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JP2016097168A - 関節機能回復装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、製造コストを低減するとともに、操作も容易な関節機能回復装置を提供する。
【解決手段】第1架体10は第1、第2側板13によって第2架体30挿設用の制限溝が画定され、制限溝に中軸21、第1軸22が横設され、第1、第2側板に当止ピン25着脱用の角度調整孔群が設けられ、制御桿31は一端縁にラチェット歯車32と係合可能な係止歯42が設けられ、他端縁が制限溝から突出して操縦用の操縦部43に形成され、弾性部材50は制御桿に弾性力を与え、係止歯をラチェット歯車と随時噛合するよう付勢して第2架体が中軸を支点に当止ピンに向かって単方向にのみ回転し位置決めされるよう制御し、係合機構は主に第1架体に係止ブロックが設けられ、操縦部によって係止歯が強制的にラチェット歯車から離れた位置のとき、第2架体が中軸を支点に空回転可能に該係止ブロックが切替的に制御桿の当該位置への位置決めを支持する。
【選択図】図4

Description

本発明は、関節の動く角度を固定又は制限する関節機能回復装置に関する。
従来の関節機能回復装置は、台湾出願第098219410号の「膝関節固定器之調整装置」、台湾出願第097220383号の「関節支架調整装置」、台湾出願第096210485号の「膝関節固定器之定位結構」等の先行出願に開示されている通りである。
台湾出願第098219410号 台湾出願第097220383号 台湾出願第096210485号
しかしながら、これらの先行出願における構造は非常に複雑であるため、製造コストを効果的に低減することができず、操作も不便である。
そこで、本願発明者は、上記先行出願の問題を解決するため、継続して構想し、研究して、本発明を創作した。
本発明に係る関節機能回復装置は、すくなくとも、第1架体と、第2架体と、制御桿と、弾性部材と、を含み、前記第1架体は、第1側板及び第2側板によって制限溝が画定され、前記制限溝において中軸及び第1軸が横設され、前記第1側板及び前記第2側板に当止ピンを着脱するための角度調整孔群が設けられ、前記第2架体は、前記制限溝に挿設されるラチェット歯車が設けられ、前記ラチェット歯車の中心に前記中軸を挿通させるための中孔を有し、前記ラチェット歯車の外周に外歯部が環状に設けられ、前記制御桿は、前記制限溝に挿設され、且つ、一端縁に前記ラチェット歯車の外歯部と係合可能な係止歯が設けられ、他端縁が操縦するための操縦部に形成され、さらに前記係止歯と前記操縦部との間に第1軸を挿通させるための第1孔が設けられ、前記弾性部材は、前記制限溝において組設され、前記制御桿に弾性力を与えることができ、前記係止歯を前記ラチェット歯車の外歯部と随時噛合するように付勢して、前記第2架体が前記中軸を支点に前記当止ピンに向かって単方向にのみ回転し位置決めされるように制御する。
また、関節機能回復装置はさらに係合機構を含み、前記係合機構は、主に前記第1架体に係止ブロックが設けられ、前記操縦部によって強制的に前記係止歯が前記ラチェット歯車から離れた位置にあるとき、前記第2架体が前記中軸を支点に空回転できるように、前記係止ブロックが切替的に前記制御桿が当該位置に位置決めされることを支持できる。
本発明に係るこれらの装置においては、上記先行出願における構造配置を大幅に簡素化することができる。そのため、工数の大幅な削減と効率の向上によって経済原則に適合し、新規機能を満たして、上記先行出願における問題を解消することができる。また、本発明に係るこれらの装置においては、操縦の利便性を大きく向上させることができる。よって、これらは、確かに関節機能回復装置における新規な技術である。
本発明の分解説明図である。 本発明の組立外観を示す図である。 本発明の実施状態を示す図である。 本発明の関節が当初屈曲位置にあるときの実施状態を示す図である。 本発明の関節が伸展し始めたときの実施状態を示す図である。 本発明の関節が伸展して位置決めされたときの実施状態を示す図である。 本発明の関節が復位しようとするときの実施状態を示す図である。 本発明の係合機構が、制御桿がラチェット歯車から離れることを支持する実施状態を示す図である。 本発明の係合機構が開放される実施状態を示す図である。
図3及び図4に示すように、本発明に係る関節機能回復装置Aは、一対となってベルトBによって患者の関節に装着され、患者の関節の機能回復のために用いられる。図1、図2、図3及び図4を参照されたい。該関節機能回復装置Aは、少なくとも以下を含む。
第1架体10は、固定桿11の前端縁の両側に第1側板12及び第2側板13が対応して配置され、且つ複数の第1ロックピン111によって互いに固定されている。第1側板12及び第2側板13によって制限溝14が画定される。第1側板12、第2側板13には、制限溝14の中央において中軸21を横設するための中孔121、131が設けられ、また、中軸21に対する後方上縁に第1軸22を横設するための第1孔122、132が設けられ、そして、第1軸22に対する下方に第2軸23を横設するための第2孔123、133が設けられ、さらに、第2軸23に対する下方に第3軸24を横設するための第3孔124、134が設けられている。また、該第1側板12、第2側板13には、中軸21に対する前方上縁に当止ピン25の位置を切り替えるための角度調整孔群が設けられ、該角度調整孔群は、第1側板12に複数の挿入孔125が貫設され、第2側板13にこれと対応した螺孔135が設けられ、当止ピン25を所定の挿入孔125を挿通させて対応した螺孔135と螺合させることによって、該当止ピン25が制限溝14に横設されて、後述する第2架体30の角度の調整に供される。また、上記第2側板13には吊り上げるために用いられる耳金136が設けられている。
第2架体30は、可動桿31の後端縁に複数の第2ロックピン311を用いてラチェット歯車32が配置され、ラチェット歯車32は制限溝14中に挿設可能である。ラチェット歯車32の中心には中軸21を挿通させるための中孔33を有し、ラチェット歯車32の外周には外歯部34が環状に設けられている。
制御桿40は、制限溝14中に挿設され、底端縁にラチェット歯車32の外歯部34と噛合可能な係止歯42が設けられ、頂端縁が制限溝14から突出して使用者が操縦するための操縦部43に形成され、さらに係止歯42と操縦部43との間に第1軸22を挿通させるための第1孔41が設けられ、且つ係止歯42から第1軸22までの寸法が第1軸22から操縦部43までの寸法より小さくなるように制御される。
弾性部材50は、制限溝14中の第2軸23に巻回され、第3軸24に当接する第1抑え脚51及び制御桿40の底縁に弾性力を与えられる第2押え脚52を有し、係止歯42をラチェット歯車32の外歯部34と随時噛合するように付勢する。図4、図5及び図6に示すように、これによって、第2架体30が中軸21を支点に当止ピン25に向かって時計回りに単方向にのみ回転でき、第2架体30が当止ピン25に当接すると該角度に位置決めされるように制御され、患者の関節の伸展筋伸ばし固定のために供される。
係合機構60は、主に第1架体10に係止ブロック65が設けられ、操縦部43によって係止歯42が強制的にラチェット歯車32の外歯部34から離れた位置にあるとき、第2架体30が中軸を支点に空回転できるように、該係止ブロック65は切替的に制御桿40が当該位置に位置決めされるように支持する。具体的には、係合機構60は、制御桿40、第1側板12に互いに対応している組立孔61、ガイド溝62が設けられ、且つガイドピン63がガイド溝62を挿通して組立孔61に固設され、制御桿40によってガイドピン63がガイド溝に沿って移動できるようになっている。また、第1側板12の外側にピン部材64によって係止ブロック65が枢設され、該係止ブロック65は係止溝651を有する。図6及び図7に示すように、操縦部43によって強制的に係止歯42がラチェット歯車32の外歯部34から離れた位置にあるとき、該係止ブロック65の係止溝651がピン部材64を回って揺動的にガイドピン63に係入でき、切替的に制御桿40が当該位置に位置決めされることを支持することによって、第2架体30が中軸21を支点に空回転でき、関節が屈曲復位できるようにする。復位完了後は、図8及び図9に示すように、制御桿40又は係止ブロック65を操作することによって、係止溝651にガイドピン63を開放させ、係止歯42を弾性部材50の働きによってラチェット歯車32の外歯部34と再度噛合させて、患者が関節の伸展筋伸ばし動作を繰り返すことができるようにする。とりわけ、本発明においては、係止ブロック65の任意回転を防止するために、第1側板12に係止ブロック65の偏転を制止できる制止ピン66を設けても良い。
これによって、本発明は少なくとも以下の特長を有する。
一、本発明は、第1軸22、係止歯42及び操縦部43を有する制御桿40のみによる全体構造配置であるので、上記先行出願における複雑な構造を大幅に簡素化することができ、革命的な高度創作及び経済効果を発揮し、製造効率を産業利用により適したものとすることができる。
二、本発明は、制御桿40の操縦及び係合機構60の係止ブロック65の切替えのみによって、全体の操縦を完成することができ、非常に便利である。
三、本発明は、係止歯42から第1軸22までの寸法が第1軸22から操縦部43までの寸法より小さいので、力を省けるという特長を有することは明らかである。従って、操作上上記先行出願より遥かに便利である。
以上のように、本発明の全体配置は、確かに従来技術における構造が複雑で操縦しくいという問題を解消することができ、技術思想の高度な創作であるので、特許出願要件を満たしており、法に従って出願をする。なお、以上の記載は、本発明の一の好適な実施例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の特許請求の範囲に対する均等変更や修飾等は、いずれも本発明の範囲に含まれる。
A 関節機能回復装置
A ベルト
10 第1架体
11 固定桿
111 第1ロックピン
12 第1側板
13 第2側板
121、131 中孔
122、132 第1孔
123、133 第2孔
124、134 第3孔
125 挿入孔
135 螺孔
136 耳金
14 制限溝
21 中軸
22 第1軸
23 第2軸
24 第3軸
25 当止ピン
30 第2架体
31 可動桿
311 第2ロックピン
32 ラチェット歯車
33 中孔
34 外歯部
40 制御桿
41 第1孔
42 係止歯
43 操縦部
50 弾性部材
51 第1押え脚
52 第2押え脚
60 係合機構
61 組立孔
62 ガイド溝
63 ガイドピン
64 ピン部材
65 係止ブロック
651 係止溝
66 制止ピン

Claims (7)

  1. 関節機能回復装置であって、
    すくなくとも、第1架体と、第2架体と、制御桿と、弾性部材と、を含み、
    前記第1架体は、第1側板及び第2側板によって制限溝が画定され、前記制限溝において中軸及び第1軸が横設され、前記第1側板及び前記第2側板に当止ピンを着脱するための角度調整孔群が設けられ、
    前記第2架体は、前記制限溝に挿設されるラチェット歯車が設けられ、前記ラチェット歯車の中心に前記中軸を挿通させるための中孔を有し、前記ラチェット歯車の外周に外歯部が環状に設けられ、
    前記制御桿は、前記制限溝に挿設され、且つ、一端縁に前記ラチェット歯車の外歯部と係合可能な係止歯が設けられ、他端縁が操縦するための操縦部に形成され、さらに前記係止歯と前記操縦部との間に前記第1軸を挿通させるための第1孔が設けられ、
    前記弾性部材は、前記制限溝において組設され、前記制御桿に弾性力を与えることができ、前記係止歯を前記ラチェット歯車の外歯部と随時噛合するように付勢して、前記第2架体が前記中軸を支点に前記当止ピンに向かって単方向にのみ回転し位置決めされるように制御する
    関節機能回復装置。
  2. 請求項1に記載の関節機能回復装置であって、
    さらに、前記第1架体に係止ブロックが設けられ、前記操縦部によって強制的に前記係止歯が前記ラチェット歯車から離れた位置にあるとき、前記第2架体が前記中軸を支点に空回転できるように、前記係止ブロックが切替的に前記制御桿が当該位置に位置決めされることを支持できる
    関節機能回復装置。
  3. 請求項2に記載の関節機能回復装置であって、
    係合機構は、さらに前記制御桿、前記第1側板に互いに対応している組立孔、ガイド溝が設けられ、ガイドピンが前記ガイド溝を挿通して前記組立孔に固設されることによって、前記制御桿によって前記ガイドピンが前記ガイド溝に沿って移動でき、前記第1側板の外側にピン部材によって係止ブロックが枢設され、前記係止ブロックが係止溝を有し、前記操縦部によって強制的に前記係止歯が前記ラチェット歯車の外歯部から離れた位置にあるとき、前記係止ブロックの係止溝が前記ピン部材を回って揺動的に前記ガイドピンに係入でき、切替的に前記制御桿が当該位置に位置決めされることを支持する
    関節機能回復装置。
  4. 請求項3に記載の関節機能回復装置であって、
    前記第1側板に、前記係止ブロックの偏転を制止できる制止ピンが設けられている
    関節機能回復装置。
  5. 請求項1、2又は3に記載の関節機能回復装置であって、
    前記制御桿はさらに前記係止歯から前記第1軸までの寸法が前記第1軸から前記操縦部までの寸法より小さくなるように制御される
    関節機能回復装置。
  6. 請求項1、2又は3に記載の関節機能回復装置であって、
    前記第1架体は、固定桿の前端縁の両側に対応して前記第1側板及び前記第2側板が固設され、前記第2架体は、可動桿の後端縁に前記ラチェット歯車が固設され、
    前記第1側板及び前記第2側板には、前記制限溝の中央において前記中軸を横設するための中孔が設けられ、前記中軸に対する後方上縁に前記第1軸を横設するための第1孔が設けられ、前記第1軸に対する下方に第2軸を横設するための第2孔が設けられ、前記第2軸に対する下方に第3軸を横設するための第3孔が設けられ、
    前記弾性部材は、前記制限溝中の前記第2軸に巻回され、前記第3軸に当接する第1押さ脚及び前記制御桿の底縁に弾性力を与えられる第2押え脚を有する
    関節機能回復装置。
  7. 請求項6に記載の関節機能回復装置であって、
    前記第1側板及び前記第2側板には、前記中軸に対する前方上縁に前記当止ピンの位置を切り替えるための前記角度調整孔群が設けられ、前記角度調整孔群は、前記第1側板に複数の挿入孔が貫通され、前記第2側板に前記挿入孔と対応して螺孔が設けられ、前記当止ピンが所定の前記挿入孔を挿通して対応した前記螺孔と螺合することによって、前記当止ピンが前記制限溝に横設され、前記第2架体の角度調整のために供される
    関節機能回復装置。
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