JP2016222589A - 表面処理粉体、並びにこの表面処理粉体を用いた水分散性化粧料用組成物及びこの表面処理粉体を用いたo/w型化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る表面処理粉体は亜鉛、チタン、ケイ素、アルミから選ばれる少なくとも一種以上の金属酸化物を、疎水化処理剤およびHLBが8以上のポリエーテル変性シリコーンで被覆処理したことを特徴とし、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は本発明に係る表面処理粉体と、分子骨格中に硫黄原子を有する共重合体を含有することを特徴とし、本発明に係るO/W型化粧料は本発明に係る水分散性化粧料用組成物を水に分散させたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、この表面処理粉体を用いることで、基材である金属酸化物の水への溶出を防止しつつ透明性と水に対する分散性を向上させた化粧料用組成物に関するものである。
さらに、この表面処理粉体を用いた、使用性(特にきしみ防止)、水洗性、透明性に優れたO/W型化粧料に関するものである。
さらに、この表面処理粉体は水への分散性に優れ、化粧料に用いた場合には水洗性に優れるとともに、透明性を保持しながら、きしみ等を起こすことなく良好な使用性を実現することができるものとなるという知見を得るに至った。
また、この表面処理粉体を用いることで、基材である金属酸化物の水への溶出を大幅に低減しつつ、透明性と水に対する分散性を向上させた化粧料用組成物の提供を目的とするものである。
さらに、この表面処理粉体を用いた、使用性(特にきしみ防止)、水洗性、透明性に優れたO/W型化粧料の提供を目的とするものである。
まず、本発明に係る表面処理粉体の基本構造を説明する。本発明に係る表面処理粉体は基材となる特定の金属酸化物と特定の疎水化処理剤と特定のポリエーテル変性シリコーンを必須の構成要件とする。このように基材を疎水化処理剤で被覆することによって、基材(特に酸化亜鉛)の水への溶出を大幅に低減することができるのである。また、疎水化処理剤に加えてポリエーテル変性シリコーンで被覆することによって、水への分散性を向上させることができるのである。
なお、疎水化処理剤とポリエーテル変性シリコーンの被覆形態については特に限定されないが、基材の溶出低減および水への分散性を効果的に発現させることができる点から、まず基材に疎水化処理剤を被覆した後にポリエーテル変性シリコーンを被覆することが好ましい。
本発明に係る表面処理粉体に用いられる金属酸化物は基材となるものであり、紫外線遮蔽能、無機顔料、無機材料であること(有機系化合物ではないこと)による化学的安定性、低毒性などの物性を発現するものである。そして、本発明に係る表面処理粉体においては、亜鉛、チタン、ケイ素、アルミ、鉄、セリウムから選ばれる少なくとも一種以上の金属酸化物を用いることになる。
なお、金属酸化物の物性(粒径、比表面積、比重、吸油量など)については、本発明に係る表面処理粉体が使用される最終的な用途に応じて適宜決定されることになるが、疎水化処理剤およびポリエーテル変性シリコーンを効果的に被覆させる点から、5〜100nmの粒径のものを用いることが好ましい
本発明に係る表面処理粉体に用いられる疎水化処理剤は、主に基材となる金属酸化物の水への溶出を低減するための機能を果たすものである。そしてこのような疎水化処理剤としては、シリコーンオイル、脂肪酸、アルキルシランから選ばれる一種以上の化合物を用いることが好ましい。
なお、シリコーンオイルとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサンなどのいわゆるストレートシリコーンオイルや、トリメチルシロキシケイ酸、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコンなどのいわゆる分岐型シリコーンオイルなどが挙げられる。脂肪酸としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸などが挙げられる。アルキルシランとしては、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシランなどのアルコキシシランやヘキサメチルジシラザンなどのシラザンなどが挙げられる。
そしてこれらの中でも基材の水への溶出をより効果的に防止でき、水への分散性をより良好なものとすることができる点からジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ステアリン酸、イソステアリン酸、オクチルトリエトキシシランを用いることが好ましく、さらにその中でもオクチルトリエトキシシランを用いることが好ましい。
また、疎水化処理剤の配合量については特に限定されないが、金属酸化物の水への溶出を効果的に低減できる点から、金属酸化物に対して0.1〜20wt%とすることが好ましく、その中でも2〜10%とすることがより好ましい。
本発明に係る表面処理粉体に用いられるポリエーテル変性シリコーンは、水への分散性を向上させるための乳化剤としての機能を果たすものである。また、乳化剤としての機能を発揮しつつ、疎水化処理剤によって疎水性に改質している金属酸化物の表面を修飾する機能も果たすものである。ここで本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンとしては、ポリシロキサンの側鎖や末端にポリエーテルを導入(変性)した変性シリコーンオイルなどが挙げられる。
また、本発明に用いられるポリエーテル変性シリコーンは、HLB(Hydrophile−Lipophile Balance)値が8以上(具体的には、HLB値が8〜20)である必要がある。このようなHLB値が8以上のものを用いることによって、疎水性に改質している金属酸化物の表面を修飾するとともに水への分散性を付与することができるのである。そして、このようなポリエーテル変性シリコーンとしては、PEG−11メチルエーテルジメチコン(信越化学工業製:KF−6018)、やPEG−8ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILWET L−7604)、PEG −9ジメチコン(信越化学工業製:KF−6013)、PEG−10ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 860)、PEG−10メチルエーテルジメチコン(東レ・ダウコーニング製:SS−2802)、PEG−12ジメチコン(東レ・ダウコーニング製:SS−2804)、PEG−17ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 895)、PEG /PPG−20/23ジメチコン(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ製:SILSOFT 440)などが挙げられる。
なお、ポリエーテル変性シリコーンの配合量についても特に限定されないが、水への分散性および金属酸化物の表面の修飾効果を向上させることができる点から、金属酸化物に対して1〜30wt%とすることが好ましく、その中でも5〜25wt%とすることがより好ましい。
次に、本発明に係る水分散性化粧料用組成物について説明する。
本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、上記した表面処理粉体を原料として用いるものであり、本発明に係るO/W型化粧料は本発明に係る水分散性化粧料用組成物を原料として用いるものである。
本発明に係る表面処理粉体は、そのまま水に分散させても十分な効果を発揮させることが可能であるが、保湿剤や増粘剤を添加した水分散性化粧料用組成物とすることによって、より使用性と経時安定性を向上させたO/W型化粧料を得ることができる。すなわち、本発明に係る表面処理粉体を用いれば保湿剤や増粘剤を含有した場合であっても、基材である粉体の水への溶出が低減されることから、従前のように溶出する基材に起因する保湿剤や増粘剤の機能低下を防止することができ、基材である金属酸化物の物性(紫外線遮蔽能、無機材料であること(有機系化合物ではないこと)による耐劣化(安定)性など)を発現させながら、使用性と経時安定性を向上させることができるのである。
そしてこのような保湿剤としては、例えばグリコール化合物を挙げることができる。
また、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、表面処理粉体とともに分子骨格中に硫黄原子を有する共重合体(増粘剤)を含有することもできる。このように特定の化合物で被覆した金属酸化物と特定の構造を有する共重合体(増粘剤)とを組み合わせることによって、水への分散性を損なうことなく、化粧料に使用した場合に粘度低下を起こすことがない化粧料用組成物を得ることができるのである。
まず、金属酸化物などの無機紛体を用いてO/W型化粧料とする際には、他の原料の1つとして高分子体の共重合体(増粘剤)を配合して粘度の調整をすることが一般的に行われている。そしてこのような共重合体(増粘剤)は、水に溶解させた際に側鎖や末端に存在する親水性の官能基(スルホン酸基やカルボン酸基)が解離することで負電荷を帯び、係る負電荷を帯びた官能基同士がクーロン反発を起して高分子鎖が伸張することで増粘現象が発現しているものと考えられている。
しかし、このような共重合体(増粘剤)は金属塩、金属イオン、pHなどの影響により粘度の低下を生じやすい。具体的には、塩基が過剰になるとそれまで作用し合っていた高分子鎖上の負電荷が過剰なカチオンによって取り込まれることになり、その結果解離した負電荷が遮蔽されてしまい、反発力が中和抑制され、粘度が低下してしまうのである。また、多価金属イオンが存在する場合は高分子の金属塩を形成してしまうことから、粘度の低下だけでなく、ゲル化や沈降などの現象が発生してしまう場合もある。
そして、共重合体(増粘剤)の中でもカルボン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、水に溶解した際に酸素原子2個に負電荷が非局在化するように解離することになる。従って、カルボン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、本発明に係る金属酸化物(特に、酸化亜鉛や酸化チタンのような2価のイオンに解離するような金属酸化物)と組み合せると、金属酸化物が網目状に広がった高分子体の中に取り込まれた際、係る金属酸化物が解離したカルボン酸基といわば架橋剤のように強固な化学結合を形成してしまうのである。そしてその結果、網目状の広がりが阻害することによって増粘現象が発現しにくくなってしまうと考えられる。
一方、スルホン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、水に溶解した際に酸素原子3個に負電荷が非局在化するように解離することになる。すなわち、化学結合力もカルボン酸基に比べて弱くなり、金属酸化物が網目状に広がった高分子体の中に取り込まれた際にも網目状の広がりが阻害されずに増粘現象が正常に発現することになると考えられる。
従って、本発明に係る水分散性化粧料用組成物に用いられる共重合体としては、分子骨格中に硫黄原子を有するものであることが好ましいことになる。そして、このような共重合体としては硫黄原子がスルホン酸基を形成しているものが好ましく、その中でもタウリン系のスルホン酸基を形成しているものが好ましい。具体的には、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマーなどが挙げられる。
なお、共重合体の配合量については特に限定されないが、増粘現象を確保することができる点から、本発明に係る表面処理粉体に対して0.01〜0.5wt%とすることが好ましく、さらにその中でも0.05〜0.3wt%とすることが好ましい。
まず、原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZX−304OTS、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm、疎水化処理剤としてオクチルトリエトキシシラン使用)を用い、係る被覆酸化亜鉛にPEG−11メチルエーテルジメチコン(信越化学工業製:KF−6018)を同被覆酸化亜鉛に対して10wt%混合するとともに、IPA(イソプロパノール)を重量換算で被覆酸化亜鉛の3倍量混合し、ダイノーミルを用いて分散を行った。
次に、係る混合物(分散液)をニーダータンクに移し、加熱、減圧を行うことによってIPAを留去した後、温度を上げて150℃でキュアリング(熟成)を行った。
最後に、得られた粉体をジェットオーマイザーで粉砕することにより、実施例1の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZX−304OTS)を用い、係る被覆酸化亜鉛にPEG−11メチルエーテルジメチコンを同被覆酸化亜鉛に対して10wt%混合し、ヘンシェルミキサーを用いて加熱混合した。
最後に、得られた粉体をジェットオーマイザーで粉砕することにより、実施例2の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZY−303S、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:35nm、疎水化処理剤としてメチルハイドロジェンポリシロキサン使用)を用いた以外は実施例1と同様にして実施例3の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZY−303S)を用いた以外は実施例2と同様にして実施例4の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZ−505T、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:25nm、疎水化処理剤としてステアリン酸使用)を用いた以外は実施例1と同様にして実施例5の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZ−505T)を用いた以外は実施例2と同様にして実施例6の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZY−505EX、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:25nm、疎水化処理剤としてイソステアリン酸使用)を用いた以外は実施例1と同様にして実施例7の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZY−505EX)を用いた以外は実施例2と同様にして実施例8の表面処理粉体を作製した。
まず、出発原料として酸化チタン(テイカ製:MT−200B、平均一次粒子径:20nm)を用い、係る酸化チタンに対してオクチルトリエトキシシランを5wt%加え、ヘンシェルミキサーを用いて加熱混合した。
次に、ジェットオーマイザーで粉砕することによって、疎水化処理剤で被覆した酸化チタンを作製した。
次に、係る被覆酸化チタンにPEG−11メチルエーテルジメチコンを同被覆酸化チタンに対して15wt%混合し、ヘンシェルミキサーを用いて加熱混合した。
最後に、得られた粉体をジェットオーマイザーで粉砕することにより、実施例9の表面処理粉体を作製した。
疎水化処理剤のオクチルトリエトキシシラン添加量を7wt%に変更したこと以外は実施例9と同様にして実施例10の表面処理粉体を作製した。
疎水化処理剤のオクチルトリエトキシシラン添加量を10wt%に変更したこと以外は実施例9と同様にして実施例11の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化チタン(テイカ製:MTX−05OTS、基材酸化チタンの平均一次粒子径:10nm、疎水化処理剤としてオクチルトリエトキシシラン使用)を用い、同被覆酸化チタンとPEG−11メチルエーテルジメチコン(同被覆酸化チタンに対して10wt%)をヘンシェルミキサーを用いて加熱混合した。ここで得られた粉体をジェットオーマイザーで粉砕することにより、実施例12の表面処理粉体を作製した。
PEG−11メチルエーテルジメチコンの添加量を20wt%に変更したこと以外は実施例12と同様にして実施例13の表面処理粉体を作製した。
PEG−11メチルエーテルジメチコンの添加量を25wt%に変更したこと以外は実施例12と同様にして実施例14の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化チタン(テイカ製:MT−100TV、基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm、疎水化処理剤としてステアリン酸使用)を用いた以外は実施例12と同様にして実施例15の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化チタン(テイカ製:MT−150EX、基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm、疎水化処理剤としてイソステアリン酸使用)を用いた以外は実施例12と同様にして実施例16の表面処理粉体を作製した。
出発原料として疎水化処理剤で被覆した酸化チタン(テイカ製:MTY−110M3S、基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm、疎水化処理剤としてジメチルポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサン使用)を用いた以外は実施例12と同様にして実施例17の表面処理粉体を作製した。
次に、作製した実施例1〜17の表面処理粉体について、親水性(水分散性)の評価を行った。評価はイオン交換水80gに各実施例の表面処理粉体20gを攪拌機を用いて分散させ、表面処理粉体の水へのぬれ性、性状、経時安定性を評価した。
その結果、「ぬれ性」については、分散時に粉体が液面上にどの程度浮上するかで評価したが、いずれの粉体も全く浮上することなく分散させることができた。また、「性状」については、分散後の粉体について分散液中でのかたまり具合を目視で評価したが、いずれの粉体の場合も分散後には目に見える凝集は確認できなかった。さらに、「経時安定性」については、一定時間経過後の分散液における沈降度合いや粘性の変化を目視で評価したが、実施例12、13、15〜17においてわずかに上澄みが確認できただけであり、これらの実施例も含めいずれの粉体においても安定した分散状態を維持していることが確認できた。
実施例2の表面処理粉体を用い、表1の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例18の水分散性化粧料用組成物を作製した。
実施例11の表面処理粉体を用い、表2の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例19の水分散性化粧料用組成物を作製した。
実施例2の表面処理粉体を用い、表3の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例20の水分散性化粧料用組成物を作製した。
親水化処理剤であるシリカを表面被覆した酸化亜鉛(テイカ製:MZ−500HP、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:25nm)を表面処理粉体として用いた以外は実施例19と同様にして比較例1の水分散性化粧料用組成物を作製した。
親水化処理剤であるシリカを表面被覆した酸化チタン(基材酸化チタンの平均一次粒子径:15nm)を表面処理粉体として用いた水分散性化粧料用組成物(テイカ製:WT−PF01)を比較例2として用いた。
実施例11の表面処理粉体の代わりに表面処理を行わない酸化亜鉛(テイカ製:MZ−500、基材酸化亜鉛の平均一次粒子径:25nm)を用いた以外は実施例19と同様にして比較例3の水分散性化粧料用組成物を作製した。
次に、作製した実施例18、19の水分散性化粧料用組成物について、紫外線遮蔽能の評価を行った。評価は実施例18、19の水分散性化粧料用組成物を人工皮膚(登録商標:VITRO−SKIN)に塗布量2mg/cm2になるように塗布し、分光光度計(株式会社日立ハイテクノロジーズ製:U−4100)を用いて透過率を測定することによって行った。結果を図1(実施例18と比較例1の評価結果)、図2(実施例19と比較例2の評価結果)に示す。
その結果、図1、2から、実施例18、19の水分散性化粧料用組成物はいずれも紫外線領域において遮蔽効果を発揮していることが確認できた。さらに、実施例18、19の水分散性化粧料用組成物は比較例1、2の水分散性化粧料用組成物に比べて可視光域において高い透過率を発現することが分かった。つまり、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は紫外線遮蔽能を有しつつ、透明性が高いものであることが確認できた。
次に、作製した実施例18の水分散性化粧料用組成物について、経時安定性およびpH(基材成分の水への溶解性)の評価を行った。評価は実施例18の水分散性化粧料用組成物40gを容器に入れ、25℃と50℃の条件下でそれぞれ保持した後の粘度とpHを測定することによって行った。なお、粘度の評価については比較例1の水分散性化粧料用組成物、pHの評価については比較例1、3の水分散性化粧料用組成物との比較も行った。結果を図3、4に示す。
一方、比較例1、3の水分散性化粧料用組成物は、図3、4に示すとおり、1〜2週間を経過したころから粘度とpHがともに徐々に上昇し始め、基材である酸化亜鉛が水に溶出していることがわかった(なお、比較例1のpH上昇については図4の矢印を参照)。特に、比較例3の水分散性化粧料用組成物については表面処理をしない酸化亜鉛を用いていることから、作製直後から基材である酸化亜鉛が水に溶出し始め、pHの上昇が著しいという結果となった。
従って、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、金属酸化物の表面を特定の化合物で被覆処理した表面処理粉体を用いていることによって、水に分散した状態であっても基材が溶出せず、極めて高い経時安定性を示すことが確認された。このことはすなわち、本発明に係る水分散性化粧料用組成物が経時においてもアルカリ性になることがないということであり、皮膚にとって安全であり、係る安全性を長期間に渡って保持するものであるということを示すものである。
これに対し、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、金属酸化物の表面を特定の化合物で被覆処理した表面処理粉体を用いていることから、水に分散した状態であっても基材が溶出しにくく、また本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、被覆材(ポリエーテル変性シリコーン)の立体障害により分散力を発現していると考えられる。
従って、本発明に係る水分散性化粧料用組成物は、従前の水分散性化粧料用組成物のようなメカニズムによる表面処理粉体(酸化亜鉛)同士の凝集が発生することがなく、その結果、高い経時安定性(粘度安定性)を有する水分散性化粧料用組成物と成り得るものと考えられる。
次に、作製した実施例19の水分散性化粧料用組成物について、透明性の評価を行った。評価は実施例19と比較例2の水分散性化粧料用組成物をそれぞれ黒色のアクリル板にバーコーターを用いて塗布し、乾燥後に目視にて比較評価を行った。結果を図5に示すが、図5に示すとおり、実施例19の水分散性化粧料用組成物は比較例2の水分散性化粧料用組成物に比べて明らかに透明であることが確認できた。
まず、実施例19および比較例2の水分散性化粧料用組成物について粒子分布の測定を行った。なお、測定はFPAR―1000(大塚電子製)を用いて行った。結果を図6に示す。
その結果、図6に示すとおり、実施例19の水分散性化粧料用組成物(図6(a))は、比較例2の水分散性化粧料用組成物(図6(b))と比べて、基材に使用している酸化チタンの平均一次粒子径が大きいにもかかわらず(実施例19の基材(酸化チタン)の平均一次粒子径:20nm、比較例2の基材(酸化チタン)の平均一次粒子径:15nm)、各累積粒子径、最頻粒子径ともに分散粒子径が小さいという結果となった。具体的には、実施例19の水分散性化粧料用組成物については10%累積粒子径が320.0nm、50%累積粒子径が494.5nm、90%累積粒子径が935.7nmであり、比較例2の水分散性化粧料用組成物については10%累積粒子径が390.7nm、50%累積粒子径が591.0nm、90%累積粒子径が1101.6nmであった。この結果より、実施例19(本発明)の水分散性化粧料用組成物は分散状態が良好であることがわかった。
次に、各種の増粘剤を用いた評価を行うことによって、硫黄原子を有する共重合体(タウリン系共重合体)を配合する本発明に係る水分散性化粧料用組成物が経時安定性を示すことを確認した。
具体的には、まず以下のA〜Gの各増粘剤について1重量%の水溶液を作製し、トリエタノールアミンを用いてpHを7に調整した。次に、調整した上記の各水溶液と実施例18の水分散性化粧料用組成物とを、重量比で90:10の比率でディスパーを用いて混合した。そして、混合直後と4週間後の粘度、凝集・沈降の有無の各項目について目視観察を行った。
A:(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマーを主成分とする増粘剤
B:(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー
C:(アクリロイルジメチルタウリンアンモ二ウム/ビニルピロリドン)コポリマー
D:(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10−30))コポリマー
E:カルボマー(=カルボキシビニルポリマー)
F:(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマー
G:ポリビニルアルコール
その結果、A〜Cの増粘剤を用いて作製した水分散性化粧料用組成物は、4週間後においても粘度が殆ど変わらず、また凝集や沈降も観察されず、経時安定性に優れることが確認された。これに対し、D〜Gの増粘剤を用いて作製した水分散性化粧料用組成物場合は、粘度が半分以下に低下したり、凝集や沈降が観察された。
実施例19の水分散性化粧料用組成物を用い、表4の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例21のO/W型化粧料(ジェル製剤)を作製した。また、比較例2の水分散性化粧料用組成物に関しても同様に表4の配合割合にて各原料を配合することによって、比較例4のO/W型化粧料(ジェル製剤)を作製した。
次に、作製した実施例21、比較例4のO/W型化粧料(ジェル製剤)について、紫外線遮蔽能の評価を行った。結果を図7に示す。図7に示すとおり、実施例21のO/W型化粧料は紫外線領域において遮蔽効果を発揮していることが確認できた。さらに、実施例21のO/W型化粧料は比較例4のO/W型化粧料に比べて可視光域において高い透過率を発現することが分かった。
次に、作製した実施例21、比較例4のO/W型化粧料について、使用性(きしみ)の評価を行った。評価は官能評価によって行った。具体的には、まず、11人の評価者に内容を伝えずに実施例21、比較例4のO/W型化粧料を使用してもらい、感触を確かめてもらった。その上で「みずみずしさがある」、「透明感がある」、「のびが良い」、「きしみ感がない」の各項目について、好ましいと感じる側のO/W型化粧料を選んだ人数を集計した。結果を表5に示す。
実施例18の水分散性化粧料用組成物を用い、表6の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例22のO/W型化粧料(ローション製剤)を作製した。具体的には、まずA相とB相を加熱し、次にB相にA相を混合し、最後にC相を混合することで実施例22のO/W型化粧料(O/W型日焼け止めローション)を作製した。
実施例18の水分散性化粧料用組成物を用い、表7の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例23のO/W型化粧料(クリーム製剤)を作製した。具体的には、まずA相とB相を加熱し、次にB相にA相を混合し、最後にC相を混合することで実施例22のO/W型化粧料(O/W型日焼け止めクリーム)を作製した。
実施例20の水分散性化粧料用組成物を用い、表8の配合割合にて各原料を配合することによって、実施例24のO/W型化粧料(ジェル製剤)を作製した。具体的には、まずA相とB相を加熱し、次にB相にA相を混合し、最後にC相を混合することで実施例22のO/W型化粧料(O/W型日焼け止めジェル)を作製した。
表9の配合割合にて各原料を配合することによって比較例5のO/W型化粧料(ジェル製剤)を作製した。具体的には、まずA相とB相を加熱し、次にB相にA相を混合し、最後にC相を混合することで比較例5のO/W型化粧料(O/W型日焼け止めジェル)を作製した。
なお、有機紫外線吸収剤(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、ポリシリコーン−15)については、紫外線防御能(SPF、PFA)がそれぞれ最高値であるSPF50+、PA++++となるように配合した。
次に、表8の配合割合におけるC相(実施例20の水分散性組成物)を比較例3の水分散性組成物に変更した以外は実施例20と同様にして比較例6のO/W型化粧料(ジェル製剤)を作製した。
次に、作製した実施例24、比較例5のO/W型化粧料(ジェル製剤)について、紫外線遮蔽能の評価を行った。結果を図8に示す。図8に示すとおり、実施例24(本発明)のO/W型化粧料は、金属酸化物を含んでいない有機紫外線吸収剤配合の比較例5のO/W型化粧料に比べて紫外線領域において高い遮蔽効果を示した。また、可視光域においては比較例5のO/W型化粧料と同等以上の透明性を有していることが確認できた。
次に、作製した実施例24、比較例5、比較例6のO/W型化粧料(ジェル製剤)について、使用性(きしみ)の評価を行った。評価は官能評価によって行った。具体的には、まず、11人の評価者に内容を伝えずに実施例24、比較例5、比較例6のO/W型化粧料を使用してもらい、感触を確かめてもらった。その上で「みずみずしさがある」、「透明感がある」、「のびが良い」、「きしみ感がない」の各項目について、好ましいと感じる側のO/W型化粧料を選んだ人数を集計した。結果を表10に示す。
一方、比較例5のO/W型化粧料については有機紫外線吸収剤が高比率で配合されているため、有機紫外線吸収剤に特有のべとつき感があり、実施例24のO/W型化粧料に比べて主にみずみずしさの点において大きく劣る結果となった。また、比較例6のO/W型化粧料については、溶出した亜鉛の影響と推測されるが、実施例24や比較例5と比べるまでもない程に粘性が低くなった。また、表10に示すとおり、きしみ感も強く、みずみずしさや透明感においても劣るという結果となった。
次に、作製した実施例24、比較例5のO/W型化粧料(ジェル製剤)について、水洗性の評価を行った。評価は官能評価によって行った。具体的には、まず、11人の評価者に内容を伝えずに実施例24、比較例5のO/W型化粧料をそれぞれ塗布量2mg/cm2になるように塗布してもらった。その後、石けんによって軽く洗い流し、洗浄後の塗布部分の感触を評価してもらうことによって水洗性を評価した。
まず、金属酸化物などの無機紛体を用いてO/W型化粧料とする際には、他の原料の1つとして高分子体の共重合体(増粘剤)を配合して粘度の調整をすることが一般的に行われている。そしてこのような共重合体(増粘剤)は、水に溶解させた際に側鎖や末端に存在する親水性の官能基(スルホン酸基やカルボン酸基)が解離することで負電荷を帯び、係る負電荷を帯びた官能基同士がクーロン反発を起して高分子鎖が伸張することで増粘現象が発現しているものと考えられている。
しかし、このような共重合体(増粘剤)は金属塩、金属イオン、pHなどの影響により粘度の低下を生じやすい。具体的には、塩基が過剰になるとそれまで作用し合っていた高分子鎖上の負電荷が過剰なカチオンによって取り込まれることになり、その結果解離した負電荷が遮蔽されてしまい、反発力が中和抑制され、粘度が低下してしまうのである。また、多価金属イオンが存在する場合は高分子の金属塩を形成してしまうことから、粘度の低下だけでなく、ゲル化や沈降などの現象が発生してしまう場合もある。
そして、共重合体(増粘剤)の中でもカルボン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、水に溶解した際に酸素原子2個に負電荷が非局在化するように解離することになる。従って、カルボン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、本発明に係る金属酸化物(特に、酸化亜鉛や酸化チタンのような2価のイオンに解離するような金属酸化物)と組み合せると、金属酸化物が網目状に広がった高分子体の中に取り込まれた際、係る金属酸化物が解離したカルボン酸基といわば架橋剤のように強固な化学結合を形成してしまうのである。そしてその結果、網目状の広がりが阻害されることによって増粘現象が発現しにくくなってしまうと考えられる。
一方、スルホン酸基を有するタイプの共重合体(増粘剤)については、水に溶解した際に酸素原子3個に負電荷が非局在化するように解離することになる。すなわち、化学結合力もカルボン酸基に比べて弱くなり、金属酸化物が網目状に広がった高分子体の中に取り込まれた際にも網目状の広がりが阻害されずに増粘現象が正常に発現することになると考えられる。
従って、本発明に係る水分散性化粧料用組成物に用いられる共重合体としては、分子骨格中に硫黄原子を有するものであることが好ましいことになる。そして、このような共重合体としては硫黄原子がスルホン酸基を形成しているものが好ましく、その中でもタウリン系のスルホン酸基を形成しているものが好ましい。具体的には、(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマーなどが挙げられる。
なお、共重合体の配合量については特に限定されないが、増粘現象を確保することができる点から、本発明に係る表面処理粉体に対して0.01〜0.5wt%とすることが好ましく、さらにその中でも0.05〜0.3wt%とすることが好ましい。
Claims (7)
- 亜鉛、チタン、ケイ素、アルミ、鉄、セリウムから選ばれる少なくとも一種以上の金属酸化物を、
疎水化処理剤およびHLBが8以上のポリエーテル変性シリコーンで被覆処理したことを特徴とする表面処理粉体。
- 前記疎水化処理剤が、
シリコーンオイル、脂肪酸、アルキルシランから選ばれる一種以上の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の表面処理粉体。
- 請求項1または請求項2に記載の表面処理粉体と、
保湿剤と、
水を含有することを特徴とする水分散性化粧料用組成物。
- 請求項1または請求項2に記載の表面処理粉体と、
分子骨格中に硫黄原子を有する共重合体を含有することを特徴とする水分散性化粧料用組成物。
- 前記硫黄原子が、
スルホン酸基を形成していることを特徴とする請求項4に記載の水分散性化粧料用組成物。
- 前記共重合体が、
(アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンナトリウム)クロスポリマーから選ばれる一種以上の共重合体であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水分散性化粧料用組成物。
- 請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の水分散性化粧料用組成物を水に分散させたことを特徴とするO/W型化粧料。
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