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JP2018077928A - 2次元/多次元のイコライザー及びパーシャルレスポンスターゲットの結合的適応のための方法及び装置 - Google Patents

2次元/多次元のイコライザー及びパーシャルレスポンスターゲットの結合的適応のための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気記録、又は、光学的、物理的データ記録からの多次元リードバック信号を処理して、符号間干渉(ISI)及びノイズを許容範囲内に低減/コントロールする方法及び装置を提供する。【解決手段】この方法は、パーシャルレスポンス最大尤度(PRML)検出に基づいており、時間的に変化するチャネル状態に対処する。イコライザーとパーシャルレスポンス(PR)ターゲットの両方のフィルタ係数は、分離可能ターゲットと分離不可能ターゲットの両方のチャネル状態に対応するように結合的に適応され、これにより信号検出の複雑性を低減する。定式化された数学的方程式に従うイコライザーとPRターゲットの両方のフィルタ係数を更新するイコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンを組み込む。【選択図】図2

Description

本発明は、信号処理の分野に関わる。特に、本開示は、多次元の符号間干渉(IS)が観察される、TDMR、BPM,光学、ホログラフィックストレージ、3D−NANDフラッシュ等のような多次元ストレージ技術のための信号処理に関する。
背景の記載は、本発明を理解するのに有効な情報を含む。ここで提供される情報は、いずれも、先行技術であること、あるいは、本願においてクレームされる発明に係るものであることを認めるものではない。あるいは、具体的又は暗黙的に参照されるいずれの刊行物も、先行技術であることを認めるものではない。
デジタルデータ処理の進歩に歩調を合わせて、ハードディスクドライブ(HDD)のような磁気記録媒体も、それらのデータ記録容量の継続的な大容量化を維持するという発展をしている。特に、記録容量の増加要求が続いている中で、それらのサイズを縮小又は維持するために面密度を高くするという努力である。
磁気記録において高記録密度を可能とするために、熱補助磁気記録(HAMR)及びビットパターンメディア(BPM)のような記録技術に相当の努力が払われている。これらの技術は、従来の媒体への根本的な変更を求めるものであるから、同時に瓦記録(shingled writing)及び2次元リードバック(two-dimensional readback)を使用することにより、従来の媒体への10Tb/in2ウルトラ高記録密度の実現可能性が同時に研究されている。二次元磁気記録(TDMR)として知られている方式も、ウルトラ高記録密度のための刺激的な新たな選択肢である。しかしながら、TDMRチャネルは、二次元(2D)符号間干渉(ISI)とノイズ(雑音)という代償を伴っている。そのため、信号処理は、従来の一次元(1D)記録のそれと比較して、著しく困難になっている。
TDMRのために提案されている既知の技術においては、二次元リードバック信号は、リードバック磁気記録信号を特定の部分応答(パーシャルレスポンス、PR)に成形するイコライゼーションの処理を通り、続いて最大尤度(ML)検出が行われる。この技術は、1次元磁気記録においては広く使用されており、線形イコライゼーションは、汎用パーシャルレスポンス(GPR)ターゲットと呼ばれる制御されたISIを可能にする。
マッチャ(Matcha)とシュリニヴァサイン(Srinivasain)は、彼らの「2次元磁気記録のためのターゲットデザイン及び低複雑度信号検出 (“Target design and low complexity signal detection for two-dimensional magnetic recording”) 」(Published in IEEE Annual Summit and Conference of Asia-Pacific Signal and Information Processing Association (APSIPA), pp. 1-10, 2014) と題する論文において、モニックな制約かつ単位エネルギーの制約の下での、ホワイトガウシアンノイズの付加(AWGN)を伴う2次元ISIチャネルに関するMMSE基準を用いた、分離可能及び分離不可能2次元PRターゲット及びイコライザーを設計(構成)するための技術を提案している。
彼らの「TDMRのためのメディアモデルに関する汎用パーシャルレスポンスイコライゼーション及びデータ依存ノイズ予測信号検出 (“Generalized Partial Response Equalization and Data-Dependent Noise Predictive Signal Detection Over Media Models for TDMR”) 」 (Published in IEEE Trans. Magn., vol. 51, no.10, 2015)と題する論文において、彼らは、さらに、これらの技術をボロノイ(Voronoi)をベースにした粒状媒体モデル(granular media model)を用いるTDMRチャネルに拡張した。
Sナバビ(S. Navabi)とヴィジャーヤ・クマール(B. V. K. Vijaya Kumar)は、かれらの「ビットパターンメディアのための二次元汎用パーシャルレスポンスイコライザー(“Two-Dimensional Generalized Partial Response Equalizer for Bit-Patterned Media”)」 (Published inIEEE International Conference on Comm., 2007)と題する論文において、ビットパターンメディアストレージのために、PRターゲットとの結合的イコライゼーションの方法を記載している。
図1は、TDMRの場合の非適応部分応答最大尤度(PRML)検出の典型的なブロック図を表している。ここで、リードチャネルから受信した信号は、ML検出器を用いて信号が検出される前に、線形イコライザーを用いてイコライズされる。線形イコライザーは、ISIの範囲を縮小し、部分応答(パーシャルレスポンス、PR)と呼ばれる所望の全体応答を達成する。これは、パフォーマンスという点でいくらかの妥協をしながら、ML検出器の計算複雑度を低減する。
PR設計技術は、通常、単位エネルギーの制約及びモニックな制約のようなターゲット上の制約を伴う平均二重誤差の最小化(MMSE)の問題になる。
しかし、これらの技術は、動的条件の下でのSNRの時間変化特性に対処することができない。そのため、イコライゼーションプロセスは、非適応的であり、磁気記録チャネルの時間変化特性から生じる問題点に対処できるより良い解決策が求められている。したがって、読み出しチャネルがチャネル状態を把握している、すなわち、チャネルの時間変化特性を考慮し、ISIの低減/コントロール(制御)とともにSNR変動の影響の軽減に役立つことのできる、方法及び装置の技術的な必要性がある。
本明細書中で言及した全ての刊行物は、それぞれの独立した刊行物あるいは特許出願が具体的かつ個々に参照によって組み込まれるのと同じ程度に、参照によって本明細書に組み込まれるものとする。組み込まれた刊行物等における用語の定義あるいは使用形態が、本明細書中におけるその用語の定義等と矛盾していたり異なっている場合は、本明細書中における用語の定義等を適用し、刊行物等における用語の定義等は適用しない。
本願明細書中及び後述の特許請求の範囲においては、英語において「a」「an」あるいは「the」が付され単数形のように記載されたた語句が訳されたと考えられる記載の意味は、文脈上そうではない意味であることが明確でない限り、複数の意味をも含むものである。また、本願明細書中及び後述の特許請求の範囲においては、英語の「in」が訳されたと考えられる記載の意味は、文脈上そうではない意味であることが明確でない限り、英語の「in」が訳された場合の意味及び英語の「on」が訳された場合の意味の両方を含むものである。
本願明細書等中における数値範囲の記載は、単に、その範囲内に入る各分離した値を個別に参照する縮めた方法として役立つことが目的とされているに過ぎない。本願明細書等中にそうでないことが示されていない限り、各個別の値は、その詳細な説明の中に、それらが本願明細書等中に個々に記載されているのと同等に、取り込まれる。本願明細書等中に記載されている全ての方法は、本願明細書等中に、そうでないことが示されていない、あるいは、文脈によって相反することが明白でない限り、任意の適切な順番で実行され得る。本願明細書等中の実施形態に関して記載されている任意のあるいは全ての具体例の使用、あるいは、例示的な記載(例えば「のような」)は、ただ単に、発明の理解を一層容易にすることを目的としているに過ぎず、発明の範囲に限定をもたらすものではない。詳細な説明中の記載は、発明の実施に必要なクレームされていない要素を示すものとして理解されるべきではない。
本願明細書等中に開示されている発明の代替要素あるいは別の実施形態の集合は、限定されるものとして理解されてはならない。各集合の要素は、個々に、あるいは、集合内の他の要素や本実施形態等から見出される他の要素との組み合わせられて、参照され、またクレームされ得る。集合の1あるいはそれ以上の要素は、利便性及び/又は特許性の根拠・理由に含められることができ、また、根拠・理由から削除されることができる。そのような含めること又は削除することが生じたとき、本願明細書等中の詳細な説明は、そのように修正された集合であって、添付の特許請求の範囲において記載された全てのマーカッシュ形式で記載されたグループの記載を満たす集合を含むものとみなされる。
本発明の基本的な目的は、既存の磁気記録媒体に対して、1Tb/in2より高いビット密度での記録を達成することが可能な方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、TDMR、フラッシュドライブ、ホログラフィックストレージ等のような多次元記録装置のための方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、多次元記録に係る符号間干渉(ISI)及びノイズが許容できるレベルである、高記録密度な多次元記録のための方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、最適な多次元GPRターゲット及びイコライザー設計によりビット密度を増大させた方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、チャネル状態を認識する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、チャネルの時間変化特性を考慮し、それによりISIの低減及びコントロールとともにSNR変化の影響の軽減に寄与する方法及び装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、著しいスループットの増大をもたらす分離可能ターゲットにより、低複雑度検出、復調を可能とする方法及び装置を提供することにある。
本発明の特徴は、記録装置及び通信チャネルに関し、特に、符号間干渉(ISI)及びノイズを許容できる範囲内にコントロールするための多次元信号の処理に関する。
1つの観点において、本発明の方法は、パーシャルレスポンス(部分応答)最大尤度(PRML)検出に基づく。一具体例においては、信号検出の前に、リードバック信号が線形イコライザーを用いたイコライゼーションの処理を通る。イコライゼーションは、磨耗や割れ、温度変動及びその他の同様の要因のような種々の時間変動要因からなるチャネル状態に対処する。また、一具体例においては、イコライザーとパーシャルレスポンス(PR)ターゲットの両方のフィルタ係数は、チャネル状態に対応するために、結合的に適応されることができる。これは、ISIの低減/コントロールと併せてSNR変化の影響の軽減に寄与する。
また、1つの観点において、本発明の方法は、信号検出の複雑さを低減する、分離可能ターゲット及び分離不可能ターゲットの両方のための適応的なイコライゼーションを行う(イコライジングする)。これは、同じサイズの分離不可能ターゲットと比較して、信号検出の複雑さを低減することに特に有益である。またこれは、より小さいサイズの分離不可能PRターゲットと検出の複雑さが同じであるより大きな分離可能PRターゲットを用いる場合のパフォーマンス向上(性能向上)にも有益である。
また、1つの観点において、本発明の方法は、六角形及びその他のサンプリング形状のような、任意の形状及びサイズのPRターゲット及びイコライザーのために使用されることができる。その方法は、N個の分離可能一次元(1D)コンポーネントを用いる2N辺の多角形形状の分離可能二次元(2D)PRターゲットを設計するためにも使用され得る。同様に、N個の分離可能一次元(1D)を使用する2N面の多次元分離可能PRターゲットが設計され得る。Nより小さい一次元ではない(non-1D)コンポーネントを用いる分離可能ターゲットも設計され得る。
また、1つの観点において、本発明は、ハードウェアの制約の下で変動するチャネル状態に適応するイコライザー及びPRターゲットの両方を同時連係的に(結合的に、一緒に同時に、jointly)設計する方法を提供する。本発明は、同時連係的に設計されたイコライザー及びPRターゲットを実装するための数学上の方程式を策定する。一具体例においては、分離可能及び分離不可能多次元PRターゲット及びイコライザーの同時連係的な設計は、モニックな制約かつ単位エネルギーの制約の下でMMSE基準を用いて行われる。
また、1つの観点において、本発明は、ターゲット及びイコライザーに適合するためのハードウェアが組み込まれた装置を提供する。このハードウェアは、策定された数学上の方程式に従って、イコライザー及びPRターゲットの両方のフィルタ係数を更新する、イコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンである。
本発明の主題の種々の目的、特徴、観点及び長所は、好適な実施形態に係る下の詳細な記述から、また、併せて添付の図面から、一層明確になる。なお、添付の図面において、同じ参照符号は、同等の構成を表している。
図1は、広く使用されているTDMRにおける部分応答最大尤度(PRML)検出のための非適応技術を表すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る変動するチャネル状態の下でイコライゼーションを実行することのできる同時連係的な適応エンジンを表わす例示的なブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る例示的な2D六角形分離可能PRターゲットを表す図である。 図4は、係数の分離可能性を表す例示的な5×5フィルタを表す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るイコライザー及びPRターゲットと連動する適応エンジンのトップレベルアークテクチャを示す例示的なブロック図である。 図6は、本発明の実施形態に係るイコライザー及びPRターゲットと連動する適応エンジンのパイプライン化ヴァージョンの例示的な詳細な図である。 図7(A)及び図7(B)は、本発明の実施形態に係る係数における極性対称性を表す例示的な5×5フィルタを表す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る、数値を表すために使用される例示的なQ2.13フォーマットを表す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る、オーバーフローを防ぐ追加ロジックを伴う固定小数点加算器の例示的なブロック図である。 図10は、本発明の実施形態に係る、オーバーフローを防ぐ追加ロジックを伴う固定小数点乗算器の例示的なブロック図である。 図11は、本発明の実施形態に係る、64×64ページのサンプルにおける適応誤差の例示的なグラフである。 図12は、本発明の実施形態に係る、64×64ページのサンプルにおける適応二乗誤差の例示的なグラフである。 図13は、本発明の実施形態に係る、64×64ページのサンプルにおける適応誤差(μ≒0.001)の例示的なグラフである。 図14は、本発明の実施形態に係る、64×64ページのサンプルにおける適応誤差(μ≒0.01)の例示的なグラフである。 図15は、本発明の実施形態に係る、64×64ページのサンプルにおける適応誤差(μ≒0.1)の例示的なグラフである。 図16は、本発明の実施形態に係る、初期係数はSNR=20dBに対応するが実際はSNR=10dBのときの、例示的な誤差のグラフである。 図17(A)及び図17(B)は、本発明の実施形態に係る、64×64サンプルのシミュレーションの最後における、イコライザー及びPRターゲットの各々のためのフィルタ係数の値を表す例示的な5×5フィルタを表す図である。 図18(A)及び図18(B)は、本発明の実施形態に係る、MATLABを用いて見つけられた、イコライザー及びPRターゲットの各々のための最適フィルタ係数の理論値を表す例示的な5×5フィルタを表す図である。
以下は、添付図面に表された本発明に係る開示の実施形態の詳細な説明である。これらの実施形態は、本発明を明確に表すために詳細なものとなっている。しかしながら、提供されている詳細さは、実施形態の好ましい変形を制限することを目的とするものではない。反対に、その目的は、添付の特許請求の範囲により定義されている本発明の範囲及び思想の範囲内に含まれる全ての変形物、均等物及び代替物を包含することである。
添付の特許請求の範囲の請求項の各々は、個別の発明を定義しているが、それらは、抵触・侵害を検討するためには、請求項において特定されている種々の要素又は限定と均等なものを含むように理解されなければならない。文脈に依存して、「本発明」に続いて参照される事項の全ては、いくつかのケースでは、ある特定の実施形態のみを参照している可能性がある。他のケースでは、「本発明」に対して付随的に参照される事項は、請求項の全てである必要はないが1つあるいは複数に記載されている主題を指し示していると理解されるべきものである。
本願明細書等において使用されている種々の専門用語を以下に示す。請求項において使用される用語の範囲は、以下では定義しない。請求項において使用される用語には、出願時における刊行物及び発行特許に基づいてその技術分野の当業者がその用語に与える最も広い定義が与えられるべきである。
本発明は、コントロールされた符号間干渉(ISI)及び許容限度内のノイズを達成する、多次元の通信及び記録信号を処理する方法及び装置に関する。例えば、これは、従来の磁気記録媒体に、1Tb/in2 よりも高い記録密度を可能にする。
1つの態様において、本発明の方法は、パーシャルレスポンス(部分応答)最大尤度(PRML)検出に基づく。いくつかのパーシャルレスポンス(PR)ターゲット設計技術は、1次元(1D)磁気記録チャネルのためには使用可能である。多次元ISIチャネルのためには、多次元検出アルゴリズムの演算の非常に大きな複雑性のため、PRイコライゼーションに対するより大きな必要性がある。1次元(1D)PR設計技術は、通常は、平均二乗誤差の最小化に対する取り組みとなる。本願明細書等において説明する実施形態において、これらの技術は、加法性ホワイトガウスノイズを伴う二次元(2D)ISIチャネルのために、モニックな(最高次の係数が1であることの)制約及びMMSE基準を用いる単位エネルギーの制約の下で、分離可能及び分離不可能二次元(2D)PRターゲット及びイコライザーを設計することに拡張される。本発明の実施形態においては二次元ISIチャネルに関して記載をしているが、これらは多次元ISIチャネルにも同様に拡張することができる点において非常に有効であるとともに評価されるべきものであり、このような多次元ISIチャネルへの適用も同様に本発明の範囲内である。
しかしながら、これらの技術は、チャネル状態を認識していない。磁気的及び光学的記録チャネルは、磨耗や割れ、温度変動及びその他の要因に起因してゆっくりと時間変動する媒体として特徴付けられている。本発明は、信号検出に影響を受けないようにチャネル状態の変動に適応する線形イコライザーを具備することにより、これに対するソリューションを提供する。本発明に係る方法は、予め定義したターゲットレスポンスに対するISIの範囲を、検出器によって観察されるように縮小することにより、さらに有効になる。
一実施形態において、イコライザー及びパーシャルレスポンス(PR)ターゲットの両方のフィルタ係数は、チャネル状態に対応するために同時連係的に適応させることができる。これは、ISIの低減/コントロールに伴うSNR変動の影響を緩和するために有効である。
記録チャネルは極めて非線形であり、したがって記録媒体に書き込まれたデータはチャネルの影響を受けているのでチャネルの影響を元に戻すためにイコライズされなければならないことが理解されるであろう。この目的のために必要とされる大きなフィルタ長のために、チャネルの完全に逆である理想的なイコライザーを具備することは事実上不可能である。しかしながら、チャネル及び等化器の直列接続(カスケード)は、パーシャルレスポンスターゲットに近似することができる。チャネル及びイコライザーを通るデータは、等価な信号経路内のパーシャルレスポンスターゲットを通過してフィルタリングされていると見ることができる。
パーシャルレスポンスターゲットを有することにより、導入される可能性のある符号間干渉(ISI)の量が制御されることを可能にする。ほとんどすべての信号検出器は、信号検出を実行するために、すでに利用可能なパーシャルレスポンスターゲットのある形式を想定している。本発明は、動的チャネル状態に従って設定される、多次元のイコライザー及びパーシャルレスポンスターゲットの係数を変更することを可能にし、SNR性能を高める。
本発明の一つの態様では、バッチモードにおいて、すなわち、ICフラグの品質モニタリングコンポーネント(クオリティ監視要素)が媒体のSNR変化又はデバイスの経年変化・寿命に起因するエラーの数の増加を示すときに、適応を行う、すなわち適応させることができる。
一態様において、本発明は、コンピュータに実装される、符号間干渉(ISI)及びノイズを低減するための多次元リードバック信号を処理する方法に関し、前記方法は、変化するチャネル状態に適応する線形イコライザーを使用しリードバック信号をイコライゼーションを実行するステップと、パーシャルレスポンス最大尤度(PRML)及びイコライザー出力に基づいて、信号検出のためのパーシャルレスポンス(PR)ターゲットを設計するステップとを有し、イコライザーとPRターゲットとは、同時連係的に適応される。
一態様において、イコライゼーションを実行するステップは、摩耗や割れ、媒体及び温度変動のいずれか又はそれらの組み合わせから選択される1つ又は複数の時間変動要因を考慮したチャネル状態の処理を可能にする。別の態様においては、線形イコライザーとPRターゲットとのための1つ又は複数のフィルタ係数が同時連係的に適応され、チャネル状態に対応し、ISIの低減/コントロールとともにSNR変動の影響を緩和するために有効とされる。さらに別の態様では、イコライザー−の出力はターゲットレスポンスと比較され、1つ又は複数のフィルタ係数を更新するために使用される誤差が得られる。
一態様において、イコライザーは、分離可能イコライザー及び分離不可能イコライザーのいずれかである。別の態様においては、PRターゲットは、分離可能PRターゲット又は分離不可能PRターゲットのいずれかである。さらに別の態様では、イコライザーは、分離可能PRターゲット及び分離不可能PRターゲットの両方に対してイコライゼーションを実行する。
本発明は、さらに、適応エンジンを含む装置に関し、そのエンジンは、イコライザー及びPRターゲットトに連動して、イコライザー及びPRターゲットの両方のフィルタ係数を更新し、符号間干渉(ISI)及びノイズを低減するための多次元リードバック信号の処理を可能にするように構成されている。一態様において、イコライザーは、変動するチャネル状態の下でイコライゼーションを実行する。
一態様においては、その装置は、ディスクの複数のトラックに書き込まれたデータをデコードするように構成されたプロセッサを有するディスクドライブであってもよい。プロセッサは、メモリと結合され、上述の特徴/機能を実行するよう構成される。一態様においては、適応エンジンを最適化するために、PRターゲットの極性対称性を用いることができる。他の態様においては、PRターゲットは、一次元(1D)分離可能コンポーネントを使用してPRターゲットが2N辺(side)の多角形に拡張されたような二次元(2D)分離可能PRターゲットであってもよく、あるいは、PRターゲットは、一次元(1D)分離可能コンポーネントを使用してPRターゲットが2N面(face)に拡張されたような多次元分離可能PRターゲットであってもよい。他の態様では、二次元(2D)及び多次元の分離可能PRターゲットの実現は、N個より少ない一次元でない(非1D)コンポーネントを使用して行われる。
図2は、本発明の実施形態に係る返送するチャネル状態の下でイコライゼーションを実行することのできる同時連係的適応エンジンの例示的なブロック図200を示す。ブロック図200に示すように、提案されたTDMRチャネルのパーシャルレスポンスイコライゼーション構成(スキーム)では、AWGN二次元(2D)チャネルの応答であるリードバック信号は、イコライザーを通過する。ターゲットレスポンスは、イコライザー出力と比較されて誤差ei,j が得られる。これは、その後、フィルタ係数に対するLMS更新のために使用される。
一態様では、本発明の方法は、分離可能ターゲット及び分離不可能ターゲットの両方のための適応イコライゼーションを行い、信号検出の複雑さを低減する。これは、厳格に制限されている2DPRターゲットサイズにおいて、同じサイズの分離不可能ターゲットと比較される信号検出の複雑さの低減において特に有効である。それはまた、より小さい分離不可能PRターゲットと同じ検出の複雑さのより大きな分離可能PRターゲットを使用するときの性能の改善に有効である。
一態様では、本発明の方法は、六角形及び他のサンプリング形状のような任意の形状及びサイズのPRターゲット及びイコライザーに使用することができる。図3は、例示的な2D六角形分離可能PRターゲットを示す。シェード(影、塗りつぶし)A,B及びCのセルは分離可能コンポーネントを示す。ホワイトセルのためのPRターゲットタップ及びシェードDのセルは、これらのコンポーネントを使用して導出することができる。この方法はまた、N個の分離可能1Dコンポーネントを使用する2N多角形形状の分離可能2DPRターゲットを設計するためにも使用されることができる。同様に、N個の分離可能1Dコンポーネントを使用して、2N面の多次元分離可能PRターゲットを設計することができる。分離可能ターゲットは、Nより小さい一次元ではないコンポーネントを使用して設計することができる。
一態様においては、本発明は、ハードウェアの制約の下で変動するチャネル状態に適応するイコライザーとPRターゲットとを同時連係的に設計する方法を提供し、同時連係的に設計されたイコライザー及びPRターゲットを実装するための数学上の方程式を策定する。一実施形態においては、分離可能及び分離不可能2DPRターゲット及びイコライザーの同時連係的設計は、モニックな制約かつ単位エネルギーの制約の下でMMSE基準を用いて行われる。
一態様においては、本発明は、ターゲット及びイコライザーに適合するハードウェアが組み込まれた装置を提供する。このハードウェアは、策定された数学上の方程式を受けてイコライザー及びPRターゲットの両方のフィルタ係数を更新するイコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンである。
ターゲット設計技術を記載する前に、本発明者らによって使用された2D信号に適用可能なベクトル表記が、「TDMRのためのメディアモデル上の、一般化パーシャルレスポンスイコライゼーション及びデータ依存ノイズ予測信号検出(“Generalized Partial Response Equalization and Data-Dependent Noise Predictive Signal Detection Over Media Models for TDMR”)」(Published in IEEE Trans. Magn., vol. 51, no.10, 2015)と題する論文において紹介されている。離散時間における二次元(2D)ISI及びフィルタリング演算は、2つのインデックスにわたる総和を含み、方程式を書く際にしばしば面倒である。方程式内でこれらの演算を繰り返し記述するのも面倒である。さらに、互い違いのサンプリングを伴うBPMで使用される六角形マスクのような異なる形状のISIスパンのためには、異なる表現が要求される。2次元ISI及びフィルタリング操作を簡略化及び一般化するために、さらに以下で説明するベクトル表記法を導入し、入力記号とそれに続くISI係数を定義する。
ノイズの無いときの出力例は、(1)のような2次元畳み込み演算により与えられる。
Figure 2018077928
この二次元畳み込み演算は、(2)のように書くことができる。
Figure 2018077928
上のようなfを、ISIマスクと呼ぶ。この二次元(2D)ISIマスクは、その要素がfである2次元マトリクスFを用いて表すことができる。ここでは、二次元マトリクスを、そのマトリクスの要素をラスタースキャンの順序に並べることにより列(column)ベクトルに変換するために、演算子「vec()」を使用する。さらに、(i, j) を、位置(i,j)に対する符号/値ai,j を同様に並べることによって得られる列ベクトル(columnベクトル)と定義する。
これにより、例えば(3)のように表すことができ、したがって(4)のように記載することができる。
Figure 2018077928
Figure 2018077928
ベクトル表記を用いることにより、二次元ISIは、(5)ように記載することができる。
Figure 2018077928
また、本願明細書等の中では、下の表記が使用される。
(6)は、媒体上に書き込まれる入力シンボル(符号)/ビットの平面を表す。
Figure 2018077928
(7)は、媒体から読み取られた離散時間サンプルの平面を表す。
Figure 2018077928
(8)は、イコライザーの係数の集合であり、(9)のように表すこともできるものとする。
Figure 2018077928
Figure 2018077928
このようなベクトル表記方法を使用すると、イコライザーの出力におけるサンプルは、(10)のように表すことができる。
Figure 2018077928
(11)は、PRターゲットの係数の集合であり、(12)のように表すこともできるものとする。
Figure 2018077928
Figure 2018077928
このようなベクトル表記方法を使用すると、ML検出器の入力におけるサンプルは、次の(13)のように表すことができる。
Figure 2018077928
したがって、誤差(エラー)は次の(14)のように表すことができる。
Figure 2018077928
ここで、瞬間二乗誤差(SE)は次の(15)のように書くことができる。
Figure 2018077928
ここで、この二乗誤差の傾きが見いだされ、これはその後、イコライザー及びPRターゲットのフィルタ係数はもちろん、イコライザーのフィルタ係数の更新のために使用される。ここでは、最小平均二乗(LMS)の更新を提供するために、分離可能ターゲット及び分離不可能ターゲットの両方のケースが検討される。
分離不可能ターゲット:
傾きは、下の(16)のように計算される。
Figure 2018077928
1)モニックな制約
調整のされていないチャネルノイズサンプルが強く相関するジッタが支配的なチャネルの場合には、イコライザーターゲットレスポンスに対するモニックな制約が、既に知られているように、イコライザー出力においてノイズサンプルを白色化する傾向がある。フィルタの中心タップ(g0,0 =1)を単一なものにするモニックな制約のもとで、下の(17)を得ることができる。
Figure 2018077928
したがって、フィルタ係数の更新式は、(18)のようになる。
Figure 2018077928
2)単位エネルギーの制約
単位エネルギーの制約の下で、下の(19)を見出すことができる。
Figure 2018077928
したがって、フィルタ係数の更新式は、(20)のようになる。
Figure 2018077928
分離可能ターゲット:
2つのベクトルを用いて、すなわち(21)に示すようなベクトルにより、PRターゲットを定義する。
Figure 2018077928
図4に、M=2、N=2の5×5PRターゲット(分離可能)を示す。中央の列と中央の行は独立した係数である。 残りの係数は、gi,j =gi,0 0,j /g0,0 として導出される。また、g0,0 は、単位エネルギー又はモニックな制約に基づいて導出されるセンタータップ係数である。
したがって、Gは、次の(22)のように表すことができる。なお、(22)において、課された制約に依存するg0,0 は排除している。
Figure 2018077928
二乗誤差(SE)は、次の(23)のように表される。
Figure 2018077928
傾きは、下の(24)のように計算される。
Figure 2018077928
1)モニックな制約
フィルタの中心タップ(g0,0 =1)は強制的に単一のものとされるモニックな制約のもとで、下の(25)を得ることができる。
Figure 2018077928
したがって、フィルタ係数の更新式は、(26)のようになる。
Figure 2018077928
2)単位エネルギーの制約
単位エネルギーの制約の下で、二乗誤差(SE)は、次の(27)のように表すことができる。なお、(27)においては、(28)の定義を用い、さらに(29)においては、(29)の定義を用いる。
Figure 2018077928
Figure 2018077928
Figure 2018077928
したがって、下の(30)を得る。
Figure 2018077928
したがって、フィルタ係数の更新式は、(31)のようになる。
Figure 2018077928
この場合、係数g0,0 ,gr 、gc は、下の(32)のように更新される。
Figure 2018077928
このようにして、LMS更新方程式は、イコライザーとPRターゲットとの同時連係的な適応のために定式化されている。一実施形態において、イコライザーとPRターゲットとの同時連係的な適応のために定式化された方程式は、定式化された数学上の方程式に追従してイコライザー及びPRターゲットの両方のフィルタ係数を更新するイコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンであるハードウェアを使用して実装され得る。
いる。
図5は、本発明の実施形態に係る、イコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンのトップレベルのアーキテクチャを表す例示的なブロック図500を示す。ブロック図500において、yは、イコライザーフィルタ係数hと畳み込まれたチャネル出力である。同様に、aは、PRターゲット係数gと畳み込まれる。そして、エラー(err)が計算される。 次に、イコライザーとPRターゲットの両方のフィルタ係数が、上で定式化された方程式に従って更新される。
図6は、本発明の実施形態に係る、イコライザー及びPRターゲットに連動する適応エンジンのパイプライン化バージョンの例示的な詳細図600を示す。イコライザーブロックでは、要素ごとの乗算が第1段階で行われ、次いで、積が2つの段階において加算される。a∈{−1,1}なので、乗算を、入力が1のときはgn を出力し、入力が−1のときはgn の補数を出力するバッファ/補数器ユニット(±)に置換することにより、領域を節約する。ブロック図600において太字の信号線は、関連するベクトルの要素のグループを表す。例えば、hは、イコライザー応答の全ての係数を表す。hの全ての要素は、同様のハードウェアブロックを使用して更新される。また、g_init 及び h_init は、load_init信号を使用してコントローラからレジスタに読み込まれる初期フィルタ係数である。
例示的な実施形態において、イコライザーフィルタ及びパーシャルレスポンス(PR)ターゲットを備えた適応エンジンの本発明に係るトップレベルのアーキテクチャは、図4に示されており、そのアーキテクチャのパイプライン化バージョンは、図6に示されている。これは、モニックな制約の下で分離不可能ターゲットに対してVHDLで実装されている。RTL設計は、ザイリンクス VC707 評価プラットフォームにおいて、Virtex-7 FPGA に対して合成されテストされている。様々な機能ユニットの実装の詳細を以下に示す。
フィルタ出力の計算
図6に示すアーキテクチャの紹介した実装では、イコライザーは、5×5フィルタとして実装され、PRターゲットは、3×3フィルタとして実装されている。図6において、y0 〜y24 は、AWGNチャネルの出力であるイコライザー入力を表している。イコライザーのフィルタ係数は、h0 〜h24 と記載されている。同様に、PRターゲットのフィルタ係数は、3×3フィルタが実装されているため、g0 〜g8 と記載されている。PRターゲットへの入力は、a0 〜a8 と表されている。図6に表されているアーキテクチャにおいては、イコライザー及びPRターゲットは、乗算器と加算器の組み合わせとして実現されている。図示のように、下の(34)に示す符号は、イコライザー及びPRターゲットによってそれぞれ生成された出力信号を表す。(34)の符号で示される信号から誤差信号を生成するために、減算器が使用される。
Figure 2018077928
フィルタ係数の更新
実装にあたっては、イコライザー係数及びPRターゲット係数のための下の(34)に示す更新式が使用される。
Figure 2018077928
図5に表されたアーキテクチャは、フィルタ係数を更新するために使用されており、これは導出された方程式と一致する。2μei,j の共通因数は別々に計算される。この共通項目とは別に、イコライザーの各係数の更新には、1つのDフリップフロップと、1つの減算器と、1つの乗算器が関係する(使用される)。 同様に、PRターゲットの各係数の更新には、1つのDフリップフロップと、1つの加算器と、1つの乗算器が関係する(使用される)。
フィルタ係数における極性対称性
図7(A)及び図7(B)は、本発明の実施形態に従った係数における極性対称性を示す例示的な5×5フィルタ(それぞれ対称及び非対称)を示す。同じグレーシェードを有する要素は、同じ値を有する。フィルタ係数のこの極性対称性は、チップ占有面積を低減するために利用される。図7(A)から解るように、同一のトラック間及びトラック内の間隔を有する対称チャネルの場合には、合計25個の係数のうち6個の値のみを更新する必要がある。同様に、対称3×3フィルタの場合、合計9個の係数の代わりに3個の係数のみを更新する必要がある。非対称チャネルの場合には、図7(B)にハッチングされたボックスで示すように、より多くのレジスタを更新する必要がある。
浮動小数点アーキテクチャと比較した固定小数点アーキテクチャ
固定小数点演算は、通常、浮動小数点演算よりも簡単である。また、固定小数点演算は、浮動小数点演算に比べて、必要とされる実装面積が小さいです。また、回路が単純であるため、固定小数点演算は消費電力がより少なくなります。したがって、たとえ精度が低くなりダイナミックレンジが低くなるとしても、固定小数点演算が選択されている。しかし、より高い精度のために、面積と電力を犠牲にして、浮動小数点演算ユニットを使用して同じ設計を実現することができる。
Q2.13フォーマット
図8は、本発明の実施形態に係る数値を表すために使用される例示的なQ2.13フォーマット800を示す。ここに示されたQ2.13フォーマットは、開示された設計における数値の表現のためのMATLABシミュレーションに基づいて選択されている。このフォーマットは、図8に示すように、符号用に1ビット、大きさ用に2ビット、分数部(functional part)用に13ビットを使用する。開示されたフォーマットは1/213=1/8192(≒0.000122)の精度を与える。
固定小数点計算ユニット
一実施形態において、本発明は、Q2.13フォーマットの入力を受け取り、同じフォーマットの出力を生成する開示されたアーキテクチャを実装するための、固定小数点加算器と乗算器を提供する。
図9は、(符号−大きさ表現において)オーバーフローを防ぐ追加ロジックを伴う固定小数点加算器の例示的なブロック図900を表し、“+”及び“−”とラベル付けされたブロックは各々符号なし加算及び減算を表し、a及びbは加算器への入力であり、sumは加算器の出力である。
図10は、(符号−大きさ表現において)オーバーフローを防ぐ追加ロジックを伴う固定小数点乗算器の例示的なブロック図1000を表す。ここで、a及びbは乗算器への入力(Q2.13フォーマット)であり、prodは乗算器の出力(Q2.13フォーマット)である。“X”とラベル付けされたブロックは、符号なし乗算を表す。
加算器と乗算器の両方のユニットでは、オーバーフローの場合に結果を“クリップ”する追加のハードウェアが使用されている。追加の計算遅延を避けるために、さらにいくつかのビットを割り当てる必要がある。例えば、[log2 25]又は5つの追加ビットが、イコライザーフィルタの出力でのオーバーフローを避けるために必要である。
非ゼロ復帰(NRZ)シーケンスの場合、入力ai,j ∈{−1,1}である。したがって、PRターゲット応答では、乗算は、入力が1であればgn を出力し、入力が−1であればgn の補数を出力するバッファ/補数ユニット(図4においては“±”とラベル付けされている)に置き換えられる(n=0,1、…、8)。
符号−大きさvs2の補数
図9に表されている加算器及び乗算器のユニットは、Q2.13フォーマットの符号−大きさ表現に従う。この表現では、加算器ユニットは、2の補数表現に従ったその対応ユニットと比較してかなり複雑である。しかし、2の補数表現では、乗算器ユニットは、符号の大きさ表現に従った乗算器ユニットと比較して、より広い領域を占める。
コントロール及びタイミングユニット
開示されたLMSエンジンの動作を順次実行するために、制御及びタイミングブロックが必要である。 このユニットは、フィルタ係数の初期値を読み込み、チャネル状態によりLMSエンジンを起動及び停止するために必要である。このユニットは、リードヘッドコントローラの内部に配置されるのが好ましいであろう。図6において、g_init 及び h_init は、フィルタ係数の初期値を表し、コントローラは、load_init信号を使用して、フィルタ係数の初期値を設定する。
リソース使用
下の表1は、Virtex-7 FPGA VC-707評価プラットフォーム(ザイリンクス)における非パイプライン化アーキテクチャのリソース使用を示す(符号−大きさ表現)。
Figure 2018077928
予想されたように、フィルタ係数において極性対称性が利用される場合、リソース要求の大幅な減少が観察される。極性対称性を利用することにより、実装に必要な、レジスタ数を約73.5%削減し、LUT数を約33%削減し、スライス数を約29.8%削減し、DSPユニット数を約50%削減することができる。
シミュレーション結果
設計は、Virtex-7 FPGAに対してシミュレートされた。ランダム入力は、MATLABにおいて“rand”関数を使用して生成され、チャネルの応答(AWGNを使用した二次元(2D)ISIチャネルとしてモデル化)が計算された。これをイコライザーの入力として使用した。シミュレーションは、SNR=10dBのAWGNを伴うPW50x =ビット幅及びPW50y =ビット高さに対して行われた。ここで、PW50はピーク振幅の半分のパルスの幅を示し、添字x及びyは二次元を示す。図11は、64×64入力サンプルのページに対するエラー信号(誤差信号)のプロットを表す。図12は、同じシミュレーションにおける二乗誤差のプロットを表す。
フィルタ係数の最終値
64×64サンプルのシミュレーション終了時のフィルタ係数の値は、 図17(A)及び図17(B)に示されるように、イコライザー及びPRターゲットのそれぞれのためのものである。これらの値は、MATLABでシミュレーションを実行することによって見い出され、図18(A)及び図18(B)示される理論値に非常に近い。
収束時間vs学習パラメータ(μ)の値
図13,14及び15は、μ≒0.001,0.01及び0.1の各々に対する64×64サンプルの誤差の例示的なプロット1300,1400及び1500を表す。ここで、収束時間は、システムが二乗誤差<0.001の点に達するのに必要な時間として定義される。全ての場合において、フィルタ係数の初期値は約0.05であった。下の表2から分かるように、μの選択は収束時間に重要な影響を及ぼす。したがって、学習パラメータの値は、非常に注意して選択する必要がある。
Figure 2018077928
収束時間vs初期フィルタ係数
収束時間がフィルタ係数の初期値によってどのように影響されるかを観察するために、学習パラメータ(μ)を0.002(Q2.13フォーマットでは“0010”)に固定したまま、さまざまなシミュレーションを実行した。下の表3は、全てのフィルタ係数が0.001,0.01、0.05及び0.1(Q2.13フォーマットの近似値)に初期設定されている場合の収束時間を示す。もちろん、g0,0 はモニックな制約を守って統一されていた。この場合もやはり、収束時間(サイクル)は、システムが二乗誤差<0.001の点に達するのに要する時間である。
Figure 2018077928
変化するSNRに伴う適応性
ループの適応性を調べるために、フィルタ係数は、SNR=20dBに対応する値に設定された。 次に、入力サンプルをSNR=10dBで入力した。図16は、その誤差プロットを表すす。システムは、二乗誤差が0.001未満の点に達するまでに、わずか2サイクル(μ≒0.002)しかかからなかった。 明らかに、ループはSNR条件の変化に非常に迅速に適応した。
速度
Virtex-7 VC707 評価プラットフォームに対する静的タイミング解析は、図5に示す適応エンジンが44Mhzのクロックで動作可能であることを表す。ここで、伝搬遅延の主な原因は、イコライザーブロック中に存在する加算器の構造に起因する。図6に示すようなパイプライン化した設計により、回路を、2の補数表現に対して218MHzのクロックで動作させることが可能である。パイプライン化アーキテクチャでは、乗算器ユニットが、動作周波数を決定するための制限要因である。符号−大きさ表示では、乗算器ユニットはあまり複雑ではなく、上述のFPGAに対する静的タイミング解析では、最大到達周波数230MHzを示す。
本発明の様々な実施形態を前述したが、本発明の他の及び更なる実施形態を、その基本的な範囲から逸脱することなく見い出すことができる。本発明の範囲は、下の特許請求の範囲によって決定される。本発明は、当業者に利用可能な情報及び知識と組み合わせた場合に、当業者が本発明を製作及び使用できるようにするために含まれる上述した実施形態、バージョン又は具体例に限定されない。
発明の利点
本発明は、従来の磁気記録媒体上に、光記録及び関連する物理的データ記録技術と同様に、1Tb/in2 よりも高いビット密度を達成することを可能にする方法及び装置を提供する。
本発明は、1Dデータ記録技術の自然な拡張である、2次元/3次元磁気記録、ホログラフィック記録、3Dフラッシュメモリ等のための方法及び装置を提供する。
本発明は、許容レベルの符号間干渉(ISI)及びノイズを有する、より高い記録密度を有するTDMRのような多次元磁気記録のための方法及び装置を提供する。
本発明は、最適なGPRターゲット設計を適応的に選択するほぼ最適な2D/多次元信号検出によってビット密度を増加させる方法及び装置を提供する。
本発明は、チャネル状態を認識する方法及び装置を提供する。
本発明は、チャネルの時間変化する性質を考慮に入れて、ISIの低減/コントロールと併せてSNR変動の影響を緩和するのに有効な方法及び装置を提供する。
本発明は、分離可能ターゲットによる低い複雑度での検出を可能にし、結果として大幅なスループットの向上をもたらす方法及び装置を提供する。

Claims (14)

  1. 符号間干渉(ISI)及びノイズを低減するために多次元リードバック信号を処理する方法であって、
    変動するチャネル状態に適応する線形イコライザーを使用して前記リードバック信号をイコライジングするステップ、及び、
    パーシャルレスポンス最大尤度(PRML)と前記イコライザーの出力とに基づいて、信号検出のためのパーシャルレスポンス(PR)ターゲットを設計するステップを含み、
    前記イコライザーと前記PRターゲットとが結合的に適応されることを特徴とする方法。
  2. 前記イコライジングするステップは、摩耗や割れ、媒体及び温度変動のいずれか又はそれらの組み合わせから選択される1つ又は複数の時間変動要因の原因となるチャネル状態の処理を可能にすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記線形イコライザー及び前記PRターゲットに対する1つ又は複数のフィルタ係数は、チャネル状態に対応し、ISIの低減/コントロールと併せてSNR変動の影響を緩和するのに有効となるように、結合的に適応されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記イコライザーの出力は、ターゲットレスポンスと比較され、前記1つ又は複数のフィルタ係数を更新するために使用される誤差が得られることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記イコライザーは、分離可能イコライザー又は分離不可能イコライザーのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記PRターゲットは、分離可能PRターゲット又は分離不可能PRターゲットのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記イコライザーは、分離可能PRターゲット及び分離不可能PRターゲットの両方に対してイコライジングすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 適応エンジンを含む装置であって、前記適応エンジンは、イコライザー及びPRターゲットと連動して、符号間干渉(ISI)及びノイズを低減するために多次元リードバック信号を処理できるように、前記イコライザー及び前記PRターゲットの両方のフィルタ係数を更新するように構成されていることを特徴とする装置。
  9. 前記イコライザーは、変動するチャネル状態の下でイコライゼーションを実行することを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記装置は、ディスクドライブであることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  11. 前記PRターゲットの極性対称性が、前記適応エンジンを最適化するために使用されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  12. 前記PRターゲットは、一次元(1D)分離可能コンポーネントを用いて2N辺の多角形に拡張されるPRターゲットのような、二次元(2D)分離可能PRターゲットであることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  13. 前記PRターゲットは、一次元(1D)分離可能コンポーネントを用いて2N面に拡張されるPRターゲットのような、多次元分離可能PRターゲットであることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  14. 二次元(2D)及び多次元の分離可能PRターゲットは、Nより小さい一次元ではない(non−1D)コンポーネントを用いて実絵されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
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