JP2017043903A - 開閉体収容ケース - Google Patents
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Abstract
Description
開閉体収容ケースは、例えば、左右のブラケットと、左右のブラケットを繋ぐ第2補強材乃至第5補強材(補強材)と、隣り合う補強材同士を繋ぐ第6補強材及び第7補強材(補強プレート)とを備えた骨組構成体を備え、この骨組構成体の第2補強材と第3補強材との間の開口を第4カバー板(下カバー材)で塞ぎ、第3補強材と第4補強材との間の開口を第3カバー板(前カバー材)で塞ぎ、第4補強材と第5補強材との間の開口を第2カバー板(上カバー材)で塞ぐようにして構成されている(例えば特許文献1(段落0014−0022,0026、図2−図4)参照)。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、カバー材の取付時にカバー材が凹んでしまうことを防止できる開閉体収容ケースを提供するものである。
また、前記各補強材は、前記基部と、前記各側部と、前記各側部の先端の長辺より互いに近づく方向に前記各側部に対して直角に延長して前記基部と平行に対向する長尺板状の対向部とを備えた長尺材により形成され、前記上側補強プレートは、前記一端部が、前記後側上補強材の上側の対向部の下端縁と接触するとともに、前記他端部が、前記前側上補強材の上側の側部の内面に接触することにより、所定の位置に位置決めされ、前記前側補強プレートは、前記一端部が、前記前側上補強材の下側の対向部の上端縁と接触するとともに、前記他端部が、前記前側下補強材の上側の対向部の上端縁と接触することにより、所定の位置に位置決めされたことを特徴とする。
また、前記前側上補強材の長手方向の端部と対応する前記左,右のブラケットの躯体前方側上角部は、前記前側上補強材の長手方向の端部の開口から挿入されて当該前側上補強材の上側の側部、及び、当該前側上補強材の基部に接触する挿入片を備えるとともに、前記前側上補強材の基部に接触する挿入片が当該基部に連結され、前記前側下補強材の長手方向の端部と対応する前記左右のブラケットの躯体前方側下角部は、前記前側下補強材の長手方向の端部の開口から挿入されて当該前側下補強材の下側の側部、及び、当該前側下補強材の基部に接触する挿入片を備えるとともに、前記前側下補強材の基部に接触する挿入片が当該基部に連結されたことを特徴とする。
さらに、前記補強材の基部に連結される前記左,右のブラケットの挿入片が、当該挿入片と前記基部とを連結するねじを締結するためのねじ締結孔を前記補強材の長手方向に沿って複数備えたことを特徴とする。
また、補強プレートが補強材の所定の位置に位置決めされる構成としたので、補強プレートの位置決め作業を容易に行えるようになり、補強プレートの取付作業性が向上する。
また、左,右のブラケットの前側上角部及び前側下角部が、前側下補強材及び前側上補強材の外面上に載置されない構成としたので、前側下補強材及び前側上補強材の外面にカバー材を載置して当該カバー材を前側下補強材及び前側上補強材の外面にねじで固定した場合にカバー材が凹んでしまうようなことを防止できるようになって、見栄えを損なわないケースを提供できるようになる。
さらに、左,右のブラケットの挿入片が、当該挿入片と補強材の基部とを連結するねじを締結するためのねじ締結孔を補強材の長手方向に沿って複数備えているので、補強材の基部のねじ締結孔と挿入片のねじ締結孔とを一致させやすくなり、作業性が向上する。
開閉駆動手段は、電動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向及び繰出方向に回転させる図外の駆動源としての電動機及び電動機の回転力を巻取シャフト6に伝達する歯車伝達機構のような動力伝達機構などにより構成され、手動式シャッター装置の場合は、巻取シャフト6を巻取方向に回転させる図外のバネ及びバネに蓄えられた回転力を巻取シャフト6に伝達するプーリーのような動力伝達手段などにより構成される。
巻取シャフト6は、両端が後述するケース2の左,右のブラケット22,22に設けられた図外の軸受に回転可能に支持され、シャッターカーテン4を巻き取る方向、及び、シャッターカーテン4を繰り出す方向(巻き出す方向)に回転する。
スラット10は、複数のスラット部材10aにより形成される。スラット部材10aは、巻取シャフト6の回転中心線6aに沿った方向に長い金属製の長尺部材により形成される。スラット10は、複数のスラット部材10aがスラット部材10aの長手方向(巻取シャフト6の回転中心線6aに沿った方向(図1の左右方向))と直交する方向に連続するように、隣り合うスラット部材10a同士の長手方向の両端位置を揃えて長辺同士が図外の係合部によって互いに接続され、接続部分で折れ曲がり可能となった矩形板状に形成される。
水切11がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の一端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結され、吊元12がスラット10におけるスラット部材10aの長手方向と直交する方向の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に連結される。
水切11は、巻取シャフト6の回転中心線6aに沿った方向に長く、当該長手方向と直交する断面形状が例えばT字形状の金属製の長尺部材により形成される。水切11の長手方向の長さはスラット部材10aの長手方向の長さよりも短く、水切11の長手方向の中心位置とスラット部材10aの長手方向の中心位置とを揃えて水切11のT字の垂直部11aの長辺とスラット10の一端に位置されるスラット部材10aの長辺とが図外の係合部によって互いに接続される。水切11のT字の水平部が座板11bとなる。
吊元12は、スラット10の他端に位置されるスラット部材10aの長辺に沿って当該長辺に間欠的に設けられる連結板であり、後述するように建物の開口部13の上方に位置する躯体14に固定されたケース2におけるシャッターカーテン4の出口孔45(図2参照)を経由して巻取シャフト6に連結される。
ケース2は、開口部13の上方に位置する例えば木製の壁下地(間柱、梁等)等の取付部としての躯体14に固定される。ケース2は、長手方向の両端部の位置と開口部13の幅方向の両端部に設けられたガイドレール5,5の位置とが対応するように躯体14に固定される。
ケース2は、例えば、開口部13の上縁13tに沿って延長するように開口部13の上方に位置する躯体14としての木製の壁下地に、第1のねじとしての耐引き抜き強度を有するコーチねじ15及び第2のねじとしての耐剪断強度を有するコーススレッド16(図2参照)等の固定手段により固定される。ケース2の開口部13の上縁13tに沿って延長する方向である長手方向の長さは、開口部13の左右幅長さと対応する長さに形成される。
ケース2は、長手方向と直交する断面形状が例えば四角形状である。
尚、実施形態においては、ケース2の構成を説明するに際して、ケース2が取付けられる躯体14を基準として、躯体14に近い側を後、躯体14から遠い側を前、と定義して説明する。また、図2,図6の断面図において、ケース2の断面部分のハッチングは省略した。
骨組構成体20は、躯体14に取付けられる左,右のブラケット22,22と、互いに対向するように配置されて躯体14に取付けられた左,右のブラケット22,22を繋ぐ複数の補強材30と、外まぐさ31及び内まぐさ32と、補強プレート40とを備えて構成される。
即ち、左のブラケット22の端面板24はケース2の左端面板を形成し、右のブラケット22の端面板24はケース2の右端面板を形成する。
尚、図5の中央に示した図は端面板24を内側から視た正面図、図5の上に示した図は上周縁壁部25Aを外側から視た正面図、図5の下に示した図は下周縁壁部25Bを外側から視た正面図、図5の左に示した図は後周縁壁部25Cを外側から視た正面図、図5の右に示した図は前周縁壁部25Dを外側から視た正面図である。
ブラケット22は、図2に示すように、後周縁壁部25Cが例えば上述したコーチねじ15及びコーススレッド16により躯体14に固定される。尚、14fは外壁である。
第1の貫通孔51は、躯体14の表面と平行に対向する後周縁壁部25Cの基準垂直平板部52に形成される。
第2の貫通孔61は、躯体14の表面と直交以外の状態で交差する方向に延長する後周縁壁部25Cの傾斜平板部62に形成される。
即ち、基準垂直平板部52は、端面板24の板面と直角な板面を形成するように端面板24の後辺(下底27)に沿って当該後辺より延長するように形成され、傾斜平板部62は、基準垂直平板部52を基準垂直平板部52の板面に対して斜めに延長するように切り起こして形成される。
従って、図2に示すように、上側の傾斜平板部62に形成された第2の貫通孔61を通過して躯体14に締結されるコーススレッド16の中心線と躯体14の表面とのなす角度は65°となり、コーススレッド16は躯体14の表面に対して直交以外の交差状態となるように躯体14に締結される。
また、図5に示すように、例えば、下側の傾斜平板部62は躯体14から離れる方向に下向きに延長するように形成され、当該下側の傾斜平板部62の板面と基準垂直平板部52の板面とのなす角度βが45°に形成される。
従って、図2に示すように、下側の傾斜平板部62に形成された第2の貫通孔61を通過して躯体14に締結されるコーススレッド16の中心線と躯体14の表面とのなす角度は45°となり、コーススレッド16は躯体14の表面に対して直交以外の交差状態となるように躯体14に締結される。
一方、基準垂直平板部52に形成された第1の貫通孔51を通過して躯体14に締結されるコーチねじ15の中心線と躯体14の表面とのなす角度は95°となり、コーチねじ15は躯体14の表面に対して直交状態となるように躯体14に締結される。
即ち、躯体14への取付部に予め形成された第1の貫通孔51に第1のねじを通過させて当該第1のねじを躯体14に締結するとともに、躯体14への取付部に予め形成された第2の貫通孔61に第2のねじを通過させて当該第2のねじを躯体14に締結することによって、ケース2が躯体14に取付けられ、当該ケース2を躯体14に取付ける取付作業を簡単かつ容易に行えるようになる。
ここで、躯体14の表面に対して直交状態に取付けられる第1のねじは、耐剪断強度よりは耐引き抜き強度に優れているものであり、躯体14の表面に対して直交以外に取付けられる第2のねじは、耐引き抜き強度よりは耐剪断強度に優れているものである。また、第1のねじの耐引き抜き強度は、第2のねじの耐引き抜き強度よりはより強度が大であり、第2のねじの耐剪断強度は、第1のねじの耐剪断強度よりはより強度が大であることが好ましい。
尚、上記躯体14の表面に対して直交とは、厳密な意味のみでなく、第1のねじの取付態様や第1の貫通孔51の形成誤差等、または孔に侵入した水の排水のために第1のねじを意図的に若干下向きに締結する等により、第1のねじが躯体14の表面に対して厳密に直交していなくても使用上において耐引き抜き強度を有効に発揮できるように実質的に直交とみなせればよい。
また、躯体14の表面に対して直交以外とは、第2のねじの取付角度が使用上において耐剪断強度を有効に発揮できるように直交とはみなせない差異角度になっていることを言う。特に、第2のねじの取付角度は第1のねじの取付角度(躯体表面に対して直交であり水平面からの角度はほぼ0度)とは相当異なっていて、例えば、躯体14の表面から10度〜45度の範囲、好ましくは、45度程度であることが好ましい。
つまり、実施形態による躯体14に対するケース2の取付方法によれば、躯体14に対するケース2の取付を、第1のねじとしてのコーチねじ15と第2のねじとしてのコーススレッド16とを用いてブラケット22の後周縁壁部25Cを躯体14に固定することにより行うが、この際、コーススレッド16を躯体14の表面に対して斜めに打ち込むことによって、コーススレッド16の耐剪断力をケース2を躯体14から垂直に引き抜こうとする力に抵抗させるようにしたので、躯体14に取付られたケース2の耐引き抜き強度を向上させることができる。
すなわち、各補強材30A,30B,30Cとして用いられる長尺材は、例えば図4,図6に示すように、長尺板状の基部30aと、基部30aの各長辺より同一方向に基部30aに対して直角に延長する長尺板状の各側部30b,30bと、各側部30b,30bの先端の長辺より互いに近づく方向に各側部30b,30bに対して直角に延長して基部30aと平行に対向する長尺板状の対向部30c,30cとを備え、対向部30c,30c間が長尺な開口30dに形成され、長手方向の両端が開口した構成である。
同様に、前側上補強材30Bの長手方向の端部と対応する左,右のブラケット22,22の前側上角部は、前側上補強材30Bの長手方向の端部の開口から挿入されて当該前側上補強材30Bの上側の側部30bの内面に接触する上述した上側挿入片303、及び、当該前側上補強材30Bの基部30aの内面に接触する上述した上側挿入片304を備えるとともに、前側下補強材30Cの基部30aに接触する上側挿入片304が当該基部30aに図外のねじ等で連結される。この場合、切欠き部254及び切欠き部257は、前側上補強材30Bの端部との干渉を避けるための部位となる。
また、下側挿入片302は、前側下補強材30Cの基部30aの内面に接触して当該基部30aの外面を前周縁壁部25Dの基準垂直平板部255の外面と同一平面上に位置決めするための位置決め部材として機能する。
さらに、上側挿入片303は、前側上補強材30Bの上側の側部30bの内面に接触して当該前側上補強材30Bの上側の側部30bと基部30aとの境界外面位置258を上周縁壁部25Aの基準傾斜平板部253の外面と同一平面上に位置決めするための位置決め部材として機能する。
また、上側挿入片304は、前側上補強材30Bの基部30aの内面に接触して当該基部30aの外面を前周縁壁部25Dの基準垂直平板部255の外面と同一平面上に位置決めするための位置決め部材として機能する。
以上により、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面とブラケット22の下周縁壁部25B、前周縁壁部25D、上周縁壁部25Aの外面とで形成されるカバー材21の設置面を同一平面上に形成できる。即ち、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面上にブラケット22の周縁壁部25が載置されない構造としたので、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面にカバー材21を載置して当該カバー材21を前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面にねじで固定した場合にカバー材21が凹んでしまうようなことを防止できるようになって、見栄えを損なわないケースを提供できるようになる。
即ち、前側上補強材30B及び前側下補強材30Cの基部30aの長手方向の両端側には長手方向に沿って所定の間隔を隔てて複数のねじ締結孔310が形成されており、かつ、左,右のブラケット22,22の上側挿入片304,304及び下側挿入片302,302には、前側上補強材30B及び前側下補強材30Cの長手方向に沿って所定の間隔を隔てて複数のねじ締結孔311が形成されている。
尚、例えば、図7(a)に示すように、前側上補強材30B及び前側下補強材30Cの基部30aの長手方向の両端側には、長手方向に沿って所定の間隔を隔てて2つのねじ締結孔310,310が形成されており、図7(b)に示すように、左,右のブラケット22,22の下側挿入片302,302及び上側挿入片304,304には、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの長手方向に沿って所定の間隔を隔てて2つのねじ締結孔311,311が形成されている。そして、例えば、補強材に形成されたねじ締結孔310,310の間隔(ピッチ)を挿入片に形成されたねじ締結孔311,311の間隔(ピッチ)よりも小さくすることが好ましい。
しかしながら、実施の形態では、連結される一対の補強材の基部と挿入片とにねじ締結孔がそれぞれ複数個設けられているため、例えば、図7(c)乃至(e)に示すように、左右両方の一対の前側下補強材30Cの基部30aのねじ締結孔310と下側挿入片302のねじ締結孔311とを一致させやすくなるので、作業性が向上する。
外まぐさ31は、上方に位置される取付部31dが、後周縁壁部25Cの外まぐさ取付部53と基準垂直平板部52との間に挿入されて、外まぐさ取付部53及び取付部31dが躯体14にねじ312等で固定されることで、シャッターカーテン4の出口孔45の見切り材として機能するように構成される。
図2に示すように、躯体連結部410は、後側上補強材30Aの基部30aと各側部30b,30bとで囲まれた当該後側上補強材30Aの内側に挿入されて基部30a及び躯体14にねじ411等で連結される。
後側位置決め部420は、後側上補強材30Aの上側の対向部30cの下端縁30uと接触して当該上側補強プレート40Aの後端側の上下方向の位置を位置決めする部位である。
後側位置決め部420は、基板401の前端から下方に延長した後に前側に水平に延長して上面が後側上補強材30Aの上側の対向部30cの下端縁30uと接触する水平板部により形成され、躯体連結部410は、当該水平板部の前端より下方に垂直に延長して後側上補強材30Aの基部30aの内面に接触して当該基部30a及び躯体14にねじ411等で連結される垂直板部により形成される。
図2に示すように、前側連結部430は、前側上補強材30Bの基部30aと各側部30b,30bとで囲まれた当該前側上補強材30Bの内側に挿入されて基部30aに図外のねじ等で連結される。
前側位置決め部440は、前側連結部430の上端より延長し、前側上補強材30Bの上側の側部30bの内面に接触して当該上側補強プレート40Aの前端側の上下方向の位置を位置決めする部位である。
前側連結部430は、基板401の前端から下方に延長しかつ前側に水平に延長した後上方に垂直に延長し前側上補強材30Bの基部30aの内面に接触して基部30aに図外のねじ等で連結される垂直板部により形成され、前側位置決め部440は、当該垂直板部の上端より後側に斜め上方に延長して上端が前側上補強材30Bの上側の側部30bの内面に接触する傾斜板部により形成される。
基板451は、板面が左右のブラケット22,22の端面板24の前辺(上底26)よりも後側(躯体側)に位置されてブラケット22,22の端面板24の前辺と平行となるように設置される。
上側連結部460は、前側上補強材30Bの基部30aと各側部30b,30bとで囲まれた当該前側上補強材30Bの内側に挿入されて基部30aに図外のねじ等で連結される。
上側位置決め部470は、前側上補強材30Bの下側の対向部30cの上端縁30tと接触して当該前側補強プレート40Bの上下方向の位置を位置決めする部位である。
上側位置決め部470は、基板451の上端から前側に水平に延長して下面が前側上補強材30Bの下側の対向部30cの上端縁30tと接触する水平板部により形成され、上側連結部460は、当該水平板部の前端より上方に垂直に延長して前側上補強材30Bの基部30aの内面に接触して当該基部30aに図外のねじ等で連結される垂直板部により形成される。
下側連結部480は、前側下補強材30Cの基部30aと各側部30b,30bとで囲まれた当該前側下補強材30Cの内側に挿入されて基部30aに図外のねじ等で連結される。
下側位置決め部490は、前側下補強材30Cの上側の対向部30cの下端縁30uと接触して当該前側補強プレート40Bの上下方向の位置を位置決めする部位である。
下側位置決め部490は、基板451の下端から前側に水平に延長して上面が前側下補強材30Cの上側の対向部30cの下端縁30uと接触する水平板部により形成され、下側連結部490は、当該水平板部の前端より下方に垂直に延長して前側下補強材30Cの基部30aの内面に接触して当該基部30aに図外のねじ等で連結される垂直板部により形成される。
また、前側補強プレート40Bは、上側位置決め部470と下側位置決め部490とを備えるので、前側補強プレート40Bを前側上補強材30B及び前側下補強材30Cに固定する作業の際、上側位置決め部470を前側上補強材30Bの下側の対向部30cの上端縁30tに突き当てるように接触させるとともに、下側位置決め部490を前側下補強材30Cの上側の対向部30cの下端縁30uに突き当てるように接触させることによって、前側補強プレート40Bの位置決め作業を容易に行えるようになるため、前側補強プレート40Bの取付作業性が向上する。
前カバー材21Bは、例えば、骨組構成体20の前側開口を覆うことが可能な面積を備えた四角形の薄板材により形成され、四角形の一方の長辺側が前側上補強材30Bの基部30aの外面にねじ212等で固定される上側固定部として機能するとともに、四角形の他方の長辺側が折り曲げられて前側下補強材30Cの下側の側部30bの外面にねじ213等で固定される下側固定部として機能するように構成される。
下カバー材21Cは、例えば、骨組構成体20の下側開口を覆うことが可能な面積を備えた四角形の薄板材により形成され、四角形の一方の長辺側が内まぐさ32の下面32aにねじ214等で固定される内まぐさ側固定部として機能するとともに、四角形の他方の長辺側が前側下補強材30Cの下側の側部30bの外面にねじ213等で固定される前側固定部として機能するように構成される。
以上により、躯体14に取付けられたケース2が完成する。
また、補強プレート40が補強材30の所定の位置に位置決めされる構成としたので、補強プレート40の位置決め作業を容易に行えるようになり、補強プレート40の取付作業性が向上する。
また、左,右のブラケット22,22の前側上角部及び前側下角部が、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面上に載置されない構成としたので、前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面にカバー材21を載置して当該カバー材21を前側下補強材30C及び前側上補強材30Bの外面にねじで固定した場合にカバー材21が凹んでしまうようなことを防止できる。従って、見栄えを損なわないケース2を提供できるようになる。
さらに、左,右のブラケット22,22の挿入片302,304が、当該挿入片302,304と補強材30(前側下補強材30C、及び、前側上補強材30)とを連結するねじを締結するためのねじ締結孔311を補強材30の長手方向に沿って複数備えているので、補強材30の基部30aに形成されたねじ締結孔310と挿入片302,304のねじ締結孔311とを一致させやすくなり、作業性が向上する。
4 シャッターカーテン(開閉体)、6 巻取シャフト(巻取体)、13 開口部、
14 躯体、20a 収容空間、22 ブラケット、30 補強材、30a 基部、
30b 側部、30c 対向部、40 補強プレート、
301,302 下側挿入片(挿入片)、303,304 上側挿入片(挿入片)、
311 ねじ締結孔、410 躯体連結部(連結部)、430 前側連結部(連結部)、
480 下側連結部(連結部)。
Claims (4)
- 開口部の上方に位置する躯体に取付けられ、前記開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取体が回転可能に収容されるとともに前記巻取体に巻き取られる前記開閉体の収容空間を備えた開閉体収容ケースであって、
前記躯体に取付けられる左,右のブラケットと、前記左,右のブラケットの躯体に取付けられる側である後側の上端部同士を繋ぐ後側上補強材と、前記左,右のブラケットの前側の上端部同士を繋ぐ前側上補強材と、前記左,右のブラケットの前側の下端部同士を繋ぐ前側下補強材と、前記後側上補強材と前記前側上補強材とを繋ぐ上側補強プレートと、前記前側上補強材と前記前側下補強材とを繋ぐ前側補強プレートとを備え、
前記各補強材は、長尺板状の基部と、当該基部の各長辺より同一方向に延長する長尺板状の各側部とを備えた長尺材により形成されて、各側部が上下に位置されるように、左端部が前記左のブラケットに取付けられて右端部が前記右のブラケットに取付けられ、
前記上側補強プレートは、前記後側上補強材の基部と各側部とで囲まれた当該後側上補強材の内側に挿入されて基部に連結される連結部を一端部に備えるとともに、前記前側上補強材の基部と各側部とで囲まれた当該前側上補強材の内側に挿入されて基部に連結される連結部を他端部に備え、
前記前側補強プレートは、前記前側上補強材の基部と各側部とで囲まれた当該前側上補強材の内側に挿入されて基部に連結される連結部を一端部に備えるとともに、前記前側下補強材の基部と各側部とで囲まれた当該前側下補強材の内側に挿入されて基部に連結される連結部を他端部に備えたことを特徴とする開閉体収容ケース。 - 前記各補強材は、前記基部と、前記各側部と、前記各側部の先端の長辺より互いに近づく方向に前記各側部に対して直角に延長して前記基部と平行に対向する長尺板状の対向部とを備えた長尺材により形成され、
前記上側補強プレートは、前記一端部が、前記後側上補強材の上側の対向部の下端縁と接触するとともに、前記他端部が、前記前側上補強材の上側の側部の内面に接触することにより、所定の位置に位置決めされ、
前記前側補強プレートは、前記一端部が、前記前側上補強材の下側の対向部の上端縁と接触するとともに、前記他端部が、前記前側下補強材の上側の対向部の上端縁と接触することにより、所定の位置に位置決めされたことを特徴とする請求項1に記載の開閉体収容ケース。 - 前記前側上補強材の長手方向の端部と対応する前記左,右のブラケットの躯体前方側上角部は、前記前側上補強材の長手方向の端部の開口から挿入されて当該前側上補強材の上側の側部、及び、当該前側上補強材の基部に接触する挿入片を備えるとともに、前記前側上補強材の基部に接触する挿入片が当該基部に連結され、
前記前側下補強材の長手方向の端部と対応する前記左右のブラケットの躯体前方側下角部は、前記前側下補強材の長手方向の端部の開口から挿入されて当該前側下補強材の下側の側部、及び、当該前側下補強材の基部に接触する挿入片を備えるとともに、前記前側下補強材の基部に接触する挿入片が当該基部に連結されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開閉体収容ケース。 - 前記補強材の基部に連結される前記左,右のブラケットの挿入片が、当該挿入片と前記基部とを連結するねじを締結するためのねじ締結孔を前記補強材の長手方向に沿って複数備えたことを特徴とする請求項3に記載の開閉体収容ケース。
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