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JP2017035202A - 洗濯機 - Google Patents

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JP2017035202A
JP2017035202A JP2015157146A JP2015157146A JP2017035202A JP 2017035202 A JP2017035202 A JP 2017035202A JP 2015157146 A JP2015157146 A JP 2015157146A JP 2015157146 A JP2015157146 A JP 2015157146A JP 2017035202 A JP2017035202 A JP 2017035202A
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崇之 大西
Takayuki Onishi
崇之 大西
馬場 義一
Yoshikazu Baba
義一 馬場
米澤 孝昭
Takaaki Yonezawa
孝昭 米澤
克己 大江
Katsumi Oe
克己 大江
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Aqua KK
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Qingdao Haier Washing Machine Co Ltd
Aqua KK
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Abstract

【課題】誘導モータを用いながらインバータを用いた場合のような効率の良い運転を可能にする。
【解決手段】洗濯物を回転させる回転部に回転動力を入力する入力軸と、正逆方向に回転して回転部の動力源となる誘導モータ72と、この誘導モータ72の出力軸72mと回転部への入力軸との間に介在され立ち上げに伴って減速比を小さくする方向に変速する変速機とを備え、誘導モータ72の効率の悪い低回転域で従動側のトルクを倍増させつつ、低回転域をいち速く通過して高回転域に移行するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導モータを効率よく活用できるようにした洗濯機に関するものである。
洗濯機には、従来より価格が安価な誘導モータが多く用いられている。誘導モータはACモータの一種であり、交流を流したコイルが作り出す回転磁界でロータ側に誘導電流をつくり、それが発生する磁界と回転磁界との相互作用によって駆動するモータである。一般にこの種のモータの出力軸に現われる回転動力は、一対のプーリおよびベルトを介し、さらに減速機を介して撹拌翼や脱水槽等の回転部の入力軸に伝達されるように構成される(特許文献1)。
一方、洗濯機にはインバータ方式を採用したものも利用に供されている。インバータ制御は、交流電力を直流に変換後、任意の周波数の交流に変換してモータを駆動することができるようにしたものである(特許文献2)。
特開2002−166089号公報 特開平04−322696号公報
しかしながら、誘導モータ方式では、プーリ比が固定であるため、モータの立ち上がりが遅く、効率の悪い低回転域での動作が多くなるうえに、特に正逆方向に回転を切り替えながら洗い工程や濯ぎ工程を実施する洗濯機においては、立ち上がり特性が大きく影響してくるため、効率の悪さが拭えないという難点がある。
一方、インバータ制御方式のものは、運転効率の良い周波数に設定することができる反面、制御系が複雑となることから、全体として高価になるという難点がある。
本発明は、このような課題に着目し、誘導モータを用いながらインバータを用いた場合のような効率の良い運転を可能にした、新たな構成からなる洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の洗濯機は、洗濯物を回転させる回転部に回転動力を入力する入力軸と、正逆方向に回転して前記回転部の動力源となる誘導モータと、この誘導モータの出力軸と前記回転部への入力軸との間に介在され立ち上げに伴って減速比を小さくする方向に変速する変速機とを備えることを特徴とする。
変速機の好ましい実施の態様としては、前記出力軸側に設けた可変型の駆動側プーリユニットと、前記入力軸側に設けた可変型の従動側プーリユニットと、両プーリユニット間で動力を伝えるベルトとを備え、前記出力軸又は前記入力軸の回転数に応じてプーリ比を変化させるものが挙げられる。
このように慣性重量が大きくなることを積極的に利用するためには、前記誘導モータをドライバを介して駆動する制御手段に、予め設定された前記回転部に対する所定の駆動時間と、当該回転部が停止するまでの所定の慣性回転時間とを動作単位として、この動作単位毎に前記回転部への反転駆動を繰り返す制御を行わせることが好ましい。
この場合の所定の駆動時間は、前記変速機の変速比を最大から最小まで変化させるに足る時間以上に設定されていることがより好ましい。
以上説明した本発明によると、誘導モータの立ち上げ特性は一定でも、変速機を介在させることによって、誘導モータの効率の悪い低回転域で従動側のトルクを倍増させつつ、当該低回転域をいち速く通過させる。そして、これに伴ってトルク倍増により起動直後から洗濯物に対する洗浄力が向上し、その後いち速くモータ効率の良い高回転域側に移行することで消費電力の低減が図られる。洗濯機は、短い時間で正転・逆転が繰り返されるという特有の動作を行うため、上記の効果は繰り返し現われる。したがって、本発明によれば、誘導モータを用いた安価な構成であっても、インバータを用いた場合のような効率の良い運転を実現することが可能となる。
変速機を可変型のプーリユニットとベルトから構成した本発明によれば、固定型のプーリを用いた構成と比較して、可変構造に必要な要素部品を含む分だけ慣性重量が増加する。このため、洗濯物を引き連れて回転する際の慣性トルクも増大し、洗浄効果をより高めることができる。
この場合、同じ駆動時間であれば、慣性重量が増えた分、停止までの時間も長くなる。回転部が固定型のプーリと同じ慣性停止時間で反転すると惰性回転中に回転を切り返すことになるが、本発明の制御手段により回転部が停止するのを待って反転させれば、慣性重量による惰性回転を洗浄のために有効活用することができる。しかも、このような設定をすれば、誘導モータに毎回速度0が現われるため、その都度起動時のトルク倍増効果を利用することができる。
特に、変速比を最大から最小までフル活用するようにすれば、誘導モータが効率良く立ち上がった後は、変速比を変えて回転部に必要な回転数に達するので、モータ効率の良い高回転域の時間割合を長くして消費電力の低減を実効あらしめることができる。
本発明の一実施形態に係る洗濯機の要部を、変速機の起動時の状態において示す部分縦断面図。 同実施形態と対比して変速機を搭載しない洗濯機の概略構成を示す全体断面図。 同実施形態におけるモータの制御系を示す説明図。 同実施形態で用いる変速機の起動後の状態を示す図。 同実施形態に用いた誘導モータの特性を示すグラフ。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る変速機8を採用した洗濯機を示す部分縦断面図であり、図2はこのような変速機を採用していない洗濯機1を示す全体縦断面図である。
先ず、図2の洗濯機1の基本構成について説明し、そのうえで本実施形態に係る変速機を取り付けた洗濯機の説明を行う。
洗濯機1は、いわゆる縦型洗濯機として構成され、筐体2と、その内部で吊棒3により吊支される洗濯槽ユニット4とを備える。洗濯槽ユニット4は、有底略円筒状の外槽5と、その内部で同軸に配される有底略円筒状の内槽6と、外槽5の底部に設けられた駆動機構7とを備える。
筐体2は、略矩形状の底面21とこの底面21より立ち上がる4つの壁面22とにより構成され、上方を開口された内部空間Spを備える箱形をなす。筐体2の上端24近傍の四隅にはフック状の掛止部25が設けられ、この掛止部25は、吊棒3の基端3A側を掛止させることで吊棒3を吊り下げるための支点として機能する。
筐体2の上部には、操作パネルと一体化されたカバー26が設けられるとともに、このカバー26の一部は開閉蓋26aとされ、折り戸式に操作することで内部空間Spを開閉することができる。
洗濯槽ユニット4を構成する外槽5は、底部をなす平面視略円形の底板51と、底板51の縁部より立ち上がる周壁52とを有する有底略円筒状の部材である。周壁52の下部には、平面視4箇所にほぼ等配してフック状の被吊支部53が一体的に設けられている。被吊支部53は、吊棒3の先端3B側を取り付けることができる。
内槽6は、いわゆる洗濯脱水槽として構成され、底部をなす平面視略円形の底板61と、底板61の縁部より立ち上がる周壁62とを有する有底略円筒状をなす。内槽6は、外槽5の内部でこの外槽5と同軸に配されるとともに、駆動機構7を介して外槽5により回転可能に支持される。底板61及び周壁62には図示しない多数の通水孔が設けられ、この通水孔を通じて内槽6内の水を排出することができる。また、内槽6の底板61の直ぐ上には、一般にパルセータと称する撹拌翼63が同軸状に設けられる。
駆動機構7は、外槽5の底板51の下面に取り付けられたベース部材71と、このベース部材71に取り付けた誘導モータ72と、クラッチを含む動力分配手段73とを含む。誘導モータ72の出力軸72mと動力分配手段73の入力軸73mは、固定プーリ72a、73aをそれぞれ備えており、これらの固定プーリ72a,73aの周囲に平ベルト74が巻回されることで、相互に動力の伝達を行うことができる。
動力分配手段73は、入力軸73aに入力される回転動力をクラッチを介して同軸に配された2つの入力軸75,76に分配するもので、内側の第1入力軸75を上記撹拌翼63の中心に接続され、外側の第2入力軸76を内槽6の底板61に接続される。動力分配手段73は、制御手段からの指令に基づき、固定プーリ72a、ベルト74、固定プーリ73aを通じて誘導モータ72の回転動力を入力軸73aに入力し、この回転動力を、第1入力軸75のみ、あるいは第1入力軸75と第2入力軸76の双方に選択的に切り換える。これにより洗濯機1は、洗濯時には主として撹拌翼63のみを回転させ、脱水時には内槽6と撹拌翼63とを一体的に回転させる。本発明の回転部80は、洗い工程および濯ぎ工程においては撹拌翼63がこれに相当し、脱水工程においては撹拌翼63および内槽6がこれに該当する。
このような構成において、本実施形態では、誘導モータ72の出力軸72mと、回転部80の入力軸80m(動力分配手段73の入力軸73m)との間の動力伝達部に図1に示す変速機8を介在させている。図1において図2と共通する部分には同一符号が付してある。
変速機8を採用した目的は、誘導モータ72の特性改善のためである。誘導モータ72では、固定プーリ72aと73aのプーリ比が常に一定であって高回転域で初めて有効なトルクが出るため、立ち上がりが遅く、突入電流の大きい低回転域での動作が多い。そのうえに、特に正逆方向に回転を切り替えながら洗い工程や濯ぎ工程を実行する洗濯機1においては、立ち上がり特性の悪さが全体に与える影響が大きい。
そこで、変速機8を介在させ、立ち上げに伴って減速比を後述するごとく1:3.4から1:1.7へと小さくする方向に変速する。そして、誘導モータ72の立ち上げ特性は一定でも、当該誘導モータ72の効率の悪い低回転域で従動側の入力軸73mに入力するトルクを倍増させつつ、当該低回転域をいち速く通過させる。その結果、トルク倍増により起動直後から洗濯物に対する洗浄力が向上し、その後いち速くモータ効率の良い高回転域側に移行することで、誘導モータ72における消費電力の低減が図られる。洗濯機1は、短い時間で正転・逆転が繰り返されるという特有の動作を行うため、上記の効果が反復して得られ、誘導モータ72を用いた安価な構成であっても、インバータを用いた場合のような効率の良い運転を実現することができる。
この変速機8は、誘導モータ72の出力軸72mの回転数に応じて変速比を可変とする自動変速機である。具体的には、出力軸72m側に設けた可変型の駆動側プーリユニット81と、入力軸73m側に設けた可変型の従動側プーリユニット82と、両プーリユニット81、82間で動力を伝えるVベルト83とを備え、出力軸72mの回転数に応じて減速比が小さくなる方向にプーリ比を変化させる。簡単に構成を対比させれば、この動力伝達部は、図2の構成から固定プーリ72a、平ベルト74、固定プーリ73aを取り除き、代わりに駆動側プーリユニット81、従動側プーリユニット82、Vベルト83を取り付けたものである。
このような所謂Vベルト式変速機の構造を図2に示した固定型のプーリ構造と比較すれば、可変型の両プーリユニット81、82は可変構造に必要な要素部品の分だけ慣性重量が増加する。このため、洗濯物を引き連れて回転する際の慣性トルクが増大し、洗浄効果の向上に寄与することができる。
駆動側プーリユニット81は、誘導モータ72の出力軸72mに一体回転可能かつ軸方向に移動可能に接続される駆動側可動プーリ81aと、前記出力軸72mに一体回転可能に固定されて前記駆動側可動プーリ81aに対向される駆動側固定プーリ81bと、駆動側可動プーリ81aに出力軸72mの回転数に応じた軸方向の変位を与える回転数感応部81cとを備える。
駆動側可動プーリ81aおよび駆動側固定プーリ81bの対向面は、中心から径方向に遠ざかるに従って対向距離が大きくなる逆皿状をなしている。
回転数感応部81cは、駆動側可動プーリ81aと対向する位置に設けられて出力軸72mと略直交する支持面を有する変速板81c1と、この変速板81c1と駆動側可動プーリ81aとの間にあってこれらと一体回転するように配されかつラジアル方向に向かって転動可能なウェイトローラ81c2と、駆動側可動プーリ81a側にあり且つウェイトローラ81c2に添設する位置にあって当該ウェイトローラ81c2が中心から遠ざかるにつれてウェイトローラ81c2により駆動側固定プーリ81b側に付勢されるテーパ状のガイド面81c3とからなる。
一方、従動側プーリユニット82は、回転部80の入力軸80mすなわち動力分配手段73の入力軸73mに一体回転可能かつ軸方向に移動可能に接続される従動側可動プーリ82aと、前記入力軸73mに一体回転可能に固定されて前記従動側可動プーリ82aに対向される従動側固定プーリ82bと、従動側可動プーリ82aを従動側固定プーリ82bに向けて弾性付勢するスプリング82cとを備える。
従動側可動プーリ82aおよび従動側固定プーリ82bの対向面も、中心から径方向に遠ざかるに従って対向距離が大きくなる逆皿状をなしている。
Vベルト83は、耐熱性や耐摩耗性等に優れるガラス繊維やケプラー繊維等を用いて無限軌道状に形成され、内周面に複数の歯が列設されている。
図1は誘導モータの起動前、図4は誘導モータ起動後の状態を示している。当初従動側可動プーリ82aはスプリング82cに付勢されて従動側固定プーリ82bとの対向距離を縮めた図1の状態にあり、Vベルト83の係合する従動側プーリユニット82のプーリ径は実質的に大となっている。対する駆動側可動プーリ81aは遠心力が働いていないため、ウェイトローラ81c2は出力軸72mに近い位置にあり、Vベルト83が従動側プーリユニット82側に引っ張られて駆動側固定プーリ81bとの対向距離は広がった状態にあり、Vベルト83の係合する駆動側プーリユニット81のプーリ径は実質的に小となっている。このときのプーリ径の比は本実施形態の場合、駆動側:従動側=1:3.4であり、後述する起動後のプーリ比と比べると、駆動側の回転数に対して従動側の回転数が低く、減速比が大きい。
この状態から誘導モータ72が起動すると、駆動側可動プーリ81aが回転することによってウェイトローラ81c2が遠心力により図1→図4のように外周側に移動し、これに伴い駆動側可動プーリ81aはガイド面81c3を通じてウェイトローラ81c2に押し下げられて、駆動側固定プーリ81bに近づく方向に移動する。その結果、駆動側固定プーリ81bとの対向距離が縮まり、Vベルト83に対する駆動側プーリユニット81の実質的なプーリ径をΔr1だけ増大させる。これに伴って、Vベルト83が駆動側プーリユニット81側に引っ張られて従動側可動プーリ82aがスプリング82cの弾性力に抗して図1→図4のように従動側固定プーリ82bとの対向距離を増大させる方向に移動し、Vベルト83に対する実質的なプーリ径をΔr2だけ減少させる。このときのプーリ径の比は本実施形態の場合、駆動側:従動側=1.1.7であり、上述した起動時のプーリ比と比べると、駆動側の回転数に対して従動側の回転数が高くなり、減速比が小さくなる。この間、プーリ比すなわち減速比はリニアに変化する。
一方、図3(a)に示すように、誘導モータ72は制御手段91からモータドライバ92を介して制御されるように構成されている。制御手段91は例えばこの洗濯機1の洗濯工程全般の制御を司るマイクロコンピュータであり、制御の一環として誘導モータ72への通電のON/OFF制御を行っている。同図(b)は制御手段91に組み込まれたシーケンスの一つとして、洗い工程における誘導モータ72への通電制御の概要を示すフローチャートである。
先ずステップS1で正方向への通電をONにし、通電ONから所定の駆動時間T1が経過したらステップS2で通電をOFFにする。次いで、通電OFFから所定の慣性回転時間T2が経過したら、今度はステップS3で逆方向への通電をONにし、通電ONから所定の駆動時間T3が経過したらステップS4で通電をOFFにする。その後、通電OFFから所定の慣性回転時間T4が経過したらステップS5に移る。このステップS5では、洗い工程の開始時すなわち最初のステップS1の通電ONから洗い工程において設定した所定の工程実行時間T5が経過したか否かを判断し、NOであればステップS1に戻り、YESであればエンドする。
つまり、回転部80に対する所定の駆動時間T1(T3)と、回転部80すなわち撹拌翼63が停止するまでの所定の回線回転時間T2(T4)とを動作単位として、この動作単位毎に回転部80への反転駆動を繰り返す制御が行われる。
本実施形態では、駆動時間T1、T3は1.3秒、慣性回転時間T2、T4は1.5秒、工程実行時間T5は6分に設定されている。これと対比させるために、変速機8を採用していない図2の構成の場合と比較すると、図2の場合の駆動時間T1、T3は1.3秒、慣性回転時間T2、T4は0.5秒、工程実行時間T5は4分に設定される。駆動時間T1、T3が同じであるのに対して、慣性回転時間T2、T4が長くとってあるのは、変速機8を導入したことに伴う慣性重量の増加に起因して誘導モータ72が起動後にOFFされてから停止するまでに要する時間が延びたことに対応する。慣性重量の増加は大きくは、駆動側では図2の駆動側プーリ72aの重量に対して図1の駆動側プーリユニット81を構成するプーリ81a、81b、回転感応部81cの重量の差分であり、従動側では、図2の従動側プーリ73aの重量に対して図1の従動側プーリユニット82を構成するプーリ82a、82b、スプリング82cの重量の差分である。
すなわち、図1の構成において固定型のプーリ72a、73aと同じ慣性停止時間T2、T4=0.5秒で反転すると惰性回転中に回転を切り返すことになり、電力ロスが大きくなるが、慣性停止時間T2、T4=1.5秒として停止まで待って反転させることで、無駄な電力を消費しないばかりか、慣性重量による惰性回転を洗浄のために有効活用することができる。しかも、このような設定をすれば、誘導モータ72に毎回速度0が現われるため、その都度起動時のトルク倍増効果を利用することができる。
そして、前述した立上げ時の所定時間T1、T3は、変速機の変速比を最大である1:3.4から最小である1:1.7まで変化させるに足る時間以上に設定されている。すなわち、誘導モータ72の場合は電流値のコントロールはできないが、本実施形態の構造下に誘導モータ72を起動すると、誘導モータ72が効率良く立ち上がった後は、変速機8が変速比を変えて回転部80が必要な回転数に達し、このとき誘導モータ72も高回転域に達するので、モータ効率の良い領域の時間割合を長くして消費電力の低減を実効あらしめることができる。
図5は回転数に対する突入電流およびトルクの特性を表わしたグラフである。回転数が低い領域では突入電流が多い割には誘導モータの出力トルクが低く、効率の良い運転ができないが、回転数が高くなると突入電流が減り、代わって出力トルクが増える。本実施形態により、変速機8を介して入力軸72m側のトルクを倍増させつつ、効率の悪い低回転域をいち速く通過して効率の良い高回転域で運転することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では洗い工程を例に挙げてモータ駆動シーケンスについて説明したが、濯ぎ工程においてもこれに準じたシーケンスが実行される。
また、駆動時間や慣性回転時間、最大変速比や最小変速比等も上述した具体的な数値に限定されるものではない。
さらに、変速機を採用することで、出力トルクを倍増できるので、より小型で安価なモータの採用も可能となる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
8…変速機
72…誘導モータ
72m…出力軸
73m…入力軸
80…回転部
80m…入力軸
81…駆動側プーリユニット
82…従動側プーリユニット
83…ベルト
91…制御手段
92…ドライバ
T1、T3…駆動時間
T2、T4…慣性回転時間

Claims (4)

  1. 洗濯物を回転させる回転部に回転動力を入力する入力軸と、正逆方向に回転して前記回転部の動力源となる誘導モータと、この誘導モータの出力軸と前記回転部への入力軸との間に介在され立ち上げに伴って減速比を小さくする方向に変速する変速機とを備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記変速機は、前記出力軸側に設けた可変型の駆動側プーリユニットと、前記入力軸側に設けた可変型の従動側プーリユニットと、両プーリユニット間で動力を伝えるベルトとを備え、前記出力軸又は前記入力軸の回転数に応じてプーリ比を変化させるものである請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記誘導モータをドライバを介して駆動する制御手段を備え、この制御手段は、予め設定された前記回転部に対する所定の駆動時間と、当該回転部が停止するまでの所定の慣性回転時間とを動作単位として、この動作単位毎に前記回転部への反転駆動を繰り返す請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記所定の駆動時間は、前記変速機の変速比を最大から最小まで変化させるに足る時間以上に設定されている請求項3に記載の洗濯機。
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