JP2016122960A - 管理システム、ネットワーク管理方法、ネットワークシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】フローが要求する遅延品質を満たしながら、通信リソースを有効に利用できるシステム及び方法を提供する。【解決手段】フロー毎に設定された既設論理パスによってフローを転送する複数のネットワーク装置2−1〜2−7に接続されるネットワーク管理システム1であって、フローの要求遅延品質、ネットワーク装置の転送クラスの遅延品質及びフロー毎に割り当てられた既設論理パスの情報に基づいて、複数の既設論理パスのうちの既設論理パス上の複数のネットワーク装置のうちの1つのネットワーク装置における転送クラスの変更を決定するパス算出部12と、パス算出部で決定した転送クラスの変更情報をネットワーク装置に設定するパス設定部14を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワーク装置、ネットワーク装置を管理・運用する機能を持つサーバなどからなるネットワーク管理システム、からなり、複数のネットワーク装置を経由する論理パスを構築しその論理パスに様々なサービスを収容する通信システムに関し、端点間のデータ遅延品質を考慮した論理パスを構築するネットワーク管理システムとその手法に関する。
通信事業者網では、MPLS(Multi Protocol Label Switching)などの技術を用いて、外部ネットワークと接続する2つのネットワーク装置を接続する、複数のネットワーク装置を経由する経路上に論理パスを設定し、その論理パスに転送データ量や転送優先度などを設定することで、その論理パスを利用するサービスのフローの可用帯域や転送遅延時間等の通信品質を保証してユーザに提供することができる。
通信品質保証型の論理パスの提供はユーザにとって有用なサービスである。特に、リモートデスクトップや電話会議、インターネット電話等のReal Time Communicationツール等の普及により、論理パスの転送遅延時間を保証するネットワークサービスに対する期待が高まっている。
これまでは、通信品質保証型のサービスは、通信品質保証型のサービスを提供するための専用ネットワークを構築し、その上で提供されてきた。しかし、将来的には、設備利用効率などの観点から、通信品質保証型のサービスと、通信品質を保証しないベストエフォート型サービスを同じ通信ネットワーク装置で構成された通信ネットワークの上で提供されるようになる。このとき、一般には、通信品質保証型サービスのフローを収容する論理パスを構築した後、残余の通信資源を用いてベストエフォート型サービスのフローを収容する論理パスを構築することになる。
そのため、ベストエフォート型サービスのフローは、限られた資源を多数のユーザで共有するため、例えば夜間のトラヒック増加時などにおいて所望の通信品質を利用することができないことがある。特に、トラヒックが増加しているネットワーク装置では、通信品質保証型のサービスのフローが優先的に転送され、ベストエフォート型サービスのフローは通信品質保証型サービスのフローが全て送信できてから転送されることになり、転送遅延時間が大きくなる。
特許文献1には、転送遅延時間を考慮した論理パスを構築する従来技術として、管理システムが、各経路のデータ転送の転送遅延時間を計測し、計測された転送遅延時間に基づいて最小の転送遅延時間になる論理パスを構築することが開示されている。
また、特許文献2には、論理パスの転送遅延時間を改善する従来技術として、付与優先度最適化機能が、通信網の状態を示す輻輳や帯域等の網情報に基づき、論理パス上の複数のフローそれぞれの通信状況を推定し、複数のフローそれぞれの通信状況が所定の条件を満たす場合に、一部のフローの優先度を変更することが開示されている。
一般的に、ネットワーク装置は、トラヒックを転送するインターフェースごとに単位時間あたりに転送可能なトラヒック量が決まっている。また、インターフェースごとに転送優先度が異なる複数の転送クラスが設定されている。たとえば、低優先の転送クラスに割り当てられた論理パスで転送されるフローは、高優先の転送クラスに割り当てられた論理パスで転送されるフローが全て転送されてから転送される。この転送クラスの設定により、ネットワーク装置における遅延品質が変化する。
特許文献1に記載の従来技術では、あるフローに割り当てる論理パスが、そのフローの要求する遅延品質を過剰に満足するものである場合、その論理パスを構築することで他のフローの遅延品質を抑圧する場合がある。たとえば、あるフローの要求する遅延品質が20msであるフローに、遅延品質が10msである論理パスを割り当てると、遅延品質10msを実現するために、論理パスが経由する各ネットワーク装置におけるフローの転送優先度を高く設定することになる。そのため、ネットワーク装置を経由する他の論理パスの転送優先度が相対的に低くなり、遅延品質が抑圧される。
特許文献2に記載の従来技術では、複数のフローの内、ベストエフォート型サービスのフローなどの相対的に優先度の低い通信フローが存在する場合、当該相対的に優先度が低いフローの各ネットワーク装置における転送優先度を下げることで、通常は高優先で転送するサービスのフローの遅延品質を保証することが開示されている。しかし、フロー単位で転送優先度を変更するだけでは、相対的に低優先な通信サービスは残余のリソースで論理パスを構築するため、遅延品質が抑圧されることになる。
従って、いずれの特許文献においても、ある論理パスを構築する際に、そのフローに求められる遅延品質よりも高い通信品質の論理パス、すなわち、過剰なリソースをそのフローに割り当てるため、通信リソースが有効に利用出来ていない。特に、ベストエフォート型サービスなど相対的に優先度の低いサービスのフローの遅延品質が損なわれてしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、各フローが要求する遅延品質を満たしながら、通信リソースが有効に利用することである。また、通信リソースが有効に利用することで、相対的に低優先なフローの遅延品質(特に、相対的に低優先なフローの遅延品質)を改善する論理パスの構築手法を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、フロー毎に設定された既設論理パスによってフローを転送する複数のネットワーク装置に接続される管理システムであって、各フローの要求遅延品質、各ネットワーク装置の各転送クラスの遅延品質、及び、各フロー毎に割り当てられた既設論理パスの情報に基づいて、複数の既設論理パスのうちの第1の既設論理パス上の複数のネットワーク装置のうち第1のネットワーク装置における転送クラスの変更を決定するパス算出部と、前記パス算出部で決定した転送クラスの変更情報を前記第1のネットワーク装置に設定するパス設定部と、を備える。
本発明によれば、通信リソースの利用効率を向上させることで、より多くのフローを収容することが可能になる。また、通信リソースの利用効率を向上させることで、フローの遅延品質を改善することができる。
本発明は、論理パスの要求遅延品質と各ネットワーク装置の各既設論理パスの転送優先度の情報に基づき、ある論理パスの遅延品質を改善するために、その論理パスに対する暫定的な経路を作成し、該論理パスが経由する複数のネットワーク装置から一つのネットワーク装置を選択し、選択したネットワーク装置を経由する複数の既設論理パスからひとつの既設論理パスを選択し、選択した既設論理パスの転送優先度と遅延品質を改善する論理パスのそのネットワーク装置における転送優先度とを交換する。この処理は、転送優先度を交換する既設論理パスに求められる遅延品質が交換後においても満たされる際に実施される。この処理を、論理パスの遅延品質が目標とする値まで改善されるまで繰り返す。これにより、例えば、既設論理パスの遅延品質を、要求遅延品質を損なわない範囲で下げ、それにより利用可能となる転送優先度を別の論理パスに移行することで遅延品質を改善することができる。
以下、図面に基づいて本発明を実施するに好適な形態を説明する。
以下、実施例では、「遅延品質」の一例を「転送遅延時間」として説明するが、「遅延品質」は「転送遅延時間」に限定されるものではなく、「転送のゆらぎ」なども含む。また、「フロー」とは、ユーザ単位で識別可能な、ネットワークの端点から端点までのトラヒックの流れである。
<第一の実施例>
図1は、第1の実施例のネットワークシステムの一例を示す図である。ネットワークシステムは、ネットワーク管理システム1と複数のネットワーク装置2からなる。複数のネットワーク装置2は相互に接続され、ネットワーク装置2−1及びネットワーク装置2−4はネットワークの端点に位置し、ネットワーク管理システム1の管理対象以外のネットワーク装置やユーザ端末等に接続される。ネットワーク管理システム1は、管理下の複数のネットワーク装置2に対し論理パスを設定する。
図1は、第1の実施例のネットワークシステムの一例を示す図である。ネットワークシステムは、ネットワーク管理システム1と複数のネットワーク装置2からなる。複数のネットワーク装置2は相互に接続され、ネットワーク装置2−1及びネットワーク装置2−4はネットワークの端点に位置し、ネットワーク管理システム1の管理対象以外のネットワーク装置やユーザ端末等に接続される。ネットワーク管理システム1は、管理下の複数のネットワーク装置2に対し論理パスを設定する。
ネットワーク管理システム1は、例えば、ネットワーク装置2、及び、ユーザ要求等を受け付ける外部機器と接続されるインタフェース部(IF)20と、CPU17と、メモリ18と、ハードディスク15とから構成される。各構成要素は、バス21で接続される。ネットワーク管理システム1は、図示したように単一の計算機によって構成されていてもよいし、計算機機能を仮想化された仮想環境上に構築されていてもよい。メモリ18は、要求受付部11、パス算出部12パス設定部14、及び、ネットワーク状態監視部15の機能を提供するためのソフトウェアプログラムを格納する。ハードディスク15は、ネットワーク状態データベース13及び既設論理パスデータベース10を格納する。CPU17は、メモリ15内に展開されたソフトウェアプログラムを順次読み出して実行する。
要求受付部11は、該ネットワークにおいて論理パスを要求するユーザ端末から、接続したい端点の対と要求品質を受け付ける。要求品質は、帯域や遅延等の複数パラメータからなる。
パス算出部12は、要求受付部11からの論理パス構築要求を受けて、ネットワーク状態データベース13と、既設論理パスデータベース16の情報を参照し、論理パスが経由する複数のネットワーク装置2と、決定した論理パスが経由する複数のネットワーク装置2の設定を決定する。
ネットワーク状態データベース13は、ネットワーク管理システム1が管理する各ネットワーク装置2の、現在のポート毎に各転送クラスの転送遅延時間やトラヒック量、接続している他のネットワーク装置2等の情報を保持する。詳細は図4を用いて後述する。
パス設定部14は、パス算出部12によって決定された複数のネットワーク装置2に対し、決定されたパラメータを用いて新規論理パスを構築するための設定、及び、既設論理パスの設定変更を行う。たとえば、ネットワーク装置2−1、2−2、2−3、2−4を経由する論理パスがパス算出部12によって決定された場合、各ネットワーク装置2に対し設定を行う。具体的には、パス設定部14はインタフェース部20を介して、設定対象のネットワーク装置2にパス算出部12で決定された入力ラベル、出力ラベル、転送クラスを送信する。
ネットワーク状態監視部15は、各ネットワーク装置2から、各ネットワーク装置2が現在提供中のポート毎の各転送クラスのトラヒック量や転送遅延時間等のネットワークの状態の情報を取得し、ネットワーク状態データベース13を更新する。また、収集した情報から、各既設論理パスの提供遅延転送時間を算出し、既設論理パスデータベース16を更新する。ネットワーク状態監視部15が収集するネットワークの状態は、各ネットワーク装置2が提供しているポート毎の各転送クラスの、装置内の転送遅延時間、及び、トラヒック量である。ネットワーク装置2のポート毎の各転送クラスの情報は、ネットワーク装置2がポート毎の各転送クラスの、装置内の転送遅延時間、及び、トラヒック量を計測し提供する機能を備えていれば、ネットワーク装置2が計測した情報をネットワーク状態監視部15に提供してもよい。
一般に通信品質保証型のネットワークでは、論理パスのEnd-to-Endの通信品質を該ネットワークの端点のネットワーク装置2で計測している。ネットワーク装置2が、ポート毎の各転送クラスの転送遅延時間やトラヒック量を計測する機能を備えていない場合は、ネットワーク状態監視部15は、論理パスごとに計測される通信品質から、各ネットワーク装置2のポート毎の各転送クラスの通信品質を推定する。
たとえば、2つの論理パスが、端点間で全て同じネットワーク装置の同じポートを経由する論理パスであって、あるネットワーク装置において片方の論理パスの転送クラスが高優先クラス、もう片方の論理パスの転送クラスが中優先クラスで転送されているとし、論理パスのEnd-to-Endの転送遅延時間がそれぞれ20msと30msであったとする。他のネットワーク装置におけるポート及び転送クラスが全て同じであれば、この2つの論理パスのEnd-to-Endの転送遅延時間の差は、該ネットワーク装置の該ポートにおける転送クラスの転送遅延時間の差に等しい。そのため、ネットワーク状態監視部15は、たとえば該ネットワーク装置における高優先転送クラスの転送遅延時間が0msであれば、中優先転送クラスの転送遅延時間は10msと推定する。
監視されている論理パスから全てのネットワーク装置の全てのポートの全ての転送クラスの通信品質が推定できない場合、ネットワーク状態監視部15は、該ネットワークに対し、推定に必要な監視用論理パスを構築し、その監視用論理パスに通信品質監視用のパケットを送出し、該論理パスのEnd-to-Endの通信品質測定結果を上記実際に使用されている論理パスの通信品質測定結果に加えることで、各ネットワーク装置のポート毎の各転送クラスの通信品質を推定してもよい。
既設論理パスデータベース16は、フロー毎に割り当てられ、各ネットワーク装置2に設定され該ネットワークで現在提供されている論理パス(以下、「既設論理パス」と言う)の提供転送遅延時間、要求転送遅延時間等の情報を保持する。詳細は図5を用いて説明する。
図2は、ネットワーク装置2の一例を表す図である。ネットワーク装置2は、複数のNIF1601、スイッチ部1602、装置制御部1603を少なくとも備える。各NIF1601は、ポート1604、スイッチ部1602に接続されたSWインタフェース1605、論理回路1606、及び制御IF1607を備える。ネットワーク装置2は、ポート1604を介して、他の装置と接続される。
論理回路350は、ポート1604に接続された入力ヘッダ処理部1608、入力ヘッダ処理部1608に接続された入力バッファ制御部1609、SWインターフェース1605に接続された出力ヘッダ処理部1610、出力ヘッダ処理部1610に接続された複数の出力バッファ制御部1611、及び、内部設定1612を備える。内部設定1612で保持する情報は図6及び図7を用いて後述する。
スイッチ部1602は、入力パケットを特定のNIF1601の特定のSWインタフェース1605に転送する。装置制御部1603は、ネットワークを介して、管理システム1と接続され、制御IF1607を介して管理システムから設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて内部設定1612の情報を登録・更新・削除する。
入力ヘッダ処理部1608は、ポート1604で受信したパケットのヘッダを解析し、ヘッダに含まれるフロー識別子または入力ラベルと内部設定で保持する情報とに基づいて、転送クラス及び出力ラベルを決定し、決定した出力ラベルの付与などパケットに適切な処理を行い、入力バッファ制御部1609にパケットを転送する。入力バッファ制御部1609は、入力ヘッダ処理部1608から入力パケットを受信すると、入力バッファにパケットを格納し、入力バッファ3に格納されたパケットを読み出し、SWインターフェース1605に送信する。
出力ヘッダ処理部1610は、SWインターフェース1605から受信したパケットのヘッダに基づき、該パケットを送出するポート、及び、ポートごとに準備されている転送クラスキューを特定し、出力バッファ制御部1611にパケットを送出する。各ポートに設置される出力バッファ制御部1611には、各ポート毎の転送優先度の異なる複数の転送クラスキュー及びスケジューラが設定される。し、出力バッファ制御部1611は、特定された転送クラスの転送クラスキューに受信したパケットを格納する。図では、高優先クラス転送キュー、中優先クラス転送キュー、及び、低優先転送クラスキューを各ポート毎に保持する例を示している。各ポートのスケジューラは、事前に設定された規則に従い、各転送クラスキューに蓄積されたトラヒックをポート1604から送出する。ネットワーク装置2は、トラヒックを転送するNIF1601ごとに単位時間あたりに転送可能なトラヒック量が決まっている。スケジューラは、低優先転送クラスキューに格納されたパケットを、高優先転送クラスキューに格納されたパケットが全て転送されてから転送する。従って、論理パスに対する各ネットワーク装置2での転送クラスの設定により、ネットワーク装置2における転送遅延時間が変化する。
図3は、要求受付部11からパス算出部12に入力される、ユーザ要求の一例を表す図である。ユーザ要求には、例えば、ネットワーク装置識別子111、ネットワーク装置識別子112、要求帯域113、及び、要求転送遅延時間114を含む。ネットワーク装置識別子111と112はネットワーク管理システム1によって管理されるネットワークの端点のネットワーク装置2である。ネットワーク装置識別子111とネットワーク装置識別子112は、ユーザが指定するのではなく、要求受付部11がユーザの要求から補完してもよい。
図4は、ネットワーク状態データベース13の一例を表す図である。ネットワーク状態データベース13は、ネットワーク装置2を識別するネットワーク装置識別子131、ネットワーク装置131に接続されるネットワーク装置2を識別する接続ネットワーク装置識別子135、接続ネットワーク装置135に接続されるポート1604に対応する転送クラスキューの転送クラス132、ネットワーク装置131内の転送クラス132毎の転送遅延時間である転送遅延時間133、転送クラス132毎に計測されるトラヒック量134を保持する。転送遅延時間133とトラヒック量134は、ネットワーク状態監視部15によって更新される。
図5は、既設論理パスデータベース19の具体例を表す図である。論理パスを識別する論理パス識別子161、論理パス識別子161で識別される論理パスに収容されるフローを識別するフロー識別子162、フロー識別子162で識別されるフローに対してユーザ要求から要求される要求転送遅延時間、論理パス識別子161で識別される論理パスの計測された転送遅延時間である提供転送遅延時間164、論理パス識別子161で識別される論理パスで転送されるフローのトラヒック量、論理パス識別子161で識別される論理パスが経由するネットワーク装置2を示す経由ネットワーク装置166を保持する。経由ネットワーク装置166には、各経由ネットワーク装置において、論理パス識別子161で識別される論理パスによって転送されるフローが格納される転送クラスキューの情報も含まれる。要求転送遅延時間164は、ネットワーク状態監視部によって更新される。
図6は、ネットワーク装置2の内部設定1612で保持する情報の一例を表す図である。内部設定1612で保持する情報は、ネットワーク管理システム1からの指示により更新される。ネットワーク装置2は、入力ラベル21、入力ラベル21が付与されたフローに適用すべき転送クラスを示すクラス22、入力ラベル21が付与されたフローを出力するときフローに付与すべき出力ラベル23を保持する。MPLSを用いたネットワークシステムでは、ネットワーク装置2に流入するフローにラベルが付与されている。ネットワーク装置2は、その入力ラベル21に基づいてフローの転送クラス22及び出力ラベル23を決定し、入力ラベル21を出力ラベル23につけかえて、決定された転送クラス22に従って、順次フローを送出する。
図7は、ネットワーク装置2の内、ユーザの端末と接続するネットワーク装置2の内部設定1612で保持する情報の一例を表す図である。ユーザの端末から入力されるフローを識別するフロー識別子24、フロー識別子24で識別されるフローに適用すべき転送クラス22、フロー識別子24で識別されるフローを出力するときフローに付与すべき出力ラベル23を保持する。ネットワーク装置2は、ユーザ端末から受信するフローのフロー識別子24に基づき、転送クラス22と出力ラベル23を決定し、入力ラベル21を出力ラベル23につけかえて、決定された転送クラス22に従って、順次フローを送出する。
次に、ネットワークにおいて、図9に示す論理パス1〜3、5が既設論理パスとして設定されている時に、管理システム1が図3に示すユーザ要求を受信し、図10に示すように新規論理パス6を構築する場合の流れを説明する。
図8は、第一の実施例において、パス算出部12が、要求受付部11で受け付けた論理パスを構築する処理を表すフローチャートである。
まず、パス算出部12は、要求受付部11から、ユーザ端末からの新規論理パスに含まれる、論理パスを構築する端点となるネットワーク装置2の組、要求帯域、及び、要求遅延品質を受け付ける(S100)。
パス算出部12は、ネットワーク状態データベース13を照会し、ユーザ要求に対して設定する論理パスの候補である候補論理パスを算出する(S101)。パス算出部12は、ネットワーク状態データベースを参照し、ネットワーク装置2の接続ネットワーク装置135や転送遅延時間133やトラヒック量134などの接続リンクの情報から、ダイクストラアルゴリズムなどの既知の手法を用いて候補論理パスを算出する。候補論理パスは、要求されたネットワーク装置2の組を接続するための経路になるネットワーク装置2のグループ及び各ネットワーク装置2における転送クラスによって構成される。
図9に、算出した候補論理パスを示す。ここでは、図3に示すユーザ要求に含まれるネットワーク装置2の組であるネットワーク装置2−1とネットワーク装置2−4及びこれら2つのネットワーク装置を接続するための経路上のネットワーク装置であるネットワーク装置2−2及びネットワーク装置2−3、そして、ネットワーク装置2−1〜2−3の転送クラス「低優先」が候補論理パスとして算出される。
パス算出部12は、候補論理パスが要求されている転送遅延時間を満たしているかどうかを、ネットワーク状態データベースから判定する(S102)。このとき、パス算出部12は、その候補論理パスを設定することによって変動する候補論理パスの経路上の各ネットワーク装置2の各転送クラスの転送遅延時間等の変動値を推定し、既設論理パスデータベースを参照して、推定した変動値が提供転送遅延時間164に加わっても各既設論理パスの要求転送遅延時間163を満たすかを判定する。パス算出部12は、各転送クラスのトラヒック量と転送遅延時間の関係を統計的に学習し、統計的に学習した各クラスのトラヒック量と転送遅延時間の関係に基づいて変動値を推定してもよいし、各転送クラスのトラヒック量から各転送クラスの転送遅延時間を算出する計算式を作成し、その計算式を用いて変動値を推定してもよい。
パス算出部12は、(S102)で、候補論理パスが要求転送遅延時間を満たしており、かつ、候補論理パスを設定したとしても候補論理パスの経路上に設定されている既設論理パスが要求遅延時間を満たしていると判定した際に、(S110)の処理を行う。候補論理パスが要求転送遅延時間を満たしていない場合には、(S103)の処理を行う。候補論理パスが要求転送遅延時間を満たしていない場合、あるいは、候補論理パスが要求転送遅延時間を満たしているが、候補論理パスを設定した際には候補論理パスの経路上に設定されている既設論理パスが、その論理パスの要求遅延時間を満たせなくなる場合には、候補論理パスの再計算を行う。この再計算は、例えばダイクストラアルゴリズムにおけるコストの値を変更することにより経路を変更してもよいし、既設論理パスの要求遅延時間に影響を与えない、低優先な転送クラスを使うようにして候補論理パスの計算を行う。
図9の例においては、候補論理パスの各ネットワーク装置2の転送クラスは低優先である。現状のネットワーク装置1、ネットワーク装置2、及び、ネットワーク装置2の低優先転送クラスのトラヒック量350Mbpsに要求帯域の50Mbpsを加えたトラヒック量400Mbpsを低優先転送クラスで送信する際の転送遅延時間は各ネットワーク装置で15msとなるため、パス算出部12はS102において、End-to-Endの転送遅延時間は15ms+15ms+15ms=45msとなり、要求転送遅延時間の30msを満たすことができないと判断し、S103の処理に進む。
パス算出部12は、ネットワーク状態データベース13をコピーし、図14の上図のように暫定ネットワーク状態データベースを作成しハードディスクに格納する。そして、候補論理パスが経由するネットワーク装置2について、既設論理パスデータベース16を参照し、候補論理パスが経由するネットワーク装置2を識別するネットワーク装置1211、候補論理パスが経由するネットワーク装置2を経由する既設論理パス1211と、その既設論理パスの該ネットワーク装置における転送クラス1213、要求転送遅延時間1214、提供転送遅延時間1215、トラヒック量1216を抽出したターゲットネットワーク装置判定表を図11に示すように作成する。候補論理パスが経由する各ネットワーク装置2のターゲットネットワーク装置判定表から、ターゲットネットワーク装置を特定する(S103)。
パス算出部12は、例えば、ターゲットネットワーク装置判定表の各ネットワーク装置2の要求転送遅延時間と提供転送遅延時間との差に基づいてターゲットネットワーク装置を決定してもよいし、ターゲットネットワーク装置判定表のトラヒック量の多寡に基づいてターゲットネットワーク装置を決定してもよい。あるいは、パス算出部12は、複数のパラメータを考慮してターゲットネットワーク装置を判定してもよい。要求転送遅延時間と提供転送遅延時間との差が大きいネットワーク装置2は、後述の転送クラス変更を許容できる可能性が高いため、候補論理パスの転送遅延時間を改善させられる可能性が高い。また、トラヒック量が多いネットワーク装置2は、転送クラスの変更による候補論理パスの転送遅延時間を大きく改善することができる可能性が高い。トラヒック量が少ないネットワーク装置は、候補論理パスの転送クラス変更により転送遅延時間が変化する論理パスの数が少ない。これらの特徴を踏まえ、パス算出部12は、ネットワーク管理者から設定されるポリシーに基づき、ターゲットネットワーク装置を判定する手法を決定する。
S103において、図9の例で、ネットワーク装置2−1とネットワーク装置2−2の二つからターゲットネットワーク装置を判定する手段について説明する。パス算出部12は、ネットワーク管理者から設定されるポリシーに従い、ネットワーク装置2−1をターゲットネットワーク装置に決定する。ここでは、例えばネットワーク装置2−1を経由する論理パスの提供転送遅延時間と要求転送遅延時間の差がネットワーク装置2−2よりも大きいことから、ネットワーク装置2−1において転送クラスを変更することが許容される可能性が高いと判定することにより、ネットワーク装置2−1がターゲットネットワーク装置として決定される。
パス算出部12は、暫定ネットワーク状態データベースを参照しながら、ターゲットネットワーク装置を経由する各既設論理パスについて、該ターゲットネットワーク装置における転送クラスを変更した際の該既設論理パスの転送遅延時間品質の損失(以下、「既設論理パス損失」と記載する)と、該既設パスの元の転送クラスに候補論理パスを収容した際の転送遅延時間の利得(以下、「候補論理パス利得」と記載する)を算出する(S104)。パス算出部12は、各転送クラスのトラヒック量と転送遅延時間の関係を統計定期に学習し、学習した各転送クラスのトラヒック量と転送遅延時間の関係を用いて候補パス利得を算出してもよいし、各転送クラスのトラヒック量から各転送クラスの転送遅延時間を算出する計算式を用いて候補論理パス利得を算出してもよい。パス算出部12は、図12に示すクラス変更許容判定表を生成し、ハードディスクに格納する。
図9の例において、S104では、後述する図12に格納された既設論理パス損失1224及び候補論理パス利得1223を算出する。
パス算出部12は、クラス変更許容判定表を用いて、(S104)で算出した既設論理パス損失が、既設論理パスデータベース16の要求転送遅延時間163と提供転送遅延時間164を考慮して、許容可能であるかを判定する(S105)。
図12は、(S105)で行われる許容可能判定の際に用いるクラス変更許容判定表の一例を表す図である。クラス変更許容判定は、既設論理パスを識別する論理パス1221、変更前後の転送クラスを示す変更転送クラス1222、候補論理パス利得1223、既設論理パス利得1224、論理パス1221に変更転送クラス1222の変更を行っても、既設論理パスの提供転送遅延時間が要求転送遅延時間を満たすかを示す許容可能性1225を保持する。パス算出部12は、既設論理パス損失1224が、既設論理パスデータベース16の要求転送遅延時間163と提供転送遅延時間164との差よりも小さければ、許容可能性1225は「許容可能」と判定し、判定結果を「可」クラス変更許容判定表の許容可能性1225に格納する。パス算出部12は、既設論理パス損失1224が、既設論理パスデータベース16の要求転送遅延時間163と提供転送遅延時間164との差以上であれば、許容不可能と判定し、判定結果「不可」をクラス変更許容判定表の許容可能性1225に格納する。
図9の例では、S105において、パス算出部12は、図12に示すように論理パス1、論理パス2、及び転送クラスを高優先から中優先に変更する場合の論理パス3が「許容可能」と判定し、クラス変更許容判定表の許容可能性1225に「許容可能」を示す情報を格納する。
パス算出部12は、クラス変更許容判定表に許容可能性1225が「許容可能」である項があるかを判定する(S106)。
パス算出部12は、(S106)で許容可能な項があれば、それらの項から、候補論理パス利得を考慮して、転送クラスを変更する論理パスを暫定的に決定し(以下「暫定論理パス」と言う)、暫定的な設定として決定された論理パスを識別する暫定論理パス識別子1503と変更前後の変更転送クラス1504の組みを暫定設定1501として図13に示す暫定設定利得表に保持し、図13に示す暫定設定利得表の暫定利得1502に候補パス利得を加算する。(S107)。暫定利得1502とは、暫定設定1501の通り暫定論理パスの転送クラスを変更した時の候補パス利得である。候補論理パスに対して複数の暫定設定の項がある場合は、候補パス利得の和が暫定利得となる。
パス算出部12は、(S106)で許容可能な項が複数ある場合、たとえば候補パス利得が最大なものを選択してもよいし、候補パスの転送遅延時間と要求転送遅延時間との差を満たす候補パス利得の中で最小な項を選択してもよいし、変更される転送クラスの優先度が相対的に低いものを選択してもよい。
図12の例では、S106において、パス算出部12は、変更される転送クラスの優先度が相対的に低い、論理パス1を選択する。図12のクラス変更許容判定表において、論理パス1に対して保持される変更転送クラスは「中→低」、候補パス利得は12msであるため、図13の暫定利得表に示すように、暫定設定の暫定論理パスに「1」、変更転送クラスに「中→低」、暫定利得に12msを格納する。
パス算出部12は、暫定利得による候補論理パスの遅延品質改善によって要求転送遅延時間を満たすことができるかどうかを判定する(S108)。
図9の例では、S108において、S102において算出した、候補パスの転送遅延時間は45ms、暫定利得は12msであるため、暫定設定を実行することにより、候補論理パスの転送遅延時間は33msに改善されるが、要求転送遅延時間30msは満たさないため、パス算出部12は、暫定利得による候補パスの転送遅延時間改善によって要求転送遅延時間が満たせないと判断する。
パス算出部12は、S108の判定結果が是であれば、候補論理パスの入力ラベル及び出力ラベルを決定し、暫定設定を反映させた候補論理パスの設定情報(すなわち、新規論理パスの設定情報)(決定した入力ラベル及び出力ラベル、暫定設定を反映させた転送クラス、ネットワーク装置識別子などを含む)、転送クラス及び既設論理パスの変更設定情報(ネットワーク装置識別子、転送クラス、及び、該ネットワーク装置における該既設論理パスの入力ラベル)をパス設定部14に送信する(S110)。パス設定部14は、パス算出部12に指示された、新規論理パスの設定情報、及び既設論理パスの設定変更情報をインタフェース部20を介して各ネットワーク装置2に送信する。設定情報を受信した各ネットワーク装置2は、受信した設定情報に基づいて内部設定を更新する。
パス算出部12は、(S108)で、暫定利得による候補論理パスの転送遅延時間改善によって転送要求遅延が満たせなかった場合に、暫定設定をネットワーク装置2に設定した場合のネットワーク状態を暫定ネットワーク状態データベースに反映させる。そして、(S104)に戻る。
図14は、暫定ネットワーク状態データベースの更新の一例を表す図である。図14の上図が更新前、下図が更新後の情報である。図9の例では、S101で算出された候補論理パスがターゲットネットワーク装置2ー1において、低優先クラスの要求帯域50Mbpsであり、S107で決定された転送クラスを変更する暫定論理パス1は、中優先クラスのトラヒック量100Mbpsのフローを収容している。パス算出部12は、暫定論理パス1を中優先転送クラスから低優先転送クラスに変更し、候補論理パスを低優先クラスから中優先クラスに変更した際の、各ポート1604に対応する転送クラスごとの転送遅延時間及びトラヒック量を更新する。図14では、パス算出部12は、ネットワーク装置2−2に接続されるポートに対応する転送クラス「中」の転送遅延時間とトラヒック量、及び、ネットワーク装置2−2に接続されるポートに対応する転送クラス「低」の転送遅延時間とトラヒック量を更新する。
図9の例においては、S109において図14のように暫定ネットワーク状態データベースを更新し、S104に戻る。パス算出部12は、S106において、転送クラス変更が許容可能な既設論理パスは存在しないと判断し、S111、S112の処理を実行し、S103において、ターゲットネットワーク装置としてネットワーク装置2−2を選択する。S104からS107の処理を実行し、S107において、転送クラスを「中→低」に変更する既設論理パス2を暫定論理パスとして選択し、暫定利得12msにS104で算出した暫定論理パス2についての候補論理パス利得を加算する。S108において、パス計算部は、新たな暫定利得は要求遅延時間を満たすと判断し、S110において、暫定論理パス1及び暫定論理パス2の暫定設定を反映し、新規論理パスの論理パス6を設定するよう、パス設定部に設定情報を送信する。
パス算出部は、(S106)で、転送クラス変更を許容可能な項が一つもなければ、ターゲットネットワーク装置の変更を行う。候補論理パスが経由するネットワーク装置2の内、それまでにターゲットネットワーク装置として選択されていないネットワーク装置2があれば(S111)、ターゲットネットワーク装置判定表を参照し、新たなターゲットネットワーク装置を選択(S112)し、(S103)に戻る。
パス算出部は、候補論理パスが経由するネットワーク装置2の内、全てのネットワーク装置2がターゲットネットワーク装置として判定されていれば、保持した暫定利得、暫定設定を破棄し、新たな候補論理パスを構築する(S113)。新たな候補論理パスの選択は、たとえば候補論理パス利得が得られないネットワーク装置を回避するように、ダイクストラアルゴリズムのパラメータを設定して決定することなどが考えられる。
以上により、図10に示すように、既設論理パスであるパス1のネットワーク装置2−1における転送クラスを「中→低」、既設論理パス2のネットワーク装置2−2における転送クラスを「中→低」とし、S102で算出した候補論理パスを、ネットワーク装置2−1、2−2、2−3、2−4の全てで低優先であっところ、ネットワーク装置2−1及びネットワーク装置2において転送クラスを「低→中」とした論理パスを新規論理パスの論理パス6として設定することで、既設論理パスである論理パス1及び論理パス2の要求遅延時間を満たしつつも、新規論理パスである論理パス6をユーザ要求を満たす通信品質で開通することが出来る。 以上説明した管理システム及びネットワーク装置により、通信リソースの利用効率を向上させ、より多くのフローを収容することが可能になる。また、通信リソースの利用効率を向上させることで、フローの遅延品質を改善することができる(特に、ベストエフォート型サービスなど)。
<第二の実施例>
次に第二の実施例について説明する。第二の実施例では、ユーザの要求を受け付ける際に、要求転送遅延時間の下限値を入力として受け付ける。ネットワーク管理システム1は、各論理パスの状態を監視し、いずれかの論理パスの品質が前記下限値より悪くなった場合に、その論理パスの再構築を行う。本実施例は、ベストエフォート型のサービスは、トラヒック量の変動などにより通信品質が変動しやすいため、その変動に因る品質劣化を解消する手段として好適である。
次に第二の実施例について説明する。第二の実施例では、ユーザの要求を受け付ける際に、要求転送遅延時間の下限値を入力として受け付ける。ネットワーク管理システム1は、各論理パスの状態を監視し、いずれかの論理パスの品質が前記下限値より悪くなった場合に、その論理パスの再構築を行う。本実施例は、ベストエフォート型のサービスは、トラヒック量の変動などにより通信品質が変動しやすいため、その変動に因る品質劣化を解消する手段として好適である。
以下、図を用いて本実施例を説明する。
図15は、本実施例における全体構成を表す図である。
ネットワーク管理システム1は、第一の実施例で説明したネットワーク管理システム1に加え、既設パス品質監視部22を備える。
既設論理パス品質監視部22は、既設論理パスデータベース16を監視し、既設論理パス4の品質を常に確認する。
図16は、本実施例におけるユーザ要求の具体例を表す図である。ユーザが要求する論理パスの端点のネットワーク装置の識別子111及び112と要求帯域113などのほか、ユーザ要求の転送遅延時間の下限値であるトリガ転送遅延時間115を含む。
図17は本実施例における既設論理パスデータ13の具体例を表す図である。本実施例では、フロー毎にユーザが要求する遅延品質の下限値であるトリガ遅延品質166が記録されている。ここでは、トリガ遅延品質の一例として「トリガ転送遅延時間」を用いて説明するが、トリガ遅延品質は、トリガ転送遅延時間に限定されず、トリガとなる転送ゆらぎの値なども含む。
既設論理パス品質監視部17は、フロー毎に、ネットワーク状態監視部15によって更新されるネットワーク状態データベース16の提供転送遅延時間164とトリガ転送遅延時間166とを比較し、いずれかのフローが条件を満たした際にパス算出部12に対し、該フローに対応する既設論理パスの再計算を要求する。
条件は、提供転送遅延時間164がトリガ転送遅延時間166より悪くなったときよいし、提供転送遅延時間164がトリガ転送遅延時間166を一定時間下回ったとき、でもよい。論理パスの再計算回数を抑えるためには、瞬間的な転送遅延時間の劣化によって再計算を逐次行うより、持続的に転送遅延時間が劣化する際に行うことが望ましい。
既設論理パス品質監視部17がパス算出部に通知する既設論理パスの再計算要求は、図16で示したユーザ要求のうちトリガ転送遅延時間を既設論理パス品質監視部17で決定する要求転送遅延時間に置き換えた要求である。
該既設論理パスの再計算において要求する要求転送遅延時間は、トリガ転送遅延時間166であってもよいし、トリガ転送遅延時間166よりも良い値にしてもよい。トリガ転送遅延時間166と同値に設定すると、トラヒックの変動によって、論理パスの再構築後においても即座に転送遅延時間が再度トリガ転送遅延時間166を下回るので、トリガ転送遅延時間より一定値の改善を要求してもよい。
以下、パス算出部12は、既設論理パス品質監視部17から既設論理パスの再計算を要求を受信すると、第一の実施例した要求受付部11からのユーザ要求を、図16で示したユーザ要求のうちトリガ転送遅延時間を既設論理パス品質監視部17で決定する要求転送遅延時間に置き換えて、第1の実施例と同様の処理を行い、再計算の対象となる既設論理パスが収容するフローの新たな候補論理パスを算出し、実施例1の処理と同様にして算出した候補論理パスを当該フローを収容する新たな論理パスとして設定する設定情報、当該フローに割り当てられていた既設論理パスを削除する設定情報、及び、S103〜S108の処理を行った場合は他の既設論理パスの設定変更情報をパス設定部に送信する。
パス設定部は、第1の実施例と同様にネットワーク装置2に各設定情報を送信する。設定情報を受信した各ネットワーク装置2は、内部設定1612を書き換える。
以上により、第2の実施例において、トラヒック量などが変動し、転送遅延時間や遅延時間のゆらぎ等が変化しやすい状況においても、ユーザの要求を常時満たすことが可能になる。
1 ネットワーク管理システム
2 ネットワーク装置
11 要求受付部
12 パス算出部
13 ネットワーク状態データベース
15 ネットワーク状態監視部
16 既設論理パスデータベース
2 ネットワーク装置
11 要求受付部
12 パス算出部
13 ネットワーク状態データベース
15 ネットワーク状態監視部
16 既設論理パスデータベース
Claims (13)
- フロー毎に設定された既設論理パスによってフローを転送する複数のネットワーク装置に接続される管理システムであって、
各フローの要求遅延品質、各ネットワーク装置の各転送クラスの遅延品質、及び、各フロー毎に割り当てられた既設論理パスの情報に基づいて、複数の既設論理パスのうちの第1の既設論理パス上の複数のネットワーク装置のうち第1のネットワーク装置における転送クラスの変更を決定するパス算出部と、
前記パス算出部で決定した転送クラスの変更情報を前記第1のネットワーク装置に設定するパス設定部と、を備える管理システム。 - 請求項1に記載の管理システムであって、
要求遅延品質を含む新規論理パス要求を受け付ける要求受付部と、
前記各ネットワーク装置がポート毎に備える出力バッファ制御部の転送クラス毎の遅延品質を保持するネットワーク状態データベースと、
各フロー毎に割り当てられた既設論理パス上の各ネットワーク装置の当該既設論路パスが経由する出力バッファの転送クラスの情報を保持する既設論理パスデータベースと、を備え
前記パス算出部は、
前記ネットワーク状態データベースを参照して、候補論理パスを算出し、前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たすかを判断し、
前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たさない場合、前記既設論理パスデータベース及び前記ネットワーク状態データベースを参照して、前記複数の既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する第1の既設論理パス及び前記第1の既設論理パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定し、
前記決定した第1のネットワーク装置における前記候補論理パスの転送クラスを、前記第1の既設論理パスの変更前の転送クラスとした新規論理パスの設定情報である第1の設定情報と、前記第1の既設論理パスの前記第1のネットワーク装置における転送クラスを変更する第2の設定情報をパス設定部に送信し、
前記パス設定部は、前記第1の設定情報を前記新規論理パス上のネットワーク装置に送信し、前記第2の設定情報を前記第1のネットワーク装置に送信することを特徴とする管理システム。 - 請求項2に記載の管理システムであって、
ユーザ端末からの要求遅延品質を含む新規論理パス要求を受け付ける要求受付部を備え、
前記パス算出部は、
前記ネットワーク状態データベースを参照して、候補論理パスを算出し、前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たし、かつ、前記候補論理パスを前記ネットワーク装置に設定した場合に各既設論理パスがそれぞれ要求遅延品質を満たすかを判断し、
いずれかを満たさない場合、
前記既設論理パスデータベース及び前記ネットワーク状態データベースを参照して、前記複数の既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する第1の既設論理パス及び前記第1の既設論理パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定し、
前記決定した第1のネットワーク装置における前記候補論理パスの転送クラスを、前記第1の既設論理パスの変更前の転送クラスとした新規論理パスの設定情報である第1の設定情報と、前記第1の既設論理パスの前記第1のネットワーク装置における転送クラスを変更する第2の設定情報をパス設定部に送信し、
前記パス設定部は、前記第1の設定情報を前記新規論理パス上のネットワーク装置に送信し、前記第2の設定情報を前記第1のネットワーク装置に送信することを特徴とする管理システム。 - 請求項2に記載の管理システムであって、
前記既設論理パスデータベースは、フロー毎に割り当てられた既設論理パス識別子、要求転送遅延時間、割り当てられた既設論理パスで提供される提供転送遅延時間を保持し、
前記パス算出部は、
前記候補論理パス上の前記第1のネットワーク装置における各既設論理パスの転送クラスを変更した場合の、各既設論理パスの転送遅延時間の損失である既設論理パス損失、及び、前記候補論理パスの候補論理パス利得を算出し、
前記既設論理パスデータベースの情報、前記既設論理パス損失、及び、前記候補論理パス利得に基づいて、前記既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する前記第1の既設論理パス及び前記第1の既設論理パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定することを特徴とする管理システム。 - 請求項1に記載の管理システムであって、
前記転送クラスの変更は、前記既設論理パスの転送クラスを下げる変更であることを特徴とする管理システム。 - 請求項4に記載の管理システムであって、
候補論理パス上のあるネットワーク装置を経由する既設パスの転送クラス変更によって要求された転送遅延時間を満たす候補論理パスが構築できない際には、候補論理パス上の別のネットワーク装置を選択して転送クラス変更の処理を実行することを特徴とする管理システム 。 - 請求項6に記載の管理システムであって、
前記パス算出部は、
各既設論理パスについて、前記既設論理パス損失が、前記既設論理パスデータベースで保持する前記要求転送遅延時間と前記提供転送遅延時間との差以上であれば、前記第1のネットワーク装置における前記既設論理パスの転送クラス変更は不可と判定し、他のネットワーク装置における転送クラスを変更することを特徴とする管理システム。 - 請求項7に記載の管理システムであって、
前記候補論理パス上の全ての他のネットワーク装置において、各既設論理パスについて、前記既設論理パス損失が、前記既設論理パスデータベースで保持する前記要求転送遅延時間と前記提供転送遅延時間との差以上である場合、前記候補論理パスと経路が異なる新たな候補論理パスを算出することを特徴とする管理システム。 - 請求項1に記載の管理システムであって、
前記各ネットワーク装置がポート毎に備える出力バッファ制御部の転送クラス毎の遅延品質を保持するネットワーク状態データベースと、
各フロー毎に割り当てられた既設論理パス上の各ネットワーク装置の当該既設論路パスが経由する出力バッファの転送クラスの情報を保持する既設論理パスデータベースと、を備え
前記既設論理パスデータベースは、各フロー毎にトリガ遅延品質を保持し、
前記既設論理パスの提供遅延品質が前記トリガ遅延品質を下回ったとき、前記パス算出部に要求遅延品質を含む論理パス再計算要求を送信する既設論理パス品質監視部を備え、
前記パス算出部は、前記論理パス再計算要求を受信すると、
前記ネットワーク状態データベースを参照して、候補論理パスを算出し、前記候補論理パスが前記論理パス再計算要求に含まれる前記要求遅延品質を満たすかを判断し、
前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たさない場合、前記既設論理パスデータベース及び前記ネットワーク状態データベースを参照して、前記既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する既設論理パス及び当該既設パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定し、
前記決定した第1のネットワーク装置における前記候補パスの転送クラスを、当該既設論理パスの変更前の転送クラスとした新規論理パスの設定情報である第1の設定情報と、当該既設論理パスの前記第1のネットワーク装置における転送クラスを変更する第2の設定情報と、前記提供遅延品質が前記トリガ遅延品質を下回ったと判断された既設論理パスを削除する第3の設定情報を前記パス設定部に送信し、
前記パス設定部は、前記第1、第2、及び第3の設定情報を各ネットワーク装置に送信することを特徴とする管理システム。 - フロー毎に設定された既設論理パスによってフローを転送する複数のネットワーク装置と、前記複数のネットワーク装置に接続される管理システムを含むネットワークシステムであって、
前記管理システムは、
各フローの要求遅延品質、各ネットワーク装置の各転送クラスの遅延品質、及び、各フロー毎に割り当てられた既設論理パスの情報に基づいて、複数の既設論理パスのうちの第1の既設論理パス上の複数のネットワーク装置のうち第1のネットワーク装置における転送クラスの変更を決定するパス算出部と、
前記パス算出部で決定した転送クラスの変更情報を前記第1のネットワーク装置に設定するパス設定部と、を備え、
前記第1のネットワーク装置は、
前記管理システムから受信する前記転送クラスの変更情報に従って、前記第1の既設論理パスの変更クラスを変更することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項10に記載のネットワークシステムであって、
前記ネットワーク装置は、
複数の転送クラスの転送キューを有する出力バッファ制御部を前記ポート毎に備え、
前記管理システムは、
要求遅延品質を含む新規論理パス要求を受け付ける要求受付部と、
前記各ネットワーク装置の出力バッファ毎に各転送クラスの遅延品質を保持するネットワーク状態データベースと、
各フロー毎に割り当てられた既設論理パス上の各ネットワーク装置の当該既設論路パスが経由する出力バッファの転送クラスの情報を保持する既設論理パスデータベースと、を備え、
前記パス算出部は、
前記ネットワーク状態データベースを参照して、候補論理パスを算出し、前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たすかを判断し、
前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たさない場合、前記既設論理パスデータベース及び前記ネットワーク状態データベースを参照して、前記複数の既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する第1の既設論理パス及び前記第1の既設論理パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定し、
前記決定した第1のネットワーク装置における前記候補論理パスの転送クラスを、前記第1の既設論理パスの変更前の転送クラスとした新規論理パスの設定情報である第1の設定情報と、前記第1の既設論理パスの前記第1のネットワーク装置における転送クラスを変更する第2の設定情報をパス設定部に送信し、
前記パス設定部は、前記第1の設定情報を前記新規論理パス上のネットワーク装置に送信し、前記第2の設定情報を前記第1のネットワーク装置に送信し、
前記新規論理パス上のネットワーク装置は、前記第1の設定情報を用いて、新規論理パスを設定し、
前記第1のネットワーク装置は、前記第2の設定情報に基づいて、前記第1の既設論理パスの転送クラスを変更することを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項10に記載のネットワークシステムであって、
前記管理システムは、
前記各ネットワーク装置がポート毎に備える出力バッファ制御部の転送クラス毎の遅延品質を保持するネットワーク状態データベースと、
各フロー毎に割り当てられた既設論理パス上の各ネットワーク装置の当該既設論路パスが経由する出力バッファの転送クラスの情報を保持する既設論理パスデータベースと、を備え
前記既設論理パスデータベースは、各フロー毎にトリガ遅延品質を保持し、
前記既設論理パスの提供遅延品質が前記トリガ遅延品質を下回ったとき、前記パス算出部に要求遅延品質を含む論理パス再計算要求を送信する既設論理パス品質監視部を備え、
前記パス算出部は、前記論理パス再計算要求を受信すると、
前記ネットワーク状態データベースを参照して、候補論理パスを算出し、前記候補論理パスが前記論理パス再計算要求に含まれる前記要求遅延品質を満たすかを判断し、
前記候補論理パスが前記要求遅延品質を満たさない場合、前記既設論理パスデータベース及び前記ネットワーク状態データベースを参照して、前記既設論理パスのうち、前記転送クラスを変更する既設論理パス及び当該既設パスの経路上の前記第1のネットワーク装置における変更転送クラスを決定し、
前記決定した第1のネットワーク装置における前記候補パスの転送クラスを、当該既設論理パスの変更前の転送クラスとした候補論理パスの第1の設定情報と、当該既設論理パスの前記第1のネットワーク装置における転送クラスを変更する第2の設定情報と、前記提供遅延品質が前記トリガ遅延品質を下回ったと判断された既設論理パスを削除する第3の設定情報を前記パス設定部に送信し、
前記パス設定部は、前記第1、第2、及び第3の設定情報を各ネットワーク装置に送信し
前記各ネットワーク装置は、前記第1、第2、及び第3の設定情報に従って、前記新規論理パスの設定、既設論理パスに転送クラスの変更、及び、前記既設パスの削除をすることを特徴とするネットワークシステム。 - フロー毎に設定された既設論理パスによってフローを転送する複数のネットワーク装置と、前記複数のネットワーク装置に接続される管理システムを含むネットワークシステムにおけるネットワーク管理方法であって、
前記管理システムは、
各フローの要求遅延品質、各ネットワーク装置の各転送クラスの遅延品質、及び、各フロー毎に割り当てられた既設論理パスの情報に基づいて、複数の既設論理パスのうちの第1の既設論理パス上の複数のネットワーク装置のうち第1のネットワーク装置における転送クラスの変更を決定するパス算出部と、
前記パス算出部で決定した転送クラスの変更情報を前記第1のネットワーク装置に設定するパス設定部と、を備え、
前記第1のネットワーク装置は、
前記管理システムから受信する前記転送クラスの変更情報に従って、前記第1の既設論理パスの変更クラスを変更することを特徴とするネットワーク管理方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019041221A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 日本電信電話株式会社 | ネットワーク設計装置、ネットワーク設計方法およびネットワーク設計処理プログラム |
JP2019140473A (ja) * | 2018-02-08 | 2019-08-22 | 日本電信電話株式会社 | 制御装置及び経路制御方法 |
WO2022259475A1 (ja) * | 2021-06-10 | 2022-12-15 | 日本電信電話株式会社 | パス制御装置、パス制御方法、及び、パス制御プログラム |
-
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