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JP2018070808A - ポリアミド樹脂組成物およびその成形体 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物およびその成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】高い成形流動性を有し、靱性および難燃性との良好なバランスを有するポリアミド樹脂組成物及び成形体を提供する。【解決手段】(a)ポリアミドと、(b)メラミンシアヌレートと、を含む樹脂組成物であって、(a)ポリアミドにおいてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から求められる分子量15,000以下の成分の割合が、(a)ポリアミド樹脂全体の15.0〜30.0質量%であり、かつ、分子量100,000以上の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の4.0〜8.0質量%であるポリアミド樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリアミド樹脂組成物およびその組成物を成形して得られる成形体に関するものである。
ポリアミド樹脂は、機械特性をはじめとして、成形加工性等において優れた特性を有するため、従来から自動車部品、電子電気部品、工業機械部品等各種部品に広く利用されている。特に靭性に優れることからコネクターやクリップ等のヒンジ部を備える製品に用いられている。多くの場合、これらの製品には難燃性が要求される。特に、環境的観点から非ハロゲンの難燃剤を用いることが望まれている。
このような難燃性ポリアミド樹脂の代表例として、メラミンシアヌレートを用いた難燃性ポリアミド材料が挙げられ、例えば、電気電子分野のコネクターやクリップ等に使用されている(特許文献1および2参照)。特許文献3では、特定のリン酸トリエステル、高級脂肪酸金属塩および多価アルコールを用いたポリアミド樹脂組成物が提案されている。
特開昭53−125459号公報 特開昭53−031759号公報 特開平11−106645号公報
メラミンシアヌレートを用いた上記難燃性ポリアミド樹脂は、メラミンシアヌレートがポリアミド樹脂中に充分に相溶せず、無機充填材のように分散された形状で組成物中に充填されている。このため、メラミンシアヌレートを充填したポリアミド樹脂組成物は、その靭性が低下する傾向にある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、難燃性、靱性を向上させ、靱性のバラつきを低減したポリアミド樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、ポリアミドとメラミンシアヌレートを含む樹脂組成物中のポリアミドの分子量成分量を特定範囲とすることで、難燃性、靱性を改良し、靱性のバラつきを低減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明のポリアミド樹脂組成物は、
(a)ポリアミドと、(b)メラミンシアヌレートと、を含む樹脂組成物であって、(a)ポリアミドにおいてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から求められる分子量15,000以下の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の15.0〜30.0質量%であり、かつ、分子量100,000以上の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の4.0〜8.0質量%である。
(a)ポリアミドの分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、1.90〜2.00であることが好ましい。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(c)多価アルコールおよび/またはそのエステル誘導体を、さらに含んでもよい。
また、本発明のポリアミド樹脂組成物は、(d)高級脂肪酸金属塩をさらに含んでもよい。
(a)ポリアミドを100質量部に対し、(b)メラミンシアヌレートは2〜20質量部含むことが好ましい。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(a)ポリアミド100質量部、(b)メラミンシアヌレートを2〜20質量部、および(c)多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体を0.1〜1.0質量部を含むことが好ましい。
また、(a)ポリアミドを100質量部、(b)メラミンシアヌレートを2〜20質量部、および(d)高級脂肪酸金属塩を0.05〜2.0質量部含むことが好ましい。
また、(a)ポリアミドを100質量部、(b)メラミンシアヌレートを2〜20質量部、(c)多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体を0.1〜1.0質量部、および(d)高級脂肪酸金属塩を0.05〜2.0質量部含むことが好ましい。
(a)ポリアミドのうち、80質量%以上がポリアミド66であることが好ましい。
(a)ポリアミドは、ポリアミド66であることがさらに好ましい。
(a)ポリアミド66の硫酸相対粘度ηrは2.65〜2.88であることが好ましい。
(a)ポリアミド66の硫酸相対粘度ηrは2.73〜2.88であることがさらに好ましい。
本発明の成形体は、本発明のポリアミド樹脂組成物を成形してなる。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(a)ポリアミド、(b)メラミンシアヌレートと、を含むポリアミド樹脂組成物であって、(a)ポリアミド樹脂においてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から求められる分子量15,000以下の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の15.0〜30.0質量%であり、かつ、分子量100,000以上の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の4.0〜8.0質量%であるので、ポリアミド樹脂組成物が本来有する機械的特性、耐薬品性、良成形性、電気特性等を損なうことなく、難燃性、靱性を改良し、靱性のバラつきを低減することができ、家電部品、電子部品、自動車部品等の用途に好適に用いることができる。
図1は、実施例の評価に用いたヒンジ成形体の概略上面図である。 図2は、実施例の評価に用いたヒンジ成形体の概略側面図である。
以下、本発明について詳述する。
[ポリアミド樹脂組成物]
本発明のポリアミド樹脂組成物は、(a)ポリアミドと、(b)メラミンシアヌレートと、を含む樹脂組成物であって、(a)ポリアミド樹脂においてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から求められる分子量15,000以下の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の15.0〜30.0質量%であり、かつ、分子量100,000以上の成分の割合が、(a)ポリアミド全体の4.0〜8.0質量%である。
以下、各成分について詳細に説明する。
[(a)成分:ポリアミド]
本発明で用いられるポリアミドとしては、主鎖中にアミド結合(−NHCO−)を有する重合体であり、例えば、ポリカプロラクタム(ポリアミド6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ポリアミド46)、ポリヘキサメチレンアジパミド(ポリアミド66)、ポリヘキサメチレンシクロヘキシルアミド(ポリアミド6C)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ポリアミド610)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ポリアミド612)、ポリウンデカラクタム(ポリアミド11)、ポリドデカラクタム(ポリアミド12)、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド(ポリアミド6I)、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド(ポリアミド6T)、ポリノナンメチレンテレフタルアミド(ポリアミド9T)、ポリドデカメチレンテレフタルアミド(ポリアミド12T)、ポリメタキシリレンアジパミド(ポリアミドMXD6)およびこれらのうち少なくとも2種類の異なったポリアミド形成成分を含むポリアミド共重合体、ならびにこれらの混合物などが挙げられる。
上述した各種ポリアミドの中でも、特に、ポリアミド66は成形性、および融点が高く、より耐熱性の必要な部品を得る場合の材料として好適である。2種以上のポリアミドを用いる場合は、成形性、高温度下での機械的特性の観点から、ポリアミド66成分を50質量%以上含有するものがより好ましく、80質量%以上含有するものがさらに好ましく、100質量%が最も好ましい。
<組成物中のポリアミドの分子量>
本発明のポリアミド樹脂組成物に用いるポリアミドは、分子量15,000以下の成分、及び100,000以上の成分をそれぞれ特定の量とすることにより、難燃性、靱性、および靱性のバラつきを低減することができる。具体的には、難燃性、成形安定性の観点から、ポリアミド全体に対して、分子量15,000以下の成分が15.0〜30.0質量%であり、15.0〜20.0質量%がより好ましい。また、難燃性、靱性の観点から分子量100,000以上の成分が4.0〜8.0質量%であり、4.5〜8.0質量%がより好ましい。
分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、靱性のバラつき低減、成形安定性の観点から、1.90〜2.00であることが好ましい。
ポリアミド樹脂組成物中のポリアミドの分子量を特定量とするためには、例えば、押出機の溶融混練時にスクリュー回転数やスクリュー構成で制御することが好ましい。
ポリアミドの分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いた測定により得られる。装置は東ソー(株)製、「HLC−8320GPC」を、検出器は示差屈折計(RI)を、溶媒はトリフルオロ酢酸ナトリウムを0.1モル%溶解させたヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)を、カラムは東ソー(株)製、「TSKgel−GMHHR−M」2本と「G1000HHR」1本を用いた。サンプル濃度は1〜3(mgサンプル)/1(mL溶媒)であり、フィルターでろ過し、不溶分を除去し、測定試料とした。得られた溶出曲線をもとに、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)換算により算出した。
<ポリアミドの粘度>
ポリアミドは、98%硫酸相対粘度ηrが2.65〜2.88のポリアミドを含むことが好ましく、2.73〜2.88がより好ましい。このようなポリアミドを含むことにより、得られるポリアミド樹脂組成物は、難燃性と靱性のバランスにより優れる傾向にある。なお、98%硫酸相対粘度ηrは、実施例に記載の方法により測定することができる。
[(b)成分:メラミンシアヌレート]
本発明で用いる(b)メラミンシアヌレートとは、メラミンとシアヌル酸との等モル反応物であり、例えば90〜100℃程度の温度下で、メラミン水溶液とシアヌル酸水溶液とを攪拌混合し、反応して得られた生成物を沈殿・濾過することにより得られる。得られた物は白色の固体であり、粉砕して微粉末状にして使用するのが好ましい。
本実施の形態において、メラミンシアヌレートはその中に未反応のメラミンやシアヌル酸を0.001質量%以上0.30質量%以下含んでいてもよい。このようなメラミンシアヌレートは市販されており、工業的に入手可能な物を適宜使用することができる。
(a)成分のポリアミドと混合する前の(b)メラミンシアヌレートの中位径(D50)は、特に限定されないが、メラミンシアヌレートの分散性の観点から、1μm〜20μmであることが好ましく、1.5μm〜15μmがより好ましい。メラミンシアヌレートの中位径が1μm以上であることにより、ハンドリングが容易となり、メラミンシアヌレートの凝集性悪化を抑制することができる。メラミンシアヌレートの中位径が20μm以下であることにより、ポリアミド樹脂組成物における分散性とハンドリングとのバランスに優れる。
ここで、中位径(D50)とは、JIS Z8901に定義されているとおり、粒体の粒子径分布において、ある粒子径より大きい粒子の質量が全粒体の質量の50%を占める時の粒子径であり、例えば、レーザー回折散乱法によって測定することができる。具体的には、レーザー回折散乱法により、横軸に粒子径を縦軸に頻度(質量)をとってプロットし、この頻度の累積質量の総和を100%とした時に累積質量が50%となる粒子径として測定することができる。
メラミンシアヌレートの配合量は、ポリアミド100重量部に対して2〜20質量部、好ましくは3〜15質量部である。メラミンシアヌレートの配合量は、難燃性の観点から2質量部以上、機械物性の観点から20質量部以下が好ましい。メラミンシアヌレートのポリアミド樹脂への配合は公知のいかなる方法も適用出来るが、工業的には押出機等で混練配合する方法が好ましい。
[(c)成分:多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体]
本発明で用いる多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体は、少なくとも1種のポリアルキレン多価アルコールおよびその脂肪酸エステルを含むことが好ましい。ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、1,4ブタンジオール、1,5ペンタジオール、1,6ヘキサンジオール等のジオール類、グリセリン、ペンタエリスリット等の多価アルコールや、ポリアルキレン多価アルコールの脂肪酸エステルとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコールなどのポリアルキレン多価アルコールと、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸などの脂肪族カルボン酸と、のエステル又はその誘導体が挙げられ、これらは工業的に入手が容易である。(b)成分の分散性の観点から、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステルが好ましく、ポリエチレングリコールの高級脂肪酸(炭素数12個以上)エステル又はその誘導体がより好ましい。これら多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体の添加量は、(a)ポリアミド100質量部に対して通常0.1〜1.0質量部であり、より好ましくは0.1〜0.8質量部である。高級脂肪酸金属塩の添加量は、引張伸びの観点から0.1質量部以上、難燃性の観点から1.0質量部以下が好ましい。
好適なポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエートが挙げられ、特にポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエートが好ましい。
また、好適なポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステル誘導体としては、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートが挙げられる。
[(d)成分:高級脂肪酸金属塩]
本発明に用いる高級脂肪酸金属塩(d)とは、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、オレイン酸、エルカ酸等の炭素数9以上の高級脂肪族カルボン酸のナトリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩等が挙げられるが、これらの高級脂肪酸金属塩のなかで、ステアリン酸金属塩、具体的には、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムは、最終的に得られるポリアミド樹脂組成物の難燃性を低下させないので特に好ましい。更に成形時のガス発生が少ない点から、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムが最も好ましい。これら高級脂肪酸金属塩の添加量は、(a)ポリアミド100質量部に対して通常0.01〜5質量部であり、特に好ましくは0.05〜2.0質量部である。添加量は、成形加工時における可塑化の観点から0.01質量部以上、成形加工時におけるガス発生、難燃性の観点から5質量部以下が好ましい。また、これら高級脂肪酸金属塩は単独で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、靱性、難燃性を改良し、靱性のバラつきを低減することが可能な樹脂組成物である。これらの特性は、ポリアミドの分子量成分量とメラミンシアヌレートの分散性との相乗効果によるものと、本発明者らは推定している。すなわち、(a)成分のポリアミドの低分子量域(分子量15,000以下)が難燃性、成形安定性(主として低射出圧時における)に、高分子量域(分子量100,000以上)が靱性に効果を発現し、さらにメラミンシアヌレートの分散性を向上させることで、これらの特性を高いレベルで発現できたものと推定される。
[その他の成分]
本発明のポリアミド樹脂組成物には、必要に応じて本発明の目的を損なわない範囲で、慣用的に用いられる各種エラストマー、充填剤、例えば、ガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維、マイカ、タルク、粘土鉱物、アルミナ、シリカ、およびアパタイトなどの無機充填剤、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、すず酸亜鉛、ヒドロキシすず酸亜鉛、ポリリン酸アンモニウム、サクシノグアナミン、ポリリン酸メラミン、硫酸メラミン、フタル酸メラミン、およびリン酸アルミニウムなどの難燃剤、チタンホワイトおよびカーボンブラックなどの顔料や着色剤、次亜リン酸ソーダなどの亜リン酸金属塩、ヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、リン酸トリアルキルエステルおよびホスファイトに代表される熱安定剤、高級脂肪酸金属塩、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステルなどの滑剤、種々の可塑剤、ならびに帯電防止剤などの各種添加剤を加えることができる。
[ポリアミド樹脂組成物の製造方法]
本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法は特に限定されるものではなく、(a)成分、(b)成分、(c)成分、および(d)成分を一度に溶融混練してもよいが、(b)成分のメラミンシアヌレートの分散性の観点から、(b)成分の一部を残りの全成分を溶融混練した後に加えてさらに溶融混練してもよい。
(a)成分の形状は特に制限されないが、ペレット状であることが好ましい。この場合、設備簡略化の観点から、(a)成分のペレット表面に、(c)成分を展着させ、その後さらに、(b)成分、(d)成分を展着させたブレンド物としてから溶融混練してもよい。
本発明のポリアミド樹脂組成物の製造方法において、溶融混練する方法は特に制限されないが、(a)成分、(b)成分、(c)成分および(d)成分を混合する際に、少なくとも1機の原料供給装置を用いて押出機へ供給して溶融混練する方法が好ましい。各成分の押出機への供給は、それぞれ別の原料供給装置を用いてもよいし、1機の原料供給装置を用いてもよい。
押出機としては特に制限されないが、二軸押出機が好ましい。二軸押出機としては、具体的には、COPERION社製のZSKシリーズ、東芝機械(株)製のTEMシリーズ、日本製鋼所(株)製のTEXシリーズなどが挙げられ、二軸押出機のL/D(スクリュー有効長/スクリュー外径)は、20以上60以下の範囲であることが好ましく、30以上50以下であることが好ましい。樹脂組成物中の(a)ポリアミドの分子量を特定範囲とするためには、押出機先端ノズルから排出される時の樹脂温度が、主成分のポリアミドの融点より25〜40℃高い条件で押出しを行うことが好ましく、押出機のスクリュー回転数や混練ブロック数(ニーディングディスクと呼ばれる混練効果の高いスクリューエレメントが複数個連続したブロックを指す)によって制御できる。
二軸押出機に原料を供給する方法は特に限定されない。原料供給装置は特に限定されず、単軸スクリューフィーダー、二軸スクリューフィーダー、テーブルフィーダー、ロータリーフィーダー、液体供給ポンプなどが使用できる。中でもロスインウェイト式のスクリューフィーダーが、原料供給の変動誤差が少なく好ましい。また、複数種の原料を1機の原料供給装置へ投入する場合は、投入する原料のうち少なくとも2種の原料をミキサー、コーンブレンダー等で混合してから投入してもよい。
[成形体]
本発明のポリアミド樹脂組成物を成形してなる成形体は、難燃性、靱性、成形安定性を有していることから、ソケット、スイッチ、ケース、カバー等の電気電子部品や自動車内外装部品、自動車電装部品等として使われる射出成形体、これらの射出成形体の成形材料であるペレットとして好適である。
本発明を実施例および比較例を用いてさらに詳細に説明する。
(原料物性評価方法)
まず、原料の物性の評価方法について説明する。実施例および比較例において用いた原料の物性評価は、以下のように行った。
<硫酸相対粘度>
ポリアミド66の98%硫酸相対粘度ηrを、JIS K6920に準じて測定した。
<分子量>
ポリアミド66の分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、以下のGPCにより測定した。
装置:東ソー(株)製、「HLC−8320GPC」
検出器:示差屈折計(RI)
溶媒:トリフルオロ酢酸ナトリウムを0.1モル%溶解させたヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)
カラム:東ソー(株)製、「TSKgel−GMHHR−M」2本、及び「G1000HHR」1本を直列接続して使用して、得られた溶出曲線をもとに、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)換算により算出した。
<中位径>
(b)成分のメラミンシアヌレート系難燃剤の中位径は、レーザー回折式粒度分布測定装置(商品名「SALD−7000」、島津製作所(株)製)を用いて測定した。試料を純水に分散させたものを測定試料とし、フローセルを用いて測定を行った。横軸に粒子径を、縦軸に頻度(質量)をとってプロットし、頻度の累積質量の総和を100%とした時に累積質量が50%となる粒子径を中位径(D50)とした。
(各成分の用意)
[(A)成分:ポリアミド]
(a−1)成分:ポリアミド66
ヘキサメチレンジアミン及びアジピン酸を等モルずつ含むモノマー混合物を50質量%含有する水溶液15kgを調製した。次に、撹拌装置を有し、かつ下部に抜き出しノズルを有する40L容のオートクレーブ中に、上記のモノマー水溶液を仕込み、50℃で充分にモノマー水溶液を攪拌した。オートクレーブ内を充分に窒素で置換した後、モノマー水溶液を撹拌しながらオートクレーブ内の温度を50℃から約270℃まで昇温して重合した。その際、オートクレーブ内の圧力は、ゲージ圧で約1.8MPaであったが、かかる圧力が1.8MPa以上にならないよう、水を随時系外に排出した。また、重合時間は、ポリアミド66樹脂のηrが2.81程度となるように調整した。
オートクレーブ内での重合終了後、下部ノズルからストランド状にポリアミド66樹脂を排出し、水冷及びカッティングを経て、ペレット状のポリアミド66を得た(ηr:2.81、Mw/Mn:1.98)。
(a−2):(a−1)成分と同様に重合し、ηrが2.71程度になるように重合時間を調整し、ペレット状のポリアミド66を得た(ηr:2.71、Mw/Mn:1.97)。
(a−3):(a−1)成分と同様に重合し、ηrが2.75程度になるように重合時間を調整し、ペレット状のポリアミド66を得た(ηr:2.75、Mw/Mn:1.98)。
(a−4):(a−1)成分と同様に重合し、ηrが2.61程度になるように重合時間を調整し、ペレット状のポリアミド66を得た(ηr:2.61、Mw/Mn:1.98)。
(a−5):ポリアミド6 宇部興産製 SF1013A
[(b)成分:メラミンシアヌレート]
(b−1):メラミンシアヌレート 中位径(D50):10μm
[(c)成分:多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体]
(c−1):ポリオキシエチレンモノラウレート 花王(株)製エマノーン(登録商標)1112(PEM)
(c−2):ポリエチレングリコール 三洋化成(株)製PEG400(PEG)
[(d)成分:高級脂肪酸金属塩]
(d−1):ステアリン酸カルシウム 日本油脂(株)製ステアリン酸カルシウム
[実施例1]
(a−1)ポリアミド66、(b−1)メラミンシアヌレート、(c−1)PEM、(d−1)ステアリン酸カルシウムを混合し、ロスインウェイトフィーダーを用いて、二軸押出機(コペリオン(株)製ZSK−40MC、バレル数:12)の第一供給口へ供給した。バレル温度270℃、吐出量100kg/hr、スクリュー回転数250rpmで押出しを行った。押出機のスクリューは、2つの混練ブロックを設けた。その第一の混練ブロックは押出機第4バレルに位置し、その構成は、上流側より、L(混練ブロックを構成するスクリューのスクリュー軸方向の長さ)が12mmのR−KD(送り型:Rタイプニーディングディスク)を3個、Lが24mmのN−KD(無搬送型:Nタイプニーディングディスク)を2個、及びLが12mmのL−KD(逆送り:Lタイプニーディングディスク)を1個である。第二の混練ブロックは、押出機の第8バレルに位置し、その構成は上流側より、Lが12mmのR−KDを2個、Lが24mmのN−KDを1個、及びLが12mmのL−KDを1個、である。ここでいう、「混練ブロック」とは、ニーディングディスクと呼ばれる混練効果の高いスクリューエレメントが複数個連続したブロックを指す。
次に、押出機先端ノズルからストランド状にポリマーを排出し、水冷、カッティングを行い、ポリアミド樹脂組成物ペレットを得た。
[実施例2〜5、比較例1]
各成分の組成を表1に記載のとおりとした以外は実施例1と同様にして、実施例2〜5、および比較例1のポリアミド樹脂組成物ペレットを作製した。
[比較例2〜5]
押出機のスクリュー回転数を200rpm、第二の混練ブロック(第8バレルに位置する)を搬送ブロックに変更した以外は、実施例1と同様に実施した。なお、搬送ブロックとは、送り型のスクリューエレメントのみで構成され、混練ブロックを有さないブロックのことを指す。
(ポリアミド樹脂組成物の評価)
各実施例および比較例のポリアミド樹脂組成物ペレットについて評価を行った。各評価項目およびその結果を表1に示す。各評価項目の評価方法は以下の通りとした。
<分子量>
分子量15,000以下の成分、及び分子量100,000以上の成分の定量、分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))は、以下のGPCにより測定した。
装置:東ソー(株)製、「HLC−8320GPC」
検出器:示差屈折計(RI)
溶媒:トリフルオロ酢酸ナトリウムを0.1モル%溶解させたヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)
カラム:東ソー(株)製、「TSKgel−GMHHR−M」2本、及び「G1000HHR」1本を直列接続して使用して、得られた溶出曲線をもとに、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)換算により算出した。
<薄肉引張試験>
ポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成型機(住友重機械工業(株)製SE50D)を用いて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃に設定し、射出10秒、冷却10秒の射出成形条件で射出成形し、0.5mm厚みの試験片を得た。得られたダンベル試験片を用いてチャック間距離55mm、引張速度50mm/分の条件で、引張伸度の測定を行った。このとき、試験片10本の引張伸びの値から標準偏差を計算した。
<ヒンジ標準偏差>
ポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成形機(日精工業(株)製:PS40E)を用いて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃)に設定し、図1および図2に示すヒンジ成形体10を成形した。図1は、ヒンジ成形体10の上面図であり、図2はヒンジ成形体10の側面図である。ヒンジ成形体10はヒンジ部12を備えている。作製した各例のヒンジ成形体10について、23℃、50%RH雰囲気下で自動繰り返しヒンジ試験機を用いて、ヒンジ部12をほとんど180°まで折り曲げて、元の位置(0°)の位置に戻す動作を33回/分の速度で繰り返し、何回折り曲げた段階で折れて破壊するかを測定した。ヒンジ試験は15本測定し、15本の標準偏差をバラつきの指標とした。
<成形安定性(スパイラルフロー長)>
ポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成型機(住友重機械工業(株)製SE50D)を用いて、シリンダー温度270℃、金型温度80℃に設定し、射出10秒、冷却10秒、射出速度200mm/s、射出圧力40MPaの条件で射出成形し、幅10mm、厚さ1mmのスパイラルフロー金型にて成形し、15回の捨てショット後に流動長を測定した。成形安定性は、1ショット目と5ショット目の流動長を測定し、以下の判定基準より判定した。
(評価基準)
A:1ショット目と5ショット目の流動長の差が±2mm未満
B:1ショット目と5ショット目の流動長の差が±2mm以上
<難燃性>
ポリアミド樹脂組成物ペレットを、射出成型機(日精樹脂(株)製 PS40E)を用いて、270℃、金型温度80℃に設定し、UL−94垂直燃焼試験測定用テストピースを射出成形した(厚み:0.40mm、0.80mm)。このようにして成形した厚みの異なるそれぞれ5本の試験片を用いて、UL−94垂直燃焼試験に基づき難燃性を評価し、難燃性V−0、V−1、V−2、HBの判定を実施した。
表1に示すように、本発明によれば、難燃性や靱性に優れるとともに、靱性のバラつきも低減することができる。
一方、分子量が100,000以上のポリアミド成分の割合が4.0質量%未満である比較例1および2は、ヒンジ特性は良いが、引張伸びが劣り、ばらつきも大きい。また、分子量が15,000以下のポリアミド成分の割合が15質量%未満である比較例3〜5は、ヒンジ特性および引張伸びは良いが、引張伸びのばらつきが大きく、難燃性および成形安定性に劣る。
本発明のポリアミド樹脂組成物は、高い難燃性を有する為、様々な機械工業部品や電気電子部品、特にコネクターやクリップ等の産業用材料として有用である。
10 ヒンジ成形体
12 ヒンジ

Claims (11)

  1. (a)ポリアミドと、(b)メラミンシアヌレートと、を含む樹脂組成物であって、
    前記(a)ポリアミドにおいてゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)から求められる分子量15,000以下の成分の割合が、前記(a)ポリアミド全体の15.0〜30.0質量%であり、かつ、分子量100,000以上の成分の割合が、前記(a)ポリアミド全体の4.0〜8.0質量%であるポリアミド樹脂組成物。
  2. 前記(a)ポリアミドの分子量分布(重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn))が、1.90〜2.00である請求項1記載のポリアミド樹脂組成物。
  3. (c)多価アルコールおよび/またはそのエステル誘導体を、さらに含む請求項1または2記載のポリアミド樹脂組成物。
  4. (d)高級脂肪酸金属塩を、さらに含む請求項1〜3のいずれか1項記載のポリアミド樹脂組成物。
  5. 前記(a)ポリアミドを100質量部に対し、前記(b)メラミンシアヌレートを2〜20質量部含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリアミド樹脂組成物。
  6. 前記(a)ポリアミドを100質量部、前記(b)メラミンシアヌレートを2〜20質量部、前記(c)多価アルコール及び/またはそのエステル誘導体を0.1〜1.0質量部、および/または前記(d)高級脂肪酸金属塩を0.05〜2.0質量部含む請求項3または4記載のポリアミド樹脂組成物。
  7. 前記(a)ポリアミドのうち、80質量%以上がポリアミド66である請求項1〜6のいずれか1項記載のポリアミド樹脂組成物。
  8. 前記(a)ポリアミドが、ポリアミド66である請求項1〜6のいずれか1項記載のポリアミド樹脂組成物。
  9. 前記(a)ポリアミド66の硫酸相対粘度ηrが2.65〜2.88である請求項7または8記載のポリアミド樹脂組成物。
  10. 前記(a)ポリアミド66の硫酸相対粘度ηrが2.73〜2.88である請求項7または8記載のポリアミド樹脂組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載のポリアミド樹脂組成物を成形してなる成形体。
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