JP2016212056A - 通知システム、サーバ装置、通信端末装置、プログラム及び通知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末装置20は、ユーザに入力された目的地の情報と、ユーザが利用可能な車両の情報とをサーバ装置10へ送信する(S1〜S3)。サーバ装置10は、ユーザが利用可能な車両が当該ユーザの位置から所定の距離以内にあると判定した場合(S4,S5;YES)、当該車両を用いたユーザの位置から目的地までの移動方法を探索する(S6)。サーバ装置10は、ユーザの位置から所定の距離以内に自家用車がある場合は自家用車を用いた移動方法を、駅がある場合は電車を用いた移動方法を探索する。そして、サーバ装置10は、移動方法の情報を、通信端末装置20へ送信する(S7)。通信端末装置20は移動方法をユーザに通知する(S8,S9)。
【選択図】図5
Description
そこで、本発明の目的は、ユーザが実際に利用可能な車両を用いたユーザの位置から目的地への移動方法を当該ユーザに通知することである。
本発明の通知システムにおいて、前記判定手段は、予め決められた条件に応じて前記距離を変化させてもよい。
この通知システムにおいて、前記通知手段は、前記利用可能な車両に関する所定の条件を満たした場合には、当該車両を用いた前記移動方法を通知しなくてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る通知システム1の全体構成を示す図である。通知システム1は、ユーザの位置(即ち出発地)から目的地までの移動方法を、当該ユーザに通知するシステムである。ユーザの位置は、ユーザが移動する経路の起点に対応し、目的地はユーザが移動する経路の終点に対応する。移動方法は、ユーザの位置から目的地に移動するための経路を含む。また、移動方法は、当該経路の移動に用いられる移動手段の情報を含む。移動手段として、例えば、電車やバス、飛行機等の公共交通機関、自転車や自動車、タクシー等の公共交通機関以外の乗物、徒歩がある。また、移動方法は、公共交通機関を利用する経路についての車両の乗降場所、及び発着時刻の情報を含む。更に移動方法は、移動に要する時間や料金の情報を含む。
なお、図1には、通信端末装置20、及び探索用機器30が各々1台だけ示されているが、実際には2台以上存在する。
制御部11は、演算処理装置としてのCPUと、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含むメモリを備えたプロセッサである。CPUは、ROMに記憶されたプログラムを、RAMに読み出して実行することにより、サーバ装置10の各部を制御する。通信部12は、ネットワーク100に接続して外部装置とするインタフェースである。
地図データは、移動案内サービスの提供の対象地域(例えば日本全国)の地図を表すデータである。道路データは、例えば、各リンク(即ち道路)や、各リンクが接続するノード(例えば分岐点、合流点、交差点)を特定する情報を含む。施設データは、例えば、各種の施設、例えば地理上の特徴物であるランドマーク(例えば、公園、デパート、病院等)を特定する情報を含む。路線網データは、例えば、公共交通機関の乗物である電車やバスの乗降場所、乗降場所間の移動の所要時間や料金等の情報を含む。
本実施形態では、サーバ装置10が移動案内DB13を備えているが、サーバ装置10が外部装置としての移動案内DB13にアクセスする構成としてもよい。
制御部21は、演算処理装置としてのCPUと、ROM及びRAMを含むメモリを備えたプロセッサである。CPUは、ROM又は記憶部25に記憶されたプログラムを、RAMに読み出して実行することにより、通信端末装置20の各部を制御する。
UI部23は、表示面に画像を表示する表示部(例えば液晶ディスプレイ)と、当該表示部の表示面に重ねて設けられ、ユーザの接触による操作入力を受け付けるためのタッチセンサとを備えるユーザインタフェースである。通信端末装置20は、更に、物理キー等の他の操作手段を備えてもよいし、音声入力による操作を受け付ける機能を有してもよい。
なお、測位部24は、基地局測位等の他の測位方式により測位処理を行ってもよい。
サーバ装置10の制御部11は、プログラムを実行することにより、情報取得手段111と、判定手段112と、移動方法探索手段113と、情報送信手段114とに相当する機能を実現する。通信端末装置20の制御部21は、プログラムを実行することにより、受付手段211と、情報送信手段212と、情報取得手段213と、通知手段214とに相当する機能を実現する。
判定手段112は、通信端末装置20のユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があるかどうかを判定する。判定手段112は、通信端末装置20のユーザの位置については、情報取得手段111により取得された位置情報を用いて特定する。判定手段112は、通信端末装置20のユーザが利用可能な車両については、通信部12を介して探索用機器30と通信することにより特定する。
通知手段214は、情報取得手段213により取得された情報に基づいて、移動方法探索手段113により探索された移動方法をユーザに通知する。通知手段214は、判定手段112によりユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があると判定された場合には、ユーザの位置から目的地への当該車両を用いた移動方法を当該ユーザに通知することとなる。
図5は、通知システム1で実行される移動案内サービスに関する処理を示すフローチャートである。図6及び図7は、本実施形態の動作例を説明する図である。図6及び図7に示す地図は、移動案内サービスが提供される一地域の地図である。
まず、通信端末装置20の制御部21は、UI部23を用いて入力された情報に基づいて、目的地の入力を受け付ける(ステップS1)。目的地の情報の指定の方法は特に問わないが、例えば、文字列の入力又は地図上の位置の指定による住所の直接的な指定や、駅や停留所等の公共交通機関の乗物の乗降場所の指定、ランドマークの指定等がある。
図6(A)に示すように、探索範囲R内に存在するユーザが利用可能な車両として、自家用車Cが特定された場合、制御部11は、ユーザの位置から目的地への自家用車Cを用いた移動方法を探索する。ここでは、制御部11は、ユーザの位置P1から東へ徒歩1分の「□×交差点」を左折した後自家用車Cに乗り(矢印A1)、東へ1.3km直進した後で「×○交差点」を右折して500m直進すると(矢印A2)目的地P2に到着することを示す移動方法を探索する。このように、探索範囲R内に存在する利用可能な車両として自家用車Cが特定された場合、制御部11は、ユーザが移動すべきリンク(道路)の経路を案内するルート案内を移動方法として探索する。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
制御部11は、探索範囲Rの大きさを動的に変化させてもよい。例えば、制御部11は、ユーザの属性又は状態に基づいて探索範囲Rの大きさ変化させてもよい。ユーザ属性は、例えばユーザの年齢、性別等のユーザの属性がある。この場合、制御部21は、ユーザの年齢が若いほど探索範囲Rを大きくする。また、制御部11は、性別が男性である場合は、女性の場合よりも探索範囲Rを大きくする。ユーザの状態として、当該ユーザの身体的な状態がある。制御部11は、体調が良好である場合には、体調が優れない場合や又は足が不自由な場合よりも、探索範囲Rを大きくする。
これらのユーザ属性やユーザの状態について、制御部11は、ユーザにより通信端末装置20に入力された情報に基づいて特定してもよいし、通信端末装置20に搭載されたセンサにより検知された情報に基づいて特定してもよい。
制御部11は、車両を運転する人物の有無に基づいて、ユーザが利用可能な車両の有無を判定してもよい。例えばカーシェアリング等により車両(自動車)を他人と共有する場合、制御部11は、この車両の配車を管理する管理装置に利用の可否を問い合わせ、予約済み等の理由で利用不可であれば、この車両を利用可能な車両と判定しない。反対に、制御部11は、予約が入っていない場合はこの車両を利用可能な車両と判定する。この際に、制御部11は、この車両の利用を予約する処理を行ってもよい。また、制御部11は、自家用車Cについて代行運転サービスの場合は、代行運転する人物を手配できた場合は、自家用車Cを利用可能な車両として判定してもよい。
制御部11は、探索範囲R内にユーザが利用可能な車両があると判定した場合でも、車両に関する所定の条件を満たす場合には、当該車両を用いた移動方法を通知しないようにしてもよい。
例えば、制御部11は、目的地に車両を停車させる場所がない場合は、この車両を用いた移動方法を通知しないようにしてもよい。目的地に車両を停車させる場所があるかどうかについては、例えば、移動案内DB13に予め情報が登録されていればよい。
また、制御部11は、混雑度に応じて移動方法の通知の有無を異ならせてもよい。混雑度は存在する人や乗物の数の指標となる値である。制御部11は、現在の混雑度をネットワーク100を介して取得する。そして、制御部11は、混雑度が相対的に高い経路を含む場合は、当該経路を利用する移動方法を通知しない。
また、制御部11は、車両の燃料の残量、車両を運転するための運転免許証の有無、有料道路を利用するための料金を支払うためのカードの有無に基づいて、当該車両を用いた移動方法の通知の有無を異ならせてもよい。
制御部11は、ユーザの状況を判定して、通知する移動方法を異ならせてもよい。制御部11は、ユーザが現在乗っている乗物を利用する移動方法を通知してもよい。例えば、制御部11は、ユーザが電車に乗っていると判定した場合は、その電車を利用する移動方法を通知し、この電車を利用しない移動方法(例えばバスを用いる移動方法)を通知しない。ユーザの状況については公知の方法により特定されてよい。制御部11は、例えば、測位部24で測定された通信端末装置20の位置情報の時間的変化を参照して、公共交通機関の乗物等に乗車中かどうかを判定してもよい。
ユーザの状況は、ユーザの体調であってもよい。例えば、制御部11は、ユーザの体調が悪い場合は、揺れが大きい乗物を含む移動方法を通知しない。また、制御部11は、ユーザの状況として、所持金やポリシー、荷物の有無、天候等に基づいて通知する移動方法を決定してもよい。この場合、制御部11は、同じ地点に居る複数の人物の各々で通知する移動方法の情報を異ならせることが可能である。これにより、人物毎に適した移動方法の情報が通知されやすくなる。
制御部11は、移動方法を通知した後、ユーザが実際に利用した移動方法を学習して、次回以降の移動方法の通知を行ってもよい。例えば、制御部11は、ユーザが利用するソーシャルネットワーキングサービスと連係して、当該ユーザが利用した移動方法を特定する。例えば、制御部11は、電車を利用する移動方法を通知した後、ユーザが電車を利用したと判定した場合は、以降においては電車を含む移動方法を優先的に通知する。
制御部11は、ユーザが一緒に居る人物に応じて移動方法の通知を異ならせてもよい。制御部11は、例えば、一緒に居る人物の人数に基づいて移動方法の通知を異ならせる。制御部11は、一緒に居る人物がいない場合は移動時間が短い移動方法を通知する一方で、複数人いる場合はそれぞれの移動方法の通知を行うとともに、共通の経路を長くした移動方法を通知する。
上述したサーバ装置10の機能の一部又は全てを、通信端末装置20が実現してもよい。例えば、通信端末装置20は、判定手段112、及び移動方法探索手段113の機能を実現してもよい。この場合、通信端末装置20は、ネットワーク100に接続された外部の移動案内DB13を含む装置に問い合わせることにより、移動方法の探索を行う。
上述した各実施形態で説明した構成及び動作の一部が省略されてもよい。また、上述した各実施形態で説明した処理の順番は、適宜変更されてもよい。
上述した各実施形態の制御部11,21が実現する機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現され得る。制御部11,21の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、通知方法として把握することも可能である。
Claims (8)
- ユーザの目的地の入力を受け付ける受付手段と、
前記ユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があるかどうかを判定する判定手段と、
前記利用可能な車両があると判定された場合には、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法を当該ユーザに通知する通知手段と
を備える通知システム。 - 前記通知手段は、
前記利用可能な車両を用いた複数の前記移動方法を通知する
ことを特徴とする請求項1に記載の通知システム。 - 前記判定手段は、
予め決められた条件に応じて前記距離を変化させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通知システム。 - 前記通知手段は、
前記利用可能な車両に関する所定の条件を満たした場合には、当該車両を用いた前記移動方法を通知しない
ことを特徴とする請求項3に記載の通知システム。 - ユーザの目的地の情報を、当該ユーザの通信端末装置から取得する情報取得手段と、
前記ユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があるかどうかを判定する判定手段と、
前記利用可能な車両があると判定された場合には、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法の情報を、前記通信端末装置へ送信する送信手段と
を備えるサーバ装置。 - ユーザの目的地の入力を受け付ける受付手段と、
前記入力が受け付けられた目的地の情報をサーバ装置へ送信する情報送信手段と、
前記サーバ装置により前記ユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があると判定された場合に、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法の情報を、当該サーバ装置から取得する情報取得手段と、
前記サーバ装置から取得された情報に基づいて、前記利用可能な車両を用いた前記ユーザの位置から前記目的地への移動方法を当該ユーザに通知する通知手段と
を備える通信端末装置。 - 通信端末装置のコンピュータに、
ユーザの目的地の入力を受け付けるステップと、
前記入力を受け付けた目的地の情報をサーバ装置へ送信するステップと、
前記サーバ装置により前記利用可能な車両があると判定された場合に、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法の情報を、当該サーバ装置から取得するステップと、
前記サーバ装置から取得した情報に基づいて、前記利用可能な車両を用いた前記ユーザの位置から前記目的地への移動方法を当該ユーザに通知するステップと
を実行させるためのプログラム。 - ユーザの目的地の入力を受け付けるステップと、
前記ユーザの位置から所定の距離以内に当該ユーザが利用可能な車両があるかどうかを判定するステップと、
前記利用可能な車両があると判定した場合には、前記ユーザの位置から前記目的地への当該車両を用いた移動方法を当該ユーザに通知するステップと
を備える通知方法。
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