JP2017155787A - Lubrication structure of bearing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、駆動源からの動力を伝達するトランスミッションやデファレンシャルギヤなどの動力伝達ユニットにおけるベアリングの潤滑構造に関する。 The present invention relates to a bearing lubrication structure in a power transmission unit such as a transmission or a differential gear that transmits power from a drive source.
自動車などの車両では、駆動源からの動力がトランスミッション(変速機)に入力され、トランスミッションで変速された動力がデファレンシャルギヤ(差動装置)などを介して駆動輪に伝達される。 In vehicles such as automobiles, power from a drive source is input to a transmission (transmission), and power shifted by the transmission is transmitted to drive wheels via a differential gear (differential device) or the like.
図3は、デファレンシャルギヤAssy101に動力を入力するドライブピニオンシャフト102の近傍の構成を示す断面図である。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a configuration in the vicinity of the
デファレンシャルギヤAssy101およびドライブピニオンシャフト102は、ユニットケース103内に収容されている。
The
デファレンシャルギヤAssy101は、デフケース104を備えている。デフケース104は、ユニットケース103に回転可能に保持されている。デフケース104には、その外周から径方向に張り出すフランジ部が形成されており、フランジ部には、かさ歯車からなるリングギヤ105が相対回転不能に設けられている。
The differential gear Assy 101 includes a
ドライブピニオンシャフト102は、2個のテーパローラベアリング106,107を介して、ユニットケース103に回転可能に保持されている。ドライブピニオンシャフト102は、リングギヤ105の中心(デフケース104の中心)を通ってドライブピニオンシャフト102の軸線方向に延びる直線に対して下方にオフセットした位置に配置されている。ドライブピニオンシャフト102のデファレンシャルギヤAssy101側の端部には、かさ歯車からなるドライブピニオンギヤ108が設けられている。ドライブピニオンギヤ108は、リングギヤ105と噛合している。
The
ドライブピニオンシャフト102が回転すると、その回転がドライブピニオンギヤ108からリングギヤ105に伝達されて、リングギヤ105およびデフケース104が回転する。
When the
ユニットケース103内には、各部の潤滑のためのオイル(潤滑油)が封入されている。ユニットケース103内の底部には、オイル溜まりが生じている。ユニットケース103内のオイル量は、たとえば、デファレンシャルギヤAssy101が静止した状態において、オイル溜まりの油面が図3に二点鎖線で示される位置となるように設定されている。これにより、テーパローラベアリング106,107の一部をオイル溜まりに浸漬させることができ、テーパローラベアリング106,107の焼き付きの発生を抑制することができる。
In the
しかしながら、ユニットケース103内のオイル量が多いと、デフケース104およびリングギヤ105がオイルから受ける回転抵抗(攪拌抵抗)が大きくなるので、メカニカルロスの増大が懸念される。
However, if the amount of oil in the
本発明の目的は、ベアリングをオイルに浸漬させなくても、ベアリングをオイルで潤滑にすることができる、ベアリングの潤滑構造を提供することである。 An object of the present invention is to provide a lubrication structure for a bearing in which the bearing can be lubricated with oil without immersing the bearing in oil.
前記の目的を達成するため、本発明に係るベアリングの潤滑構造は、回転体と、回転体を回転可能に保持する2個のベアリングとを備え、回転体を介して動力を伝達する動力伝達ユニットにおいて、ベアリングを潤滑にするための構造であって、この潤滑構造では、回転体の回転に伴って回転し、動力伝達ユニット内に貯留されているオイルを掻き上げる掻き上げ部が設けられ、回転体の上方に、掻き上げ部によって掻き上げられたオイルを受けるオイル受け部が形成され、オイル受け部に受けられたオイルを2個のベアリングの少なくとも一方に供給するための油路が形成されている。 To achieve the above object, a bearing lubrication structure according to the present invention includes a rotating body and two bearings that rotatably hold the rotating body, and transmits a power through the rotating body. In this lubrication structure, there is provided a scraping section that rotates with the rotation of the rotating body and scrapes up the oil stored in the power transmission unit. An oil receiving part for receiving the oil scooped up by the scooping part is formed above the body, and an oil passage for supplying the oil received by the oil receiving part to at least one of the two bearings is formed. Yes.
この構成によれば、回転体の回転に伴って、掻き上げ部が回転し、掻き上げ部により、動力伝達ユニット内に貯留されているオイルが掻き上げられる。掻き上げられたオイルは、回転体の上方に形成されたオイル受け部に受けられる。そして、オイル受け部に受けられたオイルは、油路を通して、2個のベアリングの少なくとも一方に供給される。そのため、ベアリングをオイルに浸漬させなくても、ベアリングをオイルで潤滑にすることができ、ベアリングの潤滑不足による焼き付きの発生を抑制することができる。その結果、動力伝達ユニット内のオイル量の低減を図ることができ、回転体の回転に伴って回転する掻き上げ部やその他の部材がオイルから受ける回転抵抗(撹拌抵抗)を低下させることができる。撹拌抵抗の低下により、動力伝達ユニットにおけるメカニカルロスが低減し、動力伝達ユニットが搭載された車両の走行燃費を向上させることができる。 According to this configuration, the scraping part rotates as the rotating body rotates, and the oil stored in the power transmission unit is scraped up by the scraping part. The oil scooped up is received by an oil receiving part formed above the rotating body. And the oil received by the oil receiving part is supplied to at least one of the two bearings through the oil passage. Therefore, the bearing can be lubricated with oil without immersing the bearing in oil, and the occurrence of seizure due to insufficient lubrication of the bearing can be suppressed. As a result, it is possible to reduce the amount of oil in the power transmission unit, and it is possible to reduce the rotational resistance (stirring resistance) received from the oil by the scraping portion and other members that rotate as the rotating body rotates. . By reducing the stirring resistance, the mechanical loss in the power transmission unit is reduced, and the traveling fuel consumption of the vehicle equipped with the power transmission unit can be improved.
2個のベアリングが回転体と回転体が挿通される挿通部の内周面との間に介在されて、回転体と軸挿通部の内周面との間に2個のベアリングに挟まれる空間が形成され、油路が当該空間とオイル受け部とを連通するように形成されており、個々のベアリングは、当該空間に対する外側に向かうにつれて回転体の回転軸線から離れるように傾斜したローラ(コロ)を有するテーパローラベアリングであることが好ましい。 A space in which two bearings are interposed between the rotating body and the inner peripheral surface of the insertion portion through which the rotating body is inserted, and sandwiched between the two bearings between the rotating body and the inner peripheral surface of the shaft insertion portion. The oil passage is formed so as to communicate the space and the oil receiving portion, and the individual bearings are rollers (rollers) inclined so as to move away from the rotation axis of the rotating body toward the outside with respect to the space. It is preferable that the taper roller bearing has.
この構成では、回転体が回転すると、2個のベアリングに挟まれる空間に負圧が生じ、その負圧により、オイル受け部に受けられたオイルが油路を通して2個のベアリングに挟まれる空間に吸い込まれる。そのため、2個のベアリングに挟まれる空間にオイルを積極的に流入させることができ、その流入したオイルを2個のベアリングに供給することができる。よって、2個のベアリングをオイルでより潤滑にすることができ、2個のベアリングの潤滑不足による焼き付きの発生を一層抑制することができる。 In this configuration, when the rotating body rotates, a negative pressure is generated in the space between the two bearings, and the negative pressure causes the oil received in the oil receiving portion to enter the space between the two bearings through the oil passage. Inhaled. Therefore, oil can be made to actively flow into the space between the two bearings, and the oil that has flowed in can be supplied to the two bearings. Therefore, the two bearings can be further lubricated with oil, and the occurrence of seizure due to insufficient lubrication of the two bearings can be further suppressed.
本発明によれば、ベアリングをオイルに浸漬させなくても、ベアリングをオイルで潤滑にすることができる。そのため、動力伝達ユニット内のオイル量の低減により、動力伝達ユニットにおけるメカニカルロスの低減を図ることができ、ひいては、動力伝達ユニットが搭載された車両の走行燃費の向上を図ることができる。 According to the present invention, the bearing can be lubricated with oil without immersing the bearing in oil. Therefore, the reduction in the amount of oil in the power transmission unit can reduce the mechanical loss in the power transmission unit, and as a result, the traveling fuel consumption of the vehicle on which the power transmission unit is mounted can be improved.
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
<動力伝達ユニットの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る動力伝達ユニット1の構成を示す断面図である。図2は、動力伝達ユニット1を回転軸線方向の一方側(動力の入力側)から見た図である。
<Configuration of power transmission unit>
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of a power transmission unit 1 according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a view of the power transmission unit 1 viewed from one side (power input side) in the rotation axis direction.
動力伝達ユニット1は、ドライブピニオンシャフト2およびデファレンシャルギヤAssy3を備え、トランスミッション(図示せず)から出力される動力をドライブシャフト(図示せず)に伝達するためのユニットである。
The power transmission unit 1 includes a
ドライブピニオンシャフト2およびデファレンシャルギヤAssy3は、ユニットケース4内に収容されている。ユニットケース4は、たとえば、ダイカストにより鋳造されるアルミニウム製の鋳物である。ユニットケース4には、動力伝達ユニット1の外殻をなす外壁部11と、外壁部11の内側に位置し、ドライブピニオンシャフト2を挿通可能な筒状の挿通部12と、外壁部11と挿通部12との間に架設され、挿通部12の周囲に放射状に延びる複数の区画壁部13とが形成されている。これにより、外壁部11と挿通部12との間が区画壁部13によって区画され、外壁部11と挿通部12との間には、図2に示されるように、区画壁部13の数と同数の空間14が挿通部12の周囲に並んで形成されている。
The
複数の空間14のうちの2つの空間14A,14Bは、挿通部12の上方に位置している。空間14A,14Bは、区画壁部13を挟んで隣接し、一方の空間14Aは、他方の空間14Bに対してドライブピニオンシャフト2の回転方向の上流側に位置している。
Two
ドライブピニオンシャフト2は、挿通部12に挿通されている。ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間には、図1に示されるように、2個のベアリング21が介在されている。2個のベアリング21は、ドライブピニオンシャフト2の回転軸線方向に間隔を空けて配置されている。これにより、ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間には、2個のベアリング21に挟まれる空間22が形成されている。
The
挿通部12には、空間14Aと空間22とを連通する第1連通路23が回転径方向に貫通して形成されている。また、挿通部12には、空間14Bと空間22とを連通する第2連通路24が回転径方向に貫通して形成されている。
A
ベアリング21には、テーパローラベアリング(円すいころ軸受)が採用されている。ベアリング21のインナレース25は、ドライブピニオンシャフト2に外嵌されて、ドライブピニオンシャフト2に固定されている。ベアリング21のアウタレース26は、挿通部12に内嵌されて、挿通部12に固定されている。インナレース25とアウタレース26との間には、複数のローラ(円すいコロ)27が介在されており、ベアリング21は、空間22に対する外側に向かうにつれてローラ27がドライブピニオンシャフト2の回転軸線から離れるように傾斜する向きに設けられている。また、2個のベアリング21の各インナレース25間には、スペーサ28が介在されて、各インナレース25にスペーサ28が固定されている。
As the bearing 21, a tapered roller bearing (tapered roller bearing) is employed. The
ドライブピニオンシャフト2のトランスミッション側の端部には、第1フランジ部材31が外嵌されている。第1フランジ部材31には、ドライブピニオンシャフト2に外嵌される外嵌部32と、外嵌部32におけるトランスミッション側の端部から外側に鍔状に張り出すフランジ部33とが一体的に形成されている。第1フランジ部材31の外嵌部32がドライブピニオンシャフト2に外嵌されて、外嵌部32から突出したドライブピニオンシャフト2にナット34が螺着されることにより、第1フランジ部材31がドライブピニオンシャフト2に固定的に取り付けられている。
A
第1フランジ部材31に対してトランスミッション側には、第2フランジ部材35が設けられている。第2フランジ部材35は、トランスミッションから出力される動力により回転する回転軸36に取り付けられており、円筒状の円筒部37と、円筒部37における第1フランジ部材31側の端部から外側に鍔状に張り出すフランジ部38とを一体的に有している。フランジ部38は、第1フランジ部材31のフランジ部33に面接触している。フランジ部33,38は、それらを挿通するボルト39によって互いに固定されている。
A
ドライブピニオンシャフト2のデファレンシャルギヤAssy3側の端部には、かさ歯車からなるドライブピニオンギヤ41が設けられている。ドライブピニオンギヤ41は、次に述べるデフケース51の中心よりも上方の位置に配置され、ドライブピニオンシャフト2は、デフケース51の中心を通ってドライブピニオンシャフト2の軸線方向に延びる直線に対して上方にオフセットした位置に配置されている。
A
デファレンシャルギヤAssy3は、デフケース51を備えている。デフケース51は、ユニットケース4にドライブピニオンシャフト2の回転軸線方向と直交する回転軸線を中心に回転可能に保持されている。デフケース51には、その外周から径方向に張り出すフランジ部52が形成されている。フランジ部52には、かさ歯車からなるリングギヤ(図示せず)が相対回転不能に設けられており、リングギヤには、ドライブピニオンギヤ41が噛合している。
The
ユニットケース4の上部には、ユニットケース4内の圧力を大気開放するためのブリーザ5が設けられている。ブリーザ5は、図2に示されるように、ユニットケース4の外壁部11を貫通する貫通穴61にユニットケース4の外側から差し込まれている。ブリーザ5は、外壁部11と挿通部12との間の空間14Bからなるブリーザ室(以下、「ブリーザ室14B」という。)とユニットケース4の外部とを連通している。
A
ユニットケース4内には、各部の潤滑のためのオイル(潤滑油)が収容されている。ユニットケース4内の底部には、オイル溜まりが生じている。ユニットケース4内のオイル量は、たとえば、ドライブピニオンシャフト2が静止した状態において、たとえば、オイル溜まりの油面が図1および図2に二点鎖線で示される位置、つまりデファレンシャルギヤAssy3に備えられているデフサイドギヤ(図示せず)の下端とほぼ同じ高さの位置に位置するように設定されている。
The
<作用効果>
以上の構成によれば、トランスミッションから出力される動力により、回転軸36が回転すると、その回転が第1フランジ部材31および第2フランジ部材35を介してドライブピニオンシャフト2に伝達されることにより、ドライブピニオンシャフト2が回転する。ドライブピニオンシャフト2が回転すると、その回転がドライブピニオンギヤ41からリングギヤに伝達されて、デファレンシャルギヤAssy3のデフケース51がリングギヤと一体に回転する。デフケース51の回転は、デファレンシャルギヤAssy3に備えられているデフピニオンシャフト、デフピニオンギヤおよびデフサイドギヤ(いずれも図示せず)を経由して、ドライブシャフトに伝達される。これにより、トランスミッションから出力される動力がドライブシャフトに伝達され、その動力がドライブシャフトから動力伝達ユニット1が搭載される車両の駆動輪に伝達される。
<Effect>
According to the above configuration, when the rotating
ユニットケース4内の底部には、オイルが溜まっており、そのオイル溜まりに、第1フランジ部材31および第2フランジ部材35の一部が浸漬している。そのため、ドライブピニオンシャフト2の回転に伴って、第1フランジ部材31および第2フランジ部材35が回転すると、第1フランジ部材31および第2フランジ部材35により、ユニットケース4内の底部に溜まっているオイルが掻き上げられる。
Oil is collected at the bottom of the
掻き上げられたオイルは、外壁部11と挿通部12との間の空間14Aに飛入する。この空間14Aは、ユニットケース4の底部から掻き上げられるオイルを受けるオイル受け室(以下、「オイル受け室14A」という。)として機能し、オイル受け室14Aに飛入したオイルは、オイル受け室14A内に貯留される。
The scooped up oil jumps into the
オイル受け室14Aは、挿通部12を貫通する第1連通路23を介して、ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間で2個のベアリング21に挟まれる空間22と連通している。そのため、オイル受け室14Aに溜まったオイルは、第1連通路23を通して、ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間の空間22に流入し、空間22をドライブピニオンシャフト2の回転軸線方向の両側から挟む2個のベアリング21に供給される。
The
よって、ベアリング21をオイルに浸漬させなくても、2個のベアリング21をオイルで潤滑にすることができ、2個のベアリング21の潤滑不足による焼き付きの発生を抑制することができる。その結果、ユニットケース4内のオイル量の低減を図ることができ、ドライブピニオンシャフト2の回転に伴って回転する第1フランジ部材31および第2フランジ部材35やその他の部材(デフケース51など)がオイルから受ける回転抵抗(撹拌抵抗)を低下させることができる。撹拌抵抗の低下により、動力伝達ユニット1におけるメカニカルロスが低減し、動力伝達ユニット1が搭載された車両の走行燃費を向上させることができる。
Therefore, the two
また、ベアリング21は、テーパローラベアリングであり、ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間の空間22に対する外側に向かうにつれてローラ27がドライブピニオンシャフト2の回転軸線から離れるように傾斜する向きに設けられている。これにより、ドライブピニオンシャフト2の回転に伴って、遠心力の作用により、2個のベアリング21に挟まれる空間22からベアリング21のインナレース25とアウタレース26との間を通してオイルや空気が排出され、空間22に負圧を発生させることができる。この負圧により、オイル受け室14Aに受けられたオイルが第1連通路23を通して2個のベアリング21に挟まれる空間22に吸い込まれる。そのため、2個のベアリング21に挟まれる空間22にオイルを積極的に流入させることができ、その流入したオイルを2個のベアリング21に供給することができる。よって、2個のベアリング21をオイルでより潤滑にすることができ、2個のベアリング21の潤滑不足による焼き付きの発生を一層抑制することができる。
The
また、挿通部12の上方には、ブリーザ室14Bが形成されている。ブリーザ室14Bは、ユニットケース4に取り付けられたブリーザ5を介して、ユニットケース4の外部と連通している。また、ブリーザ室14Bは、挿通部12に形成された第2連通路24を介して、ドライブピニオンシャフト2と挿通部12の内周面との間で2個のベアリング21に挟まれる空間22と連通している。そのため、ブリーザ室14Bに入ったオイルを第2連通路24を通して空間22に排出することができる。その結果、ブリーザ室14B内のオイルの量を減らすことができ、ブリーザ5からのオイルの噴き出しを抑制することができる。
Further, a
また、ブリーザ室14Bからも空間22にオイルが供給されるので、2個のベアリング21をオイルで一層良好な潤滑状態にすることができ、2個のベアリング21の潤滑不足による焼き付きの発生を一層抑制することができる。
Further, since oil is also supplied to the
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
<Modification>
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention can also be implemented with another form.
たとえば、ドライブピニオンシャフト2は、トランスミッションのアウトプットシャフトであってもよいし、アウトプットシャフトからの動力が伝達されるトランスファの回転軸であってもよい。
For example, the
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。 In addition, various design changes can be made to the above-described configuration within the scope of the matters described in the claims.
1 動力伝達ユニット
2 ドライブピニオンシャフト(回転体)
14A オイル受け室(オイル受け部)
21 ベアリング
23 第1連通路(油路)
31 第1フランジ部材(掻き上げ部)
35 第2フランジ部材(掻き上げ部)
1
14A Oil receiving chamber (oil receiving part)
21
31 First flange member (scraping part)
35 Second flange member (scraping part)
Claims (1)
前記回転体の回転に伴って回転し、前記動力伝達ユニット内に貯留されているオイルを掻き上げる掻き上げ部が設けられ、
前記回転体の上方に、前記掻き上げ部によって掻き上げられたオイルを受けるオイル受け部が形成され、
前記オイル受け部に受けられたオイルを前記2個のベアリングの少なくとも一方に供給するための油路が形成されている、ベアリングの潤滑構造。 In a power transmission unit that includes a rotating body and two bearings that rotatably hold the rotating body, and transmits power through the rotating body.
Rotating with the rotation of the rotating body, provided with a scooping section that scoops up the oil stored in the power transmission unit,
Above the rotating body, an oil receiving portion for receiving the oil scraped up by the scraping portion is formed,
A bearing lubrication structure in which an oil passage for supplying oil received in the oil receiving portion to at least one of the two bearings is formed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016037826A JP2017155787A (en) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | Lubrication structure of bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016037826A JP2017155787A (en) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | Lubrication structure of bearing |
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