JP2018005996A - 電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を減らすことができる電池モジュールを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、一方向に配列され、電極端子を構成する正極端子及び負極端子を有する複数の電池セル3と、複数の電池セル3を電池セル3の配列方向に挟持する挟持部13を有する1対のエンドプレート5と、複数の電池セル3の電極端子に固定された2つの兼用部材6A,6Bとを備え、兼用部材6Aは、隣り合う2つの電池セル3の電極端子同士を電気的に接続するバスバー部17と、バスバー部17と一体化され、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部18とを有し、兼用部材6Bは、隣り合う2つの電池セル3の電極端子同士を電気的に接続するバスバー部21と、バスバー部21と一体化され、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部22とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、電池モジュールに関する。
従来の電池モジュールとしては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の電池モジュールは、並設された複数の電池セルと、複数の電池セルの並設方向両端にそれぞれ設けられた一対の板部材と、複数の電池セルを一体化する拘束具としてのボルト及びナットと、隣り合う電池セルの端子同士を接続する接続バスバーとを備えている。
しかしながら、上記従来技術においては、電池セルの端子同士を接続する複数の接続バスバーと、複数の電池セルを拘束する4組のボルト及びナットとが備えられているため、部品点数が多くならざるを得ない。
本発明の目的は、部品点数を減らすことができる電池モジュールを提供することである。
本発明の一態様の電池モジュールは、一方向に配列され、電極端子を構成する正極端子及び負極端子を有する複数の電池セルと、複数の電池セルを電池セルの配列方向に挟持する挟持部を有する1対のエンドプレートと、複数の電池セルの電極端子に固定された2つの兼用部材とを備え、兼用部材は、複数の電池セルのうち少なくとも隣り合う2つの電池セルの電極端子同士を電気的に接続する少なくとも1つのバスバー部と、バスバー部と一体化され、複数の電池セルを1対のエンドプレートと共に電池セルの配列方向に拘束する1対の拘束部とを有することを特徴とする。
このような電池モジュールにおいては、複数の電池セルのうち少なくとも隣り合う2つの電池セルの電極端子同士を電気的に接続する少なくとも1つのバスバー部と、複数の電池セルを1対のエンドプレートと共に電池セルの配列方向に拘束する1対の拘束部とは、一つの兼用部材として一体化されている。このため、バスバー部と拘束部とを別々の部品で構成しなくて済む。これにより、電池モジュールの部品点数を減らすことができる。
複数の電池セルの正極端子及び負極端子は、電池セルの配列方向に沿って交互に配置されており、バスバー部は、導電性材料で形成され、隣り合う2つの電池セルの正極端子及び負極端子を電気的に接続し、電池セルの配列方向に隣り合う2つのバスバー部の間には、第1接続部が配置されており、バスバー部と拘束部との間には、第2接続部が配置されており、拘束部、第1接続部及び第2接続部は、電気絶縁性材料で形成されていてもよい。この場合には、複数の電池セルが直列接続された電池モジュールにおいて、正極と負極との短絡を確実に防止しつつ、電池モジュールの部品点数を減らすことができる。
複数の電池セルの正極端子及び負極端子は、電池セルの配列方向に沿って同じ向きとなるように配置されており、挟持部は、電気絶縁性材料で形成されており、2つの兼用部材の一方のバスバー部は、複数の電池セルの正極端子同士を電気的に接続し、2つの兼用部材の他方のバスバー部は、複数の電池セルの負極端子同士を電気的に接続し、バスバー部及び拘束部は、導電性材料で一体に形成されていてもよい。この場合には、複数の電池セルが並列接続された電池モジュールにおいて、正極と負極との短絡を確実に防止しつつ、電池モジュールの部品点数を減らすことができる。
電池セルは、電極端子と電気的に接続された電極組立体を有し、拘束部は、少なくとも電極組立体の下端に対応する位置まで延びていてもよい。この場合には、電極組立体の領域において電池セルの膨張が生じても、拘束部によって複数の電池セルを電池セルの配列方向に十分に拘束することができる。
本発明によれば、部品点数を減らすことができる電池モジュールが提供される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係る電池モジュールを示す概略平面図であり、図1(b)は、図1(a)に示された電池モジュールの概略側面図である。図1において、本実施形態の電池モジュール1は、例えば筐体2内に収容された状態で使用される。
電池モジュール1は、一方向(X方向)に配列された複数(ここでは4つ)の電池セル3から構成される電池セル群4と、この電池セル群4の両側に配置された1対のL字形のエンドプレート5と、電池セル群4に取り付けられた2つの兼用部材6A,6Bとを備えている。電池モジュール1は、複数の電池セル3が直列接続された直列式の電池モジュールである。
電池セル3は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。電池セル3は、図2に示されるように、直方体形状のケース7と、このケース7内に収容された電極組立体8とを有している。電極組立体8は、特に図示はしないが、複数の正極シートと複数の負極シートとがセパレータを介して交互に積層された構造を有している。ケース7の上面7aには、電極端子9を構成する正極端子10及び負極端子11が絶縁リング12を介して取り付けられている。
正極端子10は、ケース7の上面7aの一端側に配置され、電極組立体8の正極シートと電気的に接続されている。負極端子11は、ケース7の上面7aの他端側に配置され、電極組立体8の負極シートと電気的に接続されている。つまり、電極組立体8は、電極端子9と電気的に接続されている。なお、ケース7内には、電解液(図示せず)が充填されている。また、電池セル3は、セルホルダ(図示せず)に支持されている。
複数の電池セル3の正極端子10及び負極端子11は、電池セル3の配列方向(X方向)に沿って交互に配置されている。つまり、隣り合う2つの電池セル3は、正極端子10及び負極端子11が互いに逆向きとなるように配置されている。
エンドプレート5は、複数の電池セル3を電池セル3の配列方向に挟持する挟持部13と、この挟持部13に対して垂直に折り曲げられ、複数のボルト14により筐体2の側壁2aに固定される固定部15とを有している。エンドプレート5は、剛性が高い金属(例えば鉄)で形成されている。
なお、一方のエンドプレート5と電池セル3との間には、電池セル3の膨張を吸収するためのゴム等の弾性部材が配置されていてもよい。電池セル3の膨張は、電池セル3の充放電の繰り返し等によって電極組立体8の領域において発生する。
兼用部材6A,6Bは、複数の電池セル3の電極端子9に締結具16で固定されている。締結具16は、例えば電極端子9に設けられたネジ穴にねじ込まれるネジである。兼用部材6Aは、電池セル群4の幅方向(Y方向)の一方側において各電池セル3の電極端子9に固定されている。兼用部材6Bは、電池セル群4の幅方向の他方側において各電池セル3の電極端子9に固定されている。電池セル群4の幅方向は、電池セル3の配列方向に垂直な方向である。つまり、兼用部材6A,6Bは、電池セル群4の幅方向に離間して配置されている。兼用部材6A,6Bは、U字形の板で構成されている。
兼用部材6Aは、隣り合う2つの電池セル3の正極端子10及び負極端子11を電気的に接続する複数(ここでは2つ)のバスバー部17と、これらのバスバー部17を含む領域の両側に配置され、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部18とを有している。2つのバスバー部17は、電池セル3の配列方向に隣り合っている。
2つのバスバー部17の間には、接続部19(第1接続部)が配置されている。バスバー部17と拘束部18との間には、接続部20(第2接続部)が配置されている。拘束部18は、接続部19,20を介してバスバー部17と一体化されている。また、拘束部18は、バスバー部17及び接続部19,20に対して略垂直に折り曲げられて、エンドプレート5の挟持部13に接触している。従って、1対の拘束部18によって複数の電池セル3及び1対のエンドプレート5に電池セル3の配列方向の拘束荷重を加えることができる。
兼用部材6Bは、隣り合う2つの電池セル3の正極端子10及び負極端子11を電気的に接続するバスバー部21と、このバスバー部21の両側に配置され、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部22とを有している。
バスバー部21と拘束部22との間には、接続部23(第2接続部)が配置されている。拘束部22は、接続部23を介してバスバー部21と一体化されている。また、拘束部22は、バスバー部21及び接続部23に対して略垂直に折り曲げられて、エンドプレート5の挟持部13に接触している。従って、1対の拘束部22によって複数の電池セル3及び1対のエンドプレート5に電池セル3の配列方向の拘束荷重を加えることができる。
バスバー部17,21は、導電性材料である金属(例えば銅)で形成されている。拘束部18,22及び接続部19,20,23は、電気絶縁性材料である樹脂(例えばポリアミドまたはABS樹脂)で形成されている。バスバー部17,21及び接続部23には、正極端子10及び負極端子11が挿通する挿通孔(図示せず)が設けられている。
拘束部18,22は、電池セル3の電極組立体8の下端に対応する位置よりも下まで延びている。つまり、拘束部18,22の下端の高さ位置は、電極組立体8の下端の高さ位置よりも低い。電極組立体8の下端は、電極組立体8における正極端子10及び負極端子11とは反対側の端である。なお、拘束部18,22は、電池セル3の電極組立体8の下端に対応する位置まで延びていてもよい。つまり、拘束部18,22の下端の高さ位置は、電極組立体8の下端の高さ位置と同じでもよい。
兼用部材6Aを作製する場合は、例えば樹脂の圧入によってバスバー埋め込み用窓孔を有する樹脂製平板を形成し、バスバー埋め込み用窓孔にバスバーを埋め込んだり、或いはバスバーの回りに樹脂を流し込むことにより、バスバー部17を有する平板状の中間部材を作る。そして、電池セル群4と1対のエンドプレート5とを組み付けた後、組付構造体の長さ寸法に合わせて中間部材の両端側部分をU字状に折り曲げることにより、バスバー部17及び拘束部18を有する兼用部材6Aが得られる。バスバー部21及び拘束部22を有する兼用部材6Bについても、上記と同様に作製される。
図3(a)は、比較例として直列式の電池モジュールの一つを示す概略平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示された電池モジュールの概略側面図である。図3において、電池モジュール100は、複数の電池セル3から構成される電池セル群4と、1対のエンドプレート5と、隣り合う2つの電池セル3の正極端子10及び負極端子11を電気的に接続する複数(ここでは3つ)のバスバー101と、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する4つの拘束具102とを備えている。
拘束具102は、ボルト103及びナット104で構成されている。2つのボルト103は、各エンドプレート5の挟持部13の上部を貫通した状態で各電池セル3の上方に配置されている。このとき、2つのボルト103は、電池セル群4の幅方向の一方側に取り付けられたバスバー101と電池セル群4の幅方向の他方側に取り付けられたバスバー101との間に配置されている。もう2つのボルト103は、各エンドプレート5の挟持部13の下部を貫通した状態で各電池セル3の下方に配置されている。
このような電池モジュール100においては、3つのバスバー101と4つの拘束具102とを備えているため、部品点数が多くなる。その結果、電池モジュール100のコストアップにつながる。
これに対し本実施形態では、隣り合う2つの電池セル3の正極端子10及び負極端子11を電気的に接続する2つのバスバー部17と、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部18とは、一つの兼用部材6Aとして一体化されている。また、隣り合う2つの電池セル3の正極端子10及び負極端子11を電気的に接続するバスバー部21と、複数の電池セル3を1対のエンドプレート5と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部22とは、一つの兼用部材6Bとして一体化されている。このため、バスバー部と拘束部とを別々の部品で構成しなくて済む。これにより、電池モジュール1の部品点数を減らすことができる。その結果、電池モジュール1のコストを削減することが可能となる。
また、本実施形態では、兼用部材6Aにおけるバスバー部17以外の拘束部18及び接続部19,20は、電気絶縁性材料で形成されている。また、兼用部材6Bにおけるバスバー部21以外の拘束部22及び接続部23は、電気絶縁性材料で形成されている。従って、複数の電池セル3が直列接続された電池モジュール1において、正極と負極との短絡(ショート)を確実に防止しつつ、電池モジュール1の部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態では、拘束部18,22は少なくとも電池セル3の電極組立体8の下端に対応する位置まで延びているので、電極組立体8の領域において電池セル3の膨張が生じても、拘束部18,22によって複数の電池セル3を電池セル3の配列方向に十分に拘束することができる。
さらに、本実施形態では、兼用部材6A,6Bを使用することにより、兼用部材6Aと兼用部材6Bとの間に拘束具を配置しなくて済む。このため、兼用部材6Aと兼用部材6Bとの間のスペースを有効活用することができる。例えば、バスバー部17,21の幅を大きくすることにより、バスバー部17,21の抵抗値を小さくして、電池モジュール1の出力電力を高くすることができる。
図4(a)は、本発明の第2実施形態に係る電池モジュールを示す概略平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示された電池モジュールの概略側面図である。図4において、本実施形態の電池モジュール30は、複数の電池セル3から構成される電池セル群4と、この電池セル群4の両側に配置された1対のエンドプレート31と、電池セル群4に取り付けられた2つの兼用部材32とを備えている。電池モジュール30は、複数の電池セル3が並列接続された並列式の電池モジュールである。
複数の電池セル3の正極端子10及び負極端子11(図2参照)は、電池セル3の配列方向に沿って同じ向きとなるように配置されている。つまり、複数の電池セル3の正極端子10は、電池セル群4の幅方向の一方側に配置され、複数の電池セル3の負極端子11は、電池セル群4の幅方向の他方側に配置されている。
エンドプレート31は、上記第1実施形態におけるエンドプレート5と同様に、挟持部13と固定部15とを有している。ただし、エンドプレート31は、エンドプレート5と異なり、電気絶縁性材料である樹脂(例えばポリアミドまたはABS樹脂)で形成されている。
一方の兼用部材32は、電池セル群4の幅方向の一方側において電池セル3の正極端子10に締結具16で固定され、他方の兼用部材32は、電池セル群4の幅方向の他方側において電池セル3の負極端子11に締結具16で固定されている。つまり、2つの兼用部材32は、電池セル群4の幅方向に離間して配置されている。兼用部材32は、U字形の板で構成されている。
兼用部材32は、バスバー部33と、このバスバー部33の両側に配置された1対の拘束部34とを有している。バスバー部33及び拘束部34は、導電性材料である金属(例えば銅)で一体に形成されている。つまり、兼用部材32は、全体的に金属で形成されている。これにより、拘束部34は、バスバー部33と一体化されていることとなる。
一方の兼用部材32のバスバー部33は、複数の電池セル3の正極端子10同士を電気的に接続する。他方の兼用部材32のバスバー部33は、複数の電池セル3の負極端子11同士を電気的に接続する。バスバー部33には、電極端子9(図2参照)が挿通する4つの挿通孔(図示せず)が設けられている。
1対の拘束部34は、複数の電池セル3を1対のエンドプレート31と共に電池セル3の配列方向に拘束する。拘束部34は、バスバー部33に対して略垂直に折り曲げられて、エンドプレート31の挟持部13に接触している。従って、1対の拘束部34によって複数の電池セル3及び1対のエンドプレート31に電池セル3の配列方向の拘束荷重を加えることができる。拘束部34は、電池セル3の電極組立体8の下端に対応する位置まで延びている。
このような兼用部材32を作製する場合は、まずバスバー部33を有する平板状の金属板を用意する。そして、電池セル群4と1対のエンドプレート31とを組み付けた後、組付構造体の長さ寸法に合わせて金属板の両端側部分をU字状に折り曲げることにより、バスバー部33及び拘束部34を有する兼用部材32が得られる。
図5(a)は、比較例として並列式の電池モジュールの一つを示す概略平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示された電池モジュールの概略側面図である。図5において、電池モジュール200は、複数の電池セル3から構成される電池セル群4と、1対のエンドプレート5と、2つのバスバー201と、上記4つの拘束具102とを備えている。一方のバスバー201は、複数の電池セル3の正極端子10同士を電気的に接続する。他方のバスバー201は、複数の電池セル3の負極端子11同士を電気的に接続する。このような電池モジュール200においても、2つのバスバー201と4つの拘束具102とを備えているため、部品点数が多くなる。
これに対し本実施形態では、複数の電池セル3の正極端子10同士または負極端子11同士を電気的に接続するバスバー部33と、複数の電池セル3を1対のエンドプレート31と共に電池セル3の配列方向に拘束する1対の拘束部34とは、一つの兼用部材32として一体化されている。このため、バスバー部と拘束部とを別々の部品で構成しなくて済む。これにより、電池モジュール30の部品点数を減らすことができる。
また、本実施形態では、バスバー部33及び拘束部34は導電性材料で一体に形成されているが、挟持部13を含むエンドプレート31は電気絶縁性材料で形成されている。従って、複数の電池セル3が並列接続された電池モジュール30において、正極と負極との短絡(ショート)を確実に防止しつつ、電池モジュール30の部品点数を減らすことができる。また、バスバー部33及び拘束部34は導電性材料で一体に形成されているので、兼用部材32を容易に作製することができる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、兼用部材が筐体2に固定されていないが、図6に示されるように、兼用部材が筐体2に固定されていてもよい。
図6は、図4に示された電池モジュールの変形例を示す概略側面図である。図6において、本変形例の電池モジュール40では、エンドプレート31及び兼用部材41が筐体2の底壁2bに固定されている。兼用部材41の両端部には、拘束部34に対して垂直に折り曲げられた固定部42が設けられている。そして、兼用部材41の固定部42がエンドプレート31の固定部15と共に複数のボルト14により底壁2bに固定されている。このような構成では、電池セル3の膨張が生じても、兼用部材41の拘束部34が電池セル3の配列方向に動きにくくなるため、拘束部34による複数の電池セル3の拘束性を向上させることができる。
また、上記第1実施形態では、兼用部材6Aの拘束部18と兼用部材6Bの拘束部22とが1つまたは複数の連結部を介して連結されていてもよい。この場合には、拘束部18,22の剛性が高くなるため、拘束部18,22による複数の電池セル3の拘束性を向上させることができる。
また、上記第1実施形態では、エンドプレート5が導電性材料で形成されているが、エンドプレート5の材料としては、特に導電性材料には限られず、上記第2実施形態と同様に電気絶縁性材料であってもよい。
また、上記第2実施形態では、エンドプレート31全体が電気絶縁性材料で形成されているが、特にその形態には限られず、兼用部材32と接触する挟持部13のみが電気絶縁性材料で形成されていてもよい。
さらに、上記実施形態では、兼用部材の拘束部が電池セル3の電極組立体8の下端に対応する位置まで延びているが、拘束部による複数の電池セル3の拘束性について特に支障が無ければ、拘束部が電極組立体8の下端に対応する位置まで延びていなくてもよい。
1…電池モジュール、3…電池セル、5…エンドプレート、6A,6B…兼用部材、8…電極組立体、9…電極端子、10…正極端子、11…負極端子、13…挟持部、17…バスバー部、18…拘束部、19…接続部(第1接続部)、20…接続部(第2接続部)、21…バスバー部、22…拘束部、23…接続部(第2接続部)、30…電池モジュール、31…エンドプレート、32…兼用部材、33…バスバー部、34…拘束部。
Claims (4)
- 一方向に配列され、電極端子を構成する正極端子及び負極端子を有する複数の電池セルと、
前記複数の電池セルを前記電池セルの配列方向に挟持する挟持部を有する1対のエンドプレートと、
前記複数の電池セルの前記電極端子に固定された2つの兼用部材とを備え、
前記兼用部材は、前記複数の電池セルのうち少なくとも隣り合う2つの電池セルの前記電極端子同士を電気的に接続する少なくとも1つのバスバー部と、前記バスバー部と一体化され、前記複数の電池セルを前記1対のエンドプレートと共に前記電池セルの配列方向に拘束する1対の拘束部とを有することを特徴とする電池モジュール。 - 前記複数の電池セルの前記正極端子及び前記負極端子は、前記電池セルの配列方向に沿って交互に配置されており、
前記バスバー部は、導電性材料で形成され、前記隣り合う2つの電池セルの前記正極端子及び前記負極端子を電気的に接続し、
前記電池セルの配列方向に隣り合う2つの前記バスバー部の間には、第1接続部が配置されており、
前記バスバー部と前記拘束部との間には、第2接続部が配置されており、
前記拘束部、前記第1接続部及び前記第2接続部は、電気絶縁性材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の電池モジュール。 - 前記複数の電池セルの前記正極端子及び前記負極端子は、前記電池セルの配列方向に沿って同じ向きとなるように配置されており、
前記挟持部は、電気絶縁性材料で形成されており、
前記2つの兼用部材の一方の前記バスバー部は、前記複数の電池セルの前記正極端子同士を電気的に接続し、
前記2つの兼用部材の他方の前記バスバー部は、前記複数の電池セルの前記負極端子同士を電気的に接続し、
前記バスバー部及び前記拘束部は、導電性材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の電池モジュール。 - 前記電池セルは、前記電極端子と電気的に接続された電極組立体を有し、
前記拘束部は、少なくとも前記電極組立体の下端に対応する位置まで延びていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の電池モジュール。
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