JP2016015219A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】湿気硬化型接着剤の硬化する時間の短い車両用灯具を提供する。
【解決手段】樹脂製のレンズ部品12に設けられた挿入部41が樹脂製の灯具ボディ11に設けられた溝部31に挿入され、溝部31に注入された湿気硬化型接着剤51によりレンズ部品12が灯具ボディ11に固定される車両用灯具であって、溝部31の断面において、溝部31の内面31aは、湿気硬化型接着剤51が注入される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔を有して挿入部41と向かい合っている。
【選択図】図2
【解決手段】樹脂製のレンズ部品12に設けられた挿入部41が樹脂製の灯具ボディ11に設けられた溝部31に挿入され、溝部31に注入された湿気硬化型接着剤51によりレンズ部品12が灯具ボディ11に固定される車両用灯具であって、溝部31の断面において、溝部31の内面31aは、湿気硬化型接着剤51が注入される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔を有して挿入部41と向かい合っている。
【選択図】図2
Description
本発明は、灯具ボディの開口を覆うようにレンズ部品が取り付けられた車両用灯具に関する。
開口を有する灯具ボディと該開口を覆うように取り付けられたレンズ部品とにより形成された灯室内に光源を有する車両用灯具が知られている(特許文献1参照)。このような車両用灯具において、灯具ボディの開口に設けられた溝部にホットメルト系のシール材が注入されてレンズ部品が灯具ボディに固定され、灯室がシールされている。
しかしながら、ホットメルト系のシール材は熱可塑性であるため、点灯時における灯室内の温度が100℃以上の高温になると、シール材が溶けて、シール性が損なわれる恐れがある。
このため、近年、ホットメルト系のシール材に替えて、湿気硬化型接着剤によりレンズ部品を灯具ボディに固定しようとする試みがなされている。しかし、かかる車両用灯具においては、湿気硬化型接着剤が硬化するまでの時間が長く、生産性に改善の余地があった。
このため、近年、ホットメルト系のシール材に替えて、湿気硬化型接着剤によりレンズ部品を灯具ボディに固定しようとする試みがなされている。しかし、かかる車両用灯具においては、湿気硬化型接着剤が硬化するまでの時間が長く、生産性に改善の余地があった。
そこで本発明は、湿気硬化型接着剤の硬化する時間の短い車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明にかかる車両用灯具は、
樹脂製のレンズ部品に設けられた挿入部が樹脂製の灯具ボディに設けられた溝部に挿入され、前記溝部に注入された湿気硬化型接着剤により前記レンズ部品が前記灯具ボディに固定される車両用灯具であって、
前記溝部の断面において、前記溝部の内面は、前記湿気硬化型接着剤が注入される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔を有して前記挿入部と向かい合っている。
樹脂製のレンズ部品に設けられた挿入部が樹脂製の灯具ボディに設けられた溝部に挿入され、前記溝部に注入された湿気硬化型接着剤により前記レンズ部品が前記灯具ボディに固定される車両用灯具であって、
前記溝部の断面において、前記溝部の内面は、前記湿気硬化型接着剤が注入される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔を有して前記挿入部と向かい合っている。
上記構成の車両用灯具によれば、溝部の内面と挿入部との間隔が十分に狭いので、該隙間に充填される湿気硬化型接着剤を、灯具ボディやレンズ部品の樹脂に含まれる水分により十分に硬化させることができ、硬化時間を短くすることができる。従来の構造においては、空気に晒される表面から吸収する空気中の水分による硬化が支配的だったところ、樹脂に接する内面から吸収する水分による硬化が支配的になるように、溝部の内面と挿入部との間隔を調整することにより、湿気硬化型接着剤の硬化時間が短縮される。
本発明の車両用灯具において、前記溝部の内面は、互いに向かい合う一対の側面を有し、前記挿入部は、前記溝部の深さ方向に延びる脚部と、前記脚部から前記溝部の前記側面へ向かって突き出す突き出し部を有していてもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部と突き出し部によって、溝部の中に安定した姿勢で挿入部を配置することができ、湿気硬化型接着剤を硬化させる間に、灯具ボディとレンズ部品との位置がずれにくい。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部と突き出し部によって、溝部の中に安定した姿勢で挿入部を配置することができ、湿気硬化型接着剤を硬化させる間に、灯具ボディとレンズ部品との位置がずれにくい。
本発明の車両用灯具において、前記突き出し部は、前記溝部の底面に沿って突き出していてもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部と側面の間および突き出し部と底面の間に湿気硬化型接着剤が充填され、交差する2つの面で灯具ボディとレンズ部品を接着できるので、レンズ部品を灯具ボディに強固に固定できる。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部と側面の間および突き出し部と底面の間に湿気硬化型接着剤が充填され、交差する2つの面で灯具ボディとレンズ部品を接着できるので、レンズ部品を灯具ボディに強固に固定できる。
本発明の車両用灯具において、前記突き出し部の先端に前記溝部の前記側面に沿って延びる当接部が設けられていてもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部、突き出し部、当接部の3つの部位によって、溝部の中に安定した姿勢で挿入部を配置することができる。さらに、脚部と内面の間、突き出し部と内面の間、当接部と内面との間で灯具ボディとレンズ部品を接着できるので、接着強度が高い。
上記構成の車両用灯具によれば、脚部、突き出し部、当接部の3つの部位によって、溝部の中に安定した姿勢で挿入部を配置することができる。さらに、脚部と内面の間、突き出し部と内面の間、当接部と内面との間で灯具ボディとレンズ部品を接着できるので、接着強度が高い。
本発明の車両用灯具において、前記突き出し部は、前記溝部の深さ方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位であってもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、突き出し部によって、レンズ部品が灯具ボディに対して、溝部の深さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
上記構成の車両用灯具によれば、突き出し部によって、レンズ部品が灯具ボディに対して、溝部の深さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
本発明の車両用灯具において、前記突き出し部は、前記溝部の長手方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位であってもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、突き出し部によって、レンズ部品が灯具ボディに対して、溝部の長さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
上記構成の車両用灯具によれば、突き出し部によって、レンズ部品が灯具ボディに対して、溝部の長さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
本発明の車両用灯具において、前記挿入部は、前記溝部の深さ方向に延びる脚部を有し、前記脚部には、前記溝部の開口の上方に、前記開口の少なくとも一部を覆う覆い部が設けられていてもよい。
上記構成の車両用灯具によれば、湿気硬化型接着剤の硬化中に異物が入り込むことを抑制できる。また、開口を目立たせなくすることができる。
上記構成の車両用灯具によれば、湿気硬化型接着剤の硬化中に異物が入り込むことを抑制できる。また、開口を目立たせなくすることができる。
本発明によれば、湿気硬化型接着剤の硬化する時間の短い車両用灯具を提供することができる。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の縦断面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、例えば、車両の前部に設けられて車両前方を照らす前照灯である。車両用前照灯10は、前方が開口した灯具ボディ11と、この灯具ボディ11の開口を覆うように取り付けられるレンズ部品12とを備えている。
この車両用灯具10の内部には、灯具ボディ11にレンズ部品12を取り付けることで密閉された灯室Sが形成されている。この灯室S内には、光源13およびリフレクタ14が配置されている。光源13は、灯室S内に配置され、リフレクタ14は、光源13より後方に配置されている。灯具ボディ11およびレンズ部品12は、それぞれの開口の外周縁部において互いに固定されている。
この車両用灯具10の内部には、灯具ボディ11にレンズ部品12を取り付けることで密閉された灯室Sが形成されている。この灯室S内には、光源13およびリフレクタ14が配置されている。光源13は、灯室S内に配置され、リフレクタ14は、光源13より後方に配置されている。灯具ボディ11およびレンズ部品12は、それぞれの開口の外周縁部において互いに固定されている。
なお、本例において、前方とは、車両用灯具10における光源13からレンズ部品12へと向かう方向(図1の左方向)であり、後方とは、前方と反対の方向(図1の右方向)である。
灯具ボディ11は、例えば合成樹脂材料により一体に形成されている。この合成樹脂材料としては、例えばポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ポリカーボネートABS樹脂(PC−ABS樹脂)、アクリル樹脂(PMMA)等が好ましく用いられる。レンズ部品12は、例えば透明あるいは半透明の合成樹脂材料により形成されている。この合成樹脂材料としては、例えばポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、ポリカーボネートABS樹脂(PC−ABS樹脂)、アクリル樹脂(PMMA)等が好ましく用いられる。
レンズ部品12は、光を素通しするアウターカバーである。なお、このレンズ部品12における灯具ボディ11の開口を覆う面には、光源13からの光を集光あるいは拡散するためのレンズステップが設けられていても良い。
光源13は、灯具ボディ11およびレンズ部品12により形成される灯室S内に配される。この光源13は、灯具ボディ11に固定されているソケット部21と電気的に接続され、ソケット部21を介して電源(不図示)から供給される電力により発光する。
リフレクタ14は、前方側に向かって略放物面状に凹んだ凹面を有し、その凹面の中央には光源13を通すための貫通穴22が設けられている。このリフレクタ14は、灯室S内における光源13の後方側に配され、光源13からの光を前方(レンズ部品12側)へ反射する。
リフレクタ14は、前方側に向かって略放物面状に凹んだ凹面を有し、その凹面の中央には光源13を通すための貫通穴22が設けられている。このリフレクタ14は、灯室S内における光源13の後方側に配され、光源13からの光を前方(レンズ部品12側)へ反射する。
灯具ボディ11の外周縁部には、全周にわたって溝部31が形成されている。また、レンズ部品12の外周縁部には、後方側に突出する挿入部41が設けられている。挿入部41は、溝部31に挿入されて接着固定される。
図2は、本発明の実施形態に係る車両用灯具10の灯具ボディ11とレンズ部品12との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図2に示すように、灯具ボディ11の本体部32の開口35には、側方に突き出した底壁33と、この底壁33の一端から前方へ立ち上がる側壁34とが設けられている。なお、図2において、灯具ボディ11の内周側(灯室S側)が左方、灯具ボディ11の外周側が右方である。
図2に示すように、灯具ボディ11の本体部32の開口35には、側方に突き出した底壁33と、この底壁33の一端から前方へ立ち上がる側壁34とが設けられている。なお、図2において、灯具ボディ11の内周側(灯室S側)が左方、灯具ボディ11の外周側が右方である。
本体部32の開口部の外周縁には、前方に開口する溝部31が外周縁に沿って設けられている。溝部31は、本体部32の外周を向く側面32a、底壁33の上面33a、および側壁34の内周を向く側面34aとにより構成されている。溝部31は、互いに向かい合って配置された一様な側面32a,34aを有し、側面32a,34aは、溝部31の深さ方向に一様な面で構成されている。一対の側面32a,34aは、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合っている。以降の説明において、側面32a,34aおよび上面33aをまとめて、溝部31の内面31aと呼ぶことがある。
挿入部41は、溝部31の深さ方向に延びる脚部42を有している。挿入部41の脚部42の先端部には、溝部31の深さ方向と垂直な面に沿って延びる板状の突き出し部43が設けられている。突き出し部43は、脚部42から側面34aへ向かって突き出すように一体に形成されている。突き出し部43は、上面33aに沿って突き出している。
挿入部41の脚部42には、突き出し部43より上方に、側方へ張り出す覆い部44が形成されている。覆い部44は、挿入部41を溝部31へ挿入した状態で、溝部31の開口35の上方に張り出している。この覆い部44は、溝部31の開口35の少なくとも一部を覆う。
挿入部41の脚部42には、突き出し部43より上方に、側方へ張り出す覆い部44が形成されている。覆い部44は、挿入部41を溝部31へ挿入した状態で、溝部31の開口35の上方に張り出している。この覆い部44は、溝部31の開口35の少なくとも一部を覆う。
溝部31には、湿気硬化型接着剤51が充填されている。挿入部41は、湿気硬化型接着剤51が充填された溝部31に挿入され、湿気硬化型接着剤51によって溝部31に接着固定されている。湿気硬化型接着剤51は、周囲の微量な水分と反応して硬化する接着剤であり、薄く塗布されるほど高い接着強度が得られる。灯具ボディ11の溝部31とレンズ部品12の挿入部41とを湿気硬化型接着剤51を介して固定することにより灯室S内外のシール性が確保される。
このように、湿気硬化型接着剤51で固定された灯具ボディ11とレンズ部品12との固定箇所では、溝部31の断面(図2に示す断面)において、溝部31の内面31aの少なくとも一部は、湿気硬化型接着剤51が充填される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔tを有して挿入部41と向かい合っている。本実施形態においては、本体部32の側面32aと挿入部41の脚部42との隙間tが、灯具ボディ11の開口の外周縁に沿って一様に0.1mm以上1.0mm以下の間隔とされている。そして、この隙間に湿気硬化型接着剤51が介在している。
ところで、従来より、灯具ボディ11とレンズ部品12との固定箇所で広く使われていたホットメルト系のシール材は比較的粘度が高いため、溝部31には比較的大きな開口35が設けられていた。これにより、図示しない塗布ノズルを介してスムーズにシール材を溝部31へ注入していた。
ここで、灯具ボディ11とレンズ部品112との固定構造の参考例を説明する。図3は、参考例に係る車両用灯具10の灯具ボディ11とレンズ部品112との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図3に示すように、この参考例は、従来の車両用灯具の構造をそのまま転用して、ホットメルト系のシール材の替わりに湿気硬化型接着剤51を隙間に導入したものである。
参考例においても、溝部31の内面31aの一部である一対の側面32a,34aが、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合っている。一方で、本参考例においては、レンズ部品112の挿入部141の脚部142に突き出し部143が設けられておらず、溝部31に挿入された挿入部141の脚部142は、溝部31の幅方向の中央に配置されている。そして、溝部31の内面31aと脚部142の周囲との隙間に、湿気硬化型接着剤51が介在している。この参考例では、側面32aと脚部142との隙間t1および側面34aと脚部142との隙間が、2mm〜3mmとなる。
参考例のように、従来の車両用灯具の構造をそのまま転用して、ホットメルト系のシール材の替わりに湿気硬化型接着剤51を隙間に導入するだけでは、湿気硬化型接着剤51が硬化するまでに長時間を要する。これは、隙間に充填された湿気硬化型接着剤51が空気に晒されている表面から空気中の水分を吸収して硬化するように設計されているところ、該表面から離れた溝部31の深部に位置する湿気硬化型接着剤51に水分が到達しにくく、硬化に時間がかかるからだと考えられる。
そこで、本発明者は、湿気硬化型接着剤51は、灯具ボディ11の樹脂に含まれる水分によっても硬化することに着目し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明に係る車両用灯具10によれば、溝部31の内面31aと挿入部41との間隔が十分に狭いので、該隙間に充填される湿気硬化型接着剤51を、灯具ボディ11やレンズ部品12の樹脂に含まれる水分により十分に硬化させることができ、硬化時間を短くすることができる。従来の構造においては、空気に晒される表面から吸収する空気中の水分による硬化が支配的だったところ、樹脂に接する内面から吸収する水分による硬化が支配的になるように、溝部31の内面31aと挿入部41との間隔tを調整することにより、湿気硬化型接着剤51の硬化時間が短縮される。
また、そもそも溝部31の内面31aと挿入部41との間の隙間が小さいので、湿気硬化型接着剤51の容積が小さく、硬化時間が短く、接着強度も高まっており、また製造コストを低減できる。
また、挿入部41が、溝部31の深さ方向に延びる脚部42と、脚部42から溝部31の側面34aへ向かって突き出す突き出し部43を有する。したがって、脚部42と突き出し部43によって、溝部31の中に安定した姿勢で挿入部41を配置することができ、湿気硬化型接着剤51を硬化させる間に、灯具ボディ11とレンズ部品12との位置がずれにくい。
また、突き出し部43は、溝部31の上面33aに沿って突き出している。これにより、脚部42と側面32aの間および突き出し部43と上面33aの間に湿気硬化型接着剤51が充填され、交差する2つの面で灯具ボディ11とレンズ部品12を接着できるので、レンズ部品12を灯具ボディ11に強固に固定できる。
しかも、突き出し部43は、溝部31の深さ方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位であるので、突き出し部43によって、レンズ部品12が灯具ボディ11に対して、溝部31の深さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
また、脚部42には、溝部31の開口35の上方に、開口35の一部を覆う覆い部44が設けられている。したがって、湿気硬化型接着剤51の硬化中に異物が入り込むことを抑制できる。また、開口35を目立たせなくすることができる。
また、溝部31の内面は、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合う一対の側面32a,34aを有している。したがって、湿気硬化型接着剤51を溝部31へ注入しやすい。また、既存のホットメルト系シール材を使う車両用灯具に用いる灯具ボディ11を流用できる。
次に、本発明の変形例について説明する。
(変形例1)
図4は、変形例1に係る灯具ボディ11とレンズ部品212との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図4に示すように、湿気硬化型接着剤51で固定された灯具ボディ11とレンズ部品212との固定箇所では、溝部31の断面(図4に示す断面)において、溝部31の内面31aの少なくとも一部は、湿気硬化型接着剤51が充填される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔tを有して挿入部241と向かい合っている。本変形例においては、本体部32の側面32aと挿入部241の脚部242との隙間tが、灯具ボディ11の開口の外周縁に沿って一様に0.1mm以上1.0mm以下の間隔とされている。そして、この隙間に湿気硬化型接着剤51が介在している。また、溝部31の内面は、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合う一対の側面32a,34aを有している。
(変形例1)
図4は、変形例1に係る灯具ボディ11とレンズ部品212との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図4に示すように、湿気硬化型接着剤51で固定された灯具ボディ11とレンズ部品212との固定箇所では、溝部31の断面(図4に示す断面)において、溝部31の内面31aの少なくとも一部は、湿気硬化型接着剤51が充填される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔tを有して挿入部241と向かい合っている。本変形例においては、本体部32の側面32aと挿入部241の脚部242との隙間tが、灯具ボディ11の開口の外周縁に沿って一様に0.1mm以上1.0mm以下の間隔とされている。そして、この隙間に湿気硬化型接着剤51が介在している。また、溝部31の内面は、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合う一対の側面32a,34aを有している。
図4に示すように、この変形例1では、挿入部241に形成された突き出し部243の先端に当接部245が設けられている。この当接部245は、突き出し部243の先端から、溝部31の開口35側へ向かって側面34aに沿って延びている。また、この当接部245の端部には、側方に屈曲された係止部246が設けられている。
この変形例1では、当接部245が設けられた挿入部241を溝部31へ挿入すると、脚部242、突き出し部243、当接部245の3つの部位によって、溝部31の中に安定した姿勢で挿入部241を配置することができる。さらに、脚部242と内面31aの間、突き出し部243と内面41aの間、当接部245と内面31aの間で灯具ボディ11とレンズ部品212を接着できるので、接着強度が高い。
また、当接部245の端部の係止部246が側壁34の端面に当接することで、さらに確実に挿入部241を溝部31の中に安定した姿勢で配置することができ、また、溝部31への挿入部241の挿入方向への位置決めを行うことができる。
(変形例2)
図5は、変形例2に係る灯具ボディ11とレンズ部品312との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図5に示すように、湿気硬化型接着剤51で固定された灯具ボディ11とレンズ部品312との固定箇所では、溝部31の断面(図5に示す断面)において、溝部31の内面31aの少なくとも一部は、湿気硬化型接着剤51が充填される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔tを有して挿入部341と向かい合っている。本変形例においては、本体部32の側面32aと挿入部341の脚部342との隙間tが、灯具ボディ11の開口の外周縁に沿って一様に0.1mm以上1.0mm以下の間隔とされている。そして、この隙間に湿気硬化型接着剤51が介在している。また、溝部31の内面は、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合う一対の側面32a,34aを有している。
図5は、変形例2に係る灯具ボディ11とレンズ部品312との固定箇所の構造を示す断面斜視図である。
図5に示すように、湿気硬化型接着剤51で固定された灯具ボディ11とレンズ部品312との固定箇所では、溝部31の断面(図5に示す断面)において、溝部31の内面31aの少なくとも一部は、湿気硬化型接着剤51が充填される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔tを有して挿入部341と向かい合っている。本変形例においては、本体部32の側面32aと挿入部341の脚部342との隙間tが、灯具ボディ11の開口の外周縁に沿って一様に0.1mm以上1.0mm以下の間隔とされている。そして、この隙間に湿気硬化型接着剤51が介在している。また、溝部31の内面は、1mm以上5mm以下の一様な間隔Wを有して向かい合う一対の側面32a,34aを有している。
図5に示すように、この変形例2では、脚部342に突き出し部347が設けられている。この突き出し部347は、溝部31の長手方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位から構成されている。また、この変形例2では、脚部342における溝部31の開口35付近に傾斜部342aが形成されている。傾斜部342aは、溝部31の底に向かって灯具ボディ11の内周側へ向かうように傾斜されている。この変形例2では、脚部342に形成された覆い部344が側壁34の端部に当接され、溝部31の開口35が覆う部344によって塞がれている。
この変形例2では、突き出し部347が、溝部31の長手方向と垂直な面に沿って延びるので、突き出し部347によって、レンズ部品12が灯具ボディ11に対して、溝部31の長さ方向と垂直な面内方向に相対移動することを抑制できる。
なお、本発明は、灯具ボディとレンズ部品とを有する車両用灯具であれば、前照灯に限らず、いかなる灯具にも適用可能であり、例えば、テールランプやフォグランプなどにも適用できる。
10:車両用灯具、11:灯具ボディ、12:レンズ部品、31:溝部、31a:内面、32a,34a:側面、33a:底面、41:挿入部、42:脚部、43,53:突き出し部、44:覆い部、45:当接部、51:湿気硬化型接着剤
Claims (7)
- 樹脂製のレンズ部品に設けられた挿入部が樹脂製の灯具ボディに設けられた溝部に挿入され、前記溝部に注入された湿気硬化型接着剤により前記レンズ部品が前記灯具ボディに固定される車両用灯具であって、
前記溝部の断面において、前記溝部の内面は、前記湿気硬化型接着剤が注入される0.1mm以上1.0mm以下の一様な間隔を有して前記挿入部と向かい合っている、車両用灯具。 - 前記溝部の内面は、互いに向かい合う一対の側面を有し、
前記挿入部は、前記溝部の深さ方向に延びる脚部と、前記脚部から前記溝部の前記側面へ向かって突き出す突き出し部を有する、請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記突き出し部は、前記溝部の底面に沿って突き出している、請求項2に記載の車両用灯具。
- 前記突き出し部の先端に前記溝部の前記側面に沿って延びる当接部が設けられている、請求項3に記載の車両用灯具。
- 前記突き出し部は、前記溝部の深さ方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位である、請求項2から4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
- 前記突き出し部は、前記溝部の長手方向と垂直な面に沿って延びる板状の部位である、請求項2から4のいずれか一項に記載の車両用灯具。
- 前記挿入部は、前記溝部の深さ方向に延びる脚部を有し、
前記脚部には、前記溝部の開口の上方に、前記開口の少なくとも一部を覆う覆い部が設けられている、請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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