JP2016195630A - 画像付板状装飾品 - Google Patents
画像付板状装飾品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016195630A JP2016195630A JP2015075799A JP2015075799A JP2016195630A JP 2016195630 A JP2016195630 A JP 2016195630A JP 2015075799 A JP2015075799 A JP 2015075799A JP 2015075799 A JP2015075799 A JP 2015075799A JP 2016195630 A JP2016195630 A JP 2016195630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- plate
- transparent
- print layer
- printed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
Abstract
Description
また、一般的に知られている鏡は、透明なガラス板等から成る透明板の裏面に、銀などの金属皮膜を形成して構成されている。
さらに、このような鏡の縁部近くにおける表面に、シルクスクリーン印刷により図柄が印刷された図形付の鏡も提案されている(特許文献1参照)。
本発明者は、鏡の表面に図柄を印刷する技術にヒントを得て、絵画・写真などの画像を鏡に印刷することにより意匠性に優れた装飾品ができるのではと考えた。
また、本発明者は、鏡として、透明板の裏面に金属皮膜を蒸着などによって形成した鏡ではなく、金属板から成る反射板を透明板に張り合わせて構成される鏡があり、このような鏡において、反射板を張り合わせる前に透明板の裏面の縁部近くに図柄を印刷しておいて、印刷後に透明板と反射板とを接着剤により貼り合わせた図柄付の鏡が提案されていることも知った(特許文献2参照)。
このように、透明板の裏面に図柄を印刷した後に、反射板を接着剤により張り合わせて鏡を形成する場合には、印刷部分が外部に露出しないため図柄が消えたり、傷ついたりすることは無い。
しかしながら、特許文献2に開示されている図柄を有する鏡は、透明板と金属板とを貼り合わせるのが非常に困難であった。
前面側に配置される透明板と、
背面側に配置され反射部を有する鏡板とが個別に形成され、
前記透明板の裏面又は前記鏡板の表面にインクジェット印刷により画像が形成され、前記透明板と前記鏡板との間に画像が位置するように前記透明板と前記鏡板とを積層して縁部において固着して構成されていることを特徴とする。
このように、鏡板の表面に前記反射部を形成することにより、市販されている鏡板のようにガラス板の裏面側に反射部が形成される場合に比べて、ガラス板で形成される透明層が無い分だけ画像から反射部までの距離がほぼ無くなった状態になる。即ち、前記透明板の裏面に画像を印刷する場合には前記透明板と前記鏡板とを積層した時に鏡板の反射部に直接印刷したのと同じ状態にでき、また、前記鏡板の表面に画像を印刷する場合には、反射部に直接画像を印刷することができる。その結果、鏡板と透明板とを積層した状態の時に、鏡板の反射部に印刷されている画像と、反射部に映し出される画像とが鏡板を構成するガラス板の厚みによって二重に重なって見えることが無くなり、印刷された画像が鮮明になる。
本発明の画像付板状装飾品は、色彩画像となる前記不透明樹脂印刷層と、クリアな前記透明樹脂印刷層とを印刷して画像を形成しているので、透明樹脂印刷層により不透明樹脂印刷層で形成される画像はもちろんのこと透明板の全面に光沢感を与えることが可能となる。
特に、前記透明樹脂印刷層と前記不透明樹脂印刷層とが積層されている部分は、前記不透明樹脂印刷層の色彩画像が、その上に形成されるクリアな前記透明樹脂印刷層により明るくなり、前記不透明樹脂印刷層のみの画像に比べて画像がより鮮明になる。具体的には、前記透明樹脂印刷層が光に反応して前記不透明樹脂印刷層で形成される画像部分が明るくなって、前記不透明樹脂印刷層の部分が強調される。
このように、前記透明樹脂印刷層は前記不透明樹脂印刷層で形成される画像の色調に合わせて透明樹脂インクの塗布量を変化させることにより、前記不透明樹脂印刷層で形成される画像が明るくなるだけでなく、浮き上がったように見せることができ、意匠性に優れた装飾品を提供できる。
このように画像に色抜き部分を形成することにより、この色抜き部分は鏡としての機能を発揮することができる。即ち、前記透明板に画像が無い色抜き部分を形成することにより、色抜き部分を介して鏡板の反射部に周りの風景や人物が映し出されるので、画像を楽しみながら、鏡としての機能も果たすことができる。
本実施形態に係る画像付板状装飾品1は、例えば、図1に示すようなウェディングの時の人物の画像2を鏡全体に印刷したものであり、画像付板状装飾品1の周囲を額縁6で固定している。
なお、鏡板4の透明部41は、ガラス板ではなく透明のプラスチック板、例えばアクリル板を用いることもできる。透明部41にプラスチック板を用いる場合には、プラスチック板の一方の面である表面(前面側)に金属皮膜を蒸着して形成したり、金属めっき加工を施したりして鏡板4を形成する。鏡板4の透明部41にプラスチック板を使用することにより画像付板状装飾品1の全体を軽量にすることができる。また、鏡板4として透明部41の裏面に金属皮膜を蒸着したものを用いることもできる。この場合には、透明部41が前面側となる。
まず、透明板3の裏面に印刷される画像のデータは、ビットマップデータやベクトルデータなどであって、所定の画像ソフトを用いてパーソナルコンピューター(PC)内に保存しておく。さらに、画像データを、PCによって印刷したい大きさに編集し、ベクトルデータで保存する。
さらに、透明板3に入射した光は、不透明な画像2がない箇所を通過して鏡板4の反射部42によって反射するので画像2の周囲が明るくなり、通常の絵画や写真を観る場合に比べて透明板3の全体が明るくなって意匠性のある画像付板状装飾品1が得られる。具体的には、鏡板4の反射部42によって、透明板3に入射した光が反射するので、反射光を観ながら画像2を観ることになり、通常の絵画や写真を観る場合に比べて明るくなる。
また、画像2が印刷されていない色抜き部分25に対応する反射部42には風景や人物が映るので、画像を楽しみながら鏡としての機能も果たすことができる。
2 画像
3 透明板
4 鏡板
5 接着剤
6 額縁
21 透明樹脂印刷層
22 不透明樹脂印刷層
23 影部
24 輪郭線
25 色抜き部分
41 透明部
42 反射部
Claims (5)
- 前面側に配置される透明板と、
背面側に配置され反射部を有する鏡板とが個別に形成され、
前記透明板の裏面又は前記鏡板の表面にインクジェット印刷により画像が形成され、前記透明板と前記鏡板との間に画像が位置するように前記透明板と前記鏡板とを積層して縁部において固着して構成されていることを特徴とする画像付板状装飾品。 - 請求項1に記載の画像付板状装飾品において、
前記鏡板は、前面側となる表面に前記反射部を有している画像付板状装飾品。 - 請求項1又は請求項2に記載の画像付板状装飾品において、
前記画像は、透明樹脂インクにより形成される透明樹脂印刷層と不透明樹脂インクにより形成される不透明樹脂印刷層とを有するように形成されると共に、
前記透明樹脂印刷層と前記不透明樹脂印刷層とが、前記透明樹脂印刷層が前面側となるように積層される部分を有する画像付板状装飾品。 - 請求項3に記載の画像付板状装飾品において、
前記透明樹脂印刷層は、前記不透明樹脂印刷層と積層して形成される部分が、前記不透明樹脂印刷層で形成される画像の色調に合わせて透明樹脂インクの塗布量を変化させて形成される画像付板状装飾品。 - 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の画像付板状装飾品において、
前記画像は、
印刷する画像の影部及び輪郭線を除いた輪郭線よりも内部の色つき部分の範囲内に色抜き部分が形成されるように印刷されて形成される画像付板状装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015075799A JP2016195630A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 画像付板状装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015075799A JP2016195630A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 画像付板状装飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016195630A true JP2016195630A (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=57357237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015075799A Pending JP2016195630A (ja) | 2015-04-02 | 2015-04-02 | 画像付板状装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016195630A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7533822B2 (ja) | 2020-04-06 | 2024-08-14 | 有限会社エムアンドジーキタデ | 装飾鏡の製造方法及び装飾鏡 |
JP7541958B2 (ja) | 2021-07-13 | 2024-08-29 | 有限会社ウマキタック工芸 | アクリル板 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50116692U (ja) * | 1974-03-02 | 1975-09-23 | ||
JPS521398U (ja) * | 1975-06-23 | 1977-01-07 | ||
JPS52165797U (ja) * | 1976-06-05 | 1977-12-15 | ||
JPS5352998U (ja) * | 1976-10-04 | 1978-05-06 | ||
JPS5444096U (ja) * | 1977-08-31 | 1979-03-26 | ||
JP2006272969A (ja) * | 2006-06-07 | 2006-10-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 樹脂容器 |
JP3144723U (ja) * | 2008-06-27 | 2008-09-11 | 豊 三上 | 図画鏡 |
-
2015
- 2015-04-02 JP JP2015075799A patent/JP2016195630A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50116692U (ja) * | 1974-03-02 | 1975-09-23 | ||
JPS521398U (ja) * | 1975-06-23 | 1977-01-07 | ||
JPS52165797U (ja) * | 1976-06-05 | 1977-12-15 | ||
JPS5352998U (ja) * | 1976-10-04 | 1978-05-06 | ||
JPS5444096U (ja) * | 1977-08-31 | 1979-03-26 | ||
JP2006272969A (ja) * | 2006-06-07 | 2006-10-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 樹脂容器 |
JP3144723U (ja) * | 2008-06-27 | 2008-09-11 | 豊 三上 | 図画鏡 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7533822B2 (ja) | 2020-04-06 | 2024-08-14 | 有限会社エムアンドジーキタデ | 装飾鏡の製造方法及び装飾鏡 |
JP7541958B2 (ja) | 2021-07-13 | 2024-08-29 | 有限会社ウマキタック工芸 | アクリル板 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI398832B (zh) | 多重反射面板 | |
TWI386298B (zh) | 加飾成型物及其製造方法 | |
JP2019084821A (ja) | 光透過性加飾フィルム、光透過性加飾フィルムを含む成形品及びその製造方法並びに照明表示装置 | |
CN110315899A (zh) | 光学装饰膜及具有其的外壳 | |
JP2016195630A (ja) | 画像付板状装飾品 | |
JP2021175995A (ja) | 表示用フィルム及び表示用フィルムを有する表示装置 | |
JP2017032894A (ja) | 覗き見防止シート | |
JP2005225135A (ja) | 立体表現印刷物および立体表現印刷法 | |
KR102102751B1 (ko) | 장식필름 | |
JP2019043138A (ja) | 加飾シート及び加飾シートを備えた加飾品 | |
JP5672115B2 (ja) | ディスプレイ用前面基板とその製造方法、およびディスプレイ用前面基板を用いたディスプレイ装置 | |
JP2021189391A (ja) | 画像表示体 | |
JP6409153B1 (ja) | 加飾シート、加飾シートを備えた加飾品、加飾シートの製造方法及び加飾シートを備えた加飾品の製造方法 | |
JP6945848B2 (ja) | 遊技機とその製造方法 | |
JP3640353B2 (ja) | ネームプレート | |
JPH09138647A (ja) | 鏡用表示ラベル | |
JP2001310351A (ja) | 反射防止成形品の製造方法 | |
JP2005349778A (ja) | 加飾方法および加飾部材 | |
JP2559030Y2 (ja) | ミラー | |
TW201226223A (en) | Object having 3D pattern motion effect | |
JP2007055163A (ja) | 印刷シート及び印刷シートの製造方法 | |
JP2010217879A (ja) | 情報表示パネルおよび情報表示機器 | |
JP2020001175A (ja) | カード | |
JP2006035494A (ja) | 装飾具 | |
TWI222411B (en) | Method for making stereoscopic shell sticker manufactured with combination of screen printing and laser hologram press-printing |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170328 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180522 |