JP2016018367A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮影画像に含まれるマーカーを検出するマーカー検出部と、検出されたマーカーの前記撮影画像における占有領域に関する情報に基づいて、前記マーカーに対応づけられている複数の情報のうちいずれかを取得する情報取得部と、取得された情報の出力を制御する出力制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図25
Description
1.背景
2.実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の特徴を明確に示すために、本発明による情報処理装置を創作するに至った背景について説明する。
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.基本構成]
最初に、第1の実施形態について説明する。まず、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成について図2を参照して説明する。
ウェアラブル端末10は、本発明における情報処理装置の一例である。ウェアラブル端末10は、図2に示したように、例えばメガネ型のディスプレイを有する装置である。このウェアラブル端末10は、例えばユーザの頭部に身に付けて利用される。なお、ディスプレイは、例えばシースルー型として構成される。
マーカー20は、例えば数字や文字列などの情報が所定の形式で記録された画像である。マーカー20は、記録されている情報ごとに異なるドットパターンを有する。
通信網22は、通信網22に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網22は、電話回線網、インターネット、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN、WAN(Wide Area Network)などを含む。また、通信網22は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
サーバ24は、情報DB26−1を管理する装置である。また、情報DB26−1は、マーカー20の種類ごとに、マーカー20に対応づけられている複数の情報が登録されるデータベースである。
ここで、図4を参照して、情報DB26−1の構成例について説明する。図4に示したように、情報DB26−1は、例えば、インデックス260、色262、および情報内容264が対応づけて記録される。また、情報内容264は、例えばカテゴリ266、階層268、および登録情報270を含む。
以上、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成について説明した。次に、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。図5は、第1の実施形態によるウェアラブル端末10の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、ウェアラブル端末10は、制御部100、通信部120、撮影部122、入力部124、出力部126、および記憶部128を有する。
制御部100は、ウェアラブル端末10に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)154などのハードウェアを用いて、ウェアラブル端末10の動作を全般的に制御する。また、図5に示したように、制御部100は、マーカー検出部102、マーカー認識部104、情報取得部106、出力制御部108、および操作認識部110を有する。
−マーカー20の検出
マーカー検出部102は、例えば後述する撮影部122により撮影された撮影画像、または後述する通信部120により受信される撮影画像に含まれるマーカー20を検出する。例えば、マーカー検出部102は、まず、撮影画像において所定の四角形の黒枠が有るか否かを判定する。そして、マーカー検出部102は、黒枠が検出された場合には、当該黒枠の内部に含まれるドットパターン(または、ドットパターンの一部)が所定のルールに適合するか否かを判定することにより、マーカー20を検出する。
また、マーカー検出部102は、マーカー20の色を特定することも可能である。例えば、マーカー20の色が青色、赤色、緑色のいずれかであることが予め定められている場合には、マーカー検出部102は、まず、検出したマーカー20の黒枠の内部において、例えば青色の階調が所定の値以上であるドットを探索し、そして、例えば所定の数以上のドットが検出されるか否かを判定することにより、マーカー20の色が青色であるか否かを判定する。同様に、マーカー検出部102は、赤色または緑色に関しても、同様の処理を繰り返すことにより、マーカー20の色を特定する。
マーカー認識部104は、マーカー検出部102により検出されたマーカー20の種類を認識する。より具体的には、マーカー認識部104は、検出されたマーカー20に記録されている情報を読み取る。
−取得例1
情報取得部106は、マーカー認識部104により認識されたマーカー20に対応づけられている複数の情報のうちいずれかを情報DB26−1から取得する。より具体的には、情報取得部106は、マーカー認識部104によりマーカー20から読み取られた情報、およびマーカー検出部102により特定されたマーカー20の色に対応する情報を情報DB26−1から取得する。なお、一枚の撮影画像において、同じ種類であって、かつサイズの異なる複数のマーカー20が検出された場合には、情報取得部106は、当該複数のマーカー20のうちいずれかから読み取られた情報、および当該複数のマーカー20のうちサイズが最も小さいマーカー20の色に対応する情報のみを情報DB26−1から取得してもよい。
また、情報取得部106は、後述する操作認識部110により認識された操作内容に応じた情報をサーバ24から取得することも可能である。例えば、情報取得部106は、出力部126に出力される、後述するメニュー表示のうちいずれかに対するユーザの選択が操作認識部110により認識された場合には、ユーザにより選択されたメニュー表示に対する情報をサーバ24から取得する。
出力制御部108は、情報取得部106により取得された情報を、後述する出力部126に出力させる。例えば、出力制御部108は、情報取得部106により取得された情報を表示画面に重畳して表示させる。なお、表示画面は、例えば出力部126により表示されている画面である。また、例えばディスプレイがシースルー型である場合には、表示画面は、透明の画面であってもよい。
操作認識部110は、例えばユーザの視線の変化や、ユーザの音声などに基づいて、ユーザの操作内容を認識する。例えば、操作認識部110は、出力部126に出力されたメニュー表示のうちいずれかに対するユーザの選択操作を認識する。さらに、操作認識部110は、ユーザに選択されたメニュー表示を特定する。
通信部120は、通信網22を介して、通信網22に接続される装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部120は、情報取得部106の制御により、マーカー20に対応づけられている情報の取得要求をサーバ24へ送信する。また、通信部120は、マーカー20に対応づけられている情報をサーバ24から受信する。
撮影部122は、ユーザの操作に応じて外環境を撮影し、そして、静止画像または動画像として記録する。
入力部124は、ユーザによるウェアラブル端末10に対する各種の入力操作を受け付ける。例えば、入力部124は、ウェアラブル端末10が有する各種ボタンの入力や、ユーザの音声入力などを受け付ける。
出力部126は、出力制御部108の制御に従って、例えば情報取得部106により取得された情報を表示画面に表示したり、または、音声により出力する。
記憶部128は、例えば撮影部122により撮影された撮影画像など、各種データを記憶する。
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。
以上、例えば図5、および図12等を参照して説明したように、第1の実施形態によるウェアラブル端末10は、撮影画像に含まれるマーカー20を検出し、検出されたマーカー20から読み取られる情報、およびマーカー20の色に基づいて、マーカー20に対応づけられている複数の情報のうちいずれかをサーバ24から取得し、そして、取得された情報を出力させる。また、マーカー20の色は、マーカー20のサイズと対応づけて予め決められている。このため、第1の実施形態によれば、撮影時のユーザとマーカー20との間の距離に応じて、出力させる情報を変化させることができる。
以上、第1の実施形態について説明した。上述したように、第1の実施形態では、ウェアラブル端末10は、検出されたマーカー20の色に基づいて、異なる情報をサーバ24から取得する。
まず、第2の実施形態による情報処理システムの基本構成について説明する。なお、第2の実施形態による情報処理システムが有する構成要素は、図2に示した第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と内容が異なる構成要素についてのみ説明を行う。
第2の実施形態では、マーカー20は、基本的には、図3の(a)に示したように、個々のマーカー20が独立して構成されている、つまり、複数のマーカー20が重畳されずに構成されていることを想定する。
第2の実施形態によるサーバ24は、情報DB26−1の代わりに、図13に示したような、情報DB26−2を管理する。情報DB26−2は、マーカー20の種類および撮影画像におけるマーカー20の占有領域に関する情報に対応づけて情報が登録されるデータベースである。
ここで、図13を参照して、情報DB26−2の構成例について説明する。図13に示したように、情報DB26−2は、例えば、インデックス260、位置272、サイズ274、撮影時間276、および情報内容264が対応づけて記録される。なお、インデックス260、および情報内容264は、第1の実施形態による情報DB26−1と同様である。
以上、第2の実施形態による基本構成について説明した。次に、第2の実施形態による構成について詳細に説明する。なお、第2の実施形態によるウェアラブル端末10が有する構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
第2の実施形態によるマーカー検出部102は、検出したマーカー20に関して、撮影画像における占有領域に関する情報を特定することが可能である。
第2の実施形態による情報取得部106は、マーカー認識部104によりマーカー20から読み取られた情報、およびマーカー検出部102により特定された、マーカー20の占有領域に関する情報に対応づけられた情報を情報DB26−2から取得する。例えば、情報取得部106は、撮影画像におけるマーカー20の占有領域の占有度が大きいほど、マーカー20に対応づけられている複数の情報のうち階層がより下位の情報を情報DB26−2から取得する。または、情報取得部106は、撮影画像におけるマーカー20の占有領域の占有度が大きいほど、マーカー20に対応づけられている複数の情報のうち情報量がより多い情報を情報DB26−2から取得する。
以上、第2の実施形態による構成について説明した。ここで、図19〜図24を参照して、上述した第2の実施形態の適用例について説明する。
図21は、看板2に貼られているマーカー20が撮影された撮影画像30の例を示した説明図である。この図21に示した例では、マーカー検出部102は、例えば、撮影画像30におけるマーカー20の位置は「左上」であり、また、撮影画像30におけるマーカー20のサイズは「中」であると特定する。
また、図23は、図21に示した例よりも、例えばカメラ168をマーカー20に近づけて撮影されることにより、マーカー20がより大きく撮影された撮影画像30の例を示した説明図である。この図23に示した例では、マーカー検出部102は、撮影画像30におけるマーカー20の位置は「左上」であり、また、撮影画像30におけるマーカー20のサイズは「大」であると特定する。
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。
以上、例えば図25等を参照して説明したように、第2の実施形態によるウェアラブル端末10は、撮影画像に含まれるマーカー20を検出し、検出されたマーカー20から読み取られる情報、および撮影画像におけるマーカー20の占有領域に関する情報に基づいて、マーカー20に対応づけられている複数の情報のうちいずれかをサーバ24から取得し、そして、取得した情報を出力させる。
以上、本発明の各実施形態について説明した。次に、各実施形態に共通するウェアラブル端末10のハードウェア構成について、図26を参照して説明する。図26に示したように、ウェアラブル端末10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、入出力インターフェース158、入力装置160、出力装置162、HDD(Hard Disk Drive)164、ネットワークインターフェース166、およびカメラ168を備える。
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってウェアラブル端末10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、ウェアラブル端末10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
入出力インターフェース158は、HDD164、およびネットワークインターフェース166を、内部バス156と接続する。例えばHDD164は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
入力装置160は、入力部124の一例として構成される。入力装置160は、例えばボタン、マイクロフォン、およびスイッチなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU150に出力する入力制御回路などから構成されている。
出力装置162は、出力部126の一例として構成される。出力装置162は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。この表示装置は、カメラ168により撮影された画像や、CPU150により生成された画像などを表示する。
HDD164は、記憶部128として機能する、データ格納用の装置である。このHDD164は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD164は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
ネットワークインターフェース166は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース166は、通信部120として機能する。なお、ネットワークインターフェース166は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
カメラ168は、撮影部122の一例として構成される。カメラ168は、外部の映像を、レンズを通して例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子に結像させ、静止画像または動画像を撮影する機能を有する。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した各実施形態では、本発明における情報処理装置がウェアラブル端末10である例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、本発明における情報処理装置は、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、またはゲーム機などの携帯型端末であってもよい。
また、マーカー20の撮影時においてマーカー20の一部が撮影範囲から外れている場合には、ウェアラブル端末10は、例えば「(マーカーを撮影するために)カメラを右側へずらして下さい」のようなメッセージを出力させることも可能である。この変形例2によれば、仮にユーザが物体に注目している場合であっても、偶然マーカー20がカメラ168の撮影範囲から一部外れてしまうことにより、マーカー20から情報を取得できないという事象が発生することを抑止することができる。
また、上述した各実施形態では、ウェアラブル端末10がマーカー20から情報を読み取る例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、マーカー20の代わりに、電波強度の異なる2つ以上のRFIDタグなど、情報の読み取り距離が異なる2つ以上の物体からウェアラブル端末10は情報を読み取ってもよい。
また、各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述したウェアラブル端末10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
20 マーカー
22 通信網
24 サーバ
26−1、26−2 情報DB
100 制御部
102 マーカー検出部
104 マーカー認識部
106 情報取得部
108 出力制御部
110 操作認識部
120 通信部
122 撮影部
124 入力部
126 出力部
128 記憶部
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 入力装置
162 出力装置
164 HDD
166 ネットワークインターフェース
168 カメラ
Claims (10)
- 撮影画像に含まれるマーカーを検出するマーカー検出部と、
検出されたマーカーの前記撮影画像における占有領域に関する情報に基づいて、前記マーカーに対応づけられている複数の情報のうちいずれかを取得する情報取得部と、
取得された情報の出力を制御する出力制御部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記占有領域に関する情報は、前記撮影画像における前記占有領域の占有度、または、前記撮影画像における前記マーカーの位置を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記占有領域の占有度は、前記撮影画像における前記マーカーのサイズ、または、前記撮影画像における前記マーカーの撮影時間を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記情報取得部は、前記占有領域の占有度が大きいほど、前記複数の情報のうち階層がより下位の情報を取得する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記情報取得部は、前記占有領域の占有度が大きいほど、前記複数の情報のうち情報量がより多い情報を取得する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記複数の情報は、カテゴリが異なる情報を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記複数の情報は、ユーザが選択可能なメニュー表示を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記マーカーには、色およびサイズが異なるマーカーが1または2以上重畳されており、
前記情報取得部は、さらに、検出されたマーカーの色に基づいて、前記マーカーに対応づけられている前記複数の情報のうちいずれかを取得する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 撮影画像に含まれるマーカーを検出するステップと、
検出されたマーカーの前記撮影画像における占有領域に関する情報に基づいて、前記マーカーに対応づけられている複数の情報のうちいずれかを取得するステップと、
取得された情報の出力を制御するステップと、
を備える、情報処理方法。 - コンピュータを、
撮影画像に含まれるマーカーを検出するマーカー検出部と、
検出されたマーカーの前記撮影画像における占有領域に関する情報に基づいて、前記マーカーに対応づけられている複数の情報のうちいずれかを取得する情報取得部と、
取得された情報の出力を制御する出力制御部と、
として機能させるための、プログラム。
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