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JP2016139932A - 携帯電子機器、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

携帯電子機器、制御方法及び制御プログラム Download PDF

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JP2016139932A JP2015013690A JP2015013690A JP2016139932A JP 2016139932 A JP2016139932 A JP 2016139932A JP 2015013690 A JP2015013690 A JP 2015013690A JP 2015013690 A JP2015013690 A JP 2015013690A JP 2016139932 A JP2016139932 A JP 2016139932A
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Abstract

【課題】警報音を出力している場合の動作を改善すること。
【解決手段】1つの態様において、携帯電子機器(例えば、スマートフォン1)は、スピーカ11と、カメラ12、13と、コントローラ10とを備える。スピーカ11は、警報音を出力する。カメラ12、13は、撮影を行う。コントローラ10は、警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、カメラ12、13に撮影させる。コントローラ10は、前記撮影をカメラ13およびカメラ12の少なくとも一方に行わせてもよい。
【選択図】図4

Description

本出願は、携帯電子機器、制御方法及び制御プログラムに関する。
携帯電子機器には、利用者が操作部を操作することで、ブザーを鳴動するものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−151751号公報
上述した携帯電子機器は、単にブザーを鳴動するだけである。
1つの態様に係る携帯電子機器は、警報音を出力する警報部と、撮影する撮影部と、前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるコントローラとを備える。
1つの態様に係る制御方法は、警報部と、撮影部とを備える携帯電子機器が実行する制御方法であって、前記警報部によって警報音を出力するステップと、前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるステップとを含む。
1つの態様に係る制御プログラムは、警報部と、撮影部とを備える携帯電子機器に、前記警報部によって警報音を出力するステップと、前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるステップとを実行させる。
図1は、実施形態に係るスマートフォンの斜視図である。 図2は、スマートフォンの正面図である。 図3は、スマートフォンの背面図である。 図4は、スマートフォンのブロック図である。 図5は、スマートフォンの警報制御の例を示す図である。 図6は、警報中のスマートフォンと犯人との関係の一例を示す斜視図である。 図7は、スマートフォンの警報制御の処理手順の例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態2に係るスマートフォンによる警報制御の例を示す図である。 図9は、実施形態2に係るスマートフォンの警報制御の処理手順の例を示すフローチャートである。 図10は、スマートフォンの撮影処理の他の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態1に係るスマートフォンが実行する警報制御の他の処理手順を示すフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、携帯電子機器の例として、スマートフォンについて説明する。
(実施形態1)
図1から図3を参照しながら、実施形態に係るスマートフォン1の全体的な構成について説明する。図1から図3に示すように、スマートフォン1は、ハウジング20を有する。ハウジング20は、フロントフェイス1Aと、バックフェイス1Bと、サイドフェイス1C1〜1C4とを有する。フロントフェイス1Aは、ハウジング20の正面である。バックフェイス1Bは、ハウジング20の背面である。サイドフェイス1C1〜1C4は、フロントフェイス1Aとバックフェイス1Bとを接続する側面である。以下では、サイドフェイス1C1〜1C4を、どの面であるかを特定することなく、サイドフェイス1Cと総称することがある。
スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3A〜3Cと、照度センサ4と、近接センサ5と、レシーバ7と、マイク8と、カメラ12とをフロントフェイス1Aに有する。スマートフォン1は、スピーカ11と、カメラ13とをバックフェイス1Bに有する。スマートフォン1は、ボタン3D〜3Fと、コネクタ14とをサイドフェイス1Cに有する。以下では、ボタン3A〜3Fを、どのボタンであるかを特定することなく、ボタン3と総称することがある。
タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。図1の例では、ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bはそれぞれ略長方形状であるが、ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bの形状はこれに限定されない。ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは、それぞれが正方形又は円形等のどのような形状もとりうる。図1の例では、ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは重ねて配置されているが、ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bの配置はこれに限定されない。ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは、例えば、並べて配置されてもよいし、離して配置されてもよい。図1の例では、ディスプレイ2Aの長辺はタッチスクリーン2Bの長辺に沿っており、ディスプレイ2Aの短辺はタッチスクリーン2Bの短辺に沿っているが、ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bの重ね方はこれに限定されない。ディスプレイ2Aとタッチスクリーン2Bとが重ねて配置される場合、例えば、ディスプレイ2Aの1ないし複数の辺がタッチスクリーン2Bのいずれの辺とも沿っていなくてもよい。
ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する指、ペン、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーン2Bは、複数の指、ペン、又はスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触した位置を検出することができる。以下の説明では、タッチスクリーン2Bに対して接触する指、ペン、又はスタイラスペン等を、「接触オブジェクト」又は「接触物」と呼ぶことがある。
タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下の説明では、説明を簡単にするため、利用者はスマートフォン1を操作するために指を用いてタッチスクリーン2Bに接触するものと想定する。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触、接触が検出された位置、接触が検出された位置の変化、接触が検出された間隔、及び接触が検出された回数の少なくとも1つに基づいてジェスチャの種別を判別する。ジェスチャは、タッチスクリーン2Bに対して行われる操作である。スマートフォン1によって判別されるジェスチャは、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、及びダブルタップを含むがこれらに限定されない。
スマートフォン1は、タッチスクリーン2Bを介して判別するこれらのジェスチャに従って動作を行う。このため、利用者にとって直感的で使いやすい操作性が実現される。判別されるジェスチャに従ってスマートフォン1が行う動作は、ディスプレイ2Aに表示されている画面に応じて異なることがある。以下の説明では、説明を簡単にするために、「タッチスクリーン2Bが接触を検出し、検出された接触に基づいてジェスチャの種別をスマートフォン1がXと判別すること」を、「スマートフォンがXを検出する」、又は「コントローラがXを検出する」と記載することがある。
図4は、スマートフォン1のブロック図である。スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12及び13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、方位センサ16と、ジャイロスコープ17とを有する。
タッチスクリーンディスプレイ2は、上述したように、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを有する。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、又は図形等を表示する。タッチスクリーン2Bは、接触を検出する。コントローラ10は、スマートフォン1に対するジェスチャを検出する。具体的には、コントローラ10は、タッチスクリーン2Bと協働することによって、タッチスクリーン2B(タッチスクリーンディスプレイ2)に対する操作(ジェスチャ)を検出する。
ボタン3は、利用者によって操作される。ボタン3は、ボタン3A〜ボタン3Fを有する。コントローラ10はボタン3と協働することによってボタン3に対する操作を検出する。ボタン3に対する操作は、例えば、クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、プッシュ、及びマルチプッシュを含むが、これらに限定されない。
ボタン3A〜3Cは、例えば、ホームボタン、バックボタンまたはメニューボタンである。ボタン3Dは、例えば、スマートフォン1のパワーオン/オフボタンである。ボタン3Dは、スリープ/スリープ解除ボタンを兼ねてもよい。ボタン3E及び3Fは、例えば、音量ボタンである。
照度センサ4は、スマートフォン1の周囲光の照度を検出する。照度は、光の強さ、明るさ、又は輝度を示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いられる。近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出する。近接センサ5は、磁界の変化または超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在を検出する。近接センサ5は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2が顔に近付けられたことを検出する。照度センサ4及び近接センサ5は、一つのセンサとして構成されていてもよい。照度センサ4は、近接センサとして用いられてもよい。
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる通信方式は、無線通信規格である。無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。無線通信規格として、さらに、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
レシーバ7及びスピーカ11は、音出力部である。レシーバ7及びスピーカ11は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力する。レシーバ7は、例えば、通話時に相手の声を出力するために用いられる。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力するために用いられる。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてもよい。マイク8は、音入力部である。マイク8は、利用者の音声等を音信号へ変換してコントローラ10へ送信する。
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。アプリケーションは、例えば、ディスプレイ2Aに画面を表示させ、タッチスクリーン2Bを介して検出されるジェスチャに応じた処理をコントローラ10に実行させる。制御プログラムは、例えば、OSである。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、顔認識プログラム9B、コンタクトデータ9Y、及び設定データ9Zを記憶する。顔認識プログラム9Bは、カメラ12、13で撮影された画像に含まれる顔画像を抽出する機能、抽出した顔画像から顔を認識する機能等を提供する。コンタクトデータ9Yは、スマートフォン1の利用者が他の人物と連絡を取るための情報を含む。設定データ9Zは、スマートフォン1の動作に関する各種の設定に関する情報を含む。
顔認識プログラム9Bは、例えば、撮影された人物が所有者であるかを識別するために用いられる。顔認識プログラム9Bの顔認識機能は、例えば、抽出された顔画像が示す顔の特徴と、登録されている所有者の顔の特徴とのパターンマッチングを行うことにより実現される。撮影された画像に複数の顔画像が含まれる場合、顔認識機能は、所有者とは異なる人物の顔画像を含んでいるかを判別する機能を含む。
コンタクトデータ9Yは、他の人物と連絡を取るための情報を含む。コンタクトデータ9Yは、例えば、緊急時の所定登録先の情報を含む。所定登録先の情報は、例えば、メールアドレス、電話番号を含む。また、コンタクトデータ9Yは、上記の情報以外に、例えば、画像データ、住所、勤務先、生年月日等の各種の個人情報を含んでもよい。
制御プログラム9Aは、スマートフォン1を稼働させるための各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、通信ユニット6、レシーバ7、及びマイク8等を制御することによって、通話を実現させる。制御プログラム9Aが提供する機能には、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を行う機能が含まれる。制御プログラム9Aが提供する機能は、音質調整プログラム及び電話アプリケーション等の他のプログラムが提供する機能と組み合わせて利用されることがある。
制御プログラム9Aは、犯罪に巻き込まれることを防ぐ目的で防犯機能を提供する。防犯機能としては、例えば、ブザー、音声等の警報音を出力する機能、発光させる機能、所定登録先へ電子メールを送信する機能、所定登録先への通話を発信する機能、所定登録先へ送信するメールに自機の位置情報を添付する機能、所定登録先へ送信するメールに撮影した画像を添付する機能を含む。所定登録先としては、例えば、所有者を保護する保護者、警備会社、警察を含む。制御プログラム9Aは、例えば、ディスプレイ2A、スピーカ11等を制御することによって、防犯機能を実現させる。
コントローラ10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、複数の演算処理装置を含んでもよい。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、ディスプレイ2A、通信ユニット6、レシーバ7、及びスピーカ11を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、タッチスクリーン2B、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、カメラ12、カメラ13、加速度センサ15、方位センサ16、及びジャイロスコープ17を含むが、これらに限定されない。
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、タッチスクリーン2Bを介して検出されたジェスチャに応じて、ディスプレイ2Aに表示されている情報を変更する等の各種制御を実行する。
カメラ12は、フロントフェイス1Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、バックフェイス1Bに面している物体を撮影するアウトカメラである。
コネクタ14は、他の装置が接続される端子である。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト(登録商標))、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用の端子でもよい。コネクタ14に接続される装置は、例えば、外部ストレージ、スピーカ、及び通信装置を含むが、これらに限定されない。
加速度センサ15は、スマートフォン1に働く加速度の方向及び大きさを検出する。方位センサ16は、地磁気の向きを検出する。ジャイロスコープ17は、スマートフォン1の角度及び角速度を検出する。加速度センサ15、方位センサ16及びジャイロスコープ17の検出結果は、スマートフォン1の位置及び姿勢の変化を検出するために、組み合わせて利用される。
図4においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、通信ユニット6による無線通信で他の装置からダウンロードされてもよい。図4においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、ストレージ9に含まれる読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。図4においてストレージ9が記憶するプログラム及びデータの一部又は全部は、コネクタ14に接続される読み取り装置が読み取り可能な非一過的な記憶媒体に記憶されていてもよい。非一過的な記憶媒体は、例えば、CD(登録商標)、DVD(登録商標)、Blu−ray(登録商標)等の光ディスク、光磁気ディスク、磁気記憶媒体、メモリカード、及びソリッドステート記憶媒体を含むが、これらに限定されない。
図4に示したスマートフォン1の構成は例であり、本発明の要旨を損なわない範囲において適宜変更してよい。例えば、ボタン3の数と種類は図4の例に限定されない。スマートフォン1は、画面に関する操作のためのボタンとして、ボタン3A〜3Cに代えて、テンキー配列又はQWERTY配列等のボタンを備えていてもよい。スマートフォン1は、画面に関する操作のために、ボタンを1つだけ備えてもよいし、ボタンを備えなくてもよい。図4に示した例では、スマートフォン1が2つのカメラを備えるが、スマートフォン1は、1つのカメラのみを備えてもよいし、カメラを備えなくてもよい。図4に示した例では、スマートフォン1が位置及び姿勢を検出するために3種類のセンサを備えるが、スマートフォン1は、このうちいくつかのセンサを備えなくてもよい。あるいは、スマートフォン1は、位置及び姿勢の少なくとも1つを検出するための他の種類のセンサを備えてもよい。
図5及び図6を参照しながら、スマートフォン1の警報制御について説明する。図5は、スマートフォン1の警報制御の例を示す図である。図6は、警報中のスマートフォン1と犯人との関係の一例を示す斜視図である。以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
所有者は、スマートフォン1の防犯機能を動作させる場合、スマートフォン1に対して所定の操作を行う。本実施形態では、利用者は、スマートフォン1のボタン3に対して所定の操作を行う場合について説明するが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、ストラップが引っ張られた場合に防犯機能を実行するように構成されてもよい。
スマートフォン1は、所定の操作を検出すると、ステップS11として、警報中を示す画面をタッチスクリーンディスプレイ2(ディスプレイ2A)に表示するとともに、警報音をスピーカ11から出力する。なお、スマートフォン1は、レシーバ7及びスピーカ11、あるいはレシーバ7のみから警報音を出力するように構成されてもよい。
スマートフォン1が警報音を出力している場合、犯人Hは、例えば、スマートフォン1のボタン3等を操作して警報音を止めようとする場合がある。この場合、図6に示すように、犯人Hは、スマートフォン1のタッチスクリーンディスプレイ2と向かい合う状態で操作を行う可能性が高い。カメラ12は、タッチスクリーンディスプレイ2が配置されている面と同じ面に撮影窓が配置されている。従って、スマートフォン1は、警報中における操作の検出に応じてカメラ12を起動させ、カメラ12と向かい合う領域を撮影することで、撮影した画像に犯人Hの画像が含まれる可能性を高めることができる。
その後、図5に示すステップS12では、犯人Hは、指Fによって警報を停止させようとする停止操作をボタン3に対して行っている。スマートフォン1は、ステップS12として、ボタン3を介して停止操作を検出する。警報中の停止操作を検出すると、スマートフォン1は、ステップS13として、カメラ12を起動させ、カメラ12に撮影させる。この場合、スマートフォン1は、警報中を示す画面の表示を継続している。スマートフォン1は、撮影によるシャッター音を出力しないことで、撮影を犯人Hに気付かれる可能性を低減させることができる。
本実施形態では、スマートフォン1は、警報中にインカメラであるカメラ12によって撮影を行う場合について説明するが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、カメラ12及びアウトカメラであるカメラ13によって撮影を行う、あるいは、カメラ13のみで撮影を行うように構成されてもよい。スマートフォン1は、カメラ13を用いることで、犯罪発生時の周囲環境、周囲の共犯者等の撮影を期待することができる。
スマートフォン1及び所定登録先の通信装置50は、公衆回線(キャリア回線)ネットワークを介して接続可能に構成されている。通信装置50は、受信した各種電子メールを通知する。
カメラ12による撮影が終了すると、スマートフォン1は、ステップS14として、警報音の出力を停止するとともに、防犯機能を実行したことを示す緊急報知メールを作成し、撮影した撮影情報を添付した当該緊急報知メールを所定登録先の通信装置50に送信する。本実施形態では、スマートフォン1は、例えば、警報の開始時間、スマートフォン1の位置等の情報を緊急報知メールに含めているが、これに限定されない。その後、通信装置50は、緊急報知メールを受信すると、当該緊急報知メールに基づいた報知を行う。その結果、通信装置50は、スマートフォン1の防犯機能が動作したことを保護者等に認識させることができる。
このように、スマートフォン1は、警報を停止させようとする停止操作を検出すると、カメラ12によって撮影を行うことができる。例えば、スマートフォン1の所持者が犯罪に遭遇している場合、所持者は、スマートフォン1を操作して犯人Hを撮影する余裕はない可能性が高い。本実施形態のように、スマートフォン1が犯人Hによる停止操作を撮影操作として撮影することにより、スマートフォン1の所有者は、撮影操作を行う必要がなくなる。しかも、警報の停止操作を行う犯人Hは、カメラ12に向かって操作している可能性が高いので、スマートフォン1は、カメラ12によって犯人Hを撮影する可能性を高めることができる。その結果、スマートフォン1は、犯罪の抑止に貢献することができる。
本実施形態では、スマートフォン1は、ボタン3の操作に応じて警報音の出力を停止する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、ボタン3の操作を検出しても、警報音の出力を停止しないように構成されてもよい。この場合、スマートフォン1は、認証された利用者の操作のみを受け付けて警報音の出力を停止すればよい。
本実施形態では、スマートフォン1は、ボタン3のいずれかによって停止操作を検出する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2に対するジェスチャを検出した場合に、カメラ12によって撮影を行うように構成されてもよい。
次に、図7を参照しながら、スマートフォン1の警報制御の処理手順について説明する。図7は、スマートフォン1の警報制御の処理手順の例を示すフローチャートである。図7に示す処理手順は、コントローラ10が、制御プログラム9Aを実行することにより実現される。図7に示す処理手順は、コントローラ10が、防犯機能を動作させる所定の操作を検出した場合に実行される。
図7に示すように、スマートフォン1のコントローラ10は、ステップS101として、警報音の出力を開始する。本実施形態では、コントローラ10は、スピーカ11から警報音を出力させるとともに、警報中を示す情報をタッチスクリーンディスプレイ2(ディスプレイ2A)に表示させる。
コントローラ10は、ステップS102として、警報音の出力を停止させようとする操作を検出したかを判別する。具体的には、コントローラ10は、警報中におけるボタン3の操作を検出した場合に、出力停止の操作を検出したと判別する。出力停止の操作を検出していない場合(ステップS103,No)、コントローラ10は、ステップS102以降を再実行する。
出力停止の操作を検出している場合(ステップS103,Yes)、コントローラ10は、ステップS104に進む。コントローラ10は、ステップS104として、撮影処理を実行する。撮影処理を実行することにより、コントローラ10は、カメラ12に撮影させ、撮影結果を示す撮影情報をストレージ9に記憶する。コントローラ10は、撮影処理が終了すると、ステップS105に進む。
コントローラ10は、ステップS105として、警報音の出力を停止する。本実施形態では、コントローラ10は、スピーカ11からの警報音の出力を停止するとともに、タッチスクリーンディスプレイ2に表示している警報中を示す情報を消去する。
コントローラ10は、ステップS106として、自機の位置情報を取得してストレージ9に記憶する。具体的には、コントローラ10は、通信ユニット6を介してGPS衛星から出力されたGPS信号を処理することで、自機の位置情報を取得する。
コントローラ10は、ステップS107として、撮影情報を含む緊急報知メールを作成する。撮影情報を含む緊急報知メールは、本文に撮影情報を組み込んだ電子メール、撮影情報を添付した電子メールを含む。本実施形態では、コントローラ10は、緊急報知メールに撮影情報と位置情報を添付している。
コントローラ10は、ステップS108として、通信ユニット6を介して、緊急報知メールを登録先に送信する。その後、コントローラ10は、図7に示す処理手順を終了させる。
上記の本実施形態では、図7に示す処理手順は、撮影処理を実行した後に、警報音の出力を停止する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、処理手順は、警報音の出力を停止した後に、撮影処理を実行するように構成されてもよい。
上記の本実施形態では、撮影処理は、インカメラであるカメラ12によって撮影する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、撮影処理は、カメラ12及びカメラ13によって撮影を行うように構成されてもよい。
(実施形態2)
以下に、実施形態2に係るスマートフォン1について説明する。実施形態2に係るスマートフォン1は、制御プログラム9Aの機能が異なる点を除いて、図4に示したスマートフォン1と同様の構成を有する。そこで、以下では、スマートフォン1を例として用いて、実施形態2について説明する。
図8を参照しながら、実施形態2に係るスマートフォン1の警報制御について説明する。図8は、実施形態2に係るスマートフォン1による警報制御の例を示す図である。
スマートフォン1は、上記の所定の操作を検出すると、ステップS21として、警報音の出力を停止させようとする操作をガイドするガイド情報をタッチスクリーンディスプレイ2(ディスプレイ2A)に表示するとともに、警報音をスピーカ11から出力する。本実施形態では、ガイド情報は、ボタン3の操作を誘導するコメントを有する場合について説明するが、これに限定されない。例えば、ガイド情報は、上記のコメントと停止ボタンを示すオブジェクトとをタッチスクリーンディスプレイ2に表示するための情報としてもよい。この場合、ガイド情報は、タッチスクリーンディスプレイ2に表示されたオブジェクトに対する操作をガイドする情報となる。
本実施形態では、スマートフォン1は、警報中にガイド情報を表示してボタン3の操作を促す場合について説明するが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、ガイド情報とともに、ボタン3の操作をガイドする音声を出力させるように構成されてもよい。この場合、スマートフォン1は、警報音をスピーカ11から出力し、レシーバ7からガイドの音声を出力するように制御する。
犯人は、警報中のスマートフォン1が表示しているガイド情報に気付くと、当該ガイド情報に基づいてボタン3を操作して警報音の出力を止めようとする。この場合、犯人は、スマートフォン1のタッチスクリーンディスプレイ2と向かい合う状態で操作を行う可能性が高い。カメラ12は、タッチスクリーンディスプレイ2が配置されている面と同じ面に撮影窓が配置されている。従って、スマートフォン1は、警報中における操作の検出に応じてカメラ12を起動させ、カメラ12と向かい合う領域を撮影することで、撮影した画像に犯人の画像が含まれる可能性を高めることができる。
その後、図8に示すステップS22では、犯人は、ガイド情報に基づいて、指Fによってボタン3を押している。スマートフォン1は、ステップS22として、ボタン3を介して停止操作を検出する。警報中の停止操作を検出すると、スマートフォン1は、ステップS23として、カメラ12を起動させ、カメラ12に撮影させる。ステップS23では、スマートフォン1の撮影結果には、犯人の顔が写っているとする。
カメラ12による撮影が終了すると、スマートフォン1は、ステップS24として、顔認識プログラム9Bを実行することにより、撮影結果の顔認識を行う。撮影結果に人物の顔が含まれている場合、スマートフォン1は、撮影された人物が所有者であるかを判別する。
所有者とは異なる人物が撮影結果に含まれている場合、スマートフォン1は、警報音の出力を継続し、防犯機能を実行したことを示す緊急報知メールを作成し、撮影した画像の情報を添付した当該緊急報知メールを所定登録先の通信装置50に送信する。その後、通信装置50は、緊急報知メールを受信すると、当該緊急報知メールに基づいた報知を行う。その結果、通信装置50は、スマートフォン1の防犯機能が動作したことを保護者等に認識させることができる。
このように、スマートフォン1は、警報音の出力を停止させようとする操作をガイドする情報を表示することで、犯人がボタン3を操作する可能性を高めることができる。その結果、スマートフォン1は、犯人による停止操作を撮影操作として撮影することができ、撮影結果に犯人の顔が含まれている可能性を高めることができる。従って、スマートフォン1は、犯罪の抑止に貢献することができる。
所有者とは異なる人物が撮影結果に含まれず、所有者のみである場合、犯罪が生じている可能性は低く、所有者が誤って警報操作を行った可能性がある。顔認識の結果が所有者のみである場合、スマートフォン1は、警報音の出力を停止し、表示しているガイド情報を消去する。
次に、図9を参照しながら、実施形態2に係るスマートフォン1の警報制御の処理手順について説明する。図9は、実施形態2に係るスマートフォン1の警報制御の処理手順の例を示すフローチャートである。図9に示す処理手順は、コントローラ10が、制御プログラム9Aを実行することにより実現される。図9に示す処理手順は、コントローラ10が、防犯機能を動作させる所定の操作を検出した場合に実行される。
図9に示すように、スマートフォン1のコントローラ10は、ステップS201として、警報音の出力を開始する。本実施形態では、コントローラ10は、スピーカ11から警報音を出力させる。コントローラ10は、ステップS202として、タッチスクリーンディスプレイ2(ディスプレイ2A)に、警報音の出力を停止させようとする操作をガイドするガイド情報を表示させる。
コントローラ10は、ステップS203として、警報音の出力を停止させようとする操作を検出したかを判別する。具体的には、コントローラ10は、ガイド情報でガイドした操作を検出した場合に、出力停止の操作を検出したと判別する。出力停止の操作を検出していない場合(ステップS204,No)、コントローラ10は、ステップS203以降を再実行する。
出力停止の操作を検出している場合(ステップS204,Yes)、コントローラ10は、ステップS205に進む。コントローラ10は、ステップS205として、撮影処理を実行する。撮影処理を実行することにより、コントローラ10は、カメラ12に撮影させ、撮影結果を示す撮影情報をストレージ9に記憶する。コントローラ10は、撮影処理が終了すると、ステップS206に進む。
コントローラ10は、ステップS206として、撮影情報の顔認識プログラム9Bを実行する。具体的には、コントローラ10は、顔認識プログラム9Bを実行することにより、撮影情報が示す画像から顔画像を抽出できた場合に、抽出された顔画像が示す顔の特徴と、登録されている所有者の顔の特徴とのパターンマッチングを行う。コントローラ10は、パターンマッチングの結果に基づいて、所有者とは異なる人物の顔画像を含んでいるかを判別し、判別結果をストレージ9に記憶する。判別結果は、例えば、顔認識ができたか否かの結果と、所有者とは異なる人物が撮影結果に含まれているか否かの判別結果とを含む。コントローラ10は、顔認識プログラム9Bの実行が終了すると、ステップS207に進む。
顔認識ができていない場合(ステップS207,No)、コントローラ10は、ステップS203以降を再実行する。顔認識ができた場合(ステップS207,Yes)、コントローラ10は、ステップS208に進む。
所有者とは異なる人物が撮影結果に含まれている場合(ステップS208,Yes)、コントローラ10は、ステップS209に進む。コントローラ10は、ステップS209として、自機の位置情報を取得してストレージ9に記憶する。具体的には、コントローラ10は、通信ユニット6を介してGPS衛星から出力されたGPS信号を処理することで、自機の位置情報を取得する。
コントローラ10は、ステップS210として、撮影情報を含む緊急報知メールを作成する。コントローラ10は、ステップS211として、通信ユニット6を介して、緊急報知メールを登録先に送信する。その後、コントローラ10は、図9に示す処理手順を終了させる。
所有者とは異なる人物が撮影結果に含まれていない場合(ステップS208,No)、コントローラ10は、ステップS212に進む。コントローラ10は、ステップS212として、警報音の出力を停止する。コントローラ10は、ステップS213として、ガイド情報の表示を終了させる。その後、コントローラ10は、図9に示す処理手順を終了させる。
本出願の開示する実施形態は、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変更することができる。さらに、本出願の開示する実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。
例えば、図4に示した各プログラムは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムと結合されていてもよい。
上記の実施形態では、スマートフォン1は、撮影処理を実行することで、カメラ12、13等によって静止画を撮影する場合について説明したが、静止画では撮影結果に犯人の顔をとらえられていない可能性がある。例えば、スマートフォン1に加速度が作用した場合、スマートフォン1は、カメラ12、13によって撮影した撮影結果がぶれてしまう可能性がある。このため、スマートフォン1は、自機に作用する加速度の振動振幅を検出し、検出した振動振幅に基づいて静止画と動画とを切り替えて撮影するように構成されてもよい。
図10を参照しながら、スマートフォン1の撮影処理の他の処理手順について説明する。図10は、スマートフォン1の撮影処理の他の処理手順を示すフローチャートである。図10に示す処理手順は、コントローラ10が、制御プログラム9Aを実行することにより実現される。図10に示す処理手順は、図7に示すステップS104、図9に示すステップS205の撮影処理として実行される。
図10に示すように、スマートフォン1のコントローラ10は、ステップS301として、加速度センサ15の検出結果を取得する。加速度センサ15の検出結果は、例えば、X軸方向の加速度と、Y軸方向の加速度と、Z軸方向の加速度と、各加速度を合成したベクトル値とを含む。コントローラ10は、ステップS302として、取得した検出結果に基づいて、加速度の振動振幅が所定値よりも大きいかを判別する。
加速度の振動振幅が所定値よりも大きくない場合(ステップS303,No)、撮影結果がぶれてしまう可能性が低いため、コントローラ10は、ステップS304に進む。コントローラ10は、ステップS304として、カメラ12、13によって静止画を撮影する。コントローラ10は、ステップS305として、撮影した静止画を示す撮影情報をストレージ9に記憶する。その後、コントローラ10は、図10に示す処理手順を終了させる。
加速度の振動振幅が所定値よりも大きい場合(ステップS303,Yes)、撮影結果がぶれてしまう可能性が高いため、コントローラ10は、ステップS306に進む。コントローラ10は、ステップS306として、カメラ12、13によって動画を撮影する。例えば、コントローラ10は、数秒、数分等の撮影時間にわたってカメラ12、13に動画を撮影させる。コントローラ10は、ステップS307として、撮影した動画を示す撮影情報をストレージ9に記憶する。その後、コントローラ10は、図10に示す処理手順を終了させる。
このように、スマートフォン1は、自機に作用する加速度が大きい場合、警報中における停止操作の検出に応じて動画を撮影することで、犯人を撮影できる可能性を向上させることができる。その結果、スマートフォン1は、犯人を特定するための情報として有効利用することができる撮影情報を提供することができる。
上記の実施形態では、スマートフォン1は、撮影した動画を示す撮影情報を記録する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、動画のフレーム(コマ)に対応する複数の画像のうち、顔認識ができたフレームを撮影情報として記録するように構成されてもよい。
上記の実施形態では、スマートフォン1は、静止画と動画とを切り替えて撮影する場合について説明したがこれに限定されない。例えば、スマートフォン1は、警報中における停止操作の検出に応じて、動画をカメラ12、13によって撮影するように構成されてもよい。
上記の実施形態1、2のスマートフォン1は、警報音を出力している場合に、停止操作の検出に応じて撮影を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、警報中における撮影を、周囲環境の変化に基づいて制御するように構成されてもよい。
図11を参照しながら、実施形態1に係るスマートフォン1が実行する警報制御の他の処理手順について説明する。図11は、実施形態1に係るスマートフォン1が実行する警報制御の他の処理手順を示すフローチャートである。図11に示す処理手順は、ステップS101からS108が、図7に示すステップS101からS108と同一であるため、異なる処理のみを説明する。
図11に示すように、スマートフォン1のコントローラ10は、出力停止の操作を検出していない場合(ステップS103,No)、ステップS109に進む。コントローラ10は、ステップS109として、各種センサの検出結果に基づいて、警報中に周囲環境が変化したかを判別する。
周囲環境の変化としては、例えば、スマートフォン1と近隣の物体との距離の変化、スマートフォン1周囲の明るさの変化、スマートフォン1の状態の変化を含む。スマートフォン1の状態は、例えば、静止状態、歩行状態、走行状態、乗り物での移動状態を含む。静止状態は、自機を携帯している所有者が静止している状態、あるいはスマートフォン1が置かれた状態である。歩行状態は、自機を携帯している所有者が歩行している状態である。走行状態は、自機を携帯している所有者が走行している状態である。乗り物での移動状態は、自機を携帯している所有者が乗り物で移動している状態である。
コントローラ10は、スマートフォン1と近隣の物体との間の距離の変化を、近接センサ5の検出結果に基づいて判別する。コントローラ10は、スマートフォン1周囲の明るさの変化を、照度センサ4の検出結果に基づいて判別する。コントローラ10は、スマートフォン1の状態の変化を、加速度センサ15の検出結果に基づいて判別する。
周囲環境が変化していない場合(ステップS110,No)、コントローラ10は、ステップS102以降を再実行する。周囲環境が変化した場合(ステップS110,Yes)、コントローラ10は、ステップS111に進む。コントローラ10は、ステップS111として、撮影処理を実行する。撮影処理を実行することにより、コントローラ10は、カメラ12およびカメラ13の少なくとも一方に撮影させ、撮影結果を示す撮影情報をストレージ9に記憶する。撮影処理が終了すると、コントローラ10は、ステップS102以降を再実行する。
このように、スマートフォン1は、警報中における周囲環境の変化の検出に応じて撮影を行うことで、犯人の情報、犯行現場の情報を含む画像を撮影できる可能性を向上させることができる。その結果、スマートフォン1は、犯人を特定するための情報として有効利用することができる撮影情報を提供することができる。
上記の実施形態では、スマートフォン1は、周囲環境の変化の検出に応じて撮影を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、スマートフォン1は、周囲環境の変化に応じて、インカメラとアウトカメラとを切り替えて撮影するように構成されてもよい。例えば、コントローラ10は、照度センサ4の検出結果に基づいて周囲環境が暗いことを検出した場合、アウトカメラ13で撮影し、周囲環境が明るいことを検出した場合、インカメラ12で撮影するように制御してもよい。
上記の実施形態では、携帯電子機器の例として、スマートフォンについて説明したが、添付の請求項に係る携帯電子機器は、スマートフォンに限定されない。添付の請求項に係る携帯電子機器は、スマートフォン以外の通話機能を有する携帯電子機器であってもよい。通話機能を有する携帯電子機器は、例えば、モバイルフォン、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。
1 スマートフォン
2 タッチスクリーンディスプレイ
2A ディスプレイ
2B タッチスクリーン
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 レシーバ
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 顔認識プログラム
9Y コンタクトデータ
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12 カメラ
13 カメラ
14 コネクタ
15 加速度センサ
16 方位センサ
17 ジャイロスコープ

Claims (9)

  1. 警報音を出力する警報部と、
    撮影する撮影部と、
    前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるコントローラと
    を備える携帯電子機器。
  2. 表示部を備え、
    前記コントローラは、前記警報音の出力を停止させようとする操作をガイドする情報を前記表示部に表示させる請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記撮影部は、アウトカメラとインカメラとを含み、
    前記コントローラは、前記撮影を前記アウトカメラおよび前記インカメラの少なくとも一方に行わせる請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記コントローラは、前記インカメラによって撮影した際に、所有者が撮影されると、前記警報音の出力を停止させる請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記コントローラは、前記インカメラによって撮影した撮影結果に、所有者とは異なる人物が含まれていると、前記所有者が含まれていても、前記警報音の出力を停止させない請求項3または4に記載の携帯電子機器。
  6. 加速度を検出する加速度センサを備え、
    前記コントローラは、前記加速度に基づく振動振幅が所定値よりも大きいと、前記撮影部に動画を撮影させ、撮影された動画を記録する請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 周囲環境の状態を検出する状態センサを備え、
    前記コントローラは、前記警報音の出力中に、前記周囲環境の変化を検出すると、前記撮影部に撮影させる請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 警報部と、撮影部とを備える携帯電子機器が実行する制御方法であって、
    前記警報部によって警報音を出力するステップと、
    前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるステップと
    を含む制御方法。
  9. 警報部と、撮影部とを備える携帯電子機器に、
    前記警報部によって警報音を出力するステップと、
    前記警報音の出力中に、当該警報音の出力を停止させようとする操作を検出すると、前記撮影部に撮影させるステップと
    を実行させる制御プログラム。
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