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JP2018088129A - 学習装置、回答装置、学習方法、回答方法、およびプログラム - Google Patents

学習装置、回答装置、学習方法、回答方法、およびプログラム Download PDF

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JP2018088129A JP2016231036A JP2016231036A JP2018088129A JP 2018088129 A JP2018088129 A JP 2018088129A JP 2016231036 A JP2016231036 A JP 2016231036A JP 2016231036 A JP2016231036 A JP 2016231036A JP 2018088129 A JP2018088129 A JP 2018088129A
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誠 久保寺
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Abstract

【課題】ユーザが発した発信情報からナレッジ情報を抽出し、蓄積する。
【解決手段】学習装置1は、識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部111と、1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得部121と、発信情報の周辺情報を用いて、ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得するスコア取得部122と、ナレッジ情報取得部121が取得したナレッジ情報を、ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて、ナレッジ情報格納部112に蓄積する学習部123と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザが発した情報からナレッジを学習する学習装置等に関するものである。
従来、実用性の優れたナレッジ型障害復旧支援システムがあった(特許文献1参照)。本システムを構成するユーザ端末は、ソフトウェアリストを記憶するソフトウェアリスト記憶部と、ナレッジベースを記憶するナレッジベース記憶部と、中継サーバからナレッジベースを取得するナレッジベース取得部と、新たな障害が発生した際、新規障害情報を中継サーバに送信する新規障害通知部と、を有する。中継サーバは、ユーザ端末とナレッジ提供サーバ間のデータ送受の中継を行う。ナレッジ提供サーバは、ナレッジベースを作成するナレッジベース作成部と、作成したナレッジベースを中継サーバに送信するナレッジベース送信部と、を有する。また、ナレッジベース作成部は、新規障害情報を受け取った際、当該新規障害情報についてのナレッジ情報をナレッジベースに追加する。
特開2009−259161号公報
しかしながら、従来技術においては、ナレッジの対象は障害情報と決められていた。そして、従来技術においては、ユーザが、例えば、SNSやチャット等で発した情報から、自動的にナレッジ情報を蓄積し、利用することはできなかった。
本第一の発明の学習装置は、ナレッジの提供者を識別する識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部と、1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得部と、ナレッジ情報取得部が取得したナレッジ情報を、ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて蓄積する学習部とを具備する学習装置である。
かかる構成により、ユーザが発した発信情報からナレッジを学習できる。
また、本第二の発明の情報でありは、第一の発明に対して、発信情報格納部の1以上の発信情報は、一の提供者が2以上の各コミュニケーション手段に対して入力した情報であり2以上の各コミュニケーション手段に対応するサーバ装置から、発信情報を取得する発信情報取得部をさらに具備する学習装置である。
かかる構成により、ユーザが発した発信情報からナレッジ情報を学習できる。
また、本第三の発明の学習装置は、第一または第二の発明に対して、ナレッジ情報取得部は、ナレッジ情報の元になる 発信情報以外の情報である周辺情報を用いて、1以上の発信情報から一部の発信情報を抽出し、抽出した発信情報を用いてナレッジ情報を取得する学習装置である。
かかる構成により、ユーザが発したナレッジを適切に抽出し、ナレッジ情報を学習できる。
また、本第四の発明の学習装置は、第三の発明に対して、周辺情報は、発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報またはセンサーにより取得されるセンサーデータのうちの1以上の情報であり、ナレッジ情報取得部は、音声データの1以上の特徴量、画像データの1以上の特徴量、位置情報またはセンサーデータが予め決められた条件を満たす場合、音声データまたは画像データまたは位置情報に対応する発信情報を抽出し、抽出した発信情報を用いてナレッジ情報を取得する学習装置である。
かかる構成により、ユーザが発したナレッジを適切に抽出し、ナレッジ情報を学習できる。
また、本第五の発明の学習装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、ナレッジ情報の元になる 発信情報以外の情報である周辺情報を用いて,ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得するスコア取得部をさらに具備し、学習部は、スコア取得部が取得したスコアも、ナレッジ情報に対応付けて蓄積する学習装置である。
かかる構成により、ユーザが発したナレッジを適切に抽出し、信頼度のスコアと共にナレッジ情報を学習できる。
また、本第六の発明の回答装置は、第一から第五いずれかの発明に対して、学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部と、ユーザ端末から指示を受信する受信部と、指示に応じた1以上のナレッジ情報をナレッジ情報格納部から取得する取得部と、取得部が取得した1以上のナレッジ情報をユーザ端末に送信する送信部とを具備する回答装置である。
かかる構成により、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報を利用できる。
また、本第七の発明の回答装置は、第六の発明に対して、法人を識別する識別子に対応付けて、法人のナレッジである1以上のナレッジ情報が格納される法人ナレッジ情報格納部と、取得部は、指示に応じた1以上のナレッジ情報をナレッジ情報格納部および法人ナレッジ情報格納部から取得する回答装置である。
かかる構成により、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報および法人のナレッジ情報を利用できる。
また、本第八の発明の回答装置は、第一から第五いずれかの発明に対して、学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部と、ユーザ端末から指示を受信する受信部と、指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、1以上のナレッジ情報を用いて、指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する取得部と、生成した処理情報をユーザ端末に送信する送信部とを具備する回答装置である。
かかる構成により、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報に対して処理を行い、処理結果を取得できる。
また、本第九の発明の回答装置は、第八の発明に対して、発信情報は、提供者の作品であり、ナレッジ情報は、作品の特徴を示す1以上の特徴量に関する情報であり、取得部は、指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、1以上のナレッジ情報を用いて、指示に応じた作品の生成処理を行い、処理情報を取得する回答装置である。
かかる構成により、ユーザが作成した作品から学習したナレッジ情報に対して処理を行い、新たな作品を取得できる。
また、本第十の発明の回答装置は、第六から第九いずれか1つの発明に対して、取得部が取得したナレッジ情報に対応する識別子に対する報酬を取得する報酬部と、報酬部が取得した報酬を、識別子に対応付けて蓄積する蓄積部とをさらに具備する回答装置である。
かかる構成により、ナレッジを提供したユーザ等に対して、報酬を与えることができる。
また、本第十一の発明の回答装置は、第六から第十いずれか1つの発明に対して、1以上の各ナレッジ情報は、課金に関する取り扱いを特定する課金情報に対応付いており、取得部が取得した1以上のナレッジ情報に対応付いている課金情報を用いて、課金処理を行う課金部をさらに具備する回答装置である。
かかる構成により、ナレッジを利用したユーザに対して、課金を行うことができる。
本発明による学習装置によれば、ユーザが発した情報からナレッジ情報を蓄積できる。
実施の形態1における学習装置1のブロック図 同学習装置1の動作について説明するフローチャート 同ナレッジ情報取得処理の例について説明するフローチャート 同発信情報管理表を示す図 同ナレッジ情報管理表を示す図 実施の形態2における対話システムAの概念図 同対話システムAのブロック図 同回答装置2の動作について説明するフローチャート 実施の形態3における対話システムBのブロック図 同回答装置4の動作について説明するフローチャート 上記実施の形態における同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、学習装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ナレッジの提供者が発した情報である発信情報を取得し、解析し、取得された2以上の各提供者に対応付けて、ナレッジ情報を蓄積する学習装置について説明する。
本実施の形態において、ナレッジを抽出する元になった元データ以外のデータを用いて、ナレッジの取得対象を抽出する学習装置について説明する。ナレッジを抽出する元データ以外のデータは、例えば、発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報またはセンサーにより取得されるセンサーデータのうちの1以上の情報である。さらに詳細には、本実施の形態において、音声データの特徴量、画像データの特徴量、位置情報、センサーデータのいずれか1以上を用いて、ナレッジの取得対象をフィルタリングする学習装置について説明する。なお、画像データは、通常、動画であるが、静止画でも良い。また、音声データ、画像データ等の形式は問わないことは言うまでもない。
さらに、本実施の形態において、発信情報と同期がとれている音声データの特徴量や画像データの特徴量、位置情報、またはセンサーデータのいずれか1以上を用いて、ナレッジの信頼性スコアを算出する学習装置について説明する。
図1は、本実施の形態における学習装置1のブロック図である。学習装置1は、学習格納部11、学習処理部12を備える。学習格納部11は、発信情報格納部111、ナレッジ情報格納部112を備える。学習処理部12は、ナレッジ情報取得部121、スコア取得部122、学習部123を備える。
学習格納部11は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する発信情報、後述するナレッジ情報等である。各種の情報とは、例えば、スコア元情報である。スコア元情報は、後述する信頼度のスコアを取得するための情報である。スコア元情報は、例えば、スコアを算出する演算式、スコアを算出するためのプログラム、スコアを算出するための表データ等である。
発信情報格納部111は、識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される。識別子は、ナレッジの提供者を識別する情報である。提供者は、通常、個人であるが法人等の団体でも良い。識別子は、例えば、ID、氏名、メールアドレス等であるが、その内容やデータ構造は問わない。発信情報とは、提供者が発した情報である。発信情報は、例えば、一の提供者が1または2以上の各コミュニケーション手段に対して入力した情報である。コミュニケーション手段とは、facebook(登録商標)、Line、Twitter(登録商標)等のSNS、ブログ等のサービス、チャットなどのシステム、いわゆる対話ロボット等である。コミュニケーション手段は、メールシステム等も含むと考えても良い。コミュニケーション手段は、通常、対話を行えるシステムや手段であるが、一方的に対象者が発言するブログ、一方的に対象者が発言した内容を取得するシステム等も含むと考えても良い。発信情報は、例えば、図示しない外部のサーバ装置から受信された情報などである。なお、外部のサーバ装置とは、例えば、上述したfocebookやLINE等のSNSサーバ、チャットでの対話を格納しているサーバ、ブログのサーバ等である。外部のサーバ装置は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等であり、その種類は問わない。発信情報は、例えば、SNSサーバ、チャットでの対話を格納しているサーバ、ブログのサーバ等に、ユーザがアップした情報である。発信情報は、例えば、提供者が著作した電子書籍、ウェブサーバに投稿されたニュース記事等でも良い。また、発信情報は、提供者が制作した画像(絵画など)、提供者が作曲した楽曲、音楽、作詞した詞等でも良い。
ナレッジ情報格納部112は、識別子に対応付けて、1以上のナレッジ情報が格納される。ナレッジ情報とは、提供者が発した1以上の発信情報から抽出された情報である。ナレッジ情報は、例えば、発信情報から抽出された一部の情報、発信情報そのもの、発信情報または発信情報の一部を変形した情報、発信情報の1以上の特徴量、発信情報の1以上の特徴量から学習されたニューラルネットワーク、発信情報から学習された多階層のニューラルネットワーク等である。ナレッジ情報は、例えば、画像や楽曲などの発信情報から取得された1以上の特徴量でも良く、例えば、画像や楽曲などの発信情報から取得された多階層のニューラルネットワーク等でも良い。
学習処理部12は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ナレッジ情報取得部121、スコア取得部122、学習部123が行う処理である。
ナレッジ情報取得部121は、1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得する。
ナレッジ情報取得部121は、例えば、1以上の発信情報を構成する各情報単位に対して、機械学習の技術により、各情報単位がナレッジを構成するか否かを判断し、ナレッジを構成する情報単位をナレッジ情報として取得する。なお、情報単位とは、例えば、文、1以上の文の集合である段落、何らかの区切りの情報により区切られる文の集合などである。発信情報は、発信情報そのものでも良い。機械学習の技術とは、例えば、SVM、決定木、深層学習などである。つまり、例えば、ナレッジを構成する情報単位、またはナレッジを構成する情報単位(正例)とナレッジを構成しない情報単位(負例)とを機械学習の技術により学習させておき、ナレッジ情報取得部121は、発信情報を構成する各情報単位が、ナレッジを構成する情報単位か否かを判断する。かかる処理は、機械学習の分類処理として公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
ナレッジ情報取得部121は、例えば、周辺情報を用いて、1以上の発信情報から一部の発信情報を抽出し、抽出した発信情報を用いて、ナレッジ情報を取得する。周辺情報とは、ナレッジ情報の元になる発信情報以外の情報である。周辺情報は、例えば、発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報またはセンサーデータのうちの1以上の情報である発信情報と同期がとれている音声データまたは画像データとは、発信情報が発信された時と一致するまたは近似する時の音声データまたは画像データである。同期がとれている位置情報は、発信情報を発した提供者が、発信情報を発した場所の位置に関する情報である。位置情報は、例えば、(緯度,経度)であるが、位置を特定する他の情報(例えば、住所、都道府県名や市町村名)等でも良い。例えば、何らかの発言をした提供者を撮影した映像から取得された発言内容を示す文字列が発信情報であり、その際の画像データや音声データや発言した位置を示す情報が周辺情報の例である。センサーデータは、例えば、生体センサー(例えば、脳波計、血圧計、脈拍測定装置、体温計など)により取得される情報である。つまり、周辺情報は、発信情報を発した際の提供者の生体情報でも良い。生体情報は、例えば、脳波の情報である脳波情報、血圧情報、脈拍情報、体温情報などである。周辺情報は、例えば、発信情報と同期がとれている音声データの1以上の特徴量、発信情報と同期がとれている画像データの1以上の特徴量等でも良い。
ナレッジ情報取得部121は、例えば、発信情報と同期がとれている音声データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている画像データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている位置情報、または発信情報と同期がとれているセンサーデータのうちの1種類以上の情報が予め決められた条件を満たす場合、当該音声データまたは画像データまたは位置情報またはセンサーデータに対応する発信情報を抽出し、抽出した発信情報を用いて、ナレッジ情報を取得する。
ナレッジ情報取得部121は、例えば、発信情報と同期がとれている音声データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている画像データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている位置情報、または発信情報と同期がとれているセンサーデータのうちの1種類以上の情報に対して、深層学習等の機械学習を用いて、当該1種類以上の情報が、ナレッジ情報に対応するか否かを判断し、ナレッジ情報に対応する判断した1種類以上の情報に対応する発信情報の部分または全部を、ナレッジ情報として取得する。
また、ナレッジ情報取得部121は、例えば、発信情報と同期がとれている音声データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている画像データの1または2以上の特徴量、発信情報と同期がとれている位置情報、または発信情報と同期がとれているセンサーデータのうちの1種類以上の情報、および情報単位を含む情報の集合に対して、深層学習等の機械学習を用いて、当該情報の集合が、ナレッジ情報に対応するか否かを判断し、ナレッジ情報に対応する判断した情報の集合に含まれる情報単位、または当該情報単位から取得され得る情報を、ナレッジ情報として取得する。
また、ナレッジ情報取得部121は、例えば、ナレッジ情報を検索させるためのタグを取得しても良い。タグは、例えば、キーワードである。タグは、例えば、ナレッジ情報の話題を特定する情報、ナレッジ情報に含まれる重要ワード等である。ナレッジ情報取得部121は、例えば、発信情報と同期がとれている画像データまたは/および音声データの1以上の特徴量が予め決められた条件を満たす場合、当該画像データまたは/および音声データに対応する時の発信情報の一部であるキーワードであるタグを取得する。ナレッジ情報取得部121は、例えば、発信情報または情報単位が有する自立語の中で、重要用語をタグとして取得する。なお、文の中の重要用語を検出する処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
スコア取得部122は、周辺情報を用いて、ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得する。ここでの周辺情報は、例えば、ナレッジ情報を取得する元になった発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報またはセンサーデータのいずれか1以上の情報である。スコア取得部122は、周辺情報から取得された情報を、スコア元情報に適用し、ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得する。
スコア取得部122は、例えば、画像データから1以上の特徴量を抽出し、当該1以上の特徴量から「明るく、自信に満ちあふれた表情」であると判断した場合、そうでない場合と比較して、当該画像データに対応する発信情報のスコアが、高いスコアとなるように、スコアを取得する。かかる場合、スコア取得部122は、例えば、顔の表情の識別子と対にスコアまたはスコアの増減値を格納しており、かかる情報を用いて、スコアを算出する。なお、顔の画像データの分類問題(笑っている顔、自信に満ちあふれた顔、悲しんでいる顔などを判断すること)は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
また、スコア取得部122は、例えば、音声データから1以上の特徴量を抽出し、当該1以上の特徴量から「明るいトーン」であること、または「テンポ良く話していること」を検知した場合、そうでない場合と比較して、当該音声データに対応する発信情報のスコアが、高いスコアとなるように、スコアを取得する。かかる場合、スコア取得部122は、例えば、1以上の特徴量から取得される情報に対応するスコアまたはスコアの増減値を格納しており、かかる情報を用いて、スコアを算出する。なお、音声データのトーンやテンポの判断も公知技術であるので、詳細な説明は省略する。
学習部123は、ナレッジ情報取得部121が取得したナレッジ情報を、ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けてナレッジ情報格納部112に蓄積する。
また、学習部123は、ナレッジ情報取得部121が取得したタグを、ナレッジ情報に対応付けて蓄積することは好適である。
さらに、学習部123は、スコア取得部122が取得したスコアも、ナレッジ情報に対応付けて蓄積することは好適である。学習部123は、位置情報に対応する場所の情報を、図示しない地図データベースから取得し、当該場所の情報をナレッジ情報に対応付けて蓄積しても良い。
学習格納部11、発信情報格納部111、およびナレッジ情報格納部112は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
学習格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が学習格納部11等で記憶されるようになってもよい。
学習処理部12、ナレッジ情報取得部121、スコア取得部122、および学習部123は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。学習処理部12等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、学習装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて、説明する。
(ステップS201)ナレッジ情報取得部121は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS202)ナレッジ情報取得部121は、発信情報格納部111に、ナレッジ情報を抽出すべきi番目の発信情報が存在するか否かを判断する。i番目の発信情報が存在する場合はステップS203に行き、i番目の発信情報が存在しない場合は処理を終了する。
(ステップS203)ナレッジ情報取得部121等は、発信情報格納部111に格納されているi番目の発信情報を取得し、当該発信情報からナレッジ情報を取得する等の処理を行う。かかるナレッジ情報取得処理の例について、図3のフローチャートを用いて、説明する。
(ステップS204)ナレッジ情報取得部121は、発信情報格納部111に格納されているi番目の発信情報と対になる識別子を取得する。
(ステップS205)学習部123は、i番目の発信情報から取得されたナレッジ情報とスコアと、i番目の発信情報と対になる識別子とを対応付けて、ナレッジ情報格納部112に蓄積する。なお、学習部123は、ナレッジ情報取得部121がタグを取得している場合、当該タグもナレッジ情報に対応付けて蓄積する。
(ステップS206)ナレッジ情報取得部121は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS202に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、スコアを取得したり、蓄積したりしなくても良い。
次に、ステップS203のナレッジ情報取得処理の例について、図3のフローチャートを用いて、説明する。
(ステップS301)ナレッジ情報取得部121は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS302)ナレッジ情報取得部121は、ナレッジ情報を取得する対象の発信情報の中に、i番目の情報単位(例えば、一連の発言、一文、一段落など)が存在するか否かを判断する。i番目の情報単位が存在する場合はステップS303に行き、が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS303)ナレッジ情報取得部121は、1または2以上の周辺情報を取得する。ここでの周辺情報は、j番目の情報単位またはナレッジ情報を取得する対象の発信情報に対応する周辺情報である。周辺情報は、例えば、j番目の情報単位またはナレッジ情報を取得する対象の発信情報に対応する画像データまたは音声データから抽出した1以上の特徴量である。1以上の特徴量は、例えば、顔の表情の識別情報、性別、年齢、年齢層、音声のトーン、テンポなどである。
(ステップS304)ナレッジ情報取得部121は、j番目の情報単位がナレッジ情報に該当するか否かを判断する。ナレッジ情報に該当する場合はステップS305に行き、ナレッジ情報に該当しない場合はステップS308に行く。なお、ナレッジ情報取得部121は、例えば、j番目の情報単位、ステップS303で取得した1以上の周辺情報を用いて、j番目の情報単位がナレッジ情報に該当するか否かを判断する。但し、ナレッジ情報取得部121は、周辺情報を用いずに、ナレッジ情報に該当するか否かを判断しても良い。
(ステップS305)ナレッジ情報取得部121は、j番目の情報単位をナレッジ情報として、図示しないバッファに蓄積する。なお、ナレッジ情報取得部121は、j番目の情報単位に対して予め決められた処理を施し、ナレッジ情報を取得し、当該ナレッジ情報を図示しないバッファに蓄積しても良い。予め決められた処理は、例えば、j番目の情報単位の意味は変えずに、文を整形する処理、j番目の情報単位のを要約する処理、j番目の情報単位から1以上のキーワードを抽出する処理、j番目の情報単位の1以上の特徴量を抽出する処理である。なお、かかる予め決められた処理は、公知技術であるので説明を省略する。
(ステップS306)スコア取得部122は、j番目の情報単位のスコアを取得する。スコア取得部122は、j番目の情報単位またはステップS303で取得された1以上の周辺情報のうちの1以上の情報を用いて、j番目の情報単位のスコアを取得する。
(ステップS307)スコア取得部122は、ステップS306で取得したスコアを、ステップS305で蓄積したナレッジ情報に対応付けて、図示しないバッファに蓄積する。
(ステップS308)ナレッジ情報取得部121は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS302に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、スコア取得部122は、ナレッジ情報を取得する対象の発信情報全体に対するスコアを算出しても良い。また、スコア取得部122は、ナレッジ情報を取得する対象の発信情報全体のうちから抽出された2以上の情報単位に対するスコアを算出しても良い。また、スコア取得部122は、ナレッジ情報を取得する対象の発信情報全体のうちから抽出された連続する2以上の情報単位に対するスコアを算出しても良い。
また、図3のフローチャートにおいて、ナレッジ情報取得部121は、ナレッジ情報に対する1または2以上のタグを取得しても良い。
以下、本実施の形態における学習装置1の具体的な動作について説明する。
今、例えば、発信情報格納部111は、図4に示す発信情報管理表を保持している。発信情報管理表は、発信情報を格納している情報群である。発信情報管理表は、「ID」「対話テキスト」「周辺情報」「識別子」を有するレコードを1以上格納している。「ID」はレコードを識別する情報である。「対話テキスト」は発信情報である。「識別子」は、発信情報を発信した人を識別する情報である。「周辺情報」は、ここでは「画像」「音声」「位置情報」「SNS」を有する。「SNS」は発信情報の提供者に関する情報であり、SNSサーバから取得できた情報である。なお、図4では、レコードは2つであるが、発信情報管理表は、3以上のレコードを有しても良いことは言うまでもない。発信情報は、SNSサーバやTV放送の番組等の1以上のメディアから取得された情報であることは好適である。また、図4の「ID=2」のレコードの対話テキストは、対話システム(対話ロボット)の発言と、対話システムに対して回答した提供者(ここでは、ベビーシッター)の発言とを含む。また、図4の「ID=2」のレコードのSNSは、識別子「BB」で識別されるベビーシッターに関する情報であり、図示しないサーバ装置から取得できる情報である。なお、ウェブ上のサーバ装置から、特定の人の情報を取得する技術は公知技術であるので、説明を省略する。
また、ナレッジ情報格納部112は、図5に示す構造を有するナレッジ情報管理表を格納している。ナレッジ情報管理表は、ナレッジ情報を格納する表である。ナレッジ情報管理表は、「ID」「識別子」「タグ」「ナレッジ情報」「信頼性スコア」「場所」を有する1以上のレコードを有する。
そして、かかる状況において、学習装置1を動作させた、とする。すると、ナレッジ情報取得部121は、図4に示す発信情報管理表から「ID=1」のレコードを取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから1番目の文「去年や一昨年の帳面を見るんや。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当しないと、機械学習(例えば、SVMまたは深層学習など)の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから2番目の文「過去に、いつ、どこで、どのくらいのカニが捕れたかを頭に入れて、「今日はこの辺りにカニがいるんじゃないか」っていう当たりをつける。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当しないと、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから3番目の文「例えば、ここだけの話やで。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当しないと、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、4番目の文「前日が雨で〇〇海岸を北方向に流れる潮目を見つけられたら、△△島の南東に鳥が集まっていないか確認する。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当すると、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、5番目の文「その状況が重なっていれば、そこがカニの餌場になっている可能性は高い。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当すると、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、スコア取得部122は、ナレッジ情報であると判断された文の集合「前日が雨で〇〇海岸を北方向に流れる潮目を見つけられたら、△△島の南東に鳥が集まっていないか確認する。その状況が重なっていれば、そこがカニの餌場になっている可能性は高い。」に対するスコアを算出する。その際、スコア取得部122は、ナレッジ情報を発声している際の音声の特徴量(音声スペクトルの解析結果など)を取得し、トーンとテンポに関する情報を取得する。そして、トーンとテンポとを用いて、音声に対応する信頼性のスコア1を算出する。なお、スコア取得部122は、明るいトーンであるほど、テンポの値が大きいほど、高いスコア1を算出する。また、スコア取得部122は、ナレッジ情報を発声している際の画像の特徴量を取得し、顔分析を行い、顔のカテゴリ(例えば、明るい、暗い、笑顔、悩ましい顔、自信のある顔、自信の無い顔など)を決定する。そして、スコア取得部122は、顔のカテゴリに対応する画像のスコア2を取得する。そして、スコア取得部122は、スコア1とスコア2とを用いて、信頼性のスコア「69」を算出する。なお、信頼性のスコアは、スコア1とスコア2とをパラメータとする増加関数(例えば、加算、平均など)により算出される。
次に、ナレッジ情報取得部121は、抽出したナレッジ情報、発信情報、周辺情報のいずれか1以上の情報を用いて、ナレッジ情報に付与するタグ「カニ漁」「潮目」を取得する。なお、このタグは、例えば、ナレッジ情報に対応する話題を示す情報である。話題抽出の技術は公知技術であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、1番目の発信情報と対になる位置情報を図示しない地図情報に適用し、場所「三国漁港」を取得する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、1番目の発信情報と対になる識別子「AA」を取得する。
次に、学習部123は、1番目の発信情報から取得されたナレッジ情報とスコアとタグと1番目の発信情報と対になる識別子「AA」とを対応付けて、ナレッジ情報管理表に蓄積する。かかる蓄積されたレコードは、ナレッジ情報管理表(図5)の「ID=1」のレコードである。
次に、ナレッジ情報取得部121は、図4に示す発信情報管理表から「ID=2」のレコードを取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから1番目の文「1歳児の教育のポイントは?」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当しないと、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから2番目の文「1歳児に一番大事なのは、歩かせることと指を使わせること。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当すると、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、同様に、取得したレコードの対話テキストから3番目の文「例えば、歩かせるためには部屋を〇〇にすることが大事です。」、4番目の文「また、触って指を使わせるためには、〇〇を工夫することです。」を取得し、かかる文がナレッジ情報に該当すると、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、対話テキストから5番目の文「1歳児はそろそろ言葉も覚えていきますよね。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、この文がナレッジ情報に該当しないと、機械学習の技術を用いて判断する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、取得したレコードの対話テキストから6番目から7番目の文「この時期は脳細胞の発達も活発で言語野も形成されます。この時期の言葉の教育はとても大事です。私は失語症の子も含めてオリジナルの指導をしてます。」を取得する。そして、ナレッジ情報取得部121は、これらの文がナレッジ情報に該当すると、機械学習の技術を用いて判断する。
以上より、ナレッジ情報取得部121は、ナレッジ情報「1歳児に一番大事なのは、歩かせることと指を使わせること。例えば、歩かせるためには部屋を〇〇にすることが大事です。また、触って指を使わせるためには、〇〇を工夫することです。この時期は脳細胞の発達も活発で言語野も形成されます。この時期の言葉の教育はとても大事です。私は失語症の子も含めてオリジナルの指導をしてます。」を取得する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、周辺情報(例えば、SNSの情報や識別子「BB」で識別される人の電子書籍など)を用いて、上記の抽出したナレッジ情報から、蓄積するナレッジ情報「1歳児に一番大事なのは、歩かせることと指を使わせること。例えば、歩かせるためには部屋を〇〇にすることが大事です。また、触って指を使わせるためには、〇〇を工夫することです。嫌嫌期は、強制は禁物。自主性を助長させるような〇〇という私オリジナルの指導法がオススメです。この時期は脳細胞の発達も活発で言語野も形成されます。この時期の言葉の教育はとても大事です。私は失語症の子も含めてオリジナルの指導をしてます。」を構成する。
なお、ナレッジ情報取得部121は、自然言語処理の技術を用いて、発信者のテキスト情報を分析し、上記の抽出したナレッジ情報から、蓄積するナレッジ情報を構成する。自然言語処理の技術とは、形態素分析、トピック分析(LDA, LSI)、述語項構造解析などである。さらに、具体的には、例えば、ナレッジ情報取得部121は、上記の抽出したナレッジ情報の分析結果から、どういったトピックが存在しているのか、またどういう論理が成立しているのかを抽出し、発信情報をいくつかのトピックに分ける。次に、ナレッジ情報取得部121は、おのおののトピックの特徴を示す1つ以上のキーワードを抽出する。例えば、抽出には、論理が成立しているフレーズの自立語を抽出するなどが考えられる。ナレッジ情報取得部121は、抽出したキーワードが発信された時の2以上の周辺情報をこのキーワードのグループに紐付ける。なお、タイムスタンプにより紐付け可能である。以上の処理により、センサーデータを自然言語処理の分析結果と紐づけられる。ナレッジ情報取得部121は、キーワードと周辺情報とを対応付けて、図示しないバッファに蓄積する。そして、ナレッジ情報取得部121は、上記の蓄積された情報から、発信情報、周辺情報、述語項構造解析結果から得られる論理、キーワードから統計処理や機械学習などを用いてスコアリングする。そして、ナレッジ情報取得部121は、スコアが閾値より高い情報を選択し、ナレッジ情報を取得する。
なお、ここで、ナレッジ情報取得部121は、ナレッジ情報「1歳児に一番大事なのは、歩かせることと指を使わせること。例えば、歩かせるためには部屋を〇〇にすることが大事です。また、触って指を使わせるためには、〇〇を工夫することです。この時期は脳細胞の発達も活発で言語野も形成されます。この時期の言葉の教育はとても大事です。私は失語症の子も含めてオリジナルの指導をしてます。」をそのまま、蓄積するナレッジ情報として用いても良い。
次に、スコア取得部122は、構成されたナレッジ情報のスコア「78」を算出する。スコア取得部122は、上述したアルゴリズムで使用した画像の特徴量、音声の特徴量に加えて、SNSの情報を用いて、スコア「78」を算出する。なお、SNSの情報が肯定的であると判断された場合はスコアが上昇するように、スコア取得部122はスコアを算出する。なお、情報が肯定的であるか否定的であるかを分類する技術は、SVM、深層学習等の機械学習により可能であり、公知技術であるので、詳細な説明は省略する。なお、例えば、「受賞」「執筆」などの用語があれば、肯定的であると判断される尤度が上昇する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、抽出したナレッジ情報、発信情報、周辺情報のいずれか1以上の情報を用いて、ナレッジ情報に付与するタグ「子育て」「失語症」「言語指導」を取得する。
次に、ナレッジ情報取得部121は、1番目の発信情報と対になる識別子「BB」を取得する。
次に、学習部123は、2番目の発信情報から取得されたナレッジ情報とスコア等と、2番目の発信情報と対になる識別子「BB」とを対応付けて、ナレッジ情報管理表に蓄積する。かかる蓄積されたレコードは、ナレッジ情報管理表(図5)の「ID=2」のレコードである。
以降、3番目以降の発信情報からナレッジ情報を取得し、ナレッジ情報管理表にレコードが蓄積されていく、とする。
以上、本実施の形態によれば、ユーザが発した情報からナレッジ情報を蓄積できる。つまり、本実施の形態によれば、個人ごとの知的能力を個人が自ら登録することなしに、自動検出できる。また、本実施の形態によれば、個人が気づいていない知的能力を自動検出できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における学習装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ナレッジの提供者を識別する識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部を具備し、コンピュータを、前記1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得部と、前記ナレッジ情報取得部が取得したナレッジ情報を、当該ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて蓄積する学習部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記発信情報格納部の1以上の発信情報は、一の提供者が2以上の各コミュニケーション手段に対して入力した情報であり、2以上の各コミュニケーション手段に対応するサーバ装置から、発信情報を取得する発信情報取得部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記ナレッジ情報取得部は、ナレッジ情報の元になる 発信情報以外の情報である周辺情報を用いて、前記1以上の発信情報から一部の発信情報を抽出し、当該抽出した発信情報を用いてナレッジ情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記周辺情報は、発信情報と同期がとれている音声データ、画像データまたは位置情報のうちの1以上の情報であり、前記ナレッジ情報取得部は、前記音声データの1以上の特徴量、前記画像データの1以上の特徴量、または位置情報が予め決められた条件を満たす場合、当該音声データまたは当該画像データはまた当該位置情報に対応する発信情報を抽出し、当該抽出した発信情報を用いてナレッジ情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、ナレッジ情報の元になる 発信情報以外の情報である周辺情報を用いて,前記ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得するスコア取得部としてさらに機能させ、前記学習部は、前記スコア取得部が取得したスコアも、前記ナレッジ情報に対応付けて蓄積するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、質問を受け付け、実施の形態1で説明した学習装置1が学習したナレッジ情報から、1以上のナレッジ情報を選択し、出力する回答装置を含む対話システムについて説明する。
本実施の形態において、法人が用意するナレッジデータベースが存在し、法人のナレッジ情報をも選択し、出力し得る回答装置を含む対話システムについて説明する。
本実施の形態において、ナレッジ情報に対応付いている識別子に対して、報償を取得し、出力する回答装置を含む対話システムについて説明する。
図6は、本実施の形態における対話システムAの概念図である。対話システムAは、回答装置2、1または2以上のユーザ端末3を備える。回答装置2は、発信情報を学習した結果であるナレッジ情報を用いて、受け付けた指示に対するナレッジ情報を取得し、出力する装置である。回答装置2は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、クラウドサーバやASPサーバ等のサーバ装置等であり、その種類は問わない。ユーザ端末3は、回答装置2と対話を行うユーザが使用する端末である。ユーザ端末3は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
図7は、本実施の形態における対話システムAのブロック図である。回答装置2は、格納部21、受信部22、処理部23、および送信部24を備える。
格納部21は、ナレッジ情報格納部211、法人ナレッジ情報格納部212、提供者情報格納部213、およびユーザ情報格納部214を備える。
処理部23は、取得部231、報酬部232、課金部233、および蓄積部234を備える。
ユーザ端末3は、端末格納部31、端末受付部32、端末処理部33、端末送信部34、端末受信部35、および端末出力部36を備える。
回答装置2を構成する格納部21は、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、ナレッジ情報、後述する法人ナレッジ情報、後述するスコア元情報、後述する提供者情報、後述するユーザ情報等である。
ナレッジ情報格納部211は、実施の形態1で説明した学習装置1が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納される。ナレッジ情報は、後述する報酬または課金情報に対応付けられていても良い。
法人ナレッジ情報格納部212は、法人を識別する識別子に対応付けて、1以上の法人ナレッジ情報が格納される。法人ナレッジ情報とは、法人が用意しているナレッジの情報である。1以上の法人ナレッジ情報は、通常、データベース化されている。また、法人ナレッジ情報とナレッジ情報とは、通常、データ構造が異なる。法人ナレッジ情報は、例えば、各法人が提供するQ&Aの情報であり、各法人のウェブページに記載された情報またはウェブページに記載された情報から構成されたデータベースである。また、法人ナレッジ情報は、例えば、各法人が提供する、製品が故障した場合の対応策の情報であり、各法人のウェブページに記載された情報またはウェブページに記載された情報から構成されたデータベースである。
提供者情報格納部213は、1以上の提供者情報が格納される。提供者情報は、ナレッジの提供者に関する情報である。提供者情報は、例えば、提供者の識別子、提供者に対して与えられる報酬に関する報酬情報等を有する。報酬は、例えば、金額、ポイント等である。
ユーザ情報格納部214は、1以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報は、ナレッジの提供を受けるユーザに関する情報である。ユーザ情報は、例えば、ユーザの識別子、ユーザに対する課金に関する課金情報、ユーザのクレジットカード番号等を有する。課金情報は、課金に関する取り扱いを特定する情報でも良い。つまり、課金情報は、例えば、1ナレッジ情報あたりの課金額、ナレッジ情報のデータ量ごとの課金額、ナレッジ情報の信頼性のスコアに基づいた課金額等でも良い。
受信部22は、ユーザ端末3から指示を受信する。ここで、指示とは、ナレッジ獲得の指示、創作物の作成の指示などである。なお、ナレッジ獲得の指示は、質問文を含んでいても良いし、キーワードを含んでいても良い。指示は、対話のテキスト、周辺情報を含んでも良い。
処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、取得部231、報酬部232、課金部233、蓄積部234等が行う処理である。
取得部231は、受信部22が受信した指示に応じた1以上のナレッジ情報をナレッジ情報格納部211から取得する。
取得部231は、例えば、受信部22が受信した指示に含まれる質問文を解析し、質問を構成する1以上のキーワード(例えば、タグ)を取得する。さらに詳細には、取得部231は、例えば、自然言語処理の技術を用いて、発信者のテキスト情報を分析する。ここで、自然言語処理の技術とは、例えば、形態素分析、トピック分析(LDA, LSI)、述語項構造解析などである。そして、取得部231は、例えば、発信情報の分析結果から、どういったトピックが存在しているのか、またどういう論理が成立しているのかを抽出し、発信情報をいくつかのトピックに分類する。そして、取得部231は、例えば、おのおののトピックの特徴を示す1つ以上のキーワードを抽出する。例えば、抽出には、論理が成立しているフレーズの自立語を抽出するなどが考えられる。そして、例えば、取得部231は、かかる1以上のキーワードと対になるナレッジ情報をナレッジ情報格納部211から取得する。
取得部231は、指示に含まれる周辺情報を用いて、ユーザの意図を解析し、当該意図に応じた1以上のキーワード(例えば、タグ)を取得しても良い。
例えば、周辺情報を用いたユーザの意図の解析とは、以下のような処理である。取得部231は、スコア取得部122と同様な処理を行うことにより、発信情報または情報単位に対するスコアを取得できる。そして、取得部231は、スコアが閾値より高い発信情報または情報単位の中の1以上のキーワードを取得する。この方法により発信者のテキスト情報のみからキーワードを取得するより、信頼度の高いキーワードの取得が期待される。なお、発信情報または情報単位等の文章からキーワードを取得する処理は種々考えられ、公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
取得部231は、例えば、指示に含まれる質問文に対応する回答であるナレッジ情報を、機械学習(例えば、深層学習)を用いて、ナレッジ情報格納部211から取得しても良い。かかる場合、例えば、深層学習により、質問文と回答文との組を相当数学習させて多階層のニューラルネットワークの情報を保持している、とする。そして、取得部231は、多階層のニューラルネットワークの情報に対して、指示に含まれる質問文を与え、ナレッジ情報格納部211からナレッジ情報を取得する。なお、取得部231は、多階層のニューラルネットワークの情報に対して、指示に含まれる質問文を与え、ナレッジ情報格納部211の1以上の各ナレッジ情報に対する回答文らしさの尤度を取得し、尤度が予め決められた条件を満たすほど大きい1以上のナレッジ情報を取得する。取得部231は、かかる処理を、法人ナレッジ情報格納部212の1以上の各ナレッジ情報に対して行っても良い。
取得部231は、例えば、指示に応じた1以上のナレッジ情報をナレッジ情報格納部211および法人ナレッジ情報格納部212から取得する。取得部231は、指示に応じたナレッジ情報がナレッジ情報格納部211に存在するか否かを判断し、存在しない場合のみ、法人ナレッジ情報格納部212から指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得するようにしても良い。取得部231は、例えば、受信部22が受信した指示に含まれる質問文を解析し、質問を構成する1以上のキーワード(例えば、タグ)を取得する。そして、例えば、取得部231は、かかる1以上のキーワードと対になるナレッジ情報をナレッジ情報格納部211または/および法人ナレッジ情報格納部212から取得する。なお、質問文からキーワードを取得する処理は、例えば、重要用語を取得する処理、自立語を取得する処理等であり、公知技術である。
報酬部232は、取得部231が取得したナレッジ情報に対応する識別子に対する報酬情報を取得する。報酬部232は、取得部231が取得したナレッジ情報の数に応じて,報酬情報を取得しても良い。報酬部232は、取得部231が取得したナレッジ情報のデータ量やサイズに応じて,報酬を取得しても良い。また、ナレッジ情報に対応付けて報酬情報が格納されている場合、報酬部232は、取得部231が取得したナレッジ情報に対応する報酬情報を、ナレッジ情報格納部211または法人ナレッジ情報格納部212から取得しても良い。また、ナレッジ情報に対応付けて課金情報が格納されている場合、報酬部232は、取得部231が取得したナレッジ情報に対応する課金情報を用いて、報酬を算出しても良い。報酬部232は、例えば、課金情報をパラメータとする増加関数(例えば、課金情報×予め決められた割合)により、報酬を算出しても良い。なお、算出された報酬は、通常、報酬情報として一時蓄積される。
課金部233は、1以上のナレッジ情報の提供に応じて、課金処理を行う。課金部233は、例えば、取得部231が取得した1以上のナレッジ情報に対応付いている課金情報を用いて、課金処理を行う。なお、課金処理は、課金のための処理である。課金処理は、例えば、課金情報および課金されるユーザのユーザ識別子を課金サーバに送信する処理である。課金処理は、例えば、課金情報を用いて、課金されるユーザに対する決済処理を行うことである。課金処理は、例えば、ユーザ端末3にクレジットカード番号の入力等を促すウェブページを送信する処理である。その他、課金処理の内容は問わない。
蓄積部234は、報酬部232が取得した報酬情報を、識別子に対応付けて蓄積する。この識別子は、提供者を識別する識別子である。
送信部24は、取得部231が取得した1以上のナレッジ情報をユーザ端末に送信する。送信部24は、課金情報をもユーザ端末に送信しても良い。
ユーザ端末3を構成する端末格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子、ユーザ端末3を識別する端末識別子等である。
端末受付部32は、各種の情報や指示等を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、ユーザが入力した質問、回答装置2へのログイン指示等である。各種の情報や指示等の入力手段は、マイクやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部32は、マイクやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、音声入力された会話を音声認識し、会話の文字列を取得する処理である。また、各種の処理とは、例えば、回答装置2から受信した応答を音声合成し、音声データを取得する処理である。
端末送信部34は、各種の情報や指示等を回答装置2に送信する。各種の情報や指示等とは、例えば、質問、会話等である。
端末受信部35は、各種の情報を回答装置2から受信する。各種の情報とは、例えば、応答である。
端末出力部36は、端末受信部35が受信した情報、端末処理部33が取得した情報、端末受付部32が受け付けた情報等を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
格納部21、ナレッジ情報格納部211、法人ナレッジ情報格納部212、提供者情報格納部213、ユーザ情報格納部214、および端末格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部21等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部21等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部21等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部21等で記憶されるようになってもよい。
受信部22、および端末受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部23、取得部231、報酬部232、課金部233、蓄積部234、および端末処理部33は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部23等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
送信部24、および端末送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部36は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、対話システムAの動作について説明する。まず、回答装置2の動作について、図8のフローチャートを用いて、説明する。
(ステップS801)受信部22は、ユーザ端末3から指示を受信したか否かを判断する。指示を受信した場合はステップS802に行き、指示を受信しない場合はステップS801に戻る。
(ステップS802)取得部231は、ステップS801で受信された指示を解析する。そして、取得部231は、指示に対応する質問の意図を取得する。質問の意図は、例えば、指示に対応する話題である。質問の意図は、例えば、1または2以上のキーワードである。また、キーワードは、タグと考えても良い。
(ステップS803)取得部231は、ステップS802で取得した意図を用いて、ナレッジ情報格納部211を検索し、1以上のナレッジ情報を取得する。なお、ここでナレッジ情報を取得できない場合もあり得る。
(ステップS804)取得部231は、ステップS802で取得した意図を用いて、法人ナレッジ情報格納部212を検索し、1以上の法人ナレッジ情報を取得する。なお、ここでナレッジ情報を取得できない場合もあり得る。
(ステップS805)処理部23は、ステップS803で取得された1以上のナレッジ情報、または/およびステップS804で取得された1以上の法人ナレッジ情報を用いて、送信するナレッジ情報を構成する。なお、ここで、ステップS803で取得された1以上のナレッジ情報、または/およびステップS804で取得された1以上の法人ナレッジ情報から、処理部23は、一のナレッジ情報を選択しても良い。
(ステップS806)送信部24は、ステップS805で構成した1以上のナレッジ情報を、指示を送信したユーザ端末3に送信する。
(ステップS807)課金部233は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に対して、課金処理を行う。
(ステップS808)報酬部232は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に対して、ナレッジ情報を提供した提供者に与える報酬を取得する。
(ステップS809)蓄積部234は、ステップS808で取得された報酬を、ナレッジ情報を提供した提供者の識別子に対応付けて蓄積する。ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、取得部231が2以上のナレッジ情報を取得した場合、送信部24は、2以上のナレッジ情報の一部やスコア等をユーザ端末3に送信し、ユーザによって選択させ、選択されたナレッジ情報のIDを受信し、当該IDに対応するナレッジ情報のみを、ユーザ端末3に送信しても良い。
また、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ユーザ端末3の動作例について説明する。まず、端末受付部32は、ユーザが入力した会話、および周辺情報を受け付ける。なお、周辺情報は、ユーザが会話した際の画像、位置情報等である。そして、端末処理部33は、例えば、音声入力された会話を音声認識し、会話の文字列を取得する。次に、端末送信部34は、文字列である会話、および周辺情報(ユーザが会話した際の画像、会話の音声、位置情報等)を含む指示を回答装置2に送信する。そして、指示の送信に応じて、端末受信部35は、回答装置2から応答を受信する。次に、端末処理部33は、受信された応答を音声データに変換する。ここで、端末処理部33は、対象者の音声データを分析して取得した音声の1以上の特徴量を反映させた音声データを取得することは好適である。かかる音声処理は公知技術であるので、詳細な説明は省略する。次に、端末出力部36は、当該応答の音声データを音声出力する。
以下、本実施の形態における対話システムAの具体的な動作について説明する。対話システムAの概念図は図6である。
今、回答装置2のナレッジ情報格納部211には、図5に示すナレッジ情報管理表に格納されている。
かかる状況において、以下の2つの具体例について説明する。
(具体例1)
ノルウェイの漁師であるユーザNは、ユーザ端末3に対して、「最近、カニがあまり獲れないな。どうしたらカニがとれるのでしょうか?」と音声入力した、とする。そして、ユーザ端末3は、かかる音声と、音声入力時の映像と位置情報とを取得した、とする。そして、ユーザ端末3は、音声に対して音声認識し、文字列「最近、カニがあまり獲れないな。どうしたらカニがとれるのでしょうか?」を取得する。そして、ユーザ端末3は、文字列と音声と映像と位置情報とを有する指示を構成し、回答装置2に送信する。なお、かかる時点で、文字列と音声と映像と位置情報とは、時間的な同期がとれている。また、ここでの指示とは、ナレッジ情報を要求する指示である。
次に、回答装置2の受信部22は、ユーザNのユーザ端末3から、上記の指示を受信する。
次に、取得部231は、指示が有する文字列および音声から取得した1以上の特徴量から、音声の特徴量である振幅が閾値以上である音声の領域に対応する文字列「カニ漁」「獲れない」を取得する。また、取得部231は、指示が有する画像から取得した1以上の特徴量から、顔の識別情報「困った顔」を取得する。そして、取得部231は、ユーザNが「カニ漁」についてのナレッジ情報を取得したかっていることを検知し、「カニ漁」に対応するナレッジ情報をナレッジ情報管理表(図5)から取得する。ここで、取得部231は、ナレッジ情報管理表の「ID=1」のナレッジ情報を取得する。
次に、送信部24は、取得したナレッジ情報「前日が雨で〇〇海岸を北方向に流れる潮目を見つけられたら、△△島の南東に鳥が集まっていないか確認する。その状況が重なっていれば、そこがカニの餌場になっている可能性は高い。」を、指示を送信したユーザ端末3に送信する。
また、課金部233は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に応じて、ユーザNに対して、課金処理を行う。ここで、1つのナレッジ情報の提供に対して、100円を課金する、とする。なお、課金部233は、ユーザNのユーザ情報に対応付けて、課金情報「100円」を蓄積することは好適である。
そして、報酬部232は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に対して、ナレッジ情報を提供した提供者「AA」に与える報酬情報「100円×0,5=50円」を取得する。なお、ここでは、報酬部232は、課金した金額の50%をナレッジの提供者へ報酬として与える、とする。なお、報酬部232は、課金した金額から手数料を引いた金額をナレッジの提供者へ報酬として与える等しても良い。つまり、ナレッジの提供者へ報酬の算出方法は問わない。また、手数料とは、通常、回答装置2の運営者への手数料である。
次に、蓄積部234は、取得された報酬情報「50円」を、ナレッジ情報を提供した提供者の識別子「AA」に対応付けて、提供者情報格納部213に蓄積する、とする。
そして、ユーザ端末3は、ナレッジ情報「前日が雨で〇〇海岸を北方向に流れる潮目を見つけられたら、△△島の南東に鳥が集まっていないか確認する。その状況が重なっていれば、そこがカニの餌場になっている可能性は高い。」を受信する。そして、ユーザ端末3は、文字列であるナレッジ情報を音声合成し、音声出力する。
(具体例2)
子育て中の母親Aは、ユーザ端末3に対して、「うちの子は、2歳になっても言葉をほとんど覚えてない。失語症かしら。」と音声入力した、とする。すると、ユーザ端末3は、かかる文字列を受け付け、指示を構成し、送信する。
次に、回答装置2の受信部22は、母親Aのユーザ端末3から、上記の指示を受信する。
次に、取得部231は、失語症に対応する区間の音声の特徴量が他の区間の音声の特徴量と比較して特徴的であることを検知し、キーワード「失語症」を取得する。そして、取得部231は、「失語症」に対応するナレッジ情報をナレッジ情報管理表(図5)から取得する。ここで、取得部231は、ナレッジ情報管理表の「ID=2」のナレッジ情報を取得する。
次に、送信部24は、取得したナレッジ情報を、指示を送信したユーザ端末3に送信する。
また、課金部233は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に対して、母親Aに対して、課金処理を行う。ここで、1つのナレッジ情報の提供に対して、100円を課金する、とする。
そして、報酬部232は、ナレッジ情報のユーザ端末3への送信に対して、ナレッジ情報を提供した提供者「BB」に与える報酬「100円×0,5=50円」を取得する。なお、ここでは、報酬部232は、課金した金額の50%をナレッジの提供者へ報酬として与える、とする。なお、上述した通り、ナレッジの提供者への報酬の算出方法は問わない。
次に、蓄積部234は、取得された報酬「50円」を、ナレッジ情報を提供した提供者の識別子「BB」に対応付けて、提供者情報格納部213に蓄積する、とする。
そして、ユーザ端末3は、ナレッジ情報「1歳児に一番大事なのは、歩かせることと指を使わせること。・・・私は失語症の子も含めてオリジナルの指導をしてます。」を受信する。そして、ユーザ端末3は、文字列であるナレッジ情報を音声合成し、音声出力する。
以上、本実施の形態によれば、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報を利用できる。
また、本実施の形態によれば、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報、および法人のナレッジ情報を利用できる。
なお、本実施の形態における回答装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体は、学習装置1が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、コンピュータを、ユーザ端末から指示を受信する受信部と、前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部から取得する取得部と、前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報を前記ユーザ端末に送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
記録媒体は、法人を識別する識別子に対応付けて、当該法人のナレッジである1以上のナレッジ情報が格納される法人ナレッジ情報格納部をさらに具備し、上記プログラムにおいて、前記取得部は、前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部および前記法人ナレッジ情報格納部から取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記取得部が取得したナレッジ情報に対応する識別子に対する報酬を取得する報酬部と、前記報酬部が取得した報酬を、前記識別子に対応付けて蓄積する蓄積部として、さらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記1以上の各ナレッジ情報は、課金に関する取り扱いを特定する課金情報に対応付いており、前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報に対応付いている課金情報を用いて、課金処理を行う課金部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、学習装置1が学習したナレッジ情報を用いて処理を行い、情報を生成し、出力する回答装置を有する対話システムについて説明する。ここで、処理とは、例えば、創作物の制作である。創作物とは、例えば、画像(絵画を含む)、楽曲等である。
本実施の形態における対話システムBの概念図は、回答装置の符号を除いては、図6と同じであるので、省略する。
図9は、本実施の形態における対話システムBのブロック図である。対話システムBは、回答装置4、1以上のユーザ端末3を備える。
回答装置4は、格納部21、受信部22、処理部43、送信部24を備える。処理部43は、取得部431、報酬部232、課金部233、および蓄積部234を備える。
回答装置4を構成するナレッジ情報格納部211は、学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納される。ナレッジ情報は、例えば、1または2以上の作品の特徴を示す1以上の特徴量である。作品とは、絵画の画像データ、映像、音楽、詩、文学作品等である。
また、ナレッジ情報格納部211のナレッジ情報は、例えば、一の制作者の複数の作品に基づいて機械学習(例えば、深層学習)を行い取得した多階層のニューラルネットワークである。ここで、制作者は、例えば、画家、作曲家等である、作品は絵画の画像、楽曲等である。
処理部43は、各種の処理を行う。
取得部431は、指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する。指示は、例えば、画像(例えば、「imgX.jpg」)を含み、かかる画像を画家Aの作品風に変更する指示である。かかる場合の指示は、例えば、「画像変換 画家A,imgX.jpg」である。
受け付けられた指示「画像変換 画家A,imgX.jpg」に対して、取得部431は、ナレッジ情報識別子「画家A」に対応するナレッジ情報をナレッジ情報格納部211から取得し、当該ナレッジ情報を画像「imgX.jpg」に対して適用し、例えば、深層学習により、画家Aの作風に変換された画像を得る。
また、指示が「画像生成 画家A」である場合、取得部431は、画家Aに対応する1または2以上の画像から、機械学習(例えば、深層学習)の技術を用いて、画家A風の画像を生成しても良い。
なお、取得部431の処理は、公知技術であり、URL「http://japan.cnet.com/news/offtopic/35080871/」「https://www.nextrembrandt.com/」等のウェブページに記載されている。
処理部43、および取得部431は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、回答装置4の動作について、図10のフローチャートを用いて、説明する。図10のフローチャートにおいて、図8のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
(ステップS1001)受信部22は、ユーザ端末3から指示を受信したか否かを判断する。指示を受信した場合はステップS1002に行き、指示を受信しない場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1002)取得部431は、ステップS1001で受信された指示に含まれるナレッジ情報識別子を取得する。
(ステップS1003)取得部431は、ステップS1002で取得したナレッジ情報識別子に対応するナレッジ情報をナレッジ情報格納部211から取得する。
(ステップS1004)取得部431は、ステップS1003で取得したナレッジ情報を用いて、処理情報を生成する。
(ステップS1005)送信部24は、ステップS1004で生成した処理情報をユーザ端末3に送信する。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以上、本実施の形態によれば、ユーザが発した発信情報から学習したナレッジ情報を用いて処理を行い、処理結果を取得できる。
また、本実施の形態によれば、ユーザが作成した作品から学習したナレッジ情報を用いて処理を行い、新たな作品を取得できる。
また、本実施の形態によれば、ナレッジを提供した提供者に対して、報酬を与えることができる。
さらに、本実施の形態によれば、ナレッジを利用したユーザに対して、課金を行うことができる。
なお、本実施の形態における回答装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、コンピュータを、ユーザ端末から指示を受信する受信部と、前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する取得部と、前記生成した処理情報を前記ユーザ端末に送信する送信部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記発信情報は、提供者の作品であり、前記ナレッジ情報は、前記作品の特徴を示す1以上の特徴量に関する情報であり、前記取得部は、前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた作品の生成処理を行い、処理情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記取得部が取得したナレッジ情報に対応する識別子に対する報酬を取得する報酬部と、前記報酬部が取得した報酬を、前記識別子に対応付けて蓄積する蓄積部として、さらに機能させるプログラムであることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記1以上の各ナレッジ情報は、課金に関する取り扱いを特定する課金情報に対応付いており、前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報に対応付いている課金情報を用いて、課金処理を行う課金部として、コンピュータをさらに機能させるプログラムであることは好適である。
また、図11は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の学習装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図11は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図12は、システム300のブロック図である。
図11において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304と、マイク305と、スピーカー306とを含む。
図12において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013等に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の学習装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の学習装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる学習装置は、ユーザが発した発信情報からナレッジ情報を蓄積し、利用できるという効果を有し、学習装置等として有用である。
1 学習装置
2、4 回答装置
3 ユーザ端末
11 学習格納部
12 学習処理部
21 格納部
22 受信部
23、43 処理部
24 送信部
31 端末格納部
32 端末受付部
33 端末処理部
34 端末送信部
35 端末受信部
36 端末出力部
111 発信情報格納部
112、211 ナレッジ情報格納部
121 ナレッジ情報取得部
122 スコア取得部
123 学習部
212 法人ナレッジ情報格納部
213 提供者情報格納部
214 ユーザ情報格納部
231、431 取得部
232 報酬部
233 課金部
234 蓄積部

Claims (17)

  1. ナレッジの提供者を識別する識別子に対応付けて、当該提供者が発した1以上の発信情報から抽出された1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部と、
    識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部と、
    前記1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得部と、
    前記ナレッジ情報取得部が取得したナレッジ情報を、当該ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて前記ナレッジ情報格納部に蓄積する学習部とを具備する学習装置。
  2. 前記発信情報格納部の1以上の発信情報は、一の提供者が2以上の各コミュニケーション手段に対して入力した情報であり、
    2以上の各コミュニケーション手段に対応するサーバ装置から、発信情報を取得する発信情報取得部をさらに具備する請求項1記載の学習装置。
  3. 前記ナレッジ情報取得部は、
    ナレッジ情報の元になる発信情報以外の情報である周辺情報を用いて、前記1以上の発信情報から一部の発信情報を抽出し、当該抽出した発信情報を用いて、ナレッジ情報を取得する請求項1または請求項2記載の学習装置。
  4. 前記周辺情報は、
    発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報、またはセンサーにより取得されるセンサーデータのうちの1以上の情報であり、
    前記ナレッジ情報取得部は、
    前記音声データの特徴量、前記画像データの特徴量、または位置情報が予め決められた条件を満たす場合、当該音声データまたは当該画像データまたは当該位置情報に対応する発信情報を抽出し、当該抽出した発信情報を用いて、ナレッジ情報を取得する請求項3記載の学習装置。
  5. ナレッジ情報を取得する元になった発信情報と同期がとれている音声データ、画像データ、位置情報またはセンサーにより取得されるセンサーデータのいずれか1以上の情報を用いて、前記ナレッジ情報の信頼度のスコアを取得するスコア取得部をさらに具備し、
    前記学習部は、
    前記スコア取得部が取得したスコアも、前記ナレッジ情報に対応付けて蓄積する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の学習装置。
  6. 請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部と、
    ユーザ端末から指示を受信する受信部と、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報を前記ユーザ端末に送信する送信部とを具備する回答装置。
  7. 法人を識別する識別子に対応付けて、当該法人のナレッジである1以上のナレッジ情報が格納される法人ナレッジ情報格納部と、
    前記取得部は、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部および前記法人ナレッジ情報格納部から取得する請求項6記載の回答装置。
  8. 請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部と、
    ユーザ端末から指示を受信する受信部と、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する取得部と、
    前記生成された処理情報を前記ユーザ端末に送信する送信部とを具備する回答装置。
  9. 前記発信情報は、提供者の作品であり、
    前記ナレッジ情報は、前記作品の特徴を示す1以上の特徴量であり、
    前記取得部は、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた作品の生成処理を行い、処理情報を取得する請求項8記載の回答装置。
  10. 前記取得部が取得したナレッジ情報に対応する識別子に対する報酬を取得する報酬部と、
    前記報酬部が取得した報酬を、前記識別子に対応付けて蓄積する蓄積部とをさらに具備する請求項6から請求項9いずれか一項に記載の回答装置。
  11. 前記1以上の各ナレッジ情報は、課金に関する取り扱いを特定する課金情報に対応付いており、
    前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報に対応付いている課金情報を用いて、課金処理を行う課金部をさらに具備する請求項6から請求項10いずれか一項に記載の回答装置。
  12. 記録媒体は、
    ナレッジの提供者を識別する識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部を具備し、
    ナレッジ情報取得部、および学習部により実現される学習方法であって、
    前記ナレッジ情報取得部が、前記1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得ステップと、
    前記学習部が、前記ナレッジ情報取得ステップで取得されたナレッジ情報を、当該ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて蓄積する学習ステップとを具備する学習方法。
  13. 記録媒体は、
    請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、
    受信部、取得部、および送信部により実現される回答方法であって、
    前記受信部が、ユーザ端末から指示を受信する受信ステップと、
    前記取得部が、前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部から取得する取得ステップと、
    前記送信部が、前記取得ステップで取得された1以上のナレッジ情報を前記ユーザ端末に送信する送信ステップとを具備する回答方法。
  14. 記録媒体は、
    請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、
    受信部、取得部、および送信部により実現される回答方法であって、
    前記受信部が、ユーザ端末から指示を受信する受信ステップと、
    前記取得部が、前記前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する取得ステップと、
    前記送信部が、前記生成された処理情報を前記ユーザ端末に送信する送信ステップとを具備する回答方法。
  15. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    ナレッジの提供者を識別する識別子に対応付けて、1以上の発信情報が格納される発信情報格納部を具備し、
    コンピュータを、
    前記1以上の発信情報を用いて、予め決められた条件を満たすナレッジ情報を取得するナレッジ情報取得部と、
    前記ナレッジ情報取得部が取得したナレッジ情報を、当該ナレッジ情報の元になった発信情報と対になる識別子に対応付けて蓄積する学習部として機能させるためのプログラム。
  16. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、
    コンピュータを、
    ユーザ端末から指示を受信する受信部と、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を前記ナレッジ情報格納部から取得する取得部と、
    前記取得部が取得した1以上のナレッジ情報を前記ユーザ端末に送信する送信部として機能させるためのプログラム。
  17. コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、
    請求項1から請求項5いずれか記載の学習装置が蓄積した1以上のナレッジ情報であり、識別子に対応付けられた1以上のナレッジ情報が格納されるナレッジ情報格納部を具備し、
    コンピュータを、
    ユーザ端末から指示を受信する受信部と、
    前記指示に応じた1以上のナレッジ情報を取得し、当該1以上のナレッジ情報を用いて、前記指示に応じた処理を行い、出力する処理情報を生成する取得部と、
    前記生成された処理情報を前記ユーザ端末に送信する送信部として機能させるためのプログラム。
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