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JP2016157524A - リレー駆動回路 - Google Patents

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JP2016157524A
JP2016157524A JP2015032846A JP2015032846A JP2016157524A JP 2016157524 A JP2016157524 A JP 2016157524A JP 2015032846 A JP2015032846 A JP 2015032846A JP 2015032846 A JP2015032846 A JP 2015032846A JP 2016157524 A JP2016157524 A JP 2016157524A
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中村 英人
Hideto Nakamura
英人 中村
岡本 直久
Naohisa Okamoto
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Abstract

【課題】リレーコイルに保持電圧を生じさせる際に無駄な損失が発生するのを防ぐことができるリレー駆動回路を提供する。【解決手段】リレー駆動回路10は、リレーコイルRL10a,RL11aに駆動電流を供給する駆動用電源E10と、互いに直列接続されたリレーコイルRL10a,RL11aが駆動用電源E10に接続された直列接続状態と、複数のリレーコイルRL10a,RL11aの各々が駆動用電源E10に並列接続された並列接続状態とを作り出す、スイッチ素子Q10〜Q13を含む接続状態切替部と、接続状態切替部を制御する制御部とを備える。制御部は、複数のリレーをオフ状態からオン状態に切り替えるときに、予め定められた期間だけ並列接続状態が作り出されるようにスイッチ素子Q11〜Q13を制御した後、直列接続状態が作り出されるようにスイッチ素子Q11〜Q13を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるべき複数のリレーを駆動するリレー駆動回路に関する。
従来から、複数の回路を電気的に接続/切断するために、リレーが多用されている。例えば、図6に示す蓄電システム1は、それぞれ2個のリレーからなる5つのリレー対2〜6を備えている。
系統に異常が発生していない通常時において、蓄電システム1は、放電、充電、待機の3つの状態をとり得る。放電状態では、リレー対2を構成するリレーがオン状態とされて蓄電部に含まれる二次電池の放電電力に基づく出力電力が系統に接続された一般負荷に供給されるとともに、リレー対3を構成するリレーがオン状態とされて系統電力が自立出力に接続された重要負荷に供給される。充電状態では、リレー対2を構成するリレーがオン状態とされて系統電力が直流電力に変換され二次電池に供給されるとともに、リレー対3を構成するリレーがオン状態とされて系統電力が重要負荷に供給される。また、待機状態では、リレー対3を構成するリレーだけがオン状態とされて系統電力が重要負荷に供給される。
一方、系統電力が低下した停電時において、蓄電システム1は、太陽光充電、蓄電池出力、太陽光出力の3つの状態をとり得る。太陽光充電状態では、リレー対4,6を構成するリレーがオン状態とされて太陽電池の発電電力に基づく出力電力が二次電池に供給される。蓄電池出力状態では、リレー対4,5を構成するリレーがオン状態とされて二次電池の放電電力に基づく出力電力が重要負荷に供給される。また、太陽光出力状態では、リレー対5,6を構成するリレーがオン状態とされて太陽電池の発電電力に基づく出力電力が重要負荷に供給されるとともに、リレー対4を構成するリレーがオン状態とされて発電電力に基づく出力電力の余剰分が二次電池に供給される。
各リレー対2〜6を構成するリレーは、リレーコイルおよびリレー接点からなる。リレーコイルに駆動電流が流れ、リレーコイルの両端に予め定められた電圧(以下、「定格電圧」という)が発生すると、リレー接点が移動する。これにより、各リレーはオフ状態からオン状態に切り替わる。
市販されているリレーの中には、上記定格電圧とは別に保持電圧が設定されているものもある。このタイプのリレーは、一旦オン状態に切り替わった後は、定格電圧よりも低い保持電圧を生じさせるだけでオン状態を維持することができる。このタイプのリレーによれば、リレーコイルにおける発熱が低減されるので、より広い温度範囲での使用が可能となる。
図7に、特許文献1に記載されたリレー駆動回路40を示す。同図に示すように、リレー駆動回路40は、制御部41、駆動用電源E40、スイッチ素子Q40,Q41および抵抗R40を備えている。リレーRL40をオン状態に切り替えるとき、制御部41は、スイッチ素子Q40,Q41をオンさせる。これにより、駆動用電源E40→リレーコイルRL40a→スイッチ素子Q41の経路で駆動電流が流れ、リレーコイルRL40aに駆動用電源E40の出力電圧と同程度の電圧が生じ、リレーRL40はオン状態となる。また、制御部41は、リレーRL40がオン状態となってから予め定められた時間が経過すると、スイッチ素子Q41をオフさせる。これにより、駆動用電源E40→リレーコイルRL40a→抵抗R40→スイッチ素子Q40の経路で駆動電流が流れるようになり、リレーコイルRL40aに抵抗R40による電圧降下分を引いた電圧(保持電圧)が生じる。
図8に、リレーコイルに定格電圧および保持電圧の両方を生じさせることができる、従来の別のリレー駆動回路50を示す。同図に示すように、リレー駆動回路50は、制御部51、駆動用電源E50、スイッチ素子Q50,M50および電圧降下手段52(抵抗、ダイオード、レギュレータ回路等)を備えている。リレーRL50をオン状態に切り替えるとき、制御部52は、スイッチ素子Q50,M50をオンさせる。これにより、駆動用電源E50→スイッチ素子M50→リレーコイルRL50a→スイッチ素子Q50の経路で駆動電流が流れ、リレーコイルRL50aに駆動用電源E50の出力電圧と同程度の電圧が生じ、リレーRL50はオン状態となる。また、制御部51は、リレーRL50がオン状態となってから予め定められた時間が経過すると、スイッチ素子M50をオフさせる。これにより、駆動用電源E50→電圧降下手段52→リレーコイルRL50a→スイッチ素子Q50の経路で駆動電流が流れるようになり、リレーコイルRL50aに電圧降下手段52による電圧降下分を引いた電圧(保持電圧)が生じる。
特開平10−255627号公報
しかしながら、上記従来のリレー駆動回路40,50は、リレーコイルRL40a,RL50aに保持電圧を生じさせる際に、抵抗R40または電圧降下手段52において電圧降下分の損失が発生するという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、リレーコイルに保持電圧を生じさせる際に無駄な損失が発生するのを防ぐことができるリレー駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るリレー駆動回路は、同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるべき複数のリレーを駆動するリレー駆動回路であって、前記複数のリレーに各1つ含まれる複数のリレーコイルに駆動電流を供給する駆動用電源と、互いに直列接続された前記複数のリレーコイルが前記駆動用電源に接続された直列接続状態と、前記複数のリレーコイルの各々が前記駆動用電源に並列接続された並列接続状態とを作り出す、複数のスイッチ素子を含む接続状態切替部と、前記接続状態切替部に含まれる前記複数のスイッチ素子を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数のリレーをオフ状態からオン状態に切り替えるときに、予め定められた期間だけ前記並列接続状態が作り出されるように前記複数のスイッチ素子を制御した後、前記直列接続状態が作り出されるように前記複数のスイッチ素子を制御することを特徴とする。
この構成によれば、制御部の制御下で接続状態切替部が並列接続状態を作り出すことにより、同時に切り替えるべき複数のリレーのリレーコイルに駆動用電源の出力電圧と同程度の電圧、すなわち定格電圧を生じさせることができる。また、この構成によれば、制御部の制御下で接続状態切替部が直列接続状態を作り出すことにより、各リレーコイルに駆動用電源の出力電圧をリレーコイルの数で割った電圧、すなわち定格電圧よりも低い保持電圧相当の電圧を生じさせることができる。さらに、この構成によれば、各リレーコイルに保持電圧相当の電圧を生じさせる際に、リレーコイルのそれぞれが他のリレーコイルにとっての電圧降下手段となるので、無駄な損失の発生を防ぐことができる。
上記リレー駆動回路の具体的な回路構成としては、例えば、前記複数のリレーコイルが、前記直列接続状態における前記駆動電流の最上流側に位置する最上流側リレーコイルと、前記直列接続状態における前記駆動電流の最下流側に位置する最下流側リレーコイルとを含み、前記複数のスイッチ素子が、オン状態とされたときに前記最下流側リレーコイルを除いた各リレーコイルの下流側端部を地絡させる地絡スイッチ素子と、オン状態とされたときに前記最上流側リレーコイルを除いた各リレーコイルの上流側端部を天絡させる天絡スイッチ素子とを含み、前記制御部は、前記地絡スイッチ素子および前記天絡スイッチ素子をオン状態とすることにより前記並列接続状態を作り出し、前記地絡スイッチ素子および前記天絡スイッチ素子をオフ状態とすることにより前記直列接続状態を作り出す構成が考えられる。
本発明によれば、リレーコイルに保持電圧を生じさせる際に無駄な損失が発生するのを防ぐことができるリレー駆動回路を提供することができる。
本発明の実施例1に係るリレー駆動回路の回路図である。 本発明の実施例1に係るリレー駆動回路の、(A)並列接続状態および(B)直列接続状態を示す等価回路図である。 本発明の実施例1に係るリレー駆動回路の動作波形図である。 本発明の実施例2に係るリレー駆動回路の回路図である。 本発明の変形例に係るリレー駆動回路の回路図である。 蓄電システムの概略構成図である。 従来のリレー駆動回路の回路図である。 従来の別のリレー駆動回路の回路図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係るリレー駆動回路の実施例および変形例について説明する。
[実施例1]
図1に、本発明の実施例1に係るリレー駆動回路10を示す。本実施例に係るリレー駆動回路10は、蓄電システム1において同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるべき2個のリレー(リレー対2に含まれるリレーRL1,RL2。図6参照)を駆動するために使用される。
図1に示すように、リレー駆動回路10は、駆動用電源E10と、制御回路11と、抵抗R10,R11およびコンデンサC10からなる遅延回路と、抵抗R12〜R17、スイッチ素子Q10〜Q13およびダイオードD10,D11からなる接続状態切替部とを備えている。なお、本実施例では、本発明の「制御部」が制御回路11と遅延回路とで構成されている。
駆動用電源E10は、GND基準で動作する直流電源である。駆動用電源E10は、12Vの出力電圧を電源ラインPに出力する。
制御回路11は、マイコン等から構成されている。制御回路11は、図6のリレーRL1に相当するリレーRL10、およびリレーRL2に相当するリレーRL11をオン状態とするときに5Vの制御電圧を制御ラインCに出力し、それ以外のときは0Vの制御電圧を制御ラインCに出力する。
遅延回路は、制御ラインCに一端が接続された抵抗R10と、その他端と接地ラインGとの間に接続されたコンデンサC10と、コンデンサC10に並列接続された抵抗R11とを備えている。制御回路11が出力する制御電圧を0Vから5Vに変更すると、抵抗R10の抵抗値とコンデンサC10の静電容量値とによって決まる傾きでコンデンサC10の充電電圧が上昇していく。
接続状態切替部は、制御ラインCに一端が接続された抵抗R12と、その他端にコレクタが接続されるとともにエミッタが接地ラインGに接続されたNPNトランジスタからなるスイッチ素子Q10と、抵抗R12の他端と接地ラインGとの間に接続された抵抗R13と、抵抗R12および抵抗R13の接続点にベースが接続されるとともにエミッタが接地ラインGに接続されたNPNトランジスタからなるスイッチ素子Q11とを備えている。スイッチ素子Q10のベースは、遅延回路を構成するコンデンサC10に接続されている。
接続状態切替部は、さらに、制御ラインCに一端が接続された抵抗R14と、その他端と接地ラインGとの間に接続された抵抗R15と、これらの接続点にベースが接続されるとともにエミッタが接地ラインGに接続されたNPNトランジスタからなるスイッチ素子Q12とを備えている。
接続状態切替部は、さらに、電源ラインPに一端が接続された抵抗R16と、その他端に一端が接続された抵抗R17と、その他端にアノードが接続されるとともにカソードがスイッチ素子Q11のコレクタに接続されたダイオードD10と、電源ラインPにエミッタが接続されるとともにベースが抵抗R16および抵抗R17の接続点に接続されたPNPトランジスタからなるスイッチ素子Q13と、スイッチ素子Q13のコレクタにカソードが接続されるとともにアノードがダイオードD10のカソードに接続されたダイオードD11とを備えている。
駆動されるべき2つのリレーRL10,RL11のうち、リレーRL10のリレーコイルRL10aは、ダイオードD11のカソードとスイッチ素子Q12のコレクタとの間に接続される。また、リレーRL11のリレーコイルRL11aは、電源ラインPとダイオードD11のアノードとの間に接続される。
互いに直列接続されたリレーコイルRL10aおよびリレーコイルRL11aが駆動用電源E10に接続されているとみなせるとき、駆動電流は、リレーコイルRL11aを流れた後にリレーコイルRL10aを流れる。すなわち、リレーコイルRL11aは、駆動電流の通流方向において上流側に、リレーコイルRL10aは下流側に位置している。このため、本明細書では、リレーコイルRL10aを「最下流側リレーコイル」、リレーコイルRL11aを「最上流側リレーコイル」と呼ぶこととする。
また、スイッチ素子Q13がオンすると、最下流側リレーコイルRL10aの上流側端部(ダイオードD11に接続される端部)は電源ラインPに天絡され、スイッチ素子Q11がオンすると、最上流側リレーコイルRL11aの下流側端部(ダイオードD11に接続される端部)は接地ラインGに地絡される。このため、本明細書では、スイッチ素子Q13を「天絡スイッチ素子」、スイッチ素子Q11を「地絡スイッチ素子」と呼ぶこととする。
制御回路11が0Vの制御電圧を出力しているとき、スイッチ素子Q10,Q12、地絡スイッチ素子Q11および天絡スイッチ素子Q13はいずれもオフ状態となるため、最下流側リレーコイルRL10aおよび最上流側リレーコイルRL11aには駆動電流が流れない。したがって、このとき、リレーRL10,RL11はオフ状態となる。
制御回路11が制御電圧を0Vから5Vに変更すると、地絡スイッチ素子Q11、スイッチ素子Q12および天絡スイッチ素子Q13がオン状態となり、これにより、最下流側リレーコイルRL10aおよび最上流側リレーコイルRL11aの各々が駆動用電源E10に並列接続されているかのような状態となる(図2(A)参照)。以下、この状態を「並列接続状態」と呼ぶ。
並列接続状態においては、駆動用電源E10→最上流側リレーコイルRL11a→地絡スイッチ素子Q11の経路で最上流側リレーコイルRL11aの駆動電流が流れるとともに、駆動用電源E10→天絡スイッチ素子Q13→最下流側リレーコイルRL10a→スイッチ素子Q12の経路で最下流側リレーコイルRL10aの駆動電流が流れる。これにより、最下流側リレーコイルRL10aおよび最上流側リレーコイルRL11aのそれぞれに駆動用電源E10の出力電圧と同程度の電圧(定格電圧)が生じる。
制御電圧が5Vに変更されてから、遅延回路の時定数によって決まる時間が経過すると、スイッチ素子Q10がオン状態となる。そして、これに伴って、地絡スイッチ素子Q11および天絡スイッチ素子Q13がオフ状態となり、互いに直列接続された最下流側リレーコイルRL10aおよび最上流側リレーコイルRL11aが駆動用電源E10に接続されているかのような状態となる(図2(B)参照)。以下、この状態を「直列接続状態」と呼ぶ。
直列接続状態においては、駆動用電源E10→最上流側リレーコイルRL11a→ダイオードD11→最下流側リレーコイルRL10a→スイッチ素子Q12の経路で駆動電流が流れる。これにより、最下流側リレーコイルRL10aおよび最上流側リレーコイルRL11aのそれぞれに駆動用電源E10の出力電圧の1/2程度の電圧(保持電圧)が生じる。
図3に、本実施例に係るリレー駆動回路10の動作波形図(シミュレーション結果)を示す。なお、本シミュレーションでは、最上流側リレーコイルRL11aおよび最下流側リレーコイルRL10aの代わりに、360Ωの抵抗を2個並列に接続したものを使用した。また、本シミュレーションでは、各素子の素子値を以下の通りとした。

抵抗R10:5.6kΩ,抵抗R11:10kΩ, 抵抗R12:100Ω
抵抗R13:10kΩ, 抵抗R14:2.2kΩ,抵抗R15:10kΩ
抵抗R16:2.2kΩ,抵抗R17:10kΩ
コンデンサC10:100μF
駆動用電源E10:12V
制御回路11が出力する制御電圧:0−5V
図3に示した3つの動作波形は、上から、最上流側リレーコイルRL11aの代わりに配置した抵抗に生じた電圧、最下流側リレーコイルRL10aの代わりに配置した抵抗に生じた電圧、および制御電圧の動作波形である。
時間60msにおいて制御電圧を0Vから5Vに変更すると、スイッチ素子Q12、地絡スイッチ素子Q11および天絡スイッチ素子Q13がオン状態となることにより並列接続状態が作り出された。そして、その結果、最上流側リレーコイルRL11aおよび最下流側リレーコイルRL10aに、駆動用電源E10の出力電圧と同程度の電圧、すなわち約12Vが生じた。
その後、コンデンサC10の充電電圧が上昇し、時間180msにおいてスイッチ素子Q10がオン状態になると、地絡スイッチ素子Q11および天絡スイッチ素子Q13がオフ状態となることにより直列接続状態が作り出された。そして、その結果、最上流側リレーコイルRL11aおよび最下流側リレーコイルRL10aの電圧は、12Vの約1/2である約6Vに低下した。
次に、本発明の実施例2に係るリレー駆動回路について説明する。
[実施例2]
図4に、実施例2に係るリレー駆動回路20を示す。本実施例に係るリレー駆動回路20は、リレーRL20を含む3つのリレーを同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるために使用される。リレー駆動回路20は、接続状態切替部が、地絡スイッチ素子Q20、天絡スイッチ素子Q21、抵抗R20およびダイオードD20,D21をさらに備えている点においてリレー駆動回路10と相違している。
NPNトランジスタからなる地絡スイッチ素子Q20は、ベースが抵抗R12および抵抗R13の接続点に接続されるとともにエミッタが接地ラインGに接続されている。PNPトランジスタからなる天絡スイッチ素子Q21は、電源ラインPにエミッタが接続されるとともにベースが抵抗R16および抵抗R17の接続点に接続されている。抵抗R20は、上記接続点に接続されている。ダイオードD20は、アノードが抵抗R20の他端に接続されるとともにカソードが地絡スイッチ素子Q20のコレクタに接続されている。また、ダイオードD21は、アノードがダイオードD10のカソードに接続されるとともにカソードが天絡スイッチ素子Q21のコレクタに接続されている。また、本実施例におけるダイオードD11は、アノードがダイオードD20のカソードに接続されるとともにカソードが天絡スイッチ素子Q13のコレクタに接続されている。
最下流側リレーコイルRL10aは、ダイオードD11のカソードとスイッチ素子Q12のコレクタとの間に接続される。最上流側リレーコイルRL11aは、電源ラインPとダイオードD21のアノードとの間に接続される。また、これらの間に位置するリレーコイルRL20aは、ダイオードD21のカソードとダイオードD11のアノードとの間に接続される。
このように、本実施例に係るリレー駆動回路20は、最下流側リレーコイルRL10aを除いた各リレーコイルRL20a,RL11aの下流側端部が、地絡スイッチ素子Q11,Q20によって地絡されるように構成されている。また、リレー駆動回路20は、最上流側リレーコイルRL11aを除いた各リレーコイルRL20a,RL10aの上流側端部が、天絡スイッチ素子Q13,Q21によって天絡されるように構成されている。
制御回路11が0Vの制御電圧を出力しているとき、スイッチ素子Q10,Q12、地絡スイッチ素子Q11,Q20および天絡スイッチ素子Q13,Q21はいずれもオフ状態となるため、最下流側リレーコイルRL10a、リレーコイルRL20aおよび最上流側リレーコイルRL11aには駆動電流が流れない。したがって、このとき、各リレーRL10,RL11,RL20はオフ状態となる。
制御回路11が制御電圧を0Vから5Vに変更すると、地絡スイッチ素子Q11,Q20、スイッチ素子Q12および天絡スイッチ素子Q13,Q21がオン状態となる。これにより、最下流側リレーコイルRL10a、リレーコイルRL20aおよび最上流側リレーコイルRL11aは、並列接続状態となる。
並列接続状態においては、駆動用電源E10→最上流側リレーコイルRL11a→地絡スイッチ素子Q11の経路で最上流側リレーコイルRL11aの駆動電流が流れ、駆動用電源E10→天絡スイッチ素子Q13→最下流側リレーコイルRL10a→スイッチ素子Q12の経路で最下流側リレーコイルRL10aの駆動電流が流れ、さらに、駆動用電源E10→天絡スイッチ素子Q21→リレーコイルRL20a→地絡スイッチ素子Q20の経路でリレーコイルRL20aの駆動電流が流れる。これにより、リレーコイルRL10a,RL11a,RL20aのそれぞれに駆動用電源E10の出力電圧と同程度の電圧(定格電圧)が生じる。
制御電圧が5Vに変更されてから、遅延回路の時定数によって決まる時間が経過すると、スイッチ素子Q10がオン状態となる。そして、これに伴って、地絡スイッチ素子Q11,Q20および天絡スイッチ素子Q13,Q21がオフ状態となり、最下流側リレーコイルRL10a、リレーコイルRL20aおよび最上流側リレーコイルRL11aは、直列接続状態となる。
直列接続状態においては、駆動用電源E10→最上流側リレーコイルRL11a→ダイオードD21→リレーコイルRL20a→ダイオードD11→最下流側リレーコイルRL10a→スイッチ素子Q12の経路で駆動電流が流れる。これにより、リレーコイルRL10a,RL11a,RL20aのそれぞれに駆動用電源E10の出力電圧の1/3程度の電圧(保持電圧)が生じる。
以上、本発明に係るリレー駆動回路の実施例について説明したが、本発明は実施例の構成に限定されるものではない。
例えば、本発明に係るリレー駆動回路は、同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるべき複数のリレーを有するあらゆるシステムにおいて、当該リレーを駆動するために使用することができる。
また、本発明に係るリレー駆動回路は、図5に示すリレー駆動回路30のように、各リレーRL10,RL11に1個以上のリレーRL30,RL31が並列に接続されていてもよい。
また、本発明に係るリレー駆動回路は、n個(ただし、nは4以上の整数)のリレーが直列接続状態または並列接続状態となるように構成されていてもよい。n個のリレーが直列接続状態となると、並列接続状態において生じる電圧(定格電圧)の1/nの電圧(保持電圧)が各リレーのリレーコイルに生じる。
また、本発明に係るリレー駆動回路は、制御回路が遅延回路(抵抗R10,R11およびコンデンサC10)を内包していてもよい。この場合、制御回路は、各リレーをオフ状態からオン状態に切り替えるタイミングで変化する第1制御電圧と、各リレーのリレーコイルに生じる電圧を定格電圧から保持電圧に変化させるタイミングで変化する第2制御電圧とを出力する必要がある。
10,20,30 リレー駆動回路
11 制御回路
C10 コンデンサ
D10,D11,D20,D21 ダイオード
E10 駆動用電源
Q10〜Q13,Q20,Q21 スイッチ素子
R10〜R17,R20 抵抗
RL10,RL11,RL20,RL30,RL31 リレー
RL10a,RL11a,RL20a リレーコイル
C 制御ライン
G 設置ライン
P 電源ライン

Claims (2)

  1. 同時にオフ状態からオン状態に、またはオン状態からオフ状態に切り替えるべき複数のリレーを駆動するリレー駆動回路であって、
    前記複数のリレーに各1つ含まれる複数のリレーコイルに駆動電流を供給する駆動用電源と、
    互いに直列接続された前記複数のリレーコイルが前記駆動用電源に接続された直列接続状態と、前記複数のリレーコイルの各々が前記駆動用電源に並列接続された並列接続状態とを作り出す、複数のスイッチ素子を含む接続状態切替部と、
    前記接続状態切替部に含まれる前記複数のスイッチ素子を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記複数のリレーをオフ状態からオン状態に切り替えるときに、予め定められた期間だけ前記並列接続状態が作り出されるように前記複数のスイッチ素子を制御した後、前記直列接続状態が作り出されるように前記複数のスイッチ素子を制御する
    ことを特徴とするリレー駆動回路。
  2. 前記複数のリレーコイルは、前記直列接続状態における前記駆動電流の最上流側に位置する最上流側リレーコイルと、前記直列接続状態における前記駆動電流の最下流側に位置する最下流側リレーコイルとを含み、
    前記複数のスイッチ素子は、オン状態とされたときに前記最下流側リレーコイルを除いた各リレーコイルの下流側端部を地絡させる地絡スイッチ素子と、オン状態とされたときに前記最上流側リレーコイルを除いた各リレーコイルの上流側端部を天絡させる天絡スイッチ素子とを含み、
    前記制御部は、前記地絡スイッチ素子および前記天絡スイッチ素子をオン状態とすることにより前記並列接続状態を作り出し、前記地絡スイッチ素子および前記天絡スイッチ素子をオフ状態とすることにより前記直列接続状態を作り出す
    ことを特徴とする請求項1に記載のリレー駆動回路。
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