JP2017044424A - Air conditioner - Google Patents
Air conditioner Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017044424A JP2017044424A JP2015168170A JP2015168170A JP2017044424A JP 2017044424 A JP2017044424 A JP 2017044424A JP 2015168170 A JP2015168170 A JP 2015168170A JP 2015168170 A JP2015168170 A JP 2015168170A JP 2017044424 A JP2017044424 A JP 2017044424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drying operation
- internal drying
- indoor unit
- indoor
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
Description
本発明は空気調和機に関わり、より詳細には、室内機の内部乾燥運転に関する。 The present invention relates to an air conditioner, and more particularly to an internal drying operation of an indoor unit.
空気調和機において、冷房運転を行った後や除湿運転を行った後は、室内機内部で多量の結露水が生じて室内機内部に残留することがある。この場合、室内機内部が高湿度状態となってカビ等の菌類が繁殖しやすくなる。カビ等の菌類が繁殖すると、空気調和機を運転したときに室内機から吹き出される空気とともに悪臭が放たれて使用者に不快感を与えたり、室内機から空気とともに吹き出される菌類の死骸が原因で使用者がアレルギー症状を起こす場合がある。 In an air conditioner, after performing a cooling operation or a dehumidifying operation, a large amount of dew condensation water may be generated inside the indoor unit and remain inside the indoor unit. In this case, the inside of the indoor unit is in a high humidity state, and fungi such as molds are easily propagated. When fungi such as molds are propagated, when the air conditioner is operated, a bad odor is emitted together with the air blown out from the indoor unit, which causes discomfort to the user, and fungal dead bodies blown out with the air from the indoor unit The user may cause allergic symptoms.
以上述べた問題に対する対策として、空気調和機が冷房運転あるいは除湿運転を行った後に、室内機内部に残留する結露水を蒸発させて室内機内部を乾燥させる内部乾燥運転を行える空気調和機が提案されている。例えば、特許文献1に記載の空気調和機は、冷房運転あるいは除湿運転を行った後、自動的に送風運転あるいは暖房運転を行うことによって、室内機内部を乾燥させる内部乾燥運転を行うことが記載されている。
As a countermeasure against the problems described above, an air conditioner that can perform an internal drying operation that evaporates the condensed water remaining inside the indoor unit and dries the interior of the indoor unit after the air conditioner performs a cooling operation or a dehumidifying operation is proposed. Has been. For example, the air conditioner described in
ところで、上述した特許文献1に記載があるように、内部乾燥運転として送風運転と暖房運転の2種類の方法が知られているが、これら2種類の方法には各々長所と短所がある。送風運転で室内機内部の乾燥を行う場合は、使用者に不快感を与えることがないという長所がある反面、室内機内部の乾燥に時間がかかるという短所がある。一方、暖房運転で室内機内部の乾燥を行う場合は、送風運転による内部乾燥運転時と比べて室内機内部の乾燥に要する時間が短くできるという長所がある反面、温かい空気が室内機から吹き出されるので使用者に不快感を与えるという短所がある。
By the way, as described in
内部乾燥運転が行える従来の空気調和機では、内部乾燥運転として送風運転あるいは暖房運転のうちいずれか一方のみを行うものが多く、上述した各方法の短所が克服できないという問題があった。また、特許文献1に記載の空気調和機のように、送風運転あるいは暖房運転を行って室内機内部の乾燥を行うと記載しているものであっても、各方法の長所を生かしつつ短所を克服する制御について何等記載がなく、使用者に不快感を与えずに過不足なく室内機内部の乾燥が行える空気調和機が望まれていた。
Conventional air conditioners that can perform an internal drying operation often perform only one of a blowing operation and a heating operation as an internal drying operation, and thus have a problem that the disadvantages of the above-described methods cannot be overcome. Moreover, even if it describes that the interior of the indoor unit is dried by performing an air blowing operation or a heating operation like the air conditioner described in
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、使用者に不快感を与えずに過不足なく室内機内部の乾燥が行える空気調和機を提供することを目的とする。 The present invention solves the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an air conditioner that can dry the interior of an indoor unit without being unpleasant without causing discomfort to the user.
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室外機と室内機と制御手段を有し、室外機と室内機が冷媒配管で接続されて冷媒回路を構成し、室外機は、圧縮機と流路切替手段と室外熱交換器と、室外ファンを有し、室内機は、室内熱交換器と室内ファンと人検知手段を有するものである。制御手段は、冷房運転後あるいは除湿運転後に室内機内部を乾燥させる第1内部乾燥運転と、第1内部乾燥運転に比べて室内機内部を乾燥させる能力である乾燥能力が高い第2内部乾燥運転を選択して実行することができ、冷房運転後あるいは除湿運転後に内部乾燥運転を開始する際に、人検知手段で人が存在することを検知した場合は第1内部乾燥運転を実行し、人検知手段で人が不在であることを検知した場合は第2内部乾燥運転を実行する。 In order to solve the above-described problems, an air conditioner of the present invention includes an outdoor unit, an indoor unit, and a control unit, and the outdoor unit and the indoor unit are connected by a refrigerant pipe to form a refrigerant circuit. The compressor has a compressor, a flow path switching unit, an outdoor heat exchanger, and an outdoor fan. The indoor unit has an indoor heat exchanger, an indoor fan, and a human detection unit. The control means includes a first internal drying operation that dries the interior of the indoor unit after the cooling operation or after the dehumidifying operation, and a second internal drying operation that has a higher drying capacity than the first internal drying operation. When the internal drying operation is started after the cooling operation or after the dehumidifying operation, if the presence of a person is detected by the human detection means, the first internal drying operation is executed. When it is detected by the detection means that no person is present, the second internal drying operation is executed.
上記のように構成した本発明の空気調和機によれば、室内機に人検出手段を設けて当該室内機が設置されている部屋における人の存在/不在を検出し、この検出結果に応じて第1内部乾燥運転あるいは第2内部乾燥運転のうちいずれか一方を選択して行う。これにより、使用者に不快感を与えずに過不足なく室内機内部の乾燥が行える。 According to the air conditioner of the present invention configured as described above, the presence / absence of a person in the room in which the indoor unit is installed is detected by providing the indoor unit with a human detection unit, and according to the detection result One of the first internal drying operation and the second internal drying operation is selected and performed. As a result, the interior of the indoor unit can be dried without overs and shorts without causing discomfort to the user.
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機と1台の室内機が2本の冷媒配管で接続された空気調和機を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings. As an embodiment, an air conditioner in which one outdoor unit and one indoor unit are connected by two refrigerant pipes will be described as an example. The present invention is not limited to the following embodiments, and can be variously modified without departing from the gist of the present invention.
図1(A)に示すように、本実施例における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、屋内(部屋)に設置されて室外機2に液管4およびガス管5で接続された室内機3を有している。室内機3は、横長の略直方体形状とされた室内機筐体30を有している。室内機筐体30は、天面パネル30aと、右側面パネル30bと、左側面パネル30cと、底面パネル30dと、前面パネル30eで形成されている。これら各パネルは、全て樹脂材を用いて形成されている。
As shown in FIG. 1A, an
天面パネル30aは略四方形状に形成されて室内機筐体30の天面を形成する。天面パネル30aには、図1(B)に示すように、室内機3内部に空気を取り込むための吸込口30fが設けられている。図示は省略するが、吸込口30fは格子状に形成されている。右側面パネル30bおよび左側面パネル30cは、室内機筐体30の左右側面を形成する。右側面パネル30bおよび左側面パネル30cは、所定の曲率を有する曲面に形成されており、左右対称形状とされている。底面パネル30dは略四方形状に形成されて室内機筐体30の底面を形成する。底面パネル30dには、図1(B)に示すように、後述するベース30jが固定されている。前面パネル30eは略四方形状に形成されて室内機筐体30の前面を覆うように配置されている。前面パネル30eは、室内機3の意匠面を形成する。
The
前述したように、天面パネル30aには吸込口30fが設けられており、また、前面パネル30eの下方には、室内機3で冷媒と熱交換を行った空気を部屋に吹き出すための吹出口30gが設けられている。吸込口30fと吹出口30gとを繋ぐ通風路30h中には、吸込口30fから室内空気を吸い込み、吹出口30gから吹き出すための室内ファン32が設けられている。また、室内ファン32の上方には逆V字型とされた室内熱交換器31が配置されている。室内熱交換器31や室内ファン32は、室内機3を壁面に取り付けるためのベース30jに固定されている。
As described above, the
吹出口30gは、ベース30jの下部と前面パネル30eに取り付けられたケーシング30kの下面で形成されており、吹出口30gには、吹出口30gから吹き出される空気を上下方向に偏向する2枚の上下風向板35が設けられている。また、上下風向板35から見て吹出口30gの上流側(室内機筐体30の内部側)には、吹出口30gから吹き出される空気を左右方向に偏向する複数の左右風向板36が設けられている。これら上下風向板35および左右風向板36は、各々が樹脂材で形成されている。
尚、ケーシング30kの上面は、室内熱交換器31で生じた結露水を受けるドレンパンとされている。
The
The upper surface of the
2枚の上下風向板35は、各々図示しない回転軸に固定されており、上下方向に回動することで吹出口30gから吹き出される空気を上下方向に偏向する。また、2枚の上下風向板35は、室内機3が運転を停止しているときは、吹出口30gを塞ぐことができる形状とされている。
The two up-and-down
室内機3には、この室内機3が設置されている部屋に人が存在しているか否かを検出する人検出手段である人検知センサ80が設けられている。人検知センサ80は、前面パネル30eにおける吹出口30gの右側に配置されている。人検知センサ80は、赤外線センサや超音波センサ等で構成されるものであるが、これら2つを組み合せたものであってもよい。
The
尚、図示は省略するが、通風路30hにおける室内熱交換器31の上流側(室内熱交換器31と吸込口30fとの間)には、室内機3内部に取り込んだ空気に含まれる塵埃を除去するためのフィルタが配置されている。また、詳細な説明は省略するが、室外機2は鉄板や樹脂材を用いて直方形状に形成された筐体を有し、筐体内に後述する室外機2を構成する各部材が格納されている。
In addition, although illustration is abbreviate | omitted, the dust contained in the air taken in inside the
次に、室外機2および室内機3を構成する各装置と、室外機2と室内機3が冷媒配管で接続されてなる空気調和機1の冷媒回路について、図2を用いて詳細に説明する。室外機2と室内機3は冷媒配管である液管4とガス管5で接続されている。詳細には、液管4は、一端が室外機2の閉鎖弁25に、他端が室内機3の液管接続部33に接続されている。また、ガス管5は、一端が室外機2の閉鎖弁26に、他端が室内機3のガス管接続部34に接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が構成されている。
Next, each device constituting the
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、流路切替手段である四方弁22と、室外熱交換器23と、室外ファン24と、液管4の一端が接続された閉鎖弁25と、ガス管5の一端が接続された閉鎖弁26と、膨張弁27を備えている。そして、室外ファン24を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路10aを構成している。
First, the
圧縮機21は、図示しないインバータにより回転数が制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaに吐出管61で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入側は、四方弁22のポートcに吸入管66で接続されている。
The
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁でありa、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側に吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、上述したように圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26と室外機ガス管64で接続されている。
The four-
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン24の回転により室外機2内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbに冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管63で閉鎖弁25に接続されている。
The outdoor heat exchanger 23 exchanges heat between the refrigerant and the outside air taken into the
膨張弁27は、例えば電子膨張弁である。膨張弁27は、その開度が調整されることで、室外熱交換器23に流入する冷媒量、あるいは、室外熱交換器23から流出する冷媒量を調節する。
The
室外ファン24は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン24は、図示しないファンモータによって回転することで室外機2の図示しない吸込口から室外機2内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を室外機2の図示しない吹出口から室外機2外部へ放出する。
The
以上説明した各装置の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1(A)に示すように、吐出管61には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力を検出する高圧センサ71と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ73が設けられている。吸入管66には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力を検出する低圧センサ72と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸入温度センサ74とが設けられている。
In addition to the devices described above, the
室外機液管63における室外熱交換器23と膨張弁27の間には、室外熱交換器23から流出、または、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度を検出するための熱交温度センサ75が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2内に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
Between the outdoor heat exchanger 23 and the
次に、室内機3について説明する。室内機3は、前述した室内熱交換器31および室内ファン32と、液管4の他端が接続された液管接続部33と、ガス管5の他端が接続されたガス管接続部34を備えている。そして、室内ファン32を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路10bを構成している。
Next, the
室内熱交換器31は、冷媒と室内ファン32の回転により室内機3の吸込口30fから室内機3内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液管接続部33に室内機液管67で接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部34に室内機ガス管68で接続されている。室内熱交換器31は、室内機3が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。
尚、液管接続部33やガス管接続部34では、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
The
In addition, in the liquid
室内ファン32は樹脂材で形成されており、前述したように通風路30hにおける室内熱交換器31の下流側に配置されている。室内ファン31は、図示しないファンモータによって回転することで、室内機3の吸込口30fから室内機3内に室内空気を取り込み、室内熱交換器31において冷媒と熱交換した室内空気を室内機3の吹出口30gから室内へ吹き出す。
The
以上説明した各装置および前述した人検知センサ80の他に、室内機3には各種のセンサが設けられている。室内機液管67には、室内熱交換器31に流入あるいは室内熱交換器31から流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ77が設けられている。室内機ガス管68には、室内熱交換器31から流出あるいは室内熱交換器31に流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ78が設けられている。そして、室内機3の図示しない吸込口付近には、室内機3内に流入する室内空気の温度、すなわち室温を検出する室温センサ79が備えられている。
In addition to the devices described above and the
また、室内機3には、室内機制御手段100が備えられている。室内機制御手段100は、室内機3の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載されている。図2(B)に示すように、室内機制御手段100は、CPU110と、記憶部120と、通信部130と、センサ入力部140を備えている。
The
記憶部120は、ROMやRAMで構成されており、室内機3の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、室内ファン32の制御状態等を記憶している。通信部130は、室外機2の図示しない室外機制御部との通信を行うためのインターフェイスである。センサ入力部140は、室内機3の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU110に出力する。
The
CPU110は、前述した室内機3の各種センサでの検出結果をセンサ入力部140を介して取り込む。また、CPU110は、室外機2から送信される制御に関わる信号を通信部130を介して取り込む。CPU110は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、室内ファン32や上下風向板35、左右風向板36の駆動制御を行う。
CPU110 takes in the detection result in the various sensors of the
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図2(A)を用いて説明する。尚、以下の説明では、まず室内機3が冷房運転を行う場合について説明し、次に室内機3が暖房運転を行う場合について説明する。尚、図1(A)において、実線矢印は冷房運転時の冷媒の流れを示し、破線矢印は暖房運転時の冷媒の流れを示している。
Next, the flow of the refrigerant and the operation of each part in the
<冷房運転>
室内機3が冷房運転を行う場合、図2(A)に示すように、四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換える。これにより、冷媒回路10において室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに室内熱交換器31が蒸発器として機能するようになり、冷媒回路10は実線矢印で示す方向に冷媒が循環する冷房サイクルとなる。
<Cooling operation>
When the
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管62を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン24の回転により室外機2内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23から室外機液管63に流出した冷媒は膨張弁27を通過する際に減圧され、閉鎖弁25を介して液管4に流入する。
The high-pressure refrigerant discharged from the
液管4を流れ液側接続部33を介して室内機3に流入した冷媒は、室内機液管67を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により吸込口30fから室内機3内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器31が蒸発器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が吹出口30gから部屋に吹き出されることによって、室内機3が設置された部屋の冷房が行われる。
The refrigerant flowing through the
室内熱交換器31から流出した冷媒は室内機ガス管68を流れガス側接続部34を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れ閉鎖弁26を介して室外機2に流入した冷媒は、順に室外機ガス管64、四方弁22、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
The refrigerant flowing out of the
<暖房運転>
室内機3が暖房運転を行う場合、図2(A)に示すように、四方弁22を破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り換える。これにより、冷媒回路10において室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに室内熱交換器31が凝縮器として機能するようになり、冷媒回路10は破線矢印で示す方向に冷媒が循環する暖房サイクルとなる。
<Heating operation>
When the
圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管64を流れ閉鎖弁26を介してガス管5に流入する。ガス管5を流れる冷媒は、ガス管接続部34を介して室内機3に流入する。
The high-pressure refrigerant discharged from the
室内機3に流入した冷媒は、室内機ガス管68を流れて室内熱交換器31に流入し、室内ファン32の回転により吸込口30fから室内機3内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器31が凝縮器として機能し、室内熱交換器31で冷媒と熱交換を行った室内空気が吹出口30gから部屋に吹き出されることによって、室内機3が設置された部屋の暖房が行われる。
The refrigerant flowing into the
室内熱交換器31から流出した冷媒は室内機液管67を流れ、液管接続部33を介して液管4に流入する。液管4を流れ閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機液管63を流れて膨張弁27を通過する際に減圧される。
The refrigerant flowing out of the
膨張弁27を通過して室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン24の回転により室外機2内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管62に流出した冷媒は、四方弁22、吸入管66を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
The refrigerant that has flowed into the outdoor heat exchanger 23 through the
次に、空気調和機1が運転を行う際に、室内機制御手段100のCPU110が実行する処理について、図3および図4を用いて説明する。図3に示すフローチャートは、CPU110が実行するメインルーチンである空調運転制御に関する処理の流れを示すものであり、図4に示すフローチャートは、CPU110が実行するサブルーチンである内部乾燥運転制御に関する処理の流れを示すものである。
Next, processing executed by the
図3および図4に示す各フローチャートにおいて、STは処理のステップを示しこれに続く数字はステップ番号を表している。尚、図3および図4では、本発明に関わる処理を中心に説明しており、これら以外の処理、例えば、設定温度と検出した室内温度の差に応じた圧縮機21の回転数制御や、冷媒温度に応じた膨張弁27の開度制御といった、空気調和機1の運転に関わる一般的な処理については説明を省略する。
In each flowchart shown in FIG. 3 and FIG. 4, ST represents a process step, and the number following this represents a step number. 3 and 4 mainly describe the processing related to the present invention, and other processing, for example, the rotational speed control of the
まず、図3を用いて空気調和機1のメインルーチンである空調運転制御に関する処理の流れについて説明する。まず、CPU110は、使用者の運転指示が冷房運転あるいは除湿運転であるか否かを判断する(ST1)。使用者の運転指示が冷房運転あるいは除湿運転であれば(ST1−Yes)、CPU110は、冷房/除湿運転開始処理を実行する(ST2)。
First, the flow of processing related to air conditioning operation control, which is the main routine of the
ここで、冷房/除湿運転開始処理とは、空気調和機1が起動して最初に冷房運転あるいは除湿運転を行うときに、CPU110が行う処理である。具体的には、CPU110は、室外機2に対して四方弁22を図2(A)に実線で示す状態に切り換えて冷媒回路10を冷房サイクルとするよう、通信部130を介して指示する。
Here, the cooling / dehumidifying operation start process is a process performed by the
次に、CPU110は、冷房運転あるいは除湿運転を開始する(ST3)。具体的には、CPU110は、使用者が設定した風量に応じた回転数で室内ファン32を駆動するとともに、使用者が設定した設定温度等を用いて室外機2に要求する圧縮機21の回転数を決定し、室外機2に対し決定した回転数で圧縮機21を駆動するように通信部130を介して指示する。室外機2は、室内機3のCPU110から指示を受けた回転数で圧縮機21を駆動するとともに、室外ファン24の回転数制御や膨張弁27の開度制御を行う。以上の処理を終えたCPU110は、ST4に処理を進める。
Next, the
尚、ST1において、使用者の運転指示が冷房運転あるいは除湿運転でなければ(ST1−No)、つまり、使用者の運転指示が暖房運転であれば、CPU110は、暖房運転開始処理を実行する(ST9)。ここで、暖房運転開始処理とは、空気調和機1が起動して最初に暖房運転を行うときに、CPU110が行う処理である。具体的には、CPU110は、室外機2に対して四方弁22を図2(A)に破線で示す状態に切り換えて冷媒回路10を暖房サイクルとするよう、通信部130を介して指示する。
In ST1, if the user's operation instruction is not a cooling operation or a dehumidifying operation (ST1-No), that is, if the user's operation instruction is a heating operation, the
次に、CPU110は、暖房運転を開始する(ST10)。具体的には、CPU110は、使用者が設定した風量に応じた回転数で室内ファン32を駆動するとともに、使用者が設定した設定温度等を用いて室外機2に要求する圧縮機21の回転数を決定し、室外機2に対し決定した回転数で圧縮機21を駆動するように通信部130を介して指示する。室外機2は、室内機3のCPU110から指示を受けた回転数で圧縮機21を駆動するとともに、室外ファン24の回転数制御や膨張弁27の開度制御を行う。以上の処理を終えたCPU110は、ST4に処理を進める。
Next, CPU110 starts heating operation (ST10). Specifically, the
ST4において、CPU110は、使用者による運転切替指示があるか否かを判断する。ここで、運転切替指示とは、冷房運転あるいは除湿運転から暖房運転に切り替える、あるいは、暖房運転から冷房運転あるいは除湿運転に切り替えることである。運転切替指示があれば(ST4−Yes)、CPU110は、ST1に処理を戻す。運転切替指示がなければ(ST4−No)、CPU110は、使用者による運転停止指示があるか否かを判断する(ST5)。
In ST4,
運転停止指示がなければ(ST5−No)、CPU110は、現在の運転が冷房運転あるいは除湿運転であるか否かを判断する(ST11)。現在の運転が冷房運転あるいは除湿運転であれば(ST11−Yes)、CPU110は、ST3に処理を戻して冷房運転あるいは除湿運転を継続し、現在の運転が冷房運転あるいは除湿運転でなければ(ST11−Yes)、つまり、現在の運転が暖房運転であれば、CPU110は、ST10に処理を戻して暖房運転を継続する。
If there is no operation stop instruction (ST5-No),
ST5において運転停止指示があれば(ST5−Yes)、CPU110は、行っていた運転が冷房運転あるいは除湿運転であったか否かを判断する(ST6)。行っていた運転が冷房運転あるいは除湿運転でなければ(ST6−No)、CPU110は、ST8に処理を進める。行っていた運転が冷房運転あるいは除湿運転であれば(ST6−Yes)、CPU110は、後述するサブルーチンである内部乾燥運転制御を実行し(ST7)、ST8に処理を進める。ST8において、CPU110は運転停止処理を行って処理を終了する。
If there is an operation stop instruction in ST5 (ST5-Yes),
ここで、運転停止処理とは、CPU110が室内ファン32を停止するとともに、室外機2に対して圧縮機21と室外ファン24を停止するとともに膨張弁27を全閉とするよう通信部130を介して指示して、空気調和機1を停止させる処理である。
Here, the operation stop processing is performed via the
次に、図4を用いて、空気調和機1のサブルーチンである内部乾燥運転制御を行う際の処理の流れについて説明する。ここで内部乾燥運転とは、空気調和機1が冷房運転あるいは除湿運転を行ったときに室内機3の内部で発生する結露水、具体的には、通風路30hに配置されている室内熱交換器31、ベース30j、ケーシング30k等の装置や部材に残留する結露水を蒸発させることで、室内機3の内部を乾燥させる運転のことである。
Next, the flow of processing when performing internal drying operation control, which is a subroutine of the
そして、本実施形態では内部乾燥運転として、室内ファン32を駆動して送風運転を行い、吸込口30fから取り込んだ空気を通風路30hに流し吹出口30gから吹き出させることで、通風路30hに配置されている装置や部材に残留する結露水を蒸発させる第1内部乾燥運転と、冷媒回路10を暖房サイクルとして室内ファン32を駆動して暖房運転を行い、室内熱交換器31で暖められた空気が通風路30hを流れるようにして通風路30hに配置されている装置や部材に残留する結露水を蒸発させる第2内部乾燥運転が行えるようになっている。
In this embodiment, as the internal drying operation, the
第1内部乾燥運転を実行した場合は、室内機3が設置されている部屋の温度と略同じ温度の空気が通風路30hを流れるので、室内機3の内部を乾燥させるのに時間がかかる反面、部屋に使用者が存在してもさほど使用者に不快感を与えることはない。一方、第2内部乾燥運転を実行した場合は、室内熱交換器31で暖められた空気が通風路30hを流れるので、第1内部乾燥運転と比べて乾燥能力が高く第1内部乾燥運転を実行した場合と比べて室内機3の内部を乾燥させるのに時間がかからない反面、部屋に使用者が存在すれば使用者に不快感を与える恐れがある。
When the first internal drying operation is performed, air having substantially the same temperature as the temperature of the room in which the
そこで、本発明の空気調和機1では、冷房運転後あるいは除湿運転後に室内機3の内部乾燥運転を実行するときに、人検知センサ80で室内機3が設置されている部屋に使用者が存在することを検知した場合は第1内部乾燥運転を実行し、使用者が存在しないことを検知した場合は第2内部乾燥運転を実行する。そして、第1内部乾燥運転あるいは第2内部乾燥運転を実行しているときに、使用者の存在/不在が変われば、現在行っている内部乾燥運転から他方の内部乾燥運転に切り替える。これにより、内部乾燥運転を実行したことで使用者に不快感を与えることを防ぎつつ、過不足のない室内機3の内部乾燥運転が行える。
Therefore, in the
尚、図4に示すフローチャートに記載されている記号の意味は以下の通りである。Qfは乾燥必要能力であり、室内機3の内部に最大量の結露が発生した場合でも発生した結露水を全て蒸発させることができる能力である。Qtwは送風乾燥能力であり、第1内部乾燥運転を行っているときに単位時間(例えば、1分間)で蒸発させることができる結露水の量に応じて求められる能力である。Qthは暖房乾燥能力であり、第2内部乾燥運転を行っているときに単位時間(例えば、1分間)で蒸発させることができる結露水の量に応じて求められる能力である。これら乾燥必要能力Qf、送風乾燥能力Qtw、および、暖房乾燥能力Qthは、予め試験等を行って求められて、室内機制御手段100の記憶部120に記憶されている。また、暖房乾燥能力Qthは、送風乾燥能力Qtwより高い
In addition, the meaning of the symbol described in the flowchart shown in FIG. 4 is as follows. Qf is a required drying capacity, and is an ability to evaporate all the condensed water generated even when the maximum amount of condensation occurs inside the
twは第1内部乾燥時間であり、第1内部乾燥運転を行う時間である。thは第2内部乾燥時間であり、第2内部乾燥運転を行う時間である。Qnは残存乾燥能力であり、第1内部乾燥運転あるいは第2内部乾燥運転を実行しているときに、まだ残っている結露水を蒸発させるのに必要な能力である。残存乾燥能力Qnは、内部乾燥運転制御を開始した時点では乾燥必要能力Qfとなり、第1内部乾燥運転と第2内部乾燥運転を切り替える際は、後述する第1内部乾燥運転時残存能力や第2内部乾燥運転時残存能力となる。 tw is the first internal drying time, and is the time for performing the first internal drying operation. th is the second internal drying time, and is the time for performing the second internal drying operation. Qn is a residual drying capacity, which is a capacity necessary for evaporating the remaining dew condensation water when the first internal drying operation or the second internal drying operation is performed. The residual drying capacity Qn becomes the required drying capacity Qf at the time when the internal drying operation control is started, and when switching between the first internal drying operation and the second internal drying operation, the residual capacity during the first internal drying operation and the second Remaining capacity during internal drying operation.
Qswは第1内部乾燥運転時残存能力であり、第1内部乾燥運転から第2内部乾燥運転に切り替える際にまだ残っている結露水を蒸発させるのに必要な能力、つまり、切り替え後に実行する第2内部乾燥運転で残りの結露水を蒸発させるのに必要な能力である。第1内部乾燥運転時残存能力Qswは、残存乾燥能力Qnと第1内部乾燥時間twと送風乾燥能力Qtwを用いた計算式、
Qsw=Qn−Qtw×tw・・・(数式1)
で算出される。
Qsw is the remaining capacity at the time of the first internal drying operation, and the capacity necessary for evaporating the condensed water still remaining when switching from the first internal drying operation to the second internal drying operation, that is, the first capacity to be executed after switching. 2 Capacity required to evaporate the remaining condensed water in the internal drying operation. The remaining capacity Qsw at the time of the first internal drying operation is a calculation formula using the remaining drying capacity Qn, the first internal drying time tw, and the air blowing capacity Qtw.
Qsw = Qn−Qtw × tw (Formula 1)
Is calculated by
Qshは第2内部乾燥運転時残存能力であり、第2内部乾燥運転から第1内部乾燥運転に切り替える際にまだ残っている結露水を蒸発させるのに必要な能力、つまり、切り替え後に実行する第1内部乾燥運転で残りの結露水を蒸発させるのに必要な能力である。第2内部乾燥運転時残存能力Qshは、残存乾燥能力Qnと第2内部乾燥時間thと暖房乾燥能力Qthを用いた計算式、
Qsh=Qn−Qth×th・・・(数式2)
で算出される。
Qsh is the remaining capacity at the time of the second internal drying operation, and the capacity necessary for evaporating the condensed water still remaining when switching from the second internal drying operation to the first internal drying operation, that is, the first capacity to be executed after switching. 1 Capacity required to evaporate the remaining condensed water in the internal drying operation. The remaining capacity Qsh at the time of the second internal drying operation is a calculation formula using the residual drying capacity Qn, the second internal drying time th, and the heating drying capacity Qth.
Qsh = Qn−Qth × th (Formula 2)
Is calculated by
CPU110は、内部乾燥運転制御を開始すると、カウンタのカウント値Iが0であるか否かを判断する(ST21)。カウント値Iは、CPU110が現在の内部乾燥運転の状態を把握するためのものであり、カウント値Iが0であれば、CPU110は、現在が内部乾燥運転を開始した時点であると判断する。カウント値Iが奇数であれば、CPU110は、現在が第1内部乾燥運転から第2内部乾燥運転に切り替えた時点であると判断する。そして、カウント値Iが偶数であれば、CPU110は、現在が第2内部乾燥運転から第1内部乾燥運転に切り替えた時点であると判断する。尚、カウンタはCPU110に設けられているものであり、カウント値Iの初期値は0である。
When starting the internal drying operation control,
カウント値Iが0であれば(ST21−Yes)、CPU110は、残存乾燥能力Qnを乾燥必要能力Qfとして(ST22)、ST23に処理を進める。これは、上述したようにカウント値Iが0であるときは、現在が内部乾燥運転を開始した時点であるため、室内機3の内部に残留する結露水を全て蒸発させるためには乾燥必要能力Qfが必要であるためである。尚、CPU110は、ST22で設定した残存乾燥能力Qnを記憶部120に記憶している。
If the count value I is 0 (ST21-Yes), the
ST23において、CPU110は、人検知センサ80で人の存在を検出したか否か、つまり、室内機3が設置された部屋に使用者が存在するか否かを判断する。CPU110は、人検知センサ80の検出結果をセンサ入力部140を介して定期的(例えば、1分毎)に取り込んでいる。
In ST23,
人の存在を検出した場合(ST23−Yes)、つまり、室内機3が設置された部屋に使用者が存在する場合は、CPU110は、現在のカウント値Iに1を加算し(ST24)、CPU110に設けられたタイマーにてタイマー計測を開始する(ST25)。次に、CPU110は、室内ファン32を起動して第1内部乾燥運転を開始する(ST26)。
When the presence of a person is detected (ST23-Yes), that is, when a user is present in the room where the
次に、CPU110は、ST25でタイマー計測を開始してから経過した時間、つまり、第1内部乾燥時間twを算出(ST27)し、算出した第1内部乾燥時間twと、記憶部120から読み出した残存乾燥能力Qnおよび送風乾燥能力Qtwを用いて、前述した(数式1)により第1内部乾燥運転時残存能力Qswを算出する(ST28)。尚、CPU110は、算出した第1内部乾燥運転時残存能力Qswを記憶部120に記憶している。
Next, the
次に、CPU110は、算出した第1内部乾燥運転時残存能力Qswが0であるか否かを判断する(ST29)。算出した第1内部乾燥運転時残存能力Qswが0である(ST29−Yes)、つまり、第1内部乾燥運転を行うことによって室内機3の内部に残留する結露水が全て蒸発したと考えられる場合は、カウント値Iを0として(ST43)、内部乾燥運転制御を終了する。
Next,
算出した第1内部乾燥運転時残存能力Qswが0ではない(ST29−Yes)、つまり、第1内部乾燥運転を行っても室内機3の内部に残留する結露水が蒸発し切っていないと考えられる場合は、CPU110は、人の存在を検出したか否かを判断する(ST30)。ST23での判断に引き続き人の存在を検出した場合(ST30−Yes)は、CPU110は、ST26に処理を戻し、第1内部乾燥運転を継続する。
The calculated remaining capacity Qsw at the time of the first internal drying operation is not 0 (ST29-Yes), that is, it is considered that the dew condensation water remaining inside the
ST30において、人の存在を検出しない場合(ST30−No)、つまり、第1内部乾燥運転を実行中に使用者が不在となった場合は、CPU110はカウント値Iに2を加算し(ST31)、タイマーをリセットして(ST32)、ST21に処理を戻す。
If the presence of a person is not detected in ST30 (ST30-No), that is, if the user is absent during the first internal drying operation,
一方、ST23において、人の存在を検出しない場合(ST23−No)、つまり、室内機3が設置された部屋に使用者が存在しない場合は、CPU110はタイマー計測を開始し(ST37)、室内ファン32を起動するとともに、室外機2に対して四方弁22を切り替えて冷媒回路10を暖房サイクルとするように通信部130を介して指示して第2内部乾燥運転を開始する(ST38)。
On the other hand, when the presence of a person is not detected in ST23 (ST23-No), that is, when there is no user in the room in which the
次に、CPU110は、ST37でタイマー計測を開始してから経過した時間、つまり、第2内部乾燥時間thを算出(ST39)し、算出した第2内部乾燥時間thと、記憶部120から読み出した残存乾燥能力Qnおよび暖房乾燥能力Qthを用いて、前述した(数式2)により第2内部乾燥運転時残存能力Qshを算出する(ST40)。尚、CPU110は、算出した第2内部乾燥運転時残存能力Qshを記憶部120に記憶している。
Next, the
次に、CPU110は、算出した第2内部乾燥運転時残存能力Qshが0であるか否かを判断する(ST41)。算出した第2内部乾燥運転時残存能力Qshが0である(ST41−Yes)、つまり、第2内部乾燥運転を行うことによって室内機3の内部に残留する結露水が全て蒸発したと考えられる場合は、ST43に処理を進める。
Next,
算出した第2内部乾燥運転時残存能力Qshが0ではない(ST41−No)、つまり、第2内部乾燥運転を行っても室内機3の内部に残留する結露水が蒸発し切っていないと考えられる場合は、CPU110は、人の存在を検出したか否かを判断する(ST42)。ST23での判断に引き続き人の存在を検出しない場合(ST42−No)は、CPU110は、ST38に処理を戻し、第2内部乾燥運転を継続する。ST42において、人の存在を検出した場合(ST42−No)、つまり、第2内部乾燥運転を実行中に使用者が部屋に存在するようになった場合は、CPU110は、ST31に処理を進める。
The calculated remaining capacity Qsh at the time of the second internal drying operation is not 0 (ST41-No), that is, it is considered that the dew condensation water remaining inside the
ST21において、カウント値Iが0でない場合は(ST21−No)、CPU110は、現在のカウント値Iが奇数であるか否かを判断する(ST33)。前述したように、ST23で使用者が存在であることを検出し第1内部乾燥運転を実行しているときに、ST30で不在を検出した場合は、ST24でカウント値Iに1が加算され、さらにST31でカウント値Iに2が加算されることから、第1内部乾燥運転から第2内部乾燥運転を切り替える際にはカウント値Iは奇数となっている。一方、ST23で使用者が不在であることを検出し第2内部乾燥運転を実行しているときに、ST42で存在を検出した場合は、ST31でカウント値Iに2が加算されるのみであることから、第2内部乾燥運転から第1内部乾燥運転を切り替える際にはカウント値Iは偶数となっている。
If the count value I is not 0 in ST21 (ST21-No), the
ST33において、カウント値Iが奇数であれば(ST33−Yes)、つまり、現在が第1内部乾燥運転から第2内部乾燥運転を切り替える時点と判断すれば、CPU110は、現在のカウント値Iから1を減じ(ST34)、残存乾燥能力QnをST28で算出して記憶部120に記憶した第1内部乾燥運転時残存能力Qswとして(ST35)、ST23に処理を進める。尚、ST34で、現在のカウント値Iから1を減じるのは、CPU110がST23〜ST32の処理を再び実行したときにカウント値Iが奇数となるようにするためである。
In ST33, if the count value I is an odd number (ST33-Yes), that is, if it is determined that the current time is the time point when the first internal drying operation is switched to the second internal drying operation, the
ST33において、カウント値Iが偶数であれば(ST33−No)、つまり、現在が第2内部乾燥運転から第1内部乾燥運転を切り替える時点と判断すれば、CPU110は、残存乾燥能力QnをST40で算出して記憶部120に記憶した第2内部乾燥運転時残存能力Qshとして(ST36)、ST23に処理を進める。
In ST33, if the count value I is an even number (ST33-No), that is, if it is determined that the current time is when the first internal drying operation is switched from the second internal drying operation, the
以上説明したように、本実施形態の空気調和機1では、冷房運転あるいは除湿運転後に室内機3の内部乾燥運転を行う際に、室内機3が設置された部屋に使用者が存在することを検出した場合は、使用者に不快感を与えない第1内部乾燥運転を実行し、室内機3が設置された部屋に使用者が不在であることを検出した場合は、内部乾燥運転が早く完了する第2内部乾燥運転を実行する。そして、いずれか一方の内部乾燥運転を実行しているときに、室内機3が設置された部屋に使用者の出入りがあった場合は、それまで実行していた一方の内部乾燥運転から他方の内部乾燥運転に切り替える。これにより、内部乾燥運転によって使用者に不快感を与えることを防ぎつつ、過不足のない室内機3の内部乾燥運転行える。
As described above, in the
また、第1内部乾燥運転を実行中に使用者が不在となって第2内部乾燥運転に切り替えたとき、切り替えた時点で残存する結露水を蒸発し切るのに必要な能力である第1内部乾燥運転時残存能力Qswを求めこれを新たな残存乾燥能力Qnと設定し、第2内部乾燥運転に切り替えた後は残存乾燥能力Qnが0となるまで第2内部乾燥運転を実行する。前述したように、第2内部乾燥運転の暖房乾燥能力Qthは第1内部乾燥運転の送風乾燥能力Qtwより高いので、第1内部乾燥運転のみを行って室内機3の内部を乾燥させるのに必要な時間より、第1内部乾燥運転を実行した時間と切り替え後に第2内部乾燥運転を実行した時間の合計時間が短くなる。これにより、室内機3の内部乾燥運転が過剰に行われることがなく省エネ性が向上する。
Further, when switching to the second internal drying operation when the user is absent during the execution of the first internal drying operation, the first internal capacity is necessary for completely evaporating the condensed water remaining at the time of switching. The remaining capacity Qsw during the drying operation is obtained and set as a new remaining drying capacity Qn. After switching to the second internal drying operation, the second internal drying operation is executed until the remaining drying capacity Qn becomes zero. As described above, the heating / drying capacity Qth of the second internal drying operation is higher than the blower drying capacity Qtw of the first internal drying operation, so that it is necessary to dry only the first internal drying operation to dry the interior of the
さらには、第2内部乾燥運転を実行中に使用者が部屋に存在するようになって第1内部乾燥運転に切り替えたとき、切り替えた時点で残存する結露水を蒸発し切るのに必要な能力である第2内部乾燥運転時残存能力Qshを求めこれを新たな残存乾燥能力Qnと設定し、第1内部乾燥運転に切り替えた後は残存乾燥能力Qnが0となるまで第1内部乾燥運転を実行する。第1内部乾燥運転の暖房乾燥能力Qtwは第2内部乾燥運転の送風乾燥能力Qthより低いので、第2内部乾燥運転のみを行って室内機3の内部を乾燥させるのに必要な時間より、第2内部乾燥運転を実行した時間と切り替え後に第1内部乾燥運転を実行した時間の合計時間が長くなる。これにより、室内機3の内部乾燥が確実に行われる。
Further, when the user is present in the room during the second internal drying operation and is switched to the first internal drying operation, the ability necessary to completely evaporate the condensed water remaining at the time of switching. The second internal drying operation remaining capacity Qsh is obtained and set as a new remaining drying capacity Qn. After switching to the first internal drying operation, the first internal drying operation is performed until the remaining drying capacity Qn becomes zero. Run. Since the heating drying capacity Qtw of the first internal drying operation is lower than the air blowing capacity Qth of the second internal drying operation, the time required to dry the interior of the
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
10 冷媒回路
21 圧縮機
22 四方弁
30 室内機筐体
30f 吸込口
30g 吹出口
30h 通風路
30j ベース
30k ケーシング
31 室内熱交換器
32 室内ファン
80 人検知センサ
100 室外機制御部
110 CPU
120 記憶部
130 通信部
140 センサ入力部
Qf 乾燥必要能力
Qtw 送風乾燥能力
Qth 暖房乾燥能力
Qn 残存乾燥能力
Qsw 第1内部乾燥運転時残存能力
Qsh 第2内部乾燥運転時残存能力
tw 第1内部乾燥時間
th 第2内部乾燥時間
DESCRIPTION OF
120
Claims (3)
前記室外機と前記室内機が冷媒配管で接続されて冷媒回路を構成し、
前記室外機は、圧縮機と、流路切替手段と、室外熱交換器と、室外ファンを有し、
前記室内機は、室内熱交換器と、室内ファンと、人検知手段を有する空気調和機であって、
前記制御手段は、
冷房運転後あるいは除湿運転後に前記室内機内部を乾燥させる第1内部乾燥運転と、同第1内部乾燥運転に比べて前記室内機内部を乾燥させる能力である乾燥能力が高い第2内部乾燥運転を選択して実行することができ、
冷房運転後あるいは除湿運転後に前記内部乾燥運転を開始する際に、前記人検知手段で人が存在することを検知した場合は前記第1内部乾燥運転を実行し、前記人検知手段で人が不在であることを検知した場合は前記第2内部乾燥運転を実行する、
ことを特徴とする空気調和機。 An outdoor unit, an indoor unit, and control means,
The outdoor unit and the indoor unit are connected by a refrigerant pipe to form a refrigerant circuit,
The outdoor unit has a compressor, a flow path switching unit, an outdoor heat exchanger, and an outdoor fan,
The indoor unit is an air conditioner having an indoor heat exchanger, an indoor fan, and human detection means,
The control means includes
A first internal drying operation that dries the interior of the indoor unit after the cooling operation or the dehumidifying operation, and a second internal drying operation that has a higher drying capacity than the first internal drying operation, which is a capability of drying the interior of the indoor unit. Can be selected and executed,
When the internal drying operation is started after the cooling operation or after the dehumidifying operation, the first internal drying operation is executed when the human detection means detects that a person is present, and the human detection means is absent. If it is detected that the second internal drying operation is performed,
An air conditioner characterized by that.
前記第1内部乾燥運転あるいは前記第2内部乾燥運転を実行しているときに、前記人検知手段の検知結果が変化した場合は、現在実行している内部乾燥運転から他方の内部乾燥運転に切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 The control means includes
When the detection result of the human detection means is changed during execution of the first internal drying operation or the second internal drying operation, the current internal drying operation is switched to the other internal drying operation. ,
2. The air conditioner according to claim 1, wherein:
前記第2内部乾燥運転から前記第1内部乾燥運転に切り替えたとき、前記第2内部乾燥運転のみを行って前記室内機内部を乾燥させるのに必要な時間より、前記第2内部乾燥運転を実行した時間と切り替え後に前記第1内部乾燥運転を実行した時間の合計時間が長くなる前記第1内部乾燥運転の実行時間となる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。 When switching from the first internal drying operation to the second internal drying operation, the first internal drying operation is executed from the time required to dry only the first internal drying operation and dry the interior of the indoor unit. And the execution time of the second internal drying operation in which the total time of the execution of the second internal drying operation after switching is shortened,
When switching from the second internal drying operation to the first internal drying operation, the second internal drying operation is executed from the time required to dry only the second internal drying operation and dry the interior of the indoor unit. And the execution time of the first internal drying operation in which the total time of the execution time of the first internal drying operation after switching is increased.
The air conditioner according to claim 1 or 2, characterized by the above.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015168170A JP2017044424A (en) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | Air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015168170A JP2017044424A (en) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | Air conditioner |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017044424A true JP2017044424A (en) | 2017-03-02 |
Family
ID=58211595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015168170A Pending JP2017044424A (en) | 2015-08-27 | 2015-08-27 | Air conditioner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017044424A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018169079A (en) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社富士通ゼネラル | Air conditioner |
JP2019007710A (en) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | シャープ株式会社 | Air conditioner |
CN110469944A (en) * | 2019-08-16 | 2019-11-19 | 青岛海尔空调器有限总公司 | The self-cleaning method and device of air-conditioning, air-conditioning |
JP2020070977A (en) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ダイキン工業株式会社 | Air conditioner |
-
2015
- 2015-08-27 JP JP2015168170A patent/JP2017044424A/en active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018169079A (en) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 株式会社富士通ゼネラル | Air conditioner |
JP2019007710A (en) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | シャープ株式会社 | Air conditioner |
JP2020070977A (en) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ダイキン工業株式会社 | Air conditioner |
JP6989780B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-01-12 | ダイキン工業株式会社 | Air conditioner |
CN110469944A (en) * | 2019-08-16 | 2019-11-19 | 青岛海尔空调器有限总公司 | The self-cleaning method and device of air-conditioning, air-conditioning |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104236027B (en) | Air conditioner | |
EP3751217B1 (en) | Air conditioner | |
JP5799932B2 (en) | Air conditioner | |
KR970002175A (en) | Air conditioner | |
KR102139084B1 (en) | Air conditioner | |
JP7185392B2 (en) | Indoor unit of air conditioner | |
JP6992315B2 (en) | Air conditioner | |
JP2017044424A (en) | Air conditioner | |
JP2010144958A (en) | Air conditioner | |
CN105526638A (en) | Dehumidifier | |
EP1813888A2 (en) | Heat pump type air conditioner | |
JP2017155953A (en) | Air conditioner | |
JP2010096470A (en) | Air conditioner | |
JP4548979B2 (en) | Air conditioner | |
JP2002349891A (en) | Air conditioner | |
JP2008261555A (en) | Air conditioner | |
JP7082269B2 (en) | air conditioner | |
CN110325798A (en) | Air conditioner | |
JP2007218541A (en) | Air conditioner | |
JP7094061B2 (en) | Environmental test equipment and its operation method | |
JP4938536B2 (en) | Air conditioner | |
JP2023035932A (en) | Air-conditioning device | |
JP2012197980A (en) | Air conditioner | |
JP5994317B2 (en) | Refrigeration cycle equipment | |
JP2018048753A (en) | Air conditioner |