JP2016001114A - 電圧検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が高い電池の電圧を、簡易な構成で検出することができる電圧検出装置を提供する。
【解決手段】抵抗R1とスイッチSW1との直列体であって、電池スタック210に接続される直列体と、直列体と電池スタック210との間に接続されている抵抗R2と、電池スタック210に対して抵抗R2と並列に接続されているキャパシタC1と、キャパシタC1とA/D変換器300との間に接続されるスイッチSW3と、を備え、キャパシタC1は、スイッチSW1がオン且つスイッチSW3がオフのときに充電され、A/D変換器300は、スイッチSW1がオフ且つスイッチSW3がオンのときに、キャパシタC1の充電電圧を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】抵抗R1とスイッチSW1との直列体であって、電池スタック210に接続される直列体と、直列体と電池スタック210との間に接続されている抵抗R2と、電池スタック210に対して抵抗R2と並列に接続されているキャパシタC1と、キャパシタC1とA/D変換器300との間に接続されるスイッチSW3と、を備え、キャパシタC1は、スイッチSW1がオン且つスイッチSW3がオフのときに充電され、A/D変換器300は、スイッチSW1がオフ且つスイッチSW3がオンのときに、キャパシタC1の充電電圧を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電池電圧を検出する電圧検出装置に関する。
電池電圧を検出する電圧検出装置として、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の装置は、電池の両端とフライングキャパシタの両端とを接続し、電池電圧でフライングキャパシタを蓄電した後、フライングキャパシタの蓄電電圧を差動増幅器を介してA/Dコンバータ(電圧検出器)で検出している。
上記電圧検出装置は、差動増幅器を用いているため、部品点数が多く回路の構成が複雑である。さらに、部品点数が多いため、電池電圧の検出誤差の要因が多い。しかしながら、電池の最大電圧が電圧検出器の入力電圧の上限よりも高い場合、電池電圧を直接電圧検出器で検出することはできない。
本発明は、上記実情に鑑み、電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が高い電池の電圧を、簡易な構成で検出することができる電圧検出装置を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電圧検出器を備え、前記電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が大きい電池の電圧を検出する電圧検出装置であって、第1抵抗と第1開閉器との直列体であって、前記電池に接続される直列体と、前記直列体と前記電池との間に接続されている第2抵抗と、前記電池に対して前記第2抵抗と並列に接続されている第1キャパシタと、前記第1キャパシタと前記電圧検出器との間に接続される第2開閉器と、を備え、前記第1キャパシタは、前記第1開閉器が閉状態且つ前記第2開閉器が開状態のときに充電され、前記電圧検出器は、前記第1開閉器が開状態且つ前記第2開閉器が閉状態のときに、前記第1キャパシタの充電電圧を検出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1開閉器を閉状態且つ第2開閉器を開状態にすると、電池と第1キャパシタとが第1抵抗を介して接続され、第1キャパシタと電圧検出器との接続が遮断される。そして、第1キャパシタが、第1抵抗と第2抵抗とで分圧された電池の電圧に充電される。さらに、第1開閉器を開状態且つ第2開閉器を閉状態にすると、電池と第1キャパシタとの接続が遮断され、第1キャパシタと電圧検出器とが接続される。そして、第1キャパシタの充電電圧が電圧検出器により検出される。電圧検出器により検出された充電電圧は、第1抵抗と第2抵抗の抵抗値の比から電池電圧に戻すことができる。したがって、電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が高い電池の電圧を、簡易な構成で検出することができる。ひいては、電池電圧の検出誤差を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、電圧検出器を備え、前記電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が大きい電池の電圧を検出する電圧検出装置であって、第1抵抗と第1開閉器との直列体であって、前記電池に接続される直列体と、前記直列体に第1端が接続されている第2キャパシタと、前記電池に対して前記第2キャパシタと直列に接続されており、前記第2キャパシタの第2端が接続されている第1キャパシタと、前記第1キャパシタと前記電圧検出器との間に接続される第2開閉器と、を備え、前記第1キャパシタは、前記第1開閉器が閉状態且つ前記第2開閉器が開状態のときに充電され、前記電圧検出器は、前記第1開閉器が開状態且つ前記第2開閉器が閉状態のときに、前記第1キャパシタの充電電圧を検出する。
請求項2に記載の発明によれば、第1開閉器を閉状態且つ第2開閉器を開状態にすると、電池と、第1抵抗、第2キャパシタ及び第1キャパシタが直列に接続され、第1キャパシタと電圧検出器との接続が遮断される。そして、第1キャパシタが、第1キャパシタと第2キャパシタとで分圧された電池の電圧に充電される。さらに、第1開閉器を開状態且つ第2開閉器を閉状態にすると、請求項1と同様に、第1キャパシタの充電電圧が電圧検出器により検出される。電圧検出器により検出された充電電圧は、第1キャパシタと第2キャパシタの容量の比から電池電圧に戻すことができる。したがって、電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が高い電池の電圧を、簡易な構成で検出することができる。ひいては、電池電圧の検出誤差を低減することができる。
以下、組電池200の各電池スタックの電圧を検出する電圧検出装置を具現化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。各実施形態において、電圧検出装置は、A/D変換器を備え、A/D変換器の入力電圧の上限よりも最大電圧が大きい電池スタックの電圧を検出することを想定している。具体的には、電池スタックは、互いに直列接続されたニッケル水素電池等の電池セルから構成されており、組電池200は、互いに直列接続された複数の電池スタックから構成されている。
なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。また、各実施形態及び変形例の説明において、明示している構成の組み合わせだけでなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、各実施形態及び変形例を組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、電池スタック210の電圧を検出する電圧検出装置10の構成について説明する。電圧検出装置10は、抵抗R1(第1抵抗)とスイッチSW1(第1開閉器)との直列体、抵抗R2(第2抵抗)、キャパシタC1(第1キャパシタ)、スイッチSW3(第2開閉器)、スイッチSW5(第3開閉器)、A/D変換器300(電圧検出器)を備える。以下の説明では、各素子の高電位側を第1端、低電位側を第2端とする。
まず、図1を参照して、電池スタック210の電圧を検出する電圧検出装置10の構成について説明する。電圧検出装置10は、抵抗R1(第1抵抗)とスイッチSW1(第1開閉器)との直列体、抵抗R2(第2抵抗)、キャパシタC1(第1キャパシタ)、スイッチSW3(第2開閉器)、スイッチSW5(第3開閉器)、A/D変換器300(電圧検出器)を備える。以下の説明では、各素子の高電位側を第1端、低電位側を第2端とする。
抵抗R1とスイッチSW1との直列体は、電池スタック210と抵抗R2との間に直列に接続されている。詳しくは、抵抗R1の第2端とスイッチSW1の第1端とが接続されており、抵抗R1の第1端が電池スタック210の高電位側に接続されている。また、スイッチSW1の第2端と抵抗R2の第1端とが接続されている。抵抗R1及びR2の抵抗値は、それぞれR1及びR2とする。
キャパシタC1は、電池スタック210に対して、スイッチSW5を介して抵抗R2と並列に接続されており、抵抗R1と抵抗R2により分圧された電池スタック210の電圧に充電される。詳しくは、抵抗R2の第1端及びスイッチSW1の第2端と、スイッチSW5の第1端とが接続されており、キャパシタC1の第1端とスイッチSW5の第2端とが接続されている。また、抵抗R2の第2端及びキャパシタC1の第2端は、スイッチSW2(第1開閉器)を介して電池スタック210の低電位側に接続されているとともに、スイッチSW4(第2開閉器)を介して接地されている。
さらに、キャパシタC1の第1端子は、スイッチSW3を介してA/D変換器300の入力チャンネルに接続されている。A/D変換器300は、キャパシタC1の充電電圧を検出する。詳しくは、A/D変換器300は、アナログ信号であるキャパシタC1の充電電圧が入力されると、所定数のビットのデジタル信号に変換する。A/D変換器300の分解能は、入力電圧の上限値Vlとデジタル信号のビット数とで決まる。A/D変換器300に入力される最大電圧が入力電圧の上限値Vlに近いほど、デジタル信号に変換された電圧の分解能が高くなり、電圧の検出精度が高くなる。
スイッチSW1及びスイッチSW2は、抵抗R2と電池スタック210との接続を開閉する。また、スイッチSW5は、抵抗R2とキャパシタC1との接続を開閉する。また、スイッチSW3及びスイッチSW4は、キャパシタC1とA/D変換器300及びグラウンドとの接続を開閉する。スイッチSW1〜SW5の開閉は、制御装置400により制御される。制御装置400は、CPU、ROM、RAM及びI/O等を備えたマイクロコンピュータである。なお、A/D変換器300は、制御装置内蔵のものを使用してもよい。
次に、電圧検出装置10の動作について説明する。
<キャパシタC1の充電>
スイッチSW1及びSW2をオン(閉状態)、スイッチSW3及びSW4をオフ(開状態)、スイッチSW5をオン(閉状態)にする。このようにすると、抵抗R2の両端には、電池スタック210の電圧を抵抗R1と抵抗R2とで分圧した電圧が印加される。具体的には、電池スタック210の電圧をViとすると、Vo=Vi×R2/(R1+R2)の電圧が抵抗R2の両端に印加される。よって、抵抗R2と並列に接続されているキャパシタC1は、電圧Viから降圧された電圧Voに充電される。そのため、キャパシタC1として、低耐圧のキャパシタを採用できる。
スイッチSW1及びSW2をオン(閉状態)、スイッチSW3及びSW4をオフ(開状態)、スイッチSW5をオン(閉状態)にする。このようにすると、抵抗R2の両端には、電池スタック210の電圧を抵抗R1と抵抗R2とで分圧した電圧が印加される。具体的には、電池スタック210の電圧をViとすると、Vo=Vi×R2/(R1+R2)の電圧が抵抗R2の両端に印加される。よって、抵抗R2と並列に接続されているキャパシタC1は、電圧Viから降圧された電圧Voに充電される。そのため、キャパシタC1として、低耐圧のキャパシタを採用できる。
電圧Viに対する電圧Voの降圧比は、R1とR2との比で決まる。そして、電圧Voは、A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlに近いほど、電圧の検出精度が高くなる。そこで、A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlと電池スタック210の最大電圧Vmとの比に基づいて、R1とR2を設定する。なお、電池スタック210の最大電圧Vmは、電池スタック210が満充電状態のときの電圧である。
具体的には、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1の場合は、R1とR2を等しい値に設定する。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが10Vの場合は、R1とR2を等しい値に設定することにより、A/D変換器300への入力電圧は5V以下となる。すると、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
また、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも小さい場合は、R1をR2よりも大きく設定し、A/D変換器300への入力電圧を、最大電圧Vmの2分の1よりも小さい電圧Voにする。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが12Vの場合は、R1:R2を7:5にすれば、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
また、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも大きい場合は、R1をR2よりも小さく設定し、A/D変換器300への入力電圧を、最大電圧Vmの2分の1よりも大きい電圧Voにする。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが8Vの場合は、R1:R2を3:5にすれば、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
<キャパシタC1の保持>
次に、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオフにする。このようにすると、抵抗R2とキャパシタC1との接続が開状態となり、キャパシタC1から抵抗R2へ電荷の放電が行われない。よって、キャパシタC1の充電電圧が保持される。さらに、スイッチSW1及びSW2をオフにしても、キャパシタC1の充電電圧は保持され続ける。
次に、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオフにする。このようにすると、抵抗R2とキャパシタC1との接続が開状態となり、キャパシタC1から抵抗R2へ電荷の放電が行われない。よって、キャパシタC1の充電電圧が保持される。さらに、スイッチSW1及びSW2をオフにしても、キャパシタC1の充電電圧は保持され続ける。
<充電電圧の検出>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオフにする。このようにすると、キャパシタC1の第1端はA/D変換器300の入力チャンネルに接続され、キャパシタC1の第2端は接地され、キャパシタC1の端子間の電圧Voが、A/D変換器300により検出される。検出された電圧Voに、降圧比R2/(R1+R2)の逆数を乗算することで、電池スタック210の電圧Viが算出される。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオフにする。このようにすると、キャパシタC1の第1端はA/D変換器300の入力チャンネルに接続され、キャパシタC1の第2端は接地され、キャパシタC1の端子間の電圧Voが、A/D変換器300により検出される。検出された電圧Voに、降圧比R2/(R1+R2)の逆数を乗算することで、電池スタック210の電圧Viが算出される。
<キャパシタC1の放電>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオンにする。このようにすると、キャパシタC1に充電されている電荷が抵抗R2へ流れて、キャパシタC1の充電電圧は0となる。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオンにする。このようにすると、キャパシタC1に充電されている電荷が抵抗R2へ流れて、キャパシタC1の充電電圧は0となる。
<待機>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオンにすると、待機状態となる。この後、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオンにすると、再びキャパシタC1が充電されるので、上記手順を繰り返して、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出する。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオンにすると、待機状態となる。この後、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオンにすると、再びキャパシタC1が充電されるので、上記手順を繰り返して、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出する。
電圧検出装置10に断線異常がない場合は、キャパシタC1に充電されている電荷の放電を行わないままキャパシタC1を充電しても、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出できる。しかしながら、キャパシタC1を充電してから次にキャパシタC1を充電するまでの間に、電圧検出装置10に断線異常が発生した場合、キャパシタC1の電荷の放電を行わないまま充電すると、断線異常の発生を検出できない。これは、断線異常の発生によりキャパシタC1が充電されなくなっても、断線異常が発生する前のキャパシタC1の充電電圧が検出されるためである。これに対して、キャパシタC1の電荷を放電してから充電すると、断線異常が発生した場合には、検出される電圧Voが0となるため、断線異常の発生を検出できる。そのため、キャパシタC1の充電を行う前に、キャパシタC1の放電を行う方がよい。
(第1実施形態の変形例)
電圧検出装置10は、図1に破線で示すように、電池スタック210の低電位側とスイッチSW2との間に、抵抗R3が直列に接続されていてもよい。この場合、電圧Vo=R2/(R1+R2+R3)となる。このようにすれば、電圧検出装置10が対称性を備えた回路となり、ノイズに対する信頼性が向上する。
電圧検出装置10は、図1に破線で示すように、電池スタック210の低電位側とスイッチSW2との間に、抵抗R3が直列に接続されていてもよい。この場合、電圧Vo=R2/(R1+R2+R3)となる。このようにすれば、電圧検出装置10が対称性を備えた回路となり、ノイズに対する信頼性が向上する。
また、抵抗R1を外して、抵抗R2及び抵抗R3だけを接続してもよい。この場合、抵抗R3とスイッチSW2が直列体となり、電池スタック210の低電位側と抵抗R2の第2端との間に接続される。また、この場合、電圧Vo=Vi×R2/(R2+R3)となる。
また、図2に示す電圧検出装置10bのように、スイッチSW1と電池スタック210の高電位側とを接続し、抵抗R1と抵抗R2とを接続してもよい。同様に、抵抗R3を接続する場合は、スイッチSW2と電池スタック210の低電位側とを接続し、抵抗R3と抵抗R2とを接続してもよい。ただし、一般に、電池スタック210と電圧検出装置との間には、ノイズ除去用のRC回路を接続する。そのため、抵抗R1及びR3を電池スタック210に接続する構成にすれば、RC回路の抵抗と抵抗R1及びR3を共用できる。
また、絶縁が問題とならない場合は、スイッチSW2及びスイッチSW4は接続しないで短絡させてもよい。また、電圧検出器は、A/D変換器以外でもよい。例えば、入力電圧によって周波数を変化させる可変周波数発振器(VFO)でもよい。
以上説明した第1実施形態及びその変形例によれば、以下の効果を奏する。
(1)電池スタック210の電圧Viが抵抗R1と抵抗R2により分圧され、分圧された電圧VoにキャパシタC1は充電される。そして、キャパシタC1の充電電圧がA/D変換器300により検出される。よって、A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlよりも最大電圧Vmが高い電池スタック210電圧Viを、簡易な構成で検出することができる。ひいては、電池スタック210の電圧Viの検出誤差を低減することができる。
(2)スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフ、スイッチSW5をオンにすると、R1とR2との比で電圧Viが降圧された電圧Voに、キャパシタC1が充電される。そして、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオフにすると、キャパシタC1から抵抗R2へ電荷が放電されることを防止しつつ、キャパシタC1の充電電圧をA/D変換器300により検出できる。
(3)A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlと、電池スタック210の最大電圧Vmとの比に基づいて、R1及びR2を設定することにより、キャパシタC1の最大充電電圧を上限値Vlに近づけ、電池スタック210の電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(4)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1である場合は、R1とR2とを等しく設定することにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(5)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも小さい場合は、R1をR2よりも大きくすることにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(6)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも大きい場合は、R1をR2よりも小さくすることにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る電圧検出装置20について、第1実施形態に係る電圧検出装置10と異なる点を、図3を参照して説明する。
次に、第2実施形態に係る電圧検出装置20について、第1実施形態に係る電圧検出装置10と異なる点を、図3を参照して説明する。
電圧検出装置20は、スイッチSW5の代わりに抵抗R4が接続されている。抵抗R4の抵抗値は、キャパシタC1に充電された電荷が抵抗R4及び抵抗R2へ放電される速度を、A/D変換器300による充電電圧の検出に要する時間に比べて、十分に遅くする大きな値に設定される。
電圧検出装置20において、スイッチSW1及びSW2をオンにし、スイッチSW3及びスイッチオフにすると、キャパシタC1が電圧Voに充電される。
次に、スイッチSW1及びスイッチSW2をオフ、スイッチSW3及びスイッチSW4をオフにすると、抵抗R4及びR2へキャパシタC1の電荷の放電が漸次始まる。続けて、スイッチSW3及びスイッチSW4をオンにすると、キャパシタC1の充電電圧が、A/D変換器300により検出される。R4を大きな値に設定することにより、キャパシタC1の放電速度を遅くできるため、電圧Viの検出精度の低下は抑制できる。ただし、R4を大きな値にすると、キャパシタC1の充電速度も遅くなるため、適切に設定する必要がある。
キャパシタC1の電荷の放電が終わった後、スイッチSW1及びスイッチSW2をオフ、スイッチSW3及びスイッチSW4をオフにすると、待機状態となる。この後、再び充電に戻り、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出する。なお、電圧検出装置20についても、電圧検出装置10と同様の変形例を適用できる。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、スイッチSW5を抵抗R4とすることにより、電圧検出装置10の体格及びコストを低減できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る電圧検出装置30について、第1実施形態に係る電圧検出装置10と異なる点を、図4を参照して説明する。
次に、第3実施形態に係る電圧検出装置30について、第1実施形態に係る電圧検出装置10と異なる点を、図4を参照して説明する。
電圧検出装置30は、抵抗R2の代わりにキャパシタC2(第2キャパシタ)を備える。キャパシタC2は、電池スタック210に対して、キャパシタC1と直列に接続されている。詳しくは、キャパシタC2の第1端は、抵抗R1とスイッチSW1との直列体に接続され、キャパシタC2の第2端は、キャパシタC1の第1端及びスイッチSW3に接続されている。さらに、電圧検出装置30は、スイッチSW5を備えていない。キャパシタC1及びC2の容量は、それぞれC1及びC2とする。
次に、電圧検出装置30の動作について説明する。
<キャパシタC1及びC2の充電>
スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、キャパシタC1及びC2が充電され、キャパシタC1の充電電圧とキャパシタC2の充電電圧の合計値が、電池スタック210の電圧Viとなる。キャパシタC1の充電電圧とキャパシタC2の充電電圧の比は、C2:C1となる。すなわち、キャパシタC1は、電圧Vo=Vi×C2/(C1+C2)に充電される。なお、抵抗R1は、キャパシタC1及びC2に流入する電流を制限し、キャパシタC1及びC2を保護する役割をする。
スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、キャパシタC1及びC2が充電され、キャパシタC1の充電電圧とキャパシタC2の充電電圧の合計値が、電池スタック210の電圧Viとなる。キャパシタC1の充電電圧とキャパシタC2の充電電圧の比は、C2:C1となる。すなわち、キャパシタC1は、電圧Vo=Vi×C2/(C1+C2)に充電される。なお、抵抗R1は、キャパシタC1及びC2に流入する電流を制限し、キャパシタC1及びC2を保護する役割をする。
電圧Viに対する電圧Voの降圧比は、C1とC2との比で決まる。そして、電圧Voの最大値は、A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlに近いほど、電圧の検出精度が高くなる。そこで、A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlと電池スタック210の最大電圧Vmとの比に基づいて、C1とC2を設定する。
具体的には、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1の場合は、C1とC2を等しい値に設定する。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが10Vの場合は、C1とC2を等しい値に設定することにより、A/D変換器300への入力電圧は5V以下となる。すると、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
また、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも小さい場合は、C1をC2よりも大きく設定し、A/D変換器300への入力電圧を、最大電圧Vmの2分の1よりも小さい電圧Voにする。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが12Vの場合は、C1:C2を7:5にすれば、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
また、上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも大きい場合は、C1をC2よりも小さく設定し、A/D変換器300への入力電圧を、最大電圧Vmの2分の1よりも大きい電圧Voにする。例えば、上限値Vlが5V、最大電圧Vmが8Vの場合は、C1:C2を3:5にすれば、最大入力電圧が上限値Vlに近くなり、電圧Voの検出精度が高くなる。
<キャパシタC1の保持>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフにする。このようにすると、キャパシタC1及びC2の電荷の放電が行われない。よって、キャパシタC1及びC2の充電電圧が保持される。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフにする。このようにすると、キャパシタC1及びC2の電荷の放電が行われない。よって、キャパシタC1及びC2の充電電圧が保持される。
<充電電圧の検出>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオンにする。このようにすると、キャパシタC1の第1端はA/D変換器300の入力チャンネルに接続され、キャパシタC1の第2端は接地され、キャパシタC1の端子間の電圧Voが、A/D変換器300により検出される。検出された電圧Voに、降圧比C2/(C1+C2)の逆数を乗算することで、電池スタック210の電圧Viが算出される。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオンにする。このようにすると、キャパシタC1の第1端はA/D変換器300の入力チャンネルに接続され、キャパシタC1の第2端は接地され、キャパシタC1の端子間の電圧Voが、A/D変換器300により検出される。検出された電圧Voに、降圧比C2/(C1+C2)の逆数を乗算することで、電池スタック210の電圧Viが算出される。
<待機>
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、待機状態となる。このとき、キャパシタC1及びC2は充電電圧が保持されたままとなる。この後、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、キャパシタC1の充電電圧が、前時点の電圧Voから、この時点の電池スタック210の電圧Viを降圧した電圧Voになる。よって、上記手順を繰り返して、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出する。
次に、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、待機状態となる。このとき、キャパシタC1及びC2は充電電圧が保持されたままとなる。この後、スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、キャパシタC1の充電電圧が、前時点の電圧Voから、この時点の電池スタック210の電圧Viを降圧した電圧Voになる。よって、上記手順を繰り返して、電池スタック210の電圧Viを繰り返し検出する。
(第3実施形態の変形例)
電圧検出装置30は、図4に破線で示すように、キャパシタC1とスイッチSW2との間に、キャパシタC3が直列に接続され、電池スタック210の低電位側とスイッチSW2との間に、抵抗R3が直列に接続されていてもよい。この場合、電圧Vo=Vi×C2C3/(C1C2+C2C3+C3C1)となる。また、キャパシタC2を外して、キャパシタC1及びキャパシタC3だけを接続してもよい。
電圧検出装置30は、図4に破線で示すように、キャパシタC1とスイッチSW2との間に、キャパシタC3が直列に接続され、電池スタック210の低電位側とスイッチSW2との間に、抵抗R3が直列に接続されていてもよい。この場合、電圧Vo=Vi×C2C3/(C1C2+C2C3+C3C1)となる。また、キャパシタC2を外して、キャパシタC1及びキャパシタC3だけを接続してもよい。
以上説明した第3実施形態及びその変形例によれば、第1実施形態の(1)と同様の効果を奏するとともに、以下の効果を奏する。
(7)スイッチSW1及びSW2をオン、スイッチSW3及びSW4をオフにすると、キャパシタC1がC1とC2との比で電圧Viを分圧した電圧Voに充電される。そして、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオンにすると、キャパシタC1の充電電圧をA/D変換器300により検出できる。よって、キャパシタC2を抵抗R2とした場合よりも、更に簡易な構成で電池スタック210の電圧Viを検出できる。
(8)A/D変換器300の入力電圧の上限値Vlと、電池スタック210の最大電圧Vmとの比に基づいて、C1及びC2を設定することにより、キャパシタC1の最大充電電圧を上限値Vlに近づけ、電池スタック210の電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(9)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1である場合は、C1とC2とを等しく設定することにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(10)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも小さい場合は、C1をC2よりも大きくすることにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(11)上限値Vlが最大電圧Vmの2分の1よりも大きい場合は、C1をC2よりも小さくすることにより、電池スタック210の電圧Viが最大の場合でも、電圧ViをA/D変換器300の入力範囲に降圧できる。そうすることで、電圧Voの最大値を上限値Vlに近づけて、電圧Viの検出精度を高くすることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る電圧検出装置40について、第3実施形態に係る電圧検出装置30と異なる点を、図5を参照して説明する。
次に、第4実施形態に係る電圧検出装置40について、第3実施形態に係る電圧検出装置30と異なる点を、図5を参照して説明する。
電圧検出装置40は、電圧検出装置30の構成に加えて、抵抗R5とスイッチSW5との直列体を備える。詳しくは、抵抗R5の第1端とキャパシタC2の第1端とが接続され、スイッチSW5の第2端とキャパシタC1の第2端とが接続されている。すなわち、抵抗R5とスイッチSW5との直列体は、直列接続されたキャパシタC2及びC1に並列に接続されている。スイッチSW5の第1端とキャパシタC2の第1端とが接続され、抵抗R5の第2端とキャパシタC1の第2端とが接続されていてもよい。
次に、電圧検出装置40の動作について説明する。<キャパシタC1の充電>、<キャパシタC1の保持>、<充電電圧の検出>、<待機>は、スイッチSW5をオフにし、スイッチSW1〜4を実施形態3と同様に操作して行う。
<キャパシタC1の放電>
充電電圧の検出後、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオンにする。このようにすると、キャパシタC1及びC2に充電されている電荷が抵抗R5へ流れて、キャパシタC1及びC2の充電電圧は0となる。その後、スイッチSW1〜5をオフにして、待機状態にする。すなわち、本実施形態では、キャパシタC1及びC2を再度充電する前に放電させるため、キャパシタC1及びC2の充電電圧はリセットされる。なお、電圧検出装置40についても、電圧検出装置30と同様の変形例を適用できる。
充電電圧の検出後、スイッチSW1及びSW2をオフ、スイッチSW3及びSW4をオン、スイッチSW5をオンにする。このようにすると、キャパシタC1及びC2に充電されている電荷が抵抗R5へ流れて、キャパシタC1及びC2の充電電圧は0となる。その後、スイッチSW1〜5をオフにして、待機状態にする。すなわち、本実施形態では、キャパシタC1及びC2を再度充電する前に放電させるため、キャパシタC1及びC2の充電電圧はリセットされる。なお、電圧検出装置40についても、電圧検出装置30と同様の変形例を適用できる。
以上説明した第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を奏する。さらに、抵抗R5とスイッチSW5との直列体を備えることにより、キャパシタC1及びC2に充電された電荷を放電できる。そのため、電圧検出装置40に断線異常が発生したときに、断線異常を検出できる。
(第4実施形態の変形例)
スイッチSW5をオンにして<キャパシタC1の充電>を行ってもよい。このようにすると、電圧Viが抵抗R1とR5で分圧された電圧Vi×R5/(R1+R5)が、さらにキャパシタC1とC2とで分圧されて、電圧Vo=Vi×(R5/(R1+R5))×(C2/(C1+C2))となる。すなわち、スイッチSW5をオンにして<キャパシタC1の充電>を行うと、抵抗R5は、第1実施形態の抵抗R2と同じ役割をする。
スイッチSW5をオンにして<キャパシタC1の充電>を行ってもよい。このようにすると、電圧Viが抵抗R1とR5で分圧された電圧Vi×R5/(R1+R5)が、さらにキャパシタC1とC2とで分圧されて、電圧Vo=Vi×(R5/(R1+R5))×(C2/(C1+C2))となる。すなわち、スイッチSW5をオンにして<キャパシタC1の充電>を行うと、抵抗R5は、第1実施形態の抵抗R2と同じ役割をする。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る電圧検出装置50について、図6を参照して説明する。電圧検出装置50は、2つの電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を同時に検出する。電圧検出装置50は、抵抗R11〜13、スイッチSW11〜16、キャパシタC11〜14、及びA/D変換器310を備える。
次に、第5実施形態に係る電圧検出装置50について、図6を参照して説明する。電圧検出装置50は、2つの電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を同時に検出する。電圧検出装置50は、抵抗R11〜13、スイッチSW11〜16、キャパシタC11〜14、及びA/D変換器310を備える。
抵抗R11とスイッチSW11との直列体は、電池スタック210の高電位側とキャパシタ13の第1端とに接続されている。抵抗R12とスイッチSW12との直列体は、電池スタック210の低電位側及び電池スタック220の高電位側と、キャパシタ11の第2端及びキャパシタC12の第1端とに接続されている。抵抗R13とスイッチSW13との直列体は、電池スタック220の低電位側とキャパシタ14の第2端とに接続されている。
また、キャパシタC13の第2端とキャパシタC11の第1端とが接続されている。すなわち、キャパシタC11とキャパシタC13は、電池スタック210に対して直列に接続されている。キャパシタC11の第1端とX端子との間には、スイッチSW14が接続されている。
また、キャパシタC11の第2端とキャパシタC12の第1端とが接続されている。キャパシタC12の第1端とY端子との間には、スイッチSW15が接続されている。
また、キャパシタC12の第2端とキャパシタC14の第1端とが接続されている。すなわち、キャパシタC12とキャパシタC14は、電池スタック220に対して直列に接続されている。キャパシタC14の第1端とZ端子との間には、スイッチSW16が接続されている。
A/D変換器310は入力用の2つのチャンネルCH1,CH2、及びG端子(接地端子)を備え、チャンネルCH1,CH2に入力された電圧を同時あるいは順次に検出できる。X端子、Y端子、及びZ端子は、A/D変換器310のチャンネルCH1,CH2、及びG端子のいずれかに接続される。
なお、本実施形態では、キャパシタC11及びC12が第1キャパシタ、キャパシタC13及びC14が第2キャパシタ、抵抗R11〜R13が第1抵抗に相当する。また、スイッチSW11〜SW13が第1開閉器、スイッチSW14〜SW16が第2開閉器に相当する。
次に、電圧検出装置50の動作について説明する。
<キャパシタC11及びC12の充電>
スイッチSW11〜13をオン、スイッチSW14〜16をオフにすると、キャパシタC11〜14が充電される。そして、キャパシタC11の充電電圧とキャパシタC13の充電電圧の合計値が、電池スタック210の電圧Vi1となり、キャパシタC12の充電電圧とキャパシタC14の充電電圧の合計値が、電池スタック220の電圧Vi2となる。第3実施形態と同様に、キャパシタC11は、電圧Vo1=Vi1×C13/(C11+C13)に充電され、キャパシタC12は、電圧Vo2=Vi2×C14/(C12+C14)に充電される。
スイッチSW11〜13をオン、スイッチSW14〜16をオフにすると、キャパシタC11〜14が充電される。そして、キャパシタC11の充電電圧とキャパシタC13の充電電圧の合計値が、電池スタック210の電圧Vi1となり、キャパシタC12の充電電圧とキャパシタC14の充電電圧の合計値が、電池スタック220の電圧Vi2となる。第3実施形態と同様に、キャパシタC11は、電圧Vo1=Vi1×C13/(C11+C13)に充電され、キャパシタC12は、電圧Vo2=Vi2×C14/(C12+C14)に充電される。
電圧Vi1,Vi2に対する電圧Vo1,Vo2の降圧比は、それぞれC11とC13との比、及びC12とC14との比できまる。第3実施形態と同様に、A/D変換器310の入力電圧の上限値Vlと電池スタック210及び220の最大電圧Vmとの比に基づいて、C11とC13、及びC12とC14を設定する。
<キャパシタC11及びC12の保持>
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオフにする。このようにすると、キャパシタC11及びC12の充電電圧が保持される。
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオフにする。このようにすると、キャパシタC11及びC12の充電電圧が保持される。
<充電電圧の検出>
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオンにする。このようにすると、XY端子間には電圧Vo1が印加され、YZ端子間には電圧Vo2が印加される。よって、X〜Z端子とA/D変換器310とを接続することにより、電圧Vo1,Vo2が検出される。接続の仕方として、次の2パターンがある。
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオンにする。このようにすると、XY端子間には電圧Vo1が印加され、YZ端子間には電圧Vo2が印加される。よって、X〜Z端子とA/D変換器310とを接続することにより、電圧Vo1,Vo2が検出される。接続の仕方として、次の2パターンがある。
(接続パターン1)
X端子をチャンネルCH1、Y端子をチャンネルCH2、Z端子をG端子に接続する。このようにすると、チャンネルCH2では電圧Vo2が検出され、チャンネルCH1では電圧Vo1+Vo2が検出される。よって、チャンネルCH1からチャンネルCH2を引くことにより、電圧Vo1が検出される。
X端子をチャンネルCH1、Y端子をチャンネルCH2、Z端子をG端子に接続する。このようにすると、チャンネルCH2では電圧Vo2が検出され、チャンネルCH1では電圧Vo1+Vo2が検出される。よって、チャンネルCH1からチャンネルCH2を引くことにより、電圧Vo1が検出される。
接続パターン1では、接続を繋ぎ替えないで、電圧Vo1及びVo2を同時に検出できるため、計測時間を短くすることができる。ただし、Vo1の最大値とVo2の最大値との和が上限値Vlを超えないように、キャパシタC11とC13の容量、及びキャパシタC12とC14の容量を設定しなければならない。
(接続パターン2)
まず、X端子をチャンネルCH1又はCH2、Y端子をG端子に接続して、電圧Vo1を検出する。その後、Y端子をチャンネルCH1又はCH2、Z端子をG端子に接続して、電圧Vo2を検出する。
まず、X端子をチャンネルCH1又はCH2、Y端子をG端子に接続して、電圧Vo1を検出する。その後、Y端子をチャンネルCH1又はCH2、Z端子をG端子に接続して、電圧Vo2を検出する。
接続パターン2では、2つの電池スタック210,220の電圧を検出する際に、接続を繋ぎ替えるためのスイッチが更に必要になるが、電圧Vo1及びVo2の両方を直接検出するため、分解能を高くでき、算出もする必要がない。よって、高精度に電圧Vo1及びVo2を検出できる。
<待機>
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオフにすると、待機状態となる。このとき、キャパシタC11及びC12は充電電圧が保持されたままとなる。この後、上記手順を繰り返して、電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を繰り返し検出する。
次に、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオフにすると、待機状態となる。このとき、キャパシタC11及びC12は充電電圧が保持されたままとなる。この後、上記手順を繰り返して、電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を繰り返し検出する。
接続パターン1で、電池スタック230,240の電圧を検出する場合、キャパシタC11及びC12の充電電圧の極性が逆になるので、A/D変換器310の接続も逆にする。具体的には、X端子をG端子、Y端子をチャンネルCH2、Z端子をチャンネルCH1に接続する。また、接続パターン2で、電池スタック230,240の電圧を検出する場合、まず、X端子をG端子、Y端子をチャンネルCH1又はCH2に接続して、電池スタック240の電圧を検出する。その後、Y端子をG端子、Z端子をチャンネルCH1又はCH2に接続して、電池スタック230の電圧を検出する。さらに、電池スタック250,260の電圧を検出する場合、キャパシタC11及びC12の充電電圧の極性は、電池スタック210,220の電圧検出時と同じ極性になるので、電池スタック210,220の電圧検出時と同様に接続する。このように、どちらの接続パターンでも、2つの電池スタックの電圧を検出する度に、X,Y,Z端子とA/D変換器310との接続を逆にすることにより、電池スタック250,260以降の電池スタックの電圧も順次検出できる。なお、電圧検出装置50についても、電圧検出装置30と同様の変形例を適用できる。
以上説明した第5実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を奏する。さらに、電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を同時に検出できる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態に係る電圧検出装置60について、第5実施形態に係る電圧検出装置50と異なる点を、図7を参照して説明する。電圧検出装置60は、電圧検出装置50の構成に加えて、抵抗R14とスイッチSW17との直列体、及び抵抗R15とスイッチSW18との直列体を備える。抵抗R14とスイッチSW17との直列体は、第4実施形態に係る電圧検出装置40と同様に、キャパシタC11及びC13に充電された電荷を放電させる経路となる。同様に、抵抗R15とスイッチSW18は、キャパシタC12及びC14に充電された電荷を放電させる経路となる。
次に、第6実施形態に係る電圧検出装置60について、第5実施形態に係る電圧検出装置50と異なる点を、図7を参照して説明する。電圧検出装置60は、電圧検出装置50の構成に加えて、抵抗R14とスイッチSW17との直列体、及び抵抗R15とスイッチSW18との直列体を備える。抵抗R14とスイッチSW17との直列体は、第4実施形態に係る電圧検出装置40と同様に、キャパシタC11及びC13に充電された電荷を放電させる経路となる。同様に、抵抗R15とスイッチSW18は、キャパシタC12及びC14に充電された電荷を放電させる経路となる。
次に、電圧検出装置60の動作について説明する。<キャパシタC11及びC12の充電>、<キャパシタC11及びC12の保持>、<充電電圧の検出>、<待機>は、スイッチSW17及びSW18をオフにし、スイッチSW11〜16を第5実施形態と同様に操作して行う。
<キャパシタC11及びC12の放電>
充電電圧の検出後、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオン、スイッチSW17及びSW18をオンにする。このようにすると、キャパシタC11及びC13に充電されている電荷が抵抗R14へ流れて、キャパシタC11及びC13の充電電圧は0となる。同様に、キャパシタC12及びC14に充電されている電荷が抵抗R15へ流れて、キャパシタC12及びC14の充電電圧は0となる。その後、待機状態にする。すなわち、本実施形態では、第4実施形態と同様に、キャパシタC11及びC12を再度充電する前に放電させる。なお、電圧検出装置60についても、電圧検出装置40及び50と同様の変形例を適用できる。
充電電圧の検出後、スイッチSW11〜13をオフ、スイッチSW14〜16をオン、スイッチSW17及びSW18をオンにする。このようにすると、キャパシタC11及びC13に充電されている電荷が抵抗R14へ流れて、キャパシタC11及びC13の充電電圧は0となる。同様に、キャパシタC12及びC14に充電されている電荷が抵抗R15へ流れて、キャパシタC12及びC14の充電電圧は0となる。その後、待機状態にする。すなわち、本実施形態では、第4実施形態と同様に、キャパシタC11及びC12を再度充電する前に放電させる。なお、電圧検出装置60についても、電圧検出装置40及び50と同様の変形例を適用できる。
以上説明した第6実施形態によれば、第5実施形態と同様の効果を奏する。さらに、キャパシタC11〜14に充電された電荷を放電できるため、電圧検出装置60に断線異常が発生したときに、断線異常を検出できる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態に係る電圧検出装置70について、第5実施形態に係る電圧検出装置50と異なる点を、図8を参照して説明する。電圧検出装置70は、キャパシタC13及びC14の代わりに、抵抗R16及び抵抗R17を備えるとともに、スイッチSW17及びSW18を備える。
次に、第7実施形態に係る電圧検出装置70について、第5実施形態に係る電圧検出装置50と異なる点を、図8を参照して説明する。電圧検出装置70は、キャパシタC13及びC14の代わりに、抵抗R16及び抵抗R17を備えるとともに、スイッチSW17及びSW18を備える。
抵抗R16の第1端はスイッチSW11に接続され、抵抗R16の第2端はキャパシタC11の第2端に接続されている。そして、抵抗R16の第1端とキャパシタC11の第1端との間に、スイッチSW17が接続されている。すなわち、抵抗R16は、電池スタック210に対して、スイッチSW17を介してキャパシタC11と並列に接続されている。
また、抵抗R17の第1端は、キャパシタC12の第1端及び抵抗R16の第2端に接続され、抵抗R17の第2端はスイッチSW13に接続されている。そして、抵抗R17の第2端とキャパシタC12の第2端との間に、スイッチSW18が接続されている。すなわち、抵抗R17は、電池スタック220に対して、スイッチSW18を介してキャパシタC12と並列に接続されている。
なお、本実施形態では、キャパシタC11及びC12が第1キャパシタ、抵抗R11〜R13が第1抵抗、抵抗R16及び抵抗R17が第2抵抗に相当する。また、スイッチSW11〜SW13が第1開閉器、スイッチSW14〜SW16が第2開閉器、スイッチSW17及びSW18が第3開閉器に相当する。
電池スタック210の電圧Vi1と電池スタック220の電圧Vi2が等しい場合、抵抗R12には電流が流れない。その場合、キャパシタC11は、電池スタック210の電圧Vi1をR11とR16との比で分圧した電圧に充電される。また、キャパシタC12は、電池スタック220の電圧Vi2をR13とR17との比で分圧した電圧に充電される。よって、抵抗R11及びR16の抵抗値、抵抗R13及びR17の抵抗値は、第1実施形態と同様に、A/D変換器310の入力電圧の上限値Vlと、電池スタック210,220の最大電圧Vm1,Vm2との比に基づいて設定する。
<キャパシタC11及びC12の充電>、<待機>は、スイッチSW17及びSW18をオンにし、スイッチSW11〜16を第6実施形態と同様に操作して行う。また、<キャパシタC11及びC12の保持>、<充電電圧の検出>、<キャパシタC11及びC12の放電>は、スイッチSW11〜18を第6実施形態と同様に操作して行う。
なお、電池スタック210の電圧Vi1と電池スタック220の電圧Vi2とが異なる場合、抵抗R12には電流が流れるが、抵抗R12における電圧降下を算出して検出された電圧を補正できる。
以上説明した第7実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、電池スタック210,220の電圧Vi1,Vi2を同時に検出できる。
(参考例)
次に、参考例に係る電圧検出装置80について、図9を参照して説明する。電圧検出装置80では、スイッチSW21及びSW22をオン、スイッチSW23及びSW24をオフにして、キャパシタC21を電池スタック210の電圧Viに充電する。その後、スイッチSW21及びSW22をオフ、スイッチSW23及びSW24をオンにする。このようにすると、キャパシタC21の充電電圧が、抵抗R26及びR27の比で降圧されて、A/D変換器300に入力される。抵抗R26及びR27の抵抗値の比は、第1実施形態と同様に設定する。なお、抵抗R26及びR27の抵抗値を十分に大きくすれば、A/D変換器300による電圧検出時に、キャパシタC21の放電の影響を抑制できる。なお、キャパシタC21は、電池スタック210の電圧Viに充電されるため、キャパシタC21として、上記各実施形態よりも高耐圧のキャパシタを採用する。
(参考例)
次に、参考例に係る電圧検出装置80について、図9を参照して説明する。電圧検出装置80では、スイッチSW21及びSW22をオン、スイッチSW23及びSW24をオフにして、キャパシタC21を電池スタック210の電圧Viに充電する。その後、スイッチSW21及びSW22をオフ、スイッチSW23及びSW24をオンにする。このようにすると、キャパシタC21の充電電圧が、抵抗R26及びR27の比で降圧されて、A/D変換器300に入力される。抵抗R26及びR27の抵抗値の比は、第1実施形態と同様に設定する。なお、抵抗R26及びR27の抵抗値を十分に大きくすれば、A/D変換器300による電圧検出時に、キャパシタC21の放電の影響を抑制できる。なお、キャパシタC21は、電池スタック210の電圧Viに充電されるため、キャパシタC21として、上記各実施形態よりも高耐圧のキャパシタを採用する。
10,10b,20,30,40,50,60,70…電圧検出装置、300,310…A/D変換器、C1,C11,C12…第1キャパシタ、R1,R3,R11,R12,R13…第1抵抗、R2,R16,R17…第2抵抗、C2,C3,C13,C14…第2キャパシタ。
Claims (10)
- 電圧検出器(300,310)を備え、前記電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が大きい電池(210,220)の電圧を検出する電圧検出装置(10、10b,20,70)であって、
第1抵抗(R1,R3,R11,R12,R13)と第1開閉器(SW1,SW2,SW11,SW12,SW13)との直列体であって、前記電池に接続される直列体と、
前記直列体と前記電池との間に接続されている第2抵抗(R2,R16,R17)と、
前記電池に対して前記第2抵抗と並列に接続されている第1キャパシタ(C1,C11,C12)と、
前記第1キャパシタと前記電圧検出器との間に接続される第2開閉器(SW3,SW4,SW14,SW15,SW16)と、を備え、
前記第1キャパシタは、前記第1開閉器が閉状態且つ前記第2開閉器が開状態のときに充電され、
前記電圧検出器は、前記第1開閉器が開状態且つ前記第2開閉器が閉状態のときに、前記第1キャパシタの充電電圧を検出することを特徴とする電圧検出装置。 - 電圧検出器(300,310)を備え、前記電圧検出器の入力電圧の上限よりも最大電圧が大きい電池(210,220)の電圧を検出する電圧検出装置(30,40,50,60)であって、
第1抵抗(R1,R3,R11,R12,R13)と第1開閉器(SW1,SW2,SW11,SW12,SW13)との直列体であって、前記電池に接続される直列体と、
前記直列体に第1端が接続されている第2キャパシタ(C2,C3,C13,C14)と、
前記電池に対して前記第2キャパシタと直列に接続されており、前記第2キャパシタの第2端が接続されている第1キャパシタ(C1,C11,C12)と、
前記第1キャパシタと前記電圧検出器との間に接続される第2開閉器(SW3,SW4,SW14,SW15,SW16)と、を備え、
前記第1キャパシタは、前記第1開閉器が閉状態且つ前記第2開閉器が開状態のときに充電され、
前記電圧検出器は、前記第1開閉器が開状態且つ前記第2開閉器が閉状態のときに、前記第1キャパシタの充電電圧を検出することを特徴とする電圧検出装置。 - 前記第1抵抗及び前記第2抵抗の抵抗値を、前記電圧検出器の入力電圧の上限と前記電池の最大電圧との比に基づいて設定する請求項1に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1の場合は、前記第1抵抗及び前記第2抵抗の抵抗値を等しく設定する請求項3に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1よりも小さい場合は、前記第1抵抗の抵抗値を前記第2抵抗の抵抗値よりも大きく設定する請求項3に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1よりも大きい場合は、前記第1抵抗の抵抗値を前記第2抵抗の抵抗値よりも小さく設定する請求項3に記載の電圧検出装置。
- 前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタの容量を、前記電圧検出器の入力電圧の上限と前記電池の最大電圧との比に基づいて設定する請求項2に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1の場合は、前記第1キャパシタ及び前記第2キャパシタの容量を等しく設定する請求項7に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1よりも小さい場合は、前記第1キャパシタの容量を前記第2キャパシタの容量よりも大きく設定する請求項7に記載の電圧検出装置。
- 前記入力電圧の上限が前記最大電圧の2分の1よりも大きい場合は、前記第1キャパシタの容量を前記第2キャパシタの容量よりも小さく設定する請求項7に記載の電圧検出装置。
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