずに、部分反射面55に対して第2方向Zの一方側Z1および他方側Z2に透光性部材610や樹脂613を残してもよい。
かかる導光部50は、第2面57、隣り合う部分反射面55の第1端部551と第2端部552とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)、および部分反射面55で囲まれた部分を構成する透光性の第1樹脂部分501と、第1面56、隣り合う部分反射面55の第1端部551と第2端部552とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)、および部分反射面55で囲まれた部分を構成する第2樹脂部分502とを備えている。
このような製造方法を行う際、本実施形態では、第1方向Xの一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と、他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)が、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°以上である。このため、第2金型220を透光性部材610から抜くことができる。特に、角度θrが90°を超える場合には、第2金型220を透光性部材610から容易に抜くことができる。
(導光部50の製造方法2)
図10は、図2に示す導光部50の製造方法2を示す説明図である。図2に示す導光部50(第2透光性部材62)を製造するには、まず、成形工程ST20、ST21、ST22において、基板615に透光性の樹脂層616を塗布した後、転写用の型部材230を樹脂層616に押し当てた後、樹脂層616を固化させ、樹脂層616から型部材230を抜く。その結果、樹脂層616には、部分反射面55を形成するための第1斜面611と、隣り合う第1斜面611を接続する第2斜面612とが形成される。
次に、部分反射面形成工程ST23において、成膜工程およびエッチング工程を行い、第1斜面611に誘電体多層膜を形成し、第1斜面611を部分反射面55とする。次に、樹脂層形成工程ST24において、第2斜面612および部分反射面55(第1斜面611)を覆うように、樹脂層616と屈折率が等しい透光性の樹脂613を塗布し、第2斜面612と部分反射面55(第1斜面611)との間を埋めた後、樹脂613を固化する。次に、平坦化工程ST25、ST26において、基板615、樹脂層616および樹脂613の表面に対して研磨等を行い、図5を参照して説明した導光部50を構成する。また、透光性部材610や樹脂層616を研磨せずに、部分反射面55に対して第2方向Zの一方側Z1および他方側Z2に樹脂層616や樹脂613を残してもよい。このような方法により製作した導光部50は、第2面57、隣り合う部分反射面55の第1端部551と第2端部552とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)、および部分反射面55で囲まれた部分を構成する透光性の第1樹脂部分501と、第1面56、隣り合う部分反射面55の第1端部551と第2端部552とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)、および部分反射面55で囲まれた部分を構成する第2樹脂部分502とを備えている。
このような製造方法を行う際、本実施形態では、第1方向Xの一方端51側に位置する部分反射面55の第2端部552と、他方端52側に位置する部分反射面55の第1端部551とを結ぶ仮想直線Lp(第2斜面612)が、第2面57の一方端51側に延在している部分となす角度θrが90°以上である。このため、型部材230を樹脂層616から抜くことができる。特に、角度θrが90°を超える場合には、型部材230を樹脂層616から容易に抜くことができる。
(導光部50の製造方法3)
図11は、図2に示す導光部50の製造方法3を示す説明図である。図2に示す導光部50(第2透光性部材62)を製造するには、まず、図11に示すように、一方面に部分反射面55を形成した複数枚の透光性基板66を重ね、この状態で、透光性基板66に荷重を加えながら透光性基板同士を接合層を介して接合し、積層体67を形成する。その際、部分反射面55が形成されていない透光性基板66も重ねておく。次に、積層体67を斜めに切断する。その結果、導光部50(第2透光性部材62)が得られる。その際、切断面によって第1面56および第2面57が構成されるので、切断面に対しては研磨等を行う。また、複数枚の透光性基板66の厚さを変えれば、図5を参照して説明したように、部分反射面55の間隔Pを変えることができる。透光性基板66は、ガラス基板、石英基板、樹脂基板等である。透光性基板66がガラス基板である場合、ガラス接合等によって接合できるので、接着剤を用いる必要がない。また、接着剤を用いて透光性基板66を接合してもよい。
ここで、接合面63および第3面520は、両端に積層した透光性基板661、662によって構成される。従って、透光性基板661の厚さは、接合面63と部分反射面55との間隔に対応し、透光性基板662の厚さは、第3面520と部分反射面55との間隔に対応して設定される。本実施形態では、接合面63および第3面520は、部分反射面55と同一方向に傾いている。このため、複数の透光性基板66のうち、一方の端部に位置する透光性基板661を加工して接合面63を形成する場合でも、接合面63が部分反射面55と逆方向に傾いている場合(二点鎖線L63で示す場合)と違って、透光性基板661を過度に厚くする必要がない。また、複数の透光性基板66のうち、他方の端部に位置する透光性基板662を加工して第3面520を形成する場合でも、第3面520が部分反射面55と逆方向に傾いている場合(二点鎖線L520で示す場合)と違って、透光性基板662を過度に厚くする必要がない。
特に本実施形態では、接合面63および第3面520が部分反射面55と平行である。このため、透光性基板661に対しては、研磨等の加工を行えばよく、角度を調整する加工を行う必要がない。また、透光性基板662に対しても角度を調整するための加工を行う必要がない。それ故、接合面63および第3面520を両端に備えた導光部50(第2透光性部材62)を安価に接続することができるので、表示部10(表示装置100)のコストを低減することができる。
また、導光部50において一方端51側に位置する部分反射面55の間隔が比較的広いので、一方端51側に位置する部分反射面55の間を構成する透光性基板66についても極端に薄いものを用いる必要がない。
[実施形態2]
図12は、本発明の実施形態2に係る表示装置100の導光部50の説明図である。本実施形態において、図2に示す導光部50に形成された部分反射面55は、入射角に応じて透過率および反射率が変化する特性を有している。本実施形態において、複数の部分反射面55は、入射角が大のときには、小のときより反射率が大である。
本実施形態において、部分反射面55が第2面57に対して成す角度は45°〜70°である。また、部分反射面55に対する入射角が小さいときには、透過率が98%以上であり、反射率が2%以下である。これに対して、部分反射面55に対する入射角が大きいときには、透過率が77%であり、反射率が23%である。このような構成によれば、表1、表2および表3を参照して説明するように、出射部58の第1方向Xの各位置から出射される画像光Lの輝度ばらつきを小さくすることができる。より具体的には、出射部58では、第1方向Xにおいて、入射部40から離間する程、画像光Lの出射強度が低下するが、本実施形態によれば、かかる出射強度の低下を抑制することができる。
例えば、図2に示す部分反射面55の各間から出射される光の輝度(出射強度)を算出した場合、表1に示す結果となり、出射部58の第1方向Xの各位置から出射される画像光Lの輝度ばらつきを小さくすることができる。表1には、図12に示す部分反射面55の各間55a、55b、55c、55d、55eから画像光Lが出射されるまでの透過回数および反射回数を示してある。反射回数については、最終的には、大きな入射角で反射される。これに対して、透過は、入射角が大きい場合と小さい場合とがあり、本形態では、入射角によって部分反射面55での透過率が異なる。従って、透過回数は、入射角が大きい場合と小さい場合とに分けてある。また、光線については、図12に示すように、各間55a、55b、55c、55d、55eのうち、第1方向Xの最も一方側X1から出射される光線L11、第1方向Xの中央から出射される光線L12、および第1方向Xの最も他方側X2から出射される光線L13の各々について輝度を示してある。
表1から分かるように、各間55a、55b、55c、55d、55eにおいて、輝度が13.1%から23%であり、ばらつきが小さい。また、各各間55a、55b、55c、55d、55eにおける光線L11、L12、L13の輝度のばらつきが小さい。これに対して、部分反射面55に対する入射角にかかわらず、部分反射面55での透過率が77%以上で反射率が23%である場合、各間55a、55b、55c、55d、55eから出射される光線L11、L12、L13の輝度は、表2に示す結果となる。表2から分かるように、各間55a、55b、55c、55d、55eから出射される光線L11、L12、L13の輝度は8.1%から23%であり、ばらつきが大きい。
また、図12に示すように、部分反射面55が形成されている導光部50に対して、第2方向Zの他方側Z2に、部分反射面55が形成されていない透光層59を設けた場合、部分反射面55を透過する回数を減らすことができる。従って、部分反射面55に対する入射角にかかわらず、部分反射面55での透過率が77%以上で反射率が23%である場合、各間55a、55b、55c、55d、55eから出射される光線L11、L12、L13の輝度は、表3に示す結果となる。表3から分かるように、各間55a、55b、55c、55d、55eから出射される光線L11、L12、L13の輝度は13.1%から23%であり、ばらつきが小さい。但し、この場合には、透光層59を設けた分、導光系30の第2方向Zの厚さが厚くなる。
従って、本実施形態のように、部分反射面55が形成されていない透光層59(図12参照)を設けずに、部分反射面55が形成されている部分のみによって導光部50を構成することにより、薄型化を図った場合でも、出射部58において、第1方向Xにおいて、入射部40から離間する位置から出射される画像光Lの輝度の差を縮めることができる。また、各各間55a、55b、55c、55d、55eにおける光線L11、L12、L13の輝度のばらつきを小さくすることができる。さらに、部分反射面55での無駄な反射を低減したため、ゴーストの発生に起因する表示品質の低下を抑制することができる。
[実施形態3]
実施形態2では、部分反射面55は、部分反射面55に対する入射角が大のときには、部分反射面55に対する入射角が小のときより反射率が大であったが、例えば、部分反射面55が第2面57に対して成す角度が25°〜40°である場合、部分反射面55については、部分反射面55に対する入射角が小のときには、部分反射面55に対する入射角が大のときより反射率が大である態様を採用してもよい。
[実施形態4]
図13は、本発明の実施形態4に係る表示装置100の外観の一例を模式的に示す説明図である。図14は、図10に示す表示装置100を観察者に対する正面方向からみた正面図である。図15は、図10に示す表示装置100を左側からみた側面図である。実施形態1に係る表示装置100では、画像生成系20および入射部40を耳側に配置し、耳側から鼻側に向けて画像光Lを導いたが、本実施形態では、図13、図14および図15に示すように、画像生成系20および入射部40が眼前の上方に配置されており、導光部50が上方から下方に延在している。このため、上方から下方に向けて画像光Lを導いて眼に向けて出射する。このため、本実施形態では、上下方向が第1方向Xに相当し、前後方向が第2方向Zに相当し、左右方向が第3方向Yに相当する。また、第1方向Xの一方側X1は上側に相当し、第1方向Xの他方側X2は下側に相当する。この場合、図5を参照して説明した間隔Pは、第1方向のXの一方側X1(上側)から他方側X2(下側)に向かって広くする。また、図5を参照して説明した一方端51が上側に位置し、他方端52が下側に位置する。従って、表示装置100を頭部に装着した観察者の眼の前に導光部50を配置した状態で、導光部50は、他方端52側が一方端51側より観察者の顔面から離間するように傾ける。
[他の実施の形態]
上記実施形態において、第1面56または第2面57に反射防止膜を設けてもよい。外界からの光(シースルー光)が透過する場合も、画像光Lが導光部50から外部へ出射する場合も、導光部50の界面で反射が起きるとその分ロスになる。従って、反射防止膜を設ければ、シースルー光および画像光Lのいずれについても、輝度を高めることができる。また、また、無用な光の戻り光を減らすことができるので、ゴーストの発生を抑制することもできる。
10…表示部、20…画像生成系、30…導光系(導光装置)、40…入射部、41…入射曲面、42…反射曲面、50…導光部、51…一方端、52…他方端、55…部分反射面、56…第1面、57…第2面、58…出射部、61…第1透光性部材、62…第2透光性部材、63…接合面、66…透光性基板、67…積層体、70…投射レンズ系、71…第1レンズ、72…第2レンズ、100…表示装置、110…フレーム、111…テンプル、210…第1金型、220…第2金型(型部材)、230…型部材、420…金属層、501…第1樹脂部分、502…第2樹脂部分、520…第3面、521…第1縁部、522…第2縁部、551…第1端部、552…第2端部、610…透光性部材、611…第1斜面、612…第2斜面、613…樹脂、616…樹脂層、631…第1接合端、632…第2接合端、D…光束、E…眼、E0…瞳孔、L…画像光、L0…平行光束、L01…第1平行光束部分、L02…第2平行光束部分、L0a…第1光線、L0b…第2光線、L0c…中心光線、Ls…法線、X…第1方向、Y…第3方向、Z…第2方向、t…間隔。

Claims (13)

  1. 画像生成系と、
    前記画像生成系から出射された画像光を出射部に導く透光性の導光部を備えた導光装置と、を有し、
    前記導光部は、前記画像光が入射する一方端側から第1方向の他方端側に向けて延在する第1面と、前記第1面に対して前記第1方向に交差する第2方向の一方側で平行に前記第1方向に延在する第2面と、前記第1面と前記第2面との間で前記第1方向に沿って配置され、前記第2面に対する法線方向から前記一方端側に向けて同一角度で傾いた複数の部分反射面と、を有し、
    前記複数の部分反射面の前記第1方向の間隔が前記一方端側から前記他方端側に向かって広くなっており、
    前記導光部を観察者の眼前に配置した状態で、前記導光部は、前記他方端側が前記一方端側より前記観察者の顔面から離間するように傾いていることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記複数の部分反射面は、前記第1方向で隣り合う2つの部分反射面のうち、前記第1方向の前記一方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記一方側の端部と前記他方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記他方側の端部とを結ぶ仮想直線が、前記第2面の前記一方端側に延在している部分となす角度が90°以上であることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項2に記載の表示装置において、
    前記仮想直線が前記第2面の前記一方端側に延在している部分となす角度が90°を超えていることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の表示装置において、
    前記導光部は、前記第2面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する透光性の第1樹脂部分と、前記第1面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する第2樹脂部分とを備えていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記複数の部分反射面は、前記間隔が前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に向かって1つの間隔毎に広くなっている部分反射面を含むことを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記複数の部分反射面は、前記間隔が前記第1方向の前記一方端側から前記他方端側に向かって複数の間隔毎に広くなっている部分反射面を含むことを特徴とする表示装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記導光装置は、前記導光部の前記一方端側が接続された透光性の入射部を備え、
    前記入射部は、前記画像光が非平行光として入射する入射曲面と、前記入射曲面から入射した前記画像光を反射する反射曲面と、を備え、前記入射曲面および前記反射曲面によって前記画像光を平行光にして前記導光部に出射することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項7に記載の表示装置において、
    前記入射部は、第1透光性部材に形成され、
    前記導光部の少なくとも前記複数の部分反射面が形成されている部分は、前記第1透光性部材に接合面を介して前記第1方向で面接合された第2透光性部材に形成されていることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項1から8までの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記複数の部分反射面のうちの少なくとも1つは、反射性の金属層を含む多層膜を備えていることを特徴とする表示装置。
  10. 請求項1から9までの何れか一項に記載の表示装置において、
    前記複数の部分反射面は、入射角に応じて反射率が変化する特性を有していることを特徴とする表示装置。
  11. 一方端側から入射した光を出射部に導く透光性の導光部を備え、
    前記導光部は、前記光が入射する一方端側から第1方向の他方端側に向けて延在する第1面と、前記第1面に対して前記第1方向に交差する第2方向の一方側で平行に前記第1方向に延在する第2面と、前記第1面と前記第2面との間で前記第1方向に沿って配置され、前記第2面に対する法線方向から前記一方端側に向けて同一角度で傾いた複数の部分反射面と、を有し、
    前記複数の部分反射面の前記第1方向の間隔が前記一方端側から前記他方端側に向かって広くなっており、
    前記複数の部分反射面は、前記第1方向で隣り合う2つの部分反射面のうち、前記第1方向の前記一方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記一方側の端部と前記他方端側に位置する部分反射面の前記第2方向の前記他方側の端部とを結ぶ仮想直線が前記第2面となす角度が90°以上であることを特徴とする導光装置。
  12. 請求項11に記載の導光装置において、
    前記仮想直線が前記第2面となす角度が90°を超えることを特徴とする導光装置。
  13. 請求項11または12に記載の導光装置において、
    前記導光部は、前記第2面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する透光性の第1樹脂部分と、前記第1面、前記仮想直線および前記部分反射面で囲まれた部分を構成する第2樹脂部分とを備えていることを特徴とする導光装置。
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