JP2017052261A - Laser recording device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、レーザ記録装置に関する。 Embodiments described herein relate generally to a laser recording apparatus.
従来のレーザ記録手法では、記録媒体に直接レーザ記録を行う場合、記録位置(レーザ照射位置)における記録媒体の炭化や発色剤の反応による色の変化を利用した単色の記録しかできなかった。 In the conventional laser recording method, when laser recording is directly performed on a recording medium, only monochromatic recording using a change in color due to carbonization of the recording medium or reaction of the color former at the recording position (laser irradiation position) can be performed.
また、転写フィルムまたはラミネートフィルムのようなフィルム状であるか、またはそのようなフィルムを備えたプラスチック物体、およびそのようなプラスチック物体にレーザ光の集光位置を制御して、多色画像を記録する方法も提案されている。 Also, it is in the form of a film such as a transfer film or a laminate film, or a plastic object provided with such a film, and a laser light condensing position is controlled on such a plastic object to record a multicolor image. A method to do this has also been proposed.
しかしながら、従来技術においては、波長の異なる複数のレーザ光源装置や、発色を停止させるための複数の紫外光照射装置を持つ必要があったため、装置コストの低減、および装置の小型化が困難であった。また、レーザの集光位置を発色層に合わせて変更する場合には、記録媒体の歪み、凹凸、光学系、発色層の厚み等ばらつきにより、記録画像の品質が容易に低下する虞があった。 However, in the prior art, since it was necessary to have a plurality of laser light source devices having different wavelengths and a plurality of ultraviolet light irradiation devices for stopping color development, it was difficult to reduce the device cost and downsize the device. It was. In addition, when the laser condensing position is changed in accordance with the color developing layer, the quality of the recorded image may be easily deteriorated due to variations in the recording medium, distortion, unevenness, optical system, color developing layer thickness, and the like. .
本発明は、上記に鑑みてなされたものであってレーザ光を走査して画像記録を行うレーザ記録装置において、記録画像の品質を維持、向上しつつ装置構成を簡略化することが可能なレーザ記録装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above, and in a laser recording apparatus that performs image recording by scanning a laser beam, a laser capable of simplifying the apparatus configuration while maintaining and improving the quality of a recorded image It is to provide a recording apparatus.
実施形態のレーザ記録装置は、発色の閾値温度が異なる感熱材料がそれぞれ含まれるとともに、断熱及び伝熱を行う中間層を介して含まれる前記感熱材料の前記閾値温度が高くなるようにレーザ光が照射される表面側から積層された複数の感熱記録層を備えた記録媒体に前記レーザ光を照射して記録を行うレーザ記録装置である。
そして、レーザ記録装置の制御部は、閾値温度が高い感熱記録層の記録時ほどレーザ光のパワー密度を相対的に高くし、閾値温度が低い感熱記録層の記録時ほど実効的に長い照射時間として、レーザ光を照射して記録対象の感熱記録層に対する記録を行う。
The laser recording apparatus of the embodiment includes heat-sensitive materials having different color development threshold temperatures, and laser light is emitted so that the threshold temperature of the heat-sensitive material included through an intermediate layer that performs heat insulation and heat transfer is increased. The laser recording apparatus performs recording by irradiating the recording medium with a plurality of thermosensitive recording layers laminated from the irradiated surface side with the laser beam.
Then, the control unit of the laser recording apparatus increases the power density of the laser light relatively as the recording time of the thermal recording layer having a higher threshold temperature, and effectively increases the irradiation time as the recording time of the thermal recording layer having a lower threshold temperature. As described above, recording is performed on the heat-sensitive recording layer to be recorded by irradiation with laser light.
以下図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。
[1]第1実施形態
まず、第1実施形態の原理説明を行う。
第1実施形態のレーザ記録方法は、レーザ照射によって少なくとも保護層18上で発生した熱が各層に伝導して各層の温度が変化するのを、レーザによる熱の与え方、つまりレーザの照射条件によって制御することにより選択的に各層を発色させる記録方法である。
Hereinafter, embodiments will be described in detail with reference to the drawings.
[1] First Embodiment First, the principle of the first embodiment will be described.
In the laser recording method of the first embodiment, the heat generated on at least the
図1は、実施形態に用いられる記録媒体の概要構成説明図である。
記録媒体10は、図1に示すように、基材12上に、低温発色層13、第1スペーサ層14、中温発色層15、第2スペーサ層16、高温発色層17及び保護層18がこの順番で積層されている。ここで、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17は、画像記録がなされる感熱記録層(低温感熱記録層、中温感熱記録層、高温感熱記録層)を構成し、第1スペーサ層14、第2スペーサ層16は、断熱および伝熱を行う中間層を構成している。
FIG. 1 is an explanatory diagram of a schematic configuration of a recording medium used in the embodiment.
As shown in FIG. 1, the
上記構成において、基材12は、低温発色層13、第1スペーサ層14、中温発色層15、第2スペーサ層16、高温発色層17及び保護層18を保持する。
低温発色層13は、その温度が第1閾値温度Tl以上となると発色する感熱材料としての示温材料を含む層である。
In the above configuration, the
The low
第1スペーサ層14は、低温発色層13の非発色時に熱的障壁を与え、低温発色層13に対する中温発色層15側からの伝熱を抑制する層である。
中温発色層15は、その温度が第2閾値温度Tm(>Tl)以上となると発色する感熱材料としての示温材料を含む層である。
The
The intermediate
第2スペーサ層16は、中温発色層15の非発色時に熱的障壁を与え、中温発色層15に対する高温発色層17側からの伝熱を抑制する層である。
高温発色層17は、その温度が第3閾値温度Th(>Tm)以上となると発色する感熱材料としての示温材料を含む層である。
The
The high-
保護層18は、低温発色層13、第1スペーサ層14、中温発色層15、第2スペーサ層16及び高温発色層17を保護するための層である。
The
図2は、実施形態の単色発色における発色原理の説明図である。
図2(a)は、低温発色層13を個別に発色させる場合の原理説明図である。
また、図2(b)は、中温発色層15を個別に発色させる場合の原理説明図である。
また、図2(c)は、高温発色層17を個別に発色させる際の原理説明図である。
FIG. 2 is an explanatory diagram of the coloring principle in the monochromatic color development of the embodiment.
FIG. 2A is a diagram for explaining the principle when the low-
FIG. 2B is a diagram for explaining the principle when the intermediate
FIG. 2C is a diagram for explaining the principle when the high-
低温発色層13のみを発色させる際には、レーザ照射位置から熱が伝わり低温発色層13まで熱が伝わる必要があるが、同時に中温発色層15の温度が第2閾値温度Tmを越えず、かつ、高温発色層17の温度が第3閾値温度Thを超えないレーザ照射条件で記録を行う。
この結果、図2(a)に示すように、低温発色層13の発色領域21で発色することとなる。
When only the low
As a result, as shown in FIG. 2A, color is developed in the
また、中温発色層15のみを発色させる際には、レーザ照射位置から熱が伝わり中温発色層15まで熱が伝わる必要があるが、同時に高温発色層17の温度が第3閾値温度Thを超えず、かつ、スペーサ層14により伝熱を抑制し、低温発色層13の温度が第1閾値温度Tlを超えないレーザ照射条件で記録を行う。
この結果、図2(b)に示すように、中温発色層15の発色領域22で発色することとなる。
When only the intermediate
As a result, as shown in FIG. 2B, color is developed in the
また、高温発色層17のみを発色させる際には、レーザ照射位置から熱が伝わり高温発色層17まで熱が伝わる必要があるが、同時にスペーサ層16およびスペーサ層14により、伝熱を抑制し、中温発色層15の温度が第2閾値温度Tmを越えず、かつ、低温発色層13の温度が第1閾値温度Tlを超えないレーザ照射条件で記録を行う。
この結果、図2(c)に示すように、高温発色層17の発色領域23で発色することとなる。
Further, when only the high
As a result, as shown in FIG. 2C, color is developed in the
図3は、レーザ照射条件の一例の説明図である。
図3に示すように、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17の各層を発色するためのレーザ光のパワー密度及び記録時間を、それぞれ、パワー密度PDl、PDm、PDhとし、記録時間th、tm、tlとした場合、
PDl<PDm<PDh、かつ、th<tm<tl
の条件を満たすように設定する。
FIG. 3 is an explanatory diagram of an example of laser irradiation conditions.
As shown in FIG. 3, the power density and recording time of the laser beam for coloring each of the low
PDl <PDm <PDh and th <tm <tl
Set to satisfy the conditions.
換言すれば、パワー密度については、
PDl+α1=PDm+α2=PDh (α1>α2>0)
とする。この場合において、α1及びα2の値については、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17を構成している材料に応じて事前に適宜設定されるものとする。
In other words, for power density:
PDl + α1 = PDm + α2 = PDh (α1>α2> 0)
And In this case, the values of α1 and α2 are appropriately set in advance according to the materials constituting the low
また、記録時間についても、
th+β1=tm+β2=tl (β1>β2>0)
とする。この場合において、β1及びβ2の値については、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17を構成している材料に応じて事前に適宜設定されるものとする。
Also, regarding the recording time,
th + β1 = tm + β2 = tl (β1>β2> 0)
And In this case, the values of β1 and β2 are appropriately set in advance according to the materials constituting the low
すなわち、低温発色層13を選択的に発色させるために、パワー密度PDlを相対的に最も小さく、かつ、記録時間tlを相対的に最も大きくする。
このような条件でレーザ光を照射することで、高温発色層17および中温発色層15に熱が伝わる段階では、中温発色層15の温度が第2閾値温度Tmを越えず、かつ、高温発色層17の温度が第3閾値温度Thを超えないまま、低温発色層13の温度が第1閾値温度Tlを越えるようにすることができる。
That is, in order to selectively develop the low
By irradiating the laser beam under such conditions, the temperature of the intermediate
また、選択的に高温発色層17を発色させるために、パワー密度PDhを相対的に最も大きく、かつ、記録時間thを相対的に最も短くする。このような条件でレーザ光を照射することで、中温発色層15および低温発色層13に熱が伝わる段階では中温発色層15の閾値、および低温発色層13の閾値の温度を超えないまま、高温発色層17のみ閾値の温度を超えさせることができる。
Further, in order to selectively color the high
また、選択的に中温発色層15のみを発色させるためには、パワー密度PDmおよび記録時間tmを上記のような相対的に中間の値にする。
In order to selectively color only the intermediate
このような条件でレーザを照射することにより、高温発色層17および低温発色層13に熱が伝わる段階では高温発色層17の閾値、および低温発色層13の閾値の温度を超えないまま、中温発色層15のみ閾値の温度を超えさせることができる。
By irradiating the laser under such conditions, the medium temperature coloring is performed without exceeding the threshold temperature of the high
上述したように、選択的に三原色に対応する各層を発色させることが可能なため、三原色を組み合わせたフルカラーの記録が可能になる。さらに、本実施形態の方法によれば、記録媒体の各層の積層方向に三原色を重ねて記録することができるため、三原色を二次元平面に沿って別個配置する場合と比較して、比較的低い解像度でも見栄えの良い画像を提供できる。 As described above, since each layer corresponding to the three primary colors can be selectively developed, full-color recording combining the three primary colors becomes possible. Further, according to the method of the present embodiment, since the three primary colors can be recorded in the stacking direction of each layer of the recording medium, the three primary colors are relatively low compared to the case where they are separately arranged along a two-dimensional plane. Images that look good even at resolution can be provided.
次により詳細な実施形態について説明する。
図4は、実施形態のレーザ記録装置の概要構成ブロック図である。
レーザ記録装置100は、記録用のレーザ光LBを記録ステージ101上に載置された記録媒体10に対して出射するレーザヘッド部102と、レーザヘッド部102の出射したレーザ光LBを実効的に走査するために記録ステージ101を駆動するための駆動部103と、外部より入力された記録画像データに基づいて、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御するマイクロコンピュータとして構成された制御部104と、を備えている。
A more detailed embodiment will now be described.
FIG. 4 is a schematic configuration block diagram of the laser recording apparatus according to the embodiment.
The
上記構成において、レーザヘッド部102は、制御部104の制御下で、レーザ光LBの焦点位置及びレーザ光LBのスポット径を制御する光学系としてのスポット制御部102Aを備えている。
In the above configuration, the
また、制御部104は、予め記憶した制御プログラムに基づいて、レーザヘッド部102から出射するレーザ光LBのパワー密度、照射時間、焦点位置、スポット径等を制御する。
In addition, the
まず、異なる閾値温度Tl、Tm、Thを持つそれぞれが三原色のいずれか一色に対応する三つの発色層を積層した記録媒体10に対して、発色させたい色毎にレーザの走査速度を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させる手法について説明する。
First, with respect to the
本第1実施形態では、記録時間を制御するためのパラメータとして、レーザ光LBの走査速度を制御している。すなわち、レーザ光LBの走査速度を相対的に遅くすることにより、記録時間を相対的に長くなるように制御している。 In the first embodiment, the scanning speed of the laser beam LB is controlled as a parameter for controlling the recording time. That is, the recording time is controlled to be relatively long by relatively slowing the scanning speed of the laser beam LB.
図5は、記録媒体の各層の積層方向に対して垂直な断面から見た、レーザ照射のイメージ図である。
また、図6は、レーザ光LBの入射方向から見たレーザ光LBの照射のイメージ図である。
図6においては、単位時間毎のレーザ光LBのスポットSPTの位置を模式的に示している。
FIG. 5 is an image diagram of laser irradiation as seen from a cross section perpendicular to the stacking direction of each layer of the recording medium.
FIG. 6 is an image diagram of the irradiation of the laser beam LB viewed from the incident direction of the laser beam LB.
In FIG. 6, the position of the spot SPT of the laser beam LB per unit time is schematically shown.
図5(a)及び図6(a)は、低温発色層13を選択的に発色させる際のレーザ光LBのパワー密度と走査速度を示しており、低温発色層13のみを発色させる際には、例えば、パワー密度PDl=0.01〜15.0[W/cm2]とし、走査速度V1=1.0〜90[mm/s]の速度として、レーザを走査する。
FIGS. 5A and 6A show the power density and scanning speed of the laser beam LB when the low
ここで、パワー密度PDlを上記の範囲としたのは、パワー密度PDl<0.01[W/cm2]であると、低温発色層13の閾値温度である第1閾値温度Tlまで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDl>15.0[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、中温発色層15や高温発色層17が同時に発色する可能性があるからである。
Here, when the power density PDl <0.01 [W / cm 2 ], the temperature rises to the first threshold temperature Tl that is the threshold temperature of the low-
また、走査速度V1<1.0[mm/s]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、中温発色層15や高温発色層17が同時に発色する可能性があり、走査速度V1>90[mm/s]であると、低温発色層13の閾値温度(第1閾値温度Tl)まで温度が上昇しない可能性があるからである。
Further, if the scanning speed V1 <1.0 [mm / s], the energy applied to the same portion is too large, so that the temperature rises too much and the medium
また、図5(b)及び図6(b)は、中温発色層15を選択的に発色させる際のレーザのパワー密度と走査速度を示しており、中温発色層15のみを発色させる際には、例えば、パワー密度PDm=1.0〜100.0[W/cm2]とし、走査速度V2=10〜500[mm/s]の速度として、レーザを走査する。
5B and 6B show the laser power density and scanning speed when the intermediate
ここで、パワー密度PDmを上記の範囲としたのは、パワー密度PDm<1.0[W/cm2]であると、中温発色層15の閾値温度である第2閾値温度Tmまで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDm>100.0[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、高温発色層17が発色する可能性があるとともに、低温発色層13に伝わる温度も閾値温度(第1閾値温度Tl)を超えて発色してしまう可能性があるからである。
Here, the power density PDm is in the above range when the power density PDm <1.0 [W / cm 2 ], the temperature rises to the second threshold temperature Tm that is the threshold temperature of the intermediate
また、走査速度V2<10[mm/s]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、高温発色層17が発色する可能性があるとともに、低温発色層13に伝わる温度も閾値温度(第1閾値温度Tl)を超えて発色してしまう可能性があり、走査速度V2>500[mm/s]であると、中温発色層15の閾値温度である第2閾値温度Tmまで温度が上昇しない可能性があるからである。
If the scanning speed V2 <10 [mm / s], too much energy is applied to the same location, so that the temperature rises too much and the high
また、図5(c)及び図6(c)は、高温発色層17を選択的に発色させる際のレーザ光LBの走査速度とパワー密度を示しており、高温発色層17のみを発色させる際には、例えば、パワー密度PDh=150〜1000[W/cm2]とし、走査速度V3=750〜6000[mm/s]の速度としてレーザを走査する。
5C and 6C show the scanning speed and power density of the laser beam LB when the high
ここで、パワー密度PDhを上記の範囲としたのは、パワー密度PDh<150[W/cm2]であると、高温発色層17の閾値温度まで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDh>1000[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、表層にある保護層18を熱破壊してしまう可能性があるととともに、表層で発生する熱が大きすぎることにより、中温発色層15や低温発色層13に伝わった際にこれらの層の温度が閾値温度(第1閾値温度Tl又は第2閾値温度Tm)を超えて同時に発色する可能性があるからである。
Here, if the power density PDh is in the above range, if the power density PDh <150 [W / cm 2 ], the temperature may not rise to the threshold temperature of the high-
また、走査速度V3<750[mm/s]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、表層にある保護層18を熱破壊してしまう可能性があるとともに、表層で発生する熱が大きすぎることにより、中温発色層15や低温発色層13に伝わった際にこれらの層の温度が閾値温度(第1閾値温度Tl又は第2閾値温度Tm)を超えて同時に発色する可能性があり、走査速度V3>6000[mm/s]であると、高温発色層17の閾値温度である第3閾値温度Thまで温度が上昇しない可能性があるからである。
In addition, when the scanning speed V3 <750 [mm / s], the energy applied to the same portion is too large, so that the temperature rises too much and the
これらのパワー密度や走査速度はレーザ光のエネルギーが表層で吸収される際の吸収率に大きく依存しており、上記の例は吸収率が1%〜50%程度の材料を表層である保護層に用いた例である。 The power density and the scanning speed depend greatly on the absorption rate when the energy of the laser beam is absorbed by the surface layer. In the above example, the protective layer is a surface layer made of a material having an absorption rate of about 1% to 50%. It is an example used for.
上記構成において、記録媒体は以下に示すような材料を使用することが望ましい。
例えば基材12として、ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタラート(PET)、グリコール変性ポリエステル(PET−G)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリ塩化ビニル(PVC)、スチレンブタジエンコポリマー(SBR)、ポリアクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂などフィルム状ないし板状に加工できる樹脂を用いる。
In the above configuration, it is desirable to use the following materials for the recording medium.
For example, as the
また、記録媒体に使用する樹脂にフィラーとして、シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、アルミナなど基材に白色性や表面の平滑性、断熱性等を加えた樹脂を用いることが可能である。 Further, as a filler for the resin used for the recording medium, it is possible to use a resin such as silica, titanium oxide, calcium carbonate, alumina, etc., in which whiteness, surface smoothness, heat insulation, etc. are added to a base material.
上記の樹脂類およびフィラーは一例であり、加工性、機能性を満たせば他の材料を使用することも可能である。 The above-mentioned resins and fillers are examples, and other materials can be used as long as processability and functionality are satisfied.
低温発色層13、中温発色層15、高温発色層17は、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル、など透明性の高い樹脂類をバインダーとして、ある閾値の温度を超えた時に三原色に発色する色材としてロイコ染料、ロイコ色素やその他示温材料を用いる。
The low-
色材としてのロイコ染料、ロイコ色素、その他の示温材料としては、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチル−インドール−3−イル)フタリド、7−(1−ブチル−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−7−(4−ジエチルアミノ−2−メチル−フェニル)−7H−フロ[3,4−b]ピリジン−5−オン、1−(2,4−ジクロロ−フェニルカルバモイル)−3,3−ジメチル−2−オキソ−1−フェノキシ−ブチル−(4−ジエチルアミノーフェニル)−カルバミン酸イソブチルエステル、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラクトン=CVL)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−アミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ニトロフタリド、3,3−ビス3−ジメチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(N−メチルアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチル−N−イソアミルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N,N−ジエチルアミノ−7−o−クロルアニリノフルオラン、ローダミンBラクタム、3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロナフトピランなどの発色染料を挙げることが可能である。 Examples of leuco dyes, leuco dyes as color materials, and other temperature indicating materials include 3,3-bis (1-n-butyl-2-methyl-indol-3-yl) phthalide, 7- (1-butyl-2- Methyl-1H-indol-3-yl) -7- (4-diethylamino-2-methyl-phenyl) -7H-furo [3,4-b] pyridin-5-one, 1- (2,4-dichloro- Phenylcarbamoyl) -3,3-dimethyl-2-oxo-1-phenoxy-butyl- (4-diethylamino-phenyl) -carbamic acid isobutyl ester, 3,3-bis (p-dimethylaminophenyl) phthalide, 3,3 -Bis (p-dimethylaminophenyl) -6-dimethylaminophthalide (also known as crystal violet lactone = CVL), 3,3-bis (p-dimethylaminopheny ) -6-aminophthalide, 3,3-bis (p-dimethylaminophenyl) -6-nitrophthalide, 3,3-bis3-dimethylamino-7-methylfluorane, 3-diethylamino-7-chlorofluorane, 3 -Diethylamino-6-chloro-7-methylfluorane, 3-diethylamino-7-anilinofluorane, 3-diethylamino-6-methyl-7-anilinofluorane, 2- (2-fluorophenylamino) -6 -Diethylaminofluorane, 2- (2-fluorophenylamino) -6-di-n-butylaminofluorane, 3-piperidino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3- (N-ethyl-p- Toluidino) -7- (N-methylanilino) fluorane, 3- (N-ethyl-p-toluidino) -6-methyl-7-anilinov Oran, 3-N-ethyl-N-isoamylamino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3-N-methyl-N-cyclohexylamino-6-methyl-7-anilinofluorane, 3-N, Coloring dyes such as N-diethylamino-7-o-chloroanilinofluorane, rhodamine B-lactam, 3-methylspirodinaphthopyran, 3-ethylspirodinaphthopyran, 3-benzylspironaphthopyran can be mentioned. is there.
また、顕色剤としては感熱記録体において電子受容体として使用されている酸性物質がいずれも使用でき、例えば活性白土、酸性白土等の無機物質、無機酸、芳香族カルボン酸、その無水物またはその金属塩類、有機スルホン酸、その他の有機酸、フェノール系化合物等の有機系顕色剤などが挙げられ、なかでもフェノール系が好ましい。 Further, as the developer, any acidic substance used as an electron acceptor in the heat-sensitive recording material can be used, for example, an inorganic substance such as activated clay, acidic clay, inorganic acid, aromatic carboxylic acid, its anhydride or Examples thereof include organic developers such as metal salts, organic sulfonic acids, other organic acids, and phenolic compounds. Of these, phenolic compounds are preferred.
顕色剤のより具体的な例としては、ビス3−アリル−4−ヒドロキシフェニルスルホン、ポリヒドロキシスチレン、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸の亜鉛塩、3−オクチル−5−メチルサリチル酸の亜鉛塩、フェノール、4−フェニルフェノール、4−ヒドロキシアセトフェノン、2,2′−ジヒドロキシジフェニル、2,2′−メチレンビス(4−クロロフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−イソプロピリデンジフェノール(別名ビスフェノールA)、4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、4,4′−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、4,4′−エチレンビス(2−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサン、2,2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−n−ヘプタン、4,4′−シクロヘキシリデンビス(2−イソプロピルフェノール)、4,4′−スルホニルジフェノール等のフェノール系化合物、該フェノール系化合物の塩、サリチル酸アニリド、ノボラック型フェノール樹脂、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル等が挙げられる。 More specific examples of the developer include bis-3-allyl-4-hydroxyphenylsulfone, polyhydroxystyrene, zinc salt of 3,5-di-t-butylsalicylic acid, and 3-octyl-5-methylsalicylic acid. Zinc salt, phenol, 4-phenylphenol, 4-hydroxyacetophenone, 2,2'-dihydroxydiphenyl, 2,2'-methylenebis (4-chlorophenol), 2,2'-methylenebis (4-methyl-6-t -Butylphenol), 4,4'-isopropylidenediphenol (also known as bisphenol A), 4,4'-isopropylidenebis (2-chlorophenol), 4,4'-isopropylidenebis (2-methylphenol), 4 , 4'-ethylenebis (2-methylphenol), 4,4'-thiobis (6-t-butyl-3- Tilphenol), 1,1-bis (4-hydroxyphenyl) -cyclohexane, 2,2'-bis (4-hydroxyphenyl) -n-heptane, 4,4'-cyclohexylidenebis (2-isopropylphenol) And phenolic compounds such as 4,4′-sulfonyldiphenol, salts of the phenolic compounds, salicylic acid anilide, novolac-type phenolic resin, benzyl p-hydroxybenzoate, and the like.
また、各発色層の層間に設けるスペーサ層14、16には、ポリプロピレン(PP)、ポリビニルアルコール(PVA)、スチレンブタジエンコポリマー(SBR)、ポリスチレン、ポリアクリル等を用いることができる。 The spacer layers 14 and 16 provided between the color-developing layers may be made of polypropylene (PP), polyvinyl alcohol (PVA), styrene butadiene copolymer (SBR), polystyrene, polyacryl, or the like.
一方、使用するレーザとしては、熱作用の強い赤〜赤外光のレーザが好ましく、波長帯としては800〜15000nmのものが好ましい。特に熱加工用などで用いられるYAGレーザ、YVO4レーザ、CO2レーザ、半導体レーザなどが好ましい。 On the other hand, the laser to be used is preferably a red to infrared laser having a strong thermal action, and the wavelength band is preferably 800 to 15000 nm. In particular, a YAG laser, a YVO 4 laser, a CO 2 laser, a semiconductor laser or the like used for thermal processing is preferable.
レーザ光LBの波長帯を800〜15000nmとしたのは、レーザ光LBの波長帯が800nm未満となると、発色のための熱量を得るのに光を吸収して熱に変換する特殊な層を表層に設けたり、熱ではなく光エネルギーによる発色が起こる別の発色剤を用いたりする必要があるからである。 The reason why the wavelength band of the laser beam LB is set to 800 to 15000 nm is that when the wavelength band of the laser beam LB is less than 800 nm, a special layer that absorbs light and converts it into heat in order to obtain a heat amount for color development is a surface layer. This is because it is necessary to use another color forming agent that generates color by light energy instead of heat.
また、レーザ光LBの波長帯が15000nm超になると、レーザ光をレンズなどで集光する際に、集光点でのビームウェストが十分小さくならず、記録できる画素のサイズを小さなものにできないため、高解像度な画像を記録することが困難になるからである。 In addition, when the wavelength band of the laser beam LB exceeds 15000 nm, the beam waist at the focal point is not sufficiently reduced when the laser beam is collected by a lens or the like, and the size of a recordable pixel cannot be reduced. This is because it becomes difficult to record a high-resolution image.
以上説明したように、本第1実施形態によれば、発色させたい色毎にレーザの走査速度を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させることができるので、記録画像の品質を維持、向上しつつ装置構成を簡略化することができる。 As described above, according to the first embodiment, since the recording time of each color can be controlled by changing the laser scanning speed for each color to be developed, the three primary colors can be selectively developed. The apparatus configuration can be simplified while maintaining and improving the quality of the recorded image.
[2]第2実施形態
上記第1実施形態においては、発色させたい色毎にレーザの走査速度を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させる手法について説明したが、本第2実施形態は、レーザ走査速度を変更する代わりに、レーザ走査速度を一定とし、走査回数で記録時間を制御する場合の実施形態である。
[2] Second Embodiment In the first embodiment, the method for selectively developing the three primary colors by controlling the recording time of each color by changing the laser scanning speed for each color to be developed has been described. In the second embodiment, instead of changing the laser scanning speed, the laser scanning speed is made constant and the recording time is controlled by the number of scans.
図7は、記録媒体の各層の積層方向に対して垂直な断面から見た、レーザ照射のイメージとレーザ光LBの入射方向から見たレーザ光LBの照射のイメージとの対応関係説明図である。 FIG. 7 is a diagram illustrating the correspondence between the laser irradiation image and the laser beam LB irradiation image viewed from the incident direction of the laser beam LB, as viewed from a cross section perpendicular to the stacking direction of each layer of the recording medium. .
本第2実施形態においては、三原色を選択的に発色させるための記録時間を制御するため、レーザ光LBの走査速度を、例えば10〜6000[mm/s]の一定の値とし、照射を繰り返す回数(走査回数)により記録時間を制御している。 In the second embodiment, in order to control the recording time for selectively developing the three primary colors, the scanning speed of the laser beam LB is set to a constant value of, for example, 10 to 6000 [mm / s], and irradiation is repeated. The recording time is controlled by the number of times (number of scans).
図7(a)は、低温発色層13を選択的に発色させる際のパワー密度と走査回数を示しており、低温発色層13を発色させる際には、例えば0.01〜15.0[W/cm2]のパワー密度で同一箇所について、3〜50回繰り返し走査する。
図7においては、走査回数の差の理解を容易にするため、レーザの入射方向から見た際のレーザスポットSPTの位置(レーザ照射位置)を上下にずらして示しているが、実際には同一位置に繰り返し、重ねてレーザが照射される。
FIG. 7A shows the power density and the number of scans when the low-
In FIG. 7, in order to facilitate understanding of the difference in the number of scans, the position of the laser spot SPT (laser irradiation position) when viewed from the laser incident direction is shifted up and down. The laser is irradiated repeatedly over the position.
ここで、パワー密度PDlを上記の範囲としたのは、パワー密度PDl<0.01[W/cm2]であると、低温発色層13の閾値温度(第1閾値温度Tl)まで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDl>15.0[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、中温発色層15や高温発色層17が同時に発色する可能性があるからである。
Here, when the power density PDl is set to the above range, if the power density PDl <0.01 [W / cm 2 ], the temperature rises to the threshold temperature (first threshold temperature Tl) of the low-
また、低温発色層13に対応する走査回数CT1を上記範囲としたのは、走査回数CT1<3[回]であると、低温発色層13の閾値温度(第1閾値温度Tl)まで温度が上昇しない可能性があり、走査回数CT1>50[回]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、中温発色層15や高温発色層17が同時に発色する可能性があるからである。
Also, the reason why the number of scans CT1 corresponding to the low
また、図7(b)は、中温発色層15を選択的に発色させる際のレーザ光LBのパワー密度と走査回数を示しており、中温発色層15のみを発色させる際には、例えば1.0〜100.0[W/cm2]のパワー密度で、同一箇所を1〜30回繰り返し走査する。
FIG. 7B shows the power density and the number of scans of the laser beam LB when the intermediate
ここで、パワー密度PDmを上記の範囲としたのは、パワー密度PDm<1.0[W/cm2]であると、中温発色層15の閾値温度(第2閾値温度Tm)まで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDm>100.0[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、高温発色層17が発色する可能性があるとともに、低温発色層13に伝わる温度も閾値を超えて発色してしまう可能性があるからである。
Here, when the power density PDm is set to the above range, if the power density PDm <1.0 [W / cm 2 ], the temperature rises to the threshold temperature (second threshold temperature Tm) of the intermediate
また、中温発色層15に対応する走査回数CT2を上記範囲としたのは、走査回数CT2<1[回]であると、中温発色層15の閾値温度(第2閾値温度Tm)まで温度が上昇しないからであり、走査回数CT2>30[回]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、高温発色層17が発色する可能性があるとともに、低温発色層13に伝わる温度も閾値温度(第1閾値温度Tl)を超えて発色してしまう可能性があるからである。
The scanning number CT2 corresponding to the intermediate
また、図7(c)は、高温発色層17を選択的に発色させる際のレーザのパワー密度と走査回数を示しており、高温発色層17のみを発色させる際には、例えば150〜1000[W/cm2]のパワー密度で、同一箇所を1〜10回繰り返し走査する。
FIG. 7C shows the laser power density and the number of scans when the high
ここで、パワー密度PDhを上記の範囲としたのは、パワー密度PDh<150[W/cm2]であると、高温発色層17の閾値温度まで温度が上昇しない可能性があり、パワー密度PDh>1000[W/cm2]であると、温度が上昇しすぎて、表層にある保護層18を熱破壊してしまう可能性があるとともに、表層で発生する熱が大きすぎることにより、低温発色層13あるいは中温発色層15に伝わった際にこれらの層の温度が閾値温度(第1閾値温度Tlあるいは第2閾値温度Tm)を超えて同時に発色する可能性があるからである。
Here, if the power density PDh is in the above range, if the power density PDh <150 [W / cm 2 ], the temperature may not rise to the threshold temperature of the high-
また、高温発色層17に対応する走査回数CT3を上記範囲としたのは、走査回数CT3<1[回]であると、高温発色層17の閾値温度(第3閾値温度Th)まで温度が上昇しないからであり、走査回数CT3>10[回]であると、同一箇所に加わるエネルギーが大きすぎるため、温度が上昇しすぎて、表層にある保護層18を熱破壊してしまう可能性があるとともに、表層で発生する熱が大きすぎることにより、中温発色層15や低温発色層13に伝わった際にこれらの層の温度が閾値温度(第2閾値温度Tm又は第1閾値温度Tl)を超えて同時に発色する可能性があるからである。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
Also, the reason why the number of scans CT3 corresponding to the high
Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment.
以上説明したように、本第2実施形態によれば、発色させたい色毎にレーザの走査回数を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させることができるので、記録画像の品質を維持、向上しつつ装置構成を簡略化することができる。 As described above, according to the second embodiment, the recording time of each color can be controlled by changing the number of times of laser scanning for each color to be developed, so that the three primary colors can be selectively developed. The apparatus configuration can be simplified while maintaining and improving the quality of the recorded image.
[3]第3実施形態
上記第1実施形態においては、発色させたい色毎にレーザの走査速度を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させる手法について説明したが、本第3実施形態は、レーザ走査速度を変更する代わりに、レーザ走査速度を一定とし、走査時のウェイティング時間(走査待機時間)で記録時間を制御する場合の実施形態である。
[3] Third Embodiment In the first embodiment, the method for selectively developing the three primary colors by controlling the recording time of each color by changing the laser scanning speed for each color to be developed is described. In the third embodiment, instead of changing the laser scanning speed, the laser scanning speed is made constant, and the recording time is controlled by the waiting time (scan standby time) at the time of scanning.
図8は、記録媒体の各層の積層方向に対して垂直な断面から見た、レーザ照射のイメージ図とレーザ光LBの入射方向から見たレーザ光LBの照射のイメージとの対応関係説明図である。 FIG. 8 is an explanatory diagram of a correspondence relationship between an image diagram of laser irradiation viewed from a cross section perpendicular to the stacking direction of each layer of the recording medium and an image of laser beam LB irradiation viewed from the incident direction of the laser beam LB. .
図8に示すように、本第3実施形態においては、三原色を選択的に発色させるため、例えば、パワー密度を1〜20000[W/cm2]の一定値とし、走査速度を10〜6000[mm/s]の一定値とし、走査回数を1〜50回の一定値とし、レーザの走査を繰り返す際のn回目の走査からn+1回目の走査をするまでのウェイティング時間(走査待機時間)で制御を行っている。 As shown in FIG. 8, in the third embodiment, in order to selectively develop the three primary colors, for example, the power density is set to a constant value of 1 to 20000 [W / cm 2 ] and the scanning speed is set to 10 to 6000 [ mm / s], the number of scans is set to a constant value of 1 to 50, and control is performed with a waiting time (scan standby time) from the nth scan to the n + 1th scan when the laser scan is repeated. It is carried out.
図8(a)は、低温発色層13を選択的に発色させる際のパワー密度、走査速度、走査回数を模式的に示しており、低温発色層13を発色させる際には、例えば、ウェイティング時間WT1を100〜100000[μs]で設定し、上記のパワー密度、走査速度、走査回数で同一箇所に繰り返し走査する。
FIG. 8A schematically shows the power density, the scanning speed, and the number of scans when the low
ここで、ウェイティング時間WT1を上記の範囲としたのは、ウェイティング時間WT1<100[μs]であると、温度が上昇しすぎて、中温発色層15や高温発色層17が同時に発色する可能性があり、ウェイティング時間WT1>100000[μs]であると、低温発色層13の温度が閾値温度まで上昇しない可能性があるからである。
Here, the reason why the waiting time WT1 is in the above range is that if the waiting time WT1 <100 [μs], the temperature rises too much and the medium
また、図8(b)は、中温発色層15を選択的に発色させる際のレーザ光LBのパワー密度、走査速度、走査回数を模式的に示しており、中温発色層15のみを発色させる際には、例えばウェイティング時間WT2を10〜10000[μs]で設定し、上記のパワー密度、走査速度、走査回数で同一箇所に繰り返し走査する。
FIG. 8B schematically shows the power density, the scanning speed, and the number of scans of the laser beam LB when the intermediate
ここで、ウェイティング時間WT2を上記の範囲としたのは、ウェイティング時間WT1<10[μs]であると、温度が上昇しすぎて、高温発色層17が発色する可能性があると共に、低温発色層13に伝わる温度も閾値を超えて発色してしまう可能性があり、ウェイティング時間WT2>10000[μs]であると、中温発色層15の温度が閾値温度まで上昇しない可能性があるからである。
Here, the reason why the waiting time WT2 is set in the above range is that if the waiting time WT1 <10 [μs], the temperature rises too much and the high
また図8(c)は、高温発色層17を選択的に発色させる際のレーザのパワー密度、走査速度、走査回数を模式的に示しており、中温発色層15のみを発色させる際には、例えばウェイティング時間WT3を0.1〜5000[μs]で設定し、上記のパワー密度、走査速度、走査回数で同一箇所に繰り返し走査する。
FIG. 8C schematically shows the laser power density, the scanning speed, and the number of scans when the high
ここで、ウェイティング時間WT3を上記の範囲としたのは、ウェイティング時間WT1<0.1[μs]であると、温度が上昇しすぎて、表層にある保護層18を熱破壊してしまう可能性があると共に、表層で発生うる熱が大きすぎることにより、中温発色層15や低温発色層13に伝わった際にこれらの層の温度が閾値温度を超えて同時に発色する可能性があり、ウェイティング時間WT3>5000[μs]であると、高温発色層17の温度がその閾値温度まで上昇しない可能性があるからである。
その他の構成及び作用については、第1実施形態と同様である。
Here, the reason for setting the waiting time WT3 in the above range is that if the waiting time WT1 <0.1 [μs], the temperature rises too much and the
Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment.
以上説明したように、本第3実施形態によれば、発色させたい色毎にレーザ光LBの照射時のウェイティング時間を変更することで各色の記録時間を制御し、三原色を選択的に発色させることができるので、記録画像の品質を維持、向上しつつ装置構成を簡略化することができる。 As described above, according to the third embodiment, the recording time of each color is controlled by changing the waiting time during irradiation with the laser beam LB for each color to be developed, and the three primary colors are selectively developed. Therefore, the apparatus configuration can be simplified while maintaining and improving the quality of the recorded image.
[4]第1実施形態〜第3実施形態の変形例
[4.1]第1変形例
上記各実施形態においては、レーザ光LBの走査速度、レーザ光LBの走査回数(小社階数)あるいはウェイティング時間をそれぞれ制御していたが、これらを組み合わせて制御するように構成することも可能である。
[4] Modified Example of First to Third Embodiments [4.1] First Modified Example In each of the above embodiments, the scanning speed of the laser beam LB, the number of scans of the laser beam LB (the number of small companies) or Although the waiting time is controlled individually, it may be configured to be controlled in combination.
[4.2]第2変形例
以上の説明においては、記録ドット毎に画像記録を行う構成を採っていたが、本第2変形例は、複数の記録ドット(画素)を一定の記録時間内に記録する構成を採ることで、記録媒体10に対する画像記録処理終了までの総記録時間を短縮する場合の変形例である。
[4.2] Second Modification In the above description, an image recording is performed for each recording dot. However, in the second modification, a plurality of recording dots (pixels) are arranged within a certain recording time. This is a modification of the case where the total recording time until the end of the image recording process on the
すなわち、本第2変形例においては、レーザ光LBの照射から各発色層に熱が伝わるまでのタイムラグを利用して、表面で与えた熱が下層(高温発色層17→中温発色層15→低温発色層13)に伝わっていく間に、他の記録ドット(画素)の記録を同時進行させることで記録の総時間を短縮している。
That is, in the second modification, the heat applied on the surface is applied to the lower layer (high
本第2変形例においては、各記録ドットにおいて、安定して発色の閾値まで温度を上昇させるために、同一箇所に1回ないし複数回、かつ一定の周期でレーザ光LBを照射する。
ところで、各色を発色させるのに適したレーザ光LBの照射条件があるため、複数回レーザ光LBを照射する場合には、2回目以降の照射において最適な周期が存在する。
In the second modification, the laser beam LB is radiated to the same portion once or a plurality of times and at a constant cycle in order to stably raise the temperature to the color development threshold value in each recording dot.
By the way, since there are irradiation conditions of the laser beam LB suitable for developing each color, when the laser beam LB is irradiated a plurality of times, there is an optimum period in the second and subsequent irradiations.
そこで、本第2変形例においては、所望の記録画像に対応する記録エリアを2回目以降の照射において最適な周期で記録できる複数の副記録エリアに分割して、各副記録エリアの記録を終えた後、次の副記録エリアの記録に移り、それらの記録を合わせることにより、最終的に所望の画像を得るようにしている。
以下の説明においては、ある発色層(本実施形態では、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17)を選択的に発色させる照射条件として、
・記録画素でのレーザ走査速度:Vtem
・非記録画素でのレーザ走査速度:Ve
・副走査方向のピッチ:d
・ある画素に対して同一箇所へ繰り返し照射する際の時間周期:Ttem
とする。
Therefore, in the second modification, the recording area corresponding to the desired recording image is divided into a plurality of sub-recording areas that can be recorded at an optimum cycle in the second and subsequent irradiations, and the recording of each sub-recording area is finished. After that, the process proceeds to recording in the next sub-recording area, and by combining these records, a desired image is finally obtained.
In the following description, as irradiation conditions for selectively coloring a certain color developing layer (in this embodiment, the low
・ Laser scanning speed at recording pixels: Vtem
-Laser scanning speed at non-recording pixels: Ve
・ Pitch in the sub-scanning direction: d
-Time period when repeatedly irradiating the same spot to a certain pixel: Ttem
And
また、記録画像の画素などの情報を以下のように指定する。
・記録画像の走査方向の幅(記録エリアの走査方向の幅):w
・記録画像の副走査(高さ)方向の幅(記録エリアの副走査方向の幅):H
・1画素の一辺の幅:R
・記録画像の走査方向の画素数:w/R
・記録画像の副走査方向の画素数:H/R
・n画素目の記録画素データ:In
・n画素目の画素の位置データ:Pn
・n画素目の画素まで記録した際の単位記録エリア内での記録時間:tn
・Tで記録できるエリア番号:X
・エリアXの終了画素の位置:PfX
・エリアXの開始画素の位置:PsX
・PsXからPnの距離:Dn
Also, information such as pixels of the recorded image is designated as follows.
・ Width in the scanning direction of the recorded image (width in the scanning direction of the recording area): w
Width of the recorded image in the sub-scanning (height) direction (width of the recording area in the sub-scanning direction): H
・ Width of one side of one pixel: R
-Number of pixels in the scanning direction of the recorded image: w / R
-Number of pixels in the sub-scanning direction of the recorded image: H / R
· N pixels of the recording pixel data: I n
-Position data of the nth pixel: P n
Recording time in the unit recording area when recording up to the nth pixel: t n
-Area number that can be recorded with T: X
-Position of the end pixel of area X: P fX
-Position of start pixel of area X: P sX
-Distance from P sX to P n : D n
図9は、入力画像データに対応する画像を構成している画素のナンバリングの説明図である。
上記情報のうち、「n画素目」とは、以下の説明においては、図9に示すように、所望の画像(全体として長方形状の画像:記録エリアに相当)における左上の角の画素を1画素目として、右に向かって2画素目、3画素目とナンバリングしていき、右端(例えば、1列目のα画素目)の次は一段下の左端の画素(2列目の1番目の画素:α+1画素目)として数えた際の画素の番号である。
FIG. 9 is an explanatory diagram of the numbering of the pixels constituting the image corresponding to the input image data.
Among the above information, the “n-th pixel” refers to a pixel at the upper left corner of a desired image (a rectangular image as a whole: corresponding to a recording area) as shown in FIG. As the pixel, it is numbered with the second pixel and the third pixel toward the right. Next to the right end (for example, the α pixel in the first column), the pixel at the left end one step down (the first pixel in the second column) Pixel: The pixel number when counted as (α + 1 pixel).
また、本第2変形例においては、低温発色層13は、シアン(C)、中温発色層15は、マゼンタ(M)、高温発色層17は、イエロー(Y)をそれぞれ発色するものとする。
この場合において、低温発色層13の発色、中温発色層15の発色及び高温発色層17の発色を区別する場合には、添え字としてc、m、yを用いるものとする。添え字が無い場合には、いずれの発色層にも限られず、一般化したものとする。
In the second modification, the low
In this case, c, m, and y are used as subscripts to distinguish between the color development of the low temperature
図10は、レーザ記録における総記録時間を短縮するための処理フローチャートである。
図11は、第2変形例における副記録エリアを決定するための説明図である。
まず、制御部104は、記録画像データが入力されると(ステップS1)、記録画像データをCMYデータに変換する(ステップS2)。
FIG. 10 is a process flowchart for shortening the total recording time in laser recording.
FIG. 11 is an explanatory diagram for determining the sub-recording area in the second modification.
First, when the recording image data is input (step S1), the
すなわち、図11(a)に示す記録画像データ50が入力されると、制御部104は、図11(b)〜図11(d)に示すように、シアン(C)データ、マゼンタ(M)データ及びイエロー(Y)データに変換する。なお、図11においては、理解の容易のため、シアン単色、マゼンタ単色、イエロー単色及び黒(=C+M+Y)の4つの画像(C、M、Y、Kの文字画像)が記録画像データに対応する画像に含まれているものとしている。
That is, when the
次に制御部104は、変換後のシアンデータ、マゼンタデータ及びイエローデータに基づいて、CMY画像データI及び画素位置データPを取得する(ステップS3)。
続いて制御部104は、記録周期Tを特定するための変数tem=1とする(ステップS4)。
Next, the
Subsequently, the
そして制御部104は、周期Ttemで記録可能な複数の領域(複数の副記録エリアの開始点Ps1〜PsX及び終了点Pf1〜PfX)を、画素を記録する際の記録画素でのレーザ走査速度Vtem及び画素の記録を行わない非記録画素でのレーザ走査速度Veに基づいて計算(算出)する(ステップS5)。
図11(e)の場合、すなわち、シアンデータについては、記録画素51におけるレーザ走査速度Vtem及び非記録画素52におけるレーザ走査速度Veに基づいて、第1の副記録エリア(画素61の位置に相当する開始点Ps1及び画素62の位置に相当する終了点Pf1の範囲)及び第2の副記録エリア(画素63の位置に相当する開始点Ps2及び画素64の位置に相当する終了点Pf2の範囲)を計算(算出)する。
Then, the
In the case of FIG. 11E, that is, for cyan data, the first sub-recording area (corresponding to the position of the pixel 61) is based on the laser scanning speed Vtem in the
また、図11(f)の場合、すなわち、マゼンタデータについては、記録画素におけるレーザ走査速度Vtem及び非記録画素におけるレーザ走査速度Veに基づいて、第1の副記録エリア(画素65の位置に相当する開始点Ps1及び画素66の位置に相当する終了点Pf1の範囲)及び第2の副記録エリア(画素67の位置に相当する開始点Ps2及び画素68の位置に相当する終了点Pf2の範囲)を計算(算出)する。
In the case of FIG. 11F, that is, for magenta data, the first sub-recording area (corresponding to the position of the pixel 65) is based on the laser scanning speed Vtem in the recording pixel and the laser scanning speed Ve in the non-recording pixel. Start point Ps1 and end point Pf1 range corresponding to the position of the pixel 66) and second sub-recording area (start point Ps2 corresponding to the position of the
また、図11(g)の場合、すなわち、イエローデータについては、記録画素におけるレーザ走査速度Vtem及び非記録画素におけるレーザ走査速度Veに基づいて、一つの副記録エリアしか存在しないので、当該副記録エリア(画素69の位置に相当する開始点Ps1及び画素70の位置に相当する終了点Pf1の範囲)を計算(算出)する。
In the case of FIG. 11G, that is, for yellow data, there is only one sub-recording area based on the laser scanning speed Vtem at the recording pixel and the laser scanning speed Ve at the non-recording pixel. An area (a range of the start point Ps1 corresponding to the position of the
ここで、周期Ttemで記録可能な複数の領域の算出処理(ステップS5)について詳細に説明する。
図12は、第2変形例における周期Ttemで記録可能な複数の領域の算出処理の詳細処理フローチャートである。
Here, the calculation process (step S5) of a plurality of areas that can be recorded in the cycle Ttem will be described in detail.
FIG. 12 is a detailed process flowchart of a calculation process of a plurality of areas that can be recorded with the period Ttem in the second modification.
本第2変形例においては、ある発色層を発色させるためにレーザ光LBの照射によって記録媒体10の表面に与えた熱が発色層に伝わる時間を利用して、その間に他の画素記録を進め、発色の最適な照射繰り返し周期の間に記録できる画素を一つの副記録エリアとして設定している。
In the second modified example, another pixel recording is advanced during the time using the time that the heat applied to the surface of the
まず制御部104は、前回設定した周期tn−1が、周期Ttemよりも小さいか否かを判別する(ステップS411)。
First, the
ステップS411の判別において、周期tn−1が、周期Ttem以上(偽)の場合は(ステップS411;No)、n−1番目の画素までを1つの副記録エリアとして確定し、n番目の画素を次の副記録エリアの開始点PsX+1とし、さらに、tn=0として次のエリアに進むためにX=X+1として(ステップS423)、処理をステップS420に移行する。 If it is determined in step S411 that the cycle tn -1 is equal to or greater than the cycle Ttem (false) (step S411; No), the n-1st pixel is determined as one sub-recording area, and the nth pixel Is set as the start point P sX + 1 of the next sub-recording area, and further, X n = X + 1 in order to proceed to the next area with t n = 0 (step S423), and the process proceeds to step S420.
ステップS411の判別において、前回設定した周期tn−1が、周期Ttemよりも小さい(真)場合には(ステップS411;Yes)、制御部104は、(n−1)を記録画像の横方向の画素数で割り、その商のA(整数部分)+B(小数部分)とする(ステップS412)。
If it is determined in step S411 that the previously set cycle t n-1 is smaller (true) than the cycle Ttem (step S411; Yes), the
続いて、制御部104は、B=0であるか否かを判別する(ステップS413)。
ステップS413の判別において、B=0である(真)ならば(ステップS413;Yes)、制御部104は、周期tn−1に右端の画素から一段下の左端の画素に移動する空走に必要な時間を加算し、n−1番目の画素からエリアXの開始点PsXに移動する空走に必要な時間を減算して(ステップS414)、処理をステップS416に移行する。
Subsequently, the
If it is determined in step S413 that B = 0 (true) (step S413; Yes), the
ステップS413の判別において、B≠0である(偽)ならば(ステップS413;No)、制御部104は、周期tn−1からn−1番目の画素からエリアXの開始点PsXに移動する空走に必要な時間を減算する(ステップS415)。
次に、制御部104は、画素Inが記録画素か否かを判別する(ステップS416)。
If B ≠ 0 (false) in the determination in step S413 (step S413; No), the
Next, the
ステップS416の判別において、画素Inが記録画素である場合(真)には(ステップS416;Yes)、制御部104は、周期tnに、周期tn−1に1画素分を記録走査速度で走査する時間(R/Vtem)と、n番目の画素から開始点PsXに移動する空走に必要な時間を加算して代入し(ステップS417)、処理をステップS419に移行する。
If it is determined in step S416 that the pixel In is a recording pixel (true) (step S416; Yes), the
ステップS416の判別において、画素Inが記録画素ではなく、非記録画素である場合(偽)には(ステップS416;No)、制御部104は、周期tnに、周期tn−1に1画素分を空走する時間(R/Ve)と、n番目の画素から開始点PsXに移動する空走に必要な時間(Dn/Ve)を加算したものを代入する(ステップS418)。
If it is determined in step S416 that the pixel In is not a recording pixel but a non-recording pixel (false) (step S416; No), the
次に、制御部104は、画素番号nに1を加算する(ステップS419)。
続いて、制御部104は、画素番号nが記録画像の総画素数よりも小さいか否かを判別する(ステップS420)。
Next, the
Subsequently, the
ステップS420の判別において、画素番号nが記録画像の総画素数よりも小さい場合(真)には(ステップS420;Yes)、再び処理をステップS411に移行し、ステップS411〜ステップS420の処理を繰り返す。
ステップS420の判別において、画素番号nが記録画像の総画素数以上の場合(偽)には(ステップS420;No)、その時点におけるtn=Ttemか否かを判別する(ステップS421)。
If it is determined in step S420 that the pixel number n is smaller than the total number of pixels of the recorded image (true) (step S420; Yes), the process proceeds to step S411 again, and the processes in steps S411 to S420 are repeated. .
If it is determined in step S420 that the pixel number n is equal to or greater than the total number of pixels of the recorded image (false) (step S420; No), it is determined whether or not t n = Ttem at that time (step S421).
ステップS421の判別において、その時点におけるtn=Ttemである場合には(ステップS421;Yes)、処理をステップS6(ステップS61)に移行する。
ステップS421の判別において、その時点におけるtn≠Ttemである場合(偽)には(ステップS421;No)、ウェイティング時間Wait=T−tn−1として(ステップS422)、処理をステップS6(ステップS61)に移行する。
If it is determined in step S421 that t n = Ttem at that time (step S421; Yes), the process proceeds to step S6 (step S61).
If it is determined in step S421 that t n ≠ Ttem at that time (false) (step S421; No), the waiting time Wait = T−t n−1 is set (step S422), and the process is performed in step S6 (step S421). The process proceeds to S61).
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御し、副記録エリアの開始点Ps1〜終了点Pf1の照射をN回繰り返し(ステップS61)、副記録エリアの開始点Ps2〜終了点Pf2の照射をN回繰り返し(ステップS62)、…、副記録エリアの開始点PsX〜終了点PfXの照射をN回繰り返し(ステップS6X)〜PfX)、記録周期Tを特定するための変数tem=Cn(=発色層の種類数)となったか否かを判別する(ステップS7)。
Subsequently, the
ステップS7の判別において、変数tem<Cnである場合には(ステップS7;No)、未だ処理が完了していないので、制御部104は、変数temに1を加算し、開始点Ps1〜PsX及び終了点Pf1〜PfXを初期化し(ステップS8)、処理を再びステップS5に移行して、次の副記録エリアの処理に移行し、以下、同様の処理を繰り返す。
ステップS7の判別において、変数tem=Cnである場合には(ステップS7;Yes)、処理を終了する。
If it is determined in step S7 that the variable tem <Cn is satisfied (step S7; No), the process has not yet been completed. Therefore, the
If it is determined in step S7 that the variable tem = Cn (step S7; Yes), the process ends.
図13は、第2変形例の効果の説明図である。
本第2変形例によれば、図13に示すように、画素単位で複数の副記録エリア53、54、…を決定し、各副記録エリア53、54、…毎に同一周期で記録を行うので、記録画素と非記録画素(空走画素)の走査速度が異なっていても、周期Ttemに合わせて繰り返し照射を行うことができ、周期Ttemで記録可能なエリアを同時に記録することが可能である。そのため、発色の状態を安定させつつ、総記録時間の大幅な短縮が可能になり、記録の生産性を向上することができる。
FIG. 13 is an explanatory diagram of the effect of the second modification.
According to the second modification, as shown in FIG. 13, a plurality of
[4.3]第3変形例
本第3変形例は、第2変形例と同様に、複数の記録ドット(画素)を一定の記録時間内に記録する構成を採ることで、記録媒体10に対する画像記録処理終了までの総記録時間を短縮する場合の変形例である。
[4.3] Third Modification As in the second modification, the third modification employs a configuration in which a plurality of recording dots (pixels) are recorded within a predetermined recording time. It is a modification in the case of shortening the total recording time until the end of the image recording process.
第2変形例と異なる点は、周期Ttemで記録可能な副記録エリアの指定を画素単位で行うのではなく、一定の間隔毎の行で指定する点である。
本第3変形例においては、記録対象の発色層を発色させるためにレーザ照射によって記録媒体表面に与えた熱が発色層に伝わる時間を利用して、その間に他の画素記録を進めるため、発色の最適な照射繰り返し周期の間に記録できる行数を計算し、一つの記録エリアとして記録する行が所望の記録画像全体に一定の間隔で並ぶようにし、それを一つの単位記録エリアとしている。
副記録エリアの計算は、第2変形例と同様に、図10のステップS5において行っている。
The difference from the second modification is that the designation of the sub-recording area that can be recorded with the period Ttem is not performed in units of pixels, but is performed in rows at regular intervals.
In the third modified example, in order to develop the color developing layer to be recorded, the time that the heat applied to the surface of the recording medium by laser irradiation is transmitted to the color developing layer is used to advance the recording of other pixels during that time. The number of lines that can be recorded during the optimum irradiation repetition period is calculated, and the lines to be recorded as one recording area are arranged at a constant interval in the entire desired recording image, which is used as one unit recording area.
The sub-recording area calculation is performed in step S5 in FIG. 10 as in the second modification.
図14は、第3変形例における周期Ttemで記録可能な複数の領域の算出処理の詳細処理フローチャートである。
図15は、第3変形例における副記録エリアを決定するための説明図である。
まず、制御部104は、入力された記録画像データ50に対応する画像の幅方向の1行が全て記録画素と仮定して、記録画素でのレーザ走査速度で幅方向に1行分進む時の所要時間を計算しAとする(ステップS431)。
FIG. 14 is a detailed process flowchart of a calculation process of a plurality of areas that can be recorded in the cycle Ttem in the third modification.
FIG. 15 is an explanatory diagram for determining the sub recording area in the third modification.
First, the
次に制御部104は、周期Ttemで幅方向に何行分記録できるか計算し、B(整数部分)+C(小数部分)とする(ステップS432)。
続いて制御部104は、小数部分C=0か否かを判別する(ステップS433)。
Next, the
Subsequently, the
ステップS433の判別において、C=0(真)ならば(ステップS433;Yes)、B=B−1として周期Ttemで記録できる行数を1行減らし(ステップS434)、処理をステップS436に移行する。これは、各記録エリアの終了点PfXから記録エリアの開始点PsXに空走する時間を確保するためである。 If it is determined in step S433 that C = 0 (true) (step S433; Yes), the number of lines that can be recorded in the cycle Ttem is reduced by 1 as B = B-1 (step S434), and the process proceeds to step S436. . This is to secure time for running from the end point P fX of each recording area to the start point P sX of the recording area.
またステップS433の判別において、C≠0(偽)ならば(ステップS433;No)、制御部104は、B=Bとして(ステップS435)、そのまま変更せずに処理をステップS436に移行し、記録画像の高さ方向には何画素(記録する総行数)あるか計算し、その値を周期Ttemで記録できる行数Bで割った商を計算し、D(整数部分)+E(小数部分)とする(ステップS436)。
If it is determined in step S433 that C ≠ 0 (false) (step S433; No), the
次に制御部104は、単位記録エリアが何個目か示すXがB×Eよりも小さいか判定し、副記録エリアの最終行が所望の記録画像外にあるか否かを判別するどうかを判定する(S437)。
Next, the
ステップS437の判別において、単位記録エリアが何個目か示すXがB×Eよりも小さい(真)場合には(ステップS437;Yes)、B=Bのまま変更せず(ステップS438)、処理をステップS440に移行する。 If it is determined in step S437 that X indicating the unit recording area is smaller than B × E (true) (step S437; Yes), B = B is not changed (step S438), and the process is performed. The process proceeds to step S440.
ステップS437の判別において、単位記録エリアが何個目か示すXがB×E以上である(偽)場合には(ステップS437;No)、制御部104は、B=B−1とし、ウェイティング時間Wait=A+ACとする(ステップS439)。
If it is determined in step S437 that X indicating the unit recording area is greater than or equal to B × E (false) (step S437; No), the
次に制御部104は、X番目の副記録エリアの開始点PsXと終了点PfXが何画素目になるか計算し、開始点PsXと終了点PfXを格納する(ステップS440)。
次に制御部104は、次の副記録エリアの処理を行うため、X=X+1として(ステップS441)、Xが最後の記録エリア数Dに1を加算した値よりも小さいか否かを判別する(ステップS442)。
Next, the
Next, the
ステップS442の判別において、Xが最後の記録エリア数Dに1を加算した値よりも小さい(真)場合には(ステップS442;Yes)、処理を再びステップS437に移行して、ステップS437〜ステップS442の処理を繰り返す。 If it is determined in step S442 that X is smaller than the value obtained by adding 1 to the last recording area number D (true) (step S442; Yes), the process returns to step S437, and steps S437 to S437 are performed. The process of S442 is repeated.
ステップS442の判別において、Xが最後の記録エリア数Dに1を加算した値以上となった場合(偽)には(ステップS442;No)、処理をステップS6(ステップS61)に移行し、以下第2変形例と同様の処理を行う。 If it is determined in step S442 that X is equal to or greater than the value obtained by adding 1 to the last recording area number D (false) (step S442; No), the process proceeds to step S6 (step S61). Processing similar to that of the second modification is performed.
本第3変形例によれば、図15に示すように、行単位(図15では、一行おきの行のグループとして)で複数の副記録エリア53、54、…を決定し、一定の間隔の行数を開けて記録を行っているので、各副記録エリア53、54、…毎に同一周期で記録を行うに際して、隣り合う行や近隣の行を記録した際に残る熱の影響を小さくして、発色の状態を安定させつつ、総記録時間の大幅な短縮が可能になり、記録の生産性を向上することができる。
According to the third modified example, as shown in FIG. 15, a plurality of
[4.4]第4変形例
図16は、第4変形例の効果の説明図である。
以上の第2変形例あるいは第3変形例においては、画素単位あるいは行単位で副記録エリアを設定していたが、図16に示すように、幅方向や高さ方向に区分して副記録エリア53〜57を設定するように構成することも可能である。
[4.4] Fourth Modification FIG. 16 is an explanatory diagram of the effect of the fourth modification.
In the second modification or the third modification described above, the sub-recording area is set in units of pixels or rows. However, as shown in FIG. 16, the sub-recording area is divided into the width direction and the height direction. It is also possible to configure to set 53 to 57.
[4.5]第5変形例
図17は、第5変形例の説明図である。
以上の説明においては、画像記録時のレーザ光のスポット径については、詳細に説明していなかったが、スポット制御部102Aにより、光学系を制御してレーザ光の記録媒体表面におけるスポット径を制御し、表面から離間している発色層ほど(上記実施形態の例の場合、高温発色層17→中温発色層15→低温発色層13)レーザ光の記録媒体表面におけるスポット径を小さくし、各発色層における記録ドット(最小発色領域)の大きさを一定にするように構成することも可能である。
[4.5] Fifth Modification FIG. 17 is an explanatory diagram of a fifth modification.
In the above description, the spot diameter of the laser beam at the time of image recording has not been described in detail. However, the
より具体的には、図17の例の場合、発色領域の径が等しくなるように、図17(c)に示す高温発色層17の記録時のスポット径SPh>図17(b)に示す中温発色層15の記録時のスポット径SPm>図17(a)に示す低温発色層13の記録時のスポット径SPlとしている。
このように構成することにより、より解像度の高いフルカラー画像を記録することが可能となる。
More specifically, in the case of the example of FIG. 17, the spot diameter SPh at the time of recording of the high
With this configuration, it is possible to record a full color image with higher resolution.
[4.6]第6変形例
以上の説明においては、レーザ光LBの照射時間をアナログ的に制御していたが、レーザ光をパルス発振とし、レーザ光LBの照射時間をパルス数によりディジタル的に制御するように構成することも可能である。
[4.6] Sixth Modification In the above description, the irradiation time of the laser beam LB is controlled in an analog manner, but the laser beam is oscillated in a pulsed manner, and the irradiation time of the laser beam LB is digitally expressed by the number of pulses. It is also possible to configure so as to be controlled.
[4.7]第7変形例
上記レーザ光LBの照射制御に加えて、送風、記録ステージ101の加温、冷却による記録媒体10自体、あるいは、周辺の環境温度制御を行ってさらなる記録速度の向上を図ることも可能である。
[4.7] Seventh Modification In addition to the above-described irradiation control of the laser beam LB, the
[4.8]第8変形例
以上の説明においては、発色層が3層の場合について説明したが、2層の場合および4層以上の場合も同様に適用が可能である。
[4.8] Eighth Modification In the above description, the case where there are three color-developing layers has been described, but the present invention can be similarly applied to the case of two layers and the case of four or more layers.
[4.9]第9変形例
本実施形態のレーザ記録装置100の制御部104は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
[4.9] Ninth Modification The
本実施形態のレーザ記録装置100の制御部104で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
A program executed by the
また、本実施形態のレーザ記録装置100の制御部104で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のレーザ記録装置100の制御部104で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
Further, the program executed by the
また、本実施形態のレーザ記録装置100の制御部104のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
Further, the program of the
以上の説明のように、実施形態のレーザ記録装置は、発色の閾値温度が異なる感熱材料がそれぞれ含まれるとともに、断熱及び伝熱を行う中間層を介して含まれる前記感熱材料の前記閾値温度が高くなるようにレーザ光が照射される表面側から積層された複数の感熱記録層を備えた記録媒体に前記レーザ光を照射して記録を行うレーザ記録装置であって、前記閾値温度が高い前記感熱記録層の記録時ほど前記レーザ光のパワー密度を相対的に高くし、前記閾値温度が低い前記感熱記録層の記録時ほど実効的に長い照射時間として、前記レーザ光を照射して記録対象の前記感熱記録層に対する記録を行う制御部を備えているものであったが、実施形態の態様としては、以下のような態様も可能である。 As described above, the laser recording apparatus according to the embodiment includes the heat-sensitive materials having different color development threshold temperatures, and the threshold temperature of the heat-sensitive material included through the intermediate layer that performs heat insulation and heat transfer. A laser recording apparatus that performs recording by irradiating the laser beam on a recording medium including a plurality of heat-sensitive recording layers laminated from the surface side irradiated with the laser beam so as to be high, wherein the threshold temperature is high The power density of the laser beam is relatively increased as the recording is performed on the thermal recording layer, and the recording target is irradiated with the laser beam as the irradiation time is effectively longer as the recording is performed on the thermal recording layer where the threshold temperature is lower. Although the control part which performs the recording with respect to the said thermosensitive recording layer was provided, the following aspects are also possible as an aspect of embodiment.
第1の態様においては、前記制御部は、同一の記録位置について複数回の前記レーザ光の照射により記録を行うに際し、記録エリアを複数の副記録エリアに分割し、同一の前記感熱記録層の各前記副記録エリアにおける前記レーザ光の照射周期が同一となるように制御する、ようにしてもよい。
また、第2の態様においては、前記レーザ光のスポット径を制御するスポット制御部を備え、前記制御部は、記録対象の前記感熱記録層の積層位置に応じて前記スポット制御部を介して前記レーザ光のスポット径を変更させる、ようにしてもよい。
In the first aspect, the control unit divides a recording area into a plurality of sub-recording areas when performing recording by irradiating the laser beam a plurality of times at the same recording position, and the same thermal recording layer You may make it control so that the irradiation period of the said laser beam in each said sub-recording area becomes the same.
Moreover, in a 2nd aspect, it has the spot control part which controls the spot diameter of the said laser beam, The said control part is the said via the said spot control part according to the lamination position of the said thermosensitive recording layer of recording object. The spot diameter of the laser beam may be changed.
また、第3の態様においては、前記制御部は、前記レーザ光が照射される表面側に積層された前記感熱記録層ほど前記スポット径を大きくし、複数の前記感熱記録層に形成される記録ドットの大きさを一定とする、ようにしてもよい。 Moreover, in the third aspect, the control unit increases the spot diameter as the thermal recording layer is laminated on the surface side irradiated with the laser beam, and the recording is formed on the plurality of thermal recording layers. You may make it make the magnitude | size of a dot constant.
また、第4の態様においては、前記レーザ光の波長を、800〜12000nmとするようにしてもよい。 In the fourth aspect, the wavelength of the laser beam may be 800 to 12000 nm.
また、第5の態様においては、前記記録媒体の前記感熱記録層は、減法混色によりカラー表現を行う三原色のそれぞれについて設けられおり、前記制御部は、入力画像データに基づいて、カラー画像を形成する、ようにしてもよい。 In the fifth aspect, the thermosensitive recording layer of the recording medium is provided for each of the three primary colors that perform color expression by subtractive color mixing, and the control unit forms a color image based on input image data. You may do it.
さらに、発色の閾値温度が異なる感熱材料がそれぞれ含まれるとともに、断熱及び伝熱を行う中間層を介して含まれる前記感熱材料の前記閾値温度が高くなるようにレーザ光が照射される表面側から積層された複数の感熱記録層を備えた記録媒体に前記レーザ光を照射して記録を行うレーザ記録装置で実行される方法であって、前記閾値温度が高い前記感熱記録層の記録時ほど前記レーザ光のパワー密度を相対的に高く設定する過程と、前記閾値温度が低い前記感熱記録層の記録時ほど実効的に長い照射時間として、前記レーザ光を照射して記録対象の前記感熱記録層に対する記録を行う過程と、を備えた方法とすることも可能である。 Further, each of the heat-sensitive materials having different color development threshold temperatures is included, and from the surface side irradiated with laser light so that the threshold temperature of the heat-sensitive material included through the intermediate layer that performs heat insulation and heat transfer is increased. A method performed by a laser recording apparatus that performs recording by irradiating the laser beam onto a recording medium having a plurality of laminated thermal recording layers, wherein the recording temperature of the thermal recording layer is higher when the threshold temperature is higher. The process of setting the power density of laser light relatively high, and the heat-sensitive recording layer to be recorded by irradiating the laser light as an irradiation time that is effectively longer as the recording time of the heat-sensitive recording layer having a lower threshold temperature It is also possible to adopt a method comprising:
[5]第4実施形態
ところで、上記第1実施形態〜第3実施形態のレーザ記録方法は、レーザの照射条件を制御することにより選択的に各層を発色させる記録方法であったが、第1実施形態〜第3実施形態の手法では、三原色で記録を行う場合には、各色毎に記録していくため、最低でも3回のスキャンが必要であり、かつ混色の場合にその混色させる色の数だけスキャン回数が重複するため、記録には多大な時間を要してしまうこととなっていた。
[5] Fourth Embodiment By the way, the laser recording methods of the first to third embodiments described above are recording methods in which each layer is selectively colored by controlling the laser irradiation conditions. In the method according to the third to third embodiments, when recording with three primary colors, recording is performed for each color. Therefore, at least three scans are necessary, and in the case of color mixing, the color to be mixed is determined. Since the number of scans is the same as the number of times, it takes a long time to record.
そこで、本第4実施形態は、レーザのパワー密度、照射時間、照射周期をパラメータとして特定の条件に制御して、レーザの入射方向に垂直な方向に隣り合う2色ないし3色を同時に発色させることによって、混色を記録する際のスキャン回数を現象させて記録時間を短縮することを目的とした実施形態である。 Therefore, in the fourth embodiment, the laser power density, the irradiation time, and the irradiation cycle are controlled to specific conditions as parameters, and two or three colors adjacent in the direction perpendicular to the laser incident direction are simultaneously developed. Thus, the embodiment aims to shorten the recording time by causing the number of scans when recording mixed colors to occur.
以下においては、異なる閾値温度を有する三原色の発色層を積層した記録媒体に対して、三原色のうち複数色を混色する画素を記録する際に、レーザのパワー密度、照射時間及び照射周期を適宜制御することにより、選択的に発色温度が互いに異なるとともに、発色温度に従って積層方向に順番に積層された複数(本第4実施形態では、2種又は3種)の発色層を発色させる方法について説明する。 In the following, when recording a pixel that mixes multiple colors of the three primary colors on a recording medium in which three color layers of different primary temperatures are laminated, the laser power density, irradiation time, and irradiation cycle are appropriately controlled. By doing so, a method for selectively coloring a plurality of (two or three kinds of coloring layers in the fourth embodiment) colored layers that are sequentially different in the lamination direction according to the coloring temperature will be described. .
なお、レーザのパワー密度、照射時間及び照射周期の制御に代えて、レーザのパワー、パルス幅、走査速度、照射繰り返し時のディレイ時間(インターバル時間)、スポット径、デフォーカス量を適宜制御するように構成することも可能である。 In place of controlling the laser power density, irradiation time, and irradiation cycle, the laser power, pulse width, scanning speed, delay time (interval time) at repeated irradiation, spot diameter, and defocus amount are appropriately controlled. It is also possible to configure.
図18は、第4実施形態の複数色発色における発色原理の説明図である。
すなわち、図18(a)は、低温発色層13及び中温発色層15を並行して発色させる場合の原理説明図である。
また、図18(b)は、中温発色層15及び高温発色層17を並行して発色させる場合の原理説明図である。
FIG. 18 is an explanatory diagram of the coloring principle in the multi-color coloring according to the fourth embodiment.
That is, FIG. 18A is a diagram for explaining the principle when the low
FIG. 18B is a diagram for explaining the principle when the medium
また、図18(c)は、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17を並行して発色させる場合の原理説明図である。
図18(a)に示すように、記録用のレーザ光LBを特定の条件で照射したときに、低温発色層13の発色対象領域CLが発色の閾値温度ThLを越え、中温発色層15の発色対象領域CMが発色の閾値温度ThMを越え、かつ、高温発色層17が発色の閾値温度ThHを越えないようにすることで、低・中温発色層混色が行える。
FIG. 18C is a diagram for explaining the principle when the low
As shown in FIG. 18A, when the recording laser beam LB is irradiated under a specific condition, the color development target region CL of the low temperature
同様に、図18(b)に示すように、記録用のレーザ光LBを特定の条件で照射したときに、中温発色層15の発色対象領域CMが発色の閾値温度ThMを越え、高温発色層17の発色対象領域CHが発色の閾値温度ThHを越え、かつ、低温発色層13が発色の閾値温度ThLを越えないようにすることで、中・高温発色層混色が行える。
Similarly, as shown in FIG. 18B, when the recording laser beam LB is irradiated under a specific condition, the color development target region CM of the intermediate temperature
さらに図18(c)に示すように、記録用のレーザ光LBを特定の条件で照射したときに、低温発色層13の発色対象領域CLが発色の閾値温度ThLを越え、中温発色層15の発色対象領域CMが発色の閾値温度ThMを越え、かつ、高温発色層17の発色対象領域CHが発色の閾値温度ThHを越えるようにすることで、低・中・高温発色層混色が行える。
Further, as shown in FIG. 18C, when the recording laser beam LB is irradiated under a specific condition, the coloring target region CL of the low-
図19は、第4実施形態における各発色層が発色のための閾値温度を超えるエネルギー−時間関係説明図である。
図19においては、発色層13、15、17のそれぞれについて、発色層13、15、17の発色対象領域が発色の閾値温度に到達する閾値到達時間曲線が示されている。
FIG. 19 is an explanatory diagram of an energy-time relationship in which each coloring layer in the fourth embodiment exceeds a threshold temperature for coloring.
In FIG. 19, for each of the coloring layers 13, 15, and 17, a threshold reaching time curve is shown in which the coloring target regions of the coloring layers 13, 15, and 17 reach the coloring threshold temperature.
具体的には、低温発色層13が対応する発色の閾値温度に至るエネルギー−時間曲線は、破線で示す閾値到達時間曲線LLであり、図19においてこの閾値到達時間曲線LLより上側の領域で低温発色層13が発色することを示している。
Specifically, the energy-time curve to reach the color development threshold temperature corresponding to the low-temperature
また、中温発色層15が対応する発色の閾値温度に至るエネルギー−時間曲線は、一点鎖線で示す閾値到達時間曲線LMであり、図19においてこの閾値到達時間曲線LMより上側の領域で中温発色層15が発色することを示している。
Further, the energy-time curve for the color development threshold temperature corresponding to the medium temperature
さらに高温発色層17に対応する発色の閾値温度に至るエネルギー−時間曲線は、実線で示す閾値到達時間曲線LHであり、図19においてこの閾値到達時間曲線LHより上側の領域で高温発色層17が発色することを示している。
Furthermore, the energy-time curve to the color development threshold temperature corresponding to the high temperature
したがって、左端が閾値到達時間曲線LLで規定され、下端が閾値到達時間曲線LMで規定され、右端が閾値到達時間曲線LHで規定される領域ALMでは、低温発色層13及び中温発色層15が発色することを示している。
Thus, the left end is defined by the threshold arrival time curve LL, the lower end is defined by the threshold arrival time curve LM, in the region A LM right end is defined by the threshold arrival time curve LH, low-temperature color-forming
また、左端が閾値到達時間曲線LHで規定され、下端が閾値到達時間曲線LMで規定され、上端が閾値到達時間曲線LLで規定される領域AMHでは、中温発色層15及び高温発色層17が発色する。
さらに左端が閾値到達時間曲線LHで規定され、下端が閾値到達時間曲線LLで規定される領域ALMHでは、低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17の全てが発色することを示している。
In the region A MH where the left end is defined by the threshold arrival time curve LH, the lower end is defined by the threshold arrival time curve LM, and the upper end is defined by the threshold arrival time curve LL, the intermediate
Further, in the region A LMH where the left end is defined by the threshold arrival time curve LH and the lower end is defined by the threshold arrival time curve LL, it indicates that all of the low
なお、図19において、左端が閾値到達時間曲線LLで規定され、右端が閾値到達時間曲線LMで規定される領域ALは、第1実施形態〜第3実施形態において説明した低温発色層13のみが発色する領域であることを示している。同様に上端が閾値到達時間曲線LLで規定され、下端が閾値到達時間曲線LMで規定され、右端が閾値到達時間曲線LHで規定される領域AMは、第1実施形態〜第3実施形態において説明した中温発色層15のみが発色する領域であることを示し、上端が閾値到達時間曲線LMで規定され、下端が閾値到達時間曲線LHで規定される領域AHは、第1実施形態〜第3実施形態において説明した高温発色層17のみが発色する領域であることを示している。
In FIG. 19, the left end is defined by the threshold arrival time curve LL, area A L where the right end is defined by the threshold arrival time curve LM, only the low-temperature color-forming
ここで、レーザ照射条件の一例について説明する。
図20は、レーザ照射条件の一例の説明図である。
図20において、図19において示した(低温)閾値到達時間曲線LLを与えるエネルギーEの関数をTl(E)とし、(中温)閾値到達時間曲線LMを与えるエネルギーEの関数をTm(E)[単位は、時間]とし、(高温)閾値到達時間曲線LHを与えるエネルギーEの関数をTh(E)とし、実際にエネルギーを与える時間をT(E)とした場合、図20に示すように条件でレーザ照射の制御を行うことで複数の発色層に同時並行的に発色を行わせることができる。
Here, an example of laser irradiation conditions will be described.
FIG. 20 is an explanatory diagram of an example of laser irradiation conditions.
In FIG. 20, the function of energy E giving the (low temperature) threshold arrival time curve LL shown in FIG. 19 is Tl (E), and the function of energy E giving the (medium temperature) threshold arrival time curve LM is Tm (E) [ The unit is time], the function of the energy E giving the (high temperature) threshold arrival time curve LH is Th (E), and the time for actually applying energy is T (E), as shown in FIG. By controlling the laser irradiation, it is possible to cause a plurality of color forming layers to perform color development in parallel.
より具体的には、中温発色層15及び高温発色層17を発色させる場合には、
T(E)<Tl(E)かつT(E)>Tm(E)かつT(E)>Th(E)
を満たしている必要がある。
More specifically, when the medium
T (E) <Tl (E) and T (E)> Tm (E) and T (E)> Th (E)
It is necessary to satisfy.
次に記録媒体10の具体的構成例について説明する。
図21は、記録媒体の具体的構成例の説明図である。
記録媒体10を構成している基材12については、厚さとしては、例えば、100μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.01〜5.00W/m/Kとされる。
Next, a specific configuration example of the
FIG. 21 is an explanatory diagram of a specific configuration example of the recording medium.
The
また、低温発色層13については、厚さとしては、例えば、1〜10μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.1〜10W/m/Kとされる。
また、第1スペーサ14については、厚さとしては、例えば、7〜100μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.01〜1W/m/Kとされる。
The low-
Moreover, about the
また、中温発色層15については、厚さとしては、例えば、1〜10μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.1〜10W/m/Kとされる。
また、第2スペーサ16については、厚さとしては、例えば、1〜10μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.01〜1W/m/Kとされる。
The intermediate
Moreover, about the
また、高温発色層17については、厚さとしては、例えば、0.5〜5μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.1〜10W/m/Kとされる。
また、保護層18については、厚さとしては、例えば、0.5〜5μmであり、熱伝導率比は、例えば、0.01〜1W/m/Kとされる。
Moreover, about the high
Moreover, about the
[5.1]第1態様
まず、第4実施形態の第1態様について説明する。
図22は、第1態様の複数色混色による発色方法の説明図である。
図22においては、低温発色層13をシアン(C)発色層とし、中温発色層15をマゼンタ(M)発色層とし、高温発色層17をイエロー(Y)発色層とする場合にレーザ光を照射した場合の各発色層13、15、17の温度変化を説明している。
この場合において、温度の変化率については、発色対象の発色層の組合せに応じて、レーザのパワー密度を設定する(変化させる)ことにより設定している。
[5.1] First Aspect First, a first aspect of the fourth embodiment will be described.
FIG. 22 is an explanatory diagram of a coloring method using a plurality of colors mixed in the first aspect.
In FIG. 22, laser light is irradiated when the low
In this case, the rate of change in temperature is set by setting (changing) the power density of the laser according to the combination of the coloring layers to be colored.
まず、青(B)を発色させる場合について説明する。
図22(a)は、低温発色層13であるシアン発色層および中温発色層15であるマゼンタ発色層を発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、青(B)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
図22(a)に示すように、中温発色層15であるマゼンタ発色層は、時刻t11に発色を開始する。
First, a case where blue (B) is colored will be described.
FIG. 22A shows the temperature change rate when the cyan
As shown in FIG. 22A, the magenta color forming layer which is the intermediate temperature
そして、低温発色層13であるシアン発色層が発色を開始する時刻t12(この時点で、青が発色を開始する)を経過し、高温発色層17であるイエロー発色層が発色する直前の時刻t13に至るまでの間の時間TCMのいずれかの時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、青(B)を発色させることができる。
Then, a time t12 at which the cyan coloring layer that is the low-
次に赤(R)を発色させる場合について説明する。
図22(b)は、中温発色層15であるマゼンタ発色層および高温発色層17であるイエロー発色層を発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、赤(R)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
Next, a case where red (R) is colored will be described.
FIG. 22B shows the temperature change rate in the case where the magenta coloring layer as the medium
図22(b)に示すように、中温発色層15であるマゼンタ発色層は、時刻t14に発色を開始する。
そして、高温発色層17であるイエロー発色層が発色を開始する時刻t15(この時点で、赤が発色を開始する)を経過し、低温発色層13であるシアン発色層が発色する直前の時刻t16に至るまでの間の時間TMYのいずれかの時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、赤(R)を発色させることができる。
As shown in FIG. 22B, the magenta color forming layer which is the medium temperature
Then, the time t15 when the yellow color forming layer which is the high temperature
次に黒(K)を発色させる場合について説明する。
図22(c)は、低温発色層13であるシアン発色層、中温発色層15であるマゼンタ発色層および高温発色層17であるイエロー発色層の全てを発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、黒(K)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
図22(c)に示すように、高温発色層17であるイエロー発色層は、時刻t17に発色を開始する。
Next, a case where black (K) is colored will be described.
FIG. 22C shows the temperature change rate when all of the cyan coloring layer as the low
As shown in FIG. 22 (c), the yellow coloring layer, which is the high-
そして、中温発色層15であるマゼンタ発色層が発色を開始する時刻t18(この時点で、赤が発色を開始する)を経過し、さらに低温発色層13であるシアン発色層が発色する時刻t19に至ると黒が発色を開始する。
したがって、時刻t19以降の適当な時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、黒(K)を発色させることができる。
Then, a time t18 at which the magenta coloring layer as the medium
Therefore, by irradiating the laser beam LB until an appropriate time after the time t19 and stopping the irradiation, black (K) can be developed.
図23は、単色による発色方法の説明図である。
図23においても、低温発色層13をシアン(C)発色層とし、中温発色層15をマゼンタ(M)発色層とし、高温発色層17をイエロー(Y)発色層とする場合にレーザ光を照射した場合の各発色層13、15、17の温度変化を説明している。
この場合においても、温度の変化率については、図22の場合と同様に、発色対象の発色層の組合せに応じて、レーザのパワー密度を設定する(変化させる)ことにより設定している。
FIG. 23 is an explanatory diagram of a single color development method.
Also in FIG. 23, laser light is irradiated when the low
Also in this case, the rate of change of temperature is set by setting (changing) the power density of the laser according to the combination of the coloring layers to be colored as in the case of FIG.
まず、シアン(C)を単独で発色させる場合について説明する。
図23(a)は、低温発色層13であるシアン発色層を単独で発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、シアン(C)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
図23(a)に示すように、低温発色層13であるシアン発色層は、時刻t21に発色を開始する。
First, a case where cyan (C) is colored alone will be described.
FIG. 23A shows a temperature-time curve when a cyan
As shown in FIG. 23A, the cyan color forming layer which is the low temperature
そして、中温発色層15であるマゼンタ発色層が発色する直前の時刻t22に至るまでの間の時間TCにおけるいずれかの時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、シアン(C)を単独で発色させることができる。
Then, by irradiating the laser beam LB until any time in the time TC until the time t22 immediately before the magenta coloring layer which is the medium
次にマゼンタ(M)を単独で発色させる場合について説明する。
図23(b)は、中温発色層15であるマゼンタ発色層を単独で発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、マゼンタ(M)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
Next, a case where magenta (M) is colored alone will be described.
FIG. 23B shows a temperature-time curve when magenta (M) is colored by irradiating a laser beam with the temperature change rate when the magenta coloring layer that is the medium
図23(b)に示すように、中温発色層15であるマゼンタ発色層は、時刻t22に発色を開始する。
そして、高温発色層17であるイエロー発色層が発色を開始する直前の時刻t23に至るまでの間の時間TMにおけるいずれかの時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、マゼンタ(M)を単独で発色させることができる。
As shown in FIG. 23 (b), the magenta coloring layer, which is the intermediate
Then, by irradiating the laser beam LB to any time in the time TM until the time t23 immediately before the yellow
次にイエロー(Y)を発色させる場合について説明する。
図23(c)は、イエロー発色層を単独で発色させる場合の温度変化率に設定して、レーザ光を照射し、イエロー(Y)を発色させる場合の温度−時間曲線である。
図23(c)に示すように、高温発色層17であるイエロー発色層は、時刻t24に発色を開始する。
Next, a case where yellow (Y) is colored will be described.
FIG. 23C is a temperature-time curve when yellow (Y) is colored by irradiating a laser beam with the temperature change rate when the yellow coloring layer is colored alone.
As shown in FIG. 23 (c), the yellow coloring layer, which is the high
そして、中温発色層15であるマゼンタ発色層が発色を開始する直前の時刻t25に至るまでの間の時間TYにおけるいずれかの時刻までレーザ光LBを照射し、照射を停止することにより、イエロー(Y)を単独で発色させることができる。
Then, the laser beam LB is irradiated until any time in the time TY until the time t25 immediately before the
次に第4実施形態の第1態様の動作を説明する。
図24は、第4実施形態の第1態様の動作フローチャートである。
まず、制御部104は、記録画像データが入力されると(ステップS11)、記録画像データをRGBデータに分割(変換)する(ステップS12)。
Next, the operation of the first mode of the fourth embodiment will be described.
FIG. 24 is an operation flowchart of the first aspect of the fourth embodiment.
First, when the recording image data is input (step S11), the
次に制御部104は、変換後のR(赤)データ、G(緑)データ及びB(青)データの二値化を行う(ステップS13)。
そして制御部104は、二値化された各画素のRGBデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS14)。すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、青(B)、黒(K)で表されるデータに変換する。ここで、緑(G)が含まれていないのは、本第4実施形態の場合、低温発色層13であるシアン発色層と、高温発色層17であるイエロー発色層は、スペーサ層を介して隣接して積層されていないため、同時発色が行えないからである。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のRGBデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS14)の処理について詳細に説明する。 Here, the process of converting the binarized RGB data of each pixel into CMYRBK data (step S14) will be described in detail.
図25は、CMYRBKデータへの変換処理のフローチャートである。
ステップS14の処理において、まず制御部104は、各画素のRGBデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS141)。
FIG. 25 is a flowchart of the conversion process into CMYRBK data.
In the process of step S14, the
続いて制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRBKデータに変換する処理を行う(ステップS142)。
具体的には、制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,1,1)、すなわち、(R,G,B)=(0,1,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1421)。
(R,G,B)=(0,1,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(1,0,0,0,0,0)
Subsequently, the
Specifically, the
(R, G, B) = (0, 1, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (1, 0, 0, 0, 0, 0)
同様に、制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,0,1)、すなわち、(R,G,B)=(1,0,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1422)。
(R,G,B)=(1,0,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,1,0,0,0,0)
Similarly, when the combination of binarized data of RGB data is (1, 0, 1), that is, (R, G, B) = (1, 0, 1), the
(R, G, B) = (1, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 1, 0, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,1,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1423)。
(R,G,B)=(1,1,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,1,0,0,0)
In addition, when the combination of binarized data of RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 1, 0), the
(R, G, B) = (1, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 1, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,0,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1424)。
(R,G,B)=(1,0,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,1,0,0)
In addition, when the combination of the binarized data of RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 0, 0), the
(R, G, B) = (1, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 1, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(0,1,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1425)。
(R,G,B)=(0,1,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(1,0,1,0,0、0)
Further, the
(R, G, B) = (0, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (1, 0, 1, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,0,1)、すなわち、(R,G,B)=(0,0,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1426)。
(R,G,B)=(0,0,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,1,0)
In addition, when the combination of the binarized data of the RGB data is (0, 0, 1), that is, (R, G, B) = (0, 0, 1), the
(R, G, B) = (0, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 1, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,0,0)、すなわち、(R,G,B)=(0,0,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1427)。
(R,G,B)=(0,0,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,0,1)
Further, the
(R, G, B) = (0, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 1)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,1,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1428)。
(R,G,B)=(1,1,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,0,0)
これは、(R,G,B)=(1,1,1)が表すのは、白色であるため、記録(印字)の必要がないからである。
In addition, when the combination of the binarized data of the RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 1, 1), the
(R, G, B) = (1,1,1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 0)
This is because (R, G, B) = (1, 1, 1) represents white, so that there is no need for recording (printing).
そして制御部104は、CMYRBKデータにおける“1”を記録(印字)画素、“0”を非記録(非印字)画素として、CMYRBKデータを記録する(ステップS143)。
以上の説明のように、記録を行うため、全てを単色で記録する場合と比較して、短時間でフルカラーの記録が行える。
Then, the
As described above, since recording is performed, full-color recording can be performed in a short time compared to the case where all recording is performed in a single color.
[5.1.1]第4実施形態の第1態様の変形例
図26は、第4実施形態の第1態様の変形例の動作フローチャートである。
図26において、図25と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。図26において、図25の第1態様と異なる点は、二値化したRGBデータをCMYデータに変換して処理を行っている点である。
[5.1.1] Modified Example of First Aspect of Fourth Embodiment FIG. 26 is an operation flowchart of a modified example of the first aspect of the fourth embodiment.
In FIG. 26, the same parts as those in FIG. 25 are denoted by the same reference numerals. 26 differs from the first mode in FIG. 25 in that binarized RGB data is converted into CMY data for processing.
第4実施形態の第1態様の変形例によれば、制御部104は、記録画像データが入力されると(ステップS11)、記録画像データをRGBデータに分割(変換)する(ステップS12)。
According to the modification of the first mode of the fourth embodiment, when the recording image data is input (step S11), the
次に制御部104は、変換後のR(赤)データ、G(緑)データ及びB(青)データの二値化を行う(ステップS13)。
そして制御部104は、二値化された各画素のRGBデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS14)。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のRGBデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS14)の処理について詳細に説明する。
ステップS14の処理において、まず制御部104は、RGBデータをCMYデータに変換する(ステップS141A)。
Here, the process of converting the binarized RGB data of each pixel into CMYRBK data (step S14) will be described in detail.
In the process of step S14, the
続いて制御部104は、各画素のCMYデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS141B)。
続いて制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRBKデータに変換する処理を行う(ステップS142A)。
Subsequently, the
Subsequently, the
具体的には、制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(1,0,0)、すなわち、(C,M,Y)=(1,0,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1421)。
(C,M,Y)=(1,0,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(1,0,0,0,0,0)
Specifically, when the combination of the binarized data of CMY data is (1, 0, 0), that is, (C, M, Y) = (1, 0, 0), the
(C, M, Y) = (1, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (1, 0, 0, 0, 0, 0)
同様に、制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(0,1,0)、すなわち、(C,M,Y)=(0,1,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1422)。
(C,M,Y)=(0,1,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,1,0,0,0,0)
Similarly, when the combination of the binarized data of CMY data is (0, 1, 0), that is, (C, M, Y) = (0, 1, 0), the
(C, M, Y) = (0, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 1, 0, 0, 0, 0)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(0,0,1)、すなわち、(C,M,Y)=(0,0,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1423)。
(C,M,Y)=(0,0,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,1,0,0,0)
Further, the
(C, M, Y) = (0, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 1, 0, 0, 0)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(0,1,1)、すなわち、(C,M,Y)=(0,1,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1424)。
(C,M,Y)=(0,1,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,1,0,0)
Further, the
(C, M, Y) = (0, 1, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 1, 0, 0)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(1,0,1)、すなわち、(C,M,Y)=(1,0,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1425)。
(C,M,Y)=(1,0,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(1,0,1,0,0、0)
In addition, when the combination of the binarized data of CMY data is (1, 0, 1), that is, (C, M, Y) = (1, 0, 1), the
(C, M, Y) = (1, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (1, 0, 1, 0, 0, 0)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(C,M,Y)=(1,1,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1426)。
(C,M,Y)=(1,1,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,1,0)
In addition, when the combination of binarized data of CMY data is (1, 1, 0), that is, (C, M, Y) = (1, 1, 0), the
(C, M, Y) = (1, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 1, 0)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(1,1,1)、すなわち、(C,M,Y)=(1,1,1)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1427)。
(C,M,Y)=(1,1,1)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,0,1)
In addition, when the combination of the binarized data of CMY data is (1, 1, 1), that is, (C, M, Y) = (1, 1, 1), the
(C, M, Y) = (1, 1, 1)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 1)
また制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せが(0,0,0)、すなわち、(C,M,Y)=(0,0,0)の場合には、CMYRBKデータを以下のように設定する(ステップS1428)。
(C,M,Y)=(0,0,0)
→(C,M,Y,R,B,K)=(0,0,0,0,0,0)
これは、(C,M,Y)=(0,0,0)が表すのは、白色であるため、記録(印字)の必要がないからである。
Further, the
(C, M, Y) = (0, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 0)
This is because (C, M, Y) = (0, 0, 0) represents white, so that there is no need for recording (printing).
そして制御部104は、CMYRBKデータにおける“1”を記録(印字)画素、“0”を非記録(非印字)画素として、CMYRBKデータを記録する(ステップS143)。
以上の説明のように記録を行うため、本変形例においても全てを単色で記録する場合と比較して、短時間でフルカラーの記録が行える。
Then, the
Since recording is performed as described above, full-color recording can be performed in a shorter time than in the case of recording all in a single color also in this modification.
[5.1.2]第4実施形態の第2態様
次に第4実施形態の第2態様の動作を説明する。
図27は、第4実施形態の第2態様の動作フローチャートである。
まず、制御部104は、RGBデータフォーマットの記録画像データが入力されると(ステップS21)、RGBデータをCMYデータに変換する(ステップS22)。
[5.1.2] Second Aspect of Fourth Embodiment Next, the operation of the second aspect of the fourth embodiment will be described.
FIG. 27 is an operation flowchart of the second mode of the fourth embodiment.
First, when recording image data in the RGB data format is input (step S21), the
次に制御部104は、変換後のC(シアン)データ、M(マゼンタ)データ及びY(イエロー)データの二値化を行う(ステップS23)。
そして制御部104は、二値化された各画素のCMYデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS24)。すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、青(B)、黒(K)で表されるデータに変換する。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる(ステップS25)。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のCMYデータをCMYRBKデータに変換する(ステップS24)の処理について詳細に説明する。 Here, the process of converting the binarized CMY data of each pixel into CMYRBK data (step S24) will be described in detail.
図28は、CMYRBKデータに変換処理のフローチャートである。
図28においては、図26と同様の部分には、同一の符号を付し、その詳細な説明を援用する。
ステップS24の処理において、まず制御部104は、各画素のCMYデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS241)。
FIG. 28 is a flowchart of conversion processing into CMYRBK data.
In FIG. 28, the same parts as those in FIG. 26 are denoted by the same reference numerals, and the detailed description thereof is incorporated.
In the process of step S24, the
続いて制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRBKデータに変換する処理を行う(ステップS242)。
そして、第4実施形態の第1態様の変形例と同様にステップS1421〜ステップS1425及びステップS143の処理を行う。
Subsequently, the
And the process of step S1421-step S1425 and step S143 is performed similarly to the modification of the 1st aspect of 4th Embodiment.
以上の説明のように第4実施形態の第2態様は記録を行うため、第4実施形態の第2態様においても全てを単色で記録する場合と比較して、短時間でフルカラーの記録が行える。 As described above, since the second mode of the fourth embodiment performs recording, full-color recording can be performed in a shorter time in the second mode of the fourth embodiment than in the case of recording all in a single color. .
[6]第5実施形態
次に第5実施形態について説明する。
[6] Fifth Embodiment Next, a fifth embodiment will be described.
図29は、第5実施形態に用いられる記録媒体の概要構成説明図である。
記録媒体10Aは、図1に示すように、基材12上に、低温発色層13、第1スペーサ層14、中温発色層15、第2スペーサ層16、高温発色層17、保護層18、剥離層191及び光/熱変換層192がこの順番で積層されている。ここで、基材12、低温発色層13、第1スペーサ層14、中温発色層15、第2スペーサ層16、高温発色層17、保護層18は、上記各実施形態と同様である。
FIG. 29 is an explanatory diagram of a schematic configuration of a recording medium used in the fifth embodiment.
As shown in FIG. 1, the
上記構成において、剥離層191は、記録終了後に光/熱変換層192を剥離するための層である。
また光/熱変換層192は、可視光を吸収して熱エネルギーに変換するための層であり、レーザLBを効率よく吸収するため、レーザLBの補色を含む色の顔料や染料が含まれていることが好ましい。あるいは、黒色であらゆる可視光を吸収するカーボンブラックのような成分を含むようにすることも可能である。
In the above configuration, the
The light /
このような構成とすることにより、第5実施形態によれば、レーザLBにより記録する際に、より波長の短いレーザを用いることができ、集光時の最小スポット径を小さくして解像度を上げ、高精細化を図ることが可能となる。 With this configuration, according to the fifth embodiment, a laser with a shorter wavelength can be used when recording with the laser LB, and the resolution is improved by reducing the minimum spot diameter during focusing. It becomes possible to achieve high definition.
[7]第6実施形態
以上の説明においては、画像記録に先立って、CMYRBKデータに変換する実施形態を説明したが、本第6実施形態は、さらにG(緑)を加えて、CMYRGBKデータに変換する場合の実施形態である。
[7] Sixth Embodiment In the above description, an embodiment has been described in which CMYRBK data is converted prior to image recording. In the sixth embodiment, G (green) is further added to CMYRGBK data. It is an embodiment in the case of conversion.
まず第6実施形態の原理について説明する。
上述した記録媒体10、10Aにおいては、レーザLBを一定のパワー密度あるいは一定の照射周期で制御した場合には、低温発色層13及び高温発色層17を発色させるととともに、中温発色層15のみを発色させない制御を行うことはできなかった。
そこで本第6実施形態においては、レーザLBのパワー密度、照射周期及び照射時間等を変調して、中温発色層15のみを発色させないようにしている。
First, the principle of the sixth embodiment will be described.
In the above-described
Therefore, in the sixth embodiment, the power density, irradiation period, irradiation time, and the like of the laser LB are modulated so that only the intermediate
図30は、第6実施形態の記録制御の説明図である。
具体的には、図30に示すように、記録媒体10の表層(保護層18の表面層)の温度を温度曲線TTSに示すように変化させることにより、高温発色層17の温度を温度曲線TTYに示すように変化させ、時刻t31〜時刻t32に示すように、高温発色層18の温度を閾値温度ThHを越えるようにして発色させる。
そして、時刻t32から時刻t34の間は、記録媒体10の表層の温度を閾値温度ThHと閾値温度ThMとの間の所定温度とする。これにより、中温発色層15の温度は、温度曲線TTMに示すように、閾値温度ThMと閾値温度ThCの間の所定温度となって、中温発色層15は、発色しない。
一方、低温発色層13の温度は、温度極性TTCに示すように、時刻t33において、閾値温度ThLを越える。
これと並行して、時刻t34において記録媒体10の表層の温度が閾値温度ThL未満となるようにレーザLBを制御することにより、高温発色層17の温度、中温発色層15の温度及び低温発色層13の温度は徐々に低下し、時刻t35において、低温発色層13の温度は、温度極性TTCに示すように閾値温度ThLを下回り、記録が終了する。
このようにレーザLBの照射制御及び記録媒体10の温度制御をおこなうことので、中温発色層15のみを発色させないようにし、G(緑)の発色を行わせることができるのである。
FIG. 30 is an explanatory diagram of recording control according to the sixth embodiment.
Specifically, as shown in FIG. 30, by changing the temperature of the surface layer of the recording medium 10 (the surface layer of the protective layer 18) as indicated by the temperature curve TTS, the temperature of the high
Then, between time t32 and time t34, the temperature of the surface layer of the
On the other hand, the temperature of the low
In parallel with this, by controlling the laser LB so that the temperature of the surface layer of the
Since the laser LB irradiation control and the temperature control of the
次に第6実施形態の動作を説明する。
図31は、第6実施形態の動作フローチャートである。
まず、制御部104は、記録画像データが入力されると(ステップS31)、記録画像データをRGBデータに分割(変換)する(ステップS32)。
Next, the operation of the sixth embodiment will be described.
FIG. 31 is an operation flowchart of the sixth embodiment.
First, when recording image data is input (step S31), the
次に制御部104は、変換後のR(赤)データ、G(緑)データ及びB(青)データの二値化を行う(ステップS33)。
そして制御部104は、二値化された各画素のRGBデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS34)。すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、緑(G)、青(B)、黒(K)で表されるデータに変換する。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる(ステップS35)。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のRGBデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS14)の処理について詳細に説明する。
図32は、CMYRGBKデータへの変換処理のフローチャートである。
ステップS34の処理において、まず制御部104は、各画素のRGBデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS341)。
Here, the process of converting the binarized RGB data of each pixel into CMYRGBK data (step S14) will be described in detail.
FIG. 32 is a flowchart of the conversion process into CMYRGBK data.
In the process of step S34, the
続いて制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRGBKデータに変換する処理を行う(ステップS342)。
具体的には、制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,1,1)、すなわち、(R,G,B)=(0,1,1)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3421)。
(R,G,B)=(0,1,1)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(1,0,0,0,0,0,0)
Subsequently, the
Specifically, the
(R, G, B) = (0, 1, 1)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (1, 0, 0, 0, 0, 0, 0)
同様に、制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,0,1)、すなわち、(R,G,B)=(1,0,1)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3422)。
(R,G,B)=(1,0,1)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,1,0,0,0,0,0)
Similarly, when the combination of binarized data of RGB data is (1, 0, 1), that is, (R, G, B) = (1, 0, 1), the
(R, G, B) = (1, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 1, 0, 0, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,1,0)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3423)。
(R,G,B)=(1,1,0)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,1,0,0,0,0)
In addition, when the combination of the binarized data of RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 1, 0), the
(R, G, B) = (1, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 1, 0, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,0,0)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3424)。
(R,G,B)=(1,0,0)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,0,1,0,0,0)
In addition, when the combination of binarized data of RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 0, 0), the
(R, G, B) = (1, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 0, 1, 0, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(0,1,0)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3425)。
(R,G,B)=(0,1,0)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,0,0,1,0、0)
In addition, when the combination of the binarized data of RGB data is (0, 1, 0), that is, (R, G, B) = (0, 1, 0), the
(R, G, B) = (0, 1, 0)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 0, 0, 1, 0, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,0,1)、すなわち、(R,G,B)=(0,0,1)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3426)。
(R,G,B)=(0,0,1)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,0,0,0,1,0)
Further, the
(R, G, B) = (0, 0, 1)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 1, 0)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(0,0,0)、すなわち、(R,G,B)=(0,0,0)の場合には、CMYRGBKデータを以下のように設定する(ステップS3427)。
(R,G,B)=(0,0,0)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,0,0,0,0,1)
Further, the
(R, G, B) = (0, 0, 0)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 0, 1)
また制御部104は、RGBデータの二値化データの組合せが(1,1,0)、すなわち、(R,G,B)=(1,1,1)の場合には、CMYRGBKを以下のように設定する(ステップS3428)。
(R,G,B)=(1,1,1)
→(C,M,Y,R,G,B,K)=(0,0,0,0,0,0,0)
これは、(R,G,B)=(1,1,1)が表すのは、白色であるため、記録(印字)の必要がないからである。
In addition, when the combination of binarized data of RGB data is (1, 1, 0), that is, (R, G, B) = (1, 1, 1), the
(R, G, B) = (1,1,1)
→ (C, M, Y, R, G, B, K) = (0, 0, 0, 0, 0, 0, 0)
This is because (R, G, B) = (1, 1, 1) represents white, so that there is no need for recording (printing).
そして制御部104は、CMYRGBKデータにおける“1”を記録(印字)画素、“0”を非記録(非印字)画素として、CMYRGBKデータを記録する(ステップS343)。
以上の説明のように、記録を行うため、全てを単色で記録する場合と比較して、短時間で緑(G)を含めたフルカラーの記録が行える。
Then, the
As described above, since recording is performed, full-color recording including green (G) can be performed in a short time compared to the case of recording all in a single color.
[7.1]第6実施形態の第1態様
図33は、第4実施形態の第1態様の動作フローチャートである。
図33において、図32と同様の部分には、同一の符号を付すものとする。図33において、図32の第1態様と異なる点は、二値化したRGBデータをCMYデータに変換して処理を行っている点である。
第6実施形態の第1態様の変形例によれば、制御部104は、記録画像データが入力されると(ステップS31)、記録画像データをRGBデータに分割(変換)する(ステップS32)。
[7.1] First Mode of Sixth Embodiment FIG. 33 is an operation flowchart of the first mode of the fourth embodiment.
In FIG. 33, the same parts as those in FIG. 32 are denoted by the same reference numerals. 33 is different from the first mode in FIG. 32 in that binarized RGB data is converted into CMY data for processing.
According to the modification of the first mode of the sixth embodiment, when the recording image data is input (step S31), the
次に制御部104は、変換後のR(赤)データ、G(緑)データ及びB(青)データの二値化を行う(ステップS33)。
そして制御部104は、二値化された各画素のRGBデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS34)。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、緑(G)、青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のRGBデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS34)の処理について詳細に説明する。
ステップS34の処理において、まず制御部104は、RGBデータをCMYデータに変換する(ステップS341A)。
続いて制御部104は、各画素のCMYデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS341B)。
続いて制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRGBKデータに変換する処理を行う(ステップS342)。
そして、第6実施形態と同様にステップS3421〜ステップS3425及びステップS343の処理を行う。
以上の説明のように第6実施形態の第1態様は記録を行うため、第6実施形態の第1態様の変形例においても全てを単色で記録する場合と比較して、短時間でフルカラーの記録が行える。
Here, the process of converting the binarized RGB data of each pixel into CMYRGBK data (step S34) will be described in detail.
In the process of step S34, first, the
Subsequently, the
Subsequently, the
And the process of step S3421-step S3425 and step S343 is performed similarly to 6th Embodiment.
As described above, since the first mode of the sixth embodiment performs recording, the modified example of the first mode of the sixth embodiment also has a full color in a short time compared to the case of recording all in a single color. Can record.
[7.2]第6実施形態の第2態様
次に第6実施形態の第2態様の動作を説明する。
図34は、第6実施形態の第2態様の動作フローチャートである。
まず、制御部104は、RGBデータフォーマットの記録画像データが入力されると(ステップS41)、RGBデータをCMYデータに変換する(ステップS42)。
[7.2] Second Aspect of Sixth Embodiment Next, the operation of the second aspect of the sixth embodiment will be described.
FIG. 34 is an operation flowchart of the second aspect of the sixth embodiment.
First, when recording image data in the RGB data format is input (step S41), the
次に制御部104は、変換後のC(シアン)データ、M(マゼンタ)データ及びY(イエロー)データの二値化を行う(ステップS43)。
そして制御部104は、二値化された各画素のCMYデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS44)。すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、緑(G)、青(B)、黒(K)で表されるデータに変換する。
Next, the
Then, the
続いて、制御部104は、レーザヘッド部102及び駆動部103を制御して、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、赤(R)、緑(g)青(B)及び黒(K)の各色の発色を行って画像を記録することとなる(ステップS45)。
Subsequently, the
ここで、二値化された各画素のCMYデータをCMYRGBKデータに変換する(ステップS44)の処理について詳細に説明する。
図35は、CMYRGBKデータへの変換処理のフローチャートである。
図35においては、図33と同様の部分には、同一の符号を付し、その詳細な説明を援用する。
ステップS44の処理において、まず制御部104は、各画素のCMYデータ(の二値化データの組合せ)の判定を行う(ステップS441)。
続いて制御部104は、CMYデータの二値化データの組合せに基づいて、記録用データであるCMYRBKデータに変換する処理を行う(ステップS442)。
そして、第6実施形態の第1態様と同様にステップS3421〜ステップS3425及びステップS343の処理を行う。
以上の説明のように第6実施形態の第2態様は記録を行うため、第6実施形態の第2態様においても全てを単色で記録する場合と比較して、短時間でフルカラーの記録が行える。
Here, the process of converting the binarized CMY data of each pixel into CMYRGBK data (step S44) will be described in detail.
FIG. 35 is a flowchart of the conversion process into CMYRGBK data.
In FIG. 35, the same components as those in FIG. 33 are denoted by the same reference numerals, and the detailed description thereof is cited.
In the process of step S44, first, the
Subsequently, the
And the process of step S3421-step S3425 and step S343 is performed similarly to the 1st aspect of 6th Embodiment.
As described above, since the second aspect of the sixth embodiment performs recording, full-color recording can be performed in a shorter time in the second aspect of the sixth embodiment as compared to the case where everything is recorded in a single color. .
以上説明したように、上記第4実施形態〜第6実施形態によれば、複数色を同時並行的に発色させることができるので、記録画像の品質を維持、向上しつつ装置構成を簡略化し、さらに短時間でフルカラーの記録が行える。
以上の説明においては、発色層が低温発色層13、中温発色層15及び高温発色層17の3種類の場合について説明したが、4種類以上の発色層を設けるように構成し、同様に複数の発色層を同時並行的に発色させる構成とすることも可能である。
As described above, according to the fourth to sixth embodiments, since a plurality of colors can be developed simultaneously in parallel, the apparatus configuration is simplified while maintaining and improving the quality of the recorded image. Furthermore, full color recording can be performed in a short time.
In the above description, the three color development layers, ie, the low temperature
10、10A 記録媒体
12 基材
13 低温発色層
14 第1スペーサ層
15 中温発色層
16 第2スペーサ層
17 高温発色層
18 保護層
21〜23 発色領域
30 レーザスポット
50 記録画像データ
51 記録画素
52 非記録画素
53〜57 副記録エリア
100 レーザ記録装置
101 記録ステージ
102 レーザヘッド部
102A スポット制御部
103 駆動部
104 制御部
191 剥離層
192 光/熱変換層
CT1〜CT3 走査回数
LB レーザ光
PDh、PDl、PDm パワー密度
Pf1〜PfX 終了点
Ps1〜PsX 開始点
SPT スポット
SPh、SPl、SPm スポット径
Th 第3閾値温度
Tl 第1閾値温度
Tm 第2閾値温度
Ttem 周期
Ve レーザ走査速度
Vtem レーザ走査速度
th、tl、tm 記録時間
V1〜V3 走査速度
WT1〜WT3 ウェイティング時間
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記閾値温度が高い前記感熱記録層の記録時ほど前記レーザ光のパワー密度を相対的に高くし、前記閾値温度が低い前記感熱記録層の記録時ほど実効的に長い照射時間として、前記レーザ光を照射して記録対象の前記感熱記録層に対する記録を行う制御部を備えたレーザ記録装置。 Each of the heat-sensitive materials having different color development threshold temperatures is included, and is laminated from the surface side irradiated with laser light so that the threshold temperature of the heat-sensitive material included through the intermediate layer for heat insulation and heat transfer is increased. A laser recording apparatus that performs recording by irradiating the recording medium with a plurality of thermal recording layers with the laser beam,
The laser beam power density is relatively increased as the recording temperature of the thermosensitive recording layer having a higher threshold temperature, and the irradiation time is effectively increased as the recording time of the thermosensitive recording layer having a lower threshold temperature. Recording apparatus including a control unit that performs recording on the heat-sensitive recording layer to be recorded.
請求項1記載のレーザ記録装置。 The control unit slows down the scanning speed of the laser light at the same recording position as the thermosensitive recording layer has a lower threshold temperature.
The laser recording apparatus according to claim 1.
請求項1記載のレーザ記録装置。 The control unit increases the number of times of irradiation of the laser light at the same recording position as the thermosensitive recording layer has a lower threshold temperature.
The laser recording apparatus according to claim 1.
請求項1記載のレーザ記録装置。 The control unit makes the waiting time from the previous irradiation of the laser beam to the current irradiation at the same recording position longer for the thermosensitive recording layer having a lower threshold temperature,
The laser recording apparatus according to claim 1.
請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のレーザ記録装置。 The controller performs the recording for each thermosensitive recording layer.
The laser recording apparatus according to any one of claims 1 to 4.
積層された複数の前記感熱記録層の同一記録位置に対し、前記レーザ光を照射させて同時並行的に発色対象の複数の感熱記録層を発色させて記録を行う制御部を備えたレーザ記録装置。 Each of the heat-sensitive materials having different color development threshold temperatures is included, and is laminated from the surface side irradiated with laser light so that the threshold temperature of the heat-sensitive material included through the intermediate layer for heat insulation and heat transfer is increased. A laser recording apparatus that performs recording by irradiating the recording medium with a plurality of thermal recording layers with the laser beam,
A laser recording apparatus including a control unit that performs recording by irradiating the laser beam to the same recording position of a plurality of the heat-sensitive recording layers that are stacked to simultaneously color the plurality of heat-sensitive recording layers to be colored. .
請求項6記載のレーザ記録装置。 The control unit controls the laser beam so as to color the plurality of heat-sensitive recording layers stacked in close proximity to each other or the plurality of heat-sensitive recording layers stacked via another heat-sensitive recording layer;
The laser recording apparatus according to claim 6.
請求項6又は請求項7記載のレーザ記録装置。 The control unit controls the power density, irradiation time, and irradiation cycle of the laser light, and simultaneously develops a plurality of thermosensitive recording layers to be colored,
The laser recording apparatus according to claim 6 or 7.
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