JP2017531176A - 定在波比を検出するための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
周波数領域反射率技術は、ベクター測定に基づく技術であり、基本原理としては、測定対象となるケーブルに1組の正弦掃引周波数信号(swept−frequency sine signal)を注ぎ、測定対象となるケーブル上の区切り点または他の反射点により生成された反射信号と入力された正弦掃引周波数信号の加算または減算により、対応のスペクトログラムが生成され、図1に示すようである。信号のベクター及び生成された図形は、周波数軸に沿う波形であり、当該信号のベクターの和に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform, FFT)を行って周波数領域情報に転換する。ケーブルの相対伝送速度により測定対象のケーブル上の区切り点または故障点の距離を算出できる。周波数関係図上の波形の数は、ケーブル上の反射点との電気距離と正比例となる。当該高速フーリエ変換及び算出の結果は、距離に対する実の定在波比により表した故障点の特性曲線である。
よって、TD−LTE基地局システムの好ましい運行を確保するため、基地局システムが定在波比に対しリアルタイムに頻繁に検出する必要があるが、従来の周波数領域反射率技術に用いられる特定トレーニングシーケンスは、通信システムに余計な干渉を与えるため、TD−LTE通信システムの伝送質に影響を与える。
基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD, output power detection data)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD, power detection data)を取得するステップと、
第1プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯における、前記OPDのフィード・バック信号及び前記RPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するステップと、
それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定するステップと、
前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの第1プリセットしたバンド幅の範囲における定在波比を決定するステップとを備える。
好ましくは、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定するステップは、
それぞれの時間帯におけるOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対し高速フーリエ変換を行い、それぞれ時間帯におけるOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅、及びそれぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅を決定するステップを備える。
それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップと、
プリセットしたシステムの誤差項によりそれぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正して、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得るステップであって、前記システムの誤差項は、方向性誤差値(directional error value)と、反射追跡誤差値(reflected tracking error value)と、ソースミスマッチ誤差値(source mismatch error value)とを含む前記得るステップと、
全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値を計算し、得られた平均値を基地局システムの反射係数とするステップとを備える。
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDを取得するステップと、
第2プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するステップであって、第2プリセットしたバンド幅の範囲は、第1プリセットしたバンド幅の範囲より大きく、且つ第1プリセットしたバンド幅の範囲を含む前記抽出ステップと、
基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性をそれぞれ決定するステップと、
基地局システムのショートの場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのショートの場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、また、基地局システムのオープン場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのオープン場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップと、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数に基づき、基地局システムの誤差項を決定するステップとを備える。
好ましくは、それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップは、
それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定するステップを備える。
前記取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し直流除去処理を行うステップと、
前記直流除去された後のOPD及び直流除去された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、ミラー信号の較正処理を行うステップと、
前記ミラー信号の較正処理された後のOPD及びミラー信号の較正処理された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、電力幅較正処理を行うステップと、
前記電力幅較正処理後のOPD及び電力幅較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行うステップとを備える。
当該方法によれば、取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDへの干渉信号を除去でき、取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDが同一のレベルの電力幅に維持でき、こうして、検出した定在波比の正確さを確保することができるようになる。
基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得する電力データ取得ユニットと、
第1プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯における、前記OPDのフィード・バック信号及び前記RPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出する反射信号の抽出ユニットと、
それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する反射係数の決定ユニットと、
前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの、前記第1プリセットしたバンド幅の範囲内の定在波比を決定する定在波比の決定ユニットとを備える。
好ましくは、前記反射係数の決定ユニットは、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定する場合、
それぞれの時間帯におけるOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対し高速フーリエ変換を行い、それぞれ時間帯におけるOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅、及びそれぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅を決定する。
それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、
プリセットしたシステムの誤差項によりそれぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正して、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得、前記システムの誤差項は、方向性誤差値と、反射追跡誤差値と、ソースミスマッチ誤差値とを含み、
全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値を計算し、得られた平均値を基地局システムの反射係数とする。
好ましくは、前記システムの誤差項の決定ユニットは、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷それぞれの場合に、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDを取得し、
第2プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出し、第2プリセットしたバンド幅の範囲は、第1プリセットしたバンド幅の範囲より大きく、且つ第1プリセットしたバンド幅の範囲を含み、
基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を、決定し、
基地局システムのショートの場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのショートの場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、また、基地局システムのオープン場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのオープン場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数に基づき、基地局システムの誤差項を決定する。
当該装置によれば、システムの誤差項をさらに快速且つ正確に取得することができ、基地局システムの誤差をより正確に較正することができるようになる。
それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定する。
基地局システムにより発送されたサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得した後、前記取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し直流除去処理を行い、
前記直流除去された後のOPD及び直流除去された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、ミラー信号の較正処理を行い、
前記ミラー信号の較正処理された後のOPD及びミラー信号の較正処理された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、電力幅較正処理を行い、
前記電力幅較正処理後のOPD及び電力幅較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行う。
本発明に係る実施例の技術案によれば、改善した周波数領域反射率技術及びベクターネットワーク・アナライザ的単一ポートによる較正技術を踏まえ、TD−LTE基地局システムにより発送したダウンリンクサービス信号のみを用いて、定在波比を、リアルタイム的、正確かつ快速に検出できることにより、定在波比検出の際の、特定トレーニングシーケンスの発送による基地局システムへの余計な干渉を防ぐことができる。
図2に示すように、本発明に係る実施例が提供する定在波比を検出するための方法は、下記のステップを備える。
S201において、基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得する。
S203において、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する。
S204において、前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの第1プリセットしたバンド幅の範囲における定在波比を決定する。
好ましくは、ステップS203における基地局システムの反射係数を決定する正確さを向上するため、システムの誤差項を用いて、基地局システムの反射係数に対し、システム誤差較正を行うため、S203の前に、まず、システムの誤差項を決定する必要がある。
図3に示すように、システムの誤差項の検出ステップは、以下のステップを備える。
S301において、TD−LTE基地局システムは、プリセットしたトレーニングシーケンスを発送する。ここで、プリセットしたトレーニングシーケンスは、1組の正弦掃引周波数信号であるが、TD−LTE基地局システムにおいて、特定トレーニングシーケンスとして表される。
S302において、基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷が50オームである場合、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスの反射電力検出データ(Reflected Power Detection,RPD)を取得する。
S303において、基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷が50オームである場合に取得したRPDに対し、以下のように処理する。
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷が50オームである場合に取得した、直流除去されたRPDのミラー信号に対し、較正処理を行う。
ここで、前記取得したRPDのミラー信号に対し較正処理を行うことは、取得したRPDのミラー信号から、当該RPDのミラー信号の実数部信号及び虚数部信号それぞれを抽出し、抽出された実数部信号及び虚数部信号それぞれに対し幅の較正を行う。例えば、幅較の場合、前記実数部信号と虚数部信号の幅の差を算出し、そして、当該算出した幅の差に対して、デジタル補償を行う。
ミラー信号の較正処理された後の基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷が50オームである場合に取得したRPDに対し、同期補償処理を行う。即ち、いかなる場合に取得したRPDを基準として、他の2つの場合に取得したRPDに対し、時間領域の同期化を行う。
前記取得したRPDのミラー信号に対する較正処理は、取得したRPDのミラー信号から、当該RPDのミラー信号の実数部信号及び虚数部信号を抽出して、抽出された実数部信号及び虚数部信号の位相を較正する。例えば、位相較正の場合、前記実数部信号と虚数部信号の位相の差を算出して、当該算出された位相の差に対しデジタル補償を行う。
S305において、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を、決定する。ここで、スペクトル特性は、それぞれ時間帯に対応するプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅である。
好ましくは、S303において、取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び基地局における測定待機装置のRPDのデータ信号に対する処理は、S302の、基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷が50オームの場合の、取得した基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスの反射電力検出データのみを対象とすることではなく、抽出された基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号に対し、信号処理を行ってもよい。こうして、システムの誤差項検出の正確さを確保する。
ベクターネットワーク・アナライザの単一ポートによる較正技術により、得られたシステムの、有誤差項を有する反射係数の計算数式は、式1とする。
Γm
は、システムの、誤差項を有する反射係数であり、aは入力信号ストリームであり、bは出力信号ストリームであり、
D
は方向性誤差値であり、
R
は反射追跡誤差値であり、
S
はソースミスマッチ誤差値であり、
S11
は、システム実の反射係数である。
基地局システムのショートの場合、第1回の測定を行い、基地局システムの、誤差項を有する反射係数が
M1
、システムの実の反射係数
S11=−1
であることを測定し得、式1は式2に変形される。
、システム中実の反射係数
S11=1
であることを測定し得、式1は式3に変形される。
M3
、システムにおける実の反射係数
S11=0
であることを測定し得、式1は式4に変形される。
M3=D (式4)
式2、式3及び式4により、システムの誤差項を算出でき、即ち、方向性誤差値D、反射追跡誤差値R及びソースミスマッチ誤差値Sを算出する。
図5に示すように、定在波比の検出流れは、下記のステップを備える。
S501において、TD−LTE基地局システムは、ダウンリンクサービス信号を発送する。TD−LTE基地局システムにより発送したダウンリンクサービス信号の時間・周波数特性は、図6及び図7に示されている。
好ましくは、定在波比検出データの正確さを確保するため、ステップS501の前に、TD−LTE基地局システムにより発送したダウンリンクサービス信号のミラー信号に対し、較正処理を行うことができる。
S502において、基地局システムにより発送されたサービス信号の出力電力検出データ(Output Power Detection,OPD)を取得する。
基地局システムにより発送したサービス信号の出力電力検出データを取得することにより、基地局システム内の非線形の装置(例えば、パワーアンプ等)の動作状態をより正確に反映でき、定在波比検出の正確さを向上することができる。
S503において、基地局システムにおける測定待機装置(例えば、アンテナ等の装置)のRPDを取得する。
S506において、電力幅が較正処理後のOPD及び電力幅が較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行う。基地局システムにより発送されたサービス信号のOPD及び基地局における測定待機装置のRPDへの採取には、時間及び位相において遅延が出る。また、ベクターネットワーク・アナライザの単一ポートによる較正技術が、取得した電力データの信号の位相メッセージと関わるため、電力幅が較正処理後のOPD及び電力幅が較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行うべきである。
S504からS506までは、S502及びS503の、取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び基地局における測定待機装置のRPDだけではなく、抽出された複数の時間帯における、OPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対しても、信号処理を行うことができ、こうして、定在波比検出の正確さを確保する。
B2
の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯におけるOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号それぞれを抽出する。ここで、B1
範囲は、
B2
範囲より大きく、且つそれを含む。
B1
範囲が
B2
範囲より小さい場合、TD−LTE基地局システムのメモリに格納された基地局システムの誤差項は、バンド幅の範囲を超えて抽出された時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数の決定に、用いられなくなる。
S508において、抽出されたそれぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対し、高速フーリエ変換(FFT)を行う。抽出されたフィード・バック信号に対し、高速フーリエ変換(FFT)を行う
B2
範囲において、抽出されたOPDのフィード・バック信号のデータ長をFとし、バンド幅
B2
範囲で抽出されたOPDのフィード・バック信号の、時間領域上のサンプリングポイントにおけるデータ長がLであれば、抽出されたOPDのフィード・バック信号の数がTであり、T = L / F。即ち、OPDは、T個の時間帯におけるフィード・バック信号を有する。プリセットしたバンド幅
B2
範囲において、抽出されたRPDのフィード・バック信号のデータ長がFであり、バンド幅
B2
範囲で抽出されたRPDのフィード・バック信号の、時間領域上のサンプリングポイントにおけるデータ長がLであれば、抽出されたRPDのフィード・バック信号の数はTであり、T = L / F。即ち、RPDも、T個の時間帯におけるフィード・バック信号を有する。
B2
範囲において、
プリセットした周波数帯において、複数の周波数帯のOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号を抽出する、こともできる。取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び基地局における測定待機装置のRPDに対し高速フーリエ変換を先に行うため、取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPDのフィード・バック信号の周波数領域特性曲線及び取得した基地局における測定待機装置のRPDのフィード・バック信号の周波数領域特性曲線それぞれを得、プリセットしたバンド幅
B2
範囲において、抽出されたOPDのフィード・バック信号の周波数帯がGである。そうすると、抽出されたOPDのフィード・バック信号の数がT = B2 / Gであり、即ち、OPDは、T個の周波数帯のフィード・バック信号を有する。プリセットしたバンド幅
B2
範囲において、抽出されたRPDのフィード・バック信号の周波数帯がGであれば、抽出されたRPDのフィード・バック信号の数がT = B2 / Gであり、即ち、RPDは、T個の周波数帯のフィード・バック信号を有する。
S509において、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定する。即ち、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号の最大振幅を選出し、且つ、それぞれ時間帯に対応するRPDのフィード・バック信号の最大振幅を選出する。それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定する。ここで、いずれの時間帯に対応する、基地局システムの、誤差項を有する反射係数の計算式は、
ここで、aは、前記時間帯に対応する基地局システムの的OPDのフィード・バック信号の最大振幅であり、bは、前記時間帯基地局システムにおける測定待機装置のRPDのフィード・バック信号の最大振幅である。
S511において、前記S510において取り寄せたシステムの誤差項により、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正し、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得る。ここで、前記システムの誤差項は、方向性誤差値と、反射追跡誤差値と、ソースミスマッチ誤差値とを含む。
好ましくは、プリセットしたシステムの誤差項により、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正する式は、
ここで、
S11
は、システム実の反射係数であり、Dは方向性誤差値であり、
R
は、反射追跡誤差値であり、
S
は、ソースミスマッチ誤差値であり、
Γm
は、システムの、誤差項を有する反射係数である。
S512において、全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値
Γ
を計算し、
得られた平均値
Γ
を、基地局システムの反射係数とする。即ち、全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数を加算して、抽出されたOPD/RPDのフィード・バック信号の数Tで割る。
S513において、基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの、プリセットしたバンド幅
B2
範囲における定在波比を決定する。ここで、基地局システムの定在波比を決定する式は、
ここで、VSWRは、基地局システムの定在波比であり、
Γ
は、基地局システムの反射係数である。
基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得する電力データ取得ユニット801と、
第1プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯における、前記OPDのフィード・バック信号及び前記RPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するフィード・バック信号の抽出ユニット802と、
それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する反射係数の決定ユニット803と、
前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの、前記第1プリセットしたバンド幅の範囲内の定在波比を決定する定在波比の決定ユニット804とを備える。
好ましくは、前記反射係数の決定ユニット803は、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する場合、それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定する。プリセットしたシステムの誤差項によりそれぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正して、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得る。ここで、前記システムの誤差項は、方向性誤差値と、反射追跡誤差値と、ソースミスマッチ誤差値とを含む。全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値を計算し、得られた平均値を基地局システムの反射係数とする。
好ましくは、前記システムの誤差項の決定ユニット805は、基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷それぞれの場合に、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDを取得する。
第2プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出し、第2プリセットしたバンド幅の範囲は、第1プリセットしたバンド幅の範囲より大きく、且つ第1プリセットしたバンド幅の範囲を含む。
基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を、決定する。
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数に基づき、基地局システムの誤差項を決定する。
好ましくは、前記反射係数の決定ユニット803は、それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定する場合、それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定する。
前記直流除去された後のOPD及び直流除去された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、ミラー信号の較正処理を行う。
前記ミラー信号の較正処理された後のOPD及びミラー信号の較正処理された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、電力幅較正処理を行う。
前記電力幅較正処理後のOPD及び電力幅較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行う。
好ましくは、本発明に係る実施例における前記電力データ取得ユニット801、フィード・バック信号の抽出ユニット802、反射係数の決定ユニット803、定在波比の決定ユニット804、およびシステムの誤差項の決定ユニット805のいずれも、プロセッサにより実行できる。
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
本出願は、2014年9月1日に中国特許局に提出し、出願番号が201410441687.2であり、発明名称が「定在波比を検出するための方法及び装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
Claims (13)
- 基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得するステップと、
第1プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯における、前記OPDのフィード・バック信号及び前記RPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するステップと、
それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定するステップと、
前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの第1プリセットしたバンド幅の範囲における定在波比を決定するステップと
を備えることを特徴とする定在波比を検出するための方法。 - それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定するステップは、
それぞれの時間帯におけるOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対し高速フーリエ変換を行い、それぞれ時間帯におけるOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅、及びそれぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅を決定するステップ
を備えることを特徴とする請求項1に記載の定在波比を検出するための方法。 - それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定するステップは、
それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップと、
プリセットしたシステムの誤差項によりそれぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正して、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得るステップであって、前記システムの誤差項は、方向性誤差値と、反射追跡誤差値と、ソースミスマッチ誤差値とを含む前記得るステップと、
全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値を計算し、得られた平均値を基地局システムの反射係数とするステップと、
を備えることを特徴とする請求項2に記載の定在波比を検出するための方法。 - 前記システムの誤差項をプリセットするステップは、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷それぞれの場合に、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDを取得するステップと、
第2プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するステップであって、第2プリセットしたバンド幅の範囲は、第1プリセットしたバンド幅の範囲より大きく、且つ第1プリセットしたバンド幅の範囲を含む前記抽出ステップと、
基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を、決定するステップと、
基地局システムのショートの場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのショートの場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップと、
整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、また、基地局システムのオープン場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのオープン場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップと、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数に基づき、基地局システムの誤差項を決定するステップと
を備えることを特徴とする請求項3に記載の定在波比を検出するための方法。 - それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定するステップは、
それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定するステップを備えることを特徴とする請求項3に記載の定在波比を検出するための方法。 - 基地局システムにより発送されたサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得した後、
前記取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し直流除去処理を行うステップと、
前記直流除去された後のOPD及び直流除去された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、ミラー信号の較正処理を行うステップと、
前記ミラー信号の較正処理された後のOPD及びミラー信号の較正処理された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、電力幅較正処理を行うステップと、
前記電力幅較正処理後のOPD及び電力幅較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行うステップと
を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の定在波比を検出するための方法。 - 基地局システムにより伝送したサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得する電力データ取得ユニットと、
第1プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、複数の時間帯における、前記OPDのフィード・バック信号及び前記RPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出するフィード・バック信号の抽出ユニットと、
それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定し、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する反射係数の決定ユニットと、
前記基地局システムの反射係数に基づき、基地局システムの、前記第1プリセットしたバンド幅の範囲内の定在波比を決定する定在波比の決定ユニットと
を備えることを特徴とする定在波比を検出するための装置。 - 前記反射係数の決定ユニットは、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を決定する場合、
それぞれの時間帯におけるOPDのフィード・バック信号及びRPDのフィード・バック信号に対し高速フーリエ変換を行い、それぞれ時間帯におけるOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅、及びそれぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅を決定することを特徴とする請求項7に記載の定在波比を検出するための装置。 - 前記反射係数の決定ユニットは、それぞれの時間帯に対応するOPDのフィード・バック信号のスペクトル特性及びRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性に基づき、基地局システムの反射係数を決定する場合、
それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、
プリセットしたシステムの誤差項によりそれぞれ時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を較正して、それぞれ時間帯に対応する基地局システムの実の反射係数を得、前記システムの誤差項は、方向性誤差値と、反射追跡誤差値と、ソースミスマッチ誤差値とを含み、
全時間帯に対応する較正後の基地局システムの実の反射係数の平均値を計算し、得られた平均値を基地局システムの反射係数とする
ことを特徴とする請求項8に記載の定在波比を検出するための装置。 - 前記プリセットしたシステムの誤差項を決定するシステムの誤差項の決定ユニットをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の定在波比を検出するための装置。
- 前記システムの誤差項の決定ユニットは、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷それぞれの場合に、基地局システムにより発送したプリセットしたトレーニングシーケンスのRPDを取得し、
第2プリセットしたバンド幅の範囲において、プリセットしたデータ長に基づき、基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、複数の時間帯における前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号をそれぞれ抽出し、第2プリセットしたバンド幅の範囲は、第1プリセットしたバンド幅の範囲より大きく、且つ第1プリセットしたバンド幅の範囲を含み、
基地局システムのショート、オープン及び整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を、決定し、
基地局システムのショートの場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのショートの場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、整合負荷の場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、また、基地局システムのオープン場合の、それぞれ時間帯に対応する前記プリセットしたトレーニングシーケンスのRPDのフィード・バック信号のスペクトル特性を用い、基地局システムのオープン場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定し、
基地局システムのショート、基地局システムのオープン及び整合負荷の場合の、基地局システムの誤差項を有する反射係数に基づき、基地局システムの誤差項を決定する
ことを特徴とする請求項10に記載の定在波比を検出するための装置。 - 前記反射係数の決定ユニットは、それぞれ時間帯のOPDのフィード・バック信号幅の最大振幅及び前記時間帯におけるRPDのフィード・バック信号幅の最大振幅に基づき、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数を決定する場合、
それぞれ時間帯におけるRPDのフィード・バック信号の最大振幅と前記時間帯におけるOPDのフィード・バック信号の最大振幅の比率を、前記時間帯に対応する基地局システムの誤差項を有する反射係数として決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の定在波比を検出するための装置。 - 前記電力データ取得ユニットは、基地局システムにより発送されたサービス信号の出力電力検出データ(OPD)及び前記基地局における測定待機装置の反射電力検出データ(RPD)を取得した後、
前記取得した基地局システムにより発送したサービス信号のOPD及び取得した基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し直流除去処理を行い、
前記直流除去された後のOPD及び直流除去された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、ミラー信号の較正処理を行い、
前記ミラー信号の較正処理された後のOPD及びミラー信号の較正処理された後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、電力幅較正処理を行い、
前記電力幅較正処理後のOPD及び電力幅較正処理後の基地局システムにおける測定待機装置のRPDに対し、同期補償処理を行う
ことを特徴とする請求項7ないし請求項12のいずれか1項に記載の定在波比を検出するための装置。
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