Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2018086869A - 車両の中央部構造 - Google Patents

車両の中央部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018086869A
JP2018086869A JP2016229827A JP2016229827A JP2018086869A JP 2018086869 A JP2018086869 A JP 2018086869A JP 2016229827 A JP2016229827 A JP 2016229827A JP 2016229827 A JP2016229827 A JP 2016229827A JP 2018086869 A JP2018086869 A JP 2018086869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
roof
reinforcing member
roof side
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016229827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6673163B2 (ja
Inventor
佐藤 和幸
Kazuyuki Sato
和幸 佐藤
寛 橋口
Hiroshi Hashiguchi
寛 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Auto Body Co Ltd
Priority to JP2016229827A priority Critical patent/JP6673163B2/ja
Priority to US15/806,637 priority patent/US10442467B2/en
Priority to EP17201631.3A priority patent/EP3330163B1/en
Priority to CN201711181128.2A priority patent/CN108146512B/zh
Publication of JP2018086869A publication Critical patent/JP2018086869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673163B2 publication Critical patent/JP6673163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/157Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body for side impacts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/06Fixed roofs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/04Door pillars ; windshield pillars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D27/00Connections between superstructure or understructure sub-units
    • B62D27/02Connections between superstructure or understructure sub-units rigid
    • B62D27/023Assembly of structural joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D29/00Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof
    • B62D29/007Superstructures, understructures, or sub-units thereof, characterised by the material thereof predominantly of special steel or specially treated steel, e.g. stainless steel or locally surface hardened steel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、車両側面衝突による衝突荷重がセンタピラーを介して加わったときのルーフサイドレールの車室内側への変形を抑制することを目的とする。【解決手段】本発明に係る車両の中央部構造におけるルーフサイドレール20は筒状に形成されて、そのルーフサイドレール20の内部には、ルーフリインフォース43,45の延長線上の位置に第1の補強部材50が収納されており、第1の補強部材50は、ルーフサイドレール20に沿って延びる主補強壁部52と、ルーフサイドレール20を横断する横断壁部54とを備えており、第1の補強部材50の横断壁部54は、センタピラー30cの上部を介して加わる側面衝突荷重を受けられる位置に配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、車両の左右両側で車両前後方向に延びるルーフサイドレールと、車幅方向に延び、前記左右の前記ルーフサイドレール間に掛け渡されるルーフリインフォースと、左右の前記ルーフサイドレールの途中位置を支持する左右の支柱状のセンタピラーとを備える車両の中央部構造に関する。
近年、車両の側面衝突対策としてセンタピラーの強度を高めることが一般的に行われている。しかし、センタピラーの強度が向上すると、前記センタピラーの上部、及び下部を支える車両ボディの梁部(ルーフサイドレール、ロッカーパネル)に入力される衝突荷重が大きくなる。このため、特許文献1に記載された技術では、図7の縦断面図に示すように、センタピラーの上部が連結されているルーフサイドレール102に補強部材103を設け、ルーフサイドレール102の強度向上を図っている。
特開2007−313963号公報
前記ルーフサイドレール102は、レールアウタパネル102sとレールインナパネル102eとから筒状に形成されており、補強部材103が筒状部分の内部空間を左右に仕切るように設けられている。即ち、補強部材103はルーフサイドレール102に沿って延びる方向に設けられている。このため、補強部材103はルーフサイドレール102の潰れに対する補強効果はさほど大きくない。したがって、センタピラーの上部から突荷重Fがルーフサイドレール102に入力するとルーフサイドレール102が潰れて変形し、ルーフサイドレール102の車室内への進入量が大きくなるおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両側面衝突による衝突荷重がセンタピラーを介して加わったときのルーフサイドレールの車室内側への変形を抑制することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両の左右両側で車両前後方向に延びるルーフサイドレールと、車幅方向に延び、前記左右の前記ルーフサイドレール間に掛け渡されるルーフリインフォースと、左右の前記ルーフサイドレールの途中位置を支持する左右の支柱状のセンタピラーとを備える車両の中央部構造であって、前記ルーフサイドレールは筒状に形成されて、そのルーフサイドレールの内部には、前記ルーフリインフォースの延長線上の位置に第1の補強部材が収納されており、前記第1の補強部材は、前記ルーフサイドレールに沿って延びる主補強壁部と、前記ルーフサイドレール内を横断する横断壁部とを備えており、前記第1の補強部材の横断壁部は、前記センタピラーの上部を介して加わる側面衝突荷重を受けられる位置に配置されている。
本発明によると、第1の補強部材はルーフサイドレール内でルーフリインフォースの延長線上の位置に収納されており、前記第1の補強部材の横断壁部がセンタピラーを介して加わる衝突荷重を受けられる位置に配置されている。即ち、センタピラーを介して加わる衝突荷重を第1の補強部材の横断壁部で受けられるため、ルーフサイドレールが潰れ難くなる。このため、センタピラーを介して加わった衝突荷重は、第1の補強部材の横断壁部から左右方向(車幅方向)に延びるルーフリインフォースに伝達される。即ち、前記衝突荷重をセンタピラー、ルーフサイドレール、及びルーフリインフォースで効果的に受けられるようになり、ルーフサイドレールの車室内側への変形を抑制できる。
請求項2の発明によると、ルーフサイドレール間に掛け渡されるルーフリインフォースには、車幅方向に延びる複数本の縦壁部が形成されており、第1の補強部材の横断壁部は、前記ルーフリインフォースの縦壁部の延長線上の位置に配置されている。このため、ルーフサイドレール(第1の補強部材)とルーフリインフォース間の衝突荷重の伝達効率が向上する。
請求項3の発明によると、第1の補強部材の横断壁部は、主補強壁部の車両前後方向における両端部に設けられており、前記第1の補強部材の車両前後方向における長さ寸法が前記ルーフリインフォースの車両前後方向における幅寸法に等しく設定されている。
請求項4の発明によると、第1の補強部材は、センタピラーの上部に連結されている。このため、センタピラーの上部から第1の補強部材の横断壁部への衝突荷重の伝達効率が高くなる。
請求項5の発明によると、左右の前記ルーフサイドレールとルーフリインフォースの前面とに囲まれた範囲には屋根開口部が形成されており、前記センタピラーの上部は前記ルーフリインフォースの車両前後方向における中央よりも前側位置で左右の前記ルーフサイドレールと連結されている。
請求項6の発明によると、センタピラーの上部とルーフサイドレールとが重なる位置には、前記ルーフサイドレールの内側にそのルーフサイドレールを補強する第2の補強部材が設けられており、前記第2の補強部材の後端部が前記第1の補強部材の前端部と共に前記センタピラーの上部に連結されている。
本発明によると、車両側面衝突による衝撃荷重がセンタピラーを介して加わったときのルーフサイドレールの車室内側への変形を抑制できる。
本発明の実施形態1に係る中央部構造を備える車両ボディを左前方から見た斜視図である。 図1のII矢視拡大図である。 図2のIII矢視平面図である。 図2のIV-IV矢視平断面である。 図2のV-V矢視縦断面図である。 図2のVI-VI矢視縦断面図である。 従来のルーフサイドレール及びセンタピラーの上部の縦断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図6に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の中央部構造について説明する。ここで、図中の前後左右及び上下は、車両の前後左右及び上下に対応している。
<車両のボディ10の概要ついて>
本実施形態に係る車両のボディ10(以下、車両ボディ10という)は、図1に示すように、セダンタイプの乗用車のボディである。なお、図1は、車両ボディ10を左前方から見た斜視図であり、右側部分は省略されている。車両ボディ10における車室床部の左右両側には車両前後方向に延びる筒状のロッカー12が設けられている。そして、車両ボディ10のロッカー12の前端部、中央部、及び後端部にそれぞれフロントピラー30f、センタピラー30c、及びリヤピラー30bが立設されている。また、車両ボディ10の屋根部分には、左右両側の位置に車両前後方向に延びるルーフサイドレール20が設けられている。そして、左右のルーフサイドレール20の前端部、中央部、及び後端部がそれぞれフロントピラー30f、センタピラー30c、及びリヤピラー30bにより支持されている。
左右のルーフサイドレール20間には、車幅方向に延びる前部ルーフリインフォース40f、中央部ルーフリインフォース40c、及び後部ルーフリインフォース40bがそれぞれ掛け渡されている。そして、左右のルーフサイドレール20と、前部ルーフリインフォース40fと、中央部ルーフリインフォース40cとに囲まれた範囲がサンルーフ用の屋根開口部14となっている。また、左右のルーフサイドレール20と、中央部ルーフリインフォース40cと、後部ルーフリインフォース40bとによりルーフパネル49(図1〜4で省略、図5参照)が支持されている。
<車両の中央部構造の概要について>
センタピラー30cの上部は、図1から図3に示すように、中央部ルーフリインフォース40cよりも前側の位置で前記ルーフサイドレール20に連結されている。即ち、図3に示すように、センタピラー30cの後部と中央部ルーフリインフォース40cの前半部とが車両前後方向において同位置となるように、センタピラー30cと中央部ルーフリインフォース40cとが位置決めされている。以下、ルーフサイドレール20、中央部ルーフリインフォース40c、及びセンタピラー30cの上部等について個々に説明することで、車両の中央部構造の詳細について説明する。
<ルーフサイドレール20について>
ルーフサイドレール20は、図5、図6に示すように、断面略台形状に成形されたレールアウタパネル22と、断面略偏平Z字形に成形されたレールインナパネル24とを備えている。そして、レールアウタパネル22の上部フランジ部22uに対して下方からレールインナパネル24の上部フランジ部24uが接合されている。また、レールアウタパネル22の下部フランジ部22dとレールインナパネル24の下部フランジ部24dが重ねられた状態で接合されている。これにより、ルーフサイドレール20は車両前後方向に延びる筒状に成形される。ここで、レールアウタパネル22を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、1.8mmに設定されている。また、レールインナパネル24を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、1.0mmに設定されている。
ルーフサイドレール20の内側には、図2〜図4に示すように、中央部ルーフリインフォース40cの延長線上の位置に第1の補強部材50が設けられている。第1の補強部材50は、ルーフサイドレール20のレールインナパネル24に沿って配置される平板状の主補強壁部52を備えている。また、主補強壁部52の長手方向(前後方向)両側には、その主補強壁部52に対してほぼ直角に折り曲げられてルーフサイドレール20内の空間を横断する横断壁部54が設けられている。さらに、横断壁部54の先端部はほぼ直角に折り曲げられてルーフサイドレール20のレールアウタパネル22に沿うフランジ部56が設けられている。そして、第1の補強部材50のフランジ部56がレールアウタパネル22に溶接等により固定されている。ここで、第1の補強部材50を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、1.2mmに設定されている。
ルーフサイドレール20の内側には、図2〜図4、及び図6に示すように、センタピラー30cの上部30uが重なる位置に第2の補強部材60が設けられている。第2の補強部材60はルーフサイドレール20のレールアウタパネル22に沿って配置されるパネルで平板状に形成されている。第2の補強部材60は、後端部63が、図2等に示すように、第1の補強部材50の前側のフランジ部56と重なるように位置決めされている。ここで、第2の補強部材60を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、1.2mmに設定されている。
<中央部ルーフリインフォース40cについて>
中央部ルーフリインフォース40cは、図5に示すように、上側に設けられた帯板状のルーフ支持部41と、下側に設けられた帯板状のルーフリインフォース本体部43とを備えている。そして、上下に設けられたルーフ支持部41とルーフリインフォース本体部43との車幅方向(左右)における両端部がそれぞれ帯板状のマウンチンブラケット45によってルーフサイドレール20(レールインナパネル24)に連結されている。
マウンチンブラケット45は、図5に示すように、帯板を側面略階段形状に成形したものであり、上端部分(車幅方向内側)と下端部分(車幅方向外側)とにフランジ部45u,45dが形成されている。そして、マウンチンブラケット45の高さ方向中央部に設けられた水平部45sにボルト穴45hが幅方向に二個形成されている。また、マウンチンブラケット45は、図4等に示すように、断面波板状に形成されており、車幅方向(左右方向)に延びる一対の突条部分451と、それらの突条部分451の間に配置される溝部分453とを備えている。そして、マウンチンブラケット45の突条部分451と溝部分453との境界位置、及び突条部分451の幅方向外側には縦壁部455が形成されている。ここで、マウンチンブラケット45を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、2.3mmに設定されている。
マウンチンブラケット45は、図4に示すように、前端側の縦壁部455と後端側の縦壁部455とがルーフサイドレール20の第1の補強部材50における前後の横断壁部54と車両前後方向において同位置となるように位置決めされている。そして、この状態で、マウンチンブラケット45は、図5に示すように、下側に設けられたフランジ部45dがルーフサイドレール20のレールインナパネル24に溶接等により固定されている。即ち、ルーフサイドレール20の第1の補強部材50の前後の横断壁部54は、マウンチンブラケット45における前端側の縦壁部455と後端側の縦壁部455との延長線上の位置に配置されている。マウンチンブラケット45の水平部45sには、図5に示すように、ルーフリインフォース本体部43のフランジ部43fがボルト&ナット機構47によって連結されている。
ルーフリインフォース本体部43は、図4に示すように、マウンチンブラケット45とほぼ等しい幅寸法で形成されている。また、ルーフリインフォース本体部43は、マウンチンブラケット45と同様に断面波板状に形成されており、車幅方向(左右方向)に延びる一対の突条部分431と、それらの突条部分431の間に配置される溝部分433とを備えている。そして、ルーフリインフォース本体部43の突条部分431と溝部分433との境界位置、及び突条部分431の幅方向外側には縦壁部435が形成されている。ここで、ルーフリインフォース本体部43の各々の縦壁部435間の寸法は、マウンチンブラケット45の各々の縦壁部455間の寸法と等しい値に設定されている。また、ルーフリインフォース本体部43を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、2.3mmに設定されている。
マウンチンブラケット45の上側のフランジ部45uには、図5に示すように、帯板状のルーフ支持部41のフランジ部41fが溶接等により固定されている。そして、ルーフ支持部41によって車両のルーフパネル49が支持されている。ルーフパネル49の車幅方向両側にはフランジ部49fが形成されており、図5に示すように、前記フランジ部49fがルーフサイドレール20のレールアウタパネル22の上部フランジ部22uに溶接等により固定されている。なお、ルーフ支持部41を構成する鋼板の板厚寸法は、例えば、1.0mmに設定されている。
<センタピラー30cについて>
センタピラー30cは、図6等に示すように、ピラーアウタパネル32と、ピラーインナパネル34とから筒状に形成されている。そして、ピラーアウタパネル32が車両の意匠を構成するサイメンアウタパネル39によって覆われている。ここで、図1から図4では、サイメンアウタパネル39は省略されている。センタピラー30cの上部30uでは、図2に示すように、ピラーアウタパネル32は略T字形に形成されている。ピラーアウタパネル32の略T字形に形成されている部分(以下、略T字部分という)の後部が中央部ルーフリインフォース40cの前半部と車両前後方向において重なるように(車両前後方向において同位置となるように)位置決めされている。そして、ピラーアウタパネル32の略T字部分がルーフサイドレール20のレールアウタパネル22の側面に連結されている。
即ち、ピラーアウタパネル32の略T字部分の後部は、図2〜図4に示すように、ルーフサイドレール20のレールアウタパネル22と、第2の補強部材60の後端部63と、第1の補強部材50の前側のフランジ部56とに重ねられた状態で、溶接等により固定されている。また、ピラーアウタパネル32の略T字部分の前部及び中央部は、ルーフサイドレール20のレールアウタパネル22と、第2の補強部材60とに重ねられて溶接等により固定される。また、ピラーインナパネル34の上部は、図6に示すように、ルーフサイドレール20のレールアウタパネル22とレールインナパネル24のフランジ部22d,24d間に挟まれ、さらに上方に延びてレールインナパネル24に溶接等により固定されている。
<本実施形態に係る車両の中央部構造の働きについて>
車両が側面衝突されてセンタピラー30cに対して衝突荷重Fが加わると、衝突荷重Fは、図2等に示すように、センタピラー30c(ピラーアウタパネル32)の略T字部分(上部)からルーフサイドレール20に加わるようになる。ピラーアウタパネル32からルーフサイドレール20に加わった衝突荷重Fは、ルーフサイドレール20内の第2の補強部材60と第1の補強部材50の横断壁部54とで受けられる。特に、第1の補強部材50の横断壁部54は、ルーフサイドレール20内の空間を横断して設けられているため、衝突荷重Fを効果的に受けることができ、ルーフサイドレール20が潰れ難くなる。
さらに、第1の補強部材50の前後の横断壁部54は、図4に示すように、マウンチンブラケット45とルーフリインフォース本体部43における前端側の縦壁部455,435と後端側の縦壁部455,435との延長線上の位置に配置されている。このため、第1の補強部材50の横断壁部54(特に前側の横断壁部54)に加わった衝突荷重Fは効果的にマウンチンブラケット45、ルーフリインフォース本体部43の縦壁部455,435に伝達されるようになる。即ち、衝突荷重Fをセンタピラー30c、ルーフサイドレール20、及び中央部ルーフリインフォース40cで効果的に受けられるようになり、ルーフサイドレール20の車室内側への変形を抑制できる。
<本実施形態に係る車両の中央部構造の長所について>
本実施形態に係る車両の中央部構造によると、第1の補強部材50はルーフサイドレール20内で中央部ルーフリインフォース40cの延長線上の位置に収納されており、第1の補強部材50の横断壁部54がセンタピラー30cを介して加わる衝突荷重Fを受けられる位置に配置されている。即ち、センタピラー30cを介して加わる衝突荷重Fを第1の補強部材50の横断壁部54で受けられるため、ルーフサイドレール20が潰れ難くなる。このため、センタピラー30cを介して加わった衝突荷重Fは、第1の補強部材50の横断壁部54から左右方向(車幅方向)に延びる中央部ルーフリインフォース40cに伝達される。即ち、衝突荷重Fをセンタピラー30c、ルーフサイドレール20、及び中央部ルーフリインフォース40cで効果的に受けられるようになり、ルーフサイドレール20の車室内側への変形を抑制できる。
また、第1の補強部材50の横断壁部54は、中央部ルーフリインフォース40cの縦壁部455,435の延長線上に配置されているため、ルーフサイドレール20(第1の補強部材50)と中央部ルーフリインフォース40c間の衝突荷重Fの伝達効率が向上する。また、第1の補強部材50のフランジ部56がセンタピラー30cの略T字部分に固定されているため、センタピラー30cの上部から第1の補強部材50の横断壁部54への衝突荷重Fの伝達効率が高くなる。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、第1の補強部材50の車両前後方向における長さ寸法を中央部ルーフリインフォース40cの幅寸法とほぼ等しくし、第1の補強部材50の前後の横断壁部54を中央部ルーフリインフォース40cの前端と後端の縦壁部455,435の延長線上に配置する例を示した。しかし、第1の補強部材50の長さ寸法を中央部ルーフリインフォース40cの幅寸法よりも小さくし、第1の補強部材50の前後の横断壁部54を中央部ルーフリインフォース40cの前端と次の縦壁部455,435の延長線上に配置することも可能である。また、中央部ルーフリインフォース40cの縦壁部455,435の本数に合わせて、第1の補強部材50の横断壁部54の数を設定することも可能である。
また、本実施形態では、センタピラー30cの上部を中央部ルーフリインフォース40cよりも前側でルーフサイドレール20に連結する例を示した。しかし、センタピラー30cの上部を中央部ルーフリインフォース40cと車両前後方向において同位置でルーフサイドレール20に連結することも可能である。また、本実施形態では、第1の補強部材50を門型に形成する例を示したが、第1の補強部材50を箱形に形成し、箱の端面を横断壁部54として使用することも可能である。
10・・・・車両ボディ
14・・・・屋根開口部
20・・・・ルーフサイドレール
30c・・・センタピラー
40c・・・中央部ルーフリインフォース(ルーフリインフォース)
41・・・・ルーフ支持部(ルーフリインフォース)
43・・・・ルーフリインフォース本体部(ルーフリインフォース)
45・・・・マウンチンブラケット(ルーフリインフォース)
50・・・・第1の補強部材
52・・・・主補強壁部
54・・・・横断壁部
60・・・・第2の補強部材
63・・・・後端部
455,435・・縦壁部
F・・・・・衝突荷重(側面衝突荷重)

Claims (6)

  1. 車両の左右両側で車両前後方向に延びるルーフサイドレールと、車幅方向に延び、左右の前記ルーフサイドレール間に掛け渡されるルーフリインフォースと、左右の前記ルーフサイドレールの途中位置を支持する左右の支柱状のセンタピラーとを備える車両の中央部構造であって、
    前記ルーフサイドレールは筒状に形成されて、そのルーフサイドレールの内部には、前記ルーフリインフォースの延長線上の位置に第1の補強部材が収納されており、
    前記第1の補強部材は、前記ルーフサイドレールに沿って延びる主補強壁部と、前記ルーフサイドレール内を横断する横断壁部とを備えており、
    前記第1の補強部材の横断壁部は、前記センタピラーの上部を介して加わる側面衝突荷重を受けられる位置に配置されている車両の中央部構造。
  2. 請求項1に記載された車両の中央部構造であって、
    前記ルーフサイドレール間に掛け渡される前記ルーフリインフォースには、車幅方向に延びる複数本の縦壁部が形成されており、
    前記第1の補強部材の横断壁部は、前記ルーフリインフォースの縦壁部の延長線上の位置に配置されている車両の中央部構造。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の中央部構造であって、
    前記第1の補強部材の横断壁部は、前記主補強壁部の車両前後方向における両端部に設けられており、
    前記第1の補強部材の車両前後方向における長さ寸法が前記ルーフリインフォースの車両前後方向における幅寸法に等しく設定されている車両の中央部構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載された車両の中央部構造であって、
    前記第1の補強部材は、前記センタピラーの上部に連結されている車両の中央部構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両の中央部構造であって、
    左右の前記ルーフサイドレールとルーフリインフォースの前面とに囲まれた範囲には屋根開口部が形成されており、
    前記センタピラーの上部は前記ルーフリインフォースの車両前後方向における中央よりも前側位置で左右の前記ルーフサイドレールと連結されている車両の中央部構造。
  6. 請求項5に記載された車両の中央部構造であって、
    前記センタピラーの上部と前記ルーフサイドレールとが重なる位置には、前記ルーフサイドレールの内側にそのルーフサイドレールを補強する第2の補強部材が設けられており、
    前記第2の補強部材の後端部が前記第1の補強部材の前端部と共に前記センタピラーの上部に連結されている車両の中央部構造。
JP2016229827A 2016-11-28 2016-11-28 車両の中央部構造 Active JP6673163B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229827A JP6673163B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 車両の中央部構造
US15/806,637 US10442467B2 (en) 2016-11-28 2017-11-08 Central part structure for vehicle
EP17201631.3A EP3330163B1 (en) 2016-11-28 2017-11-14 Central part structure for vehicle
CN201711181128.2A CN108146512B (zh) 2016-11-28 2017-11-23 用于车辆的中央部结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016229827A JP6673163B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 車両の中央部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018086869A true JP2018086869A (ja) 2018-06-07
JP6673163B2 JP6673163B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=60331445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016229827A Active JP6673163B2 (ja) 2016-11-28 2016-11-28 車両の中央部構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10442467B2 (ja)
EP (1) EP3330163B1 (ja)
JP (1) JP6673163B2 (ja)
CN (1) CN108146512B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6673163B2 (ja) * 2016-11-28 2020-03-25 トヨタ自動車株式会社 車両の中央部構造
US10300957B2 (en) * 2017-10-09 2019-05-28 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Vehicles and vehicle roof structures including front header extensions
JP6834909B2 (ja) * 2017-10-26 2021-02-24 トヨタ自動車株式会社 車体上部構造
JP6954033B2 (ja) * 2017-11-15 2021-10-27 トヨタ自動車株式会社 車両のボディ骨格構造
JP2019127099A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 車両の上部車体構造
KR102644571B1 (ko) * 2019-05-13 2024-03-06 현대자동차주식회사 차체 보강 장치
FR3097518A1 (fr) * 2019-06-19 2020-12-25 Psa Automobiles Sa Structure de véhicule automobile avec pièce de renforcement entre la traverse de pavillon de toit et la poutre d’arc de pavillon
KR20210072521A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 현대자동차주식회사 차량의 사이드아웃터보강패널

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7407222B2 (en) 2006-02-27 2008-08-05 Nissan Technical Center North America, Inc. Vehicle body structure
JP2007313963A (ja) 2006-05-24 2007-12-06 Toyota Motor Corp ルーフサイド構造
JP5003424B2 (ja) * 2007-11-19 2012-08-15 トヨタ車体株式会社 自動車のルーフ構造
JP5548687B2 (ja) * 2009-08-26 2014-07-16 本田技研工業株式会社 自動車の上部車体構造
JP5238009B2 (ja) * 2010-11-19 2013-07-17 本田技研工業株式会社 車体上部構造
EP2669148B1 (en) 2011-01-26 2016-07-13 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Center pillar upper portion coupling structure
CN103998327B (zh) * 2011-12-28 2016-01-06 本田技研工业株式会社 车身侧部构造
JP6040630B2 (ja) * 2012-04-11 2016-12-07 マツダ株式会社 車両の側部車体構造
JP6007643B2 (ja) * 2012-07-30 2016-10-12 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
CN105377674B (zh) * 2013-05-17 2017-09-29 本田技研工业株式会社 车身上部结构
US10144455B2 (en) * 2013-06-14 2018-12-04 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body structure
DE102013107203A1 (de) * 2013-07-09 2015-01-15 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Dachschalen-Aufbau für ein Kraftfahrzeug
CN105745138B (zh) * 2013-11-19 2017-12-05 本田技研工业株式会社 车身上部构造
JP6079743B2 (ja) * 2014-10-15 2017-02-15 トヨタ自動車株式会社 車両上部構造
JP6187537B2 (ja) * 2015-05-15 2017-08-30 マツダ株式会社 車両の上部車体構造
JP6256429B2 (ja) * 2015-08-17 2018-01-10 マツダ株式会社 車両の車体構造
JP6673163B2 (ja) * 2016-11-28 2020-03-25 トヨタ自動車株式会社 車両の中央部構造

Also Published As

Publication number Publication date
US10442467B2 (en) 2019-10-15
US20180148102A1 (en) 2018-05-31
CN108146512B (zh) 2020-06-26
CN108146512A (zh) 2018-06-12
EP3330163A1 (en) 2018-06-06
EP3330163B1 (en) 2020-02-12
JP6673163B2 (ja) 2020-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018086869A (ja) 車両の中央部構造
CN101454194B (zh) 车身底部构造
JP4853080B2 (ja) 自動車の車体構造
JP5516361B2 (ja) 車両のサイドシル構造
US20170015360A1 (en) Vehicle skeleton structure
CN108394471B (zh) 车辆框架结构
JP2016002817A (ja) 車両用骨格構造
JP2008105561A (ja) 車両前部構造
CN210734286U (zh) 车辆侧部构造
JP2014043133A (ja) 車体前部構造
JP5630575B2 (ja) 車両用構造体
JP6694593B2 (ja) キャブの底面部構造
JP5686586B2 (ja) 自動車用車体骨格における補強構造
JP6057294B2 (ja) 自動車の車体構造
JP6569705B2 (ja) 車両用骨格構造
JP5858365B2 (ja) 自動車のフロア構造
JP6176227B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP7201145B2 (ja) 車両前部構造
JP6362009B2 (ja) 車体後部構造
US11167806B2 (en) Vehicle front structure
CN203753247U (zh) 一种车体结构
JP6166789B2 (ja) 車体後部構造
JP6136698B2 (ja) 車体の前部構造
JP5558309B2 (ja) 自動車のルーフサイドレイルとセンタピラーとの連結部構造
JP2009143476A (ja) 車体後部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20190110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151