JP2016137482A - 膜形成方法、画像形成方法、膜、およびインク組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インク内での粒子の沈降を抑制しつつ、従来よりも白さの度合いの高い膜を形成する。【解決手段】 基材10上に膜12を形成する膜形成方法であって、膜12は、屈折率および領域の大きさで規定される第1から第4の領域(A〜D)がそれぞれ複数かつ混在するように配置された膜である。第1の領域(A)および第2の領域(B)の屈折率が、第3の領域(C)および第4の領域(D)の屈折率より0.4以上大きい。第1の領域(A)は、円相当径が250nm以上の領域である。第2の領域(B)は、平均粒径10nm以上100nm以下の高屈折率粒子3からなる領域である。第3の領域(C)は、円相当径が100nmより大きい領域である。第4の領域(D)は、円相当径が高屈折率粒子3の平均粒径以上、第3の領域(C)の円相当径より小さい領域である。【選択図】 図1
Description
本発明は、膜形成方法、画像形成方法、膜、およびインク組成物等に関する。
近年、商業印刷の市場では透明または半透明のフィルム、あるいは着色された紙など、白色以外の基材上に画像を形成する方法が強く求められている。これらの白色以外の基材上に画像を形成する際には、白色画像を形成する必要がある。
白色画像を形成する方法の一つに、白色の顔料粒子を分散させた白色インクを用いて基材上に膜を形成する方法がある。白色の顔料粒子としては一般に、酸化チタン粒子などの金属酸化物粒子を用いることが多い。金属酸化物粒子は比重が大きいため、この金属酸化物粒子を分散させた白色インクをインクタンク内に静置しておくと、時間の経過とともに粒子が沈降してしまう。インクタンク内で粒子が沈降すると、形成される膜にムラが生じるだけでなく、ノズルの目詰まりが発生してしまう可能性がある。そのため、インクタンク内のインクを定期的に循環させたり撹拌したりする必要があった。
そこでインクタンク内での粒子の沈降を抑制するために、粒径の小さな酸化チタン粒子と、比重の小さな樹脂製の中空粒子とを用いた白色インクが提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の白色インクでは、インクの沈降を抑制するために、平均粒子径が10nm以上200nm以下の酸化チタン粒子を用いている。基材上に形成された膜中における白色顔料粒子の粒径が小さくなると、膜の白さの度合いは低くなる。そのため、特許文献1に記載の白色インクを用いて基材上に形成した膜は、白さの度合いが十分に高くない場合があった。
そこで本発明では、インク内での粒子の沈降を抑制しつつ、従来よりも白さの度合いの高い膜を形成することを目的とする。
本発明に係る膜形成方法は、基材上に膜を形成する膜形成方法であって、前記膜は、屈折率および領域の大きさで規定される第1から第4の領域がそれぞれ複数かつ混在するように配置されており、前記第1および第2の領域の屈折率が、前記第3および第4の領域の屈折率より0.4以上大きく、前記第1の領域は、円相当径が250nm以上の領域であり、前記第2の領域は、平均粒径10nm以上100nm以下の高屈折率粒子からなる領域であり、前記第3の領域は、円相当径が100nmより大きい領域であり、前記第4の領域は、円相当径が前記高屈折率粒子の平均粒径以上、前記第3の領域の円相当径より小さい領域であることを特徴とする。
本発明によれば、インク内での粒子の沈降を抑制しつつ、従来よりも白さの度合いの高い膜を形成することができる。
以下、本発明を適用した各実施形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る膜形成方法は、基材10上に膜12を形成する膜形成方法である。図1は、第1の実施形態に係る、基材10上に形成された膜12の断面図である。また、本実施形態に係る画像形成方法は、上述の膜形成方法によって基材上に膜を形成することによって、画像を形成する画像形成方法である。本実施形態に係る画像形成方法によって得られる印刷物102は、基材10と、基材10上に形成された膜12と、を有する。膜12は、白色膜であることが好ましい。白色の膜12を形成することによって、白色画像を形成することができる。
本実施形態に係る膜形成方法は、基材10上に膜12を形成する膜形成方法である。図1は、第1の実施形態に係る、基材10上に形成された膜12の断面図である。また、本実施形態に係る画像形成方法は、上述の膜形成方法によって基材上に膜を形成することによって、画像を形成する画像形成方法である。本実施形態に係る画像形成方法によって得られる印刷物102は、基材10と、基材10上に形成された膜12と、を有する。膜12は、白色膜であることが好ましい。白色の膜12を形成することによって、白色画像を形成することができる。
膜12は、屈折率および領域の大きさで規定される第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜である。なおここでいう「混在」とは、各領域が、膜厚方向にそれぞれ複数存在しており、かつ、膜厚方向に垂直な方向にもそれぞれ複数存在していることをいう。すなわち、各領域が、膜中で互いに分散し合って存在している。
[第1の領域(A)]
第1の領域(A)は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きい領域である。これにより、第1の領域(A)と第3の領域(C)との間の界面、および、第1の領域(A)と第4の領域(D)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記の界面等において乱反射または拡散され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第1の領域(A)は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きい領域である。これにより、第1の領域(A)と第3の領域(C)との間の界面、および、第1の領域(A)と第4の領域(D)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記の界面等において乱反射または拡散され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第1の領域(A)は、円相当径が250nm以上の領域である。また、第1の領域(A)の円相当径は500nm以下であることが好ましい。第1の領域(A)の円相当径を250nm以上とすることで、膜12の白さの度合いを向上させることができる。また、第1の領域(A)の円相当径を500nm以下とすることで、膜12中における第1の領域(A)とその他の領域との間の界面の存在割合を増加させることができる。その結果、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第1の領域(A)の円相当径は、例えば、膜12の膜厚方向の断面の電子顕微鏡写真から計測することができる。電子顕微鏡写真を画像処理して、円相当径を計測してもよい。なお、後述する他の領域の円相当径ついても同様に計測することができる。
第1の領域(A)の屈折率は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きければ特に限定はされないが、1.7以上2.8以下であることが好ましい。このように、第1の領域(A)の屈折率を大きくすることで、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第1の領域(A)の屈折率は、第1の領域(A)を構成する材料の屈折率に基づいて算出することができる。例えば、第1の領域(A)が酸化チタン粒子からなる場合には、第1の領域(A)の屈折率は酸化チタンの屈折率とみなすことができる。
第1の領域(A)を構成する材料としては、例えば、酸化チタン、チタン酸バリウム、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化ニオブ等を用いることが好ましい。これらの中でも、白さの度合いの高さやコストの観点から、酸化チタンが好ましい。なお、酸化チタンの屈折率はその結晶形態によって異なるが、2.52〜2.71である。
[第2の領域(B)]
第2の領域(B)は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きい領域である。これにより、第2の領域(B)と第3の領域(C)との間の界面、および、第2の領域(B)と第4の領域(D)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記の界面等において乱反射または拡散され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第2の領域(B)は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きい領域である。これにより、第2の領域(B)と第3の領域(C)との間の界面、および、第2の領域(B)と第4の領域(D)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記の界面等において乱反射または拡散され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第2の領域(B)は、高屈折率粒子3からなる領域である。
高屈折率粒子3は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きな屈折率を有する粒子である。これにより、高屈折率粒子3と第3の領域(C)との間の界面、および、高屈折率粒子3と第4の領域(D)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記界面等において乱反射または拡散され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
高屈折率粒子3の屈折率は、第3の領域(C)の屈折率および第4の領域(D)の屈折率のいずれよりも0.4以上大きければ特に限定はされないが、1.7以上2.8以下であることが好ましい。このように、高屈折率粒子3の屈折率を大きくすることで、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
高屈折率粒子3としては、例えば、酸化チタン粒子、チタン酸バリウム粒子、酸化ジルコニウム粒子、酸化亜鉛粒子、酸化ニオブ粒子等を用いることが好ましい。これらの中でも、白さの度合いの高さやコストの観点から、酸化チタン粒子が好ましい。なお、酸化チタン粒子の屈折率はその結晶形態によって異なるが、2.52〜2.71である。
高屈折率粒子3の平均粒径は、10nm以上100nm以下である。また、高屈折率粒子3の平均粒径は、10nm以上50nm以下であることが好ましい。高屈折率粒子3の平均粒径を100nm以下とすることで、膜12の膜厚方向において第3の領域(C)および第4の領域(D)のみが存在する領域を減らすことができる。
膜12の膜厚方向において第3の領域(C)および第4の領域(D)のみが存在する領域は、基材10を遮蔽する能力である遮蔽性が低くなる傾向がある。そのため、高屈折率領域(第1の領域(A)または第2の領域(B))と、低屈折率領域(第3の領域(C)または第4の領域(D))とが、膜12の膜厚方向に少なくとも1つずつ存在するように膜12を形成することが好ましい。換言すると、膜12を光が透過する場合に、光が直進する直線上に、第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および第4の領域(D)がそれぞれ1つずつ存在するように、膜12を形成することが好ましい。本実施形態では、第1の領域(A)の円相当径に比べて小さな平均粒径を有する高屈折率粒子3を用いることで、膜12の膜厚方向において第3の領域(C)または第4の領域(D)のみが存在する領域を減らすことができる。その結果、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
[第3の領域(C)]
第3の領域(C)は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さい屈折率を有する領域である。これにより、第3の領域(C)と第1の領域(A)との間の界面、および、第3の領域(C)と第2の領域(B)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記界面等において乱反射され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第3の領域(C)は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さい屈折率を有する領域である。これにより、第3の領域(C)と第1の領域(A)との間の界面、および、第3の領域(C)と第2の領域(B)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記界面等において乱反射され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第3の領域(C)の屈折率は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さければ特に限定はされず、0.8以上小さいことが好ましく、1.0以上小さいことがより好ましい。第3の領域(C)の屈折率は、1.0以上1.7未満であることが好ましい。このように、第3の領域(C)の屈折率を小さくすることで、第1の領域(A)との間、および、第2の領域(B)との間の屈折率の差を大きくすることができ、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第3の領域(C)は、ポリマー材料などの低屈折率材料製の中実粒子や中空粒子、あるいは気泡、空隙(ボイド)などによって構成することができる。上記低屈折率材料としては、例えば、アクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリカ、フッ化マグネシウムなどを用いることができる。
第3の領域(C)は、これらの中でも中空粒子で構成することが好ましい。中でも、可視光波長の1/4以下に相当する、100nm以下の厚みの殻を有する中空粒子を用いることが特に好ましい。この場合、第1の領域(A)と第3の領域(C)との間、および、第2の領域(B)と第3の領域(C)との間の屈折率差は、それぞれ中空粒子中の空洞との間の屈折率差とみなすことができる。中空粒子中の空洞内に存在する空気の屈折率はおよそ1.0であるため、上記の屈折率差を大きくすることができ、膜12の白さの度合いをより向上させることができる。なお、殻の厚みが大きな中空粒子を用いた場合においても、第1の領域(A)または第2の領域(B)と中空粒子の殻との間の界面における乱反射または拡散に加え、中空粒子の殻と空洞との間の界面でも光を乱反射または拡散させることができる。そのため、膜12の白さの度合いを高めることができる。
中空粒子としては、内部に空洞を有していれば限定されない。例えば、アクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル樹脂、メタクリル酸メチル樹脂製の中空樹脂粒子等が挙げられる。これらの市販品としては、例えば、JSR株式会社製の高架橋中空粒子、高中空率中空粒子等を用いることができる。また、中空シリカ粒子などの中空無機粒子を用いてもよい。
第3の領域(C)は、円相当径が100nmより大きい領域である。また、円相当径が700nm以下であることが好ましく、500nm以下であることがより好ましい。
また、第3の領域(C)が中空粒子で構成されている場合には、中空粒子中の空洞の平均粒径(内径)が100nm以上400nm以下であることが好ましく、100nm以上350nm以下であることがより好ましい。また、中空粒子の空孔率は20体積%以上90体積%以下であることが好ましい。
このように、100nmより大きな円相当径を有する第1の低屈折率領域(B)を膜12中に形成することで、膜12に照射された光を効果的に乱反射または散乱させることができ、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第3の領域(C)が膜12において占める体積比率は30%以上60%以下であることが好ましい。上記比率を30%以上とすることで、膜12の白さの度合いを向上させることができる。また、上記比率を60%以下とすることで、膜12の機械的な強度を向上させることができる。
[第4の領域(D)]
第4の領域(D)は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さい屈折率を有する領域である。これにより、第4の領域(D)と第1の領域(A)との間の界面、および、第4の領域(D)と第2の領域(B)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記界面等において乱反射され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第4の領域(D)は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さい屈折率を有する領域である。これにより、第4の領域(D)と第1の領域(A)との間の界面、および、第4の領域(D)と第2の領域(B)との間の界面での光の反射率を高くすることができる。その結果、膜12に照射された光は上記界面等において乱反射され、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第4の領域(D)の屈折率は、第1の領域(A)の屈折率および第2の領域(B)の屈折率のいずれよりも0.4以上小さければ特に限定はされず、0.8以上小さいことが好ましく、1.0以上小さいことがより好ましい。第4の領域(D)の屈折率は、1.0以上1.7未満であることが好ましい。このように、第4の領域(D)の屈折率を小さくすることで、第1の領域(A)との間、および、第2の領域(B)との間の屈折率の差を大きくすることができ、膜12の白さの度合いを向上させることができる。
第4の領域(D)は、気泡、空隙(ボイド)などによって構成することができる。
第4の領域(D)は、円相当径が高屈折率粒子3の平均粒径以上、第3の領域(C)の円相当径より小さい領域である。
本実施形態に係る膜形成方法によれば、上記の第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜を形成することで、白さの度合いの高い膜を形成することができる。
膜12は、第1の領域(A)や第3の領域(B)を構成する粒子、高屈折率粒子3などを含むインク組成物を基材10上に付着させて形成することができる。インク組成物を基材10上に付着させる方法は、特に限定はされない。例えば、インク組成物の液滴を飛翔させて基材10に着弾させる方式であるインクジェット方式を好適に用いることができる。インクジェット方式としては、例えば、サーマルジェット式インクジェット、ピエゾ式インクジェットなどが挙げられる。
基材10としては、例えば紙、塩化ビニルやPETなどの高分子材料のフィルム、プラスチック、金属、木材、布、ガラス、セラミックスなどが挙げられるが、これらに限定はされない。基材10は、例えば、被記録媒体であってもよい。なお、基材10の形状は特に限定はされない。
以下、本実施形態に係るインク組成物について説明する。
[インク組成物]
本実施形態に係るインク組成物は、第1の領域(A)や第3の領域(B)を構成する粒子、高屈折率粒子3を含有するインク組成物である。
本実施形態に係るインク組成物は、第1の領域(A)や第3の領域(B)を構成する粒子、高屈折率粒子3を含有するインク組成物である。
インク組成物中における第1の領域(A)を構成する粒子および高屈折率粒子3の合計含有量は、インク組成物の全質量に対して、1質量%以上20質量%以下であることが好ましく、5質量%以上15質量%以下であることがより好ましい。上記粒子の含有量が上記した上限値を超えると、インクジェット方式によって画像を形成する際にヘッドの目詰まり等を生じる可能性がある。一方、上記した下限値未満であると、形成される膜12の白さの度合いが不足する傾向がある。
インク組成物を調製する際には、白色顔料粒子が予め分散された市販の分散液を使用してもよい。例えば、石原産業株式会社製の中性チタニアゾル「TTO−W−5」などを用いることができる。
本実施形態に係るインク組成物は、各粒子をインク組成物中で分散させるための分散剤を有していてもよい。分散剤を添加することで、インク組成物をインクジェット方式によって基材10上に吐出する際の吐出安定性を向上させることができる。分散剤としては、通常の顔料インクに使用可能であるものを、特に制限なく用いることができる。例えば、カチオン性分散剤、アニオン性分散剤、ノニオン性分散剤や界面活性剤等を用いることができる。
アニオン性分散剤の例としては、ポリアクリル酸、スチレン−アクリル酸共重合体などが挙げられる。ノニオン性分散剤としては、ポリビニルピロリドン、ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。これらの中でも、各粒子の分散安定性を向上できる点で、スチレン−アクリル酸共重合体を用いることが好ましい。
また、これらの分散剤は膜12中において各粒子間を結着させる役割も果たす。これらの分散剤のインク組成物の全量に対する割合は、1重量%以上20重量%であることが好ましく、2重量%以上10重量%以下であることがより好ましい。
本実施形態に係るインク組成物は、アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤などの界面活性剤を有していてもよい。界面活性剤を添加することで、基材10の記録面へのインク組成物の濡れ性や浸透性を高めることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えばPOE(10)アセチレングリコールなどが挙げられる。また、アセチレングリコール系界面活性剤は、市販品を利用することもでき、例えば、アセチレノールE100(以上、川研ファインケミカル株式会社製)が挙げられる。
さらに、本実施形態に係るインク組成物には、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等のその他の界面活性剤を添加してもよい。
上記例示した界面活性剤の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.01質量%以上5質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上1質量%以下である。
本実施形態に係るインク組成物は、基材に対する膜の定着性を向上させるために、さらにバインダーとなる樹脂を有していてもよい。バインダー樹脂として、例えばウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、溶媒中に粒子状で分散させたエマルションタイプ、溶媒中に溶解させた溶液タイプのいずれのものを用いても良い。これらの樹脂のインク組成物の全量に対する割合は、0.1重量%以上10重量%であることが好ましく、0.5重量%以上5重量%以下であることがより好ましい。
本実施形態に係るインク組成物はさらに、多価アルコールを有していてもよい。多価アルコールを添加することで、インクの乾燥速度を抑制することができる。その結果、例えばインク組成物をインクジェット方式によって基材10上に吐出する際の、ヘッドにおけるインクの目詰まりを防止することができる。
多価アルコールとしては、例えばグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどが挙げられる。
多価アルコールの含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.1質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上10質量%以下である。
本実施形態に係るインク組成物は、通常、溶媒として水を含有する。水は、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、超純水などを用いることが好ましい。また、溶媒として水以外に、有機溶媒を併用してもよい。このような有機溶媒としては、例えばエタノール、メタノール、ブタノール、プロパノールなどのアルコール類などが挙げられる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る膜形成方法は、基材10上に膜13を形成する膜形成方法である。図2は、第2の実施形態に係る、基材10上に形成された膜13の断面図である。また、本実施形態に係る画像形成方法は、上述の膜形成方法によって基材上に膜を形成することによって、画像を形成する画像形成方法である。本実施形態に係る画像形成方法によって得られる印刷物103は、基材10と、基材10上に形成された膜13と、を有する。膜13は、白色膜であることが好ましい。白色の膜13を形成することによって、白色画像を形成することができる。
本実施形態に係る膜形成方法は、基材10上に膜13を形成する膜形成方法である。図2は、第2の実施形態に係る、基材10上に形成された膜13の断面図である。また、本実施形態に係る画像形成方法は、上述の膜形成方法によって基材上に膜を形成することによって、画像を形成する画像形成方法である。本実施形態に係る画像形成方法によって得られる印刷物103は、基材10と、基材10上に形成された膜13と、を有する。膜13は、白色膜であることが好ましい。白色の膜13を形成することによって、白色画像を形成することができる。
また、膜13は第1の実施形態と同様に、屈折率および領域の大きさで規定される第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜である。以下、第1の実施形態と同様の構成についての説明は省略し、第2の実施形態に特有の構成についてのみ説明する。
[第1の領域(A)]
本実施形態は、第1の領域(A)が、高屈折率粒子3が凝集した領域であることを特徴とする。すなわち、第1の領域(A)は、高屈折率粒子3が凝集して生成した二次粒子によって構成されている。
本実施形態は、第1の領域(A)が、高屈折率粒子3が凝集した領域であることを特徴とする。すなわち、第1の領域(A)は、高屈折率粒子3が凝集して生成した二次粒子によって構成されている。
本実施形態に係る膜形成方法では、インク組成物を吐出または塗布した後にインク組成物中の高屈折率粒子3が凝集して、第1の領域(A)が形成されることが好ましい。より好ましくは、インク組成物を基材10上に付着させた後に高屈折率粒子3が凝集して、第1の領域(A)が生成する。
このように、第1の領域(A)を大きな粒径の粒子によって構成するのではなく、小さな粒径の高屈折率粒子3によって構成することで、インク組成物中における粒子の沈降を抑制することができる。
ストークスの式から、粒子径を小さくすることで、分散媒中に分散させた粒子の沈降速度を小さくすることができることが知られている。分散媒として水を用いた場合には、100nm以下の粒径の粒子を用いることで、分散媒に分散させた粒子の沈降を抑制することができる。
高い屈折率を有する材料としては上述の金属酸化物のように、比重の大きな粒子が多い。そのため、第1の領域(A)を構成する粒子や高屈折率粒子3は比重が大きく、粒径が大きいと沈降しやすい傾向がある。しかし、本実施形態に係るインク組成物に含まれる高屈折率粒子はいずれも、平均粒径が100nm以下であるため、溶媒に分散させた状態を保つことが容易である。したがって、本実施形態によれば、形成される膜の白さを向上させることに加えて、インク組成物の状態における保存安定性を向上させることができる。
また、高屈折率粒子3を凝集させることによって、第4の領域(D)としての空隙が形成される。これにより、さらに白さの度合いを向上させることができる。また、高屈折率粒子3のうち、顕著に凝集しなかった部分は、第2の領域(B)を構成する。
高屈折率粒子3を凝集させる方法としては、金属イオンを含む無機金属塩や有機酸を凝集剤として用いる方法がある。金属イオンを含む無機金属塩としては、2価以上の多価金属イオンを含む無機塩が好ましく、水に可溶なものが好ましい。
多価金属イオンの具体例としては、例えば、Ca2+、Mg2+、Ba2+、Zn2+などの2価金属イオン、Al3+、Fe3+などの3価金属イオン等が挙げられる。また、塩の種類としては硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、塩化物などが挙げられる。これらの中でも、特に、硝酸カルシウムが好ましい。
これらの凝集剤としての無機金属塩の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.001質量%以上0.01質量%以下であり、より好ましくは0.001質量%以上0.005質量%以下である。含有量が0.001質量%より少ないと、高屈折率粒子3の凝集が十分に起こらず、白さの度合いの向上が不十分である。また0.01質量%より多いと高屈折率粒子3の凝集がインク組成物の状態で進んでしまい、インク組成物中での粒子の沈降が起こってしまう。
本実施形態に係る膜形成方法では、凝集剤を含むインク組成物を基材10上に吐出または塗布した後、基材10上のインク組成物を乾燥させ、インク組成物中の水等の溶媒を揮発させる。これにより、乾燥途中のインク組成物中における凝集剤の濃度が次第に上昇していき、その結果、高屈折率粒子3を凝集させることができる。なお、高屈折率粒子3の凝集は、基材10上において生じるものに限定はされず、例えば、インク組成物を吐出した際の飛翔中に凝集が生じていていもよい。
以下、実施例および比較例を用いて、本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、実施例によって得られた印刷物(基材上の膜)の観察は、走査電子顕微鏡(FESEM S−4800、日立製作所製)を用い、加速電圧を5kVとして行った。走査電子顕微鏡(FESEM S−4800、日立製作所製)の分解能は1.0nm(加速電圧15kV、作動距離4mm)もしくは2.0nm(加速電圧1kV、作動距離1.5mm)であった。
(酸化チタン粒子Aの作製)
エタノール(EtOH)溶液にチタニウムn−ブトキシド(TBOT)を添加することで、第1の溶液を調製した。その後、第1の溶液に、エタノールと1wt%アンモニア水(NH3aq.)の混合液を添加し、約1昼夜撹拌した。これにより、酸化チタン粒子Aを含む溶液を得た。各原料のモル比は、TBOT:EtOH:NH3aq.=1:100:7.5とした。
エタノール(EtOH)溶液にチタニウムn−ブトキシド(TBOT)を添加することで、第1の溶液を調製した。その後、第1の溶液に、エタノールと1wt%アンモニア水(NH3aq.)の混合液を添加し、約1昼夜撹拌した。これにより、酸化チタン粒子Aを含む溶液を得た。各原料のモル比は、TBOT:EtOH:NH3aq.=1:100:7.5とした。
その後遠心分離機を用いて酸化チタン粒子Aを沈降させて分離し、エタノールにより洗浄して、酸化チタン粒子Aを得た。得られた酸化チタン粒子Aの平均粒径は約300nmであった。
(インク組成物の調製)
表1に示す配合量で、酸化チタン粒子A、酸化チタン粒子B、中空粒子、分散剤、多価アルコール、界面活性剤、無機金属塩、およびイオン交換水を混合撹拌し、実施例1〜2および比較例1〜5の各インク組成物を得た。なお、表1の実施例および比較例に記載されている数値の単位は質量%である。また、酸化チタン粒子B、中空粒子および分散剤については、いずれも固形分濃度で換算した質量%である。
表1に示す配合量で、酸化チタン粒子A、酸化チタン粒子B、中空粒子、分散剤、多価アルコール、界面活性剤、無機金属塩、およびイオン交換水を混合撹拌し、実施例1〜2および比較例1〜5の各インク組成物を得た。なお、表1の実施例および比較例に記載されている数値の単位は質量%である。また、酸化チタン粒子B、中空粒子および分散剤については、いずれも固形分濃度で換算した質量%である。
酸化チタン粒子A(大粒径の高屈折率粒子)としては、上述の方法で作製した酸化チタン粒子(平均粒径約300nm)を用いた。酸化チタン粒子B(小粒径の高屈折率粒子)としては、市販品の「TTO−W−5」(石原産業株式会社製)を用いた。TTO−W−5は、ルチル型超微粒子酸化チタンの水系ゾルであり、固形分濃度が約30%の中性ゾル(pH6〜8)であり、平均粒径は数十nmであった。
中空粒子としては、市販品の「SX868(B)」(JSR株式会社製)を用いた。SX868(B)は、外径500nm、内径370nmのポリマー製中空粒子を水に分散させたものであり、固形分濃度が約20%であった。
分散剤として、スチレンアクリル樹脂(質量平均分子量約3万)(樹脂A)を用いた。スチレン−アクリル酸共重合体の溶液タイプのものを用い、固形分濃度が約22%のものを用いた。バインダーとして、ウレタン樹脂(樹脂B)を用いた。ウレタン樹脂はウレタン樹脂が水溶液中に分散したエマルションタイプのものを用い、固形分濃度が約40%のものを用いた。
界面活性剤としては「アセチレノールE100」(川研ファインケミカル製)を用いた。アセチレノールE100はアセチレングリコール系界面活性剤である。
実施例2では、無機金属塩として、硝酸カルシウムを用いた。
(画像形成)
実施例1および比較例1〜3の各インク組成物を、インク受容層が形成されているPETフィルム(エーワン合同株式会社製、OHPフィルム)上にバーコーターを用いて塗工した。その後室温で1昼夜乾燥させることにより、基材であるPETフィルム上に白色画像を形成し、印刷物を作成した。実施例および比較例で得られた白色画像の膜の厚みは、いずれも約2.5μmであった。
実施例1および比較例1〜3の各インク組成物を、インク受容層が形成されているPETフィルム(エーワン合同株式会社製、OHPフィルム)上にバーコーターを用いて塗工した。その後室温で1昼夜乾燥させることにより、基材であるPETフィルム上に白色画像を形成し、印刷物を作成した。実施例および比較例で得られた白色画像の膜の厚みは、いずれも約2.5μmであった。
(白さの度合いの評価)
実施例および比較例で得られた膜の白さの度合いの評価は、目視および明度(L*値)を測定することによって評価した。明度の測定は、分光測色計(コニカミノルタ株式会社製、CM−2600d)を用いて、正反射光を含むSCI方式で行った。
実施例および比較例で得られた膜の白さの度合いの評価は、目視および明度(L*値)を測定することによって評価した。明度の測定は、分光測色計(コニカミノルタ株式会社製、CM−2600d)を用いて、正反射光を含むSCI方式で行った。
(実施例1)
実施例1で得られた印刷物の断面SEM写真を図3に示す。実施例1では図3に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子42(酸化チタン粒子B)と、平均粒径が約300nmの酸化チタン粒子41(酸化チタン粒子A)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙が多数形成されていた。すなわち、実施例1では、第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜が得られた。
実施例1で得られた印刷物の断面SEM写真を図3に示す。実施例1では図3に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子42(酸化チタン粒子B)と、平均粒径が約300nmの酸化チタン粒子41(酸化チタン粒子A)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙が多数形成されていた。すなわち、実施例1では、第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜が得られた。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、十分な白さを有していた。また、明度(L*値)は52であった。
(実施例2)
実施例2で得られた印刷物の断面SEM写真を図4に示す。実施例2では図4に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子42(酸化チタン粒子B)と、酸化チタン粒子42が凝集して形成された2次粒子44(平均粒径が約350nm)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙が多数形成されていた。すなわち、実施例2では、第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜が得られた。さらに、第1の領域(A)は酸化チタン粒子Bが凝集した二次粒子で構成されていた。
実施例2で得られた印刷物の断面SEM写真を図4に示す。実施例2では図4に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子42(酸化チタン粒子B)と、酸化チタン粒子42が凝集して形成された2次粒子44(平均粒径が約350nm)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙が多数形成されていた。すなわち、実施例2では、第1の領域(A)、第2の領域(B)、第3の領域(C)、および、第4の領域(D)が、それぞれ複数かつ混在するように配置された膜が得られた。さらに、第1の領域(A)は酸化チタン粒子Bが凝集した二次粒子で構成されていた。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、十分な白さを有していた。また、明度(L*値)は61であった。
(比較例1)
比較例1では、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)と、中空粒子と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙は形成されていなかった。
比較例1では、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)と、中空粒子と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上、中空粒子43の平均粒径より小さいサイズの空隙は形成されていなかった。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、実施例1で得られた膜に比べて、相対的に白さが十分ではなかった。また、明度(L*値)は45であった。
(比較例2)
比較例2では、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上のサイズの空隙は形成されていなかった。
比較例2では、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上のサイズの空隙は形成されていなかった。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、実施例1で得られた膜に比べて、相対的に白さが十分ではなかった。また、明度(L*値)は39であった。
(比較例3)
比較例3では、中空粒子を有する膜が得られた。
比較例3では、中空粒子を有する膜が得られた。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、実施例1で得られた膜に比べて、相対的に白さが十分ではなかった。また、明度(L*値)は45であった。
(比較例4)
比較例4では、硝酸カルシウムを用いないこと以外は実施例2と同様に画像形成を行った。比較例4で得られた印刷物の断面SEM写真を図5に示す。比較例4では図5に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上のサイズの空隙は形成されていなかった。
比較例4では、硝酸カルシウムを用いないこと以外は実施例2と同様に画像形成を行った。比較例4で得られた印刷物の断面SEM写真を図5に示す。比較例4では図5に示すように、平均粒径が数十nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子B)と、中空粒子43と、を有する膜が得られた。また、各粒子の間には、酸化チタン粒子Bの平均粒径以上のサイズの空隙は形成されていなかった。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、実施例1で得られた膜に比べて、相対的に白さが十分ではなかった。また、明度(L*値)は47であった。
(比較例5)
比較例5では、平均粒径が約300nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子A)を有する膜が得られた。
比較例5では、平均粒径が約300nmの酸化チタン粒子(酸化チタン粒子A)を有する膜が得られた。
得られた膜の白さの度合いを目視で評価したところ、十分な白さを有していた。また、明度(L*値)は70であった。
(インク組成物の沈降性の評価)
実施例および比較例の各インク組成物について、沈降性の評価を行った。各インク組成物を50mLのガラス製サンプル瓶に30mL入れて密栓し、室温で静置した。2週間(14日間)静置した後、各サンプル瓶をゆっくり傾けてサンプル瓶の底の沈殿物の有無を確認した。沈殿物が見られなかった場合をA、一部が沈殿していた場合をB、ほぼ全てが沈殿していた場合をCとして、沈降性評価を行った。結果を表1に示す。
実施例および比較例の各インク組成物について、沈降性の評価を行った。各インク組成物を50mLのガラス製サンプル瓶に30mL入れて密栓し、室温で静置した。2週間(14日間)静置した後、各サンプル瓶をゆっくり傾けてサンプル瓶の底の沈殿物の有無を確認した。沈殿物が見られなかった場合をA、一部が沈殿していた場合をB、ほぼ全てが沈殿していた場合をCとして、沈降性評価を行った。結果を表1に示す。
(結果)
各実施例で得られた膜は、十分な白さを有していた。一方、各比較例で得られた膜は、白さが十分ではなかった。このことから、実施例1および実施例2は、膜の白さを向上させることができることがわかった。
各実施例で得られた膜は、十分な白さを有していた。一方、各比較例で得られた膜は、白さが十分ではなかった。このことから、実施例1および実施例2は、膜の白さを向上させることができることがわかった。
また、実施例1はインク組成物中に大粒径の高屈折率粒子を含有するため、大粒径の高屈折率粒子のみを用いた場合に比べると沈降が抑制されるものの、長期間保存しておくと高屈折率粒子の一部が沈降してしまうことがわかった。一方で、実施例2はインク組成物中に大粒径の高屈折率粒子が含有していないため、長期間保存しても高屈折率粒子が沈降しにくいことがわかった。このことから、実施例2は形成される膜の白さを向上できることに加えて、インク組成物の保存安定性もより高いことがわかった。
A 第1の領域(高屈折率)
B 第2の領域(高屈折率)
C 第3の領域(低屈折率)
D 第4の領域(低屈折率)
3 高屈折率粒子
10 基材
12、13 膜
B 第2の領域(高屈折率)
C 第3の領域(低屈折率)
D 第4の領域(低屈折率)
3 高屈折率粒子
10 基材
12、13 膜
Claims (18)
- 基材上に膜を形成する膜形成方法であって、
前記膜は、屈折率および領域の大きさで規定される第1から第4の領域がそれぞれ複数かつ混在するように配置されており、
前記第1および第2の領域の屈折率が、前記第3および第4の領域の屈折率より0.4以上大きく、
前記第1の領域は、円相当径が250nm以上の領域であり、
前記第2の領域は、平均粒径10nm以上100nm以下の高屈折率粒子からなる領域であり、
前記第3の領域は、円相当径が100nmより大きい領域であり、
前記第4の領域は、円相当径が前記高屈折率粒子の平均粒径以上、前記第3の領域の円相当径より小さい領域であることを特徴とする膜形成方法。 - 前記第1の領域が、前記高屈折率粒子が凝集した領域であることを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
- 前記膜が、前記膜を光が透過する場合に前記光が直進する直線上に、前記第1から第4の領域が少なくとも1つずつ存在する膜であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の膜形成方法。
- 前記第1の領域の屈折率が、1.7以上2.8以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第3の領域の屈折率が、1.0以上1.7未満であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第4の領域の屈折率が、1.0以上1.7未満であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第3の領域が前記膜において占める体積比率が、30%以上60%以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記高屈折率粒子が、酸化チタン粒子であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第3の領域が、中空粒子からなる領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第3の領域が、空隙からなる領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記第4の領域が、空隙からなる領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 前記膜が、白色膜であることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の膜形成方法。
- 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の膜形成方法によって、前記基材上に前記膜を形成することで画像を形成する画像形成方法。
- 屈折率および領域の大きさで規定される第1から第4の領域がそれぞれ複数かつ混在するように配置されており、
前記第1および第2の領域の屈折率が、前記第3および第4の領域の屈折率より0.4以上大きく、
前記第1の領域は、円相当径が250nm以上の領域であって、
前記第2の領域は、平均粒径10nm以上100nm以下の高屈折率粒子からなる領域であり、
前記第3の領域は、円相当径が100nmより大きい領域であり、
前記第4の領域は、円相当径が前記高屈折率粒子の平均粒径以上、前記第3の領域の円相当径よりも小さい領域であることを特徴とする膜。 - 前記第1の領域が、前記高屈折率粒子が凝集した領域であることを特徴とする請求項14に記載の膜。
- 平均粒径が10nm以上100nm以下の高屈折率粒子と、
平均粒径が100nmより大きく700nm以下の中空粒子と、
前記高屈折率粒子を凝集させる凝集剤と、を含有するインク組成物。 - 前記高屈折率粒子が、酸化チタン粒子であることを特徴とする請求項16に記載のインク組成物。
- 水をさらに含有し、
前記凝集剤は、前記水が蒸発することによって前記高屈折率粒子を凝集させることを特徴とする請求項16または請求項17に記載のインク組成物。
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