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JP2016187078A - 通信端末特定装置、情報収集装置および方法 - Google Patents

通信端末特定装置、情報収集装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることを可能にする通信端末特定装置、情報収集装置および方法を提供する。【解決手段】第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信し、前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得し、前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、閉空間内の人物が通信を行っている通信端末を特定するための通信端末特定装置、情報収集装置および方法に関する。
ある人物の通信内容を解析したい場合、まずその人物が所持している通信端末からの通信呼を事前に特定する必要がある。
ある閉空間内の多くの通信呼の内容をパケットインスペクション等で解析し、通信内容から特定の人物の所持している通信端末を絞り込むことも可能だが、通信呼の解析処理には多くのコストがかかってしまう。
特許文献1には、通信する人物を特定する方法として、電話会議システムにおいて、接続している端末から受信した音声の声紋と既知の人物の声紋を照合して通信相手の人物を特定する方法が記載されている。
また、特許文献2には、ある人物の近くの通信端末を特定する方法として、人物とその人物の位置を検出し、検出した位置に近い通信端末にその人物向けの情報を出力する方法が記載されている。
特開2014-086796号公報 特開2003-296268号公報
しかし、特許文献1に記載の方法では、あらかじめ特定の人物の声紋を事前に把握しておく必要がある。そのため、声紋を把握していない人物の通信端末を特定することができない。また、音声通信ではなくデータ通信を行っている通信端末については使用者を特定することができない。
また、特許文献2に記載の方法では、各通信端末の位置や識別情報をあらかじめ把握しておく必要がある。そのため、通信端末の位置や識別情報があらかじめわかっていない場合には、人物の近くの通信端末を特定することができない。
本発明の目的は、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることを可能にする通信端末特定装置、情報収集装置および方法を提供することにある。
上述の問題を解決するために、本発明の通信端末特定装置は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する受信部と、前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する特定部と、前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する出力部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の情報収集装置は、閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得する顔情報取得部と、前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する送信部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の通信端末特定方法は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信し、前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得し、前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力することを特徴とする。
また、本発明の情報収集方法は、閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得し、前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信することを特徴とする。
本発明の通信端末特定装置、情報収集装置および方法により、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
本発明の第一および第二の実施形態の通信端末特定装置および情報収集装置の構成例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の情報収集装置の動作例を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。 本発明の第二の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の情報収集装置の構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の情報収集装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。 本発明の第三の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の情報収集装置の構成例を示す図である。 本発明の第四の実施形態の情報収集装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の情報収集装置の構成例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の情報収集装置の動作例を示す図である。 本発明の第五の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の通信端末特定装置の構成例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の情報収集装置の動作例を示す図である。 本発明の第六の実施形態の通信端末特定装置の動作例を示す図である。
[第一の実施形態]
まず、本発明の第一の実施形態について説明する。
図1に本実施形態の情報収集装置20および通信端末特定装置10の構成例を示す。
情報収集装置20は、顔情報取得部21、端末識別情報取得部22および送信部23により構成される。
顔情報取得部21は、閉空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する部分である。
端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する部分である。
送信部23は、端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報とを送信する部分である。
通信端末特定装置10は、受信部11、特定部12、情報記憶部13および出力部14により構成される。
受信部11は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する部分である。
特定部12は、顔情報と端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部13から、第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する部分である。
出力部14は、第二の端末識別情報が存在するとき、第一の顔情報あるいは/および第二の顔情報と第二の端末識別情報を出力する部分である。
このように情報収集装置20および通信端末特定装置10を構成することによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
次に、図2に本実施形態の情報収集装置20の動作の例を示す。
まず、顔情報取得部21は、閉空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する(ステップS101)。
次に、端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する(ステップS102)。
そして、送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報とを送信する(ステップS103)。
次に、図3に本実施形態の通信端末特定装置10の動作の例を示す。
まず、受信部11は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する(ステップS201)。
次に、特定部12は、顔情報と端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部13から、第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する(ステップS202)。
そして、出力部14は、第二の端末識別情報が存在するとき、第一の顔情報あるいは/および第二の顔情報と第二の端末識別情報を出力する(ステップS203)。
このように情報収集装置20および通信端末特定装置10を動作させることによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第一の実施形態では、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
[第二の実施形態]
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
本実施形態の情報収集装置20および通信端末特定装置10の構成例および動作例は図1から図3と同様である。
本実施形態では、第一の実施形態で説明した本実施形態の情報収集装置20および通信端末特定装置10の動作の例について、具体的に説明する。
情報収集装置20は、ある閉空間に対して一つ存在する。閉空間は、たとえば、コンビニエンスストアや銀行等の店舗内、ホテルのロビー、駅のプラットフォームといった、ある限られた範囲の空間である。この閉空間は、壁等で明示的に区切られている必要はなく、オープンなスペースであっても良い。通信端末特定装置10はすくなくとも一つの情報収集装置20からの情報を、ネットワーク等を介して受信する。
まず、閉空間Aに存在する情報収集装置20の顔情報取得部21は、情報収集装置20が監視する閉空間Aに人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報A−1を取得する(図2のステップS101)。
顔情報取得部21では、カメラ等の撮像装置を介して、閉空間を監視する。一つの閉空間内に、撮像装置は複数存在することが可能である。撮像装置が複数存在する場合、顔情報取得部21は複数の撮像装置の撮像情報から、監視対象の閉空間に人物が入ってきたことを検知する。
閉空間に人物が入ってきたことの検知には、どのような方法を使用しても良い。たとえば、撮像装置の撮像情報に対して、顔と推定される部分を抽出する方法、動いている部分を抽出して人物かどうか判断する方法などが考えられる。撮像装置で人物を検知するだけでなく、たとえば、人感センサーなどでの人物検知を組み合わせても良い。
また、取得する顔情報については、通信端末特定装置10で行う、他の顔情報と同一人物であるかを判断するために必要な情報を取得する。たとえば、1枚以上の静止画を取得する、静止画ではなく動画を取得する、などの方法が考えられる。また、取得した静止画や動画そのものを顔情報とする以外に、撮像情報から通信端末特定装置10で使用する特徴量を抽出し、その特徴量を顔情報としても良い。
次に、端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報A−1を取得したとき、閉空間Aを通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報A−2を取得する(ステップS102)。端末識別情報取得部22は、閉空間Aを通信範囲とする無線通信基地局から、当該無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を得る。閉空間内では複数の通信端末が通信を行っている可能性があるため、端末識別情報A−2には複数の端末識別情報が存在し得る。また、一つも端末識別情報を取得できない場合もあり得る。
無線通信基地局は、たとえば、携帯電話の基地局や、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント等、閉空間内で通信を行う通信端末の接続先である。
端末識別情報は、無線通信を行っている通信端末を一意に特定するための識別子である。たとえば、通信端末の固有識別子(例:IMEI(International Mobile Equipment Identity))、電話番号などが利用できる。
そして、送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報A−2を取得できたとき、顔情報A−1と端末識別情報A−2とを通信端末特定装置10へ送信する(ステップS103)。
通信端末特定装置10の受信部11は、情報収集装置20より、顔情報A−1と端末識別情報A−2を受信する(図3のステップS201)。
次に、特定部12は、受信した顔情報A−1と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、端末識別情報A−2に含まれる端末識別情報を、情報記憶部13から取得する(ステップS202)。情報記憶部13には、過去に受信した顔情報と端末識別情報の対応関係を記憶している。ステップS202では、たとえば、まず、顔情報A−1と同一人物と判断される顔情報が情報記憶部13にあるか調べる。このとき、情報記憶部13にはまだ顔情報が記憶されていないので、通信端末特定装置10は、顔情報A−1と端末識別情報A−2を情報記憶部13に記憶し、顔情報、端末識別情報の受信待ちに戻る。
あるいは、まず、端末識別情報A−2に含まれる端末識別情報が情報記憶部13にあるか調べる。このとき、情報記憶部13にはまだ端末識別情報が記憶されていないので、顔情報A−1と端末識別情報A−2を情報記憶部13に記憶し、顔情報、端末識別情報の受信待ちに戻る。
2つの顔情報が同一人物であるかどうかを判断する方法には、いかなる顔認識方法を使用しても構わない。たとえば、顔画像から特徴量を抽出し、特徴量の一致度を判断する方法などが考えられる。
また、閉空間Bに存在する情報収集装置20においても、閉空間Aと同様に、閉空間Bに入ってきた人物の顔情報B−1と、端末識別情報B−2を取得し、通信端末特定装置10に送信する。ここで、閉空間Aの人物と閉空間Bの人物は、別の人物であるとする。
そして、通信端末特定装置10の受信部は、顔情報B−1と端末識別情報B−2を受信する(ステップS201)。
次に、特定部12は、受信した顔情報B−1と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、端末識別情報B−2に含まれる端末識別情報を、情報記憶部13から取得する(ステップS202)。
たとえば、顔情報B−1と同一人物と判断される顔情報が情報記憶部13にあるか調べる。このとき、情報記憶部13には同一人物の顔情報が記憶されていないので、通信端末特定装置10は、顔情報B−1と端末識別情報B−2を情報記憶部13に記憶し、顔情報、端末識別情報の受信待ちに戻る。
あるいは、端末識別情報B−2に含まれる端末識別情報が情報記憶部13にあるか調べる。このとき、端末識別情報B−2に含まれる端末識別情報が情報記憶部13に記憶されていれば、その端末識別情報に対応する顔情報を取得し、顔情報B−1と同一人物と判断できるか確認する。顔情報B−1と同一人物の顔情報は情報記憶部13に記憶されていないため、顔情報B−1と端末識別情報B−2を情報記憶部13に記憶し、顔情報、端末識別情報の受信待ちに戻る。
このときの通信端末特定装置10の情報記憶部13に記憶された情報の例を図4の(b)に示す。顔情報と端末識別情報が対応付けて記憶されている。
この状態で、閉空間Aにいた人物が閉空間Cに移動したとする。このとき、閉空間Cに存在する情報収集装置20において、閉空間Cに入ってきた人物の顔情報C−1と、端末識別情報C−2を取得し、通信端末特定装置10に送信する。
そして、通信端末特定装置10の受信部は、顔情報C−1と端末識別情報C−2を受信する(ステップS201)。このときの情報の例を図4(a)に示す。
次に、特定部12は、受信した顔情報C−1と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、端末識別情報C−2に含まれる端末識別情報を、情報記憶部13から取得する(ステップS202)。たとえば、まず、顔情報C−1と同一人物と判断される顔情報が情報記憶部13にあるか調べる。情報記憶部13には図4(b)の情報が記憶されている。顔情報A−1は顔情報C−1と同一人物の顔情報のため、顔情報A−1が同一人物と判断される。
顔情報C−1と顔情報A−1が同一人物と判断されたため、特定部12は、情報記憶部13から、顔情報A−1に対応する端末識別情報A−2(ID1、ID2、ID3)を取得する。端末識別情報C−2(ID2、ID6、ID7)を比較すると、ID2がいずれにも存在するため、ID2を取得する。そして、顔情報C−1、端末識別情報C−2についても、情報記憶部13に記憶する。このときの情報記憶部13に記憶された情報の例を図4(c)に示す。
ここで、同一人物と判断される顔情報が情報記憶部13に複数記憶されていた場合には、複数の端末識別情報のいずれにも存在する端末識別情報を取得する。あるいは、所定の頻度以上出現している端末識別情報を取得し、出現頻度の順に並べ替えて出力するようにしても良い。所定の頻度以上出現している端末識別情報を取得し、情報記憶部13に記憶された日時が新しい順に並べ替えて出力することも考えられる。
あるいは、顔情報の判断の前に、端末識別情報の比較を行っても良い。まず、端末識別情報C−2に含まれる端末識別情報が情報記憶部13にあるか調べる。図4(b)では、ID2が端末識別情報A−2に含まれている。次に、端末識別情報A−2に対応する顔情報A−1が、顔情報C−1と同一人物がどうか判断する。顔情報A−1と顔情報C−1は同一人物のため、端末識別情報ID2を取得する。
そして、出力部14は、顔情報A−1あるいは/および顔情報C−1と、端末識別情報ID2を出力する(ステップS203)。このときの出力情報の例を図4(d)に示す。
このように情報収集装置20および通信端末特定装置10を動作させることによって、顔情報A−1あるいは顔情報C−1と通信端末の端末識別情報ID2を対応付けることが可能になる。これにより、閉空間内の顔情報A−1あるいは顔情報C−1の人物が通信を行っている通信端末の端末識別情報はID2であると推定することが可能になる。
そして、特定の人物の通信内容を解析する場合には、特定の人物と同一人物と判断される顔情報に対応する端末識別情報を出力結果から取得し、その端末識別情報を持つ通信端末の通信内容を解析することで、特定の人物の通信内容を解析することが可能になる。また、閉空間内の通信端末を特定することができるため、閉空間内にいる不特定の人物が所持する通信端末に対して、何らかの通知や通信遮断等を行うことも可能になる。たとえば、顔情報により性別や年齢層を判断して、その性別や年齢層に応じたメッセージを送信することも可能になる。
なお、上記では、ステップS101について、不特定多数の人物の顔情報を取得する方法について説明した。しかし、監視対象の人物の顔情報があらかじめ得られている場合には、監視対象の人物の顔情報と同一人物と判定できる人物についてのみ顔情報を取得することも可能である。
以上で説明したように、本発明の第二の実施形態でも、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
[第三の実施形態]
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。
本実施形態は、第一あるいは第二の実施形態の情報収集装置に対して、音声通信から音声を取得する構成を追加した構成である。
図5に情報収集装置30の構成例を示す。なお、通信端末特定装置10の構成例は図1と同様である。
情報収集装置30は、顔情報取得部21、端末識別情報取得部22、音声取得部34および送信部23により構成される。顔情報取得部21、端末識別情報取得部22については第一、第二の実施形態と同様である。
音声取得部34は、端末識別情報取得部22で取得した端末識別情報の通信端末が音声通信を行っているかどうか確認し、音声通信を行っている場合には、音声通信から音声情報を取得する部分である。
送信部23では、顔情報、端末識別情報と合わせて、音声取得部34で取得した音声情報を通信端末特定装置10へ送信する。
このように情報収集装置30を構成することによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、音声情報を利用することによって、より正確に顔情報と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
次に、図6に本実施形態の情報収集装置30の動作の例を示す。図6のステップS301、S302は図2のステップS101、S102と同様である。
まず、閉空間Cに存在する情報収集装置30の顔情報取得部21は、情報収集装置30が監視する閉空間Cに人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報C−1を取得する(ステップS301)。
そして、端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報C−1を取得したとき、閉空間Cを通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報C−2を取得する(ステップS302)。
次に、音声取得部34は、端末識別情報取得部22で端末識別情報C−2を取得できたとき、端末識別情報C−2の通信端末の中に音声通信を行っている通信端末があれば、音声通信から音声情報C−3を取得する(ステップS303)。
各通信端末が音声通信を行っているかどうかの確認、および、音声通信から音声情報を取得する処理は、無線通信基地局以降の通信事業者網内で行う。音声取得部34は、無線通信基地局以降の通信事業者網内の装置から、確認結果と音声情報を取得する。
利用できる音声通信としては、通話専用回線による音声通信、VoIP(Voice over Internet Protocol)等のパケット通信回線による音声通信のいずれについても利用可能である。
通話専用回線による音声通信の場合、各通信端末が音声通信を行っているかどうかは、該当する通信端末が通信を行っている回線が存在するかどうかを確認することにより確認できる。そして、通信を行っている回線が存在する場合には、その回線の音声を取得する。また、パケット通信回線による音声通信の場合、各通信端末が音声通信を行っているかどうかは、該当する通信端末からのパケットを解析して音声通信パケットがあるかどうかを確認することにより確認できる。そして音声通信パケットがある場合には、音声通信パケットから符号化音声データを取得する。
そして、取得した音声データから、同一人物かどうかを通信端末特定装置10で判断するために必要な情報を、音声情報として抽出する。たとえば、符号化音声データそのものを所定の長さ分取得して音声情報としても良いが、復号した音声、ノイズを除去した音声、人の声と推定される部分を切り出した音声、音声から特徴量を抽出した声紋(周波数情報など)等を音声情報としても良い。
そして、送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報C−2を取得できたとき、顔情報C−1、端末識別情報C−2、音声情報C−3を通信端末特定装置10へ送信する(ステップS304)。このとき、端末識別情報C−2のそれぞれに音声情報を対応付けて送信するが、音声情報を取得できなかった端末識別情報についても通信端末特定装置10へ送信する。
次に、図7に本実施形態の通信端末特定装置10の動作の例を示す。
まず、通信端末特定装置10の受信部は、顔情報C−1、端末識別情報C−2、音声情報C−3を受信する(ステップS401)。このときの情報の例を図8(a)に示す。
次に、特定部12は、受信した顔情報C−1と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、端末識別情報C−2に含まれる端末識別情報を、情報記憶部13から取得する(ステップS402)。たとえば、顔情報C−1と同一人物と判断される顔情報が情報記憶部13にあるか調べる。情報記憶部13に図8(b)の情報が記憶されている場合、顔情報A−1は顔情報C−1と同一人物の顔情報のため、顔情報A−1が同一人物と判断される。
顔情報C−1と顔情報A−1が同一人物と判断されたため、特定部12は、情報記憶部13から、顔情報A−1に対応する端末識別情報A−2(ID1、ID2、ID3)を取得する。端末識別情報C−2(ID2、ID3、ID6)を比較すると、ID2、ID3がいずれにも存在するため、ID2、ID3を取得する。そして、顔情報C−1、端末識別情報C−2についても、情報記憶部13に記憶する。
あるいは、端末識別情報C−2に含まれる端末識別情報が情報記憶部13にあるか調べ、見つかったID2、ID3に対応する顔情報A−1と顔情報C−1とが同一人物かどうか判断しても良い。
次に、特定部12は、取得した端末識別情報の各々について、音声情報C−3と音声情報A−3を比較し、同一人物でないと判定された場合、取得した端末識別情報から当該端末識別情報を除く(ステップS403)。図8の例の場合、ID2について、音声情報A−3の音声2と音声情報C−3の音声5を比較し、また、ID3について、音声情報A−3の音声3と音声情報C−3の音声6を比較する。そして、ID3に対応する音声3と音声6が同一人物でないと判断された場合、取得した端末識別情報からID3を除く。受信した端末識別情報(C−2)に対応する音声情報がない場合、あるいは、情報記憶部13から取得した端末識別情報(A−2)に対応する音声情報がない場合には、その端末識別情報についての音声の比較は行わない。
音声の比較には、いかなる話者識別手法を使用しても構わない。たとえば、音声から特徴量を抽出して構築した声紋の類似度を算出する方法などがある。
そして、出力部14は、顔情報A−1あるいは/および顔情報C−1と、端末識別情報ID2を出力する(ステップS404)。このときの出力情報の例を図8(c)に示す。
このように情報収集装置30および通信端末特定装置10を動作させることによって、顔情報A−1あるいは顔情報C−1と通信端末の端末識別情報ID2を対応付けることが可能になる。これにより、顔情報A−1あるいは顔情報C−1の人物が通信を行っている通信端末の端末識別情報はID2であると推定することが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第三の実施形態でも、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、端末識別情報をさらに音声情報を用いて絞り込むことが可能になる。
[第四の実施形態]
次に、本発明の第四の実施形態について説明する。
本実施形態は、第一から第三のいずれかの実施形態の情報収集装置に対して、通信端末の端末形状を取得する構成を追加した構成である。ここでは、第一および第二の実施形態の情報収集装置に対して端末形状を取得する構成を追加した構成について説明する。
図9に情報収集装置40の構成例を示す。通信端末特定装置10の構成例は図1と同様である。
情報収集装置40は、顔情報取得部21、端末形状取得部45、端末識別情報取得部22および送信部23によって構成される。第一および第二の実施形態の情報収集装置20に対して、端末形状取得部45を追加している。第三の実施形態の情報収集装置30に対して、同様の端末形状取得部45を追加することも可能である。
顔情報取得部21および送信部23については、第一および第二の実施形態と同様である。
端末形状取得部45は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、さらに、その人物が所持する通信端末の端末形状を取得する部分である。
端末識別情報取得部22では、顔情報取得部21で端末形状を取得できたとき、閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する。
このように情報収集装置40および通信端末特定装置10を構成することによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、端末形状を取得することにより、顔情報を取得して送信する対象の人物を、通信端末を所持している人物へ絞り込むことが可能になる。これにより、より正確に閉空間内で通信を行っている人物の顔情報と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
次に、図10に本実施形態の情報収集装置40の動作の例を示す。なお、ステップS501、S503、S504はそれぞれ図2のステップS101、S102、S103に相当する。また、通信端末特定装置10の動作の例は、第一あるいは第二の実施形態と同様である。
まず、情報収集装置40の顔情報取得部21は、監視対象の閉空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する(ステップS501)。
次に、端末形状取得部45は、その人物の所持する通信端末の端末形状を取得する(ステップS502)。
端末識別情報取得部22は、端末形状取得部45で端末形状を取得できたとき、監視対象の閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する(ステップS503)。
そして、送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報を取得できたとき、顔情報および端末識別情報を通信端末特定装置10へ送信する(ステップS504)。
このように情報収集装置40および通信端末特定装置10を動作させることによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、端末形状を取得することにより、顔情報を取得して送信する対象の人物を、通信端末を所持している人物へ絞り込むことが可能になる。これにより、より正確に閉空間内で通信を行っている人物の顔情報と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第四の実施形態でも、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、端末形状を取得することにより、顔情報を取得して送信する対象の人物を、通信端末を所持している人物へ絞り込むことが可能になる。これにより、より正確に閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を対応付けることが可能になる。
[第五の実施形態]
次に、本発明の第五の実施形態について説明する。
本実施形態は、第一から第四の実施形態の情報収集装置に対して、閉空間内での人物の移動を検知する構成を追加した構成である。
図11に情報収集装置50の構成例を示す。
情報収集装置50は、顔情報取得部21、照合部56、顔情報記憶部57、端末識別情報取得部22および送信部23により構成される。第一および第二の実施形態の情報収集装置20に対して、照合部56および顔情報記憶部57を追加している。第三の実施形態の情報収集装置30や第四の実施形態の情報収集装置40に対して、同様の照合部56および顔情報記憶部57を追加するように構成することも可能である。
顔情報取得部21は、セル空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する部分である。セル空間は、閉空間内をさらに小さく区分した空間である。本実施形態では、閉空間内に撮像装置が複数存在することを前提に、各撮像装置の監視範囲をセル空間として説明する。撮像装置の監視範囲に依らずに、閉空間内をたとえば等間隔等で区分することも可能である。
照合部56は、顔情報取得部21が取得した顔情報を、顔情報記憶部57に記憶されている顔情報と照合する部分である。顔情報取得部21が取得した顔情報について、同一人物と判断される顔情報が顔情報記憶部57に記憶されているかどうか確認する。同一人物と判断される顔情報が記憶されていれば、すでに他のセル空間で同一人物の顔情報を取得していたということなので、この人物は閉空間内を移動していると判断する。
端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、セル空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する部分である。
送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報とを送信する部分である。また、さらに、照合部56での移動判断結果も送信する。照合部56の照合で、顔情報取得部21が取得した顔情報の人物が閉空間内を移動していると判断した場合には、移動している旨の移動判断結果を送信する。なお、送信部53からの顔情報および端末識別情報の送信は、閉空間内での移動を検知した場合にのみ行うようにしても良い。
次に、通信端末特定装置10の構成例について説明する。通信端末特定装置10の構成例は、図1と同様である。
受信部11は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する部分である。本実施形態では、さらに、移動判断結果も受信する。
特定部12は、顔情報と端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部13から、第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する部分である。本実施形態では、この第二の端末識別情報の取得は、受信部11で受信した移動判断結果が移動している旨を示している場合に行う。そして、移動判断結果に関わらず、受信した顔情報と端末識別情報を情報記憶部13に記憶する。閉空間内での移動を検知していない人物についても、顔情報と端末識別情報を情報記憶部13に記憶し、閉空間内での移動を検知した人物について、第二の端末識別情報の取得(端末情報の絞り込み)を行うことになる。
出力部14は、特定部12で取得した第二の端末識別情報が存在するとき、第一の顔情報あるいは/および第二の顔情報と第二の端末識別情報を出力する部分である。
このように情報収集装置50および通信端末特定装置10を構成することによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対してのみ行うことが可能になる。これにより、たとえば、閉空間内の不特定多数の人物の中から、閉空間内を移動しながら通信を行っている人物を検知し、その人物が所持する通信端末に対して、通信を遮断する、歩きながら通信をしないようにメッセージを送信する、等を行うことが可能になる。
次に、図12に本実施形態の情報収集装置50の動作の例を示す。
まず、顔情報取得部21では、セル空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する(ステップS601)。
次に、端末識別情報取得部22では、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、セル空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する(ステップS602)。
照合部56では、顔情報取得部21が取得した顔情報について、同一人物と判断される顔情報が顔情報記憶部57に記憶されているかどうか照合する(ステップS603)。同一人物と判断される顔情報が記憶されていれば、異なるセル空間で取得された同一人物の顔情報が記憶されていることになるため、この人物は閉空間内を移動していると判断する。
そして、送信部23は、端末識別情報取得部22で端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報と、さらに、移動判断結果を送信する(ステップS604)。ステップS603で、顔情報取得部21が取得した顔情報の人物が移動していると判断した場合、移動している旨の移動判断結果を送信する。
また、顔情報取得部21で取得した顔情報を、顔情報記憶部57に記憶する(ステップS605)。なお、ここで記憶した顔情報は、この顔情報の人物が閉空間からいなくなったことを検知したときに削除するようにすると良い。このようにすると、ある人物について、閉空間に入ってから出るまでの、閉空間内での移動を検知することが可能になる。あるいは、顔情報を取得してから所定の時間の経過後に削除するようにしても良い。
次に、図13に通信端末特定装置10の動作の例を示す。
まず、受信部11は、情報収集装置50から顔情報、端末識別情報、移動判断結果を受信する(ステップS701)。
受信した移動判断結果が移動している旨を示している場合(ステップS702)、特定部12は、第二の端末識別情報の取得(ステップS703)を行う。第二の端末識別情報の取得については、第一あるいは第二の実施形態と同様である。
次に、出力部14は、取得した第二の端末識別情報を出力する(ステップS704)。
そして、移動判断結果に関わらず、受信部11で受信した顔情報および端末識別情報を情報記憶部13へ記憶する(ステップS705)。
このように情報収集装置50および通信端末特定装置10を動作させることによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対して行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第五の実施形態でも、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、閉空間内で移動する人物を検知することによって、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対して行うことが可能になる。
[第六の実施形態]
次に、本発明の第六の実施形態について説明する。
本実施形態は、第五の実施形態と同様に、閉空間内の人物の移動を検知する形態である。第五の実施形態と異なる点は、人物の移動の検知を、情報収集装置ではなく情報判定装置で行う点である。
本実施形態の情報収集装置の構成例は、第一および第二の実施形態の情報収集装置20(図1)、第三の実施形態の情報収集装置30(図5)、あるいは、第四の実施形態の情報収集装置40(図9)と同様である。以下、図1を用いて説明する。
顔情報取得部21は、セル空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する部分である。
端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、セル空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する部分である。
送信部23は、端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報とを送信する部分である。本実施形態では、このとき、顔情報を取得した位置の情報、すなわち、セル空間の情報を付与して送信する。
次に、図14に本実施形態の通信端末特定装置60の構成例を示す。
通信端末特定装置60は、受信部11、移動検知部65、特定部12、情報記憶部13および出力部14により構成される。図1の通信端末特定装置10に対して、移動検知部65を追加している。
受信部11は、第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する部分である。さらに、第一の顔情報の人物が検知された位置(セル空間)の情報も受信する。
移動検知部65は、第一の顔情報の人物が閉空間内で移動しているかどうかを検知する部分である。情報記憶部13に、同じ閉空間の位置情報に対応し、第一の顔情報と同一人物と判断される顔情報がある場合、第一の顔情報の人物は閉空間内で移動していると判断する。情報記憶部13には、顔情報と端末識別情報に加えて、位置情報を記憶している。
特定部12は、移動検知部65で移動を検知したとき、第二の端末識別情報を取得する部分である。情報記憶部13から、第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する。
出力部14は、第二の端末識別情報が存在するとき、第一の顔情報あるいは/および第二の顔情報と第二の端末識別情報を出力する部分である。
このように情報収集装置20および通信端末特定装置60を構成することによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対して行うことが可能になる。
次に、図15に本実施形態の情報収集装置20の動作の例を示す。
まず、顔情報取得部21は、セル空間に人物が入ってきたことを検知し、その人物の顔情報を取得する(ステップS801)。
次に、端末識別情報取得部22は、顔情報取得部21が顔情報を取得したとき、セル空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する(ステップS802)。
そして、送信部23は、端末識別情報を取得できたとき、顔情報と端末識別情報とを送信する(ステップS803)。本実施形態では、このとき、顔情報を取得したセル空間の情報を付与して送信する。
次に、図16に本実施形態の通信端末特定装置60の動作の例を示す。
まず、受信部11は、情報収集装置20より、第一の顔情報、第一の端末識別情報、第一の位置情報(セル空間の情報)を受信する(ステップS901)。
次に、移動検知部65は、情報記憶部13に、同じ閉空間の位置情報に対応し、第一の顔情報と同一人物と判断される顔情報があるか調べる。同じ閉空間の位置情報に対応し、第一の顔情報と同一人物と判断される顔情報があった場合、第一の顔情報の人物は閉空間内で移動していると判断する(ステップS902)。情報記憶部13に顔情報を記憶したときの日時を合わせて記憶し、移動検知の調査対象として、第一の顔情報受信からある一定時間内の過去に記憶した顔情報を使用するようにしても良い。
移動検知部65で移動を検知した場合、特定部12は、第二の端末識別情報の取得を行う(ステップS903)。第二の端末識別情報の取得方法は、第一から第四の実施形態と同様である。
そして、出力部14は、第二の端末識別情報を取得できた場合、第一の顔情報あるいは/および第二の顔情報と第二の端末識別情報を出力する(ステップS904)。
また、ステップS902での移動検知有無に関わらず、受信部11で受信した第一の顔情報、第一の端末識別情報およびセル空間情報を情報記憶部13へ記憶する(ステップS905)。
このように情報収集装置20および通信端末特定装置60を動作させることによって、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対して行うことが可能になる。
以上で説明したように、本発明の第六の実施形態でも、閉空間内の人物の顔情報と端末識別情報を取得し、取得した顔情報と同一人物と判断される顔情報に対応し、かつ、取得した端末識別情報に含まれる端末識別情報を情報記憶部から取得する。そのため、不特定多数の人物が出入りする閉空間内で通信を行っている人物と端末識別情報を対応付けることが可能になる。さらに、閉空間内で移動する人物を検知することによって、顔情報と端末識別情報の対応付けを、閉空間内で移動している人物に対して行うことが可能になる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する受信部と、
前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する特定部と、
前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する出力部と
を備えることを特徴とする通信端末特定装置。
(付記2)
前記特定部は、前記取得情報を前記情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記1に記載の通信端末特定装置。
(付記3)
前記取得情報は、さらに、第一の音声情報を含み、
前記特定部は、さらに、前記端末識別情報に対応する前記音声情報を記憶した前記情報記憶部から、前記第二の端末識別情報の各々について、対応する第二の音声情報を取得し、前記第一の音声情報と前記第二の音声情報が同一人物でないと判断された場合、当該端末識別情報を前記第二の端末識別情報から除く
ことを特徴とする付記1あるいは付記2に記載の通信端末特定装置。
(付記4)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の移動の有無を示す移動判断結果を含み、
前記特定部は、前記移動判断結果が移動している旨を示している場合、前記第二の端末識別情報の取得を行う
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信端末特定装置。
(付記5)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の位置に関する第一の位置情報を含み、
前記通信端末特定装置は、さらに、
前記顔情報と前記位置情報の対応関係を記憶した前記情報記憶部に、対応する前記位置情報が前記第一の位置情報と同一の閉空間に含まれ、かつ、前記第一の顔情報と同一人物と判断される前記顔情報があるとき、前記第一の顔情報の人物が移動していると判断する移動検知部
を備え、
前記特定部は、前記移動検知部で移動していると判断されたとき、前記第二の端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記1から付記3のいずれかに記載の通信端末特定装置。
(付記6)
閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得する顔情報取得部と、
前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、
前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する送信部と
を備えることを特徴とする情報収集装置。
(付記7)
前記顔情報取得部は、特定の人物の前記顔情報をあらかじめ保持し、前記特定の人物の前記顔情報と同一人物であると判断される人物の前記顔情報を取得する
ことを特徴とする付記6に記載の情報収集装置。
(付記8)
前記情報収集装置は、さらに、
取得した前記端末識別情報の前記通信端末が音声通信を行っている場合、前記音声通信の音声情報を取得する音声取得部
を備え、
前記送信部は、さらに、前記音声情報を送信する
ことを特徴とする付記6あるいは付記7に記載の情報収集装置。
(付記9)
前記情報収集装置は、さらに、
前記顔情報を取得したとき、前記人物が所持する前記通信端末の前記形状情報を取得する端末形状取得部
を備え、
前記端末識別情報取得部は、前記形状情報を取得できたとき、前記端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記6から付記8のいずれかに記載の情報収集装置。
(付記10)
前記顔情報取得部は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、
前記情報収集装置は、さらに、
前記顔情報を記憶する顔情報記憶部に、前記顔情報取得部で取得した前記顔情報と同一人物と判断される前記顔情報が記憶されているとき、前記顔情報の人物が移動していると判断する照合部
を備え、
前記送信部は、さらに、前記照合部の移動判断結果を送信する
ことを特徴とする付記6から付記9のいずれかに記載の情報収集装置。
(付記11)
前記照合部は、前記顔情報取得部が取得した前記顔情報を前記顔情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記10に記載の情報収集装置。
(付記12)
前記照合部は、前記顔情報の人物が前記閉空間からいなくなったことを検知したとき、あるいは、前記顔情報を取得してから所定の時間を経過したとき、前記人物の顔情報を前記顔情報記憶部から削除する
ことを特徴とする付記11に記載の情報収集装置。
(付記13)
前記顔情報取得部は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、
前記送信部は、前記顔情報の人物を検知した位置の情報を送信する
ことを特徴とする付記6から付記9に記載の情報収集装置。
(付記14)
付記6から付記9のいずれかに記載の情報収集装置と、
付記1から付記3のいずれかに記載の通信端末特定装置と
を備え、
前記収集装置の前記送信部は、前記通信端末特定装置へ、前記顔情報と前記端末識別情報を送信する
ことを特徴とする通信端末特定システム。
(付記15)
付記8に記載の情報収集装置と、
付記3に記載の通知端末特定装置と
を備え、
前記収集装置の前記送信部は、前記通信端末特定装置へ、前記顔情報と前記端末識別情報と前記音声情報とを送信する
ことを特徴とする通信端末特定システム。
(付記16)
付記10から付記12のいずれかに記載の情報収集装置と、
付記4に記載の通知端末特定装置と
を備え、
前記収集装置の前記送信部は、前記通信端末特定装置へ、前記顔情報と前記端末識別情報と前記移動判断結果とを送信する
ことを特徴とする通信端末特定システム。
(付記17)
付記13に記載の情報収集装置と、
付記5に記載の通知端末特定装置と
を備え、
前記収集装置の前記送信部は、前記通信端末特定装置へ、前記顔情報と前記端末識別情報と前記位置情報とを送信する
ことを特徴とする通信端末特定システム。
(付記18)
第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信し、前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得し、前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する
ことを特徴とする通信端末特定方法。
(付記19)
前記通信端末特定方法は、前記取得情報を前記情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記18に記載の通信端末特定方法。
(付記20)
前記取得情報は、さらに、第一の音声情報を含み、
前記通信端末特定方法は、さらに、前記端末識別情報に対応する前記音声情報を記憶した前記情報記憶部から、前記第二の端末識別情報の各々について、対応する第二の音声情報を取得し、前記第一の音声情報と前記第二の音声情報が同一人物でないと判断された場合、当該端末識別情報を前記第二の端末識別情報から除く
ことを特徴とする付記18あるいは付記19に記載の通信端末特定方法。
(付記21)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の移動の有無を示す移動判断結果を含み、
前記通信端末特定方法は、前記移動判断結果が移動している旨を示している場合、前記第二の端末識別情報の取得を行う
ことを特徴とする付記18から付記20のいずれかに記載の通信端末特定方法。
(付記22)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の位置に関する第一の位置情報を含み、
前記通信端末特定方法は、さらに、前記顔情報と前記位置情報の対応関係を記憶した前記情報記憶部に、対応する前記位置情報が前記第一の位置情報と同一の閉空間に含まれ、かつ、前記第一の顔情報と同一人物と判断される前記顔情報があるとき、前記第二の端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記18から付記20のいずれかに記載の通信端末特定方法。
(付記23)
閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得し、前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する
ことを特徴とする情報収集方法。
(付記24)
前記情報収集方法は、特定の人物の前記顔情報をあらかじめ保持し、前記特定の人物の前記顔情報と同一人物であると判断される人物の前記顔情報を取得する
ことを特徴とする付記23に記載の情報収集方法。
(付記25)
前記情報収集方法は、さらに、取得した前記端末識別情報の前記通信端末が音声通信を行っている場合、前記音声通信の音声情報を取得し、前記音声情報を送信する
ことを特徴とする付記23あるいは付記24に記載の情報収集方法。
(付記26)
前記情報収集方法は、さらに、前記顔情報を取得したとき、前記人物が所持する前記通信端末の前記形状情報を取得し、前記形状情報を取得できたとき、前記端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記23から付記25のいずれかに記載の情報収集方法。
(付記27)
前記情報収集方法は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、前記顔情報を記憶する顔情報記憶部に、前記顔情報取得部で取得した前記顔情報と同一人物と判断される前記顔情報が記憶されているとき、前記顔情報の人物が移動していると判断し、前記移動判断結果を送信する
ことを特徴とする付記23から付記26のいずれかに記載の情報収集方法。
(付記28)
前記情報収集方法は、取得した前記顔情報を前記顔情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記27に記載の情報収集方法。
(付記29)
前記情報収集方法は、前記顔情報の人物が前記閉空間からいなくなったことを検知したとき、あるいは、前記顔情報を取得してから所定の時間を経過したとき、前記人物の顔情報を前記顔情報記憶部から削除する
ことを特徴とする付記28に記載の情報収集方法。
(付記30)
前記情報収集方法は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、前記顔情報の人物を検知した位置の情報を送信する
ことを特徴とする付記23から付記26に記載の情報収集方法。
(付記31)
コンピュータに、
第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する受信機能と、
前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する特定機能と、
前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する出力機能と
を実現させることを特徴とする通信端末特定プログラム。
(付記32)
前記特定機能は、前記取得情報を前記情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記31に記載の通信端末特定プログラム。
(付記33)
前記取得情報は、さらに、第一の音声情報を含み、
前記特定機能は、さらに、前記端末識別情報に対応する前記音声情報を記憶した前記情報記憶部から、前記第二の端末識別情報の各々について、対応する第二の音声情報を取得し、前記第一の音声情報と前記第二の音声情報が同一人物でないと判断された場合、当該端末識別情報を前記第二の端末識別情報から除く
ことを特徴とする付記31あるいは付記32に記載の通信端末特定プログラム。
(付記34)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の移動の有無を示す移動判断結果を含み、
前記特定機能は、前記移動判断結果が移動している旨を示している場合、前記第二の端末識別情報の取得を行う
ことを特徴とする付記31から付記33のいずれかに記載の通信端末特定プログラム。
(付記35)
前記取得情報は、さらに、前記第一の顔情報の人物の位置に関する第一の位置情報を含み、
前記通信端末特定プログラムは、コンピュータに、さらに、
前記顔情報と前記位置情報の対応関係を記憶した前記情報記憶部に、対応する前記位置情報が前記第一の位置情報と同一の閉空間に含まれ、かつ、前記第一の顔情報と同一人物と判断される前記顔情報があるとき、前記第一の顔情報の人物が移動していると判断する移動検知機能
を実現させ、
前記特定機能は、前記移動検知機能で移動していると判断されたとき、前記第二の端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記31から付記33のいずれかに記載の通信端末特定プログラム。
(付記36)
コンピュータに、
閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得する顔情報取得機能と、
前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得機能と、
前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する送信機能と
を実現させることを特徴とする情報収集プログラム。
(付記37)
前記顔情報取得機能は、特定の人物の前記顔情報をあらかじめ保持し、前記特定の人物の前記顔情報と同一人物であると判断される人物の前記顔情報を取得する
ことを特徴とする付記36に記載の情報収集プログラム。
(付記38)
前記情報収集プログラムは、コンピュータに、さらに、
取得した前記端末識別情報の前記通信端末が音声通信を行っている場合、前記音声通信の音声情報を取得する音声取得機能
を実現させ、
前記送信機能は、さらに、前記音声情報を送信する
ことを特徴とする付記36あるいは付記37に記載の情報収集プログラム。
(付記39)
前記情報収集プログラムは、コンピュータに、さらに、
前記顔情報を取得したとき、前記人物が所持する前記通信端末の前記形状情報を取得する端末形状取得機能
を実現させ、
前記端末識別情報取得機能は、前記形状情報を取得できたとき、前記端末識別情報を取得する
ことを特徴とする付記36から付記38のいずれかに記載の情報収集プログラム。
(付記40)
前記顔情報取得機能は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、
前記情報収集プログラムは、コンピュータに、さらに、
前記顔情報を記憶する顔情報記憶部に、前記顔情報取得機能で取得した前記顔情報と同一人物と判断される前記顔情報が記憶されているとき、前記顔情報の人物が移動していると判断する照合機能
を実現させ、
前記送信機能は、さらに、前記照合機能の移動判断結果を送信する
ことを特徴とする付記36から付記39のいずれかに記載の情報収集プログラム。
(付記41)
前記照合機能は、前記顔情報取得機能が取得した前記顔情報を前記顔情報記憶部に記憶する
ことを特徴とする付記40に記載の情報収集プログラム。
(付記42)
前記照合機能は、前記顔情報の人物が前記閉空間からいなくなったことを検知したとき、あるいは、前記顔情報を取得してから所定の時間を経過したとき、前記人物の顔情報を前記顔情報記憶部から削除する
ことを特徴とする付記41に記載の情報収集プログラム。
(付記43)
前記顔情報取得機能は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、
前記送信機能は、前記顔情報の人物を検知した位置の情報を送信する
ことを特徴とする付記36から付記39に記載の情報収集プログラム。
10、60 通信端末特定装置
20、30、40、50 情報収集装置
11 受信部
12 特定部
13 情報記憶部
14 出力部
21 顔情報取得部
22 端末識別情報取得部
23 送信部
34 音声取得部
45 端末形状取得部
56 照合部
57 顔情報記憶部
65 移動検知部
80 ネットワーク

Claims (10)

  1. 第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信する受信部と、
    前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得する特定部と、
    前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する出力部と
    を備えることを特徴とする通信端末特定装置。
  2. 前記特定部は、前記取得情報を前記情報記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末特定装置。
  3. 前記取得情報は、さらに、第一の音声情報を含み、
    前記特定部は、さらに、前記端末識別情報に対応する前記音声情報を記憶した前記情報記憶部から、前記第二の端末識別情報の各々について、対応する第二の音声情報を取得し、前記第一の音声情報と前記第二の音声情報が同一人物でないと判断された場合、当該端末識別情報を前記第二の端末識別情報から除く
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の通信端末特定装置。
  4. 閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得する顔情報取得部と、
    前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得する端末識別情報取得部と、
    前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する送信部と
    を備えることを特徴とする情報収集装置。
  5. 前記情報収集装置は、さらに、
    取得した前記端末識別情報の前記通信端末が音声通信を行っている場合、前記音声通信の音声情報を取得する音声取得部
    を備え、
    前記送信部は、さらに、前記音声情報を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報収集装置。
  6. 前記情報収集装置は、さらに、
    前記顔情報を取得したとき、前記人物が所持する前記通信端末の前記形状情報を取得する端末形状取得部
    を備え、
    前記端末識別情報取得部は、前記形状情報を取得できたとき、前記端末識別情報を取得する
    ことを特徴とする請求項4あるいは請求項5に記載の情報収集装置。
  7. 前記顔情報取得部は、前記閉空間を区分したセル空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、
    前記情報収集装置は、さらに、
    前記顔情報を記憶する顔情報記憶部に、前記顔情報取得部で取得した前記顔情報と同一人物と判断される前記顔情報が記憶されているとき、前記顔情報の人物が移動していると判断する照合部
    を備え、
    前記送信部は、さらに、前記照合部の移動判断結果を送信する
    ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の情報収集装置。
  8. 前記照合部は、前記顔情報取得部が取得した前記顔情報を前記顔情報記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報収集装置。
  9. 第一の顔情報とすくなくとも一つの第一の端末識別情報を含む取得情報を受信し、前記顔情報と前記端末識別情報の対応関係を記憶した情報記憶部から、前記第一の顔情報と同一人物と判断される第二の顔情報に対応し、かつ、前記第一の端末識別情報に含まれる、第二の端末識別情報を取得し、前記第二の端末識別情報が存在するとき、前記第一の顔情報あるいは/および前記第二の顔情報と前記第二の端末識別情報を出力する
    ことを特徴とする通信端末特定方法。
  10. 閉空間に人物が入ってきたことを検知し、前記人物の顔情報を取得し、前記顔情報を取得したとき、前記閉空間を通信範囲とする無線通信基地局と通信する通信端末の端末識別情報を取得し、前記端末識別情報を取得できたとき、前記顔情報と前記端末識別情報とを送信する
    ことを特徴とする情報収集方法。
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